JPH09190112A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH09190112A
JPH09190112A JP1810996A JP1810996A JPH09190112A JP H09190112 A JPH09190112 A JP H09190112A JP 1810996 A JP1810996 A JP 1810996A JP 1810996 A JP1810996 A JP 1810996A JP H09190112 A JPH09190112 A JP H09190112A
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JP
Japan
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transfer material
heating
fixing device
conveying means
developer image
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JP1810996A
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English (en)
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Tomoaki Nakai
智朗 中居
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シリコーンゴム層を薄くすること
なく、また、定着ローラに内包したヒータによる急激な
温度上昇を行うことなく、画像光沢ムラを抑制すること
のできる定着装置及び画像形成装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 定着ローラ10の表面の転写材突入側
に、補助的なヒータ16を配置し、定着ローラ10と加
圧ローラ11により転写材5の挟持搬送が行われ、内蔵
ヒータ15により加熱が行われる際、定着ローラ10が
1周し終えたタイミングで、補助的なヒータ16を加熱
して、転写材5により奪われた熱量を定着ローラ10の
表面に直接与え、定着ローラ10の1周目と2周目の定
着温度の変化を抑えて、光沢ムラを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を加熱によ
り溶融して定着せしめる定着装置及びこの定着装置を備
えた電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置の一
つであるフルカラープリンタは図7に示すように構成さ
れている。図7において、1はレーザースキャナユニッ
トであり、該レーザースキャナユニット1からレーザー
ドライバ(図示せず)のON/OFF信号に基づいて照
射したレーザービームを感光ドラム2上に結像、走査さ
せて、感光ドラム2上に潜像を形成している。
【0003】そして、この潜像は、矢印で示すように反
時計回りに回転する現像ロータリユニット3に収容され
た現像カートリッジによって現像される。つまり、各現
像カートリッジ内には、それぞれマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの4色のトナーが収容されており、各
現像カートリッジが現像時に感光ドラム2に対して例え
ば300μm程度の一定の間隙を有して対向することに
より、感光ドラム2上の潜像に各トナーを付着させ、例
えばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順で現像
する。
【0004】一方、給紙カセット4に収容されている紙
等の転写材5は、上記工程に伴って給紙カセット4から
供給され、レジストローラ6に挟まれた状態で一旦停止
するが、転写ドラム7に当接した吸着ローラ8によって
転写ドラム7上に静電気が付与され、転写材5は転写ド
ラム7と吸着ローラ8との間を通過した後、静電吸着し
て転写ドラム7に巻き付き、この時点で吸着ローラ8は
転写ドラム7から離れる。
【0005】このようにして転写ドラム7に巻き付いた
転写材5上に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック
の各色ごと形成されたトナー像が各色ごとに転写され、
色の重ね合わせによるフルカラー画像が形成される。
【0006】次に、フルカラー画像の転写が行われた転
写材5は、転写ドラム7に当接した分離爪9により転写
ドラム7から分離され、転写材搬送手段たる定着ローラ
10と加圧ローラ11とを有する定着装置に搬送され
る。
【0007】そして、転写材5上のフルカラートナー画
像は該定着ローラ10と加圧ローラ11によって加熱及
び加圧されることにより転写材5上に定着され、その
後、排紙コロ12を介して機外へ排出される。
【0008】なお、転写工程が終わった転写ドラム7
は、転写クリーナユニット13によて、転写ドラム7に
残留したトナーの回収と転写ドラムのクリーニング、除
電ローラ14にって残留電荷の除去が行われる。
【0009】以上の全工程で、1枚のフルカラーの画像
形成が行われ、紙等の転写材に色再現性の優れた画像を
形成していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、一般に離型性を良くするため、定着ローラ1
0は金属製のローラ表面にシリコーンゴムをコートして
いるが、転写材5が定着装置を通るときに定着ローラ1
0の熱を奪って温度低下を起こし、シリコーンゴムの熱
伝導率が小さく温度上昇に時間がかかるため、定着ロー
ラ10の1周目と2周目以降で定着温度差が生じること
があった。その結果、定着温度が高ければ光沢も高くな
り、逆に定着温度が低ければ光沢も低くなるので画像光
沢ムラが発生し、見た目が悪くなるとことがあった。例
えば、定着ローラ10内に配設された加熱手段たるハロ
ゲンヒータ(図示せず)の平均電力を220W、ローラ
周速100mm/sec、ニップ部は5〜6m幅程度、
定着温度170℃として、秤量80g/m2 の一般的な
コピー用紙を定着装置50に突入させると、定着ローラ
