JPH09180661A - X線管 - Google Patents
X線管Info
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- JPH09180661A JPH09180661A JP34107695A JP34107695A JPH09180661A JP H09180661 A JPH09180661 A JP H09180661A JP 34107695 A JP34107695 A JP 34107695A JP 34107695 A JP34107695 A JP 34107695A JP H09180661 A JPH09180661 A JP H09180661A
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- JP
- Japan
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- collimator
- ray
- rays
- thin tube
- anode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線管において平行又はほぼ平行なX線を効
率よく取り出すようにすること。 【解決手段】 X線33を取り出すことができるX線管
10において、前記X線管10の外筒15を貫通するよ
うに細管束コリメータ20を配置し、前記X線管10内
で発生したX線32を該細管束コリメータ20により平
行又はほぼ平行にして外部に取り出すことを特徴とする
X線管10。
率よく取り出すようにすること。 【解決手段】 X線33を取り出すことができるX線管
10において、前記X線管10の外筒15を貫通するよ
うに細管束コリメータ20を配置し、前記X線管10内
で発生したX線32を該細管束コリメータ20により平
行又はほぼ平行にして外部に取り出すことを特徴とする
X線管10。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線管に関し、特
に平行又はほぼ平行なX線を効率的に取り出すことがで
きるX線管に関するものである。
に平行又はほぼ平行なX線を効率的に取り出すことがで
きるX線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線回折法においては、結晶に投射した
X線が規則正しく集合した原子によって散乱されブラッ
グの条件が成り立つ特定の方向に強い回折X線が生ずる
ことを基本としている。ブラッグの条件を(1) 式に示
す。 2dsin θ=nλ──(1) なお、dは原子の格子間隔であり、θは回折角であり、
λはX線の波長であり、nは反射次数である。回折対象
特性である格子間隔dの分析精度や分解能は、上記(1)
式から波長λと回折角θのバラツキに依存することがわ
かる。また、局所的な物性の変化を二次元的に分析する
ような場合には、格子間隔dの区間分解能も重要な性能
となる。
X線が規則正しく集合した原子によって散乱されブラッ
グの条件が成り立つ特定の方向に強い回折X線が生ずる
ことを基本としている。ブラッグの条件を(1) 式に示
す。 2dsin θ=nλ──(1) なお、dは原子の格子間隔であり、θは回折角であり、
λはX線の波長であり、nは反射次数である。回折対象
特性である格子間隔dの分析精度や分解能は、上記(1)
式から波長λと回折角θのバラツキに依存することがわ
かる。また、局所的な物性の変化を二次元的に分析する
ような場合には、格子間隔dの区間分解能も重要な性能
となる。
【0003】これらに対応して、結晶にX線を投射する
役目を持つX線源と光学系の特性値としては、回折角
θのバラツキと発散角 X線源エネルギー分布の均一
性X線の密度と密度分布 X線ビームの断面形状と
サイズなどがある。更に、前記二次元的分析において
は、X線ビームサイズの微小化が要求され、更に、分析
の迅速性や精度確保のために、X線のビームサイズに反
比例したX線密度が要求される。特定の波長のX線を使
用した分析では、モノクロメータの使用など様々な工夫
によってこの要求に対応している。一方、エネルギー分
散法では、白色X線が用いられるので、モノクロメータ
のような手法がないため、X線のビームサイズ微細化
と、それに比例した発散角の微細化に対しては、ピンホ
ールを用いる方法では焦点の微細化とコリメータを長く
することにより対応するのが一般的である。
役目を持つX線源と光学系の特性値としては、回折角
θのバラツキと発散角 X線源エネルギー分布の均一
性X線の密度と密度分布 X線ビームの断面形状と
サイズなどがある。更に、前記二次元的分析において
は、X線ビームサイズの微小化が要求され、更に、分析
