JPH0919456A - スクリムで補強した整形外科用キャスティングテープ - Google Patents

スクリムで補強した整形外科用キャスティングテープ

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JPH0919456A
JPH0919456A JP8113013A JP11301396A JPH0919456A JP H0919456 A JPH0919456 A JP H0919456A JP 8113013 A JP8113013 A JP 8113013A JP 11301396 A JP11301396 A JP 11301396A JP H0919456 A JPH0919456 A JP H0919456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化可能な材料を含む基布から構成される整
形外科用の支持材を提供すること。 【解決手段】 本発明の支持材に係る基布は、穴を開放
したメッシュを構成するスクリムと不織布のウェブから
構成される。本発明で使用するスクリムは好ましくは、
高度の適合性を有する支持材を生み出すような弾性体が
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性のプレポリ
マー樹脂に含浸したかあるいはこれを塗布した高度に伸
長可能な不織布から構成される整形外科用のキャスティ
ングテープに関する。本発明で用いる不織布は、開放メ
ッシュを形づくる熱可塑性で、好ましくは弾性のスクリ
ムと、このスクリムの少なくとも片側に固定されるステ
ープル長の複数の繊維を含む。
【0002】
【従来の技術】整形外科用キャスティングテープあるい
は包帯の材料は、長らく、骨折した四肢を固定するのに
使われてきた。最も古いキャスティングテープは、焼石
膏をメッシュ状の布に付着させてつくる焼石膏製のもの
であった。焼石膏を含むメッシュ状の布は、水に浸して
から患者に適用するようロール形状で販売されている。
焼石膏は水に触れると硬化し、やがては患者の四肢を固
定・支持するのに十分な強度を持つようになる。これら
の包帯は四肢を固定するのに適当なものではあるが、重
量当りの強度が非常に低く、そしてかなり重い。また、
これらの包帯は、過剰に水で湿らせると分解してしま
う。この後に出てきたキャスティングテープは、編み上
げた基布に水硬性のポリウレタンプレポリマーを塗布し
たものであった。編みあげた基布は、キャスティングテ
ープを適用する際、いくらかの伸長性と適合性を示す。
この構成を有する包帯は、米国特許第4,411,262 号、同
第4,376,438 号、同第4,502,479 号および同第4,433,68
0 号に記載されている。これらの包帯に用いる基布は、
ポリエステルあるいはガラスファイバー製のヤーンを編
んでつくるが、他のヤーンも提案されている。米国特許
第4,668,563 号には、患者の四肢にキャスティングテー
プを適用する際、キャスティングテープに適合性を与え
る元となる伸長性と回復力を付与するよう、長手軸方向
にエラストマー製の糸を含みながら編んだ基布が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の各特
許明細書に記載されたキャスティングテープは所望の機
能を発揮する点では十分なものであるが、基布の編み上
げ工程が非常に遅く、その結果基布が幾分高価なものに
なって、キャスティングテープの価格が上昇する。焼石
膏製包帯用の基布には不織布が用いられ、この不織布は
米国特許第3,972,323 号に記載されている。一方、米国
第4,841,958 号および同第4,856,502 号は、多数の開口
を含む不織布でできたポリウレタン製のキャスティング
テープを開示している。これらの特許における不織布製
の基布は、10〜45%の伸長性を有するが、回復力は
ない。これは、不織布を伸長する力が緩んだ後でも、不
織布が元の伸長されていないときの長さには戻らないこ
とを意味する。これらの基布は、編み上げた基布よりも
安価で伸長性もあるが、伸長された後に回復せず、また
編み上げた基布ほどの強度と適合性も有しない。ところ
で、弾性のスクリムと、このスクリムを水流を使って絡
ませた繊維状ウェブからつくる複合不織布は、米国特許
第5,334,446 号に開示されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の不織布
キャスティングテープ用基布と比べて強度が改善された
低コストの不織布キャスティングテープ用の基布を提供
する。本発明に係る不織布製の基布は、熱可塑性のスク
リムが、結合あるいは非結合の繊維でできたウェブに固
着、織編〜固定されたものである。このスクリムで補強
された不織布には、使用まで防湿性のパッケージに包装
されるキャスティングテープを形成するため、ポリウレ
タンなどの水に反応するポリマーを塗布する。
【0005】本発明はまた、キャスティングテープの長
手方向において十分な伸長性と回復力を持ち、かつ比較
的安価に製造できる不織布用の基布を提供する。これ
