JPH09185806A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH09185806A
JPH09185806A JP8138039A JP13803996A JPH09185806A JP H09185806 A JPH09185806 A JP H09185806A JP 8138039 A JP8138039 A JP 8138039A JP 13803996 A JP13803996 A JP 13803996A JP H09185806 A JPH09185806 A JP H09185806A
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magnetic
leg
thin film
block
recess
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Pending
Application number
JP8138039A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Mukaide
徳章 向出
Yoshio Takeshima
善男 竹島
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギャップ部で割れにくい磁気ヘッドを提供す
る。 【解決手段】 略コ字状の巻線窓17のスペースを有す
るブロック11に第一の磁性薄膜12をスパッタする
か、第一の磁性薄膜12をスパッタしたガラスを熱変形
させて巻線窓17を形成するかして、この脚11a、1
1bを非磁性体18でつなぎ、その上に磁気ギャップ1
4を被着し、さらに第二の磁性薄膜15を被着して磁気
ヘッドを完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強磁性体ブロックあ
るいは非磁性体ブロックに被着した磁性薄膜とその磁性
薄膜に被着した磁性薄膜とからなる磁気コアを有する磁
気ヘッドに係り、溶着工程が不要で製造し易く、インピ
ーダンスの小さな磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録分野において高記録密度
化、高性能化、高速化、低コスト化の要請が高まり、磁
気ヘッドの改良が進められている。記録密度の向上のた
めにトラック幅及びギャップ長を小さくするという寸法
的な面からのアプローチや、磁気媒体の高保磁力化に対
応した高飽和磁束密度材、高感度化に対応した高透磁率
材の採用など性能的な面からのアプローチと高速性のた
めの低インピーダンス化のアプローチ、低コストの要求
に対応した生産方式の改善などがそれである。
【0003】一例として、バルク型磁気ヘッドについて
は、磁気媒体の改良による高保磁力化に伴い、従来から
磁気ヘッドに使われていたフェライトなど強磁性金属酸
化物は飽和磁束密度が低いためにフェライト単独では磁
気ギャップ周辺部が飽和して高保磁力媒体に記録でき
ず、記録を可能にするためには高い飽和磁束密度を有す
る金属合金の磁性薄膜を磁気ギャップ周辺部に配して、
所謂メタルインギャップ(以下MIGと称す)ヘッドと
して強磁性金属酸化物と金属合金の磁性薄膜との組合せ
で使用されている。この磁気ヘッドを図19を参照して
説明すると、一対のフェライト等の磁性体ブロック31
0に巻線用スペースとして凹部320が形成され、この
凹部320形成面側のギャップ形成面330にセンダス
ト等の磁性薄膜340が被着されて磁気コア半体321
が形成されている。磁性薄膜340の異方性のために形
成するスパッタの被着方向によってこの磁性薄膜340
の磁気特性が異なり、特性の良好な部分とそうでない部
分とができる。この磁気コア半体321の一対がギャッ
プとなる非磁性薄膜350を介して突き合わされ、ボン
ディングガラス360で溶着一体化され磁気ヘッドが構
成される。
【0004】また、高速性を重視し、低インピーダンス
を追求した薄膜磁気ヘッドにおいては、図20に示すよ
うに、セラミック等の非磁性体基板420の上には磁性
薄膜が被着され、下部磁気コア450を形成しており、
その下部磁気コア450の先端部分には磁気ギャップ4
70となるSiO2等の非磁性層が被着されている。下
部磁気コア450後部には磁気ポール490を取り巻い
て導電材のコイル440が被着形成され端子480につ
ながっている。導電材間の凹凸は非磁性絶縁材で埋めら
れ平坦に整形されている。コイルの間隙に凹凸があると
その上に形成される磁性薄膜の性能を大きく劣化させる
ので平坦性は非常に重要である。そのコイル440上の
平坦面及び磁気ポール490と磁気ギャップ470の部
分には上部磁気コア460が被着され、もう一方の磁気
コアを形成し、磁気ポール490で下部磁気コア450
と磁気的につながり閉磁路を形成し磁気ヘッドを構成す
る。薄膜磁気ヘッドの上部磁気コア460、下部磁気コ
ア450はメッキ工程で製造されるため、コア材料はメ
ッキで形成できるパーマロイ材である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先ずMIGヘッドにつ
いては、フェライト等強磁性金属酸化物と金属合金より
なる磁性薄膜ではその熱膨張係数が大きく異なるため、
フェライトに磁性薄膜を被着したコア半体をガラスボン
ディングで溶着一体化する時に昇温、降温工程によって
磁性薄膜のフェライトへの被着強度が弱くなったり、熱
膨張係数の差による磁性薄膜にかかるストレスによって
磁性薄膜の磁気特性が劣化したりして好ましくなかっ
た。それを避けるため、低い温度で作業できる低融点ガ
ラスが使用されているが、低融点ガラスは強度が弱いと
いう欠点があり、一対のコア半体を低融点ガラスで溶着
一体化した従来の磁気ヘッドは外力が加わった場合、構
造的中心になるギャップ部のコア半体を接合しているボ
ンディングガラスの部分あるいは磁性薄膜とフェライト
の境界から割れるという問題があった。
【0006】また、MIGヘッドはフェライト等強磁性
金属酸化物に磁性薄膜を被着させて磁気コア半体を形成
していたため、一対のコア半体を接合した磁気ヘッドは
強磁性金属酸化物のボリュームが大きいためにインピー
ダンスが大きく、高速性を実現するために要求される磁
気ヘッドのインピーダンスとしては大き過ぎるという問
題があった。
【0007】また製造工程中に、コア半体を突き合わせ
て溶着する時にコア半体がずれて溶着されたり、コア半
体を突き合わせる時にゴミを挟み込んでギャップ長がバ
ラついたり、巻線用溝加工の精度によっては完成した磁
気ヘッドのギャップディプス寸法がばらついたりして二
つのコア半体を合わせて一体化する作業のために磁気ヘ
ッドの性能を劣化させたり、製造歩留まりを悪化させる
ことが度々あった。
