JPH09184930A - 非接触式光プローブおよびその製造方法、および そのプローブを用いた光記録再生装置若しくは 走査型近接場顕微鏡 - Google Patents

非接触式光プローブおよびその製造方法、および そのプローブを用いた光記録再生装置若しくは 走査型近接場顕微鏡

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JPH09184930A
JPH09184930A JP8000807A JP80796A JPH09184930A JP H09184930 A JPH09184930 A JP H09184930A JP 8000807 A JP8000807 A JP 8000807A JP 80796 A JP80796 A JP 80796A JP H09184930 A JPH09184930 A JP H09184930A
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light
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optical probe
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Hisao Osawa
日佐雄 大澤
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、光の波長に比べ微小な開口
部を有した近接場顕微鏡用プローブまたは光記録再生用
ヘッドにおいて、強い光強度を有したプローブまたはヘ
ッドを提供することにある。 【解決手段】 一端が非常に微小な開口径を有し、光を
透過する物質で形成された中空の管1と、中空の管1の
外面に形成され、中空の管1の内部を伝搬する光を内面
で反射する反射膜2と、中空の管1の内部に有し、光が
透過し中空の管1を形成する物質よりも高い屈折率を有
する物質で形成された導波路部3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度光記録再生
装置、および走査型近接場顕微鏡に関し好適な非接触式
光プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生物学や半導体デバイス開発など
広い分野において、非接触、非破壊の高分解能顕微鏡の
重要性が高まっている。従来使用されてきた光学顕微鏡
は、非接触、非破壊という面では優れた特性を持ってい
たが、決増光学系を用いるという原理上、回折限界によ
る分解能の制限のため使用範囲が限られてきた。
【0003】これらの問題を解決し、しかも試料の光学
的な性質が高い分解能で得られる技術に走査型近接場顕
微鏡がある。この走査型近接場顕微鏡としては、特開昭
59−121310号の公報で詳しく説明されている。
この走査型近接場顕微鏡の基本原理は、非測定物を照射
すべく光源から放射された照明光の波長よりも小さい開
口によって被測定物の表面を走査し、試料表面の表面形
状、試料表面の光学的特性等を測定するもので、開口を
被測定物から開口径よりも短い距離において走査するこ
とから、走査型近接場顕微鏡と呼ばれている。
【0004】波動の理論からすれば、通常の光学顕微鏡
の分解能はλ/2程度で制約されるため可視光領域では
200〜300nmが限度とされている。しかし、上述
のような波長より小さい微小な開口に光を導くと、通常
の光の用に自由空間を広がることはできないが、開口付
近にしみだす光電場が存在する。この光電場は消滅波
(エバネッセント波)と呼ばれるもので、これで測定表
面を照射することで高分解能な光学的測定を可能として
いる。
【0005】図3は、このような走査型近接場顕微鏡の
従来例を示すものである。これを概略説明すると、図示
されていない除振装置上に設けられた基台31が設けら
れており、基台31上に設けられたステージ33は、図
示されていない駆動装置によってX,Y方向にそれぞれ
独立に移動制御されるようなっている。また、このステ
ージ33上には、被測定物34が載置できるようになっ
ている。また、基台31には支柱32が備えられてお
り、この支柱32の先端アーム部35に垂直調節装置3
6が設けられている。この垂直調節装置36には、光源
およびプローブ38が取り付けられている。このプロー
ブには微小な開口37が設けられており、試料表面に微
小な開口37からの光電場を照射する。そして、試料表
