JPH0919414A - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JPH0919414A
JPH0919414A JP7170871A JP17087195A JPH0919414A JP H0919414 A JPH0919414 A JP H0919414A JP 7170871 A JP7170871 A JP 7170871A JP 17087195 A JP17087195 A JP 17087195A JP H0919414 A JPH0919414 A JP H0919414A
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JP
Japan
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coil
reception
transmission
mri
state
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Application number
JP7170871A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ogino
徹男 荻野
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電部の送受信の切替のためのT/Rスイッ
チやコイルの動作を停止させる阻止回路の構成を簡略化
する。 【解決手段】 送受信兼用のMRI用RFコイルのエレ
メント間に配置されたスイッチング素子と、このスイッ
チング素子に入力端が接続されたLCブリッジ回路と、
このLCブリッジ回路の出力端に配置されたスイッチン
グ素子とからなる送受信の切替回路を備え、送信時には
それぞれのスイッチング素子を導通状態にすることでL
Cブリッジ回路を遮断状態にしてエレメント間導通状態
と外部出力遮断状態とを実現し、受信時にはそれぞれの
スイッチング素子を非導通状態にすることでLCブリッ
ジ回路を導通状態にしてエレメント間非導通状態と外部
出力可能状態とを実現することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気共鳴イメージン
グ(MRI(Magnetic Resonance Imaging))装置に用
いるMRI用RFコイル周辺の改良に関し、特に、送受
信の際にMRI用RFコイルの動作の有効/無効を切替
える回路とコイルと送受信回路との切替えを行うT/R
スイッチとの機能を備えて送受信の切替えのための構成
を改良したMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、核磁気共鳴現象を利用し
て被検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密
度分布,緩和時間分布等を計測して、その計測データか
ら被検体の断面を画像表示するものである。
【0003】均一で強力な静磁場発生装置内に置かれた
被検体の原子核スピンは、静磁場の強さによって定まる
周波数(ラーモア周波数)で静磁場の方向を軸として歳
差運動を行う。そこで、このラーモア周波数に等しい周
波数の高周波パルスを外部より照射すると、スピンが励
起されて高いエネルギー状態に遷移する。これを核磁気
共鳴現象と言う。この高周波パルスの照射を打ち切る
と、スピンはそれぞれの状態に応じた時定数で元の低い
エネルギー状態に戻り、この時に外部に電磁波を照射す
る。これをその周波数に同調した高周波受信コイル(M
RI用RFコイル)で検出する。このとき、空間内に位
置情報を付加する目的で、三軸の傾斜磁場を静磁場空間
に印加する。この結果、空間内の位置情報を周波数情報
として捕らえることができる。
【0004】このようなMRI装置において、被検体に
高周波回転磁場を印加するため、または被検体で発生す
る電磁波を受信するために用いられるMRI用RFコイ
ルは、その中に被検体を収容し、被検体の周囲の線輪
(エレメント)部分に高周波電流を流している。
【0005】このようなMRI用RFコイルとしては、
送受信兼用に使用する送受信コイル、送信のみに使用す
る送信専用コイル、及び受信のみに使用する受信専用コ
イルがある。
【0006】この送信専用コイルの場合、送信(高周波
パルスの照射)が終了した後には被検体からのラーモア
周波数のパルスが送信専用コイルに吸収されないように
するために、送信専用コイルが動作しないように切替え
る必要がある。すなわち、コイルのループを切断するこ
とで動作を停止させて、被検体からのパルスを吸収しな
