JPH09193138A - ワイヤ式切断加工装置 - Google Patents

ワイヤ式切断加工装置

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JPH09193138A
JPH09193138A JP441196A JP441196A JPH09193138A JP H09193138 A JPH09193138 A JP H09193138A JP 441196 A JP441196 A JP 441196A JP 441196 A JP441196 A JP 441196A JP H09193138 A JPH09193138 A JP H09193138A
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wire
movable
cut
cutting
vertical
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JP441196A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Suzuki
龍之 鈴木
Kazuto Terada
和人 寺田
Atsushi Sakamoto
敦 坂本
Takahiro Uchida
高広 内田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/0058Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material
    • B28D5/0082Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material for supporting, holding, feeding, conveying or discharging work

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ式切断加工装置において、被切断部材
の切断角度を調整するとともに、切断時における切断角
度等のずれが生じにくくすることを課題とする。 【解決手段】 複数の溝ローラの間に張設されたワイヤ
をワイヤ走行装置によって所定速度で走行させながら、
支持機構に支持された被切断部材を押付装置によって上
記ワイヤに相対的に押し付けて被切断部材を切断加工す
るワイヤ式切断加工装置であって、支持機構は、固定部
と、被切断部材を保持する可動部と、可動部を水平面に
沿って回転させる水平成分調整機構と、可動部を垂直面
に沿って回転させる垂直成分調整機構とを備え、垂直成
分調整機構は、固定部に下方に向けて形成された固定側
円弧面に、固定側円弧面に沿って可動部に形成された可
動側円弧面を合わせた状態で、可動部を固定側円弧面の
円弧方向に摺動させて回転させるものである技術が採用
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体材料や磁性
材料、あるいはセラミックス等の高硬度脆性材料をワイ
ヤによって切断するためのワイヤ式切断加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ式切断加工装置は、複数の溝ロー
ラの間に張設されたワイヤをワイヤ走行装置によって一
定方向に所定速度で走行させながら、被切断部材を押付
装置によって上記ワイヤに押し付けるとともに被切断部
材の切断加工部に砥粒を含む加工液を供給して被切断部
材を切断加工するもの、および、ワイヤを交互に逆方向
に走行させて切断加工するものが知られている。
【0003】例えば、図8に示すように、従来のワイヤ
式切断加工装置1は、装置フレーム2に、ワイヤ走行装
置3と押付装置4と加工液供給装置5等とを搭載して構
成されている。
【0004】前記ワイヤ走行装置3は、例えば、図示し
ないサーボモータ等の駆動モータによってそれぞれ個々
に回転させられる一対のリール、張力保持機構、張力検
出機構、切断機構7および走行量検出機構等を備えてお
り、ワイヤ8を一方のリールから上記種々の機構を経て
他方のリールまで送る際に、両リールによるワイヤ8の
走行方向と走行量を交互に変えて走行させるようになっ
ている。
【0005】上記ワイヤ走行装置3を構成する各機構の
内、切断機構7は、互いに平行かつ水平に逆三角形状に
配設された3個の溝ローラ7a,7b,7cと、下の溝
ローラ7aを回転させる切断走行用の駆動モータ7dを
備えている。ワイヤ8は、各溝ローラ7a,7b,7c
に所定の間隔で形成された複数の溝に平行に巻き付けら