【0008】次に薄膜磁気ヘッドについて述べると、メ
ッキ工程、蒸着工程、スパッタ工程など多くの成膜工程
やその薄膜の成形加工にフォトリソグラフィ工程が必要
で工程数が多くなるため製造歩留まりが悪くなるという
問題があった。特にコイルを薄膜で形成することに関し
て、フォトリソグラフィで形成したコイルの間隙の凹凸
がその上に形成する磁性薄膜(図18では上部磁気コア
460)の性能を大きく劣化させるので凹凸を無くすた
めに大きな工数を必要としていた。また、従来、平坦を
出すためにポリイミド樹脂など耐熱樹脂が使われていた
が、樹脂で凹凸を埋めた場合には高温になると耐熱樹脂
と言えども樹脂が変形したり蒸散したりするので、被着
した磁性薄膜をアニールして、磁性薄膜をさらに高透磁
率化することは不可能であった。
【0009】また、薄膜磁気ヘッドの磁気コアはメッキ
で作られるためパーマロイ材であり、飽和磁束密度や透
磁率が金属磁性薄膜材料の中では小さくオーバーライト
特性がマイナス25デシベル〜マイナス26デシベルし
かとれず残留ノイズによる機器性能の低下が問題になっ
ていた。また、成膜工程やフォトリソグラフィには半導
体関連設備と同様に大掛りな、高価な設備が必要なこと
から薄膜磁気ヘッドのコストは高くなっていた。以上の
ように従来のMIGヘッドや薄膜ヘッドは種々の問題を
抱えており、加速度的に高まる高密度化、高性能化、低
コスト化の要求を同時に満足することができない状況に
あった。そこで本発明はこのような実情に鑑み提案され
たものであり、以上を改善した磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ドの製造方法を提供するを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、第一の脚と第二の脚により凹部を形成す
る磁性体ブロックと、第一の脚の上面に形成される第一
の磁性薄膜と、前記磁性体ブロックに巻線窓のスペース
を有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性体と、第
一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄膜と、こ
の非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の先端部
に連なって形成される第二の磁性薄膜と、からなる磁気
ヘッドを提供する。また、一側周面を媒体摺動面とする
略ロ字状の磁気コアを有する磁気ヘッドであって、この
媒体摺動面を形成する磁気コア部分は磁性フェライトか
らなり、その他の磁気コア部分の全部又は一部は磁性薄
膜からなる磁気ヘッドを提供する。
【0011】また、第一の脚と第二の脚により凹部を形
成するガラスブロックと、この第一の脚の上面と第二の
脚の先端部及びガラスブロックの凹部内面に連なって形
成される第一の磁性薄膜と、前記ガラスブロックに巻線
窓のスペースを有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非
磁性体と、第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁
性薄膜と、この非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二
の脚の先端部に連なって形成される第二の磁性薄膜と、
からなる磁気ヘッドを提供する。また、第一の脚と第二
の脚により凹部が形成された磁性体ブロックの第一の脚
の上面に第一の磁性薄膜を被着させる工程と前記凹部内
面で巻線窓スペースを有して前記第一の脚と第二の脚を
非磁性体でつなぐ工程と、第一の脚の先端部で磁気ギャ
ップとなる非磁性薄膜を被着させる工程と、この非磁性
薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の先端部に第二の
磁性薄膜を形成する工程とからなる磁気ヘッドの製造方
法を提供する。
【0012】また、前記第一の脚と前記第二の脚を非磁
性体でつなぐ前記工程が、前記磁性体ブロックを、凹部
側を下に基台に載置し、巻線窓スペースを有して該基台
上に低粘度の非磁性体を展着して固化し、前記第一の脚
と前記第二の脚とをつなぐ前記工程とを有する磁気ヘッ
ドの製造方法を提供する。また、前記第一の脚と前記第
二の脚を非磁性体でつなぐ前記工程が、前記基台に低融
点ガラスのブロックを接合し、該低融点ガラスを所定厚
みまで研磨した後に第一の脚と第二の脚とを持つ磁性体
ブロックと合体させて該磁性体ブロックに巻線窓のスペ
ースを有して前記凹部内面で前記第一の脚と第二の脚と
を該低融点ガラスでつなぐ工程とを有する磁気ヘッドの
製造方法を提供する。
【0013】また、ガラス基板上に磁性薄膜を被着する
工程と、該ガラス基板を半溶融状態になる温度に加熱
し、磁性薄膜を被着したガラス基板を凸型ブロックで押
し半溶融状態のガラス及び磁性薄膜をこの型に倣わせ巻
線窓形状をした凹部を形成する工程と、この凹部内面で
巻線窓スペースを有して前記第一の脚と第二の脚を非磁
性体でつなぐ工程と、第一の脚の先端部で磁気ギャップ
となる非磁性薄膜を被着させる工程と、この非磁性薄膜
と前記非磁性体及び第二の脚の先端部で第二の磁性薄膜
とを形成する工程と、からなる磁気ヘッドの製造方法を
提供する。また、第一の脚と第二の脚により凹部を形成
する磁性体ブロックと第一の脚の上面に形成される第一
の磁性薄膜と、該磁性体ブロックに巻線窓のスペースを
有して前記凹部内面で前記第一の脚と第二の脚とをつな
ぐ非磁性体と、前記第一の脚の先端部で磁気ギャップと
なる非磁性薄膜と、この非磁性薄膜から前記非磁性体及
び前記第二の脚の先端部上に連なって形成される磁性薄
膜とからなり、該磁性薄膜が前記磁気ギャップのディプ
スエンドにおいてエーペックスの角度が広がる方向に延
在する磁気ヘッドを提供する。
【0014】また、第一の脚と第二の脚により凹部を形
成するガラスブロックと、この第一の脚上面と第二の脚
先端部及びガラスブロックの凹部内面に連なって形成さ
れる第一の磁性薄膜と、前記ガラスブロックに巻線窓の
スペースを有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性
体と、第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄
膜とこの非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の
先端部上に連なって形成される第二の磁性薄膜とからな
り、該磁性薄膜が前記磁気ギャップのディプスエンドに
おいてエーペックスの角度が広がる方向に延在する磁気
ヘッドを提供する。また、第一の脚と第二の脚により凹
部を形成する磁性体ブロックと、この磁性体ブロックに
