JPH09189017A - 低透過性天然粘土ライナー及びその製造方法 - Google Patents

低透過性天然粘土ライナー及びその製造方法

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JPH09189017A
JPH09189017A JP8113364A JP11336496A JPH09189017A JP H09189017 A JPH09189017 A JP H09189017A JP 8113364 A JP8113364 A JP 8113364A JP 11336496 A JP11336496 A JP 11336496A JP H09189017 A JPH09189017 A JP H09189017A
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Richard W Carriker
ダブリュ. カリカー リチャード
John M Fuller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過性の低い、もしくは透過性が調節され
た、可撓性を有する天然粘土ライナーを提供する。 【解決手段】 少なくとも1つのベントナイト層と、そ
の間に配される中間層もしくは中間シートを備えた、2
つの外側シートを含むライナーであって、該中間層もし
くは中間シートに、透過性の低いもしくは透過性が制御
された材質が選択して用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概して、廃棄物封じ
込め場所や、海、河川等の水における人造体(man-made
bodies of water)における、低透過性の底部層または
障壁を形成する上で、さらには、透過性が低く可撓性を
有する障壁が必要とされるような他の利用分野において
用いるための、可撓性を有する天然粘土ライナーに関す
る。詳細には、本発明は、透過性の低い、もしくは透過
性が調節されたシートもしくは層を中に備えた、天然粘
土ライナーに関する。さらに詳細には、本発明は、少な
くとも1つの可撓性ベントナイト粘土層、及び該ベント
ナイト粘土層の間に配された、可撓性を有し、透過性の
低いもしくは透過性が調節されたシートもしくは層を含
む、2つの可撓性布(fabric or textile)シートによ
り構成される、天然粘土ライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】海、河川等の水における埋立物及び人造
体における使用を目的とした低透過性の層または障壁の
製造用に、可撓性を有する天然粘土ライナー(GCL(g
eosynthetic clay liner))を用いる概念は、よく知ら
れている。ベントナイトを用いてつくられた可撓性を有
するGCLは効果的な障壁を提供するものの、以下のよ
うな場合には頻繁に、かかるGCLのユーザにより、G
CLが充分に効果的であるとはいえないとの苦情が唱え
られる。すなわち、例えば埋立地のキャップ(landfill
cap)や深い池などにおけるような特定の環境の下で
は、土壌の覆いの厚さが限定される結果、GCLに対し
て実際的に付されうる閉じ込めのための圧力が低いの
で、従来のGCLでは充分に低透過性が提供されないの
である。
【0003】例えば、多くの国の規則やプロジェクトに
よる規格で、人工池からの排水量は、1日につき池の面
積1 m2当たり約0.47リットル(1エーカー当たり500ガロ
ン)を下回ることが要求されている。この要求は、水深
が約0.9 m(3フィート)を上回る深い池について問題視
される。実際の所、現在用いられているGCLの透過性
は、5 × 10-9 cm/秒から1 × 10-7 cm/秒の範囲の透過
性を有するので、旧来のGCLを並設した深い池からの
排水量は、通常1日につき池の面積1 m2当たり数リット
ル(1エーカー当たり数千ガロン)を越える。さらに
は、典型的なGCLは、代表的には約1.8 cm(0.7イン
