JPH09184207A - 閉塞部材及び同閉塞部材を用いた目地装置 - Google Patents

閉塞部材及び同閉塞部材を用いた目地装置

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JPH09184207A
JPH09184207A JP34396A JP34396A JPH09184207A JP H09184207 A JPH09184207 A JP H09184207A JP 34396 A JP34396 A JP 34396A JP 34396 A JP34396 A JP 34396A JP H09184207 A JPH09184207 A JP H09184207A
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tape
covering
piece
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JP34396A
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English (en)
Inventor
Shunji Akashi
俊次 明石
Yutaka Tominaga
豊 冨永
Satoshi Miyanari
智 宮成
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造的にも材質的にも安価で且つ容易に製造で
き、しかもシール及びシール材(係着片)の目地間への
押込み等の作業性に優れ、充分なシール機能と耐久性と
が確保できる閉塞部材と同閉塞部材を用いた目地装置を
提供する。 【解決手段】本発明の閉塞部材は、一対のテープ状本体
(3,4) を有すると共に、各テープ状本体(3,4) の長手方
向に沿う端縁から分岐して延在する係着片(5,6) 及び被
覆片(7,8) を有し、前記係着片(5,6) は長手方向に沿う
縁部に係着部(14,15) を有し、その係着部同士は所要の
水密性をもって係着可能であり、前記被覆片(7,8) は前
記係着片(5,6) 同士の係着時に端部同士が重畳する幅方
向の長さを有している。この閉塞部材は隣合う外壁(12
a,12b) 間の目地を塞ぐための目地装置に適用でき、前
記係着部(14,15) には各種の面ファスナーやスライダー
を用いて開閉操作を行う咬合条や噛合務歯を有する各種
のスライドファスナーが適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は様々な種類の隣合う
部材間に生じる間隙を水密に閉塞するための閉塞部材及
び同閉塞部材を用いた複数の外壁建材やカーテンウォー
ルユニット等の外壁間に形成される目地を閉塞するため
の目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅や一般建造物においては、
複数の板状の外壁パネルやカーテンウォールを互いに連
設してその外壁が形成される。従来、前記外壁パネル等
(以下、単に外壁パネルという。)が連設された継目の
隙間(目地)には、合成ゴムを主成分とする硬化型シー
リング材を充填した後硬化させたり、或いは一定の形状
に押出成形されたゴム製ガスケットを挿入することによ
って密封して、前記目地からの雨水の浸入等を防止する
ことが知られている。ところで、建造物における外壁部
分には、地震とか周辺温度の変化等により部分的に振動
や伸縮が発生し易い。そのため、このような外壁の振動
や伸縮がその目地部に影響し、前記シーリング材やガス
ケットに亀裂や剥離が発生して防水性を低下させること
がある。更に、前記シーリング材の充填作業は作業者の
熟練を要するために充填ムラが発生し易く、防水性の低
下につながるおそれがあった。
【0003】そこで、端縁の接合部分にスライドファス
ナ半体が設けられた防水性の高い材質からなる防水性シ
ートのシート部分を各外壁パネルの端縁と対応する柱材
等との間に挟持させて固定し、各外壁パネル間の目地部
で相対するファスナ半体を閉合することによって、接着
剤等を用いることなく防水性シート同士を接合し、その
接合部をシート部分とともに目地の内方に押し込んで収
納することが行われている。かかるシーリングの手法
