JPH09182445A - 力率改善コンバータ回路 - Google Patents

力率改善コンバータ回路

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JPH09182445A
JPH09182445A JP7350749A JP35074995A JPH09182445A JP H09182445 A JPH09182445 A JP H09182445A JP 7350749 A JP7350749 A JP 7350749A JP 35074995 A JP35074995 A JP 35074995A JP H09182445 A JPH09182445 A JP H09182445A
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JP
Japan
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power factor
circuit
switching
voltage
winding
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JP7350749A
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English (en)
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Masayuki Yasumura
昌之 安村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 力率改善コンバータ回路を備えた電源回路の
電力変換効率の向上、回路サイズの小型/軽量化、低コ
スト化を図る。 【解決手段】 AC100V系と200V系とで4倍電
圧整流/倍電圧整流の切換が可能とされる整流回路系
と、簡略な回路構成による自励式電流共振形コンバータ
を組み合わせ、直列共振回路(N1 、C1 )に得られた
スイッチング電圧を磁気結合トランスMCTを介して整
流経路に帰還することによって力率改善を図るようにし
て力率改善コンバータ部13を構成する。この際、交流
入力電圧に応じた制御電流をドライブトランスPRTの
制御巻線NC に供給して、スイッチング素子Q1 、Q2
のスイッチング周波数を可変制御することで、交流入力
電圧の変化に対する力率特性を一定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源回
路の力率を改善するために設けられる力率改善コンバー
タ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波の比較的大きい電流及び電
圧に耐えることができるスイッチング素子の開発によっ
て、商用電源を整流して所望の直流電圧を得る電源装置
としては、大部分がスイッチング方式の電源装置になっ
ている。スイッチング電源はスイッチング周波数を高く
することによりトランスその他のデバイスを小型にする
と共に、大電力のDC−DCコンバータとして各種の電
子機器の電源として使用される。
【0003】ところで、一般に商用電源を整流すると平
滑回路に流れる電流は歪み波形になるため、電源の利用
効率を示す力率が損なわれるという問題が生じる。ま
た、歪み電流波形となることによって発生する高調波を
抑圧するための対策が必要とされている。
【0004】そこで、スイッチング電源回路において力
率を改善する力率改善手段として、整流回路系において
PWM制御方式の昇圧型コンバータを設けて力率を1に
近付ける、いわゆるアクティブフィルタを設ける方法が
知られている。
【0005】図9は、上記アクティブフィルタを備えて
力率改善を図るように構成されたスイッチング電源回路
の一例を示す回路図とされる。この図に示す電源回路に
おいては、商用交流電源ACに対してコモンモードのノ
イズを除去するノイズフィルタとして、コモンモードチ
ョークコイルCMCとアクロスコンデンサCL が設けら
れている。商用交流電源ACはブリッジ整流回路D10
より全波整流される。この場合には、ブリッジ整流回路
10の整流出力ラインと、平滑回路である平滑コンデン
サCi間に対してアクティブフィルタ回路20が設けら
れて、後述するようにして力率改善を図る。
【0006】スイッチング電源部1は、平滑コンデンサ
Ciの両端に得られる整流平滑電圧Eiを入力してスイ
ッチング動作を行い、二次側より直流出力電圧E1 、E
2 を出力するDC−DCコンバータとされ、例えばこの
場合には、PWM方式により定電圧化制御を行うフライ
バック式あるいはフォワード式のスイッチングコンバー
タが備えられているものとされる。なお、この場合のア
クティブフィルタ回路20は昇圧型とされるが、このア
クティブフィルタ回路20により生成される直流電圧
(整流平滑電圧Ei)は、AC100V系〜AC200
V系の交流入力電圧レベルの変化に対して例えば約38
0Vで一定となるように制御される。
【0007】次に、アクティブフィルタ回路20の構成
について説明する。この図に示すアクティブフィルタ回
路20においては、ブリッジ整流回路D10の正極出力ラ
インに対してフィルタチョークコイルLN −チョークコ
イルCHの巻線Li−フェライトビーズFB2 −高速リ
カバリ型ダイオードD12が直列に接続されている。そし
て、フィルタチョークコイルLN の両端には2本のフィ
ルタコンデンサCN がそれぞれ一次側アースに対して接
続されるようにして設けられ、これらフィルタチョーク
コイルLN 及びフィルタコンデンサCN 、CN により、
いわゆるπ型のノーマルモードのローパスフィルタを形
成する。そして、これらコモンモード及びノーマルモー
ドのノイズフィルタによって、商用交流電源ACに流れ
込むスイッチングノイズなどの高調波ノイズを阻止する
ようにされている。
【0008】ここで、チョークコイルCHの巻線Li
は、後述するスイッチング素子Q20のスイッチング期間
に電流を負荷側(スイッチングコンバータ部側)に流し
込むために、整流平滑電圧よりも高いレベルの電圧源あ
るいは電流源となるためのエネルギー蓄積手段として機
能するインダクタンスとして挿入されている。また、高
速リカバリ型ダイオードD12は、後述するようにしてス
イッチング素子Q20のスイッチング動作によって、整流
出力ラインに高周波電流が流れることに対応して設けら
れるものとされる。
【0009】上記チョークコイルCHの巻線Li及び高
速リカバリ型ダイオードD12を介して整流出力ラインを
流れる整流電流は、平滑コンデンサCiに対して充電さ
れて、この平滑コンデンサCiの両端に後段のスイッチ
ング電源部1の動作電源となる整流平滑電圧Eiを生成
する。
【0010】また、アクティブフィルタを形成する部品
であるスイッチング素子Q20は、この場合には、例え
ば、MOS−FETトランジスタが用いられ、ドレイン
に対してチョークコイルCHの巻線Liとフェライトビ
ーズFB2 を介した高速リカバリ型ダイオードD12のア
ノードの接続点に対して、フェライトビーズFB1 を介
して接続され、ソースは突入電流制限抵抗RD1を介して
一次側アースに接地されている。このスイッチング素子
20は、後述するアクティブフィルタ制御回路20内の
ドライブ回路からゲートに対してスイッチング駆動信号
が供給されることによって、スイッチング動作が行われ
る。
【0011】また、このアクティブフィルタ回路20に
おいては上記スイッチング素子Q20に対応して、フェラ
イトビーズFB1 、及びコンデンサCS1と抵抗R5Aから
なるスナバ回路が設けられると共に、また、高速リカバ
リ型ダイオードD12に対しては、フェライトビーズFB
2 、及びコンデンサCS2と抵抗R5Bからなるスナバ回路
が設けられている。スイッチング素子Q20及び高速リカ
バリ型ダイオードD12は、それぞれ次に説明するよう
に、アクティブフィルタ制御回路20AのPWM制御に
基づいてスイッチング動作を行うが、この時のターンオ
