JPH09181285A - 半導体基板及びその製造方法 - Google Patents

半導体基板及びその製造方法

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JPH09181285A
JPH09181285A JP7337443A JP33744395A JPH09181285A JP H09181285 A JPH09181285 A JP H09181285A JP 7337443 A JP7337443 A JP 7337443A JP 33744395 A JP33744395 A JP 33744395A JP H09181285 A JPH09181285 A JP H09181285A
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oxide film
crystal silicon
semiconductor substrate
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線透過像に不要なコントラストが発生す
ること無く高精度に目合わせされた半導体基板を提供す
ること。 【解決手段】 この半導体基板は、マスク用石英基板6
の目合わせ用マスクパターン11aとマスクパターン1
1bとに多層構造のSOI基板のSOI層100aに埋
め込み形成された目合わせ用酸化膜パターン1aと酸化
膜パターン1bとをそれぞれ目合わせして所用の処理を
施すことにより得られる。SOI基板では、石英基板6
と目合わせされる一面側における少なくとも目合わせ用
酸化膜パターン1aを含むフォトレジスト5に関する赤
外線2の透過領域と、一面側とは反対の他面側における
少なくとも目合わせ用酸化膜パターン1aを含む赤外線
2の透過領域とがそれぞれ平滑面として形成され、他面
側では平滑面が多結晶シリコン膜20を除去して設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高精度に
目合わせされたSOI(Silicon−On−Ins
ulator)構造の半導体基板及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路では微細化,高密
度化の要求が一層増しており、これに対してデバイスや
配線等を多層集積させる技術が検討されている。最近で
は半導体基板における多層集積技術の一分野として、シ
リコン酸化物等の誘電体層を埋め込み層として形成し、
その上に単結晶シリコンの薄膜を形成するSOI構造が
注目されている。
【0003】特に、このような埋め込み層においてSO
I層表面に形成するデバイスと対応したパターンが形成
されているとき、SOI層表面の最初のパターニングに
際して埋め込み層との目合わせが必要となっている。と
ころが、埋め込み層は上部のSOI層に隠れているた
め、可視光で観察することができない。
【0004】そこで、このような埋設構造を観察する手
段として、赤外線による透過像を利用する方法が知られ
ている。例えば特開平2−312220号公報には、こ
の方法を適用した目合わせ装置が開示されている。この
目合わせ装置は、2枚か或いはそれ以上のデバイス層が
形成された複数の基板同士の目合わせを行うものであ
る。
【0005】図5は、この目合わせ装置による埋め込み
酸化膜パターンとマスクパターンとの目合わせ方法を説
明するために示した半導体基板の側面断面図である。因
みに、ここではSOI基板の最初の目合わせ・露光工程
における構成を示すが、ウェーハチャック等の装置は略
図してある。
【0006】このSOI基板では、表面上に絶縁膜が形
成された第1の単結晶シリコン基板から研磨,パターン
形成を経て形成されたSOI層100aが第2の単結晶
シリコン基板200と貼り合わされており、貼り合わせ
面においてはSOI層100a表面にデバイスの絶縁分
離に用いられる酸化膜パターン1bと目合わせ用酸化膜
パターン1aとが形成されてSOI構造を成している。
又、SOI層100aの表面にはフォトレジスト5が塗
布されており、その反対側の第2の単結晶シリコン基板
200の表面には多結晶シリコン膜20が形成されてい
る。更に、貼り合わせ用基板であるSOI基板の上方に
は、目合わせ用マスクパターン11a及びマスクパター
ン11bを有するマスク用石英基板6が位置されてお
り、この石英基板6を用いてSOI基板に所用の処理を
施すことによって多層構造の半導体基板が得られる。
【0007】ここで、石英基板6及びSOI基板は何れ