は、例えば実公平4−27993号公報や実開平5−2
4770号公報に開示されている。このうち、特に前記
実開平5−24770号公報に開示されたシール装置で
は、防水性シート同士を接合したのち目地部の内方に押
し込みやすくするためと、スライドファスナ半体の接合
力を確保するために、スライドファスナ半体に防水性シ
ートより高硬度の材質を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
開示された目地のシール装置において、更に高い防水性
及び耐久性を確保しようとしても、同シール装置が直接
的に風雨に曝され、或いは直射日光に当たる場合に、そ
の性能の全てがファスナーの水密性及び使用材質そのも
のに依存することになる。そして、これらの性能を全て
満足しようとすれば、高精度の製品が必要になると共
に、高価な材質を使用せざるを得なくなり、コストが大
幅に増加する。
【0005】本発明は前述の課題を解消すべくなされた
ものであり、その具体的な目的は構造的にも材質的にも
安価で且つ容易に製造でき、しかも作業性に優れ充分な
シール機能と耐久性とが確保できる閉塞部材と同閉塞部
材を用いた目地装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の一
対のテープ状本体を有すると共に、各テープ状本体の長
手方向に沿う端縁から分岐して延在する係着片及び被覆
片を有し、前記係着片は長手方向に沿う縁部に係着部を
有し、その係着部同士は所要の水密性をもって係着可能
であり、前記被覆片は前記係着片同士の係着時に端部同
士が重畳する幅方向の長さを有してなることを特徴とす
る閉塞部材により達成される。
【0007】そして、好適には前記被覆片が合成樹脂、
合成ゴム等からなる紫外線防止材料により構成されると
共に、前記係着片と被覆片とは離間して形成され、前記
係着部同士の係着時に各係着片と各被覆片との間に空間
部が形成される。その空間部を積極的に形成するため、
前記被覆片と係着片の少なくともいずれかが前記テープ
状本体から基端部を立ち上がらせ、係着部を含む残部ま
たは被覆片の重畳部を前記テープ状本体に対して略平行
に形成する。
【0008】また、前記係着部が雌雄の咬合条からなる
場合には、前記係着部の一方は長手方向に延びる係合溝
を有し、前記係着部の他方は前記係合溝に係着する係合
部を有しており、前記係合溝の溝深さを前記係合部が前
記係合溝内でテープ状本体の幅方向に自由動可能な深さ
に設定することが、隣合う外壁間に発生する相関変位を
吸収し望ましい。
【0009】更に本発明は、上記閉塞部材は隣接する外
壁間の目地を塞ぐ目地装置にも適用され、一方の前記外
壁の端縁に、テープ状本体を有すると共にその長手方向
に沿う端縁から分岐して延在する第1係着片と第1被覆
片とを有する第1係合部材の前記テープ状本体を配し、
他方の前記外壁の端縁に、テープ状本体を有すると共に
その長手方向に沿う端縁から分岐して延在する前記第1
係合片に係合する第2係着片と第2被覆片とを有する第
2係合部材の前記テープ状本体を配してなり、前記第1
及び第2の係合部材により閉塞部材が構成され、前記第
1及び第2係着片は長手方向に沿う縁部に係着部を有
し、その係着部同士は所要の水密性をもって係着可能な
構成を有し、前記第1及び第2被覆片は前記第1及び第
2係着片同士の係着時に端部同士が重畳する幅方向の長
さを有してなることを特徴としている。
【0010】そして、前記第1及び第2係着片と第1及
び第2被覆片とは離間して形成され、前記係着部同士の
係着時に前記係着片と被覆片との間に外気と連通する等
圧空間を形成する。前記係着部同士の係着操作は引手を
有するスライダーによってなされるが、本発明によれば
前記引手は隣接する外壁の目地間を摺動可能に且つ目地
部外面に当接して案内される構成を有しており、具体的
には前記引手が前記目地幅より幅狭な細幅部と前記外壁
外面に当接する広幅部とが連設された形状を有し、係着
操作時には前記細幅部が前記目地間に挿入されて、第1
及び第2係着片の係着操作と同時に、係着された両係着
片を目地部の奥に押し込むものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施形態
を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発
