JPH09181105A - 半導体樹脂封止用金型 - Google Patents

半導体樹脂封止用金型

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JPH09181105A
JPH09181105A JP33752395A JP33752395A JPH09181105A JP H09181105 A JPH09181105 A JP H09181105A JP 33752395 A JP33752395 A JP 33752395A JP 33752395 A JP33752395 A JP 33752395A JP H09181105 A JPH09181105 A JP H09181105A
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JP
Japan
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resin
mold
cavity
pot
die
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JP33752395A
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Inventor
Hiroshi Ise
洋 伊勢
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂使用効率が向上すると共に、不良発生を
防止して優れた品質の製品が得られる半導体樹脂封止用
金型を提供すること。 【解決手段】 この樹脂封止用金型では、一方の型であ
る下型5には半導体素子9を樹脂封止する下キャビティ
3,この下キャビティ3へ溶融樹脂を流すためのランナ
ー1,及び樹脂を投入するための円筒形状のポット2が
半導体素子9を搭載するリードフレーム8を搭載するた
めのリードフレーム搭載部4の範囲内に設けられている
が、他方の型である上型7に関しては下型5の下キャビ
ティ3に対応して上キャビティ6のみが形成され、従来
ではポット2と対応して形成された溶融樹脂の流路であ
る上カルが排除されている。但し、ここでは下型5にお
けるランナー1がポット2に連通して設けられ、ポット
2から供給される溶融樹脂を直接的に上キャビティ6及
び下キャビティ3内へ流入するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として半導体素
子を樹脂封止して半導体パッケージを得るための半導体
樹脂封止用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樹脂封止用金型として
は、例えば図9及び図10にその概略構成を示すような
タイプのものが挙げられる。但し、図9は従来の樹脂封
止用金型における下型要部の部分的な平面図を示したも
ので、図10は図9に示した下型に半導体素子を搭載し
たリードフレームをセットした状態での上型を含む部分
的な側面断面図を示したものである。
【0003】この樹脂封止用金型において、下型5に
は、リードフレーム搭載部4と、このリードフレーム搭
載部4に備えられるリードフレーム8に搭載されてボン
ディングワイヤ10によって電気的に接続される半導体
素子9を樹脂封止するための下キャビティ3と、この下
キャビティ3と上型7に設けられた上キャビティ6とに
溶融した樹脂を流入させる役割を担うランナー1と、樹
脂を投入するための円筒状のポット2とが設けられてい
る。
【0004】一方、下型5と対向配置された上型7に
は、下キャビティ3の場合と同様に半導体素子9を樹脂
封止するための上キャビティ6と、ランナー1に溶融樹
脂を流す役割を担う上カル14とが設けられている。
【0005】このような構成の樹脂封止用金型に関し
て、半導体素子9が樹脂封止されると共に、その状態で
金型から取り出されるまでの各工程を図11〜図13を
参照して説明する。
【0006】この金型では、図11を参照すれば、円柱
形のタブレット状樹脂である樹脂タブレット12がリー
ドフレーム8の型締前にポット2内に投入され、樹脂タ
ブレット12を圧縮する役割をするプランジャー11に
よって保持されている。この樹脂タブレット12は、上
型7及び下型5で半導体素子9を搭載したリードフレー
ム8の型締後、樹脂封止に充分適する軟化した状態にま
