JPH09184206A - ひび割れ誘発目地 - Google Patents
ひび割れ誘発目地Info
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- JPH09184206A JPH09184206A JP34400695A JP34400695A JPH09184206A JP H09184206 A JPH09184206 A JP H09184206A JP 34400695 A JP34400695 A JP 34400695A JP 34400695 A JP34400695 A JP 34400695A JP H09184206 A JPH09184206 A JP H09184206A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 誘発目地によれば、注入硬化剤を注入充填す
るための注入口を設ける作業や、漏れるのを防止する作
業に多くの手間を必要とし、誘発目地の跡処理のための
作業が煩雑化する。 【解決手段】 ひび割れ誘発目地14は、コンクリート
製の壁体の表面に形成される切り溝13と、この切り溝
13を充填するようにして設置されるスポンジ部材15
と、切り溝13に沿って延長する状態でスポンジ部材1
5に内包される穴あきパイプ16とからなり、かつスポ
ンジ部材15が、コンクリート18内の余剰水は通過さ
せるがペースト分19を内部まで浸透させない程度の透
水性を有する。コンクリート18の硬化後ひび割れ20
が生じたら、穴あきパイプ16を介してスポンジ部材1
5に注入硬化剤21を注入してこれを硬化させることに
よって、誘発目地14の跡処理のための作業を行う。
るための注入口を設ける作業や、漏れるのを防止する作
業に多くの手間を必要とし、誘発目地の跡処理のための
作業が煩雑化する。 【解決手段】 ひび割れ誘発目地14は、コンクリート
製の壁体の表面に形成される切り溝13と、この切り溝
13を充填するようにして設置されるスポンジ部材15
と、切り溝13に沿って延長する状態でスポンジ部材1
5に内包される穴あきパイプ16とからなり、かつスポ
ンジ部材15が、コンクリート18内の余剰水は通過さ
せるがペースト分19を内部まで浸透させない程度の透
水性を有する。コンクリート18の硬化後ひび割れ20
が生じたら、穴あきパイプ16を介してスポンジ部材1
5に注入硬化剤21を注入してこれを硬化させることに
よって、誘発目地14の跡処理のための作業を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ひび割れ誘発目
地に関し、特に、発生したひび割れの補修を容易にする
ひび割れ誘発目地に関する。
地に関し、特に、発生したひび割れの補修を容易にする
ひび割れ誘発目地に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリートや、その他のコンクリ
ート部材からなるコンクリート製の壁体構造物として、
例えば、擁壁やボックスカルバート、底版壁や上版壁と
しての床版やスラブ、トンネルの内壁面を覆う覆工体等
があるが、これらのコンクリート製の壁体は、面的な広
がりをもって構築される構造物であり、コンクリート打
設後の発熱に伴う温度応力や、乾燥収縮等を原因とする
ひび割れを生じやすい。
ート部材からなるコンクリート製の壁体構造物として、
例えば、擁壁やボックスカルバート、底版壁や上版壁と
しての床版やスラブ、トンネルの内壁面を覆う覆工体等
があるが、これらのコンクリート製の壁体は、面的な広
がりをもって構築される構造物であり、コンクリート打
設後の発熱に伴う温度応力や、乾燥収縮等を原因とする
ひび割れを生じやすい。
【0003】このようなひび割れは、壁体の構造物とし
ての耐久性や防水性、美観性等を損なうおそれがあり、
また、特に鉄筋コンクリートによる壁体の場合には、ひ
び割れから侵入する水分等により鉄筋が腐蝕し、強度を
低下させるなどの弊害を生じ易くするものであるため、
かかるひび割れの発生を抑制することが望ましく、配合
設計や養生方法を改良して対処する方法が考えられてい
る。
ての耐久性や防水性、美観性等を損なうおそれがあり、
また、特に鉄筋コンクリートによる壁体の場合には、ひ
び割れから侵入する水分等により鉄筋が腐蝕し、強度を
低下させるなどの弊害を生じ易くするものであるため、
かかるひび割れの発生を抑制することが望ましく、配合
設計や養生方法を改良して対処する方法が考えられてい
る。
【0004】一方、このようなひび割れの発生を抑制す
る方法は、特殊な混和材や装置等を使用することになっ
てコスト上の不利益を生じるため、これに代わる方法と
して、構造上の問題の少ない箇所にひび割れを計画的か
つ集中的に発生させ、他の重要な部分にはひび割れを生
