JPH09192860A - 光強度制御方法および光分配装置 - Google Patents

光強度制御方法および光分配装置

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JPH09192860A
JPH09192860A JP8026195A JP2619596A JPH09192860A JP H09192860 A JPH09192860 A JP H09192860A JP 8026195 A JP8026195 A JP 8026195A JP 2619596 A JP2619596 A JP 2619596A JP H09192860 A JPH09192860 A JP H09192860A
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JP
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light
intensity
divided
light intensity
optical
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JP8026195A
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Inventor
Tatsuo Mimura
龍夫 三村
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から出射された光の強度を一定に保持す
ることができるようにする。 【解決手段】 レーザ光34は、ビームスプリッタ36
によって複数の分割光38に分割されたのち、光強度調
整器39、集光レンズ42を介して光ファイバ44に入
射する。光ファイバ44の端末側には、光ファイバ44
から出射された分割光38の一部が入射する光強度検出
器58が設けてあり、光強度検出器58の検出した光強
度がコントローラ62に入力される。コントローラ62
は、検出された光強度が目標設定範囲から外れている場
合、光強度調整器39の光減衰調整器41を介して可変
光減衰器40の減衰率を変化させ、被加工物52に照射
する分割光38の強度が目標設定範囲に入るようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から出射され
た光の強度を制御する方法に係り、特に1台の光源から
出射された光によって同時に複数の光加工作業を行うの
に好適な光強度制御方法および光分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1台のレーザ発振器によって同時に複数
の加工作業を行うことができるレーザ加工機がある。こ
のレーザ加工機は、レーザ発振器の出射光を複数に分割
したのち、分割された各レーザ光をそれぞれ別の光ファ
イバに入射させてトーチなどの照射手段に導く分配装置
が使用される。そして、精度の高い加工を行うために
は、分配装置の各光ファイバへの光入射量の精度を良好
に保つことが必要である。そこで、図10に示したよう
に、カライドスコープを使用しようして光ファイバへの
光入射量の精度を向上させた分配装置が提案されている
(特開平5−2119号公報)。
【0003】図10(1)に示した光分配装置は、ガラ
ス等からなるカライドスコープ10の入射側に拡散レン
ズ12を配置してレーザ光14を拡散してカライドスコ
ープ10に入射し、カライドスコープ10内でレーザ光
14を均一化したのち、カライドスコープ10の出射側
に配置した多分割レンズ16によって複数のレーザ光に
分割し、各分割光を光ファイバ18に導入するようにし
ている。また、図10(2)に示した光分配装置は、中
空のカライドスコープ20の入射側に集光レンズ22を
配置し、平行レーザ光24を一旦集光させたのちカライ
ドスコープ20に入射させて均一化し、その後、出射側
に配置した多分割レンズ16によって複数のレーザ光に
分割し、各分割光を光ファイバ18に入射させるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カライドスコープ
によってレーザ光を均一化して多分割レンズによって分
