JPH091920A - インクジェット記録材用樹脂組成物 - Google Patents

インクジェット記録材用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH091920A
JPH091920A JP7151459A JP15145995A JPH091920A JP H091920 A JPH091920 A JP H091920A JP 7151459 A JP7151459 A JP 7151459A JP 15145995 A JP15145995 A JP 15145995A JP H091920 A JPH091920 A JP H091920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
weight
polyalkylene oxide
recording material
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7151459A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Osada
学 長田
Shinichi Takemori
信一 竹森
Takahiro Imai
貴宏 今井
Hiroyuki Kamiyama
弘之 上山
Masaya Matsuda
賢哉 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd filed Critical Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority to JP7151459A priority Critical patent/JPH091920A/ja
Publication of JPH091920A publication Critical patent/JPH091920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性インクを用いたインクジェット記録に最
適な記録材用樹脂組成物の提供。 【構成】 架橋ポリアルキレンオキシド樹脂および特定
のポリアミド樹脂、好ましくはさらにエチレン・ビニル
アルコール共重合体樹脂を含有させる。 【効果】 加工性が良好で、特にインクの吸収速度が速
く、耐湿熱性、耐水性、透明性に優れた水性インクジェ
ット用に最適な記録材が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性インクを用いたイ
ンクジェット記録に用いられる記録材用樹脂組成物に関
する。さらに詳しくは、本発明は、インクの吸収能力に
優れ、記録画像が鮮明でかつ耐湿熱性、耐水性に優れた
インクジェット記録材用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式プリンター記録形態
は、高速、低騒音、印刷コストが安い、機構が簡単で小
型軽量、マルチカラー化が容易、画像の大型化が容易、
現像定着が不要、記録パターンの融通性が大きい等、多
くの特徴を持ち、文字だけではなく画像の処理をも含ん
だハードコピーを得る方法として広く普及している。一
方、OHPシートやPOPシートの利用が広がる中で、
プリンターとしてOHPシートやPOPシートにも印刷
可能なものが必要になってきている。また、インクジェ
ット方式プリンターが広く普及するに従って、多くの種
類のプリンター用インクが上市されており、マルチカラ
ー化もインクの種類の増加に拍車をかける結果となって
いる。
【0003】これらのOHPやPOPシートに要求され
る品質としては、 (1) 各種インクのシートへの定着が速やかで、かつ
良好であり、印刷後インクの液だれなどが起こらないこ
と; (2) インク濃度が高く、発色性に優れていること; (3) インク液滴がシート上で拡散し、ドットの径が
必要以上に大きくならないこと; (4) インク画像の耐湿熱性、耐水性に優れているこ
と等が挙げられ、これらの要求を満たすため、各種の水
溶性インクが開発され、また、これらのインクに適した
記録用シートが提案されている。
【0004】しかしながら、これらすべての項目を満足
する記録材はなく、特に水性インクを使用した場合記録
画像の耐水性に欠け、水がかかったりまた、高湿下で保
存するだけでもにじみが生じる欠点がある。例えば、特
開昭60−171143号公報および特開昭59−20
7277号公報には、水溶性インクを対象として、基材
上にイオン性親水基を有する水溶性高分子または水可溶
性物質と多価アルコール可溶性物質を含有させてなるイ
ンク吸収層を設けた記録材が開示されているが耐水性に
ついては十分なものではない。また、耐水性の改善方法
として特開昭56−58869号公報には、水溶性高分
子を塗布した記録シートにインクジェット記録後、該水
溶性高分子を不溶化する方法等が開示されているが実用
に耐えられるものではない。このためインクの吸収速度
が速く、耐湿熱性、耐水性の高いものの開発が望まれて
いる。
【0005】また、OHPシート等においてはインク定
着層の透明性が要求される。さらに、水性インクジェッ
ト用の記録材料の製造方法については、現在、プラスチ
ックシートにインク定着層をコーティングする方法が採
用されているが、溶媒を使用しないドライフィルムを得
るため熱可塑性樹脂をベースにした加工性が良好なもの
も望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の諸課題
を解決するものであり加工性に優れた、特にインクの定
着速度が速く、耐湿熱性、耐水性、透明性に優れた水性
インクを用いたインクジェット記録に最適な記録材用樹
脂組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記したイ
ンクジェット用記録材料における課題を解決することを