れている。上の2個の溝ローラ7b,7c間のワイヤ8
は、水平に張られており、その中央付近に後述する押付
装置4によって被切断部材として例えば、シリコン等の
半導体単結晶のインゴット9を押し付けて切断加工する
切断加工域Aが形成されるようになっている。
【0006】前記押付装置4は、インゴット9を支持す
る支持機構10と、該支持機構10を上下させるボール
ネジ等よりなる移動機構11と、該移動機構11を作動
させるサーボモータ等の移動用駆動モータ12とワイヤ
8に対するインゴット9の押付力(反力)を検出するロ
ードセル等の押付力検出器13と、移動用駆動モータ1
2の回転数から支持機構10の移動量を検出するロータ
リエンコーダ等の移動量検出器14とを備えている。
【0007】この押付装置4は、インゴット9を支持機
構10に支持してこれを切断機構7の溝ローラ7b,7
cの間にワイヤ8に垂直に押し付けるものであり、押付
力検出器13の検出信号によって、ワイヤ8に対するイ
ンゴット9の押付力が一定に保たれるように、移動用駆
動モータ12によるインゴット9の押付移動速度を調整
するようになっている。
【0008】前記加工液供給装置5は、例えば、砥粒を
含む加工液Lを貯留する加工液タンク(図示略)と、該
加工液タンクから加工液Lを汲み上げるポンプ(図示
略)と、該ポンプから供給される加工液Lをワイヤ8上
に散布する供給口としての一対の加工液供給ノズル1
5,16と、ワイヤ8から落下した削りかすを含む加工
液Lを回収する回収装置(図示略)等とを具備してい
る。
【0009】上記ワイヤ式切断加工装置1によりインゴ
ット9を切断加工するには、ワイヤ走行装置3を作動さ
せてワイヤ8を相互方向に走行させるとともに、加工液
供給装置5のポンプを作動させて、加工液タンク内の砥
粒を含む加工液Lを各加工液供給ノズル15,16から
散布する。この状態で、押付装置4を作動させてインゴ
ット9を下降させ、水平方向に往復走行させられている
ワイヤ8に上方から押し付けると、加工液Lが付着した
ワイヤ8によってインゴット9が切断される。
【0010】ところで、前記インゴット9は、インゴッ
ト9の外形上の軸(以下、インゴット軸という)とシリ
コン等の結晶軸とがずれている場合があり、インゴット
9を切断する際には、インゴット軸ではなく結晶軸を基
準にしなければならない。すなわち、結晶軸に対して直
角に、または顧客の要望により前記直角に対して、例え
ば−1゜や+1゜だけオフセットした角度で切断する必
要がある。
【0011】このため、支持機構10には、インゴット
9の切断角度を調整するために該インゴット9とワイヤ
8との角度を微調整する機構が設けられ、該機構にはワ
イヤ8に対するインゴット9の角度の水平成分を調整す
る水平成分調整機構と垂直成分を調整する垂直成分調整
機構とが備えられている。
【0012】すなわち、インゴット9を支持機構10に
取り付ける際に、まずインゴット9をインゴット軸に合
わせて取り付け、X線測定により該インゴット軸の結晶
軸に対する角度を割り出した後に、水平成分調整機構お
よび垂直成分調整機構によって前述した要望される角度
にインゴット9の角度を微調整する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ワイヤ式切断加工装置には、以下のような課題が残され
ている。従来のインゴット9の切断角度を調整する機構
のうち、垂直成分調整機構は、インゴット9を保持する
部材の上部に水平状態に固定された支持シャフトを所定
量回転させることにより、インゴット9を回転させてワ
イヤ8に対するインゴット9の角度の垂直成分を微調整
している。しかしながら、前記押付装置4によって、調
整されたインゴット9が傾斜した状態でワイヤ8に押し
付けられ切断される場合には、インゴット9の下端側と
上端側とに加わる押付力の差により、支持シャフトを回
転させようとする強い回転モーメントが生じてしまい、
インゴット9の切断角度や切断位置等にずれが生じるお
それがあった。
【0014】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、被切断部材の切断角度を調整するとともに、切断
時における切断角度等のずれが生じにくい高精度なワイ
ヤ式切断加工装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のワイヤ式切断加工装置では、複数の溝ローラの
間に張設されたワイヤをワイヤ走行装置によって所定速
度で走行させながら、支持機構に支持された被切断部材
を押付装置によって上記ワイヤに相対的に押し付けて被
切断部材を切断加工するワイヤ式切断加工装置であっ