割する装置は、比較的均一な強度を有する分割光を得る
ことができる。しかし、光源の出射光を複数に分割した
光は、各分割光をそれぞれ別の光ファイバに入射する場
合に、分割光の光路上に存在するレンズや光ファイバと
いった光学素子の製作誤差(ファイバ径や減衰率等)に
よる光学特性のばらつき、レンズ面やファイバ端面の汚
れまたはファイバの減衰率の変化等の経時変化による影
響を受ける。このため、被加工物に照射する各分割光の
強度を所望のレベルに設定し、かつそのレベルを安定し
て維持することは極めて困難で、加工誤差の大きな要因
となっている。
【0005】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、光源から出射された光の強度を
一定に保持することができるようにすることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、光路の減衰率を調整するようにしてい
る。すなわち、本発明に係る光強度制御方法は、光源か
ら出射されて被照射物に照射される光の強度を制御する
方法において、前記光の光路末端部における光強度また
は前記被照射物からの反射光の強度を検出し、この検出
した光強度に基づいて、前記光路における光減衰率を調
整して前記被照射物に照射する光の強度を予め設定した
値に保持する方法にしてある。光源が出射した光を複数
に分割する場合、これら各分割光のそれぞれの光路のそ
れぞれの光減衰率を相互に独立して調整できるようにす
ることが望ましい。
【0007】また、本発明に係る光分配装置は、光源か
らの出射光を複数に分割する分割手段と、この分割手段
により分割された各分割光のそれぞれの光路中に設けら
れ、各分割光の強度を調整する光強度調整手段と、前記
各分割光の光路末端部に配設され、前記分割光の光路末
端部における光強度を検出する光強度検出手段と、この
光強度検出手段の検出信号に基づいて前記光強度調整手
段を制御し、被照射物に照射する前記分割光の強度を予
め定めた値に調整する制御手段とを有する構成となって
いる。
【0008】光強度調整手段としては、一対の反射膜間
の間隔を可変にできるエタロンなどを使用することがで
きる。また、光強度検出手段としては、公知のフォトダ
イオードやフォトトランジスタなどであってよい。そし
て、光強度検出手段が検出する分割光の強度は、被照射
物からの反射光の強度であってもよい。また、光強度検
出手段は、分割光を被照射物に照射する照射手段(例え
ば、レーザ切断機やレーザ溶接機のトーチ等)に内蔵さ
せることができる。
【0009】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、被照射物に照
射する直前の光の強度、または被照射物からの反射光の
強度を検出し、この検出値に基づいて一対の反射膜間の
間隔を可変にできるエタロンなどの光強度調整手段を制
御して光路の減衰率を調整するようにしているため、レ
ンズや光ファイバなどの光学素子の製作誤差に基づくば
らつき、光学素子の劣化などの経時変化の影響があった
としても、その影響を吸収、補正して光の強度を容易に
所望の値に保持することができる。しかも、各分割光の
それぞれの光路の減衰率を相互に独立して調整すること
ができるようにしてあるため、各分割光の強度を任意に
設定することができ、光加工に必要な任意の光強度を容
易に得ることができる。そして、光強度検出手段をレー
ザ切断機のトーチなどの照射手段に内蔵させると、光強
度検出手段の支持機構を特に設ける必要がなく、装置の
簡素化及び光学素子相互の位置ずれ防止が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る光強度制御方法およ
び光分配装置の好ましい実施形態を、添付図面に従って
詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、
光がレーザ光である場合について説明するが、光は水銀
ランプのi線、g線などのレーザ光以外のものであって
もよい。
【0011】図1は、本発明の第1実施形態に係る光分
配装置の説明図であって、レーザ溶接機などのレーザ加
工機に適用した例を示したものである。光源であるレー