も水平方向に移動できるようになっている。これより、
図示されない目合わせ装置では、SOI基板下方の赤外
線光源から照射した赤外線2による酸化膜パターン1a
の透過像と目合わせ用マスクパターン11aとを2台の
赤外線顕微鏡で観察しながら目合わせを行う。
【0008】ところで、上述したSOI基板の構成で
は、デバイスを形成しない側の表面(SOI基板の裏
面)に多結晶シリコン膜20を設けた場合を説明した
が、このようなEG(Extrinsic Gette
ring)膜は例えばデバイスプロセスにおける重金属
等の汚染物の捕獲場として機能させるために設けられて
いる。又、このような多結晶シリコン膜20に代えて他
の用途としてSOI基板の反りを補正するために酸化膜
等が設けられる場合がある。更に、このような薄膜を形
成せずにエッチングによる凹凸の形成や、サンドブラス
トによる歪み層の導入等によってSOI基板の裏面を意
図的に荒らす場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した半導体基板で
は石英基板及びSOI基板の目合わせにおいて、SOI
基板内部の埋め込み層である目合わせ用酸化膜パターン
がSOI基板を透過した赤外線の明暗像(コントラス
ト)として捉えられるが、赤外線顕微鏡の視野には埋め
込み層の赤外線透過像の他に上述したような基板裏面の
多結晶シリコン膜,凹凸,歪み層に起因する不要なコン
トラストが発生(多結晶シリコン膜の場合は捕獲された
汚染物等による影響が大となる)し、これが埋め込み層
の赤外線透過像に重なって目合わせ用酸化膜パターンの
形状を明瞭に観察できなくするため、目合わせ精度が低
下して目ずれによる特性不良の発生を回避できないとい
う問題がある。
【0010】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、赤外線透過像に不
要なコントラストが発生すること無く高精度に目合わせ
された半導体基板及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、目合わ
せ用マスクパターンとマスクパターンとが描かれたマス
ク用基板に対して一面側で該目合わせ用マスクパターン
と該マスクパターンとにそれぞれ位置合わせされる目合
わせ用酸化膜パターンと酸化膜パターンとが埋め込み形
成された多層構造の半導体基板において、一面側とは反
対の他面側における少なくとも目合わせ用酸化膜パター
ンを含む赤外線透過領域が平滑面として形成された半導
体基板が得られる。
【0012】この半導体基板において、一面側における
少なくとも目合わせ用酸化膜パターンを含む赤外線透過
領域が平滑面として形成されたこと、一面側及び他面側
の全面が平滑面として形成されたこと、多層構造が絶縁
膜を形成した第1の単結晶シリコン基板に第2の単結晶
シリコン基板を貼り合わせて成ることは好ましい。
【0013】一方、本発明によれば、第1の単結晶シリ
コン基板の一面上に部分的に絶縁膜パターンを形成する
膜形成工程と、絶縁膜パターンを除去して該除去部分に
酸化膜を埋め込んで酸化膜パターンと目合わせ用酸化膜
パターンとを形成するパターン形成工程と、第1の単結
晶シリコン基板におけるパターン形成された一面に第2
の単結晶シリコン基板の一面を対向させて接合すること
で多層構造の単結晶シリコン基板を得る基板接合工程
と、多層構造の単結晶シリコン基板の接合強度を増大さ
せるために熱処理する熱処理工程と、多層構造の単結晶
シリコン基板のうちの第1の単結晶シリコン基板の表面
を研削して所用の厚さの活性層を形成する第1の研削工
程と、多層構造の単結晶シリコン基板のうちの第2の単
結晶シリコン基板の表面を研削して平滑となるように研
磨する第2の研磨工程とを含む半導体基板の製造方法が
得られる。
【0014】この半導体基板の製造方法において、第1
の研磨工程で多層構造の単結晶シリコン基板のうちの第
1の単結晶シリコン基板の表面側における少なくとも目
合わせ用酸化膜パターンを含む赤外線透過領域を平滑面
として研磨形成すること、或いは第2の研磨工程で多層
構造の単結晶シリコン基板のうちの第2の単結晶シリコ
ン基板の表面側における少なくとも目合わせ用酸化膜パ
ターンを含む赤外線透過領域を平滑面として研磨形成す
ることは好ましい。
【0015】又、本発明によれば、上記何れかの半導体
基板の製造方法において、更に、第2の研磨工程を経て
得られた半導体基板に目合わせ用マスクパターンとマス
クパターンとが描かれたマスク用基板を赤外線透過によ
り目合わせ用酸化膜パターンの赤外線透過像が目合わせ
