JPH09193399A - インクジェット記録方法および記録装置 - Google Patents
インクジェット記録方法および記録装置Info
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- JPH09193399A JPH09193399A JP2060496A JP2060496A JPH09193399A JP H09193399 A JPH09193399 A JP H09193399A JP 2060496 A JP2060496 A JP 2060496A JP 2060496 A JP2060496 A JP 2060496A JP H09193399 A JPH09193399 A JP H09193399A
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- Japan
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- recording
- head
- ink
- recording head
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ドットの記録位置の正確さを向上させ、
使用するインクの選択範囲を拡大し、かつ、記録ヘッド
の製造歩留まりを向上させる。 【解決手段】 インクジェット記録装置の記録ヘッド2
が加圧手段9により被記録材5表面からわずかに浮上し
た状態で記録する。
使用するインクの選択範囲を拡大し、かつ、記録ヘッド
の製造歩留まりを向上させる。 【解決手段】 インクジェット記録装置の記録ヘッド2
が加圧手段9により被記録材5表面からわずかに浮上し
た状態で記録する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドのオリ
フィスから少量のインクを発射させ、そのインクの被記
録材表面ヘの付着により記録を行うインクジェット記録
方法、かかる記録方法を用いる記録装置に関するもので
ある。
フィスから少量のインクを発射させ、そのインクの被記
録材表面ヘの付着により記録を行うインクジェット記録
方法、かかる記録方法を用いる記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 熱エネルギーを利用した熱インクジェ
ット記録方式は特開昭54−59936号公報で提案さ
れて以来、インクを毎秒数千滴以上吐出可能で高速記録
が容易であること、騒音が少ないこと、カラー化が容易
であること、高解像度化が可能であること、普通紙記録
が可能であることなどの多くの長所を持っており、近年
普及が目覚ましい。例えばキヤノン(株)製バブルジェ
ットプリンタBJ−10v添付の操作説明書(1991
年発行)には印字メカニズムが図解されている。さら
に、米国Hewlett−Packard社ジャーナル
1985年5月号および米国特許4359079号、4
463359号などに記録装置の構造が紹介されてお
り、いずれも、その記録原理は共通である。
ット記録方式は特開昭54−59936号公報で提案さ
れて以来、インクを毎秒数千滴以上吐出可能で高速記録
が容易であること、騒音が少ないこと、カラー化が容易
であること、高解像度化が可能であること、普通紙記録
が可能であることなどの多くの長所を持っており、近年
普及が目覚ましい。例えばキヤノン(株)製バブルジェ
ットプリンタBJ−10v添付の操作説明書(1991
年発行)には印字メカニズムが図解されている。さら
に、米国Hewlett−Packard社ジャーナル
1985年5月号および米国特許4359079号、4
463359号などに記録装置の構造が紹介されてお
り、いずれも、その記録原理は共通である。
【0003】図6は、上述した従来の記録方式であるイ
ンクジェット記録ヘッドのインク滴発射過程(a〜f)
を示す図である。同図に示すように記録原理は、インク
85を所定の方向に吐出するための吐出ロ81と、該吐
出口81に連通し管状部分とその一部に熱を発生させる
熱作用部82を有するインク流路83と、該流路83に
連通しインク85を供給するための流入ロ84とを備
え、前記流路83の熱作用部82を加熱して熱作用部8
2上にあるインク85を急激に沸騰させ、発生した気泡
86の圧力によりインク85を吐出口81より吐出させ
て飛翔液滴87を形成し、該液滴87が紙などの被記録
材88に付着することにより画像を形成するというもの
である。
ンクジェット記録ヘッドのインク滴発射過程(a〜f)
を示す図である。同図に示すように記録原理は、インク
