JPH09189612A - 時間分解発光イメージング装置 - Google Patents
時間分解発光イメージング装置Info
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- JPH09189612A JPH09189612A JP321396A JP321396A JPH09189612A JP H09189612 A JPH09189612 A JP H09189612A JP 321396 A JP321396 A JP 321396A JP 321396 A JP321396 A JP 321396A JP H09189612 A JPH09189612 A JP H09189612A
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- optical
- gate
- emitted
- emission
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 繰り返し周波数の高いパルスレーザ光源から
出力されたパルス励起光の照射によって発生した発光を
有効に受光して、試料からの発光を短い周期で時間分解
測定する。 【解決手段】 パルスレーザ光源1から出力されたパル
ス光は、ビームスプリッタ2によって一部が反射し残部
が透過する。透過したパルス光は第2高調波発生器3に
入射して1/2波長に変換されてパルス励起光5とな
り、試料8に照射される。試料8から発生した発光10
は、偏光子11を経て光カーゲート12に入射する。一
方、ビームスプリッタ2で反射したパルス光は、ゲート
パルス光18として光カーゲート12に照射される。ゲ
ートパルス光18が入射している時には、発光10は、
光カーゲート12を透過する際に楕円偏光となり、検光
子13によって一部が透過し、2次元光検出器20によ
って検出される。ゲートパルス光18は、可動直角ミラ
ー14の位置に応じた遅延で光カーゲート12に入射す
るので、発光10の時間分解測定が可能となる。
出力されたパルス励起光の照射によって発生した発光を
有効に受光して、試料からの発光を短い周期で時間分解
測定する。 【解決手段】 パルスレーザ光源1から出力されたパル
ス光は、ビームスプリッタ2によって一部が反射し残部
が透過する。透過したパルス光は第2高調波発生器3に
入射して1/2波長に変換されてパルス励起光5とな
り、試料8に照射される。試料8から発生した発光10
は、偏光子11を経て光カーゲート12に入射する。一
方、ビームスプリッタ2で反射したパルス光は、ゲート
パルス光18として光カーゲート12に照射される。ゲ
ートパルス光18が入射している時には、発光10は、
光カーゲート12を透過する際に楕円偏光となり、検光
子13によって一部が透過し、2次元光検出器20によ
って検出される。ゲートパルス光18は、可動直角ミラ
ー14の位置に応じた遅延で光カーゲート12に入射す
るので、発光10の時間分解測定が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定試料に標識
されたプローブに励起光を照射し、プローブからの発光
の像を時間分解して測定する時間分解発光イメージング
装置に関する。
されたプローブに励起光を照射し、プローブからの発光
の像を時間分解して測定する時間分解発光イメージング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、標識された試料から生じた発光の
像を時間分解して測定するに際して、ゲート機能付きイ
メージングインテンシファイアを用いていた。図6は、
従来の時間分解発光イメージング装置の構成図である。
像を時間分解して測定するに際して、ゲート機能付きイ
メージングインテンシファイアを用いていた。図6は、
従来の時間分解発光イメージング装置の構成図である。
【0003】パルスレーザ光源1から出力されたパルス
励起光5は、ビームエクスパンダ4によって光束径が拡
大された後、ダイクロイックミラー6で反射され、対物
レンズ7を経て、発光標識された試料8に入射する。試
料8にパルス励起光5が照射されて、試料8中の発光標
識が励起されて生じた発光は、対物レンズ7、ダイクロ
イックミラー6、励起光吸収フィルタ9および結像レン
ズ19を経て、ゲート機能付きイメージングインテンシ
ファイア49の光電面に結像される。
励起光5は、ビームエクスパンダ4によって光束径が拡
大された後、ダイクロイックミラー6で反射され、対物
レンズ7を経て、発光標識された試料8に入射する。試
料8にパルス励起光5が照射されて、試料8中の発光標
識が励起されて生じた発光は、対物レンズ7、ダイクロ
イックミラー6、励起光吸収フィルタ9および結像レン
ズ19を経て、ゲート機能付きイメージングインテンシ
ファイア49の光電面に結像される。
【0004】このゲート機能付きイメージングインテン
シファイア49のゲートは、パルスレーザ光源1におけ
るパルス励起光5の出力タイミングに対して遅延回路5
0によって与えられた所定の遅延時間τの経過後に、一
定時間Δτだけゲート制御回路51によって開かれる。
したがって、パルス励起光5の発生の時刻を基準として
時刻τから時刻τ+Δτまでの間に、ゲート機能付きイ
メージングインテンシファイア49の光電面に結像され
た発光の像が、ゲート機能付きイメージングインテンシ
ファイア49のマイクロチャンネルプレートで増倍さ
れ、増倍された2次電子が蛍光面に入射して再び光像に
変換される。そして、この光像は、レンズ52を経て2
次元光検出器20によって検出され、この検出された光
像は処理装置21によって画像処理され表示される。以
上のことを、多数のパルス励起光に対して行なって充分
良好なS/N比が得られるまで繰り返すとともに、遅延
回路50によって遅延時刻τを変化させて時間分解測定
を行なう。
シファイア49のゲートは、パルスレーザ光源1におけ
るパルス励起光5の出力タイミングに対して遅延回路5
0によって与えられた所定の遅延時間τの経過後に、一
定時間Δτだけゲート制御回路51によって開かれる。
したがって、パルス励起光5の発生の時刻を基準として
時刻τから時刻τ+Δτまでの間に、ゲート機能付きイ
メージングインテンシファイア49の光電面に結像され
た発光の像が、ゲート機能付きイメージングインテンシ
ファイア49のマイクロチャンネルプレートで増倍さ
れ、増倍された2次電子が蛍光面に入射して再び光像に
変換される。そして、この光像は、レンズ52を経て2
次元光検出器20によって検出され、この検出された光
像は処理装置21によって画像処理され表示される。以
上のことを、多数のパルス励起光に対して行なって充分
良好なS/N比が得られるまで繰り返すとともに、遅延
回路50によって遅延時刻τを変化させて時間分解測定
を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では以下の
ような問題点がある。ゲート機能付きイメージングイン
テンシファイアは、ゲートの開閉の最大繰り返し周波数
が通常10kHz程度であり、せいぜい数百kHzが限
度である。他方、パルスレーザ光源は、パルス励起光の
出力繰り返し周波数が70MHzから80MHz程度の
ものがある。したがって、パルスレーザ光源から出力さ
れたパルス励起光が照射されて発生した発光のうち極一
部しかゲート機能付きイメージングインテンシファイア
で受光することができず、多くのパルス励起光が無駄に
なり効率が悪い。
ような問題点がある。ゲート機能付きイメージングイン
テンシファイアは、ゲートの開閉の最大繰り返し周波数
が通常10kHz程度であり、せいぜい数百kHzが限
度である。他方、パルスレーザ光源は、パルス励起光の
出力繰り返し周波数が70MHzから80MHz程度の
ものがある。したがって、パルスレーザ光源から出力さ
れたパルス励起光が照射されて発生した発光のうち極一
部しかゲート機能付きイメージングインテンシファイア
で受光することができず、多くのパルス励起光が無駄に
なり効率が悪い。
【0006】特に生物試料からの発光を観測する場合、
パルス励起光の照射によって発生した発光のうち極僅か
しか受光できないとなると、観測に長時間を要すること
となって、生物試料へのダメージが大きくなって生物試
料の生理状態が変化し、生物試料の正確な観測ができな
い。また、生物試料のダイナミクスを調べる場合には、
ゲート機能付きイメージングインテンシファイアの観測
周期では、生物試料の速い変化の観測に充分でない場合
がある。
パルス励起光の照射によって発生した発光のうち極僅か
しか受光できないとなると、観測に長時間を要すること
となって、生物試料へのダメージが大きくなって生物試
料の生理状態が変化し、生物試料の正確な観測ができな
い。また、生物試料のダイナミクスを調べる場合には、
ゲート機能付きイメージングインテンシファイアの観測
周期では、生物試料の速い変化の観測に充分でない場合
がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、繰り返し周波数の高いパルスレーザ光
源から出力されたパルス励起光の照射によって発生した
発光を有効に受光して、試料からの発光を短い周期で観
測することができる時間分解発光イメージング装置を提
供することを目的とする。
れたものであり、繰り返し周波数の高いパルスレーザ光
源から出力されたパルス励起光の照射によって発生した
発光を有効に受光して、試料からの発光を短い周期で観
測することができる時間分解発光イメージング装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る時間分解発
光イメージング装置は、(1) パルス光を出力するパルス
光源と、(2) パルス光を分岐して第1の光束と第2の光
束とを生成する光束分岐手段と、(3) 第1の光束に基づ
いてパルス励起光を形成し、パルス励起光を被測定試料
に照射する励起光学系と、(4) 被測定試料にパルス励起
光が照射されて生じた発光を入射して所定位置に導く発
光光学系と、(5) 第2の光束に基づいてゲートパルス光
を形成し、所定位置に導くゲート光学系と、(6) 所定位
置に配され、ゲートパルス光が入射している時には発光
を透過させ、そうでない時には発光を透過させない第1
の光学的ゲート手段と、(7) 第1の光学的ゲート手段か
ら出射された発光を検出する第1の光検出手段と、(8)
励起光学系および発光光学系の光路長と、ゲート光学系
の光路長との間の光路長差を設定する光路長可変手段
と、を備えることを特徴とする。
光イメージング装置は、(1) パルス光を出力するパルス
光源と、(2) パルス光を分岐して第1の光束と第2の光
束とを生成する光束分岐手段と、(3) 第1の光束に基づ
いてパルス励起光を形成し、パルス励起光を被測定試料
に照射する励起光学系と、(4) 被測定試料にパルス励起
