JPH09192027A - 加熱調理用食品の調理装置 - Google Patents

加熱調理用食品の調理装置

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JPH09192027A
JPH09192027A JP8026273A JP2627396A JPH09192027A JP H09192027 A JPH09192027 A JP H09192027A JP 8026273 A JP8026273 A JP 8026273A JP 2627396 A JP2627396 A JP 2627396A JP H09192027 A JPH09192027 A JP H09192027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍の加熱調理用食品の調理に電子レンジで
解凍できるプラスチツク容器を使用し、この容器に充填
したこの食品の具材の表面に焦げ目を付けること。 【解決手段】 カバー体3はアルミ箔を素材とし、底面
が開放している長方形ので、このカバー体は、4個の容
器1を挿置できる大きさで、このカバー体の上面には4
個の窓部3aが開設され、各窓部の位置、大きさは、容
器1に充填されるグラタンの具材の表面に対向し、その
広さはこの具材の表面につける焦げ目の広さに対応して
いる。カバー体3でカバーされた容器1は、トンネル状
の加熱室の底部のコンベアで搬送されながらこの加熱室
の天井面にある赤外線バーナで容器1内のグラタンの具
材は照射され焦げ目が付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばピザ、グラ
タン、カネロニ、ドリア、ラザニアのように焦げ目を有
する加熱調理用食品の調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば市販されている冷凍グ
ラタンの調理方法は、先ずアルミ箔の容器、いわゆるア
ルミトレーにグラタンの具材を充填し、赤外線などのオ
ーブン加熱手段により加熱しながら焦げ目を入れ、それ
を冷却したものである。
【0003】そして、食欲をそそるように、このグラタ
ンの表面に適切な色具合の焦げ目を入れる必要がある
が、この焦げ目入りの加熱調理方法として、具材を入れ
た容器の上面を赤外線等により250℃以上に加熱され
た雰囲気内を通過させるものである。この調理は、具材
が沸点に達し、その後具材は内部まで加熱調理され、さ
らに時間が経過すると具材の表面の水分が蒸発し、続く
加熱焙焼によりこの具材の表面に焦げ目ができる。この
場合、具材は容器ごとに多少は違っているので、具材が
沸点に達してから焦げ目ができるまでの時間は、長い方
がより安定して焦げ目を付けることができる。その後、
調理されたグラタンは冷凍され、冷凍状態で市販されて
いる。このように焦げ目を付けるには、赤外線の照射温
度を調節が必要である。ユーザ側ではこの冷却グラタン
を加熱すれば焦げ目のついたグラタンを食することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、冷凍グラタ
ンをアルミ箔の容器で包装されたものは、高周波誘導加
熱調理機でも、マイクロ波を使用した電子レンジでも解
凍することができない。他方、プラスチック容器内の冷
凍食品は電子レンジで容易に解凍できることは良く知ら
れている。そこで、プラスチック、例えば電子レンジ使
用可能時間が最も長いとされる耐熱ポリプロピレン容器
(例えばリスパック社の「ペットクッカー」)内にグラ
タンの具材を充填し、赤外線照射加熱手段にて加熱調理
し、焦げ目を入れることができるかどうか実験したとこ
ろ、このポリプロピレン容器は、遠赤外線バーナの照射
により容器上部の温度が248℃の雰囲気内で26秒で
溶融し始めた。この実験により、耐熱ポリプロピレン容
器でも僅か26秒しかその形状を保持できないことが判
明した。これでは、前記したように焦げ目を入れるのに
250℃程度の雰囲気内で少なくとも1分30秒程度の
時間が必要であるので、プラスチック容器に充填された
加熱調理用食品の具材に焦げ目をつけることは不可能で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の目的は、冷凍されている加熱調理用食
