JPH09186141A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH09186141A
JPH09186141A JP8302502A JP30250296A JPH09186141A JP H09186141 A JPH09186141 A JP H09186141A JP 8302502 A JP8302502 A JP 8302502A JP 30250296 A JP30250296 A JP 30250296A JP H09186141 A JPH09186141 A JP H09186141A
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Japan
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high frequency
frequency power
processing container
magnetic field
processing
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JP8302502A
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Inventor
Akira Koshiishi
公 輿石
Koichiro Inasawa
剛一郎 稲沢
Yukimasa Yoshida
幸正 吉田
Itsuko Sakai
伊都子 酒井
Makoto Sekine
誠 関根
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Toshiba Corp
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electron Ltd
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    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32—Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009—Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082—Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32137—Radio frequency generated discharge controlling of the discharge by modulation of energy
    • H01J37/32155—Frequency modulation
    • H01J37/32165—Plural frequencies

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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ密度の均一性を確保しつつしかも高
いプラズマ密度の下で、被処理体に対し、ダメージのな
い高速かつ均一な処理を実施できるプラズマ処理装置を
得る。 【解決手段】 処理容器3内にサセプタ6と上部電極3
2とを対向して設け、サセプタ6には第1の高周波電源
41から相対的に低い周波数の高周波電力を印加し、上
部電極32には第2の高周波電源44から相対的に高い
周波数の高周波電力を印加する。ウエハW上に一様な一
方向傾斜磁場を形成するダイポールリング51を処理容
器3外周に配置する。ダイポールリング51の磁界によ
って、ウエハW上には電子溜まりが形成されず、均一な
処理が行える。磁界形成によってプラズマ密度は高い。
プラズマ中のイオンは、低い周波数の高周波でウエハW
への入射エネルギーが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体に対し
て、エッチング処理を始めとする各種のプラズマ処理を
施すためのプラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体製造プロセスにおいて
は、エッチング処理を始めとして、スパッタリング処理
やCVD処理などの処理に際し、処理容器内にプラズマ
を発生させ、該プラズマ雰囲気で、被処理体、例えば半
導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の表面に所定の
処理を行うように構成されたプラズマ処理装置が用いら