用マスクパターンと合致するように位置合わせして所用
の処理を施すことで半導体基板を得る基板形成工程を含
む半導体基板の製造方法が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の半
導体基板及びその製造方法について、図面を参照して詳
細に説明する。
【0017】最初に、本発明の半導体基板の概要を図1
を参照して簡単に説明する。この半導体基板も、図5で
説明した従来のものと同様に、マスク用基板である石英
基板6の目合わせ用マスクパターン11aとマスクパタ
ーン11bとに多層構造のSOI基板のSOI層100
aに埋め込み形成された目合わせ用酸化膜パターン1a
と酸化膜パターン1bとをそれぞれ目合わせして所用の
処理を施すことにより得られるが、この半導体基板では
SOI基板の構造が改良されている。
【0018】即ち、SOI基板では、石英基板6と目合
わせされる一面側における少なくとも目合わせ用酸化膜
パターン1aを含むフォトレジスト5に関する赤外線2
の透過領域と、一面側とは反対の他面側における少なく
とも目合わせ用酸化膜パターン1aを含む赤外線2の透
過領域とがそれぞれ平滑面として形成され、他面側では
平滑面が多結晶シリコン膜20を除去して設けられてい
る。このSOI基板の場合も、表面上に絶縁膜が形成さ
れた第1の単結晶シリコン基板から研磨,パターン形成
を経て形成されたSOI層100aが第2の単結晶シリ
コン基板200と貼り合わされており、貼り合わせ面に
おいてはSOI層100a表面にデバイスの絶縁分離に
用いられる酸化膜パターン1bと目合わせ用酸化膜パタ
ーン1aとが形成されてSOI構造を成している。
【0019】このような半導体基板の場合、SOI基板
の表面における赤外線2の透過領域が何れも平滑になっ
ているため、SOI基板の目合わせ用酸化膜パターン1
aに関する赤外線透過像に基づいて目合わせを行うと、
赤外線透過像に不要なコントラストが発生すること無い
ため、酸化膜パターン1bを赤外線透過像によって捉え
てマスクパターン11bとの目合わせを高精度に目合わ
せを行うことができる。この結果、酸化膜パターン1b
及びマスクパターン11bが精度良く一致されて特性の
優れた多層構造の半導体基板が得られる。
【0020】因みに、ここでのSOI基板は、その表面
における赤外線2の透過領域が何れも平滑であるとした
が、その一面側及び他面側の全面を平滑面として形成し
ても同等な効果が得られる。
【0021】ところで、このような多層構造のSOI基
板及びそれを用いた半導体基板を製造する場合、以下に
説明するような各工程の手順を実施すれば良い。
【0022】即ち、SOI基板を製造する場合には、第
1の単結晶シリコン基板の一面上に部分的に絶縁膜パタ
ーンを形成する膜形成工程と、絶縁膜パターンを除去し
て該除去部分に酸化膜を埋め込んで酸化膜パターンと目
合わせ用酸化膜パターンとを形成するパターン形成工程
と、第1の単結晶シリコン基板におけるパターン形成さ
れた一面に第2の単結晶シリコン基板の一面を対向させ
て接合することで多層構造の単結晶シリコン基板を得る
基板接合工程と、多層構造の単結晶シリコン基板の接合
強度を増大させるために熱処理する熱処理工程と、多層
構造の単結晶シリコン基板のうちの第1の単結晶シリコ
ン基板の表面を研削して所用の厚さの活性層を形成する
第1の研削工程と、多層構造の単結晶シリコン基板のう
ちの第2の単結晶シリコン基板の表面を研削して平滑と
なるように研磨する第2の研磨工程とを実施すれば良
い。
【0023】但し、第1の研磨工程では多層構造の単結
晶シリコン基板のうちの第1の単結晶シリコン基板の表
面側における少なくとも目合わせ用酸化膜パターンを含
む赤外線透過領域を平滑面として研磨形成し、第2の研
磨工程では多層構造の単結晶シリコン基板のうちの第2
の単結晶シリコン基板の表面側における少なくとも目合
わせ用酸化膜パターンを含む赤外線透過領域を平滑面と
して研磨形成するようにする。
【0024】又、半導体基板として製造する場合には、
上述した従来の目合わせ装置を適用し、SOI基板に目
合わせ用マスクパターン11a及びマスクパターン11
bが描かれた石英基板6を赤外線透過により目合わせ用
酸化膜パターン1aの赤外線透過像が目合わせ用マスク
パターン11aと合致するように位置合わせして所用の
処理を施すことで半導体基板を得る基板形成工程を実施
すれば良い。
【0025】そこで、以下は幾つかの実施例により本発
明の半導体基板及びその製造方法を具体的に説明する。 [実施例1]実施例1では、図1に示されるようなSO
