JPH09186536A - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

Info

Publication number
JPH09186536A
JPH09186536A JP34274395A JP34274395A JPH09186536A JP H09186536 A JPH09186536 A JP H09186536A JP 34274395 A JP34274395 A JP 34274395A JP 34274395 A JP34274395 A JP 34274395A JP H09186536 A JPH09186536 A JP H09186536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
harmonic
impedance
strip line
amplification element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34274395A
Other languages
English (en)
Inventor
Osahisa Furuya
長久 古谷
Hiroki Tsuchiya
寛城 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP34274395A priority Critical patent/JPH09186536A/ja
Publication of JPH09186536A publication Critical patent/JPH09186536A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整合回路を意識せずに高効率の電力増幅回路
を設計でき、設計の容易化および開発コストの低減に寄
与する技術を提供する。 【解決手段】 増幅素子の出力電極と出力側整合回路の
入力端との間に第1の直列共振回路を接続すると共に、
前記出力側整合回路の入力端とグランドとの間に第2の
直列共振回路を接続し、かつ、前記第1および第2の直
列共振回路の共振周波数を、前記増幅素子の出力電極に
現れる高周波信号の第2高調波に一致させる。第2高調
波に対する増幅素子の出力電極のインピーダンス(短
絡)を、第2の直列共振回路の共振作用によってのみ得
ることができる。出力側整合回路のインピーダンスの影
響をまったく受けないから、設計を簡素化して開発コス
トを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力増幅回路に関
し、特に、高周波信号を高効率で増幅する電力増幅回路
に関する。一般に、バッテリを電源とする携帯電話機な
どの小型通信機器にあっては、機器全体の電力消費の7
0%〜80%を電力増幅回路で占めており、バッテリ寿
命の観点から、より電力消費の少ない(言い換えれば高
効率の)電力増幅回路が求められている。
【0002】
【従来の技術】電力増幅の効率を極限(理論上は100
%)まで高める回路技術として、F級増幅が知られてい
る(例えば、米国特許第4717884号参照)。“理
想的”なF級動作は、増幅素子の出力電極に接続される
負荷を基本波に対して整合させる一方、すべての偶数次
高調波に対して短絡させ、かつすべての奇数次高調波に
対して開放させることによって得られるが、高調波の次
数は無限に存在するため、実際には、要求効率を勘案し
て、基本波と第2高調波又は基本波と第2、第3高調波
程度の合理的な回路設計が行われる。
【0003】図7は従来のF級電力増幅回路の構成図で
あり、基本波と第2、第3高調波を対象とするものであ
る。すなわち、基本波に対して整合、第2高調波に対し
て短絡、第3高調波に対して開放させるというものであ
る。この図において、1は高周波信号を発生する信号発
生源、2は増幅素子である。増幅素子2は、特に限定し
ないが、この例ではGaAsFETを用いており、高周
波信号を印加するゲート電極を符号Gで、外部制御可能
な一定の直流バイアス電圧Vb(以下、単にバイアス電
圧と言う)を印加するドレイン電極を符号Dで、また、
グランド電位を印加するソース電極を符号Sで表すとと
もに、D−S間の寄生容量を符号2aで、さらに、Dの
主としてボンディングワイヤによる接続インダクタンス
を符号2bで模式的に表している。
【0004】出力電極としてのドレイン電極Dは、接続
インダクタンス2bおよび高周波阻止用のチョークコイ
ル3を通してバイアス回路(図示略)に接続されるとと
もに、さらに、外部インダクタンス4と整合回路5を通
して負荷6に接続されている。なお、整合回路5は、基
本波を最大電力で負荷6に供給するためのものであり、
ストリップ線路5a、コンデンサ5b、5cおよびコイ
ル5dによって構成されている。
【0005】外部インダクタンス4とストリップ線路5
aの間のノードN1 には、終端開放のストリップ線路7
の一端が接続されており、このストリップ線路7は、第
