JPH09181787A - 無線機 - Google Patents

無線機

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JPH09181787A
JPH09181787A JP7338619A JP33861995A JPH09181787A JP H09181787 A JPH09181787 A JP H09181787A JP 7338619 A JP7338619 A JP 7338619A JP 33861995 A JP33861995 A JP 33861995A JP H09181787 A JPH09181787 A JP H09181787A
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baseband signals
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corrected
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JP7338619A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Tsukagoshi
和明 塚越
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信電力増幅器が出力した送信出力の一部を帰
還し、復調器で復調して得られる2つの復調ベースバン
ド信号の増幅を同一値に設定し、保持することを可能と
し、送信電力増幅器で発生する非直線歪を補正し、送信
スペクトルの劣化による隣接チャネルへの干渉妨害をな
くすようにした無線機を提供する。 【解決手段】搬送波発振器24と、ベースバンド信号発
生器2と、2つの誤差補正器4a、4bと、直交変調器
9と、送信電力増幅器12と、復調器15と、2つの減
算器5a、5bとを有し、送信電力増幅器12の非線形
歪を補償するようにした無線機において、2つのレベル
補正器17a、17bを有し、それぞれ所要レベルのレ
ベル補正された2つの復調ベースバンド信号を出力する
ようにあらかじめ制御設定し、送信電力増幅器12の非
線形歪を補償するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交振幅変調波を
送信電力増幅器で増幅した送信出力の一部を、2つのベ
ースバンド信号に分解し帰還して、送信電力増幅器の非
線形歪を補償するようにした無線機の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の進歩とともにデ
ィジタル無線機が汎用化され多用されつつあり、周波数
利用効率の向上を図るため、ディジタル無線機における
線形変調方法について改良が進められている。ところ
で、ディジタル無線機は、ディジタル技術を活用し、多
値QAMのような線形変調を使用するが、線形変調信号
を送信電力増幅器で増幅すると、送信電力増幅器が持つ
非線形特性により送信スペクトルの劣化が生じ、その結
果、周波数帯域幅が広がり、隣接チャネルへの干渉妨害
の原因となる。したがって、このような送信電力増幅器
が線形増幅器であることが必須となるディジタル無線機
では、要求に応えるため、送信電力増幅器の非線形特性
を補償して線形化をはかり、送信スペクトルの劣化を防
ぐ手段が必要であり、例えば電子情報通信学会技術研究
報告RSC92−25や、特開平4−291829号公
報に非線形特性の補償手段が開示されている。
【0003】従来技術による、送信出力の一部を2つの
ベースバンド信号に分解し帰還して、送信電力増幅器の
非線形歪を補償するようにした無線機のブロック図を図
3に示し、説明をする。なお、図3には無線機の送信部
のみを示す。図3において、2は送信データを2つの入
力ベースバンド信号I、Qに変換するベースバンド信号
発生器、4aおよび4bは入力ベースバンド信号I、Q
に誤差補正を行なう誤差補正器、24は所要周波数の搬
送波を発振する搬送波発振器、9は搬送波を直交変調す
る直交変調器、12は直交変調波を電力増幅する送信電
力増幅器、15は送信出力の一部を復調する復調器、5
aおよび5bは入力ベースバンド信号I、Qと復調ベー
