JPH09185477A - ディジタル画像におけるテキストフィールドおよびチェックボックスを識別する方法および装置 - Google Patents

ディジタル画像におけるテキストフィールドおよびチェックボックスを識別する方法および装置

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JPH09185477A
JPH09185477A JP8250744A JP25074496A JPH09185477A JP H09185477 A JPH09185477 A JP H09185477A JP 8250744 A JP8250744 A JP 8250744A JP 25074496 A JP25074496 A JP 25074496A JP H09185477 A JPH09185477 A JP H09185477A
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boundary
line
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obstruction
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JP8250744A
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Guguraa Shiyoon
ショーン・ググラー
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Seiko Epson Corp
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    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/14Image acquisition
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  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Character Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票のテキストフィールドTFを位置決めす
るためのグラフィックシステムにおいて、帳票の不完全
なディジタル画像におけるTFを効率的かつ精確に識別
できるようにする。 【解決手段】 このグラフィックスシステムは,選択さ
れたTF内の点のユーザ選択座標を受信すると,ユーザ
により入力されたタイプの指示にもとづき特定の阻止物
を求めて近隣領域を探索することによってTFの境界を
自動的に識別する。このグラフィックスシステムは,ユ
ーザ選択座標およびTFタイプを含む選択TFに関係す
る情報を受信するための手段を含む。指示されたTFタ
イプに関係するTF識別部が,選択TFの境界を識別す
る。そのTF識別部は1個以上の境界位置決定サブ部を
実施し,各境界位置決定部は特定の阻止物を探索し,そ
の阻止物に関係するTF境界を識別するために専用に構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,走査画像の解釈,
詳しくは,ディジタル画像におけるテキストフィールド
およびチェックボックスを判別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷帳票は情報の収集および通信にとっ
て効果的な手段となる。ユーザにその帳票への情報の記
入を求める印刷帳票は一般に,ユーザが情報を記入する
通常「フィールド」と呼ばれる一連のテキストフィール
ドおよびチェックボックスフィールドを提示するように
構成されている。ユーザを助けるために,フィールドに
は通常,ユーザがそれに沿って情報を記入することがで
きる基準となるほぼ水平のテキスト記入線(TEL)が
ある。さらに,各フィールドには,そのテキストフィー
ルドに記入されるべき情報の種類を示すラベルが関連づ
けられている。
【0003】一般に,ユーザは,ペン,鉛筆またはタイ
プライタなどを用いて手で帳票に情報を記入する。ある
いはまた,帳票がビットマップ画像としてコンピュータ
システムに入力されており,ユーザは手作業でフィール
ドに位置を合わせ,コンピュータを通じてそれらのフィ
ールドに情報を記入し,記入されたテキストを帳票のフ
ィールドに正しく重ね合わせるために手でピクセルごと
の調整を行うことが可能かもしれない。このようなシス
テムは一般に,テキストフィールドデータとビットマッ
プ画像データを結合する混在モード編集機能を提供して
いる。
【0004】また,別の従来方法は,フィールドが位置
する場所をアルゴリズムにより判別し,位置が決まる
と,ユーザ入力情報が位置すべき矩形境界を生成して,
帳票全体を処理するというものである。テキストフィー
ルド境界は,テキストフィールド記入線,テキストフィ
ールドラベルといった隣接する阻止物のほか,隣接する
ラベルやそのフィールドに隣接するテキストの位置にも
とづいて決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に,帳票は電子画
像を作成するために光学式に走査されるか,または,フ
ァクシミリによって送信され帳票の電子画像をコンピュ
ータによって受信する。この電子画像は,白と黒の部分
領域すなわちピクセルを表す0および1の矩形配列とし
てビットマップ画像に書かれている。この画像はたいて
い,縦の黒い縞模様または斑点ノイズ(白地領域におけ
る孤立した黒のピクセルまたはその逆)として現れるは
ずのスキャナノイズを受けている。さらに,帳票の誤っ
た又は不完全な機械的送給のために画像が傾斜している
こともある。ファクシミリによる画像の伝送に特有な別
の問題は,電話回線のノイズのために,白地領域に黒色
ピクセル(またはその逆)の細い横線が何本も現れるこ
とである。
【0006】ビットマップ画像の品質に関する上述およ
びその他の問題のために,従来のシステムは不正確かつ
著しく時間を浪費しがちである。例えば,帳票全体を処
理する従来システムでは,何分もかかって処理した後で
も,その帳票の全部のフィールドを位置決めできなかっ
たり,帳票の空白部分をフィールドとして誤認識するこ
とが多い。
【0007】さらに,従来のシステムではフィールドを
正しく認識した場合でも,得られた境界が精確に作成さ
れない場合が多い。その結果,ユーザが入力した情報が
帳票の縦横両方向にずれてしまい,関係するラベル,隣
接テキストまたはテキスト記入線の上書きを生じること
がよくある。
【0008】従って,本発明の目的は,帳票の不完全な
ディジタル画像におけるテキストフィールドおよびチェ
ックボックスフィールドを効率的かつ精確に識別する手
段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は,ディジタル化
された帳票におけるユーザ選択フィールドの境界を精確
に位置決めするための対話型グラフィックスシステムで
あり,ユーザが情報をフィールド内に正確に入力できる
ようにする。このグラフィックスシステムは,選択され
たフィールド内の1点のユーザ選択座標を受信すると,
ユーザ提供のタイプ指定にもとづき特定の阻止物を隣接
領域で探索することにより,そのフィールドの境界を自
動的に決定する。
【0010】概略,このグラフィックスシステムは,ユ
ーザが選択した座標およびフィールドタイプを含む選択
フィールドに関する情報を受信するための手段を含む。
指示されたフィールドタイプに関係するフィールド識別
手段は選択されたフィールドの境界を判別する。フィー
ルド識別手段は1個以上の境界位置決定手段を機能さ
せ,それらの各々は,特定の阻止物を探索し,その阻止
物に関係するフィールド境界を決定するように構成され
ている。
【0011】詳しく言えば,このグラフィックスシステ
ムは,ユーザが与えた情報を受信して選択されたフィー
ルドタイプに特定の特殊動作モードを実施する,といっ
た高水準機能を実行するためのフィールド識別手段を含
む。より詳細には,このフィールド識別手段は,各々が
特定のフィールドタイプの境界を決定するように構成さ
れた,複数の専用フィールド識別手段を含む。それらの
フィールドには例えば,テキスト記入線の上側に関係す
るラベルを有するテキストフィールド,テキスト記入線
の下側に関係するラベルを有するテキストフィールド,
テキスト記入線がテキストボックスの一部となっており
そのボックス内部に関係するラベルを備えたテキストフ
ィールド,フィールドに関係するラベルをまったく備え
ていないチェックボックスであるチェックボックスフィ
ールドなどがある。
【0012】境界位置決定手段は,阻止物を探索する際
に独自の探索配列を利用し,それによって,テキスト記
入線などの本当の阻止物と汚れ,しみその他の誤りによ
る痕跡とを区別するために多数のピクセル値を同時に考
慮することができる。
【0013】多数の新規の側方(すなわち左右)境界位
置決定手段は,テキスト記入線の直線性,太さ,連続性
に関する不整を考慮しつつ,テキスト記入線の上下の線
およびテキスト阻止物を求めてテキスト記入線を正確に
追跡する。本当の阻止物を探索するために独自の探索配
列を利用することに加え,これらの境界位置決定手段
は,テキスト阻止物の左右の端を識別するためにも,テ
キストと線阻止物とを区別するための探索配列を利用す
る。さらに,それらの境界位置決定手段は,線の途絶を
その終端と誤解しないように,多数の検証プロセスとと
もに再帰的技法を利用し,その線の何らかの可能性のあ
る連続を求めて,その線の空隙の周辺を繰り返し探索す
る。
【0014】有利な点として,ユーザがフィールド内の
1点を選択した時にのみ本発明のシステムを呼出すこと
により,本発明のシステムは,フィールド境界を精確に
確定するために,迅速かつ省資源的な方法でユーザと対
話的に動作する。それにより,このグラフィックスシス
テムは,選択されたフィールドのみの境界についてただ
ちに応答できる。それはさらに,帳票全体の処理に関係
する時間を削減し,ユーザがその帳票に情報を入力でき
るようになるまでの待ち時間を短縮する。また,選択さ
れた座標によるユーザ識別フィールドタイプの利用によ
り,本発明は,その選択されたフィールドタイプに特有
な阻止物のみを探索することによって,フィールド境界
を迅速かつ精確に識別できるようにする。
【0015】本発明のその他の特長および利益ならびに
本発明の各種実施の形態の構造および動作については,
添付図面によって以下に詳述する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳述する。図面中,類似の参照符号は同一また
は機能的に類似の要素を示す。
【0017】A.動作環境 図1は,本発明の実施に適した代表的なハードウエア環
境を示す。図示されたコンピュータシステム100は中
央処理装置(CPU)102を含み,これは,システム
メモリ104およびキャッシュメモリ106を含むコン
ピュータメモリにおいて演算を行い,また,それと会話
する。システムメモリ104は一般に,コンピュータの
基本オペレーティングシステム108の部分を含め,情
報の一時記憶のための揮発性またはランダムアクセスメ
モリ(RAM)を含む。システムはまた,コンピュータ
の機器構成および基本オペレーティングシステム108
の付加的部分の永久記憶のためのリードオンリメモリ
(ROM),さらに,特に未処理画像を記憶するための
固定ディスクドライブおよび/またはCD−ROMドラ
イブといった1台以上の大量記憶装置110を含む。
【0018】また,システムは,ユーザから情報を受け
取り,ユーザに情報を提示するための複数の周辺装置を
含む。これらの装置には,入力文書上にあるテキストお
よび/または画像パターンを光電式に電気信号に変換す
るスキャナ112,ディスプレイ114,および,プリ
ンタ116がある。これらの構成機器の動作は,システ
ムメモリ104に含まれる一連のアプリケーションプロ
グラム118によって制御される。例えば,スキャナ1
12によって生成された電気信号は,光学式文字認識プ
ログラムパッケージまたは画像処理プログラムによって
処理され,プリンタ116の動作はシステムメモリ10
4に記憶されたドライバプログラムによって制御され
る。ここで用いた用語「アプリケーションプログラム」
とは,ユーザにとって関心の対象である情報を処理する
ためにCPU102およびオペレーティングシステム1
08の制御のもとで動作し,ピクセル演算を伴う,ソフ
トウエアおよび/またはハードウエアのいずれかの総体
を広く指している。キャッシュメモリ106以外のシス
テムの全構成要素は,双方向システムバス120によっ
て通信する。キャッシュメモリ106はローカルバス1
22によってCPU102と直接通信する。
【0019】テキスト,図形または画像(例えば,スキ
ャナ112から得られた)をコンピュータメモリに記憶
するためにディジタル形式に変える画像処理プログラム
は,本発明に関して最も重要なものである。単純にする
ために以下の説明では,画像は,ビットマップ画像と呼
ばれる空白または単色の点のいずれか一方を規定する二
値ピクセルの形式で存在することを前提とする。例示し
た実施形態において,アプリケーション118によって
形成されたビットマップ画像は,文書バッファ124に
格納される。バッファ124は本来,ビット形式の格子
に編成されたシステムメモリの1部分である。
【0020】典型的な動作モードでは,ソース文書11
4がスキャナ112によって走査され,アプリケーショ
ン118によってディジタル画像に処理され,バッファ
124に格納される。スキャナもしくはアプリケーショ
ンまたはそれら両者における不正確さおよびノイズのた
めに,ソース文書にあった直線がバッファ124におい
て不完全に表現されることがある。こうした作用の実例
を図2に例示する。図では,ソース文書の部分204に
ある直線202が,走査後にゆがんでしまっている。特
に,バッファ124に格納された対応する線206は,
例えば平均4ピクセルの太さで表現されているが,この
太さが不規則に変化しており,線はバッファフィールド
の端から端へ上方に曲がりくねっている。独特な太さの
変動はスキャナの不安定な性能によるものであるが,線
の蛇行はスキャナに対する文書の見当合わせがわずかに
ずれている結果起こり得る。他のノイズ又は歪みとし
て,連続線であるはずのものを途絶する疑似的な空隙,
不作為の太さの変動などが生じ得る。
【0021】B.グラフィックスシステム 本発明は,ディジタル化された帳票におけるユーザが選
択したテキストフィールドつまりチェックボックスフィ
ールド(「フィールド」と総称する)の境界を精確に位
置決めするための対話型グラフィックスシステムであ
り,ユーザがその選択したフィールドに情報を正確に入
力できるようにする。このグラフィックスシステムは,
選択されたフィールド内の1点のユーザ選択座標を受信
すると,ユーザの提供するタイプの指定にもとづき特定
の阻止物をその隣接領域で探索することによりそのフィ
ールドの境界を自動的に決定する。
【0022】帳票文書111は,ユーザが情報を入力す
るための1個以上のフィールドを含む。発明者らは,1
つの帳票のフィールドの構成が図3に示すような特定数
の類別またはタイプに分類できると判断した。好ましい
実施の形態では,次の4タイプのフィールドが認識され
る。
【0023】タイプ1 タイプ1のフィールド306では,フィールドはテキス
トフィールドであり,そのテキストフィールドの内容を
識別するラベルは通常,テキスト記入線の上側で,か
つ,ユーザがその帳票に情報を入力する領域の左側にあ
る。このタイプのフィールドでは,ユーザは,記入線の
上,ラベルの右側にテキストを入力する。2つの実例を
図示しており,例302は情報が未入力の帳票のタイプ
1のフィールドで,例304は入力が行われた後のタイ
プ1のフィールドである。
【0024】タイプ2 タイプ2のフィールド312では,フィールドはテキス
トフィールドであり,ラベルはテキスト記入線の下側に
ある。通常,記入線はラベルの最初の文字とほぼ垂直の
線で揃っており,ユーザはその線の上に情報を入力す
る。2つの実例を図示しており,例308は情報が未入
力の帳票のタイプ2のフィールドで,例310は入力が
行われた後のタイプ2のフィールドである。
【0025】タイプ3 タイプ3のフィールド318では,フィールドはテキス
トボックスとして構成されたテキストフィールドであ
り,ユーザはその中に情報を入力する。テキストフィー
ルドのラベルは通常,図3に示すようにテキストボック
スの左上にある。ラベルの最初の文字とほぼ垂直の線で