で加熱された後、プランジャー11の上昇に伴う圧縮力
によって流動化し、上カル14を介してランナー1を通
り、上キャビティ6及び下キャビティ3内に流入する。
そこで、樹脂の硬化が進んで図12に示されるような樹
脂充填完了に至るまでその状態を保持する。樹脂充填完
了後、図13に示されるように上型7及び下型5を型開
きし、これらに設けられた図示されないエジェクターピ
ンによって金型からは樹脂成形ランナー15及び樹脂成
形カル16から成る型外樹脂成形部を含む半導体パッケ
ージ13が取り出される。
【0007】又、他の樹脂封止用金型としては、例えば
図14及び図15にその概略構成を示すようなタイプの
ものが挙げられる。但し、図14は従来の他の樹脂封止
用金型における下型要部の部分的な平面図を示したもの
で、図15は図14に示した下型に半導体素子を搭載し
たリードフレームをセットした状態での上型を含む部分
的な側面断面図を示したものである。
【0008】この樹脂封止用金型は、先の金型と比べ、
第1のランナー1aとして二股に分岐されたものが設け
られている他、下型5に第1の下キャビティ3aと第2
の下キャビティ3bとが設けられ、更に第1の下キャビ
ティ3a及び第2の下キャビティ3bを連通させる第2
のランナー1bが設けられた点と、上型7に下型5の第
1の下キャビティ3aに対応した第1の上キャビティ6
aと、下型5の第2の下キャビティ3bに対応した第2
の上キャビティ6bとが設けられた点とが相違してい
る。
【0009】この樹脂封止用金型において、半導体素子
9が樹脂封止されて金型から取り出されるまでの工程は
以下に説明するような手順になっている。
【0010】先ず型締前において、ポット2内に投入さ
れた樹脂タブレット12は、樹脂封止に充分適する軟化
した状態にまで加熱された後、プランジャー11の上昇
に伴う圧締力によって流動化し、上カル14を介して第
1のランナー1aを通り、第1の上キャビティ6a及び
第1の下キャビティ3aに流入する。又、樹脂タブレッ
ト12は、第2のランナー1bを介して第1の下キャビ
ティ3aから第2の下キャビティ3bへ溶融樹脂として
流入する。樹脂封止完了後、図16に示されるように上
型7及び下型5に備え付けられている図示されないエジ
ェクターピンによって金型から半導体パッケージ13が
取り出される。
【0011】更に、別の樹脂封止用金型としては、特開
平4−246516号公報に開示された電子部品の樹脂
モールド装置に関連するものが挙げられるが、ここでは
先の一例及び他例の金型から溶融樹脂の流路であるカル
やランナーを排除した点が特色となっている。
【0012】この樹脂封止用金型は、図17に示される
ように、下型5に対して上型7は型締及び型開が可能に
構成されており、上型7の上部にはベース18及びそれ
に固定保持された樹脂注入ピン17が上型7に対して相
対的に上・下動可能に配置されている。
【0013】この樹脂封止用金型では、半導体素子を搭
載したリードフレームを下型5上の所定の位置に設置
し、上型7が下降することによって上型7及び下型5で
リードフレームを型締する。このとき、ベース18及び
樹脂注入ピン17は上型7の上部には存在しない。
【0014】上型7及び下型5によるリードフレームの
型締後は、図示されない樹脂タブレット投入用の別機構
によって樹脂タブレットを下型7内の樹脂タブレット保
持孔19に投入する。樹脂タブレット投入用の別機構
は、樹脂タブレットの投入後、上型7の上部から図示さ
れない別ステージに移動する。代わってベース18及び
これに保持された樹脂注入ピン17が上型7の上部へ移
動し、所定の適正な位置に停止後に下降する。ベース1
8及び樹脂注入ピン17の下降により、樹脂タブレット
保持孔19内の樹脂タブレットは圧縮され、上キャビテ
ィ6及び下キャビティ3内に流入し、充填されることで
図示のような締め状態となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した一例に係る樹
脂封止用金型の場合、樹脂封止後に成形される半導体パ
ッケージにはランナー内で成形された樹脂成形ランナー
と上カル及びポット内で成形された樹脂成形カルとが型
外樹脂成形部として付着された状態となるが、このよう
な型外樹脂成形部は半導体パッケージ製品を得る際には
不要部分として除去される。
【0016】従って、総使用樹脂量に対して半導体パッ
ケージ製品に使用される樹脂の割合(以下、樹脂使用効