ン/ターンオフ電流の立ち上がり/立ち下がり時間が速
いために比較的高レベルの輻射ノイズが発生する。そこ
で、上記スナバ回路によってスイッチング電流波形の立
ち上がり/立ち下がり期間に傾斜をつけることで、輻射
ノイズを抑圧するようにしている。
【0012】アクティブフィルタ制御回路20Aは、こ
の場合には力率を1に近付けるように力率改善を行うア
クティブフィルタの動作を制御するもので、例えば1石
の集積回路(IC)とされている。この場合、アクティ
ブフィルタ制御回路20Aは電源投入時にスイッチング
素子Q20を駆動させる起動回路、所要のスイッチング周
波数を発生させる発振回路、上記発振周波数の信号を増
幅してスイッチング素子Q20を駆動するためのゲート信
号を生成するドライブ回路、上記ドライブ回路より出力
されるスイッチング駆動信号についてPWM制御を行う
PWM制御回路、及び、次に説明するフィードフォワー
ド回路及びフィードバック回路の入力に基づいて乗算を
行って、上記PWM制御回路の制御入力信号を生成する
乗算器等によって構成される。この場合、ブリッジ整流
回路D10の正極出力端子と一次側アース間には分圧抵抗
21、R22が直列に挿入されており、この分圧抵抗
21、R22の分圧値がアクティブフィルタ制御回路20
Aに入力され、これによって、交流入力電圧に対応する
フィードフォワード回路が形成されている。また、フィ
ードバック回路は平滑コンデンサCiの両端電圧(整流
平滑電圧)を分圧抵抗R23、R24により分圧した電圧値
をアクティブフィルタ制御回路20Aに入力するように
して形成される。つまり、この図に示すアクティブフィ
ルタ制御回路20Aに対しては、フィードフォワード回
路より交流入力電圧のレベルに対応する電圧値が入力さ
れ、フィードバック回路からは、整流平滑電圧レベルに
対応する電圧値が入力されることになる。
【0013】この場合、チョークコイルCHに巻装され
た巻線N5 と整流ダイオードD7 による半波整流回路の
出力がアクティブフィルタ制御回路20Aの動作電源と
して供給されている。
【0014】上記のように構成されるアクティブフィル
タによる力率改善動作の概略としては、次のようにな
る。例えば、アクティブフィルタ制御回路20Aではフ
ィードフォワード回路より入力された電圧値に基づいて
交流入力電圧レベルを検出し、内部の乗算器に入力す
る。また、一方でフィードバック回路から入力された電
圧値に基づいて整流平滑電圧の変動差分を検出する。ア
クティブフィルタ制御回路20Aでは、この整流平滑電
圧の変動差分に基づいて整流平滑電圧Eiの平均値を約
360V〜380Vの範囲で一定となるように制御する
と共に、この整流平滑電圧の変動差分を内部の乗算器に
入力する。そして、乗算器において、上記交流入力電圧
レベルと整流平滑電圧の変動差分を乗算するが、この乗
算結果によって例えば交流入力電圧VACと同一波形の電
流指令値が生成される。そして、PWM制御回路では上
記電流指令値と実際の交流入力電流レベルを比較して、
この差に応じたPWM信号を生成してドライブ回路に供
給する。スイッチング素子Q20は、このPWM信号に基
づくドライブ信号によってスイッチング駆動される。こ
の結果、交流入力電流は交流入力電圧と同一波形となる
ように制御されて、力率がほぼ1に近付くようにして力
率改善が図られることになる。この場合には、交流入力
電圧変動あるいは負荷変動に対して、0.95〜0.9
9程度の力率が得られるようにされる。また、この場合
には、乗算器によって生成される電流指令値は、整流平
滑電圧の変動差分に応じて振幅が変化するように制御さ
れるため、整流平滑電圧の変動も抑制されることにな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図9に
示した電源回路においては、力率改善コンバータとして
アクティブフィルタ回路20が用いられているが、その
構成部品が高価であると共に構成部品の点数も比較的多
くなって、回路の小型化及び低コスト化には不利である
という問題を有している。また、図9に示す電源回路の
場合、アクティブフィルタ回路20及び後段のスイッチ
ング電源部1は、共にPWM制御に基づくスイッチング
動作を行うことから、矩形波形の動作となって高レベル
のEMI(電磁妨害波)を輻射する。このため、例えば
アクティブフィルタ回路20の入力段に設けるノーマル
モードのローパスフィルタ(LN 及びCN 、CN )及び
コモンモードのノイズフィルタ(CMC、CL )を強化
する必要があり、それだけこれらノイズフィルタを形成
する素子の大型化及びコストアップを招く。また、前述
のようにEMI対策として、アクティブフィルタ回路2
0におけるスイッチング素子Q20及び高速リカバリ型ダ
イオードD12に対してスナバ回路を設けた場合には、そ
れだけ電力損失も増加することが分かっており、例えば
図9におけるアクティブフィルタ回路20ではAC−D
C電力変換効率は90%程度に低減する。従って、例え
ばスイッチング電源部1のDC−DC変換効率が85%
とすれば、電源回路全体としての総合電力変換効率は 90%×85%=76.5% までに低減することになる。
【0016】更に、図9に示したアクティブフィルタ回
路20は、その直流出力電圧(整流平滑電圧Ei)が3
80V程度で一定となるように制御されるため、交流入
力電圧がAC100V系、AC200V系の何れの条件
に対応する場合にも、既存のAC100V系もしくはA
C200V系対応のスイッチング電源部をそのまま用い
ることは不可能とされ、スイッチング素子の耐圧向上を
はじめ、各部の設計変更をしなければならず、この点に
おいてもコスト的に不利となる。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た問題点を考慮して、特に重負荷対応とされる条件下に
おいて、アクティブフィルタ回路20による方式よりも
低コストで小型化を図ることが可能とされ、また、電力
変換効率等の電気的特性が向上された力率改善コンバー
タを提供することを目的とする。
【0018】このため、本発明の力率改善コンバータ回
路は、商用電源に入力された交流入力電圧レベルの略4
倍に対応する整流平滑電圧を生成する4倍電圧整流回
路、あるいは、商用電源に入力される交流入力電圧レベ
ルに基づいて、交流入力電圧レベルの略4倍に対応する
整流平滑電圧を生成する4倍電圧整流回路と、交流入力
電圧レベルの略2倍に対応する整流平滑電圧を生成する
倍電圧整流回路との切換えが可能とされた整流回路系を
備えることとした。そして、上記4倍電圧整流回路ある
いは整流回路系に対して、整流平滑電圧を動作電源とし
てスイッチング動作を行い、そのスイッチング出力を直
列共振コンデンサ及び直列共振巻線のインダクタンスに
より形成される直列共振回路に供給するようにされる電
流共振形スイッチングコンバータと、直列共振回路から
整流電流経路に対して帰還されたスイッチング出力に基
づいて力率改善を図るようにされた力率改善回路と、入
力される交流入力電圧レベルの変化に対して、力率がほ
ぼ一定となるように制御を行う力率制御回路とを備えて
構成することとした。
【0019】そして上記構成によれば、4倍電圧整流回
路若しくは4倍電圧整流動作と倍電圧整流動作との切換
えが可能とされる整流回路を備えて所要の重負荷に対応
するだけの電力を得ることが可能とされると共に、例え
ば自励式電流共振形コンバータによるスイッチング出力
を整流経路に帰還して力率改善を図るようにされるため
回路構成は簡略となり、また電流共振形の動作となるこ
とによりスイッチングノイズも低レベルとなる。そして
この際、交流入力電圧の変化に対して力率が一定に制御
されることで、例えばAC100V系とAC200V系
に共用して対応可能な力率改善コンバータ回路に適用し
た場合には、AC100V系〜AC200V系の範囲で
安定した力率が得られることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態と
しての力率改善コンバータ回路を備えて構成されるスイ
ッチング電源回路の構成を示す回路図とされ、図9と同