3高調波の波長の1/4の長さに設定されている。この
ような構成において、ストリップ線路7は、第3高調波
に対して終端開放の1/4波長スタブとして機能するか
ら、その一端側のノードN1 のインピーダンスは第3高
調波に対して零となる。
【0006】今、ノードN1 のインピーダンスが零にな
ると、増幅素子2のD−S間に、接続インダクタンス2
bおよび外部インダクタンス4をL、寄生容量2aをC
とするLC並列回路(図8(a)参照)が形成される
が、このLC並列回路の共振周波数を第3高調波に一致
させておけば、第3高調波に対して増幅素子2のドレイ
ン電極DのインピーダンスZを理論上、無限大(∞)に
することができ、F級動作に必要な条件の一つ(第3高
調波に対して開放)を得ることができる。
【0007】一方、第3高調波以外のときは、ノードN
1 のインピーダンスが零を越える値となり、上述のLC
並列回路は形成されないが、ノードN1 に、ストリップ
線路7の容量分(模式的に符号7aで示す)がつくた
め、増幅素子2のD−S間に、接続インダクタンス2b
および外部インダクタンス4をL、ストリップ線路7の
容量分7aをCとするLC直列回路(図8(b)参照)
が形成される。
【0008】したがって、このLC直列回路の共振周波
数を第2高調波に一致させておけば、第2高調波に対し
て増幅素子2のドレイン電極DのインピーダンスZを理
論上、零にすることができ、F級動作に必要な条件の他
の一つ(第2高調波に対して短絡)を得ることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の電力増幅回路にあっては、第3高調波に対してイ
ンピーダンスを零にするノード(ノードN1 )が整合回
路の直前に位置しているため、整合回路の構成条件によ
っては、上記ノードのインピーダンスを零にできないこ
とがあり、これを回避するために、整合回路を含めたト
ータル的な設計を行わなければならないから、設計が面
倒になるうえ、開発コストがかさむという問題点があっ
た。
【0010】そこで、本発明は、整合回路を意識せずに
高効率の電力増幅回路を設計でき、設計の容易化および
開発コストの低減に寄与する技術の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(構成)請求項1記載の発明は、増幅素子の出力電極と
出力側整合回路の入力端との間に第1の直列共振回路を
接続すると共に、前記出力側整合回路の入力端とグラン
ドとの間に第2の直列共振回路を接続し、かつ、前記第
1および第2の直列共振回路の共振周波数を、前記増幅
素子の出力電極に現れる高周波信号の第2高調波に一致
させたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1の直列共振回路中の、前記増幅素
子の出力電極に直流的につながる任意位置に、所定のバ
イアス供給回路を接続し、該所定のバイアス供給回路
は、前記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第2
高調波の1/4波長に相当する長さを持つ終端短絡スタ
ブを有し、該スタブによって前記任意位置のインピーダ
ンスを操作することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1の直列共振回路中のインダクタン
ス成分を二つに分割し、その分割位置に、所定のバイア
ス供給回路を接続し、該所定のバイアス供給回路は、前
記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第3高調波
の1/2波長に相当する長さを持つ終端短絡スタブと、
前記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第2高調
波の周波数を共振周波数とする並列共振回路とを有し、
該スタブおよび並列共振回路によって前記分割位置のイ
ンピーダンスを操作することを特徴とする。 (作用)請求項1又は請求項2記載の発明では、第2の
直列共振回路の共振作用によって、出力側整合回路の入
力端におけるインピーダンスを最小にし、さらに、この
入力端のインピーダンスと第1の直列共振回路の共振作
用とによって、増幅素子の出力電極のインピーダンスを
最小にすることができ、F級動作に必要な条件を整える
ことができるうえ、第2高調波に対する出力電極のイン
ピーダンス(短絡)を、第2の直列共振回路の共振作用
によってのみ得ることができる。したがって、出力側整
合回路のインピーダンスの影響をまったく受けないよう
にでき、設計を簡素化して開発コストを低減できるとい
う格別有利な効果が得られる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は請
求項2記載の発明の作用に加えて、第3高調波にも対応
するので、より一層の高効率化を達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 <第1実施例>図1は本発明に係る電力増幅回路の第1