率と呼ぶ)は、比較的に低く、一般的には半導体パッケ
ージ13のサイズにも依るが、平均して50〜60
[%]程度であり、樹脂使用効率が良くないという欠点
がある。
【0017】又、他例に係る樹脂封止用金型の場合、先
の一例に係る樹脂封止用金型の場合と同様に、樹脂使用
効率が50〜60[%]で良くないという欠点の他、そ
の他にも製品品質を劣化させる課題が挙げられる。
【0018】例えば図21は、特定の温度で加熱状態に
おいた一般的な熱硬化性樹脂に対してトルクTr[Kg
f・cm]試験を行ったときに現れる硬化の特性を加熱
時間t(s)との関係で示した樹脂硬化曲線である。
【0019】ここでは、時間t2で最低トルクa[kg
f・cm]であり、この時間t2のときに樹脂が最も溶
融した状態となることを示している。従って、樹脂封止
に際して樹脂封止開始から終了までの時間は、この時間
t2付近であることが望しい。但し、厳密には樹脂封止
に適した樹脂のトルクは評価実験によって得られるもの
であるが、ここでは時間t1,t3(t3>t1)に対
応するトルクb[kgf・cm]以下が望しい樹脂の状
態となっている。
【0020】即ち、樹脂の加熱時間tにおいては、時間
t1から時間t3までの間に樹脂封止を開始して終了す
ることが適した封入条件となる。これに対し、例えば時
間t4におけるトルクc[kgf・cm]は、トルク値
b[kgf・cm]を超えた状態であり、樹脂の硬化が
進行した状態を示している。この時間t4に樹脂封止が
未完了であれば、製品の品質に悪影響を及ぼすボイド,
未充填,ワイヤショートといった問題が生じる。
【0021】これにより、他例に係る樹脂封止用金型の
場合、第1の上キャビティ及び下キャビティを経て第2
の上キャビティ及び下キャビティに溶融樹脂が流入する
構造になっているため、第1の上キャビティ及び下キャ
ビティに図21で説明した時間t1から時間t3までの
間に溶融樹脂が流入したとしても、第2の上キャビティ
及び下キャビティで、時間t3を超えて樹脂封止が未了
であれば、第2の上キャビティ及び下キャビティで成形
された半導体パッケージには、ボイド・未充填・ワイヤ
ショートといった製品不良が発生するという問題があ
る。又、時間t1から時間t3までの間に第2の上キャ
ビティ及び下キャビティまでの樹脂封止を完了させるた
めに、溶融樹脂の流入速度を上げると、ワイヤショート
が発生し、製品不良となってしまうという問題もある。
【0022】更に、樹脂使用効率を上げるためにカルや
ランナーを排除した別例に係る樹脂封止用金型の場合、
これらを排除したことによって反面的な問題が発生す
る。
【0023】具体的に云えば、図18に示すように樹脂
注入部がリードフレーム8に対して上部にあるため、樹
脂の流入力によって下方にリードフレーム8の変形やボ
ンディングワイヤ10の変形が生じる。こうした場合、
リードフレーム8の変形によってボンディングワイヤ1
0及び半導体素子9が接触すると製品不良となり、ボン
ディングワイヤ10同士が接触するとワイヤショートと
なって製品不良を起こす。又、使用する樹脂タブレット
の重量にばらつきがあると、それよって流入樹脂20に
未充填が生じたりや逆に製品表面の樹脂注入口部に余分
な突出部が生じてしまうといった外観上の不良を生じる
問題も挙げられる。
【0024】図19は必要樹脂量に対して使用する樹脂
タブレットの重量が少なくばらついた場合に生じる未充
填部21の様子を示したもので、図20は必要樹脂量に
対して使用する樹脂タブレットの重量が多くばらついた
場合に生じる突出部22の様子を示したものである。
【0025】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、樹脂使用効率が向
上すると共に、未充填,ボイド,及びワイヤショート等
による不良発生を防止して優れた品質の製品が得られる
半導体樹脂封止用金型を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、互いに
開閉自在に対向配置された二つの型から成り、一方の型
には半導体素子を樹脂封止するキャビティ,該キャビテ
ィへ溶融樹脂を流すランナー,及び樹脂を投入するため
の円筒形状のポットが設けられ、他方の型には一方の型
のキャビティに対応して形成されたキャビティ,及び一
方の型のポットと対応して形成された溶融樹脂の流路で
あるカルが設けられた半導体樹脂封止用金型において、
一方の型にはランナーがポットに連通して設けられ、他