スバンド信号I、Qとで誤差信号を算出する減算器、7
aおよび7bは誤差信号を切り替えるスイッチ、20は
誤差信号の振幅差を検出する振幅検出器、22は検出出
力により位相制御信号を出力する位相制御器、26は搬
送波の位相を位相制御信号により調整する位相調整器を
示す。
【0004】無線機において、ベースバンド信号発生器
2は、入力された送信データ1を2つの入力ベースバン
ド信号I3a、Q3bに変換し、それぞれを誤差補正器
4aおよび4bと、減算器5aおよび5bへ出力する。
誤差補正器4aおよび4bは、入力された2つの入力ベ
ースバンド信号I3a、Q3bを2つのベースバンド信
号I8a、Q8bとして、直交変調器9へ出力する。直
交変調器9は、入力された2つのベースバンド信号I8
a、Q8bで、別途、搬送波発振器24から入力された
所要周波数の搬送波25を直交振幅変調し、直交変調波
10を、送信電力増幅器12へ出力する。送信電力増幅
器12は、入力された直交変調波10を、所要電力まで
電力増幅し、送信出力13を、アンテナ(図示していな
い。)へ出力する。
【0005】この送信出力13の一部は、送信電力増幅
器12で発生する歪補正に使用するために、復調器15
に帰還入力される。復調器15は、入力された送信出力
13の一部を、別途、位相調整器26から入力された所
要周波数の搬送波27で復調し、2つの復調ベースバン
ド信号I16a、Q16bに分解して、2つの入力ベー
スバンド信号I3a、Q3bが入力される前記減算器5
aおよび5bへ出力する。減算器5aおよび5bは、そ
れぞれで、2つの入力ベースバンド信号I3a、Q3b
と2つの復調ベースバンド信号I16a、Q16bとの
誤差信号6a、6bを算出し、スイッチ7aおよび7b
を介し、誤差補正器4aおよび4bへ出力する。
【0006】誤差補正器4aおよび4bは、ベースバン
ド信号発生器2からの2つの入力ベースバンド信号I3
a、Q3bを誤差信号6a、6bで補正し、2つの誤差
補正されたベースバンド信号I8a、Q8bを、直交変
調器9へ出力する。直交変調器9は、2つの誤差補正さ
れたベースバンド信号I8a、Q8bで、所要周波数の
搬送波25を直交振幅変調し、誤差補正された直交変調
波10を送信電力増幅器12へ出力する。送信電力増幅
器12は、誤差補正された直交変調波10を、所要電力
まで電力増幅し、送信電力増幅器12が持つ非線形歪を
相殺した送信出力13を、アンテナへ出力する。以後、
前記動作を繰返し、非線形歪の補償を行なった送信出力
をアンテナへ出力する。
【0007】上述のように、図3に示す回路を使用する
ことにより、送信電力増幅器12で発生する非線形歪の
補償を行なった無線機とすることができるが、送信電力
増幅器12には、非線形歪の発生のほかに、遅延が発生
するので、直交振幅変調に使用する搬送波25をそのま
ま使用して送信出力13の一部を復調をすると、復調器
15から出力される2つの復調ベースバンド信号I16
a、Q16bの位相は所要の位相から回転したものとな
る。この位相回転をなくすために、位相制御器22から
位相調整器26へ位相制御信号23を出力して、搬送波
発振器24から位相調整器26に入力された所要周波数
の搬送波25の位相を制御し所要周波数の搬送波27と
して復調器15へ出力する。このように所要周波数の搬
送波25の位相を制御し所要周波数の搬送波27とする
ことで、2つの復調ベースバンド信号I16a、Q16
bの位相が、2つの入力ベースバンド信号I3a、Q3
bと同相となるように制御している。
【0008】この所要周波数の搬送波の位相制御は、図
4(a)にベクトル図で示すような2つの入力ベースバ
ンド信号I3a、Q3bを順に片側のみ無信号とし、順
に片側のみに正の成分を持つ無変調波10を直交変調器
9から出力し送信電力増幅器12で増幅して、送信出力
13の一部を帰還する。帰還した送信出力13の一部を
復調器15で復調した2つの復調ベースバンド信号I1
6a、Q16bについて、2つの入力ベースバンド信号
I3a、Q3bとの誤差信号をスイッチ7a、7bで切
り替え、誤差信号I19a、Q19bを振幅検出器20
に入力し、検出出力21として振幅差を検出する。そし
て、検出出力21が、I成分のみ正の成分である場合
は、Q成分の誤差がゼロになるように、Q成分のみ正の