じさせないようにする方法が採用されている。
る方法は、特殊な混和材や装置等を使用することになっ
てコスト上の不利益を生じるため、これに代わる方法と
して、構造上の問題の少ない箇所にひび割れを計画的か
つ集中的に発生させ、他の重要な部分にはひび割れを生
じさせないようにする方法が採用されている。
【0005】そして、このような方法としては、ひび割
れを発生させるべき断面に沿って、壁体の表面に例えば
V形やU形断面の切り溝を設けることにより、いわゆる
誘発目地を形成し、ここにひび割れを計画的に誘発させ
る方法や、さらに断面の欠損率を増大すべく、当該断面
内に、パイプ等を用いて中空部分を確保する方法など
が、一般的に知られている。
れを発生させるべき断面に沿って、壁体の表面に例えば
V形やU形断面の切り溝を設けることにより、いわゆる
誘発目地を形成し、ここにひび割れを計画的に誘発させ
る方法や、さらに断面の欠損率を増大すべく、当該断面
内に、パイプ等を用いて中空部分を確保する方法など
が、一般的に知られている。
【0006】また、このようにして誘発目地により発生
したひび割れに対しては、これを例えばエポキシ樹脂等
の止水性のある注入硬化剤を用いて閉塞することによ
り、外部からコンクリート中に、このひび割れを介し
て、上記鉄筋の腐蝕や壁体の耐久性の低下をもたらす各
種の劣化因子、例えばCl- ,O2 ,H2 O等が侵入す
るのを防止している。
したひび割れに対しては、これを例えばエポキシ樹脂等
の止水性のある注入硬化剤を用いて閉塞することによ
り、外部からコンクリート中に、このひび割れを介し
て、上記鉄筋の腐蝕や壁体の耐久性の低下をもたらす各
種の劣化因子、例えばCl- ,O2 ,H2 O等が侵入す
るのを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の計画的にひび割れを発生させる誘発目地によれば、
閉塞用の注入硬化剤を充填するためのVカットやUカッ
トが、誘発目地の存在によって予め形成されていること
になる一方で、注入硬化剤の注入口を設ける作業や、注
入される注入硬化剤が誘発目地から漏れるのを防止する
作業に多くの手間を必要とし、したがってかかる誘発目
地の跡処理のための作業が煩雑化するという課題があっ
た。
来の計画的にひび割れを発生させる誘発目地によれば、
閉塞用の注入硬化剤を充填するためのVカットやUカッ
トが、誘発目地の存在によって予め形成されていること
になる一方で、注入硬化剤の注入口を設ける作業や、注
入される注入硬化剤が誘発目地から漏れるのを防止する
作業に多くの手間を必要とし、したがってかかる誘発目
地の跡処理のための作業が煩雑化するという課題があっ
た。
【0008】そこで、この発明は、かかる従来の課題に
着目してなされたもので、誘発目地の跡処理のための作
業を容易にし、これによって発生したひび割れの補修作
業を容易に行うことのできるひび割れ誘発目地を提供す
ることを目的とするものである。
着目してなされたもので、誘発目地の跡処理のための作
業を容易にし、これによって発生したひび割れの補修作
業を容易に行うことのできるひび割れ誘発目地を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、コンクリ
ート製の壁体の表面に形成される切り溝と、該切り溝を
充填するようにして設置される、好ましくは硬質のスポ
ンジ部材と、前記切り溝に沿って延長する状態で前記ス
ポンジ部材に内包される穴あきパイプ又はメッシュパイ
プとからなり、かつ前記スポンジ部材が、コンクリート
内の余剰水は通過させるがペースト分を内部まで浸透さ
せない程度の透水性を有することを特徴とするひび割れ
誘発目地にある。
達成するためになされたもので、その要旨は、コンクリ
ート製の壁体の表面に形成される切り溝と、該切り溝を
充填するようにして設置される、好ましくは硬質のスポ
ンジ部材と、前記切り溝に沿って延長する状態で前記ス
ポンジ部材に内包される穴あきパイプ又はメッシュパイ
プとからなり、かつ前記スポンジ部材が、コンクリート
内の余剰水は通過させるがペースト分を内部まで浸透さ
せない程度の透水性を有することを特徴とするひび割れ
誘発目地にある。
【0010】ここで、上記スポンジ部材は、型枠の内面
に設置されて、打設直後の流動状態にあるコンクリート
の圧力によって押し潰されない程度の圧縮強度を有する
もので、硬質のものが好ましく、例えば多孔質の部材
や、立体成形した不織布等からなり、所定の空隙率及び
透水性を備えるものである。
に設置されて、打設直後の流動状態にあるコンクリート
の圧力によって押し潰されない程度の圧縮強度を有する
もので、硬質のものが好ましく、例えば多孔質の部材
や、立体成形した不織布等からなり、所定の空隙率及び
透水性を備えるものである。
