JPH09189190A - 中折式シールド堀進機の中折角度制御装置 - Google Patents
中折式シールド堀進機の中折角度制御装置Info
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- JPH09189190A JPH09189190A JP370496A JP370496A JPH09189190A JP H09189190 A JPH09189190 A JP H09189190A JP 370496 A JP370496 A JP 370496A JP 370496 A JP370496 A JP 370496A JP H09189190 A JPH09189190 A JP H09189190A
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中折式シールド堀進機の中折角度制御装置に
おいて、カーブ施工中の外力に影響されるなく中折角度
を設定角度に維持し、オペレータの負担を軽くすること
ができるようにする。 【解決手段】 中折角度設定器20により中折角度θ,
ψが設定されると、目標伸縮量演算部21Aは予め設定
されたテーブルに基づいて設定角度θ,ψを目標伸縮量
指令信号SS1〜SS4に変換し、偏差演算部21B1
〜21B4はその目標伸縮量指令信号SS1〜SS4と
伸縮量検出器22J1〜22J4で検出した伸縮量ST1〜
ST4との偏差Δ1〜Δ4を求め、サーボ弁増幅部21
C1〜21C4はその偏差Δ1〜Δ4がゼロになるようサ
ーボ弁13J1〜13J4にサーボ弁制御信号Sa1,Sb
1〜Sa4,Sb4を出力し、サーボ弁13J1〜13J4
はそれに応じて中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8を制御する。
おいて、カーブ施工中の外力に影響されるなく中折角度
を設定角度に維持し、オペレータの負担を軽くすること
ができるようにする。 【解決手段】 中折角度設定器20により中折角度θ,
ψが設定されると、目標伸縮量演算部21Aは予め設定
されたテーブルに基づいて設定角度θ,ψを目標伸縮量
指令信号SS1〜SS4に変換し、偏差演算部21B1
〜21B4はその目標伸縮量指令信号SS1〜SS4と
伸縮量検出器22J1〜22J4で検出した伸縮量ST1〜
ST4との偏差Δ1〜Δ4を求め、サーボ弁増幅部21
C1〜21C4はその偏差Δ1〜Δ4がゼロになるようサ
ーボ弁13J1〜13J4にサーボ弁制御信号Sa1,Sb
1〜Sa4,Sb4を出力し、サーボ弁13J1〜13J4
はそれに応じて中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中折式シールド堀
進機の中折角度制御装置に係り、特に前方ハルと後方ハ
ルとを結合する複数の中折ジャッキの伸縮によりシール
ド本体を中折させる中折式シールド堀進機の中折角度制
御装置に関する。
進機の中折角度制御装置に係り、特に前方ハルと後方ハ
ルとを結合する複数の中折ジャッキの伸縮によりシール
ド本体を中折させる中折式シールド堀進機の中折角度制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル等の地下坑を掘進するシールド
堀進機においては、例えばカーブするトンネルを掘進す
る場合のように掘進方向を変えて曲進させることが必要
になることもある。特に、最近では、シールド堀進機に
よる地下坑の掘進工事が都市部に集中する傾向にあり、
このような都市部における地下坑の掘進にも各種の制約
があることから、曲進できるシールド堀進機の需要が急
速に増大している。このようなシールド堀進機として、
シールド本体を前方ハルと後方ハルに分割してこれらを
回動可能に連結することにより中折れできるように構成
した中折式シールド堀進機が一般に知られている。この
中折式シールド堀進機を、前方ハルと後方ハルとの回動
連結機構すなわち中折機構の点から大別すると、中折ピ
ン付き方式と中折ピンなし方式の二つの方式に分けるこ
とができる。
堀進機においては、例えばカーブするトンネルを掘進す
る場合のように掘進方向を変えて曲進させることが必要
になることもある。特に、最近では、シールド堀進機に
よる地下坑の掘進工事が都市部に集中する傾向にあり、
このような都市部における地下坑の掘進にも各種の制約
があることから、曲進できるシールド堀進機の需要が急
速に増大している。このようなシールド堀進機として、
シールド本体を前方ハルと後方ハルに分割してこれらを
回動可能に連結することにより中折れできるように構成
した中折式シールド堀進機が一般に知られている。この
中折式シールド堀進機を、前方ハルと後方ハルとの回動
連結機構すなわち中折機構の点から大別すると、中折ピ
ン付き方式と中折ピンなし方式の二つの方式に分けるこ
とができる。
【0003】中折ピン付き方式の中折式シールド堀進機
は、前方ハルの後端部を球面加工が施された後方ハルの
前端部外面に対して回動できるよう嵌合し、その嵌合部
に前方ハルの後端部内面と後方ハルの前端部外面との間
を密封状態に保持する中折シールを設けるとともに、前
方ハルの後端部内面と後方ハルの前端部内面に複数の中
折ジャッキを取り付け、かつ前方ハルの後端部内面と後
方ハルの前端部内面の上下2箇所に中折ピンを枢着する
ことにより、前方ハルと後方ハルとを連結したものであ
る。
は、前方ハルの後端部を球面加工が施された後方ハルの
前端部外面に対して回動できるよう嵌合し、その嵌合部
に前方ハルの後端部内面と後方ハルの前端部外面との間
を密封状態に保持する中折シールを設けるとともに、前
方ハルの後端部内面と後方ハルの前端部内面に複数の中
折ジャッキを取り付け、かつ前方ハルの後端部内面と後
方ハルの前端部内面の上下2箇所に中折ピンを枢着する
ことにより、前方ハルと後方ハルとを連結したものであ
る。
【0004】中折ピン無し方式の中折式シールド堀進機
は、前方ハルの後端部をラグビーボール状の曲面加工が
施された後方ハルの前端部外面に対して回動できるよう