光が照射されて生じた発光を入射して所定位置に導く発
光光学系と、(5) 第2の光束に基づいてゲートパルス光
を形成し、所定位置に導くゲート光学系と、(6) 所定位
置に配され、ゲートパルス光が入射している時には発光
を透過させ、そうでない時には発光を透過させない第1
の光学的ゲート手段と、(7) 第1の光学的ゲート手段か
ら出射された発光を検出する第1の光検出手段と、(8)
励起光学系および発光光学系の光路長と、ゲート光学系
の光路長との間の光路長差を設定する光路長可変手段
と、を備えることを特徴とする。
【0009】この装置の作用は以下のとおりである。ま
ず、パルス光源から出力されたパルス光は、光束分岐手
段によって第1および第2の光束に分岐される。第1の
光束に基づいて励起光学系によって形成されたパルス励
起光は被測定試料に照射され、これによって生じた発光
は、発光光学系によって所定位置に配された第1の光学
的ゲート手段に導かれる。また、第2の光束に基づいて
ゲート光学系によって形成されたゲートパルス光は、第
1の光学的ゲート手段に導かれる。発光は、ゲートパル
ス光が入射している時には、第1の光学的ゲート手段を
透過し、そうでない時には、透過することができない。
第1の光学的ゲート手段から出射された発光は、第1の
光検出手段によって検出される。そして、励起光学系お
よび発光光学系の光路長とゲート光学系の光路長との間
の光路長差が光路長可変手段によって可変に設定され
て、これによって、被測定試料から発生した発光の時間
分解測定が可能となる。
ず、パルス光源から出力されたパルス光は、光束分岐手
段によって第1および第2の光束に分岐される。第1の
光束に基づいて励起光学系によって形成されたパルス励
起光は被測定試料に照射され、これによって生じた発光
は、発光光学系によって所定位置に配された第1の光学
的ゲート手段に導かれる。また、第2の光束に基づいて
ゲート光学系によって形成されたゲートパルス光は、第
1の光学的ゲート手段に導かれる。発光は、ゲートパル
ス光が入射している時には、第1の光学的ゲート手段を
透過し、そうでない時には、透過することができない。
第1の光学的ゲート手段から出射された発光は、第1の
光検出手段によって検出される。そして、励起光学系お
よび発光光学系の光路長とゲート光学系の光路長との間
の光路長差が光路長可変手段によって可変に設定され
て、これによって、被測定試料から発生した発光の時間
分解測定が可能となる。
【0010】光路長可変手段は、ゲート光学系の光路上
に互いに対向して配置された1対の反射鏡群と、1対の
反射鏡群のうち少なくとも一方を光束分岐手段から到達
した光束の光軸に平行な方向に移動する移動手段と、を
備え、光束分岐手段から到達した光束を、1対の反射鏡
群の間で少なくとも1回以上往復させた後、所定位置に
向けて出射するものでもよい。また、光路長可変手段
は、励起光学系の光路上に互いに対向して配置された1
対の反射鏡群と、1対の反射鏡群のうち少なくとも一方
を光束分岐手段から到達した光束の光軸に平行な方向に
移動する移動手段と、を備え、光束分岐手段から到達し
た光束を、1対の反射鏡群の間で少なくとも1回以上往
復させた後、被測定試料に向けて出射するものでもよ
い。また、光路長可変手段は、発光光学系の光路上に互
いに対向して配置された1対の反射鏡群と、1対の反射
鏡群のうち少なくとも一方を被測定試料から到達した光
束の光軸に平行な方向に移動する移動手段と、を備え、
被測定試料から到達した光束を、1対の反射鏡群の間で
少なくとも1回以上往復させた後、所定位置に向けて出
射するものでもよい。何れの場合も、1対の反射鏡群の
間の間隔を僅かに変更するだけで、光学的ゲート手段に
到達する発光とゲートパルス光とのタイミングは大きく
変更する。
に互いに対向して配置された1対の反射鏡群と、1対の
反射鏡群のうち少なくとも一方を光束分岐手段から到達
した光束の光軸に平行な方向に移動する移動手段と、を
備え、光束分岐手段から到達した光束を、1対の反射鏡
群の間で少なくとも1回以上往復させた後、所定位置に
向けて出射するものでもよい。また、光路長可変手段
は、励起光学系の光路上に互いに対向して配置された1
対の反射鏡群と、1対の反射鏡群のうち少なくとも一方
を光束分岐手段から到達した光束の光軸に平行な方向に
移動する移動手段と、を備え、光束分岐手段から到達し
た光束を、1対の反射鏡群の間で少なくとも1回以上往
復させた後、被測定試料に向けて出射するものでもよ
い。また、光路長可変手段は、発光光学系の光路上に互
いに対向して配置された1対の反射鏡群と、1対の反射
鏡群のうち少なくとも一方を被測定試料から到達した光
束の光軸に平行な方向に移動する移動手段と、を備え、
被測定試料から到達した光束を、1対の反射鏡群の間で
少なくとも1回以上往復させた後、所定位置に向けて出
射するものでもよい。何れの場合も、1対の反射鏡群の
間の間隔を僅かに変更するだけで、光学的ゲート手段に
到達する発光とゲートパルス光とのタイミングは大きく
変更する。
【0011】また、光路長可変手段は、ゲート光学系と
励起光学系の光路長またはゲート光学系と発光光学系の
光路長について、一方を増加させ他方を減少させること
としてもよく、この場合、光学的ゲート手段に到達する
発光およびゲートパルス光の双方について一方を早くし
他方を遅くすることができるので、両者の到達タイミン
グは大きく変化する。
励起光学系の光路長またはゲート光学系と発光光学系の
光路長について、一方を増加させ他方を減少させること
としてもよく、この場合、光学的ゲート手段に到達する
発光およびゲートパルス光の双方について一方を早くし
他方を遅くすることができるので、両者の到達タイミン
グは大きく変化する。
【0012】また、(1) 発光光学系の光路上に設けられ
発光の一部を反射し残部を透過させ、透過した発光を第
1の光学的ゲート手段に入射させる発光分岐手段と、
(2) ゲート光学系の光路上に設けられゲートパルス光の
一部を反射し残部を透過させ、透過したゲートパルス光
を第1の光学的ゲート手段に入射させるゲートパルス光
分岐手段と、(3) 発光分岐手段で反射された発光と、ゲ
ートパルス光分岐手段で反射されたゲートパルス光とを
入射し、ゲートパルス光が入射している時には発光を透
過させ、そうでない時には発光を透過させない第2の光
学的ゲート手段と、(4) 第2の光学的ゲート手段から出
射された発光を検出する第2の光検出手段と、を更に備
え、第1および第2の光検出手段それぞれは、発光の互
いに異なる方向の直線偏光成分それぞれを検出すること
としてもよい。この場合、発光の異方性を求めることが
できる。
発光の一部を反射し残部を透過させ、透過した発光を第
1の光学的ゲート手段に入射させる発光分岐手段と、
(2) ゲート光学系の光路上に設けられゲートパルス光の
一部を反射し残部を透過させ、透過したゲートパルス光
を第1の光学的ゲート手段に入射させるゲートパルス光
分岐手段と、(3) 発光分岐手段で反射された発光と、ゲ
ートパルス光分岐手段で反射されたゲートパルス光とを
入射し、ゲートパルス光が入射している時には発光を透
過させ、そうでない時には発光を透過させない第2の光
学的ゲート手段と、(4) 第2の光学的ゲート手段から出
射された発光を検出する第2の光検出手段と、を更に備
え、第1および第2の光検出手段それぞれは、発光の互
いに異なる方向の直線偏光成分それぞれを検出すること
としてもよい。この場合、発光の異方性を求めることが
できる。
【0013】第1および第2の光学的ゲート手段それぞ
れは、平板形状であるとともに、発光とゲートパルス光
とを当該平板面に対して対称に入射させることとしても
よい。この場合、第1および第2の光学的ゲート手段そ
れぞれは、被測定試料上の各位置で同時刻に生じた発光
を透過させる。
れは、平板形状であるとともに、発光とゲートパルス光
とを当該平板面に対して対称に入射させることとしても
よい。この場合、第1および第2の光学的ゲート手段そ
れぞれは、被測定試料上の各位置で同時刻に生じた発光
を透過させる。
【0014】第1の光学的ゲート手段は、(1) 発光を入
射し、第1の方向の直線偏光の光束を出射する偏光子
と、(2) ゲートパルス光および偏光子から出射された光
束を入射し、ゲートパルス光の光量に応じて複屈折率が
変化して、偏光子から出射された光束を、ゲートパルス
光の光量に応じた楕円率の楕円偏光に変換して出射する
光カー効果を利用した光カーゲートと、(3) 光カーゲー
トから出射された光束を入射し、第1の方向と直交する
第2の方向の直線偏光の光束を出射する検光子と、を備
えるものであってもよい。また、ゲートパルス光が入射
している時には発光を透過し、そうでない時には発光を
透過させない可飽和吸収体を備えるものであってもよ
い。第2の光学的ゲート手段についても同様である。何
れの場合も、第1および第2の光学的ゲート手段それぞ
れは、ゲートパルス光が入射している時にのみ発光を透
過させ、そのゲート開閉動作を高速に行なうことができ
る。
射し、第1の方向の直線偏光の光束を出射する偏光子
と、(2) ゲートパルス光および偏光子から出射された光
束を入射し、ゲートパルス光の光量に応じて複屈折率が
変化して、偏光子から出射された光束を、ゲートパルス
光の光量に応じた楕円率の楕円偏光に変換して出射する
光カー効果を利用した光カーゲートと、(3) 光カーゲー
トから出射された光束を入射し、第1の方向と直交する
第2の方向の直線偏光の光束を出射する検光子と、を備
えるものであってもよい。また、ゲートパルス光が入射
している時には発光を透過し、そうでない時には発光を
透過させない可飽和吸収体を備えるものであってもよ
い。第2の光学的ゲート手段についても同様である。何
れの場合も、第1および第2の光学的ゲート手段それぞ
れは、ゲートパルス光が入射している時にのみ発光を透
過させ、そのゲート開閉動作を高速に行なうことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0016】(第1の実施形態)先ず、第1の実施形態
について説明する。図1は、第1の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。
について説明する。図1は、第1の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。
【0017】パルスレーザ光源1から出力されたパルス
光は、ビームスプリッタ(光束分岐手段)2によって一
部が反射され残部が透過して2光束に分岐される。この
パルスレーザ光源1は、例えば、モード同期チタンサフ
ァイアレーザ光源が用いられる。
光は、ビームスプリッタ(光束分岐手段)2によって一
部が反射され残部が透過して2光束に分岐される。この
パルスレーザ光源1は、例えば、モード同期チタンサフ
ァイアレーザ光源が用いられる。
【0018】ビームスプリッタ2で分岐された一方の光
束は、励起光学系を経て試料8に照射される。すなわ