いようにする。
【0007】同様にして、受信専用コイルの場合、送信
(高周波パルスの照射)の際には送信専用コイルからの
高周波パルスを直接受信しないようにするために、受信
専用コイルが動作しないように切替える必要がある。
【0008】また、送受信コイルの場合には、送信機か
らの送信パルスをコイルに対して送出する際とコイルか
らの受信信号を受信機に対して送り出す際の切替を行う
T/R(Transmit/Receive)スイッチが設けられてい
る。
【0009】図9はこのような回路の一例を示した構成
図である。CPU20は装置全体を統括的に制御する制
御手段である。送信回路30はMRIに必要な高周波パ
ルスを生成し、この高周波パルスをパワーアンプ40で
増幅してT/Rスイッチ60経由で送受信コイル50に
供給する。受信の際には、送受信コイル(ボディコイ
ル)50で検出された信号をT/Rスイッチ60でプリ
アンプ70側に切替えて、受信回路80で各種処理を実
行して、その結果をCPU20がディスプレイ90に画
像表示する。尚、図示しない受信専用コイルで受信を行
うために、送受信コイル50のエレメント中にはループ
を切断して送受信コイル50の動作を停止させるための
阻止回路61が配置されており、通常はダイオードの導
通/非導通のスイッチングを利用している。そして、こ
の阻止回路61を制御するバイアス回路62が設けられ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、送受信コ
イル50を用いる場合には、送信の際のコイルへの電力
供給と受信の際のコイルからの受信を切替えるためにT
/Rスイッチ60を設ける必要があった。また、受信コ
イルを用いて受信を行う場合のために、送受信コイル5
0のエレメント中には阻止回路61が設けられていた。
このように、各種のスイッチ手段が必要であり、構成が
複雑化する問題を有していた。
【0011】図10はこのような阻止回路61周辺の一
例を示す回路図である。このような回路において、MR
I用RFコイルのエレメントが有するインダクタとキャ
パシタとで前述したラーモア周波数に同調するように調
整されている。
【0012】この図10の構成のMRI用RFコイルの
場合、送信専用コイルの送信時及び受信専用コイルの受
信時には、ダイオードDにバイアス回路62より順方向
のバイアス電流を流すことでダイオードDを導通状態に
する。これにより、見掛け上はダイオードDの影響がな
くなって、ラーモア周波数に同調するようになる。
【0013】一方、送信専用コイルの受信時及び受信専
用コイルの送信時には、ダイオードDへのバイアス電流
を停止して逆バイアスをかけてダイオードDを非導通状
態にする。これにより、見掛け上はエレメントのループ
が切断されて、MRI用RFコイルとして動作しなくな
る。
【0014】また、図11に示すように、ボディコイル
による送信受信コイル50と、局部用のサーフェスコイ
ルによる送受信コイル51を使用して、双方で送信と受
信とを行うことも可能である。この場合もそれぞれのコ
イルにT/Rスイッチ63,64が必要であり、構成が
複雑化する問題を有していた。
【0015】そこで、送受信切替のためのT/Rスイッ
チを省略するために、図12のような構成も考えられ
る。すなわち、ボディコイルによる送信専用コイル5
0’とサーフェスコイルによる受信専用コイル51’を
用いることで給電部の送受信切替のためのT/Rスイッ
チは不要にすることができる。また、パワーアンプやプ
リアンプの個数も減らせて全体に構成を簡略化できる利
点を有している。
【0016】しかし、このような場合には、サーフェス
コイル51’でしか受信をすることができないので、感
度領域が狭くなる問題を有している。本発明は上記の点
に鑑みてなされたもので、その目的は、給電部の送受信
の切替のためのT/Rスイッチやコイルの動作を停止さ
せる阻止回路の構成を簡略化することが可能なMRI用
RFコイルを実現することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来のMRI用RFコイル周辺の送受信の切替のT/Rス
イッチやコイルの動作を停止させる阻止回路の構成に関
する問題を改良すべく鋭意研究を行った結果、最適な配
置及び構成を新たに見い出して本発明を完成させたもの
である。
【0018】すなわち、課題を解決する手段である発明
は以下に説明するようなものである。第1の発明は、送
受信兼用のMRI用RFコイルと、このMRI用RFコ
イルのエレメント間に配置され、エレメント間導通状態
とエレメントから外部への出力状態とを制御する切替回