明の第1実施例である閉塞部材の部分構成を示す斜視
図、図2は同閉塞部材の拡大断面図である。
【0012】本発明の閉塞部材は、図1に示すように第
1の係合部材1及び第2の係合部材2の一対の係合部材
により構成される。そして、第1及び第2の係合部材
1,2は、ほぼ左右対称の形態を有しており、各係合部
材1,2はそれぞれに細幅のテープ状本体3,4と、各
テープ状本体3,4の長手方向に沿う端縁からそれぞれ
幅方向に分岐して延在する第1,第2の係着片5,6及
び第1,第2の被覆片7,8とを有している。また、前
記係着片5,6の長手方向に沿う縁部には、それぞれが
互いに係着する係着部9,10を有しており、その係着
部9,10同士は所要の水密性をもって係着可能に構成
されている。一方、前記被覆片7,8は前記係着片7,
8同士が係着したときに被覆片7,8の端部同士が所望
の幅をもって重畳するように所定の幅方向の長さを有し
ている。
【0013】図1及び図2に示す実施例では、前記第1
及び第2の係合部材1,2はそれぞれが、例えば紫外線
等に対する耐光性をもつポリエステル−ポリエーテル型
の熱可塑性エラストマーと通常のポリエステル系樹脂等
の2種類の異なる材質からなる2枚のテープ材の長さ方
向の端縁部を残して両者を貼り合わせることより得ら
れ、その貼合せ部分により上記テープ状本体3,4が構
成され、その分離する端縁部のうちポリエステル−ポリ
エーテル型の熱可塑性エラストマーによるテープ片部分
が上記被覆片7,8を構成し、他のポリエステル系樹脂
等からなるテープ片部分が上記係着片5,6を構成す
る。紫外線防止機能を有する材質としては、シリコンゴ
ム、クロロプレンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体
等が有効である。そして、その他に使用される樹脂材料
としては、他の例えばポリオレフィン系、ポリアミド
系、ポリプロピレン系等の熱可塑性樹脂やそれらの樹脂
成分と各種合成ゴム又は天然ゴムとの各種化合物から任
意に選択することが可能である。2枚のテープ材の張り
合わせには、接着剤による接着が通常であるが、加熱に
よる各種ウェルダーや超音波による溶着等によりなされ
てもよい。
【0014】また、本実施例によれば上記係着片5,6
の対向する表面に形成され、互いが係着する上記係着部
9,10のうちの一方の係着部9は、第1係着片5の表
面から突出する多数の雄係合素子からなり、他方の係着
部10は第2係着片6の表面から多数突出する雌係合素
子からなり、両者を押圧することにより所定の係合力を
もって接合する。即ち、この実施例では前記雄雌係着部
9,10は、いわゆる面ファスナーを構成しており、当
然に両者は所定の剥離力により引き剥がすことも可能で
ある。前記雄係合素子は、一般的な使用される織編物か
らなる地織編物にモノフィラメントからなるフック状又
はキノコ状の係合素子か、或いは連続射出又は押出しに
よる上記係着片5の成形と同時に一体に成形される多数
のフック状又はキノコ状の係合素子からなる。また、上
記雌係着部10を構成する雌係合素子は一般の面ファス
ナーにおけるマルチフィラメントからなるパイルが適し
ている。
【0015】なお、本実施例では雄雌係着部9,10が
雄係合素子と雌係合素子とを専用に有しているものであ
るが、それぞれの雄雌係着部9,10に上述の雄係合素
子と雌係合素子とを混在させるように構成することも可
能である。
【0016】更に本実施例では、図1及び図2に示すよ
うに前記雄雌係着部9,10が幅方向に所定の間隔をも
って2分割され、第1又は第2係着片5,6のいずれか
又は一方の中間部に発泡弾性材11を貼着又は成形によ
り一体化させている。この発泡弾性材11は独立気泡構
造であることが好ましく、同発泡弾性材11を介在させ
ることにより第1及び第2係着片5,6を係着させたと
きの水密性を更に有効にする。
【0017】一方、上記第1及び第2被覆片7,8の幅
方向に延びる長さは、図1及び図2に示すように前記雄
雌係着部9,10が係着したとき互いが所定の長さをも
って重なり合うだけの寸法に設定されていることが肝要
である。また、これらの図に示す例では、第1及び第2
の係着片5,6が対応する第1及び第2の被覆片7,8
から所定の長さを湾曲して立ち上がり、更に略直角に折