85を所定の方向に吐出するための吐出ロ81と、該吐
出口81に連通し管状部分とその一部に熱を発生させる
熱作用部82を有するインク流路83と、該流路83に
連通しインク85を供給するための流入ロ84とを備
え、前記流路83の熱作用部82を加熱して熱作用部8
2上にあるインク85を急激に沸騰させ、発生した気泡
86の圧力によりインク85を吐出口81より吐出させ
て飛翔液滴87を形成し、該液滴87が紙などの被記録
材88に付着することにより画像を形成するというもの
である。
【0004】従来の記録装置では、飛翔液滴87の付着
により画像記録を行うため、記録ヘッドと被記録材88
との空間距離を必要とし、その距離が1〜2mm程度に
設定されている。
により画像記録を行うため、記録ヘッドと被記録材88
との空間距離を必要とし、その距離が1〜2mm程度に
設定されている。
【0005】なお、商品として売られているインク85
の粘度は1.3〜9.1cpであり、従来の記録ヘッド
で飛翔液滴87を形成可能なインク85の粘度は1.3
〜40cpである。
の粘度は1.3〜9.1cpであり、従来の記録ヘッド
で飛翔液滴87を形成可能なインク85の粘度は1.3
〜40cpである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飛翔液
滴の付着による記録方法では、記録ヘッドの吐出ロの製
作に高度の技術を要し、その吐出方向、吐出ロの形状な
どの精度が直接、記録ドットの位置精度に影響を与え
る。例えば、複数の吐出ロ列が360dpi(吐出ロ間
隔70.5μm)で形成され、記録ヘッドと被記録材と
の距離が2mmに設定されている掲合、吐出方向が1゜
吐出ロと正対する位置からずれると、記録ドットは正規
の位置より35μmもずれて着弾する。2゜ずれると7
0μmもずれて着弾し、仮に隣接吐出ロから吐出される
液滴がずれ量0であっても、2つのドットは被記録材上
で重なってしまう。そのため、ずれた方に記録されない
空白が生じ、記録物はすじ状にドットが白抜けした品位
の悪いものとなってしまう。したがって、このような不
具合を解消しようとして、吐出ロの加工精度を上げても
その精度には限界が有り、ある割合で不良な記録ヘッド
が生まれるため、歩留まりが低下し記録ヘッドのコスト
ダウンはなかなか達成されない。これは今後さらに高解
像度記録を実現する上で大きな障害となる。
滴の付着による記録方法では、記録ヘッドの吐出ロの製
作に高度の技術を要し、その吐出方向、吐出ロの形状な
どの精度が直接、記録ドットの位置精度に影響を与え
る。例えば、複数の吐出ロ列が360dpi(吐出ロ間
隔70.5μm)で形成され、記録ヘッドと被記録材と
の距離が2mmに設定されている掲合、吐出方向が1゜
吐出ロと正対する位置からずれると、記録ドットは正規
の位置より35μmもずれて着弾する。2゜ずれると7
0μmもずれて着弾し、仮に隣接吐出ロから吐出される
液滴がずれ量0であっても、2つのドットは被記録材上
で重なってしまう。そのため、ずれた方に記録されない
空白が生じ、記録物はすじ状にドットが白抜けした品位
の悪いものとなってしまう。したがって、このような不
具合を解消しようとして、吐出ロの加工精度を上げても
その精度には限界が有り、ある割合で不良な記録ヘッド
が生まれるため、歩留まりが低下し記録ヘッドのコスト
ダウンはなかなか達成されない。これは今後さらに高解
像度記録を実現する上で大きな障害となる。
【0007】また、従来の記録方法では、使用するイン
クの粘度を上げてゆくと、液滴の速度が低下(参考文
献:太田徳也、日経エレクトロニクス1992年11月
8日号、pl47〜)し、効率の低下と液滴が外乱の影
響を受けやすくなる。この現象は高画質記録を目指すた
めにインクの物性を改善するような要求を阻害し、高速
記録におけるエネルギー消費を増大させてしまう問題を
生じる。
クの粘度を上げてゆくと、液滴の速度が低下(参考文
献:太田徳也、日経エレクトロニクス1992年11月
8日号、pl47〜)し、効率の低下と液滴が外乱の影
響を受けやすくなる。この現象は高画質記録を目指すた
めにインクの物性を改善するような要求を阻害し、高速
記録におけるエネルギー消費を増大させてしまう問題を
生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】記録ドットの位置精度は
0であることが最も好ましいが、吐出ロ流路(ノズル)
の製作精度および記録ドットの被記録材上での拡がりを
考慮したうえで、本発明者の検討結果では、視覚上記録
物のドットずれが問題となるのは正規のドット間隔の1
/4以上記録位置がずれた場合であった。すなわち、ず