路と、を備え、送信時には切替回路をエレメント間導通
状態にすると共に外部出力遮断状態にし、受信時には切
替回路をエレメント間非導通状態にすると共に外部出力
可能状態にすることを特徴とするMRI装置である。
【0019】この第1の発明のMRI装置では、送信時
には切替回路がエレメント間導通状態になるためMRI
用RFコイルが送信コイルとして動作し、外部出力遮断
状態のため受信回路側に送信信号が漏れることはない。
また、受信時には切替回路がエレメント間非導通状態に
なり、外部出力可能状態になるため、MRI用RFコイ
ルが受信コイルとして動作し、この受信コイルでの受信
信号が受信回路側に出力されるようになる。
【0020】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
第2の発明として、前記第1の発明における切替回路
は、入力端と出力端とにスイッチング素子が接続され、
入力端がMRI用RFコイルのエレメント間に配置され
たLCブリッジ回路からなり、送信時にはそれぞれのス
イッチング素子を導通状態にすることでLCブリッジ回
路を遮断状態にしてエレメント間導通状態と外部出力遮
断状態とを実現し、受信時にはそれぞれのスイッチング
素子を非導通状態にすることでLCブリッジ回路を導通
状態にしてエレメント間非導通状態と外部出力可能状態
とを実現するMRI装置である。
【0021】尚、この場合のスイッチング素子として
は、例えば、PINダイオード等の素子がスイッチング
を行う点で好ましい。この第2の発明のMRI装置にお
いて、送信時には両方のスイッチング素子が導通状態に
なるためMRI用RFコイルが送信コイルとして動作
し、LCブリッジ回路が遮断状態になるため受信回路側
に送信信号が漏れることはない。受信時には両方のスイ
ッチング素子が非導通状態になるため、MRI用RFコ
イルで検出した信号はLCブリッジ回路で平衡−不平衡
変換された状態で受信回路側に出力される。
【0022】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、スイッチング素子とLCブリッジ回路で構成する
ことで、簡単な構成で、確実な動作が期待できる。ま
た、LCブリッジ回路により遮断状態と導通状態とを実
現でき、更に導通状態において平衡−不平衡変換も実現
できる。
【0023】第3の発明は、送受信兼用のMRI用RF
コイルと、このMRI用RFコイルのエレメント間に配
置され、エレメント間導通状態とエレメントから外部へ
の出力状態とを制御する切替回路と、受信専用のMRI
用RFコイルと、を備え、送信時には切替回路をエレメ
ント間導通状態にすると共に外部出力遮断状態にし、送
受信兼用のMRI用RFコイルでの受信時には切替回路
をエレメント間非導通状態にすると共に外部出力可能状
態にし、受信専用のMRI用RFコイルでの受信時には
切替回路をエレメント間非導通状態にする共に外部出力
遮断状態にすることを特徴とするMRI装置である。
【0024】この第3の発明のMRI装置では、送信時
には切替回路がエレメント間導通状態になるため送受信
兼用のMRI用RFコイルが送信コイルとして動作し、
外部出力遮断状態のため受信回路側に送信信号が漏れる
ことはない。また、送受信兼用のMRI用RFコイルで
の受信時には切替回路がエレメント間非導通状態にな
り、外部出力可能状態になるため、送受信兼用のMRI
用RFコイルが受信コイルとして動作し、この受信コイ
ルでの受信信号が受信回路側に出力されるようになる。
更に、受信専用のMRI用RFコイルでの受信時には、
切替回路がエレメント間非導通状態になり、外部出力遮
断状態になるため、送受信兼用のMRI用RFコイルは
受信コイルとして動作せず、受信専用のMRI用RFコ
イル側が受信コイルとして動作することとなり、この受
信専用のMRI用RFコイルから受信信号が受信回路側
に出力されるようになる。
【0025】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際の送受信兼用のMRI用RFコイルと受
信専用のMRI用RFコイルとの動作の切替えも確実に
行なえる。
【0026】第4の発明としては、前記第3の発明にお
ける切替回路は、入力端と出力端とにスイッチング素子
が接続され、入力端がMRI用RFコイルのエレメント
間に配置されたLCブリッジ回路からなり、送信時には
それぞれのスイッチング素子を導通状態にすることでL
Cブリッジ回路を遮断状態にしてエレメント間導通状態
と外部出力遮断状態とを実現し、送受信兼用のMRI用
RFコイルでの受信時にはそれぞれのスイッチング素子
を非導通状態にすることでLCブリッジ回路を導通状態
