JPH09180981A - 反射防止膜及びその形成方法、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

反射防止膜及びその形成方法、並びに半導体装置の製造方法

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JPH09180981A
JPH09180981A JP33353795A JP33353795A JPH09180981A JP H09180981 A JPH09180981 A JP H09180981A JP 33353795 A JP33353795 A JP 33353795A JP 33353795 A JP33353795 A JP 33353795A JP H09180981 A JPH09180981 A JP H09180981A
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film
antireflection film
amorphous silicon
nitrogen
antireflection
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JP33353795A
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Inventor
Akira Tokui
晶 徳井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の反射防止膜では、短波長の露光光の散
乱を十分低減できず、レジストパターンを所望形状に形
成することができない。 【解決手段】 基板1上にゲート絶縁膜8を形成し、こ
のゲート絶縁膜8上にSiH4を原料ガスとしてCVD
法によりアモルファスシリコン膜9を形成した後、Si
4の原料ガスにNH3ガスを添加し、反射防止膜10と
なる窒素ドープトアモルファスシリコン膜を形成する。
このとき、反射防止膜10の反射率が10%以下となる
NH3ガスの流量を調節する。次にレジスト膜11を形
成し、露光光を照射する。このとき、反射防止膜10の
反射率は10%以下に設定されているので、レジスト膜
11は現像することによって所定形状のレジストパター
ン15となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の反射を抑える
反射防止膜の構造に関するものであり、またこの反射防
止膜の形成方法、さらにこの反射防止膜を用いた半導体
装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において
は、基板上に配線層を形成し、この配線上にレジスト膜
を塗布した後、所定の露光用光源を用いて所定パターン
をレジスト膜に露光する。その後、現像によって所定パ
ターンのレジストパターンが形成する。さらに、このレ
ジストパターンをマスクとして、基板上の配線層をエッ
チングするという工程が用いられていた。
【0003】しかしながら、下地の配線層などに段差が
ある場合、レジスト膜に所定のパターンを露光する際
に、下地の配線層の段差の斜面部で反射した露光光がレ
ジスト膜内を散乱するため、レジストパターンの形状が
所望の形状から変形してしまうという問題点があった。
【0004】この問題点について、図6に基づいて説明
する。図6は従来の半導体装置の製造方法における一工
程を順次示す断面図である。これらの図において、1は
基板、2bはこの基板1上に形成された所定パターン2
aを覆うように形成された配線層、3はこの配線層2b
上に形成されたレジスト膜、4はこのレジスト膜3を露
光するための露光光の方向、5はこの露光光によって形
成されたレジストパターンである。まず、図6(a)に
示されるように、基板1上に配線層2bを形成した後、
この配線層2b上にレジスト膜3を形成する。次に、こ
のレジスト膜3の所定の位置に露光光4を照射すると、
配線層2bに生じている段差の斜面部(図中Xの円内で
示される領域)において、露光光が本来レジスト膜3の
露光されるべきでない箇所を露光することとなる。
【0005】その後、図6(b)に示されるように、こ
のレジスト膜3を現像すると、レジストパターン5が得
られる。しかしながら、上述したように露光されるべき
でない箇所が露光されているのでこのレジストパターン
5は所望形状とすることができず、このレジストパター
ン5を用いては、配線層2bを所定の形状にエッチング