目的として鋭意研究した結果、架橋ポリアルキレンオキ
シド樹脂と特定のポリアミド樹脂とを併用使用すること
により、加工性が良好でインクの吸収能力に優れ画像が
鮮明でかつ耐湿熱性、耐水性に優れた水性インクジェッ
ト記録に最適な記録材用樹脂組成物を提供できることを
見出し、本発明を完成するに至った。また、本発明者ら
は、上記架橋ポリアルキレンオキシド樹脂と特定のポリ
アミド樹脂にさらにエチレン・ビニルアルコール共重合
体樹脂を併用使用することにより上記の耐湿熱性、耐水
性に加えて透明性に優れたインクジェット記録材用樹脂
組成物を提供できることを見出し、本願第2の発明を完
成した。
【0008】すなわち、本発明の組成物は、架橋ポリア
ルキレンオキシド樹脂20〜95重量%と、ポリアミド
樹脂80〜5重量%とを含むことを特徴とする。また、
本願第2の発明の組成物は架橋ポリアルキレンオキシド
樹脂20〜95重量%と、ポリアミド樹脂80〜5重量
%と、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂50重
量%以下とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明においては、架橋ポリアルキレンオ
キシド樹脂が有するインクの吸収性能および記録画像の
鮮明性に優れた特性と、ポリアミド樹脂が有する耐湿熱
性、耐水性に優れた特性とエチレン・ビニルアルコール
共重合体の透明性に優れた特性とが、これらを併用して
も、お互いの長所を失うことなく相乗効果を発揮してい
るものと考えられる。
【0010】本発明で用いられる架橋ポリアルキレンオ
キシド樹脂としては、ポリアルキレンオキシドとジオー
ルとをイソシアネート化合物で反応させて得られる、1
70℃、50kg/cm2加重下での溶融粘度が200
0〜20万ポイズであり、吸水能(g純水/g樹脂)が1
0〜45g/gの樹脂が好適に用いられる。溶融粘度が
2000ポイズ未満の場合、および吸水能が45g/g
を超える場合には、記録画像の耐湿熱性・耐水性も低下
するので好ましくない。また、溶融粘度が20万ポイズ
超える場合、および吸水能が10g/g未満の場合に
は、ポリアミド樹脂やエチレン・ビニルアルコール共重
合体との相溶性が悪くなり、フィルム加工時のフィルム
表面状態が悪化する等の問題が生じるので好ましくな
い。架橋ポリアルキレンオキシド樹脂の添加割合は、本
発明の樹脂組成物の全重量に対して、通常、20〜95
重量%、好ましくは30〜90重量%である。20重量
%より少ないと初期印刷性能が悪くなり、95重量%を
超えると耐湿熱性・耐水性が低下するので好ましくな
い。
【0011】該架橋ポリアルキレンオキシド樹脂を構成
するポリアルキレンオキシドとしては、重量平均分子量
が500〜50万のものが好適に用いられ、例えば、ポ
リエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレ
ンオキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリブチレ
ンオキシドおよびこれらの混合物等を挙げることができ
る。特に、重量平均分子量2000〜10万のポリエチ
レンオキシド、ポリプロピレンオキシド、これらの混合
物またはこれらの共重合体が好適に用いられる。重量平
均分子量が500未満の場合、得られる架橋ポリアルキ
レンオキシド樹脂の溶融粘度が低すぎ、また重量平均分
子量が50万を超えると溶融粘度が極端に高くなり、い
ずれの場合も他の樹脂との相溶性に問題が生じるので好
ましくない。
【0012】該ポリアルキレンオキシドと共に架橋ポリ
アルキレンオキシド樹脂を構成するジオールとしては、
同一分子内に水酸基(−OH)を2個有する有機化合
物、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、2,
3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、オクチレン
グリコール、グリセリルモノアセテート、グリセリルモ
ノブチレート、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナ
ンジオール、ビスフェノールA等を挙げることができ
る。好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ブタンジオー
ル、1,9−ノナンジオール等が用いられる。
【0013】上記のポリアルキレンオキシドとジオール
とを架橋するのに用いるイソシアネート化合物として
は、同一分子内にイソシアネート基を2個有する有機化
合物、例えば、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、4,4'−ジフェニルメタンイソシアネート(MD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,8−ジメ
チルベンゾール−2,4−ジイソシアネート、2,4−ト
リレンジイソシアネート(TDI)、TDIの3量体、ポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート、トリメチロー
ルプロパンなどのポリオールにその活性水素の数に対応
するモル数のジイソシアネートを反応させて得られるウ
レタンイソシアネート化合物、ポリイソシアネートアダ
クト等を挙げることができる。好ましくは、4,4'−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネ
ート(TDI)等が用いられる。
【0014】上記のポリアルキレンオキシド、ジオール
およびイソシアネート化合物の使用割合は、ポリアルキ
レンオキシドの末端水酸基とジオールの有する水酸基の
数の和とイソシアネート化合物の有するイソシアネート
基の数の比(R値)(−NCO基/−OH基)が0.5〜2.
