JPH09190213A - Cad/cam装置 - Google Patents

Cad/cam装置

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JPH09190213A
JPH09190213A JP8021985A JP2198596A JPH09190213A JP H09190213 A JPH09190213 A JP H09190213A JP 8021985 A JP8021985 A JP 8021985A JP 2198596 A JP2198596 A JP 2198596A JP H09190213 A JPH09190213 A JP H09190213A
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cad
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Yutaka Inaba
豊 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 配置制御部8Aは、入力部8Bによって
入力される切断図形(A−N)を、入力される順番に2
つ一組づつに選択する。次に、配置制御部8Aは、各組
の切断図形の少なくとも一方を、所定角度ごとに回転さ
せてからそれらを相互に近接させた後、それらを囲繞す
る最小の矩形の面積を計算する。配置制御部8Aは、こ
のようにして求めた各矩形の面積のなかから最小となる
ものを選択し、それに対応する各組の配置状態を最終的
な配置状態とする。 【効果】 各組の切断図形を回転させてから近接させる
ことで、各切断図形を歩留まりの良く切断配置すること
ができ、さらにその処理及びそれらを囲繞する最小の矩
形の面積の計算をビデオラム上で行うので、処理時間を
短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCAD/CAM装置に関
し、より詳しくは、例えば被加工物をレーザ切断する際
に用いて好適なCAD/CAM装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物をレーザ切断する際に用
いられるCAD/CAM装置は知られており、このよう
な従来の装置では、被加工物から複数の切断図形を切断
するに際して、出来るだけ歩留まりが上がるように、C
AD/CAM装置が備える切断配置部によって予め各切
断図形の切断配置を決定するようにしている。そして、
従来、上記複数の切断図形の切断配置を決める方法の一
つとして、次のような処理を行っていた。すなわち、全
ての切断図形を、2つ一組の切断図形の集合として考え
て、先ず、全ての切断図形を2つ一組づつに組み合わせ
る。次に、各組の2つの切断図形を最も近接させた配置
状態におけるそれらを囲繞する最小の矩形の面積を求め
る。そして、このようにして求めた各組の切断図形の配
置状態で、被加工物に対する各組の切断図形の切断配置
を決定するようにしている。従来では、このようにする
ことで、出来るだけ歩留まりの良い切断配置を決めるよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法では、各組の2つの切断図形の配置状態を決め
る時には、単にそれらを平行移動させて相互に近接させ
ていたものである。このように、従来の方法では、各組
の2つの切断図形を回転させてから相互に近接させると
いうことは行われておらず、したがって、被加工物に対
する製品の歩留まりを向上させる余地があった。また、
従来では、上述した各組の切断図形を平行移動させて相
互に近接させるための演算を各切断図形の各要素同志の
全ての組み合せで行っていたので時間が掛かるという欠
点も指摘されていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、被加工物に対する複数の切断図形の切断配置
を決める配置制御部を備えたCAD/CAM装置におい
て、上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビ
デオラム上に被加工物の形状を割り振る準備工程と、上
記複数の切断図形のうち2つ一組づつの切断図形の組み
合わせを選択する第1選択工程と、上記第1選択工程に
おいて選択した各組の切断図形をビデオラム上に配置し
た後、各組の両切断図形の少なくとも一方を所定角度ご
とに回転させてからそれら両切断図形を近接させ、その
状態におけるそれらを囲繞する最小の矩形の面積をそれ