て、前記支持機構は、前記被切断部材を保持する可動部
と、該可動部を水平面に沿って回転させ前記ワイヤに対
する被切断部材の角度の水平成分を調整する水平成分調
整機構と、前記可動部を垂直面に沿って回転させ前記ワ
イヤに対する被切断部材の角度の垂直成分を調整する垂
直成分調整機構とを備え、該垂直成分調整機構は、下方
に向けた固定側円弧面を有する固定部に、前記可動部を
前記固定側円弧面に沿って形成された可動側円弧面を固
定側円弧面に合わせた状態で支持し、該可動部を前記固
定側円弧面の円弧方向に摺動させて回転させるものであ
る技術が採用される。
【0016】このワイヤ式切断加工装置では、固定部の
固定側円弧面に可動部の可動側円弧面を合わせ該可動部
を摺動させて回転させる垂直成分調整機構を備えている
ので、被切断部材を傾斜させた状態でワイヤに押し付け
ても、被切断部材に加わる押付力は、可動側円弧面から
固定側円弧面全体に伝達され、押付力が分散されること
から、可動部を回転させようとする回転モーメントが低
減されて、被切断部材の切断角度や切断位置等にずれが
生じ難くなる。
【0017】請求項2記載のワイヤ式切断加工装置で
は、請求項1記載のワイヤ式切断加工装置において、前
記可動部は、その両側に上面が前記可動側円弧面とされ
た円弧状の鍔部が平行状態にそれぞれ設けられるととも
に、前記固定部と鍔部の下部に配された支持部材とに鍔
部が挟持されて固定部に取り付けられ、前記円弧方向
は、前記ワイヤの走行方向に交差する方向に設定されて
いる技術が採用される。
【0018】このワイヤ式切断加工装置では、上面が可
動側円弧面とされた円弧状の鍔部が可動部の両側に形成
され、円弧方向をワイヤの走行方向に交差する方向に設
定しているので、切断時にワイヤの走行によって生じる
可動部を回転させようとする力を上記両側の鍔部で分散
することにより、前記走行方向における切断位置のずれ
が抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
1から図7を参照しながら説明する。なお、本形態にお
いて図8に示した従来例と同様の部分については同一の
符号を配して説明を簡略化する。
【0020】本形態に係るワイヤ式切断加工装置は、従
来例で説明したワイヤ式切断加工装置1において支持機
構10の代わりに、支持シャフトを用いずにワイヤ8に
対するインゴット9の角度の垂直成分を調整する垂直成
分調整機構を備えた支持機構21が設けられたものであ
る。
【0021】前記支持機構21は、図1および図2に示
すように、移動機構11の下端に固定されたガイド部2
2と、該ガイド部22の下部に固定された水平固定部2
3と、該水平固定部23の下部に水平面に沿って回転可
能に支持された水平可動部24(固定部)と、該水平可
動部24の下部に垂直面に沿って回転可能に支持されイ
ンゴット9を保持する垂直可動部25(可動部)とを備
えている。
【0022】前記ガイド部22は、移動機構11の下端
に固定されたガイド部材26と、該ガイド部材26の周
囲を覆って配されたジャバラ部材27とを備えている。
前記ガイド部材26は、装置フレーム2の上部に形成さ
れた貫通孔2aに上下可能に挿通され、また、前記ジャ
バラ部材27は、上端および下端が装置フレーム2の上
部および前記水平固定部23の上部にそれぞれ密封状態
に固定されている。
【0023】前記水平固定部23は、ガイド部材26の
下端に固定され、図3および図4に示すように、中心か
ら離間した側部を水平に貫通するシャフト貫通孔30a
が形成された上部ハウジング30と、前記シャフト貫通
孔30aに回転可能に挿通された水平調整用シャフト3
1とを備えている。前記シャフト貫通孔30aの中間部
分には、上部ハウジング30の上下に貫通した長孔部3
0bが形成されている。
【0024】前記水平調整用シャフト31は、基端部3
1aが上部ハウジング30側面に回り止め部材32によ
って支持されるとともに、前記長孔部30bに位置する
部分に雄螺子部31bが形成され、該雄螺子部31bに
は水平調整用シャフト31の回転によって軸方向に進退
する水平用雌螺子部材33が螺着されている。該水平用
雌螺子部材33は、図4に示すように、下部に垂直方向
を軸として回転可能に取り付けられた水平用ローラ34
を備えている。
【0025】前記水平可動部24は、上部ハウジング3
0の中央の貫通孔30cに下方から上部突出部35aが
はめ込まれるとともに水平面に沿って回転可能に配され
た中間ハウジング35と、該中間ハウジング35の中心
を水平に貫通するシャフト用貫通孔35aに回転可能に
挿通された垂直調整用シャフト36とを備えている。
