JPH09190724A - 架空通信ケーブル - Google Patents
架空通信ケーブルInfo
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- JPH09190724A JPH09190724A JP8000355A JP35596A JPH09190724A JP H09190724 A JPH09190724 A JP H09190724A JP 8000355 A JP8000355 A JP 8000355A JP 35596 A JP35596 A JP 35596A JP H09190724 A JPH09190724 A JP H09190724A
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- fiber cable
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- cable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造性が良く、かつ耐張力特性に優れた構造
を有し、光ファイバケーブルにも適用可能な架空通信ケ
ーブルの構造を提供する。 【解決手段】 光ファイバ(光ファイバテープ心線3)
を多数本集合させた光ファイバケーブル本体5と、支持
線本体11とを一括被覆層30で一体化してなる架空通
信ケーブルであって、光ファイバケーブル本体5の周上
に低摩擦テープ7、その上に金属テープ8を設けて、光
ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向
に移動可能となるようにする。
を有し、光ファイバケーブルにも適用可能な架空通信ケ
ーブルの構造を提供する。 【解決手段】 光ファイバ(光ファイバテープ心線3)
を多数本集合させた光ファイバケーブル本体5と、支持
線本体11とを一括被覆層30で一体化してなる架空通
信ケーブルであって、光ファイバケーブル本体5の周上
に低摩擦テープ7、その上に金属テープ8を設けて、光
ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向
に移動可能となるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバまたは金
属導体からなる通信線を多数本集合させた通信ケーブル
に係り、特に架空配線に好適な架空通信ケーブルに関す
る。
属導体からなる通信線を多数本集合させた通信ケーブル
に係り、特に架空配線に好適な架空通信ケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブルは、多数本の通信線を脱落
しないように集合させたものであり、通信線として光フ
ァイバを用いた光ファイバケーブルと、通信線として金
属導体を用いたメタルケーブルとがある。また架空配線
に適した架空通信ケーブルの構造としては、従来よりメ
タルケーブルの分野で、図2に示すようなプレハンガー
構造や、図3に示すような自己支持形構造が知られてい
る。
しないように集合させたものであり、通信線として光フ
ァイバを用いた光ファイバケーブルと、通信線として金
属導体を用いたメタルケーブルとがある。また架空配線
に適した架空通信ケーブルの構造としては、従来よりメ
タルケーブルの分野で、図2に示すようなプレハンガー
構造や、図3に示すような自己支持形構造が知られてい
る。
【0003】図2はプレハンガー構造を光ファイバケー
ブルに適用して架空光ファイバケーブルを構成した例を
示すもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この例で用いられている光ファイバケーブル1は、周面
に複数条のスロット溝2aが螺旋状に形成された丸棒状
のスロット2と、各スロット溝2a内に収納されている
多数本の光ファイバテープ心線3と、スロット2の周上
に設けられた押え巻き層4とからなる光ファイバケーブ
ル本体5の周上に、シース6が被覆されて構成されてい
る。またこの例で用いられている支持線10は抗張力線
を撚り合わせてなる支持線本体11の周上にシース12
が被覆されて構成されている。そして、2つの貫通孔が
形成された板状のハンガーモールド20の一方の貫通孔
に支持線10を挿通させ、他方の貫通孔に光ファイバケ
ーブル1を挿通させることによって、光ファイバケーブ
ル1と支持線10とが一体化されている。この光ファイ
バケーブル1は、支持線10に対して余長を持たせた状
態でハンガーモールド20に挿通されており、このため