巻線窓のスペースを有して前記凹部内面でこの脚をつな
ぐ非磁性体と、該非磁性体上に磁性薄膜で形成した主磁
極とを有し、前記第1の脚が主磁極に対してリターンパ
スコアとなる垂直型磁気ヘッドを提供する。
【0015】また、記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッ
ドとが一体に形成された複合型磁気ヘッドであって、前
記記録用磁気ヘッドは第一の脚と第二の脚により凹部を
形成する磁性体ブロックと、第一の脚の上面に形成され
る第一の磁性薄膜と、前記磁性体ブロックに巻線窓のス
ペースを有して前記凹部内面で前記第一の脚と第二の脚
とをつなぐ非磁性体と、前記第一の脚の先端部で磁気ギ
ャップとなる非磁性薄膜と、この非磁性薄膜と前記非磁
性体及び前記第二の脚の先端部に連なって形成される第
二の磁性薄膜とからなり、前記再生用磁気ヘッドは前記
第二の磁性薄膜上に形成される第一の非磁性絶縁薄膜
と、該非磁性絶縁薄膜上の第一の脚側に形成される磁気
抵抗効果素子と該磁気抵抗効果素子からの引き出し導体
と該磁気抵抗効果素子と該引き出し導体とを覆って形成
される第二非磁性絶縁薄膜とこの非磁性絶縁薄膜の上に
形成される第三の磁性薄膜及び保護層とからなる複合型
磁気ヘッドを提供する。
【0016】また、垂直型磁気ヘッドと磁気抵抗効果型
磁気ヘッドからなる複合型磁気ヘッドであって、第一の
脚と第二の脚により凹部を形成する磁性体ブロックと、
この磁性体ブロックの凹部内面で巻線窓のスペースを有
して両脚をつなぐ非磁性体と、該非磁性体上に磁性薄膜
で形成した主磁極を有し、前記第一の脚が主磁極に対し
てリターンパスコアとなる垂直型磁気ヘッドと、該主磁
極上に絶縁膜を介して形成した磁気抵抗効果型ヘッドと
保護層とからなる複合型磁気ヘッドを提供する。また、
前記第一,第二,第三,主磁極の磁性薄膜の少なくとも
一つがFeTaN合金からなる磁気ヘッドを提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の磁気ヘッドの
斜視図であって、フェライト等の磁性体ブロック11に
第一の脚11aと第二の脚11bにより凹部が形成さ
れ、これら第一の脚11aと第二の脚11b及び凹部に
はFeTaN等からなる第一の磁性薄膜12がスパッタ
等の真空薄膜形成法により被着されており、膜厚は1μ
m〜10μmの範囲である。第一の脚11aと第二の脚
11bの内面は巻き線で必要なスペースの巻線窓17を
残して融点が300℃〜550℃の低融点ガラス18な
どで橋絡されている。また、第一の磁性薄膜12と第一
・第二の脚11a・11bと橋絡された低融点ガラス1
8とからなるギャップ形成面16上には、第一の脚11
a側において第一の磁性薄膜12の露出部及び近接する
非磁性体上にギャップ材層となるSiO2など非磁性薄
膜14が磁気ギャップ長に等しい厚さに被着され、この
非磁性薄膜14を介してFeTaN等の第二の磁性薄膜
15が被着され、略ロ字状の磁気ヘッドとしての磁路が
形成される。
【0018】第一の脚11aと第二の脚11bにより凹
部を形成している磁性体ブロック11の少なくとも第一
の脚11aの上面19aに第一の磁性薄膜12が被着さ
れ巻線窓17のスペースを有してこの凹部内面でこの脚
をつなぐ非磁性体18を接合し、そのうえに非磁性のギ
ャップ材14と第二の磁性薄膜15をスパッタで被着さ
せ磁路を形成するので、従来の磁気ヘッドの製造工程よ
うに磁性体ブロックに金属合金からなる磁性薄膜を被着
させた一対のコアー半体を高温にしてガラスボンデング
で溶着一体化する工程が必要でなく加熱による磁性薄膜
の被着強度の劣化や結晶変化、ストレスによる特性劣化
が起こらないし、ガラスボンデング工程がないのでギャ
ップ長の精度がギャップ材として被着した非磁性薄膜の
厚さで決まるので精度が上がり、溶着時のコア半体の突
合せズレもなくなるのでギャップデプスのバラツキも少
なくなる。
【0019】図2は本発明の磁気ヘッドの一実施例の製
作工程図であり、工程(a)に示すような略コ字状断面
の溝を有するフェライト等の磁性体ブロック・バー21
の上端面に所定角度で傾斜面19を砥石でもって加工す
る。つぎに、工程(b)に示すように溝内面にFeTa
N等からなる第一の磁性薄膜12をスパッタにて被着さ
せ、つぎに工程(c)に示すように巻線スペース相当の
断面をもつカーボンロッド22を溝内部に挿入し、溶着
炉にて低融点ガラス18を溶融し前記カーボンロッド2
2を包みこんで溝を埋め固化させる。つぎに、工程
(d)に示すように磁気ギャップ形成面16迄平面研磨
機にて研磨し磁性体ブロック11a,11bと第一の磁
性薄膜12を露呈させる。次に、工程(e)に示すよう
にSiO2など非磁性薄膜14をギャップ形成面の少な
くとも11a側の第一の磁性薄膜12と低融点ガラス1
8にかけて所定厚さに被着させ、つぎに工程(f)に示
すように、FeTaN等からなる第二の磁性薄膜15を
非磁性薄膜14を含む磁気ギャップ形成面16全体にス
パッタで被着させる。つぎに、磁性体ブロックを一点鎖
線部分まで平面研磨機で研削加工してから磁性体ブロッ
クの長手方向に直角にダイサーにて所定トラック幅にス
ライスし、カーボンロッド片を抜いて巻線窓をあけ、工
程(g)の如く磁気ヘッドを完成する。この場合カーボ
ンロッド22を使ったのはガラスとの接着力が小さいの
で簡単に抜くことができるためであり、同様の作用をす
るものであれば材料を選ばない。
【0020】図3は本発明の別の実施例であり、工程
(c)においてガラスやセラミックスなどの非磁性体1
3で溝に蓋をする形にして、低融点ガラス18などを接
着材として非磁性体13を固定し巻線スペース17を確
保し、平面研磨機でガラスやセラミックスを研磨して磁
気ギャップ形成面16を作る方法であり、また図4も本
発明の別の実施例であり、工程(c)において磁性薄膜
12を被着した側を平面研磨機にて所定寸法まで研磨
し、工程(d)において磁性体ブロックバー21をこの
ブロックバー21と熱膨張係数の略等しい材料からでき
た基台24にスミセラム(商品名)などの無機接着剤で
仮止めし、基台24を下にして巻線窓17のスペースか
ら算出された径のガラス棒25を開口穴に挿入し、工程
(e)において溶着炉にて昇温し、溶融したガラスを基
台24上に展着させ第一の脚11aと第二の脚11bと
をガラス25で架橋する。次に工程(f)において基台
24をダイサーにてスライスあるいは研削盤にて研削除
去し、ガラス25を露出させ鏡面研磨をして磁気ギャッ
プ形成面16を作成する。以下図2と同様な工程を経て
磁気ヘッドを完成する。ここで使用した基台24の熱膨
張係数をブロックバー21のそれに合わせたのは低融点
ガラスでそれほど温度が上がらなくても、昇降温でのス
トレスでクラックが入ったり、磁性体の特性が劣化した
りするのを避けるためである。また、こうした基台を使