チ)の厚さであり、比較的薄いものである。
【0004】従って、透過性が改良または調節されたベ
ントナイトGCLを提供することが望まれよう。結果と
して得られるべきGCLは、極めて透過性の低い(すな
わち、約5 × 10-10 cm/秒を下回る、好ましくは約1 ×
10-10 cm/秒を下回る)GCLであり、液体の伝導に対
する効果的な障壁を提供すべく用いられよう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のよう
に、可撓性を有し、透過性が低い且つ/または透過性が
調節された特徴を有するライナーがこれまでに得られて
いないという現状に鑑みてなされたものである。
【0006】従って、本発明の目的の1つは、低透過性
を備え、改良された、可撓性を有するGCLを提供する
ことである。
【0007】さらに本発明の目的は、透過性が調節され
た、可撓性を有するGCLを提供することである。
【0008】さらには、可撓性GCLを製造するための
改良された方法を提供することが、本発明のいまひとつ
の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果成し遂げられたも
のであって、以下の天然粘土ライナー及びその製造方法
をその要旨とするものである。
【0010】(1)可撓性を有する、改良された天然粘
土ライナーであって、可撓性第一キャリアシート、第一
キャリアシートの上部に配されたベントナイト粘土層、
ベントナイト粘土層の上部に配された可撓性中間層、及
び可撓性中間層の上部に配された可撓性カバーシートを
含むことを特徴とする天然粘土ライナー。
【0011】(2)低透過性の天然粘土ライナーの製造
方法であって、以下の工程、すなわち、(a) 可撓性第一
キャリアシートを供給し、(b) 第一キャリアシートの上
部にベントナイト粘土層を配し、(c) ベントナイト粘土
層の上部に可撓性中間層を配し、(d) 可撓性中間層の上
部に可撓性カバーシートを配し、ならびに(e) 介在する
ベントナイト粘土層及び中間層と共に、第一キャリアシ
ートにカバーシートを固着する工程を含むことを特徴と
する製造方法。
【0012】すなわち、本発明者らは、GCLにおい
て、可撓性を有し、且つ、透過性が低い且つ/または透
過性が調節された中間層もしくは中間シートを配するこ
とによって、前記目的が達成されることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のGCLの底部から上部ま
での構成を以下に説明する。GCLはまず、可撓性第一
キャリアシートと第一可撓性ベントナイト層を含み、該
第一ベントナイト層は、第一キャリアシートの上部に配
される。かかる第一ベントナイト層の上部に、シート材
料または布で構成される、可撓性中央層または中間層が
配され、該中央層または中間層の上部には、随意により
第二可撓性ベントナイト層が配される。最後に、前記第
二ベントナイト層の上部に、可撓性カバーシートが配さ
れる。
【0014】別の実施態様においては、シート材料また
は布で構成される、可撓性中央層または中間層が、カバ
ーシートに接するように配されてもよい。すなわち、ベ
ントナイト層を単一の層とし、前記可撓性中央層または
中間層が、該中間層と第一キャリアシートとの間に配さ
れた前記単一のベントナイト層と共に、カバーシートに
接するように配されてもよい。さらには、前記中間層
は、中間層とカバーシートとの間に配された単一のベン
トナイト層と共に、第一キャリアシートに接するように
配されてもよい。
【0015】前記中間層は、水不透過性の、もしくは透
過性の低いプラスチックのシート、または、液体ポリマ
ースプレーからつくられるとよい。あるいは、前記中間
層は、透過性が調節されたシートであるとよい。
【0016】可撓性中間層により、透過性が改良され、
低透過性または調節された透過性が提供される。特に中
間層がシートの形状である場合には、中間シートは実質
的な量の液体の移動を許容しない、プラスチック材料の