図2(b)に示すように光ファイバケーブル1はたるん
だ状態となっている。
ブルに適用して架空光ファイバケーブルを構成した例を
示すもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この例で用いられている光ファイバケーブル1は、周面
に複数条のスロット溝2aが螺旋状に形成された丸棒状
のスロット2と、各スロット溝2a内に収納されている
多数本の光ファイバテープ心線3と、スロット2の周上
に設けられた押え巻き層4とからなる光ファイバケーブ
ル本体5の周上に、シース6が被覆されて構成されてい
る。またこの例で用いられている支持線10は抗張力線
を撚り合わせてなる支持線本体11の周上にシース12
が被覆されて構成されている。そして、2つの貫通孔が
形成された板状のハンガーモールド20の一方の貫通孔
に支持線10を挿通させ、他方の貫通孔に光ファイバケ
ーブル1を挿通させることによって、光ファイバケーブ
ル1と支持線10とが一体化されている。この光ファイ
バケーブル1は、支持線10に対して余長を持たせた状
態でハンガーモールド20に挿通されており、このため
図2(b)に示すように光ファイバケーブル1はたるん
だ状態となっている。
【0004】図3は自己支持形構造を光ファイバケーブ
ルに適用して架空光ファイバケーブルを構成した例を示
したもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この図において図2と同一の構成要素には同一符号を付
してその説明を簡略化する。この図に示されるように、
自己支持形構造の架空光ファイバケーブルは、光ファイ
バケーブル本体5と支持線本体11とを並列させた状態
で一括的に被覆を施し、一括被覆層30でこれらを一体
化した構成となっている。この構造の架空光ファイバケ
ーブルでは同じ長さの光ファイバケーブル本体5と支持
線本体11とが一体化されており、光ファイバケーブル
1は余長を有していない。
ルに適用して架空光ファイバケーブルを構成した例を示
したもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この図において図2と同一の構成要素には同一符号を付
してその説明を簡略化する。この図に示されるように、
自己支持形構造の架空光ファイバケーブルは、光ファイ
バケーブル本体5と支持線本体11とを並列させた状態
で一括的に被覆を施し、一括被覆層30でこれらを一体
化した構成となっている。この構造の架空光ファイバケ
ーブルでは同じ長さの光ファイバケーブル本体5と支持
線本体11とが一体化されており、光ファイバケーブル
1は余長を有していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプレハン
ガー構造の架空光ファイバケーブルでは、光ファイバケ
ーブル1がたるんだ状態となっているので、この架空光
ファイバケーブル全体に張力が加わった場合に、光ファ
イバケーブル1に加えられる張力は、支持線10に加え
られる張力よりも余長分だけ小さくて済むという利点を
有する。しかしながらこの構造は、製造上、ハンガーモ
ールド20で光ファイバケーブル1と支持線10とを一
体化する工程が難しく、また光ファイバケーブル本体5
と支持線本体11に各々シース6,12を被覆する必要
があるので、製造工程が多くて製造効率が悪く、製造コ
ストが高くなってしまうという問題があった。
ガー構造の架空光ファイバケーブルでは、光ファイバケ
ーブル1がたるんだ状態となっているので、この架空光
ファイバケーブル全体に張力が加わった場合に、光ファ
イバケーブル1に加えられる張力は、支持線10に加え
られる張力よりも余長分だけ小さくて済むという利点を
有する。しかしながらこの構造は、製造上、ハンガーモ
ールド20で光ファイバケーブル1と支持線10とを一
体化する工程が難しく、また光ファイバケーブル本体5
と支持線本体11に各々シース6,12を被覆する必要
があるので、製造工程が多くて製造効率が悪く、製造コ
ストが高くなってしまうという問題があった。
【0006】一方、上記のような自己支持形の架空光フ
ァイバケーブルは、支持線本体11と光ファイバケーブ
ル本体5とを一括的に被覆して製造されるために製造性
が良く、低コスト化が可能であるという利点を有する。
しかしながらこの架空光ファイバケーブル全体に張力が
加わった場合には、支持線本体11に加えられる引張歪
と同じ大きさの引張歪が光ファイバケーブル本体5にも
加えられることになるので、緊線や風圧の荷重によって
光ファイバケーブル本体5に伸び歪みが生じることにな
る。一般に光ファイバは、伸び歪みが長期間加わると静