0となる範囲、好ましくは、0.8〜1.7となる範囲で
選択される。R値が0.5未満の時は、架橋密度が低く
なり十分な溶媒吸収性を有する架橋ポリアルキレンオキ
シド樹脂が得られず、一方、R値が2.0を超えると架
橋密度が高くなると共に、溶融粘度が高くなり成型の際
の加工性が悪くなるため好ましくない。
【0015】ポリアルキレンオキシドのモル数は、その
重量を重量平均分子量で割ることにより求めることがで
きる。ジオールを添加する場合は、ポリアルキレンオキ
シドとイソシアネート化合物との架橋反応時に添加す
る。ジオールを添加することにより、得られる架橋ポリ
アルキレンオキシドの溶融粘度の低下を図ることがで
き、加工性が向上する。
【0016】上記イソシアネート化合物の使用量は、イ
ソシアネート化合物の種類および反応条件によっても異
なるが、一般に、ポリアルキレンオキシド100重量部
に対して、0.5〜80重量部、好ましくは、1〜50
重量部の範囲である。1重量部より少ない量では、得ら
れる架橋ポリアルキレンオキシド樹脂の架橋密度が低く
なって十分なフィルム強度が得られず、一方、80重量
部を超えて用いた場合、得られる架橋ポリアルキレンオ
キシド樹脂の架橋密度が高くなりすぎてフィルムに成型
する際の加工温度が高くなり、成型が困難になるため好
ましくない。
【0017】ポリアルキレンオキシドとジオールとをイ
ソシアネート化合物と反応させる方法としては、適当な
溶媒を用いた溶液状で反応させる方法が一般的である。
分散状で反応させる方法や、粉末状または固体状で両者
を均一に混合した後に所定の温度に加熱して反応させる
こともできるが、工業的実施の見地から各原料を溶融状
態で連続的に供給し多軸押出機中で混合、反応させる方
法が好ましい。上記反応の反応温度は、通常50〜21
0℃である。なお、この反応系にトリエチルアミン、ト
リエタノールアミン、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、スタナスオクトエート、トリエチレ
ンジアミン等を少量添加することにより、反応を促進さ
せることもできる。
【0018】本発明で用いられるポリアミド樹脂として
は、結晶化度が0〜50%で、融点もしくはTg(ガラ
ス転移点)が70〜190℃の樹脂が好ましく用いられ
る。具体的には、8ナイロン(アルコール可溶性ナイロ
ン)、11ナイロン、12ナイロン、6/66/12共
重合ナイロン、非晶性ナイロン、透明性ナイロン樹脂等
が挙げられる。結晶化度が50%を超え、融点もしくは
Tgが190℃を超えると架橋ポリアルキレンオキシド
との相溶性が悪くなったり、加工温度が高くなるために
架橋ポリアルキレンオキシドの分解等が生じる可能性が
あるため好ましくない。ポリアミド樹脂の添加割合は、
通常80〜5重量%、好ましくは、60〜10重量%で
ある。添加割合が5重量%未満の場合には耐湿熱性・耐
水性の向上効果が少なく、一方80重量%を超える場合
にはインクの吸収性能が低下し鮮明な画像が得られない
ので好ましくない。
【0019】本発明で用いられるエチレン・ビニルアル
コール共重合体樹脂としては、エチレン含量が25〜5
0モル%であって、融点が190℃以下の一般に市販さ
れているものが好適に用いられる。エチレン・ビニルア
ルコール共重合体樹脂の添加割合は、通常50重量%以
下、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは5〜
40重量%である。添加割合が50重量%を超えて用い
てもそれに見合う効果が得られず、かえってインクの吸
収性能が低下するため好ましくない。
【0020】本発明の記録材用樹脂組成物は、架橋ポリ
アルキレンオキシド樹脂とポリアミド樹脂および必要に
応じてエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂とを押
出し機、ニーダー、ロール等一般的に用いられる加工機
械で混練して得られる。得られた樹脂組成物は、インフ
レーション成型、Tダイ押出しによりシート状に成型す
ることができる。また、該組成物とPP、LDPE等の
熱可塑性樹脂をインフレーション成型、Tダイ等による
共押出により、熱可塑性樹脂を支持層とするシート状に
成型することもできる。この際、支持層とインク定着層
との接着性を高めるなどの目的で、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレンアクリレート、
エチレンメタクリレート、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル
−スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン・アクリル
酸エステルマレイン酸三元共重合体、オレフィン系熱可
塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、