成分である場合は、I成分の誤差がゼロになるように、
位相制御器22を介して位相調整器26で、復調器15
へ入力する復調搬送波27の位相を可変調整して行な
う。なお、I成分あるいはQ成分のみに正の成分を持つ
無変調波による位相調整は、入力した送信データによる
直交変調波の送信出力に先立ち行なうことが必要であ
る。このようにして、入力ベースバンド信号I3a、Q
3bと帰還した復調ベースバンド信号I16a、Q16
bとの位相を合わせ、誤差信号を求め、この誤差信号に
より2つの入力ベースバンド信号I3a、Q3bの誤差
補正を行なうことで、送信電力増幅器12の非線形歪補
償を行なった無線機とすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による無線機
においては、送信出力の一部を帰還し復調して得られる
2つの復調ベースバンド信号それぞれの振幅が、回路定
数の誤差、回路内の温度変化などにより、同一値になら
ないという問題が発生する。例えば、2つの復調ベース
バンド信号のI側の増幅がQ側の1/2に減少した場合
は、I、Q同値成分の変調波を送信したものとすると、
図5(a)と(b)に示すように、復調ベースバンド信
号は、位相がπ/4からπ/3に変動したことと同等に
なってしまう。このように、2つの復調ベースバンド信
号の振幅が同値でないと、入力ベースバンド信号との誤
差を正しく算出することができず、誤った値で誤差補正
をすることになり、送信スペクトルが十分改善されず、
隣接チャネルへの干渉妨害を引き起こす場合が生じるこ
とになる。本発明は、前記問題点を解決し、送信電力増
幅器が出力した送信出力の一部を帰還し、復調器で復調
して得られる2つの復調ベースバンド信号の増幅を同一
値に設定し、保持することを可能とし、送信電力増幅器
で発生する非直線歪を補正し、送信スペクトルの劣化に
よる隣接チャネルへの干渉妨害をなくすようにした無線
機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の無線機は、少なくとも、搬送波を発振し出
力する搬送波発振器と、送信データを2つの入力ベース
バンド信号に変換し出力するベースバンド信号発生器
と、前記2つの入力ベースバンド信号をそれぞれ誤差信
号で補正し誤差補正されたベースバンド信号を出力する
2つの誤差補正器と、前記2つの誤差補正されたベース
バンド信号で前記搬送波を直交振幅変調し直交変調波を
出力する直交変調器と、前記直交変調波を増幅し送信出
力として出力する送信電力増幅器と、前記送信出力の一
部を復調し2つの復調ベースバンド信号を出力する復調
器と、前記2つの入力ベースバンド信号と前記2つの復
調ベースバンド信号とでそれぞれ減算をし前記誤差信号
を出力する2つの減算器とを有し、前記送信電力増幅器
の非線形歪を補償するようにした無線機において、前記
復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド信号
をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル補正
された2つの復調ベースバンド信号を出力する2つのレ
ベル補正器を有し、前記2つのレベル補正器を、それぞ
れ所要レベルの前記レベル補正された2つの復調ベース
バンド信号を出力するようにあらかじめ制御設定し、前
記送信電力増幅器の非線形歪を補償するようにしたもの
である。
【0011】また、本発明の無線機は、前記送信電力増
幅器の非線形歪を補償するようにした無線機において、
前記復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド
信号をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル
補正された2つの復調ベースバンド信号を出力する2つ
のレベル補正器と、前記2つの減算器からそれぞれ出力
された前記誤差信号で前記2つの復調ベースバンド信号
の振幅誤差信号を検出し出力する振幅検出器と、該振幅
検出器から出力された前記振幅誤差信号で前記2つのレ
ベル補正器を制御するレベル制御信号を出力するレベル
制御器とを有し、前記2つのレベル補正器を、それぞれ
所要レベルの前記レベル補正された2つの復調ベースバ