品が家庭において電子レンジで解凍できるようにプラス
チツク容器を使用し、このプラスチック容器に充填した
この加熱調理食品の具材の表面に焦げ目を付けることの
可能な調理装置を提供することにある。
【0006】本発明にかかる調理装置の特徴は、容器
と、この容器内の加熱調理用食品の具材を加熱するため
の加熱室と、上記容器をカバーするカバー体とからなる
もので、上記容器は、熱可塑性合成樹脂を素材とし加熱
調理用食品の具材を充填するものであり、上記加熱室
は、上記容器を搬送する搬送手段とこの搬送手段の上方
に設置してある赤外線照射手段とを具備し、上記カバー
体は、アルミ箔から形成されかつ上面に窓部が形成して
ある。
【0007】そして、上記加熱室の上記赤外線照射手段
は、上記容器内の加熱調理用食品の具材に赤外線を照射
するものであり、上記カバー体は、上記容器と上記赤外
線照射手段との間に位置しこの容器に近接して設けてあ
り、上記カバー体の上記窓部は、上記容器に充填された
加熱調理用食品の具材と対向し、その広さは上記食品に
つける焦げ目をつけるに十分なものであり、かつこの窓
部の縁部は上記容器の上端縁部に近接していることによ
り上記容器の上端縁部の上記赤外線照射による加熱を低
減させるものである。
【0008】さらに、上記調理装置の他の特徴は、カバ
ー体は複数の窓部を有し、それぞれの窓部に対応する位
置に容器を位置させることができるところにある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0010】本発明の実施の形態を説明する前に、本発
明の背景について説明する。図1に示す加熱調理食品用
の容器1は、熱可塑性合成樹脂の耐熱ポリプロピレンを
素材としたもので、その上端開口の縁部1aをアルミ箔
2で被覆してある。このような容器1の使用法は、この
容器にグラタンの具材を充填する。この時、この具材に
調整液を塗布しておいてもよい。この調整液(例えば
「こげーる」月島食品工業−商品名、「キシロース」田
辺製薬−商品名)として卵黄、カラメル、水を所定割合
で混合したもの(特開平2−107161号公報)があ
る。そこで、図3に示す赤外線バーナ7〜7cの1つと
実質的に同一の赤外線バーナによりこの具材を加熱す
る。この時の容器1の表面の温度は、ほぼ250℃に加
熱されている。そして加熱後30秒〜1分で沸点に達
し、この雰囲気で1分30〜50秒経過したころから焦
げ目が付きだし、2分を経過した頃からこの焦げ目の色
が最適と判断できる状態になった。そして、この時のア
ルミ箔で被覆されている容器1の縁部1aの温度を測定
したところほぼ190℃であり、この焦げ目の色が最適
な状態においても、容器1には溶融など何も変化は発生
しなかった。このようにして、本発明は実質的に完成
し、この実験データを基にして、大量生産が可能なよう
に、容器1の上端開口の縁部1aをアルミ箔2で被覆す
る必要をなくすため、後で説明しているカバー体3を発
明し、次に説明するような構成を有する本発明にかかる
調理装置が完成したものである。
【0011】そこで、図2、3を参照して加熱調理食品
の調理装置の構成を説明する。勿論、この調理装置で
は、図1に示すように容器1の縁部1aをアルミ箔2で
被覆してはいない。先ず、図2に示す形状のカバー体3
について説明する。カバー体3はアルミニューム板(以
下アルミ箔という)によって形成されたもので、底面が
開放している長方形のものである。具体的に形状は、
0.3mm厚のアルミ箔を使用した例であるが、その大
きさは長手方向の長さが550mm、幅方向が200m
m、高さが15mmのもので、全体の重さは150g程
度のものである。このカバー体3の大きさは、容器1の
大きさとこのカバー体内に挿置される容器の数とによっ
て適宜設計的に決定され、このアルミ箔の厚さも加熱温
度などによって決定する。このカバー体3の上面には4
個の楕円状の窓部3a…が開設してあり、この窓部の位
置、大きさ及び形状は、容器1に充填される加熱調理用
食品、例えばグラタンの具材の表面に対向した個所に開
設されているもので、その広さはこの具材の表面につけ
る焦げ目の広さに対応したものである。そして、カバー
体3の内部の大きさは、被覆される容器1の大きさ、特