【0011】また、この発明のひび割れ誘発目地は、前
記スポンジ部材が充填された切り溝の表面部分に、前記
壁体の表面と略面一になるようにして、不透水性シート
を設けることが好ましい。
記スポンジ部材が充填された切り溝の表面部分に、前記
壁体の表面と略面一になるようにして、不透水性シート
を設けることが好ましい。
【0012】そして、この発明のひび割れ誘発目地は、
型枠の内面の当該ひび割れ誘発目地を設けるべき位置
に、穴あきパイプ又はメッシュパイプを内包するスポン
ジ部材を取り付けた後、組立てた型枠の内部にコンクリ
ートを打設することによって容易に形成されることにな
る。
型枠の内面の当該ひび割れ誘発目地を設けるべき位置
に、穴あきパイプ又はメッシュパイプを内包するスポン
ジ部材を取り付けた後、組立てた型枠の内部にコンクリ
ートを打設することによって容易に形成されることにな
る。
【0013】ここで、この発明のひび割れ誘発目地によ
れば、型枠内に打設された直後の流動状態にあるコンク
リートは、その圧力などによって、余剰水を脱水させて
これをスポンジ部材の内部に浸透させることができる一
方で、スポンジ部材は、その内部までコンクリートのペ
ースト分を浸透させることなく、その侵入をコンクリー
トとの接触部分の領域のみに留め、したがって、スポン
ジ部材の内方部分及び穴あきパイプ又はメッシュパイプ
を目詰まりさせることがない。そして、コンクリートが
硬化すると、この発明のひび割れ誘発目地が、スポンジ
部材の断面形状に応じた形状の切り溝の内部に、スポン
ジ部材とこれに内包される穴あきパイプ又はメッシュパ
イプとが設置された状態で、コンクリートの表面に形成
されることになる。
れば、型枠内に打設された直後の流動状態にあるコンク
リートは、その圧力などによって、余剰水を脱水させて
これをスポンジ部材の内部に浸透させることができる一
方で、スポンジ部材は、その内部までコンクリートのペ
ースト分を浸透させることなく、その侵入をコンクリー
トとの接触部分の領域のみに留め、したがって、スポン
ジ部材の内方部分及び穴あきパイプ又はメッシュパイプ
を目詰まりさせることがない。そして、コンクリートが
硬化すると、この発明のひび割れ誘発目地が、スポンジ
部材の断面形状に応じた形状の切り溝の内部に、スポン
ジ部材とこれに内包される穴あきパイプ又はメッシュパ
イプとが設置された状態で、コンクリートの表面に形成
されることになる。
【0014】また、この発明のひび割れ誘発目地によれ
ば、型枠の脱型後、硬化発熱や乾燥収縮等によって当該
誘発目地を含む断面内に生じたひび割れの補修作業を、
容易に行うことができる。すなわち、穴あきパイプ又は
メッシュパイプを介して注入硬化剤を注入すれば、この
注入硬化剤がスポンジ部材に浸透してゆくことにより、
コンクリートの表面に形成された切り溝に充填保持さ
れ、これが硬化することによって、この誘発目地に生じ
たひび割れが容易に閉塞されることになる。
ば、型枠の脱型後、硬化発熱や乾燥収縮等によって当該
誘発目地を含む断面内に生じたひび割れの補修作業を、
容易に行うことができる。すなわち、穴あきパイプ又は
メッシュパイプを介して注入硬化剤を注入すれば、この
注入硬化剤がスポンジ部材に浸透してゆくことにより、
コンクリートの表面に形成された切り溝に充填保持さ
れ、これが硬化することによって、この誘発目地に生じ
たひび割れが容易に閉塞されることになる。
【0015】さらに、この発明のひび割れ誘発目地は、
前記スポンジ部材が充填された切り溝の表面部分に、前
記壁体の表面と略面一になるようにして、不透水性シー
トを設ければ、切り溝に注入硬化剤を充填してゆく際
に、この注入硬化剤がコンクリートの表面から漏れ出そ
うとするのを容易に防止することができる。
前記スポンジ部材が充填された切り溝の表面部分に、前
記壁体の表面と略面一になるようにして、不透水性シー
トを設ければ、切り溝に注入硬化剤を充填してゆく際
に、この注入硬化剤がコンクリートの表面から漏れ出そ
うとするのを容易に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態、すなわち一実施例について、添付図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図1は、この実施例にかかるひび割
れ誘発目地を備えたコンクリート製の壁体の一例とし
て、ベース部11と、このベース部11から一体として
立ち上がる側壁部12とからなる鉄筋コンクリート製の
擁壁10を示すものである。
形態、すなわち一実施例について、添付図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図1は、この実施例にかかるひび割
れ誘発目地を備えたコンクリート製の壁体の一例とし