揃ったラベルの下側か,または,ラベルの隣のどちらか
の部分にユーザは情報を入力する。2つの実例を図示し
ており,例314は情報が未入力の帳票のタイプ3のフ
ィールドで,例316は入力が行われた後のタイプ3の
フィールドである。例316において,テキスト“JO
HN”はラベル“NAME”の下に入力されているのに
対し,テキスト“30”はラベル“AGE”の隣に入力
されている。
【0026】タイプ4 タイプ4のフィールド324では,フィールドはチェッ
クボックスであり,ユーザはその中に1文字,たいてい
は“X”または“V”として入力する。チェックボック
スは通常ラベルを含まない。2つの実例を図示してお
り,例320は情報が未入力の帳票のタイプ4のフィー
ルドで,例322は入力された後のタイプ4のフィール
ドである。
【0027】グラフィックスシステム126は,ディス
プレイ114と通信し,ユーザが選択したテキストフィ
ールドに関する情報を受け取る。詳細には,グラフィッ
クスシステム126は,通常はマウスでクリックした点
である,テキストフィールド内でユーザが選択した1点
を示すユーザ選択座標を受信する。ユーザは,いずれか
の公知の方法(例えば,ダイアログボックス)で選択し
たフィールドのタイプを識別するように促される。前述
の通り,例示した実施形態では,フィールドの種類は4
タイプであり,ユーザはその中から1つを選択する。し
かし,ユーザが必要な情報を入力できるようにするため
のいずれかの手段を備えることも可能であることは理解
されるであろう。
【0028】以下に詳述するように,本発明は,ある阻
止物を探索する際に,ピクセル値の探索配列を含む探索
バッファ401を利用する。好ましくは,この探索配列
は,本発明において,真の阻止物が存在するか否かを判
定する際に多数のピクセル値を考慮可能にするととも
に,阻止物の種類を区別可能にする複数の行および列よ
り成る配列である。例えば,後述のいくつかの境界位置
決定部は,この探索配列を利用してピクセルの複数の隣
接する列を照合し,線やテキストなどの真の阻止物と汚
れ,しみその他の誤りによる痕跡とを区別する。他の境
界位置決定部では,探索配列はテキスト阻止物と垂直線
および水平線を区別するために利用される。
【0029】図4〜7を参照して,グラフィックスシス
テムは,ユーザ選択座標およびフィールドタイプを含
め,選択されたフィールドに関する情報を受信する手段
を含む。指示されたフィールドタイプに関係するフィー
ルド識別部は,選択されたフィールドの境界を決定す
る。フィールド識別部は1個以上の境界位置決定部を作
動させる。各境界位置決定部は,特定の阻止物を探索し
その阻止物に関係するフィールド境界を決定するために
専用に構成されている。
【0030】詳細にいえば,グラフィックスシステムに
は,ユーザが与えた情報を受信する機能,選択されたフ
ィールドに適した特定の動作モードを実施する機能とい
った高度な機能を実行するフィールド識別部が含まれ
る。さらに詳しくは,このフィールド識別部は,各々が
特定のフィールドタイプの境界を判定するように構成さ
れた,複数の専用のテキストフィールドおよびチェック
ボックスフィールド識別部を含む。好ましくは,本発明
のグラフィックスシステムの好ましい実施形態で指定さ
れた4種類のフィールドタイプが存在する。前述の通
り,これらのフィールドタイプは,3種類のテキストフ
ィールドおよびチェックボックスフィールドである。こ
れらのフィールドは,テキスト記入線の上側に関係する
ラベルがあるタイプ1のフィールド,テキスト記入線の
下側に関係するラベルがあるタイプ2のフィールド,テ
キスト記入線がテキストボックスの一部となっており,
関係するラベルがそのテキストボックス内にあるタイプ
3のフィールド,および,関係するラベルを持たないチ
ェックボックスであるタイプ4のフィールドである。
【0031】好ましい実施形態では,フィールドとフィ
ールド識別部との間には1対1の関係がある。従って,
好ましい実施の形態では4種のフィールド識別部があ
る。タイプ1のフィールド識別部406はタイプ1のテ
キストフィールドの境界を決定するために図8に示す各
機能を実行する。タイプ2のフィールド識別部408は
タイプ2のテキストフィールドの境界を決定するために
図9に示す各機能を実行する。タイプ3のフィールド識
別部はタイプ3のテキストフィールドの境界を決定する
ために図10に示す各機能を実行する。タイプ4のフィ
ールド識別部404はタイプ4のテキストフィールドの
境界を決定するために図11に示す各機能を実行する。
【0032】本発明の好ましい実施の形態では,フィー
ルド識別部はソフトウエアルーチンとして実施されてお
り,境界位置決定部および線空隙識別部はそれらのルー
チンによって呼び出されるサブルーチンとして実施され
ている。グラフィックスシステム126は,サブルーチ
ン呼び出しを行うアプリケーションインタフェースを提
供しており,上記ルーチン404〜410のいずれかが
サブルーチン412〜429のいずれかまたはいずれか
の組合せを呼び出すことを可能にしている。さらに,そ
れらのサブルーチンは,アプリケーションインタフェー
スを通じてサブルーチン呼び出しを行うことにより他の
サブルーチンを呼び出すこともできる。それらの下位水
準のサブルーチンは,阻止物の選択的探索および識別機
能を実行する,以下「コードセグメント」と称する,コ
ードより成る多数の機能ブロックにより構成される。各
サブルーチンを以下に略述する。
【0033】下端線境界位置決定部422は,ユーザ選
択座標から下方へ横方向のテキスト記入線を探索する。
下端線境界位置決定部は,タイプ1,タイプ2およびタ
イプ3のフィールド識別部によって呼び出される。
【0034】テキスト記入線上方左側境界位置決定部4
12は,テキスト記入線の上側でユーザ選択座標を含む
列の左側に阻止物を位置決めし,その阻止物の位置にも
とづき,そのフィールドの左側境界を決定する。この境
界位置決定部412は,タイプ1およびタイプ3のフィ
ールド識別ルーチン406および410によって呼び出
される。同様に,テキスト記入線上方右側境界位置決定
部414は,テキスト記入線の上側でユーザ選択座標を
含む列の右側に阻止物を位置決めし,その阻止物の位置
にもとづき,そのフィールドの右側境界を決定する。境
界位置決定部414は,タイプ1およびタイプ3のフィ
ールド識別部によって呼び出される。
【0035】上端境界位置決定部420は,下端線境界
を含む行から上方へ横方向の線またはテキストいずれか
一方の形式の阻止物を探索する。この上端境界位置決定
部は,タイプ1,タイプ2およびタイプ3のフィールド
識別部によって呼び出される。
【0036】テキスト記入線下方左側境界位置決定部4
16は,テキスト記入線の下側でユーザ選択座標の左側
に阻止物を位置決めし,その阻止物の位置にもとづき,
そのフィールドの左側境界を決定する。この境界位置決
定部416は,タイプ2およびタイプ3のフィールド識
別部によって呼び出される。
【0037】同様に,テキスト記入線下方右側境界位置
決定部418は,テキスト記入線の下側でユーザ選択座
標の右側に阻止物を位置決めし,その阻止物の位置にも
とづき,そのフィールドの右側境界を決定する。境界位
置決定部418は,タイプ2およびタイプ3のフィール
ド識別部によって呼び出される。
【0038】左側線空隙位置決定部425は,線の端点
の近傍をその線の連続があるかを探索することによって
線の実際の終端と線の空隙とを識別する。この位置決定
部425は,テキスト記入線を伴う,ディジタル画像を
左方へ探索する他のサブルーチンによって呼び出され
る。
【0039】右側線空隙位置決定部424は,線の端点
の近傍をその線の連続があるかを探索することによって
線の実際の終端と線の空隙とを識別する。この位置決定
部424は,テキスト記入線を伴う,ディジタル画像を
右方へ探索する他のサブルーチンによって呼び出され
る。
【0040】テキストボックス上端境界位置決定部42
1は,ユーザ選択座標の上側の線阻止物を位置決めす
る。この位置決定部421はタイプ3のテキストフィー
ルド識別部によって呼び出される。
【0041】チェックボックス上端境界位置決定部42
8は,ユーザ選択座標を含む行の上側の上端阻止物を位
置決めする。この位置決定部428はタイプ4のフィー
ルド識別部によって呼び出される。
【0042】チェックボックス下端境界位置決定部42
9は,ユーザ選択座標を含む行の下側の下端阻止物を位
置決めする。この位置決定部はタイプ4のフィールド識
別部によって呼び出される。
【0043】チェックボックス右側境界位置決定部42
7は,ユーザ選択座標を含む列の右側の縦方向の阻止物
を位置決めし,その阻止物の位置にもとづき,チェック
ボックスフィールドの右側境界を決定する。この位置決
定部427はタイプ4のフィールド識別部によって呼び
出される。
【0044】チェックボックス左側境界位置決定部42
6は,ユーザ選択座標を含む列の左側の縦方向の阻止物
を位置決めし,その阻止物の位置にもとづき,チェック
ボックスフィールドの左側境界を決定する。この位置決
定部426はタイプ4のフィールド識別部によって呼び
出される。
【0045】図5および図6に示すように,上記の多数
の下位水準機能は,特定の探索機能および識別機能を実
行する1個以上のコード要素により構成されている。こ
れらのコード要素およびそれらの相互関係については以
下に詳述する。
【0046】図7は本発明のグラフィックスシステムの
高水準ブロック図である。グラフィックスシステム45
0は,入力手段456を介してソース文書452および
フィールドタイプデータ454を受け取る。グラフィッ
クスシステム450は,1個以上の境界位置決定部46
0を含め,与えられたフィールドタイプデータにもとづ
き選択されたフィールドの境界を決定するフィールド識
別部458を含む。
【0047】C.フィールド識別部 前述の通り,複数のフィールド識別部があり,その各々
は,あるタイプのフィールドに特定の阻止物を探索し,
ユーザが要求された情報を入力するために関係するテキ
ストフィールドまたはチェックボックスフィールドの境
界を決定するたために専用に構成されている。図4およ
び図5を参照して,フィールド識別ルーチンについて以
下に詳述する。
【0048】1.タイプ1(テキスト記入線の上側にラ
ベルを有する)フィールド識別部 タイプ1フィールド識別部406について,図4および
図8によって以下に詳述する。前述の通り,タイプ1フ
ィールド識別部は好ましくはソフトウエアルーチンとし
て実施されている。ユーザが所望のフィールドの概略位
置を選択し,その選択フィールドがタイプ1フィール
ド,すなわち,ユーザが情報を入力するテキスト記入線
の上側にラベルがあるテキストフィールドであると識別
されると,タイプ1フィールド識別部406が呼び出さ
れる。タイプ1フィールド識別部は,ユーザが選択した
点の座標が与えられると,フィールド矩形の各座標を返
す。
【0049】図8について説明する。タイプ1フィール
ド識別部406によって実行される機能は,開始ブロッ
ク502で,ユーザが選択した(X,Y)座標の受信か
ら始まる。フィールド識別部406は,周囲の阻止物内
の矩形テキストフィールド境界の4辺を決定するために
複数の機能を実行する。前述の通り,好ましい実施形態
では,これらの機能は基本的に,このルーチンがアプリ
ケーションインタフェースを介してサブルーチン呼び出
しを行うことにより呼び出されるサブルーチンにおいて
実行される。
【0050】タイプ1フィールド識別部406は,ブロ
ック504で下端線境界位置決定部422を呼び出し,
ユーザ選択座標から下方へ横方向のテキスト記入線を探
索する。下端線境界位置決定部422は,呼び出される
と,ユーザが選択した点の座標が与えられる。下端線境
界位置決定部422は,下端線境界が位置決めされた第
1行のY軸の値(YBLと呼ぶ)を有する座標を返す。こ
の下端線境界位置決定部については図12を参照して後
に詳述する。
【0051】下端線阻止物が位置決めされると,タイプ
1フィールド識別部406は,そのテキストフィールド
の左右の境界を位置決めする。詳細には,ブロック50
6において,テキスト記入線上方左側境界位置決定部4
12に対するサブルーチン呼び出しが行われ,テキスト
記入線の上側のユーザ選択座標を含むビットマップ画像
の列の左側の阻止物を位置決めし,その阻止物の位置に
もとづき,そのテキストフィールドの左側境界を決定す
る。境界位置決定部412は,呼び出されると,(X,
YBL)座標が与えられる。境界位置決定部412は,左
側境界を表す座標(XLeft,YLeft)を返す。テキスト
記入線上方左側境界位置決定部のプロセスについては図
13を参照して後に詳述する。
【0052】同様に,ブロック508において,テキス
ト記入線上方右側境界位置決定部414に対するサブル
ーチン呼び出しが行われ,テキスト記入線の上側でユー
ザが選択したクリック座標を含む列の右側の阻止物を位
置決めし,阻止物の位置にもとづき,そのテキストフィ
ールドの右側境界を決定する。境界位置決定部414
は,呼び出されると,(X,YBL)座標が与えられる。
境界位置決定部41は,右側境界を表す座標(XRight
,YRight)を返す。テキスト記入線上方右側境界位置
決定部のプロセスについては図14を参照して後に詳述
する。
【0053】ブロック510において,YLeftおよびY
Right の値にもとづいてホトムラインの平均高さが判定
される。YBottomと称するこの値は,その後,テキスト
フィールドの高さを求めるために使用される。YBottom
は,単純に(YLeft+YRight )/2として計算され
る。
【0054】好ましい実施形態では,画像は,本発明に
よるプロセスを実行する前にデスキュー(傾きの補正)
される。例えば,その画像が傾いているとユーザがみな
した場合,ユーザは最初に,画像の回転を実行する公知
のデスキューアルゴリズムを実行することができる。こ
のような手順を必要に応じて予めビットマップ画像に適
用しておくことによって,本発明の性能が最適化される
ことに留意されたい。また,本発明の適用の前に別のプ
ロセスをビットマップ画像に対して実行しておくことも
望ましい。そのプロセスは,かすれたりわずかに蛇行し
ている直線に対する手続きである。このプロセスは,参
照によって本書と完全に一体となる,共同所有とされて
いる米国特許出願“Method and Apparatus For Identif
ying And Fixing Horizontal and Vertical Lines in D
igitized Images”(出願番号08/433,127,1
995年3月3日出願)に記載されている。
【0055】YBottomが求まると,テキストフィールド
の高さがブロック512で決定される。図示のように,
上端境界位置決定部420に対して手続き呼び出しが行
われ,境界位置決定部が横方向の線またはテキストいず
れか一方の形式の阻止物を見つけるまで下端線境界(Y
BL)を含む行から上方へ探索する。上端境界位置決定部
420は,X軸に沿った下端線境界の端点(XLeftおよ
びXRight )および上方探索が開始されるY座標(YB
L)を与えられる。上端境界位置決定部は,上端境界が
始まる第1行のY座標YTop を返す。
【0056】好ましい実施形態では,高さの検出がブロ
ック512において自動的に求められる点に留意された
い。しかし,ある状況のもとでは高さの検出が不要また
は好ましくないこともある。例えば,フォントサイズが
所定のポイントサイズに制限されている場合,テキスト
フィールドの高さは一定であろう。そのような状況で
は,図15に示したプロセスがユーザ選択オプションと
して代用または提供することができる。
【0057】そうしたプロセスが実行されない場合,テ
キストフィールドの高さを求めるために他の方法を実施
してもよい。例えば,高さを,YBottomにある横方向の
線の上側のYfieldより小さい所定の値とすることがで
きる。あるいはまた,テキストフィールドの上端はYBo
ttomとしてのユーザ選択点から等距離であると容易に決
定できよう。すなわち,選択された点をテキストフィー
ルドの中心にあると仮定するのである。
【0058】最後に,タイプ1フィールド識別部は,復
帰ブロック514においてそのプロセスを終了し,この
ブロックで,そのフィールドの矩形を規定する2つの座
標(XLeft,YTop )および(Xright ,YBottom)を
返す。
【0059】2.タイプ2(テキスト記入線の下側にラ
ベルを有する)フィールド識別部 タイプ2フィールド識別部408について,図4および
図9によって以下に説明する。前述の通り,タイプ2フ
ィールド識別部は好ましくはソフトウエアルーチンとし