に複数の容器を被覆する場合には、この容器全体の大き
さより僅かに大きなもので、このカバー体にて被覆され
た容器は、正確な位置に位置決めされるものである。な
お、カバー体3の窓部3aは1個でもよいが、複数個開
設し複数の容器1を同時にカバーできるようにした方が
調理効率を向上させることができる。
【0012】次に、図3を参照して調理装置の構成を説
明すると、機枠(フレーム)4によりトンネル状の加熱
室5を構成してある。加熱室5の底面には、この加熱室
の右端の入口から左端の出口まで容器1を搬送するエン
ドレスの耐熱性のローラコンベアまたはベルトコンベア
6が敷設してある。加熱室5の天井面、即ちコンベア6
の上方には、このコンベアと対向する状態で赤外線照射
手段である赤外線バーナ7、7a、7b、7cが設けて
ある。赤外線バーナ7、7a、7b、7cは、上流から
下流に向けて連続した4段階に設けてあり、容器1内の
加熱調理食品の具材に赤外線を照射する。なお、この赤
外線は遠赤外線も含む。
【0013】第1段目の赤外線バーナ7,7は2つから
なり、第2段目と第3段目の赤外線バーナ7a、7bは
それぞれ1つからなり、さらに最後の第4段目の赤外線
バーナ7c,7cは2つからなり、それぞれの赤外線バ
ーナは、3000〜3700キロカロリー程度のものを
4〜6本並設したものである。それぞれの段階の赤外線
バーナ7、7a、7b、7cは、機枠4に固定的に設置
してもよいが、図3に示すように上下動可能に設置して
ある方が加熱温度を調整する上で望ましい。そして、機
枠4の上面に設置してある駆動装置8、8a、8b、8
cの駆動により各赤外線バーナ7、7a、7b、7cは
上下動し、コンベア6との間隔、つまり、容器1との間
隔が調整可能である。
【0014】次に、本発明にかかる調理装置の使用方法
について、図3を参照して説明する。
【0015】加熱室5の長さは、ほぼ6.5〜7.5m
であり、コンベア6は容器1をほぼ2分でこの加熱室を
通過させる速度で回転するように設計されている。先
ず、ポリプロピレン容器1にグラタンの具材を充填した
ものを、図2に示すように4列に並べ、すべての容器を
カバー体3で被覆しておく。なお、この具材には前記し
た図1の場合と同様に、調整液を予め塗布または噴射し
ておいてもよい。この被覆作業は、加熱室5の入口にお
いてコンベア6の高さと同一レベルの高さのテーブル
を、このコンベアと隣接させて設け、このテーブル上で
行えばよい。この状態の容器1をテーブルからコンベア
6の上に移動させると、この容器はこのコンベアにより
加熱室5内を図3の左方の出口に向けて移動される。こ
の移動状態で、カバー体3は容器1と赤外線バーナ7、
7a、7b、7cとの間に介在した状態であり、このカ
バー体の窓部3aの縁部はこの容器の縁部に近接した状
態であるため、このカバー体の窓部3a…は、各容器1
…の上端縁部に加えられる赤外線照射からの加熱温度を
低減している。赤外線バーナ7、7a、7b、7cによ
りこの具材を加熱したところ、第1段の赤外線バーナ
7,7を通過しほぼ30秒を経過した頃に沸点に達し
た。この時のカバー体3で被覆されている容器1の縁部
1aの温度を測定したところ189℃であり、この雰囲
気で、第2段、第3段の赤外線バーナ7a、7cを通過
し、ほぼ1分30〜50秒経過したころから焦げ目が付
きだし、第4段の赤外線バーナ7c,7cを通過し、ほ
ぼ2分経過した時に、この焦げ目の色が最適と判断でき
る状態になった。そして、この焦げ目の色が最適な状態
においても容器1には何も変化が発生しなかった。
【0016】また、具材の表面にできる焦げ目の程度
は、加熱調理用の食品の具材、この具材の種類またはこ
の具材を充填する容器の大きさなどによって変ることが
ある。その場合には、赤外線バーナ7〜7cの加熱温度
を調整することによって調整できるが、それよりも図3
に示すように、赤外線バーナ7、7a、7b、7cの位
置を駆動手段8、8a、8b、8cの駆動により上下方
向に移動させ、この赤外線バーナを上下動させてコンベ
ア6との間隔、つまり容器1との間隔を調整し、焦げ目
が最も適切な色具合にすることの方が調整が容易であ
る。なお、図3に示すように赤外線バーナ7〜7cのす
べての位置を上下方向に位置調整できるようにしてもよ
いが、少なくとも一部、特に下流側の赤外線バーナ7
