JPH09183201A - 光学用フイルムおよびその製造方法 - Google Patents
光学用フイルムおよびその製造方法Info
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- JPH09183201A JPH09183201A JP35259895A JP35259895A JPH09183201A JP H09183201 A JPH09183201 A JP H09183201A JP 35259895 A JP35259895 A JP 35259895A JP 35259895 A JP35259895 A JP 35259895A JP H09183201 A JPH09183201 A JP H09183201A
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学用途に用いられるポリエステル系フイル
ムについて、目視で目立つ傷の発生を抑える。 【解決手段】 フイルム表面に界面活性剤を有し、長さ
20mm以上かつ最大深さ0.5μm以上の傷が10個
/m2 以下であることを特徴とするポリエステル系光学
用フイルムおよびその製造方法。
ムについて、目視で目立つ傷の発生を抑える。 【解決手段】 フイルム表面に界面活性剤を有し、長さ
20mm以上かつ最大深さ0.5μm以上の傷が10個
/m2 以下であることを特徴とするポリエステル系光学
用フイルムおよびその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種表面加工を行
わず、あるいは各種耐候層、防曇層、ハードコート層、
反射防止層、熱線遮断または反射層をコーティングある
いは蒸着、スパッタリング、EB蒸着した後、光学的に
使用するに好適なベースフイルムに関する。本発明でい
う光学的とは、ビル、車、各種機器等の窓貼り用、ガラ
ス等に貼る飛散防止用、各種ディスプレーのカバー用
等、光を透過、反射させた状態で使用する場合を指し、
蒸着層や反射層を除くフイルム自身としては、光透過状
態で使用されるものである。
わず、あるいは各種耐候層、防曇層、ハードコート層、
反射防止層、熱線遮断または反射層をコーティングある
いは蒸着、スパッタリング、EB蒸着した後、光学的に
使用するに好適なベースフイルムに関する。本発明でい
う光学的とは、ビル、車、各種機器等の窓貼り用、ガラ
ス等に貼る飛散防止用、各種ディスプレーのカバー用
等、光を透過、反射させた状態で使用する場合を指し、
蒸着層や反射層を除くフイルム自身としては、光透過状
態で使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系フイルムは、耐候性に優
れていることから、従来から各種光学用フイルムとして
使用されている。とくに強度等の面から、二軸延伸フイ
ルム、なかでも比較的厚手のフイルムが使用されてい
る。
れていることから、従来から各種光学用フイルムとして
使用されている。とくに強度等の面から、二軸延伸フイ
ルム、なかでも比較的厚手のフイルムが使用されてい
る。
【0003】このような光学用途に用いられるフイルム
には、とくに表面の耐久性が要求され、フイルム表面に
傷があると、商品価値や機能を著しく損なうおそれがあ
る。フイルム表面の傷は、フイルム自身の状態で目立つ
場合はもちろんのこと、蒸着等を行うと小さな傷でも一
層目立つようになるので、極力少なく抑えられることが
望ましい。
には、とくに表面の耐久性が要求され、フイルム表面に
傷があると、商品価値や機能を著しく損なうおそれがあ
る。フイルム表面の傷は、フイルム自身の状態で目立つ
場合はもちろんのこと、蒸着等を行うと小さな傷でも一
層目立つようになるので、極力少なく抑えられることが
望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フイルム製
造工程においては、とくに各種ロール上をフイルムが走
行する際、フイルムをロール状に巻き取る際等に、フイ
ルム表面とロール表面との間あるいはフイルム表面同士