することができないという問題点が生じる。この問題点
を解決する手法としてレジスト膜3の下の配線層2bの
段差の斜面部での露光光の散乱を防止するための反射防
止膜を形成する方法がある。
【0006】また、図7は、反射防止膜を用いた半導体
装置の製造方法における一工程を順次示す断面図であ
る。まず、図7に示されるように基板1の上に配線層2
bを形成し、この配線層2b上に露光光4の波長を吸収
する有機材料よりなる反射防止膜6を形成する。次に、
この反射防止膜6上にレジスト膜3を形成する。
【0007】このようにレジスト膜3下に反射防止膜6
を形成することにより、段差に生じる斜面部Xの領域に
おいて、露光光4が入射した場合においても、図7
(a)に示されるように露光光4が散乱することなく、
所定パターンにレジスト膜3を露光することが可能とな
る。その後図7(b)に示されるようにレジスト膜3を
現像することにより、所定形状のパターンを有するレジ
ストパターン5を得ることができる。
【0008】しかしながら、上記反射防止膜6を形成す
る方法においては、レジストパターン5は所定形状に形
成できるものの、レジストパターン5と反射防止膜6と
がともに有機系の材料より形成されていることから、レ
ジスト膜3の現像時に図7(b)に示すように反射防止
膜6もエッチング除去されることとなり、アンダカット
部分Y(図中Yの円内で示される領域)が生じてしま
う。このアンダカット部分Yが生じることにより、半導
体装置のパターンの微細化が進むと、レジストパターン
5が剥がれてしまうという問題が発生する。
【0009】また、上述した問題を解決するために有機
系の反射防止膜6に代えて、無機系の材料であるアモル
ファスシリコンを反射防止膜6として用いる方法が考案
されている。このように反射防止膜6に無機系の材料で
あるアモルファスシリコンを用いることにより、現像時
のアンダカット部分Yの発生を防ぐことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにアモルファスシリコンからなる反射防止膜は、
露光波長としてg線(波長436nm)の光を用いた場
合には、露光光の散乱を低減させることはできるもの
の、半導体装置の微細化に伴って、短波長の露光光、例
えばi線(波長365nm)やKrFエキシマレーザ光
(波長248nm)を露光光に用いられる場合には、露
光光の散乱を十分低減することができず、レジストパタ
ーンを所望の形状に形成できないという課題が発生す
る。
【0011】本発明は係る課題を解決するためになされ
たもので、短波長の光においても、光の散乱を防ぐこと
ができる反射防止膜の構造及びその形成方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、この反射防止膜を用いた半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
反射防止膜は、窒素ドープトアモルファスシリコン膜か
らなることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項2記載の反射防止膜
の形成方法は、シラン系ガスを原料ガスに用い、この原
料ガスに窒素を構成元素として含む化合物ガスを添加
し、CVD法により反射防止膜となる窒素ドープトアモ
ルファスシリコン膜を形成することを特徴とするもので
ある。
【0015】本発明の請求項3記載の反射防止膜の形成
方法は、窒素ドープトアモルファスシリコン膜の膜上の
反射率をその複素屈折率をパラメータとして求め、次に
ここで求められた反射率が所定値以下となるパラメータ
の複素屈折率の範囲を求め、反射防止膜となる窒素ドー
プトアモルファスシリコン膜をその複素屈折率が上記範
囲内となる条件で形成するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0016】本発明の請求項4記載の反射防止膜の形成
方法は、窒素ドープトアモルファスシリコン膜の膜上の
反射率をその複素屈折率をパラメータとして求め、次に
ここで求められた反射率が所定値以下となるパラメータ
の複素屈折率の範囲を求め、反射防止膜となる窒素ドー
プトアモルファスシリコン膜をその複素屈折率が上記範
囲内となるように原料ガスであるシラン系ガスに添加さ
れる窒素を構成元素として含む化合物ガスの量を調整
し、CVD法により反射防止膜となる窒素ドープトアモ
ルファスシリコン膜を形成することを特徴とするもので
ある。
【0017】さらに、本発明の請求項5記載の反射防止
膜の形成方法は、請求項2又は4記載の反射防止膜の形