方の型からはカルが排除されて成る半導体樹脂封止用金
型が得られる。
【0027】又、本発明によれば、上記半導体樹脂封止
用金型において、ポット及びランナーは、半導体素子を
搭載するリードフレームの搭載範囲内に形成された半導
体樹脂封止用金型が得られる。
【0028】更に、本発明によれば、上記何れか一つの
半導体樹脂封止用金型において、一方の型のキャビティ
及び他方の型のキャビティは複数設けられ、ランナーは
ポットとして1つのものと一方の型における複数のキャ
ビティとを連通して複数設けられると共に、それぞれ溶
融樹脂を等しい流量とするように形成された半導体樹脂
封止用金型が得られる。
【0029】加えて、本発明によれば、上記半導体樹脂
封止用金型において、複数のランナーは、それぞれ断面
における形状及び面積と長さ寸法とが等しい半導体樹脂
封止用金型が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に幾つかの実施例を挙げ、本
発明の半導体樹脂封止用金型について、図面を参照して
詳細に説明する。 [実施例1]図1及び図2は、本発明の実施例1に係る
樹脂封止用金型の概略構成を示したものである。但し、
図1は樹脂封止用金型における下型要部の部分的な平面
図を示したもので、図2は図1に示した下型に半導体素
子を搭載したリードフレームをセットした状態での上型
を含む部分的な側面断面図を示したものである。
【0031】この樹脂封止用金型も、互いに開閉自在に
対向配置された二つの上型7及び下型5から成り、一方
の型である下型5には半導体素子9を樹脂封止する下キ
ャビティ3,この下キャビティ3へ溶融樹脂を流すため
のランナー1,及びタブレット状若しくは顆粒状の樹脂
を投入するための円筒形状のポット2が半導体素子9を
搭載するリードフレーム8を搭載するためのリードフレ
ーム搭載部4の範囲内に設けられているが、他方の型で
ある上型7に関しては下型5の下キャビティ3に対応し
て上キャビティ6のみが形成され、従来ではポット2と
対応して形成された溶融樹脂の流路であるカルが排除さ
れている。
【0032】但し、ここでは下型5におけるランナー1
がポット2に連通して設けられ、ポット2から供給され
る溶融樹脂を直接的に上キャビティ6及び下キャビティ
3内へ流入するようになっている。
【0033】このような構成の樹脂封止用金型に関して
は、半導体素子9が樹脂封止されると共に、その状態で
金型から取り出されるまでの各工程を図3〜図5を参照
して説明する。
【0034】この金型では、図3を参照すれば、ポット
2に投入された樹脂タブレット12がプランジャー11
によってポット2内で保持され、樹脂封止に充分適する
軟化した状態に予熱された後、プランジャー11の上昇
にともなう圧縮力によって流動化し、ポット2と直接連
通したランナー1を介して上キャビティ6と下キャビテ
ィ3内に流入する。但し、樹脂タブレット12をポット
2へ投入する方法に関しては、上型7及び下型5が開い
た状態でリードフレーム8を下型5上にセットする前に
樹脂タブレット12を予めポット2に投入するか、或い
は樹脂タブレット投入用の穴加工が施されたリードフレ
ーム8(図示したものとは異なる)を用いて下型5にリ
ードフレーム8をセットした後、リードフレーム8の樹
脂タブレット投入用の穴を介して樹脂タブレット12を
ポット2に投入すれば良い。
【0035】そこで、樹脂軟化が進んで図4に示される
ような樹脂充填完了に至るまでその状態を保持する。樹
脂充填完了後、図5に示されるように上型7及び下型5
を型開きし、これらに設けられている図示されないエジ
ェクターピンによって金型からは小さな型外樹脂成形部
を有する半導体パッケージ13が取り出される。
【0036】この樹脂封止用金型を用いれば、樹脂硬化
成形された半導体パッケージ13における余分な型外樹
脂成形部が極めて小さくなっているため、従来では平均
50〜60[%]であった樹脂使用効率が平均80〜9
0[%]にまで向上する。又、この樹脂封止用金型の場
合、ポット2から上キャビティ6及び下キャビティ3内
へ溶融樹脂が下キャビティ3の側壁方向から滑らかに供
給される構造となっているため、樹脂の流入力によって
リードフレーム8やボンディングワイヤ10が変形し難
く、未充填,ボイド,及びワイヤショート等による不良
発生が防止され、半導体パッケージ13が優れた品質で
得られる。 [実施例2]図6及び図7は、本発明の実施例2に係る