う方法では温度をあまり上げなくともよいポリシラザン
などのような常温で粘度の低い珪素系耐熱樹脂を使って
架橋することも可能で、熱膨張を合わせる必要もなく磁
性体の熱劣化の心配もいらないので大変有効である。磁
気ヘッドが一個のコアー半体とそれに被着した磁性薄膜
で構成され、体積的には一つの磁性体ブロックが磁気ヘ
ッドのボリュームの大部分占めるため、比較的弱いギャ
ップ形成部分に外力がかかることが少なくなり、製造工
程中に割れなどの損傷が起こりにくくなる。また、ここ
で使ったFeTaN材は高い飽和磁束密度と高い透磁率
の材料であり、その材料で作られた磁気ヘッドの特性は
センダストやパーマロイに比較して良好な特性を表わ
す。また、本案の製造法によればギャップ長やディプス
の精度が良く、良好な特性が歩留まり良く製作できるの
で廉価なコストの磁気ヘッドが生産できる。
【0021】磁気ヘッドのインピーダンスを小さくする
には磁路を形成している磁性体ブロックの占める割合を
小さくすればよいが、単に小さくしただけでは磁路の磁
気抵抗が大きくなり、再生感度あるいは記録感度が劣化
することになる。図5は本発明の一実施例の磁気ヘッド
の斜視図であって、一側周面を媒体摺動面とする略ロ字
状の磁気コアを有する磁気ヘッドであり、媒体摺動面を
形成する磁気コア部分31aは磁性フェライトからな
る。融点が500〜700℃の高融点ガラスや、セラミ
ックス前駆体ポリマを熱処理したアモルファス等の非磁
性体32aと融点が300〜500℃の低融点ガラスや
セラミックス前駆体ポリマを熱処理したアモルファス等
の非磁性体32bがこの間にあって両者を隔離配置して
略ロ字状の構体を形づくっている。この略ロ字状の構体
は巻線で必要なスペースの巻線窓35を形成する。媒体
摺動面を形成する磁気コア部分31aとこれに対向する
フェライトからなる磁気コア部分31bと非磁性体32
bとからなるギャップ形成面36上には、媒体摺動面を
形成する磁気コア部分31a側において、近接する非磁
性体32b上にギャップ38となるSiO2など非磁性
薄膜が所定厚さに被着され、この非磁性薄膜を挟んでF
eTaN、センダスト、等の第一の磁性薄膜39がスパ
ッタ等で1〜10μm被着され媒体摺動面と垂直な磁気
コア部分を形成している。また、媒体摺動面を形成する
磁気コア部分31aとこれに対向するフェライトからな
る磁気コア部分31bと非磁性体32aとからなる接合
面37上にはFeTaN、センダスト等の第二の磁性薄
膜40がやはり1〜10μmスパッタ等で被着され媒体
摺動面と垂直な磁気コア部分を形成し、磁気ヘッドとし
ての磁気回路が形成されている。このように、略ロ字状
の磁気回路の媒体摺動面には磁性フェライトが配される
ため耐磨耗性が確保され、垂直な磁気コア部分には磁性
薄膜が配されるため、磁気ヘッドのインピーダンスも小
さくなる。しかも垂直な磁気回路は高透磁率、高飽和磁
束密度の第一及び第二の磁性薄膜を被着してあるので磁
気抵抗は十分小さくなり十分な出力が得られる。また、
この発明は、磁気回路に配された磁性フェライト部分を
非磁性体でつなぎ、磁性フェライトと非磁性体の面上全
体に薄膜をスパッタし、磁性フェライトの上に薄膜を積
層することで接合を行なうので広い面積で磁性フェライ
トと磁性薄膜の良好な接合が実現でき、接合による磁気
抵抗の増加は起こらない。さらに、第一の磁性薄膜39
と第二の磁性薄膜40には外部からの損傷を防ぐために
保護膜41,42が被着させてある。これら種々の薄膜
は媒体摺動面を形成する磁気コア部分31aの端部に夫
々位置し、媒体摺動面31cを形成する。
【0022】図6は本発明の磁気ヘッドの実施例の製作
工程図であり、工程(a)に示すような略コ字状断面の
凹部を有する磁性体ブロック31の上端面に、所定角度
で傾斜面を砥石で加工し、凹部の底にガラス棒32を配
置し、炉に入れ工程(b)に示すように加熱溶解し凹部
の底面を埋める。次に工程(c)に示すように凹部側を
平面研磨機にて所定寸法まで研磨し、工程(d)におい
て磁性体ブロック31をこのブロックと同じ熱膨張係数
の略等しい材料からできた基台44にスミセラム(商品
名)などの無機接着剤で仮止めし、基台44を下にして
巻線窓35のスペースから算出された径のガラス棒32
を開口穴に挿入し、工程(e)において炉にて昇温し、
溶融したガラスを基台上に展着させ第一の磁性体脚と第
二の磁性体脚とを非磁性体であるガラス32bで塞ぐ。
次に工程(f)において一点鎖線にて磁性体ブロック3
1と基台44をダイサーあるいは研削盤にてスライス、
研削除去し、非磁性体であるガラス32a及び32bを
露出させ鏡面研磨をして磁気ギャップ形成面36と接合
面37を形成する。次に、工程(g)に示すようにSi
O2など非磁性薄膜38をギャップ形成面36の少なく
とも第一の磁性体脚31a側の低融点ガラスなどの非磁
性体32bにかけて所定厚さに被着させ、次に、工程
(h)に示すようにFeTaN等からなる第一の磁性薄
膜39を非磁性薄膜38を含む磁気ギャップ形成面36
全体にスパッタで被着させる。次に、工程(i)に示す
ようにFeTaN等からなる第二の磁性薄膜40を接合
面37に被着させる。次に工程(j)において第一の磁
性薄膜39、第二の磁性薄膜40を覆って保護層41,
42を被着し、一点鎖線の部分まで平面研磨機で研削加
工して媒体摺動面31cを形成してから磁性フェライト
ブロック31の長手方向に直角にダイサーにて所定トラ
ック幅にスライスし、工程(k)の如く磁気ヘッドを完
成する。
【0023】図7は別の方法で夫々の脚を非磁性体で繋
ぐ別の事例である。これらの事例は断面がコ字状フェラ
イトブロックを基体として非磁性体でロ字状構体を作っ
たが、コ字状の非磁性体を基体にしてその側面にフェラ
イトブロックを接合してもよく、またロ字状の非磁性体
の両サイドにフェライトブロックを接合してもよい。ま
た、磁性フェライトバーとガラスバーとを略四角形に組
み立てガラスの融点近くまで昇温し押圧して熱圧着して
スライスしても良い。
【0024】図8は本発明の磁気ヘッドの実施例の斜視
図である。ガラス等の非磁性体ブロック51に第一の脚
51aと第二の脚51bにより凹部が形成され、これら
第一の脚51aと第二の脚51b及び凹部にはFeTa
N等からなる第一の磁性薄膜52がスパッタ等の真空薄
膜形成法により被着されており、膜厚は1μm〜10μ
mの範囲である。第一の脚51aと第二の脚51bの内
面は巻き線で必要なスペースの巻線窓57を残して融点
が300℃〜550℃の低融点ガラス58などで橋絡さ
れている。また、第一の磁性薄膜52と第一・第二の脚
51a・51bと橋絡された低融点ガラス58とからな
るギャップ形成面56上には、第一の脚51a側におい
て第一の磁性薄膜52の露出部及び近接する非磁性体上
にギャップ材層となるSiO2など非磁性薄膜54が磁
気ギャップ長に等しい厚さに被着され、この非磁性薄膜
