JPH09184614A - 石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法 - Google Patents
石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法Info
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- JPH09184614A JPH09184614A JP7353646A JP35364695A JPH09184614A JP H09184614 A JPH09184614 A JP H09184614A JP 7353646 A JP7353646 A JP 7353646A JP 35364695 A JP35364695 A JP 35364695A JP H09184614 A JPH09184614 A JP H09184614A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、石炭灰の溶融処理における飛散を
防止する石炭灰の効率的な装入方法を課題とする。 【解決手段】 石炭灰を溶融する溶融炉において、該石
炭灰を予め半溶融に状態に加熱して該溶融炉に装入する
ことを特徴とする石炭灰の溶融処理における石炭灰の装
入方法である。また、石炭灰を半溶融状態に加熱する方
法としては、石炭灰を微粉炭バーナーにより半溶融にす
ることが望ましい。更に、前記溶融炉が、転炉型の溶融
炉である場合には石炭灰を効率的に溶融することができ
る。
防止する石炭灰の効率的な装入方法を課題とする。 【解決手段】 石炭灰を溶融する溶融炉において、該石
炭灰を予め半溶融に状態に加熱して該溶融炉に装入する
ことを特徴とする石炭灰の溶融処理における石炭灰の装
入方法である。また、石炭灰を半溶融状態に加熱する方
法としては、石炭灰を微粉炭バーナーにより半溶融にす
ることが望ましい。更に、前記溶融炉が、転炉型の溶融
炉である場合には石炭灰を効率的に溶融することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石炭火力発電所
から発生する石炭灰を溶融処理する際に予め半溶融状態
にして石炭灰の溶融炉に装入する方法に関する。
から発生する石炭灰を溶融処理する際に予め半溶融状態
にして石炭灰の溶融炉に装入する方法に関する。
【0002】
【従来技術】微粉炭粉を燃焼して火力発電する際には、
大量の石炭灰が発生する。そこで、石炭灰の処理方法と
して従来から石炭灰の溶融処理方法が種々提案されてい
る。この溶融処理方法において、石炭灰を溶融炉に装入
する方法として次の二つの方法がある。
大量の石炭灰が発生する。そこで、石炭灰の処理方法と
して従来から石炭灰の溶融処理方法が種々提案されてい
る。この溶融処理方法において、石炭灰を溶融炉に装入
する方法として次の二つの方法がある。
【0003】特開平6−307767号公報において
は、電気炉を用いて石炭灰を溶融する際、石炭灰粉をそ
のまま旋回シュートで電気炉内の温度の高い部分に石炭
灰を供給する方法が提案されている(従来技術1)。
は、電気炉を用いて石炭灰を溶融する際、石炭灰粉をそ
のまま旋回シュートで電気炉内の温度の高い部分に石炭
灰を供給する方法が提案されている(従来技術1)。
【0004】また、特開平1−111118号公報にお
いては、サイクロン石炭燃焼炉で石炭を燃焼するボイラ
ーにおいて、石炭の燃焼時に溶融されずに飛散した石炭
灰をサイクロンで捕集し、捕集した石炭灰を溶融炉に供
給するとしている(従来技術2)。
いては、サイクロン石炭燃焼炉で石炭を燃焼するボイラ
ーにおいて、石炭の燃焼時に溶融されずに飛散した石炭
灰をサイクロンで捕集し、捕集した石炭灰を溶融炉に供
給するとしている(従来技術2)。
【0005】しかし、石炭灰の粒子は数十μの微粉なる
が故に飛散率が高く、一回の装入で石炭灰を溶融するこ
とが困難である。そこで一回の装入において溶解率を高
くする方法として上記従来技術1が提案されているが、
スラグの溶融面が露出している箇所のみに石炭灰を供給
する方式では著しく装入効率が悪い。そのため石炭灰を