て実施されている。ユーザが所望のフィールドの概略位
置を選択し,その選択フィールドがタイプ2フィール
ド,すなわち,ユーザが情報を入力するテキスト記入線
の下側にラベルがあるテキストフィールドであると識別
されると,タイプ2フィールド識別部408が呼び出さ
れる。タイプ2フィールド識別部は,ユーザが選択した
点の座標が与えられると,そのフィールドの矩形境界の
各座標を返す。
【0060】図9について説明する。タイプ2フィール
ド識別部408によって実行される機能は,以下に述べ
る点を除き,前述のタイプ1フィールド識別部406に
よって実行される機能と同様である。すなわち,タイプ
2フィールド識別部では,テキスト記入線下方左側境界
位置決定部およびテキスト記入線下方右側境界位置決定
部が呼び出され,各サブルーチンは上述した対応するサ
ブルーチンと同様の情報を返す。
【0061】3.タイプ3(テキストボックス内にラベ
ルを有する)フィールド識別部 タイプ3フィールド識別部410について,図4および
図10によって以下に詳述する。前述の通り,タイプ3
フィールド識別部は好ましくはソフトウエアルーチンと
して実施されている。ユーザが所望のフィールドの概略
位置を選択し,その選択フィールドがタイプ3フィール
ド,すなわち,テキストボックス内部に関係するラベル
を有するフィールドであると識別されると,タイプ3フ
ィールド識別部410が呼び出される。タイプ3フィー
ルド識別部は,ユーザが選択した点の座標が与えられる
と,そのフィールドの矩形境界の各座標を返す。
【0062】図10について説明する。タイプ3フィー
ルド識別部410によって実行される機能は,開始ブロ
ック702で,ユーザが選択した(X,Y)座標の受信
から始まる。フィールド識別部410は,周囲の阻止物
内の矩形フィールド境界を決定するために複数の機能を
実行する。
【0063】ブロック704で,タイプ3フィールド識
別部410は,下端線境界位置決定部422を呼び出
し,ユーザ選択座標から下方へ横方向のテキスト記入線
を探索する。下端線境界位置決定部422は,ユーザ選
択座標が与えられ,YBLを返す。この下端線境界位置決
定部については図12によって後に詳述する。
【0064】タイプ1フィールド識別部と同様に,タイ
プ3フィールド識別部410は,ブロック706および
708において,テキスト記入線上方左側境界位置決定
部412およびテキスト記入線上方右側境界位置決定部
414を呼び出してそのフィールドの左右の境界を位置
決めする。
【0065】ブロック710で,タイプ3フィールド識
別部は,テキストボックス上端境界位置決定部421を
呼び出してテキストボックスの上端境界を上方へ探索す
る。境界位置決定部421は,呼び出されると,初期ユ
ーザ選択座標(X,Y)が与えられ,上端境界が位置す
る行YTLを返す。テキストボックス上端境界位置決定部
については図28によって後に詳述する。
【0066】ブロック712および713において,こ
のフィールド識別部は,テキスト記入線下方左側境界位
置決定部416およびテキスト記入線下方右側境界位置
決定部418を呼び出して,ラベル自体の左右側境界を
含め,テキストボックスにおけるラベルを位置決めす
る。本発明は,ユーザが選択した点の位置に応じて,入
力されたテキストをラベルの下側またはラベルの隣に適
切に配置するように自動的にフォーマットする点は重要
である。境界位置決定部416および418により返さ
れる(X,Y)座標のY値は,識別部410が上端境界
自体をブロック710で位置決めしてあるので無視され
る点に留意されたい。
【0067】さらに,必要な場合,位置決定部が左右の
境界の切り詰めもする。例えば,縦線が正しく走査され
ず,ボックスの底辺との接続部付近に大きな空隙ができ
たような場合,テキスト記入線上方境界位置決定部はそ
れを見逃し,その先の,たぶん次のボックスの走査を行
うであろう。縦線がボックスの上辺と正しく接続してい
れば,テキスト記入線下方境界位置決定部がそれを捕捉
し,そのボックスの誤った境界を切り詰めるはずであ
る。
【0068】ブロック714において,下端線の位置が
計算され,下端線の左右端点を平均化する。
【0069】YBottomが求まると,ブロック716でテ
キストフィールドの高さが決定される。図示のように,
上端境界位置決定部420に対して手続き呼び出しが行
われ,境界位置決定部が横方向の線またはテキストいず
れか一方の形式の阻止物を見つけるまで下端線境界(Y
BL)を含む行から上方へ探索する。上端境界位置決定部
420は,X軸に沿った下端線境界の端点(XLeft)お
よび(XRight )および上方探索が開始されるY座標
(YBL)を与えられる。上端境界位置決定部は,上端境
界が始まる第1行のY座標YTop を返す。
【0070】ブロック718において,3種類の検査が
行われる。第1の検査は,ブロック716で検出された
高さとブロック710で検出された高さとが異なってい
ないかどうかである。第2の検査はラベルが本当に存在
するかである。第3の検査は,ユーザのクリックがラベ
ルの右側で行われたかどうかである。これらの検査すべ
てが満たされていれば,ユーザはラベルの右側でクリッ
クしたことになる。固定の高さのフォントが用いられ,
固定の高さのフォントのラベルとの重なり合いを避ける
ようにユーザがラベルの右側でクリックしていた場合,
その境界はラベルの隣のフィールドに配置されるように
調整されるが,そうでなければ,そのフィールドはラベ
ルの下に配置される。
【0071】4.タイプ4(チェックボックス)フィー
ルド識別部 タイプ4フィールド識別部404について,図4および
図11によって以下に説明する。前述の通り,タイプ4
フィールド識別部は好ましくはソフトウエアルーチンと
して実施されている。ユーザが所望のフィールドの概略
位置を選択し,その選択フィールドがタイプ4フィール
ド,すなわち,チェックボックスであると識別される
と,タイプ4フィールド識別部404は呼び出される。
タイプ4フィールド識別部は,ユーザが選択した点の座
標が与えられると,チェックボックスの4つの座標値を
返し,それによりユーザが通常は“X”である情報を入
力できるようにする。
【0072】図11について説明する。タイプ4フィー
ルド識別部404によって実行される機能は,開始ブロ
ック802で,ユーザが選択した(X,Y)座標の受信
から始まる。フィールド識別部404は,周囲の縦方向
および横方向の線阻止物内の矩形フィールド境界の4辺
を決定するために複数の機能を実行する。
【0073】ユーザが選択した(X,Y)座標から開始
し,チェックボックスフィールド識別ルーチン404
は,各々が基本方向の1方向で探索する4つの位置決定
部を呼び出す。チェックボックス上端境界位置決定部4
28は,ブロック804で呼び出され,ユーザ選択座標
の上側で上端阻止物を位置決めする。境界位置決定サブ
ルーチン428は,呼び出されると,現在の(X,Y)
座標を与えられ,上端阻止物が位置していた行を表すY
座標値(Y2Top )を返す。
【0074】チェックボックス下端境界位置決定部42
9は,ブロック806で呼び出され,ユーザ選択座標の
下側の下端阻止物を位置決めする。境界位置決定部42
9は,呼び出されると,現在の(X,Y)座標を与えら
れ,下端阻止物が位置する行を表すY座標値(Y2Bott
om)を返す。
【0075】ブロック808で,チェックボックス左側
境界位置決定部426が呼び出され,ユーザ選択座標の
左側の縦方向阻止物を位置決めする。境界位置決定部4
26は,呼び出されると,現在の(X,Y)座標を与え
られ,左側阻止物が位置する列を表すX座標値(X2Le
ft)を返す。
【0076】ブロック810で,チェックボックス右側
境界位置決定部427が呼び出され,ユーザ選択座標の
右側の縦方向阻止物を位置決めする。境界位置決定部4
27は,呼び出されると,現在の(X,Y)座標を与え
られ,右側阻止物が位置していた列を表すX座標値(X
2Right)を返す。
【0077】ブロック812において,これらの返され
た値にもとづいてチェックボックス境界が決定される。
【0078】E.下位水準機能−−境界位置決定部およ
び線空隙識別部 図4および図5によって上述した通り,上記フィールド
識別部を支援して多数の第2階層機能つまり下位水準機
能が実行される。本発明の好ましい実施形態では,これ
らの機能は,第1階層のルーチンによって呼び出される
ソフトウエアサブルーチンとして実施されている。しか
し,当業者にとっては明白であろうが,個々のアプリケ
ーションに適したいずれかの態様によって実施すること
ができる。例えば,第1階層ルーチンに第2階層機能を
組み込むこともできよう。第2階層機能の各々について
以下に述べる。
【0079】1.下端線境界位置決定部 下端線境界位置決定部422は,ユーザ選択座標から下
方へ横方向のテキスト記入線を探索する。前述の通り,
下端線境界位置決定部422は好ましくはタイプ1,2
および3のテキストフィールド識別部によって呼び出さ
れる。下端線境界位置決定部422は,呼び出される
と,ユーザが選択した点の座標を与えられる。下端線境
界位置決定部422は,下端線境界が位置決めされた第
1行のY軸の値(YBLと呼ぶ)を返す。
【0080】境界位置決定部422によって実行される
機能を図12に示す。概略,境界位置決定部422は,
横方向の線の形式の阻止物を探索しながら,所定の距離
にわたり縦方向で下方に探索を行う。好ましい実施形態
では,線阻止物は,3列バッファの1行におけるピクセ
ルのうち2個以上が黒である場合,誤りによる痕跡から
区別される。従って,各行のピクセルは,その行に含ま
れる黒および白のピクセル数を求めるために連続して加
算される。
【0081】本発明の好ましい実施形態において実施さ
れた規約では,黒色ピクセルは論理値0を有し,白色ピ
クセルは論理値1を有する。従って,ブロック904に
おいて,境界位置決定部422は,3個のピクセル行に
おいて1個以上の白色ピクセルが存在するかを判別す
る。すなわち,それらの3個のピクセル値の和が1より
大きい値になれば,その選択された3個のピクセル行に
2個または3個の白色ピクセルが存在する(2個以上の
黒色ピクセルは存在しない)ことになる。
【0082】その行に2個以上の黒色ピクセルが存在す
る場合,その行は線阻止物を含むとみなされ,境界位置
決定部422はプロセスを終了し,以後の処理のために
呼び出し側ルーチンにY座標を返す。しかし,現在行に
2個以上の黒色ピクセルが存在しないと判定された場合
には,条件ブロック910でその画像の下端線を越えて
探索が続けられたかどうかが判断される。肯定であれ
ば,YBL座標が返され,その画像の下端を“線”として
処理する。これにより,本発明は,1つの表の下端線
が,縦線がそのページの下端まで伸びていて,走査画像
と完全には一致しないという状況をも許容することがで
きる。
【0083】下端線境界位置決定部が画像の端まで進ま
なかった場合,ブロック912でYの値が増分される。
前述の通り,Y座標の値は,探索がディジタル座標の下
方に進むにつれて増加する。従って,Yを増分すること
により,探索は1ピクセル行ずつその帳票の下方に進め
られる。
【0084】ブロック914では,フィールドの最大予
想高さを表す所定値(YField と呼ぶ)を越える行まで
探索が進められたかが判定される。すなわち,ユーザが
そのフィールドの最上行の点を選択したと仮定すれば,
フィールドの全高より大きい距離について下端線を探索
する必要はない。好ましい実施形態では,YField は1
インチ(200ピクセル)という一定値に設定されてい
る。しかし,この値は,テキストフィールドの大きさお
よびタイプ,帳票の構成といった各種パラメータにもと
づいて動的に決定される可変量としてよいことが理解さ
れよう。
【0085】Yの現在値がY+YField を超えるまで下
方への探索が続けられたと判定された場合,ブロック9
16でその探索は失敗とされる。しかし,Y+YField
を超えていないと判定されれば,探索配列の次の行の3
ピクセルについて上記のプロセスが繰り返される。
【0086】このようにして,境界位置決定部422
は,選択されたテキストフィールドに関する下端線また
はテキスト記入線の最上行を与える。
【0087】2.テキスト記入線上方左側境界位置決定
部 テキスト記入線上方左側境界位置決定部412は,ユー
ザ選択座標を含むビットマップ画像の列の左側でテキス
ト記入線の上側の阻止物を位置決めし,その阻止物の位
置にもとづき,テキストフィールドの左側境界を決定す
る。前述の通り,この境界位置決定部412は好ましく
はタイプ1および3のテキストフィールド識別部406
および410によって呼び出される。境界位置決定部4
12は,呼び出されると,下端線がすでに位置決めされ
た第1行のユーザ選択クリック点の下の縦方向のピクセ
ルを表す(X,YBL)座標を与えられる。境界位置決定
サブルーチン412は,左側境界の最下位ピクセルを表
す(XLeft,YLeft)を返す。 図13を参照して、テ
キスト記入線上方左側境界位置決定部412は,「コー
ドセグメント」と称する,コードより成る多数の機能ブ
ロックを含み,各コードセグメントは,境界位置決定部
412がテキスト記入線の上側のディジタル画像につい
て左方へ阻止物の探索を進めるに伴い,個々の機能を実
行する。図5および図13を参照して,境界位置決定部
412は,スキュー検出コードセグメント430,阻止
物識別コードセグメント432,左側境界識別コードセ
グメント434,左側線空隙処理コードセグメント43
6,および,左方探索進行コードセグメント438を含
む。
【0088】概略,スキュー検出コードセグメント43
0は,縦方向に蛇行する傾斜した横方向の線を追跡する
ためにブロック1001に示す機能を実行する。阻止物
識別コードセグメント432は,阻止物を正確に識別す
るため所定の行数および列数のピクセルを加算するため
にブロック1015に示す機能を実行する。左方探索進
行コードセグメント438は,画像の端に向けて左方へ
探索を進めるためにブロック1029に示す機能を実行
する。左側線空隙処理コードセグメント436は,線の
空隙と線の終端とを識別するためにブロック1041に
示す機能を実行する。好ましくはコードセグメントとし
て実施されるこれらの要素の各々によって実行される処
理について,図13によって以下に詳述する。
【0089】呼び出し側ルーチンからの(X,YBL)座
標の受信により,開始ブロック1002でサブルーチン
1000が呼び出される。この(X,Y)座標は,下端
線境界位置決定部422がタイプ1およびタイプ3ルー
チンによって呼び出された時に生成する(X,YBL)座
標である。
【0090】スキュー検出コードセグメント430によ
って実行されるプロセスはブロック1001に示す通り
である。このコードセグメント430は,線が歪んでい
ないかを判定し,歪んでいれば,その蛇行している方向
に線を追跡するために線の方向を調整する。ブロック1
006および1008において実行される条件検査は対
称的であり,すなわち,ブロック1006では上方の歪
みを識別し,ブロック1008では下方の歪みを識別す
る。重要な点として,スキュー検出コードセグメント4
30は下端線の直近の周辺ピクセルを検査せず,その代
わりに,現在座標から比較的遠いピクセルを検査するこ
とによって線の歪みを判定する。好ましい実施形態で
は,スキュー検出コードセグメント430は,座標
(X,Y−3)にあるピクセルが黒色であるか,およ
び,座標(X,Y+2)にあるピクセルが白色である
か,という2つの条件を検査する。これらの条件が満た
されれば,その線は,探索がディジタル画像の左方に進
むにつれて蛇行して上方に傾いている。その場合,処理
はブロック1010に進み,そこでY座標の値がその線
を上方に追跡するために減分される。線が上方に歪んで
いないと判定されれば,同様のプロセスがブロック10
08および1012で実行され,線が下方に歪んでいる
かどうかが判定され,そうであれば対応して線を追跡す
る。
【0091】前述の通り,好ましい実施の形態では,線
のずれを判定するために検査される特定のピクセルは,
現在のピクセル座標の上側3ピクセルおよび下側2ピク
セルならびに下側3ピクセルおよび上側2ピクセルであ
る。発明者は,これらの4個の値のみの検査が縦方向の
線のずれを判定するための高速,正確かつ資源効率的な
方法であることを見出した。線が現在座標から一定距離
で3ではなく2ピクセル分逸脱していた場合,上記のル
ーチンはそのずれを検出しないが,その線が同一方向に
ずれ続けていれば上記のルーチンは3ピクセルのずれ始
めの点から線を追跡し始め相応に調整することに留意さ
れたい。これにより,境界位置決定部430は,線が一
方向または両方向にわずかにずれているような微細な変