的破壊が進行して破断に至る確立が増大することが知ら
れている。したがって光ファイバに恒久的に伸び歪みが
加わるような自己支持形構造は、製造性が良いにも拘わ
らず光ファイバケーブルへの適用が困難とされていた。
ァイバケーブルは、支持線本体11と光ファイバケーブ
ル本体5とを一括的に被覆して製造されるために製造性
が良く、低コスト化が可能であるという利点を有する。
しかしながらこの架空光ファイバケーブル全体に張力が
加わった場合には、支持線本体11に加えられる引張歪
と同じ大きさの引張歪が光ファイバケーブル本体5にも
加えられることになるので、緊線や風圧の荷重によって
光ファイバケーブル本体5に伸び歪みが生じることにな
る。一般に光ファイバは、伸び歪みが長期間加わると静
的破壊が進行して破断に至る確立が増大することが知ら
れている。したがって光ファイバに恒久的に伸び歪みが
加わるような自己支持形構造は、製造性が良いにも拘わ
らず光ファイバケーブルへの適用が困難とされていた。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、製造性が良く、かつ耐張力特性に優れた構造を有す
る架空通信ケーブルを提供することを目的とする。
で、製造性が良く、かつ耐張力特性に優れた構造を有す
る架空通信ケーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の請求項1記載の発明は、通信線を多数本集
合させてなるケーブル本体と、支持線本体とを一括被覆
層で一体化してなる架空通信ケーブルであって、前記ケ
ーブル本体が前記一括被覆層内で長さ方向に移動可能で
あることを特徴とする。好ましくは、前記ケーブル本体
と前記一括被覆層との間に低摩擦層を設けた構成とされ
る。また前記通信線が光ファイバからなる架空通信ケー
ブルに特に好適である。
めに本発明の請求項1記載の発明は、通信線を多数本集
合させてなるケーブル本体と、支持線本体とを一括被覆
層で一体化してなる架空通信ケーブルであって、前記ケ
ーブル本体が前記一括被覆層内で長さ方向に移動可能で
あることを特徴とする。好ましくは、前記ケーブル本体
と前記一括被覆層との間に低摩擦層を設けた構成とされ
る。また前記通信線が光ファイバからなる架空通信ケー
ブルに特に好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の架空通信ケーブルの一実施例を示したも
のである。本実施例の架空通信ケーブルは、通信線とし
て光ファイバを用いた架空光ファイバケーブルであり、
図中符号2はスロット、2aはスロット溝、3は光ファ
イバテープ心線、4は押え巻き層、5は光ファイバケー
ブル本体、9は低摩擦層、11は支持線本体、30は一
括被覆層をそれぞれ示す。本実施例の架空光ファイバケ
ーブルは、光ファイバケーブル本体5の周上に低摩擦層
9が形成され、その周上に一括被覆層30が形成され、
この一括被覆層30によって、光ファイバケーブル本体
5と支持線本体11とが一体化されている。
図1は本発明の架空通信ケーブルの一実施例を示したも
のである。本実施例の架空通信ケーブルは、通信線とし
て光ファイバを用いた架空光ファイバケーブルであり、
図中符号2はスロット、2aはスロット溝、3は光ファ
イバテープ心線、4は押え巻き層、5は光ファイバケー
ブル本体、9は低摩擦層、11は支持線本体、30は一
括被覆層をそれぞれ示す。本実施例の架空光ファイバケ
ーブルは、光ファイバケーブル本体5の周上に低摩擦層
9が形成され、その周上に一括被覆層30が形成され、
この一括被覆層30によって、光ファイバケーブル本体
5と支持線本体11とが一体化されている。
【0010】光ファイバケーブル本体5は、スロット2
と光ファイバテープ心線3と押え巻き層4とからなって
いる。スロット2は、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのプラスチックからなる長尺の丸棒状のもの
で、その中心部にはテンションメンバ2bが挿通されて
いる。このテンションメンバ2bは複数の金属素線を撚
り合わせた金属撚線、繊維強化プラスチック(FR
P)、アラミド繊維などの高強度繊維からなる紐状物か
らなり、光ファイバケーブル本体5の引張り強さを担う
ものである。スロット2の外周面には、複数条のスロッ
ト溝2aが螺旋状に形成されている。これらのスロット
溝2a内には、それぞれ複数枚の光ファイバテープ心線
11が積層された状態で収納されている。またスロット
2の周上には、スロット溝2aから光ファイバテープ心
線3が脱落するのを防止するために、不織布製テープな