面で反射した光をセンサー39で受光する。センサー3
9に入射した光は光ファイバー391によって光検出器
392に導かれ、電気信号に変換される。
【0006】この様な装置で試料表面上の各点における
この光強度を測定し、これを表示装置等で再構成すれ
ば、試料表面の光学的な状態を高い分解能で得ることが
できる。一方、前述のような走査型近接場顕微鏡を応用
して、光記録媒体上へ高密度情報記録再生を行う提案
が、米国特許明細書第4,684,206号でなされて
いる。
【0007】図4は、上述の走査型近接場顕微鏡を応用
した光記録媒体情報記録再生装置の一例を示した図であ
る。図3で示したような微小な開口37を有したプロー
ブが光記録媒体41上につるされている。この光記録媒
体41は従来の光記録媒体と同様に円盤状の形状を有し
ており、図示されていない回転駆動手段によって回転可
能とされている。そして、光源およびプローブ38はア
ーム42に取り付けられており、このアーム42は矢印
43の向きに移動可能となっている。微小な開口37と
光記録媒体41との距離は、光源の発する光の波長より
も近い位置に制御されている。
【0008】光記録媒体41が回転する一方、開口37
が光記録媒体の直径方向に移動可能であるため、光記録
媒体41上の所望の一点に微小な開口37を位置付ける
ことが可能であり、このときに光源を発光させれば、光
記録を行うことができる。ところで、上述の走査型近接
場顕微鏡の分解能、及びこれを応用した光記録再生装置
の記録単位の大きさは、微小な開口37の直径にほぼ等
しいことが知られており、走査型近接場顕微鏡の分解
能、光記録再生装置の記録密度を高めるためには、微小
な開口37の直径を小さくすることが必要である。
【0009】ところで、従来の微小な開口を有したプロ
ーブの例を図5に示す。この図5に示したプローブは、
ピラミッド型の透明な結晶51の下端には所望の開口半
径と同程度またはそれよりも小さい曲率半径rcを持つ
切子面により形成される鋭い先端を持っており、結晶5
1の表面には光源からの光に対し十分不透明となる厚さ
を持つ金属被膜52が成膜されている。
【0010】このプローブの先端部の形成法としては、
最初に所望の形状を有した結晶51の金属被膜52を被
覆し、結晶の先端部に被覆された金属被膜52を除去
し、所望の分解能程度の領域にわたって結晶51を露呈
する。このとき結晶51のうち露呈した部分及びその周
辺の金属被膜のごく薄い部分が微小な開口37となる。
また、この様な透明な結晶51の代わりに先端をテーパ
ー状に加工した光ファイバーが用いられることもある。
【0011】また、他の一例として、図6に示すように
先端を細くした中空のガラス管(マイクロピペット)6
1を用いるようなものもある(米国特許明細書第4,9
17,462号)。そして、遮光のための金属被覆62
を成膜してある。この様に中空のガラス管を用いたこと
により開口37を形成する工程が必要なくなるという長
所がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の2つ
の手法による開口には以下のような問題点がある。ま
ず、透明な結晶を用いてプローブを製作する場合、微小
な開口部を形成する際に、鋭い先端が形成された結晶体
に微小な開口部を設ける方法が確立されていない。
【0013】たとえば、結晶体の先端部において被覆さ
れた金属被膜を除去する方法として、イオン切削により
その先端部の一部を切り落とす方法や、先端部をガラス
板などに衝突させてや先端部の一部を結晶体と共に除去
する方法が提案されているが、この手法ではプローブ先
端部の開口径を制御することは大変困難であるうえ、開
口径の小さいものが得られにくいという問題点がある。
【0014】また一方、マイクロピペットを用いてプロ
ーブを形成されたものは、マイクロピペット内部は中空
であるため、光はほとんどが屈折率の高いマイクロピペ
ットを形成しているガラスに伝搬してしまう。マイクロ
ピペットの外周を覆っている金属被膜は反射率100%
を有していないため、金属被膜に光が反射する度に光が
減衰してしまう。
【0015】特に開口部付近はガラスピペットの径がだ
んだんと小さくなる形状を有しているため、光の金属被
膜による反射回数が多くなるため、開口部に到達する光
はかなり減衰された状態になる。よって、開口部に到達
する光強度が僅かになってしまうため、開口部からの光
電場を用いた物理的作用を利用する装置とって、その強
度不十分になってしまう。
【0016】以上のように、本発明の目的は、光の波長