嵌合し、その嵌合部に前方ハルの後端部内面と後方ハル
の前端部外面との間を密封状態に保持する中折シールを
設けるとともに、前方ハルの後端部内面と後方ハルの前
端部内面に複数の中折ジャッキを取り付けることにより
前方ハルと後方ハルとを連結したものである。
は、前方ハルの後端部をラグビーボール状の曲面加工が
施された後方ハルの前端部外面に対して回動できるよう
嵌合し、その嵌合部に前方ハルの後端部内面と後方ハル
の前端部外面との間を密封状態に保持する中折シールを
設けるとともに、前方ハルの後端部内面と後方ハルの前
端部内面に複数の中折ジャッキを取り付けることにより
前方ハルと後方ハルとを連結したものである。
【0005】一方、中折ピン付き方式と中折ピン無し方
式のそれぞれの長所を併せ持った中折式シールド掘進機
として、例えば特開昭63−171995号公報に示さ
れているものがある。この公報に記載のものは、前方ハ
ルと後方ハルの連結部の内面に配設された複数の中折ジ
ャッキを4組の中折ジャッキ群に分割するともに、これ
らの中折ジャッキ群を駆動する油圧駆動回路を備え、連
結部直径方向に対向している1組の中折ジャッキ群の中
心を通る線を中心に中折する場合、これら中折ジャッキ
群はロッド側同士およびヘッド側同士をそれぞれ連通し
た閉回路として前記1組の中折ジャッキ群の中心を通る
線を対称線とした伸縮のみを行い、この状態で他の1組
の中折ジャッキ群を伸縮させることにより、前記1組の
中折ジャッキ群の中心を通る線を中心にシールド本体を
中折させるものである。
式のそれぞれの長所を併せ持った中折式シールド掘進機
として、例えば特開昭63−171995号公報に示さ
れているものがある。この公報に記載のものは、前方ハ
ルと後方ハルの連結部の内面に配設された複数の中折ジ
ャッキを4組の中折ジャッキ群に分割するともに、これ
らの中折ジャッキ群を駆動する油圧駆動回路を備え、連
結部直径方向に対向している1組の中折ジャッキ群の中
心を通る線を中心に中折する場合、これら中折ジャッキ
群はロッド側同士およびヘッド側同士をそれぞれ連通し
た閉回路として前記1組の中折ジャッキ群の中心を通る
線を対称線とした伸縮のみを行い、この状態で他の1組
の中折ジャッキ群を伸縮させることにより、前記1組の
中折ジャッキ群の中心を通る線を中心にシールド本体を
中折させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下の問題点が存在する。 1)通常シールド本体をカーブ堀進させる場合、上記の
中折ピン付き方式、中折ピン無し方式及び特開昭63−
171995号公報の中折式シールド掘進機のいずれに
おいても、まず中折ジャッキを動作させてシールド本体
を予め決められた計画線形に従って設定した中折角度に
中折させてから、中折ジャッキを油圧保持の状態にして
シールド本体をカーブ堀進させる方式を採っている。ま
た、中折ジャッキを動作させるときには、ロッド室およ
びボトム室の一方が圧油の供給ラインに接続され、他方
がタンクラインに接続される。
来技術においては、以下の問題点が存在する。 1)通常シールド本体をカーブ堀進させる場合、上記の
中折ピン付き方式、中折ピン無し方式及び特開昭63−
171995号公報の中折式シールド掘進機のいずれに
おいても、まず中折ジャッキを動作させてシールド本体
を予め決められた計画線形に従って設定した中折角度に
中折させてから、中折ジャッキを油圧保持の状態にして
シールド本体をカーブ堀進させる方式を採っている。ま
た、中折ジャッキを動作させるときには、ロッド室およ
びボトム室の一方が圧油の供給ラインに接続され、他方
がタンクラインに接続される。
【0007】従って、中折ジャッキの動作が終了した時
点での中折ジャッキのロッド室およびボトム室に封入さ
れた作動油の圧力は、一方が中折ジャッキの作動時の抵
抗力に見合った圧力であり、他方が大気圧相当となる。
そして、このような状況のもとにシールド本体がカーブ
堀進を始めると、切羽の土圧や水圧によって生じる前面
の抵抗力や、シールド外周面に作用する摩擦力や、中折
したシールド本体の前進に伴って発生する転向力や地山
の反力が堀進の諸条件に応じて変動する。このため、中
折ジャッキのロッド室およびボトム室に封入された作動
油の圧力も変動する。
点での中折ジャッキのロッド室およびボトム室に封入さ
れた作動油の圧力は、一方が中折ジャッキの作動時の抵
抗力に見合った圧力であり、他方が大気圧相当となる。
そして、このような状況のもとにシールド本体がカーブ
堀進を始めると、切羽の土圧や水圧によって生じる前面
の抵抗力や、シールド外周面に作用する摩擦力や、中折
したシールド本体の前進に伴って発生する転向力や地山
の反力が堀進の諸条件に応じて変動する。このため、中
折ジャッキのロッド室およびボトム室に封入された作動
油の圧力も変動する。
【0008】ところで、一般的に使用される作動油は圧
力に応じてその体積が微かではあるが変化し、この変化
量はエアーの混入量が増えると増加するものであること
が知られている。また、油圧ホースも圧力に応じてその
体積が変化する。従って、中折ジャッキの保持油圧の変
動は中折ジャッキの伸縮量の変動につながり、その結
果、シールド本体の中折角度は、最初に設定した理想の
角度から外れてしまうことになる。
力に応じてその体積が微かではあるが変化し、この変化
量はエアーの混入量が増えると増加するものであること
が知られている。また、油圧ホースも圧力に応じてその
体積が変化する。従って、中折ジャッキの保持油圧の変
動は中折ジャッキの伸縮量の変動につながり、その結
果、シールド本体の中折角度は、最初に設定した理想の
角度から外れてしまうことになる。
【0009】2)中折角度が理想の角度から外れてしま
ったまま、カーブ堀進を長時間継続すると、掘進経路が
計画線形を大きく逸脱してしまう可能性がある。掘進経
路が計画線形からずれてしまった場合には、シールド掘
進機の掘進反力をとるためにテール部にてセグメントを
環状に組み立てる際に、セグメントとテール部との位置
関係がずれてしまってセグメントが組みづらくなるなど