予め造粒して装入する方式も考えられるが、別に造粒工
程が必要となり、しかも造粒コストが高く、経済的では
ない。
が故に飛散率が高く、一回の装入で石炭灰を溶融するこ
とが困難である。そこで一回の装入において溶解率を高
くする方法として上記従来技術1が提案されているが、
スラグの溶融面が露出している箇所のみに石炭灰を供給
する方式では著しく装入効率が悪い。そのため石炭灰を
予め造粒して装入する方式も考えられるが、別に造粒工
程が必要となり、しかも造粒コストが高く、経済的では
ない。
【0006】従来技術2においては、飛散した石炭灰を
サイクロン捕集し、その後再度溶融炉に装入しているの
で、飛散率を低下するものではない。しかし、この方法
は石炭灰を炉内で全て溶融する方法なので実質的に処理
能力の低下を来しており、処理能力は約16トン/hが
最大能力である。一方、石炭火力発電所で発生する石炭
灰の量は,100万KWHの発電所では40トン/h程
度なので数基の石炭灰溶融炉を設置する必要があり、経
済的でない。
サイクロン捕集し、その後再度溶融炉に装入しているの
で、飛散率を低下するものではない。しかし、この方法
は石炭灰を炉内で全て溶融する方法なので実質的に処理
能力の低下を来しており、処理能力は約16トン/hが
最大能力である。一方、石炭火力発電所で発生する石炭
灰の量は,100万KWHの発電所では40トン/h程
度なので数基の石炭灰溶融炉を設置する必要があり、経
済的でない。
【0007】また、石炭灰の溶融において還元性雰囲気
で石炭灰を溶融し、溶融石炭灰中の酸化鉄成分を2%以
下にし、還元された鉄分を除去すると、生成した石炭灰
の色は黒色ではなく岩石に近い色を呈する。従来技術2
の方法では、炉内の雰囲気が還元雰囲気であるが、酸化
鉄から還元された金属鉄の除去工程がないため、黒色の
溶融灰が得られているのが現実である。
で石炭灰を溶融し、溶融石炭灰中の酸化鉄成分を2%以
下にし、還元された鉄分を除去すると、生成した石炭灰
の色は黒色ではなく岩石に近い色を呈する。従来技術2
の方法では、炉内の雰囲気が還元雰囲気であるが、酸化
鉄から還元された金属鉄の除去工程がないため、黒色の
溶融灰が得られているのが現実である。
【0008】また、テキサコ法に代表されるような石炭
ガス化プロセスでは、石炭灰は溶融状態で排出される。
この場合は酸化性雰囲気での溶融であるため、石炭灰に
酸化鉄が多量含まれたままであり、スラグは黒色を呈し
ており、湿式冷却されたスラグは黒色粉末状であり、そ
の処理が問題になっている。
ガス化プロセスでは、石炭灰は溶融状態で排出される。
この場合は酸化性雰囲気での溶融であるため、石炭灰に
酸化鉄が多量含まれたままであり、スラグは黒色を呈し
ており、湿式冷却されたスラグは黒色粉末状であり、そ
の処理が問題になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】石炭灰を溶融炉内の溶
融スラグに直接吹き付けて装入しても、石炭灰は数十μ
以下の微粒子であるため飛散し、100%溶融される可
能性は低く、そのまま炉外に排出される石炭灰が多い。
また、石炭灰の装入の効率を高める方法として微粉状の
石炭灰を造粒して供給する方法もあるが、造粒のための
工程が必要となり、費用が高いという欠点がある。そこ
で、本発明では石炭灰の溶融炉への装入において、可及
的に効率のよい装入方法を目的とする。
融スラグに直接吹き付けて装入しても、石炭灰は数十μ
以下の微粒子であるため飛散し、100%溶融される可
能性は低く、そのまま炉外に排出される石炭灰が多い。
また、石炭灰の装入の効率を高める方法として微粉状の
石炭灰を造粒して供給する方法もあるが、造粒のための
工程が必要となり、費用が高いという欠点がある。そこ
で、本発明では石炭灰の溶融炉への装入において、可及
的に効率のよい装入方法を目的とする。
【0010】また、上記石炭灰の溶融においては、溶融
された石炭灰が利用できるような形態に変質させること
も重要である。即ち、年間数億トンの需要がある路盤材
として溶融した石炭灰を使用しようとすると、溶融灰の
色を岩石に近くする必要があるが、前述の従来技術では
これが実現されていない。溶融した石炭灰中に酸化鉄が