に比べ微小な開口部を有した近接場顕微鏡用プローブま
たは光記録再生用ヘッドにおいて、強い光強度を有した
プローブまたはヘッドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態では、一端が非常に微小な開口
径を有し、光を透過する物質で形成された中空の管と、
中空の管の外面に形成され、中空の管の内部を伝搬する
光を内面で反射させる反射膜と、中空の管の内部に有
し、その光が透過し中空の管を形成する物質よりも高い
屈折率を有する物質で形成された導波路部とを備えた。
【0018】また、本発明の第2の形態では、開口径
は、使用光源が発する波長よりも小さい開口径であるこ
ととした。本発明の第3の形態では、中空の管を形成し
光を透過する物質は、ガラス素材であることとした。ま
た、本発明の第4の形態では、導波路部は液体状の物質
を硬化させて形成したこととした。
【0019】また、本発明の第5の形態では、導波路部
は、イマージョンオイルまたはエポキシ系接着剤で形成
されていることとした。また、本発明の第6の形態で
は、反射膜は、金属材料で形成されていることとした。
本発明での第7の形態では、一端が非常に微小な開口径
を有し光を透過する物質で形成された中空の管の一端
を、光を透過し中空の管を形成する物質よりも高い屈折
率を有し経時的に硬化する液体状の透明の導波路部形成
物質に浸し、導波路部形成物質を毛細管現象により一端
から前記中空の管の内部に導入し、中空の管の内部に導
入された導波路部形成物質を硬化させて非接触式光プロ
ーブを製造することとした。
【0020】更に本発明の第8の形態では、先の本発明
の第7の形態について、導波路部形成物質は、イマージ
ョンオイルまたはエポキシ系接着剤であることとした。
本発明の第9の形態では、光源と、一端が非常に微小な
開口径を有し、光が透過する物質で形成された中空の管
と、中空の管の外面に形成されその中空の管の内部を伝
搬する光を内面で反射させる反射膜と、中空の管の内部
に有し、光が透過し中空の管を形成する物質よりも高い
屈折率を有する物質で形成された導波路部とを備え、他
端の開口部から光源の光を入射して、一端から記録媒体
へ記録または読みとりのための光電場を照射する非接触
式光プローブと、一端から記録媒体へ光電場が照射さ
れ、記録媒体から放射された光を受光して電気信号に変
換する光検出部とを備えたこととした。
【0021】また、本発明の第10の形態では、本発明
の第9の形態に更に、導波路部は、粘性の高い液体状の
物質を硬化させて形成したこととした。また、本発明の
第11の形態では、本発明の第10の形態に、更に導波
路部は、イマージョンオイルまたはエポキシ系接着剤で
形成されていることとした。また、本発明の第12の形
態では、先の本発明の第9の形態に更に、非接触式光プ
ローブを複数個有したこととした。
【0022】また、本発明の第13の形態では、先の本
発明の第9の形態で更に、非接触式光プローブを支持
し、前記プローブを駆動することのできる駆動手段を備
えたこととした。また、本発明の第14の形態では、光
源と、一端が非常に微小な開口径を有し、光が透過する
物質で形成された中空の管と、その中空の管の外面に形
成され、その中空の管の内部を伝搬する光を内面で反射
させる反射膜と、中空の管の内部に有し、光が透過し中
空の管を形成する物質よりも高い屈折率を有する物質で
形成された導波路部とを備え、他端の開口部から光源の
光を入射して、一端から被測定物に光電場を照射する非
接触式光プローブと、一端から被測定物へ光電場が照射
され、被測定物から放射された光を受光して電気信号に
変換する光検出部と、非接触式光プローブと被測定物と
を相対的に走査する走査手段とを備えたこととした。
【0023】また、更に本発明の第15の形態では、本
発明の第14の形態での開口径について、使用光源が発
する波長よりも小さい開口系であることとした。また、
更に本発明の第16の形態では、本発明の第14の形態
での中空の管をする光が透過する物質について、ガラス
素材であることとした。また、更に本発明の第17の形
態では、導波路部について、液体状の物質を硬化させて
形成したこととした。
【0024】また、更に本発明の第18の形態では、導
波路部については、イマージョンオイルまたはエポキシ
系接着剤で形成されていることとした。また、更に本発
明の第19の形態では、反射膜は、金属物質で形成され