ぞれ求める演算工程と、各組の切断図形について上記演
算工程で求めた各面積のうちで面積が最小となる両切断
図形の配置状態を選択する第2選択工程とを備えるCA
D/CAM装置を提供するものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、各組の切断図形を回
転させて近接させることにより、最も歩留まりのよい各
組の切断図形の配置状態を選択することができる。その
ため、上述した従来の方法と比較すると、被加工物に対
する製品の歩留まりを向上させることができる。しか
も、各組の切断図形同志を近接させる計算および各組を
囲繞する最小の矩形の面積を求めるのはビデオラム上で
行うので、面積の演算に要する時間を短縮することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下本発明をレーザ加工機に適用した実施例
について説明すると、図1において、1はレーザ加工機
の加工テーブルであり、長方形をした板状の被加工物2
を載置して相互に直交するXY方向に移動できるように
なっている。上記加工テーブル1は駆動手段としてのX
方向モータ3に連動してX方向に移動されるとともに、
Y方向モータ4に連動して上記X方向と直交するY方向
に移動されるようになっている。加工テーブル1の上方
には、集光レンズを内蔵した加工ヘッド5を昇降自在に
設けてあり、この加工ヘッド5は図示しないZ方向モー
タによって所要量だけ昇降できるようになっている。ま
た、レーザ加工機は、レーザ光線Lを発振するレーザ発
振器6を備えるとともに、該レーザ発振器6および上記
各モータ3,4の作動を制御する制御装置7を備えてい
る。上記制御装置7がレーザ発振器6を作動させてレー
ザ光線Lを発振させるとともに、各モータ3,4を作動
させることにより、レーザ光線Lを加工ヘッド5から加
工テーブル1上の被加工物2に照射し、かつ加工ヘッド
5と加工テーブル1とを相対移動させて、被加工物2か
ら多数の切断図形A,B,C………Nを切断するように
なっている。ところで、上述したようにレーザ加工機に
よって被加工物2から多数の切断図形A,B,C………
Nを切断加工する場合には、被加工物2に対して事前に
切断図形A,B,C………Nの切断配置を決めてから切
断を開始する様にしている。本実施例では、切断図形
A,B,C………Nの切断配置は、CAD/CAM装置
8によって決定するようにしている。すなわち、本実施
例では、レーザ発振器6および各モータ3,4の作動を
制御する制御装置7とは別に、被加工物2に対する切断
図形A,B,C………Nの切断配置を決定する配置制御
部8Aを有するCAD/CAM装置8を備えている。本
実施例では、CAD/CAM装置8で加工データを作成
したら、オンライン、フロッピーディスク、またはIC
カード等で配置制御部8Aから上記制御装置7に加工デ
ータを伝達するようにしている。ここで、上記複数の切
断図形A,B,C………Nを被加工物2から切断しよう
とする場合について説明する。この場合、長方形をした
被加工物2の長辺および短辺の長さおよび切断図形A,
B,C………Nの形状と大きさが入力部8BからCAD
/CAM装置8に入力されると、CAD/CAM装置8
の記憶部8Cは入力部8Bから入力された情報を記憶す
るとともに、その情報を配置制御部8Aに伝達する。す
ると、配置制御部8Aは入力されたデータを元にして、
CAD/CAM装置8が本来備えているビデオラム8D
を利用して、被加工物2に対する各切断図形A,B,C
………Nの切断配置を次のようにして決定する。すなわ
ち、配置制御部8Aは、先ずビデオラム8D上に長方形
をした被加工物2の大きさを割り振る(図2、図18の
S1)。これは、切断図形A,B,C………Nの切断配
置を決定するための準備工程である。なお、ビデオラム
8D上に割り振られた被加工物2の形状、および後述す
る切断図形A,B,C………Nの形状は表示手段8Eに
よって表示される様になっている(図1)。次に、配置
制御部8Aは、記憶部8Cから伝達される各切断図形
A,B,C………Nを、それらが入力部8Bに入力され
た順に2つ一組づつの組み合わせを選択する(図18の
S2)。つまり、最初に入力部8Bによって入力された
切断図形Aと、その次に入力された切断図形Bとを第1
組とし、3番目に入力された切断図形Cと4番目に入力
された切断図形Dとを第2組というように、記憶部8C
から配置制御部8Aに伝達される各切断図形を2つ一組
の切断図形に組み合わせる。本実施例では、この工程を
第1選択工程S2としている。なお、このようにして、