樹脂封止用金型の概略構成を示したものである。但し、
図6は樹脂封止用金型における下型要部の部分的な平面
図を示したもので、図7は図6に示した下型に半導体素
子を搭載したリードフレームをセットした状態での上型
を含む部分的な側面断面図を示したものである。
【0037】この樹脂封止用金型は、先の実施例1のも
のと比べ、下型5の下キャビティ3及び上型7の上キャ
ビティ6が複数(ここでは4個)設けられると共に、下
型5の1つポット2からの樹脂封止をするようになって
いる点と、ランナー1がポット2と下型5における各下
キャビティ3とを連通して複数(ここでは4個)設けら
れると共に、それぞれ溶融樹脂を等しい流量とするよう
に形成されている点とが相違している。
【0038】ここで、各ランナー1は、それぞれ断面に
おける形状及び面積と長さ寸法とが等しくなっている。
即ち、図6ではポット2の中心から各下キャビティ3の
樹脂流入口までの距離が等しくなっている。
【0039】この樹脂封止用金型に関しても、半導体素
子9が樹脂封止されると共に、その状態で金型から取り
出されるまでの各工程は実施例1の場合と同様であり、
樹脂充填完了後に金型からは図8に示されるように小さ
な型外樹脂成形部を共有して一体化された4個の半導体
パッケージ13が取り出される。
【0040】この樹脂封止用金型の場合も、各半導体パ
ッケージ13における型外樹脂成形部が極めて小さくな
っているため、実施例1の場合と同様に樹脂使用効率が
向上すると共に、溶融樹脂が各下キャビティ3の側壁方
向から滑らかに供給される構造となっているため、樹脂
の流入力によってリードフレーム8やボンディングワイ
ヤ10が変形し難く、未充填,ボイド,及びワイヤショ
ート等による不良発生が防止され、半導体パッケージ1
3が優れた品質で得られる。
【0041】尚、実施例2では4個の半導体パッケージ
13を得るための構成を説明したが、これ以外の複数の
半導体パッケージ13を得るための構成であっても全く
同等な効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、従来の一方の型及び他方の型から成る樹脂封止用金
型を改良し、他方の型に樹脂流路として設けられていた
カルを排除する代わり、樹脂封止するためのキャビティ
へ溶融樹脂を流すランナーを一方の型で樹脂を投入する
ポットと直接連通させると共に、半導体素子を搭載する
リードフレームに対する一方の型のリードフレーム搭載
部の範囲内にこれらを位置させてポットからキャビティ
内へ溶融樹脂が一方の型のキャビティの側壁方向から滑
らかに供給される構造としているので、型外樹脂形成部
が極めて小さくなって樹脂使用効率が格段に向上すると
共に、樹脂の流入力によってリードフレームやボンディ
ングワイヤが変形されずに未充填,ボイド,及びワイヤ
ショート等による不良発生が防止され、半導体パッケー
ジが優れた品質で得られるようになる。又、複数の半導
体パッケージを得るための樹脂封止用金型においても、
一方の型及び他方の型にキャビティを複数設けると共
に、一方の型における各キャビティとポットとを複数の
ランナーで連通する構成としているので、同等な効果が
得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る樹脂封止用金型におけ
る下型要部を示した部分的な平面図である。
【図2】図2に示した下型に半導体素子を搭載したリー
ドフレームをセットした状態での上型を含む部分的な側
面断面図を示したものである。
【図3】図1及び図2で説明した実施例1に係る樹脂封
止用金型におけるリードフレームの型締後の樹脂封止前
状態を示した部分的な側面断面図である。
【図4】図1及び図2で説明した実施例1に係る樹脂封
止用金型における樹脂充填完了状態を示した部分的な側
面断面図である。
【図5】図1及び図2で説明した実施例1に係る樹脂封
止用金型における樹脂封止完了後の製品取り出し状態を
示した部分的な側面断面図である。
【図6】本発明の実施例2に係る樹脂封止用金型におけ
る下型要部を示した部分的な平面図である。
【図7】図6で説明した下型に半導体素子を搭載したリ
ードフレームをセットした状態での上型を含む部分的な
側面断面図を示したものである。
【図8】図6で説明した下型を含む実施例2に係る樹脂
封止用金型における樹脂封止完了後の製品取り出し状態
を示した部分的な側面断面図である。