間に滑りが生じ、該滑りに起因してフイルム表面に線状
の傷が生じることがある。
造工程においては、とくに各種ロール上をフイルムが走
行する際、フイルムをロール状に巻き取る際等に、フイ
ルム表面とロール表面との間あるいはフイルム表面同士
間に滑りが生じ、該滑りに起因してフイルム表面に線状
の傷が生じることがある。
【0005】このような傷が、目視で目立つようになる
と、フイルム自身としても、最終製品の形態においても
商品価値や機能を損なうおそれがあるので、極力傷の発
生を抑えなければならない。
と、フイルム自身としても、最終製品の形態においても
商品価値や機能を損なうおそれがあるので、極力傷の発
生を抑えなければならない。
【0006】そこで本発明の課題は、特定の用途、とく
に光学用途に用いられるポリエステル系フイルムについ
て、目視で目立つ傷の発生を極力抑制することにある。
に光学用途に用いられるポリエステル系フイルムについ
て、目視で目立つ傷の発生を極力抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の光学用フイルムは、フイルム表面に界面活
性剤を有し、長さ20mm以上かつ最大深さ0.5μm
以上の傷が10個/m2 以下であることを特徴とするも
のからなる。ここで、傷のサイズ、つまり長さ20mm
以上および/または最大深さ0.5μm以上は、目視で
目立つあるいは気になるサイズとして規定したものであ
る。
に、本発明の光学用フイルムは、フイルム表面に界面活
性剤を有し、長さ20mm以上かつ最大深さ0.5μm
以上の傷が10個/m2 以下であることを特徴とするも
のからなる。ここで、傷のサイズ、つまり長さ20mm
以上および/または最大深さ0.5μm以上は、目視で
目立つあるいは気になるサイズとして規定したものであ
る。
【0008】また、本発明に係る光学用フイルムの製造
方法は、ポリエステル系樹脂からなるフイルムの少なく
とも片面に界面活性剤含有層を設けることを特徴とする
方法からなる。
方法は、ポリエステル系樹脂からなるフイルムの少なく
とも片面に界面活性剤含有層を設けることを特徴とする
方法からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について説明する。本発明の光学用フイルムはポリ
エステル系樹脂からなるフイルムである。ポリエステル
系樹脂は、たとえばアルコール成分として、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、セバチン酸、アジピン酸のような脂肪族グリコー
ル、あるいはシクロヘキサンジメタノールのような芳香
族グリコールを用い、酸成分として、テレフタル酸、イ
ソフタル酸のような芳香族ジカルボン酸やナフタレンジ
カルボン酸、トリメリット酸等の3官能カルボン酸を用
いたものである。これらポリエステル系樹脂は、単独で
用いてもよく、他の成分と共重合したものであってもよ
い。
形態について説明する。本発明の光学用フイルムはポリ
エステル系樹脂からなるフイルムである。ポリエステル
系樹脂は、たとえばアルコール成分として、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、セバチン酸、アジピン酸のような脂肪族グリコー
ル、あるいはシクロヘキサンジメタノールのような芳香
族グリコールを用い、酸成分として、テレフタル酸、イ
ソフタル酸のような芳香族ジカルボン酸やナフタレンジ
カルボン酸、トリメリット酸等の3官能カルボン酸を用
いたものである。これらポリエステル系樹脂は、単独で
用いてもよく、他の成分と共重合したものであってもよ
い。
【0010】このようなポリエステル系樹脂を用いてフ
イルムを成形する。フイルムは未延伸、一軸延伸フイル
ムであってもよいが、強度および強度バランス等の面か
ら、二軸延伸フイルムであることが好ましい。
イルムを成形する。フイルムは未延伸、一軸延伸フイル
ムであってもよいが、強度および強度バランス等の面か
ら、二軸延伸フイルムであることが好ましい。
【0011】このフイルムの表面に、界面活性剤含有層