れ量は360dpiの解像度なら17.6μm、400
dpiなら15.9μmである。このようなドットのず
れは液滴の曲がりによって起こるため、記録ヘッドから
法線方向に見て被記録材上で前記ずれが発生する距離
は、曲がり角度が1゜では、それぞれ1008μm、9
09μm、曲がり角度が2゜では、504μm、455
μmである。そこで、曲がり角度を2゜まで許容する
と、記録ヘッドと被記録材との距離は500μm以下が
望ましい。さらに液滴が500μmの間にちぎれず(す
なわち、飛翔液滴とならない。)被記録材へ付着すれば
サテライトドットのない理想的な記録ドット位置制御で
高品位が可能となる。
0であることが最も好ましいが、吐出ロ流路(ノズル)
の製作精度および記録ドットの被記録材上での拡がりを
考慮したうえで、本発明者の検討結果では、視覚上記録
物のドットずれが問題となるのは正規のドット間隔の1
/4以上記録位置がずれた場合であった。すなわち、ず
れ量は360dpiの解像度なら17.6μm、400
dpiなら15.9μmである。このようなドットのず
れは液滴の曲がりによって起こるため、記録ヘッドから
法線方向に見て被記録材上で前記ずれが発生する距離
は、曲がり角度が1゜では、それぞれ1008μm、9
09μm、曲がり角度が2゜では、504μm、455
μmである。そこで、曲がり角度を2゜まで許容する
と、記録ヘッドと被記録材との距離は500μm以下が
望ましい。さらに液滴が500μmの間にちぎれず(す
なわち、飛翔液滴とならない。)被記録材へ付着すれば
サテライトドットのない理想的な記録ドット位置制御で
高品位が可能となる。
【0009】そこで、記録ヘッドと被記録材との距離を
500μm以下、好ましくは飛翔液滴とならない距離と
しても支障なく記録可能にするという新たな課題に対
し、本発明者は記録ヘッドと被記録材のいずれか一方を
相手に対して浮上した状態で記録することにより解決し
た。
500μm以下、好ましくは飛翔液滴とならない距離と
しても支障なく記録可能にするという新たな課題に対
し、本発明者は記録ヘッドと被記録材のいずれか一方を
相手に対して浮上した状態で記録することにより解決し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。
する。
【0011】インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘッ
ドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行うイ
ンクジェット記録方法において、記録ヘッドが被記録材
表面から浮上した状態、または被記録材が記録ヘッドか
ら浮上した状態で記録する。そして、その浮上した状態
における記録ヘッドと被記録材との距離を500μm以
下とする。好ましくは、記録ヘッドのオリフィスから発
射されるインク滴の発射方向における最先端が記録ヘッ
ドのメニスカスから伸長して液滴としてちぎれるまでに
到達する距離より短くする。
ドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行うイ
ンクジェット記録方法において、記録ヘッドが被記録材
表面から浮上した状態、または被記録材が記録ヘッドか
ら浮上した状態で記録する。そして、その浮上した状態
における記録ヘッドと被記録材との距離を500μm以
下とする。好ましくは、記録ヘッドのオリフィスから発
射されるインク滴の発射方向における最先端が記録ヘッ
ドのメニスカスから伸長して液滴としてちぎれるまでに
到達する距離より短くする。
【0012】具体的な機構として、 (a)インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘッドのオ
リフィスから発射させて被記録材に記録を行うインクジ
ェット記録装置において、該記録ヘッドが加圧手段によ
り被記録材表面からわずかに浮上した状態で記録する装
置。 (b)インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘッドのオ
リフィスから発射させて被記録材に記録を行うインクジ
ェット記録装置において、該被記録材が吸引手段により
記録ヘッドからわずかに浮上した状態で記録するインク
ジェット記録装置、などを挙げることができる。
リフィスから発射させて被記録材に記録を行うインクジ
ェット記録装置において、該記録ヘッドが加圧手段によ
り被記録材表面からわずかに浮上した状態で記録する装
置。 (b)インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘッドのオ
リフィスから発射させて被記録材に記録を行うインクジ
ェット記録装置において、該被記録材が吸引手段により
記録ヘッドからわずかに浮上した状態で記録するインク
ジェット記録装置、などを挙げることができる。
【0013】上述した構成により、記録ヘッドと該被記
録材との距離を500μm以下としても、記録ヘッドと
該被記録材とが干渉することなく記録が可能となり、記
録ドットの記録精度が向上する。また、前記距離を、加
圧手段または吸引手段により調節して、飛翔液滴となら
ない距離(例えば200μm以下)にすると、より高品
位の記録が可能となる。また、前記距離を短くできるの
で、使用するインクの粘度の選択範囲が拡大する。
録材との距離を500μm以下としても、記録ヘッドと
該被記録材とが干渉することなく記録が可能となり、記
録ドットの記録精度が向上する。また、前記距離を、加
圧手段または吸引手段により調節して、飛翔液滴となら
ない距離(例えば200μm以下)にすると、より高品
位の記録が可能となる。また、前記距離を短くできるの
で、使用するインクの粘度の選択範囲が拡大する。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、実施例で用いたインクジェット記録装置
は、キヤノン(株)製BJカートリッジBC−01を改
造して製作した。また、実施例と比較する従来例の記録
装置は、従来のBJカートリッジBC−01をそのまま
用いた。 (実施例1)図1に本発明の実施例1のインクジェット
記録装置の側面図を示す。図中1は空気圧力流9を被記
録材5ヘ向かって吹き付けるノズルであり、インクジェ
ット記録ヘッド2を被記録材5から500μm以下の距
離に浮かす加圧手段である。空気圧力流9は、公知の空
気加圧ポンプを用いてその発生する加圧空気をチューブ
などにより記録ヘッド2の吐出ロ面ヘ設置し、空気圧力
流9が被記録材5ヘ噴射できればよい。必要な圧力は被
記録材5の材質、形状などにより適宜調節すればよいが
1kg/cm2程度で十分な効果を得られる。記録ヘッ
ド2はインクの発射方向に前後に可動できるようにダン
パー3を介してキャリッジ4に搭載されている。なお、
図示しないが、浮上した状態での記録ヘッド2と被記録
材5との距離Lを常に監視し、空気圧力流9の圧力を調
節して一定に保つ機構が設けられている。
する。なお、実施例で用いたインクジェット記録装置
は、キヤノン(株)製BJカートリッジBC−01を改
造して製作した。また、実施例と比較する従来例の記録
装置は、従来のBJカートリッジBC−01をそのまま
用いた。 (実施例1)図1に本発明の実施例1のインクジェット
記録装置の側面図を示す。図中1は空気圧力流9を被記
録材5ヘ向かって吹き付けるノズルであり、インクジェ
ット記録ヘッド2を被記録材5から500μm以下の距
離に浮かす加圧手段である。空気圧力流9は、公知の空
気加圧ポンプを用いてその発生する加圧空気をチューブ
などにより記録ヘッド2の吐出ロ面ヘ設置し、空気圧力
流9が被記録材5ヘ噴射できればよい。必要な圧力は被
記録材5の材質、形状などにより適宜調節すればよいが
1kg/cm2程度で十分な効果を得られる。記録ヘッ
ド2はインクの発射方向に前後に可動できるようにダン
パー3を介してキャリッジ4に搭載されている。なお、
図示しないが、浮上した状態での記録ヘッド2と被記録
材5との距離Lを常に監視し、空気圧力流9の圧力を調
節して一定に保つ機構が設けられている。
【0015】図2は、本発明の記録方式であるインクジ
ェット記録ヘッド2のインク滴発射過程(a〜f)を示
す図である。 (a)記録ヘッド2を前記ノズル1からの空気圧力流9
を吹き付けて記録ヘッド1を被記録材5から200μm
浮かしておき、次に(b)記録ヘッド2の発熱抵抗体5
0に数μsecのパルス信号を与えて発熱抵抗体50を
急激に加熱させると、発熱抵抗体50の上部のインク5
2が膜状に沸騰し、気泡53が生成する。(c)気泡5
3が生長してゆくと同時に吐出ロ51からインク52が
せり出し発射方向に伸長する。気泡53が最大の大きさ
に生長した後、(d)気泡53の消滅過程に入り気泡5
3の収縮中にインク52の先端が被記録材5の表面に到
達する。すると、(e)インク52が被記録材5へ浸透
開始するためその張力で吐出ロ51側のインク後端がち
ぎれ、(f)インク52の表面張力によって被記録材5
上に記録ドット54が形成される。
ェット記録ヘッド2のインク滴発射過程(a〜f)を示
す図である。 (a)記録ヘッド2を前記ノズル1からの空気圧力流9
を吹き付けて記録ヘッド1を被記録材5から200μm