2つ一組にした組み合わせた後に、最後に1つだけ切断
図形が残った場合には、その切断図形は、第1選択工程
S2における処理の対象とはしないが、最後の1つであ
る旨は配置制御部8Aが認識する。上述のようにして、
第1選択工程S2において、2つ一組の切断図形を選択
したら、配置制御部8Aは、この後、次のようにして各
組の切断図形を囲繞する最小の矩形の面積を求める。こ
こで、例えば、図3に示すように、配置制御部8Aは第
1組の切断図形A、Bを相互に離隔させた状態でビデオ
ラム8D上に割り振る(図18のS3)。このとき、表
示手段8Eには、被加工物2および切断図形A、Bが表
示されている。ここで、第1の切断図形Aと第2の切断
図形Bが概略L字形をした同一形状、同一面積であると
する(図3)。この後、配置制御部8Aは、第2の切断
図形Bを第1の切断図形Aに向けてビデオラム8Dの1
画素分づつ平行移動させ、第2の切断図形Bが第1の切
断図形Aに干渉したら、そこで一旦、第2の切断図形B
を停止させる(図18のS4)。その後、配置制御部8
Aは、第2の切断図形Bを第1の切断図形Aに対してビ
デオラム8Dの1画素分だけ後退(右行)させてから停
止させる。これにより、第2の切断図形Bは第1の切断
図形Aに対して干渉しない近接した位置に停止する(図
4、図18のS5)。次に、配置制御部8Aは、この両
切断図形A、Bの配置状態において、それらを囲繞する
最小の矩形11を求めて、その面積を計算する(図4、
図18のS6)。次に、配置制御部8Aは、上述した配
置状態の両切断図形A、Bのうち、第2の切断図形Bを
囲繞する最小の矩形12を想定する(図5)。この後、
配置制御部8Aは、その矩形12の中心を回転中心とし
て、図面上、反時計方向に第2の切断図形Bを90度回
転させて切断図形Aに干渉しない隣接位置に配置させる
(図6、図18のS7)。この後、配置制御部8Aは、
上述したS4からS6までと同じ処理を行って、再度、
第1の切断図形Aと第2の切断図形Bとを近接させた配
置状態として、それらを囲繞する最小の矩形13を求め
(図7)、その面積を計算する。次に、配置制御部8A
は、上述と同様にして、第2の切断図形Bを囲繞する最
小の矩形14を想定し(図8)、その矩形14の中心を
回転中心として、反時計方向に第2の切断図形Bを90
度回転させて切断図形Aに干渉しない隣接位置に配置さ
せる(図9、図3に示した最初の状態から180度回
転)。この後、配置制御部8Aは、上述した図18のS
4からS6の処理工程と同様の処理を行って第1の切断
図形Aに対して第2の切断図形Bを近接させた配置状態
を決定し、その配置状態における両切断図形A、Bを囲
繞する最小の矩形15を求め(図10)、その面積を計
算する。次に、配置制御部8Aは、上述と同様にして、
第2の切断図形Bを囲繞する矩形16を想定し(図1
1)、その矩形16の中心を回転中心として、図面上で
再度、反時計方向に第2の切断図形Bを90度回転させ
て切断図形Aに干渉しない隣接位置に配置させる(図1
2参照、図3に示した最初の状態から270度回転)。
この後、配置制御部8Aは、上述したS4からS6の処
理工程と同様の処理を行って再度第1の切断図形Aと第
2の切断図形Bとを近接させた配置状態を決定し、その
配置状態における両切断図形A、Bを囲繞する最小の矩
形17を求め、その面積を計算する(図13)。このよ
うにして、第2の切断図形Bを90度づつ回転させてか
ら第1の切断図形Aに近接させた配置状態における両切
断図形A、Bを囲繞する最小の矩形の面積を4回にわた
って求める。次に、配置制御部8Aは、第2の切断図形
Bを図14に示すように、切断図形Bを囲繞する最小の
矩形17’を想定して、その矩形17’の中心を回転中
心として第2の切断図形Bを90度だけ反時計方向に回
転させる。これにより、両切断図形は図3に示した最初
の配置状態に復帰する(図3、図18のS7)。この
後、配置制御部8Aは、図3に示した配置状態の第1の
切断図形Aについて、それを囲繞する仮想の最小の矩形
18を想定し、その矩形18の中心を回転中心として、
反時計方向に第1の切断図形Aを90度回転させて切断
図形Bに干渉しない隣接位置に配置させる(図18のS
8)。次に、配置制御部8Aは、図18のS4からS7
に示した上述と同様の処理工程を経て、第1の切断図形
Aを図15の状態に維持したままで、他方の第2切断図
形Bを第1の切断図形Aに近接させた後のそれらを囲繞
する最小の矩形の面積を求めるとともに、その後に、第
1の切断図形Aを図15の状態に維持したままで、他方
の第2切断図形Bを90度づつ回転させて第1の切断図