が設けられる。界面活性剤含有層は、フイルム表面に界
面活性剤が存在する、あるいはフイルム表面に界面活性
剤が析出している状態であればよく、界面活性剤は、フ
イルムの厚さ方向全体にわたって含有された形態、フイ
ルム表面にのみ界面活性剤含有層が存在する形態のいず
れでもよい。
が設けられる。界面活性剤含有層は、フイルム表面に界
面活性剤が存在する、あるいはフイルム表面に界面活性
剤が析出している状態であればよく、界面活性剤は、フ
イルムの厚さ方向全体にわたって含有された形態、フイ
ルム表面にのみ界面活性剤含有層が存在する形態のいず
れでもよい。
【0012】フイルム表面に界面活性剤を有しているこ
とにより、フイルムがロール上を走行される際やロール
状に巻き取られる際、ロール表面との間のあるいはフイ
ルム表面同士間の潤滑効果が増大し、フイルム表面に傷
が付きにくくなる。
とにより、フイルムがロール上を走行される際やロール
状に巻き取られる際、ロール表面との間のあるいはフイ
ルム表面同士間の潤滑効果が増大し、フイルム表面に傷
が付きにくくなる。
【0013】本発明においては、このフイルム表面にお
ける傷が特定値以下とされる。すなわち、長さが20m
m以上かつ最大深さが0.5μm以上の傷が10個/m
2 以下とされる。
ける傷が特定値以下とされる。すなわち、長さが20m
m以上かつ最大深さが0.5μm以上の傷が10個/m
2 以下とされる。
【0014】この傷のサイズは、目視で目立つ、あるい
は気になるサイズであり、とくに光学用途においては目
視による基準で商品価値や機能が判定されることが多
い。
は気になるサイズであり、とくに光学用途においては目
視による基準で商品価値や機能が判定されることが多
い。
【0015】傷の個数に関して、上記のような低い値を
達成するために、フイルム表面に界面活性剤を存在せし
める。界面活性剤の種類としては、とくに限定されない
が、たとえば、カチオン系として、ステアリルアミン塩
酸塩等のアミン塩基型、ステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロリド等の第4級アンモニウム塩型の界面活性
剤、アニオン系界面活性剤として、ラウリン酸ナトリウ
ム等のカルボン酸型、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム等のスルホン酸型、硫酸ドデシルナトリウム等の
硫酸エステル型、硫酸ドデシルポリオキシエチレン塩モ
ノラウリルリン酸ナトリウム等のリン酸エステル型の界
面活性剤、非イオン系界面活性剤として、グリセリンモ
ノステアリン酸エステル等のエステル型、ポリオキシエ
チレンオニルフェニルエーテル等のエーテル型、ポリエ
チレングリコールオレイン酸エステル等のエステルエー
テル型、ラウリン酸ジエタノールアミド等のアルカノー
ルアミド型の界面活性剤、両性系界面活性剤として、ラ
ウリルジメチル酢酸ベタイン等のカルボキシベタイン
型、2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒド
ロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のグリシン型
の界面活性剤を用いることができる。
達成するために、フイルム表面に界面活性剤を存在せし
める。界面活性剤の種類としては、とくに限定されない
が、たとえば、カチオン系として、ステアリルアミン塩
酸塩等のアミン塩基型、ステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロリド等の第4級アンモニウム塩型の界面活性
剤、アニオン系界面活性剤として、ラウリン酸ナトリウ
ム等のカルボン酸型、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム等のスルホン酸型、硫酸ドデシルナトリウム等の
硫酸エステル型、硫酸ドデシルポリオキシエチレン塩モ
ノラウリルリン酸ナトリウム等のリン酸エステル型の界
面活性剤、非イオン系界面活性剤として、グリセリンモ