り曲げられて成形されている。従って、第1及び第2係
着片5,6同士が接合一体化されると、第1及び第2被
覆片7,8が密接状態に重なり合って、第1及び第2係
着片5,6及び第1及び第2被覆片7,8との間に筒状
の空間部Aが形成される。
【0018】上述のような構成をもつ本発明の閉塞部材
は、上記外壁パネル間に生じる目地を閉塞して、外部か
らの風雨の侵入や直射日光等による劣化が効率的に防止
できる。図3は前記閉塞部材を用いた本発明の目地装置
として外壁パネル12a,12bに適用した実施例を示
している。同図の(a)は本発明の目地装置が適用され
た2枚の外壁パネル12a,12bの取付け態様を示す
上面図であり、同図の(b)は同態様を示す正面図であ
る。
【0019】本発明の上記閉塞部材を使用して外壁パネ
ルを建造物の柱等に取り付けるための施工工程について
説明すると、先ず隣接して取り付けられる外壁パネル1
2a,12bの屋内側の各突き合わせ端縁に、前記閉塞
部材の第1及び第2係着片5,6が互いに係着し得るよ
うに配して、一対一組の第1及び第2テープ状本体3,
4を貼着する。この貼着にあたっては、第1及び第2被
覆片7,8が屋外側となるようにする。このため、工場
から出荷されるときに前記貼着面に剥離紙と共に粘着剤
を塗布しておくか、或いは施工現場において粘着剤を付
与するときは、予め両面粘着テープを用意しておき、各
テープ状本体3,4の所要箇所に粘着剤を現場で付与す
るようにしても良い。
【0020】次いで、第1及び第2テープ状本体3,4
を2枚の外壁パネル12a,12bと対応する2本の柱
材13a,13bの間とでそれぞれ挟むようにして、2
枚の外壁パネル12a,12bを柱材13a,13bに
ボルト或いはクギ等を使って取付け固定する。このと
き、第1及び第2テープ状本体3,4の上記粘着剤の塗
布面と反対側の表面にも同様に粘着剤を付与しておく
と、外壁パネル12a,12bと各柱材13a,13b
とを第1及び第2テープ状本体3,4を介して仮固定を
することができるため、位置決め等の作業性が向上す
る。
【0021】こうして、外壁パネル12a,12bが各
柱13a,13bに取付けられた後に、上記第1及び第
2の係着部9,10を重ね合わせるようにして、目地部
の全長にわたり係着部9,10を柱方向に向けて押圧す
ると、係着部9,10同士が係着して接合する。このと
き、第1及び第2被覆片7,8は屋外側で重なった状態
で密接しているが、可撓性があるため、両者を外方に開
きながら前述の係着作業を容易に行うことができ、同時
に同係着作業が終了した箇所では前記第1及び第2被覆
片7,8が弾性復帰して再び重なり合って順次密着する
ようになり、目地間に押し込まれ奥に向けて略U字状に
折り曲げられた第1及び第2係着片5,6と、重なり合
って密着する第1及び第2被覆片7,8との間に上述の
ような筒状の空間部Aが形成される。
【0022】本発明の閉塞部材が適用された目地装置に
よれば、目地内の屋外側には上記第1及び第2の被覆片
7,8が重畳密接状態で目地部に沿って延在すると共
に、前記被覆片7,8の屋内側には第1及び第2係着部
9,10が所望の水密性をもって接合一体化して延在す
るようになり、外壁パネル12a,12bの間は各係着
片5,6と各被覆片7,8との2種類の閉塞片により風
雨の浸入や直射日光が2重に遮断されることになり、高
い水密性が確保されると共に、特に被覆片7,8を紫外
線等の防止素材から構成する場合には各係着片5,6の
材質の劣化が防止され長期の使用にも十分に耐えられ
る。
【0023】また、本発明の目地装置の上記筒状空間部
Aは、例えば第1及び第2被覆片7,8の重畳部分から
風雨が侵入しても、前記空間部Aの存在により上記係着
片5,6にまで直接吹き付けることがなく、同空間部A
の内部が外気と等圧空間をなしているため雨水が積極的
に侵入しにくいばかりでなく、かりに前記空間部Aに雨
水が侵入しても、同雨水は前記空間部Aを伝わって容易
に外部へと排水される。更に、本実施例にあっては第1
及び第2の各係着片5,6が係着した状態にあって断面
が略L字状に湾曲し、一方の重畳して密接状態にある第
1及び第2被覆片7,8がテープ状本体3,4とほぼ同
一平面状をなして互いに滑動できるため、外部の各種振
動や温湿度変化に基づく各外壁パネル間の伸縮により発