成方法において、窒素を構成元素として含む化合物ガス
をアンモニアガスとしたことを特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項6記載の半導体装置の製造
方法は、請求項2〜5のいずれかに記載の反射防止膜の
形成方法により反射防止膜を形成し、この反射防止膜上
にレジスト膜を形成した後、このレジスト膜を写真製版
技術によってパターン化することを特徴とするものであ
る。
【0019】また、本発明の請求項7記載の半導体装置
の製造方法は、原料ガスとしてシラン系ガスを用い、C
VD法によりシリコン膜を形成した後、このシリコン膜
の表面に請求項2、4または5項のいずれかに記載の反
射防止膜の形成方法によって窒素ドープトアモルファス
シリコン膜からなる反射防止膜を形成し、この反射防止
膜上にレジスト膜を形成した後、このレジスト膜を写真
製版技術によってパターン化することを特徴とするもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1について半導体装
置の製造方法における一工程であるアモルファスシリコ
ン膜からなるトランジスタゲートを形成する工程を一例
として説明する。図1は本発明の実施の形態1である半
導体装置の製造方法を順次示す製造工程断面図であっ
て、この図において、1は例えばシリコン等からなる基
板、7はこの基板1の表面に形成された酸化膜等からな
る素子分離酸化膜、8は上記基板1上に形成され、厚さ
約10nmのSiO2からなるゲート酸化膜である。
【0021】9はこのゲート酸化膜8上に形成され、ゲ
ート電極となる厚さ約100nmのアモルファスシリコ
ン膜、10はこのアモルファスシリコン膜9上に形成さ
れ、厚さ約25nmの窒素ドープトアモルファスシリコ
ン膜からなる反射防止膜、11はこの反射防止膜10上
に形成された厚さ約860nmのレジスト膜、12はこ
のレジスト膜11に所定パターン13を写真製版によっ
て形成するためのフォトマスクである。14はこのレジ
スト膜10を露光するための露光光、15は上記レジス
ト膜11が写真製版によって所定パターン形状となった
レジストパターンである。
【0022】以下、この実施の形態1による半導体装置
の製造方法について説明する。まず、図1(a)に示さ
れるように、局所酸化法により素子分離酸化膜7を形成
する。次に、図1(b)に示されるようにゲート酸化膜
8をCVD法等により形成した後、このゲート酸化膜8
上にCVD法にてゲート電極となるアモルファスシリコ
ン膜9及び反射防止膜10となる窒素ドープトアモルフ
ァスシリコン膜をCVD装置内に供給するガスを切り換
えることによって連続的に堆積する。
【0023】このCVD法によるアモルファスシリコン
膜9及び窒素ドープトアモルファスシリコン膜の堆積方
法について以下詳細に説明する。まず、基板1を500
〜600℃に加熱し、シラン系ガスであるシラン(Si
4)ガスを約800sccm、及びドーパントである
例えばリン(P)を含んだガスであるPH3(0.1
%)/Ar混合ガスを約100〜800sccm、CV
D装置内に供給する。このとき、SiH4は基板1の表
面で化学気相反応を起こしアモルファスシリコン膜9が
基板1上に堆積される。また、このときSiH4ととも
にドーパントであるリンを含んだガスを混入させるの
は、堆積されるアモルファスシリコン膜9がゲート配線
として良好な電気特性を満たすようにするためである。
【0024】次に、ドーパントを含むガスの供給を止め
SiH4ガスを約320sccm窒素を構成元素として
含むガス、例えばアンモニア(NH3)ガスを約30〜
60sccm、CVD装置内に供給する。このときアモ
ルファスシリコン膜9の表面で化学気相反応を起こし、
このアモルファスシリコン膜9上に反射防止膜10とな
る窒素ドープトアモルファスシリコン膜が堆積される。
【0025】図2は、上述したアモルファスシリコン膜
9と窒素ドープトアモルファスシリコン膜を連続的に堆
積する場合におけるガスの切り換えを示す図であって、
図3はアモルファスシリコン膜及び窒素ドープトアモル
ファスシリコン膜の堆積速度を示す図である。これらの
図において、0≦t≦t0の範囲ではアモルファスシリ
コン膜9が堆積され、t0≦t≦t1の範囲では窒素ドー
プトアモルファスシリコン膜が堆積される。従ってCV
D装置に供給されるガスを切り換えることによって、こ
れらの膜が連続的に堆積できる。
【0026】次に、図1(c)に示されるように、基板
1の反射防止膜10上にレジスト膜11を塗布した後、