ノステアリン酸エステル等のエステル型、ポリオキシエ
チレンオニルフェニルエーテル等のエーテル型、ポリエ
チレングリコールオレイン酸エステル等のエステルエー
テル型、ラウリン酸ジエタノールアミド等のアルカノー
ルアミド型の界面活性剤、両性系界面活性剤として、ラ
ウリルジメチル酢酸ベタイン等のカルボキシベタイン
型、2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒド
ロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のグリシン型
の界面活性剤を用いることができる。
【0016】また、光学用フイルムは、スパッタリング
や蒸着を施して製品形態とされることが多いが、製品が
光反射機能を有するものであっても、フイルム自身とし
ては光学的に透過状態で使用されるのがほとんどであ
る。したがって、フイルムの内部ヘイズは極力低く抑え
られることが好ましく、たとえば内部ヘイズ(188μ
m換算)が1.5%以下であることが好ましい。そし
て、内部ヘイズを低く抑えるために、フイルムは実質的
に無粒子であることが好ましい。但し、易滑性の向上や
帯電防止性を向上するために、少量の粒子、たとえば少
量の不活性微粒子等を含有させてもよい。
や蒸着を施して製品形態とされることが多いが、製品が
光反射機能を有するものであっても、フイルム自身とし
ては光学的に透過状態で使用されるのがほとんどであ
る。したがって、フイルムの内部ヘイズは極力低く抑え
られることが好ましく、たとえば内部ヘイズ(188μ
m換算)が1.5%以下であることが好ましい。そし
て、内部ヘイズを低く抑えるために、フイルムは実質的
に無粒子であることが好ましい。但し、易滑性の向上や
帯電防止性を向上するために、少量の粒子、たとえば少
量の不活性微粒子等を含有させてもよい。
【0017】フイルム表面に界面活性剤を存在せしめる
には、フイルム中に、より正確にはフイルムを形成する
ためのポリエステル系樹脂中に界面活性剤を練り込んで
おき、それをフイルムに製膜して界面活性剤をフイルム
表面に析出させる方法、フイルム表面に界面活性剤含有
層をコーティング(塗布)により設ける方法がある。所
望量の界面活性剤を効率よくフイルム表面に存在せしめ
る点からは、後者のコーティングによる方法が好まし
い。塗布する界面活性剤含有層は、界面活性剤を含有す
る溶融樹脂、溶液樹脂、界面活性剤のみからなる層のい
ずれであってもよい。
には、フイルム中に、より正確にはフイルムを形成する
ためのポリエステル系樹脂中に界面活性剤を練り込んで
おき、それをフイルムに製膜して界面活性剤をフイルム
表面に析出させる方法、フイルム表面に界面活性剤含有
層をコーティング(塗布)により設ける方法がある。所
望量の界面活性剤を効率よくフイルム表面に存在せしめ
る点からは、後者のコーティングによる方法が好まし
い。塗布する界面活性剤含有層は、界面活性剤を含有す
る溶融樹脂、溶液樹脂、界面活性剤のみからなる層のい
ずれであってもよい。
【0018】また、とくにコーティングにより界面活性
剤含有層を設ける方法では、該界面活性剤含有層の厚さ
を制御しやすい。この界面活性剤含有層の厚さとして
は、0.001μm以上0.3μm以下であることが好
ましい。0.001μm未満では、界面活性剤存在によ
る潤滑効果が乏しく、0.3μmを超えると、潤滑効果
が飽和するとともに、脆い表面層を敢えて形成すること
になる。
剤含有層を設ける方法では、該界面活性剤含有層の厚さ
を制御しやすい。この界面活性剤含有層の厚さとして
は、0.001μm以上0.3μm以下であることが好
ましい。0.001μm未満では、界面活性剤存在によ
る潤滑効果が乏しく、0.3μmを超えると、潤滑効果
が飽和するとともに、脆い表面層を敢えて形成すること
になる。
【0019】また、いずれの方法で界面活性剤含有層を
設ける場合にも、フイルム表面への過剰な界面活性剤の
析出を防止するために、フイルム表面における界面活性
剤の量を1.5g/m2 以下とすることが好ましい。
設ける場合にも、フイルム表面への過剰な界面活性剤の