ち、先ず、この光束は第2高調波発生器3によって波長
が1/2に変換され、試料8に含まれる発光標識を励起
するに適切な波長に変換される。第2高調波発生器3か
ら出力されたパルス励起光5は、ビームエクスパンダ4
によってビーム径が拡大され、ダイクロイックミラー6
で反射され、対物レンズ7を経て、発光標識された試料
8に照射される。ここで用いられるダイクロイックミラ
ー6は、パルス励起光5を反射し、試料8中の発光標識
から発生する発光を透過させるものである。
束は、励起光学系を経て試料8に照射される。すなわ
ち、先ず、この光束は第2高調波発生器3によって波長
が1/2に変換され、試料8に含まれる発光標識を励起
するに適切な波長に変換される。第2高調波発生器3か
ら出力されたパルス励起光5は、ビームエクスパンダ4
によってビーム径が拡大され、ダイクロイックミラー6
で反射され、対物レンズ7を経て、発光標識された試料
8に照射される。ここで用いられるダイクロイックミラ
ー6は、パルス励起光5を反射し、試料8中の発光標識
から発生する発光を透過させるものである。
【0019】パルス励起光5が試料に照射されて発光標
識が励起されると、その発光標識から発光10が生じ
る。この発光10は、発光光学系を経て、光学的ゲート
手段の主要構成要素である光カーゲート12に到達す
る。すなわち、発光10は、対物レンズ7を経て、ダイ
クロイックミラー6を透過し、励起光吸収フィルタ9を
透過し、偏光子11に入射して直線偏光となって出射さ
れ、光カーゲート12に入射する。この励起光吸収フィ
ルタ9は、発光10を透過させ、パルス励起光5を遮断
するものであり、試料8に照射されたパルス励起光5の
散乱光を光検出器20に到達させないようにする為に設
けられる。
識が励起されると、その発光標識から発光10が生じ
る。この発光10は、発光光学系を経て、光学的ゲート
手段の主要構成要素である光カーゲート12に到達す
る。すなわち、発光10は、対物レンズ7を経て、ダイ
クロイックミラー6を透過し、励起光吸収フィルタ9を
透過し、偏光子11に入射して直線偏光となって出射さ
れ、光カーゲート12に入射する。この励起光吸収フィ
ルタ9は、発光10を透過させ、パルス励起光5を遮断
するものであり、試料8に照射されたパルス励起光5の
散乱光を光検出器20に到達させないようにする為に設
けられる。
【0020】また、光カーゲート12は、強力な直線偏
光の光(ゲートパルス光18)が照射されると、その直
線偏光方向に平行な方向と垂直な方向とでは異なる屈折
率変化を生じ、その複屈折性がゲートパルス光18の光
量に比例するカー効果を有する光カー媒質からなるもの
であり、この光カー媒質として、例えば二硫化炭素(C
S2 )やニトロベンゼンが用いられる。光カーゲート1
2は、その光学軸が発光10の光軸に垂直な平面内にあ
って透過偏光方位とは45度の角度をなして配置され
る。したがって、光カーゲート12にゲートパルス光1
8が照射されていないときには、光カー媒質は複屈折が
生じることなく等方性であるので、この光カーゲート1
2に入射した直線偏光の発光10は、その直線偏光状態
がそのまま維持されて出射される。一方、光カーゲート
12にゲートパルス光18が照射されているときには、
光カー媒質に複屈折が生じて、発光10は、光カー媒質
の光学軸の方向それぞれの成分に対し異なった位相差と
なり、その位相差に応じた楕円率の楕円偏光となって出
射される。
光の光(ゲートパルス光18)が照射されると、その直
線偏光方向に平行な方向と垂直な方向とでは異なる屈折
率変化を生じ、その複屈折性がゲートパルス光18の光
量に比例するカー効果を有する光カー媒質からなるもの
であり、この光カー媒質として、例えば二硫化炭素(C
S2 )やニトロベンゼンが用いられる。光カーゲート1
2は、その光学軸が発光10の光軸に垂直な平面内にあ
って透過偏光方位とは45度の角度をなして配置され
る。したがって、光カーゲート12にゲートパルス光1
8が照射されていないときには、光カー媒質は複屈折が
生じることなく等方性であるので、この光カーゲート1
2に入射した直線偏光の発光10は、その直線偏光状態
がそのまま維持されて出射される。一方、光カーゲート
12にゲートパルス光18が照射されているときには、
光カー媒質に複屈折が生じて、発光10は、光カー媒質
の光学軸の方向それぞれの成分に対し異なった位相差と
なり、その位相差に応じた楕円率の楕円偏光となって出
射される。
【0021】光カーゲート12から出射された発光10
は、続いて検光子13に入射する。この検光子13は、
偏光子11から出射される光束の直線偏光の方向とは直
交する直線偏光の光束を透過させるものである。したが
って、発光10が、その偏光状態が維持されたまま光カ
ーゲート12から出射されて検光子13に入射したとき
には、検光子13を通過することができない。しかし、
発光10が、楕円偏光となって光カーゲート12から出
射されて検光子13に入射したときには、その楕円率す
なわちゲートパルス光18の光量に応じた光量の光束が
検光子13から出射される。このように、偏光子11、
光カーゲート12および検光子13は、光学的ゲートと
して機能する。そして、検光子13を通過した発光10
は、結像レンズ19で2次元光検出器(例えば2次元C
CD)20の受光面に結像されて、パルスレーザ光源1
から出力されるパルス毎に、その像が2次元光検出器2
0で受光され、その画像データは処理装置21に送られ
記憶あるいは処理される。
は、続いて検光子13に入射する。この検光子13は、
偏光子11から出射される光束の直線偏光の方向とは直
交する直線偏光の光束を透過させるものである。したが
って、発光10が、その偏光状態が維持されたまま光カ
ーゲート12から出射されて検光子13に入射したとき
には、検光子13を通過することができない。しかし、
発光10が、楕円偏光となって光カーゲート12から出
射されて検光子13に入射したときには、その楕円率す
なわちゲートパルス光18の光量に応じた光量の光束が
検光子13から出射される。このように、偏光子11、
光カーゲート12および検光子13は、光学的ゲートと
して機能する。そして、検光子13を通過した発光10
は、結像レンズ19で2次元光検出器(例えば2次元C
CD)20の受光面に結像されて、パルスレーザ光源1
から出力されるパルス毎に、その像が2次元光検出器2
0で受光され、その画像データは処理装置21に送られ
記憶あるいは処理される。
【0022】光カーゲート12に照射されるゲートパル
ス光18は、ビームスプリッタ2で分岐された他方の光
束から形成され、ゲート光学系を経て光カーゲート12
に入射する。すなわち、ビームスプリッタ2で分岐され
た他方の光束は、可動直角ミラー(光路長可変手段)1
4で反射され、さらに平面ミラー15で反射され、1/
2波長板16で偏光方位が調整され、ビームエクスパン
ダ17でビーム径が広げられて、ゲートパルス光18と
して光カーゲート12に照射される。
ス光18は、ビームスプリッタ2で分岐された他方の光
束から形成され、ゲート光学系を経て光カーゲート12
に入射する。すなわち、ビームスプリッタ2で分岐され
た他方の光束は、可動直角ミラー(光路長可変手段)1
4で反射され、さらに平面ミラー15で反射され、1/
2波長板16で偏光方位が調整され、ビームエクスパン
ダ17でビーム径が広げられて、ゲートパルス光18と
して光カーゲート12に照射される。
【0023】ここで、可動直角ミラー14は、互いに直
角に配置された2枚の平面ミラーからなり、その2枚の
平面ミラー面の交線に垂直に入射した光束を、2枚の平
面ミラーそれぞれで順次反射させて、入射光束の光軸と
平行な光軸上を反対方向に出射させるものである。さら
に、可動直角ミラー14は、入射光束の光軸と平行な方
向に移動することが可能である。可動直角ミラー14が
移動しても、出射光束の光軸は変らない。したがって、
可動直角ミラー14を移動させることにより、ゲートパ
ルス光18の遅延を可変に設定することができる。可動
直角ミラー14の位置変化量をΔxとし、光速をcとす
ると、その遅延時間の変化量Δtは、 Δt=2Δx/c … (1) で表される。
角に配置された2枚の平面ミラーからなり、その2枚の
平面ミラー面の交線に垂直に入射した光束を、2枚の平
面ミラーそれぞれで順次反射させて、入射光束の光軸と
平行な光軸上を反対方向に出射させるものである。さら
に、可動直角ミラー14は、入射光束の光軸と平行な方
向に移動することが可能である。可動直角ミラー14が
移動しても、出射光束の光軸は変らない。したがって、
可動直角ミラー14を移動させることにより、ゲートパ
ルス光18の遅延を可変に設定することができる。可動
直角ミラー14の位置変化量をΔxとし、光速をcとす
ると、その遅延時間の変化量Δtは、 Δt=2Δx/c … (1) で表される。
【0024】このように、可動直角ミラー14の移動位
置に応じた時刻にゲートパルス光18が光カーゲート1
2に照射されて、その時に光カーゲート12に到達して
いる発光10が検光子13を透過して、その発光10の
像が2次元光検出器20で受光される。したがって、可
動直角ミラー14を移動させることにより、ゲートパル
ス光18が光カーゲート12に到達する時刻を変化させ
ることができるので、試料8から発生した発光10の像
を時間分解して観測することができる。
置に応じた時刻にゲートパルス光18が光カーゲート1
2に照射されて、その時に光カーゲート12に到達して
いる発光10が検光子13を透過して、その発光10の
像が2次元光検出器20で受光される。したがって、可
動直角ミラー14を移動させることにより、ゲートパル
ス光18が光カーゲート12に到達する時刻を変化させ
ることができるので、試料8から発生した発光10の像
を時間分解して観測することができる。
【0025】また、本実施形態で用いられる光カーゲー
ト12の応答速度は数ピコ秒程度であるので、時間分解
能が高い測定ができるだけでなく、パルスレーザ光源1
から出力されるパルス光の出力繰り返し周期が数十MH
z以上であっても、そのパルス光を有効に利用すること
ができる。
ト12の応答速度は数ピコ秒程度であるので、時間分解
能が高い測定ができるだけでなく、パルスレーザ光源1
から出力されるパルス光の出力繰り返し周期が数十MH
z以上であっても、そのパルス光を有効に利用すること
ができる。
【0026】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図2は、第2の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
では、ゲートパルス光に遅延を与える光学系が異なり、
僅かの可動直角ミラーの移動で大きな遅延時間変化を与
えることができるものである。
について説明する。図2は、第2の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