I基板及び石英基板6を得た。SOI基板では、第2の
単結晶シリコン基板に基づくSOI層100aと第2の
単結晶シリコン基板200とが接合されてSOI構造と
なっている。この基板の貼り合わせ界面には、目合わせ
用酸化膜パターン1a及び酸化膜パターン1bが部分的
に複数個形成されている。このうち、目合わせ用酸化膜
パターン1aは周縁部に配置され、酸化膜パターン1b
はその形状が任意であり、SOI層100aの表面に形
成される素子の分離絶縁膜として機能する。尚、目合わ
せ用酸化膜パターン1aの大きさは通常のフォトリソグ
ラフィ法で用いられる酸化膜パターン1bと同程度に微
細であるが、ここではその位置を明確化するために幾分
大き目に描いている。
【0026】図2は、SOI基板を裏面から観察して示
した平面図である。SOI基板は中央部分にEG用の多
結晶シリコン膜20が設けられ、その目合わせ領域40
を含む周縁部は平滑面30となるように研磨されてい
る。
【0027】次に、SOI基板の目合わせ用酸化膜パタ
ーン1aと石英基板6の目合わせ用マスクパターン11
aとの目合わせ方法を説明する。因みに、ここでSOI
基板のSOI層100aの表面に塗布されたフォトレジ
スト5と石英基板6とはフォトリソグラフィ用として使
用される。
【0028】SOI基板の裏面の平滑に加工された目合
わせ領域40に波長約1.2μmの赤外線2を照射し、
酸化膜パターン1aの赤外線2の透過像を赤外線顕微鏡
で観察する。この透過像と石英基板6の周縁部に配置さ
れた目合わせ用マスクパターン11aとを同一視野内に
導き、目合わせを行う。
【0029】ここではSOI基板の裏面における赤外線
照射領域は平滑に研磨されているので、従来技術で説明
したような不要なコントラストが発生せず、赤外線顕微
鏡視野内に目合わせパターンの赤外線透過像のみが明瞭
に観察される。このため、精度の良い目合わせが可能と
なる。このSOI基板及び石英基板6に関して目合わせ
を行った結果、位置合わせ精度は約±1μmであった。
【0030】ところで、比較として赤外線2が照射され
るSOI基板の裏面がエッチングによって凹凸の付けら
れているSOI基板に関しても、実際に目合わせを行っ
たところ、位置合わせ精度は約±3μmとなった。
【0031】このように、本発明による半導体基板(S
OI基板)を用いることにより、目合わせ精度を著しく
向上させることができる。
【0032】この後、SOI層100aの表面に塗布し
たフォトリソグラフィ用のフォトレジスト5を例えば波
長400nmの紫外線で露光し、マスクパターン11b
をフォトレジスト5に転写する。このようにして製品と
しての半導体基板を得ることができるが、ここまでの目
合わせ作業は従来の目合わせ装置としての目合わせ露光
機を使用できる。
【0033】図3は、SOI基板の製造方法を説明する
ために示した各製造工程における側面断面図であり、同
図(a)は膜形成工程に関するもの,同図(b)はパタ
ーン形成前期工程に関するもの,同図(c)はパターン
形成後期工程に関するもの,同図(d)は基板接合工程
に関するもの,同図(e)は第1の研磨工程に関するも
の,同図(f)は第2の研磨工程に関するものである。
【0034】このSOI基板を製造する場合、予め5イ
ンチ径の面方位(100)の第1の単結晶シリコン基板
100と、第2の単結晶シリコン基板200とをそれぞ
れ用意する。
【0035】最初に、図3(a)に示されるように、膜
形成工程として第1の単結晶シリコン基板100の表面
上に熱酸化法等によりシリコン酸化膜10を形成した
後、その面にフォトリソグラフィ法及びドライエッチン
グ法を適用して所定の部分のシリコン酸化膜10を除い
て開口部を作り、その部分の単結晶シリコンを露出させ
る。
【0036】次に、パターン形成前期工程として、シリ
コン酸化膜10をマスクとして開口部の単結晶シリコン
をドライエッチング法等でエッチングし、図3(b)に
示されるように約1μmの深さの段差22を形成する。
引き続き、マスクしたシリコン酸化膜10を除去した
後、熱酸化又は低温CVD等によって段差22を埋め合
わせる程度に一様の膜厚の酸化膜を形成してから段差2
2に埋め込まれた酸化膜を残すように研削・研磨し、図
3(c)に示されるように、パターン形成後期工程とし
て目合わせ用酸化膜パターン1a及び酸化膜パターン1
bを形成する。このように、目合わせ用酸化膜パターン
1a及び酸化膜パターン1bは、一つのマスクパターン
を用いて同時にパターニングされる。
【0037】尚、各酸化膜パターン1a,1bは、ここ