析出を防止するために、フイルム表面における界面活性
剤の量を1.5g/m2 以下とすることが好ましい。
【0020】次に、本発明に係る光学用フイルムの製造
方法の代表例について説明する。所定のポリエステル系
樹脂に必要に応じて粒子等の添加剤を加え、水分率30
0ppm以下に乾燥した後、押出機を用いて200〜3
50℃に溶融、押出する。ベント型押出機を用いる場合
には乾燥を省略してもよい。溶融した樹脂は、冷却ロー
ル上でシート状に成形し、長手方向に2.5〜8倍、幅
方向に2.5〜8倍二軸延伸した後、150〜300℃
で熱処理および緩和処理を施す。界面活性剤をフイルム
表面に設ける方法は、とくに限定されないが、ポリエス
テル系樹脂に予め練り込む方法、界面活性剤含有層を塗
布する方法、あるいは界面活性剤のみを塗布する方法を
用いることができる。界面活性剤含有層あるいは界面活
性剤を塗布する方法はとくに限定されず、未延伸、一軸
延伸、二軸延伸いずれの状態で塗布してもよい。しか
し、幅延伸後広幅、高速での搬送、巻取時の欠点発生が
著しいことから、一軸延伸後に塗布し、しかる後に二軸
延伸フイルムとする方法がとくに好適である。
方法の代表例について説明する。所定のポリエステル系
樹脂に必要に応じて粒子等の添加剤を加え、水分率30
0ppm以下に乾燥した後、押出機を用いて200〜3
50℃に溶融、押出する。ベント型押出機を用いる場合
には乾燥を省略してもよい。溶融した樹脂は、冷却ロー
ル上でシート状に成形し、長手方向に2.5〜8倍、幅
方向に2.5〜8倍二軸延伸した後、150〜300℃
で熱処理および緩和処理を施す。界面活性剤をフイルム
表面に設ける方法は、とくに限定されないが、ポリエス
テル系樹脂に予め練り込む方法、界面活性剤含有層を塗
布する方法、あるいは界面活性剤のみを塗布する方法を
用いることができる。界面活性剤含有層あるいは界面活
性剤を塗布する方法はとくに限定されず、未延伸、一軸
延伸、二軸延伸いずれの状態で塗布してもよい。しか
し、幅延伸後広幅、高速での搬送、巻取時の欠点発生が
著しいことから、一軸延伸後に塗布し、しかる後に二軸
延伸フイルムとする方法がとくに好適である。
【0021】
【実施例】以下に、本発明を具体的な実施例に基づいて
説明する。まず、本発明における物性、特性の測定、評
価方法を下記に示す。
説明する。まず、本発明における物性、特性の測定、評
価方法を下記に示す。
【0022】(1)フイルム表面の界面活性剤量 フイルム表面をエチルアルコールで洗浄し、定量化を行
う。
う。
【0023】(2)傷の大きさ、数 顕微鏡により、フイルム表面を300倍に拡大して目視
観察する。該観察により、フイルム表面の傷の長さ、数
を測定する。傷の最大深さについては、フイルム断面写
真をとり、該写真より目視によって最大深さを測定、決
定する。
観察する。該観察により、フイルム表面の傷の長さ、数
を測定する。傷の最大深さについては、フイルム断面写
真をとり、該写真より目視によって最大深さを測定、決
定する。
【0024】(3)内部ヘイズ フイルム表面を流動パラフィンでカバーし、JIS−K
6714に準拠して測定し、フイルム厚さ188μmの
値に換算する。
6714に準拠して測定し、フイルム厚さ188μmの
値に換算する。
【0025】(4)外観 フイルムとガラス板を積層し、風景、テレビ画面を見た
とき、傷が目立つものを「×」、それ以外を「○」と判
定した。
とき、傷が目立つものを「×」、それ以外を「○」と判
定した。
【0026】(5)ブロッキング フイルムの枚葉状サンプルを100枚重ね合わせ、45
℃、85%RHの条件で3日間放置後、一枚ずつ剥がし
ていき、軽く剥がれるものを「○」、それ以外を「×」
と判定した。
℃、85%RHの条件で3日間放置後、一枚ずつ剥がし
ていき、軽く剥がれるものを「○」、それ以外を「×」
と判定した。
【0027】比較例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを、水
分率30ppm、250℃で溶融押出し、表面温度が4
0℃の冷却ロール上でフイルムに成形後、93℃で2.