ンド信号を出力するようにあらかじめ前記レベル制御信
号を調整設定し、前記送信電力増幅器の非線形歪を補償
するようにしたものである。
【0012】また、本発明の無線機は、前記送信電力増
幅器の非線形歪を補償するようにした無線機において、
前記復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド
信号をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル
補正された前記2つの復調ベースバンド信号を出力する
2つのレベル補正器と、前記2つのレベル補正器からそ
れぞれ出力された前記2つの復調ベースバンド信号で前
記2つの復調ベースバンド信号の振幅誤差信号を検出し
出力する振幅検出器と、該振幅検出器から出力された前
記振幅誤差信号で前記2つのレベル補正器を制御するレ
ベル制御信号を出力するレベル制御器とを有し、前記2
つのレベル補正器を、それぞれ所要レベルの前記レベル
補正された2つの復調ベースバンド信号を出力するよう
にあらかじめ前記レベル制御信号を調整設定し、前記送
信電力増幅器の非線形歪を補償するようにしたものであ
る。
【0013】本発明の作用について説明すると、本発明
の無線機は、少なくとも、搬送波を発振し出力する搬送
波発振器と、送信データを2つの入力ベースバンド信号
に変換し出力するベースバンド信号発生器と、前記2つ
の入力ベースバンド信号をそれぞれ誤差信号で補正し誤
差補正されたベースバンド信号を出力する2つの誤差補
正器と、前記2つの誤差補正されたベースバンド信号で
前記搬送波を直交振幅変調し直交変調波を出力する直交
変調器と、前記直交変調波を増幅し送信出力として出力
する送信電力増幅器と、前記送信出力の一部を復調し2
つの復調ベースバンド信号を出力する復調器と、前記2
つの入力ベースバンド信号と前記2つの復調ベースバン
ド信号とでそれぞれ減算をし前記誤差信号を出力する2
つの減算器とを有し、前記送信電力増幅器の非線形歪を
補償するようにした無線機であって、2つのレベル補正
器を有しており、前記復調器から出力された前記2つの
復調ベースバンド信号をそれぞれ所要レベルとなるよう
に補正し、レベル補正された2つの復調ベースバンド信
号を出力し、前記2つのレベル補正器を、それぞれ所要
レベルの前記レベル補正された2つの復調ベースバンド
信号を出力するようにあらかじめ制御設定し、前記送信
電力増幅器の非線形歪を補償する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による、送信出力の一部を
2つのベースバンド信号に分解し帰還して、送信電力増
幅器の非線形歪を補償するようにした無線機の実施の形
態を、図1、図2に示すブロック図を使用して説明す
る。なお、図1、図2には無線機の送信部のみを示す。
図1において、2は送信データを2つの入力ベースバン
ド信号I、Qに変換するベースバンド信号発生器、4a
および4bは、ベースバンド信号発生器2から入力され
る入力ベースバンド信号I、Qに誤差補正を行なう誤差
補正器、24は所要周波数の搬送波を発振する搬送波発
振器、9は、搬送波発振器24から入力される搬送波を
誤差補正器4aおよび4bから入力される誤差補正した
ベースバンド信号I、Qで直交変調する直交変調器、1
2は、直交変調器9から入力される直交変調波を電力増
幅する送信電力増幅器、11は、直交変調器9から送信
電力増幅器12へ出力される直交変調波をオン/オフす
るスイッチ、15は、直交変調波を復調する復調器、1
4は、直交変調器9から復調器15へ直交変調波を出力
するためにオン/オフするスイッチ、31は、送信電力
増幅器12から復調器15へ出力される送信出力の一部
をオン/オフするスイッチ、17aおよび17bは、復
調器15から入力される復調ベースバンド信号I、Qを
レベル補正するレベル補正器、5aおよび5bは、ベー
スバンド信号発生器2から入力される入力ベースバンド
信号I、Qと、レベル補正器17aおよび17bから入
力されるレベル補正をした復調ベースバンド信号I、Q
とで減算を行なう減算器、7aおよび7bは、減算器5
aおよび5bから入力される誤差信号を切り替えるスイ
ッチ、20は、スイッチ7aおよび7bで切り替えられ