の弊害があるだけでなく、そのずれ量によっては、契約
外の領域を施工してしまったり、掘進し直すために工期
が遅延するなど社会的な問題を引き起こす可能性があ
る。
ったまま、カーブ堀進を長時間継続すると、掘進経路が
計画線形を大きく逸脱してしまう可能性がある。掘進経
路が計画線形からずれてしまった場合には、シールド掘
進機の掘進反力をとるためにテール部にてセグメントを
環状に組み立てる際に、セグメントとテール部との位置
関係がずれてしまってセグメントが組みづらくなるなど
の弊害があるだけでなく、そのずれ量によっては、契約
外の領域を施工してしまったり、掘進し直すために工期
が遅延するなど社会的な問題を引き起こす可能性があ
る。
【0010】3)上記の問題を回避しようとすると、カ
ーブ施工中における中折角度の頻繁な微調整が必要とな
り、オペレータにとって負担が大きくなる。
ーブ施工中における中折角度の頻繁な微調整が必要とな
り、オペレータにとって負担が大きくなる。
【0011】本発明の目的は、カーブ施工中の外力に影
響されることなく中折角度を設定角度に維持し、オペレ
ータの負担を軽くすることができる中折式シールド堀進
機の中折角度制御装置を提供することにある。
響されることなく中折角度を設定角度に維持し、オペレ
ータの負担を軽くすることができる中折式シールド堀進
機の中折角度制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は次の構成を採用する。すなわち、シールド本
体が前方ハルと後方ハルとに分割されている中折式シー
ルド堀進機に設けられ、前記前方ハルと後方ハルとを結
合する複数の中折ジャッキの伸縮により前記シールド本
体を所定の角度に中折させる中折式シールド堀進機の中
折角度制御装置において、前記複数の中折ジャッキに圧
油を供給する油圧ポンプと、前記複数の中折ジャッキを
グループ分けした複数の中折ジャッキ群と前記油圧ポン
プとの間に接続され、各中折ジャッキ群の中折ジャッキ
に供給される圧油を制御する複数のサーボ弁と、前記シ
ールド本体の中折角度を設定入力する中折角度設定手段
と、前記複数の中折ジャッキ群の伸縮量を検出する伸縮
量検出手段と、前記中折角度設定手段で設定入力した中
折角度及び前記伸縮量検出手段で検出した伸縮量に基づ
いて、前記シールド本体の中折角度が前記設定角度にな
るよう前記複数のサーボ弁を制御するサーボ弁制御手段
とを備える構成とする。
め本発明は次の構成を採用する。すなわち、シールド本
体が前方ハルと後方ハルとに分割されている中折式シー
ルド堀進機に設けられ、前記前方ハルと後方ハルとを結
合する複数の中折ジャッキの伸縮により前記シールド本
体を所定の角度に中折させる中折式シールド堀進機の中
折角度制御装置において、前記複数の中折ジャッキに圧
油を供給する油圧ポンプと、前記複数の中折ジャッキを
グループ分けした複数の中折ジャッキ群と前記油圧ポン
プとの間に接続され、各中折ジャッキ群の中折ジャッキ
に供給される圧油を制御する複数のサーボ弁と、前記シ
ールド本体の中折角度を設定入力する中折角度設定手段
と、前記複数の中折ジャッキ群の伸縮量を検出する伸縮
量検出手段と、前記中折角度設定手段で設定入力した中
折角度及び前記伸縮量検出手段で検出した伸縮量に基づ
いて、前記シールド本体の中折角度が前記設定角度にな
るよう前記複数のサーボ弁を制御するサーボ弁制御手段
とを備える構成とする。
【0013】以上のように構成した中折式シールド堀進
機の中折角度制御装置においては、伸縮量検出手段は複
数の中折ジャッキ群の伸縮量を検出し、サーボ弁制御手
段は、中折角度設定手段で設定した中折角度及び伸縮量
検出手段で検出した伸縮量に基づいて、シールド本体の
中折角度が設定角度になるよう複数のサーボ弁を制御す
ることにより、シールド本体の中折角度がカーブ施工中
の外力の変動によって変わることなく設定角度に維持さ
れ、カーブ施工中にオペレータがシールド本体の中折角
度を頻繁に微調整する必要がなく、オペレータの負担を
軽減することができる。
機の中折角度制御装置においては、伸縮量検出手段は複
数の中折ジャッキ群の伸縮量を検出し、サーボ弁制御手
段は、中折角度設定手段で設定した中折角度及び伸縮量
検出手段で検出した伸縮量に基づいて、シールド本体の
中折角度が設定角度になるよう複数のサーボ弁を制御す
ることにより、シールド本体の中折角度がカーブ施工中
の外力の変動によって変わることなく設定角度に維持さ
れ、カーブ施工中にオペレータがシールド本体の中折角
度を頻繁に微調整する必要がなく、オペレータの負担を
軽減することができる。
【0014】上記中折式シールド堀進機の中折角度制御
装置において、好ましくは、前記サーボ弁制御手段は、
前記中折角度設定手段で設定入力した中折角度に基づい
て前記中折ジャッキ群の目標伸縮量を演算する目標伸縮
量演算手段と、前記伸縮量検出手段で検出した伸縮量が
前記目標伸縮量演算手段で演算した目標伸縮量になるよ
う前記複数のサーボ弁を制御する手段とを備える。
装置において、好ましくは、前記サーボ弁制御手段は、
前記中折角度設定手段で設定入力した中折角度に基づい
て前記中折ジャッキ群の目標伸縮量を演算する目標伸縮
量演算手段と、前記伸縮量検出手段で検出した伸縮量が
前記目標伸縮量演算手段で演算した目標伸縮量になるよ
う前記複数のサーボ弁を制御する手段とを備える。
【0015】この場合、好ましくは、前記目標伸縮量演
算手段は、シールド中心軸の点対称位置に位置する中折
ジャッキ群の伸量と縮量が等しくなるよう前記中折ジャ
ッキ群の目標伸縮量を演算する。
算手段は、シールド中心軸の点対称位置に位置する中折
ジャッキ群の伸量と縮量が等しくなるよう前記中折ジャ
ッキ群の目標伸縮量を演算する。
【0016】また、好ましくは、前記中折角度設定手段
は2軸の角度を同時に設定可能である。
は2軸の角度を同時に設定可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1に本実施形態の中折角度制御
装置が搭載される中折式のシールド掘進機を示す。図1
において、中折式シールド掘進機はシールド本体10を