8倍長手方向に延伸し、115℃で3倍幅方向に延伸し
て厚さ188μmの二軸延伸フイルムを得た。幅方向延
伸・熱処理機(ステンタ)より出たフイルムは、ステン
タクリップに対しドロー比1.015のハードクロムメ
ッキロール、シリコンゴムロールからなるニップロール
よりなる張力カットロール間で均一にドローをかけ、5
本のハードクロムメッキロールを通過させた後、ワイン
ダーで巻き取った。
分率30ppm、250℃で溶融押出し、表面温度が4
0℃の冷却ロール上でフイルムに成形後、93℃で2.
8倍長手方向に延伸し、115℃で3倍幅方向に延伸し
て厚さ188μmの二軸延伸フイルムを得た。幅方向延
伸・熱処理機(ステンタ)より出たフイルムは、ステン
タクリップに対しドロー比1.015のハードクロムメ
ッキロール、シリコンゴムロールからなるニップロール
よりなる張力カットロール間で均一にドローをかけ、5
本のハードクロムメッキロールを通過させた後、ワイン
ダーで巻き取った。
【0028】実施例1、2 比較例1において、長手方向一軸延伸フイルム上に、互
応化学社製の界面活性剤“フラスコート”RY−2を、
0.02重量%(実施例1)、0.1重量%(実施例
2)添加した水溶性ポリエステル系樹脂を塗布、乾燥し
た後、幅方向に延伸した。
応化学社製の界面活性剤“フラスコート”RY−2を、
0.02重量%(実施例1)、0.1重量%(実施例
2)添加した水溶性ポリエステル系樹脂を塗布、乾燥し
た後、幅方向に延伸した。
【0029】実施例3、比較例2 二軸延伸フイルム上にグラビアコート法でドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムを所定量コーティングした。
他の条件は比較例1と同じである。
ゼンスルホン酸ナトリウムを所定量コーティングした。
他の条件は比較例1と同じである。
【0030】実施例4 樹脂アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノール
3モル%共重合した固有粘度0.72の樹脂を用いた以
外は実施例1と同様の条件で二軸延伸フイルムを製膜し
た。
3モル%共重合した固有粘度0.72の樹脂を用いた以
外は実施例1と同様の条件で二軸延伸フイルムを製膜し
た。
【0031】実施例5 樹脂として、分子量2000のポリエチレングリコール
1重量%共重合したポリエチレンテレフタレートにドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.5%添加した
樹脂を用いた。他の条件は比較例1と同じである。
1重量%共重合したポリエチレンテレフタレートにドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.5%添加した
樹脂を用いた。他の条件は比較例1と同じである。
【0032】実施例6 樹脂に平均粒径1.5μmの凝集シリカを0.03重量
%添加した以外は実施例1と同じである。
%添加した以外は実施例1と同じである。
【0033】実施例7 比較例1のフイルム両面上に厚さ3μmの複合層を設け
た。複合層には、平均粒径1.5μmの凝集シリカ0.
03重量%と、分子量2000のポリエチレングリコー
ル1重量%共重合したポリエチレンテレフタレートにド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量%添加
した樹脂を用いた。上記実施例1〜7、比較例1、2の
結果を表1に示す。
た。複合層には、平均粒径1.5μmの凝集シリカ0.