では、ゲートパルス光に遅延を与える光学系が異なり、
僅かの可動直角ミラーの移動で大きな遅延時間変化を与
えることができるものである。
【0027】本実施形態において、(1) パルスレーザ光
源1から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方
の光束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成さ
れたパルス励起光5が、ビームエクスパンダ4、ダイク
ロイックミラー6および対物レンズ7を経て試料8に照
射される励起光学系、(2) 試料8で発生した発光10
が、対物レンズ7、ダイクロイックミラー6、励起光吸
収フィルタ9および偏光子11を経て、光カーゲート1
2に至るまでの発光光学系、および、(3) 光カーゲート
12から出射された発光10が、検光子13および結像
レンズ19を経て2次元光検出器20に結像・検出され
る光学系、は第1の実施形態と同様である。
源1から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方
の光束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成さ
れたパルス励起光5が、ビームエクスパンダ4、ダイク
ロイックミラー6および対物レンズ7を経て試料8に照
射される励起光学系、(2) 試料8で発生した発光10
が、対物レンズ7、ダイクロイックミラー6、励起光吸
収フィルタ9および偏光子11を経て、光カーゲート1
2に至るまでの発光光学系、および、(3) 光カーゲート
12から出射された発光10が、検光子13および結像
レンズ19を経て2次元光検出器20に結像・検出され
る光学系、は第1の実施形態と同様である。
【0028】本実施形態は、ゲートパルス光18に遅延
を与えるための構成が第1の実施形態と異なる。ビーム
スプリッタ2で分岐された他方の光束は、偏光ビームス
プリッタ22に入射してp偏光(電場ベクトルが入射面
に平行)成分が透過し、可動直角ミラー(反射鏡群)2
3と固定直角ミラー(反射鏡群)24との間で3往復し
て、1/4波長板25を経て固定平面ミラー26に垂直
に入射して反射され、再び、1/4波長板25を経て、
可動直角ミラー23と固定直角ミラー24との間で3往
復して、偏光ビームスプリッタ22に到達する。
を与えるための構成が第1の実施形態と異なる。ビーム
スプリッタ2で分岐された他方の光束は、偏光ビームス
プリッタ22に入射してp偏光(電場ベクトルが入射面
に平行)成分が透過し、可動直角ミラー(反射鏡群)2
3と固定直角ミラー(反射鏡群)24との間で3往復し
て、1/4波長板25を経て固定平面ミラー26に垂直
に入射して反射され、再び、1/4波長板25を経て、
可動直角ミラー23と固定直角ミラー24との間で3往
復して、偏光ビームスプリッタ22に到達する。
【0029】この1/4波長板25は、その光学軸が、
入射するp偏光の直線偏光方向に対して45度の方位に
ある。したがって、光束は1/4波長板25を2回通過
するので、偏光ビームスプリッタ22から出力された時
にはp偏光であった光束は、直線偏光の方向が90度回
転して、偏光ビームスプリッタ22に再び到達したとき
にはs偏光(電場ベクトルが入射面に垂直)となり、偏
光ビームスプリッタ22で反射される。そして、偏光ビ
ームスプリッタ22で反射された光束は、ビームエクス
パンダ17によってビーム径が拡大されて、ゲートパル
ス光18として、光カーゲート12に照射される。
入射するp偏光の直線偏光方向に対して45度の方位に
ある。したがって、光束は1/4波長板25を2回通過
するので、偏光ビームスプリッタ22から出力された時
にはp偏光であった光束は、直線偏光の方向が90度回
転して、偏光ビームスプリッタ22に再び到達したとき
にはs偏光(電場ベクトルが入射面に垂直)となり、偏
光ビームスプリッタ22で反射される。そして、偏光ビ
ームスプリッタ22で反射された光束は、ビームエクス
パンダ17によってビーム径が拡大されて、ゲートパル
ス光18として、光カーゲート12に照射される。
【0030】ここで、可動直角ミラー23および固定直
角ミラー24それぞれは、互いに直角に配置された2枚
の平面ミラーからなり、その2枚の平面ミラー面の交線
に垂直に入射した光束を、2枚の平面ミラーそれぞれで
順次反射させて、入射光束の光軸と平行な光軸上を反対
方向に出射させるものである。また、可動直角ミラー2
3を構成する2枚の平面ミラー面の交線と、固定直角ミ
ラー24を構成する2枚の平面ミラー面の交線とは、互
いに平行であって、偏光ビームスプリッタ22から可動
直角ミラー23に向かう光束の光軸からの距離は互いに
異なる。それ故、偏光ビームスプリッタ22と固定平面
ミラー26との間で光束は往復することができる。
角ミラー24それぞれは、互いに直角に配置された2枚
の平面ミラーからなり、その2枚の平面ミラー面の交線
に垂直に入射した光束を、2枚の平面ミラーそれぞれで
順次反射させて、入射光束の光軸と平行な光軸上を反対
方向に出射させるものである。また、可動直角ミラー2
3を構成する2枚の平面ミラー面の交線と、固定直角ミ
ラー24を構成する2枚の平面ミラー面の交線とは、互
いに平行であって、偏光ビームスプリッタ22から可動
直角ミラー23に向かう光束の光軸からの距離は互いに
異なる。それ故、偏光ビームスプリッタ22と固定平面
ミラー26との間で光束は往復することができる。
【0031】さらに、可動直角ミラー23は、偏光ビー
ムスプリッタ22からの入射光束の光軸と平行な方向に
移動することが可能である。可動直角ミラー23が移動
しても、出射光束の光軸は変らない。したがって、可動
直角ミラー23を移動させることにより、ゲートパルス
光18の遅延を可変に設定することができる。可動直角
ミラー23の位置変化量Δxに対して、その遅延時間の
変化量Δtは、 Δt=12Δx/c … (2) で表される。これを第1の実施形態における(1)式と
比較すると、可動直角ミラーの位置変化量が同じであっ
ても、本実施形態の方がゲートパルス光18の遅延時間
を6倍大きく変化させることができる。すなわち、高い
時間分解能かつ短い周期で、発光の時間変化を長時間に
亘って測定することが可能になる。
ムスプリッタ22からの入射光束の光軸と平行な方向に
移動することが可能である。可動直角ミラー23が移動
しても、出射光束の光軸は変らない。したがって、可動
直角ミラー23を移動させることにより、ゲートパルス
光18の遅延を可変に設定することができる。可動直角
ミラー23の位置変化量Δxに対して、その遅延時間の
変化量Δtは、 Δt=12Δx/c … (2) で表される。これを第1の実施形態における(1)式と
比較すると、可動直角ミラーの位置変化量が同じであっ
ても、本実施形態の方がゲートパルス光18の遅延時間
を6倍大きく変化させることができる。すなわち、高い
時間分解能かつ短い周期で、発光の時間変化を長時間に
亘って測定することが可能になる。
【0032】また、可動直角ミラー23、固定直角ミラ
ー24、1/4波長板25および固定平面ミラー26の
配置を変更すれば、この間における光束の往復回数を増
やすことも可能であり、より大きなゲートパルス光18
の遅延時間変化を得ることができる。また、ゲートパル
ス光18に遅延を与える為の光学系は、この構造に限ら
れるものではなく、各種の変形が可能である。要は、第
1のミラー群と第2のミラー群との間で光束を多数回往
復させ、少なくとも一方のミラー群を移動させることに
よって、ゲートパルス光18に大きな遅延時間変化を与
えることである。
ー24、1/4波長板25および固定平面ミラー26の
配置を変更すれば、この間における光束の往復回数を増
やすことも可能であり、より大きなゲートパルス光18
の遅延時間変化を得ることができる。また、ゲートパル
ス光18に遅延を与える為の光学系は、この構造に限ら
れるものではなく、各種の変形が可能である。要は、第
1のミラー群と第2のミラー群との間で光束を多数回往
復させ、少なくとも一方のミラー群を移動させることに
よって、ゲートパルス光18に大きな遅延時間変化を与
えることである。
【0033】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。図3は、第3の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
では、ゲートパルス光に遅延を与えるだけでなく、パル
ス励起光にも遅延を与える光学系を備えるものであり、
一方の遅延時間を大きく(小さく)すると共に他方の遅
延時間を小さく(大きく)することができるものであ
る。
について説明する。図3は、第3の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
では、ゲートパルス光に遅延を与えるだけでなく、パル
ス励起光にも遅延を与える光学系を備えるものであり、
一方の遅延時間を大きく(小さく)すると共に他方の遅
延時間を小さく(大きく)することができるものであ
る。
【0034】パルスレーザ光源1から出力されビームス
プリッタ2で一部透過した光束は、平面ミラー34、3
5および36で順次反射され、偏光ビームスプリッタ2
2を透過してp偏光となる。このp偏光の光束は、第2
の実施形態と同様に、可動直角ミラー23と固定直角ミ
ラー24との間で3往復して、1/4波長板25を経て
固定平面ミラー26に垂直に入射して反射され、再び、
1/4波長板25を経て、可動直角ミラー23と固定直
角ミラー24との間で3往復して、偏光ビームスプリッ
タ22に到達する。この時、光束はs偏光となっている
ので、偏光ビームスプリッタ22で反射され、ビームエ
クスパンダ17でビーム径が拡大されて光カーゲート1
2に照射される。
プリッタ2で一部透過した光束は、平面ミラー34、3
5および36で順次反射され、偏光ビームスプリッタ2
2を透過してp偏光となる。このp偏光の光束は、第2
の実施形態と同様に、可動直角ミラー23と固定直角ミ
ラー24との間で3往復して、1/4波長板25を経て
固定平面ミラー26に垂直に入射して反射され、再び、
1/4波長板25を経て、可動直角ミラー23と固定直
角ミラー24との間で3往復して、偏光ビームスプリッ
タ22に到達する。この時、光束はs偏光となっている
ので、偏光ビームスプリッタ22で反射され、ビームエ
クスパンダ17でビーム径が拡大されて光カーゲート1
2に照射される。
【0035】一方、パルスレーザ光源1から出力されビ
ームスプリッタ2で一部反射された光束は、平面ミラー
27および28で順次反射され、偏光ビームスプリッタ
29を透過してp偏光となる。このp偏光の光束も、可
動直角ミラー30と固定直角ミラー31との間で3往復
して、1/4波長板32を経て固定平面ミラー33に垂
直に入射して反射され、再び、1/4波長板32を経