ていることとした。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例を挙げ
て更に詳しく本発明を説明する。しかし、本発明はここ
で説明する実施の形態に限られるものではない。最初に
図1を用いて本発明の実施の第1の形態を説明する。と
ころで、この図1は、本発明の実施の第1の形態の非接
触式光プローブを示した図である。
【0026】このプローブは、ガラスで出来た中空のマ
イクロピペット1に外側を光の反射率が高い物質である
金属で被覆し、金属被覆2を形成している。この金属被
覆2は、スパッタリング法または真空蒸着法によりマイ
クロピペット1を被覆している。また、被覆する箇所と
しては、マイクロピペット1の外側の表面と、マイクロ
ピペット1の開口部7側の端面にも金属被覆2を施して
いる。この様に開口部のマイクロピペット1の端面に金
属被覆を施すことで、このプローブを用いた近接場光学
顕微鏡に用いた場合、この顕微鏡の横分解能を高くする
ことが出来る。また、マイクロピペット1の開口部7は
光源として使用する波長よりもその直径が小さい形状を
有している。
【0027】また、本発明の実施の第1の形態では、こ
のマイクロピペット1の内部に、屈折率が少なくとも空
気より大きい透明な物質を充填して、中心導波路3を形
成している。特に本発明の実施の第1の形態では、マイ
クロピペット1を構成しているガラスよりも屈折率の大
きい物質であるエポキシ系接着剤(屈折率:1.6以
上)を充填した。また、他の物質として屈折率1.5〜
1.6のエマージョンオイルなどを充填することでも良
い。
【0028】この様に一端の開口部7が使用光源が発す
る波長よりも小さい開口径を有したマイクロピペット1
を用い、その外側に金属被覆2を施して、マイクロピペ
ット1の内部には、中心導波路3としてエポキシ系接着
剤を充填したプローブを製作した。従来用いていた中空
のマイクロピペットを用いたプローブでは、マイクロピ
ペット1のガラスの部分の屈折率が一番高いため、開口
部7の反対側の端から入射した光はほとんどマイクロピ
ペット1のガラス部中を伝搬してしまった。そのため、
その光は全てが開口部へ到達することができず、開口部
近傍の端面に被覆されている金属被膜2によって再び光
源の方向へ逆戻りする光が発生し、効率よく光を開口部
に到達させることができなかった。
【0029】しかしながら、上記のようにマイクロピペ
ット1の内部に空気よりも高い屈折率を有する透明な物
質を封入することで、光電場のほとんどを中心導波路3
中にとじこめることができるようになったので、効率良
く光源からの光を開口部に到達させることが出来た。よ
って、この本発明の実施の第1の形態でのプローブを用
いることで、開口部から発生する光電場(エバネッセン
ト波)の強度を強くすることが出来た。
【0030】次に、本発明の実施の第1の形態であるプ
ローブを製造する実施の形態を本発明の実施の第2の形
態として説明する。本発明の実施の第2の形態であるプ
ローブの製造方法は、以下に示す手順で製作した。最初
に、プローブを形成するマイクロピペットを製作するた
めに、パイレックスガラスや石英ガラスなどで出来た中
空のガラス管の一部を加熱し、軸方向に引っ張る。この
方法は、通常のマイクロピペットの作製法であるが、中
空のガラス管の一部に加熱するときの加熱温度および軸
方向に引っ張るときの力を調節して、開口部が所望の微
小の開口径を備えているマイクロピペットを得ることが
できる。
【0031】マイクロピペットが完成したら、次に真空
蒸着装置に作製したマイクロピペットを載置して、マイ
クロピペットの外周を金属被覆するための工程に入る。
この工程では、被覆する金属素材を蒸発源に載置し、こ
の金属素材を溶融・蒸発させて、マイクロピペットの外
周に金属被覆を形成した。この時、蒸発した金属素材が
マイクロピペットの開口部を塞がないようにするため、
蒸発した金属が飛散して行く方向に対して、マイクロピ
ペットの軸方向がほぼ直交するように配置した、更にマ
イクロピペットの微小な開口径を有した開口部側を蒸発
源に近くなるように設置するとマイクロピペットの微小
な開口径を有する開口部がふさがり難くなる。
【0032】金属被覆されたマイクロピペットが完成し
たら、次に中心導波路を形成する行程を行う。微小な開
口径を有する開口部を充填液に浸す。そして、充填液を
マイクロピペットの中空の内部に導入する導入方法は、
毛細管現象を利用して導入する。このマイクロピペット
は微小な開口径を有する開口部を持っているため、この