実施例を示す図であり、基本波と第2高調波を対象とす
るものである。すなわち、基本波に対して整合、第2高
調波に対して短絡させるというものである。
【0016】図1において、図示を略した信号発生源か
らの高周波信号は、直流阻止コンデンサ10および入力
整合回路11を通して増幅素子12のゲート電極Gに印
加されている。ゲート電極Gには、さらに、ゲートバイ
アス供給回路13を通して所定のゲートバイアス電圧V
gが印加されており、このゲートバイアス回路13は、
バイアス供給線路13aと、基本波の1/4波長の長さ
に設定されたストリップ線路13bと、ストリップ線路
13bのバイアス電圧供給端側を高周波的に接地するコ
ンデンサ13cとを有している。
【0017】基本波に対しては、ストリップ線路13b
が終端短絡の1/4波長スタブとして機能するため、ゲ
ート電極Dのインピーダンスが最大(すなわちゲート電
圧が最大)となるが、基本波以外に対しては、ゲート電
極Dのインピーダンスが低下し、それだけゲート電圧も
低下するから、増幅素子12の入力側において、ある程
度の高調波阻止機能を実現できる。
【0018】増幅素子12は、従来例と同様のGaAs
FETであるが、他の増幅素子、例えば、通常のFET
やバイポーラトランジスタであってもよい。従来例と同
様に、増幅素子12のドレイン電極Dの接続インダクタ
ンス(主としてボンディングワイヤによるもの)は符号
12aで、さらに、D−S間の寄生容量は符号12bで
それぞれ模式的に表している。
【0019】出力電極としてのドレイン電極Dは、接続
インダクタンス12a、第1のストリップ線路13、第
1のコンデンサ14を介して出力側整合回路15に接続
されており、第1のコンデンサ14と出力側整合回路1
5との間のノードN2 は、第2のストリップ線路16お
よび第2のコンデンサ17を介してグランドに接続され
ている。
【0020】ここで、ドレイン電極DとノードN2 との
間の、接続インダクタンス12a、第1のストリップ線
路13および第1のコンデンサ14は、第2高調波の周
波数に共振した第1の直列共振回路18を形成し、さら
に、ノードN2 とグランドとの間の、第2のストリップ
線路16と第2のコンデンサは、同じく、第2高調波の
周波数に共振した第2の直列共振回路19を形成する。
【0021】第1のストリップ線路13の任意の位置
(便宜的にノードN3 で表す)には、ドレインバイアス
供給回路20が接続されており、ドレインバイアス供給
回路20は、バイアス供給線路20aと、第2高調波の
1/4波長の長さに設定された第3のストリップ線路2
0bと、この第3のストリップ線路20bのバイアス電
圧供給側を高周波的に接地する第3のコンデンサ20c
とを有している。
【0022】このような構成において、増幅素子12に
よって増幅された高周波信号に第2高調波が含まれてい
る場合、第2の直列共振回路19の共振周波数がその第
2高調波の周波数に一致しているため、ノードN2 のイ
ンピーダンスは最小(抵抗分を無視すれば零)になる。
このノードN2 は、第1の直列共振回路18の一端でも
あるため、第1の直列共振回路18の共振作用により、
増幅素子12のドレイン電極Dのインピーダンスも最小
(抵抗分を無視すれば零)となり、結局、F級動作に必
要な条件(第2高調波に対して短絡)を得ることができ
る。
【0023】次に、第2高調波に対するドレインバイア
ス回路20の働きを見ると、第3のストリップ線路20
bの長さが第2高調波の1/4波長に設定されているた
め、しかも、その一端が第3のコンデンサ20cによっ
て高周波的に接地されているため、第3のストリップ線
路20bは、第2高調波に対して終端短絡の1/4波長
スタブとして機能することになる。したがって、この場
合のノードN3 のインピーダンスは最大になるから、ド
レインバイアス回路20を切離したのと同等の作用が得
られる。
【0024】このように、本実施例では、第2高調波に
対してドレインバイアス供給回路20を切離すととも
に、第2の直列共振回路19の共振作用によってノード
2 のインピーダンスを最小にし、さらに、このノード
2 のインピーダンスと第1の直列共振回路18の共振
作用とによってドレイン電極Dのインピーダンスを最小
にすることができ、F級動作に必要な条件を整えること
ができるうえ、第2高調波に対するノードN2 のインピ
ーダンス(短絡)を、第2の直列共振回路19の共振作
用によってのみ得ることができる。したがって、出力側
整合回路15のインピーダンスの影響をまったく受けな
いようにできるから、例えば、この出力側整合回路15
を別個に設計したり既存の整合回路を組み合わたりして
も構わないし、あるいは、整合効果だけを考慮して最適
設計しても構わない。この結果、出力側整合回路15を
含めたトータル設計を必要としなくなるため、設計を簡
素化して開発コストを低減できるという格別有利な効果
が得られる。
【0025】なお、本実施例では、ドレインバイアス供
給回路20を第1のストリップ線路13の任意の位置