可撓性シートからつくらるとよい。もしくは、中間シー
トは、わずかな、調節された量の液体の移動を許容する
ような、可撓性プラスチックシートでつくられるとよ
い。
【0017】中間層は、第一ベントナイト層を覆う、ポ
リマーの可撓性被覆物の形状にて提供されてもよい。こ
の場合もやはり、ポリマー材料の被覆物の上部に、随意
により第二の可撓性ベントナイト層を配することができ
る。
【0018】さらには、本発明により提供される低透過
性の特性は、膨潤性が高く透過性が低く且つ/または化
学的に改変されたベントナイト粘土を用いてGCLを構
築することにより、増強することができる。
【0019】天然粘土ライナー中の前記ベントナイト粘
土層は、1平方メートル当たり約1.2 kgから約9.8 kg
(1平方フィート当たり約0.25ポンドから約2ポンド)
の量でベントナイト粘土を含むことが好ましい。また、
天然粘土ライナー中の第二ベントナイト粘土層も、1平
方メートル当たり約1.2 kgから約9.8 kg(1平方フィー
ト当たり約0.25ポンドから約2ポンド)の量のベントナ
イト粘土を含むことが好ましい。
【0020】本発明のGCLの構造的安定性は、波形を
付けたまたは波状とした可撓性中間シートを用いること
によっても増強されうる。中間層に対するベントナイト
の接着を増強するように、中間層を化学的または機械的
に変化させるとよい。中間層が、噴霧されたか、または
他の方法で第一ベントナイト層に付されたポリマーで構
成される場合、ポリマーは乾燥後にGCLの全体として
の可撓性を維持しつつ、比較的強固な構造に達するよう
に選択されればよく、しかして中間層が可撓性GCLの
構造的安定性にも寄与することができる。
【0021】地面に係合する可撓性シートの底部は、通
常は第一キャリアシートであり、埋立物質の積載がなさ
れるのは、通常はカバーシートである。これらのシート
材料は、被覆すべき表面の輪郭及び形状に応じて屈曲で
きるように、可撓性を有するものでなければならない。
しかしながら、第一キャリアシート及びカバーシートを
同じ布でつくることによって、上部のシートも底部のシ
ートも下向きにすることが可能となることも、銘記され
よう。第一キャリアシート及びカバーシートには、布等
が用いられるが、本発明は、いかなる特定の第一キャリ
アシート材料または特定のカバーシート材料にも限定さ
れるものではない。
【0022】第一キャリアシートの下側表面と、ライナ
ーが設置される面との間における、摩擦による係合を増
強するために、第一キャリアシートの下側表面を摩擦係
数の高い面とすることが好ましい。
【0023】本発明の可撓性を有するGCLは、5 × 1
0-10 cm/秒を下回る水透過性を有することが好ましい。
【0024】また、本発明は、以下の工程を含む、改良
された可撓性を有するGCLの、改良された製造方法に
関する。顆粒状、粉状またはそれらの混合物の状態にあ
る第一ベントナイト層は、可撓性第一キャリアシートま
たは可撓性カバーシートのいずれかの上部に配される。
1つの実施態様においては、可撓性シート材料からなる
中間層が第一ベントナイト層の上部に配される。シート
材料で構成された中間層の上部に、第二可撓性ベントナ
イト層が随意により配され、その後、可撓性GCLのサ
ンドイッチ型構造をつくり上げるべく、かかる第二ベン
トナイト層の上部にカバーシートまたは第一キャリアシ
ートのいずれかが配される。ベントナイト粘土層の上部
にポリマー物質を付すことにより、可撓性中間層を設け
てもよい。
【0025】次いで、接着、縫製または針穿孔などを包
含する種々の方法によって、GCLを一体に固着させる
ことができる。接着剤は、GCLを構築する際、中間シ
ートまたは中間層のみならず、第一キャリアシート及び
カバーシートの内側に向いた面に付すことができる。接
着剤は、ベントナイトの層にも付すとよい。例えば、第
一キャリアシートの上側表面に対するベントナイト粘土
層の固着を補助するために、第一キャリアシートの上側
表面に接着剤が適用され、カバーシートへの中間層の固