一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態としての力率改善コンバータ回路は、後述するように
4倍電圧整流回路が備えられて、例えば、交流入力電圧
AC100V系時で負荷電力300W〜600W程度の
重負荷の条件に対応することが可能とされる。図1に示
す本実施の形態の力率改善コンバータ回路としては、一
点鎖線により括って示す力率改善コンバータ部10がこ
れに相当する。この力率改善コンバータ部10において
は商用交流電源ACの正極ラインに直列にフィルタチョ
ークコイルLN が挿入されており、フィルタコンデンサ
N は図のように商用交流電源ACの両極ラインに並列
に挿入されて上記フィルタチョークコイルLN と共にノ
ーマルモードのローパスフィルタを形成する。
【0021】そして、この場合には力率改善コンバータ
部10の整流ダイオードD1 ,D2,D3 ,D4 と、平
滑コンデンサCi1 ,Ci2 ,Ci3 ,Ci4 からなる
整流回路系が商用交流電源ACに対して設けられ、次に
説明する接続形態によって4倍電圧整流回路を形成す
る。
【0022】この場合、平滑コンデンサCi1 の負極
は、商用交流電源ACの正極ラインと接続され、正極は
整流ダイオードD1 のアノード及び整流ダイオードD2
のカソードと接続される。上記整流ダイオードD2 のア
ノードは商用交流電源ACの負極ラインと接続されてい
る。また、平滑コンデンサCi2 の正極は、商用交流電
源ACの正極ラインと接続され、負極は整流ダイオード
4 のカソードと整流ダイオードD3 のアノードに対し
て接続される。上記整流ダイオードD4 のアノードは一
次側アースに接続され、また、整流ダイオードD3 のカ
ソードは商用交流電源ACの負極ラインと接続される。
【0023】平滑コンデンサCi3 及びCi4 は直列接
続されて、図のように整流ダイオードD1 のカソードと
一次側アース間に挿入される。平滑コンデンサCi3
Ci4 の接続点は商用交流電源ACの負極ラインに接続
される。そして、直列接続された平滑コンデンサCi
3 、Ci4 の両端電圧がこの電源回路の整流平滑電圧と
されて、後段のスイッチングコンバータに対して動作電
源として供給される。なお、本実施の形態のスイッチン
グコンバータの構成については後述する。
【0024】本実施の形態の整流回路系は上述のように
して形成され、交流入力電圧のピークレベルのほぼ4倍
に相当するレベルの整流平滑電圧を生成する4倍電圧整
流回路として構成されるが、その動作について図2を参
照して説明する。
【0025】例えば商用交流電源ACにAC100V系
の交流入力電圧VACが供給されている場合、この交流入
力電圧VACが負の期間の整流電流経路は、図2の破線に
示すようになり、[商用交流電源AC→平滑コンデンサ
Ci4 (正極→負極)→整流ダイオードD4 →平滑コン
デンサCi2 (負極→正極)→商用交流電源AC]の経
路で流れ、平滑コンデンサCi4 に対して整流電流を充
電するようにされる。また、整流電流は分岐されて[商
用交流電源AC→整流ダイオードD2 →平滑コンデンサ
Ci1 (正極→負極)→商用交流電源AC]の経路によ
って平滑コンデンサCi1 に対する充電を行うようにも
され、平滑コンデンサCi1 の両端に交流入力電圧レベ
ルに対応するEiのレベルの電圧を生成する。
【0026】そして、交流入力電圧が正の期間では、整
流電流は、図2の実線に示すように[商用交流電源AC
→整流ダイオードD1 →平滑コンデンサCi3 (正極→
負極)→商用交流電源AC]の経路で流れて、平滑コン
デンサCi3 に対して整流電流を充電するようにされる
が、このとき前の交流入力電圧が負の期間で平滑コンデ
ンサCi1 の両端に発生したEiのレベルの電圧を介し
て、整流ダイオードD1 により整流した商用交流電源A
Cを平滑コンデンサCi3 に充電するようにされること
から、平滑コンデンサCi3 の両端には、交流入力電圧
レベルの2倍に対応する2Eiの整流平滑電圧が得られ
ることになる。この場合には交流入力電圧VACはAC1
00V系であることから、2Eiの整流平滑電圧は20
0V系となる。
【0027】また、上記交流入力電圧が正の期間では、
整流電流は、[商用交流電源AC→平滑コンデンサCi
2 (正極→負極)→整流ダイオードD3 →商用交流電源
AC]の経路によっても流れ、平滑コンデンサCi2
両端に交流入力電圧レベルに対応するEiのレベルの電
圧を生成する。そして次の交流入力電圧が負の期間とな
ると、整流電流経路は前述のように図2の破線に示す経
路とされて、平滑コンデンサCi4 に対して整流電流を
充電するが、この際、先の交流入力電圧が正の期間で充
電された平滑コンデンサCi2の両端電圧Eiを介し
て、平滑コンデンサCi4 に対する充電が行われる。こ
れにより、平滑コンデンサCi4 の両端には、交流入力
電圧レベルの2倍に対応する2Eiの整流平滑電圧が得
られることになる。
【0028】このような交流入力電圧の正/負の各期間
の動作が繰り返されることによって、平滑コンデンサC
3 と平滑コンデンサCi4 の各両端に2Eiの整流平
滑電圧が得られる結果、直列接続された平滑コンデンサ
Ci3 −Ci4 の両端に得られる整流平滑電圧レベルと
しては、 2Ei+2Ei=4Ei となり、4Eiの整流平滑電圧が得られる4倍電圧整流
回路が形成されることになる。この場合、交流入力電圧
はAC100V系とされることから4Eiの整流平滑電
圧としては400V系の直流電圧が得られて、後段のス
イッチングコンバータに供給されることになる。なお、
このような構成の4倍電圧整流回路は一般にミッチェル
回路ともいわれる。
【0029】また、力率改善コンバータ部10において
は上記4Eiのレベルの整流平滑電圧を動作電源とす
る、自励式の電流共振形コンバータが備えられている。
この電流共振形コンバータには、図のようにハーフブリ
ッジ結合された2つのスイッチング素子Q1 、Q2 が備
えられ、平滑コンデンサCiの正極側の接続点と一次側
アース間に対してそれぞれのコレクタ、エミッタを介し
て接続されている。このスイッチング素子Q1 、Q2
各コレクタ−ベース間には、それぞれ起動抵抗RS1、R
S2が挿入され、抵抗RB1、RB2によりスイッチング素子
1 、Q2のベース電流(ドライブ電流)を調整する。
また、スイッチング素子Q1 、Q2の各ベース−エミッ
タ間にはそれぞれダンパーダイオードDB1、DB2が挿入
される。そして、共振用コンデンサCB1、CB2は次に説
明するドライブトランスPRTの駆動巻線NB1、NB2
共に、自励発振用の直列共振回路を形成している。ま
た、スイッチング素子Q1 、Q2 の各コレクタ−エミッ
タ間にはそれぞれコンデンサCC 、CC が並列に接続さ
れて、矩形波となるスイッチング素子Q1 、Q2 のスイ
ッチング電圧の立ち上がり/立ち下がり期間に傾きを与
え、スイッチングノイズを抑制するようにしている。な
お、コンデンサCC 、CC には、例えば安価なセラミッ
クコンデンサなどを用いることができる。
【0030】ドライブトランスPRT(Power Regulati
ng Transformer) は、スイッチング素子Q1 、Q2 を駆
動すると共にスイッチング周波数を可変制御する。この
ドライブトランスPRTは、駆動巻線NB1、NB2と、駆
動巻線NB1を巻き上げるようにして設けられる共振電流
検出巻線ND に対して、その巻回方向が直交するように
して巻装された制御巻線NC が設けられる直交型の可飽
和リアクトルとされている。駆動巻線NB1は、その一端
が抵抗RB1−共振用コンデンサCB1を介してスイッチン
グ素子Q1 のベースと接続され、他端はスイッチング素
子Q1 のエミッタに接続される。また、駆動巻線NB2
一端はアースに接地されると共に、他端は抵抗RB2−共
振用コンデンサCB2を介してスイッチング素子Q2 のベ
ースと接続されており、駆動巻線NB1とは逆の極性の電
圧が出力されるようになされている。
【0031】コンバータトランスCVTは、一次巻線N