どが巻回されて押え巻き層4が形成されている。尚、本
発明において光ファイバケーブル本体5の構成は本実施
例のものに限らず、多数本の光ファイバが脱落しないよ
うに集合されているものであれば適宜の構成とすること
ができる。
と光ファイバテープ心線3と押え巻き層4とからなって
いる。スロット2は、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのプラスチックからなる長尺の丸棒状のもの
で、その中心部にはテンションメンバ2bが挿通されて
いる。このテンションメンバ2bは複数の金属素線を撚
り合わせた金属撚線、繊維強化プラスチック(FR
P)、アラミド繊維などの高強度繊維からなる紐状物か
らなり、光ファイバケーブル本体5の引張り強さを担う
ものである。スロット2の外周面には、複数条のスロッ
ト溝2aが螺旋状に形成されている。これらのスロット
溝2a内には、それぞれ複数枚の光ファイバテープ心線
11が積層された状態で収納されている。またスロット
2の周上には、スロット溝2aから光ファイバテープ心
線3が脱落するのを防止するために、不織布製テープな
どが巻回されて押え巻き層4が形成されている。尚、本
発明において光ファイバケーブル本体5の構成は本実施
例のものに限らず、多数本の光ファイバが脱落しないよ
うに集合されているものであれば適宜の構成とすること
ができる。
【0011】低摩擦層9は光ファイバケーブル本体5と
一括被覆層30との摩擦抵抗を低減させて、光ファイバ
ケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向に移動で
きるようにするために設けられるものである。本実施例
では光ファイバケーブル本体5の周上に設けられた低摩
擦テープ7と、この低摩擦テープ7上に設けられた金属
テープ8とから構成されている。低摩擦テープ7は、光
ファイバケーブル本体5および金属テープ8との静摩擦
係数が小さい材料が用いられ、例えばポリ四フッ化エチ
レン(テフロン:商品名)やフッ化エチレンプロピレン
(FEP)などの低摩擦のフッ素樹脂等が好ましく用い
られる。低摩擦テープ7は、好ましくは適宜の幅のテー
プ状に形成し、光ファイバケーブル本体5に縦添えして
用いられる。金属テープ8は、通信ケーブルに一般的に
使用されているアルミテープやステンレステープなどを
好適に用いることができ、低摩擦テープ7が配された光
ファイバケーブル本体5上に好ましくは縦添えして用い
られる。金属テープ8の内面はできるだけ平滑であるこ
とが望ましい。
一括被覆層30との摩擦抵抗を低減させて、光ファイバ
ケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向に移動で
きるようにするために設けられるものである。本実施例
では光ファイバケーブル本体5の周上に設けられた低摩
擦テープ7と、この低摩擦テープ7上に設けられた金属
テープ8とから構成されている。低摩擦テープ7は、光
ファイバケーブル本体5および金属テープ8との静摩擦
係数が小さい材料が用いられ、例えばポリ四フッ化エチ
レン(テフロン:商品名)やフッ化エチレンプロピレン
(FEP)などの低摩擦のフッ素樹脂等が好ましく用い
られる。低摩擦テープ7は、好ましくは適宜の幅のテー
プ状に形成し、光ファイバケーブル本体5に縦添えして
用いられる。金属テープ8は、通信ケーブルに一般的に
使用されているアルミテープやステンレステープなどを
好適に用いることができ、低摩擦テープ7が配された光
ファイバケーブル本体5上に好ましくは縦添えして用い
られる。金属テープ8の内面はできるだけ平滑であるこ
とが望ましい。
【0012】このように低摩擦テープ7と金属テープ8
とを積層して構成された低摩擦層9にあっては、金属テ
ープ8はその周上に設けられる一括被覆層30と密着し
て一体化されるが、金属テープ8とその内側の低摩擦テ
ープ7とは一体化されていない。したがって光ファイバ
ケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向に移動す
ることができる。そして金属テープ8の内面が平滑であ
るため低摩擦テープ7との摩擦が低減される。また光フ
ァイバケーブル本体5と金属テープ8との中間層として
低摩擦テープ7が配されていることにより、光ファイバ
ケーブル本体5と低摩擦テープ7との摩擦、および低摩
擦テープ7と金属テープ8との摩擦が低減され、光ファ
イバケーブル本体5の移動がスムーズになる。さらに低
摩擦テープ7および金属テープ8を光ファイバケーブル
本体5に対して縦添えすれば、これらを巻回する場合に