入力される誤差信号の振幅差を検出する振幅検出器、2
2は、振幅検出器20から入力される検出出力により位
相制御信号を出力する位相制御器、26は、搬送波発振
器24から入力される搬送波の位相を位相制御器22か
ら入力される位相制御信号により調整する位相調整器、
29は、振幅検出器20から入力される検出出力により
レベル制御信号を出力するレベル制御器を示す。
【0015】無線機において、ベースバンド信号発生器
2は、入力された送信データ1を2つの入力ベースバン
ド信号I3a、Q3bに変換し、それぞれを誤差補正器
4aおよび4bと、減算器5aおよび5bへ出力する。
誤差補正器4aおよび4bは、入力された2つの入力ベ
ースバンド信号I3a、Q3bを2つのベースバンド信
号I8a、Q8bとして、直交変調器9へ出力する。直
交変調器9は、入力された2つのベースバンド信号I8
a、Q8bで、別途、搬送波発振器24から入力された
所要周波数の搬送波25を直交振幅変調し、直交変調波
10を、スイッチ11を介し、送信電力増幅器12へ出
力する。送信電力増幅器12は、入力された直交変調波
10を、所要電力まで電力増幅し、送信出力13を、ア
ンテナ(図示していない。)へ出力する。このとき、ス
イッチ11はオン、スイッチ14はオフ、スイッチ31
はオンの状態に設定する。
【0016】この送信出力13の一部は、送信電力増幅
器12で発生する歪補正を行なうために、スイッチ31
を介し、復調器15に帰還入力される。復調器15は、
入力された送信出力13の一部を、別途、位相調整器2
6から入力された所要周波数の搬送波27で復調し、2
つの復調ベースバンド信号I16a、Q16bに分解し
て、レベル補正器17a、17bへ出力する。レベル補
正器17a、17bは、2つの入力ベースバンド信号I
3a、Q3bが入力される前記減算器5aおよび5b
へ、2つの復調ベースバンド信号I18a、Q18bを
出力する。減算器5aおよび5bは、それぞれで、2つ
の入力ベースバンド信号I3a、Q3bと2つの復調ベ
ースバンド信号I18a、Q18bとの誤差信号6a、
6bを算出し、スイッチ7aおよび7bを介し、誤差補
正器4aおよび4bへ出力する。
【0017】誤差補正器4aおよび4bは、それぞれ
で、ベースバンド信号発生器2からの2つの入力ベース
バンド信号I3a、Q3bを誤差信号6a、6bで補正
し、2つの誤差補正されたベースバンド信号I8a、Q
8bを、直交変調器9へ出力する。直交変調器9は、2
つの誤差補正されたベースバンド信号I8a、Q8b
で、所要周波数の搬送波25を直交振幅変調し、誤差補
正された直交変調波10を送信電力増幅器12へ出力す
る。送信電力増幅器12は、誤差補正された直交変調波
10を、所要電力まで電力増幅し、送信電力増幅器12
が持つ非線形歪を相殺した送信出力13を、アンテナへ
出力する。以後、前記動作を繰返し、非線形歪の補償を
行なった送信出力をアンテナへ出力する。
【0018】上述のように、図1に示す回路を使用する
ことにより、送信電力増幅器12で発生する非線形歪の
補償を行なうことができる。つぎに、送信電力増幅器1
2で発生する遅延については、位相制御器22から位相
制御信号23を位相調整器26へ出力して、搬送波発振
器24から位相調整器26に入力される所要周波数の搬
送波25の位相を制御して所要周波数の搬送波27とす
ることで、2つの復調ベースバンド信号I18a、Q1
8bの位相が、2つの入力ベースバンド信号I3a、Q
3bと同相となるように制御する。この所要周波数の搬
送波27の位相制御は、2つの入力ベースバンド信号I
3a、Q3bを順に片側のみ無信号とし、順に片側のみ
に正の成分を持つ無変調波10を直交変調器9から出力
し送信電力増幅器12で増幅して、送信出力13の一部
を帰還する。
【0019】帰還した送信出力13の一部を復調器15
で復調した2つの復調ベースバンド信号I16a(I1
8a)、Q16b(Q18b)について、2つの入力ベ
ースバンド信号I3a、Q3bとの誤差信号をスイッチ
7a、7bで切り替え、誤差信号I19a、Q19bを
振幅検出器20に入力し、検出出力21として振幅差を
検出する。そして、検出出力21が、I成分のみ正の成
分である場合は、Q成分の誤差がゼロになるように、Q