て、可動直角ミラー30と固定直角ミラー31との間で
3往復して、偏光ビームスプリッタ29に到達する。こ
の時、光束はs偏光となっているので、偏光ビームスプ
リッタ29で反射され、第2高調波発生器3に入射して
1/2波長とされ、ビームエクスパンダ4でビーム径が
拡大されて、パルス励起光5となる。以降は、第1の実
施形態と同様である。
ームスプリッタ2で一部反射された光束は、平面ミラー
27および28で順次反射され、偏光ビームスプリッタ
29を透過してp偏光となる。このp偏光の光束も、可
動直角ミラー30と固定直角ミラー31との間で3往復
して、1/4波長板32を経て固定平面ミラー33に垂
直に入射して反射され、再び、1/4波長板32を経
て、可動直角ミラー30と固定直角ミラー31との間で
3往復して、偏光ビームスプリッタ29に到達する。こ
の時、光束はs偏光となっているので、偏光ビームスプ
リッタ29で反射され、第2高調波発生器3に入射して
1/2波長とされ、ビームエクスパンダ4でビーム径が
拡大されて、パルス励起光5となる。以降は、第1の実
施形態と同様である。
【0036】ここで、偏光ビームスプリッタ22から可
動直角ミラー23に向かう光束の光軸と、偏光ビームス
プリッタ29から可動直角ミラー30に向かう光束の光
軸とは、互いに平行であり、また、可動直角ミラー23
および可動直角ミラー30は、可動ステージ37の上に
固定配置され、これらは一体となって、偏光ビームスプ
リッタ22から可動直角ミラー23に向かう光束の光軸
と平行な方向に移動することができる。
動直角ミラー23に向かう光束の光軸と、偏光ビームス
プリッタ29から可動直角ミラー30に向かう光束の光
軸とは、互いに平行であり、また、可動直角ミラー23
および可動直角ミラー30は、可動ステージ37の上に
固定配置され、これらは一体となって、偏光ビームスプ
リッタ22から可動直角ミラー23に向かう光束の光軸
と平行な方向に移動することができる。
【0037】したがって、可動ステージ37をΔxだけ
移動させると、発光10が光カーゲート12に到達する
時刻は、12Δx/cだけ変化し、ゲートパルス光18
が光カーゲート12に到達する時刻は、−12Δx/c
だけ変化する。すなわち、可動ステージ37の位置変化
量Δxに対して、発光10およびゲートパルス光18そ
れぞれが光カーゲート12に到達する時刻差の変化量Δ
tは、 Δt=24Δx/c … (3) で表される。これを第2の実施形態における(2)式と
比較すると、可動直角ミラーの位置変化量が同じであっ
ても、本実施形態の方がゲートパルス光18の遅延時間
を2倍大きく変化させることができる。これにより、よ
り寿命の長い発光標識の観測が可能となる。
移動させると、発光10が光カーゲート12に到達する
時刻は、12Δx/cだけ変化し、ゲートパルス光18
が光カーゲート12に到達する時刻は、−12Δx/c
だけ変化する。すなわち、可動ステージ37の位置変化
量Δxに対して、発光10およびゲートパルス光18そ
れぞれが光カーゲート12に到達する時刻差の変化量Δ
tは、 Δt=24Δx/c … (3) で表される。これを第2の実施形態における(2)式と
比較すると、可動直角ミラーの位置変化量が同じであっ
ても、本実施形態の方がゲートパルス光18の遅延時間
を2倍大きく変化させることができる。これにより、よ
り寿命の長い発光標識の観測が可能となる。
【0038】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について説明する。図4は、第4の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
は、第1の実施形態と比較して、光カーゲート12は平
板形状であるとともに、発光10が光カーゲート12の
一方の面に入射し、ゲートパルス光18が光カーゲート
12の他方の面に入射し、かつ、それぞれの入射角が同
一である点で異なる。
について説明する。図4は、第4の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
は、第1の実施形態と比較して、光カーゲート12は平
板形状であるとともに、発光10が光カーゲート12の
一方の面に入射し、ゲートパルス光18が光カーゲート
12の他方の面に入射し、かつ、それぞれの入射角が同
一である点で異なる。
【0039】前述の第1の実施形態においては、発光1
0は光カーゲート12の面に垂直に入射するのに対し、
ゲートパルス光18は光カーゲート12の面に対して斜
めに入射する。それ故、光カーゲート12の面上の各位
置にとってゲートパルス光18が到達する時刻が異なる
ため、光カーゲート12の面上の各位置で透過する発光
10は、異なる時刻で発生したものとなり、時間的なボ
ケが生じて2次元光検出器20に受光される。この時間
的なボケの問題は、光学的ゲート手段のゲート動作が高
速であるほど顕著になる。本実施形態は、この時間的な
ボケを生じさせることなく、発光を時間分解測定するこ
とができるものである。
0は光カーゲート12の面に垂直に入射するのに対し、
ゲートパルス光18は光カーゲート12の面に対して斜
めに入射する。それ故、光カーゲート12の面上の各位
置にとってゲートパルス光18が到達する時刻が異なる
ため、光カーゲート12の面上の各位置で透過する発光
10は、異なる時刻で発生したものとなり、時間的なボ
ケが生じて2次元光検出器20に受光される。この時間
的なボケの問題は、光学的ゲート手段のゲート動作が高
速であるほど顕著になる。本実施形態は、この時間的な
ボケを生じさせることなく、発光を時間分解測定するこ
とができるものである。
【0040】本実施形態において、(1) パルスレーザ光
源1から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方
の光束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成さ
れたパルス励起光5が、ビームエクスパンダ4、ダイク
ロイックミラー6および対物レンズ7を経て試料8に照
射される励起光学系、(2) 試料8で発生した発光10
が、対物レンズ7、ダイクロイックミラー6、励起光吸
収フィルタ9および偏光子11を経て、光カーゲート1
2に至るまでの発光光学系、および、(3) 光カーゲート
12から出射された発光10が、検光子13および結像
レンズ19を経て2次元光検出器20に結像・検出され
る光学系、は第1の実施形態とほぼ同様である。但し、
発光10が光カーゲート12に入射する角度が、第1の
実施形態では直角であったのに対して、本実施形態で
は、光カーゲート12の面に対して角度θ(≠90度)
で入射する点で異なり、また、光カーゲート12と2次
元光検出器20との間の光路上にゲートパルス光吸収フ
ィルタ39が設けられている点で異なる。
源1から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方
の光束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成さ
れたパルス励起光5が、ビームエクスパンダ4、ダイク
ロイックミラー6および対物レンズ7を経て試料8に照
射される励起光学系、(2) 試料8で発生した発光10
が、対物レンズ7、ダイクロイックミラー6、励起光吸
収フィルタ9および偏光子11を経て、光カーゲート1
2に至るまでの発光光学系、および、(3) 光カーゲート
12から出射された発光10が、検光子13および結像
レンズ19を経て2次元光検出器20に結像・検出され
る光学系、は第1の実施形態とほぼ同様である。但し、
発光10が光カーゲート12に入射する角度が、第1の
実施形態では直角であったのに対して、本実施形態で
は、光カーゲート12の面に対して角度θ(≠90度)
で入射する点で異なり、また、光カーゲート12と2次
元光検出器20との間の光路上にゲートパルス光吸収フ
ィルタ39が設けられている点で異なる。
【0041】一方、パルスレーザ光源1から出力されビ
ームスプリッタ2で分岐された他方の光束は、可動直角
ミラー14で反射され、平面ミラー15,36および3
8で順次反射され、ビームエクスパンダ17でビーム径
が拡大されて、ゲートパルス光18として光カーゲート
12に入射する。このゲートパルス光18に遅延を与え
る為の可動直角ミラー14は、第1の実施形態と同様で
ある。しかし、第1の実施形態と異なり、ゲートパルス
光18は、光カーゲート12の裏面に対して角度θで入
射する。なお、このゲートパルス光18は、光カーゲー
ト12の裏面で一部が反射されて2次元光検出器20の
方向に向かうが、ゲートパルス光吸収フィルタ39によ
って吸収されるので2次元光検出器20に到達すること
はない。
ームスプリッタ2で分岐された他方の光束は、可動直角
ミラー14で反射され、平面ミラー15,36および3
8で順次反射され、ビームエクスパンダ17でビーム径
が拡大されて、ゲートパルス光18として光カーゲート
12に入射する。このゲートパルス光18に遅延を与え
る為の可動直角ミラー14は、第1の実施形態と同様で
ある。しかし、第1の実施形態と異なり、ゲートパルス
光18は、光カーゲート12の裏面に対して角度θで入
射する。なお、このゲートパルス光18は、光カーゲー
ト12の裏面で一部が反射されて2次元光検出器20の
方向に向かうが、ゲートパルス光吸収フィルタ39によ
って吸収されるので2次元光検出器20に到達すること
はない。
【0042】このように、発光10とゲートパルス光1
8とを、光カーゲート12の面に対して対称に入射させ
ると、光カーゲート12の面上の各位置において、発光
10とゲートパルス光18との光路長の差が同じとな
る。したがって、ゲートパルス光18の入射に伴って光
カーゲート12を通過する発光10は、試料8において
同時刻に発生したものとなるので、2次元光検出器20
は、時間的ボケのない発光10の像を得ることができ
る。時間的ボケが特に顕著な問題となる高速なゲート動
作が可能な光学的ゲート手段が用いられる場合であって
も、シャープな発光像を高い時間分解能で測定すること
ができる。
8とを、光カーゲート12の面に対して対称に入射させ
ると、光カーゲート12の面上の各位置において、発光
10とゲートパルス光18との光路長の差が同じとな
る。したがって、ゲートパルス光18の入射に伴って光
カーゲート12を通過する発光10は、試料8において
同時刻に発生したものとなるので、2次元光検出器20
は、時間的ボケのない発光10の像を得ることができ
る。時間的ボケが特に顕著な問題となる高速なゲート動
作が可能な光学的ゲート手段が用いられる場合であって
も、シャープな発光像を高い時間分解能で測定すること
ができる。
【0043】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について説明する。図5は、第5の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