にしてエレメント間非導通状態と外部出力可能状態とを
実現し、受信専用コイルでの受信時には入力端のスイッ
チング素子を非導通状態にすると共に出力端のスイッチ
ング素子を導通状態にしてエレメント間非導通状態と外
部出力遮断状態とを実現することを特徴とするMRI装
置である。
【0027】尚、この場合のスイッチング素子として
は、例えば、PINダイオード等の素子がスイッチング
を行う点で好ましい。この第4の発明のMRI装置で
は、送信時にはエレメント間のスイッチング素子が導通
状態になるため送受信兼用のMRI用RFコイルが送信
コイルとして動作し、また、切替回路出力端のスイッチ
ング素子が導通状態になるため外部出力遮断状態になっ
て受信回路側に送信信号が漏れることはない。また、送
受信兼用のMRI用RFコイルでの受信時にはスイッチ
ング素子が非導通状態になり、外部出力可能状態になる
ため、送受信兼用のMRI用RFコイルが受信コイルと
して動作し、この受信コイルでの受信信号がLCブリッ
ジ回路を経由して受信回路側に出力されるようになる。
更に、受信専用のMRI用RFコイルでの受信時には、
スイッチング素子によってエレメント間非導通状態にな
り、送受信兼用のMRI用RFコイルは受信コイルとし
て動作せず、受信専用のMRI用RFコイル側が受信コ
イルとして動作することとなり、この受信専用のMRI
用RFコイルから受信信号が受信回路側に出力されるよ
うになり、また、LCブリッジ回路出力端のスイッチン
グ素子が導通状態になって送受信兼用のMRI用RFコ
イル側は外部出力遮断状態になる。
【0028】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際の送受信兼用のMRI用RFコイルと受
信専用のMRI用RFコイルとの動作の切替えも確実に
行なえる。また、LCブリッジ回路により遮断状態と導
通状態とを実現でき、更に導通状態において平衡−不平
衡変換も実現できる。
【0029】第5の発明は、送受信兼用のMRI用RF
コイルと、このMRI用RFコイルのエレメント間に配
置され、エレメント間導通状態を制御する切替回路と、
前記送受信兼用のMRI用RFコイルと磁気的に結合す
るように配置されたピックアップコイルと、を備え、送
信時には切替回路をエレメント間導通状態にすると共に
ピックアップコイルを非動作状態にし、送受信兼用のM
RI用RFコイルでの受信時には切替回路をエレメント
間導通状態にすると共に外部出力遮断状態にし、ピック
アップコイルピックアップコイルを動作状態にしてピッ
クアップコイルから受信信号を出力することを特徴とす
るMRI装置である。
【0030】この第5の発明のMRI装置では、送信時
には切替回路がエレメント間導通状態になるため送受信
兼用のMRI用RFコイルが送信コイルとして動作し、
外部出力遮断状態のため受信回路側に送信信号が漏れる
ことはない。また、送受信兼用のMRI用RFコイルで
の受信時には切替回路がエレメント間導通状態になるた
め、送受信兼用のMRI用RFコイルで受信が行なわ
れ、切替回路が外部出力遮断状態になるためピックアッ
プコイルから受信信号が出力されるようになる。
【0031】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際のピックアップコイルからの出力も確実
に行なえる。
【0032】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形
態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態の一例
におけるMRI装置の主要部のMRI用RFコイル周辺
の様子を示した構成図であり、図2は本発明のMRI装
置の原理的な全体構成を示す構成図である。
【0033】まず、図2を参照して実施の形態の一例に
おけるMRI装置の構成及び動作を説明する。CPU2
0はMRI装置全体を統括的に制御する制御手段であっ
て各部に指示を与えると共に受信信号を処理して画像信
号を生成する。送信の際には、送信回路30がCPU2
0から指示を受けてMRIに必要な高周波パルスを生成
し、この高周波パルスをパワーアンプ40で増幅して、
T/Rスイッチを経由せずに送受信コイル50に供給す
る。
【0034】すなわち、パワーアンプ40の出力は送受
信コイル50に直接給電されている。尚、送信時の高周
波大電力のパルスが受信側に伝達されないようにするた
めのT/Rスイッチ及び他のサーフェスコイルで受信を
行う際の阻止回路の両方の機能を有するものとして、切
替回路100が送受信コイル50のエレメント中に配置