成分のみ正の成分である場合は、I成分の誤差がゼロに
なるように、位相制御器22を介して位相調整器26
で、復調器15へ入力する復調搬送波27の位相を可変
調整して行なう。なお、I成分あるいはQ成分のみに正
の成分を持つ無変調波による位相調整は、入力した送信
データによる直交変調波の送信出力に先立ち行なうこと
が必要である。
【0020】つぎに、復調器15から出力された2つの
復調ベースバンド信号I16a、Q16bのレベル補正
を行なうが、この調整は、上述の位相調整と同様に、送
信データによる直交変調波の送信出力に先立ち行なう。
このとき、調整に使用する無変調波を、送信出力として
出力せずに調整を行なう場合は、スイッチ11をオフ、
スイッチ14をオン、スイッチ31をオフとし、送信電
力増幅器12は停止状態として行なう。また、調整に使
用する無変調波を、送信出力として出力しながら調整を
行なう場合は、スイッチ11をオン、スイッチ14をオ
フ、スイッチ31をオンとし、送信電力増幅器12は動
作状態として行なう。直交変調器9から出力された無変
調波10は、スイッチ14あるいはスイッチ31を介し
て復調器15に帰還入力するが、スイッチ14を介して
復調器15に帰還入力する場合の無変調波10は、送信
電力増幅器12を通過していないためほとんど遅延が無
く、復調器15に入力する搬送波27は、搬送波発振器
24から出力される搬送波25と同位相に設定すること
が必要となる。
【0021】直交変調波10は、図4(a)に示すよう
な入力ベースバンド信号I3a、Q3bのI側のみに正
の成分、Q側のみに正の成分を持つ無変調波を交互に出
力するか、あるいは、図4(b)に示すようなI側、Q
側で同値成分を持つ無変調波を直交変調器9から出力し
帰還する。帰還した無変調波を復調器15で復調した2
つの復調ベースバンド信号I16a、Q16bは、レベ
ル補正器I17aおよびQ17bで2つの復調ベースバ
ンド信号I18a、Q18bとなり、減算器I5aおよ
びQ5bへ入力される。2つの入力ベースバンド信号I
3a、Q3bとの誤差信号I19a、Q19bを振幅検
出器20に入力し、検出出力28として振幅誤差を検出
する。そして検出出力28をレベル制御器29でレベル
制御信号30とし、レベル補正器I17a、およびQ1
7bに入力し、復調器15から出力された2つの復調ベ
ースバンド信号I16a、Q16bの振幅が同一値の2
つの復調ベースバンド信号I18a、Q18bとなるよ
うに制御する。このようにして、2つの入力ベースバン
ド信号I3a、Q3bと帰還した2つの復調ベースバン
ド信号I16a、Q16bとの位相を合わせ、2つの復
調ベースバンド信号I16a、Q16bのレベルを補正
し、誤差信号を求め、この誤差信号により2つの入力ベ
ースバンド信号I3a、Q3bの誤差補正を行なうこと
で、送信電力増幅器12の非線形歪補償を行なった無線
機とすることができる。
【0022】図2に示す無線機の他の実施の形態は、2
つの復調ベースバンド信号の振幅差を、レベル補正器を
介して振幅検出器で検出し、レベル補正を行なう回路を
有するもので、他の回路は同一である。図2において、
7aおよび7bは、減算器5aおよび5bから入力され
る誤差信号を誤差補正器4aおよび4bへ入力するかオ
フとするかを切り替えるスイッチ20は、レベル補正器
17aおよび17bから入力される復調ベースバンド信
号I、Qの振幅差を検出する振幅検出器を示す。なお、
他の、図1の符号と同一符号のものは、同一物を示すの
で説明を省略する。また、入力ベースバンド信号I3
a、Q3bと帰還した復調ベースバンド信号I16a、
Q16bとの位相を合わせ、誤差信号を求め、この誤差
信号により2つの入力ベースバンド信号I3a、Q3b
の誤差補正を行なうことで、送信電力増幅器12の非線
形歪補償を行なう動作は、図1を使用して説明した発明
と同一であるため、説明を省略する。復調器15から出
力された2つの復調ベースバンド信号I16a、Q16
bのレベル補正の調整は送信データによる直交変調波の
送信出力に先立ち行なう。
【0023】無線機において、スイッチ7aおよび7b
は、減算器5aおよび5bから出力された誤差信号6
a、6bが、誤差補正器4aおよび4bに入力オフとな
るように切り替える。したがつて、入力ベースバンド信