1 と巻線N3 が巻装されて一次巻線N1 に所要のインダ
クタンスLoが得られるようにしている。一次巻線N1
の一端は、共振電流検出巻線ND を介してスイッチング
素子Q1のエミッタとスイッチング素子Q2 のコレクタ
の接続点(スイッチング出力点)と接続され、他端は直
列共振コンデンサC1 を介して整流ダイオードD11、D
12の接続点と接続される。上記接続形態によると、コン
バータトランスCVTの一次巻線N1 と直列共振コンデ
ンサC1 は直列に接続されることになるが、一次巻線N
1 のインダクタンスLoと直列共振コンデンサC1 のキ
ャパシタンスとによって、このスイッチングコンバータ
を電流共振形とするための直列共振回路を形成するよう
にされている。本実施の形態の場合、一次巻線N1 に対
してスイッチング出力が供給されて、直列共振回路には
スイッチング出力に対応する直列共振電流が流れる。ま
た、一次巻線N1 に供給されたスイッチング出力は、直
列共振コンデンサC1 の静電容量結合を介して整流ダイ
オードD3 (アノード)、D4 (カソード)の接続点に
対して印加されて、整流経路に帰還するようにされる。
【0032】トランジスタQ3 は、制御巻線NC に対し
て制御電流IC を供給するために設けられる。この場
合、トランジスタQ3 のベースは、平滑コンデンサCi
B と並列に設けられる直列接続された分圧抵抗R11−R
12の分圧点と接続されて、平滑コンデンサCiB の両端
電圧(Eiのレベルの整流平滑電圧)に対応するレベル
の直流電流が供給される。ここで、コンバータトランス
CVTに巻装された巻線N3 は、一次巻線N1 に得られ
るスイッチング出力電圧により交番電圧が励起される
が、この巻線N3 に対しては整流ダイオードD3 、平滑
コンデンサC3 からなる半波整流回路が設けられられ
て、低圧直流電圧が生成される。この直流電圧は抵抗R
14及びツェナーダイオードZD1 からなる定電圧回路に
よって所定レベルの直流電圧とされて、トランジスタQ
3 の動作電源として制御巻線NC を介してコレクタと接
続される。トランジスタQ3 のエミッタは抵抗R13を介
して一次側アースに接地される。
【0033】上述のようにして構成される力率改善コン
バータ部10においては、電流共振形コンバータのスイ
ッチング動作は次のようになる。先ず商用交流電源が投
入されると、例えば起動抵抗RS1、RS2を介してスイッ
チング素子Q1 、Q2 のベースにベース電流が供給され
ることになるが、例えばスイッチング素子Q1 が先にオ
ンとなったとすれば、スイッチング素子Q2 はオフとな
るように制御される。そしてスイッチング素子Q1 の出
力として、共振電流検出巻線ND を介して一次巻線N1
及び直列共振コンデンサC1 からなる直列共振回路に直
列共振電流が流れるが、この共振電流が0となる近傍で
スイッチング素子Q2 がオン、スイッチング素子Q1
オフとなるように制御される。そして、スイッチング素
子Q2 を介して先とは逆方向の共振電流が流れる。以
降、スイッチング素子Q1 、Q2 が交互にオンとなる自
励式のスイッチング動作が開始される。このように、直
列接続された平滑コンデンサCi3 −Ci4 の端子電圧
を動作電源としてスイッチング素子Q1 、Q2 が交互に
開閉を繰り返すことによって、コンバータトランスCV
Tの一次側巻線N1 に共振電流IO の波形に近いドライ
ブ電流を供給する。なお、ドライブトランスPRTによ
るスイッチング周波数の可変制御については後述する。
【0034】また、力率改善コンバータ部10の基本的
な力率改善動作としては次のようになる。力率改善コン
バータ部10においては、整流ダイオードD3 、D4
接続点に対して直列共振回路(C1 、N1 )が接続され
ている。これにより、一次側巻線N1 に供給されたスイ
ッチングコンバータのスイッチング出力は、直列共振コ
ンデンサC1 の静電容量結合を介して整流ダイオードD
3 、D4 の接続点に対して印加されることになる。この
場合、整流ダイオードD3 は交流入力電圧が正の期間で
整流経路に挿入され、整流ダイオードD4 は交流入力電
圧が負の期間で整流経路に挿入されることから、スイッ
チング出力は交流入力電圧が正/負の各期間において、
整流ダイオードD3 又はD4 を介するようにして整流電
流経路に対して帰還されることになる。このようにして
帰還されたスイッチング出力によって、整流電流経路に
はスイッチング周期の交番電圧(スイッチング電圧)が
重畳される。これにより、力率改善コンバータ部10に
おいては交流入力電圧が正の期間では整流ダイオードD
1 及びD3 に整流電流をスイッチング周期で断続する動
作を促し、交流入力電圧が負の期間では整流ダイオード
2 及びD4 に整流電流をスイッチング周期で断続する
動作を促すようにされる。上記の動作により、力率改善
コンバータ部10では交流入力電圧が正/負の各期間に
おいて、整流出力電圧にスイッチング電圧が重畳された
状態で、前述のように平滑コンデンサCi1 ,Ci2
Ci3 ,Ci4 に対して充電を行うことになるが、この
スイッチング電圧の重畳分によって、上記各平滑コンデ
ンサの両端電圧をスイッチング周期で引き下げることに
なる。このため、整流出力電圧レベルが、平滑コンデン
サCi1 ,Ci2 ,Ci3 ,Ci4 を合成する両端電圧
よりも低いとされる期間にも各平滑コンデンサに対して
充電電流が流れるようにされる。この結果、交流入力電
流の平均的な波形が交流入力電圧の波形に近付くように
され、交流入力電流の導通角が拡大されることによって
力率が改善されることになる。
【0035】また、整流ダイオードD2 、D3 に対して
それぞれ並列に設けられる共振用コンデンサC2 、C2
は、例えばフィルタチョークコイルLN 及びフィルタコ
ンデンサCN のインピーダンス素子と共に並列共振回路
を形成する。この並列共振回路は負荷変動に対応してそ
の共振インピーダンスが変化するようにされており、こ
の電源回路の負荷が軽くなるのに応じて整流経路に帰還
されるべきスイッチング出力電圧を抑制するようにして
いる。これによって軽負荷時における整流平滑電圧の上
昇を抑制する。なお、整流ダイオードD2 、D3 の代わ
りに整流ダイオードD1 、D4 に対してそれぞれ共振用
コンデンサC2 、C2 が並列に接続されても同様の作用
効果を有する。
【0036】ところで、本実施の形態のように電流共振
形コンバータのスイッチング出力を整流経路に帰還する
ように構成された力率改善コンバータ回路においては、
仮にスイッチング周波数が固定されていると、入力され
る交流入力電圧VACが上昇するのに従って、力率特性が
低下する。このため、例えばスイッチング周波数が固定
とされた力率改善コンバータ部10を、AC100V系
とAC200V系とに共用して対応可能ないわゆるワイ
ドレンジ対応の力率改善改善コンバータ回路として適用
する場合には、例えば交流入力電圧AC200V系にお
いて、電源高調波規制を充分に満足するに足る力率特性
が得られない可能性がある。
【0037】そこで、本実施の形態では次に述べるよう
にして、力率改善コンバータ部10の電流共振形コンバ
ータのスイッチング周波数を可変制御することによっ
て、入力される交流入力電圧レベルに対して力率がほぼ
一定となるように構成されている。
【0038】例えば、図1に示す電源回路において、商
用交流電源に入力される交流入力電圧VACが上昇したよ
うに変化したとすると、これに対応して直列接続された
平滑コンデンサCi3 ,Ci4 の両端の整流平滑電圧も
上昇することから、この整流平滑電圧から分圧抵抗R11
を介してトランジスタQ3 のベースに供給されるベース
電流が増加する。これによりトランジスタQ3 は、コレ
クタ電流レベルを大きくするように動作することから、
コレクタに接続された制御巻線NC には、上記コレクタ
電流が制御電流として流れることになる。つまり、交流
入力電圧レベルの上昇に応じて制御巻線NC に流れる制
御電流IC のレベルは大きくなるように制御される。ド
ライブトランスPRTでは、上記のように制御電流IC