毛細管現象が発生しやすい。従って、微小な開口径を有
する開口部を充填液に浸すことによって、簡単にマイク
ロピペットの中空の内部に導入することができる。
【0033】ところで、この充填液については、光源の
発する光の波長域に置いて透明な物質であれば、多少な
りとも効果はあるが、本発明の実施の第2の形態では、
マイクロピペットの材質よりも大きい屈折率を有するエ
ポキシ系接着剤(屈折率が1.5以上)を用いた。ま
た、このプローブの使用中に充填液が開口部からしみ出
すのを防ぐため、充填液としては何らかの方法で硬化で
きる物質が好ましく、その点で本発明の実施の第2の形
態では、エポキシ系接着剤を用いた。また、他に挙げら
れる充填液としては、光を照射することによって硬化す
る物質、加熱することで硬化する物質、または液だれが
起きにくいイマージョンオイルなどを用いることでも構
わない。
【0034】また、充填液として用いたエポキシ系接着
剤が大きい粘性を持っていて毛細管現象が起こりにくい
場合があるときは、マイクロピペット及び充填液を摂氏
50〜70度に加熱し、粘性を小さくして作業を行えば
良い。次に、用いた充填液が硬化可能な場合は、所定の
方法で中心導波路に導入された充填液を硬化する工程を
行う。
【0035】本発明の実施の第2の形態では、摂氏80
〜100度の温度で加熱して硬化を行う。この様にし
て、このプローブを使用中に液だれの発生を阻止するこ
とができた。以上の本発明の実施の第2形態で製作され
たプローブ及び本発明の実施の第1の形態のプローブで
は、開口部から発生する光電場の強度大きくすることが
できた。
【0036】以上のプローブでは、微小な開口径を有す
る開口部とは反対側から光を導入した場合、一端に微小
な開口径を有した開口部を有した中空のマイクロピペッ
トを金属被覆しただけのプローブに比べ、更に屈折率
1.6の透明なエポキシ系接着剤を充填し加熱硬化させ
たプローブは、強い光電場を発生させることができた。
従って、このプローブを走査型近接場顕微鏡のプローブ
として用いることで、S/N比の高い走査型近接場顕微
鏡が得られるようになった。
【0037】この様にS/N比の高い走査型近接場顕微
鏡を用いることで、観測点1点当たりの観測短縮をさせ
ることができ、高速で試料表面を観察することができる
ようになった。次に、上記本発明の実施の第1の形態お
よび本発明の実施の第2の形態で作製されたプローブを
用いた光記録再生装置を本発明の実施の第3の形態とし
て説明する。
【0038】本発明の実施の第3の形態である光記録再
生装置を図2に示す。この光記録再生装置は、L字型の
形状を有した支持台21に固定された図示していないモ
ーターによりターンテーブル22を回転している。この
ターンテーブル22は光記録媒体23を載置できるよう
になっており、このターンテーブル22が回転すること
により光記録媒体23も回転することができる。また、
この支持台21には、図2に示すようにプローブ27を
支持するX軸アーム25が固定されている。このX軸ア
ーム25は、光記録媒体23の直径方向に伸縮すること
ができる。このX軸アーム25を駆動することでプロー
ブを光記録媒体23の任意の場所に移動することが出来
る。
【0039】ところで、このX軸アームには、プローブ
27を支持しかつプローブ27の光記録媒体23に対し
て垂直方向に駆動するための垂直調節機構26が固定さ
れている。この垂直調節機構26を駆動することによっ
て、プローブの先端と光記録媒体との距離を調節するこ
とができる。また、この垂直調整機構26には、受光素
子支持部材29が固定されており、この受光素子支持部
材29にはフォトディテクター28が固定されている。
また、このフォトディテクター28の入射面には図示さ
れていない光学系が備えられており、この光学系も垂直
調整機構26に固定されている。またプローブ27につ
いては、本発明の実施の第1の形態の比接触式プローブ
を用いた。このプローブは、微小な開口径を有した開口
部を光記録媒体23側になるように固定されている。ま
た、その開口部とは他端側には光ファイバーが接続され
ている。この光ファイバーは発光手段24に接続されて
いる。この発光手段24は、半導体レーザーと光変調器
から構成され、発光手段制御手段230によって駆動・
制御されている。
【0040】ところで、光記録媒体から放出された光
は、フォトディテクター28で受光されて電気信号に変
えられ、コンパレーター(比較器)231に入力され
る。このコンパレーター231でフォトディテクター2