号I3a、Q3bは、誤差補正器4aおよび4bで補正
をされない状態で変調器9に入力され、補正されてない
直交変調波10が復調器15に帰還入力される。復調器
15で復調された2つの復調ベースバンド信号I16
a、Q16bは、レベル補正器17aおよび17bに入
力され、レベル補正されて2つの復調ベースバンド信号
I18a、Q18bとなり、減算器5aおよび5bへ出
力されるが、同時に振幅検出器20へも出力されてい
る。
【0024】振幅検出器20は、検出出力28として、
2つの復調ベースバンド信号I18a、Q18bの振幅
誤差をレベル制御器29へ出力する。レベル制御器29
は、レベル補正器17aおよび17bへレベル制御信号
30を出力し、復調器15から出力された2つの復調ベ
ースバンド信号I16a、Q16bの振幅が同一値の2
つの復調ベースバンド信号I18a、Q18bとなるよ
うに制御する。このようにして、2つの入力ベースバン
ド信号I3a、Q3bと帰還した2つの復調ベースバン
ド信号I16a、Q16bとの位相を合わせ、2つの復
調ベースバンド信号I16a、Q16bのレベルを補正
し、誤差信号を求め、この誤差信号により2つの入力ベ
ースバンド信号I3a、Q3bの誤差補正を行なうこと
で、送信電力増幅器12の非線形歪補償を行なった無線
機とすることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、送信電力増幅器が出力
した送信出力の一部を帰還し、復調器で復調して得られ
る2つの復調ベースバンド信号の増幅を同一値に設定
し、保持することを可能とし、送信電力増幅器で発生す
る非直線歪を補正し、送信スペクトルの劣化による隣接
チャネルへの干渉妨害をなくすようにした無線機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線機のブロック図。
【図2】本発明による無線機の他のブロック図。
【図3】従来技術による無線機のブロック図。
【図4】無線機を調整に使用する入力ベースバンド信号
の説明図。
【図5】従来技術による無線機で発生した復調ベースバ
ンド信号の位相回転の説明図。
【符号の説明】
2…ベースバンド信号発生器、4a、4b…誤差補正
器、5a、5b…減算器、7a、7b、11、14、3
1…スイッチ、9…直交変調器、12…送信電力増幅
器、15…復調器、17…レベル補正器、20…振幅検
出器、22…位相制御器、24…搬送波発振器、26…
位相調整器、29…レベル制御器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、搬送波を発振し出力する搬
    送波発振器と、送信データを2つの入力ベースバンド信
    号に変換し出力するベースバンド信号発生器と、前記2
    つの入力ベースバンド信号をそれぞれ誤差信号で補正し
    誤差補正されたベースバンド信号を出力する2つの誤差
    補正器と、前記2つの誤差補正されたベースバンド信号
    で前記搬送波を直交振幅変調し直交変調波を出力する直
    交変調器と、前記直交変調波を増幅し送信出力として出
    力する送信電力増幅器と、前記送信出力の一部を復調し
    2つの復調ベースバンド信号を出力する復調器と、前記
    2つの入力ベースバンド信号と前記2つの復調ベースバ
    ンド信号とでそれぞれ減算をし前記誤差信号を出力する
    2つの減算器とを有し、前記送信電力増幅器の非線形歪
    を補償するようにした無線機において、 前記復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド
    信号をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル
    補正された2つの復調ベースバンド信号を出力する2つ
    のレベル補正器を有し、 前記2つのレベル補正器を、それぞれ所要レベルの前記
    レベル補正された2つの復調ベースバンド信号を出力す
    るようにあらかじめ制御設定し、前記送信電力増幅器の
    非線形歪を補償するようにしたことを特徴とする無線
    機。
  2. 【請求項2】 少なくとも、搬送波を発振し出力する搬
    送波発振器と、送信データを2つの入力ベースバンド信