ウレタン系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性樹脂を単
独あるいは2種以上適宜混合して該組成物に添加しても
よい。
【0021】また、該組成物をアルコール、アルコール
/水、有機溶剤で溶解し、紙または透明プラスチックフ
ィルムやセルロース誘導体等の基材に塗布し、インク受
容層とすることもできる。該透明プラスチックフィルム
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エ
チレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・メタア
クリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル・無
水マレイン酸共重合体、ナイロン樹脂、ポリ塩化ビニル
等があり接着性を改善するため、表面処理を施したもの
や透明性を改善するため2軸延伸フィルム等が用いられ
る場合もある。
【0022】上記の樹脂組成物を溶解する溶剤として
は、メタノール、メタノール/水、n−プロパノール、
n−プロパノール/水、イソプロパノール、イソプロパ
ノール/水、トルエン、キシレン、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトニト
リル、ジメチルホルムアミド等から適宜選択して使用す
ればよい。
【0023】上記のインク受容層の厚みは、通常、1〜
200μm、好ましくは5〜100μmがよい。1μm
より薄い場合にはインク吸収性が低下し、一方200μ
mより厚い場合にはそれに見合う効果が得られないばか
りか、フィルムの透光性が低下する場合があり、好まし
くない。また、一般的に使用されている定着剤、滲み防
止剤等の添加剤を適宜配合することもできる。
【0024】また、さらに目的により、例えば、超微粉
のシリカ、タルク、ゼオライト、アルミナ、酸化チタン
等の熱安定剤、酸化防止剤、顔料、充填剤を少量添加で
きる。
【0025】
【実施例】以下に本発明を製造例、実施例および比較例
によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に
限定されるものではない。なお、後記の製造例で得た架
橋ポリアルキレンオキシド樹脂の試験および実施例で得
た記録材用樹脂組成物を用いた記録シート印字性能の評
価については以下の方法で行った。
【0026】1.架橋ポリアルキレンオキシド樹脂の試
験項目およびその方法 (1) 吸水能[g(純水)/g(樹脂)]:純水20
0ml中に、架橋ポリアルキレンオキシド樹脂を1g添
加し、24時間撹拌後、200メッシュの金網にて濾過
し、濾過後のゲルの重量を吸水能とした。 (2) 溶融粘度[ポイズ]:170℃、50kg/c
2加重の条件下にて、ダイ1mmφ×1mmLオリフ
ィス(島津製作所製フローテスター CFT−500C)
で測定した。
【0027】2.記録シート印字性能の評価項目および
その方法 (1)乾燥速度:エプソン社製ソフトを用いプリンター
MJ−700V2Cで評価パターン(5mmφ×12
個、黒色)を印刷後、10秒間隔で印刷面に濾紙をあて
て擦り、インクが滲まなくなる時間を測定した。 (2)印刷性:エプソン社製ソフトを用いプリンターM
J−700V2Cで評価パターンを印字後、マイクロス
コープVH−5900(KEYENCE製)で各色の1ド
ットを200倍に拡大しその径(μm)を測定した。 (3)耐湿熱性:エプソン社製ソフトを用いプリンター
MJ−700V2Cで評価パターン(破線、赤色)を印
字し、1日後に温度50℃、湿度80%の恒温恒湿器に
入れ、1時間後に取り出して赤色破線部の状態を200
倍に拡大して滲み状態を測定した。 耐湿熱性の評価基準は以下の通りである; ○:滲みなし △:若干滲みあり ×:滲み大(破線が実線に見える) (4)耐水性:エプソン社製ソフトを用いプリンターM
J−700V2Cで評価パターンを印字し、1日後に5
分間水に浸漬して色落ち状態を判定した。耐水性の評価
基準は以下の通りである; ○:色落ちなし △:若干色落ちあり ×:色落ち大
【0028】製造例1 十分に脱水した重量平均分子量20000のポリエチレ
ンオキシド100重量部、重量平均分子量1000のプ
ロピレンオキシド13.2重量部、1,4−ブタンジオー
ル1.97重量部およびトリエチレンジアミン0.2重量
部を、110℃に保温された撹拌機の付いた貯蔵タンク
Aに入れ、窒素ガス雰囲気下で均一な混合物とした。こ
れとは別に、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト9.01重量部を50℃に保温された撹拌機の付いた
貯蔵タンクBに入れ、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。貯
蔵タンクAの混合物と貯蔵タンクBの4,4'−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートを定量ポンプで各々154.