所定パターン13が形成されたフォトマスク12を用い
て、露光光をレジスト膜11に照射し、所定パターンに
露光する。このとき、窒素ドープトアモルファスシリコ
ン膜からなる反射防止膜10によって段差部からの散乱
は十分防ぐことができる。
【0027】次に、図1(d)に示されるように、レジ
スト膜11を現像し、所定パターン形状のレジストパタ
ーン15が形成される。その後、図示しないがレジスト
パターン15が所定のパターン形状に形成されているの
で、このレジストパターン15をマスクとして、反射防
止膜10及びアモルファスシリコン膜9のエッチングを
行い、このレジストパターン15を所定の方法を用いて
除去することによって、所定形状のゲート配線が形成さ
れることとなる。
【0028】上述したように、反射防止膜10として無
機系材料からなる窒素ドープトアモルファスシリコン膜
を用いることにより、レジスト膜11の現像時にアンダ
カット部分が生じることはなく、さらに露光光としてg
線光のみならずi線光及びKrFエキシマ光等の短波長
の露光光を用いた場合においても露光光の散乱を防ぐこ
とができる。
【0029】以下、反射防止膜10の反射防止機能につ
いて説明する。一般に、反射防止膜10としての機能を
果たすためには、膜厚や光の波長の他、反射防止膜の材
料の複素屈折率や下地の材料又はレジスト膜11の複素
屈折率等を考慮する必要があるが、最適な反射防止特性
を得るためには、これら諸条件を総合的に考慮しなけれ
ばならない。
【0030】まず、窒素ドープトアモルファスシリコン
膜の反射特性について詳細に説明する。上述したように
アモルファスシリコン膜の堆積時に原料ガスのSiH4
ガスとともにNH3ガスを供給し、このNH3ガスの量を
制御することによって、アモルファスシリコン膜中の窒
素濃度の制御が可能となり、この窒素濃度の制御によっ
て窒素ドープトアモルファスシリコン膜の光学的特性が
制御できる。
【0031】図4はNH3ガスの流量を変化させて得た
窒素ドープトアモルファスシリコン膜の複素屈折率(N
=n−ik)のn、k値を測定した結果を示す。ここで
nは通常の屈折率、kは消衰係数であって、またここで
は、露光光として、i線光及びKrFエキシマレーザ光
を用い測定を行い、この結果に基づいて説明する。この
図4により、SiH4の流量320sccmに対し、N
3の流量30〜60sccmを供給することによっ
て、i線光では2.5≦n≦3.3、0.3≦k≦1.
1、の範囲に制御でき、またKrFエキシマ光では、
2.0≦n≦2.4、0.8≦k≦1.6の範囲に制御
できることとなる。従って、窒素ドープトアモルファス
シリコン膜においては膜中の窒素濃度により複素屈折
率、つまり反射防止膜10である窒素ドープトアモルフ
ァスシリコン膜上の反射率が異なることとなる。
【0032】次に、本発明の反射防止膜10の複素屈折
率及び反射率の関係について説明する。一般に光が膜内
で多重反射した時の膜の反射率Mrefは、下記数式
(1)に示されるような関数となる。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、topは反射率を求める膜とその
上の膜との間の反射率、bottomは反射率を求める
膜とその下の膜との間の反射率、δは反射率を求める膜
内での光の往復による位相の変化量である。また、膜が
多層となっている場合においては、上記数式(1)にお
いて、下層の膜からの多重反射した時の反射率を順次求
めていけば上層の膜の反射率が得られることとなる。
【0035】次に、図1(c)の構造において、反射防
止膜10上の反射率を求める。ここで各膜の界面のフレ
ネル係数R及び各膜内での光の往復による位相変化量δ
を下記数式(2)及び数式(3)に示す。
【0036】
【数2】
【0037】
【数3】
【0038】ここで、Nは添え字で示している膜の複素
屈折率、dは添え字で示している膜の膜厚(ここで、添
え字subはシリコン基板1、SiOはゲート酸化膜
8、α−siはアモルファスシリコン膜9、arcは反
射防止膜10、resistはレジスト膜11を示
す)。また、λは露光光の真空中の波長である。
【0039】上記フレネル係数Rは、その絶対値が無限
の膜厚の各膜を重ねた界面における反射率である。ま
た、膜内で多重反射したときの膜の反射率Mrefを求
める際には、位相も考慮する必要があるので、上記数式
(1)の変数top等にはフレネル係数Rが用いられる
こととなる。従って、絶縁膜上のその膜内で、多重反射
したときの反射率Mref1は、上記数式(1)におけ