比べて製造効率が良く、また段差やしわの発生が防止さ
れるのでより好ましい摩擦低減効果を得ることができ
る。
とを積層して構成された低摩擦層9にあっては、金属テ
ープ8はその周上に設けられる一括被覆層30と密着し
て一体化されるが、金属テープ8とその内側の低摩擦テ
ープ7とは一体化されていない。したがって光ファイバ
ケーブル本体5が一括被覆層30内で長さ方向に移動す
ることができる。そして金属テープ8の内面が平滑であ
るため低摩擦テープ7との摩擦が低減される。また光フ
ァイバケーブル本体5と金属テープ8との中間層として
低摩擦テープ7が配されていることにより、光ファイバ
ケーブル本体5と低摩擦テープ7との摩擦、および低摩
擦テープ7と金属テープ8との摩擦が低減され、光ファ
イバケーブル本体5の移動がスムーズになる。さらに低
摩擦テープ7および金属テープ8を光ファイバケーブル
本体5に対して縦添えすれば、これらを巻回する場合に
比べて製造効率が良く、また段差やしわの発生が防止さ
れるのでより好ましい摩擦低減効果を得ることができ
る。
【0013】尚、低摩擦層9の構成は本実施例のものに
限らず、光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内
で長さ方向に移動可能となる構成であれば適宜の構成に
変更可能である。また、特に低摩擦層9を設けなくて
も、例えば光ファイバケーブル本体5と一括被覆層30
とが密着しておらず、両者の間にクリアランスがある構
造として、光ファイバケーブル本体5を一括被覆層30
内で長さ方向に移動可能とすることもできる。
限らず、光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内
で長さ方向に移動可能となる構成であれば適宜の構成に
変更可能である。また、特に低摩擦層9を設けなくて
も、例えば光ファイバケーブル本体5と一括被覆層30
とが密着しておらず、両者の間にクリアランスがある構
造として、光ファイバケーブル本体5を一括被覆層30
内で長さ方向に移動可能とすることもできる。
【0014】支持線本体11は、例えば亜鉛メッキ鋼よ
り線などの抗張力材料を用いて構成される。支持線本体
11の太さは光ファイバケーブル本体5の重量や布設径
間の長さ等によって適宜設定される。一括被覆層30
は、光ファイバケーブル本体5と支持線本体11とを一
括的に被覆するもので、その構成は一般の通信ケーブル
のシースと同様とすることができる。一括被覆層30
は、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑
性樹脂を用い、支持線本体11と光ファイバケーブル本
体5とを平行に配し、光ファイバケーブル本体5の周上
に低摩擦テープ7および金属テープ9を縦添えしながら
押出し被覆することによって好ましく形成される。この
一括被覆層30により支持線本体11と光ファイバケー
ブル本体5とを一体化して得られる架空光ファイバケー
ブルの断面形状は適宜設計することができる。本実施例
では、図1に示すような断面ヒョウタン型の形状に好ま
しく形成されている。
り線などの抗張力材料を用いて構成される。支持線本体
11の太さは光ファイバケーブル本体5の重量や布設径
間の長さ等によって適宜設定される。一括被覆層30
は、光ファイバケーブル本体5と支持線本体11とを一
括的に被覆するもので、その構成は一般の通信ケーブル
のシースと同様とすることができる。一括被覆層30
は、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑
性樹脂を用い、支持線本体11と光ファイバケーブル本
体5とを平行に配し、光ファイバケーブル本体5の周上
に低摩擦テープ7および金属テープ9を縦添えしながら
押出し被覆することによって好ましく形成される。この
一括被覆層30により支持線本体11と光ファイバケー
ブル本体5とを一体化して得られる架空光ファイバケー
ブルの断面形状は適宜設計することができる。本実施例
では、図1に示すような断面ヒョウタン型の形状に好ま
しく形成されている。
【0015】このような構成の架空光ファイバケーブル
にあっては、架空光ファイバケーブル全体が緊線された
場合には、支持線本体11に張力が加わって支持線本体
11が伸びるとともに、支持線本体11と密着一体化し
ている一括被覆層30、および一括被覆層30と密着一
体化している金属テープ8も、加わった張力に応じた伸
びを示す。一方、光ファイバケーブル本体5は一括被覆
層30と一体化されておらず、またこれと金属テープ8
との間には低摩擦テープ7が介在しているので、一括被