着を補助するために、カバーシートの下側表面に接着剤
が適用されるとよい。また、ベントナイト粘土層及びカ
バーシートの、中間層への固着を補助するために、中間
層の上側表面及び下側表面に接着剤が適用されてもよ
い。
【0026】本発明の他の目的及び利点は、以下の実施
例、添付の図面及び特許請求の範囲により示される通り
である。本発明が、以下の特定の工程、発明の実施の態
様の記載または実施例に必ずしも限定されないことは勿
論であることを理解されたい。
【0027】
【実施例】以下に図面を参照して本発明を説明するが、
これら図面は必ずしも縮尺図ではなく、その大きさ等は
自在に変更可能であること、ならびに、図面によっては
実施態様は模式的表現及び部分的な図面で示され、本発
明を例示するににすぎないものであることは、理解され
るべきである。本発明を理解する上では必ずしも必要で
はない、もしくは、それ以外の詳細を把握し難くするよ
うな詳細は割愛している場合がある。以下の図面で、同
様の部位を示すには、同様の符合を使用している。
【0028】図1に、本発明に従って製造された可撓性
GCLの切断面図を示す。以下詳述すると、本発明の可
撓性GCL10は、可撓性第一キャリアシート11、粉体ま
たは顆粒状の(好ましくは顆粒状の)ベントナイトの第
一可撓性層12、可撓性中間シートまたは中間層13、ベン
トナイト(やはり、好ましくは顆粒状)の第二の可撓性
層14及び可撓性カバーシート15を包含する。カバーシー
ト15と第一キャリアシート11とは、相互に置き換えうる
ことも理解されたい。図1に示す中間シートまたは中間
層13によって、GCL10の事実上の透過性を劇的に低下
せしめることが可能となる。事実、図1に示すGCL10
は、当該技術分野において知られている多くのプラスチ
ック等の超低透過性材料から可撓性中間層または中間シ
ート13がつくられれば、超低透過性のGCLとなすこと
ができる。中間層13に対するベントナイト層12及び14の
接着を増強するために、中間層13を化学的または機械的
に変化させてもよい。
【0029】中間シートまたは中間層13は、例えば以下
の2つの方法により付すことができる。第1は、中間シ
ート13が正しくシート状である場合、シートは、図5に
示すように第一ベントナイト層の上部に単に載置されれ
ばよい。しかしながら、中間層13が、第一ベントナイト
層12の上に噴霧されるか、さもなくば液体または融解し
た状態で付される、ポリマー材料の層である場合であれ
ば、中間層13は図4に示す過程に従って配される。
【0030】図2に、本発明のGCL20によって示され
る付加的な改良点を図示する。やはり、GCL20は、キ
ャリアシート11、第一ベントナイト層12、第二ベントナ
イト層14及びカバーシート15を包含する。しかしながら
GCL20には、ベントナイト層12及び14が水に曝される
と極めて滑りが良くなるので、GCL20の構造的安定性
を増強する波形を付けたまたは波状とした中間シートま
たは中間層21が包含されている。波形の形成、または本
来機械的もしくは化学的なものでありうる他の改変を施
した、可撓性中間シートまたは中間層、特に可撓性中間
層21を設けることにより、より高い摩擦面を提供するこ
とができ、ベントナイト粘土層12及び14と中間シート21
との間の滑りが妨げられる。中間層21の化学的または機
械的改変は、中間層21に対するベントナイト層12及び14
の接着を増強するために用いてもよい。その結果、GC
L10について前記したごとく透過性が改良され、且つ、
構造的安定性も改良された、可撓性を有するGCL20が
得られる。
【0031】加うるに、GCL10、20の透過性をさらに
低くするために、特定の級または型のベントナイトを選
択してもよい。膨潤性が高く、透過性が低いもしくは化
学的に改変されたベントナイト粘土を選択することがで
きる。特に好ましいタイプの粘土はウェスタンベントナ
イトである。ベントナイト層12及び14は、1平方メート
ル当たりおよそ2.5 kg(1平方フィート当たりおよそ0.