で説明した方法の他にLOCOS酸化膜を利用しても形
成できる。
【0038】次に、基板接合工程として図3(d)に示
されるように、第1の単結晶シリコン基板100を目合
わせ用酸化膜パターン1a及び酸化膜パターン1b側で
第2の単結晶シリコン基板200と貼り合わせて貼り合
わせ面50を有する多層構造の単結晶シリコン基板を得
る。引き続いて、この多層構造の単結晶シリコン基板の
接合強度を増大させるために熱処理工程として、単結晶
シリコン基板を酸化性雰囲気で1100℃〜1200
℃,2時間の条件下で熱処理を行って接合を強固なもの
とする。
【0039】更に、第1の研磨工程として図3(e)に
示されるように、多層構造の単結晶シリコン基板におけ
る第1の単結晶シリコン基板100の表面側を研削・研
磨によって薄膜化し、第1の単結晶シリコン基板100
から厚さ約10μmの活性層としてのSOI層100a
を形成する。加えて、多層構造の単結晶シリコン基板の
裏面にCVD法により多結晶シリコン層20を約1μm
成膜する。
【0040】最後に、第2の研磨工程として図3(e)
に示されるように、多層構造の単結晶シリコン基板にお
ける裏面側(第2の単結晶シリコン基板200の表面
側)の目合わせ用酸化膜パターン1aの透過像の得られ
る領域を含む周縁部を部分的に研磨して、多結晶シリコ
ン層20を除去することにより図2に示されるような目
合わせ領域40を含む平滑面30を形成し、SOI基板
を得る。 [実施例2]実施例2では、実施例1で用いたSOI基
板の対比として、ここで得られた図2に示される他のS
OI基板を裏面から示した平面図である。
【0041】このSOI基板では裏面において、局部的
に設けられた目合わせ領域40を含む平滑面30(口径
数mm程度のもの)を除く全面に多結晶シリコン膜20
が形成されている。このように、裏面に形成する多結晶
シリコン膜20のうち、目合わせを行う領域を局部的に
除去して平滑面30を露出させても良い。尚、このSO
I基板を製造する方法も実施例1の場合に準ずる。
【0042】尚、各実施例では、SOI基板の裏面に多
結晶シリコン膜20を形成した場合に関して、目合わせ
に必要な平滑面30の領域を説明したが、このようなS
OI基板の裏面に薄膜の形成が不要な場合には裏面を全
面的に平滑に研磨しても同様の効果が得られる。又、本
発明は、例えば縦形パワーMOS−FET等の高耐圧パ
ワー素子と、CMOS LSIやバイポーラIC等の低
耐圧素子とを混載させたIPD(Intelligen
t Power Device)用の部分的に埋め込み
酸化膜が形成された貼り合わせSOI基板にも適用でき
る。更に、各実施例では貼り合わせ構造のSOI基板を
説明したが、本発明はSOI基板の目合わせに限定され
るものではなく、透過像を用いて目合わせを行う多層構
造を有する半導体基板一般に適用できる。加えて、本発
明は例えば3次元IC等のデバイスを埋設構造に有する
多層構造基板の相互の目合わせにも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、赤
外線が照射される面を平滑面として赤外線透過像に不要
なコントラストが発生することを防止し、半導体基板の
目合わせ用酸化膜パターンを赤外線透過像によって捉え
てマスク用基板の目合わせ用マスクパターンとの目合わ
せを高精度に行うことができるため、埋設された多層構
造における酸化膜パターンがマスクパターンに精度良く
一致されて特性の優れた半導体基板が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る埋め込み酸化膜パター
ンとマスクパターンとの目合わせ方法を説明するために
示した半導体基板の側面断面図である。
【図2】図1に示した半導体基板に用いられるSOI基
板を裏面から示した平面図である。
【図3】図1に示した半導体基板に用いられるSOI基
板の製造方法を説明するための各製造工程における側面
断面図であり、(a)は膜形成工程に関するもの,
(b)はパターン形成前期工程に関するもの,(c)は
パターン形成後期工程に関するもの,(d)は基板接合
工程に関するもの,(e)は第1の研磨工程に関するも
の,(f)は第2の研磨工程に関するものである。
【図4】本発明の実施例2に係る半導体基板に用いられ
る他のSOI基板を裏面から示した平面図である。
【図5】従来の目合わせ装置による埋め込み酸化膜パタ
ーンとマスクパターンとの目合わせ方法を説明するため
に示した半導体基板の側面断面図である。
【符号の説明】