生する目地部の変位やカーテンウォールと躯体間の変
位、すなわち相関変位は第1及び第2係着片5,6の伸
長・屈曲と、第1及び第2の被覆片7,8間の滑りによ
るずれとによって、防水機能及び直射日光に対する遮蔽
機能を失うことなく十分に吸収される。なお、上記実施
例では第1及び第2係着片5,6を略L字状断面に成形
すると共に、その係着部9,10同士が係着したときに
同係着片5,6はテープ状本体3,4から略U字状に湾
曲して突出し、一方の第1及び第2被覆片7,8は重畳
状態で前記テープ状本体3,4とほぼ同一平面をなすよ
うに、各係着片5,6を各被覆片7,8から離間して成
形された例を挙げているが、一対の前記係着片5,6と
被覆片7,8とはそれぞれ単純に所望の角度をもって分
岐して離間するように成形してもよい。
【0024】図4は本発明に係る一体成形により得られ
る閉塞部材の実施例を示し、その第1及び第2の係着部
は上記実施例のように雄雌面ファスナーではなく、雌雄
の一対の咬合条14,15により構成されている。この
雌雄咬合条14,15の形態は一般的に知られている係
合溝とその係合溝に嵌着係合する係合部とを有してい
る。。即ち、雌の咬合条14は断面が略C字状をなして
おり、その自由端縁に沿って互いに向かい合って鋭角に
折り曲げられた係着爪片14aを有している。一方、前
記雄咬合条15は前記係着爪片14aと係着する断面が
略T字状をなす係着条15aを有している。ただし、本
発明では図4に示すように略C字断面をなす前記雌の咬
合条14の内部空間の左右寸法を雄咬合条15の前記係
着条15aの左右寸法よりほぼ2倍程長く設定して、前
記係着条15aが前記雌咬合条14の内部空間を左右方
向に所定の距離を自由動可能にしている。また、前記雄
咬合条15の途中には前記係着条15aの自由動を規制
するための突条15bが形成されている。
【0025】この実施例にあっても、上記雌咬合条14
及び雄咬合条15は、それぞれが上記実施例と同様の形
態を有する各係着片5,6の端縁に沿って延設されてお
り、また一方の第1及び第2被覆片7,8は上記実施例
と実質的に同一の形態を有している。ただし、この実施
例では本発明の閉塞部材である一対の係合部材1′,
2′の構成部をなすテープ状本体3,4、第1,第2係
着片5,6及び第1,第2被覆片7,8の全てが同一材
質を使って押出成形により一体に成形されており、また
前記第1,第2被覆片7,8の重畳部分においてテープ
状本体3,4と同一平面をもつ単純な平板状に成形する
場合に両者が密接しがたくなることを防止するため、図
示例ではその重畳部分の途中において、互いが密接すべ
く僅かに「く」字状の折曲部としている。しかして、前
記係着片5,6及び被覆片7,8を異質の材料により成
形することもでき、例えばテープ状本体部分及び各係着
片5,6とテープ状部分及び各被覆片7,8とを、それ
ぞれ異質の材料で個別に押出成形すると共に、半溶融状
態にある両テープ状本体部分を積層しながら連続的に押
圧して融着一体化させればよい。この場合、被覆片7,
8側の材質は耐薬品性、耐候性、耐光性等を有する材料
を選択することが望ましい。
【0026】図5は、図4に示した実施例の変形例を示
しており、同図によれば上記被覆片7,8を単にテープ
状本体3,4と同一平面上に平板として成形するのに代
えて、その重畳部7a,7bにおいて外方に折り曲げて
両重畳部7a,7bが合掌状に重畳するように成形して
いる。また、本発明は図6に示すように上記係着片5,
6を前記テープ状本体3,4と同一平面上に形成し、前
記被覆片7,8を前記テープ状本体3,4から基端部を
斜めに立ち上げ、その先端縁の重畳部を前記係着片5,
6と略平行に成形することも可能である。更には、図7
に示すように上記係着片5,6及び被覆片7,8の双方
を外方に突出させて成形することもできる。なお、これ
らの実施例では雌雄係着部を上述のごとく雌雄咬合条1
4,15により構成しているが、図示は省略するが前記
係着片5,6に代えて一対の防水性テープの端縁に植え
付けられた多数の噛合エレメントを有する通常の防水性
スライドファスナーチェーンを使用することも可能であ
る。
【0027】図8は、図5に示した実施例の雌雄咬合条
14,15を備えた本発明の閉塞部材が適用された目地
装置により目地を閉塞するときの雌雄咬合条14,15