(ノードN3 )に接続しているが、これに限らない。第
1の直列共振回路18の任意の位置であればよい。但
し、ドレイン電極Dに直流のバイアス電圧Vbを供給す
るには、その供給経路中にコンデンサが含まれてはなら
ないから、任意の位置の選択範囲は、ドレイン電極Dか
ら第1のコンデンサ14(の左電極)までになる。
【0026】図1における各部主要要素の望ましい値
は、以下の各基本式で求めることができる。 D20b =λ2 /4 ………(1) L13 =〔{1/(16π2 ・f1 2・C14)}−L12a 〕v/Z13 ………(2) L16=v/(16π2 ・f1 2・Z16・C17) ………(3) 但し、C14は第1のコンデンサの容量、C17は第2のコ
ンデンサの容量、D20b は第3のストリップ線路の長
さ、f1 は基本波の周波数、L12a はボンディングワイ
ヤ等によるインダクタンス、L13は第1のストリップ線
路のインダクタンス、L16は第2のストリップ線路のイ
ンダクタンス、vは(光速/√εr )、Z13は第1のス
トリップ線路の特性インピーダンス、Z16は第2のスト
リップ線路の特性インピーダンス、λ1 は基本波の波
長、λ2 は第2高調波の波長、である。 <第2実施例>図2は本発明に係る電力増幅回路の第2
実施例を示す図であり、第1実施例の変形例である。な
お、第1実施例と共通の構成要素には、同一の符号を付
すとともにその説明を省略する。
【0027】図2において、図1との相違は、ドレイン
バイアス供給回路20′の第3のコンデンサ20cと並
列に、抵抗要素20dおよび第4のコンデンサ20eか
らなる回路を接続した点にある。これによれば、低周波
数域において、抵抗要素20dの抵抗分が見えてくるか
ら、特に、第3のストリップ線路20bのインダクタン
ス分を大きくできない場合、抵抗要素20dの抵抗分に
よって、第3のストリップ線路20bのインダクタンス
分不足に伴うインピーダンス低下を補うことができ、低
周波数域における発振等の不安定要因を排除できるとい
う有利な効果が得られる。 <第3実施例>図3は本発明に係る電力増幅回路の第3
実施例を示す図であり、基本波と第2、第3高調波を対
象とするものである。すなわち、基本波に対して整合、
第2高調波に対して短絡、第3高調波に対して開放させ
るというものである。なお、本実施例においても、第1
実施例と共通の構成要素には、同一の符号を付すととも
にその説明を省略する。
【0028】図3において、図1との相違は、図1の第
1のストリップ線路13を二つに分けて、第1Aのスト
リップ線路13aおよび第1Bのストリップ線路13b
としている点(したがって、第1Aのストリップ線路1
3、第1Bのストリップ線路13bおよび第1のコンデ
ンサ14は、図1の第1の直列共振回路18に相当す
る)、さらに、第1Aのストリップ線路13と第1Bの
ストリップ線路13bとの間のノードN4 に接続するド
レインバイアス供給回路30を、バイアス供給線路30
aと、第3のストリップ線路30bと、第3のコンデン
サ30cと、第4のストリップ線路30dと、第4のコ
ンデンサ30eと、により構成した点にある。
【0029】ここに、第3のストリップ線路30bの一
端はノードN4 に接続され、他端はバイアス供給線30
aに接続されているとともに、第3のコンデンサ30c
を介してグランドにも接続されている。また、第4のス
トリップ線路30dの一端はノードN4 に接続され、他
端は第4のコンデンサ30eを介してグランドに接続さ
れている。すなわち、第3のストリップ線路30bおよ
び第3のコンデンサ30cと、第4のストリップ線路3
0dおよび第4のコンデンサ30eとは、ノードN4
グランドとの間に並列に接続されている。
【0030】この並列回路31(第3のストリップ線路
30bおよび第3のコンデンサ30cと、第4のストリ
ップ線路30dおよび第4のコンデンサ30eとからな
る並列回路)は、ノードN4 のインピーダンスを、第2
高調波に対して最大、第3高調波に対して最小となるよ
うに制御するための手段である。同手段の一の条件(ノ
ードN4 のインピーダンスを第3高調波に対して最小に
する)を実現するため、この並列回路31の第3のスト
リップ線路30bの長さ(便宜的にD30b )は、第3高
調波の1/2波長に設定してある。第3のストリップ線
路30bの一端が第3のコンデンサ30cによって高周
波的に接地されているから、D30b を第3高調波の1/
2波長に設定しておけば、第3のストリップ線路30b
の他端(すなわちノードN4 )のインピーダンスが一端
側のインピーダンス(高周波的に接地されているので最
小)と略等しくなり、「第3高調波に対して最小」とい
う一の条件を満たすことができ、第3高調波をカットで
きる。
【0031】また、同手段の他の一の条件(ノードN4
のインピーダンスを第2高調波に対して最大にする)を
実現するため、この並列回路31は、第2高調波の周波
数に対して並列共振回路を構成するように回路定数を設
定してある。例えば、第3のストリップ線路30bの長