ザ発振器30は、電源などからなるレーザ出力制御器3
2によって駆動され、破線に示したようにレーザ光34
を出射するようになっている。レーザ発振器30から出
射されたレーザ光34は、ハーフミラーなどから構成し
た分割手段である複数のビームスプリッタ36-1〜36
-Nによって複数の分割光38-1〜38-Nに分割され、光
強度調整手段である光強度調整装置39を構成してい
る、詳細を後述する可変光減衰器40-1〜40-Nに入射
するようになっている。
【0012】光強度調整装置39は、可変光減衰器40
-1〜40-Nと、可変光減衰器40-1〜40-Nの光減衰率
を調整する光減衰調整器41とから構成してあって、可
変光減衰器40-1〜40-Nと光減衰調整器41とがケー
ブル43によって接続してある。そして、可変光減衰器
40-1〜40-Nから出射された各分割光38-1〜38-N
は、集光レンズ42-1〜42-Nによって集光され、光路
の一部を構成している光ファイバ44-1〜44-Nに入射
するようにしてある。
【0013】各光ファイバ44-1〜44-Nの先端(末
端)側には、端面に対向させてコリメータレンズ46-1
〜46-Nが配設してあり、光ファイバ44-1〜44-Nか
ら出射された分割光38-1〜38-Nを平行レーザ光48
-1〜48-Nにするようになっている。そして、コリメー
タレンズ46-1〜46-Nの前方には、照射手段とを構成
している照射集光レンズ50-1〜50-Nが設けてあり、
コリメータレンズ46-1〜46-Nから出射された平行レ
ーザ光48-1〜48-Nを被照射物である被加工物52-1
〜52-N上に集光させて照射できるようにしてある。ま
た、分割光38(38-1〜38-N)の光路末端部となっ
ているコリメータレンズ46-1〜46-Nと照射集光レン
ズ50-1〜50-Nとの間の光路には、ビームスプリッタ
54-1〜54-Nが配置してあり、平行レーザ光48-1〜
48-Nの一部を分割して計測集光レンズ56-1〜56-N
を介して、フォトダイオードやフォトトランジスタなど
から構成した光強度検出手段である光強度検出器58-1
〜58-Nに入射させることができるようになっている。
【0014】光強度検出器58-1〜58-Nの検出信号
は、信号線60を介して制御手段であるコントローラ6
2に入力するようにしてある。そして、コントローラ6
2には、光強度調整装置39の光減衰調整器41とレー
ザ出力制御器32とが接続してあって、このコントロー
ラ62によってレーザ出力制御器32を介してレーザ発
振器30の出力を調整できるとともに、光減衰調整器4
1を介して可変光減衰器40-1〜40-Nの光減衰率を調
整することができるようにしてある。
【0015】可変光減衰器40-1〜40-Nは、同一の構
造をしており、図2に示したように一対の反射膜の間隔
を変えることができるエタロンとして構成してある。す
なわち、可変光減衰器40は、レーザ光(分割光)38
が透過可能なガラスなどからなる平行配置した一対のフ
レーム板64、66を有している。そして、フレーム板
64、66の対向面には、反射膜68、70が形成して
あり、一側のフレーム板64(またはフレーム板66)
を介して入射したレーザ光が反射膜668、70によっ
て多重反射したのち、他側のフレーム板66(またはフ
レーム板64)を介して出射できるようになっている。
また、一対のフレーム板64、66間には、PZTなど
の電歪特性を有するスペーサ72が配置してある。この
スペーサ72は、光減衰調整器41を構成しているドラ
イバ74に接続してあって、ドライバ74を介して印加
される電圧の大きさによって、一対のフレーム板64、
66、すなわち反射膜68、70の間隔を変え、透過す
る分割光38の強度を調整することができるようにして
ある。
【0016】すなわち、エタロンは、よく知られている
ように、一方の側(フレーム板64)から入射し、一対
の反射膜68、70間において多重反射して他方のフレ
ーム板66から出射される光の入射強度と出射強度との
比率は、その光の波長、両反射膜68、70間の距離、
両反射膜68、70間の領域76の媒質の屈折率によっ
て変化する。また、反射膜68、70の反射率は、入射
強度と出射強度との比率とエタロンから出射される光の
波長特性を変化させ、反射率が高い場合には特定波長の