されており、この切替回路の切替動作に必要なバイアス
電流をバイアス回路110がCPU20の指示で発生す
るように構成されている。
【0035】受信の際には、送受信コイル50で検出さ
れた信号を切替回路100を経由してプリアンプ70に
伝え、受信回路80で各種処理を実行して、その結果を
CPU20が処理してディスプレイ90に画像表示す
る。
【0036】このような全体構成のMRI装置におい
て、図1の切替回路100の詳細構成を参照しつつ動作
説明を行う。この切替回路100は、送受信コイル50
のエレメントL間に配置されたスイッチング素子として
のダイオードD1と、このダイオードDの両端に配置さ
れたLCブリッジ回路101と、このLCブリッジ回路
101の出力両端に配置されたスイッチング素子として
のダイオードD2とから構成されている。尚、コンデン
サC1,C2は、ダイオードD1及びD2のそれぞれの
バイアス電流を遮断するための直流遮断用コンデンサで
ある。
【0037】また、LCブリッジ回路101はMRI用
RFコイル側とプリアンプ70の入力側との間で平衡−
不平衡の変換を行う回路であると共に、L1−C3,L
2−C4のLC回路でラーモア周波数に同調するように
定数が選択されている。
【0038】そして、バイアス回路110はダイオード
D1とダイオードD2とにそれぞれ順方向及び逆方向バ
イアスを供給することで、導通/非導通を切替えるため
の切替制御手段である。
【0039】尚、ダイオードD1,D2としてはPIN
ダイオード等を使用することがスイッチング素子として
好ましい。以上のような回路構成において、送受信コイ
ル50により送信を行う場合を考える。このとき、CP
U20からの指示でバイアス回路110はダイオードD
1及びダイオードD2に順方向のバイアスを印加して、
ダイオードD1及びD2を導通状態にする。
【0040】この状態の等価回路を図3(a)に示す。
この場合、ダイオードD1が導通することでコイルのエ
レメントLがショートされる。これにより、大電力で送
信が行なわれてもダイオードD1の両端に電位差が生じ
ることはなく、差動成分がプリアンプ70側に伝わるこ
とはない。また、プリアンプ70の入力の一方はGND
に設置されているが、L1−C3の並列共振回路とL2
−C4の並列共振回路とが高インピーダンスとなってい
るために、ダイオードD1両端の同相成分がGNDに流
れることもない。
【0041】また、送受信コイル50で受信を行う場合
には、CPU20からの指示でバイアス回路110はダ
イオードD1及びダイオードD2に逆バイアスを印加し
て、ダイオードD1及びD2を非導通状態にする。
【0042】この状態の等価回路を図3(b)に示す。
この場合、ダイオードD2が非導通となることで、前述
のコイルのエレメントLがショートされた状態が解除さ
れる。これにより、受信信号がコンデンサC1及びC2
を通過してLCブリッジ回路101に伝達される。そし
て、ダイオードD2も非導通状態であるので、受信信号
はプリアンプ70の入力に供給される。この場合には、
LCブリッジ回路101は平衡−不平衡変換のバランと
して動作する。すなわち、平衡状態である送受信コイル
50と不平衡であるプリアンプ70の入力との間で整合
がとれた状態になる。
【0043】以上のように、T/Rスイッチと阻止回路
とを兼用することができるので、T/Rスイッチと阻止
回路の従来は別々であった回路構成を簡略化することが
可能になる。
【0044】図4は本発明の実施の形態の他の例におけ
る構成を示す構成図である。この構成は、送受信コイル
50で送信と受信を行う場合の他、送受信コイル50で
送信のみを行って他の受信専用コイル52を使用するこ
とが可能なように構成されている。この場合にも、送信
時には上述の場合と同じスイッチング制御を行うことで
従来からの阻止回路としての動作を実現することができ
る。
【0045】この場合も前述の場合と同様に、送受信回
路50の阻止回路とT/Rスイッチとの両機能を備えた
切替回路100を使用することができる。そして、ピッ
クアップコイル52か切替回路100かの何れか一方を
スイッチ63若しくはケーブルの手動接続によりプリア
ンプ70に導くようにする。
【0046】この図4の構成のMRI装置では、送信時
には切替回路100がエレメント間導通状態になるため
送受信兼用のMRI用RFコイルが送信コイルとして動
作し、また、外部出力遮断状態のため受信回路80側に
送信信号が漏れることはない。
【0047】そして、送受信コイル50での受信時には
切替回路100がエレメント間非導通状態になり、外部
出力可能状態になるため、送受信コイル50が受信コイ