て、ベース部11と、このベース部11から一体として
立ち上がる側壁部12とからなる鉄筋コンクリート製の
擁壁10を示すものである。
【0017】すなわち、この側壁部12は、例えば幅6
0cm程度、高さ200cm程度の断面形状を有すると
ともに、横方向に相当の延長を有するものであるため、
コンクリートの打設後の硬化発熱による温度応力や乾燥
収縮等によって表面に縦方向のひび割れが生じ易い。し
たがって、この側壁部12には、例えば5m程度のピッ
チで、縦方向に延長するV型断面の切り溝13が、この
実施例の誘発目地14を構成すべく、側壁部12の両面
に背向するようにして設けられている。
0cm程度、高さ200cm程度の断面形状を有すると
ともに、横方向に相当の延長を有するものであるため、
コンクリートの打設後の硬化発熱による温度応力や乾燥
収縮等によって表面に縦方向のひび割れが生じ易い。し
たがって、この側壁部12には、例えば5m程度のピッ
チで、縦方向に延長するV型断面の切り溝13が、この
実施例の誘発目地14を構成すべく、側壁部12の両面
に背向するようにして設けられている。
【0018】そして、この実施例のひび割れ誘発目地1
4は、図2に示すように、上記側壁部12の表面に形成
される切り溝13と、この切り溝13を充填するように
して設置される硬質のスポンジ部材15と、切り溝13
に沿って延長する状態でスポンジ部材15に内包される
穴あきパイプ16とによって構成されている。
4は、図2に示すように、上記側壁部12の表面に形成
される切り溝13と、この切り溝13を充填するように
して設置される硬質のスポンジ部材15と、切り溝13
に沿って延長する状態でスポンジ部材15に内包される
穴あきパイプ16とによって構成されている。
【0019】ここで、上記スポンジ部材15は、多孔質
の部材や、立体成形した不織布等からなる、上記切り溝
13のV型の断面形状と同様の断面形状を備える棒状部
材であって、多孔質の孔の大きさや密度、不織布の目の
大きさや密度等を適宜調整して成形することにより、コ
ンクリート内の余剰水は通過させるがペースト分を内部
まで浸透させない程度の透水性、及び後述する注入硬化
剤を充填保持するための所望の空隙率を備えている。
の部材や、立体成形した不織布等からなる、上記切り溝
13のV型の断面形状と同様の断面形状を備える棒状部
材であって、多孔質の孔の大きさや密度、不織布の目の
大きさや密度等を適宜調整して成形することにより、コ
ンクリート内の余剰水は通過させるがペースト分を内部
まで浸透させない程度の透水性、及び後述する注入硬化
剤を充填保持するための所望の空隙率を備えている。
【0020】また、穴あきパイプ16は、例えば塩化ビ
ニル製やプラスチック製の、外周面に多数の孔を有する
いわゆる有孔パイプからなり、上記の棒状のスポンジ部
材15の製作時に、これに沿って延長するように配置し
て一体成形することにより、棒状スポンジ部材15に内
包されることになる。
ニル製やプラスチック製の、外周面に多数の孔を有する
いわゆる有孔パイプからなり、上記の棒状のスポンジ部
材15の製作時に、これに沿って延長するように配置し
て一体成形することにより、棒状スポンジ部材15に内
包されることになる。
【0021】そして、この実施例のひび割れ誘発目地1
4は、側壁部12をコンクリート18により構築する際
に、これの型枠17の内面における当該ひび割れ誘発目
地14を設けるべき位置に、この位置に沿って穴あきパ
イプ16を内包するスポンジ部材15を取り付けた後
に、組立てた型枠17の内部にコンクリート18を打設
して硬化させることにより容易に形成される(図2
(a)参照)。
4は、側壁部12をコンクリート18により構築する際
に、これの型枠17の内面における当該ひび割れ誘発目
地14を設けるべき位置に、この位置に沿って穴あきパ
イプ16を内包するスポンジ部材15を取り付けた後
に、組立てた型枠17の内部にコンクリート18を打設
して硬化させることにより容易に形成される(図2
(a)参照)。
【0022】すなわち、型枠17の内部にコンクリート
18を打設すると、打設直後の流動状態にあるコンクリ
ート18’は、その側圧等によって、余剰水を脱水させ
てこれをスポンジ部材15の内部に浸透させる一方で、
コンクリート18’中のペースト分19は、スポンジ部
材15の内部にまで深く浸透することなく、その表面領
域にのみ滞留して固化する(図2(b)参照)。したが
って、スポンジ部材15の内方部分及び穴あきパイプ1
6は、このペースト分19によって目詰まりを生じるこ
とがなく、打設したコンクリート18’が硬化すること
によって、この実施例のひび割れ誘発目地14が、スポ
ンジ部材15の断面形状に応じたV型断面の切り溝13
の内部に、スポンジ部材15とこれに内包される穴あき
パイプ16とが設置された状態で、側壁部12の表面に