光だけが出射され、反射率が低い場合にはさまざまな波
長の光が出射される傾向がある。
【0017】そして、図3(1)に示したように、エタ
ロン(可変光減衰器40)の光透過特性(波長選択スペ
クトル)の中心波長がレーザ発振器30の出射したレー
ザ光スペクトル80の中心波長λ0 と一致している場
合、可変光減衰器40による分割光38の減衰は極めて
すくない。ところが、図3(2)に示したように、例え
ば一対の反射膜68、70の間隔を大きくして可変光減
衰器40の光透過特性78を長波長側に偏位させ、光透
過特性78の中心波長がレーザ光スペクトル80の中心
波長λ0 と一致しなくなると、可変光減衰器40の透過
率が小さくなって分割光38が減衰し、透過光強度が小
さくなる。このことは、透過特性78を短波長側に偏位
させた場合も同様である。なお、図3(3)は、さらに
減衰率を大きくし、可変光減衰器40の透過率が図3
(1)の場合の半分になった状態を示している。
【0018】上記のごとく構成した第1実施形態の作用
は、次のとおりである。まず、図4のステップ90に示
したように、N本の光ファイバ44-1〜44-Nの中から
必要に応じて使用するn本(n≦N)の光ファイバ44
(以後、44a〜44nで表す)を選択し、それらの番
号をコントローラ62に入力する。もちろん、N本すべ
てを選択することも可能である。なお、各光ファイバ4
4は、コネクタ(図示せず)を介して集光レンズ42側
に接続するようになっている。次に、選択した光ファイ
バ44a〜44nのそれぞれについて、光加工に必要な
被加工物52に照射する各分割光38の目標強度範囲P
DiL 〜PDiH (i=a〜nであって、同じ値でも異なっ
ていてもよい)を決めてコントローラ62に入力する
(ステップ92)。そして、コントローラ62は、加工
開始の命令が入力されると、図示しない位置検出器など
の検出信号を取り込み、搬送装置(図示せず)によって
被加工物52が加工位置に搬入、位置決めされ、光加工
準備が完了したか否かを判断する(ステップ94)。
【0019】コントローラ62は、光加工準備が完了し
たと判断すると、レーザ出力制御器32にレーザ発振指
令を出力し、レーザ出力制御器32を介してレーザ発振
器30を駆動してレーザ光34を出射させるとともに、
光減衰調整器41を介して各可変光減衰器(エタロン)
40の減衰率を与えられた設定値に制御する。レーザ光
34は、ビームスプリッタ36によって複数の分割光3
8に分割されたのち、可変光減衰器40、集光レンズ4
2を介して選択された各光ファイバ44a〜44nに入
射し、光ファイバ44の末端から出射される。そして、
各分割光38は、コリメータレンズ46によって平行レ
ーザ光48にされたのち、照射集光レンズ50によって
集光させられて被加工物52に照射される。また、平行
レーザ光48の一部は、光路の末端部であるコリメート
レンズ46と照射集光レンズ54との間に配置したビー
ムスプリッタ54によって分割され、計測集光レンズ5
6を介して光強度検出器58に導かれる。そして、光強
度検出器58の検出信号は、信号線60を介してコント
ローラ62に入力される。
【0020】コントローラ62は、所定の周期(例え
ば、10ms)ごとに各光強度検出58の検出信号を順
次読み込み(ステップ96)、検出された各分割光38
の強度PDa〜PDnを設定された強度範囲PDiL 〜PDiH
(ただし、i=a〜n)と比較し、検出した各光強度P
Di(ただし、i=a〜n)が設定した範囲に入っている
か否かを判断する(ステップ98)。すなわち、コント
ローラ62は、
【数1】PDiL ≦PDi≦PDiH であるか否かを判断する。そして、コントローラ62
は、数式1が満足されている場合、ステップ100に進
んで加工が終了したか否かを判断する。加工が終了して
いる場合には、搬送装置に搬出入信号を送出し、加工の
終了した被加工物52を搬出させるとともに、未加工の
被加工物52を加工位置に搬入、位置決めさせる。(ス
テップ102)また、被加工物52の加工が終了してい
ない場合には、ステップ94に戻って前記の処理を繰り
返し、光加工を続行する。
【0021】一方、数式1が成立しない分割光38k
(k=a〜n)がある場合、コントローラ62は、ステ