さD30b と、第4のストリップ線路30dの長さ(便宜
的にD30d )との加算値(D30b +D30d )を、第2高
調波の1/4波長に相当させることによって、第2高調
波の周波数に対する並列共振回路を構成できる。並列回
路31が共振(並列共振)状態にあるとき、ノードN4
のインピーダンスは最大(抵抗分を無視すれば無限大)
となるから、「第2高調波に対して最大」という他の一
の条件を満たすことができる。なお、この条件を満たし
たときの回路構成は、前述の第1実施例と等価になる。
【0032】したがって、本実施例によれば、基本波と
第2高調波に加えて第3高調波も対象とした高効率のF
級増幅を実現できるうえ、前述の第1実施例と同様に、
出力側整合回路15を含めたトータル設計を必要とせ
ず、設計を簡素化して開発コストを低減できるという格
別有利な効果が得られる。因みに、図3における各部主
要要素の望ましい値は、以下の各基本式で求めることが
できる。
【0033】 L16=1/(16π2 ・f1 2・Z16・C17) ………(4) D30b =λ3 /2 ………(5) L30d =1.732v/4π・f1 ………(6) L13ab=(α+LP )v/Z13 ………(7) α=1/4π2 ・f2 2・C14=1/16π2 ・f1 2・C14 ………(8) L13a =(β−LP )v/Z13 ………(9) β=1/(36π2 ・f1 2・CP ) ………(10) L13b =L13ab−L13a ………(11) 但し、C14は第1のコンデンサ14の容量、C17は第2
のコンデンサ17の容量、CP は寄生容量12bの容
量、D30b は第3のストリップ線路の長さ、f1 は基本
波の周波数、f2 は第2高調波の周波数、f3 は第3高
調波の周波数、L16は第2のストリップ線路のインダク
タンス、L30d は第4のストリップ線路のインダクタン
ス、L13a は第1Aのストリップ線路のインダクタン
ス、L13abは第1Aおよび第1Bのストリップ線路の合
計インダクタンス、LP はボンディングワイヤ等による
インダクタンス、vは(光速/√εr )、Z13は第1の
ストリップ線路の特性インピーダンス、Z16は第2のス
トリップ線路の特性インピーダンス、λ1 は基本波の波
長、λ3 は第3高調波の波長、である。 <第4実施例>図4は本発明に係る電力増幅回路の第4
実施例を示す図であり、第3実施例の変形例である。な
お、第3実施例と共通の構成要素には、同一の符号を付
すとともにその説明を省略する。
【0034】図4において、図3との相違は、並列回路
31の第3のコンデンサ30cと並列に、抵抗要素30
fおよび第5のコンデンサ30gからなる回路を接続し
た点にある。これによれば、低周波数域において、抵抗
要素30fの抵抗分が見えてくるから、特に、第3のス
トリップ線路30bのインダクタンス分を大きくできな
い場合、抵抗要素30fの抵抗分によって、第3のスト
リップ線路30bのインダクタンス分不足に伴うインピ
ーダンス低下を補うことができ、低周波数域における発
振等の不安定要因を排除できるという有利な効果が得ら
れる。 <第5実施例>図5は本発明に係る電力増幅回路の第5
実施例を示す図であり、第3実施例の変形例である。な
お、第3実施例と共通の構成要素には、同一の符号を付
すとともにその説明を省略する。
【0035】図5において、図3との相違は、並列回路
31の第4のコンデンサ30eと並列に、抵抗要素30
hおよび第6のコンデンサ30iからなる回路を接続し
た点にある。これによれば、低周波数域において、抵抗
要素30hの抵抗分が見えてくるから、特に、第4のス
トリップ線路30dのインダクタンス分を大きくできな
い場合、抵抗要素30hの抵抗分によって、第4のスト
リップ線路30dのインダクタンス分不足に伴うインピ
ーダンス低下を補うことができ、低周波数域における発
振等の不安定要因を排除できるという有利な効果が得ら
れる。 <第6実施例>図6は本発明に係る電力増幅回路の第6
実施例を示す図であり、第3実施例、第4実施例および
第5実施例を組み合わせたものである。なお、第3実施
例、第4実施例および第5実施例と共通の構成要素に
は、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
【0036】本実施例によれば、第3のストリップ線路
30bのインダクタンス分不足に伴うインピーダンス低
下と、第4のストリップ線路30dのインダクタンス分
不足に伴うインピーダンス低下とを共に補うことがで
き、低周波数域における発振等の不安定要因をより完璧
に排除できるという有利な効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、F級動作に必要な条件
を整えることができるうえ、出力側整合回路のインピー
ダンスの影響をまったく受けないようにでき、設計を簡
素化して開発コストを低減できるという、従来技術には
ない格別有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】第2実施例の構成図である。