は、偏光子、光カーゲートおよび検光子を2組備えて、
発光の互いに直交する2つの偏光方向それぞれについて
受光し、発光の異方性を測定することができるものであ
る。
について説明する。図5は、第5の実施形態に係る時間
分解発光イメージング装置の構成図である。本実施形態
は、偏光子、光カーゲートおよび検光子を2組備えて、
発光の互いに直交する2つの偏光方向それぞれについて
受光し、発光の異方性を測定することができるものであ
る。
【0044】本実施形態において、パルスレーザ光源1
から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方の光
束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成された
パルス励起光5は、ビームエクスパンダ4、1/2波長
板42、ダイクロイックミラー6および対物レンズ7を
経て試料8に照射され、試料8で発生した発光10は、
対物レンズ7およびダイクロイックミラー6を経て、励
起光吸収フィルタ9に至る。
から出力されビームスプリッタ2で分岐された一方の光
束を第2高調波発生器3で1/2波長にして生成された
パルス励起光5は、ビームエクスパンダ4、1/2波長
板42、ダイクロイックミラー6および対物レンズ7を
経て試料8に照射され、試料8で発生した発光10は、
対物レンズ7およびダイクロイックミラー6を経て、励
起光吸収フィルタ9に至る。
【0045】この励起光吸収フィルタ9を透過した発光
10は、偏光ビームスプリッタ(発光分岐手段)40に
よってp偏光とs偏光に分岐される。発光10のうち偏
光ビームスプリッタ40を透過したp偏光の光束は、ダ
イクロイックミラー41を透過し、そして、光カーゲー
ト12に入射する。発光10のうち偏光ビームスプリッ
タ40で反射したs偏光の光束は、ダイクロイックミラ
ー43を透過し、そして、光カーゲート44に入射す
る。
10は、偏光ビームスプリッタ(発光分岐手段)40に
よってp偏光とs偏光に分岐される。発光10のうち偏
光ビームスプリッタ40を透過したp偏光の光束は、ダ
イクロイックミラー41を透過し、そして、光カーゲー
ト12に入射する。発光10のうち偏光ビームスプリッ
タ40で反射したs偏光の光束は、ダイクロイックミラ
ー43を透過し、そして、光カーゲート44に入射す
る。
【0046】一方、パルスレーザ光源1から出力されビ
ームスプリッタ2で分岐された他方の光束が、可動直角
ミラー14で反射され、平面ミラー15で反射され、ビ
ームエクスパンダ17でビーム径が拡大されてゲートパ
ルス光18が形成されるまでの光学系も、第1の実施形
態と同様である。
ームスプリッタ2で分岐された他方の光束が、可動直角
ミラー14で反射され、平面ミラー15で反射され、ビ
ームエクスパンダ17でビーム径が拡大されてゲートパ
ルス光18が形成されるまでの光学系も、第1の実施形
態と同様である。
【0047】このゲートパルス光18は、ビームスプリ
ッタ(ゲートパルス光分岐手段)46によって強度比1
対1で反射・透過して2光束に分岐され、一方の光束
が、ダイクロイックミラー41で反射され、光カーゲー
ト12に入射し、他方の光束が、ダイクロイックミラー
43で反射され、光カーゲート44に入射する。
ッタ(ゲートパルス光分岐手段)46によって強度比1
対1で反射・透過して2光束に分岐され、一方の光束
が、ダイクロイックミラー41で反射され、光カーゲー
ト12に入射し、他方の光束が、ダイクロイックミラー
43で反射され、光カーゲート44に入射する。
【0048】光カーゲート12に、偏光ビームスプリッ
タ40から到達した発光10のp偏光成分と、ビームス
プリッタ46を透過したゲートパルス光18とが同一入
射角度で入射するように、ダイクロイックミラー41の
配置角度を決めることにより、光カーゲート12を通過
する発光10は、試料8で同時刻に発生したものとな
る。そして、この光カーゲート12を通過した発光10
は、検光子13を経て、ゲートパルス光吸収フィルタ3
9を透過し、結像レンズ19によって2次元光検出器2
0の受光面に結像される。このようにして2次元光検出
器20は、試料8で同時刻に発生した発光10のp偏光
成分の光像を受光する。
タ40から到達した発光10のp偏光成分と、ビームス
プリッタ46を透過したゲートパルス光18とが同一入
射角度で入射するように、ダイクロイックミラー41の
配置角度を決めることにより、光カーゲート12を通過
する発光10は、試料8で同時刻に発生したものとな
る。そして、この光カーゲート12を通過した発光10
は、検光子13を経て、ゲートパルス光吸収フィルタ3
9を透過し、結像レンズ19によって2次元光検出器2
0の受光面に結像される。このようにして2次元光検出
器20は、試料8で同時刻に発生した発光10のp偏光
成分の光像を受光する。
【0049】同様に、光カーゲート44に、偏光ビーム
スプリッタ40から到達した発光10のs偏光成分と、
ビームスプリッタ43で反射したゲートパルス光18と
が同一入射角度で入射するように、ダイクロイックミラ
ー43の配置角度を決めることにより、光カーゲート4
4を通過する発光10は、試料8で同時刻に発生したも
のとなる。そして、この光カーゲート44を通過した発
光10は、検光子45を経て、ゲートパルス光吸収フィ
ルタ47を透過し、結像レンズ48によって2次元光検
出器49の受光面に結像される。このようにして2次元
光検出器49は、試料8で同時刻に発生した発光10の
s偏光成分の光像を受光する。
スプリッタ40から到達した発光10のs偏光成分と、
ビームスプリッタ43で反射したゲートパルス光18と
が同一入射角度で入射するように、ダイクロイックミラ
ー43の配置角度を決めることにより、光カーゲート4
4を通過する発光10は、試料8で同時刻に発生したも
のとなる。そして、この光カーゲート44を通過した発
光10は、検光子45を経て、ゲートパルス光吸収フィ
ルタ47を透過し、結像レンズ48によって2次元光検
出器49の受光面に結像される。このようにして2次元
光検出器49は、試料8で同時刻に発生した発光10の
s偏光成分の光像を受光する。
【0050】ここで、2次元光検出器20および49そ
れぞれは、試料8で同一時刻に発生したものを同一時間
だけ受光することが好ましい。このようにすれば、2次
元光検出器20および49それぞれで受光した光像を比
較して、直ちに発光の異方性を求めることができる。光
カーゲート12および44に入射するゲートパルス光1
8は、元は同一の光束をビームスプリッタ46で分岐し
たものであるので、同一のパルス幅である。したがっ
て、2次元光検出器20および49それぞれは、発光1
0を同一時間だけ受光する。また、光カーゲート12に
到達する発光10およびゲートパルス光18それぞれの
到達時刻の差と、光カーゲート44に到達する発光10
およびゲートパルス光18それぞれの到達時刻の差とが
等しくなるように、各光学部品を配置することにより、
2次元光検出器20および49それぞれは、同一時刻に
発生した発光10を受光することができる。
れぞれは、試料8で同一時刻に発生したものを同一時間
だけ受光することが好ましい。このようにすれば、2次
元光検出器20および49それぞれで受光した光像を比
較して、直ちに発光の異方性を求めることができる。光
カーゲート12および44に入射するゲートパルス光1
8は、元は同一の光束をビームスプリッタ46で分岐し
たものであるので、同一のパルス幅である。したがっ
て、2次元光検出器20および49それぞれは、発光1
0を同一時間だけ受光する。また、光カーゲート12に
到達する発光10およびゲートパルス光18それぞれの
到達時刻の差と、光カーゲート44に到達する発光10
およびゲートパルス光18それぞれの到達時刻の差とが
等しくなるように、各光学部品を配置することにより、
2次元光検出器20および49それぞれは、同一時刻に
発生した発光10を受光することができる。
【0051】そして、処理装置21は、2次元光検出器
20および49それぞれで受光した光像を入力し、両者
の差に基づいて、試料8からの発光の異方性を求めるこ
とができる。また、可動直角ミラー14を移動させるこ
とによって、その異方性の時間変化が得られ、その異方
性の時間変化から発光分子の回転緩和時間を求めること
ができ、これによって、高い時間分解能かつ短い周期で
発光分子の運動に関する情報を得ることができる。
20および49それぞれで受光した光像を入力し、両者
の差に基づいて、試料8からの発光の異方性を求めるこ
とができる。また、可動直角ミラー14を移動させるこ
とによって、その異方性の時間変化が得られ、その異方
性の時間変化から発光分子の回転緩和時間を求めること
ができ、これによって、高い時間分解能かつ短い周期で
発光分子の運動に関する情報を得ることができる。
【0052】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、以下のよう
な構成としてもよい。
ではなく種々の変形が可能である。例えば、以下のよう
な構成としてもよい。
【0053】上記実施形態においては、偏光子、光カー
ゲートおよび検光子からなる光学的ゲート手段を用いた
が、可飽和吸収体を用いても同様に光学的ゲート手段を
実現することができる。可飽和吸収体は、試料で生じた
弱い発光のみが入射するとこれを吸収するが、光量の大
きなゲートパルス光が照射されると、吸収遷移に関与す
る2つの準位それぞれにおける分子数分布の差が小さく
なり吸収の飽和が生じて、試料からの発光を吸収するこ
となく透過させるものである。このようにして、可飽和
吸収体は、ゲートパルス光が照射している時には発光を
透過することができ、すなわち、光学的ゲート手段とし
て用いられ得る。この可飽和吸収体として例えばポリメ
チンシアニド色素が用いられ、応答速度は数十ピコ秒程
度である。また、この可飽和吸収体とともに偏光子を用
いれば、発光の所定の方向の直線偏光成分のみを検出す
ることができる。
ゲートおよび検光子からなる光学的ゲート手段を用いた
が、可飽和吸収体を用いても同様に光学的ゲート手段を
実現することができる。可飽和吸収体は、試料で生じた
弱い発光のみが入射するとこれを吸収するが、光量の大
きなゲートパルス光が照射されると、吸収遷移に関与す
る2つの準位それぞれにおける分子数分布の差が小さく
なり吸収の飽和が生じて、試料からの発光を吸収するこ
となく透過させるものである。このようにして、可飽和
吸収体は、ゲートパルス光が照射している時には発光を
透過することができ、すなわち、光学的ゲート手段とし
て用いられ得る。この可飽和吸収体として例えばポリメ
チンシアニド色素が用いられ、応答速度は数十ピコ秒程
度である。また、この可飽和吸収体とともに偏光子を用
いれば、発光の所定の方向の直線偏光成分のみを検出す
ることができる。