れているが、今日ではデバイスの集積度が益々高くな
り、またウエハも大口径化していることから、これらの
プラズマ処理装置においては、微細な処理を高速かつ均
一に実施できることがとりわけ重視されている。
【0003】例えばエッチング装置を例にとれば、高密
度のプラズマを処理容器内に発生させて、微細な処理を
可能としつつエッチングレートを向上させ、しかもウエ
ハ面内でのエッチングレートの均一性が良好であること
が望まれる。この点、比較的大口径化に対応できるいわ
ゆる平行平板型のエッチング装置においては、プラズマ
発生のために高周波電力を用いたいわゆるカソードカッ
プル型エッチング装置やアノードカップル型エッチング
装置が一般的であったが、そのままの構成でプラズマ密
度を高めようとすると、高周波電力のパワーを上げる必
要があり、その結果イオンの入射エネルギーの上昇を招
き、ウエハへのダメージやマスクのレジストの変質をも
たらすという問題が生ずる。
【0004】これを改善するため、例えば特公昭58−
12347号においては、上下の電極に異なった周波数
の高周波を印加し、高い周波数の高周波でプラズマ密度
をコントトロールし、低い周波数の高周波でイオン入射
のエネルギーを独立に制御することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
技術では、高真空度(低圧)中でプラズマ密度の向上さ
せるには限界があり、今後の例えば、64M、256M
対応の高集積度デバイスの製造に対応できないおそれが
あり、またエッチングレートの高速化にも限界があっ
た。
【0006】この点に関し、例えば従前のマグネトロン
RIE装置のように被処理体上に平行磁場を形成し、プ
ラズマ中の電子にドリフト運動を生ぜしめて、プラズマ
密度を高くすることも考えられるが、そうするとドリフ
ト運動を行っている電子が集中する箇所(いわゆる「電
子溜まり」)が、区々に発生してプラズマ密度の均一性
を確保するのが難しくなる。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、高真空下でプラズマ密度の均一性を確保しつつし
かも高いプラズマ密度が得られ、被処理体に対して高速
かつ均一な処理、例えばエッチング処理やCVD処理な
どの処理を行えるプラズマ処理装置を提供して、前記問
題の解決を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、対向する2つの電極を処理容器
内に有し、この処理容器内にプラズマを発生させると共
に、磁界発生手段によって前記処理容器内に磁界を発生
させて前記電極のうちの一方の電極上の被処理体に対し
て処理を施す処理装置であって、前記一方の電極は相対
的に低い周波数の高周波電力を出力する第1の高周波電
源と接続され、他方の電極は相対的に高い周波数の高周
波電力を出力する第2の高周波電源と接続され、前記磁
界発生手段は、前記処理容器外周に円環状に配設されて
被処理体上に一方向傾斜磁場を形成する複数の永久磁石
を有し、さらにこれら永久磁石は、前記処理容器の外周
を前記円環状に回転自在であることを特徴とする、プラ
ズマ処理装置が提供される。ここで一方向傾斜磁場と
は、その磁力線が被処理体を含む平面とほぼ平行で一方
向(例えば図2中のX軸方向)に向いており、その主た
る方向(N−S方向と定義する)に直角な方向(E−W
方向と定義する;図2中のY軸方向)に対しては、その
強度が増加又は減少する特性(傾斜)を有する磁場をい
う。
【0009】この場合、第1の高周波電源と第2の高周
波電源の電極への接続形式を変え、請求項2に記載した
ように、ミキシング装置を介して前記一方の電極に、相
対的に低い周波数の高周波電力を出力する第1の高周波
電源、及び相対的に高い周波数の高周波電力を出力する
第2の高周波電源の双方を接続し、他方の電極を接地す
るように構成してもよい。
【0010】また請求項3に記載したように、前記一方
の電極は相対的に低い周波数の高周波電力を出力する第
1の高周波電源と接続して、他方の電極は接地し、処理
容器内の側壁近傍に第3の電極を配設し、相対的に高い
周波数の高周波電力を出力する第2の電源は、この第3
の電極に接続するように構成してもよい。
【0011】請求項1、2及び3に記載のプラズマ処理
装置とも、高い周波数の高周波電力を出力する第2の高
周波電源からの高周波電力によって処理容器内にプラズ
マを発生させ、このプラズマ中のイオンのエネルギー
を、第1の高周波電源からの低い周波数の高周波電力に
よって制御することができる。かかる作用を鑑みれば、
第1の高周波電源の周波数は、プラズマ中のイオンが追
従できる周波数、例えば数百kHzオーダーの周波数な