備え、シールド本体10は前方ハル4と後方ハル5から
なっている。前方ハル4の最前部には回転機構7により
駆動されるカッター8が設置されており、このカッター
8により掘削された土砂は後方ハル5まで延びたスクリ
ューコンベア9によりシールド後方に送られる。
を参照して説明する。図1に本実施形態の中折角度制御
装置が搭載される中折式のシールド掘進機を示す。図1
において、中折式シールド掘進機はシールド本体10を
備え、シールド本体10は前方ハル4と後方ハル5から
なっている。前方ハル4の最前部には回転機構7により
駆動されるカッター8が設置されており、このカッター
8により掘削された土砂は後方ハル5まで延びたスクリ
ューコンベア9によりシールド後方に送られる。
【0018】後方ハル5の前端部には球面加工が施され
た半径Rの球面部5aが設けられ、図2に示すように、
シールド中心点Oを中心に球面部5aに対して前方ハル
4が回動可能である。前方ハル4の後端部内面には、そ
の回動時に後方ハル5の球面部5a外面との間を密封状
態に保持するように中折シール2が設けられている。な
お、図1及び図2において、X軸はトンネル左右方向を
示し、Y軸はトンネル上下方向を示し、Z軸はトンネル
前後方向(トンネル軸線方向)を示している。
た半径Rの球面部5aが設けられ、図2に示すように、
シールド中心点Oを中心に球面部5aに対して前方ハル
4が回動可能である。前方ハル4の後端部内面には、そ
の回動時に後方ハル5の球面部5a外面との間を密封状
態に保持するように中折シール2が設けられている。な
お、図1及び図2において、X軸はトンネル左右方向を
示し、Y軸はトンネル上下方向を示し、Z軸はトンネル
前後方向(トンネル軸線方向)を示している。
【0019】前方ハル4の後端部内面と後方ハル5の前
端部内面には、図3に示すように、8本の中折ジャッキ
1(1NJ1〜1NJ8)が円周方向に取り付けられ、これら
の中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8は前方ハル4を後方ハル5
の球面部5aに対して回動させてシールド本体10を中
折させる。また、中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8は4つの象
限に位置する中折ジャッキ群J1〜J4にグループ分け
されており、第1象限に位置する中折ジャッキ群J1は
中折ジャッキ1NJ1,1NJ2を含み、第2象限に位置する
中折ジャッキ群J2は中折ジャッキ1NJ3,1NJ4を含
み、第3象限に位置する中折ジャッキ群J3は中折ジャ
ッキ1NJ5,1NJ6を含み、第4象限に位置する中折ジャ
ッキ群J4は中折ジャッキ1NJ7,1NJ8を含んでいる。
端部内面には、図3に示すように、8本の中折ジャッキ
1(1NJ1〜1NJ8)が円周方向に取り付けられ、これら
の中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8は前方ハル4を後方ハル5
の球面部5aに対して回動させてシールド本体10を中
折させる。また、中折ジャッキ1NJ1〜1NJ8は4つの象
限に位置する中折ジャッキ群J1〜J4にグループ分け
されており、第1象限に位置する中折ジャッキ群J1は
中折ジャッキ1NJ1,1NJ2を含み、第2象限に位置する
中折ジャッキ群J2は中折ジャッキ1NJ3,1NJ4を含
み、第3象限に位置する中折ジャッキ群J3は中折ジャ
ッキ1NJ5,1NJ6を含み、第4象限に位置する中折ジャ
ッキ群J4は中折ジャッキ1NJ7,1NJ8を含んでいる。
【0020】本実施形態の中折角度制御装置は、シール
ド本体10が所定の角度に中折するよう上記8本の中折
ジャッキ1を制御するものであり、図4に示すように、
中折ジャッキ群J1〜J4の各中折ジャッキ1に圧油を
供給する油圧ポンプ12と、各中折ジャッキ群J1〜J
4と油圧ポンプ12との間に接続され、中折ジャッキ群
J1〜J4の各中折ジャッキ1に供給される圧油を制御
するサーボ弁13J1〜13J4とを備え、各中折ジャッキ
群J1〜J4において、2つの中折ジャッキ1のボトム
側室同士及びロッド側室同士はそれぞれ管路を介して連
通されている。
ド本体10が所定の角度に中折するよう上記8本の中折
ジャッキ1を制御するものであり、図4に示すように、
中折ジャッキ群J1〜J4の各中折ジャッキ1に圧油を
供給する油圧ポンプ12と、各中折ジャッキ群J1〜J
4と油圧ポンプ12との間に接続され、中折ジャッキ群
J1〜J4の各中折ジャッキ1に供給される圧油を制御
するサーボ弁13J1〜13J4とを備え、各中折ジャッキ
群J1〜J4において、2つの中折ジャッキ1のボトム
側室同士及びロッド側室同士はそれぞれ管路を介して連
通されている。
【0021】また、中折角度制御装置は、伸縮量検出器
22(22J1〜22J4)と、中折角度設定器20と、制
御装置21とを備えている。伸縮量検出器22J1〜22
J4は、図3に示すように、各中折ジャッキ群J1〜J4
の2つの中折ジャッキ1の間に取り付けられ、それぞれ
中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮量(中折ストローク)
ST1〜ST4を検出してこれを伸縮量検出信号として
制御装置21に出力する。ここで、伸縮量検出器22
は、中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮量として各中折ジ
ャッキ群J1〜J4の2つの中折ジャッキ1の平均伸縮
量を検出する。また、中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮
量ST1〜ST4は、図5に示すように、初期値(スト
ローク中央値)をゼロとしてジャッキ伸側をプラス(図
中実線)、ジャッキ縮側をマイナス(図中点線)として
いる。
22(22J1〜22J4)と、中折角度設定器20と、制
御装置21とを備えている。伸縮量検出器22J1〜22
J4は、図3に示すように、各中折ジャッキ群J1〜J4