覆層30の伸びに従って伸びずに、一括被覆層30の両
端部で光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内に
引き込まれることになる。したがって、光ファイバケー
ブル本体5に加えられる引張歪は、支持線本体11に加
えられた引張歪よりも、光ファイバケーブル本体5が一
括被覆層30内に引き込まれた分だけ低減されることに
なり、張力の付加によって光ファイバケーブル本体5に
生じる伸び歪みが緩和される。
にあっては、架空光ファイバケーブル全体が緊線された
場合には、支持線本体11に張力が加わって支持線本体
11が伸びるとともに、支持線本体11と密着一体化し
ている一括被覆層30、および一括被覆層30と密着一
体化している金属テープ8も、加わった張力に応じた伸
びを示す。一方、光ファイバケーブル本体5は一括被覆
層30と一体化されておらず、またこれと金属テープ8
との間には低摩擦テープ7が介在しているので、一括被
覆層30の伸びに従って伸びずに、一括被覆層30の両
端部で光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内に
引き込まれることになる。したがって、光ファイバケー
ブル本体5に加えられる引張歪は、支持線本体11に加
えられた引張歪よりも、光ファイバケーブル本体5が一
括被覆層30内に引き込まれた分だけ低減されることに
なり、張力の付加によって光ファイバケーブル本体5に
生じる伸び歪みが緩和される。
【0016】このように本実施例の架空光ファイバケー
ブルによれば、風圧などにより架空光ファイバケーブル
に張力が加わった場合に、光ファイバケーブル本体5に
生じる伸び歪みが緩和されるので、光ファイバの静的破
壊を防止することができ、長期信頼性に富む架空光ファ
イバケーブルが得られる。しかも、基本的には自己支持
形構造であるので、布設作業時にパイロットラインを張
る必要がなく、直に布設を行える等の自己支持形構造に
よる利点をも備えている。さらに、本実施例の架空光フ
ァイバケーブルの製造に当たっては、従来の自己支持形
通信ケーブルの製造工程において、一括被覆層30を押
し出し被覆する際に低摩擦テープ7および金属テープ8
を縦添えする工程を加えるだけでよい。したがって、設
備的にも技術的にも容易に実施することができる。
ブルによれば、風圧などにより架空光ファイバケーブル
に張力が加わった場合に、光ファイバケーブル本体5に
生じる伸び歪みが緩和されるので、光ファイバの静的破
壊を防止することができ、長期信頼性に富む架空光ファ
イバケーブルが得られる。しかも、基本的には自己支持
形構造であるので、布設作業時にパイロットラインを張
る必要がなく、直に布設を行える等の自己支持形構造に
よる利点をも備えている。さらに、本実施例の架空光フ
ァイバケーブルの製造に当たっては、従来の自己支持形
通信ケーブルの製造工程において、一括被覆層30を押
し出し被覆する際に低摩擦テープ7および金属テープ8
を縦添えする工程を加えるだけでよい。したがって、設
備的にも技術的にも容易に実施することができる。
【0017】本実施例の架空光ファイバケーブルを布設
する際には、光ファイバケーブル本体5の長さが一括被
覆層30の長さよりも長くなるように、光ファイバケー
ブル本体5に余長を持たせることが必要である。この光
ファイバケーブル5の余長は、例えば架空光ファイバケ
ーブルの端末に設けられる収納ケース等に収納すればよ
い。このように光ファイバケーブル5に余長を持たせて
おくことによって、架空配線された架空光ファイバケー
ブルに、風圧などによって張力が加えられた場合におい
ても、光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内に
出入りすることによって、風圧に起因する伸び歪みの発
生を抑えることが可能である。
する際には、光ファイバケーブル本体5の長さが一括被
覆層30の長さよりも長くなるように、光ファイバケー
ブル本体5に余長を持たせることが必要である。この光
ファイバケーブル5の余長は、例えば架空光ファイバケ
ーブルの端末に設けられる収納ケース等に収納すればよ
い。このように光ファイバケーブル5に余長を持たせて
おくことによって、架空配線された架空光ファイバケー
ブルに、風圧などによって張力が加えられた場合におい
ても、光ファイバケーブル本体5が一括被覆層30内に
出入りすることによって、風圧に起因する伸び歪みの発
生を抑えることが可能である。
【0018】さらに、本実施例の架空光ファイバケーブ
ルを接続しながら布設する場合には、布設作業時の緊線
によって一括被覆層30が伸びた状態、すなわち光ファ