動を不必要に追跡しなくてすむ。しかし,好ましい実施
形態において上述したそれらのピクセルに加え,また
は,それらの代わりに他のピクセルを検査することもで
きる点に留意されたい。
【0092】阻止物識別コードセグメント432は,真
の阻止物と誤りによる痕跡とを区別するために新規の再
帰的技法および反復検査を用いて,境界を正確に識別す
るために所定の行数および列数のピクセルを加算する。
詳細に言えば,この阻止物識別コードセグメントは,探
索配列バッファ401を利用し,Y−3からY−YAbov
eまでの行のピクセル値の3列配列をロードする。スレ
ッショルド値のYAboveは,阻止物を探索するために線
の上側の最大距離を表す所定値である。複数列バッファ
を用いることにより,本発明は,実際の阻止物と誤りに
よる痕跡とを効率的に識別することができる。
【0093】現在の(X,Y)座標のY値の上側の選択
範囲は3行(Y−3)である。テキスト阻止物は下端線
から少なくともそれだけ離れているはずだからである。
さらに,その範囲であれば,線自体に関係するピクセル
を阻止物と誤認することが避けられる。スレッショルド
値YAboveは,阻止物を探索するために線の上側の最大
距離を表す所定値である。好ましい実施形態では,YAb
oveは20ピクセルという一定値に設定されている。し
かし,別の値も考えられ,可変数,ユーザ定義値,また
は,同一もしくは異なる要因にもとづいて自動的に決定
される値としてもよい。
【0094】さらに,個々のアプリケーションに妥当な
所望の感度レベルをサポートするために,探索配列バッ
ファ401では任意の数の列を使用してよい。前述の通
り,サブルーチン1000は,XからX−1へ1列の増
分で左方へ進む。進行とともに,新しい列X−1のピク
セルがブロック1016で加算される。すなわち,(X
−1,Y−3)から(X−1,Y−YAbove)までのピ
クセルが加算され,得られた和はブロック1018で探
索配列バッファに格納される。このバッファは3つのフ
ィールドより成り,各フィールドは特定の列に割り当て
られており,また,ブロック1016で求められた合計
値を含む。
【0095】本発明が,ある阻止物を探索する際にピク
セル値の探索配列を含む探索配列バッファ401を利用
することは重要な点である。探索配列の利用により,本
発明は,阻止物が存在するかどうかを判定する際に多数
のピクセル値を考慮することが可能となる。境界位置決
定部412によって利用されると,複数の隣接するピク
セル列は,線やテキストといった真の阻止物と汚れ,し
みその他の誤りによる痕跡とを区別するために照合され
る。
【0096】ブロック1020において,現在の3列の
全部のピクセル値の和が求められ,黒色ピクセルの総和
が,阻止物が存在するとみなされるためにその3つのピ
クセル列になければならない黒色ピクセルの最小数であ
る所定のスレッショルド値ThreshAboveと比較さ
れる。
【0097】上述のプロセスはバッファがピクセル合計
値の3つの正当な列を含んでいるという前提にもとづい
ているので,当初より3列バッファの最初の2列(X+
1,Y)および(X,Y)の和はブロック1004で事
前に計算されている。その結果,列(X+1),(X)
および(X−1)に関する(Y−3)から(Y−YAbov
e)までのピクセル値の和は,プロセス1000の最初
の反復においてブロック1020で正確に求められる。
【0098】ブロック1020で,黒色ピクセルの数が
所定のスレッショルド値ThreshAboveより大きい
と判定されると,阻止物があったことになり,探索は終
了する。処理は左側境界識別コードセグメント434で
続けられ,選択されたテキストフィールドの左側境界を
識別するためにブロック1021のプロセスが実行され
る。
【0099】ブロック1022において,少なくとも1
個以上の黒色ピクセルを含む3列探索配列の右端の列
(XBlackと呼ぶ)が求められる。言い換えれば,XBla
ckは左側阻止物の右端の列である。
【0100】左側境界識別コードセグメント434は,
左側境界を左側阻止物の右側の2列として決定し,座標
(XBlack+2,Y)を返す。2ピクセルの付加は,XB
lackの右側の2ピクセルの列に左側境界を設定し,それ
によりユーザ入力テキストと左側境界となる阻止物との
間に隙間を作る。
【0101】テキスト記入線上方左側境界位置決定部4
12も,ブロック1041に示す機能を実行する左側線
空隙処理コードセグメント436を含む。探索がディジ
タル画像の左方へ継続するにつれ,それは線の終端に到
達するまで進められる。しかし,探索が線の終端に達し
た以外の多くの理由で線が終了したように見えることが
ある。例えば,ファクシミリやフォトコピーによる劣悪
な画像品質のために線に空隙が生じることがある。左側
線空隙処理コードセグメント436は,下端線の空隙と
実際の線の終端とを区別する。
【0102】ブロック1028において,左側線空隙処
理コードセグメント436は,横方向の線がもはや存在
しないところまで左方に探索が進められたかを判定す
る。好ましい実施形態では,空隙は,現在のY座標の上
下2ピクセルの間の縦方向の範囲に黒色ピクセルが存在
するかどうかを判定することにより識別される。従っ
て,これらのピクセルのいずれか1個が黒色であれば,
その線は現在の探索点を超えてさらに左方に続いてい
る。逆に,それらのピクセルが全部白色であれば,線に
少なくとも空隙が存在し,恐らく線は終了していること
になる。
【0103】ブロック1028において,現在位置が空
隙の可能性があると判定された場合,ブロック1030
で左側線空隙識別部425が呼び出され,その白色の空
白が空隙かどうかを判定する。左側線空隙識別部425
については図26によって後に詳述する。左側線空隙識
別部425は,その座標から探索が継続される(XJum
p,YJump)座標を返す。後に詳述するように,(XJum
p,YJump)座標は,現在の(X,Y)座標と同じであ
る場合もあれば異なる場合もある。
【0104】重要な点として,左側線空隙処理コードセ
グメント436は,誤りによる痕跡を空隙の後の線の続
きと誤解して線の終端を過ぎても探索が漫然と行われな
いようにするために多数の検証プロセスを含む。最初の
検証プロセスは条件ブロック1032で実行され,そこ
で返された(XJump,YJump)座標が検査される。返さ
れた(XJump,YJump)座標の値が白色であれば,左側
線空隙処理コードセグメントが現在座標と同じ座標を返
したことになり(後述),その白色の空白は空隙ではな
く,線は継続しないことを示す。その後,処理は復帰ブ
ロック1046へ続き,そこでその(X,Y)座標が返
される。条件ブロック1032で返された座標のピクセ
ルが黒色であると判定された場合,その白色の空白は空
隙とみなされ,返された座標は下端線の連続が始まる場
所であるとみなされる。
【0105】完全な線を決定し,その終端座標を越える
誤った線の連続を防止するために,処理はブロック10
34に続き,そこでテキスト記入線上方左側境界位置決
定部機能が自身への再帰呼び出しによって繰り返され
る。
【0106】この再帰手続きが完了すると,第2の検証
プロセスが実行され,(XNew ,YNew )と称するその
次の(XJump,YJump)座標がその線の合理的な連続を
表現していることを確認する。すなわち,その空隙を飛
び越してから,左側線空隙処理コードセグメントは,合
理的な距離について線を追跡し,それが実際に線の一部
であって,誤って識別されたノイズではないことを確認
する。これは,条件ブロック1038の第2の妥当性検
査によって実行される。
【0107】条件ブロック1038では,XJumpとXNe
w との差が,同一線の一部であるためのその空隙に続く
最小線長を表す所定のスレッショルド値XContinueと比
較される。好ましい実施形態では,いずれの連続も妥当
とみなされるようにゼロに設定されており,それによ
り,この検証を事実上使用禁止としている。しかし,他
のスレッショルド値を使用できることは理解されるであ
ろう。
【0108】空隙の後の線が十分な長さであった場合,
処理はブロック1040に続き,そこで座標(XNew ,
YNew )が返される。反対に,空隙に続く線が連続した
線をなすだけ十分な長さでなければ,それは無視され,
現在座標はその線の終端としてみなされる。こうした状
況では,座標値(X,Y)が復帰ブロック1046で返
される。
【0109】探索進行コードセグメント1029は,左
側境界を求めて,または,画像の左端に到達するまで,
ディジタル画像を左方へ探索する。ブロック1042で
は,X座標が減分され,XからX−1へと1列ずつ左方
へ探索を進める。ブロック1044では,その進行によ
り探索がディジタル画像の左端に達したかどうかが判定
される。到達していれば,プロセスは,画像の左端に達
した地点の値を返す。そうでなければ,上述のルーチン
が繰り返され,新しいピクセル値配列の検査を続行す
る。
【0110】3.テキスト記入線上方右側境界位置決定
部 テキスト記入線上方右側境界位置決定部414は,ユー
ザ選択座標を含むビットマップ画像の列の右側でテキス
ト記入線の上方の阻止物を位置決めし,その阻止物の位
置にもとづき,テキストフィールドの右側境界を決定す
る。前述の通り,この境界位置決定部414は好ましく
はタイプ1および3のテキストフィールド識別部406
および410によって呼び出される。境界位置決定部4
14は,呼び出されると,下端線がすでに位置決めされ
ている第1行のユーザ選択クリック点の下側に縦方向で
ピクセルを表す(X,YBL)座標を与えられる。境界位
置決定部414は,右側境界を表す(XRight ,YRigh
t )を返す。
【0111】図14を参照して,テキスト記入線上方右
側境界位置決定部414は,多数のコードセグメントを
含み,各コードセグメントは,境界位置決定部414が
テキスト記入線の上方のディジタル画像を右方に阻止物
の探索を進めるに伴い,個々の機能を実行する。図5お
よび図14を参照して,境界位置決定部414は,スキ
ュー検出コードセグメント440,阻止物識別コードセ
グメント442,右側境界識別コードセグメント44
4,右側線空隙処理コードセグメント446,および,
右方探索進行コードセグメント448を含む。
【0112】以下に述べる点を除き,これらのコードセ
グメントは,テキスト記入線上方左側境界位置決定部4
12に関して上述した類似のコードセグメントと同様の
機能を実行する。詳細に言えば,右方探索進行コードセ
グメント448は,ブロック1130においてX座標の
値を増分させ,ディジタル画像の右方へ探索を進める。
さらに,右側境界識別コードセグメント444は,阻止
物が右側境界の2列をその阻止物の左側に置くように配
置されている3列バッファにおける右端列のX座標から
2列を減算する。
【0113】4.上端境界位置決定部 上端境界位置決定部420は,横方向の線またはテキス
トいずれか一方の形式の阻止物を見つけるまで,それ以
前に位置決めされている下端線境界(YBL)含む行から
上方へ探索する。前述の通り,この上端境界位置決定部
は好ましくは,タイプ1,タイプ2およびタイプ3のフ
ィールド識別部によって呼び出されるサブルーチンであ
る。上端境界位置決定部420には,X軸に沿った下端
線境界の端点(XLeftおよびXRight )および上方探索
が開始されるY座標(YBL)が与えられる。上端境界位
置決定部は,上端境界が始まる第1行のY座標を返す。
【0114】境界位置決定部420によって実行される
機能を図15に示す。概略,境界位置決定部420は,
横方向の線またはテキストの形式の阻止物を探索しつ
つ,所定の距離にわたり縦方向で上方に探索を行う。重
要な点として,本発明は,線およびテキスト阻止物を識
別するために,それぞれが関係する阻止物の形式に個別
に適応された2つの異なる阻止物識別技法を利用する。
線境界を検出するために,上端境界位置決定部420は
上端線阻止物識別コードセグメント466を含み,これ
は好ましくはブロック1204に図示された機能を実行
するコードセグメントである。また,テキスト阻止物を
検出するためには,ブロック1226に図示された機能
を実行するテキスト阻止物識別コードセグメント468
が含まれる。さらに,上端境界位置決定部420は,画
像の端に向けて上方へ探索を進めるためのブロック12
27に図示した機能を実行する上方探索進行コードセグ
メント470を含む。
【0115】開始ブロック1202において,下端の横
方向の線の端点の座標(XLeft,YBottom)および(X
Right ,YBottom)が受信される。初めに,上端線阻止
物識別コードセグメント466が実行され,線を含むピ
クセル行にまで上方探索が進行したかどうかを判定する
ために各ピクセル行を検査する。重要な点として,上端
線阻止物識別コードセグメント466は,横方向の線の
形式の阻止物が特定のピクセル行に存在するかどうか
を,検査するピクセル行の部分の百分率スレッショルド
検査を用いて判定する。これにより,傾斜した線が補償
され,そのプロセスをテキストフィールド長と無関係に
する。
【0116】上端線阻止物識別コードセグメント466
は,ピクセル値の合計を所定のスレッショルドThre
shLine%と比較する。この値は,1行のピクセルが線
阻止物を含むとみなされるために黒色でなければならな
いピクセルの百分率である。しかし,そのような線阻止
物が存在しても,傾いていることがある。そうした場
合,長い行のピクセル値の単純な加算は,規定により少
数のピクセルが単一のピクセル行で位置決めされるの
で,その線を誤って見逃す場合がある。
【0117】この潜在的な問題を克服するために,この
検査は,その行の離れたいくつかの部分について行わ
れ,単一のピクセル行にあるはずの傾いた線のピクセル
の百分率を増加させる。その線に何らかの傾きがあれ
ば,その線を部分的に注目することにより傾きを識別す
る可能性を高める。
【0118】上記の探索を実施する際に,本発明は,バ
イレベル画像がバイト当たり8ピクセルを格納するとい
う点を活かすために8ビット境界で開始および終了する
ように線の部分を選択する。ラスタがバイレベルビット
マップなので,その走査手順は各命令サイクルで複数ビ
ットバイトのデータを検査することが可能であり,それ
により,ピクセルごとの検査に比べて8の因数だけ走査
を速める。しかし,端点が8ビット境界にない場合に
は,やはり直近に含まれる境界までバイトごとのルーチ
ンが用いられ,残りのピクセルはピクセルごとの形式で
検査される。本発明の好ましい実施の形態では,ピクセ
ル行は2分割される。従って,ブロック1206におい
て,(XMid ,Y)と称するその行の中央のピクセルが
求められる。
【0119】ブロック1208および1210では,上
端線阻止物識別コードセグメント466は,現在のピク
セル行の左側部分を検査し,その検査されるピクセル行
が線を含むとみなせるだけ十分な百分率の黒色ピクセル
を含むかどうかを判定する。ブロック1208で,XLe
ft からXMid までの行Yでピクセルが合計される。こ
の値は,その行の左側部分の合計ピクセルの百分率Su
mLeftに変換され,ブロック1210で,阻止物が線と
みなされるために必要な黒色ピクセルの百分率を表すス
レッショルド値Thresholdlineと比較される。
【0120】黒色ピクセルの数が不十分であれば,ブロ
ック1212および1214において,現在のピクセル
行の右側部分について同じプロセスが繰り返される。そ
の行の左側部分または右側部分のいずれかが線を含むと
判定された場合,処理は復帰ブロック1216に継続
し,そこでその行のY値が返される。
【0121】検査されたピクセル行に線阻止物を構成す
るだけ十分な百分率の黒色ピクセルが存在しなければ,
テキスト阻止物識別コードセグメント468が呼び出さ
れ,テキスト形式の阻止物を含んでいないかどうかを判
定するためにその行を検査する。テキスト阻止物識別コ
ードセグメント468によって実行される機能は,図1
2のブロック1226に示されている。
【0122】ブロック1218において,検査される行
の合計ピクセル値が所定のスレッショルド値Thres
holdHoriz と比較される。このスレッショルド値
は,その行をテキスト阻止物の始まりを含むと類別する
ために十分な1行内のピクセルの最低数である。好まし
い実施の形態では,ThresholdHoriz 値は8ピ
クセルという定数に設定されている。しかし,個々のア
プリケーションについて適切な他の値が使用できること
は,当業者にとって明白であろう。
【0123】テキスト阻止物もまったく存在しなけれ
ば,上方探索進行コードセグメント470が探索を次の
行へ進める。コードセグメント1227,ブロック12