54を介してFeTaN等の第二の磁性薄膜65が被着
され、略ロ字状の磁気ヘッドとしての磁路が形成されて
いる。図9は本発明の磁気ヘッドの一実施例の製作工程
図であり、工程(a)に示すような略コ字状断面の溝を
有するガラスブロック等の非磁性体ブロック・バー51
の上端面に所定角度で傾斜面59を砥石でもって加工す
る。つぎに、工程(b)に示すように溝内面にFeTa
N等からなる第一の磁性薄膜52をスパッタにて被着さ
せ、つぎに工程(c)において磁性薄膜52を被着した
側を平面研磨機にて所定寸法まで研磨し、工程(d)に
おいて磁性体ブロックバー51をこのブロックバー51
と熱膨張係数の略等しい材料からできた基台54にスミ
セラム(商品名)などの無機接着剤で仮止めし、基台5
4を下にして巻線窓57のスペースから算出された径の
ガラス棒55bを開口穴に挿入し、工程(e)において
溶着炉にて昇温し、溶融したガラス55を基台54上に
展着させ第一の脚51aと第二の脚51bとをガラス5
5で架橋する。次に工程(f)において基台54をダイ
サーにてスライスあるいは研削盤にて研削除去し、ガラ
ス55を露出させ鏡面研磨をして磁気ギャップ形成面5
6を作成する。次に、工程(g)に示すようにSiO2
など非磁性薄膜54をギャップ形成面の少なくとも51
a側の第一の磁性薄膜52と低融点ガラス55にかけて
所定厚さに被着させ、つぎに工程(h)に示すように、
FeTaN等からなる第二の磁性薄膜65を非磁性薄膜
54を含む磁気ギャップ形成面56全体にスパッタで被
着させる。つぎに、磁性体ブロックを一点鎖線部分まで
平面研磨機で研削加工してからガラスブロックの長手方
向に直角にダイサーにて所定トラック幅にスライスし、
工程(i)の如く磁気ヘッドを完成する。図10は本発
明の磁気ヘッドの実施例であり、非磁性体71に被着し
て磁路を形成している第一の磁性薄膜73と非磁性体7
8に被着して磁路を形成している第二の磁性薄膜80は
磁路断面とほぼ直角方向(図矢印方向)にスパッタされ
ており、磁性薄膜73,80の磁気特性が磁気ヘッドと
して最良になるように配置してある。スパッタされた磁
性薄膜は磁気異方性があるために結晶方向によって磁気
特性が異なり、本実施例で使用した磁性薄膜はスパッタ
する角度と磁性薄膜の透磁率の関係は図11に示すよう
であり、スパッタ角度が直角に近づくほど透磁率は大き
くなっている。磁気ヘッドのように閉磁路を形成するも
のでは通常は部分部分で特性が異なり、磁気ヘッドの特
性はその磁路の平均的特性になる。また、磁気異方性を
最大限生かすには磁気ヘッドの特性に一番影響の大きい
磁気ギャップ近傍74の特性を最良にするなどが従来行
なわれていた方法である。MIGヘッドなどは磁性薄膜
以外のフェライト部分も磁路として働くため影響は少な
かったが非磁性体に磁性薄膜を被着したものでは磁路全
域の特性が重要になってきており、磁路全域にわたって
磁気特性を最良にすることが必要になっている。FeT
aN合金では被着方向に直角に近い方向が透磁率の高い
方向であり、本磁気ヘッドではこの方向に磁性薄膜が形
成されている。
【0025】図12は本発明の製造工程を示す図であ
り、(a)に示すように、屈伏点500℃、軟化点55
0℃の高融点ガラス71のウエハーに約1mmおきに幅
0.1〜0.3mm、深さ約0.5mmの磁性薄膜分断
溝72をダイサー等で縞状に穿設し、のちに表面を鏡面
加工し、洗浄して、(b)に示すようにスパッタ装置に
て表面に4〜6ミクロン厚の磁性薄膜73であるFeT
aN合金を被着させる。この時FeTaN合金薄膜の透
磁率の異方性は磁性薄膜分断溝72に直角方向に透磁率
が高くなるように配置する。従来ダイサーブレード等で
溝加工した面はミクロ的にみると荒い面でありその上に
被着された膜もある程度厚くならないと良好な特性が出
にくいということがあったが、この場合は鏡面加工した
表面にスパッタするため、合金薄膜の形成が安定に歪み
なく行なわれるため非常に良い特性を表すという別の効
果も生じている。次に、(c)に示すように、セラミッ
クあるいはコバー等で形成した巻線窓75の形状をした
押圧治具の型ブロック74を高融点ガラス71の磁性薄
膜73を被着した方向から押しあてて加熱押圧する。こ
の押圧治具の形状は角部をRにして極端な折れ曲がりが
ないほうが磁性薄膜73の磁気特性の変化が少ないし、
アニールをした場合の効果が大きい。また、磁性薄膜7
3の割れなどの発生が起こらないため不都合が起こらな
い。この時の温度プロフィールの一例は図13のようで
あり、最高温度を480〜520℃とし1時間キープ
し、巻線窓形成を容易とすると共に磁性薄膜のアニール
をすることがさらなる特性改善につながることになる。
次に420〜460℃まで降温し、転移点付近の温度で
50分間キープして基板の歪みを取り、降温する。次
に、(d)に示すように巻線窓75の形状ができたコア
半体を治具より取出し、再度スパッタ装置でこのFeT
aN合金薄膜の上にAl2O3,SiO2,Cr,Cu
等から一つあるいは複数を選んで保護膜(図示せず)と
して被着する。次に、(e)に示すように平面をだすた
めに表面を研磨し、(f)に示すように低融点ガラス7
8を被着した基板77を重ねて、(g)に示すように炉
内で昇温押圧して巻線窓75を残して磁性薄膜73を低
融点ガラスで繋ぎ、(h)に示すように基板77を研削
して、鏡面研磨をしてギャップ形成面76を形成する。
次に図2に準じた工程を経て磁気ヘッド化する。
【0026】図14に示すのは磁気ヘッドの効率を上げ
るためにエーペックス(ディプスエンド近辺の三角の部
分)をダブルエーペックスにした例の斜視図である。フ
ェライト等の磁性体ブロック91に第一の脚91aと第
二の脚91bにより凹部が形成され、これら第一の脚9
1aと第二の脚91b及び凹部にはFeTaN合金等か
らなる第一の磁性薄膜92がスパッタ等の真空薄膜形成
法により1〜10μm被着されており、第一の脚91a
と第二の脚91bの内面は巻き線で必要なスペースの巻
線窓97を有して融点が300〜500℃の低融点ガラ
スなどの非磁性体98で繋がっている。この非磁性体9
8は巻線窓97に対して外側に凸形状になっており、こ
の第一の磁性薄膜92と第一・第二の脚91a・91b
と繋がった非磁性体98とからなるギャップ形成面96
上には、第一の脚91a側において第一の磁性薄膜92
の露出部及び近接する非磁性体98上に磁気ギャップと
なるSiO2など非磁性薄膜94が所定厚さに被着さ
れ、この非磁性薄膜94を挟んでFeTaN合金等の第
二の磁性薄膜95が前記変形した非磁性体98及び第二
の脚91b先端部上に連なって被着され磁気ヘッドとし
ての磁路が形成されている。この第二の磁性薄膜95は
巻線窓97に対して外側に凸形状になっている非磁性体
98上に非磁性薄膜94を介して被着されているので磁