【0026】前記中間ハウジング35は、上部突出部3
5aの上部にキャップ部材37が配されるとともに螺子
止めされて上部ハウジング30に支持されている。ま
た、中間ハウジング35には、前記長孔部30b下方に
前記水平用ローラ34が内部に配されるローラ支持孔3
8が形成され、該ローラ支持孔38には、水平用ローラ
34を挟持状態に位置決めして支持する2つのブロック
39が固定されている。
【0027】前記中間ハウジング35の中央部分には、
下方に開口する凹部40が形成されている。さらに、中
間ハウジング35の両側には、図4に示すように、下方
に向けた固定側円弧面Xがそれぞれ形成されている。
【0028】前記垂直調整用シャフト36は、基端部3
6aが中間ハウジング35側面に回り止め部材41によ
って支持されるとともに、前記凹部40に位置する部分
に雄螺子部36bが形成され、該雄螺子部36bには垂
直調整用シャフト36の回転によって軸方向に進退する
垂直用雌螺子部材42が螺着されている。該垂直用雌螺
子部材42は、図5に示すように、左右に垂直調整用シ
ャフト36に直交かつ水平の軸線を有して回転可能に取
り付けられた2つの垂直用ローラ43を備えている。
【0029】前記垂直可動部25は、中間ハウジング3
5の下部に垂直面に沿って回転可能に支持された可動部
材45と、該可動部材45の下部に固定されインゴット
9を保持する保持部46とを備えている。前記可動部材
45は、図2、図5および図6に示すように、両側に円
弧状の鍔部45aがそれぞれ形成され、これら鍔部45
aの上面が固定側円弧面Xに沿って形成された可動側円
弧面Yとされるとともに、該可動側円弧面Yを固定側円
弧面Xに合わせた状態とし、中央部分を中間ハウジング
35の凹部40に配している。
【0030】また、可動部材45は、中間ハウジング3
5と鍔部45aの下部に配された下部ハウジング50
(支持部材)とに鍔部45aが挟持状態とされ、鍔部4
5aの円弧方向にそれぞれ2つづつ形成された長孔部4
5bとこれら長孔部45bの下方に形成された下部ハウ
ジング50の貫通孔50aと該貫通孔50aに配された
皿バネ51とを上下に貫通する螺子部材52によって中
間ハウジング35に押圧状態に支持されている。前記下
部ハウジング50は、鍔部45aと接する上面が鍔部4
5aに沿って形成された円弧面とされている。なお、可
動側円弧面Yおよび固定側円弧面Xの円弧方向は、前記
ワイヤ8の走行方向に交差する方向に設定されている。
【0031】また、可動部材45は、図5に示すよう
に、中央部分に前記シャフト貫通孔35aの軸線方向お
よび該軸線方向に直交する方向に合わせて形成された十
字孔45cを有している。該十字孔45cの前記軸線方
向に位置する部分に前記垂直調整用シャフト36が位置
するように配されているとともに、十字孔45cの前記
軸線方向に直交する方向には、前記垂直用ローラ43が
配されている。さらに、これら垂直用ローラ43の前記
軸線方向における両側には、これら垂直用ローラ43を
挟持状態に位置決めして支持するブロック53が各垂直
用ローラ43に2つづつ十字孔45c側部に固定されて
いる。
【0032】前記水平可動部24と垂直可動部25との
外側には、図1に示すように、これらを覆うカバー54
が固定され、前記水平調整用シャフト31および垂直調
整用シャフト36の基端部31a,36a外方に位置す
る前記カバー54の内側部分には、開閉可能な扉部54
aが設けられている。
【0033】なお、本形態では、図3および図6に示す
ように、前記水平調整用シャフト31および垂直調整用
シャフト36の回転によるインゴット9の水平面および
垂直面に沿った回転可能な角度範囲は、それぞれ−4゜
〜−4゜に設定されている。
【0034】前記保持部46は、前記可動部材45の両
側下部に雄螺子部材55によって固定されたワークホル
ダーブロック56と、これらワークホルダーブロック5
6の外端部に固定されたL字状のワークホルダー57
と、これらワークホルダー57の外側部に固定されたガ
イド板58とを備えている。
【0035】前記インゴット9は、図7の(a)(b)
に示すように、所定長さに予め切断され、上部にカーボ
ン部材60が長さ方向に沿って接着剤により固定される
とともに、該カーボン部材60の上部には、インゴット
9より長くその両側に突出状態に配された固定用角棒6
1が固定されている。切断加工の際に、インゴット9
は、前記固定用角棒61の両端部を前記ワークホルダー
57に架けるとともに、両端部に形成された貫通孔61
aに挿通される螺子部材によって螺子止めされ保持部4
6にセットされる。
【0036】次に、本形態のワイヤ式切断加工装置にお
けるワイヤ8に対するインゴット9の切断角度の調整方