多量含有されると溶融石炭灰の色が黒くなることが判っ
ており、溶融時に還元雰囲気で酸化鉄から鉄成分を還元
し、その鉄分を分離除去し、さらに、冷却時の冷却速度
を遅くし、結晶化をある程度促進させることも必要であ
る。
された石炭灰が利用できるような形態に変質させること
も重要である。即ち、年間数億トンの需要がある路盤材
として溶融した石炭灰を使用しようとすると、溶融灰の
色を岩石に近くする必要があるが、前述の従来技術では
これが実現されていない。溶融した石炭灰中に酸化鉄が
多量含有されると溶融石炭灰の色が黒くなることが判っ
ており、溶融時に還元雰囲気で酸化鉄から鉄成分を還元
し、その鉄分を分離除去し、さらに、冷却時の冷却速度
を遅くし、結晶化をある程度促進させることも必要であ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者らは石炭灰を溶融
炉に装入する方法について種々研究した結果、例えば微
粉炭を酸素で燃焼させている火炎部に石炭灰をインジェ
クションさせ、半溶融状態で溶融炉に装入方法を着想
し、下記の発明をするに至った。
炉に装入する方法について種々研究した結果、例えば微
粉炭を酸素で燃焼させている火炎部に石炭灰をインジェ
クションさせ、半溶融状態で溶融炉に装入方法を着想
し、下記の発明をするに至った。
【0012】第1の発明は、石炭灰を溶融する溶融炉に
おいて、該石炭灰を予め半溶融にした状態で該溶融炉に
装入することを特徴とする石炭灰の溶融処理における石
炭灰の装入方法を提供する。予め半溶融状態にした石炭
灰であればどの様な溶融炉への装入においても、石炭灰
は飛散することが大きく低減し、効率的な装入が可能で
ある。ここで、半溶融状態とは、石炭灰を部分的に溶融
し、微粉状の石炭灰をある程度塊状にさせることができ
る状態であり、従って、効率的な装入を可能にする。
おいて、該石炭灰を予め半溶融にした状態で該溶融炉に
装入することを特徴とする石炭灰の溶融処理における石
炭灰の装入方法を提供する。予め半溶融状態にした石炭
灰であればどの様な溶融炉への装入においても、石炭灰
は飛散することが大きく低減し、効率的な装入が可能で
ある。ここで、半溶融状態とは、石炭灰を部分的に溶融
し、微粉状の石炭灰をある程度塊状にさせることができ
る状態であり、従って、効率的な装入を可能にする。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、石炭
灰を半溶融状態に加熱する方法として、該石炭灰を微粉
炭バーナーに添加して半溶融状態にすることを特徴とす
る石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法を提供す
る。微粉炭バーナーは石炭灰を効率的に半溶融にするこ
とができる装置であり、発明の課題を達成することがで
きる。
灰を半溶融状態に加熱する方法として、該石炭灰を微粉
炭バーナーに添加して半溶融状態にすることを特徴とす
る石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法を提供す
る。微粉炭バーナーは石炭灰を効率的に半溶融にするこ
とができる装置であり、発明の課題を達成することがで
きる。
【0014】第3の発明は、第1及び第2の発明におけ
る前記溶融炉が、転炉型の溶融炉であって、該溶融炉に
溶鉄又は溶鉄と溶融スラグを収容し、該溶融炉内に酸素
ガスの気流を吹きつけながら、石炭灰を装入し、併せて
該石炭灰の成分組成を変化させる造滓材と、熱源として
の炭素材とを該溶融炉に添加し、該石炭灰を溶融する溶
融炉であることを特徴とする石炭灰の溶融処理における
石炭灰の装入方法を提供する。上記発明においては、転
炉型の溶融炉は能率的に溶解作業ができるので、装入さ
れた石炭灰は能率的に、且つ、確実に溶融され、成分組
成を変化させることができるので、溶融された石炭灰
は、例えば路盤材として利用可能な形態に変質させるこ
とができる。
る前記溶融炉が、転炉型の溶融炉であって、該溶融炉に
溶鉄又は溶鉄と溶融スラグを収容し、該溶融炉内に酸素
ガスの気流を吹きつけながら、石炭灰を装入し、併せて
該石炭灰の成分組成を変化させる造滓材と、熱源として