24において,Yが減分され,探索が上方へ進められ
る。ただし,ブロック1228で画像の上端に到達した
と判定された場合には,その時点でブロック1216に
おいてYの値が返される。
【0124】重要な点として,テキスト阻止物識別コー
ドセグメント468は,テキスト阻止物を決定する際に
ブロック1218での検査結果のみを単独の判定基準と
して受け入れるわけではない。テキスト阻止物を構成す
るために必要な黒色ピクセル数を有する現在のピクセル
行に加えて,阻止物と識別された場合,本発明ではその
長さを考慮することによってそれが真の阻止物であるか
どうかを判定する。従って,ブロック1220におい
て,所定数の検査済の行が一緒に検討され,その阻止物
が誤りによる痕跡ではなく本物のテキストであることを
保証するために十分な数の行にわたり阻止物が連続して
いるかどうかを判定する。
【0125】本発明のさらに付加的な利点は,阻止物が
行内に含まれているかどうかを判定する際の判定基準と
して一定のピクセル値を用いていることである。固定数
の黒色ピクセルのために,コードセグメント468は,
ノイズを無視できる一方,長さに関わりなくラベルで停
止できる。本発明の好ましい実施形態では,この値Ro
wHoriz は定数3に設定されている。従って,本発明で
は,各々が少なくとも8個以上の黒色ピクセルを有する
3行を阻止物であるとみなす。このような場合,処理は
ブロック1222へ進み,そこでテキスト阻止物を含む
最初の(最下)行に関係するY座標の値が計算され,そ
の後復帰ブロック916で返される。
【0126】5.テキスト記入線下方左側境界位置決定
部 テキスト記入線下方左側境界位置決定部416は,テキ
スト記入線の下側のユーザ選択座標の左側に阻止物を位
置決めし,その阻止物の位置にもとづき,フィールドの
左側境界を決定する。前述の通り,この境界位置決定部
416は好ましくは,タイプ2およびタイプ3のテキス
トフィールド識別部408および410によって呼び出
されるサブルーチンである。境界位置決定部416は,
呼び出されると,下端線がすでに位置決めされている第
1行のユーザ選択クリック点の下側の縦方向のピクセル
を表す(X,YBL)座標を与えられる。境界位置決定サ
ブルーチン416は,左側境界を表す(XLeft,YLef
t)を返す。
【0127】図5および図16〜図20を参照して,テ
キスト記入線下方左側境界位置決定部416は,多数の
コードセグメントを含み,各コードセグメントは,境界
位置決定部416がテキスト記入線の下側のディジタル
画像を左方に阻止物の探索を進めるに伴い,個々の機能
を実行する。境界位置決定部416は,スキュー検出コ
ードセグメント450,テキスト・線阻止物識別コード
セグメント452,探索配列識別コードセグメント45
4,および,左方探索進行コードセグメント456を含
む。
【0128】重要な点として,テキスト記入線下方左側
境界位置決定部416はラベルの右端も検出する。タイ
プ3フィールド識別部410は,一定の条件のもとでそ
の値をXLeftの代用とすることによりその値を活用す
る。境界位置決定部416は,通常の境界を示す値(X
Left)およびラベルの右端を示す値(XLabel )の2つ
のX値を返す。どちらの返り値を使用するかは呼び出し
側ルーチンが決定する。例えば,タイプ2フィールド識
別部はラベルの右端を無視するが,タイプ3フィールド
識別部はクリック点にもとづきXLeftとXLabel との間
のXを選択する。従って,ユーザがラベルの下側の点を
選択した場合,本発明は,ラベルの下で左側の縦壁まで
延びているテキストフィールドを確立する。他方,ユー
ザがラベルに隣接する点を選択した場合,本発明ではラ
ベルの左側まで延びているテキストフィールドを確立す
る。
【0129】概略,スキュー検出コードセグメント45
0は,縦方向にずれた傾斜した横方向の線を追跡するた
めにブロック1307に示す機能を実行する。テキスト
・線阻止物識別コードセグメント460は,阻止物を正
確に識別するため所定の行数および列数のピクセルを加
算するためにブロック1325に示す機能を実行する。
左方探索進行コードセグメント456は,画像の端に向
けて左方へ探索を進めるためにブロック1371に示す
機能を実行する。探索配列識別コードセグメント454
は,検査に用いるピクセル配列を選択するためにブロッ
ク1315に示す機能を実行する。これらの各要素によ
って実行される処理は,好ましくはコードセグメントと
して実施されており,図16〜図20の流れ図によって
以下に詳述する。
【0130】サブルーチン1300は,呼び出し側ルー
チンからの(X,YBL)座標の受信により開始ブロック
1302で呼び出される。この(X,Y)座標は,下端
線境界位置決定部422がタイプ2およびタイプ3ルー
チンによって呼び出された時に生成する(X,YBL)座
標である。
【0131】前述の通り,スキュー検出コードセグメン
ト450は,縦方向にずれた傾斜した横方向の線を追跡
するためにブロック1307に示す機能を実行する。ス
キュー検出コードセグメント450によって実行される
プロセスはブロック1307に示す通りである。このコ
ードセグメント450は,線が歪んでいないかを判定
し,歪んでいれば,それがずれて行く方向に線を追跡す
るために探索方向を調整する。スキュー検出コードセグ
メント450は,ブロック1308〜1314を含み,
上述のスキュー検出コードセグメント430が実行する
機能と類似の機能を実行する。
【0132】探索配列識別コードセグメント454は,
既に位置決めされている下端線の下側で阻止物の左方探
索の始点を確定する。この探索配列識別コードセグメン
トは,ブロック1315に示した機能を実行し,テキス
トおよび線の境界を検査するために十分な数のピクセル
が探索配列に含まれるような下端線の下のピクセル配列
を選択する。
【0133】探索配列識別コードセグメント454は,
下端線を探索配列から除外し,それによりその補償の必
要をなくすために,下端線をスキップする。ブロック1
316で,探索配列識別コードセグメント454は,下
端線が位置する点(X,YBottom)のある第1行から3
列にわたり下方へ完全に空白な線を探索する。探索配列
識別コードセグメント454は,その3列探索配列を行
(YBL+1)から行(YBL+7)まで,3個の白色ピク
セルを含む行を探索する。それは,横方向の下端線の下
側の第1のピクセル行であるとみなされ,YBottomと呼
ばれる。
【0134】ブロック1318において,探索配列識別
コードセグメントは,ブロック1316で探索がその範
囲に限定された7行以内にYBottomが存在するかどうか
を判定する。存在すれば,ブロック1324でY座標が
増分され,現在座標と下端線との間の距離を増加させ
る。これは,阻止物がラベルである場合に,下端線の下
側に少なくともその距離だけあるはずだからである。さ
らに,下端線に関係するピクセルが探索中に阻止物とし
て誤解されないようにさせる。
【0135】ブロック1318でYBottomが見つからな
ければ,処理は続いてブロック1320に進み,そこで
それがルーチンの最初の反復であるかどうかが判定され
る。そうであれば,探索配列バッファがブロック132
2でゼロに設定される。最初の反復でなければ,ブロッ
ク1326において,その前の反復での値と同じYBott
omが使用され,下端線の一時的な追跡不能状態から確実
に回復する。YBottomが求まると,ブロック1324で
Y座標が増分される。
【0136】テキスト・線阻止物識別コードセグメント
452は,図18のブロック1325に示された機能を
実行する。重要な点として,識別コードセグメント45
2は,テキスト阻止物と縦線阻止物の両方を検査する。
この両方の形式の阻止物を検出できることにより,本発
明では,線が検出された場合に探索を停止しながら,検
査ラベルを越えてテキスト記入線を探索することができ
る。これは,複数語ラベルを正しく識別し,線を越えて
探索する時間の無駄をさせないためにも必要である。
【0137】ブロック1327で,(X−1,YBotto
m)から(X−1,YBottom+YBelow)までのピクセル
値の和が求められる。YBottomは,前に処理ブロック1
315で探索配列識別コードセグメント454により求
められている,下端線の下の第2の空白ピクセル行であ
る。YBelowは,阻止物の探索が行われるべき下端線の
下側の距離である。本発明の好ましい実施形態では,Y
Belowは30ピクセルの定数値に設定されている。しか
し,当業者には明白であるように,他の値を用いてもよ
い。
【0138】現在のX−1列に縦線の形式の阻止物が存
在するかどうかを判定するために,ブロック1328に
おいて,黒色ピクセルの百分率が,ThreshLine%
と呼ばれる所定値と比較される。ThreshLine%
は,その列が線を含むとみなされるために黒色でなけれ
ばならないピクセルの百分率である。本発明の好ましい
実施形態では,ThreshLine%は75%の値である
が,所与のアプリケーションに適切ないずれかの値を使
用することができる。
【0139】(X−1,YBottom)から(X−1,YBo
ttom+YBelow)までの行が縦線を含まなければ,ブロ
ック1330で,識別コードセグメント452は得られ
た合計を3列バッファに格納する。しかし,ブロック1
328において,縦線の形式の阻止物が列X−1にある
と判定されれば,処理はブロック1340に継続し,そ
こでテキストラベルの右端XLabel がすでに位置決めさ
れているかどうかが判定される。XLabel が求められて
いれば,探索はラベルの下側まで進んでおり,テキスト
フィールドは縦壁境界まで進むことになる。返される座
標はX+1に設定され,そのテキストフィールドに入力
されるテキストが縦線の境界と重なって表示されないよ
うに,境界の2列を(列X−1で検出された)縦線の右
側に置く。
【0140】ブロック1340でXLabel がまだ求めら
れていないと判定された場合,縦線阻止物がテキスト阻
止物より以前に位置決めされ,タイプ3テキストフィー
ルドがそのボックスにラベルを持っていないことを示
す。このような場合,XLabelの値は現在座標+1の値
に設定され,前に求められた左側境界と同じにする。
【0141】ブロック1330に戻って,ブロック13
28でいずれの縦線阻止物も見つからず,それらのピク
セル値がブロック1330で格納されると,ブロック1
332において,探索配列の3列全部のピクセル値が合
計され,黒色ピクセルの数が所定のスレッショルド値T
hresholdBelowと比較される。このスレッショ
ルド値は,阻止物が存在するとみなされるために3列探
索配列になければならない黒色ピクセルの最低数であ
る。
【0142】本発明の好ましい実施形態では,Thre
sholdBelowは10ピクセルの定数に設定されてい
るが,別の実施の形態では他の値が適切なこともある。
上述のプロセスは探索配列バッファが3個の妥当な列の
合計値を含んでいるという前提にもとづいているので,
初めにブロック1304において,3列バッファの最初
の2列(X+1,Y)および(X,Y)の和が予め計算
されている。従って,ブロック1332では,列(X+
1),(X)および(X−1)の(Y−3)から(Y−
YAbove)までのピクセル値の和が第1の反復で正確に
求められる。
【0143】ブロック1332で阻止物が見つかれば,
処理は続いてブロック1334に進み,そこで行X−1
の阻止物がX+1の阻止物と比較される。X+1の黒色
ピクセルの最低数が阻止物を構成するだけ十分に大きく
なければ,XLabel はX+1に設定され,ラベルの右端
の列であることを示す。ブロック1332で探索配列に
阻止物が見つからなければ,処理は続いてブロック13
38に進み,そこで多数の以前の列が検査され,それら
がラベルを含んでいるかどうかが判定される。XTestと
称するこの値は,テキストラベルの列の最低数である。
好ましい実施形態では,XTestは4列に設定されている
が,他の値も用いることができる。従って,ブロック1
332でテキスト阻止物(ラベル)が存在しないと判定
され,かつ,ブロック1338で現在のX−1列の右側
の少なくともXTest列には阻止物が存在すると判定され
た場合,それは,ラベル阻止物の左側であるとみなされ
る。
【0144】ブロック1332で(X+1),(X)お
よび(X−1)の3列にいかなるラベルも存在しないと
判定され,かつ,ブロック1338でそれ以前(すなわ
ちX+2,X+3...)にいかなるラベルも存在しな
いと判定された場合は,左側線空隙処理コードセグメン
ト455および左方探索進行コードセグメント456が
呼び出される(後述)。
【0145】ブロック1338で探索配列バッファにラ
ベルの徴候を含むまで探索が進んだと判定された場合,
処理は続いてブロック1346に進み,そこで,探索配
列がピクセル列X+3,X+2,X+1を含んでいた以
前の列に阻止物が存在していたかが判定される。そうで
あれば,値(XEdge,YEdge)がそのラベルの左端を示
す現在座標に設定される。
【0146】従って,(XEdge,YEdge)は阻止物が1
行で2度検出されるごとに設定される。すなわち,ブロ
ック1332がその時点(X)で分岐した時と前回(ブ
ロック1346,X+1)とである。こうして,ブロッ
ク1332が分岐する際にだけでなくブロック1346
が分岐する際にも第2の阻止物が検出され得る。それは
ブロック1338が分岐していたので第1の阻止物では
ないことがわかり,それ故,以前に一度ラベルが見つか
っていたことになる。従って,ブロック1350では,
その新しい阻止物が単にそのラベルの続き(複数語,わ
ずかな空隙)にすぎないないのか,または,まったく別
のラベルなのかは,ラベルを分離するために必要な最小
距離XTest−Gap に対するそれらの間の距離を検査する
ことだけで判定できる。値(XEdge,YEdge)は,正し
い左側境界を超えて探索が続けられた後に返すことがで
きるように保存される。
【0147】また,テキスト記入線下方左側境界位置決
定部416は左側線空隙処理コードセグメント455も
含む。左側線空隙処理コードセグメント455によって
実行される機能は図19のブロック1353に示されて
いる。以下に述べる点を除き,左側線空隙処理コードセ
グメント455は前述の左側線空隙処理コードセグメン
ト436と同様の機能を実行する。詳細に言えば,左側
線空隙処理コードセグメント455は付加的なステップ
1368,1366および1370を含み,テキストボ
ックスの左辺が存在せずに,線が単純に終了している場
合でも,XLabel が確実に妥当な値を受け取るようにす
る。
【0148】左方探索進行コードセグメント456は,
ブロック1371に示したステップを実行し,ブロック
1372でX座標の値を減分することによりディジタル
画像の左方への探索を進める。ブロック1374では,
探索が画像の端まで進められたかどうかが判定される。
そうであれば,ブロック1376でその(X,Y)座標
が返される。そうでなければ,上述のプロセスがスキュ
ー検出プロセス1307から繰り返される。
【0149】6.テキスト記入線下方右側境界位置決定
部 テキスト記入線下方右側境界位置決定部418は,ユー
ザ選択座標を含むビットマップ列の右側でテキスト記入
線の下側の阻止物を位置決めし,その阻止物の位置にも
とづき,テキストフィールドの右側境界を決定する。前
述の通り,境界位置決定部418は好ましくは,タイプ
2およびタイプ3のテキストフィールド識別部408お
よび410によって呼び出されるサブルーチンである。
境界位置決定部418は,呼び出されると,(X,YB
L)座標を与えられる。境界位置決定部418は,右側
境界を表す(XRight ,YRight )を返す。
【0150】図5および図21〜25を参照して,テキ
スト記入線下方右側境界位置決定部418は,多数のコ
ードセグメントを含み,各コードセグメントは,境界位
置決定部418がテキスト記入線の下側のディジタル画
像を右方に阻止物の探索を進めるに伴い,個々の機能を
実行する。境界位置決定部418は,スキュー検出コー
ドセグメント458,テキスト・線阻止物識別コードセ
グメント460,探索配列識別コードセグメント46
2,右側線空隙処理コードセグメント463および右方
探索進行コードセグメント464を含む。
【0151】テキスト記入線下方右側境界位置決定部4
18は,横方向の線の形式の阻止物を見つけるまで,そ
れ以前に位置決めされている下端線境界の下側のディジ
タル画像を右方へ探索する。以下に述べる点を除き,こ
の境界位置決定部が実行する機能は,前述のテキスト記
入線下方左側境界位置決定部が実行する機能と同様であ
る。
【0152】ブロック1472において,X座標の値