5(one-half)ポンド)の量で付されるが、均等量を付
す必要があるわけではない。各層の粘土量は、1平方メ
ートル当たり0から9.9 kg(1平方フィート当たり0から
2ポンド)の範囲において変化してよい。
【0032】典型的な例では、中間シート13または21を
含まないGCLは、GCLに付される閉じ込め力に依存
して、全体として事実上1 × 10-7 cm/秒から5 × 10-9
cm/秒の透過性を有する。13や21のような中間シートま
たは中間層を組み込むと、低い閉じ込め力にて、少なく
とも5 × 10-10 cm/秒を下回る透過性を有する、好まし
くは1 × 10-10 cm/秒以下の透過性を有する、さらに好
ましくはおよそ5 × 10-11 cm/秒以下の透過性を有する
可撓性GCLが提供され、それにより、実質的な改良が
もたらされることとなる。
【0033】可撓性中間シートは、塩化ポリビニル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロンまたは他のポリ
マー性化合物からつくられるとよい。このような材料
は、通常、1平方メートル当たり17から848グラム(1
平方ヤード当たり0.5から25オンス)の間の重量であ
る。
【0034】調節された透過性が所望される場合、中間
層または中間シート13、21のために、調節された透過性
の(特定の透過性とした)組み合わせを提供するよう
な、他の可撓性シートまたは布材料の使用が考慮されう
る。かかる材料には、仕切布(battery separator fabr
ic)、使い捨てのおしめや保護衣類(protective cloth
ing)に使用される布などが包含される。
【0035】図3は、波形をつけたまたは波状とした可
撓性中間シート21を提供する方法の1つを示す図であ
る。中間シート21は、上押型ローラ22と下押型ローラ23
との間に送られ、波状の外形が得られる。
【0036】図4及び図5に、それぞれ、透過性の低い
もしくは透過性が調節された可撓性GCL30及び40の、
改良された製造方法を図示する。以下にそれら製造方法
を概説する。まず、可撓性キャリアシート11がロール25
から広げられる。キャリアシート11がホッパ26の下を通
る際に、第一ベントナイト層12がキャリアシート11の上
に配される。27で概略的に示した液体または融解材料を
適用するための1以上の噴霧ノズルまたは他の手段を介
して、可撓性中間層13が付され、その後、部分的につく
り上げられたGCLがホッパ28の下を通る際に、第二ベ
ントナイト14が中間層13の上部に配される。最後に、G
CLがロール29の下方を通過する際に、第二ベントナイ
ト層14の上部に上部カバーシート15が配される。
【0037】図5に示す方法では、図4に示すノズル27
に対して、ロール31により中間シート13が提供されるこ
とを除いては、図4に示すと同様の工程を用いている。
【0038】図6に、本発明の他の好ましい実施態様を
示すが、この図において、中間層のシート材料は、例え
ば接着剤を用いたり、業者より入手される前もって接着
されているものを用いたりして、直接的に永続的に第一
キャリアシートに対して接着されえ、その後、ベントナ
イト粘土、次いでカバーシートが載置されればよい。中
間層13の可撓性シート材料、好ましくは、例えばポリエ
チレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィンなどで
あるポリマー性材料の可撓性シート13は、可撓性キャリ
ア層11の内側表面または可撓性カバーシート15の内側表
面に、直接的に永続的に接着されている。例えば、被覆
デバイス27の接着剤スプレーから噴霧した接着剤を用い
て前記接着を行い、その後、中間層13のシート材料の上
にベントナイト粘土層14を付し、次いでベントナイト粘
土層14の上に可撓性カバーシート15を被せて、可撓性G
CL50を形成する。図6に示すGCL構築体の1つの優
れた点は、例えば埋立物のキャップの傾斜表面上におい
てGCL50を用い、ポリマー性シート材料の可撓性層で
ある布/接着シートが上側表面上にあるように配される
場合、布表面の上方を行き来する水がGCL50の外にベ
ントナイト粘土を(上部布の層を通って)浸出させない
ことである。なぜならば、かかる上部布の層はその内側
表面に、水不透過性のもしくは透過性の低いポリマー性
シート材料の層が並設されているからである。従って、