の2つの中折ジャッキ1の間に取り付けられ、それぞれ
中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮量(中折ストローク)
ST1〜ST4を検出してこれを伸縮量検出信号として
制御装置21に出力する。ここで、伸縮量検出器22
は、中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮量として各中折ジ
ャッキ群J1〜J4の2つの中折ジャッキ1の平均伸縮
量を検出する。また、中折ジャッキ群J1〜J4の伸縮
量ST1〜ST4は、図5に示すように、初期値(スト
ローク中央値)をゼロとしてジャッキ伸側をプラス(図
中実線)、ジャッキ縮側をマイナス(図中点線)として
いる。
【0022】中折角度設定器20はシールド本体10の
中折角度を設定する手段であり、ここでは2軸ポテンシ
ョメータ付ジョイスティックコントローラ(2軸方向ス
イッチ)とする。中折角度設定器20は、図6に示すよ
うに、オペレータが左右方向及び上下方向に同時に操作
可能なジョイスティックからなる操作部20Aと、操作
部20Aの左右方向の操作量を電気的な中折左右角設定
信号θに変換する左右方向用ポテンショメータからなる
中折左右角設定部20Bと、操作部20Aの上下方向の
操作量を電気的な中折上下角設定信号ψに変換する左右
方向用ポテンショメータからなる中折上下角設定部20
Cとで構成されている。ここで、中折左右角θは、図5
に示すように、X軸に対する角度であり、シールド本体
10が直進方向に対して右向きになるときをプラス(図
中実線)、トンネル前後方向に対して左向きになるとき
をマイナス(図中点線)とし、中折上下角ψはY軸に対
する角度であり、シールド本体10が直進方向に対して
上向きになるときをプラス(図中実線)、直進方向に対
して下向きになるときをマイナス(図中点線)としてい
る。
中折角度を設定する手段であり、ここでは2軸ポテンシ
ョメータ付ジョイスティックコントローラ(2軸方向ス
イッチ)とする。中折角度設定器20は、図6に示すよ
うに、オペレータが左右方向及び上下方向に同時に操作
可能なジョイスティックからなる操作部20Aと、操作
部20Aの左右方向の操作量を電気的な中折左右角設定
信号θに変換する左右方向用ポテンショメータからなる
中折左右角設定部20Bと、操作部20Aの上下方向の
操作量を電気的な中折上下角設定信号ψに変換する左右
方向用ポテンショメータからなる中折上下角設定部20
Cとで構成されている。ここで、中折左右角θは、図5
に示すように、X軸に対する角度であり、シールド本体
10が直進方向に対して右向きになるときをプラス(図
中実線)、トンネル前後方向に対して左向きになるとき
をマイナス(図中点線)とし、中折上下角ψはY軸に対
する角度であり、シールド本体10が直進方向に対して
上向きになるときをプラス(図中実線)、直進方向に対
して下向きになるときをマイナス(図中点線)としてい
る。
【0023】制御装置21は、伸縮量検出器22J1〜2
2J4からの伸縮量検出信号ST1〜ST4と、中折角度
設定器20からの中折左右角設定信号θ及び中折上下角
設定信号ψとを入力して所定の演算を行い、その結果を
サーボ弁制御信号Sa1,Sb1〜Sa4,Sb4とし
てサーボ弁13J1〜13J4の操作部13a1,13b1〜
13a4,13b4に出力する。
2J4からの伸縮量検出信号ST1〜ST4と、中折角度
設定器20からの中折左右角設定信号θ及び中折上下角
設定信号ψとを入力して所定の演算を行い、その結果を
サーボ弁制御信号Sa1,Sb1〜Sa4,Sb4とし
てサーボ弁13J1〜13J4の操作部13a1,13b1〜
13a4,13b4に出力する。
【0024】制御装置21は、図6に示すように、目標
伸縮量演算部21Aと、偏差演算部21B1〜21B
4と、サーボ弁増幅部21C1〜21C4とで構成され、
目標伸縮量演算部21Aは、中折左右角設定信号θ及び
中折上下角設定信号ψをあらかじめ設定されたテーブル
に従って目標伸縮量指令信号SS1〜SS4に変換し、
偏差演算部21B1〜21B4は、伸縮量検出信号ST1
〜ST4と目標伸縮量指令信号SS1〜SS4との偏差
Δ1〜Δ4を演算し、サーボ弁増幅部21C1〜21C4
は、その偏差Δ1〜Δ4がゼロになるよう電流信号であ
るサーボ弁制御信号Sa1,Sb1〜Sa4,Sb4に
変換してサーボ弁13J1〜13J4の操作部13a1,1
3b1〜13a4,13b4に出力する。
伸縮量演算部21Aと、偏差演算部21B1〜21B
4と、サーボ弁増幅部21C1〜21C4とで構成され、
目標伸縮量演算部21Aは、中折左右角設定信号θ及び
中折上下角設定信号ψをあらかじめ設定されたテーブル
に従って目標伸縮量指令信号SS1〜SS4に変換し、
偏差演算部21B1〜21B4は、伸縮量検出信号ST1
〜ST4と目標伸縮量指令信号SS1〜SS4との偏差
Δ1〜Δ4を演算し、サーボ弁増幅部21C1〜21C4
は、その偏差Δ1〜Δ4がゼロになるよう電流信号であ
るサーボ弁制御信号Sa1,Sb1〜Sa4,Sb4に
変換してサーボ弁13J1〜13J4の操作部13a1,1
3b1〜13a4,13b4に出力する。
【0025】目標伸縮量演算部21Aの演算は以下のよ
うに行う。すなわち、目標伸縮量演算部21Aのメモリ
(図示せず)には、数式1に示すような各中折ジャッキ
群J1〜J4の目標伸縮量と中折角度設定信号θ,ψと
の関係を示したテーブルがあらかじめ記憶されており、
目標伸縮量演算部21Aはそのテーブルに基づいて目標
伸縮量指令信号SS1〜SS4を求める。数式1におい
て、L1はシールド本体10の右側に設置されている伸
縮量検出器22J1,22J2と左側に設置されている伸縮
量検出器22J3,22J4との間の距離であり、L2はシ
ールド本体10の上側に設置されている伸縮量検出器2
2J1,22J4と下側に設置されている伸縮量検出器22
J2,22J3との間の距離である(図7参照)。
うに行う。すなわち、目標伸縮量演算部21Aのメモリ
(図示せず)には、数式1に示すような各中折ジャッキ