の迅速性や精度確保のために、X線のビームサイズに反
比例したX線密度が要求される。特定の波長のX線を使
用した分析では、モノクロメータの使用など様々な工夫
によってこの要求に対応している。一方、エネルギー分
散法では、白色X線が用いられるので、モノクロメータ
のような手法がないため、X線のビームサイズ微細化
と、それに比例した発散角の微細化に対しては、ピンホ
ールを用いる方法では焦点の微細化とコリメータを長く
することにより対応するのが一般的である。
【0004】図4は従来のピンホールを用いる方法を示
す。図4において、X線管70の主要部は、熱陰極7
1、陽極72及び外筒73からなる。熱陰極71は、電
子線91を発生するものである。陽極72は、高電圧で
加速された電子線91の衝突によりX線92を発生させ
るものである。コリメータ80は筒状であり、コリメー
タ80の入口81は外筒73の開口部に付設されてい
る。コリメータ80の出口82は、ピンホールである。
このため、熱陰極71で発生した電子線91は高電圧で
加速されて陽極72に衝突する。陽極72では、X線9
2が電子線91により励起されて発生する。X線92
は、コリメータ80を通過すると平行又はほぼ平行なX
線93になる。
す。図4において、X線管70の主要部は、熱陰極7
1、陽極72及び外筒73からなる。熱陰極71は、電
子線91を発生するものである。陽極72は、高電圧で
加速された電子線91の衝突によりX線92を発生させ
るものである。コリメータ80は筒状であり、コリメー
タ80の入口81は外筒73の開口部に付設されてい
る。コリメータ80の出口82は、ピンホールである。
このため、熱陰極71で発生した電子線91は高電圧で
加速されて陽極72に衝突する。陽極72では、X線9
2が電子線91により励起されて発生する。X線92
は、コリメータ80を通過すると平行又はほぼ平行なX
線93になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、コリメータ80は、その形状が大きいので、X線管
70と一体化できない。更に、陽極72とコリメータ8
0の入口81との距離が長いので、X線92、93の距
離減衰が大きくなる。また、上述のように、X線93の
ビームの取り出しに必要な距離が該ビームの微細化にほ
ぼ反比例して長くなるため、X線92、93の距離減衰
によってX線93の取り出し効率の低下を避けることが
できないという欠点があった。したがって、本願発明の
目的は、上記従来例の欠点をなくし、平行又はほぼ平行
なX線を効率よく取り出すことができるX線管を提供す
ることである。
は、コリメータ80は、その形状が大きいので、X線管
70と一体化できない。更に、陽極72とコリメータ8
0の入口81との距離が長いので、X線92、93の距
離減衰が大きくなる。また、上述のように、X線93の
ビームの取り出しに必要な距離が該ビームの微細化にほ
ぼ反比例して長くなるため、X線92、93の距離減衰
によってX線93の取り出し効率の低下を避けることが
できないという欠点があった。したがって、本願発明の
目的は、上記従来例の欠点をなくし、平行又はほぼ平行
なX線を効率よく取り出すことができるX線管を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明の構成は、X線を取り出すことができるX
線管において、前記X線管の外筒を貫通するように細管
束コリメータを配置し、前記X線管内で発生したX線を
該細管束コリメータにより平行又はほぼ平行にして外部
に取り出すことである。上記本願発明の構成により、X
線管に細管束コリメータを内蔵させることによって、X
線発生部位と細管束コリメータの入口までの距離を縮小
させることができる。更に、細管束コリメータの長さ
は、従来のピンホールを用いたコリメータの長さより大
幅に短くなる。このため、X線の距離減衰を著しく減少
させ、平行又はほぼ平行なX線の取り出し効率を大幅に
高めることができる。
め、本願発明の構成は、X線を取り出すことができるX
線管において、前記X線管の外筒を貫通するように細管
束コリメータを配置し、前記X線管内で発生したX線を
該細管束コリメータにより平行又はほぼ平行にして外部
に取り出すことである。上記本願発明の構成により、X
線管に細管束コリメータを内蔵させることによって、X
線発生部位と細管束コリメータの入口までの距離を縮小
させることができる。更に、細管束コリメータの長さ
は、従来のピンホールを用いたコリメータの長さより大
幅に短くなる。このため、X線の距離減衰を著しく減少
させ、平行又はほぼ平行なX線の取り出し効率を大幅に
高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の第1の実施の