のレベルが大きくなることにより、駆動巻線NB1、NB2
のインダクタンスを小さくする。これにより、駆動巻線
B1と共振コンデンサCB1、及び駆動巻線NB2と共振コ
ンデンサCB2により形成される2組の自励発振回路の共
振周波数を低下させ、スイッチング素子Q1 、Q2 のス
イッチング周波数を高くするように制御することにな
る。このため、直列共振回路の共振周波数がスイッチン
グ周波数に対して変化することになるが、これによって
直列共振回路に供給されるスイッチング出力の帰還量が
変化して、この場合には力率を高めるように制御される
ことになる。この結果、本実施の形態の力率改善コンバ
ータ部10では力率改善を行うと共に、この改善された
力率を交流入力電圧に対して一定に保つように制御する
ことが可能となり、例えば実際には力率を0.9以上に
維持することが可能となる。
【0039】ここで、本実施の形態である図1の電源回
路と従来例である図9の電源回路とを比較した場合、図
1のような自励式の電流共振形コンバータによる力率改
善コンバータ部10は、図9におけるアクティブフィル
タ回路20よりもAC−DC電力変換効率が大幅に向上
される。従って、本実施の形態では後段のスイッチング
電源部1を含めたスイッチング電源回路の総合的な電力
変換効率も向上されることになる。
【0040】また、図1の力率改善コンバータ部10で
は電流共振形コンバータが用いられていることから、ス
イッチング動作により発生するノイズレベルも低いた
め、例えば、図1に示したように各1組のフィルタチョ
ークコイルLN とフィルタコンデンサCN により形成さ
れるノーマルモードのノイズフィルタで対応することが
可能となり、図9に示したようなπ型のノイズフィルタ
を構成する必要はなくなる。また、コモンモードのノイ
ズフィルタも強化する必要がなくなることから、コモン
モードチョークコイルCMC及びアクロスコンデンサC
L についても、より小型で安価なものを選定することが
可能となる。また、力率改善コンバータ部10の回路構
成は、図9に示したアクティブフィルタ回路20よりも
簡略な構成となることから構成部品点数も削減されるこ
とになる。
【0041】そして、本実施の形態の力率改善コンバー
タ部10の場合には、前述のように交流入力電圧として
AC100Vが入力されている場合には、4倍電圧整流
動作によって400Vの整流平滑電圧が得られている
が、これは力率改善コンバータ部10を設けずに、単に
4倍電圧整流回路のみの動作により得られる整流平滑電
圧レベルとほぼ同等とされる。これにより、例えばAC
100V時の条件であれば、後段のPWM方式によるス
イッチング電源部1には、400V系の直流入力電圧に
対応する既存のスイッチングコンバータを、再設計する
ことなくそのまま利用することが可能となり、それだけ
コスト的にも有利となる。
【0042】図3は、本発明の更に他の実施の形態の構
成を示す回路図とされ、図1と同一部分は同一符号を付
して説明を省略する。この図に示す力率改善コンバータ
部11においては、フィルタコンデンサCNの一端が、
フィルタチョークコイルLN の整流回路の入力ライン側
の端部と接続されているが、このような接続形態によっ
ても、フィルタコンデンサCN 及びフィルタチョークコ
イルLN によりノーマルモードのローパスフィルタを形
成する。また、力率改善コンバータ部11に対しては磁
気結合トランスMCTが設けられている。本実施の形態
の場合、磁気結合トランスMCTは一次巻線N1 と二次
巻線N2 を、例えばフェライト材等のコアに対して、磁
気的に密結合して巻装して構成され、一次巻線N1 及び
二次巻線N2 にそれぞれインダクタンスLO 、Liが得
られるようにされている。この場合には、巻線N3 が三
次巻線として巻装されている。
【0043】この場合、上記一次巻線N1 の一端は直列
共振コンデンサC1 −共振電流検出巻線ND を介してス
イッチング出力点と接続され、他端は一次側アースに接
地されており、直列共振コンデンサC1 と共に直列共振
回路を形成してスイッチング出力が供給されるようにな
っている。二次巻線N2 は、後述するようにして整流経
路にスイッチング電圧を重畳するためのインダクタとさ
れ、フィルタチョークコイルLN の一端と、平滑コンデ
ンサCi1 ,Ci2 の接続点間に挿入されるようにし
て、商用交流電源ACの正極ラインに設けられる。ま
た、この場合には二次巻線N2 に対して1組の共振用コ
ンデンサC2 が設けられ、二次巻線N2 と共に並列共振
回路を形成するようにされるが、その作用は図1にて説
明した共振用コンデンサC2 と同様とされ、軽負荷時の
整流平滑電圧Eiの上昇を抑制する。
【0044】このように磁気結合トランスMCTが設け
られて力率改善コンバータ部11が形成される場合、電
流共振形コンバータのスイッチング動作が行われると、
そのスイッチング出力は、直列共振回路を形成する一次
巻線N1 に供給される。そして、磁気結合トランスMC
Tにおいては、一次巻線N1 に供給されたスイッチング
出力をその磁気結合を介して二次巻線N2 に伝送し、二
次巻線N2 のインダクタンスLiにスイッチング周期の
電圧(スイッチング電圧)を発生させる。二次巻線N2
は整流電流経路に直列に挿入されていることから、整流
電圧に対してスイッチング電圧が重畳されることにな
る。そして、このスイッチング電圧の重畳分によって、
交流入力電圧が正/負の各期間で、整流経路に挿入され
ることになる整流ダイオードD1 〜D4 (図2参照)に
より、整流電流をスイッチング周期で断続する動作が得
られる。これにより、以降は図1で説明したと同様の作
用によって交流入力電流の導通角が拡大されて力率改善
が図られる。
【0045】図4は、本発明の更に他の実施の形態を示
す回路図とされ、図1及び図3と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。この図に示す力率改善コンバ
ータ部12においては、スイッチング素子Q1 、Q2
スイッチング駆動するドライブトランスCVT(Conver
ter Transformer)が備えられる。このドライブトランス
CVTには、一次巻線N1 に対して、駆動巻線NB1、N
B2が二次巻線として巻装され、三次巻線N2 が独立して
巻装されており、駆動巻線NB1、NB2のインダクタンス
を可変する制御巻線は設けられていない。従って、本実
施の形態においてはスイッチング周波数は固定とされ
る。
【0046】この図に示す直交型の制御トランスPRT
は、一次巻線NP 及び二次巻線N2に対してその巻回方
向が直交するように制御巻線NC を巻装して構成されて
いる。この制御トランスPRTの一次巻線NP は、その
一端が直列共振コンデンサC1 を介して一次巻線N1
接続され、他端はアースに接地される、つまり直列共振
回路と直列に接続されることによって、スイッチング出
力が得られるようにされている。二次巻線N2 は、図3
の実施の形態に示した磁気結合トランスMCTの二次巻
線N2 に相当し、上記一次巻線NP に得られたスイッチ
ング出力によってスイッチング電圧が励起され、このス
イッチング電圧を整流電流経路に重畳する。このように
して、電流共振形コンバータのスイッチング出力が整流
経路に帰還されることで、以降は図3にて説明したと同
様の作用によって力率改善動作が得られる。制御トラン
スPRTの制御巻線NC は、その一端がトランジスタQ
3 のコレクタと接続され、他端は一次側アースと接続さ
れることで、交流入力電圧レベルに応じて可変されたコ
レクタ電流が制御電流として供給される。
【0047】このような構成による力率改善コンバータ
部12においては、スイッチング素子Q1 、Q2 のスイ
ッチング周波数は固定となるが、この場合には、制御ト
ランスPRTにおいて交流入力電圧レベルに応じて、二
次巻線N2 のインダクタンスLiが可変されることにな
る。この場合、共振用コンデンサC2 はフィルタコンデ
ンサCN のキャパシタンスとチョークコイルLN のイン
ダクタンスに加え、二次巻線N2 のインダクタンスLi
と共に並列共振回路を形成するようにされる。このた
