JPH09184671A - 雪を原材料とする成型品の製造方法 - Google Patents
雪を原材料とする成型品の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 料理用の皿等の器を雪を原材料として造る方
法の提供。 【構成】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において
攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベ
ット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程
と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程と
から成る。 【作用効果】 氷を原材料とする従来の製法に比べて、
天然の雪を原材料とするため、低価格の氷製皿を提供す
ることができる。
法の提供。 【構成】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において
攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベ
ット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程
と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程と
から成る。 【作用効果】 氷を原材料とする従来の製法に比べて、
天然の雪を原材料とするため、低価格の氷製皿を提供す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪を原材料とする成型
品の製造方法に関し、主として、料理用の皿等の器や観
賞用の造型品、例えば、食事の際等に卓上を飾る置物と
しての氷製品等を雪を原材料として造る方法に関する。
品の製造方法に関し、主として、料理用の皿等の器や観
賞用の造型品、例えば、食事の際等に卓上を飾る置物と
しての氷製品等を雪を原材料として造る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】刺身や冷や麦、冷やそうめん等、冷やす
ことで美味しく戴ける類の料理を盛ったり受けたりする
皿として、氷の皿が用いられることがある。又、彫刻さ
れた氷製品が食卓を飾る置物として提供されることもあ
る。従来、この種の氷製の器は、従来は文字通り、氷を
削って形成していたのである。しかし、氷を削って造ら
れる器は、それ自体に整形技術が必要であり、又、手間
のかかる作業となり、当然、高価と成らざるを得ない。
ことで美味しく戴ける類の料理を盛ったり受けたりする
皿として、氷の皿が用いられることがある。又、彫刻さ
れた氷製品が食卓を飾る置物として提供されることもあ
る。従来、この種の氷製の器は、従来は文字通り、氷を
削って形成していたのである。しかし、氷を削って造ら
れる器は、それ自体に整形技術が必要であり、又、手間
のかかる作業となり、当然、高価と成らざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、従来
の、氷を原材料としてこれを削るという製法に対し、天
然の雪を原材料とするこの種の器や置物が提供できない
かと着眼し、研究を重ねて来た。降雪量の多い雪国で
は、雪は体を冷やし、交通を疎外する厄介者であり、雪
かき等、雪の除去作業だけに莫大な経費を要している。
かかる雪の有効利用は降雪地帯の願いでもある。雪を成
型するには、雪だるまや、雪合戦の球を作る要領で押し
固める、即ち、単にプレスすれば良さそうに考えられ
る。現に、発明者らも、雪をそのままプレスする方法を
あれこれと試してみた。しかし、水分の比較的少ない粉
雪やザラ雪では、表皮側のみがプレスされ、プレスの圧
力が芯の方まで及ばず、極めて壊れやすい。他方、水分
の多いボタ雪では、重くて取り扱い難い上に、水分量が
不均一となるため、大量生産の原材料としては不適当で
あった。
の、氷を原材料としてこれを削るという製法に対し、天
然の雪を原材料とするこの種の器や置物が提供できない
かと着眼し、研究を重ねて来た。降雪量の多い雪国で
は、雪は体を冷やし、交通を疎外する厄介者であり、雪
かき等、雪の除去作業だけに莫大な経費を要している。
かかる雪の有効利用は降雪地帯の願いでもある。雪を成
型するには、雪だるまや、雪合戦の球を作る要領で押し
固める、即ち、単にプレスすれば良さそうに考えられ
る。現に、発明者らも、雪をそのままプレスする方法を
あれこれと試してみた。しかし、水分の比較的少ない粉
雪やザラ雪では、表皮側のみがプレスされ、プレスの圧
力が芯の方まで及ばず、極めて壊れやすい。他方、水分
の多いボタ雪では、重くて取り扱い難い上に、水分量が
不均一となるため、大量生産の原材料としては不適当で
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は、雪を原材料と
する成型品の製造方法の提供を目的として、これらの諸
問題を解消する方向で研究を重ねて来た結果、本発明に
かかる解決手段に到達したのである。請求項1の発明
は、雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において攪拌し
シャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベット状
態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程と、プレ
ス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程とから成る
ことを特徴とする。請求項2の発明は、雪を融雪槽に入
れる工程と、融雪槽において攪拌しシャーベット状と成
す工程と、融雪槽のシャーベット状態物を取り出し成型
器にてプレス成型する工程と、プレス成型の際に成型器
内の水を外へ逃がす工程と、成型された成型品に塩分を
吹き付ける工程とから成ることを特徴とする。請求項3
の発明は、雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において
攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベ
ット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程
と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程
と、成型された成型品に塩分を吹き付ける工程と、塩分
を吹き付けられた成型品を急冷凍する工程とから成るこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、雪を融雪槽に入れ
る工程と、融雪槽において攪拌しシャーベット状と成す
工程と、融雪槽のシャーベット状態物を取り出す工程
と、取り出されるシャーベット状態物を成型器に充填す
る工程と、充填されたシャーベット状態物を急冷凍する
工程とから成ることを特徴とする。請求項5の発明は、
雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において攪拌しシャ
ーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベット状態物
を取り出す工程と、取り出されるシャーベット状態物を
成型器に充填する工程と、充填されたシャーベット状態
物を急冷凍により成型品とする工程と、急冷凍された成
型品を保冷庫にて保存する工程とから成ることを特徴と
する。
する成型品の製造方法の提供を目的として、これらの諸
問題を解消する方向で研究を重ねて来た結果、本発明に
かかる解決手段に到達したのである。請求項1の発明
は、雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において攪拌し
シャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベット状
態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程と、プレ
ス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程とから成る
ことを特徴とする。請求項2の発明は、雪を融雪槽に入
れる工程と、融雪槽において攪拌しシャーベット状と成
す工程と、融雪槽のシャーベット状態物を取り出し成型
器にてプレス成型する工程と、プレス成型の際に成型器
内の水を外へ逃がす工程と、成型された成型品に塩分を
吹き付ける工程とから成ることを特徴とする。請求項3
の発明は、雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において
攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベ
ット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工程
と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程
と、成型された成型品に塩分を吹き付ける工程と、塩分
を吹き付けられた成型品を急冷凍する工程とから成るこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、雪を融雪槽に入れ
る工程と、融雪槽において攪拌しシャーベット状と成す
工程と、融雪槽のシャーベット状態物を取り出す工程
と、取り出されるシャーベット状態物を成型器に充填す
る工程と、充填されたシャーベット状態物を急冷凍する
工程とから成ることを特徴とする。請求項5の発明は、
雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽において攪拌しシャ
ーベット状と成す工程と、融雪槽のシャーベット状態物
を取り出す工程と、取り出されるシャーベット状態物を
成型器に充填する工程と、充填されたシャーベット状態
物を急冷凍により成型品とする工程と、急冷凍された成
型品を保冷庫にて保存する工程とから成ることを特徴と
する。
【0005】
【実施例】雪を融雪槽に入れる工程について。雪は、天
然の雪を用い、粉雪、ザラ雪、或いは、ボタ雪等、雪の
質や種類は問わない。好ましくは、できるだけ、ゴミや
塵或いは砂や土等の不純物の混入していないものが望ま
しい。融雪槽は、いわゆる水を張った水槽である。その