気ギャップのディプスエンド99からエーペックス93
が両側に広がったダブルエーペックスとなり磁路を形成
する。ギャップディプスが大きい磁気ヘッドの場合は殆
ど影響のなかったエーペックスの形状がHDDヘッドの
ようにギャップディプスの小さいヘッドの場合には、そ
のヘッドの記録再生効率に大きく影響し、エーペックス
の角度が小さいと記録感度や再生感度が悪くなってい
た。それは記録時には、図21に示すように発生する磁
束の大部分は実線のループCをとるが点線Dのループを
とる磁束が生じ、インダクタンスを増すが記録特性には
寄与しない磁束が生じていると考えられる。また、再生
時には、図22に示すように媒体からの大部分の磁束は
実線のループAを通って出力に寄与するが一部は点線B
のループをとりエーペックスでショートループを作るの
でコイルを巻いた磁路を通過することなく出力に寄与し
ない磁束ができて効率が落ちていると考えられる。しか
るに、片方の磁路が直線のシングルエーペックスの磁気
ヘッドではエーペックスの角度は最大90度近くまでは
ひろげられるが強度や制作上の制約で通常では45度位
になっている。
【0027】図15は図14の磁気ヘッドの製造工程図
である。工程(a)に示すような略コ字状断面の溝を有
するフェライト等の磁性体ブロック91の上端面に所定
角度で傾斜面を砥石でもって加工する。つぎに、工程
(b)に示すように溝内面にFeTaN合金等からなる
第一の磁性薄膜92をスパッタにて被着させ、つぎに工
程(c)において磁性薄膜92を被着した側を平面研磨
機にて所定寸法まで研磨し、工程(d)において磁性体
ブロック91をこのブロック91と熱膨張係数の略等し
い材料からできた基台104にスミセラム(商品名)な
どの無機接着剤で仮止めし、基台104を下にして巻線
窓97のスペースから算出された径のガラス棒105を
開口穴に挿入し、工程(e)において溶着炉にて昇温
し、溶融したガラスよりなる非磁性体98を基台104
上に展着させ第一の脚91aと第二の脚91bとを非磁
性体98で架橋する。次に工程(f)において基台10
4をダイサーにてスライスあるいは研削盤にて研削除去
し、非磁性体98を露出させ鏡面研磨をして磁気ギャッ
プ形成面96を作成する。次に、工程(g)に示すよう
に磁気ギャップ形成面96を下にして溶着炉にて昇温し
ガラスの粘度を屈伏点の粘度(1010〜1011ポイズ)
よりやや高くし30分〜1時間炉内に置くことで非磁性
体98に適当な湾曲を与える。ここで湾曲したガラスか
らなる非磁性体98が他の部分に接触しないように注意
する。次に、工程(h)に非磁性体98が外側に湾曲し
た磁気ギャップ形成面96にスパッタなどでSiO2な
ど非磁性薄膜94をギャップ形成面の少なくとも第一の
脚91a側の第一の磁性薄膜92と非磁性体98にかけ
て所定厚さに被着させ、つぎに工程(i)に示すよう
に、FeTaN等からなる第二の磁性薄膜95を非磁性
薄膜94を含む磁気ギャップ形成面96全体にスパッタ
で被着させる。そして、磁性体ブロック91を一点鎖線
部分まで平面研磨機で研削加工してから磁性体ブロック
91の長手方向に直角にダイサーにて所定トラック幅に
スライスし、工程(j)の如く磁気ヘッドを完成する。
【0028】本案の製造法によれば第一の脚91aと第
二の脚91bをつなぐ非磁性体98が屈曲点もなくスム
ーズに凸に湾曲しているのでそこに被着する第二の磁性
薄膜95も下地に習って湾曲し磁性薄膜95の磁気特性
の劣化が少ない。また、エーペックス93の形状がディ
プスエンド99から両方に開いたダブルエーペックスの
理想的な形状になっている。本実施例では両方に45度
〜50度ずつ(エーペックス角度90度〜100度)開
いた時が最高の特性を示した。また、本事例では鏡面加
工後に非磁性体98を熱で変形させたが、エッチングや
ミリング等の方法で非磁性体98とそれに繋がる第一の
磁性薄膜92、第一の脚91aとを加工し磁気ギャップ
形成面96が巻線窓97に対して外側に凸形状を形成す
る磁気ヘッドの製造方法を採用しても同じ形になり同様
な効果を生む。
【0029】図16は本発明を垂直磁気ヘッドに応用し
た例の斜視図である。第一の脚111aと第二の脚11
1bにより形成された略コ字状の開口部を持つフェライ
ト等の磁性体ブロック111に、これら第一の脚111
aと第二の脚111bを巻線に必要なスペースの巻線窓
112を残して300℃〜600℃のガラス113など
の非磁性体で繋げ、この第二の脚111bの端部と非磁
性体で形成された垂直磁気コア形成面114は鏡面に加
工され、その面にはFeTaN等からなる磁性体薄膜1
15がスパッタ等の真空薄膜形成法により被着されてい
る。第一の脚111a側の媒体対向面にはスパッタ時に
マスキングによって、あるいはスパッタ後にミリングに
よって形成された所定幅の垂直磁気ヘッドの主磁極11
5aが0.01〜0.3μmの厚さに被着形成されてい
る。この主磁極115aとリターンパスコアとの間隔は
主磁極の材質や形状によって異なるが0.2〜10μm
位の幅で形成されている。この主磁極115aに繋がっ
て磁気抵抗が小さいIコア115が形成され、絶縁保護
層118で被覆されて垂直磁気ヘッドができている。垂
直型磁気ヘッドのリターンパスコアを構成する略コ字状
の磁性体ブロック111の開口部で第一の脚111aと
第二の脚111bの両脚を非磁性体113でつないで第
二の脚端部を含む非磁性体を鏡面加工し、その面上に金
属磁性薄膜で垂直型磁気ヘッドの主磁極115aをスパ
ッタで形成するので溶着工程が無く、薄膜形成後の昇温
工程もないので磁性薄膜の劣化が起こらない。
【0030】図17は本発明の他の実施例の複合ヘッド
の斜視図である。垂直磁気ヘッドの部分は図13に示し
たものと同様なので説明は省略する。主磁極115aと
それに繋がるIコアの上面にはアルミナ膜が被着され、
垂直型磁気ヘッドと絶縁されて媒体対向面直近に位置す
るように磁気抵抗効果素子117が形成され、リード端
子(図示せず)が形成され絶縁保護層118で被覆され
て複合磁気ヘッドが完成される。垂直磁気ヘッドの主磁
極上にアルミナ膜を介して磁気抵抗効果素子117が被
着されているが磁気抵抗効果素子117の形成面の面粗
度は鏡面加工した垂直磁気コア形成面114に垂直磁気
ヘッドの主磁極115aとアルミナ膜の積層だけなので
当初の面粗度を継承しており、磁気抵抗効果素子117
形成に必要な面粗度の50オングストローム以下は確保
できている。図18は本発明の他の実施例の複合ヘッド
の斜視図である。フェライト等の磁性体ブロック201
に第一の脚201aと第二の脚201bにより凹部が形
成され、これら第一の脚201aと第二の脚201b及
び凹部にはFeTaN等からなる第一の磁性薄膜202
がスパッタ等の真空薄膜形成法により1μm〜10μm
被着されており、第一の脚201aと第二の脚201b
の内面は巻き線で必要なスペースの巻線窓207を残し