ルとして動作し、この受信コイルでの受信信号が受信回
路80側に出力されるようになる。
【0048】更に、受信専用コイル52での受信時に
は、切替回路100がエレメント間非導通状態になり、
外部出力遮断状態になるため、送受信コイル50は受信
コイルとして動作せず、受信専用コイル52側が受信コ
イルとして動作することとなり、この受信専用コイル5
2から受信信号が受信回路80側に出力されるようにな
る。
【0049】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際の送受信兼用のMRI用RFコイルと受
信専用のMRI用RFコイルとの動作の切替えも確実に
行なえる。
【0050】また、この図4の構成は、送受信コイル5
0で送信と受信を行う場合の他、送受信コイル50で受
信を行って得た信号を磁気的に結合したピックアップコ
イル52’で検出して受信回路80に導く場合の構成を
も示している。
【0051】この場合も前述の場合と同様に、送受信回
路50の阻止回路とT/Rスイッチとの両機能を備えた
切替回路100を使用することができる。そして、ピッ
クアップコイル52’か切替回路100かの何れか一方
をスイッチ63若しくはケーブルの手動接続によりプリ
アンプ70に導くようにする。
【0052】このようにピックアップコイル52’を使
用するMRI装置では、送信時には切替回路100がエ
レメント間導通状態になるため送受信コイル50が送信
コイルとして動作し、また、外部出力遮断状態のため受
信回路80側に送信信号が漏れることはない。
【0053】そして、送受信コイル50での受信時して
ピックアップコイル52’から出力する際には、切替回
路100がエレメント間導通状態になるため送受信兼用
コイル50で受信が行なわれると共に、切替回路100
が外部出力遮断状態になるためピックアップコイル5
2’から受信信号が出力されるようになる。
【0054】この場合、ピックアップコイル52’を経
由する場合には、送受信コイル50が受信した信号を磁
気的にピックアップ52’に伝達しているので、感度分
布は送受信コイル50により決定される。従って、広い
範囲の感度分布が得られるという効果がある。
【0055】この構成の場合にも、T/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
と阻止回路の従来は別々であった回路構成を簡略化する
ことが可能になる。
【0056】尚、以上の各実施の形態に示したように、
エレメント間の導通/非導通状態を制御し、また、外部
出力可能/遮断状態を制御するものとして、図5〜図8
に示すような変形も考えられる。
【0057】図5はスイッチング素子としてダイオード
D1,D3,D4を使用し、それぞれのスイッチング素
子のバイアスの直流を遮断するためのコンデンサC1,
C2を有している。
【0058】また、図6にエレメント間にコンデンサC
0を設け、前述のLCブリッジ回路の代わりにπ型のL
C回路(L1,C3,C4)を設け、出力端にダイオー
ドD2を設けている。この場合、ダイオードD2の導通
/非導通で外部出力の可能/遮断を制御し、また、この
ダイオードD2の導通/非導通に応じて、LC回路の動
作状態がπ型/並列共振と変化することを利用すること
ができる。
【0059】また、図7のものはエレメント間にコンデ
ンサC0を設け、外部出力可能/遮断のためにダイオー
ドD3,D4を設けている。この切替回路は、前述のピ
ックアップコイル52’により外部出力を制御する場合
などに適したものである。
【0060】そして、図8は前述のLCブリッジ回路に
代えてπ型LC回路(L1,C3,C4)を設け、入出
力端にダイオードD1,D2を設けたものである。この
場合、ダイオードD1,D2の導通/非導通でエレメン
ト間導通と外部出力の可能/遮断とを制御し、また、こ
のダイオードD1,D2の導通/非導通に応じて、LC
回路の動作状態がπ型/並列共振と変化することを利用
することができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明した発明によれば以下の
ような効果が得られる。第1の発明のMRI装置では、
送信時には切替回路がエレメント間導通状態になるため
送受信兼用のMRI用RFコイルが送信コイルとして動
作し、外部出力遮断状態のため受信回路側に送信信号が
漏れることはなく、また、受信時には切替回路がエレメ
ント間非導通状態になり、外部出力可能状態になるた
め、送受信兼用のMRI用RFコイルが受信コイルとし
て動作し、この受信コイルでの受信信号が受信回路側に
出力されるようになる。