【0054】また、試料から発生した発光の平均的な時
間変化のみを測定すれば充分である場合には、光学的ゲ
ート手段を通過した光束を検出する光検出器は、その光
束を光像として検出するものではなく、単に光量を検出
するものでもよい。
間変化のみを測定すれば充分である場合には、光学的ゲ
ート手段を通過した光束を検出する光検出器は、その光
束を光像として検出するものではなく、単に光量を検出
するものでもよい。
【0055】また、光路長可変手段は、パルスレーザ光
源から出力されたパルス光を分岐するビームスプリッタ
(光束分岐手段)と試料との間の励起光学系の光路上、
あるいは、ビームスプリッタ(光束分岐手段)と光学的
ゲート手段との間のゲート光学系だけでなく、試料と光
学的ゲート手段との間の発光光学系の光路上に設けられ
てもよい。また、これら3つの光学系のうちの任意の2
つの光学系に設けられてもよく、これら3つの光学系の
全てに設けられてもよい。さらに、複数の光学系に設け
られる場合でも、それぞれが独立して光路長を設定する
こととしてもよいし、また、第3の実施形態のように互
いに連動して光路長を設定することとしてもよい。
源から出力されたパルス光を分岐するビームスプリッタ
(光束分岐手段)と試料との間の励起光学系の光路上、
あるいは、ビームスプリッタ(光束分岐手段)と光学的
ゲート手段との間のゲート光学系だけでなく、試料と光
学的ゲート手段との間の発光光学系の光路上に設けられ
てもよい。また、これら3つの光学系のうちの任意の2
つの光学系に設けられてもよく、これら3つの光学系の
全てに設けられてもよい。さらに、複数の光学系に設け
られる場合でも、それぞれが独立して光路長を設定する
こととしてもよいし、また、第3の実施形態のように互
いに連動して光路長を設定することとしてもよい。
【0056】また、可動直角ミラーや固定直角ミラーの
構成は、上記実施形態で述べた構成に限られるものでは
なく、例えば、3枚の反射面で構成されたコーナーキュ
ーブ形状のリトロリフレクタを用いてもよいし、より多
数の反射鏡を組み合わせて構成されてもよい。
構成は、上記実施形態で述べた構成に限られるものでは
なく、例えば、3枚の反射面で構成されたコーナーキュ
ーブ形状のリトロリフレクタを用いてもよいし、より多
数の反射鏡を組み合わせて構成されてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、まず、パルス光源から出力されたパルス光は、光
束分岐手段によって第1および第2の光束に分岐され
る。第1の光束に基づいて励起光学系によって形成され
たパルス励起光は被測定試料に照射され、これによって
生じた発光は、発光光学系によって光学的ゲート手段に
導かれる。一方、第2の光束に基づいてゲート光学系に
よって形成されたゲートパルス光は、光学的ゲート手段
に導かれる。発光は、ゲートパルス光が入射している時
には、光学的ゲート手段を透過し光検出手段によって検
出されるが、そうでない時には、透過することができな
い。そして、励起光学系および発光光学系の光路長とゲ
ート光学系の光路長との間の光路長差が光路長可変手段
によって可変に設定される。光学的ゲート手段として、
光カー媒質や可飽和吸収体からなるものが利用される。
れば、まず、パルス光源から出力されたパルス光は、光
束分岐手段によって第1および第2の光束に分岐され
る。第1の光束に基づいて励起光学系によって形成され
たパルス励起光は被測定試料に照射され、これによって
生じた発光は、発光光学系によって光学的ゲート手段に
導かれる。一方、第2の光束に基づいてゲート光学系に
よって形成されたゲートパルス光は、光学的ゲート手段
に導かれる。発光は、ゲートパルス光が入射している時
には、光学的ゲート手段を透過し光検出手段によって検
出されるが、そうでない時には、透過することができな
い。そして、励起光学系および発光光学系の光路長とゲ
ート光学系の光路長との間の光路長差が光路長可変手段
によって可変に設定される。光学的ゲート手段として、
光カー媒質や可飽和吸収体からなるものが利用される。
【0058】このように光学的ゲート手段を用いたの
で、発光の透過・遮断の高速かつ短い周期のゲート動作
が可能であるので、時間分解能が高い測定が可能とな
り、また、数十MHz周期でパルス光を出力するパルス
光源を用いた場合でも、そのパルス光すべてを有効に利
用することができる。特に、変化の速い生物試料のダイ
ナミクスについても、生物試料へ与えるダメージを最小
限にして測定することができる。
で、発光の透過・遮断の高速かつ短い周期のゲート動作
が可能であるので、時間分解能が高い測定が可能とな
り、また、数十MHz周期でパルス光を出力するパルス
光源を用いた場合でも、そのパルス光すべてを有効に利
用することができる。特に、変化の速い生物試料のダイ
ナミクスについても、生物試料へ与えるダメージを最小
限にして測定することができる。
【0059】また、光路長可変手段として、少なくとも
一方が移動可能であって相互間で光束を複数回往復させ
る1対の反射鏡群を用いることにより、僅かな移動量に
対して大きな光路長差を得ることができるので、高い時
間分解能かつ短い周期で測定できることに加えて、発光
を長時間に亘って時間分解測定することも可能になる。
一方が移動可能であって相互間で光束を複数回往復させ
る1対の反射鏡群を用いることにより、僅かな移動量に
対して大きな光路長差を得ることができるので、高い時
間分解能かつ短い周期で測定できることに加えて、発光
を長時間に亘って時間分解測定することも可能になる。
【0060】また、光学的ゲート手段を平板形状とする
とともに、発光とゲートパルス光とを当該平板面に対し
て対称に入射させることにより、被測定試料上の各位置
で同時刻に生じた発光が光学的ゲート手段を透過するこ
とができるので、時間的ボケのない発光の像を検出する
ことができる。時間的ボケが特に顕著な問題となる高速
ゲート動作が可能な光学的ゲート手段が用いられる場合
であっても、シャープな発光像を高い時間分解能で測定
することができる。
とともに、発光とゲートパルス光とを当該平板面に対し
て対称に入射させることにより、被測定試料上の各位置
で同時刻に生じた発光が光学的ゲート手段を透過するこ
とができるので、時間的ボケのない発光の像を検出する
ことができる。時間的ボケが特に顕著な問題となる高速
ゲート動作が可能な光学的ゲート手段が用いられる場合
であっても、シャープな発光像を高い時間分解能で測定
することができる。
【0061】また、光学的ゲート手段および光検出手段
を2組備えて、それぞれが発光の互いに異なる方向の直
線偏光成分を検出することにより、発光の異方性を求め
ることができ、さらに、その異方性の時間変化から発光
分子の回転緩和時間を求めることができ、これによっ
て、高い時間分解能かつ短い周期で発光分子の運動に関
する情報を得ることができる。
を2組備えて、それぞれが発光の互いに異なる方向の直
線偏光成分を検出することにより、発光の異方性を求め
ることができ、さらに、その異方性の時間変化から発光
分子の回転緩和時間を求めることができ、これによっ
て、高い時間分解能かつ短い周期で発光分子の運動に関
する情報を得ることができる。
【図1】第1の実施形態に係る時間分解発光イメージン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図2】第2の実施形態に係る時間分解発光イメージン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図3】第3の実施形態に係る時間分解発光イメージン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図4】第4の実施形態に係る時間分解発光イメージン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図5】第5の実施形態に係る時間分解発光イメージン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図6】従来の時間分解発光イメージング装置の構成図
である。
である。
1…パルスレーザ光源、2…ビームスプリッタ、3…第
2高調波発生器、4…ビームエクスパンダ、5…パルス
励起光、6…ダイクロイックミラー、7…対物レンズ、
8…試料、9…励起光吸収フィルタ、10…発光、11
…偏光子、12…光カーゲート、13…検光子、14…
可動直角ミラー、15…平面ミラー、16…1/2波長
板、17…ビームエクスパンダ、18…ゲートパルス
光、19…結像レンズ、20…2次元光検出器、21…
処理装置、22…偏光ビームスプリッタ、23…可動直
角ミラー、24…固定直角ミラー、25…1/4波長
板、26…固定平面ミラー、27,28…平面ミラー、
29…偏光ビームスプリッタ、30…可動直角ミラー、
31…固定直角ミラー、32…1/4波長板、33…固
定平面ミラー、34,35,36…平面ミラー、37…
可動ステージ、38…平面ミラー、39…ゲートパルス
光吸収フィルタ、40…偏光ビームスプリッタ、41…
ダイクロイックミラー、42…1/2波長板、43…ダ
イクロイックミラー、44…光カーゲート、45…検光
子、46…ビームスプリッタ、47…ゲートパルス光吸
収フィルタ、48…結像レンズ、49…2次元光検出
器。
2高調波発生器、4…ビームエクスパンダ、5…パルス
励起光、6…ダイクロイックミラー、7…対物レンズ、
8…試料、9…励起光吸収フィルタ、10…発光、11
…偏光子、12…光カーゲート、13…検光子、14…
可動直角ミラー、15…平面ミラー、16…1/2波長
板、17…ビームエクスパンダ、18…ゲートパルス
光、19…結像レンズ、20…2次元光検出器、21…
処理装置、22…偏光ビームスプリッタ、23…可動直
角ミラー、24…固定直角ミラー、25…1/4波長
板、26…固定平面ミラー、27,28…平面ミラー、
29…偏光ビームスプリッタ、30…可動直角ミラー、
31…固定直角ミラー、32…1/4波長板、33…固
定平面ミラー、34,35,36…平面ミラー、37…
可動ステージ、38…平面ミラー、39…ゲートパルス
光吸収フィルタ、40…偏光ビームスプリッタ、41…
ダイクロイックミラー、42…1/2波長板、43…ダ
イクロイックミラー、44…光カーゲート、45…検光
子、46…ビームスプリッタ、47…ゲートパルス光吸
収フィルタ、48…結像レンズ、49…2次元光検出
器。
Claims (12)
- 【請求項1】 パルス光を出力するパルス光源と、 前記パルス光を分岐して第1の光束と第2の光束とを生
成する光束分岐手段と、 前記第1の光束に基づいてパルス励起光を形成し、前記
パルス励起光を被測定試料に照射する励起光学系と、 前記被測定試料に前記パルス励起光が照射されて生じた
発光を入射して所定位置に導く発光光学系と、 前記第2の光束に基づいてゲートパルス光を形成し、前