るtop、bottomに数式(2)のRsio、Rsub
代入し、δにδsioを代入することにより、上記数式
(4)に示されるような関数として得られることにな
る。
【0040】
【数4】
【0041】次に、ゲート酸化膜8上からアモルファス
シリコン膜9中への多重反射したときの反射率Mref
2を、上記数式(1)より求める。ここで、topには
数式(2)のRα-siを代入し、またアモルファスシリ
コン膜9下の多重反射を考慮する必要から、botto
mには、ゲート酸化膜8上の多重反射を考慮した反射率
Mref1が代入されることとなる。また、δにはδα
-siが代入され、アモルファスシリコン膜9上の反射率
は数式(5)に示されるような関数となる。
【0042】
【数5】
【0043】次に、反射防止膜10上からのレジスト膜
11中へ多重反射したときの反射率Mref3を数式
(5)と同様に求め、反射防止膜10上の反射率は数式
(6)に示されるような関数となる。
【0044】
【数6】
【0045】ところで、写真製版においてはg線光、i
線光、KrF光が用いられるがそれぞれの各数値は異な
るけれども考え方は同一なので、ここではi線光を例に
とり説明する。ここで各膜の複素屈折率はNsub=6.
55−2.65i、Nsio=1.47、Nα-si=4.6
3−2.85i、Nresist=1.72−0.02iであ
る。従って、数式(6)に数式(2)(3)(4)
(5)を代入することによって、反射防止膜10の反射
率Mref3が得られる。また、反射防止膜10以外の
複素屈折率N、及び、膜厚d、並びに露光光の波長λは
定数として規定されるので、反射防止膜10の反射率M
ref3は反射防止膜の複素屈折率Narc、膜厚darc
関数となる。
【0046】従って、反射防止膜10の反射率は、その
膜の複素屈折率、つまりn、k値及び膜厚によって決定
されることとなる。
【0047】図5は、上述した結果より反射防止膜の膜
厚を約25nmとして、反射防止膜の複素屈折率のn、
k値をパラメーターとして求めた反射防止膜10上の反
射率の等高線を示す図である。この図において露光光と
して(a)はi線光、(b)はKrFエキシマレーザ光
を用いたものである。反射防止膜の反射率は、反射防止
膜10上のレジストの種類、特性により異なるものの、
一般的に10%以下が好ましいものとすると、この図中
の斜線で示す領域内となるようにn、k値を決定すれば
よい。
【0048】つまり、上述した製造方法によって形成さ
れた窒素ドープトアモルファスシリコン膜はi線光にお
いては、前述したように2.5≦n≦3.3、0.3≦
k≦1.1、また、KrFエキシマレーザ光において
は、2.0≦n≦2.4、0.8≦k≦1.6であるの
で、これらの窒素ドープトアモルファスシリコン膜の反
射率は10%以下となるため、反射防止膜としての十分
な機能を有するものである。
【0049】また、本発明の実施の形態1においては、
露光光としてi線光及びKrFエキシマレーザ光につい
てのみ説明したがこれに限るものでなく、例えばg線光
についても同様のシミュレーションを行い、反射防止膜
として適した範囲のn、k値を求めた後、CVD装置に
原料ガスとともに供給するNH3ガスの流量を調整し、
形成される窒素ドープトアモルファスシリコン膜中の窒
素濃度を制御することによってこの範囲内のn、k値を
有する窒素ドープトアモルファスシリコン膜が形成でき
る。従って、この窒素ドープトアモルファスシリコン膜
はg線光においても十分な反射防止機能を有する。
【0050】また今回のシミュレーションにおいて、反
射防止膜10の膜厚を25nmとして複素屈折率を求め
たがこの膜厚に限ることなくこのプロセスを適用するデ
バイスに適した膜厚を用い、シミュレーションをおこな
い複素屈折率を求めた後CVD装置に供給するNH3
量を調整することによって反射防止機能を充分有すると
ともにデバイスに適した膜厚の反射防止膜とすることが
できる。
【0051】またこの実施の形態に示したSiH4ガス
及びNH3ガスの流量は一例であってNH3ガスの流量の
範囲をさらに拡げることによってn、k値の制御域を拡
大することができ、さらにデバイスに適した反射防止膜
10が形成できる。さらに、この実施の形態において
は、NH3ガスを用いて説明したがこれに限るものでな
くアモルファスシリコン膜のCVD法による形成時に膜
中に窒素をドーピングできるガス、つまり窒素を構成元
素として含む化合物であればよい。
【0052】また、本発明の実施の形態1の半導体装置
の製造方法ではゲート配線となるアモルファスシリコン