の炭素材とを該溶融炉に添加し、該石炭灰を溶融する溶
融炉であることを特徴とする石炭灰の溶融処理における
石炭灰の装入方法を提供する。上記発明においては、転
炉型の溶融炉は能率的に溶解作業ができるので、装入さ
れた石炭灰は能率的に、且つ、確実に溶融され、成分組
成を変化させることができるので、溶融された石炭灰
は、例えば路盤材として利用可能な形態に変質させるこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】石炭灰の成分組成は、SiO2 が
約52%、Al2 O3 が約20%、CaOが約5%、酸
化鉄が約6%であり、比較的酸性度の高いスラグとなっ
ている。従って平均組成から、その融点が1500℃以
上の高融点になっている。また、その粒度は微粉炭を燃
焼させているため、200メッシュ以下であり、微粉で
あって極めて嵩比重が大きく、飛散し易い微粉状となっ
ている。
約52%、Al2 O3 が約20%、CaOが約5%、酸
化鉄が約6%であり、比較的酸性度の高いスラグとなっ
ている。従って平均組成から、その融点が1500℃以
上の高融点になっている。また、その粒度は微粉炭を燃
焼させているため、200メッシュ以下であり、微粉で
あって極めて嵩比重が大きく、飛散し易い微粉状となっ
ている。
【0016】そこで、予め石炭灰を半溶融状態にして溶
融炉に装入する。ここで、半溶融状態とは、石炭灰を部
分的に溶融し、微粉状の石炭灰をある程度塊状にさせる
ことができる状態であり、石炭灰の組成から具体的に
は、1000℃以上の温度にした場合である。
融炉に装入する。ここで、半溶融状態とは、石炭灰を部
分的に溶融し、微粉状の石炭灰をある程度塊状にさせる
ことができる状態であり、石炭灰の組成から具体的に
は、1000℃以上の温度にした場合である。
【0017】本発明の実施の態様の例を図1により説明
する。まず、所定量の炭素を含む溶鉄20又は溶鉄20
と溶融スラグ18を収容した転炉型の溶融炉1を用意す
る。次に、この溶鉄20に対して例えば酸素ランス3に
より、従来の転炉製鋼法で採用されているように、酸素
ガス8の気流をスラグと溶鉄に吹きつける。上記溶融ス
ラグは予め溶融した石炭灰でもまた溶融した転炉スラグ
でもよい。
する。まず、所定量の炭素を含む溶鉄20又は溶鉄20
と溶融スラグ18を収容した転炉型の溶融炉1を用意す
る。次に、この溶鉄20に対して例えば酸素ランス3に
より、従来の転炉製鋼法で採用されているように、酸素
ガス8の気流をスラグと溶鉄に吹きつける。上記溶融ス
ラグは予め溶融した石炭灰でもまた溶融した転炉スラグ
でもよい。
【0018】この際、主に酸素ガス8と溶鉄20及びス
ラグ18中の炭素が反応し、COガス及びCO2 ガスが
発生すると共に、ガス発生の際に大量の熱が発生する。
そこで、石炭灰2、造滓材6、発熱原料としての炭素材
4として、石炭の塊もしくは微粉を添加し、発熱反応を
継続させながら、石炭灰を溶融する。
ラグ18中の炭素が反応し、COガス及びCO2 ガスが
発生すると共に、ガス発生の際に大量の熱が発生する。
そこで、石炭灰2、造滓材6、発熱原料としての炭素材
4として、石炭の塊もしくは微粉を添加し、発熱反応を
継続させながら、石炭灰を溶融する。
【0019】本発明においては、前述の通り石炭灰は2
00メッシュ以下の微粉であるため、石炭灰の添加方法
としてホッパー21に収容した石炭灰2を例えばキャリ
ヤーガスにより微粉炭バーナー30へ搬送する。微粉炭
バーナー30では、ホッパー23に収容した微粉炭22
を酸素ガス8或いは空気により燃焼し、この際発生した
高温の燃焼ガスに前記石炭灰を添加して加熱する。
00メッシュ以下の微粉であるため、石炭灰の添加方法
としてホッパー21に収容した石炭灰2を例えばキャリ
ヤーガスにより微粉炭バーナー30へ搬送する。微粉炭
バーナー30では、ホッパー23に収容した微粉炭22
を酸素ガス8或いは空気により燃焼し、この際発生した
高温の燃焼ガスに前記石炭灰を添加して加熱する。
【0020】微粉炭バーナーの構造を図2及び図3に示
した。図2に示すバーナー30は中心ノズル32と外筒
ノズル34からなり、中心ノズル32から空気により搬
送した石炭灰を供給し、外筒ノズル34から酸素ガスを