法を〔結晶軸検査工程〕〔水平成分調整工程〕および
〔垂直成分調整工程〕に分けて説明する。
【0037】〔結晶軸検査工程〕前記インゴット9を、
インゴット軸をワイヤ8に直交する方向に合わせて保持
部46に取り付ける。この後、X線測定によりインゴッ
ト軸の結晶軸に対する角度を割り出し、要望される角度
で切断するために微調整するインゴット9の角度の水平
成分および垂直成分を算出する。
【0038】〔水平成分調整工程〕前記扉部54aを開
き、水平調整用シャフト31の基端部31aにシャフト
回転用の工具を接続して、上記算出された水平成分に相
当する所定量だけ水平調整用シャフト31を回転させ
る。このとき、雄螺子部31bに螺着された水平用雌螺
子部材33が水平調整用シャフト31の軸方向に所定量
移動するとともに、水平用雌螺子部材33下部の水平用
ローラ34が中間ハウジング35のブロック39を前記
移動方向に押す。
【0039】したがって、回転可能に支持された中間ハ
ウジング35は、水平用ローラ34によって水平面に沿
って前記移動方向に所定量回転させられるとともに、保
持部46に固定されたインゴット9の角度の水平成分が
所定角度だけ微調整される。すなわち、上部ハウジング
30、水平調整用シャフト31、水平用雌螺子部材33
等は、ワイヤ8に対するインゴット9の角度の水平成分
を調整する水平成分調整機構として機能する。
【0040】〔垂直成分調整工程〕水平成分調整工程と
同様に、前記扉部54aを開き、垂直調整用シャフト3
6の基端部36aにシャフト回転用の工具を接続して、
上記算出された垂直成分に相当する所定量だけ垂直調整
用シャフト36を回転させる。このとき、雄螺子部36
bに螺着された垂直用雌螺子部材42が垂直調整用シャ
フト36の軸方向に所定量移動するとともに、垂直用雌
螺子部材42両側のいずれかの垂直用ローラ43が可動
部材45のブロック53を前記移動方向に押す。
【0041】したがって、垂直用ローラ43によって押
された可動部材45は、固定側円弧面Xに可動側円弧面
Yが摺動して垂直面に沿って所定量回転させられるとと
もに、保持部46に固定されたインゴット9の角度の垂
直成分が所定角度だけ微調整される。すなわち、中間ハ
ウジング35、垂直調整用シャフト36、垂直用雌螺子
部材42および可動部材45等は、ワイヤ8に対するイ
ンゴット9の角度の垂直成分を調整する垂直成分調整機
構として機能する。
【0042】本形態のワイヤ式切断加工装置では、上部
ハウジング30の固定側円弧面Xに可動部材45の可動
側円弧面Yを合わせて可動部材45を摺動させて回転さ
せる垂直成分調整機構を備えているので、インゴット9
を傾斜させた状態でワイヤ8に押し付けても、インゴッ
ト9に加わる押付力は、可動側円弧面Yから固定側円弧
面X全体に伝達され、押付力が分散されることから、可
動部材45を回転させようとする回転モーメントが低減
されて、インゴット9の切断角度や切断位置等にずれが
生じ難くなる。
【0043】また、上面が可動側円弧面Yとされた円弧
状の鍔部45aが可動部材45の両側に形成され、円弧
方向をワイヤ8の走行方向に交差する方向に設定してい
るので、切断時にワイヤ8の走行によって生じる可動部
材45を回転させようとする力を上記両側の鍔部45a
で分散することにより、前記走行方向における切断位置
のずれが抑制される。
【0044】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)本形態では、被切断部材のインゴット9を支持し
た支持機構21を、押付装置4に接続して移動させるこ
とによりワイヤ8に押し付けたが、ワイヤ走行装置を被
切断部材側に移動させてワイヤを押し付けて切断加工を
行っても構わない。 (2)水平調整用シャフト31および垂直調整用シャフ
ト36を手動で回転させることによって被切断部材の切
断角度を微調整したが、水平調整用シャフト31および
垂直調整用シャフト36に、例えばサーボモータ等を接
続して自動的に所定量回転させて調整を行ってもよい。 (3)被切断部材として半導体単結晶のインゴット9に
適用したが、他の被切断部材に適用しても構わない。例
えば、セラミックス等の脆性材料に用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のワイヤ式切断加工装置によれば、
固定部の固定側円弧面に可動部の可動側円弧面を合わせ
該可動部を摺動させて回転させる垂直成分調整機構を備
えているので、被切断部材に加わる押付力は、可動側円
弧面から固定側円弧面全体に伝達されて分散され、可動
部への回転モーメントを低減することから、被切断部材