ど、1MHz以下の周波数が好適である。他方、第2の
高周波電源の周波数は、高密度プラズマを発生させるた
めの周波数、例えば13.56MHz、27.12MH
zなど、1MHzを越える周波数が好ましい。
【0012】そして前記各プラズマ処理装置における磁
界発生手段は、前記処理容器外周に円環状に配設されて
被処理体上に一方向傾斜磁場を形成する複数の永久磁石
を有し、さらにこれら永久磁石は、前記処理容器の外周
を前記円環状に回転自在である。
【0013】他方、前記プラズマ中の電子は直交電磁界
においてローレンツ力によってドリフト運動を行い中性
分子と衝突するなどして、結果的にプラズマ密度を向上
させている。そしてこのドリフト運動を行っている電子
は、前記一方向傾斜磁場がドリフトの方向に向かって強
度が弱くなる磁場分布においては、該傾斜に沿って磁場
による閉じ込め効果が順次減少し、結果として被処理体
上に電子溜まりが形成されることはなく、被処理体上の
プラズマ密度の均一性は良好である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエッチング装置に
適用した実施の形態について説明すると、図1は第1の
実施の形態にかかるエッチング装置1の断面を模式的に
示しており、このエッチング装置1における処理室2
は、酸化アルマイト処理されたアルミニウムなどからな
る円筒形状の処理容器3内に形成され、この処理室2は
気密に閉塞自在に構成されている。また処理容器3自体
は、例えば接地線4に接続されるなどして接地されてい
る。
【0015】前記処理室2内の底部にはセラミックなど
の絶縁支持板5が設けられており、この絶縁支持板5の
上部に、被処理体例えば直径12インチの半導体ウエハ
(以下、「ウエハ」という)Wを載置するための略円柱
状のサセプタ6が収容されている。このサセプタ6は、
例えば酸化アルマイト処理されたアルミニウムからなっ
ており、下部電極を構成する。
【0016】前記サセプタ6内には、冷媒が流通する冷
媒循環路7が形成されており、冷媒導入管8から導入さ
れた冷媒は、この冷媒循環路7内を巡って冷媒排出管9
から処理容器3外部に排出されるようになっている。か
かる構成により、サセプタ6及び前記ウエハWを所定の
温度に冷却することが可能になっている。また同時にサ
セプタ6内に、例えばセラミックヒータなどの加熱手段
を別途を設け、適宜の温度センサによる制御によって該
加熱手段をコントロールし、前記した冷媒循環路7の作
用と共に、ウエハWを所定温度に制御する構成としても
よい。この場合には、より微細な温度調整が可能であ
る。
【0017】前記サセプタ6上には、ウエハWを吸着保
持するための静電チャック11が設けられている。この
静電チャック11は、導電性の薄膜12をポリイミド系
の樹脂フィルム13によって上下から挟持した構成を有
し、処理容器3の外部に設置されている高圧直流電源1
4からの所定の直流電圧、例えば1.5kV〜2kVの
電圧が前記薄膜12に印加されると、樹脂フィルム13
上に発生する電荷に基づいたクーロン力によって、静電
チャック11上に載置されたウエハWは、この静電チャ
ック11の上面に吸着保持されるようになっている。
【0018】また前記サセプタ6内には、処理容器3底
部及び絶縁支持板5を貫設した伝熱ガス導入管15が設
けられ、前記静電チャック11上面に開口したガス流路
16と接続されている。そして処理容器3外部から供給
される適宜の伝熱ガス、例えばHe(ヘリウム)ガスが
前記伝熱ガス導入管15、ガス流路16を通じて、静電
チャック11上に保持されているウエハWの裏面に供給
されると、ウエハWと静電チャック11、即ちサセプタ
6との間の熱伝達効率が向上するようになっている。
【0019】前記サセプタ6の上面外周縁における静電
チャック11の周囲には、この静電チャック11を取り
囲むようにして、導電性を有する環状のフォーカスリン
グ17が設けられている。このフォーカスリング17
は、ウエハW周辺のプラズマ密度の均一性を改善する機
能を有している。
【0020】前出サセプタ6の周囲には、多数の透孔が
形成されたバッフル板18が配置されており、さらにこ
のバッフル板18の下方における処理容器3の底部近傍
には、排気口19が設けられ、この排気口19は、例え
ばターボ分子ポンプなどの真空引き手段20に通ずる排
気管21と接続されている。従って、真空引き手段20
の作動によって、処理容器3内は所定の減圧度、例えば
10mTorrにまで、真空引きすることが可能であ
り、しかもその場合、処理容器3内のガスは前記バッフ
ル板18を通じて排気されるので、均一に排気すること
が可能である。
【0021】このような処理容器3内の排気、並びに真