供給する。この酸素ガスは望ましくは200℃程度に予
熱する。微粉炭は例えば空気で搬送され、望ましくはノ
ズル先端近傍で旋回流として上記酸素ガスに添加する。
このような添加方法においては燃焼する微粉炭がノズル
前方で旋回流の火炎となり添加された石炭灰を包み効率
的に加熱し、半溶融状態にする。
した。図2に示すバーナー30は中心ノズル32と外筒
ノズル34からなり、中心ノズル32から空気により搬
送した石炭灰を供給し、外筒ノズル34から酸素ガスを
供給する。この酸素ガスは望ましくは200℃程度に予
熱する。微粉炭は例えば空気で搬送され、望ましくはノ
ズル先端近傍で旋回流として上記酸素ガスに添加する。
このような添加方法においては燃焼する微粉炭がノズル
前方で旋回流の火炎となり添加された石炭灰を包み効率
的に加熱し、半溶融状態にする。
【0021】図3に示すバーナー40は中心ノズル42
と外筒44とからなり、中心ノズル42の中央ノズル4
3から空気により搬送された石炭灰を供給し、外側のノ
ズル42から酸素ガスを供給する。この酸素ガスは例え
ば300℃程度に予熱することが効率的な微粉炭燃焼の
ために望ましい。
と外筒44とからなり、中心ノズル42の中央ノズル4
3から空気により搬送された石炭灰を供給し、外側のノ
ズル42から酸素ガスを供給する。この酸素ガスは例え
ば300℃程度に予熱することが効率的な微粉炭燃焼の
ために望ましい。
【0022】空気により搬送された石炭灰は外筒44内
で旋回流として供給される。石炭灰は微粉炭の燃焼によ
り発生した燃焼ガスに包まれて予熱される。石炭灰の予
熱温度を望ましくは1000℃以上とすることにより、
石炭灰の粒子同士を十分結合させ、石炭灰の飛散を著し
く低下させることができる。また、酸素の使用量を低減
させることができる。
で旋回流として供給される。石炭灰は微粉炭の燃焼によ
り発生した燃焼ガスに包まれて予熱される。石炭灰の予
熱温度を望ましくは1000℃以上とすることにより、
石炭灰の粒子同士を十分結合させ、石炭灰の飛散を著し
く低下させることができる。また、酸素の使用量を低減
させることができる。
【0023】ここで、バーナーに供給する石炭灰に予
め、例えば石灰石、石灰、転炉スラグ等を添加しておく
ことが望ましい。石炭灰は融点が1550℃以上であ
り、高融点のために溶解しにくいが、石灰石、石灰、転
炉スラグ等を添加し、例えば塩基度(CaO/Si
O2 )が0.3〜1.25程度のCaO−SiO2 −A
l2 O3 の三元系スラグに改質するとその融点が約14
00℃前後に低下するので、極めて容易に溶解できるか
らである。
め、例えば石灰石、石灰、転炉スラグ等を添加しておく
ことが望ましい。石炭灰は融点が1550℃以上であ
り、高融点のために溶解しにくいが、石灰石、石灰、転
炉スラグ等を添加し、例えば塩基度(CaO/Si
O2 )が0.3〜1.25程度のCaO−SiO2 −A
l2 O3 の三元系スラグに改質するとその融点が約14
00℃前後に低下するので、極めて容易に溶解できるか
らである。
【0024】他方、溶融炉内での発熱を継続するため
に、炭素材として石炭の塊、微粉炭等をキャリヤーガス
により気送して、酸素ガス8により燃焼させる。炭素材
4の種類としては、石炭が価格の点から望ましいが、石
炭の種類は例えば歴青炭、泥炭等もよく、また、石炭の
代わりに、コークス粉、廃プラスチック、廃タイヤ、石
油コークス等も使用することができる。この石炭は一部
はスラグ18に懸濁すると共にまた一部は溶鉄中に添加
され、酸素ガスによって燃焼した分を補給し、溶鉄中の
炭素含有量を所定量、例えば2%以上に保持する。
に、炭素材として石炭の塊、微粉炭等をキャリヤーガス
により気送して、酸素ガス8により燃焼させる。炭素材
4の種類としては、石炭が価格の点から望ましいが、石
炭の種類は例えば歴青炭、泥炭等もよく、また、石炭の
代わりに、コークス粉、廃プラスチック、廃タイヤ、石
油コークス等も使用することができる。この石炭は一部
はスラグ18に懸濁すると共にまた一部は溶鉄中に添加
され、酸素ガスによって燃焼した分を補給し、溶鉄中の
炭素含有量を所定量、例えば2%以上に保持する。
【0025】上記微粉炭バーナーに供給する微粉炭と炉