大小は問わないが、容積の大きいもの、例えば、競泳が
行われる程のプールの大きさであってもよい。雪の融雪
槽への投入は、トラックで運び込んだ雪を、そのまま投
入してもよいし、ベルトコンベアなどの搬送装置を介し
て投入してもよい。投入方法それ自体は極一般的な適当
な手段であって構わない。
然の雪を用い、粉雪、ザラ雪、或いは、ボタ雪等、雪の
質や種類は問わない。好ましくは、できるだけ、ゴミや
塵或いは砂や土等の不純物の混入していないものが望ま
しい。融雪槽は、いわゆる水を張った水槽である。その
大小は問わないが、容積の大きいもの、例えば、競泳が
行われる程のプールの大きさであってもよい。雪の融雪
槽への投入は、トラックで運び込んだ雪を、そのまま投
入してもよいし、ベルトコンベアなどの搬送装置を介し
て投入してもよい。投入方法それ自体は極一般的な適当
な手段であって構わない。
【0006】雪を融雪槽においてシャーベット状とする
工程について。融雪槽においては、雪を完全に溶かして
水とするのではなく、投入された雪に水を適度に吸い込
ませてシャーベット状とするのである。雪のシャーベッ
ト化を効率良く促進させるには、第1に、槽内の水温
を、氷と水とが共存できる温度、即ち氷温とするのが最
適である。ところで、本発明では、融雪槽の水温を氷温
に保つために、特別な装置、例えば冷却装置等を必要と
はしない。仮に、水温が氷温より高くても、運搬されて
くる雪を水温が氷温となるまで、単に、投入していけば
良いだけである。かかる方法によれば、雪自体のコスト
は勿論かからず、雪の運搬費用程度の低コストで済み、
極めて経済的である。そして、水温が氷温に達した段階
で、雪が水に溶けてしまわず、いわゆる、細かい氷と化
して、効率よくシャーベット状態の物質(以下、これを
「シャーベット状態物」という)となる。
工程について。融雪槽においては、雪を完全に溶かして
水とするのではなく、投入された雪に水を適度に吸い込
ませてシャーベット状とするのである。雪のシャーベッ
ト化を効率良く促進させるには、第1に、槽内の水温
を、氷と水とが共存できる温度、即ち氷温とするのが最
適である。ところで、本発明では、融雪槽の水温を氷温
に保つために、特別な装置、例えば冷却装置等を必要と
はしない。仮に、水温が氷温より高くても、運搬されて
くる雪を水温が氷温となるまで、単に、投入していけば
良いだけである。かかる方法によれば、雪自体のコスト
は勿論かからず、雪の運搬費用程度の低コストで済み、
極めて経済的である。そして、水温が氷温に達した段階
で、雪が水に溶けてしまわず、いわゆる、細かい氷と化
して、効率よくシャーベット状態の物質(以下、これを
「シャーベット状態物」という)となる。
【0007】攪拌について。第2には、単に雪を融雪槽
に投入するだけでなく、投入された雪を適度に攪拌する
とよい。この攪拌によって、雪のシャーベット化は一段
と促進される。攪拌による雪のシャーベット化は、融雪
槽の規模やその規模に応じて投入される雪の量によって
当然異なる。又、ここで用いる攪拌手段は、特別なもの
である必要はなく、要は、融雪槽や投入される雪の量に
相応して、雪のシャーベット化を促すに足る装置であれ
ばよい。雪がシャーベット化されたシャーベット状物質
は、それが細かい氷であることから、当然、水の上層に
浮かぶ。そして、融雪槽の規模、特にその水面の面積に
対して、生成されるシャーベット状物質が多くなればな
るほど、水面付近におけるシャーベット状物質の層は厚
くなる。
に投入するだけでなく、投入された雪を適度に攪拌する
とよい。この攪拌によって、雪のシャーベット化は一段
と促進される。攪拌による雪のシャーベット化は、融雪
槽の規模やその規模に応じて投入される雪の量によって
当然異なる。又、ここで用いる攪拌手段は、特別なもの
である必要はなく、要は、融雪槽や投入される雪の量に
相応して、雪のシャーベット化を促すに足る装置であれ
ばよい。雪がシャーベット化されたシャーベット状物質
は、それが細かい氷であることから、当然、水の上層に
浮かぶ。そして、融雪槽の規模、特にその水面の面積に
対して、生成されるシャーベット状物質が多くなればな
るほど、水面付近におけるシャーベット状物質の層は厚
くなる。
【0008】融雪槽からのシャーベット状物質の取り出
しについて。融雪槽内のシャーベット状物質の取り出し
は、上記のシャーベット状物質の層の厚さを厚くするほ
ど、容易となり、且つ、その層の上層部では、余計な水
を含まない良質のシャーベット状物質が得られる。具体
的な、取り出し方法は、シャーベット状物が極めて流動
的性質を備えていることから、水に浮かぶ上物を自然と
流し取るように、例えば、回収樋を融雪槽に設けても良
い。勿論、これに限らず、掬い取り方式の装置を用いて
もよい。
しについて。融雪槽内のシャーベット状物質の取り出し
は、上記のシャーベット状物質の層の厚さを厚くするほ
ど、容易となり、且つ、その層の上層部では、余計な水
を含まない良質のシャーベット状物質が得られる。具体
的な、取り出し方法は、シャーベット状物が極めて流動
的性質を備えていることから、水に浮かぶ上物を自然と
流し取るように、例えば、回収樋を融雪槽に設けても良
い。勿論、これに限らず、掬い取り方式の装置を用いて
もよい。
【0009】シャーベット状物質の成型について(その
1)。シャーベット状物質の成型については、2通りの