空引き手段20の作動による処理容器3内の減圧度の維
持は、処理容器3に設けた圧力センサ(図示せず)から
の検出信号に基づいて自動的に制御されるようになって
いる。
【0022】前記処理室2の上部には、例えばアルミナ
からなる絶縁材31を介して、上部電極32が設けられ
ている。この上部電極32は、導電性の材質、例えば酸
化アルマイト処理されたアルミニウムで構成されている
が、少なくとも前記ウエハWに対向する面32aは、他
の高周波的に導電性を有する材質、例えば単結晶シリコ
ンで形成してもよい。またこの上部電極32は、その内
部に中空部32bを有する中空構造を有しており、さら
に上部電極32の上部中央にはガス導入口33が形成さ
れ、このガス導入口33は前記中空部32bと通じてい
る。そしてウエハWに対向する面32aには、ウエハW
の被処理面全面に均一に処理ガスを供給するため、多数
の吐出口32cが形成されている。
【0023】前記ガス導入口33には、ガス導入管34
が接続され、さらにこのガス導入管34には、バルブ3
5、流量調節のためのマスフローコントローラ36を介
して、処理ガス供給源37が接続されている。本実施の
形態では、処理ガス供給源47から所定の処理ガス、例
えばCF4ガスやC4F8ガスなどのCF系のエッチング
ガス等が供給されるようになっており、このエッチング
ガスは、マスフローコントローラ36で流量が調節され
て、前記上部電極32の吐出口32cから、ウエハWに
対して均一に吐出される構成となっている。
【0024】次にこのエッチング装置1の高周波電力の
供給系について説明すると、まず下部電極となるサセプ
タ6に対しては、周波数が数百kHz程度、例えば80
0kHzの高周波電力を出力する第1の高周波電源41
からの電力が、ブロッキングコンデンサなどを有する整
合器42を介して供給される構成となっている。一方上
部電極32に対しては、整合器43を介して、周波数が
前記第1の高周波電源41よりも高い1MHz以上の周
波数、例えば27.12MHzの高周波電力を出力する
第2の高周波電源44からの電力が供給される構成とな
っている。
【0025】そして前記処理容器3の外周には、磁場発
生手段として、いわゆるダイポールリング(Dipol
e Ring)51が配置されている。このダイポール
リングは、図2に示したように、ヨークを兼ねた円環状
の回転ステージ52の上に円環状に配列された12個の
永久磁石M1〜M12を有している。そして前記回転ステ
ージ52自体は、モータなどの駆動手段53及び回転駆
動機構54によって、処理容器3の外周を同心円状に回
転するように構成されている。なお回転する方向は、図
1中の回転矢印Rで示した。
【0026】前記ダイポールリング51における各永久
磁石M1〜M12は着磁方向が異なった6種の永久磁石を
用いており、回転ステージ52における半周で着磁方向
が1回転するように設定されている。即ち、各永久磁石
は着磁方向が平面からみて60゜ずつずれたものを使用
しており、永久磁石M1と永久磁石M2とは、平面からみ
て60゜着磁方向がずれており、以下、永久磁石M2と
永久磁石M3、永久磁石M3と永久磁石M4、永久磁石M4
と永久磁石M5、永久磁石M5と永久磁石M6、永久磁石
M6と永久磁石M7とが、それぞれ60゜ずつ着磁方向が
ずれており、結局のところ、永久磁石M7は永久磁石M1
と同一の磁石、永久磁石M2と永久磁石M8、永久磁石M
3と永久磁石M9、永久磁石M4と永久磁石M10、永久磁
石M5と永久磁石M11、永久磁石M6と永久磁石M12がそ
れぞれ同一着磁方向を有する磁石となっている。なお側
面からみた場合、各永久磁石M1〜M12の着磁方向は、
ウエハWと平行である。
【0027】前記ダイポールリング51が配置された結
果、静電チャック11上のウエハWを側面からY軸方向
に向かってみると、図3に示したように、ウエハWを含
む平面に対して、ほぼ平行な磁場が形成されている。
【0028】また同じくダイポールリング51が静止し
ている状態においては、即ち回転ステージ52が停止し
ている状態では、図4に示したように、Y軸上のEから
Wの方向に、ウエハWの一端から他端にかけて磁場強度
が次第に弱くなった傾斜磁場が形成されている。この場
合の磁場強度は、図4に示したように例えばウエハW上
で最も強い箇所、即ち前記ウエハWの一端(E)におい
て例えば600G(ガウス)、ウエハWの中心(C)の
ところで120〜140G(ガウス)程度となるように
設定されている。
【0029】第1の実施の形態にかかるエッチング装置
1の主要部は以上のように構成されており、このエッチ
ング装置1の側面には、例えばゲートバルブ(図示せ
ず)を介して、搬送アームなどのウエハ搬送手段等が収