【図9】従来の一例に係る樹脂封止用金型における下型
要部を示した部分的な平面図である。
【図10】図9に示した下型に半導体素子を搭載したリ
ードフレームをセットした状態での上型を含む部分的な
側面断面図を示したものである。
【図11】図9及び図10で説明した従来の一例に係る
樹脂封止用金型におけるリードフレームの型締後の樹脂
封止前状態を示した部分的な側面断面図である。
【図12】図9及び図10で説明した従来の一例に係る
樹脂封止用金型における樹脂充填完了状態を示した部分
的な側面断面図である。
【図13】図9及び図10で説明した従来の一例に係る
樹脂封止用金型における樹脂封止完了後の製品取り出し
状態を示した部分的な側面断面図である。
【図14】従来の他例に係る樹脂封止用金型における下
型要部を示した部分的な平面図である。
【図15】図14に示した下型に半導体素子を搭載した
リードフレームをセットした状態での上型を含む部分的
な側面断面図を示したものである。
【図16】図15及び図15で説明した従来の他例に係
る樹脂封止用金型における樹脂封止完了後の製品取り出
し状態を示した部分的な側面断面図である。
【図17】従来の別例に係る樹脂封止用金型における樹
脂充填完了状態を示した部分的な側面断面図である。
【図18】従来の別例に係る樹脂封止用金型における樹
脂充填に伴う問題を説明するために示した部分的な側面
断面図である。
【図19】従来の別例に係る樹脂封止用金型における樹
脂充填に伴う他の問題を説明するために示した部分的な
側面断面図である。
【図20】従来の別例に係る樹脂封止用金型における樹
脂充填に伴う別の問題を説明するために示した部分的な
側面断面図である。
【図21】特定の温度で加熱状態においた熱硬化性樹脂
に対してトルク試験を行ったときに現れる硬化の特性を
加熱時間との関係で示した樹脂硬化曲線である。
【符号の説明】
1,1a,1b ランナー 2 ポット 3,3a,3b 下キャビティ 4 リードフレーム搭載部 5 下型 6,6a,6b 上キャビティ 7 上型 8 リードフレーム 9 半導体素子 10 ボンディングワイヤ 11 プランジャー 12 樹脂タブレット 13 半導体パッケージ 14 上カル 15 樹脂成形ランナー 16 樹脂成形カル 17 樹脂注入ピン 18 ベース 19 樹脂タブレット保持孔 20 流入樹脂 21 未充填部 22 突出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉自在に対向配置された二つの
    型から成り、一方の型には半導体素子を樹脂封止するキ
    ャビティ,該キャビティへ溶融樹脂を流すランナー,及
    び樹脂を投入するための円筒形状のポットが設けられ、
    他方の型には前記一方の型のキャビティに対応して形成
    されたキャビティ,及び前記一方の型の前記ポットと対
    応して形成された溶融樹脂の流路であるカルが設けられ
    た半導体樹脂封止用金型において、前記一方の型には前
    記ランナーが前記ポットに連通して設けられ、前記他方
    の型からは前記カルが排除されて成ることを特徴とする
    半導体樹脂封止用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体樹脂封止用金型に
    おいて、前記ポット及び前記ランナーは、前記半導体素
    子を搭載するリードフレームの搭載範囲内に形成された
    ことを特徴とする半導体樹脂封止用金型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体樹脂封止用
    金型において、前記一方の型のキャビティ及び前記他方
    の型のキャビティは複数設けられ、前記ランナーは前記
    ポットとして1つのものと前記一方の型における前記複
    数のキャビティとを連通して複数設けられると共に、そ
    れぞれ前記溶融樹脂を等しい流量とするように形成され
    ていることを特徴とする半導体樹脂封止用金型。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体樹脂封止用金型に
    おいて、前記複数のランナーは、それぞれ断面における
    形状及び面積と長さ寸法とが等しいことを特徴とする半
    導体樹脂封止用金型。
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