ポリマー性シート材料の層によって、GCLの上側表面
を行き来する流動水が、GCLの上側表面の外にベント
ナイト粘土を侵食または流去(entrain)させることを
妨げることができるであろう。同様に、流動水が図6の
GCL50の下側を行き来する場合、布/接着ポリマー性
シート材料の層は下側に配され、その結果、下部の布が
その内側表面にポリマー性シート材料の層を有するの
で、最下層の布の層の外側表面を通ってベントナイトが
喪失することが妨げられるであろう。
【0039】図6は、製造時にポリマー性シート材料の
層13に対して可撓性キャリアシート11が接着される場合
を示した図であるが、これら2つの層は製造前に積層形
成(laminate)した形状で供給し、製造における工程を
省くことが可能である。可撓性中間層13のポリマー性シ
ート材料が、可撓性キャリア層11に、もしくは可撓性カ
バーシート15に固着するように貼着することに加えて、
例えば、溶融結合(melt bonding)、または布の内側表
面へのポリマーの溶融物の噴霧等、キャリア層11の内側
表面に、もしくはカバー層15の内側表面に対して、ポリ
マー性シート材料層13を永続的に接着するいかなる方法
も用いることができる。
【0040】本発明の特定の実施態様のみを、図示して
説明したのであるが、本発明の特徴及び範囲の中におい
て種々変更を行いうることは、当業者にとって明らかで
あろう。これら変更も本発明の範囲に含まれるものであ
り、本発明はもとより、請求項によってしか限定を受け
ることはない。
【0041】
【発明の効果】本発明により、透過性の低い、もしくは
透過性が調節された、可撓性を有する天然粘土ライナー
が提供される。また、本発明によって前記天然粘土ライ
ナーの製造方法が提供され、所望の低透過性を呈し、も
しくは透過性が調節された、可撓性を有する天然粘土ラ
イナーを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って製造した可撓性を有する天然粘
土ライナーの1つの実施態様を示す、切断面図である。
【図2】本発明に従って製造した可撓性を有する天然粘
土ライナーの別の実施態様を示す、切断面図である。
【図3】本発明に従って製造される可撓性を有する天然
粘土ライナーにおいて使用される、変形した中間シート
の製造方法の1つを示す概略図である。
【図4】本発明の可撓性を有する天然粘土ライナーの製
造方法の1つの実施態様を示す概略図である。
【図5】本発明の可撓性を有する天然粘土ライナーの製
造方法の別の実施態様を示す概略図である。
【図6】本発明の可撓性を有する天然粘土ライナーの製
造方法の他の好ましい実施態様を示す概略図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50…可撓性GCL 11…可撓性第一キャリアシート 12…第一可撓性ベントナイト層 13、21…可撓性中間層(シート) 14…第二可撓性ベントナイト層 15…可撓性カバーシート 22…上押型ローラ 23…下押型ローラ 25、29、31…ロール 26、28…ホッパ 27…被覆デバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エム. フラー アメリカ合衆国 30338 ジョージア ダ ンウッディ イースト キングス ポイン ト サークル 4311

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する、改良された天然粘土ラ
    イナーであって、 可撓性第一キャリアシート、 第一キャリアシートの上部に配されたベントナイト粘土
    層、 ベントナイト粘土層の上部に配された可撓性中間層、及
    び可撓性中間層の上部に配された可撓性カバーシートを
    含むことを特徴とする天然粘土ライナー。
  2. 【請求項2】 前記中間層が、透過性の低いプラスチッ
    クのシートからつくられた、請求項1記載の天然粘土ラ
    イナー。
  3. 【請求項3】 前記中間層が、液体ポリマースプレーか
    らつくられた、請求項1記載の天然粘土ライナー。
  4. 【請求項4】 前記中間層が、透過性が調節されたシー
    トである、請求項1記載の天然粘土ライナー。
  5. 【請求項5】 第一キャリアシートの上側表面に対する
    ベントナイト粘土層の固着を補助するために、第一キャ