て融点が300℃〜550℃の低融点ガラス208など
でつながれている。また、第一の磁性薄膜202と第一
・第二の脚201a・201bとつなげられた低融点ガ
ラス208とからなるギャップ形成面206上には、第
一の脚201a側において第一の磁性薄膜202の露出
部及び近接する非磁性体上にギャップ材層となるSiO
2など非磁性薄膜204が所定厚さに被着されており、
この非磁性薄膜204を挟んでFeTaN等の第二の磁
性薄膜205が被着され磁気ヘッドとしての磁路が形成
されている。この磁路に巻線窓207を通してコイルが
巻かれインダクティブヘッドとなる。さらに第二の磁性
薄膜205上にSiO2等の非磁性絶縁薄膜210が被
着されその上の所定位置にMR素子216とリード21
7が形成されており、さらに、SiO2等の非磁性絶縁
薄膜211が被着されその上にシールドとしてFeTa
N等の第三の磁性薄膜219が被着され、その上に保護
層220が形成されている。
【0031】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドは加熱工程なしに磁
性体ブロックに磁性薄膜をスパッタしたコア半体の端面
部にギャップ材を介して磁性薄膜が被着され磁路を形成
しているので磁気ヘッド構体の大部分が単一の磁性体ブ
ロックということになり強度的に弱いギャップ部分に外
力が集中することがなく割れ等の損傷が起こりにくい。
また、溶着時にゴミを挟むこともなく、ギャップ長がギ
ャップ材のスパッタ膜厚だけできまるので精度の高いギ
ャップ長を得ることができる。また、この磁気ヘッドは
従来のように一対のコアー半体を接合するガラスボンデ
ング工程がないため、溶着時の突合ズレによるギャップ
デプスバラツキがないし、工数低減にもなりコスト低減
の効果も大きい。ガラス溶着などのために高温にする必
要もなく磁性体ブロックと金属合金からなる磁性薄膜の
熱膨張係数の差で磁性薄膜にストレスが生じ特性劣化が
起こるという問題もない。また、磁性薄膜が高温に晒さ
れることがないので結晶変化をおこし特性劣化すること
もない。金属合金からなる磁性薄膜をFeTaN材にし
た場合は透磁率や飽和磁束密度がセンダスト、パーマロ
イなどに比べて大きいので記録再生特性やオーバーライ
ト特性などのすぐれたヘッド特性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気ヘッドの斜視図
【図2】 図1の磁気ヘッドの製造方法を示す工程図
【図3】 図2の変形を示す工程図
【図4】 図2の別の変形を示す工程図
【図5】 本発明の他の実施例の磁気ヘッドの斜視図
【図6】 図5の磁気ヘッドの製造方法を示す工程図
【図7】 図6の変形を示す工程図
【図8】 本発明の別の実施例の磁気ヘッドの斜視図
【図9】 図8の磁気ヘッドの製造方法を示す工程図
【図10】 本発明の更に別の実施例の磁気ヘッドの断
面図
【図11】 スパッタ時の成膜角度と透磁率の関係を示
す図
【図12】 図10の磁気ヘッドの製造工程図
【図13】 図12における炉の温度プロファイル
【図14】 本発明による磁気ヘッドの実施例の斜視図
【図15】 図14の磁気ヘッドの製造方法を示す工程
【図16】 本発明による磁気ヘッドの他の実施例の斜
視図
【図17】 本発明による磁気ヘッドの別の実施例の斜
視図
【図18】 本発明による磁気ヘッドの更に別の実施例
の斜視図
【図19】 従来のバルク型磁気ヘッドの断面図
【図20】 従来の薄膜型磁気ヘッドの斜視図
【図21】 記録時の磁束を示す図
【図22】 再生時の磁束を示す図
【符号の説明】
11,21,31,91,111,201 磁性体ブロ
ック 11a,31a,51a,91a,111a,201a
第一の脚 11b,31b,51b,91b,111b,201b
第二の脚 12,39,52,73,92,202 第一の磁性薄
膜 14,38,54,79,94,204 非磁性薄膜 15,40,65,80,95,205 第二の磁性薄
膜 16,36,56,76 磁気ギャップ形成面 17,35,57,75,97,112,207 巻線
窓 18,32a,32b,55,78,98,113,2
08 低融点ガラス 19 第一の脚先端部 19a 第一の脚の上面 19b 第二の脚の先端部 24 基台 31a,31b 磁気コア部分 31c 媒体摺動面 41,42,118,220 保護層 51,71 ガラスブロック 93 エーペックス 99 ディプスエンド 115a 主磁極 117,216磁気抵抗効果素子 219 第三の磁性薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−251080 (32)優先日 平7(1995)9月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−281529 (32)優先日 平7(1995)10月30日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の脚と第二の脚により凹部を形成する
    磁性体ブロックと、第一の脚の上面に形成される第一の
    磁性薄膜と、前記磁性体ブロックに巻線窓のスペースを
    有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性体と、第一
    の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄膜と、この
    非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の先端部に
    連なって形成される第二の磁性薄膜と、からなる磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】一側周面を媒体摺動面とする略ロ字状の磁
    気コアを有する磁気ヘッドであって、この媒体摺動面を
    形成する磁気コア部分は磁性フェライトからなり、その
    他の磁気コア部分の全部又は一部は磁性薄膜からなる磁
    気ヘッド。
  3. 【請求項3】第一の脚と第二の脚により凹部を形成する
    ガラスブロックと、この第一の脚の上面と第二の脚の先
    端部及びガラスブロックの凹部内面に連なって形成され
    る第一の磁性薄膜と、前記ガラスブロックに巻線窓のス
    ペースを有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性体
    と、第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄膜
    と、この非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の