ップ98からステップ104に進み、数式1を満たさな
い分割光38kについて、その検出光強度PDkを設定さ
れた光強度の下限値PDkL と比較し、
【数2】PDk<PDkL であるか否かを判断する。もし、数式2が成立する場
合、すなわち検出光強度PDkが設定した光強度の下限値
DkL を下回っている場合には、光減衰調整器41を介
して対応する可変光減衰器40kの減衰率を減少させて
分割光38kの透過量を多くして光強度を高め(ステッ
プ106)、ステップ96に戻る。また、ステップ10
4において数式2が満足されない場合、コントローラ6
2は、
【数3】PDk>PDkH であると判断し、検出光強度PDkが設定光強度の上限値
DkH を上回っているものとして、対応する可変光減衰
器40kの減衰率を高めて分割光38kの強度を弱め
(ステップ108)、ステップ96に戻る。
【0022】なお、ステップ106またはステップ10
8を経たのちにステップ96において検出光強度の読み
込みは、すべての分割光38について行ってもよいが、
減衰率を変化させた可変光減衰器40kに対応した分割
光38kについてだけであってもよい。このように、減
衰率を変化させたものに対してのみ未検出光強度の読み
込みを行うと、光調整制御に要する時間を短縮すること
ができる。また、レーザ発振器30は、連続発振、パル
ス発振のいずれであってもよい。ただし、レーザ発振器
30がパルスレーザ光を出射する場合、レーザ出力制御
器32の出力する発振トリガ信号をコントローラ62に
入力し、このトリガ信号に同期してパルスレーザ光が出
射されているときに光強度検出器58の検出値を読み込
むようにする。
【0023】ところで、光路端末部のビームスプリッタ
54-1〜54-Nのそれぞれの光分割比率(光強度検出器
58-1〜58-Nに入射する分割光38の割合)をαとし
た場合、各光ファイバ44-1〜44-Nの出射光強度をP
fa〜Pfnとすると、各光強度検出器58の検出光強度は
α・Pfi(ただし、i=a〜n)であり、各被加工物5
2に照射される分割光38の光強度は(1−α)・Pfi
となる。すなわち、図4に示したフローチャートのステ
ップ98における比較に使用される分割光38の検出強
度PDiは、実際は、
【数4】PDi=(1−α)・Pfi が用いられることになる。そして、数式4に示したPDi
の値は、コントローラ62が与えられた光分割比率αに
基づいて演算する。
【0024】このように、分割光38の光路の途中に設
けた可変光減衰器40の減衰率を変えることにより、光
学素子の製作誤差や経時変化の影響による光強度のばら
つき、変化を吸収でき、分割光38の被加工物52に照
射する光強度を容易に設定値に保持することが可能で、
高精度の加工を行うことができる。なお、前記実施の形
態においては、可変光減衰器40を光ファイバ44の入
射側に配設した場合について説明したが、光ファイバ4
4の出射側に設けてもよい。また、前記実施の形態にお
いては、光加工機に適用した場合について説明したが、
光露光装置や光計測装置等に適用してもよい。
【0025】図5は、第2実施形態の説明図である。こ
の実施形態においては、ビームスプリッタ36-1〜36
-Nと可変光減衰器40-1〜40-Nとの間に、分割光38
-1〜38-Nの光路を遮断、解放可能な光シャッタ112
-1〜112-Nを配置し、任意の分割光38を光ファイバ
44に入射させないようにしてある。このように構成す
ることにより、光加工機に取り付けることができる光フ
ァイバ44の最大本数Nを必要本数より多目にし、光フ
ァイバや光路上の光学素子が劣化して必要光強度を得ら
れない光分岐路が生じた場合には、その分岐路を光シャ
ッタ112によって遮断し、他の光分岐路を使用するよ
うにする。これにより、光加工機の稼働率が低下するの
を防止することができる。そして、図5は、光シャッタ
112-1が分割光38-1の光路を遮断している状態を示
している。なお、光シャッタ112-1〜112-Nの設置
位置は、図5に示した位置に限定されない。
【0026】図6は、図5に示した分配装置において、
光分岐路が劣化したことを検知して光シャッタ112に
よって光路を遮断する制御のフローチャートを示したも
のである。まず、図4に示したフローチャートと同様