の閉塞操作を示す主要部の断面図である。なお、この実
施例では第1及び第2係着片5,6を有するテープ状本
体部分と第1及び第2被覆片7,8を有するテープ状本
体部分とが異質の材質で別個に成形され、両テープ状本
体部分を接着剤等により接着して一体化した閉塞部材を
使用している。
【0028】前記閉塞部材を使用して外壁パネルを建造
物の柱等に取り付けるための施工手順は、図3に基づき
既述した手順と実質的に変わるところはない。即ち、図
8の実施例でも、先ず隣接して取り付けられる外壁パネ
ル12a,12bの屋内側の各突き合わせ端縁に、前記
閉塞部材の第1及び第2係着片5,6を係着し得るよう
に配して、一対一組の第1及び第2テープ状本体3,4
を貼着する。次いで、第1及び第2テープ状本体3,4
を2枚の外壁パネル12a,12bと取り付けようとす
る柱材13a,13bとの間にそれぞれ挟むようにし
て、2枚の外壁パネル12a,12bを2本の柱材13
a,13bの外面に隣り合わせて配すると共に、外壁パ
ネル12a,12bと各柱材13a,13bとを位置決
めしながら第1及び第2テープ状本体3,4を介して仮
固定し、配置位置が決まったのちにボルトや釘をもって
固定する。
【0029】こうして、外壁パネル12a,12bが柱
材13a,13bに取付けられた後に、上記第1及び第
2の係着部である雌雄咬合条14,15を咬合させる。
この咬合には公知のスライダーが使用できる。しかし、
本実施例では図8に仮想線で示すような本発明に特有の
形態を有する引手16が取付けられたスライダー17が
用いられる。即ち、前記スライダー17は上下翼部17
a,17bが図示せぬ柱部により一端で連結され、その
上翼部17aの表面中央部に引手取付環17cが固着さ
れ、同引手取付環17cに前記引手16が回動自在に取
り付けられている。ここで、図8に好適な形態を示す前
記引手16は、上記2枚の外壁パネル12a,12bの
間に生じる目地部の内部を目地に沿って移動可能な狭い
幅を有する細幅部16aと、2枚の外壁パネル12a,
12b間の目地を形成する肩部の外面に当接する広い幅
を有する広幅操作部16bとを有している。
【0030】かかる形態をもつ引手16により、目地部
に沿って上記雌雄咬合条14,15を咬合させるには、
先ず第1及び第2の係着片5,6と第1及び第2の被覆
片7,8の一端部を目地部から屋外側に引出し、前記第
1及び第2係着片5,6の雌雄咬合条14,15を前記
スライダー17の上下翼部17a,17b間に挿通させ
る。このとき、第1及び第2被覆片7,8は、図8に仮
想線で示すように上記引手16の細幅部16aの左右側
面に立ち上がった状態で弾性的に当接している。ここ
で、引手16の広幅操作部16bを目地部に沿って移動
させると、雌雄咬合条14,15は順次咬合していく。
このとき、引手16の細幅部16aの左右側面に立ち上
がった状態で弾性的に当接している第1及び第2被覆片
7,8の部分もスライダー17の移動に伴って移動する
と共に、スライダー17の移動を終えて雌雄咬合条1
4,15の咬合がなされた部分から、図8に実線で示す
ように順次閉じて重畳していく。
【0031】このときの引手16の移動操作は、その広
幅操作部16bの左右端部が目地を構成する2枚の外壁
パネル12a,12bの端縁の外面に当接すると同時
に、同引手16の細幅部16aが前記目地間に侵入した
状態で、目地に沿って案内されるため移動操作が円滑に
なされるばかりでなく、閉塞部材の閉塞操作と同時に咬
合条14,15同士が咬合して連結された第1及び第2
係着片5,6が屋内方向に略U字状に押込まれてセット
される。従って、第1及び第2係着片5,6の咬合操作
と押込み作業が同時に行われ、作業能率も向上する。ま
た、引手16に細幅部16aを形成することは、図9に
実線と仮想線とで示すように2枚の外壁パネル12a,
12b間に形成される目地幅は常に一定ではなく、様々
な幅を有していることが多いが、前記引手16によれば
多様な目地幅にも十分に対応することが可能である。
【0032】また、前記広幅操作部16bの形態は図9
に示すように操作部全体を広幅としければならないとい
うものではなく、例えば図示を省略するが前記操作部1
6bの幅は前記細幅部16aと同等か或いは僅かに広く
し、その左右端部から左右方向にピン部材を突出させて
設けるようにしてもよい。要は、引手16の操作部と前