膜9上に反射防止膜10である窒素ドープトアモルファ
スシリコン膜を形成する工程において、CVD装置内に
供給するガスを切り換えることにより反射防止膜10が
連続的に形成できるので、工程数を増やすことなく、反
射防止膜10が形成できるので、半導体装置の製造工程
の効率化を図ることができる。
【0053】さらに、本発明の実施の形態1において
は、アモルファスシリコン膜9をゲート配線にパターニ
ングする工程を用いて説明したがこれに限るものでな
く、上述した考え方に基づき反射防止膜10を形成すれ
ば、反射防止膜10下の膜はアモルファスシリコン膜9
に限るものではないことは言うまでもない。
【0054】また、上述した反射防止膜10は半導体装
置に用いたものについて説明したが、同じような原理を
用いてレンズの反射防止膜にも用いることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の反射防止膜にお
いては、窒素ドープトアモルファスシリコン膜によって
形成されているので、光の波長にかかわらずその膜上の
反射率を抑制することができるという効果を有する。
【0056】また、本発明の請求項2記載の反射防止膜
の形成方法においては、原料ガスであるシラン系ガスに
窒素を構成元素として含む化合物ガスを添加することに
よって、光の波長にかかわらずその膜上の反射率を抑制
することができる、窒素ドープトアモルファスシリコン
膜からなる反射防止膜が形成できるという効果を有す
る。
【0057】さらに、本発明の請求項3記載の反射防止
膜の形成方法においては、反射防止膜上の反射率が所定
値以下となる窒素ドープトアモルファスシリコン膜の複
素屈折率を求め、この複素屈折率となるように形成する
ことによって所定値以下の反射率を有する反射防止膜を
得ることができるという効果を有する。
【0058】また、本発明の請求項4記載の反射防止膜
の形成方法においては、原料ガスであるシラン系ガスに
添加される窒素を構成元素として含む化合物ガスの量を
調節することにより、所定値以下の反射率を有する窒素
ドープトアモルファスシリコン膜が形成できるため、反
射防止機能を有する反射防止膜を確実に得ることができ
るという効果を有する。
【0059】本発明の請求項5記載の反射防止膜の形成
方法においては、窒素を構成元素として含む化合物ガス
として、アンモニアガスを用いることによってCVD法
により反射防止機能を有する窒素ドープトアモルファス
シリコン膜が形成できるという効果を有する。
【0060】また、本発明の請求項6記載の半導体装置
の製造方法においては、反射防止膜として窒素ドープト
アモルファスシリコン膜を用いることによって、レジス
ト膜を露光する際に充分な反射防止効果が得られるの
で、レジスト膜を所定パターンに形成できるとともに、
現像時に反射防止膜がエッチングされることないので、
パターンが微細化してもレジストパターンが剥がれるこ
とがなく、素子の微細化や高密度化を進めることができ
るという効果を有する。
【0061】また、本発明の請求項7記載の半導体装置
の製造方法においては、CVD法によって原料ガスとし
てシラン系ガスを用いてシリコン膜を形成した後、この
原料ガス中に窒素を構成元素として含むガスを添加する
ことによって窒素ドープトアモルファスシリコン膜から
なる反射防止膜を連続的に形成できるため、工程数を増
やすことなく反射防止膜が形成できるので、半導体装置
の製造工程の効率化を図ることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である半導体装置の製
造工程を示す製造工程断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を説明するためのCV
D装置へのガス供給を示す模式図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を説明するための窒素
ドープトアモルファスシリコン膜の堆積速度を示す図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態1を説明するためのCV
D装置に供給されるNH3ガス量の変化による複素屈折
率の測定結果を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1を説明するための露光
光がi線光の場合の反射防止膜の複素屈折率と反射率と
の関係を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2を説明するための露光