に、使用する光ファイバ44a〜44nを選択してコン
トローラ62に入力するとともに、それらの光ファイバ
44のそれぞれの分割光38の目標強度範囲PDiL 〜P
DiH をコントローラ62に入力する(ステップ120、
122)。そして、コントローラ62は、加工開始命令
が入力されると、後述する可変光減衰器40の減衰率を
調整した回数を計数するための予め与えられたパラメー
タCa〜Cnを、
【数5】Ca=Cb=Cc=〓〓=Cn=0 とする(ステップ124)。
【0027】その後、コントローラ62は、ステップ1
26、128、130において、前記図4のステップ9
4、96、98と同様の処理を行う。そして、コントロ
ーラ62は、ステップ130において、
【数6】PDiL ≦PDi≦PDiH を演算し、数式6が満足されている場合、ステップ13
2に進んで加工が終了したか否かを判断する。加工が終
了している場合には、搬送装置に搬出入信号を送出し、
加工の終了した被加工物52を搬出させるとともに、未
加工の被加工物52を加工位置に搬入、位置決めさせる
(ステップ134)。また、被加工物52の加工が終了
していない場合には、ステップ124に戻って前記の処
理を繰り返し、光加工を続行する。
【0028】ステップ130において、数式6が成立し
ない分割光38k(k=a〜n)がある場合、コントロ
ーラ62は、ステップ136に進んでその分割光38k
の検出光強度PDkが設定された目標光強度範囲の下限値
DkL より小さいか否かを判断する。そして、
【数7】PDk<PDkL である場合、この分割光38kに対応した可変光減衰器
40kの減衰率を小さくし、分割光38kの光強度を大
きくする(ステップ138)。そして、コントローラ6
2は、可変光減衰器40kの減衰率を1回下げたことを
記憶(計数)したのち(ステップ140)、この計数値
k が予め定めた値CM に達したか否かを判断する(ス
テップ142)。
【0029】コントローラ62は、計数値Ck が予め定
めた値CM 以下、すなわち、
【数8】Ck ≦CM である場合、ステップ128に戻ってステップ128、
130の処理を行う。そして、減衰率を下げたにもかか
わらず、ステップ130において数式6が成立せず、ス
テップ136、138、140の処理が行われ、ステッ
プ142において、
【数9】Ck>CM となった場合、光学系の損傷によって分割光38kの検
出光強度PDkを上昇させることができないと判断し、ス
テップ142からステップ144に進んで光シャッタ1
12kを作動してその分岐路を遮断する。
【0030】一方、可変光減衰器40kの減衰率を下げ
た結果、ステップ130において数式6が成立したする
と、ステップ130からステップ132を介してステッ
プ124に戻り、計数値Ck をクリアしてステップ12
6以下の処理を続行する。また、ステップ130におい
て数式6が成立せず、かつステップ136において数式
7が成立しなかった場合には、ステップ136からステ
ップ146に進み、可変光減衰器40kの減衰率を大き
くして分割光38kの光強度を小さくする。そして、こ
の場合にも減衰率を下げたときの処理と同様の処理を行
い(ステップ148、150)、ステップ150におい
て数式9が成立すると、その分岐路に異常が発生してい
るとしてシャッタ112kによって光路を遮断する。
【0031】図7は、第3実施形態の説明図であって、
分割光38の強度を被加工物52からの反射光から求め
るようにしてある。すなわち、本実施の形態において
は、光強度検出器152(152-1〜152-N)が被加
工物52に向けてあり、被加工物52に照射された分割
光38に追従して移動できるようにしてある。そして、
光強度検出器152の前側にはスリガラスなどから構成
した散乱板154が配置してあり、散乱板154を介し
て反射光の光強度を検出するようになっている。この実
施形態においても図4に示したフローチャートによる光
強度の調整をおこなうことができる。なお、この第3実
施形態の場合、光強度検出器152が検出する光強度
は、被加工物52に照射されているレーザ光の実際の強
度をPfiとすると、
【数10】β・Pfi である。ここに、βは、散乱板154の反射・吸収によ
る減衰率及び被加工物52の反射率を合わせたものであ