形Aに近接させた後の、それらを囲繞する最小の矩形の
面積を3回求める。次に、配置制御部8Aは、第1の切
断図形Aを囲繞する最小の矩形19を想定し、その中心
を回転中心としてさらに90度だけ反時計方向に回転さ
せて切断図形Bに干渉しない隣接位置に配置させる。つ
まり、図3に示した最初の配置状態と比較すると、第1
の切断図形Aは180度回転したことになる(図16、
図18のS8)。この後、配置制御部8Aは、図18の
S4からS7に示したと同様の処理工程を経て、第1の
切断図形Aを図15の状態に維持したままで、他方の第
2切断図形Bを第1の切断図形Aに近接させた後の、そ
れらを囲繞する最小の矩形の面積を求める。また、第1
の切断図形Aを図15の状態に維持したままで、他方の
第2切断図形Bを90度づつ回転させて、第1の切断図
形Aに近接させた後の、それらを囲繞する最小の矩形の
面積を3回求める。次に、配置制御部8Aは、第1の切
断図形Aを囲繞する矩形20を想定し、この矩形20の
中心を回転中心としてさらに90度だけ反時計方向に回
転させて切断図形Bに干渉しない隣接位置に配置させる
(図17、図18のS8)。つまり、図3に示した最初
の配置状態と比較すると、第1の切断図形Aは270度
回転したことになる。この後、配置制御部8Aは、図1
8のS4からS7と同様の処理工程を経て、第1の切断
図形Aを図17の状態に維持したままで、他方の第2切
断図形Bを第1の切断図形Aに近接させた後の、それら
を囲繞する最小の矩形の面積を求める。また、第1の切
断図形Aを図17の状態に維持したままで、他方の第2
切断図形Bを90度づつ回転させてから、第1の切断図
形Aに近接させた後の、それらを囲繞する最小の矩形の
面積を3回求める。以上の工程を経た段階において、配
置制御部8Aは、第1組の両切断図形A,Bを近接させ
た際のそれらを囲繞する最小の矩形の面積を16通り求
めたことになる。この後、配置制御部8Aは、その16
通りの矩形の面積の中からさらに最小のものを選択する
(図18のS9)。そして、そのように選択した矩形の
面積が最小となる両切断図形A,Bの配置状態を、両切
断図形を切断加工するための配置状態として決定する。
このようにして決定した両切断図形配置状態は、それら
を切断加工するための最も歩留まりがよい配置状態であ
ることを意味する。以上の説明は、第1組を構成する第
1の切断図形Aと第2の切断図形Bとの最終的な配置状
態を決定するための配置制御部8Aによる処理工程を示
したものであるが、第2組以下の両切断図形について
も、上記第1組の両切断図形A,Bの配置状態を決定し
たのと同様の処理工程(図18のS2からS9)を経
て、最終的な配置状態を決定する。本実施例では、上述
したようにして、各組を構成する両切断図形に付いて、
最も合理的で歩留まりの良い配置状態を決めるようにし
ている。なお、本実施例では、上記第1選択工程S2に
おいて、入力部によって順次入力された順番に2つ一組
づつの切断図形を選択するようにしているが、記憶部8
Cに記憶した全ての切断図形のなかから配置制御部8A
が任意に2つ一組づつの切断図形を読み出して、選択す
る様にしても良い。また、本実施例では、第1の切断図
形Aに対して第2の切断図形Bをビデオラム8Dの1画
素分づつ平行移動させて、干渉後1画素分だけ後退させ
ているが、それぞれ2画素づつであってもそれ以上の画
素数であっても良い。配置制御部8Aは、上述のように
して各組の両切断図形について最も歩留まりがよいと思
われる配置状態を決定したら、次に、上述した配置状態
の各組の切断図形について、被加工物2に対して以下の
ようにして切断配置を決めるようになっている。すなわ
ち、配置制御部8Aは、図20に示すように、ビデオラ
ム8D上に割り振った被加工物2の左辺2Aおよび底辺
2Bを基準位置とし、この基準位置から順次上記各組の
切断図形について、第1組から順番に各組の切断配置を
決める。つまり、配置制御部8Aは、図20に示すよう
に、先ず第1組の両切断図形A,Bを囲繞する最小の矩
形21を、その矩形21上の点21Aが上記被加工物2
の基準位置に最も近接する左隅の位置点Pと重合する位
置に配置する。そして、配置制御部8Aは、この後、ビ
デオラム8D上から両切断図形A,Bを囲繞した矩形2
1を消滅させる(図19のS1)。次に、配置制御部8
Aは、第1組目の両切断図形A,Bを、そのままの配置
状態において、ビデオラム8D上で、その1画素分左方
に平行移動させる(図21、図19のS2)。その後、
配置制御部8Aは、ビデオラム8D上において、左方側