光がKrFエキシマレーザ光の場合の反射防止膜の複素
屈折率と反射率との関係を示す図である。
【図7】 従来の半導体装置の製造方法の問題点を説明
するための製造工程断面図である。
【符号の説明】
9 アモルファスシリコン膜、10 反射防止膜、11
レジスト膜。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素ドープトアモルファスシリコン膜か
    らなることを特徴とする反射防止膜。
  2. 【請求項2】 シラン系ガスを原料ガスに用い、この原
    料ガスに窒素を構成元素として含む化合物ガスを添加
    し、CVD法により反射防止膜となる窒素ドープトアモ
    ルファスシリコン膜を形成することを特徴とする反射防
    止膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 窒素ドープトアモルファスシリコン膜の
    膜上の反射率をその複素屈折率をパラメータとして求
    め、次にここで求められた反射率が所定値以下となるパ
    ラメータの複素屈折率の範囲を求め、反射防止膜となる
    窒素ドープトアモルファスシリコン膜をその複素屈折率
    が上記範囲内となる条件で形成するようにしたことを特
    徴とする反射防止膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 窒素ドープトアモルファスシリコン膜の
    膜上の反射率をその複素屈折率をパラメータとして求
    め、次にここで求められた反射率が所定値以下となるパ
    ラメータの複素屈折率の範囲を求め、反射防止膜となる
    窒素ドープトアモルファスシリコン膜をその複素屈折率
    が上記範囲内となるように原料ガスであるシラン系ガス
    に添加される窒素を構成元素として含む化合物ガスの量
    を調整し、CVD法により反射防止膜となる窒素ドープ
    トアモルファスシリコン膜を形成することを特徴とする
    請求項2記載の反射防止膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 窒素を構成元素として含む化合物ガスを
    アンモニアガスとしたことを特徴とする請求項2又は4
    記載の反射防止膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の反射防
    止膜の形成方法により反射防止膜を形成し、この反射防
    止膜上にレジスト膜を形成した後、このレジスト膜を写
    真製版技術によってパターン化することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 原料ガスとしてシラン系ガスを用い、C
    VD法によりシリコン膜を形成した後、このシリコン膜
    の表面に請求項2、4または5項のいずれかに記載の反
    射防止膜の形成方法によって窒素ドープトアモルファス
    シリコン膜からなる反射防止膜を形成し、この反射防止
    膜上にレジスト膜を形成した後、このレジスト膜を写真
    製版技術によってパターン化することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6586163B1 (en) 1999-06-02 2003-07-01 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc. Method of forming fine pattern
KR100513802B1 (ko) * 1998-10-13 2005-12-05 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 콘택 형성 방법
CN104795315A (zh) * 2015-04-15 2015-07-22 上海华力微电子有限公司 一种非晶硅薄膜及一种半导体器件的制造方法

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US6586163B1 (en) 1999-06-02 2003-07-01 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc. Method of forming fine pattern
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