記所定位置に導くゲート光学系と、 前記所定位置に配され、前記ゲートパルス光が入射して
いる時には前記発光を透過させ、そうでない時には前記
発光を透過させない第1の光学的ゲート手段と、 前記第1の光学的ゲート手段から出射された前記発光を
検出する第1の光検出手段と、 前記励起光学系および前記発光光学系の光路長と、前記
ゲート光学系の光路長との間の光路長差を設定する光路
長可変手段と、 を備えることを特徴とする時間分解発光イメージング装
置。 - 【請求項2】 前記光路長可変手段は、 前記ゲート光学系の光路上に互いに対向して配置された
1対の反射鏡群と、 前記1対の反射鏡群のうち少なくとも一方を、前記光束
分岐手段から到達した光束の光軸に平行な方向に移動す
る移動手段と、 を備え、 前記光束分岐手段から到達した光束を、前記1対の反射
鏡群の間で少なくとも1回以上往復させた後、前記所定
位置に向けて出射する、 ことを特徴とする請求項1記載の時間分解発光イメージ
ング装置。 - 【請求項3】 前記光路長可変手段は、 前記励起光学系の光路上に互いに対向して配置された1
対の反射鏡群と、 前記1対の反射鏡群のうち少なくとも一方を、前記光束
分岐手段から到達した光束の光軸に平行な方向に移動す
る移動手段と、 を備え、 前記光束分岐手段から到達した光束を、前記1対の反射
鏡群の間で少なくとも1回以上往復させた後、前記被測
定試料に向けて出射する、 ことを特徴とする請求項1記載の時間分解発光イメージ
ング装置。 - 【請求項4】 前記光路長可変手段は、 前記発光光学系の光路上に互いに対向して配置された1
対の反射鏡群と、 前記1対の反射鏡群のうち少なくとも一方を、前記被測
定試料から到達した光束の光軸に平行な方向に移動する
移動手段と、 を備え、 前記被測定試料から到達した光束を、前記1対の反射鏡
群の間で少なくとも1回以上往復させた後、前記所定位
置に向けて出射する、 ことを特徴とする請求項1記載の時間分解発光イメージ
ング装置。 - 【請求項5】 前記光路長可変手段は、前記ゲート光学
系と前記励起光学系の光路長または前記ゲート光学系と
前記発光光学系の光路長について、一方を増加させ他方
を減少させる、ことを特徴とする請求項1記載の時間分
解発光イメージング装置。 - 【請求項6】 前記発光光学系の光路上に設けられ前記
発光の一部を反射し残部を透過させ、透過した前記発光
を前記第1の光学的ゲート手段に入射させる発光分岐手
段と、 前記ゲート光学系の光路上に設けられ前記ゲートパルス
光の一部を反射し残部を透過させ、透過した前記ゲート
パルス光を前記第1の光学的ゲート手段に入射させるゲ
ートパルス光分岐手段と、 前記発光分岐手段で反射された前記発光と、前記ゲート
パルス光分岐手段で反射された前記ゲートパルス光とを
入射し、前記ゲートパルス光が入射している時には前記
発光を透過させ、そうでない時には前記発光を透過させ
ない第2の光学的ゲート手段と、 前記第2の光学的ゲート手段から出射された前記発光を
検出する第2の光検出手段と、 を更に備え、 前記第1および前記第2の光検出手段それぞれは、前記
発光の互いに異なる方向の直線偏光成分それぞれを検出
する、 ことを特徴とする請求項1記載の時間分解発光イメージ
ング装置。 - 【請求項7】 前記第1の光学的ゲート手段は、平板形
状であるとともに、前記発光と前記ゲートパルス光とを
当該平板面に対して対称に入射させる、ことを特徴とす
る請求項1記載の時間分解発光イメージング装置。 - 【請求項8】 前記第2の光学的ゲート手段は、平板形
状であるとともに、前記発光と前記ゲートパルス光とを
当該平板面に対して対称に入射させる、ことを特徴とす
る請求項6記載の時間分解発光イメージング装置。 - 【請求項9】 前記第1の光学的ゲート手段は、 前記発光を入射し、第1の方向の直線偏光の光束を出射
する偏光子と、 前記ゲートパルス光および前記偏光子から出射された光
束を入射し、前記ゲートパルス光の光量に応じて複屈折
率が変化して、前記偏光子から出射された光束を、前記
ゲートパルス光の光量に応じた楕円率の楕円偏光に変換
して出射する光カー効果を利用した光カーゲートと、 前記光カーゲートから出射された光束を入射し、前記第
1の方向と直交する第2の方向の直線偏光の光束を出射
する検光子と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の時間分解発光
イメージング装置。 - 【請求項10】 前記第2の光学的ゲート手段は、 前記発光を入射し、第3の方向の直線偏光の光束を出射
する偏光子と、 前記ゲートパルス光および前記偏光子から出射された光
束を入射し、前記ゲートパルス光の光量に応じて複屈折
率が変化して、前記偏光子から出射された光束を、前記
ゲートパルス光の光量に応じた楕円率の楕円偏光に変換
して出射する光カー効果を利用した光カーゲートと、 前記光カーゲートから出射された光束を入射し、前記第
3の方向と直交する第4の方向の直線偏光の光束を出射
する検光子と、 を備えることを特徴とする請求項6記載の時間分解発光
イメージング装置。 - 【請求項11】 前記第1の光学的ゲート手段は、前記
ゲートパルス光が入射している時には前記発光を透過
し、そうでない時には前記発光を透過させない可飽和吸
収体を備える、ことを特徴とする請求項1記載の時間分
解発光イメージング装置。 - 【請求項12】 前記第2の光学的ゲート手段は、前記
ゲートパルス光が入射している時には前記発光を透過
し、そうでない時には前記発光を透過させない可飽和吸
収体を備える、ことを特徴とする請求項6記載の時間分
解発光イメージング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP321396A JPH09189612A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 時間分解発光イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP321396A JPH09189612A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 時間分解発光イメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189612A true JPH09189612A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11551175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP321396A Pending JPH09189612A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 時間分解発光イメージング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09189612A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7002162B1 (en) | 1999-05-20 | 2006-02-21 | Hamamatsu Photonics K.K. | Instrument for measuring lifetime of fluorescene |
| JP2013088244A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Seiko Epson Corp | 成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法 |
| JP2013224838A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Seiko Epson Corp | 成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法 |
| CN107884079A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-04-06 | 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 | 单发次超短激光脉冲宽度测量装置及测量方法 |
| CN114326254A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-04-12 | 西安交通大学 | 一种基于光学双折射效应的飞秒双开关光克尔门及实现方法 |
| CN114567772A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-31 | 西北核技术研究所 | 一种像增强器光学门控时间特性的测量方法及测量系统 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP321396A patent/JPH09189612A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7002162B1 (en) | 1999-05-20 | 2006-02-21 | Hamamatsu Photonics K.K. | Instrument for measuring lifetime of fluorescene |
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| JP2013224838A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Seiko Epson Corp | 成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法 |
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| CN107884079B (zh) * | 2017-12-11 | 2023-11-03 | 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 | 单发次超短激光脉冲宽度测量装置及测量方法 |
| CN114326254A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-04-12 | 西安交通大学 | 一种基于光学双折射效应的飞秒双开关光克尔门及实现方法 |
| CN114567772A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-31 | 西北核技术研究所 | 一种像增强器光学门控时间特性的测量方法及测量系统 |
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