に位置する切断図形Aが、基準位置とした被加工物2の
左辺2Aと干渉するか否かを確認する(図19のS
3)。ここで、配置制御部8Aは、第1組の左方の切断
図形Aが基準位置となる被加工物2の左辺2Aと干渉し
ていることを確認した場合には、1画素分だけ第1組目
の両切断図形A,Bを右方向に向けて平行移動させて後
退させる(図19のS4)。これによって、第1組目の
左方の切断図形Aが基準位置となる被加工物2の左辺2
Aと干渉せず、それに最も近接する。したがって、被加
工物2に対する第1組目の切断図形Aの横方向における
切断配置が決定される(図21)。この後、配置制御部
8Aは、第1組目の両切断図形A,Bをビデオラム8D
上において、その1画素分だけ下方に平行移動させる
(図19のS5)。この後、配置制御部8Aは、ビデオ
ラム8D上において、第1組目の両切断図形A,Bが、
基準位置とした被加工物2の底辺2Bと干渉するか否か
を確認する(図19のS6)。ここで、配置制御部8A
は、第1組目の切断図形Aが基準位置となる被加工物2
の底辺2Bと干渉していることを確認した場合には、1
画素分だけ第1組目の切断図形A,Bを上方に平行移動
させて戻す(図19のS7)。これによって、被加工物
2に対する第1組目の両切断図形A,Bの縦方向におけ
る切断配置が決定され、したがって、被加工物2に対す
る第1組目の両切断図形A,Bの最終的な切断配置が決
定される(図19のS8)。これにより、この時点で
は、ビデオラム8D上には、被加工物2と既に切断配置
が決定した第1組目の両切断図形A,Bが配置されてい
る。したがって、表示手段8E上にも被加工物2と第1
組目の両切断図形A,Bのみが表示されている(図2
1)。次に、配置制御部8Aは、第2組目の切断図形
C,Dおよびそれを囲繞する仮想の最小の矩形22をビ
デオラム8D上に想定する(図22、図19のS1)。
その際、配置制御部8Aは、既に切断配置が決定した第
1組目の両切断図形A,Bおよび被加工物2の輪郭(各
辺)に対して矩形22が干渉しない位置点Qに矩形22
上の点22Aが重合するように両切断図形C,Dを位置
させる(図22および図19のS1)。この後、配置制
御部8Aは、矩形22をビデオラム8D上で消滅させた
後、第2組の両切断図形C,D全体をビデオラム8D上
で、その1画素分だけ左方に平行移動させる(図19の
S2)。次に、この後、配置制御部8Aは、ビデオラム
8D上において、第2組の左方の切断図形Cが、基準位
置とした被加工物2の左辺2Aと干渉するか否かを確認
する(図19のS3)。ここで、配置制御部8Aは、第
2組の左方の切断図形Cが基準位置となる被加工物2の
左辺2Aと干渉していることを確認した場合には、1画
素分だけ第2組の両切断図形C,Dを右方側に平行移動
させて戻す(図23、図19のS4)。これによって、
先ず、被加工物2に対する第2組の左方側の切断図形C
が基準位置となる被加工物2の左辺2Aと干渉せずに、
それに最も近接した位置に位置するようになり、したが
って、第2組目の両切断図形C,Dの横方向における切
断配置が決定される。次に、この後、配置制御部8A
は、第2組の両切断図形C,Dをビデオラム8D上にお
いて、ビデオラム8Dの1画素分だけ下方に平行移動さ
せる(図23、図19のS5)。この後、配置制御部8
Aは、ビデオラム8D上において、第2組目の両切断図
形C、Dが隣接下方側に位置して既に切断配置が決まっ
ている第1組の両切断図形A,Bと干渉するか否かを確
認する(図19のS6)。ここで、配置制御部8Aは、
第2組の両切断図形C、Dが第1組の両切断図形A,B
のいずれとも干渉していないことを確認した場合には、
配置制御部8AはS5に戻って、再度第2組の切断図形
C,Dをビデオラム8Dの1画素分だけ下方に、すなわ
ち第1組目の両切断図形A,Bに向けて平行移動させ
る。この後、配置制御部8Aは、第2組目の両切断図形
C、Dが第1組の両切断図形A,Bと干渉するか否かを
確認する(図19のS6)。このように、配置制御部8
Aは、上記S5およびS6の処理を繰り返して、第2組
目の両切断図形C,Dのいずれかが第1組目の両切断図
形A,Bのいずれかと干渉したことを確認した場合に
は、第2組目の両切断図形C,Dを1画素分だけ上方に
平行移動させて戻す(図19のS7)。これによって、
第1組目の両切断図形A,Bに対する第2組目の切断図
形C,Dの縦方向における切断配置が決定され、したが
って、第2組目の切断図形C,Dの切断配置が最終的に
決定される(図24、図19のS8)。このようにし
て、配置制御部8Aは、各組の両切断図形をビデオラム