め、交流入力電圧の変化に応じて、上記並列共振回路の
共振周波数が直列共振回路(N1 、C1 )の共振周波数
に対して変化するように制御されて、整流経路に帰還す
るスイッチング出力に対するインピーダンスが変化する
ようにされる。これにより、直列共振回路から整流経路
に供給されるスイッチング出力の帰還量が可変制御さ
れ、結果的に先の各実施の形態と同様に交流入力電圧に
対して力率がほぼ一定となるように制御されるものであ
る。
【0048】そして、上述した図3及び図4の各実施の
形態の何れにおいても、図9に示すアクティブフィルタ
回路20を備えた力率改善コンバータ回路と比較した場
合には、図1の実施の形態で説明したと同様に、電力変
換効率の向上及び低ノイズ化や回路構成の簡略化による
小型/軽量化が図られることになる。
【0049】図5は、本発明の更に他の実施の形態の構
成を示す回路図とされる。この実施の形態の場合、ハー
フブリッジ結合により形成される自励式の電流共振形コ
ンバータと磁気結合トランスMCTを備えることにより
力率改善を図ると共に、ドライブトランスPRTにより
スイッチング周波数を可変制御して力率の一定化を図る
ようにされていることから、図1及び図3と同一部分に
は同一符号を付して、説明を省略する。
【0050】これまで説明してきた上記各実施の形態の
力率改善コンバータ部は、例えば、交流入力電圧AC1
00V系のいわゆる単レンジの場合に適用して好適なも
のとされるが、本実施の形態では次に説明するようにA
C100V系では4倍電圧整流動作、AC200V系で
は倍電圧整流動作となるように切換え制御が行われる。
これにより、結果的にAC100V系とAC200V系
とでほぼ同等レベルの400V系の整流平滑電圧が得ら
れることになり、AC100V系とAC200V系とで
共用可能ないわゆるワイドレンジ対応の力率改善コンバ
ータ回路に適用して好適とされる。
【0051】先ず、図5に示す力率改善コンバータ部1
3においては、整流回路系の動作切換えを行うための電
磁リレーRL及びリレー駆動回路30が備えられる。電
磁リレーRLは開閉動作を行うスイッチS及びこのスイ
ッチSを駆動するリレー駆動部RYにより構成される。
この場合、スイッチSは平滑コンデンサCi3 ,Ci4
の接続点と商用交流電源ACの負極ライン間に挿入され
る。
【0052】電磁リレーRLは、力率改善コンバータ部
13内に設けられるリレー駆動回路30によって駆動さ
れる。このリレー駆動回路30においては、平滑コンデ
ンサCi2 の正極と一次側アース間に対して抵抗R1
2 が直列に接続される。この抵抗R1 、R2 の分圧点
とトランジスタQ4 のベース間にはツェナーダイオード
ZD2 が挿入される。この場合、商用電源ACに供給さ
れる交流入力電圧VACがAC150V以上の場合に、抵
抗R1 、R2 で平滑コンデンサCi2 の両端電圧を分圧
した電圧値によってツェナーダイオードZD2 が導通す
るように、上記各部品が選定されているものとされる。
つまり、上記各部品によって交流入力電圧レベルがAC
150V以上か否かを検出する電圧検出回路が形成され
る。トランジスタQ4 は電磁リレーRLをドライブす
る。このトランジスタQ4 のベースと一次側アース間に
は、抵抗R3 とコンデンサC6 がそれぞれ並列に接続さ
れている。また、トランジスタQ4 のコレクタは一次側
アースに接地される。エミッタはリレー駆動部RYに接
続される。ここで、磁気結合トランスMCTには三次巻
線として駆動巻線NB1、NB2に加えて巻線N3 が巻装さ
れており、整流ダイオードD5 及び平滑コンデンサC5
と共に半波整流回路を形成している。この整流出力はツ
ェナーダイオードZD2 と抵抗R4 からなる定電圧回路
に供給されて所定の低圧直流電圧とされてリレー駆動部
RYを介してトランジスタQ4 のエミッタと接続され、
リレー駆動回路30の動作電源として供給される。リレ
ー駆動部RYに対しては逆方向電流を流すための保護用
ダイオードD6 が並列に接続されている。
【0053】このようにして構成される力率改善コンバ
ータ部13の整流動作の切換えは次のようにして行われ
る。例えば、AC100V系としてAC150V以下の
交流入力電圧が供給されている場合、リレー駆動回路3
0のツェナーダイオードZD2 は導通しないことから、
トランジスタQ4 ではベース電流が抵抗R3 を介して流
れるようにされてオン状態となる。これにより電磁リレ
ーRLのリレー駆動部RYには、エミッタ電流が導通す
る。そして、リレー駆動部RYの励磁作用によってスイ
ッチSはオン状態とされることになる。この場合、整流
回路系としては図1及び図6の実施の形態に示した回路
形態と同様となり、先に図2で説明したと同様の動作に
よって4倍電圧整流回路が形成され、AC100V系の
ほぼ4倍に相当する400V系の整流平滑電圧が得られ
ることになる。
【0054】これに対して、AC200V系としてAC
150V以上の交流入力電圧が供給されている場合で
は、リレー駆動回路30のツェナーダイオードZD2
導通することにより、トランジスタQ4 のベース電位が
所定以上に引き上げられてベース電流が流れないように
され、トランジスタQ4 をオフとする。このため、トラ
ンジスタQ4 のエミッタ電流はリレー駆動部RYを流れ
なくなり、スイッチSはオフ状態とされることになる。
この場合には、次に図8により説明するようにして倍電
圧整流回路が形成される。
【0055】図6は、本実施の形態の力率改善コンバー
タ部13においてスイッチSがオフ状態の場合に対応し
て形成される回路形態を抽出して示す等価回路図とされ
ている。従って、この場合にはコモンモードチョークコ
イルCMC、アクロスコンデンサCL 、ノーマルモード
のローパスフィルタ(LN 、CN )、磁気結合トランス
MCT、共振用コンデンサC2 及びスイッチS等の素子
は省略されている。
【0056】上述のようにスイッチSがオフ状態とされ
た場合では、先ず、交流入力電圧が負の期間では、整流
電流経路は図6(a)に示すように形成される。つま
り、整流電流は『商用交流電源AC→整流ダイオードD
2 →平滑コンデンサCi1 (正極→負極)→商用交流電
源AC』の経路によって平滑コンデンサCi1 に対して
充電をして、平滑コンデンサCi1 の両端に交流入力電
圧のピークレベルに対応する直流電圧を発生させると共
に、『商用交流電源AC→整流ダイオードD2 →整流ダ
イオードD1 →平滑コンデンサCi3 (正極→負極)→
平滑コンデンサCi4 (正極→負極)→整流ダイオード
4 →平滑コンデンサCi2(負極→正極)→商用交流
電源AC』の経路によって、整流電流を平滑コンデンサ
Ci3 −Ci4 の直列接続に対して充電する経路が形成
される。
【0057】そして、次の交流入力電圧が正の期間で
は、整流電流は図6(b)に示すように『商用交流電源
AC→平滑コンデンサCi1 (負極→正極)→整流ダイ
オードD1 →平滑コンデンサCi3 (正極→負極)→平
滑コンデンサCi4 (正極→負極)→整流ダイオードD
4 →整流ダイオードD3 →商用交流電源AC』の経路に
より整流電流を平滑コンデンサCi3 −Ci4 の直列接
続に対して充電するが、この際、先の交流入力電圧が負
の期間で充電された平滑コンデンサCi1 の両端電圧を
介して、この電圧を重畳するようにして充電が行われ
る。このため、直列接続された平滑コンデンサCi3
Ci4 の両端に得られる整流平滑電圧レベルは、入力さ
れた交流入力電圧レベルに対応するレベルの整流平滑電
圧をEiとすると、図に示すように、その2倍に対応す
る整流平滑電圧2Eiが得られる。この場合にはAC2
00V系(AC150V以上)の交流入力電圧が入力さ
れていることから、400V系の整流平滑電圧が得られ
ることになる。また、このときには『商用交流電源AC
→平滑コンデンサCi2 (正極→負極)→整流ダイオー
ドD3 →商用交流電源AC』の整流電流経路により、平
滑コンデンサCi2 の両端にEiのレベルの直流電圧を
発生させる。
【0058】そして、例えば次の交流入力電圧が負の期