8からの信号を2値化し、デジタル信号に変換して制御
手段233に入力される。また、X軸アーム25および
垂直調整機構の制御は駆動制御手段232によって制御
されている。また、駆動制御手段232から制御手段2
33へは、プローブの光記録媒体に対する現在位置を示
す信号を出力する。そして、制御手段ではコンパレータ
ー231から出力された光記録媒体232から放出され
た光に関する信号によって、光記録媒体に記録された信
号が入力され、また駆動制御手段232からの位置に関
する信号と共に、光記録媒体に記録された信号を読み出
しバッハァ234に出力する。
【0041】また、光記録媒体に記録時は、図示されて
いない入力手段で記録したい情報が制御手段233に入
力される。そして、制御手段233からは駆動制御手段
232へ所望の記録される光記録媒体の位置に関する信
号が出力され、また制御手段233から発光手段制御手
段230でプローブ28へ入射される光の変調が行われ
る。そしてプローブ28の位置に応じて、微小な開口径
を有する開口部から変調された光電場が発生し、光記録
媒体に記録される。
【0042】ところで、光記録媒体の記録再生時には常
に制御手段233によって図示されていないターンテー
ブルを駆動するモーターを制御している。以上のような
光記録再生装置では、使用したプローブの分解能が非常
に高いため高密度で記録再生を行うことが出来、かつ強
い強度を発するため、光記録媒体へ必要な記録するため
の光量および光記録媒体から読みとるための光量が非常
に短時間で稼ぐことが出来、非常に短時間で記録再生が
可能となった。
【0043】
【発明の効果】本発明では、以上に説明した様に、高屈
折率物質を内部に封入したことで、開口径の大小によら
ず高い強度を発生する非接触式プローブができた。この
様に強度が大きくなるため、このプローブによる分解能
を向上することが出来、かつこのプローブを用いた装置
の作業時間を短縮することが出来た。特に、光記録再生
装置に用いることで非常に高分解能でかつ読み込みまた
は書き込み時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】:本発明の実施の第1形態の非接触式プローブ
を示した図である。
【図2】:本発明の実施の第3の形態の光記録再生装置
を示した図である。
【図3】:従来の非接触式光プローブを用いた走査型近
接場顕微鏡の概略図である。
【図4】:従来の非接触式光プローブを用いた光記録再
生装置を示した図である。
【図5】:従来の非接触式光プローブを示した図であ
る。
【図6】:従来の非接触式光プローブを示した図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロピペット 2 金属被膜 3 中心導波路 7 開口部 21 支持台 22 ターンテーブル 27 非接触式光プローブ 28 受光手段 24 発光手段 25 X軸アーム 26 垂直調整機構 230 発光手段制御手段 231 コンパレーター 232 駆動装置制御手段 233 制御手段 236 垂直調整機構 31 基台 32 支柱 33 ステージ 34 被測定物 35 先端アーム部 36 垂直調整機構 37 開口 38 プローブ 39 センサー 391 光ファイバー 392 光検出器 41 光記憶媒体 42 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/22 G11B 7/22

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が非常に微小な開口径を有し、光を
    透過する物質で形成された中空の管と、 前記中空の管の外面に形成され、前記中空の管の内部を
    伝搬する光を内面で反射する反射膜と、 前記中空の管の内部に有し、光が透過し前記中空の管を
    形成する物質よりも高い屈折率を有する物質で形成され
    た導波路部とを備えたことを特徴とする非接触式光プロ
    ーブ
  2. 【請求項2】 前記開口径は、使用光源が発する波長よ
    りも小さい開口系であることを特徴とする請求項1記載
    の非接触式光プローブ
  3. 【請求項3】 前記中空の管を形成し光を透過する物質
    は、ガラス素材であることを特徴とする請求項1記載の
    非接触式光プローブ
  4. 【請求項4】 前記導波路部は、液体状の物質を硬化さ
    せて形成したことを特徴とする請求項1、2または3記