形態の断面構造を示す。図1において、真空引き組立型
X線管10の主要部は、熱陰極11、ローター12、外
筒15及び細管束コリメータ20からなる。真空引き組
立型X線管10は、図示しない真空ポンプにより真空引
きされつつ動作するようになっている。熱陰極11は、
電子線31を発生するものである。陽極(対陰極、ター
ゲット)13は、熱陰極11と陽極13間の高電圧(例
えば数十kV)で加速された電子線31の衝突によりX
線32を発生させるものである。ローター12の回転軸
14は回転可能に外筒15に支持され、ローター12の
側面が陽極13となる。なお、X線32の発生効率が低
く、陽極13での熱損失が大きいので、陽極13は、冷
却を容易にするため、上述のようにローター12の側面
に形成されている。陽極13のうち回転により電子線3
1のビーム下にきた部分が瞬間的に過熱され温度が上昇
する。ローター12の回転軸14は、図示しないモータ
ーにより毎分1万回程度回転させられる。また、回転軸
14と外筒15との間はオイルシールされている。
形態の断面構造を示す。図1において、真空引き組立型
X線管10の主要部は、熱陰極11、ローター12、外
筒15及び細管束コリメータ20からなる。真空引き組
立型X線管10は、図示しない真空ポンプにより真空引
きされつつ動作するようになっている。熱陰極11は、
電子線31を発生するものである。陽極(対陰極、ター
ゲット)13は、熱陰極11と陽極13間の高電圧(例
えば数十kV)で加速された電子線31の衝突によりX
線32を発生させるものである。ローター12の回転軸
14は回転可能に外筒15に支持され、ローター12の
側面が陽極13となる。なお、X線32の発生効率が低
く、陽極13での熱損失が大きいので、陽極13は、冷
却を容易にするため、上述のようにローター12の側面
に形成されている。陽極13のうち回転により電子線3
1のビーム下にきた部分が瞬間的に過熱され温度が上昇
する。ローター12の回転軸14は、図示しないモータ
ーにより毎分1万回程度回転させられる。また、回転軸
14と外筒15との間はオイルシールされている。
【0008】なお、陽極13の物質は、モリブデン(M
o)、銀(Ag)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、タン
グステン(W)等であり、陽極13で発生するX線32
は、白色X線(連続X線)又は陽極13の物質に固有な
特性X線である。細管束コリメータ20は、外筒15の
コリメータ固定用孔15aに固定されている。細管束コ
リメータ20の入口21は陽極13の近傍に配置され、
細管束コリメータ20の出口22は外筒15の外側に配
置されている。細管束コリメータ20は、長さが10〜
30mmであり、径が2〜3mmである。コリメータカ
バー16は細管束コリメータ20のうち外筒15の外側
に出ている部分を被うように外筒15に固定され、コリ
メータカバー16の窓17はベリリウム板等で形成され
ている。なお、外筒15は、X線を通さない材質(例え
ば銅合金等)で形成され、カバー状のもの及び一体に形
成された内側及び外側の細部構造を含む。なお、外筒1
5の上側は、図示しないステンレス製の外筒で被われて
いる。
o)、銀(Ag)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、タン
グステン(W)等であり、陽極13で発生するX線32
は、白色X線(連続X線)又は陽極13の物質に固有な
特性X線である。細管束コリメータ20は、外筒15の
コリメータ固定用孔15aに固定されている。細管束コ
リメータ20の入口21は陽極13の近傍に配置され、
細管束コリメータ20の出口22は外筒15の外側に配
置されている。細管束コリメータ20は、長さが10〜
30mmであり、径が2〜3mmである。コリメータカ
バー16は細管束コリメータ20のうち外筒15の外側
に出ている部分を被うように外筒15に固定され、コリ
メータカバー16の窓17はベリリウム板等で形成され
ている。なお、外筒15は、X線を通さない材質(例え
ば銅合金等)で形成され、カバー状のもの及び一体に形
成された内側及び外側の細部構造を含む。なお、外筒1
5の上側は、図示しないステンレス製の外筒で被われて
いる。
【0009】図3(a)は、上記細管束コリメータ20
を拡大して示し、図3(b)は細管束コリメータ20に
使用する細管23の断面構造を示す。図3において、細
管束コリメータ20は多数の細管23を束ねたものであ
る。細管23は、X線吸収係数の大きな素材(例えばセ
ラミック、鉛ガラス等)で形成されている。なお、24
は束ねた細管23を被う外皮である。細管束コリメータ
20の発散角αは、細管23の長さをL,細管23の内
径をDとすると、 tan α=D/L となる。なお、Lが50mmにて、Dは50μm程度ま