10の表面温度は1周目と2周目で10℃程低下するこ
とが本実験より得られている。
【0011】そこで、シリコーンゴム層の厚みを薄くす
ることが考えられるが、この場合、定着ニップ部は図8
(A)に示すような状態となり、図8(B)のように、
転写材上のトナーを定着ローラ10が包み込むようにし
て定着する定着効率が良い効果(包み込み効果)が得ら
れなくなり、カラー画像の多重トナー上層の端部では定
着不良を生じることがあった。特に透明転写材を定着し
たとき、オーバーヘッドプロジェクターによりスクリー
ンに投影した場合顕著に現われ、カラー画像の一部が暗
くなる疑似輪郭を生じることがあった。
【0012】また、温度低下をヒータの温度上昇により
補うことも考えられるが、定着ローラ10の熱容量が大
きいため定着ローラ10の表面の急激な温度上昇は望め
ない。また、性能を向上したヒータに変え急激な温度上
昇を行うと、界面温度の上昇により定着ローラ10の材
質変形、劣化、コスト上昇、耐久、安全性の低下や、金
属製のローラとシリコーンゴムの剥れ、さらには、オー
バーシュート等が生じるがあった。
【0013】そこで、本発明は、シリコーンゴム層を薄
くすることなく、また、定着ローラに内包したヒータに
よる急激な温度上昇を行うことなく、画像光沢ムラを抑
制することのできる定着装置及び画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、未定着現像剤像を担持した転写
材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段
を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱
手段とを有し、転写材を挟持搬送しながら加熱すること
により未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させ
る定着装置において、上記加熱手段は、少なくとも上記
転写材搬送手段の挟持部よりも転写材搬送方向上流側で
上記転写材搬送手段の転写材との接触面側を加熱する位
置に配設されていることにより達成される。
【0015】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明の加熱手段の他に、転写材
搬送手段の転写材との非接触面側から加熱を行う加熱手
段を備え、上記第1の発明の加熱手段が、転写材が挟持
搬送される際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1
周した後に加熱駆動されることにより達成される。
【0016】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、転写材に未定着現像剤像を形成する画
像形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することに
より未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる
定着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担
持した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写
材搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せ
しめる加熱手段とを有している画像形成装置において、
上記定着装置の加熱手段は、上記転写材搬送手段の挟持
部よりも転写材搬送方向上流側で上記転写材搬送手段の
転写材との接触面側を加熱する位置と、上記転写材搬送
手段の転写材との非接触面側から加熱を行う位置に配設
されており、上記転写材搬送手段の転写材との接触面側
を加熱する位置に配設された加熱手段を、転写材が挟持
搬送される際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1
周した後に加熱駆動するように設定された制御手段を備
えたことにより達成される。
【0017】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明の加熱手段が、転写材搬送
手段の転写材との接触面側だけでなく、転写材搬送手段
の挟持部に突入前の転写材を加熱する位置に配設されて
おり、転写材の該挟持部への突入の前後にわたって加熱
駆動されることにより達成される。
【0018】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、転写材に未定着現像剤像を形成する画
像形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することに
より未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる
定着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担
持した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写
材搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せ
しめる加熱手段とを有している画像形成装置において、
上記定着装置の加熱手段は、上記転写材搬送手段の挟持
部よりも転写材搬送方向上流側で上記転写材搬送手段の
転写材との接触面側を加熱する位置であって、上記転写
材搬送手段の挟持部に突入前の転写材を加熱する位置に
配設されており、該加熱手段を、転写材の該挟持部への
突入の前後にわたって加熱駆動するように設定された制
御手段を備えたことにより達成される。
【0019】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、未定着現像剤像を担持した転写材を挟持搬
送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段を介して転
写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱手段とを有
し、転写材を挟持搬送しながら加熱することにより未定