群J1〜J4の目標伸縮量と中折角度設定信号θ,ψと
の関係を示したテーブルがあらかじめ記憶されており、
目標伸縮量演算部21Aはそのテーブルに基づいて目標
伸縮量指令信号SS1〜SS4を求める。数式1におい
て、L1はシールド本体10の右側に設置されている伸
縮量検出器22J1,22J2と左側に設置されている伸縮
量検出器22J3,22J4との間の距離であり、L2はシ
ールド本体10の上側に設置されている伸縮量検出器2
2J1,22J4と下側に設置されている伸縮量検出器22
J2,22J3との間の距離である(図7参照)。
【0026】
【数1】
【0027】上記のような数式1に示すテーブルに基づ
いて目標伸縮量指令信号SS1〜SS4を求めることに
より、中折ジャッキ群J1の伸量(縮量)と中折ジャッ
キ群J3の縮量(伸量)は等しくなり、中折ジャッキ群
J2の伸量(縮量)と中折ジャッキ群J4の縮量(伸
量)は等しくなり、この結果、シールド本体10の中折
中心は常にシールド中心点O近傍に維持される。
いて目標伸縮量指令信号SS1〜SS4を求めることに
より、中折ジャッキ群J1の伸量(縮量)と中折ジャッ
キ群J3の縮量(伸量)は等しくなり、中折ジャッキ群
J2の伸量(縮量)と中折ジャッキ群J4の縮量(伸
量)は等しくなり、この結果、シールド本体10の中折
中心は常にシールド中心点O近傍に維持される。
【0028】以上のように構成した本実施形態の中折角
度制御装置において、まずオペレータが中折角度設定器
20によりシールド本体10の中折角度θ,ψを設定す
ると、制御装置21の目標伸縮量演算部21Aは、数式
1に示すテーブルに基づいて設定した中折角度θ,ψを
目標伸縮量指令信号SS1〜SS4に変換する。この目
標伸縮量指令信号SS1〜SS4は偏差演算部21B1
〜21B4に入力され、伸縮量検出器22J1〜22J4か
らの伸縮量検出信号ST1〜ST4との偏差Δ1〜Δ4
が求められ、この偏差信号Δ1〜Δ4信号はサーボ弁増
幅部21C1〜21C4に入力される。サーボ弁増幅部2
1C1〜21C4は、その偏差Δ1〜Δ4がゼロになるよ
うサーボ弁13J1〜13J4にサーボ弁制御信号Sa1,
Sb1〜Sa4,Sb4を出力し、サーボ弁13J1〜1
3J4はそれに応じて中折ジャッキ群J1〜J4を制御す
る。
度制御装置において、まずオペレータが中折角度設定器
20によりシールド本体10の中折角度θ,ψを設定す
ると、制御装置21の目標伸縮量演算部21Aは、数式
1に示すテーブルに基づいて設定した中折角度θ,ψを
目標伸縮量指令信号SS1〜SS4に変換する。この目
標伸縮量指令信号SS1〜SS4は偏差演算部21B1
〜21B4に入力され、伸縮量検出器22J1〜22J4か
らの伸縮量検出信号ST1〜ST4との偏差Δ1〜Δ4
が求められ、この偏差信号Δ1〜Δ4信号はサーボ弁増
幅部21C1〜21C4に入力される。サーボ弁増幅部2
1C1〜21C4は、その偏差Δ1〜Δ4がゼロになるよ
うサーボ弁13J1〜13J4にサーボ弁制御信号Sa1,
Sb1〜Sa4,Sb4を出力し、サーボ弁13J1〜1
3J4はそれに応じて中折ジャッキ群J1〜J4を制御す
る。
【0029】したがって、オペレータが中折角度θ,ψ
を設定してカーブ施工を行っているときに、外力の変動
に応じて中折ジャッキ1の保持油圧が変動して伸縮量に
変化が生じようとすると、直ちにその変化を修正する方
向に圧油が供給されるよう中折ジャッキ1が制御される
ので、シールド本体10の中折角度は当初設定した中折
角度θ,ψに維持される。
を設定してカーブ施工を行っているときに、外力の変動
に応じて中折ジャッキ1の保持油圧が変動して伸縮量に
変化が生じようとすると、直ちにその変化を修正する方
向に圧油が供給されるよう中折ジャッキ1が制御される
ので、シールド本体10の中折角度は当初設定した中折
角度θ,ψに維持される。
【0030】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、シールド本体10の中折角度がカーブ施工中の外力
の変動によって変わることなくオペレータにより設定さ
れた中折角度θ,ψに維持されるので、シールド本体1
0があらかじめ決められた計画線形を大きく逸脱してし
まうことがなくなり、シールド掘進機の掘進反力をとる
ためにシールド本体10のテール部にてセグメント(図
示せず)を環状に組み立てる際、セグメントとテール部
の位置関係がずれてしまってセグメントが組みづらくな
るなどの弊害が発生しない。また、契約外の領域を施工
してしまったり、掘進し直すために工期が遅延するなど
社会的問題を引き起こすこともなくなる。従って、上記
の問題を回避するために、カーブ施工中にオペレータが
中折角度を頻繁に微調整することが必要なくなり、オペ
レータが堀進操作に専念でき、オペレータの負担が軽く
なる。
ば、シールド本体10の中折角度がカーブ施工中の外力
の変動によって変わることなくオペレータにより設定さ
れた中折角度θ,ψに維持されるので、シールド本体1
0があらかじめ決められた計画線形を大きく逸脱してし
まうことがなくなり、シールド掘進機の掘進反力をとる
ためにシールド本体10のテール部にてセグメント(図
示せず)を環状に組み立てる際、セグメントとテール部
の位置関係がずれてしまってセグメントが組みづらくな
るなどの弊害が発生しない。また、契約外の領域を施工
してしまったり、掘進し直すために工期が遅延するなど
社会的問題を引き起こすこともなくなる。従って、上記
の問題を回避するために、カーブ施工中にオペレータが
中折角度を頻繁に微調整することが必要なくなり、オペ
レータが堀進操作に専念でき、オペレータの負担が軽く
なる。
【0031】また、中折ジャッキ群J1の伸量(縮量)
と中折ジャッキ群J3の縮量(伸量)が等しく、中折ジ
ャッキ群J2の伸量(縮量)と中折ジャッキ群J4の縮
量(伸量)が等しくなるよう中折ジャッキ1が制御され
るので、中折ピン付き方式のシールド掘進機に設置され
ているような前方ハルと後方ハルとを連結する中折ピン
を用いることなく、シールド中心点O近傍を中心にして
前方ハル4を後方ハル5の球面部5aに対して回動させ