で工業的に量産可能である。細管23の断面積に対する
空孔部分の面積は40〜50%程度である。これを稠密
六角形に組付けると細管23と細管23の隙間も光路を
形成し、幾何学的な開口率は50〜60%となり、製作
誤差を考慮しても40%以上の開口率は確保できる。
を拡大して示し、図3(b)は細管束コリメータ20に
使用する細管23の断面構造を示す。図3において、細
管束コリメータ20は多数の細管23を束ねたものであ
る。細管23は、X線吸収係数の大きな素材(例えばセ
ラミック、鉛ガラス等)で形成されている。なお、24
は束ねた細管23を被う外皮である。細管束コリメータ
20の発散角αは、細管23の長さをL,細管23の内
径をDとすると、 tan α=D/L となる。なお、Lが50mmにて、Dは50μm程度ま
で工業的に量産可能である。細管23の断面積に対する
空孔部分の面積は40〜50%程度である。これを稠密
六角形に組付けると細管23と細管23の隙間も光路を
形成し、幾何学的な開口率は50〜60%となり、製作
誤差を考慮しても40%以上の開口率は確保できる。
【0010】以上の構成により、陽極13では、電子線
31により励起されてX線32が発生する。このX線3
2は、細管束コリメータ20の入口21から細管束コリ
メータ20に入ることによって細管束コリメータ20の
出口22から平行又はほぼ平行なX線33として出てく
る。このとき、細管束コリメータ20の入口21が陽極
13の近傍に配置されているので、X線32、33取り
出し距離が大幅に短縮される。このため、X線32、3
3の距離減衰が著しく減少する。更に、細管束コリメー
タ20の長さは、従来のピンホールを用いたコリメータ
の長さより大幅に短くなる。このため、X線32、33
の距離減衰を著しく減少させ、平行又はほぼ平行なX線
33の取り出し効率を大幅に高めることができる。
31により励起されてX線32が発生する。このX線3
2は、細管束コリメータ20の入口21から細管束コリ
メータ20に入ることによって細管束コリメータ20の
出口22から平行又はほぼ平行なX線33として出てく
る。このとき、細管束コリメータ20の入口21が陽極
13の近傍に配置されているので、X線32、33取り
出し距離が大幅に短縮される。このため、X線32、3
3の距離減衰が著しく減少する。更に、細管束コリメー
タ20の長さは、従来のピンホールを用いたコリメータ
の長さより大幅に短くなる。このため、X線32、33
の距離減衰を著しく減少させ、平行又はほぼ平行なX線
33の取り出し効率を大幅に高めることができる。
【0011】具体的に数値を挙げて従来例と比較すると
次のようになる。X線33の取り出しビーム径が1.7
mmであり、その発散角が0.32°の場合、X線管1
0の条件は次のようになる。 陽極13の大きさは1.7mm以下であり、細管束
コリメータ20は、長さLが17.9mmであり、細管
23の内径Dが0.1mmである。なお、陽極13か
ら細管束コリメータ20の入口21までの距離(無効距
離)は5mmとする。これに対し、上記図4の従来例で
は、同じくX線93の取り出しビーム径が1.7mmで
あり、その発散角が0.32°の場合、X線管70及び
コリメータ80の条件は次のようになる。 陽極72の大きさは1×1mmであり、コリメータ
80の出口82におけるピンホールの径は1.7mmで
あり、陽極72とコリメータ80の入口81との距離
(無効距離)は20mmであり、コリメータ80の長
さは220mmである。
次のようになる。X線33の取り出しビーム径が1.7
mmであり、その発散角が0.32°の場合、X線管1
0の条件は次のようになる。 陽極13の大きさは1.7mm以下であり、細管束
コリメータ20は、長さLが17.9mmであり、細管
23の内径Dが0.1mmである。なお、陽極13か
ら細管束コリメータ20の入口21までの距離(無効距
離)は5mmとする。これに対し、上記図4の従来例で
は、同じくX線93の取り出しビーム径が1.7mmで
あり、その発散角が0.32°の場合、X線管70及び
コリメータ80の条件は次のようになる。 陽極72の大きさは1×1mmであり、コリメータ
80の出口82におけるピンホールの径は1.7mmで
あり、陽極72とコリメータ80の入口81との距離
(無効距離)は20mmであり、コリメータ80の長
さは220mmである。
【0012】以上により、X線管10の従来例に対する
取り出しX線強度の向上は細管束コリメータの開口率を
仮に50%とした場合、次のようになる。 (20+220)2 /(19.7+5)2 ×0.5≒5
5倍 である。なお、従来例と同様に陽極13と細管束コリメ
ータ20の入口21との距離を20mmとした場合でも (20+220)2 /(19.7+20)2 ×0.5≒