容されているロードロック室(図示せず)が並設されて
いる。この場合、ウエハWの処理容器3内への搬出入の
際に、前記ダイポールリング51の存在が支障にならな
いように、例えば前記サセプタ6を上下動自在に構成し
たり、逆にダイポールリング51を回転ステージ52毎
上下動自在に構成すれば、前記ゲートバルブを介してウ
エハWを処理容器3とロードロック室との間で円滑に搬
出入することができる。
【0030】次に前記構成になるエッチング装置1を用
いて、例えばシリコンのウエハWの酸化膜(SiO2)
をエッチングする場合のプロセス、作用等について説明
すると、まず前記ロードロック室(図示せず)から被処
理体であるウエハWが処理室2内に搬入され、静電チャ
ック11上に載置されると、高圧直流電源14から所定
の電圧が静電チャック11内の導電性の薄膜12に印加
されて、ウエハWはこの静電チャック11上にソフトに
吸着、保持される。
【0031】次いで処理室2内が、真空引き手段20に
よって真空引きされていき、所定の真空度、例えば10
mTorrになった後、処理ガス供給源37所定の処理
ガス、例えばCF4が所定の流量比で供給され、処理室
2の圧力が所定の真空度、例えば20mTorrに設
定、維持される。
【0032】次いで上部電極32に対して第2の高周波
電源44から周波数が27.12MHz、パワーが2k
Wの高周波電力が供給されると、上部電極32とサセプ
タ6との間にプラズマが生起される。またこれより僅か
に遅れて(1秒以下のタイミング遅れ)をもって、サセ
プタ6に対して第1の高周波電源41から周波数が80
0kHz、パワーが1kWの高周波電力が供給される。
そのようにサセプタ6に対して上部電極32よりもタイ
ミングを遅らせて高周波電力を供給させることにより、
過大な電圧によってウエハWがダメージを受けることを
防止できる。
【0033】前記第2の高周波電源44からの高周波
(27.12MHz)の印加によって発生したプラズマ
により処理室2内のエッチングガス、即ちCF4ガスの
ガス分子が解離し、それによって生じたエッチャントイ
オンが、第1の高周波電源41からサセプタ6側に供給
された相対的に低い周波数の高周波(800kHz)に
よってその入射エネルギーを、その生成過程とは独立に
制御されつつ、ウエハW表面のシリコン酸化膜(SiO
2)をエッチングしていく。従って、ウエハWにダメー
ジを与えることなく、所定のエッチング処理を行うこと
が可能である。
【0034】この場合、まずダイポールリング51によ
って処理容器3内に形成された磁場と直交する電界にお
いては、プラズマ中の電子がドリフト運動を起こし、そ
れによって中性分子との衝突によってさらに解離が起こ
って、処理容器3内のプラズマの密度は高くなってい
る。また例えばドリフト運動を起こさない、バルク中の
電子であっても、前記磁場によってその拡散が抑えられ
る。従って、かかる点からもプラズマ密度は高くなって
おり、その結果前記エッチング処理のエッチングレート
は極めて高いものとなっている。
【0035】しかも前記ドリフト運動を起こした電子
は、ウエハWの一端から他端に移動するに従って磁場強
度が弱くなるので前記拡散抑制効果が弱められ、結果と
して端部での電子の集中は回避され、ウエハW上の電子
溜まりが生ずることはなく、ウエハW上のプラズマ密度
の均一性は良好なものとなっている。したがって、前記
エッチングのウエハW面内における均一性も良好であ
る。
【0036】前記第1の実施の形態にかかるエッチング
装置1においては、サセプタ6に相対的に低い周波数の
高周波電力を発生する第1の高周波電源41を接続し、
上部電極32には相対的に高い周波数の高周波電力を発
生する第2の高周波電源44を接続した構成であった
が、図5に示した第2の実施の形態にかかるエッチング
装置61のように、これら2つの異なった周波数の高周
波電力を発生する第1の高周波電源41と第2の高周波
電源44の双方とも、サセプタ6に接続する構成として
もよい。なお図5中、図1と同一の番号で示される部材
は、第1の実施の形態にかかるエッチング装置1におけ
る部材と同一の構成を示している。
【0037】即ち図5に示したエッチング装置61にお
いては、第1の高周波電源41と第2の高周波電源44
の双方とも、各々相互干渉を防止するためのフィルタ等
を内蔵した整合器62、63を介して、ミキシング装置
64に接続し、このミキシング装置64を通じて、いわ
ば2つの異なった周波数の高周波電力が重畳した形で、
サセプタ6に印加される構成となっている。
【0038】またこのエッチング装置61においては、
上部電極32は、絶縁材を介さず直接処理容器3に固定
され、接地線4によって接地された処理容器3と上部電