浮かしておき、次に(b)記録ヘッド2の発熱抵抗体5
0に数μsecのパルス信号を与えて発熱抵抗体50を
急激に加熱させると、発熱抵抗体50の上部のインク5
2が膜状に沸騰し、気泡53が生成する。(c)気泡5
3が生長してゆくと同時に吐出ロ51からインク52が
せり出し発射方向に伸長する。気泡53が最大の大きさ
に生長した後、(d)気泡53の消滅過程に入り気泡5
3の収縮中にインク52の先端が被記録材5の表面に到
達する。すると、(e)インク52が被記録材5へ浸透
開始するためその張力で吐出ロ51側のインク後端がち
ぎれ、(f)インク52の表面張力によって被記録材5
上に記録ドット54が形成される。
【0016】以上のような構成の記録ヘッドおよび従来
の記録ヘッドに、水とグリセリンと水溶性染料(2wt
%)からなるインクの粘度を、水とグリセリンの混合比
率を調節することにより各種粘度のインクを作成して詰
め替え、記録を行い、記録ヘッド(オリフィス寸法27
μm角)のメニスカスが伸長して液滴としてちぎれる直
前までに到達する距離Lmaxをビデオ観察して求め
た。次に実施例については200μmの距離に被記録材
を設置して記録をおこない、従来例においても実施例と
同様に記録ヘッドと被記録材との距離Lを200μmと
して記録し、記録中に記録ヘッドと被記録材が干渉して
記録した文字を擦ってしまうかどうかを評価した。な
お、Lmaxが200μm以下の場合(η=40、50
cP)は距離Lをそれぞれ、50、35μmに設定し
た。その結果を表1に示す。
の記録ヘッドに、水とグリセリンと水溶性染料(2wt
%)からなるインクの粘度を、水とグリセリンの混合比
率を調節することにより各種粘度のインクを作成して詰
め替え、記録を行い、記録ヘッド(オリフィス寸法27
μm角)のメニスカスが伸長して液滴としてちぎれる直
前までに到達する距離Lmaxをビデオ観察して求め
た。次に実施例については200μmの距離に被記録材
を設置して記録をおこない、従来例においても実施例と
同様に記録ヘッドと被記録材との距離Lを200μmと
して記録し、記録中に記録ヘッドと被記録材が干渉して
記録した文字を擦ってしまうかどうかを評価した。な
お、Lmaxが200μm以下の場合(η=40、50
cP)は距離Lをそれぞれ、50、35μmに設定し
た。その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】 注1.*印はインクの発射が不安定で距離測定不能を示す。 注2.干渉が「一部有り」とは、記録中不定期に干渉が発生する場合であり、「 有り」は記録中常に干渉が発生する場合をいう。
【0018】表1中、インク粘度は1.3〜60cPと
してあるが1.3cP以下の粘度は水性インクでは実現
困難であり、60cP以上はインクの発射が非常に不安
定になってくるので実用不可と判断した。
してあるが1.3cP以下の粘度は水性インクでは実現
困難であり、60cP以上はインクの発射が非常に不安
定になってくるので実用不可と判断した。
【0019】上表のη(=x)とLmax(=y)との
関係を2次関数で近似すると、それぞれ、下記数式1と
なる。
関係を2次関数で近似すると、それぞれ、下記数式1と
なる。
【0020】
【数1】 実施例 1:y=−7.7857x2+17.167x+408.79 BC−O1:y=−8.25x2+22.679x+400.07 この結果、本発明の記録方式においてはインク粘度ηと
最大到達距離Lmaxは上に凸の関数で規定されること
が判明した。表1の結果によると、従来例では記録ヘッ
ドと被記録材の干渉が著しく、特に距離Lが50μm以
下の条件では記録ヘッドが被記録材の一部を破ってしま
った。また、前記インクに界面活性剤を添加して表面張
力の影響を検討したところ、表面張力が20dyne/
cm以下になるとインクが被記録材に到達する前により
小さな液滴に分裂してしまって本発明の記録方式は成立
しないことを確認した。
最大到達距離Lmaxは上に凸の関数で規定されること
が判明した。表1の結果によると、従来例では記録ヘッ
ドと被記録材の干渉が著しく、特に距離Lが50μm以
下の条件では記録ヘッドが被記録材の一部を破ってしま
った。また、前記インクに界面活性剤を添加して表面張
力の影響を検討したところ、表面張力が20dyne/
cm以下になるとインクが被記録材に到達する前により
小さな液滴に分裂してしまって本発明の記録方式は成立
しないことを確認した。
【0021】図3は、このようにして記録して得た画像
(文字)の拡大図であり、本発明による場合を図3
(a)に示し、比較のため記録ヘッドを500μm以上