着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定着装置
において、上記転写材搬送手段は、転写材を挟持搬送す
る際、転写材との接触面の1周目よりも2周目の方が遅
いスピードで駆動されることにより達成される。
【0020】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、転写材に未定着現像剤像を形成する画
像形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することに
より未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる
定着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担
持した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写
材搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せ
しめる加熱手段とを有している画像形成装置において、
上記転写材搬送手段を、転写材の挟持搬送時に、転写材
との接触面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで
駆動するように設定された制御手段を備えたことにより
達成される。
【0021】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、未定着現像剤像を担持した転写材を挟持搬
送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段を介して転
写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱手段とを有
し、転写材を挟持搬送しながら加熱することにより未定
着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定着装置
において、上記転写材搬送手段の転写材との接触部の外
周の長さは、規定されている転写材の長さより長いこと
により達成される。
【0022】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、加熱手段は、少なくとも転写材搬送手段の挟持部よ
りも転写材搬送方向上流側で転写材搬送手段の転写材と
の接触面側を加熱する位置に配設されているので、転写
材搬送手段の転写材との接触面を直接加熱し、転写材及
び現像剤像によって奪われた熱を補う。
【0023】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の加熱手段の他に、転写材搬送手段
の転写材との非接触面側から加熱を行う加熱手段を備
え、上記第1の発明の加熱手段が、転写材が挟持搬送さ
れる際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1周した
後に加熱駆動されるので、この1周のうちに転写材及び
現像剤像によって奪われた熱を直ちに補い、1周目と2
周目とでの温度変化を無くす。
【0024】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、定着装置に、転写材搬送手段の挟持部よりも転写材
搬送方向上流側で転写材搬送手段の転写材との接触面側
を加熱する加熱手段と、転写材搬送手段の転写材との非
接触面側から加熱を行う加熱手段とを備え、画像形成装
置の制御手段により、上記転写材搬送手段の転写材との
接触面側を加熱する加熱手段を、転写材が挟持搬送され
る際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1周した後
に加熱駆動せしめるので、この1周のうちに転写材及び
現像剤像によって奪われた熱を直ちに補い、1周目と2
周目とでの温度変化を無くす。
【0025】また、本出願に係る第4の発明において
は、上記第1の発明の加熱手段が、転写材搬送手段の転
写材との接触面側だけでなく、転写材搬送手段の挟持部
に突入前の転写材を加熱する位置に配設されており、転
写材の該挟持部への突入の前後にわたって加熱駆動され
るので、転写材と転写材搬送手段の温度差が小さくな
り、転写材が転写材搬送手段から奪う熱量を小さくす
る。
【0026】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、定着装置に、転写材搬送手段の転写材との接触面側
だけでなく、転写材搬送手段の挟持部に突入前の転写材
を加熱する加熱手段を備え、画像形成装置の制御手段に
より、該加熱手段を転写材の該挟持部への突入の前後に
わたって加熱駆動するので、転写材と転写材搬送手段の
温度差が小さくなり、転写材が転写材搬送手段から奪う
熱量を小さくする。
【0027】また、本出願に係る第6の発明によれば、
転写材搬送手段は、転写材を挟持搬送する際、転写材と
の接触面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで駆
動されるので、2周目における画像光沢度を低下させな
い。
【0028】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、定着装置の転写材搬送手段を、画像形成装置の制御
手段により、転写材を挟持搬送する際、転写材との接触
面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで駆動する
ので、2周目における画像光沢度を低下させない。
【0029】また、本出願に係る第6の発明において
は、転写材搬送手段の転写材との接触部の外周の長さ
を、規定されている転写材の長さより長くしたので、転
写材の定着は転写材搬送手段の該転写材との接触面が1
周するうちに終了するので、転写材によって熱を奪われ
た部分によって定着が行われることがなく光沢ムラを発
生させない。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0031】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施