ることができ、このため、シールド推力の伝達を中折ジ
ャッキ1を介して均等に行え、シールド本体10中折部
の強度を十分確保できるとともに、シールド本体10を
任意の方向に中折させることができる。
と中折ジャッキ群J3の縮量(伸量)が等しく、中折ジ
ャッキ群J2の伸量(縮量)と中折ジャッキ群J4の縮
量(伸量)が等しくなるよう中折ジャッキ1が制御され
るので、中折ピン付き方式のシールド掘進機に設置され
ているような前方ハルと後方ハルとを連結する中折ピン
を用いることなく、シールド中心点O近傍を中心にして
前方ハル4を後方ハル5の球面部5aに対して回動させ
ることができ、このため、シールド推力の伝達を中折ジ
ャッキ1を介して均等に行え、シールド本体10中折部
の強度を十分確保できるとともに、シールド本体10を
任意の方向に中折させることができる。
【0032】また、一般的な中折ピン無し方式のシール
ド掘進機では、後方ハルの前端部にラグビーボール状の
曲面加工を施しているため、シールド本体を左右方向に
中折させたとき、上下の区域での前方ハルと後方ハルの
嵌合部の隙間量が左右の区域での隙間量より大きくな
り、上下の区域での中折シールの密封性が劣化するが、
本実施形態では、前方ハル4はシールド中心点O近傍を
中心にして後方ハル5の球面部5aに対して回動するの
で、前方ハル4と後方ハル5の嵌合部の隙間量は一定と
なり、中折シール2による密封を十分に行うことができ
る。
ド掘進機では、後方ハルの前端部にラグビーボール状の
曲面加工を施しているため、シールド本体を左右方向に
中折させたとき、上下の区域での前方ハルと後方ハルの
嵌合部の隙間量が左右の区域での隙間量より大きくな
り、上下の区域での中折シールの密封性が劣化するが、
本実施形態では、前方ハル4はシールド中心点O近傍を
中心にして後方ハル5の球面部5aに対して回動するの
で、前方ハル4と後方ハル5の嵌合部の隙間量は一定と
なり、中折シール2による密封を十分に行うことができ
る。
【0033】また、シールド本体10を中折させる際
に、全ての中折ジャッキ1を中折させる力を生じさせる
ものとして使用するので、中折ジャッキ1のチューブ径
を小さくして大容量化を抑えることができ、中折ジャッ
キ1を他の機器と干渉することなく配置できるととも
に、中折ジャッキ1の製作費用を少なくすることができ
る。
に、全ての中折ジャッキ1を中折させる力を生じさせる
ものとして使用するので、中折ジャッキ1のチューブ径
を小さくして大容量化を抑えることができ、中折ジャッ
キ1を他の機器と干渉することなく配置できるととも
に、中折ジャッキ1の製作費用を少なくすることができ
る。
【0034】さらに、中折角度設定器20を、中折左右
角θ及び中折上下角ψを同時に設定できる2軸ポテンシ
ョメータ付ジョイスティックコントローラとしたので、
オペレータの操作が極めて簡単になる。
角θ及び中折上下角ψを同時に設定できる2軸ポテンシ
ョメータ付ジョイスティックコントローラとしたので、
オペレータの操作が極めて簡単になる。
【0035】なお、本実施形態においては、8個の中折
ジャッキ1NJ1〜1NJ8を4個の中折ジャッキ群J1〜J
4にグループ分けしたが、中折ジャッキ群の数は特に4
個に限らず、3個でも8個でも要は複数個であればよ
い。また、中折角度設定器20を2軸ポテンショメータ
付ジョイスティックコントローラとしたが、中折角度設
定器20はこれに限らず、中折左右角θ及び中折上下角
ψを別々に設定するものであってもよい。
ジャッキ1NJ1〜1NJ8を4個の中折ジャッキ群J1〜J
4にグループ分けしたが、中折ジャッキ群の数は特に4
個に限らず、3個でも8個でも要は複数個であればよ
い。また、中折角度設定器20を2軸ポテンショメータ
付ジョイスティックコントローラとしたが、中折角度設
定器20はこれに限らず、中折左右角θ及び中折上下角
ψを別々に設定するものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、中折角度がカーブ施工
中の外力の変動によって変わることなく設定角度に維持
されるので、 1)シールド本体が計画線形を大きく逸脱してしまうこ
とがなくなり、セグメントとシールド本体のテール部と
の位置関係がずれてセグメントが組みづらくなるなどの
弊害を防止できる。
中の外力の変動によって変わることなく設定角度に維持
されるので、 1)シールド本体が計画線形を大きく逸脱してしまうこ
とがなくなり、セグメントとシールド本体のテール部と
の位置関係がずれてセグメントが組みづらくなるなどの
弊害を防止できる。
【0037】2)必要以外の領域を施工してしまった
り、掘進し直しのため工期が遅延するなど社会的問題を
引き起こすことを防止できる。
り、掘進し直しのため工期が遅延するなど社会的問題を
引き起こすことを防止できる。
【0038】3)カーブ施工中におけるオペレータの中
折角度の頻繁な微調整が不要となり、オペレータは堀進
操作に専念できる。
折角度の頻繁な微調整が不要となり、オペレータは堀進
操作に専念できる。
【図1】本発明の一実施形態による中折角度制御装置が
搭載される中折式シールド堀進機のシールド本体の垂直
断面図である。
搭載される中折式シールド堀進機のシールド本体の垂直
断面図である。
【図2】図1に示すシールド本体の中折れ時の状態を示
す水平断面図である。
す水平断面図である。
【図3】図1に示すシールド本体に配置された中折ジャ
ッキ及び伸縮量検出器を示す概略図である。
ッキ及び伸縮量検出器を示す概略図である。
【図4】本発明の一実施形態による中折角度制御装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図5】図1に示すシールド本体の中折角度と中折ジャ
ッキ群の伸縮量との関係を表す説明図である。
ッキ群の伸縮量との関係を表す説明図である。
【図6】図4に示す中折角度設定器及び制御装置の詳細
を示す図である。
を示す図である。
【図7】図4に示す伸縮量検出器の配置概念図である。