は,減分ではなく増分される。さらに,いずれのラベル
も存在しない場合,XLabel のデフォールト値は左側境
界となる。従って,この値はブロック1340および1
342で設定され,それらは境界位置決定サブルーチン
418が実行する独自の機能である。
【0153】阻止物および空白の探索順序は逆になる。
境界位置決定部416では,阻止物が位置決めされるま
で空白は無視される。その阻止物はXTest列以上の幅を
必要とするので,ラベルの端を知らせるためにXTest−
Gap 列の空白を探索する。他方,境界位置決定部418
では,空白が最初にカウントされる。XTest−Gap 列の
空白に続く阻止物が位置決めされると(ブロック143
6),探索は停止する。XTest−Gap 列が阻止物より前
に見つからなければ,そのクリック点はラベルの下側で
あると仮定され,それにより,XTest列の阻止物が検査
され,それが1個の阻止物であり汚れではないことを保
証する。阻止物の端で,XLabel が設定され(ブロック
1450),探索がXTest−Gap 列の空白について再開
される。XTest−Gap より早く別の阻止物が見つかる
と,同じ(複数語の)ラベルの一部とみなされ,XLabe
l はその終端でリセットされる。
【0154】ブロック1456および1460におい
て,右側線空隙識別コードセグメントが左側線空隙識別
コードセグメントに代わって呼び出される。ブロック1
462で,XNew −XJumpの値が正符号を保持するよう
に検査される。
【0155】7.左側線空隙識別部 左側線空隙識別部425は,線の連続を求めて途絶点の
近傍を探索することにより1本の線の空隙とその線の実
際の終端とを識別する。前述の通り,この識別部425
は好ましくは,ディジタル画像を左方に探索しつつテキ
スト記入線を追跡する他のサブルーチンによって呼び出
されるサブルーチンである。識別部425は,呼び出し
側サブルーチンが,下端線の追跡中に,予想される線の
上側,隣りおよび下側の領域に白色ピクセルが存在する
と判定した際に呼び出される。呼び出されると,識別部
425には,白色ピクセルの列が位置決めされた列の現
在の(X,Y)座標が与えられる。識別部425は,呼
び出し側サブルーチンが探索を続行するはずの点であ
り,呼び出し側サブルーチンでは(XJump,YJump)と
呼ばれる点を表す座標(XTest,YTest)を返す。座標
(XTest,YTest)が白色ピクセルであれば,識別部4
25はその近傍に連続線を見つけなかったことになり,
その線は終端しているとみなされる。しかし,識別部4
25が黒色ピクセルの座標を返した場合,単数または複
数の白色ピクセルは空隙とみなされ,線は返された座標
から継続する。
【0156】図25を参照して,左側線空隙識別部42
5は,開始ブロック1502で現在の(X,Y)座標の
受信により開始する。ブロック1504および1506
では,変数XTestおよびYTestが,以後の使用のため
に,受け取ったXおよびY座標と同値に設定される。
【0157】条件ブロック1508では,(XTest,Y
Test)座標のピクセル値がそのピクセルが黒色であるか
否かが判定される。黒色でなければ,XTestの値がブロ
ック1510で減分される。ブロック1512で,始点
座標からの距離が同一線の空隙に関する最低ピクセル数
(XGap と呼ぶ)未満であると判定された場合,ブロッ
ク1508で黒色ピクセルが識別されるまで左方への探
索が続けられる。黒色ピクセルが識別されると,復帰ブ
ロック1526で値を返す。
【0158】その行が連続線を求めて探索された後,処
理は続いてブロック1514〜1524へ進み,現在座
標の上側の2行および下側の2行について上述の探索を
実行し,それらの行の各々について,識別部425は一
定のXGap 限界まで探索する。
【0159】8.右側線空隙識別部 右側線空隙識別部424は,線の連続を求めて途絶点の
近傍を探索することにより1本の線の空隙とその線の実
際の終端とを識別する。前述の通り,識別サブルーチン
424は好ましくは,ディジタル画像を右方に探索しつ
つテキスト記入線を追跡する他のサブルーチンによって
呼び出されるサブルーチンである。識別部424は,呼
び出し側サブルーチンが,下端線の追跡中に,予想され
る線の上側,隣りおよび下側の領域に白色ピクセルが存
在すると判定した際に呼び出される。呼び出されると,
識別部424には,白色ピクセルの列が位置決めされた
列の現在の(X,Y)座標が与えられる。識別部424
は,呼び出し側サブルーチンが探索を続行するはずの点
であり,呼び出し側サブルーチンでは(XJump,YJum
p)と呼ばれる点を表す座標(XTest,YTest)を返
す。
【0160】図27を参照して,右側線空隙識別部42
4は,探索が左方ではなく右方へ進められる点を除き,
左側線空隙識別部425と同様の機能を実行する。
【0161】9.テキストボックス上端境界位置決定部 テキストボックス上端境界位置決定部421は,ユーザ
選択座標の上側の線阻止物を位置決めする。前述の通
り,境界位置決定部421は好ましくは,タイプ3のテ
キストフィールド識別部410によって呼び出されるサ
ブルーチンである。境界位置決定部421は,呼び出さ
れると,(X,Y)座標を与えられ,Y座標の値YTLを
返す。
【0162】図28を参照して,テキストボックス上端
境界位置決定部421は,開始ブロック1702で呼び
出されると,ユーザ選択初期座標(X,Y)を受け取
り,その座標から上方へ探索を開始する。ブロック17
04で,ピクセルが検査され,白色であるかが判定され
る。白色であれば,上端線は位置決めされていないの
で,ブロック1706でY座標の値が減分され,探索を
上方へ1行分進める。このプロセスは,ブロック170
8で最大テキストフィールドサイズYField の値を上回
ったと,または,ブロック1710で画像の端に到達し
たと判定されるまで繰り返される。詳細に言えば,ブロ
ック1708では,(YBL−Y)の値がYField 未満で
あるかが判定される。前述の通り,YBLは,下端線境界
が存在したと下方探索ルーチンが判定した地点の第1列
である。YField はテキストフィールドの最大高さであ
り,好ましい実施形態では200ピクセルである。値
(YBL−Y)は,現在の探索座標が下端線境界の上にあ
るその距離である。この値がテキストフィールドの最大
高さより大きくなると,その現在座標が復帰ブロック1
712で返される。
【0163】ブロック1704で上端線が位置決めされ
ると,処理はブロック1714に進み,そこで中間変数
XFollowおよびYFollowが変数XおよびYの現在値に設
定される。
【0164】ブロック1716で,(XFollow,YFoll
ow)の各ピクセルが検査され,それが黒色ピクセルであ
るかどうかが判定される。黒色ピクセルでなければ,処
理は続いてブロック1718に進み,線が歪んでいるか
どうかが判定される。他方,現在座標(X,Y)が上端
線の候補であることを示している場合,または,線が歪
んでいる場合,処理は続いてブロック1720に進み,
そこでXFollow座標が増分され,現在座標を1列分右方
へ進める。ブロック1718での判定に従って線が歪ん
でいなければ,処理はブロック1706に進む。
【0165】ブロック1722では,1本の線を構成す
るとみなされる最低数の連続する横方向の黒色ピクセル
(XLineと称する)に到達しているかどうかが判定され
る。上端線境界が見つかった初期のX座標からの現在距
離(XFollow−X)がXLineより大きくなければ,探索
は右方へ続けられる。他方,十分に長い上端線境界が位
置決めされた場合,その(X,Y)座標が返される。
【0166】10.チェックボックス上端境界位置決定
部 チェックボックス上端境界位置決定部428は,ユーザ
選択座標の上側の上端阻止物を位置決めする。前述の通
り,境界位置決定部428は好ましくは,タイプ4(チ
ェックボックス)のフィールド識別部404によって呼
び出されるサブルーチンである。境界位置決定部428
は,呼び出されると,ユーザ選択座標のピクセルを表す
現在の(X,Y)座標が与えられる。境界位置決定サブ
ルーチン428は,上端線阻止物およびその両端点を表
すY2Top ,X1LeftおよびX1Right の各値を返す。
【0167】図29および30ならびに図31および3
2を参照して,チェックボックス上端境界位置決定部4
28は,多数のコードセグメントを含み,各コードセグ
メントは,境界位置決定部428が上端線阻止物の上方
探索を進めるにつれて,個々の機能を実行する。境界位
置決定部428は,チェックボックス上端阻止物識別コ
ードセグメント488,スキュー検出コードセグメント
490,端点識別コードセグメント492および探索進
行コードセグメント494を含む。
【0168】概略としては,チェックボックス上端阻止
物識別コードセグメント488は,チェックボックスの
上端阻止物を位置決めするためにブロック1901に示
す機能を実行する。スキュー検出コードセグメント49
0は,傾いた横方向の線が縦方向に歪んでいる際にそれ
を追跡するためにブロック1903および1909に示
す機能を実行する。端点識別コードセグメント492
は,線阻止物の端が位置決めされたかどうかを判定する
ためにブロック1907および1913に示す機能を実
行する。探索進行コードセグメント494は,画像の端
まで左方および右方へ探索を進めるためにブロック19
05および1911に示す機能を実行する。好ましくは
コードセグメントとして実施されているこれらの各要素
によって実行される処理について,図31および32の
流れ図ならびに図29および30の線図によって以下に
詳述する。
【0169】サブルーチン1900は,呼び出し側ルー
チンからの(X,Y)座標の受信によって開始ブロック
1902で呼び出される。この(X,Y)座標はユーザ
選択座標である。
【0170】前述の通り,チェックボックス上端阻止物
識別コードセグメント488は,チェックボックスの上
端阻止物を位置決めするためにブロック1901に示す
機能を実行する。ブロック1904で,チェックボック
ス上端境界位置決定部428が,現在座標が黒色ピクセ
ルにあるかどうかを判定する。黒色ピクセルにあれば,
境界位置決定部428は,復帰ブロック1910で現在
座標を上端境界Y2Top として返す。
【0171】ブロック1904で,現在座標は黒色ピク
セルではないと判定されると,処理は続いてブロック1
908に進み,探索がディジタル画像の上端まで進んだ
かどうかを判定する。探索がディジタル画像の上端まで
進んだのであれば,現在のY座標が復帰ブロック191
0で返される。そうでなければ,Y座標の値がブロック
1906で減分され,チェックボックスの上端境界また
はディジタル画像の端が位置決めされるまで上述の手続
きが繰り返される。
【0172】スキュー検出コードセグメント490は,
傾いた横方向の線が縦方向に歪んでいる際にそれを追跡
するためにブロック1903および1909に示す機能
を実行する。コードセグメント490は,線が歪んでい
るかどうかを判定し,そうであれば,それがずれて行く
方向に線を追跡するように探索方向を調整する。スキュ
ー検出コードセグメント490は,上述のスキュー検出
コードセグメント430が実行する機能と同様の機能を
実行する。
【0173】端点識別コードセグメント492は,線阻
止物の端が位置決めされたかどうかを判定するためにブ
ロック1907および1913に示す機能を実行する。
この端点識別コードセグメントは,歪んだ線の可能性を
考慮するために1行5列にある全部のピクセルが白色で
あるかどうかを判定する。そうであれば,端点が見つか
ったとみなされ,それらの両端点X1LeftおよびX1Ri
ght の各値が返される(図30参照)。
【0174】探索進行コードセグメント494は,X座
標の値をそれぞれ減分および増分することによって左方
および右方へ画像の端まで探索を進めるためにブロック
1905および1911に示す機能を実行する。探索が
画像の端まで進んだと判定された場合,それぞれ,その
(X,Y)座標がX1LeftおよびX1Right として返さ
れる。判定されなければ,上記のプロセスが繰り返され
る。
【0175】このようにして,チェックボックス上端境
界位置決定部428は,Y2Top ,X1LeftおよびX1
Right の全部で3個の値を返す。
【0176】11.チェックボックス下端境界位置決定
部 チェックボックス下端境界位置決定部429は,ユーザ
選択座標の下側の下端阻止物を位置決めする。前述の通
り,境界位置決定部429は好ましくは,タイプ4(チ
ェックボックス)のフィールド識別部404によって呼
び出されるサブルーチンである。境界位置決定部429
は,呼び出されると,ユーザ選択座標のピクセルを表す
現在の(X,Y)座標が与えられる。境界位置決定部4
29は,下端線阻止物およびその両端点を表すY2Bott
om,X3LeftおよびX3Rightの各値を返す。
【0177】図29および30ならびに図33および3
4を参照して,チェックボックス下端境界位置決定部4
29は,多数のコードセグメントを含み,各コードセグ
メントは,境界位置決定部429が下端線阻止物の下方
探索を進めるに伴い,個々の機能を実行する。境界位置
決定部429は,チェックボックス下端阻止物識別コー
ドセグメント496,スキュー検出コードセグメント4
97,端点識別コードセグメント498および探索進行
コードセグメント499を含む。
【0178】概略としては,チェックボックス下端阻止
物識別コードセグメント496は,チェックボックスの
下端阻止物を位置決めするためにブロック2001に示
す機能を実行する。スキュー検出コードセグメント49
7は,傾いた横方向の線が縦方向に歪んでいる際にそれ
を追跡するためにブロック2003および2009に示
す機能を実行する。端点識別コードセグメント498
は,線阻止物の端が位置決めされたかどうかを判定する
ためにブロック2007および2013に示す機能を実
行する。探索進行コードセグメント499は,画像の端
まで左方および右方へ探索を進めるためにブロック20
05および2011に示す機能を実行する。これらの各
要素によって実行される処理は,チェックボックス上端
阻止物識別コードセグメント428に関して上述した類
似のコードセグメントと同様であり,図33および34
ならびに図29および30に図示されている。
【0179】12.チェックボックス右側境界位置決定
部 チェックボックス右側境界位置決定部427は,ユーザ
選択座標の右側の縦方向阻止物を位置決めし,その阻止
物の位置にもとづき,チェックボックスフィールドの右
側境界を決定する。前述の通り,境界位置決定部427
は好ましくは,タイプ4のテキストフィールド識別部4
04によって呼び出されるサブルーチンである。境界位
置決定部427は,呼び出されると,ユーザ選択クリッ
ク点の(X,Y)座標が与えられる。境界位置決定部4
27は,右側線阻止物およびその両端点を表すX2Righ
t ,Y1Top およびY1Bottomの各値を返す。
【0180】図29および30ならびに図35および3
6を参照して,チェックボックス右側境界位置決定部4
27は,多数のコードセグメントを含み,各コードセグ
メントは,境界位置決定部427が右側線阻止物の右方
探索を進めるに伴い,個々の機能を実行する。境界位置
決定部427は,チェックボックス右側阻止物識別コー
ドセグメント480,スキュー検出コードセグメント4
82,端点識別コードセグメント484および探索進行
コードセグメント486を含む。
【0181】概略としては,チェックボックス右側阻止
物識別コードセグメント480は,チェックボックスの
右側線阻止物を位置決めするためにブロック2101に
示す機能を実行する。スキュー検出コードセグメント4
82は,傾いた縦線が横方向に歪んでいる際にそれを追
跡するためにブロック2103および2109に示す機
能を実行する。端点識別コードセグメント484は,線
阻止物の端が位置決めされたかどうかを判定するために
ブロック2107および2113に示す機能を実行す
る。探索進行コードセグメント486は,画像の端まで
それぞれ上方および下方へ探索を進めるためにブロック
2105および2111に示す機能を実行する。好まし
くはコードセグメントとして実施されているこれらの各
要素によって実行される処理について,図35および3
6ならびに図29および30によって以下に詳述する。
【0182】サブルーチン2100は,呼び出し側ルー
チンからのユーザ選択座標(X,Y)の受信によって開
始ブロック2102で呼び出される。前述の通り,チェ
ックボックス右側阻止物識別コードセグメント480
は,チェックボックスの右側線阻止物を位置決めするた