    号に変換し出力するベースバンド信号発生器と、前記2
    つの入力ベースバンド信号をそれぞれ誤差信号で補正し
    誤差補正されたベースバンド信号を出力する2つの誤差
    補正器と、前記2つの誤差補正されたベースバンド信号
    で前記搬送波を直交振幅変調し直交変調波を出力する直
    交変調器と、前記直交変調波を増幅し送信出力として出
    力する送信電力増幅器と、前記送信出力の一部を復調し
    2つの復調ベースバンド信号を出力する復調器と、前記
    2つの入力ベースバンド信号と前記2つの復調ベースバ
    ンド信号とでそれぞれ減算をし前記誤差信号を出力する
    2つの減算器とを有し、前記送信電力増幅器の非線形歪
    を補償するようにした無線機において、 前記復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド
    信号をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル
    補正された2つの復調ベースバンド信号を出力する2つ
    のレベル補正器と、 前記2つの減算器からそれぞれ出力された前記誤差信号
    で前記2つの復調ベースバンド信号の振幅誤差信号を検
    出し出力する振幅検出器と、 該振幅検出器から出力された前記振幅誤差信号で前記2
    つのレベル補正器を制御するレベル制御信号を出力する
    レベル制御器とを有し、 前記2つのレベル補正器を、それぞれ所要レベルの前記
    レベル補正された2つの復調ベースバンド信号を出力す
    るようにあらかじめ前記レベル制御信号を調整設定し、
    前記送信電力増幅器の非線形歪を補償するようにしたこ
    とを特徴とする無線機。
  3. 【請求項3】 少なくとも、搬送波を発振し出力する搬
    送波発振器と、送信データを2つの入力ベースバンド信
    号に変換し出力するベースバンド信号発生器と、前記2
    つの入力ベースバンド信号をそれぞれ誤差信号で補正し
    誤差補正されたベースバンド信号を出力する2つの誤差
    補正器と、前記2つの誤差補正されたベースバンド信号
    で前記搬送波を直交振幅変調し直交変調波を出力する直
    交変調器と、前記直交変調波を増幅し送信出力として出
    力する送信電力増幅器と、前記送信出力の一部を復調し
    2つの復調ベースバンド信号を出力する復調器と、前記
    2つの入力ベースバンド信号と前記2つの復調ベースバ
    ンド信号とでそれぞれ減算をし前記誤差信号を出力する
    2つの減算器とを有し、前記送信電力増幅器の非線形歪
    を補償するようにした無線機において、 前記復調器から出力された前記2つの復調ベースバンド
    信号をそれぞれ所要レベルとなるように補正し、レベル
    補正された前記2つの復調ベースバンド信号を出力する
    2つのレベル補正器と、 前記2つのレベル補正器からそれぞれ出力された前記2
    つの復調ベースバンド信号で前記2つの復調ベースバン
    ド信号の振幅誤差信号を検出し出力する振幅検出器と、 該振幅検出器から出力された前記振幅誤差信号で前記2
    つのレベル補正器を制御するレベル制御信号を出力する
    レベル制御器とを有し、 前記2つのレベル補正器を、それぞれ所要レベルの前記
    レベル補正された2つの復調ベースバンド信号を出力す
    るようにあらかじめ前記レベル制御信号を調整設定し、
    前記送信電力増幅器の非線形歪を補償するようにしたこ
    とを特徴とする無線機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010113423A (ko) * 2000-06-16 2001-12-28 최승국 오에프디엠 시스템에서 고출력 증폭기에 의한 비선형 왜곡보상 방법
JP2002319989A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dcオフセット・位相補正装置及び無線通信装置

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