形態の画像形成装置は図2に示すように従来例と同様な
電子写真方式のプリンタであるが、定着ローラ10の外
側にもヒータ16が設けられているところが従来例と異
なる。なお、従来例との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0032】図1は本発明の第1の実施形態における定
着装置を示す図であり、同図においては10は転写材搬
送手段たる定着ローラであり、該定着ローラ10は、カ
ラー画像の単色から四色の多重のトナーの厚さ(数μm
〜数十μm)に対処するためにアルミニウム等の芯金に
シリコーンゴム等の弾性層が数十μm以上設けられてい
る。
【0033】この定着ローラ10には同じく転写材搬送
手段たる加圧ローラ11が圧接するように配設されてお
り、互いに回転しながら圧接部で転写材5を挟持搬送す
るが、定着ローラ10及び加圧ローラ11の内部には、
加熱手段たるハロゲンヒータ15が配設されているた
め、転写材5及び転写材5上の未定着現像剤像は、加圧
及び加熱を受け、定着されて排紙される。
【0034】従って、定着ローラ10の熱は、転写材5
及び転写材5上の現像剤像によって奪われ、温度低下を
起こし、定着ローラ10の1周目と2周目で温度差を生
ずることがある。
【0035】そこで、本実施形態では、補助的な加熱手
段としてヒータ16を、熱効率等の理由から定着ローラ
10の表面の転写材突入側に配置し、また、定着ローラ
10の表面のシリコーンゴムの変形、劣化等を防止する
ため、定着ローラ10の表面温度が200℃以下になる
ように設定する。
【0036】そして、この定着ローラ10付近に設置し
た補助的なヒータ16を、定着ローラ10が1周し終え
たタイミングで点灯させることにより、定着ローラ10
の表面を加熱する。これにより、転写材5及び現像剤像
により奪われた熱量を定着ローラ10の表面に直接与
え、定着ローラ10の1周目と2周目の定着温度の変化
を抑えることにより光沢ムラを防止できる。
【0037】なお、補助的なヒータ16は、ハロゲンヒ
ータ、セラミックヒータ、電熱線等でも良い。
【0038】また、ヒータ15及びヒータ16の制御手
段としては、公知のCPU等を用いれば良く、制御手段
は定着装置側に配設しても、画像形成装置本体側に配設
しても良い。
【0039】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図3に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0040】図3は本発明の第2の実施形態における定
着装置を示す図であり、同図に示すように、本実施形態
は、定着ローラ10の加熱手段であるヒータ17を定着
ローラ10の外側に設け、転写材5と定着ローラ10の
表面を加熱するようにしたものである。
【0041】このヒータ17により、定着ローラ10の
表面温度を例えば170℃に、また転写材5の表面温度
をトナーの融解点、例えば65℃付近になるように設定
する。
【0042】これにより、第1の実施形態の効果に加
え、転写材5と定着ローラ10の温度差が小さくなるこ
とで、転写材5が定着ローラ10の表面から奪う熱量を
小さくし、定着ローラ10の1周目と2周目の定着温度
の変化を抑えることにより光沢ムラを防止できる。
【0043】さらに、定着時転写材5に急激な温度上昇
が起き、転写材5に含まれていた水分が水蒸気となり、
定着前のトナーを吹き飛ばし画像を乱す現象を同様の理
由から防ぐことができる。
【0044】なお、ヒータは、ハロゲンヒータ、セラミ
ックヒータ、電熱線等でも良い。
【0045】また、ヒータ17の制御手段としては、公
知のCPU等を用いれば良く、制御手段は定着装置側に
配設しても、画像形成装置本体側に配設しても良い。
【0046】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
【0047】図4は本発明の第3の実施形態に係る図面
であり、同図において、18は定着用モータコントロー
ル回路、19は定着用モータであり、該定着用モータ1
9により公知の駆動伝達手段を用いて定着ローラ10を
回転駆動するようになっている。なお、加圧ローラ11
は定着ローラ10に従動回転するようになっている。
【0048】図5は、通紙実験を行ったときの定着スピ
ードに対する光沢ムラの関係を示しており、本実施形態
においては、この関係に基づいて定着スピードを制御す
るようにしたものである。
【0049】つまり、転写材が定着装置に突入すると、
定着用モータコントロール回路18により、定着ローラ
10の1周目よりも2周目の定着スピードを抑制するこ
とにより、1周目に温度が低下しても2周目において転
写材及び現像剤に十分な熱を付与し、光沢ムラを防止す
る。
【0050】なお、制御手段たる定着用モータコントロ
ール回路は、定着装置側に配設しても、画像形成装置本
体側に配設しても良い。
【0051】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0052】図6は本発明の第4の実施形態に定着装置
を示す図であり、同図に示すように、本実施形態の定着
ローラ10の外周は、規定されている転写材の長さより
大きくなっている。A4紙縦送りの画像形成装置の場
合、定着ローラ10の外周がA4紙縦の長さ297mm
より大きければ良い。この条件を満たすとき、転写材は
定着ローラ10が1周する内に定着が行われるので光沢
ムラを防止できる。
【0053】また、転写材を連続通紙する場合、常に定
着ローラのある位置に転写材が突入するように、定着ロ
ーラの周長、周速、紙間等を設定することで、定着の均
一化を図ることができる。
【0054】なお、上記の各実施形態においては、定着
装置の転写材搬送手段として定着ローラを用いたが、特
開昭63−313182号公報、特開平2−15787
8号公報、特開平4−44075〜44083号公報等
に開示のように、転写材搬送手段として耐熱性フィルム
を用い、耐熱性のフィルムの一面側に加熱手段を、他面
側に転写材を密着させて転写材をフィルムと共に走行移
動させて加熱手段の熱エネルギーをフィルムを介して転
写材及び該転写材上の現像剤像に付与する方式の定着装