【図3】第3実施例の構成図である。
【図4】第4実施例の構成図である。
【図5】第5実施例の構成図である。
【図6】第6実施例の構成図である。
【図7】従来例の構成図である。
【図8】並列共振と直列共振の等価回路図である。
【符号の説明】
3 :ノード(任意位置) 12:増幅素子 15:出力側整合回路 18:第1の直列共振回路 19:第2の直列共振回路 20:ドレインバイアス供給回路(バイアス供給回路) 20b:第3のストリップ線路(終端短絡スタブ) 20c:第3のコンデンサ(終端短絡スタブ) N4 :ノード(分割位置) 30:ドレインバイアス供給回路(バイアス供給回路) 30b:第3のストリップ線路(終端短絡スタブ) 30c:第3のコンデンサ(終端短絡スタブ) 31:並列回路(並列共振回路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅素子の出力電極と出力側整合回路の入
    力端との間に第1の直列共振回路を接続すると共に、前
    記出力側整合回路の入力端とグランドとの間に第2の直
    列共振回路を接続し、かつ、前記第1および第2の直列
    共振回路の共振周波数を、前記増幅素子の出力電極に現
    れる高周波信号の第2高調波に一致させたことを特徴と
    する電力増幅回路。
  2. 【請求項2】前記第1の直列共振回路中の、前記増幅素
    子の出力電極に直流的につながる任意位置に、所定のバ
    イアス供給回路を接続し、該所定のバイアス供給回路
    は、前記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第2
    高調波の1/4波長に相当する長さを持つ終端短絡スタ
    ブを有し、該スタブによって前記任意位置のインピーダ
    ンスを操作することを特徴とする請求項1記載の電力増
    幅回路。
  3. 【請求項3】前記第1の直列共振回路中のインダクタン
    ス成分を二つに分割し、その分割位置に、所定のバイア
    ス供給回路を接続し、該所定のバイアス供給回路は、前
    記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第3高調波
    の1/2波長に相当する長さを持つ終端短絡スタブと、
    前記増幅素子の出力電極に現れる高周波信号の第2高調
    波の周波数を共振周波数とする並列共振回路とを有し、
    該スタブおよび並列共振回路によって前記分割位置のイ
    ンピーダンスを操作することを特徴とする請求項1記載
    の電力増幅回路。
JP34274395A 1995-12-28 1995-12-28 電力増幅回路 Withdrawn JPH09186536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34274395A JPH09186536A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 電力増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34274395A JPH09186536A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 電力増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09186536A true JPH09186536A (ja) 1997-07-15

Family

ID=18356153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34274395A Withdrawn JPH09186536A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 電力増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09186536A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325021A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波広帯域増幅器
JP2006254378A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ntt Docomo Inc バイアス回路
JPWO2005107063A1 (ja) * 2004-04-28 2008-03-21 三菱電機株式会社 バイアス回路
JP2008263438A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Toshiba Corp F級増幅回路
JP2008263439A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Toshiba Corp F級増幅回路