形成されることになる。なお、スポンジ部材15の内部
に浸透した余剰水は、例えば排水ホース等を用いること
により、穴あきパイプ16を介して、必要に応じて適宜
容易に排出することができる。
18を打設すると、打設直後の流動状態にあるコンクリ
ート18’は、その側圧等によって、余剰水を脱水させ
てこれをスポンジ部材15の内部に浸透させる一方で、
コンクリート18’中のペースト分19は、スポンジ部
材15の内部にまで深く浸透することなく、その表面領
域にのみ滞留して固化する(図2(b)参照)。したが
って、スポンジ部材15の内方部分及び穴あきパイプ1
6は、このペースト分19によって目詰まりを生じるこ
とがなく、打設したコンクリート18’が硬化すること
によって、この実施例のひび割れ誘発目地14が、スポ
ンジ部材15の断面形状に応じたV型断面の切り溝13
の内部に、スポンジ部材15とこれに内包される穴あき
パイプ16とが設置された状態で、側壁部12の表面に
形成されることになる。なお、スポンジ部材15の内部
に浸透した余剰水は、例えば排水ホース等を用いること
により、穴あきパイプ16を介して、必要に応じて適宜
容易に排出することができる。
【0023】そして、この実施例のひび割れ誘発目地1
4によれば、図2(c)に示すように、型枠17の脱型
後一定の養生期間が経過して、硬化発熱や乾燥収縮によ
ってこの誘発目地14を含む断面内に生じたひび割れ2
0の補修作業を、容易に行うことができる。すなわち、
切り溝13の内部に延長配設された穴あきパイプ16を
介して、例えばエポキシ樹脂等の注入硬化剤21を注入
すれば、この注入硬化剤21がスポンジ部材15に浸透
しゆくことにより、側壁部12の表面に形成される切り
溝13及び発生したひび割れ20内に容易に保持される
ことになり、これが硬化することによって、この誘発目
地14を含む断面に生じたひび割れ20が容易に閉塞さ
れることになる。なお、切り溝13に取り付けたスポン
ジ部材15に、ひび割れ20の発生する方向に向かう切
れ目23を予め設けておけば、注入硬化剤21はひび割
れ方向に向かって容易に入り込んでゆくことになる。
4によれば、図2(c)に示すように、型枠17の脱型
後一定の養生期間が経過して、硬化発熱や乾燥収縮によ
ってこの誘発目地14を含む断面内に生じたひび割れ2
0の補修作業を、容易に行うことができる。すなわち、
切り溝13の内部に延長配設された穴あきパイプ16を
介して、例えばエポキシ樹脂等の注入硬化剤21を注入
すれば、この注入硬化剤21がスポンジ部材15に浸透
しゆくことにより、側壁部12の表面に形成される切り
溝13及び発生したひび割れ20内に容易に保持される
ことになり、これが硬化することによって、この誘発目
地14を含む断面に生じたひび割れ20が容易に閉塞さ
れることになる。なお、切り溝13に取り付けたスポン
ジ部材15に、ひび割れ20の発生する方向に向かう切
れ目23を予め設けておけば、注入硬化剤21はひび割
れ方向に向かって容易に入り込んでゆくことになる。
【0024】さらに、この実施例のひび割れ誘発目地1
4によれば、スポンジ部材15が充填された切り溝13
の表面部分を覆って、かつ側壁部12の表面と略面一に
なるようにして、不透水性シート22が取り付けられて
おり、切り溝13内のスポンジ部材15に注入硬化剤2
1を注入充填してゆく際に、この注入硬化剤21が側壁
部12の表面から漏れ出そうとするのを容易に防止する
ことができる。なお、この不透水性シート22は、型枠
17の脱型後、注入硬化剤21の注入充填作業に先立っ
て、側壁部12の表面に容易に取り付けることができる
が、型枠17の組立時に、当該型枠17とスポンジ部材
15との間に介装するようにして、この不透水性シート
22を予め取り付けた後に、型枠17内にコンクリート
18’を打設することによっても設けることができる。
4によれば、スポンジ部材15が充填された切り溝13
の表面部分を覆って、かつ側壁部12の表面と略面一に
なるようにして、不透水性シート22が取り付けられて
おり、切り溝13内のスポンジ部材15に注入硬化剤2
1を注入充填してゆく際に、この注入硬化剤21が側壁
部12の表面から漏れ出そうとするのを容易に防止する
ことができる。なお、この不透水性シート22は、型枠
17の脱型後、注入硬化剤21の注入充填作業に先立っ
て、側壁部12の表面に容易に取り付けることができる
が、型枠17の組立時に、当該型枠17とスポンジ部材
15との間に介装するようにして、この不透水性シート
22を予め取り付けた後に、型枠17内にコンクリート
18’を打設することによっても設けることができる。
【0025】なお、この発明は、上記実施例の実施の態
様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載さ