【0062】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
第2の発明のMRI装置において、送信時には両方のス
イッチング素子が導通状態になるため送受信兼用のMR
I用RFコイルが送信コイルとして動作し、LCブリッ
ジ回路が遮断状態になるため受信回路側に送信信号が漏
れることはなく、受信時には両方のスイッチング素子が
非導通状態になるため、送受信兼用のMRI用RFコイ
ルで検出した信号はLCブリッジ回路で平衡−不平衡変
換された状態で受信回路側に出力される。
【0063】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、スイッチング素子とLCブリッジ回路で構成する
ことで、簡単な構成で、確実な動作が期待できる。ま
た、LCブリッジ回路により遮断状態と導通状態とを実
現でき、更に導通状態において平衡−不平衡変換も実現
できる。
【0064】第3の発明のMRI装置では、送信時には
切替回路がエレメント間導通状態になるため送受信兼用
のMRI用RFコイルが送信コイルとして動作し、外部
出力遮断状態のため受信回路側に送信信号が漏れること
はなく、また、送受信兼用のMRI用RFコイルでの受
信時には切替回路がエレメント間非導通状態になり、外
部出力可能状態になるため、送受信兼用のMRI用RF
コイルが受信コイルとして動作し、この受信コイルでの
受信信号が受信回路側に出力されるようになる。更に、
受信専用のMRI用RFコイルでの受信時には、切替回
路がエレメント間非導通状態になり、外部出力遮断状態
になるため、送受信兼用のMRI用RFコイルは受信コ
イルとして動作せず、受信専用のMRI用RFコイル側
が受信コイルとして動作することとなり、この受信専用
のMRI用RFコイルから受信信号が受信回路側に出力
されるようになる。
【0065】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際の送受信兼用のMRI用RFコイルと受
信専用のMRI用RFコイルとの動作の切替えも確実に
行なえる。
【0066】第4の発明のMRI装置では、送信時には
エレメント間のスイッチング素子が導通状態になるため
送受信兼用のMRI用RFコイルが送信コイルとして動
作し、また、切替回路出力端のスイッチング素子が導通
状態になるため外部出力遮断状態になって受信回路側に
送信信号が漏れることはなく、また、送受信兼用のMR
I用RFコイルでの受信時にはスイッチング素子が非導
通状態になり、外部出力可能状態になるため、送受信兼
用のMRI用RFコイルが受信コイルとして動作し、こ
の受信コイルでの受信信号がLCブリッジ回路を経由し
て受信回路側に出力されるようになる。更に、受信専用
のMRI用RFコイルでの受信時には、スイッチング素
子によってエレメント間非導通状態になり、送受信兼用
のMRI用RFコイルは受信コイルとして動作せず、受
信専用のMRI用RFコイル側が受信コイルとして動作
することとなり、この受信専用のMRI用RFコイルか
ら受信信号が受信回路側に出力されるようになり、ま
た、LCブリッジ回路出力端のスイッチング素子が導通
状態になって送受信兼用のMRI用RFコイル側は外部
出力遮断状態になる。
【0067】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際の送受信兼用のMRI用RFコイルと受
信専用のMRI用RFコイルとの動作の切替えも確実に
行なえる。また、LCブリッジ回路により遮断状態と導
通状態とを実現でき、更に導通状態において平衡−不平
衡変換も実現できる。
【0068】第5の発明のMRI装置では、送信時には
切替回路がエレメント間導通状態になるため送受信兼用
のMRI用RFコイルが送信コイルとして動作し、外部
出力遮断状態のため受信回路側に送信信号が漏れること
はなく、また、送受信兼用のMRI用RFコイルでの受
信時には切替回路がエレメント間導通状態になるため、
送受信兼用のMRI用RFコイルで受信が行なわれ、切
替回路が外部出力遮断状態になるためピックアップコイ
ルから受信信号が出力されるようになる。
【0069】この結果、切替回路でT/Rスイッチと阻
止回路とを兼用することができるので、T/Rスイッチ
や阻止回路などの構成を簡略化することが可能になる。
また、受信の際のピックアップコイルからの出力も確実
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置の主要部の構成を示す構成
図である。
【図2】本発明のMRI装置の全体構成を示す回路図で
ある。
【図3】本発明のMRI装置の主要部の等価回路を示す