る。従って、図4のステップ96における検出光強度
は、数式10から推定して求めることになる。なお、こ
の第3実施形態においては、光強度検出器152に代え
て、例えばCCDカメラのようなテレビカメラを使用し
て光強度を求めるようにしてもよい。
【0032】図8は、可変光減衰器の他の実施形態を示
したものである。本実施の形態における可変光減衰器1
58は、チャンバ160の中にエタロンからなる減衰器
本体162が配設してある。減衰器本体162は、一対
のフレーム板64、66を平行に対向配置してあって、
これらのフレーム板64、66間に、両者の間隔を一定
に保持するスペーサ164が介在している。また、チャ
ンバ160には、減衰器本体162の両側に窓166、
168が設けてあって、分割光38を減衰器本体162
に入射させることができると共に、減衰器本体162か
ら出射された分割光38をチャンバ160から出射でき
るようにしてある。そして、チャンバ160には、減衰
率調整器41のドライバ172によって作動する圧力調
整器170が設けてあり、この圧力調整器170を介し
て高圧ガス174が導入されるようになっている。この
ように構成した本実施形態の可変光減衰器158は、チ
ャンバ160内のガス圧を変えると空間76の屈折率が
変化し、一対のフレーム板64、66の間隔、すなわち
反射膜68、70の間隔が変化するのと同様に、エタロ
ンの光透過率を変化させることができる。従って、チャ
ンバ160内のガス圧を変えることにより減衰率を調整
できる。なお、可変光減衰器は、エタロンに限定される
ことはなく、さまざまな光学素子によって実現すること
ができる。
【0033】図9は、被加工物にレーザ光を照射する照
射手段の一例を示す断面図であって、光強度検出器を内
蔵したトーチの断面図ある。図9において、トーチ18
0は、先端に照射口181を有する円筒状のノズル18
2を有し、ノズル182の後端に光ファイバ44が接続
してあって、ノズル182内に分割光38を出射できる
ようになっている。また、ノズル182内には、光ファ
イバ44の端面に対向して、光ファイバ44と光軸を一
致させたコリメートレンズ46がホルダ184を介して
設けてあって、光ファイバ44から出射された分割光3
8を平行レーザ光48にできるようになっている。さら
に、ノズル182の内部には、コリメートレンズ46の
出射側となる先端部に、ホルダ186を介して照射集光
レンズ50が配設してあって、平行レーザ光48を集光
させて被加工物に照射できるようにしてある。
【0034】コリメートレンズ46と照射集光レンズ5
0との間の光路上には、平行レーザ光48の光軸に対し
て45度傾斜させたビームスプリッタ54が配置してあ
り、平行レーザ光48の一部を分割し、ノズル182の
内周面に形成した凹部188にホルダ190を介して配
設した計測集光レンズ56に入射させることができるよ
うになっている。そして、凹部188の底面には、計測
集光レンズ56に対面して光強度検出器58が設けてあ
り、この光強度検出器58が計測集光レンズ56を介し
て入射してきたレーザ光の強度を検出し、その検出値を
信号線60を介してコントローラ62に入力できるよう
になっている。また、照射集光レンズ50より前側のノ
ズル182の先端部には、ガス導入孔192が形成して
あり、この導入孔192を介してアシストガス194を
ノズル182内に導入し、照射口181から被加工物に
噴射して、被加工物からの飛散物等がトーチやレンズに
付着するのを防止できるようにしてある。このように構
成したトーチ180は、光強度検出器58を内蔵させて
あるため、光強度検出器58を支持する機構を特に設け
る必要がなく、また各光学素子を安定に支持し、相互の
光軸ずれを防止して装置の簡素化が図れる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、被照射物に照射する直前の光の強度または被照射物
からの反射光の強度を検出し、この検出値に基づいて一
対の反射板間の間隔を可変にできるエタロンなどの光強
度調整手段を制御して光路の減衰率を調整するようにし
ているため、レンズや光ファイバなどの光学素子の製作
誤差に基づく光強度のばらつき、光学素子の経時変化の
影響があったとしても、光の強度を容易に所望の値に保