    リアシートの上側表面に接着剤が適用され、カバーシー
    トへの中間層の固着を補助するために、カバーシートの
    下側表面に接着剤が適用された、請求項1記載の天然粘
    土ライナー。
  6. 【請求項6】 ベントナイト粘土層及びカバーシート
    の、中間層への固着を補助するために、中間層の上側表
    面及び下側表面に接着剤が適用された、請求項5記載の
    天然粘土ライナー。
  7. 【請求項7】 中間層とカバーシートとの間に、さらに
    別のベントナイト粘土層を含む、請求項1記載の天然粘
    土ライナー。
  8. 【請求項8】 第一キャリアシートの下側表面と、ライ
    ナーが設置される面との間における、摩擦による係合を
    増強するために、第一キャリアシートの下側表面を摩擦
    係数の高い面とした、請求項1記載の天然粘土ライナ
    ー。
  9. 【請求項9】 天然粘土ライナー中の前記ベントナイト
    粘土層が、1平方メートル当たり約1.2 kgから約9.8 kg
    (1平方フィート当たり約0.25ポンドから約2ポンド)
    の量でベントナイト粘土を含む、請求項1記載の天然粘
    土ライナー。
  10. 【請求項10】 天然粘土ライナー中の前記別のベント
    ナイト粘土層が、1平方メートル当たり約1.2 kgから約
    9.8 kg(1平方フィート当たり約0.25ポンドから約2ポ
    ンド)の量のベントナイト粘土を含む、請求項7記載の
    天然粘土ライナー。
  11. 【請求項11】 低透過性の、請求項1記載の天然粘土
    ライナーの製造方法であって、以下の工程、すなわち、 (a) 可撓性第一キャリアシートを供給し、 (b) 第一キャリアシートの上部にベントナイト粘土層を
    配し、 (c) ベントナイト粘土層の上部に可撓性中間層を配し、 (d) 可撓性中間層の上部に可撓性カバーシートを配し、
    ならびに (e) 介在するベントナイト粘土層及び中間層と共に、第
    一キャリアシートにカバーシートを固着する工程を含む
    ことを特徴とする製造方法。
  12. 【請求項12】 前記(c)工程が、ベントナイト粘土層
    の上部にポリマー物質の可撓性中間層を付す工程を含む
    ものである、請求項11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 可撓性を有する、改良された天然粘土
    ライナーであって、5 × 10-10 cm/秒を下回る水透過性
    を有し、 可撓性第一キャリア布、 第一キャリア布に固定された可撓性中間層、 中間層の上部に配されたベントナイト粘土層、及びベン
    トナイト粘土層の上部に配された可撓性カバー布を含
    む、請求項1記載の天然粘土ライナー。
  14. 【請求項14】 可撓性を有する、改良された天然粘土
    ライナーであって、5 × 10-10 cm/秒を下回る水透過性
    を有し、 可撓性第一キャリアシート、 第一キャリアシートの上部に配された第一ベントナイト
    粘土層、 第一ベントナイト粘土層の上部に配された可撓性中間
    層、 中間層の上部に配された第二ベントナイト粘土層、及び
    ベントナイト粘土層の上部に配された可撓性カバーシー
    トを含む請求項7記載の天然粘土ライナー 。
  15. 【請求項15】 可撓性を有する、改良された天然粘土
    ライナーであって、 可撓性第一キャリアシート、 第一キャリアシートの上部に配されたベントナイト粘土
    層、及び水不透過性プラスチックシート材料からなる中
    間層がベントナイト粘土に接触するように、ベントナイ
    ト粘土層の上部に、水不透過性プラスチックシート材料
    に並設された布を含む、請求項1記載の天然粘土ライナ
    ー。
  16. 【請求項16】 中間層が水不透過性のシートである、
    請求項14記載の天然粘土ライナー。
  17. 【請求項17】 中間層が水不透過性のシートである、
    請求項15記載の天然粘土ライナー。
JP8113364A 1995-05-08 1996-05-08 低透過性天然粘土ライナー及びその製造方法 Pending JPH09189017A (ja)

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