8D上において、先ず横方向に平行移動させて横方向の
位置決めを行い、次に縦方向に移動させて縦方向の位置
決めを行って、隣接する各組の両切断図形が相互に干渉
せずに、かつ出来るだけ近接するように、各組の切断図
形の最終的な切断配置を決めるようになっている。な
お、最後に1つだけ切断図形が端数として残っている場
合には、配置制御部8Aは、該最後の切断図形を囲繞す
る最小の矩形を求め、該矩形を元に上述した各組の切断
配置を決めた工程と同様にして、最後の1つの切断図形
の切断配置を決定する。上述したように、本実施例で
は、各組の切断図形を回転させてから相互に近接させる
ことによって、最も歩留まりのよい各組の切断図形の配
置状態を選択することができる。したがって、切断図形
を回転させることなく、単に両切断図形A,Bを平行移
動させて近接させていた従来のものと比較すると、被加
工物2に対する製品の歩留まりを向上させることができ
る。しかも、従来では、各組の切断図形を近接させるた
めの計算はビデオラム上で行っていなかったので、各組
の切断図形を近接させるための計算に時間が掛かってい
たものである。このような従来に対して、本実施例で
は、各組の切断図形を近接させる計算及び各組の切断図
形を囲繞する最小の矩形の面積を求めるのは、ビデオラ
ム上で行うので、計算に要する時間を短縮させることが
できる。なお、上記実施例においては、各組の切断図形
の配置状態を最終的に決めるまでに、各切断図形を90
度づつ回転させているが、30度づつ回転させても良い
し、あるいは180度づつ回転させてもよい。また、上
記実施例においては、配置制御部8Aが各切断図形A,
B,C………Nの切断配置を決定する当たって、先ずビ
デオラム8D上の横方向に各切断図形A,B,C………
Nを1画素づつ移動させ、その後で、各切断図形A,
B,C………Nを縦方向に1画素づつ移動させている
が、順序としては、これの逆でもよい。つまり、ビデオ
ラム8D上において各切断図形A,B,C………Nを縦
方向に1画素づつ移動させてから縦方向の切断配置を決
定した後、各切断図形A,B,C………Nを横方向に1
画素づつ移動させて横方向の位置決めを行っても良い。
また、上記実施例は、本発明をレーザ加工機に適用した
場合について説明したが、レーザ加工機ではなくプラズ
マ加工機やウォータジェット加工機のCAD/CAM装
置8にも本発明を適用することができる。また、上記実
施例では、各組の切断図形の切断配置を決定するに際し
て、被加工物2の左下隅を基準位置としたが、左上隅、
右上隅、右下隅を基準位置として始めてもよい。また、
被加工物2は長方形でなくても正方形であっても良い
し、残材のように端辺が一直線ではなくギザギザ状であ
ったり、曲線であっても良い。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来と
比較すると、被加工物に対する製品の歩留まりを向上さ
せることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をレーザ加工機に適用した場合の一実施
例を示す全体の構成図
【図2】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図3】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図4】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図5】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図6】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図7】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図8】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図9】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図10】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図11】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図12】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図13】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図14】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図15】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図16】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図17】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図18】配置制御部による処理工程を示す図