構成図である。
【図4】本発明のMRI装置の他の構成を示す回路図で
ある。
【図5】本発明に使用する切替回路の一例を示す回路図
である。
【図6】本発明に使用する切替回路の一例を示す回路図
である。
【図7】本発明に使用する切替回路の一例を示す回路図
である。
【図8】本発明に使用する切替回路の一例を示す回路図
である。
【図9】従来のMRI装置の構成例を示す構成図であ
る。
【図10】従来のMRI装置の構成例を示す構成図であ
る。
【図11】従来のMRI装置の構成例を示す構成図であ
る。
【図12】従来のMRI装置の構成例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
D1,D2 ダイオード 100 切替回路 101 LCブリッジ回路 110 バイアス回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信兼用のMRI用RFコイルと、 このMRI用RFコイルのエレメント間に配置され、エ
    レメント間導通状態とエレメントから外部への出力状態
    とを制御する切替回路と、を備え、 送信時には切替回路をエレメント間導通状態にすると共
    に外部出力遮断状態にし、受信時には切替回路をエレメ
    ント間非導通状態にすると共に外部出力可能状態にする
    ことを特徴とするMRI装置。
  2. 【請求項2】 前記切替回路は、入力端と出力端とにス
    イッチング素子が接続され、入力端がMRI用RFコイ
    ルのエレメント間に配置されたLCブリッジ回路からな
    り、 送信時にはそれぞれのスイッチング素子を導通状態にす
    ることでLCブリッジ回路を遮断状態にしてエレメント
    間導通状態と外部出力遮断状態とを実現し、 受信時にはそれぞれのスイッチング素子を非導通状態に
    することでLCブリッジ回路を導通状態にしてエレメン
    ト間非導通状態と外部出力可能状態とを実現することを
    特徴とする請求項1記載のMRI装置。
  3. 【請求項3】 送受信兼用のMRI用RFコイルと、 このMRI用RFコイルのエレメント間に配置され、エ
    レメント間導通状態とエレメントから外部への出力状態
    とを制御する切替回路と、 受信専用のMRI用RFコイルと、を備え、 送信時には切替回路をエレメント間導通状態にすると共
    に外部出力遮断状態にし、送受信兼用のMRI用RFコ
    イルでの受信時には切替回路をエレメント間非導通状態
    にすると共に外部出力可能状態にし、受信専用のMRI
    用RFコイルでの受信時には切替回路をエレメント間非
    導通状態にする共に外部出力遮断状態にすることを特徴
    とするMRI装置。
  4. 【請求項4】 前記切替回路は、入力端と出力端とにス
    イッチング素子が接続され、入力端がMRI用RFコイ
    ルのエレメント間に配置されたLCブリッジ回路からな
    り、 送信時にはそれぞれのスイッチング素子を導通状態にす
    ることでLCブリッジ回路を遮断状態にしてエレメント
    間導通状態と外部出力遮断状態とを実現し、 送受信兼用のMRI用RFコイルでの受信時にはそれぞ
    れのスイッチング素子を非導通状態にすることでLCブ
    リッジ回路を導通状態にしてエレメント間非導通状態と
    外部出力可能状態とを実現し、 受信専用コイルでの受信時には入力端のスイッチング素
    子を非導通状態にすると共に出力端のスイッチング素子
    を導通状態にしてエレメント間非導通状態と外部出力遮
    断状態とを実現することを特徴とする請求項3記載のM
    RI装置。
  5. 【請求項5】 送受信兼用のMRI用RFコイルと、 このMRI用RFコイルのエレメント間に配置され、エ
    レメント間導通状態を制御する切替回路と、 前記送受信兼用のMRI用RFコイルと磁気的に結合す
    るように配置されたピックアップコイルと、を備え、 送信時には切替回路をエレメント間導通状態にすると共
    にピックアップコイルを非動作状態にし、送受信兼用の
    MRI用RFコイルでの受信時には切替回路をエレメン
    ト間導通状態にすると共に外部出力遮断状態にし、ピッ
    クアップコイルピックアップコイルを動作状態にしてピ
    ックアップコイルから受信信号を出力することを特徴と
    するMRI装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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