イバケーブル5が一括被覆層30に引き込まれた状態で
接続を行うと、布設時と架線後との歪の差分だけ光ファ
イバケーブルが移動してしまうため好ましくない。した
がって、予め同じ構造の架空光ファイバケーブルについ
て緊線時の応力が収束する時間を求め、これをもとに緊
線後の待機時間を設定しておくことが好ましい。そし
て、布設時に架空光ファイバケーブルを緊線させたら、
待機時間が経過した後に接続作業を行えばよい。
ルを接続しながら布設する場合には、布設作業時の緊線
によって一括被覆層30が伸びた状態、すなわち光ファ
イバケーブル5が一括被覆層30に引き込まれた状態で
接続を行うと、布設時と架線後との歪の差分だけ光ファ
イバケーブルが移動してしまうため好ましくない。した
がって、予め同じ構造の架空光ファイバケーブルについ
て緊線時の応力が収束する時間を求め、これをもとに緊
線後の待機時間を設定しておくことが好ましい。そし
て、布設時に架空光ファイバケーブルを緊線させたら、
待機時間が経過した後に接続作業を行えばよい。
【0019】尚、本実施例では、通信線として光ファイ
バを用いた架空光ファイバケーブルを例に挙げて説明し
たが、本発明は通信線として金属導体を用いた架空メタ
ルケーブルにも同様に適用可能であり、この場合には風
圧による断線などの事故発生を防止する効果が得られ
る。
バを用いた架空光ファイバケーブルを例に挙げて説明し
たが、本発明は通信線として金属導体を用いた架空メタ
ルケーブルにも同様に適用可能であり、この場合には風
圧による断線などの事故発生を防止する効果が得られ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の架空通信ケ
ーブルは、通信線を多数本集合させてなるケーブル本体
と、支持線本体とを一括被覆層で一体化してなる架空通
信ケーブルであって、前記ケーブル本体が前記一括被覆
層内で長さ方向に移動可能であることを特徴とするもの
である。したがって、風圧などにより架空通信ケーブル
に張力が加わった場合に、ケーブル本体に加えられる張
力が低減されるので、張力増大による断線等を防止する
ことができる。よって耐張力特性に優れ、信頼性が高い
架空通信ケーブルが得られる。しかも、基本的にはケー
ブル本体と支持線本体とを一括被覆層で一体化した自己
支持形の構造であるので、製造性が良く、低コスト化が
可能であり、またその他の自己支持形構造の利点をも備
えている。
ーブルは、通信線を多数本集合させてなるケーブル本体
と、支持線本体とを一括被覆層で一体化してなる架空通
信ケーブルであって、前記ケーブル本体が前記一括被覆
層内で長さ方向に移動可能であることを特徴とするもの
である。したがって、風圧などにより架空通信ケーブル
に張力が加わった場合に、ケーブル本体に加えられる張
力が低減されるので、張力増大による断線等を防止する
ことができる。よって耐張力特性に優れ、信頼性が高い
架空通信ケーブルが得られる。しかも、基本的にはケー
ブル本体と支持線本体とを一括被覆層で一体化した自己
支持形の構造であるので、製造性が良く、低コスト化が
可能であり、またその他の自己支持形構造の利点をも備
えている。
【0021】また前記ケーブル本体と前記一括被覆層と
の間に低摩擦層を設けた構成とすれば、従来の自己支持
形通信ケーブルの製造方法に低摩擦層を設ける工程を加
えるだけで製造可能であり、設備的にも技術的にも実施
が容易である。さらに、前記通信線が光ファイバからな
る場合には、光ファイバケーブル本体に加えられる張力
が低減されることにより、光ファイバに生じる伸び歪み
が緩和される。したがって、光ファイバの静的破壊を防
止することができ、長期信頼性に富む架空光ファイバケ
ーブルが得られるので特に好適である。
の間に低摩擦層を設けた構成とすれば、従来の自己支持
形通信ケーブルの製造方法に低摩擦層を設ける工程を加
えるだけで製造可能であり、設備的にも技術的にも実施
が容易である。さらに、前記通信線が光ファイバからな
る場合には、光ファイバケーブル本体に加えられる張力
が低減されることにより、光ファイバに生じる伸び歪み
が緩和される。したがって、光ファイバの静的破壊を防
止することができ、長期信頼性に富む架空光ファイバケ
ーブルが得られるので特に好適である。
【図1】 本発明に係る架空光ファイバケーブルの例を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図2】 従来のプレハンガー構造の光ファイバケーブ
ルの例を示したもので(a)は断面図、(b)は斜視図
である。
ルの例を示したもので(a)は断面図、(b)は斜視図