に離して記録した、従来の場合を図3(b)に示した。
図3(a)と図3(b)を比較すると、従来の方法では
記録ドットの白抜けが目立つのに対して、本発明の方法
では白抜けが無く、完全な文字を形成していることが容
易にわかる。 (実施例2)図4は実施例2のインクジェット記録装置
を示す側面図で、図中6は被記録材5を細孔の開いたメ
ッシュシート7に吸引流8によって保持するための架台
であり、被記録材5をインクジェット記録ヘッド22か
ら500μm以下の距離に浮かす吸引手段である。記録
ヘッド22は吸引流8がない掲合はダンパー32の押し
圧により被記録材5と接触した状態にあり、記録を始め
ると吸引流8によって記録ヘッド22との間にわずかな
空隙(距離)Lを形成するように動作する。空隙Lは架
台6の凹部の深さで調節可能である。 (実施例3)図5は実施例3のインクジェット記録装置
を示す図であり、図5(a)はその側面図、図5(b)
は記録ヘッドの正面図を示す。図中23は空気圧力流9
を被記録材5ヘ向かって吹き付けるノズル11(加圧手
段)を内臓し、被記録材5と対向する面にインクを発射
するための吐出ロ10を取り囲む突起12を配置してあ
る記録ヘッドである。非記録時には記録ヘッド23の突
起12と被記録材5とは接触した状態にあるが、記録時
にはノズル11からの空気圧力流9によって記録ヘッド
23が被記録材5から500μm以下の空隙(距離)L
で浮上し、その状態を保ってインクを発射し記録を行う
ように動作する。33はダンパーであり、実施例1、2
と同様な機構でよい。
(文字)の拡大図であり、本発明による場合を図3
(a)に示し、比較のため記録ヘッドを500μm以上
に離して記録した、従来の場合を図3(b)に示した。
図3(a)と図3(b)を比較すると、従来の方法では
記録ドットの白抜けが目立つのに対して、本発明の方法
では白抜けが無く、完全な文字を形成していることが容
易にわかる。 (実施例2)図4は実施例2のインクジェット記録装置
を示す側面図で、図中6は被記録材5を細孔の開いたメ
ッシュシート7に吸引流8によって保持するための架台
であり、被記録材5をインクジェット記録ヘッド22か
ら500μm以下の距離に浮かす吸引手段である。記録
ヘッド22は吸引流8がない掲合はダンパー32の押し
圧により被記録材5と接触した状態にあり、記録を始め
ると吸引流8によって記録ヘッド22との間にわずかな
空隙(距離)Lを形成するように動作する。空隙Lは架
台6の凹部の深さで調節可能である。 (実施例3)図5は実施例3のインクジェット記録装置
を示す図であり、図5(a)はその側面図、図5(b)
は記録ヘッドの正面図を示す。図中23は空気圧力流9
を被記録材5ヘ向かって吹き付けるノズル11(加圧手
段)を内臓し、被記録材5と対向する面にインクを発射
するための吐出ロ10を取り囲む突起12を配置してあ
る記録ヘッドである。非記録時には記録ヘッド23の突
起12と被記録材5とは接触した状態にあるが、記録時
にはノズル11からの空気圧力流9によって記録ヘッド
23が被記録材5から500μm以下の空隙(距離)L
で浮上し、その状態を保ってインクを発射し記録を行う
ように動作する。33はダンパーであり、実施例1、2
と同様な機構でよい。
【0022】以上に述ベた実施例1、2、3と従来例に
ついて各種の評価を行った。なお、記録ヘッド2,2
2,23と被記録材5との距離Lは、実施例1、2、3
については、200μm、従来例については500μm
とした。 (1)記録ドットの着弾精度 評価は、360dpiの解像度の実施例および従来例の
記録ヘッド各々20個について、直線を記録し、各ドッ
トの記録位置(着弾位置)をビデオ画像に取り込んで3
60dpiの格子点からのずれ量範囲(士μm)を測定
した。 (2)歩留まり 評価は、360dpiの解像度の実施例および従来例の
記録ヘッドを各々一定の工程で1000個作製し、各記
録ヘッドの着弾精度がドット間隔(70.5μ)の1/
4以内のものを○、1/4〜1/2の範囲のものを△、
1/2以上のものを×として分類し、1/4以内の記録
ヘッドの個数が母数の何%になるか算出した。
ついて各種の評価を行った。なお、記録ヘッド2,2
2,23と被記録材5との距離Lは、実施例1、2、3
については、200μm、従来例については500μm
とした。 (1)記録ドットの着弾精度 評価は、360dpiの解像度の実施例および従来例の
記録ヘッド各々20個について、直線を記録し、各ドッ
トの記録位置(着弾位置)をビデオ画像に取り込んで3
60dpiの格子点からのずれ量範囲(士μm)を測定
した。 (2)歩留まり 評価は、360dpiの解像度の実施例および従来例の