b、7cの位置のみを調整できるようにしておけば具材
の焦げ目の色具合は調整できる。そして、加熱室5内に
おいて、焦げ目のついた具材を充填した容器1をカバー
しているカバー体3は、この加熱室の出口においても高
温状態にあるので、この出口を出たところで吸引手段に
より上方に引き上げ容器1とから引き離す。そして、焦
げ目の付いたグラタンは冷凍され、市場に出荷され、こ
れを購入したユーザは家庭において電子レンジで加熱す
れば、解凍されさらに加熱されて、焦げ目の付いたグラ
タンを食することができる。
【0017】なお、カバー体3は、側面の内、1つまた
は2つの面を揺動自在にしておくと、固定的な側面が容
器1の位置決め作用をし、揺動する側面でこの容器をカ
バー体3内に押し込むことができるので、このカバー体
内に容器1を挿置する作業が容易となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様な形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。加熱調理
用食品の具材を熱可塑性合成樹脂製の容器に充填して赤
外線加熱手段で加熱し、この具材に焦げ目ができるまで
加熱しても、この容器に溶融などの変化がなく、そのた
めこの熱可塑性合成樹脂製の容器に包装された焦げ目の
ついた加熱調理用食品を提供することができ、ユーザは
それを電子レンジによって容易に解凍し、加熱して食す
ることができる。カバー体に複数個の窓部を形成すると
複数の容器に充填してある食品具材を同時に加熱して焦
げ目を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器の縁部をアルミ箔で被覆した状態を示す斜
視図である。
【図2】複数の容器を被覆した状態のカバー体を示す斜
視図である。
【図3】調理装置の断面図である。
【符号の説明】
1 容器 3 カバー体 3a 窓部 5 加熱室 6 搬送手段(コンベア) 7、7a、7b、7c 赤外線照射手段(赤外線バー
ナ) 8、8a、8b、8c 駆動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器と、この容器内の加熱調理用食品の具
    材を加熱するための加熱室と、上記容器をカバーするカ
    バー体とからなり、 上記容器は、熱可塑性合成樹脂を素材とし加熱調理用食
    品の具材を充填するものであり、 上記加熱室は、上記容器を搬送する搬送手段とこの搬送
    手段の上方に設置してある赤外線照射手段とを具備し、 上記カバー体は、アルミ箔から形成されかつ上面に窓部
    が形成してあり、 上記加熱室の上記赤外線照射手段は、上記容器内の加熱
    調理用食品の具材に赤外線を照射するものであり、 上記カバー体は、上記容器と上記赤外線照射手段との間
    に位置しこの容器に近接して設けてあり、 上記カバー体の上記窓部は、上記容器に充填された加熱
    調理用食品の具材と対向し、その広さは上記食品に焦げ
    目をつけるに十分なものであり、かつこの窓部の縁部は
    上記容器の上端縁部に近接していることにより上記赤外
    線照射による加熱を低減させるものであることを特徴と
    する加熱調理用食品の調理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記カバー体は複数の
    窓部を有し、それぞれの窓部に対応する位置に容器を位
    置させることができることを特徴とする加熱調理用食品
    の調理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018189938A1 (ja) * 2017-04-14 2019-11-07 オハヨー乳業株式会社 表面焼成食品製造装置および表面焼成食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018189938A1 (ja) * 2017-04-14 2019-11-07 オハヨー乳業株式会社 表面焼成食品製造装置および表面焼成食品の製造方法

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