極とは同電位、即ち上部電極32は接地された構成とな
っている。
【0039】かかる構成を有するエッチング装置61に
よっても、第2の高周波電源44からの高周波(例え
ば、27.12MHz)の印加によって発生したプラズ
マにより解離したエッチャントイオンが、第1の高周波
電源41から印加される低い周波数の高周波(例えば8
00kHz)によって、その入射速度がコントロールさ
れつつ、ウエハW表面をエッチングしていく。従って、
ダメージのない高速エッチングが可能である。
【0040】もちろん前記第1の実施の形態にかかるエ
ッチング装置1と同様、処理容器3の外部には、ダイポ
ールリング51が配置され、前記図3、4に示したよう
な磁場が形成されるので、前記第1の実施の形態にかか
るエッチング装置1と同じく、処理容器3内のプラズマ
は高密度になっており、高速なエッチングレートが得ら
れる。またウエハW上には電子溜まりが形成されないの
で、ウエハW面内のエッチングレートは均一なものとな
っている。さらに回転駆動機構54によって回転するこ
とより、エッチングレートをより一層、均一化できる。
【0041】さらに本発明は、図6に示した第3の実施
の形態にかかるエッチング装置71としても構成でき
る。なお図6中、図1と同一の番号で示される部材は、
第1の実施の形態にかかるエッチング装置1における部
材と同一の構成を示している。この第3の実施の形態に
かかるエッチング装置71では、処理容器3内にプラズ
マを発生させるための相対的に高い周波数の高周波電力
の印加経路、電極構成を変えたものである。
【0042】即ち図6に示したエッチング装置71にお
いては、前記第2の実施の形態にかかるエッチング装置
61と同様、まず上部電極32を直接処理容器3に固定
して、接地線4によって接地されている処理容器3と同
電位、即ち接地電位とする。そして処理容器3内の側壁
近傍に、処理容器3とは絶縁された、例えば環状の第3
の電極72を設け、この第3の電極72に、整合器43
を介して相対的に高い周波数の高周波電力を発生させる
前出第2の高周波電源44を接続した構成を採ったもの
である。
【0043】かかる構成を有するエッチング装置71の
場合、第2の高周波電源44からの高周波(例えば、2
7.12MHz)が、第3の電極72に印加されると、
処理容器3内にプラズマが発生する。そして該プラズマ
中のエッチャントイオンは、サセプタ6に印加される第
1の高周波電源41からの低い周波数の高周波(例えば
800kHz)によって、その入射速度がコントロール
されつつ、ウエハW表面をエッチングしていくのであ
る。従って、前記各実施の形態と同様、ダメージのない
高速エッチングが可能である。
【0044】もちろん前記第1、2の各実施の形態にか
かるエッチング装置1、61と同様、処理容器3の外部
には、ダイポールリング51が配置されているので、前
記各実施の形態と同様、処理容器3内に発生したプラズ
マの密度は高く、またウエハW上のプラズマ密度の均一
性も良好なものとなっている。従って、高速かつ均一な
エッチングレートが得られる。
【0045】なお前記第3の電極72の形状は、高周波
電力の印加によって処理容器3内にプラズマを発生でき
るものであれば、環状に限らず、適宜の形態のものを使
用できる。またこの第3の電極72は、絶縁材を介して
直接処理容器3内壁に取着するようにしてもよい。
【0046】前記各実施の形態において用いたダイポー
ルリング51は、いずれも着磁方向が60゜ずつずれた
6種類の永久磁石を合計12個用いて構成したが、かか
る構成に限らず、任意の角度ずつずれた、例えば着磁方
向が30゜ずつずれた12種類の永久磁石を合計24個
用いて構成してもよい。さらに前記各実施の形態におけ
るダイポールリング51は、回転ステージ52の上に設
けた構成であったが、回転ステージ52のような円環状
の回転する部材の下に設けてもよい。
【0047】前記した各実施の形態は、いずれもエッチ
ング装置として構成した例であったが、これに限らず、
本発明は他のプラズマ処理装置、例えばアッシング装
置、スパッタリング装置、CVD装置としても具体化で
きる。さらに被処理体も、ウエハに限らず、LCD基板
であってもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1、2及び3に記載のプラズマ処
理装置によれば、被処理体にダメージを与えることな
く、エッチングを始めとする各種のプラズマ処理を微細
にかつ高速に実施することができる。また処理の均一性
も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるエッチング
装置の断面説明図である。
【図2】図1のエッチング装置におけるダイポールリン