記録ヘッドを各々一定の工程で1000個作製し、各記
録ヘッドの着弾精度がドット間隔(70.5μ)の1/
4以内のものを○、1/4〜1/2の範囲のものを△、
1/2以上のものを×として分類し、1/4以内の記録
ヘッドの個数が母数の何%になるか算出した。
【0023】以上の評価結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、記録ドットの記録位置の正確さが飛躍的に
向上し、使用するインクの粘度に制約が少なくなるため
高画質の記録を可能とし、かつ、記録ヘッドの製造歩留
まりがよくなるため製造単価を大幅に低減させる効果が
認められる。
ているため、記録ドットの記録位置の正確さが飛躍的に
向上し、使用するインクの粘度に制約が少なくなるため
高画質の記録を可能とし、かつ、記録ヘッドの製造歩留
まりがよくなるため製造単価を大幅に低減させる効果が
認められる。
【図1】実施例1の記録装置を示す側面図である。
【図2】本発明の記録方式を説明するための図である。
【図3】実施例1と従来例に係る記録装置による画像の
比較を示す図面代用写真であり、図3(a)は実施例
1、図3(b)は従来例の場合を示す。
比較を示す図面代用写真であり、図3(a)は実施例
1、図3(b)は従来例の場合を示す。
【図4】実施例2の記録装置を示す側面図である。
【図5】実施例3の記録装置を示す側面図である。
【図6】従来の記録方式を説明するための図である。
1、11 ノズル(加圧手段) 2、22、23 記録ヘツド 3、32、33 ダンパー 4 キャリッジ 5 被記録材 6 架台(吸引手段) 7 メッシュシート 8 吸引流 9 空気圧力流 10、51 吐出口 12 突起
Claims (10)
- 【請求項1】 インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘ
ッドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行う
インクジェット記録方法において、記録ヘッドと被記録
材のいずれか一方を相手に対して浮上した状態で記録す
るインクジェット記録方法。 - 【請求項2】 浮上した状態での記録ヘッドと被記録材
との距離が、500μm以下である請求項1記載のイン
クジェット記録方法。 - 【請求項3】 前記距離が、記録ヘッドのオリフィスか
ら発射されるインク滴の発射方向における最先端が記録
ヘッドのメニスカスから伸長して液滴としてちぎれるま
でに到達する距離以下である請求項2記載のインクジェ
ット記録方法。 - 【請求項4】 使用するインクが、その表面張力が20
dyne/cm以上であり、インクの粘度η(=x)と
記録ヘッドのオリフィスから発射されるインク滴の発射
方向における最先端が記録ヘッドのメニスカスから伸長
して液滴としてちぎれるまでに到達する距離(=y)と
の関係が1.3≦η(cP)<60の範囲において、式
y=−ax2+bx+c(a,cは正の数)で近似でき
る請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット
記録方法。 - 【請求項5】 インクに熱エネルギーを作用させ液滴を
発射させて記録を行なう請求項1〜4のいずれか1項に
記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項6】 インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘ
ッドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行う
インクジェット記録装置において、記録ヘッドが加圧手
段により被記録材表面から浮上した状態で記録するイン
クジェット記録装置。 - 【請求項7】 インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘ
ッドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行う
インクジェット記録装置において、被記録材が吸引手段
により記録ヘッドから浮上した状態で記録するインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項8】 インクの液滴を記録信号に応じて記録ヘ
ッドのオリフィスから発射させて被記録材に記録を行う
インクジェット記録装置において、記録ヘッドの被記録
材と対向する面の一部に突起を設け、記録ヘッドの突起
が加圧手段により被記録材表面から浮上した状態で記録
するインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 加圧手段が空圧を利用したものである請
求項6または7記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 浮上した状態での記録ヘッドと被記録
材との距離を監視し、一定に保つ機構を有する請求項6
〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2060496A JPH09193399A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インクジェット記録方法および記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2060496A JPH09193399A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インクジェット記録方法および記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193399A true JPH09193399A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12031881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2060496A Pending JPH09193399A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インクジェット記録方法および記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09193399A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1013459A1 (en) * | 1998-12-14 | 2000-06-28 | SCITEX DIGITAL PRINTING, Inc. | Air handling for an ink jet printhead |
| WO2003091036A1 (de) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Bizerba Gmbh & Co. Kg | Druckvorrichtung und verfahren zum bedrucken eines informationsträgers |
| CN112895728A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-04 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置的生产方法以及印刷装置 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP2060496A patent/JPH09193399A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1013459A1 (en) * | 1998-12-14 | 2000-06-28 | SCITEX DIGITAL PRINTING, Inc. | Air handling for an ink jet printhead |
| WO2003091036A1 (de) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Bizerba Gmbh & Co. Kg | Druckvorrichtung und verfahren zum bedrucken eines informationsträgers |
| US6977668B2 (en) | 2002-04-23 | 2005-12-20 | Bizerba Gmbh & Co. Kg | Printing apparatus and method of printing an information carrier |
| CN112895728A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-04 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置的生产方法以及印刷装置 |
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