間では、再び図6(a)に示す整流電流経路が形成され
るが、この際、上記交流入力電圧が正の期間に得られた
平滑コンデンサCi2 の両端電圧を重畳するようにし
て、平滑コンデンサCi3 −Ci4 の直列接続に対して
充電が行われることから、入力された交流入力電圧レベ
ルの2倍に対応する整流平滑電圧2Eiが得られる。
【0059】本実施の形態の電源回路では、上述のよう
にして交流入力電圧が負と正の期間で図6(a)(b)
に示す動作が繰り返されることで、交流入力電圧がAC
200V系とされる場合には、倍電圧整流回路が形成さ
れて400V系の整流平滑電圧を生成して後段の電流共
振形スイッチングコンバータに動作電源として供給する
ようにされる。なお、整流回路系の切換えに際しては、
電磁リレーRLなどの代わりにトライアックをはじめと
する半導体スイッチなどを用いることも可能とされる。
【0060】図7は、上記図5に示した力率改善コンバ
ータ部13の交流入力電圧に対する力率及び整流平滑電
圧(直列接続された平滑コンデンサCi3 ,Ci4 の両
端電圧)の変動特性を示す図とされる。例えば、力率特
性として本実施の形態の力率改善コンバータ部13とし
て、AC100V時において負荷電力PO =500Wの
重負荷の条件で力率PF=0.95となるように設定し
たとする。この場合、仮に力率改善コンバータ部13に
おいてスイッチング周波数の制御が行われない構成を採
ったとすると、力率は図7の破線に示すように交流入力
電圧の上昇に応じて力率が低下し、例えばAC288V
付近では、負荷電力PO =250W時には力率は0.8
5程度となる。なお、本実施の形態ではAC150V以
上/以下で整流動作が切換わるようにされていることか
ら、これに伴って、AC150Vを境界として力率特性
が段階的に切換わっている。
【0061】これに対して、実際に本実施の形態として
示されるように、力率改善コンバータ部13においてス
イッチング周波数の制御を行った場合には、図7の実線
に示すような力率特性が得られて、交流入力電圧VAC
上昇に応じた力率の低下はスイッチング制御が行われな
い場合よりも大幅に抑制され、総合的に見た場合にはA
C80V〜AC280V、つまりAC100V〜AC2
00V系の交流入力電圧変動に対して力率がほぼ一定の
範囲内にあるように制御される。
【0062】また、力率改善コンバータ部13における
スイッチング周波数の制御により、軽負荷時の整流平滑
電圧の変動を抑制するようにコントロールすることも可
能となる。図7には負荷電力PO =50Wの軽負荷の条
件のもとでの特性が示され、整流平滑電圧はAC150
V以上/以下の4倍電圧整流時/倍電圧整流時のそれぞ
れにおいて交流入力電圧の上々に伴って上昇する傾向を
有しており、スイッチング周波数の制御が行われない場
合には、破線に示すように4倍電圧整流動作でのAC1
50V時及び倍電圧整流時でのAC280V時には、4
Eiのレベルの整流平滑電圧は900V程度にまで上昇
する。これに対してスイッチング周波数が制御される本
実施の形態の場合には、整流平滑電圧の上昇率が抑制さ
れ、整流平滑電圧の最大値は上記900Vから800V
にまで抑制される。これによって、例えば平滑コンデン
サCi3 ,Ci4 及びスイッチングトランジスタQ1
2 の耐電圧特性の向上を図る必要がなくなる。
【0063】図8は、図5の力率改善コンバータ部13
を備える電源回路の動作を商用電源周期で示す波形図と
され、例えば図8(a)に示す周期により商用交流電源
ACに対して交流入力電圧VAC=100Vが供給されて
いるとすると、交流入力電流IACは図8(b)に示す波
形により流れる。また、図8(c)に示す周期により商
用交流電源ACに対して交流入力電圧VAC=230Vが
供給されている場合には,交流入力電流IACはそれぞれ
図8(d)に示す波形により流れるようにされ、実際に
は図7により説明した程度の力率に対応して、図8
(b)(d)に示す交流入力電流IACの導通角が拡大さ
れているものとされる。
【0064】このようにして構成される力率改善コンバ
ータ回路を備える電源回路では、先の各実施の形態と同
様の効果を有すると共に、交流入力電圧AC100V系
時とAC200V系時とに応じて、4倍電圧整流回路/
倍電圧整流回路の切換えが行われるように構成したこと
により、AC100V系時とAC200V系時とで共に
400V系の交流入力電圧が生成されることになる。こ
れにより、例えば、後段のスイッチングコンバータ部を
形成する素子等についても仕向け地の相違に関わらず共
通とすることができるなど、ワイドレンジ対応に適用し
て好適な電源回路を得ることができる。
【0065】なお、図示及び説明は省略するが、上記図
5に示した4倍電圧整流/倍電圧整流の切換えが行われ
る整流回路系に対して、図4に示したような制御トラン
スPRTを組み合わせて力率改善及び力率の一定化制御
を図るように構成しても本発明の力率改善コンバータ回
路として適用することが可能とされる。また、上記各実
施の形態に示すスイッチング電源部1としては、PWM
方式によるフライバックコンバータあるいはフォワード
コンバータ等のほか、RCC(リンギングチョークコン
バータ)をはじめとする他の方式による各種タイプのス
イッチングコンバータが用いられても構わないが、本発
明はスイッチング動作の電流波形もしくは電圧波形が矩
形波となるスイッチングコンバータが接続される場合に
適用して好適とされる。また、先に本出願人により上記
各実施の形態に示す回路構成以外で、電流共振形コンバ
ータのスイッチング出力を整流電流経路に帰還すること
により力率改善を図るスイッチング電源回路が各種提案
されているが、これらの発明による力率改善回路の構成
を本発明の力率改善コンバータ回路に対して適用するこ
とも可能とされる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自励式に
よる電流共振形コンバータのスイッチング出力を整流経
路に帰還して力率改善を図るようにされた力率改善コン
バータ回路とすることで、例えばアクティブフィルタに
よって力率改善を図る場合よりも電力変換効率が向上さ
れるという効果を有している。この際、本発明では電流
共振形コンバータのスイッチング周波数を制御すること
によって、交流入力電圧の変化に対して力率が一定に保
つようにされ、例えばAC100V系〜AC200V系
の範囲で適正な力率を得ることが可能となる。
【0067】また、電流共振形コンバータはアクティブ
フィルタよりも簡略な回路構成により形成可能であると
共に、電流共振形の動作ではスイッチングノイズが大幅
に低減されてノイズフィルタを強化する必要もなくなる
ことから、大幅に力率改善コンバータ回路基板及び電源
回路サイズの小型/軽量化を促進することが可能とな
り、それだけコストも抑えられることになる。
【0068】また、本発明では4倍電圧整流回路、ある
いは4倍電圧整流/倍電圧整流の切換えが可能な整流回
路系に対して、電流共振形コンバータを組み合わせる構
成が採られる。これにより、重負荷に対応可能な力率改
善コンバータとされた上で、AC100V系とAC20
0V系とで共に200V系の整流平滑電圧が得られるた
め、後段のスイッチング電源の再設計を行う必要がなく
なり、例えば、既存の200V系の直流入力電圧に対応
するものを用いればよいことになり、これによっても低
コスト化や製品管理の点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としての力率改善コンバ
ータ回路を備えたスイッチング電源回路の構成を示す回
路図である。
【図2】本実施の形態の力率改善コンバータ回路の4倍
電圧整流回路の動作を示す等価回路図である。
【図3】他の実施の形態としての力率改善コンバータ回
路を備えたスイッチング電源回路の構成を示す回路図で
ある。
【図4】更に他の実施の形態としての力率改善コンバー
タ回路を備えたスイッチング電源回路の構成を示す回路
図である。
【図5】更に他の実施の形態としての力率改善コンバー
タ回路を備えたスイッチング電源回路の構成を示す回路
図である。