内に供給する炭素材の合計量は石炭灰1トンに対して約
600〜700kgである。微粉炭バーナーにおいて例
えば300kg使用すれば、炉内に供給する炭素材は3
00〜400kgである。
内に供給する炭素材の合計量は石炭灰1トンに対して約
600〜700kgである。微粉炭バーナーにおいて例
えば300kg使用すれば、炉内に供給する炭素材は3
00〜400kgである。
【0026】なお、炉内への酸素ガス8は従来の上吹き
転炉において行われたように、ラバールノズルを備えた
酸素ランス3を用いて、超音速の速度で溶鉄面に吹きつ
けることが望ましい。
転炉において行われたように、ラバールノズルを備えた
酸素ランス3を用いて、超音速の速度で溶鉄面に吹きつ
けることが望ましい。
【0027】同時に、粉状の造滓材6を添加することが
望ましい。前述の通り、石炭灰は融点が1550℃以上
であり、高融点のために溶解しがたい。そこで、造滓材
6として、例えば石灰石、石灰、転炉スラグ等を添加
し、石炭灰の組成を変更し、例えば塩基度(CaO/S
iO2 )が0.3〜1.25程度のCaO−SiO2 −
Al2 O3 の三元系スラグに改質することが望ましい。
塩基度が0.3〜1.25であれば、その融点が約14
00℃前後に低下するので、極めて容易に溶解できるか
らである。
望ましい。前述の通り、石炭灰は融点が1550℃以上
であり、高融点のために溶解しがたい。そこで、造滓材
6として、例えば石灰石、石灰、転炉スラグ等を添加
し、石炭灰の組成を変更し、例えば塩基度(CaO/S
iO2 )が0.3〜1.25程度のCaO−SiO2 −
Al2 O3 の三元系スラグに改質することが望ましい。
塩基度が0.3〜1.25であれば、その融点が約14
00℃前後に低下するので、極めて容易に溶解できるか
らである。
【0028】改質されたスラグは断続的に倒炉し、若し
くは側壁に設けた開口部より連続的に排出することが可
能である。また、この際、同時に石炭灰中に含まれてい
る約6%の酸化鉄が還元され、溶鉄に移行する。即ち石
炭灰中のFe分が還元されるので、その分溶鉄が多くな
るので、必要に応じて溶鉄の一部も排出することが望ま
しい。なお、溶鉄が少ない場合にはスクラップ或いは鉄
鉱石を添加すことも可能である。
くは側壁に設けた開口部より連続的に排出することが可
能である。また、この際、同時に石炭灰中に含まれてい
る約6%の酸化鉄が還元され、溶鉄に移行する。即ち石
炭灰中のFe分が還元されるので、その分溶鉄が多くな
るので、必要に応じて溶鉄の一部も排出することが望ま
しい。なお、溶鉄が少ない場合にはスクラップ或いは鉄
鉱石を添加すことも可能である。
【0029】このようにして形成したスラグ18は例え
ばスラグ冷却装置9に運搬し、ここで冷却する。スラグ
冷却の方法としては、例えば水滓化処理でもいいし、た
だ単にピット内に溶融したスラグを放置して冷却後、破
砕をして例えば路盤材等に使用してもよい。
ばスラグ冷却装置9に運搬し、ここで冷却する。スラグ
冷却の方法としては、例えば水滓化処理でもいいし、た
だ単にピット内に溶融したスラグを放置して冷却後、破
砕をして例えば路盤材等に使用してもよい。
【0030】また、上記石炭灰の溶解方法で発生したガ
スは、図1に示すようにボイラー5を通過させ温度を1
000℃以下とし、更に除塵機7を通過させ、燃料ガス
16として、種々の用途に利用できる。なお、上記ガス
は1000〜2000kcal/Nm3 程度の発熱量を
有するガスである。
スは、図1に示すようにボイラー5を通過させ温度を1
000℃以下とし、更に除塵機7を通過させ、燃料ガス
16として、種々の用途に利用できる。なお、上記ガス
は1000〜2000kcal/Nm3 程度の発熱量を
有するガスである。
【0031】上記実施例においては、溶融炉として転炉
型の溶融炉を用いて半溶融状態に加熱した石炭灰を装入
したが、溶融炉としては転炉型のみに限定されない。例
えば、各種の電気炉、アーク炉あるいはプラズマ炉に石
炭灰を装入する場合も適用できる。
型の溶融炉を用いて半溶融状態に加熱した石炭灰を装入
したが、溶融炉としては転炉型のみに限定されない。例
えば、各種の電気炉、アーク炉あるいはプラズマ炉に石