6g/分と12.1g/分の速度で110〜140℃に
設定した2軸押出機に連続的に供給し、押出機中で混
合、反応を行い押出機出口からストランドを出し、ペレ
タイザーによりペレット化して架橋ポリアルキレンオキ
シド樹脂を得た。このようにして得た架橋ポリアルキレ
ンオキシド樹脂の吸水能は20g/gであり、溶融粘度
(170℃×50kg/cm2)は2万ポイズであった。
【0029】製造例2 十分に脱水した重量平均分子量50000のポリエチレ
ンオキシド100重量部、重量平均分子量4000のポ
リプロピレンオキシド19.8重量部、1,4−ブタンジ
オール0.75重量部、トリエチレンジアミン0.2重量
部およびトルエン350重量部を110℃に保温された
撹拌機の付いた反応槽に入れ、窒素ガス雰囲気下で均一
な混合溶液とした。そこへ、4,4'−ジフェニルメタン
ジイソシアネート3.62重量部を添加し、3時間反応
を行った。反応終了後、ヘキサンを添加し、室温まで冷
却し、生成した樹脂を析出させた。このスラリーを加圧
濾過し、減圧乾燥して架橋ポリアルキレンオキシド樹脂
を得た。このようにして得た樹脂の吸水能は14g/g
であり、溶融粘度(170℃、50kg/cm2)は5万
ポイズであった。これをメタノール/水(70/30重
量比)に溶解し、10重量%の架橋ポリアルキレンオキ
シド樹脂を含有するアルコール/水溶液を得た。
【0030】実施例1 製造例1で得られた架橋ポリアルキレンオキシド樹脂1
00重量部に、非晶性ナイロン[Tg:125℃、結晶
化度:0%、商品名:グリボリG21、エムス社製]5
0重量部と共重合ナイロン[融点:134℃、結晶化
度:40%、商品名:グリローンCF62BS、エムス
社製]50重量部とを20Lヘンシェルミキサーで混合
した後、30mm押出機(L/D=25、ダルメージス
クリュー、170℃)で混練しペレット化した後、イン
フレーション成型により厚み80μmのフィルムを得、
前記の性能評価を行った。
【0031】実施例2 製造例1で得られた架橋ポリアルキレンオキシド樹脂1
00重量部に、共重合ナイロン[融点:117℃、商品
名:ベスタメルト171、ダイセルヒュルス製]30重
量部とエチレン・ビニルアルコール共重合体[融点:1
83℃、商品名エバールF101、クラレ製]30重量
部とを20Lヘンシェルミキサー混合後、25mmコン
ティニュアスニーダーでストランドを出し、ペレタイザ
ーにてペレット化を行った。このペレットとLDPEと
の共押出し、インフレーション成型を行いインク定着層
の厚みが10μmであってLDPE層が90μmである
2層フィルムを得、前記の性能評価を行った。
【0032】実施例3 製造例1で得られた架橋ポリアルキレンオキシド樹脂1
00重量部に、透明性ナイロン[結晶化度:0%、T
g:155℃、商品名:グリルアミドTR55LY、エ
ムス社製]40重量部と12ナイロン[結晶化度:30
%、融点:178℃、商品名:グリルアミドL20、エ
ムス社製]60重量部とを20Lヘンシェルミキサーで
混合後、30mm押出し機にてストランドを出し、ペレ
タイザーにてペレット化を行った。このペレットとPP
との共押出し、インフレーション成型を行い、インク定
着層の厚みが10μmでPP支持層の厚みが50μmの
フィルムを得、前記の性能評価を行った。
【0033】実施例4 製造例1で得られた架橋ポリアルキレンオキシド樹脂1
00重量部に、共重合ナイロン[融点:115℃、商品
名:グリテックス1G、エムス社製]40重量部と8ナ
イロン[融点:152℃、商品名:ファインレジンFR
−104、(株)鉛市製]60重量部とを20Lヘンシ
ェルミキサーで混合後、30mm押出機にてストランド
を出し、ペレタイザーにてペレット化を行った。このペ
レットと支持層として用いるエチレン・アクリル酸エス
テル・無水マレイン酸3元共重合体[融点:95℃、商
品名:ボンダインTX8030、住友化学(株)製]と
を、Tダイにより共押出しを行い、インク定着層の厚み
が50μmで支持層の厚みが100μmのフィルムを
得、前記の性能評価を行った。
【0034】実施例5 製造例2で得られた10重量%の架橋ポリアルキレンオ
キシド樹脂を含有するアルコール/水溶液100重量部
に、8ナイロンの20%メタノール溶液[商品名:トレ
ジンM−20、帝国化学産業(株)製]30重量部とを
撹拌下で混合し、上質紙(厚み:80μm)にバーコー
ターを用いて塗布し、乾燥処理(パーフェクトオーブ
ン、110℃×5分)して厚み5μmのインク定着層を
得、前記の性能評価を行った。
【0035】実施例6 実施例2で得られたペレットを、n−プロパノール/水
(70/30重量比)で固形分濃度10重量%になるよ
うに仕込み、88℃で3時間溶解した。この得られた溶
液をPETフィルム(厚み:80μm)にバーコーター
を用いて塗布した後、乾燥処理(パーフェクトオーブ
ン、110℃×5分)して厚み5μmのインク定着層を
得、前記の性能評価を行った。また、このようにして得
られたPETフィルムは、OHPシートとして十分な透
明性を有していた。
【0036】実施例7 実施例2で得られたペレットを用い、インフレーション
成型により膜厚60μmのフィルムを得、前記の性能評
価を行った。また、このようにして得られたフィルム
は、それ自体透明性に優れたものであった。
【0037】比較例1 製造例1で得られた架橋ポリアルキレンオキシド樹脂
を、30mm押出機(温度:170℃)でインフレーシ
ョン成型し膜厚100μmのフィルムを得、前記の性能
評価を行った。
【0038】比較例2 架橋ポリアルキレンオキシド樹脂を除いた以外は実施例
1と同様な操作で膜厚80μmのフィルムを得、前記の
性能評価を行った。
【0039】比較例3 市販のOHPシート(フォーレックス社製)を用いて、
前記の性能評価を行った。