JP4855407B2 (ja) * 2005-09-14 2012-01-18 京セラ株式会社 可変共振回路、フィルタ装置、通信装置および可変共振回路の温度特性調整方法
US8558622B2 (en) 2009-07-14 2013-10-15 Panasonic Corporation Radio frequency power amplifier
CN112910419A (zh) * 2021-01-21 2021-06-04 中电国基南方集团有限公司 一种具有带外增益抑制功能的功放芯片输出匹配电路

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325021A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波広帯域増幅器
JPWO2005107063A1 (ja) * 2004-04-28 2008-03-21 三菱電機株式会社 バイアス回路
JP4588699B2 (ja) * 2004-04-28 2010-12-01 三菱電機株式会社 バイアス回路
JP2006254378A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ntt Docomo Inc バイアス回路
JP4855407B2 (ja) * 2005-09-14 2012-01-18 京セラ株式会社 可変共振回路、フィルタ装置、通信装置および可変共振回路の温度特性調整方法
JP2008263438A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Toshiba Corp F級増幅回路
JP2008263439A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Toshiba Corp F級増幅回路
US8558622B2 (en) 2009-07-14 2013-10-15 Panasonic Corporation Radio frequency power amplifier
CN112910419A (zh) * 2021-01-21 2021-06-04 中电国基南方集团有限公司 一种具有带外增益抑制功能的功放芯片输出匹配电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274341A (en) High-frequency power amplifier
US6201445B1 (en) High frequency power amplifier
EP0255652B1 (en) Power amplifier
KR100451010B1 (ko) 복수주파수대역의고효율선형전력증폭기및고효율전력증폭기
US20070205828A1 (en) Switched mode power amplifier using lumped element impedance inverter for parallel combining
KR101325158B1 (ko) 다중 모드 도허티 전력 증폭 장치
JP2892452B2 (ja) 増幅回路
US5343162A (en) RF variable gain tuned output amplifier which maintains high Q in saturation
JP3381283B2 (ja) 可変リアクタンス回路およびこれを用いた可変整合回路
JP2001111362A (ja) 高調波処理回路及びそれを用いた高電力効率増幅回路
US20070296506A1 (en) High frequency amplifier configuration for improved feedback capacitance neutralization
JPH09186536A (ja) 電力増幅回路
JPH0376609B2 (ja)
US4760350A (en) Internally matched power amplifier
JP4335633B2 (ja) F級増幅回路,及びf級増幅器用負荷回路
EP1517435A2 (en) Crystal oscillator circuit
JPH06232657A (ja) 高周波増幅器
JP2537791B2 (ja) マイクロ波発振器
JPH0693584B2 (ja) バイアス回路
JPS62209909A (ja) 超高周波半導体回路
JPH02202205A (ja) 集積半導体回路
EP4498601A1 (en) Multi-stack power amplifier
JPS59126306A (ja) 広帯域電界効果トランジスタ増幅器
JP2001257546A (ja) 高周波電力増幅器
JPH066152A (ja) 高周波増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304