方式がある。その一つはプレス型方式であり、今一つは
流し込み型方式である。先ず、プレス型方式について説
明する。プレス型方式は、内部側に所望の形を穿った一
対の型の双方若しくは一方にシャーベット状物質を充填
した上で、両方の型を合わせるよう圧力を加えてプレス
する方式である。この方式自体は、既存の例えば、粘土
等を材料とするプレス成型と同じ内容である。しかし、
本願発明では、本来、プレスするに際しては好ましくな
い水を若干含むシャーベット状物質がプレス対象である
ため、良好な成型品を得るために水を除く工夫を施すと
最適であった。即ち、プレス圧が加わる際に型の内部に
生ずる若干の水を抜くため、シャーベットの固形粒子を
通さない程度の水抜穴を型の内部から外に向けて形成し
ておくのが良い。このに水抜穴を型に設けることによ
り、加圧の際に、シャーベット状物質中から水が自然と
抜け、シャーベットの固形粒子のみで成型でき、良好な
成型品が得られるのである。
1)。シャーベット状物質の成型については、2通りの
方式がある。その一つはプレス型方式であり、今一つは
流し込み型方式である。先ず、プレス型方式について説
明する。プレス型方式は、内部側に所望の形を穿った一
対の型の双方若しくは一方にシャーベット状物質を充填
した上で、両方の型を合わせるよう圧力を加えてプレス
する方式である。この方式自体は、既存の例えば、粘土
等を材料とするプレス成型と同じ内容である。しかし、
本願発明では、本来、プレスするに際しては好ましくな
い水を若干含むシャーベット状物質がプレス対象である
ため、良好な成型品を得るために水を除く工夫を施すと
最適であった。即ち、プレス圧が加わる際に型の内部に
生ずる若干の水を抜くため、シャーベットの固形粒子を
通さない程度の水抜穴を型の内部から外に向けて形成し
ておくのが良い。このに水抜穴を型に設けることによ
り、加圧の際に、シャーベット状物質中から水が自然と
抜け、シャーベットの固形粒子のみで成型でき、良好な
成型品が得られるのである。
【0010】シャーベット状物質の成型について(その
2)。次に、流し込み型方式について説明する。この流
し込み型方式は、使用時に於ける正常な成型品の姿勢の
天地即ち上下を転倒させ状態の、充填される空間が形成
された一つの型に、シャーベット状物質を流し込む、と
いう方式である。この場合には、必ずしも必要ではない
が、型の底に、シャーベットの固形粒子を通さない程度
の水抜穴を内部から外に向けて形成しておいてもよい。
又、型に流し込まれるシャーベット状物質は、自然、型
の上部側に若干盛り上がる程度に流し込まれることなる
であろう。この場合は、型の上部側に盛り上がる余分な
シャーベット状物質は適当な方法で除去する必要があ
る。この除去手段としては、例えば、へら状部材で、型
の上部側に盛り上がるシャーベット状物質を水平となる
ように、削り取る方法がある。このような流し込み方式
は比較的量産向きである。というのは、この方式では、
型を帯状に並べて、ベルトコンベア方式で移動させなが
ら、一定位置で、順次移動して来る型にシャーベット状
物質を流し込み、充填しながら、充填後に盛り上がる余
分なシャーベット状物質を一定位置に設けた除去手段と
して、例えばそれがへら状部材であれば、そのへら状部
材の下を潜らせることにより、順次、除去して行くこと
ができるからである。
2)。次に、流し込み型方式について説明する。この流
し込み型方式は、使用時に於ける正常な成型品の姿勢の
天地即ち上下を転倒させ状態の、充填される空間が形成
された一つの型に、シャーベット状物質を流し込む、と
いう方式である。この場合には、必ずしも必要ではない
が、型の底に、シャーベットの固形粒子を通さない程度
の水抜穴を内部から外に向けて形成しておいてもよい。
又、型に流し込まれるシャーベット状物質は、自然、型
の上部側に若干盛り上がる程度に流し込まれることなる
であろう。この場合は、型の上部側に盛り上がる余分な
シャーベット状物質は適当な方法で除去する必要があ
る。この除去手段としては、例えば、へら状部材で、型
の上部側に盛り上がるシャーベット状物質を水平となる
ように、削り取る方法がある。このような流し込み方式
は比較的量産向きである。というのは、この方式では、
型を帯状に並べて、ベルトコンベア方式で移動させなが
ら、一定位置で、順次移動して来る型にシャーベット状
物質を流し込み、充填しながら、充填後に盛り上がる余
分なシャーベット状物質を一定位置に設けた除去手段と
して、例えばそれがへら状部材であれば、そのへら状部
材の下を潜らせることにより、順次、除去して行くこと
ができるからである。
【0011】成型後の成型品の固化手段について(その
1)。上記いずれの成型方式であっても、その成型品の
固さが十分であれば、差支えないが、固さが十分でない
場合には、成型品がその形を保持し、保存及び実際の使
用に耐え得るに必要な固さを与える必要がある。この成
型品に固さを与える固化手段としては、次の二つの手段
が考えられる。勿論、この二つの手段を併用しても良い
し、その一つのみを用いても良い。先ず、固化手段の一
つは、成型品に塩分を吹き付ける塩分吹付法である。周
知のように、氷の表面に塩を吹付けたり、氷粒に塩を混
ぜ込むと温度が低下する。塩分吹付法は、この原理を用
いたもので、成型品の表面に適量の塩分を吹付ける事を