1a 目合わせ用酸化膜パターン 1b 酸化膜パターン 2 赤外線 5 フォトレジスト 6 石英基板 10 酸化膜 11a 目合わせ用マスクパターン 11b マスクパターン 20 多結晶シリコン膜 22 段差 30 平滑面 40 目合わせ領域 50 貼り合わせ面 100 第1の単結晶シリコン基板 100a 活性層 200 第2の単結晶シリコン基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目合わせ用マスクパターンとマスクパタ
    ーンとが描かれたマスク用基板に対して一面側で該目合
    わせ用マスクパターンと該マスクパターンとにそれぞれ
    位置合わせされる目合わせ用酸化膜パターンと酸化膜パ
    ターンとが埋め込み形成された多層構造の半導体基板に
    おいて、前記一面側とは反対の他面側における少なくと
    も前記目合わせ用酸化膜パターンを含む赤外線透過領域
    が平滑面として形成されたことを特徴とする半導体基
    板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体基板において、前
    記一面側における少なくとも前記目合わせ用酸化膜パタ
    ーンを含む赤外線透過領域が平滑面として形成されたこ
    とを特徴とする半導体基板。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体基板において、前
    記一面側及び前記他面側の全面が平滑面として形成され
    たことを特徴とする半導体基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の半導
    体基板において、前記多層構造は絶縁膜を形成した第1
    の単結晶シリコン基板に第2の単結晶シリコン基板を貼
    り合わせて成ることを特徴とする半導体基板。
  5. 【請求項5】 第1の単結晶シリコン基板の一面上に部
    分的に絶縁膜パターンを形成する膜形成工程と、前記絶
    縁膜パターンを除去して該除去部分に酸化膜を埋め込ん
    で酸化膜パターンと目合わせ用酸化膜パターンとを形成
    するパターン形成工程と、前記第1の単結晶シリコン基
    板における前記パターン形成された前記一面に第2の単
    結晶シリコン基板の一面を対向させて接合することで多
    層構造の単結晶シリコン基板を得る基板接合工程と、前
    記多層構造の単結晶シリコン基板の接合強度を増大させ
    るために熱処理する熱処理工程と、前記多層構造の単結
    晶シリコン基板のうちの前記第1の単結晶シリコン基板
    の表面を研削して所用の厚さの活性層を形成する第1の
    研削工程と、前記多層構造の単結晶シリコン基板のうち
    の前記第2の単結晶シリコン基板の表面を研削して平滑
    となるように研磨する第2の研磨工程とを含むことを特
    徴とする半導体基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体基板の製造方法に
    おいて、前記第1の研磨工程では、前記多層構造の単結
    晶シリコン基板のうちの前記第1の単結晶シリコン基板
    の表面側における少なくとも前記目合わせ用酸化膜パタ
    ーンを含む赤外線透過領域を平滑面として研磨形成する
    ことを特徴とする半導体基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の半導体基板基板の
    製造方法において、前記第2の研磨工程では、前記多層
    構造の単結晶シリコン基板のうちの前記第2の単結晶シ
    リコン基板の表面側における少なくとも前記目合わせ用
    酸化膜パターンを含む赤外線透過領域を平滑面として研
    磨形成することを特徴とする半導体基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の半導体基板の製造
    方法において、更に、前記第2の研磨工程を経て得られ
    た半導体基板に目合わせ用マスクパターンとマスクパタ
    ーンとが描かれたマスク用基板を赤外線透過により前記
    目合わせ用酸化膜パターンの赤外線透過像が前記目合わ
    せ用マスクパターンと合致するように位置合わせして所
    用の処理を施して半導体基板を得る基板形成工程を含む
    ことを特徴とする半導体基板の製造方法。
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