記細幅部16aとの間に目地を構成する2枚の外壁パネ
ル12a,12bの端縁外面に当接して案内する部分を
設ければよい。更には、引手16の前記操作部16bの
外壁パネル12a,12bの端縁外面に当接する部位に
転動コロを設けることも可能であり、この場合には更に
容易で且つ円滑な咬合操作が約束される。なお、以上は
第1及び第2係着部が雌雄咬合条14,15である場合
について述べたが、雌雄咬合条14,15に代わる通常
の防水性スライドファスナーストリンガーにおける噛合
エレメントの噛合操作に適用されるスライダーについて
も同様の形態を有することが好ましい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の閉塞部材と同閉塞部材を用いた目地装置によれば、高
い防水性が維持さることや相関変位に対する対応が十分
になされる点は当然に従来と同程度の機能が約束され、
更には少なくとも互いが係着することにより水密性を確
保する一対の係着片の屋外側を所要の空間部を介して被
覆片で遮蔽するため、確実に耐候性や直射日光による劣
化が防止され、従来以上の耐久性が実現される。
【0034】また、前記目地装置の施工にあたっても、
一対の上記係着片同士の係着による閉塞操作と同時に連
結された係着片が目地内に押し込まれるため、閉塞操作
と押込み操作とが同時に行うことができ、作業能率が一
段と向上する。更に、前記閉塞操作がスライダーにより
なされる場合には、同スライダーの引手形態を目地間に
装入可能な細幅部と目地を形成する外壁パネルの端縁外
面に当接する広幅操作部とを連設しているため、多様な
目地幅に良く対応できるばかりでなく、容易で且つ円滑
な閉塞操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閉塞部材の好適な実施形態を示す
部分斜視図である。
【図2】同閉塞部材の接合形態を示す断面図である。
【図3】同閉窓部材を用いた本発明の目地装置が適用さ
れた外壁パネルの施工の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す閉塞部材の断面図で
ある。
【図5】同閉塞部材の変形例を示す断面図である。
【図6】同閉塞部材の他の変形例を示す断面図である。
【図7】同閉塞部材の更に他の変形例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の閉塞部材の閉塞操作に使用されるスラ
イダーの好適な実施形態を説明するための一部を断面で
示す拡大上面図である。
【図9】同じく拡大上面図である。
【符号の説明】
1 ,1′;2,2′ 第1及び第2係合部材 3,4 第1及び第2テープ状本体 5,6 第1及び第2係着片 7,8 第1及び第2被覆片 7a,8a 重畳部 9,10 第1及び第2係着部 11 発泡弾性材 12a,12b 外壁パネル 13a,13b 柱材 14,15 雌雄咬合条 15a 雄係着条 15b 突条 16 引手 16a 細幅部 16b 広幅操作部 17 スライダー 17a,17b 上下翼部 17c 引手取付環

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のテープ状本体(3,4) を有すると共
    に、各テープ状本体(3,4) の長手方向に沿う端縁から分
    岐して延在する係着片(5,6) 及び被覆片(7,8)を有し、 前記係着片(5,6) は長手方向に沿う縁部に係着部(9,10;
    14,15)を有し、その係着部同士は所要の水密性をもって
    係着可能であり、 前記被覆片(7,8) は前記係着片(5,6) 同士の係着時に端
    部同士が重畳する幅方向の長さを有してなることを特徴
    とする閉塞部材。
  2. 【請求項2】 前記被覆片(7,8) が合成樹脂、合成ゴム
    等からなる紫外線防止材料により構成されてなる請求項
    1記載の閉塞部材。
  3. 【請求項3】 前記係着片(5,6) と被覆片(7,8) とは離
    間して形成され、前記係着片(5,6) 同士の係着時に各係
    着片(5,6) と各被覆片(7,8) との間に空間部が形成され
    る請求項1記載の閉塞部材。
  4. 【請求項4】 前記被覆片(7,8) は前記テープ状本体