【0040】比較例4 市販のインクジットシート(カラーBJトランスペアレ
ンシーCF101、キャノン製)を用いて、前記の性能
評価を行った。
【0041】比較例5 市販のPPC用紙スーパーファインシート(型番:MJ
SP1、エプソン社製)を用いて、前記の性能評価を行
った。これら実施例および比較例の性能評価結果をまと
めて表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】この表から明らかなように、本発明のイン
クジェット記録材用樹脂組成物は、乾燥速度が速く、印
刷性においてはドット径が小さく、耐湿熱性および耐水
性に優れている。
【0044】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録材用樹脂組
成物により、加工性が良好で、特にインクの吸収速度が
速く、耐湿熱性、耐水性、透明性に優れた水性インクジ
ェット用の最適な記録材が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 弘之 兵庫県姫路市飾磨区入船町1番地 住友精 化株式会社第2研究所内 (72)発明者 松田 賢哉 兵庫県姫路市飾磨区入船町1番地 住友精 化株式会社第2研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋ポリアルキレンオキシド樹脂20〜
    95重量%と、ポリアミド樹脂80〜5重量%とを含む
    ことを特徴とするインクジェット記録材用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 架橋ポリアルキレンオキシド樹脂20〜
    95重量%と、ポリアミド樹脂80〜5重量%と、エチ
    レン・ビニルアルコール共重合体樹脂50重量%以下と
    を含むことを特徴とするインクジェット記録材用樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 架橋ポリアルキレンオキシド樹脂が、ポ
    リアルキレンオキシドとジオールとをイソシアネート化
    合物で架橋させた樹脂であり、その170℃、50kg
    /cm2加重下での溶融粘度が2000〜20万ポイズ
    であって、吸水能(g純水/g樹脂)が10〜45g/
    gである請求項1または2記載のインクジェット記録材
    用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ポリアルキレンオキシドが、重量平均分
    子量500〜50万のポリエチレンオキシド、ポリプロ
    ピレンオキシド、これらの混合物およびこれらの共重合
    体からなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項
    3記載のインクジェット記録材用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリアミド樹脂が、8ナイロン(アルコ
    ール可溶性ナイロン)、11ナイロン、12ナイロン、
    6/66/12共重合ナイロン、非晶性ナイロン、およ
    び透明性ナイロンからなる群より選ばれた少なくとも1
    種であり、その融点もしくはTgが70〜190℃の範
    囲であって、結晶化度が50%以下である請求項1また
    は2記載のインクジェット記録材用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 エチレン・ビニルアルコール共重合体樹
    脂のエチレン含量が25〜50モル%であり、融点が1
    90℃以下である請求項2記載のインクジェット記録材
    用樹脂組成物。
JP7151459A 1995-06-19 1995-06-19 インクジェット記録材用樹脂組成物 Pending JPH091920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151459A JPH091920A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 インクジェット記録材用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151459A JPH091920A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 インクジェット記録材用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH091920A true JPH091920A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15519021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7151459A Pending JPH091920A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 インクジェット記録材用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH091920A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047491A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 Dic株式会社 インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013082190A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013086461A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013091251A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013107276A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013142126A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Seiko Epson Corp インク組成物