グの平面図である。
【図3】図1のエッチング装置における側面からみたウ
エハ上の磁力線を示す説明図である。
【図4】図1のエッチング装置におけるウエハ上の磁場
強度分布を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるエッチング
装置の断面説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかるエッチング
装置の断面説明図である。
【符号の説明】
1 エッチング装置 2 処理室 3 処理容器 6 サセプタ 11 静電チャック 20 真空引き手段 32 上部電極 37 処理ガス供給源 41 第1の高周波電源 44 第2の高周波電源 51 ダイポールリング 52 回転ステージ W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205 H01L 21/205 H05H 1/46 H05H 1/46 M (72)発明者 吉田 幸正 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番 株式 会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 酒井 伊都子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番 株式 会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 関根 誠 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番 株式 会社東芝研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの電極を処理容器内に対向配置し、
    この処理容器内にプラズマを発生させると共に、磁界発
    生手段によって前記処理容器内に磁界を発生させて前記
    電極のうちの一方の電極上の被処理体に対して処理を施
    す処理装置であって、前記一方の電極は相対的に低い周
    波数の高周波電力を出力する第1の高周波電源と接続さ
    れ、他方の電極は相対的に高い周波数の高周波電力を出
    力する第2の高周波電源と接続され、 前記磁界発生手段は、前記処理容器外周に円環状に配設
    されて被処理体上に一方向傾斜磁場を形成する複数の永
    久磁石を有し、さらにこれら永久磁石は、前記処理容器
    の外周を前記円環状に回転自在であることを特徴とす
    る、プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 2つの電極を処理容器内に対向配置し、
    この処理容器内にプラズマを発生させると共に、磁界発
    生手段によって前記処理容器内に磁界を発生させて前記
    電極のうちの一方の電極上の被処理体に対して処理を施
    す処理装置であって、前記一方の電極はミキシング装置
    を介して、相対的に低い周波数の高周波電力を出力する
    第1の高周波電源、及び相対的に高い周波数の高周波電
    力を出力する第2の高周波電源の双方と接続されると共
    に、他方の電極は接地され、 前記磁界発生手段は、前記処理容器外周に円環状に配設
    されて被処理体上に一方向傾斜磁場を形成する複数の永
    久磁石を有し、さらにこれら永久磁石は、前記処理容器
    の外周を前記円環状に回転自在であることを特徴とす
    る、プラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 2つの電極を処理容器内に対向配置し、
    この処理容器内にプラズマを発生させると共に、磁界発
    生手段によって前記処理容器内に磁界を発生させて前記
    電極のうちの一方の電極上の被処理体に対して処理を施
    す処理装置であって、前記一方の電極は相対的に低い周
    波数の高周波電力を出力する第1の高周波電源と接続さ
    れると共に、他方の電極は接地され、前記処理容器内の
    側壁近傍には、相対的に高い周波数の高周波電力を出力
    する第2の電源と接続される第3の電極が配置され、 前記磁界発生手段は、前記処理容器外周に円環状に配設
    されて被処理体上に一方向傾斜磁場を形成する複数の永
    久磁石を有し、さらにこれら永久磁石は、前記処理容器
    の外周を前記円環状に回転自在であることを特徴とす
    る、プラズマ処理装置。
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