【図19】配置制御部による処理工程を示す図
【図20】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図21】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図22】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図23】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【図24】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図
形の切断配置を決定する過程を示す図
【符号の説明】
1 加工テーブル 2 被加工物 5 加工ヘッド 6 レーザ発振器 8 CAD/CAM装置 8A 配置制御部 8D ビデオラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に対する複数の切断図形の切断
    配置を決める配置制御部を備えたCAD/CAM装置に
    おいて、 上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビデオ
    ラム上に被加工物の形状を割り振る準備工程と、上記複
    数の切断図形のうち2つ一組づつの切断図形の組み合わ
    せを選択する第1選択工程と、上記第1選択工程におい
    て選択した各組の切断図形をビデオラム上に配置した
    後、各組の両切断図形の少なくとも一方を所定角度ごと
    に回転させてからそれら両切断図形を近接させ、その状
    態におけるそれらを囲繞する最小の矩形の面積をそれぞ
    れ求める演算工程と、各組の切断図形について上記演算
    工程で求めた各面積のうちで面積が最小となる両切断図
    形の配置状態を選択する第2選択工程とを備えることを
    特徴とするCAD/CAM装置。
  2. 【請求項2】 上記第1選択工程においては、順次入力
    される相前後する切断図形を上記2つ一組の切断図形と
    して選択するように構成されており、 また、演算工程においては、上記各組の一方の切断図形
    を所定角度ごとに1回転するまで回転させてから停止さ
    せるとともに、そのように一方の切断図形を停止させた
    状態において、各組の他方の切断図形も所定角度ごとに
    回転させてから、各組の両切断図形を近接させて、それ
    らを囲繞する最小の矩形の面積をそれぞれ求める様に構
    成されており、 さらに、上記第2選択工程で選択した各組の切断図形の
    配置状態において、それら各組の切断図形を上記ビデオ
    ラム上の被加工物上に切断配置する様に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のCAD/CAM装
    置。
  3. 【請求項3】 上記演算工程においては、各組の一方の
    切断図形を他方の切断図形に向けて所定量づつ近接させ
    て、両切断図形が干渉するか否かを確認し、それらが干
    渉しない場合には、一方の切断図形を他方の切断図形に
    向けてさらに所定量だけ近接させ、それらが干渉した場
    合には一方の切断図形を他方の切断図形から所定量だけ
    離隔させて、その位置を一方の切断図形の他方の切断図
    形に対する近接した位置とする様に構成されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項2に記載のCAD/
    CAM装置。
  4. 【請求項4】 上記演算工程における所定量とは、ビデ
    オラムの1画素であることを特徴とする請求項3に記載
    のCAD/CAM装置。
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