03重量%と、分子量2000のポリエチレングリコー
ル1重量%共重合したポリエチレンテレフタレートにド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量%添加
した樹脂を用いた。上記実施例1〜7、比較例1、2の
結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、フイルム表面に
界面活性剤を存在せしめることにより、所定以上のサイ
ズの傷が著しく減少することが判る。また、フイルム表
面における界面活性剤を所定量に抑えておくことによ
り、ブロッキングを抑えつつ、上記のように目立つ傷の
数を減らすことができる。
界面活性剤を存在せしめることにより、所定以上のサイ
ズの傷が著しく減少することが判る。また、フイルム表
面における界面活性剤を所定量に抑えておくことによ
り、ブロッキングを抑えつつ、上記のように目立つ傷の
数を減らすことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学用フ
イルムおよびその製造方法によれば、フイルム表面に界
面活性剤を存在せしめることにより、フイルム表面にお
いて目立つ傷の数を著しく減少させることができ、光学
用途に用いて好適なベースフイルムを得ることができ
る。
イルムおよびその製造方法によれば、フイルム表面に界
面活性剤を存在せしめることにより、フイルム表面にお
いて目立つ傷の数を著しく減少させることができ、光学
用途に用いて好適なベースフイルムを得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:32 B29L 9:00
Claims (14)
- 【請求項1】 フイルム表面に界面活性剤を有し、長さ
20mm以上かつ最大深さ0.5μm以上の傷が10個
/m2 以下であることを特徴とするポリエステル系光学
用フイルム。 - 【請求項2】 前記フイルムが二軸延伸フイルムであ
る、請求項1の光学用フイルム。 - 【請求項3】 フイルムが実質的に無粒子であり、内部
ヘイズ(188μm換算)が1.5%以下である、請求
項1または2の光学用フイルム。 - 【請求項4】 厚さ0.001μm以上0.3μm以下
の界面活性剤含有層がフイルム表面に設けられている、
請求項1ないし3のいずれかに記載の光学用フイルム。 - 【請求項5】 前記界面活性剤含有層がコーティングに
より設けられている、請求項4の光学用フイルム。 - 【請求項6】 前記界面活性剤が、フイルム内への練り
込みによりフイルム表面に析出されている、請求項1な
いし3のいずれかに記載の光学用フイルム。 - 【請求項7】 フイルム表面における界面活性剤の量が
1.5g/m2 以下である、請求項1ないし6のいずれ
かに記載の光学用フイルム。 - 【請求項8】 光学的に透過状態で使用される、請求項
1ないし7のいずれかに記載の光学用フイルム。 - 【請求項9】 ポリエステル系樹脂からなるフイルムの
少なくとも片面に界面活性剤含有層を設けることを特徴
とする、光学用フイルムの製造方法。 - 【請求項10】 二軸延伸する、請求項9の光学用フイ
ルムの製造方法。 - 【請求項11】 前記界面活性剤含有層をコーティング
により設ける、請求項9または10の光学用フイルムの
製造方法。 - 【請求項12】 ポリエステル系樹脂を一軸延伸後界面
活性剤含有層を一軸延伸フイルム上に塗布し、しかる後
に該一軸延伸フイルムを二軸延伸フイルムとする、請求
項11の光学用フイルムの製造方法。 - 【請求項13】 塗布される界面活性剤含有層が界面活
性剤のみからなる、請求項12の光学用フイルムの製造
方法。 - 【請求項14】 界面活性剤を予めポリエステル系樹脂
に練り込み、該ポリエステル系樹脂をフイルムに成形す
る、請求項9または10の光学用フイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35259895A JPH09183201A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 光学用フイルムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35259895A JPH09183201A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 光学用フイルムおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183201A true JPH09183201A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18425145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35259895A Pending JPH09183201A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 光学用フイルムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09183201A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6649260B2 (en) | 2000-12-08 | 2003-11-18 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Optical coating film |
| KR100573647B1 (ko) * | 1999-02-22 | 2006-04-24 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 광학용 접착 필름 |
| JP2006130815A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Nippon Zeon Co Ltd | 帯電防止性を有する導光板または光拡散板 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35259895A patent/JPH09183201A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100573647B1 (ko) * | 1999-02-22 | 2006-04-24 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 광학용 접착 필름 |
| US6649260B2 (en) | 2000-12-08 | 2003-11-18 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Optical coating film |
| EP1215228A3 (en) * | 2000-12-08 | 2005-01-26 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Optical coating film |
| JP2006130815A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Nippon Zeon Co Ltd | 帯電防止性を有する導光板または光拡散板 |
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