炭灰を装入する場合も適用できる。
【0032】
実施例1 5トンの転炉型の溶融炉に銑鉄を3トン装入して置き、
高炉滓を0.5トン更に装入し、そこに石炭を装入し、
酸素を吹き込み、炉内温度を約1600℃に保持した。
微粉炭バーナーに約250℃に予熱した酸素ガスを供給
して微粉炭を燃焼させ、発生した火炎部に石炭灰を供給
し、約1200℃に予熱して、溶融炉に内部に装入し
た。バーナーに供給した微粉炭使用量は石炭灰1トン当
たり350kgであり、溶融炉には300kgを装入し
た。使用したバーナーは図3に示したものを使用した。
高炉滓を0.5トン更に装入し、そこに石炭を装入し、
酸素を吹き込み、炉内温度を約1600℃に保持した。
微粉炭バーナーに約250℃に予熱した酸素ガスを供給
して微粉炭を燃焼させ、発生した火炎部に石炭灰を供給
し、約1200℃に予熱して、溶融炉に内部に装入し
た。バーナーに供給した微粉炭使用量は石炭灰1トン当
たり350kgであり、溶融炉には300kgを装入し
た。使用したバーナーは図3に示したものを使用した。
【0033】塩基度調整のため石灰石を別途転炉に投入
した。石炭灰約2トンを投入した時点で、溶融炉を傾斜
させ、出滓し、徐冷した。使用した石炭灰の成分組成と
得られた石炭灰の成分組成とを表1に示した。表1に示
すように、良好な路盤材に利用できるスラグが得られ
た。石炭灰の装入効率は95%であった。
した。石炭灰約2トンを投入した時点で、溶融炉を傾斜
させ、出滓し、徐冷した。使用した石炭灰の成分組成と
得られた石炭灰の成分組成とを表1に示した。表1に示
すように、良好な路盤材に利用できるスラグが得られ
た。石炭灰の装入効率は95%であった。
【0034】
【表1】
【0035】実施例2 この実施例では、基本的に実施例1と同様な条件で行っ
たが、異なる点は微粉炭粉を燃焼させる酸素ガスを予熱
せず、常温のままで使用した。使用したバーナーは図2
に示したものを使用した。得られたスラグは実施例1と
なんら異なることはなかった。石炭灰の装入効率は94
%であった。
たが、異なる点は微粉炭粉を燃焼させる酸素ガスを予熱
せず、常温のままで使用した。使用したバーナーは図2
に示したものを使用した。得られたスラグは実施例1と
なんら異なることはなかった。石炭灰の装入効率は94
%であった。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、石炭灰を
予め半溶融状態にして溶融炉の装入するので、効率的な
石炭灰の装入が可能となる。更に、転炉型の溶融炉に石
炭灰を半溶融状態にして装入できるので、石炭灰の溶融
を大規模に、しかも還元雰囲気で効率的に実施できるの
で、安価に大量に路盤材に使用できる石炭灰溶融方法が
確立した。従って、石炭火力発電所から発生する石炭灰
を有効的に利用出来、広大な埋立て用地が不要になり、
埋立て費用が節減され、発電費用削減の効果がある。
予め半溶融状態にして溶融炉の装入するので、効率的な
石炭灰の装入が可能となる。更に、転炉型の溶融炉に石
炭灰を半溶融状態にして装入できるので、石炭灰の溶融
を大規模に、しかも還元雰囲気で効率的に実施できるの
で、安価に大量に路盤材に使用できる石炭灰溶融方法が
確立した。従って、石炭火力発電所から発生する石炭灰
を有効的に利用出来、広大な埋立て用地が不要になり、
埋立て費用が節減され、発電費用削減の効果がある。
【0037】また、石炭ガス化プロセスにおいては従来
大量に発生する石炭灰の処理費が高く、その経済性が問
題となっていたが、本発明の方法を利用することによ
り、石炭ガス化プロセスを経済的にも実用可能にするこ
とができる。また、石炭灰の溶融に必要な熱量以上の石
炭を溶融炉において装入することにより、石炭をガス化
させ、発電用のガスを発生させることも可能となった。
大量に発生する石炭灰の処理費が高く、その経済性が問
題となっていたが、本発明の方法を利用することによ
り、石炭ガス化プロセスを経済的にも実用可能にするこ
とができる。また、石炭灰の溶融に必要な熱量以上の石
炭を溶融炉において装入することにより、石炭をガス化
させ、発電用のガスを発生させることも可能となった。
【0038】また、将来、次世代火力発電と目されてる