    先端部に連なって形成される第二の磁性薄膜と、からな
    る磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】第一の脚と第二の脚により凹部が形成され
    た磁性体ブロックの第一の脚の上面に第一の磁性薄膜を
    被着させる工程と前記凹部内面で巻線窓のスペースを有
    して前記第一の脚と第二の脚を非磁性体でつなぐ工程
    と、第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄膜
    を被着させる工程と、この非磁性薄膜と前記非磁性体及
    び前記第二の脚の先端部に第二の磁性薄膜を形成する工
    程とからなる請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】前記第一の脚と前記第二の脚を非磁性体で
    つなぐ前記工程が、前記磁性体ブロックを、凹部側を下
    に基台に載置し、巻線窓スペースを有して該基台上に低
    粘度の非磁性体を展着して固化し、前記第一の脚と前記
    第二の脚とをつなぐ前記工程とを有する請求項4記載の
    磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】前記第一の脚と前記第二の脚を非磁性体で
    つなぐ前記工程が、前記基台に低融点ガラスのブロック
    を接合し、該低融点ガラスを所定厚みまで研磨した後に
    第一の脚と第二の脚とを持つ磁性体ブロックと合体させ
    て該磁性体ブロックに巻線窓のスペースを有して前記凹
    部内面で前記第一の脚と第二の脚とを該低融点ガラスで
    つなぐ工程とを有する請求項4記載の磁気ヘッドの製造
    方法。
  7. 【請求項7】ガラス基板上に磁性薄膜を被着する工程
    と、該ガラス基板を半溶融状態になる温度に加熱し、磁
    性薄膜を被着したガラス基板を凸型ブロックで押し半溶
    融状態のガラス及び磁性薄膜をこの型に倣わせ巻線窓形
    状をした凹部を形成する工程と、この凹部内面で巻線窓
    スペースを有して前記第一の脚と第二の脚を非磁性体で
    つなぐ工程と、第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる
    非磁性薄膜を被着させる工程と、この非磁性薄膜と前記
    非磁性体及び第二の脚の先端部で第二の磁性薄膜とを形
    成する工程と、からなる請求項3記載の磁気ヘッドの製
    造方法。
  8. 【請求項8】第一の脚と第二の脚により凹部を形成する
    磁性体ブロックと第一の脚の上面に形成される第一の磁
    性薄膜と、該磁性体ブロックに巻線窓のスペースを有し
    て前記凹部内面で前記第一の脚と第二の脚とをつなぐ非
    磁性体と、前記第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる
    非磁性薄膜と、この非磁性薄膜から前記非磁性体及び前
    記第二の脚の先端部上に連なって形成される磁性薄膜と
    からなり、該磁性薄膜が前記磁気ギャップのディプスエ
    ンドにおいてエーペックスの角度が広がる方向に延在す
    る請求項1記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】第一の脚と第二の脚により凹部を形成する
    ガラスブロックと、この第一の脚上面と第二の脚先端部
    及びガラスブロックの凹部内面に連なって形成される第
    一の磁性薄膜と、前記ガラスブロックに巻線窓のスペー
    スを有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性体と、
    第一の脚の先端部で磁気ギャップとなる非磁性薄膜とこ
    の非磁性薄膜と前記非磁性体及び前記第二の脚の先端部
    上に連なって形成される第二の磁性薄膜とからなり、該
    磁性薄膜が前記磁気ギャップのディプスエンドにおいて
    エーペックスの角度が広がる方向に延在する請求項2記
    載の磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】第一の脚と第二の脚により凹部を形成す
    る磁性体ブロックと、この磁性体ブロックに巻線窓のス
    ペースを有して前記凹部内面でこの脚をつなぐ非磁性体
    と、該非磁性体上に磁性薄膜で形成した主磁極とを有
    し、前記第1の脚が主磁極に対してリターンパスコアと
    なる垂直型磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドと
    が一体に形成された複合型磁気ヘッドであって、前記記
    録用磁気ヘッドは第一の脚と第二の脚により凹部を形成
    する磁性体ブロックと、第一の脚の上面に形成される第
    一の磁性薄膜と、前記磁性体ブロックに巻線窓のスペー
    スを有して前記凹部内面で前記第一の脚と第二の脚とを
    つなぐ非磁性体と、前記第一の脚の先端部で磁気ギャッ
    プとなる非磁性薄膜と、この非磁性薄膜と前記非磁性体
    及び前記第二の脚の先端部に連なって形成される第二の
    磁性薄膜とからなり、前記再生用磁気ヘッドは前記第二
    の磁性薄膜上に形成される第一の非磁性絶縁薄膜と、該
    非磁性絶縁薄膜上の第一の脚側に形成される磁気抵抗効
    果素子と該磁気抵抗効果素子からの引き出し導体と該磁
    気抵抗効果素子と該引き出し導体とを覆って形成される
    第二非磁性絶縁薄膜とこの非磁性絶縁薄膜の上に形成さ
    れる第三の磁性薄膜及び保護層とからなることを特徴と
    する複合型磁気ヘッド。
  12. 【請求項12】垂直型磁気ヘッドと磁気抵抗効果型磁気
    ヘッドからなる複合型磁気ヘッドであって、第一の脚と
    第二の脚により凹部を形成する磁性体ブロックと、この
    磁性体ブロックの凹部内面で巻線窓のスペースを有して
    両脚をつなぐ非磁性体と、該非磁性体上に磁性薄膜で形
    成した主磁極を有し、前記第一の脚が主磁極に対してリ
    ターンパスコアとなる垂直型磁気ヘッドと、該主磁極上
    に絶縁膜を介して形成した磁気抵抗効果型ヘッドと保護
    層とからなることを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  13. 【請求項13】前記第一,第二,第三,主磁極の磁性薄
    膜の少なくとも一つがFeTaN合金からなる請求項1
    及び2及び11,12記載の磁気ヘッド。
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