    (3,4) と同一平面上に形成され、前記係着片(5,6) は前
    記テープ状本体(3,4) から基端部が立ち上がり、係着部
    (9,10;14,15)を含む残部が前記被覆片(7,8) と略平行に
    形成されてなる請求項1〜3記載の閉塞部材。
  5. 【請求項5】 前記係着片(5,6) は前記テープ状本体
    (3,4) と同一平面上に形成され、前記被覆片(7,8) は前
    記テープ状本体(3,4) から基端部が立ち上がり、その残
    部が前記係着片(5,6) と略平行に形成されてなる請求項
    1〜3記載の閉塞部材。
  6. 【請求項6】 前記係着部(14,15) の一方は長手方向に
    延びる係合溝を有し、前記係着部(14,15) の他方は前記
    係合溝に係着する係合部を有してなり、前記係合溝の溝
    深さは前記係合部が前記係合溝内でテープ状本体(3,4)
    の幅方向に自由動可能な深さに設定されてなる請求項1
    〜5記載の閉塞部材。
  7. 【請求項7】 隣接する外壁(12a,12b) 間の目地を塞ぐ
    目地装置であって、 一方の前記外壁(12a) の端縁に、テープ状本体(3) を有
    すると共にその長手方向に沿う端縁から分岐して延在す
    る第1係着片(5) と第1被覆片(7) とを有する第1係合
    部材(1) の前記テープ状本体(3) を配し、 他方の前記外壁(12b) の端縁に、テープ状本体(4) を有
    すると共にその長手方向に沿う端縁から分岐して延在す
    る前記第1係着片(5) に係合する第2係着片(6) と第2
    被覆片(8) とを有する第2係合部材(2) の前記テープ状
    本体(4) を配してなり、 前記第1及び第2の係合部材(1,2) により閉塞部材が構
    成され、 前記第1及び第2係着片(5,6) は長手方向に沿う縁部に
    係着部(9,10;14,15)を有し、その係着部(9,10;14,15)同
    士は所要の水密性をもって係着可能な構成を有し、 前記第1及び第2被覆片(7,8) は前記第1及び第2係着
    片(5,6) 同士の係着時に端部同士が重畳する幅方向の長
    さを有してなる、ことを特徴とする閉塞部材を用いた目
    地装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2被覆片(7,8) は柔軟性
    を有する合成樹脂、合成ゴム等からなる紫外線防止部材
    により構成されてなる請求項7記載の目地装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2係着片(5,6) と第1及
    び第2被覆片(7,8) とは離間して形成され、前記係着部
    (9,10;14,15)同士の係着時に前記係着片(5,6)と被覆片
    (7,8) との間に外気と連通する等圧空間(A) が形成され
    る請求項7記載の目地装置。
  10. 【請求項10】前記係着部(14,15) 同士の係着が引手(1
    6)を有するスライダー(17)によってなされ、前記引手(1
    6)は隣接する外壁(12a,12b) の目地間に侵入して移動可
    能で且つ外壁(12a,12b) の端縁外面に当接して案内され
    る構成を有してなる請求項7記載の目地装置。
  11. 【請求項11】前記引手(16)は前記目地幅より幅狭な細
    幅部(16a) と前記外壁(12a,12b) の端縁外面に当接する
    広幅部(16b) とが連設された形態を有し、前記細幅部(1
    6a) が前記目地間に配されてなる請求項10記載の目地
    装置。
JP34396A 1996-01-05 1996-01-05 閉塞部材及び同閉塞部材を用いた目地装置 Pending JPH09184207A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008627A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 外壁目地の止水構造

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