置にも、本発明は適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、加熱手段を、少なくとも転写材搬送手
段の挟持部よりも転写材搬送方向上流側で転写材搬送手
段の転写材との接触面側を加熱する位置に配設したの
で、転写材及び現像剤像によって奪われた熱を補い、光
沢ムラを防ぐことができる。
【0056】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の加熱手段の他に、転写材搬送手段の転
写材との非接触面側から加熱を行う加熱手段を備え、上
記第1の発明の加熱手段が、転写材が挟持搬送される
際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1周した後に
加熱駆動するようにしたので、この1周のうちに転写材
及び現像剤像によって奪われた熱を直ちに補い、1周目
と2周目との温度差を小さくして光沢ムラを防止するこ
とができる。
【0057】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、定着装置に、転写材搬送手段の挟持部よりも転写材
搬送方向上流側で転写材搬送手段の転写材との接触面側
を加熱する加熱手段と、転写材搬送手段の転写材との非
接触面側から加熱を行う加熱手段とを備え、画像形成装
置の制御手段により、上記転写材搬送手段の転写材との
接触面側を加熱する加熱手段を、転写材が挟持搬送され
る際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1周した後
に加熱駆動せしめるので、この1周のうちに転写材及び
現像剤像によって奪われた熱を直ちに補い、1周目と2
周目とでの温度変化を無くして光沢ムラを防ぐことがで
きる。
【0058】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明の加熱手段を、転写材搬送手段の転写材
との接触面側だけでなく、転写材搬送手段の挟持部に突
入前の転写材を加熱する位置に配設して、転写材の該挟
持部への突入の前後にわたって加熱駆動するので、転写
材と転写材搬送手段の温度差が小さくなり、転写材が転
写材搬送手段から奪う熱量を小さくして光沢ムラを防ぐ
ことができる。さらに、定着時に転写材に急激な温度上
昇が起き、転写材に含まれていた水分が水蒸気となり、
定着前のトナーを吹き飛ばし画像を乱す現象も防ぐこと
ができる。
【0059】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、定着装置に、転写材搬送手段の転写材との接触面側
だけでなく、転写材搬送手段の挟持部に突入前の転写材
を加熱する加熱手段を備え、画像形成装置の制御手段に
より、該加熱手段を転写材の該挟持部への突入の前後に
わたって加熱駆動するので、転写材と転写材搬送手段の
温度差が小さくなり、転写材が転写材搬送手段から奪う
熱量を小さくして光沢ムラを防ぐことができる。さら
に、定着時に転写材に急激な温度上昇が起き、転写材に
含まれていた水分が水蒸気となり、定着前のトナーを吹
き飛ばし画像を乱す現象も防ぐことができる。
【0060】また、本出願に係る第6の発明によれば、
転写材搬送手段は、転写材を挟持搬送する際、転写材と
の接触面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで駆
動されるので、2周目における画像光沢度の低下を防
ぎ、光沢ムラを防ぐことができる。
【0061】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、定着装置の転写材搬送手段を、画像形成装置の制御
手段により、転写材を挟持搬送する際、転写材との接触
面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで駆動する
ので、2周目における画像光沢度を低下を防ぎ、光沢ム
ラを防ぐことができる。
【0062】また、本出願に係る第6の発明において
は、転写材搬送手段の転写材との接触部の外周の長さ
を、規定されている転写材の長さより長くしたので、転
写材の定着は転写材搬送手段の該転写材との接触面が1
周するうちに終了するので、転写材によって熱を奪われ
た部分によって定着が行われることがなく光沢ムラを防
ぐことができる。さらに、定着スピードの高速化も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における定着装置の模
式図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
の模式図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における定着装置の模
式図である。
【図4】本発明の第3の実施形態における定着モータ制
御のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における定着スピード
と光沢度の関係を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における定着装置の模
式図である。
【図7】従来の画像形成装置の模式図である。
【図8】包み込み効果を説明する図である。
【符号の説明】
5 転写材 10 定着ローラ(転写材搬送手段) 11 加圧ローラ(転写材搬送手段) 15 ヒータ(転写材搬送手段の転写材との非接触面側
から加熱する加熱手段) 16 ヒータ(転写材搬送手段の転写材との接触面側か
ら加熱する加熱手段) 17 ヒータ(転写材搬送手段の転写材との接触面側か
ら転写材搬送手段及び転写材を加熱する加熱手段) 18 定着モータコントローラ(転写材搬送手段のスピ
ードの制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着現像剤像を担持した転写材を挟持
    搬送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段を介して
    転写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱手段とを
    有し、転写材を挟持搬送しながら加熱することにより未