れた構成の範囲内において種々変更して採用することが
できる。例えば、スポンジ部材15が充填された切り溝
13の表面部分を覆って取り付けられる不透水性シート
22は、必ずしも設ける必要はなく、切り溝13あるい
はスポンジ部材15の断面形状は、必ずしもV型である
必要はない。また、この発明は、ベース部11と側壁部
12とからなる擁壁10に限定されることなく、ボック
スカルバート、底版壁や上版壁としての床版やスラブ、
トンネルの内壁面を覆う覆工体等、その他の種々のコン
クリート製の壁体構造物に対しても採用することができ
る。
様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載さ
れた構成の範囲内において種々変更して採用することが
できる。例えば、スポンジ部材15が充填された切り溝
13の表面部分を覆って取り付けられる不透水性シート
22は、必ずしも設ける必要はなく、切り溝13あるい
はスポンジ部材15の断面形状は、必ずしもV型である
必要はない。また、この発明は、ベース部11と側壁部
12とからなる擁壁10に限定されることなく、ボック
スカルバート、底版壁や上版壁としての床版やスラブ、
トンネルの内壁面を覆う覆工体等、その他の種々のコン
クリート製の壁体構造物に対しても採用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
ひび割れ誘発目地は、コンクリート製の壁体の表面に形
成される切り溝と、この切り溝を充填するようにして設
置されるスポンジ部材と、この切り溝に沿って延長する
状態でスポンジ部材に内包される穴あきパイプ又はメッ
シュパイプとからなり、かつスポンジ部材が、コンクリ
ート内の余剰水は通過させるがペースト分を内部まで浸
透させない程度の透水性を有するので、コンクリートの
打設直後はスポンジ部材によってペースト分が侵入する
のを防止し、コンクリートの硬化後ひび割れが生じた
ら、穴あきパイプやメッシュパイプを介してスポンジ部
材に注入硬化剤を注入してこれを硬化させることによ
り、誘発目地の跡処理のための作業を容易につつ、発生
したひび割れの補修作業を容易に行うことができる。
ひび割れ誘発目地は、コンクリート製の壁体の表面に形
成される切り溝と、この切り溝を充填するようにして設
置されるスポンジ部材と、この切り溝に沿って延長する
状態でスポンジ部材に内包される穴あきパイプ又はメッ
シュパイプとからなり、かつスポンジ部材が、コンクリ
ート内の余剰水は通過させるがペースト分を内部まで浸
透させない程度の透水性を有するので、コンクリートの
打設直後はスポンジ部材によってペースト分が侵入する
のを防止し、コンクリートの硬化後ひび割れが生じた
ら、穴あきパイプやメッシュパイプを介してスポンジ部
材に注入硬化剤を注入してこれを硬化させることによ
り、誘発目地の跡処理のための作業を容易につつ、発生
したひび割れの補修作業を容易に行うことができる。
【図1】この発明の一実施例にかかるひび割れ誘発目地
を備えたコンクリート製の壁体としての擁壁の構成を示
す斜視図である。
を備えたコンクリート製の壁体としての擁壁の構成を示
す斜視図である。
【図2】(a)〜(c)は、この発明の一実施例にかか
るひび割れ誘発目地の構成及びその機能を説明する、図
1のA部の拡大断面図である。
るひび割れ誘発目地の構成及びその機能を説明する、図
1のA部の拡大断面図である。
10 擁壁(コンクリート製の壁体) 11 ベース部 12 側壁部 13 切り溝 14 誘発目地 15 スポンジ部材 16 穴あきパイプ 17 型枠 18,18’ コンクリート 19 ペースト分 20 ひび割れ 21 注入硬化剤 22 不透水性シート 23 切れ目
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート製の壁体の表面に形成され
る切り溝と、該切り溝を充填するようにして設置される
スポンジ部材と、前記切り溝に沿って延長する状態で前
記スポンジ部材に内包される穴あきパイプ又はメッシュ
パイプとからなり、かつ前記スポンジ部材が、コンクリ
ート内の余剰水は通過させるがペースト分を内部まで浸
透させない程度の透水性を有することを特徴とするひび
割れ誘発目地。 - 【請求項2】 前記スポンジ部材が充填された切り溝の
表面部分には、前記壁体の表面と略面一になるようにし
て、不透水性シートが設けられていることを特徴とする