内容とする。吹付は、文字道理の吹付けに限らず、噴霧
をも含む。
1)。上記いずれの成型方式であっても、その成型品の
固さが十分であれば、差支えないが、固さが十分でない
場合には、成型品がその形を保持し、保存及び実際の使
用に耐え得るに必要な固さを与える必要がある。この成
型品に固さを与える固化手段としては、次の二つの手段
が考えられる。勿論、この二つの手段を併用しても良い
し、その一つのみを用いても良い。先ず、固化手段の一
つは、成型品に塩分を吹き付ける塩分吹付法である。周
知のように、氷の表面に塩を吹付けたり、氷粒に塩を混
ぜ込むと温度が低下する。塩分吹付法は、この原理を用
いたもので、成型品の表面に適量の塩分を吹付ける事を
内容とする。吹付は、文字道理の吹付けに限らず、噴霧
をも含む。
【0012】成型後の成型品の固化手段について(その
2)。次の固化手段は、成型品を急速冷凍処理する急冷
凍法である。実験によると、マイナス30度程度で急冷
凍することで、十分な固さが得られた。急速冷凍処理方
式は、周知、既存の方式で行えば足る。
2)。次の固化手段は、成型品を急速冷凍処理する急冷
凍法である。実験によると、マイナス30度程度で急冷
凍することで、十分な固さが得られた。急速冷凍処理方
式は、周知、既存の方式で行えば足る。
【0013】成型品の保存について。成型品の保存は、
保冷庫に収納して保存する。本発明では、原価が零に等
しい雪を原材料とした成型品であるから、保冷庫に成型
品を大量に詰め込むほど、成型品自身の冷気で、保冷作
用が働く。このため、保冷庫の保冷に要する消費電力は
極めて小さくて済み、経済的である。
保冷庫に収納して保存する。本発明では、原価が零に等
しい雪を原材料とした成型品であるから、保冷庫に成型
品を大量に詰め込むほど、成型品自身の冷気で、保冷作
用が働く。このため、保冷庫の保冷に要する消費電力は
極めて小さくて済み、経済的である。
【0014】尚、上記実施例では、成型品に着いて説明
したが、成型品を単なる立方体や直方体に形成して、こ
れを氷製彫刻の原材料として提供することもできる。従
って、本明細書でいう成型品とは、某かの造型が施され
た形状のものに限らず、一般的には造型されていないと
認められる単純な形態、例えば、立方体や直方体などの
形状のものをも含むものとする。
したが、成型品を単なる立方体や直方体に形成して、こ
れを氷製彫刻の原材料として提供することもできる。従
って、本明細書でいう成型品とは、某かの造型が施され
た形状のものに限らず、一般的には造型されていないと
認められる単純な形態、例えば、立方体や直方体などの
形状のものをも含むものとする。
【0015】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
氷を原材料とする従来の製法に比べて、天然の雪を原材
料とするため、料理用の皿等の器や観賞用の置物など、
低価格の氷製の成型品を提供することができる。従っ
て、冬季に比較的生産性が低下する降雪地方において、
地域の産業を振興する基幹産業となりえ、地域産業の発
展に寄与できる。又、成型に当たり、前処理として、雪
をシャーベット状とするため、原材料となる雪質を選ぶ
必要がない。又、雪をシャーベット状とすることによっ
て、氷を削っての製造に比べて、成型が容易であり、且
つ量産することができる。請求項2乃至請求項3の発明
によれば、塩分を吹付けることによって、成型品の表面
をザラ目状態に加工することができ、趣の違った氷製の
成型品を提供できる。又、塩分を吹付けることによっ
て、成型品の表面温度を急激に引き下げ、冷凍効果によ
る成型品の型崩れの防止が図られると共に、保存期間を
その分延長することができる。請求項4乃至請求項5の
発明によれば、急冷凍により成型品の温度を一段と下げ
ることができ、成型品自体の堅牢化と型崩れ防止、更に
は、長期保存性を高めることができる。請求項5の発明
によれば、原価が零に等しい雪を原材料とした氷製品で
ある上、それ自体冷凍化されているから、保冷庫に成型
品を大量に詰め込むほど、成型品自身の冷気で、保冷作
用が永続し、保冷庫の保冷用の電熱量が極めて小さくて
済み、経済的である。従って又、年間を通じて低価格の
氷製の成型品を提供することができる。
氷を原材料とする従来の製法に比べて、天然の雪を原材
料とするため、料理用の皿等の器や観賞用の置物など、
低価格の氷製の成型品を提供することができる。従っ
て、冬季に比較的生産性が低下する降雪地方において、
地域の産業を振興する基幹産業となりえ、地域産業の発
展に寄与できる。又、成型に当たり、前処理として、雪
をシャーベット状とするため、原材料となる雪質を選ぶ
必要がない。又、雪をシャーベット状とすることによっ
て、氷を削っての製造に比べて、成型が容易であり、且
つ量産することができる。請求項2乃至請求項3の発明
によれば、塩分を吹付けることによって、成型品の表面
をザラ目状態に加工することができ、趣の違った氷製の
成型品を提供できる。又、塩分を吹付けることによっ
て、成型品の表面温度を急激に引き下げ、冷凍効果によ
る成型品の型崩れの防止が図られると共に、保存期間を
その分延長することができる。請求項4乃至請求項5の
発明によれば、急冷凍により成型品の温度を一段と下げ
ることができ、成型品自体の堅牢化と型崩れ防止、更に
は、長期保存性を高めることができる。請求項5の発明