持することができる。しかも、各分割光のそれぞれの光
路の減衰率を相互に独立して調整することができるよう
にしてあるため、各分割光の強度を任意に設定すること
ができ、光加工に必要な任意の光強度を容易に得ること
ができる。そして、光強度検出手段をレーザ切断機など
の照射手段に内蔵させると、光強度検出手段の支持機構
を特に設ける必要がなく、装置の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光分配装置の説明
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る可変光減衰器の詳細
説明図である。
【図3】実施の形態に係る可変光減衰器の作用の説明図
である。
【図4】第1実施形態に係る光分配装置の作用を説明す
るフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係る光分配装置の説明
図である。
【図6】第2実施形態の作用の説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る光分配装置の説明
図である。
【図8】可変光分配器の他の実施形態の説明図である。
【図9】実施の形態に係るトーチの断面図である。
【図10】従来の光分配装置の説明図である。
【符号の説明】
30 レーザ発振器 32 レーザ出力制御器 34 レーザ光 36-1〜36-N 分割手段(ビームスプリッタ) 38-1〜38-N 分割光 39 光強度調整手段(光強度調整装置) 40-1〜40-N 可変光減衰器 41 光減衰調整器 44-1〜44-N 光ファイバ 50-1〜50-N 照射手段(照射集光レンズ) 52-1〜52-N 被照射物(被加工物) 56-1〜56-N 光強度検出手段(光強度検出器) 62 制御手段(コントローラ) 152-1〜152-N 光強度検出器 180 照射手段(トーチ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射されて被照射物に照射され
    る光の強度を制御する方法において、前記光の光路末端
    部における光強度または前記被照射物からの反射光の強
    度を検出し、この検出した光強度に基づいて、前記光路
    における光減衰率を調整して前記被照射物に照射する光
    の強度を予め設定した値に保持することを特徴とする光
    強度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記光源が出射した光は複数に分割さ
    れ、これら各分割光のそれぞれの光路の光減衰率を相互
    に独立して調整することを特徴とする請求項1に記載の
    光強度制御方法。
  3. 【請求項3】 光源からの出射光を複数に分割する分割
    手段と、この分割手段により分割された各分割光のそれ
    ぞれの光路中に設けられ、各分割光の強度を調整する光
    強度調整手段と、前記各分割光の光路末端部に配設さ
    れ、前記分割光の光路末端部における光強度を検出する
    光強度検出手段と、この光強度検出手段の検出信号に基
    づいて前記光強度調整手段を制御し、被照射物に照射す
    る前記分割光の強度を予め定めた値に調整する制御手段
    とを有することを特徴とする光分配装置。
  4. 【請求項4】 前記光強度検出手段は、前記分割光を被
    照射物に照射する照射手段に内蔵してあることを特徴と
    する請求項3に記載の光分配装置。
  5. 【請求項5】 光源からの出射光を複数に分割する分割
    手段と、この分割手段により分割された各分割光のそれ
    ぞれの光路中に設けられ、各分割光の強度を調整する光
    強度調整手段と、前記各分割光が照射される被照射物か
    らの反射光の強度を検出する光強度検出手段と、この光
    強度検出手段の検出信号に基づいて前記光強度調整手段
    を制御し、前記被照射物に照射する前記分割光の強度を
    予め定めた値に調整する制御手段とを有することを特徴
    とする光分配装置。
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