20倍 となる。したがって、X線管10は、特に、コスト面か
ら消費電力を上げにくい場合でも、X線33のエネルギ
ーを大きくすることができる。
取り出しX線強度の向上は細管束コリメータの開口率を
仮に50%とした場合、次のようになる。 (20+220)2 /(19.7+5)2 ×0.5≒5
5倍 である。なお、従来例と同様に陽極13と細管束コリメ
ータ20の入口21との距離を20mmとした場合でも (20+220)2 /(19.7+20)2 ×0.5≒
20倍 となる。したがって、X線管10は、特に、コスト面か
ら消費電力を上げにくい場合でも、X線33のエネルギ
ーを大きくすることができる。
【0013】図2は、本願発明の第2の実施の形態の断
面構造を示す。図2において、封入型X線管40の主要
部は、熱陰極41、陽極42、外筒43及び細管束コリ
メータ50からなる。熱陰極41は、電子線61を発生
するものである。陽極42は、高電圧で加速された電子
線61の衝突によりX線62を発生させるものであり、
外筒43の陽極台座部43aに固定されている。なお、
陽極42の材質は上記陽極13の材質と同じである。細
管束コリメータ50は、上記細管束コリメータ20と同
様のものであり、外筒43のコリメータ固定用孔43c
に固定されている。細管束コリメータ50の入口51は
陽極42の近傍に配置され、細管束コリメータ50の出
口52は外筒43の外側に配置されている。
面構造を示す。図2において、封入型X線管40の主要
部は、熱陰極41、陽極42、外筒43及び細管束コリ
メータ50からなる。熱陰極41は、電子線61を発生
するものである。陽極42は、高電圧で加速された電子
線61の衝突によりX線62を発生させるものであり、
外筒43の陽極台座部43aに固定されている。なお、
陽極42の材質は上記陽極13の材質と同じである。細
管束コリメータ50は、上記細管束コリメータ20と同
様のものであり、外筒43のコリメータ固定用孔43c
に固定されている。細管束コリメータ50の入口51は
陽極42の近傍に配置され、細管束コリメータ50の出
口52は外筒43の外側に配置されている。
【0014】コリメータカバー44は細管束コリメータ
50のうち外筒43の外側に出ている部分を被うように
外筒43に固定され、コリメータカバー44の窓45は
ベリリウム板等で形成されている。なお、外筒43内に
て陽極台座部43a近傍に形成された冷却媒体通路43
b内を冷却媒体(例えば水)が流れることによって、陽
極42の熱を逃がすこができるので、陽極42の温度上
昇を許容範囲内に抑えることができる。なお、外筒43
の材質は、上記外筒15の材質と同じである。なお、外
筒43の上側は図示しないガラス製外筒で被われてい
る。
50のうち外筒43の外側に出ている部分を被うように
外筒43に固定され、コリメータカバー44の窓45は
ベリリウム板等で形成されている。なお、外筒43内に
て陽極台座部43a近傍に形成された冷却媒体通路43
b内を冷却媒体(例えば水)が流れることによって、陽
極42の熱を逃がすこができるので、陽極42の温度上
昇を許容範囲内に抑えることができる。なお、外筒43
の材質は、上記外筒15の材質と同じである。なお、外
筒43の上側は図示しないガラス製外筒で被われてい
る。
【0015】以上の構成により、上記第1の実施の形態
と同様に細管束コリメータ50の出口52から効率よく
平行又はほぼ平行なX線63を取り出すことができる。
なお、図2において二点鎖線で示す細管束コリメータ5
0a(前記細管束コリメータ50と同様のもの)は、上
記従来例と同様に外筒43の外側に配置されたものであ
る。なお、この場合、外筒43の開口部43dにベリリ
ウム等の窓46が形成されている。この場合は、細管束
コリメータ50aの入口51aとX線64を発生する陽
極42との距離(無効距離)が長くなるので、X線64
の距離減衰が大きくなる。このため、細管束コリメータ
50aの出口52aから平行又はほぼ平行なX線65の
取出し効率は本願発明より大幅に低下せざるを得ない。
なお、上記各実施の形態において、X線管内に可視光線
を内蔵し、この可視光線をコリメータから外部に取り出
すようにすると、X線照射方向を容易に可視光線で示す
ことができる。
と同様に細管束コリメータ50の出口52から効率よく
平行又はほぼ平行なX線63を取り出すことができる。
なお、図2において二点鎖線で示す細管束コリメータ5
0a(前記細管束コリメータ50と同様のもの)は、上
記従来例と同様に外筒43の外側に配置されたものであ
る。なお、この場合、外筒43の開口部43dにベリリ
ウム等の窓46が形成されている。この場合は、細管束
コリメータ50aの入口51aとX線64を発生する陽
極42との距離(無効距離)が長くなるので、X線64