によれば、原価が零に等しい雪を原材料とした氷製品で
ある上、それ自体冷凍化されているから、保冷庫に成型
品を大量に詰め込むほど、成型品自身の冷気で、保冷作
用が永続し、保冷庫の保冷用の電熱量が極めて小さくて
済み、経済的である。従って又、年間を通じて低価格の
氷製の成型品を提供することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽にお
いて攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャ
ーベット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工
程と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程
とから成ることを特徴とする雪を原材料とする成型品の
製造方法。 - 【請求項2】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽にお
いて攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャ
ーベット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工
程と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程
と、成型された成型品に塩分を吹き付ける工程とから成
ることを特徴とする雪を原材料とする成型品の製造方
法。 - 【請求項3】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽にお
いて攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャ
ーベット状態物を取り出し成型器にてプレス成型する工
程と、プレス成型の際に成型器内の水を外へ逃がす工程
と、成型された成型品に塩分を吹き付ける工程と、塩分
を吹き付けられた成型品を急冷凍する工程とから成るこ
とを特徴とする雪を原材料とする成型品の製造方法。 - 【請求項4】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽にお
いて攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャ
ーベット状態物を取り出す工程と、取り出されるシャー
ベット状態物を成型器に充填する工程と、充填されたシ
ャーベット状態物を急冷凍する工程とから成ることを特
徴とする雪を原材料とする成型品の製造方法。 - 【請求項5】 雪を融雪槽に入れる工程と、融雪槽にお
いて攪拌しシャーベット状と成す工程と、融雪槽のシャ
ーベット状態物を取り出す工程と、取り出されるシャー
ベット状態物を成型器に充填する工程と、充填されたシ
ャーベット状態物を急冷凍により成型品とする工程と、
急冷凍された成型品を保冷庫にて保存する工程とから成
ることを特徴とする雪を原材料とする成型品の製造方
法。 - 【請求項6】 成型品は料理用の器であることを特徴と
する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5に記載の雪を原材料とする成型品の製造方法。 - 【請求項7】 成型品は観賞用の氷製品であることを特
徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
求項5に記載の雪を原材料とする成型品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35481595A JPH09184671A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 雪を原材料とする成型品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35481595A JPH09184671A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 雪を原材料とする成型品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184671A true JPH09184671A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18440089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35481595A Pending JPH09184671A (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 雪を原材料とする成型品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184671A (ja) |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP35481595A patent/JPH09184671A/ja active Pending
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