めにブロック2101に示す機能を実行する。ブロック
2104で,チェックボックス右側境界位置決定部42
7が,現在座標が黒色ピクセルにあるかどうかを判定す
る。黒色ピクセルにあれば,境界位置決定部427は,
復帰ブロック2110で現在座標を右側境界X2Right
として返す。
【0183】ブロック2104で,現在座標が黒色ピク
セルではないと判定されると,処理は続いてブロック2
108に進み,探索がディジタル画像の右端まで進んだ
かどうかを判定する。探索がディジタル画像の右端まで
進んだのであれば,現在のX座標が復帰ブロック211
0で返される。そうでなければ,X座標の値がブロック
2106で増分され,チェックボックスの右側境界また
はディジタル画像の端が位置決めされるまで上述の手続
きが繰り返される。
【0184】スキュー検出コードセグメント482は,
傾いた縦線が横方向に歪んでいる際にそれを追跡するた
めにブロック2103および2109に示す機能を実行
する。コードセグメント482は,線が歪んでいるかど
うかを判定し,そうであれば,それがずれて行く方向に
線を追跡するように探索方向を調整する。スキュー検出
コードセグメント482は,上述のスキュー検出コード
セグメント430が実行する機能と同様の機能を実行す
る。
【0185】端点識別コードセグメント484は,線阻
止物の端が位置決めされたかどうかを判定するためにブ
ロック2107および2113に示す機能を実行する。
この端点識別コードセグメントは,歪んだ線の可能性を
考慮するために1列5行にある全部のピクセルが白色で
あるかどうかを判定する。そうであれば,端点が見つか
ったとみなされ,それらの両端点Y3Top およびY3Bo
ttomの各値が返される(図30参照)。
【0186】探索進行コードセグメント486は,X座
標の値をそれぞれ減分および増分することによってディ
ジタル画像の下方および上方へ探索を進めるためにブロ
ック2105および2111に示す機能を実行する。探
索が画像の端まで進んだと判定された場合,それぞれ,
その(X,Y)座標がY3Top およびY3Bottomとして
返される。判定されなければ,上記のプロセスが繰り返
される。
【0187】このようにして,チェックボックス右側境
界位置決定部428は,X2Right,Y3Top およびY
3Bottomの全部で3個の値を返す。
【0188】13.チェックボックス左側境界位置決定
部 チェックボックス左側境界位置決定部426は,ユーザ
選択座標の左側の縦方向阻止物を位置決めし,その阻止
物の位置にもとづき,チェックボックスフィールドの左
側境界を決定する。前述の通り,境界位置決定部426
は好ましくは,タイプ4のテキストフィールド識別部4
04によって呼び出されるサブルーチンである。境界位
置決定部426は,呼び出されると,ユーザ選択クリッ
ク点の(X,Y)座標が与えられる。境界位置決定部4
26は,左側線阻止物およびその両端点を表すX2Lef
t,Y1Top およびY1Bottomの各値を返す。
【0189】図29および30ならびに図37および3
8を参照して,チェックボックス左側境界位置決定部4
26は,多数のコードセグメントを含み,各コードセグ
メントは,境界位置決定部426が左側線阻止物の左方
探索を進めるに伴い,個々の機能を実行する。境界位置
決定部426は,チェックボックス左側阻止物識別コー
ドセグメント472,スキュー検出コードセグメント4
74,端点識別コードセグメント476および探索進行
コードセグメント478を含む。
【0190】概略としては,チェックボックス左側阻止
物識別コードセグメント472は,チェックボックスの
左側線阻止物を位置決めするためにブロック2201に
示す機能を実行する。スキュー検出コードセグメント4
74は,傾いた縦線が横方向に歪んでいる際にそれを追
跡するためにブロック2203および2209に示す機
能を実行する。端点識別コードセグメント476は,線
阻止物の端が位置決めされたかどうかを判定するために
ブロック2207および2213に示す機能を実行す
る。探索進行コードセグメント478は,画像の端まで
それぞれ上方および下方へ探索を進めるためにブロック
2205および2211に示す機能を実行する。好まし
くはコードセグメントとして実施されているこれらの各
要素によって実行される処理は,チェックボックス右側
境界位置決定部427に関して上述した類似のコードセ
グメントと同様であり,図37および38ならびに図2
9および39に図示されている。
【0191】E. 要約 以上、好ましい実施形態を詳述したが、以上を要約すれ
ば次の通りである。
【0192】グラフィックスシステム126は,好まし
くは,メインメモリ104に(実行中)常駐し,プロセ
ッサ204のようなコンピュータシステム102内のプ
ロセッサによって実行される1個以上のコンピュータプ
ログラムによって具現化され得る。このグラフィックス
システムは,メインメモリ104および/または補助メ
モリ110に記憶させることができよう。また,グラフ
ィックスシステム126に関係するコンピュータプログ
ラム/ライブラリは,フロッピィディスクドライブによ
って読み出されるフロッピィディスク,または他のいず
れかの記憶装置,または他のいずれかのリムーバブル記
憶媒体に記憶させることもできる。さらにこのグラフィ
ックスシステムは,ネットワークと接続することも可能
であろう。その場合,ソース文書はネットワークを通じ
てコンピュータシステム100と通信する記憶装置から
検索されることになる。
【0193】前述の通り,本発明の好ましい実施の形態
では,高水準機能はルーチンとして,下位水準機能はそ
れらのルーチンが呼び出すサブルーチンとして実施され
ている。しかし,本発明の実施の形態はハードウエア,
ソフトウエアまたはそれらの組合せとして実施できるこ
とが理解されるはずである。そのような実施の形態で
は,各種のルーチン,サブルーチンおよびコードセグメ
ント,または,それらが実行する工程は,本発明の機能
を実行するためにハードウエアおよび/またはソフトウ
エアにおいて実施されることになろう。
【0194】本発明は,いずれかの形式のコンピュータ
可読媒体に記憶された標準的なソフトウエアプログラム
において実施できよう。そのような本発明の実施の形態
では,現在使用可能な,または,今後開発されるであろ
ういずれのコンピュータソフトウエア言語でも用いるこ
とができる。さらに,本発明は,当業者により従来設計
の専用回路において実施することもできよう。そのよう
な本発明の実施の形態では,現在使用可能な,または,
今後開発されるであろういずれの回路でも用いることが
できる。
【0195】以上,本発明をその好ましい実施の形態に
よって詳細に図示説明してきたが,本発明の要旨を逸脱
することなく形態および細部において各種の変更がなし
得ることは当業者にとって明白であろう。さらに,本書
中で使用した用語および表現は説明として用いたもので
あって限定的なものではなく,それらの用語および表現
の使用において,図示説明した特徴のあらゆる等価物ま
たはその一部を排除する意図はいっさいなく,本発明の
特許請求の範囲内で各種の変更が可能であることが認め
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフィックスシステムが動作可能な
ハードウエア環境を例示する機能ブロック図。
【図2】横方向の直線がビットマップ画像バッファで誤
って解釈される可能性のある態様を示す略図。
【図3】帳票に含まれ得る各種タイプのテキストフィー
ルドおよびチェックボックスフィールドの例示図。
【図4】本発明のグラフィックスシステムの好ましい実
施の形態の機能ブロック図。
【図5】本発明のグラフィックスシステムの好ましい実
施の形態の機能ブロック図。
【図6】本発明のグラフィックスシステムの好ましい実
施の形態の機能ブロック図。
【図7】本発明のグラフィックスシステムの好ましい実
施の形態の機能ブロック図。
【図8】本発明のタイプ1(テキスト記入線の上側にラ
ベルがある)フィールド識別部によって実行される機能
の流れ図。
【図9】本発明のタイプ2(テキスト記入線の下側にラ
ベルがある)フィールド識別部によって実行される機能
の流れ図。
【図10】本発明のタイプ3(テキストボックス)フィ
ールド識別部によって実行される機能の流れ図。
【図11】本発明のタイプ4(チェックボックス)フィ
ールド識別部によって実行される機能の流れ図。
【図12】本発明の下端線境界位置決定部によって実行
される機能の流れ図。
【図13】本発明のテキスト記入線上方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図14】本発明のテキスト記入線上方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図15】本発明の上端境界位置決定部によって実行さ
れる機能の流れ図。
【図16】本発明のテキスト記入線下方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図17】本発明のテキスト記入線下方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図18】本発明のテキスト記入線下方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図19】本発明のテキスト記入線下方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図20】本発明のテキスト記入線下方右側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図21】本発明のテキスト記入線下方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図22】本発明のテキスト記入線下方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図23】本発明のテキスト記入線下方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図24】本発明のテキスト記入線下方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図25】本発明のテキスト記入線下方左側境界位置決
定部によって実行される機能の流れ図。
【図26】本発明の左側線空隙識別部によって実行され
る機能の流れ図。
【図27】本発明の右側線空隙識別部によって実行され
る機能の流れ図。
【図28】本発明のテキストボックス上端境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図29】チェックボックスフィールド識別部によって
実行される探索の例示図。
【図30】チェックボックスフィールド識別部によって
実行される探索の例示図。
【図31】本発明のチェックボックス上端境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図32】本発明のチェックボックス上端境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図33】本発明のチェックボックス下端境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図34】本発明のチェックボックス下端境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図35】本発明のチェックボックス右側境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図36】本発明のチェックボックス右側境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図37】本発明のチェックボックス左側境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【図38】本発明のチェックボックス左側境界位置決定
部によって実行される機能の流れ図。
【符号の説明】
102 CPU 106 キャッシュ 108 オペレーティングシステム 110 画像記憶装置 112 スキャナ 114 ディスプレイ 116 プリンタ 118 アプリケーションプログラム 120 システムバス 124 ソース文書バッファ 126 グラフィックスシステム 401 探索配列用バッファ 402 フィールド識別部 404 タイプ4チェックボックスフィールド識別部 406 タイプ1テキスト記入線上ラベル付きフィール
ド識別部 408 タイプ2テキスト記入線下ラベル付きフィール
ド識別部 410 タイプ3テキストボックスフィールド識別部 412 テキスト記入線上方左側側境界位置決定部 414 テキスト記入線上方右側側境界位置決定部 416 テキスト記入線下方左側境界位置決定部 418 テキスト記入線下方右側境界位置決定部 420 上端境界位置決定部 421 テキストボックス上端境界位置決定部 422 下端線境界位置決定部 424 右側線空隙位置決定部 425 左側線空隙位置決定部 426 チェックボックス左側境界位置決定部 427 チェックボックス右側境界位置決定部 428 チェックボックス上端境界位置決定部 429 チェックボックス下端境界位置決定部 430 スキュー検出コードセグメント 432 阻止物識別コードセグメント 434 左側境界識別コードセグメント 436 左側線空隙処理コードセグメント 438 左方探索進行コードセグメント 440 スキュー検出コードセグメント 442 阻止物識別コードセグメント 444 右側境界識別コードセグメント 446 右側線空隙処理コードセグメント 448 右方探索進行コードセグメント 450 スキュー検出コードセグメント 452 テキスト・線阻止物識別コードセグメント 454 探索配列識別コードセグメント 455 左側線空隙処理コードセグメント 456 左方探索進行コードセグメント 458 スキュー検出コードセグメント 460 テキスト・線阻止物識別コードセグメント 462 探索配列識別コードセグメント 463 右側線空隙処理コードセグメント 464 右方探索進行コードセグメント 466 上端線阻止物識別コードセグメント 468 テキスト阻止物識別コードセグメント 470 上方探索進行コードセグメント 472,780,488,496 チェックボックス左
側阻止物識別コードセグメント 474,782,490,497 スキュー検出コード
セグメント 476,484,492,498 端点識別コードセグ
メント 478,486,494,499 探索進行コードセグ
メント

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像帳票におけるユーザ選択
    フィールドを正確に位置決めするための対話型グラフィ
    ックスシステムにおいて,ユーザ選択テキストフィール
    ドに関係する情報を受信する入力手段と,前記入力手段
    と接続され,前記情報にもとづいてユーザ選択フィール
    ドの境界を決定するための境界位置決定手段とを備えた
    グラフィックスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のグラフィックスシステム
    において,前記情報が,選択されたフィールド内の点の
    ユーザ選択座標および,前記選択フィールドのフィール
    ドタイプを含むグラフィックスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のグラフィックスシステム
    において,前記境界位置決定手段が,各々が特定のフィ
    ールドタイプと関係づけられた1個以上のフィールド識
    別手段と,各々がフィールド境界の特定の一部を識別す
    るように構成された1個以上の位置決定手段とを含み,
    前記1個以上のフィールド識別手段の各々が,前記1個
    以上の位置決定手段の1個以上をユーザ選択フィールド
    の境界を決定するために作動させるグラフィックスシス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のグラフィックスシステム
    において,複数のピクセル値を含むように適応された探
    索配列をさらに備え,前記位置決定手段の1個以上が阻
    止物を識別するために前記探索配列を利用するグラフィ
    ックスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のグラフィックスシステム
    において,前記1個以上の位置決定手段のうちの少なく