PFBC(加圧流動層微粉炭燃焼)による火力発電所か
ら排出される石炭灰は、流動層内に脱硫剤としてCaO
を多量投入するため、フリーライムが多量含まれ、その
用途に制約があるが、本発明の方法により上記路盤材と
して利用できるスラグに変えることができる。
PFBC(加圧流動層微粉炭燃焼)による火力発電所か
ら排出される石炭灰は、流動層内に脱硫剤としてCaO
を多量投入するため、フリーライムが多量含まれ、その
用途に制約があるが、本発明の方法により上記路盤材と
して利用できるスラグに変えることができる。
【図1】本発明にかかる石炭灰の溶融方法の概要を示す
図である。
図である。
【図2】本発明にかかる石炭灰の溶融方法に利用する微
粉炭バーナーの1例の概要を示す図である。
粉炭バーナーの1例の概要を示す図である。
【図3】本発明にかかる石炭灰の溶融方法に利用する微
粉炭バーナーの他の例の概要を示す図である。
粉炭バーナーの他の例の概要を示す図である。
1 転炉型の溶融炉 2 石炭灰 3 ランス 4 炭素材 6 造滓材 8 酸素ガス 9 スラグ処理装置 18 スラグ 20 溶鉄 22 微粉炭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岡 利夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 石炭灰を溶融する溶融炉において、該石
炭灰を予め半溶融状態に加熱して該溶融炉に装入するこ
とを特徴とする石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入
方法。 - 【請求項2】 前記石炭灰を半溶融状態に加熱する方法
として、該石炭灰を微粉炭バーナーに添加して半溶融状
態にすることを特徴とする請求項1に記載された石炭灰
の溶融処理における石炭灰の装入方法。 - 【請求項3】 前記溶融炉が、転炉型の溶融炉であっ
て、該溶融炉に溶鉄又は溶鉄と溶融スラグを収容し、該
溶融炉内に酸素ガスの気流を吹きつけながら、石炭灰を
装入し、併せて該石炭灰の成分組成を変化させる造滓材
と、熱源としての炭素材とを該溶融炉に添加し、該石炭
灰を溶融することができる溶融炉であることを特徴とす
る請求項1又は2に記載された石炭灰の溶融処理におけ
る石炭灰の装入方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353646A JPH09184614A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法 |
| KR1019960046735A KR100222394B1 (ko) | 1995-10-20 | 1996-10-18 | 석탄재의 처리방법 |
| CNB961127988A CN1155532C (zh) | 1995-10-20 | 1996-10-18 | 煤灰的处理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353646A JPH09184614A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184614A true JPH09184614A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18432260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353646A Pending JPH09184614A (ja) | 1995-10-20 | 1995-12-28 | 石炭灰の溶融処理における石炭灰の装入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184614A (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7353646A patent/JPH09184614A/ja active Pending
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