である。
【図3】 従来の自己支持形構造の光ファイバケーブル
の例を示したもので(a)は断面図、(b)は斜視図で
ある。
の例を示したもので(a)は断面図、(b)は斜視図で
ある。
3…光ファイバテープ心線(通信線)、5…光ファイバ
ケーブル本体(ケーブル本体)、9…低摩擦層、11…
支持線本体、30…一括被覆層。
ケーブル本体(ケーブル本体)、9…低摩擦層、11…
支持線本体、30…一括被覆層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 通信線を多数本集合させてなるケーブル
本体と、支持線本体とを一括被覆層で一体化してなる架
空通信ケーブルであって、 前記ケーブル本体が前記一括被覆層内で長さ方向に移動
可能であることを特徴とする架空通信ケーブル。 - 【請求項2】 前記ケーブル本体と前記一括被覆層との
間に低摩擦層を設けたことを特徴とする請求項1記載の
架空通信ケーブル。 - 【請求項3】 前記通信線が光ファイバからなることを
特徴とする架空通信ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8000355A JPH09190724A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 架空通信ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8000355A JPH09190724A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 架空通信ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190724A true JPH09190724A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11471526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8000355A Pending JPH09190724A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 架空通信ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190724A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09258075A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Toyokuni Densen Kk | 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用テン ションメンバー |
| JP2000241684A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-08 | Hitachi Cable Ltd | 光ファイバケーブル |
| US7269439B2 (en) | 2002-06-26 | 2007-09-11 | Polymatech Co., Ltd. | Slide-type multi-directional input key |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP8000355A patent/JPH09190724A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09258075A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Toyokuni Densen Kk | 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用テン ションメンバー |
| JP2000241684A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-08 | Hitachi Cable Ltd | 光ファイバケーブル |
| US7269439B2 (en) | 2002-06-26 | 2007-09-11 | Polymatech Co., Ltd. | Slide-type multi-directional input key |
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