    とも1個がテキスト記入線を追跡し,前記1個以上の位
    置決定手段が前記テキスト記入線の空隙の周囲の一定領
    域のピクセルを前記テキスト記入線の連続を求めて探索
    し,前記テキスト記入線の連続が位置決めされた場合,
    テキスト記入線の途絶を識別するために自己を再帰的に
    呼び出すグラフィックスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のグラフィックスシステム
    において,前記複数のフィールド識別手段が,関係する
    ラベルがテキスト記入線の上側にある時にテキストフィ
    ールド境界を識別する第1のフィールド識別手段と,関
    係するラベルがテキスト記入線の下側にある時にテキス
    トフィールド境界を識別する第2のフィールド識別手段
    と,テキスト記入線がボックスの一部であり関係するラ
    ベルがそのボックス内にある時にテキストフィールド境
    界を識別する第3のフィールド識別手段とを含むグラフ
    ィックスシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のグラフィックスシステム
    において,前記1個以上のフィールド識別手段が,チェ
    ックボックステキストフィールド境界を識別する第4の
    フィールド識別手段を含むグラフィックスシステム。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のグラフィックスシステム
    において,前記1個以上のフィールド識別手段が,ユー
    ザ識別フィールドタイプに従って個別に選択可能である
    グラフィックスシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のグラフィックスシステム
    において,前記複数の境界位置決定手段が,前記ユーザ
    選択座標から下方へ横方向のテキスト記入線を求めて探
    索するように構成された下端線境界位置決定手段を含
    み,前記下端線境界位置決定手段が,前記第1,第2お
    よび第3のテキストフィールド識別手段によって作動さ
    せられるグラフィックスシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段の各々
    が,テキスト記入線の上側にユーザ選択座標を含む列の
    左側に阻止物を位置決めするように構成され,かつ,阻
    止物の位置にもとづきテキストフィールドの左側境界を
    識別するテキスト記入線上方左側境界位置決定手段を含
    み,前記テキスト記入線上方左側境界位置決定手段が,
    前記第1および第3のテキストフィールド識別手段によ
    って作動させられるグラフィックスシステム。
  11. 【請求項11】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,テキ
    スト記入線の上側にユーザ選択座標を含む列の右側に阻
    止物を位置決めするように構成され,かつ阻止物の位置
    にもとづきテキストフィールドの右側境界を識別するテ
    キスト記入線上方右側境界位置決定手段を含み,前記テ
    キスト記入線上方右側境界位置決定手段が,前記第1お
    よび第3のテキストフィールド識別手段によって作動さ
    せられるグラフィックスシステム。
  12. 【請求項12】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,下端
    線境界を含む行から上方へ横方向の線またはテキストの
    いずれか一方の形式の阻止物を求めて探索するように構
    成された上端境界位置決定手段を含み,前記上端境界位
    置決定手段が,前記第1,第2および第3のテキストフ
    ィールド識別手段によって作動させられるグラフィック
    スシステム。
  13. 【請求項13】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,テキ
    スト記入線の下側のユーザ選択座標の左側に阻止物を位
    置決めし,阻止物の位置にもとづきテキストフィールド
    の左側境界を識別するテキスト記入線下方左側境界位置
    決定手段を含み,前記テキスト記入線下方左側境界位置
    決定手段が,前記第1,第2および第3のテキストフィ
    ールド識別手段によって作動させられるグラフィックス
    システム。
  14. 【請求項14】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,テキ
    スト記入線の下側のユーザ選択座標の右側に阻止物を位
    置決めし,阻止物の位置にもとづきテキストフィールド
    の右側境界を識別するテキスト記入線下方右側境界位置
    決定手段を含み,前記テキスト記入線下方右側境界位置
    決定手段が,前記第1,第2および第3のテキストフィ
    ールド識別手段によって作動させられるグラフィックス
    システム。
  15. 【請求項15】 請求項1記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,1本の線の空隙とその線の実際の終端とを
    区別するための,1個以上の前記境界位置決定手段によ
    って作動させられる,線空隙識別手段をさらに備えるグ
    ラフィックスシステム。
  16. 【請求項16】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,ユー
    ザ選択座標を含む行の上側の上端阻止物を位置決めする
    チェックボックス上端境界位置決定手段を含み,前記チ
    ェックボックス上端境界位置決定手段が,前記第4のテ
    キストフィールド識別手段によって作動させられるグラ
    フィックスシステム。
  17. 【請求項17】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,ユー
    ザ選択座標の近傍の阻止物を位置決めし,阻止物の位置
    にもとづき,チェックボックステキストフィールドの境
    界を識別する1個以上のチェックボックス境界位置決定
    手段を含み,前記チェックボックス右側境界位置決定手
    段が,前記第4のテキストフィールド識別手段によって
    作動させられるグラフィックスシステム。
  18. 【請求項18】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段が,阻止
    物の探索の際にピクセル値の探索配列を実施し,それに
    より,前記1個以上の境界位置決定手段が阻止物の探索
    の際に多数のピクセル値を考慮できるようにするグラフ
    ィックスシステム。
  19. 【請求項19】 請求項3記載のグラフィックスシステ
    ムにおいて,前記1個以上の境界位置決定手段のうち1
    個以上が,文字または線の損傷をその文字または線の終
    端と誤解しないように,前記テキスト記入線を追跡中に
    自己を再帰的に呼び出すグラフィックスシステム。
  20. 【請求項20】 プロセッサと,ユーザが情報を入力す
    るための1個以上のフィールドを有する帳票のディジタ
    ル画像を記憶するための,前記プロセッサと接続された
    記憶手段と,前記1個以上のフィールドのうちのユーザ
    が選択したフィールドの境界を正確に識別するように構
    成されたグラフィックスシステムと,を備え,前記グラ
    フィックスシステムが,選択されたテキストフィールド
    に関係するユーザ入力情報を受信するための入力手段
    と,前記ユーザ入力情報にもとづき前記ユーザ選択フィ
    ールドの境界を識別するための手段とを含むシステム。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のシステムにおいて,
    前記情報が,前記選択フィールド内のユーザ選択点の座
    標と,前記選択フィールドのフィールドタイプの値とを
    含むシステム。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のシステムにおいて,
    前記識別手段が,複数の境界位置決定手段を含み,各境
    界位置決定手段が,フィールド境界の一部分を識別する
    ように構成され,前記フィールドタイプに従って選択さ
    れたフィールドの境界を識別するために選択的に実行さ
    れるシステム。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のシステムにおいて,
    複数のピクセル値を含むように適応された探索配列をさ
    らに備え,前記複数の境界位置決定手段の1個以上が,
    阻止物を識別するために前記探索配列を利用するシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 請求項22記載のシステムにおいて,
    前記複数の境界位置決定手段のうちの少なくとも1個が
    テキスト記入線を追跡し,前記1個以上の境界位置決定
    手段が前記テキスト記入線の空隙の周囲の一定領域のピ
    クセルを前記テキスト記入線の連続を求めて探索し,前
    記テキスト記入線の連続が位置決めされた場合,テキス
    ト記入線の途絶を識別するために自己を再帰的に呼び出
    すシステム。
  25. 【請求項25】 請求項21記載のシステムにおいて,
    関係するラベルがテキスト記入線の上にある時にテキス
    トフィールド境界を識別する第1のフィールド識別手段
    と,関係するラベルがテキスト記入線の下にある時にテ
    キストフィールド境界を識別する第2のフィールド識別
    手段と,テキスト記入線がボックスの一部であり関係す
    るラベルがそのボックス内にある時にテキストフィール
    ド境界を識別する第3のフィールド識別手段とをさらに
    備えたシステム。
  26. 【請求項26】 請求項20記載のシステムにおいて,
    前記帳票のディジタル画像を受信するための手段をさら
    に備えたシステム。
  27. 【請求項27】 ディジタル画像帳票におけるユーザ選
    択フィールドの境界を正確に位置決めするための方法に
    おいて, a)選択されたテキストフィールドに関係する情報を受
    信する工程と, b)前記情報にもとづいて前記選択フィールドの境界を
    決定する工程とを備えた方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の方法において,c)
    前記フィールドタイプに従ってフィールド境界の一部分
    を識別するために複数の境界位置決定処理のうちの1個
    以上を選択的に実行させる工程をさらに備えた方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の方法において,前記
    工程c)が, 1)テキスト記入線を追跡する工程と, 2)前記テキスト記入線の空隙の周囲の一定領域のピク
    セルを前記テキスト記入線の連続を求めて探索する工程
    と, 3)前記テキスト記入線の連続が位置決めされた場合,
    テキスト記入線の途絶を識別するために前記工程1)お
    よび2)を再帰的に繰り返す工程とを有する方法。
  30. 【請求項30】 請求項27記載の方法において,
    (c)下端線境界を成す横方向のテキスト記入線を求め
    て前記ユーザ選択座標から下方へ探索する工程と,
    (d)テキスト記入線の上側にユーザ選択座標を含む列
    の左側に阻止物を探索し,前記左側阻止物にもとづき前
    記フィールドの左側境界を形成する工程と,(e)テキ
    スト記入線の上側にユーザ選択座標を含む列の右側に阻
    止物を探索し,前記右側阻止物にもとづき前記フィール
    ドの右側境界を形成する工程と,(f)前記下端線境界
    を含む行から上方へ上端阻止物を探索する工程とをさら
    に備えた方法。
  31. 【請求項31】 請求項27記載の方法において,
    (c)下端線境界を成す横方向のテキスト記入線を求め
    て前記ユーザ選択座標から下方へ探索する工程と,
    (d)前記テキスト記入線の下側のユーザ選択座標の左
    方へ左側阻止物を探索し,前記阻止物の位置にもとづ
    き,前記テキストフィールドの左側境界を識別する工程
    と,(e)前記テキスト記入線の下側のユーザ選択座標
    の右方へ右側阻止物を探索し,前記阻止物の位置にもと
    づき,前記テキストフィールドの右側境界を識別する工
    程と,(f)前記下端線境界を含む行から上方へ上端阻
    止物を探索する工程とをさらに備えた方法。
  32. 【請求項32】 請求項27記載の方法において,
    (c)下端線境界を成す横方向のテキスト記入線を求め
    てユーザ選択座標から下方へ探索する工程と,(d)前
    記テキストフィールドの左側境界を形成する工程と,
    (e)前記テキストフィールドの右側境界を形成する工
    程と,(f)前記下端線境界を含む行から上方へ上端阻
    止物を探索する工程とをさらに備えた方法。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の方法において,前記
    工程(d)がさらに,(1)前記テキスト記入線の上側
    の前記ユーザ選択座標を含む列の上方左側阻止物を左方
    へ探索し,前記阻止物にもとづき前記フィールドの第1
    の左側境界を形成する工程と,(2)前記テキスト記入
    線の下側の前記ユーザ選択座標の下方左側阻止物を左方
    へ探索し,前記阻止物の位置にもとづき,前記フィール
    ドの第2の左側境界を識別する工程と,(3)前記第1
    および第2の左側境界のうち,前記ユーザ選択座標に近
    いほうの一方の左側境界を選択する工程とを含む方法。
  34. 【請求項34】 請求項32記載の方法において,前記
    工程(e)がさらに,(1)前記テキスト記入線の上側
    の前記ユーザ選択座標を含む列の上方右側阻止物を右方
    へ探索し,前記阻止物にもとづき前記フィールドの第1
    の右側境界を形成する工程と,(2)前記テキスト記入
    線の下側の前記ユーザ選択座標の下方右側阻止物を右方
    へ探索し,前記阻止物の位置にもとづき,前記フィール
    ドの第2の右側境界を識別する工程と,(3)前記第1
    および第2の右側境界のうち,前記ユーザ選択座標に近
    いほうの一方の右側境界を選択する工程とを含む方法。
  35. 【請求項35】 プロセッサ,出力装置,入力装置およ
    び記憶装置を備えるコンピュータシステムに,前記記憶
    装置に記憶されたディジタル化された帳票におけるユー
    ザの選択したフィールドの境界を識別させるためのコン
    ピュータ可読プログラムコードを有したコンピュータ媒
    体において, a)前記ディジタル化帳票のユーザ選択フィールドに関
    係するユーザ入力情報を受信する工程と, b)前記ユーザ入力情報にもとづき前記選択されたフィ
    ールドの境界を識別する工程とを前記コンピュータシス
    テムに実行させるためのコンピュータ可読プログラムコ
    ードを有することを特徴とするコンピュータ媒体。
  36. 【請求項36】 請求項35記載のコンピュータ媒体に
    おいて, c)前記ユーザ入力情報に従ってフィールド境界の一部
    分を識別するために複数の境界位置決定手段のうちの1
    個以上を選択的に実行させる工程を前記コンピュータシ
    ステムに実行させるためのコンピュータ可読プログラム
    コードをさらに有するコンピュータ媒体。
  37. 【請求項37】 請求項36記載のコンピュータ媒体に
    おいて,前記工程c)が 1)テキスト記入線を追跡する工程と, 2)前記テキスト記入線の空隙の周囲の一定領域のピク
    セルを前記テキスト記入線の連続を求めて探索する工程
    と, 3)前記テキスト記入線の連続が位置決めされた場合,
    テキスト記入線の途絶を識別するために前記工程1)お
    よび2)を再帰的に呼び出す工程とを含むコンピュータ
    媒体。
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