【図6】図5に示す実施の形態において倍電圧整流時の
動作を示す等価回路図である。
【図7】図5に示す実施の形態の力率改善コンバータ回
路の交流入力電圧に対する力率及び整流平滑電圧の変動
特性を示す図である。
【図8】図5に示す実施の形態の力率改善コンバータ回
路の商用電源周期での要部の動作を示す波形図である。
【図9】従来例としての力率改善コンバータ回路を備え
たスイッチング電源回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 スイッチング電源部 10,11,12,13 力率改善コンバータ回路 D1 、D2 、D3 、D4 整流ダイオード(高速リカバ
リ型) Ci1 、Ci2 、Ci3 、Ci4 平滑コンデンサ CVT ドライブトランス PRT ドライブトランス、制御トランス Q1 ,Q2 スイッチング素子 C1 直列共振コンデンサ N1 一次巻線 MCT 磁気結合トランス N2 二次巻線 LN フィルタチョークコイル CN フィルタコンデンサ C2 共振用コンデンサ NC 制御巻線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源に入力された交流入力電圧レベ
    ルの略4倍に対応する整流平滑電圧を生成する4倍電圧
    整流手段と、 上記4倍電圧整流手段から出力される整流平滑電圧を動
    作電源としてスイッチング動作を行い、そのスイッチン
    グ出力を直列共振コンデンサ及び直列共振巻線のインダ
    クタンスにより形成される直列共振回路に供給するよう
    にされる電流共振形スイッチングコンバータと、 上記直列共振回路から整流電流経路に対して帰還された
    スイッチング出力に基づいて力率改善を図るようにされ
    た力率改善手段と、 入力される交流入力電圧レベルの変化に対して、力率が
    ほぼ一定となるように制御を行う力率制御手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする力率改善コン
    バータ回路。
  2. 【請求項2】 上記力率改善手段は、上記4倍電圧整流
    手段を形成する整流素子を高速リカバリ型とすると共
    に、 商用電源ラインに対して設けられるフィルタチョークコ
    イル及びフィルタコンデンサからなるノーマルモードの
    ローパスフィルタを備え、 上記直列共振巻線に得られたスイッチング出力を、直列
    共振コンデンサの静電容量結合を介して、整流電流経路
    に対して印加するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の力率改善コンバータ回路。
  3. 【請求項3】 上記4倍電圧整流手段を形成する整流素
    子に対して共振用コンデンサが並列に接続されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の力率改善コンバータ回
    路。
  4. 【請求項4】 上記力率改善手段は、上記4倍電圧整流
    手段を形成する整流素子を高速リカバリ型とすると共
    に、 商用電源ラインに対して設けられるフィルタチョークコ
    イル及びフィルタコンデンサからなるノーマルモードの
    ローパスフィルタと、 少なくとも、一次巻線とされる上記直列共振巻線と、二
    次巻線とされて整流電流経路に対して直列に挿入される
    重畳巻線とを、互いに磁気的に密結合して形成される磁
    気結合トランスを備えて構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の力率改善コンバータ回路。
  5. 【請求項5】 上記重畳巻線に対して共振用コンデンサ
    が並列に接続されていることを特徴とする請求項4に記
    載の力率改善コンバータ回路。
  6. 【請求項6】 上記力率制御手段は、交流入力電圧レベ
    ルの変化に応じて上記電流共振形スイッチングコンバー
    タのスイッチング周波数を可変するスイッチング周波数
    可変回路として構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の力率改善コンバータ回路。
  7. 【請求項7】 上記力率制御手段は、所定の定数のコン
    デンサとインダクタによる共振回路を整流経路に対して
    挿入すると共に、 上記インダクタを被制御巻線として、該被制御巻線に対
    してその巻回方向が直交するように制御巻線が巻回され
    た直交型トランスを備え、 入力される交流入力電圧レベルの変化に応じて、上記制
    御巻線に供給すべき制御電流のレベルを可変することに
    よって、上記共振回路の共振周波数を可変するように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の力率改
    善コンバータ回路。
  8. 【請求項8】 上記電流共振形スイッチングコンバータ
    は、スイッチング素子を自励発振によりスイッチング駆
    動する自励発振回路を備えた、自励式とされていること
    を特徴とする請求項1に記載の力率改善コンバータ回
    路。
  9. 【請求項9】 商用電源に入力される交流入力電圧レベ
    ルに基づいて、交流入力電圧レベルの略4倍に対応する
    整流平滑電圧を生成する4倍電圧整流回路と、交流入力
    電圧レベルの略2倍に対応する整流平滑電圧を生成する
    倍電圧整流回路との切換えが可能とされた整流手段と、 上記整流手段から出力される整流平滑電圧を動作電源と
    してスイッチング動作を行い、そのスイッチング出力を
    直列共振コンデンサ及び直列共振巻線のインダクタンス
    により形成される直列共振回路に供給するようにされる
    電流共振形スイッチングコンバータと、 上記直列共振回路から整流電流経路に対して帰還された
    スイッチング出力に基づいて力率改善を図るようにされ
    た力率改善手段と、 入力される交流入力電圧レベルの変化に対して、力率が
    ほぼ一定となるように制御を行う力率制御手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする力率改善コン
    バータ回路。
  10. 【請求項10】 上記力率制御手段は、交流入力電圧レ
    ベルの変化に応じて上記電流共振形スイッチングコンバ
    ータのスイッチング周波数を可変するスイッチング周波
    数可変回路として構成されていることを特徴とする請求
    項9に記載の力率改善コンバータ回路。
  11. 【請求項11】 上記力率改善手段は、上記整流手段を
    形成する整流素子を高速リカバリ型とすると共に、 商用電源ラインに対して設けられるフィルタチョークコ
    イル及びフィルタコンデンサからなるノーマルモードの
    ローパスフィルタと、 少なくとも、上記直列共振回路と直列に接続される一次
    巻線と、二次巻線とされて整流電流経路に対して直列に
    挿入される重畳巻線とを、互いに磁気的に密結合して形
    成される磁気結合トランスを備えて構成されていること
    を特徴とする請求項9に記載の力率改善コンバータ回
    路。
  12. 【請求項12】 上記重畳巻線に対して共振用コンデン
    サが並列に接続されていることを特徴とする請求項11
    に記載の力率改善コンバータ回路。
JP7350749A 1995-12-26 1995-12-26 力率改善コンバータ回路 Withdrawn JPH09182445A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020173913A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 三菱電機株式会社 点灯装置、照明器具、点灯装置の制御方法

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