WO2017222957A1 (en) * 2016-06-23 2017-12-28 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Inkjet receptive thermoplastic polyurethane film

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047491A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 Dic株式会社 インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013082190A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
US9005726B2 (en) 2011-09-30 2015-04-14 Dic Corporation Recording medium for ink jet ink, ink jet printed material, and method for producing the same
JP2013086461A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013091251A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013107276A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013142126A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Seiko Epson Corp インク組成物
WO2017222957A1 (en) * 2016-06-23 2017-12-28 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Inkjet receptive thermoplastic polyurethane film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7767293B2 (en) Leather-like sheet
JP4050438B2 (ja) 表面被覆を施したポリオレフィン系樹脂成形品
JP6424717B2 (ja) アルコール系インキ組成物およびそれを用いた印刷物、積層体
JPH091920A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物
US12421363B2 (en) White easy-adhesive polyester film comprising a nitrogen-containing antistatic agent
JP2001151847A (ja) 印刷インキバインダー及び印刷インキ
JPH11123869A (ja) 水性インク印刷用シート
JPH09175002A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物
JPH106637A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物
JPH1170730A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物およびインクジェット記録材
CN100513195C (zh) 喷墨记录材料
JPH1095914A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物
DE69021378T2 (de) Laminierter harzfilm mit metallaussehen.
JP2001064506A (ja) 熱可塑性ポリウレタン組成物
JP2506404B2 (ja) ラミネ―ト加工用印刷インキ組成物及びそれを用いたラミネ―ト加工方法及びラミネ―ト加工物
JPH1111001A (ja) 水性インク用印刷シート
JPH1077422A (ja) インクジェット記録材用樹脂組成物
JP2004307532A (ja) ポリプロピレン樹脂マーキングフィルム
JP2986690B2 (ja) 熱可塑性ポリウレタン組成物
WO1997049561A1 (fr) Composition de resine destinee a un materiau d'impression pour jet d'encre
JP4566444B2 (ja) 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物からなる伸縮フィルム及びそれを用いたギャザー
JPH0812871A (ja) 印刷性、筆記性の良好な樹脂組成物および成形品
JP2001048949A (ja) 熱可塑性ポリウレタン
JP2002067484A (ja) インクジェット記録媒体及びその製造方法
JPH08143766A (ja) 熱可塑性重合体組成物