    載の非接触式プローブ
  5. 【請求項5】 前記導波路部は、イマージョンオイルま
    たはエポキシ系接着剤で形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の非接触式光プローブ
  6. 【請求項6】 前記反射膜は、金属材料で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の非接触式光プローブ
  7. 【請求項7】 一端が非常に微小な開口径を有し光を透
    過する物質で形成された中空の管の前記一端を、光が透
    過し前記中空の管を形成する物質よりも高い屈折率を有
    し経時的に硬化する液体状の透明の導波路部形成物質に
    浸し、 前記導波路部形成物質を毛細管現象により前記一端から
    前記中空の管の内部に導入し、 前記中空の管の内部に導入された前記導波路部形成物質
    を硬化させて非接触式光プローブを製造することを特徴
    とする非接触式光プローブの製造方法
  8. 【請求項8】 前記導波路部形成物質は、イマージョン
    オイルまたはエポキシ系接着剤であることを特徴とする
    請求項7記載の非接触式光プローブの製造方法
  9. 【請求項9】 光源と、 一端が非常に微小な開口径を有し、光を透過する物質で
    形成された中空の管と、前記中空の管の外面に形成さ
    れ、前記中空の管の内部を伝搬する光を内面で反射させ
    る反射膜と、前記中空の管の内部で、光が透過し前記中
    空の管を形成する物質よりも高い屈折率を有する物質で
    形成された導波路部とを備え、他端の開口部から光源の
    光を入射して、前記一端から記録媒体へ記録または読み
    とりのための光電場を照射する非接触式光プローブと、 前記一端から前記記録媒体へ前記光電場が照射され、前
    記記録媒体から放射された光を受光して電気信号に変換
    する光検出部とを備えたことを特徴とする光記録再生装
  10. 【請求項10】 前記導波路部は、液体状の物質を硬化
    させて形成したことを特徴とする請求項9記載の光記録
    再生装置
  11. 【請求項11】 前記導波路部は、イマージョンオイル
    またはエポキシ系接着剤で形成されていることを特徴と
    する請求項10記載の光記録再生装置
  12. 【請求項12】 前記非接触式光プローブを支持し、前
    記プローブを駆動することのできる駆動手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載の光記録再生装置
  13. 【請求項13】 光源と、 一端が非常に微小な開口径を有し、光を透過する物質で
    形成された中空の管と、前記中空の管の外面に形成さ
    れ、前記中空の管の内部を伝搬する光を内面で反射させ
    る反射膜と、前記中空の管の内部で光が透過し前記中空
    の管を形成する物質よりも高い屈折率を有する物質で形
    成された導波路部とを備え、他端の開口部から光源の光
    を入射して、前記一端から被測定物に光電場を照射する
    非接触式光プローブと、 前記一端から前記被測定物へ前記光電場が照射され、前
    記被測定物から放射された光を受光して電気信号に変換
    する光検出部と、 前記非接触式光プローブと前記被測定物とを相対的に走
    査する走査手段とを備えたことを特徴とする走査型近接
    場顕微鏡
  14. 【請求項14】 前記開口径は、使用光源が発する波長
    よりも小さい開口系であることを特徴とする請求項13
    記載の走査型近接場顕微鏡
  15. 【請求項15】 前記中空の管を形成し光を透過する物
    質は、ガラス素材であることを特徴とする請求項13記
    載の走査型近接場顕微鏡
  16. 【請求項16】 前記導波路部は、液体状の物質を硬化
    させて形成したことを特徴とする請求項13、14また
    は15記載の走査型近接場顕微鏡
  17. 【請求項17】 前記導波路部は、イマージョンオイル
    またはエポキシ系接着剤で形成されていることを特徴と
    する請求項16記載の走査型近接場顕微鏡
  18. 【請求項18】 前記反射膜は、金属物質で形成されて
    いることを特徴とする請求項13記載の走査型近接場顕
    微鏡
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