の距離減衰が大きくなる。このため、細管束コリメータ
50aの出口52aから平行又はほぼ平行なX線65の
取出し効率は本願発明より大幅に低下せざるを得ない。
なお、上記各実施の形態において、X線管内に可視光線
を内蔵し、この可視光線をコリメータから外部に取り出
すようにすると、X線照射方向を容易に可視光線で示す
ことができる。
【0016】
【発明の効果】本願発明により細管束コリメータをX線
管に内蔵させることによりX線管から平行又はほぼ平行
なX線を取り出す効率を大幅に高めることができ、ま
た、X線回折の回折角の調節が容易になる。このため、
X線回折において、X線回折の分析精度を向上させるこ
とができるとともに、測定時間を短縮することができ
る。
管に内蔵させることによりX線管から平行又はほぼ平行
なX線を取り出す効率を大幅に高めることができ、ま
た、X線回折の回折角の調節が容易になる。このため、
X線回折において、X線回折の分析精度を向上させるこ
とができるとともに、測定時間を短縮することができ
る。
【図1】本願発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本願発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】前記各実施の形態に使用する細管束コリメータ
の説明図である。
の説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
10 X線管 13 陽極 15 外筒 20 細管束コリメータ 23 細管束コリメータの細管 32、33 X線 40 X線管 42 陽極 50 細管束コリメータ 62、63 X線
Claims (1)
- 【請求項1】 X線を取り出すことができるX線管にお
いて、 前記X線管の外筒を貫通するように細管束コリメータを
配置し、前記X線管内で発生したX線を該細管束コリメ
ータにより平行又はほぼ平行にして外部に取り出すこと
を特徴とするX線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34107695A JPH09180661A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | X線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34107695A JPH09180661A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | X線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09180661A true JPH09180661A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18343031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34107695A Pending JPH09180661A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | X線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09180661A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007287643A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Tomohei Sakabe | X線発生方法及びx線発生装置 |
| JP2016080607A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 浜松ホトニクス株式会社 | X線照射装置 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34107695A patent/JPH09180661A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007287643A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Tomohei Sakabe | X線発生方法及びx線発生装置 |
| JP2016080607A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 浜松ホトニクス株式会社 | X線照射装置 |
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