の切断角度や切断位置等のずれが抑制され、高い切断加
工精度を得ることができる。
【0046】(2)請求項2記載のワイヤ式切断加工装
置によれば、上面が可動側円弧面とされた円弧状の鍔部
が可動部の両側に形成され、円弧方向をワイヤの走行方
向に交差する方向に設定しているので、切断時にワイヤ
の走行によって生じる可動部を回転させようとする力を
上記両側の鍔部で分散することにより、前記走行方向に
おける切断位置のずれが抑制され、切断加工精度をさら
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤ式切断加工装置の一形態を
示す支持機構の縦断面図である。
【図2】図1のB−B矢視断面図である。
【図3】図2のC−C矢視断面図である。
【図4】図2のD−D矢視断面図である。
【図5】図2のE−E矢視図である。
【図6】図5のF−F矢視断面図である。
【図7】本発明に係るワイヤ式切断加工装置の一形態に
おけるインゴットの取付状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係るワイヤ式切断加工装置の一形態に
おける従来例の正面図である。
【符号の説明】
3 ワイヤ走行装置 4 押付装置 5 加工液供給装置 7a,7b,7c 溝ローラ 8 ワイヤ 9 インゴット(被切断部材) 21 支持機構 24 水平可動部(固定部) 25 垂直可動部(可動部) 31 水平調整用シャフト 33 水平用雌螺子部材 34 水平用ローラ 35 中間ハウジング 36 垂直調整用シャフト 42 垂直用雌螺子部材 43 垂直用ローラ 45 可動部材 46 保持部 50 下部ハウジング 57 ワークホルダー X 固定側円弧面 Y 可動側円弧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 敦 埼玉県大宮市桜木町1丁目7番5号 ソニ ックシティビル21階 三菱マテリアル株式 会社生野製作所大宮事務所内 (72)発明者 内田 高広 埼玉県大宮市桜木町1丁目7番5号 ソニ ックシティビル21階 三菱マテリアル株式 会社生野製作所大宮事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の溝ローラの間に張設されたワイヤ
    をワイヤ走行装置によって所定速度で走行させながら、
    支持機構に支持された被切断部材を押付装置によって上
    記ワイヤに相対的に押し付けて被切断部材を切断加工す
    るワイヤ式切断加工装置であって、 前記支持機構は、前記被切断部材を保持する可動部と、
    該可動部を水平面に沿って回転させ前記ワイヤに対する
    被切断部材の角度の水平成分を調整する水平成分調整機
    構と、前記可動部を垂直面に沿って回転させ前記ワイヤ
    に対する被切断部材の角度の垂直成分を調整する垂直成
    分調整機構とを備え、 該垂直成分調整機構は、下方に向けた固定側円弧面を有
    する固定部に、前記可動部を前記固定側円弧面に沿って
    形成された可動側円弧面を固定側円弧面に合わせた状態
    で支持し、該可動部を前記固定側円弧面の円弧方向に摺
    動させて回転させるものであることを特徴とするワイヤ
    式切断加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤ式切断加工装置に
    おいて、 前記可動部は、その両側に上面が前記可動側円弧面とさ
    れた円弧状の鍔部がそれぞれ設けられるとともに、前記
    固定部と鍔部の下部に配された支持部材とに鍔部が挟持
    されて固定部に取り付けられ、 前記円弧方向は、前記ワイヤの走行方向に交差する方向
    に設定されていることを特徴とするワイヤ式切断加工装
    置。
JP441196A 1996-01-12 1996-01-12 ワイヤ式切断加工装置 Withdrawn JPH09193138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104786379A (zh) * 2015-04-09 2015-07-22 中国电子科技集团公司第四十五研究所 多线切割机工件安装台角度调节装置
CN110293531A (zh) * 2019-05-28 2019-10-01 同济大学 一种角度可调的平台装置
CN115946251A (zh) * 2022-12-13 2023-04-11 西安奕斯伟材料科技有限公司 用于线切割硅棒的方法、设备及硅片

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