請求項1に記載のひび割れ誘発目地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34400695A JPH09184206A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ひび割れ誘発目地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34400695A JPH09184206A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ひび割れ誘発目地 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184206A true JPH09184206A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18365939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34400695A Pending JPH09184206A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ひび割れ誘発目地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184206A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100476840B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-03-18 | 최춘식 | 벽체 간이방수 검사장치 및 그를 이용한 누수지수그라우팅 방법 |
| WO2007096934A1 (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Izaki Kogyo Co., Ltd. | クラック誘発止水工法 |
| KR100882830B1 (ko) * | 2007-06-04 | 2009-02-10 | 삼성물산 주식회사 | 유기섬유보강 모르타르 경화체를 이용한 균열유발구조 |
| CN105019480A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-11-04 | 湖南省第五工程有限公司 | 一种建筑裂缝处理施工方法 |
| CN108868185A (zh) * | 2018-06-30 | 2018-11-23 | 厦门防水博士建筑工程有限公司 | 一种楼地面窜水渗漏修缮系统 |
| CN111749485A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-10-09 | 上海天补材料科技有限公司 | 一种用于板材保温系统脱落、开裂与渗漏修复加固的方法与结构 |
| KR102396998B1 (ko) * | 2021-08-10 | 2022-05-16 | 주식회사 성지씨앤디 | 웰빙을 위한 층간소음방지 바닥구조체 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34400695A patent/JPH09184206A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100476840B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-03-18 | 최춘식 | 벽체 간이방수 검사장치 및 그를 이용한 누수지수그라우팅 방법 |
| WO2007096934A1 (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Izaki Kogyo Co., Ltd. | クラック誘発止水工法 |
| KR100882830B1 (ko) * | 2007-06-04 | 2009-02-10 | 삼성물산 주식회사 | 유기섬유보강 모르타르 경화체를 이용한 균열유발구조 |
| CN105019480A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-11-04 | 湖南省第五工程有限公司 | 一种建筑裂缝处理施工方法 |
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| CN111749485A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-10-09 | 上海天补材料科技有限公司 | 一种用于板材保温系统脱落、开裂与渗漏修复加固的方法与结构 |
| KR102396998B1 (ko) * | 2021-08-10 | 2022-05-16 | 주식회사 성지씨앤디 | 웰빙을 위한 층간소음방지 바닥구조체 |
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