    定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定着装
    置において、上記加熱手段は、少なくとも上記転写材搬
    送手段の挟持部よりも転写材搬送方向上流側で上記転写
    材搬送手段の転写材との接触面側を加熱する位置に配設
    されていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加熱手段の他に、転写
    材搬送手段の転写材との非接触面側から加熱を行う加熱
    手段を備え、請求項1に記載の加熱手段は、転写材が挟
    持搬送される際、転写材搬送手段の転写材との接触面が
    1周した後に加熱駆動されることとする請求項1に記載
    の定着装置。
  3. 【請求項3】 転写材に未定着現像剤像を形成する画像
    形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することによ
    り未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定
    着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担持
    した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写材
    搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せし
    める加熱手段とを有している画像形成装置において、上
    記定着装置の加熱手段は、上記転写材搬送手段の挟持部
    よりも転写材搬送方向上流側で上記転写材搬送手段の転
    写材との接触面側を加熱する位置と、上記転写材搬送手
    段の転写材との非接触面側から加熱を行う位置に配設さ
    れており、上記転写材搬送手段の転写材との接触面側を
    加熱する位置に配設された加熱手段を、転写材が挟持搬
    送される際、転写材搬送手段の転写材との接触面が1周
    した後に加熱駆動するように設定された制御手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の加熱手段は、転写材搬
    送手段の転写材との接触面側だけでなく、転写材搬送手
    段の挟持部に突入前の転写材を加熱する位置に配設され
    ており、転写材の該挟持部への突入の前後にわたって加
    熱駆動されることとする請求項1に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 転写材に未定着現像剤像を形成する画像
    形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することによ
    り未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定
    着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担持
    した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写材
    搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せし
    める加熱手段とを有している画像形成装置において、上
    記定着装置の加熱手段は、上記転写材搬送手段の挟持部
    よりも転写材搬送方向上流側で上記転写材搬送手段の転
    写材との接触面側を加熱する位置であって、上記転写材
    搬送手段の挟持部に突入前の転写材を加熱する位置に配
    設されており、該加熱手段を、転写材の該挟持部への突
    入の前後にわたって加熱駆動するように設定された制御
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 未定着現像剤像を担持した転写材を挟持
    搬送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段を介して
    転写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱手段とを
    有し、転写材を挟持搬送しながら加熱することにより未
    定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定着装
    置において、上記転写材搬送手段は、転写材を挟持搬送
    する際、転写材との接触面の1周目よりも2周目の方が
    遅いスピードで駆動されることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 転写材に未定着現像剤像を形成する画像
    形成部と、転写材を挟持搬送しながら加熱することによ
    り未定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定
    着装置とを備え、該定着装置が、未定着現像剤像を担持
    した転写材を挟持搬送する転写材搬送手段と、該転写材
    搬送手段を介して転写材及び未定着現像剤像を加熱せし
    める加熱手段とを有している画像形成装置において、上
    記転写材搬送手段を、転写材の挟持搬送時に、転写材と
    の接触面の1周目よりも2周目の方が遅いスピードで駆
    動するように設定された制御手段を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 未定着現像剤像を担持した転写材を挟持
    搬送する転写材搬送手段と、該転写材搬送手段を介して
    転写材及び未定着現像剤像を加熱せしめる加熱手段とを
    有し、転写材を挟持搬送しながら加熱することにより未
    定着現像剤像を溶融させて転写材上に定着させる定着装
    置において、上記転写材搬送手段の転写材との接触部の
    外周の長さは、規定されている転写材の長さより長いこ
    とを特徴とする定着装置。
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