1 中折ジャッキ 4 前方ハル 5 後方ハル 10 シールド本体 12 油圧ポンプ 13J1,13J2,13J3,13J4 サーボ弁 20 中折角度設定器 21 制御装置 21A 目標伸縮量演算部 21B1,21B2,21B3,21B4 偏差演算部 21C1,21C2,21C3,21C4 サーボ弁増幅部 22,22J1,22J2,22J3,22J4 伸縮量検出器 J1,J2,J3,J4 中折ジャッキ群
Claims (4)
- 【請求項1】 シールド本体が前方ハルと後方ハルとに
分割されている中折式シールド堀進機に設けられ、前記
前方ハルと後方ハルとを結合する複数の中折ジャッキの
伸縮により前記シールド本体を所定の角度に中折させる
中折式シールド堀進機の中折角度制御装置において、 前記複数の中折ジャッキに圧油を供給する油圧ポンプ
と、前記複数の中折ジャッキをグループ分けした複数の
中折ジャッキ群と前記油圧ポンプとの間に接続され、各
中折ジャッキ群の中折ジャッキに供給される圧油を制御
する複数のサーボ弁と、前記シールド本体の中折角度を
設定入力する中折角度設定手段と、前記複数の中折ジャ
ッキ群の伸縮量を検出する伸縮量検出手段と、前記中折
角度設定手段で設定入力した中折角度及び前記伸縮量検
出手段で検出した伸縮量に基づいて、前記シールド本体
の中折角度が前記設定角度になるよう前記複数のサーボ
弁を制御するサーボ弁制御手段とを備えたことを特徴と
する中折式シールド堀進機の中折角度制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の中折式シールド堀進機の
中折角度制御装置において、前記サーボ弁制御手段は、
前記中折角度設定手段で設定入力した中折角度に基づい
て前記中折ジャッキ群の目標伸縮量を演算する目標伸縮
量演算手段と、前記伸縮量検出手段で検出した伸縮量が
前記目標伸縮量演算手段で演算した目標伸縮量になるよ
う前記複数のサーボ弁を制御する手段とを備えたことを
特徴とする中折式シールド堀進機の中折角度制御装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の中折式シールド堀進機の
中折角度制御装置において、前記目標伸縮量演算手段
は、シールド中心軸の点対称位置に位置する中折ジャッ
キ群の伸量と縮量が等しくなるよう前記中折ジャッキ群
の目標伸縮量を演算することを特徴とする中折式シール
ド堀進機の中折角度制御装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の中折式シールド堀進機の
中折角度制御装置において、前記中折角度設定手段は2
軸の角度を同時に設定可能であることを特徴とする中折
式シールド堀進機の中折角度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP370496A JPH09189190A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 中折式シールド堀進機の中折角度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP370496A JPH09189190A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 中折式シールド堀進機の中折角度制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189190A true JPH09189190A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11564759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP370496A Pending JPH09189190A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 中折式シールド堀進機の中折角度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09189190A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015079872A1 (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | 株式会社小松製作所 | トンネル掘削装置およびその制御方法 |
| JP2017172162A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Jimテクノロジー株式会社 | トンネル掘削機及びトンネル掘削工法 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP370496A patent/JPH09189190A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015079872A1 (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | 株式会社小松製作所 | トンネル掘削装置およびその制御方法 |
| JP2015105512A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社小松製作所 | トンネル掘削装置およびその制御方法 |
| US9951617B2 (en) | 2013-11-29 | 2018-04-24 | Komatsu Ltd. | Tunnel boring device, and control method therefor |
| JP2017172162A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Jimテクノロジー株式会社 | トンネル掘削機及びトンネル掘削工法 |
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