は、エラストマー性のポリマーからつくるスクリムを使
用することによって達成できる。このスクリムに用いる
エラストマー性のポリマーは、基布に伸長性と回復力を
与え、キャスティングテープの適合性を改善する。
【0006】本発明の基布を用いてつくるキャスティン
グテープは、ポリエステル製の編み上げ基布でつくった
キャスティングテープと同程度の強度を有する。
【0007】上述のように、本発明に係る基布は、整形
外科用キャスティングテープのための不織布を形成する
よう、繊維状ウェブとともにあるいはこれを用いずに、
熱可塑性スクリムを用いる。このスクリムは、熱可塑性
ポリマーから種々の技法によって形成される。すなわ
ち、ネットあるいはスクリムは、例えば米国特許第4,41
0,587 号にあるようにして、押し出し整形される。ま
た、スクリムは、米国特許第4,434,199 号にあるように
エンボスシートから形成される。この他の方法によって
もスクリムは形成することができる。米国特許第3,773,
606 号、同第3,881,381 号、同第4,013,752 号、同第4,
173,612 号、同第4,285,998 号、同第4,305,990 号、同
第4,329,309 号、同第4,381,326 号、同第4,434,199
号、同第4,410,587 号、同第4,416,718 号、および同第
4,755,247 号は、このような製品のための伸長可能なネ
ット状の材料とそのような製品の製造方法を開示してい
る。米国特許第5,334,446 号に開示された弾性スクリム
と水流で絡ませた繊維を含む製品も、本発明の基布とし
て使用することができる。
【0008】もしスクリムが所望の性質を有しているな
らば、ネットあるいはスクリムを形成するための特別な
技術は重要なことではない。熱可塑性スクリムは、種々
の幾何形状、パターン、あるいは開口を有することがで
きる。本発明のためには、スクリムの好ましい幾何形状
は正方形、また開口のパターンは矩形である。スクリム
の形状は、基布の用途を広範なものにするため、機械方
向に平行に切断される。しかし、菱形や六角形など他の
形状も可能であり、基布の伸張は、エラストマー、すな
わちフィラメントの伸長性と幾何形状の実際の伸びによ
って得られることに留意すべきである。スクリムは、重
量が1平方ヤード(0.835m2)当り0.5〜2.5
オンス(14.18〜70.88g )、厚さは0.00
5〜0.50インチ(0.0127〜1.27cm)、そ
して1平方インチ(6.45cm2)当り900個の開口
を有するのがよい。
【0009】非弾性的なポリマーを使う場合は、基布の
伸張の一部は、幾何形状の選択によって左右される。す
なわち、スクリムに菱形のパターンを与えると、伸張性
が増す。
【0010】スクリムの製造に用いるエラストマー製の
熱可塑性材料は、TPEと呼ばれる熱可塑性のエラスト
マーを一種類だけ用いてもよいし、種々の異なる性質を
もつ複数の樹脂のブレンドを用いてもよい。このような
樹脂ブレンドには通常、硬質樹脂セグメントと軟質樹脂
セグメントが混ぜ入れられる。先述のTPEの例として
は、KRATON(商標)として知られるポリスチレンとイソ
プレンおよび/またはポリブタジエンからなるスチレン
のブロックコポリマー、HYTREL(商標)として知られる
ポリエステルとポリエーテル、PELLATHANE(商標)とし
て知られるポリウレタンとポリエーテル、PEBAX (商
標)として知られるポリアミドとポリエーテルがある。
エラストマー性ブレンドの例としては、ポリプロピレン
とエチレンプロピレンゴムからつくられる材料、SANTOP
RENE(商標)として知られる材料、ブテン、ヘキセン、
オクテン、デセンあるいは4−メチルペンテンなどのコ
モノマーとエチレンからつくられるコポリマー、Exxon
Chemical社からEXACT (商標)プラストマーの名で販売
されている材料などがあり、EXACT (商標)プラストマ
ーは単独で、あるいはポリエチレン、ポリプロピレンな
どのポリオレフィン樹脂とのブレンドで使用することが
できる。EXACT (商標)プラストマーは米国特許第5,38
2,630 号および同第5,382,631 号に記載されている。こ
れらの材料はすべて、本発明において使用可能である。
本発明に適したEXACT (商標)プラストマーの典型は、
EXACT (商標)4049、 EXACT (商標)4041、 EXACT (商
標)4033、 EXACT (商標)4011、 およびEXACT (商標)
4013である。非エラストマー性の樹脂には、ポリエチレ
ンおよびポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエ
ステルならびにポリアミドがある。
【0011】エラストマー性および非エラストマー性樹
脂の両方のスクリムに適した形状を図1に示す。スクリ
ム20は熱可塑性フィラメント21から構成され、各フ
ィラメントは、交差するフィラメントの間に複数の開口
22を有する正方形のパターンに配置される。図2は、
スクリムとこれに固着された繊維23を示す。
【0012】本発明に係る複合基布の製造に当っては、
スクリムは、上述の方法のいずれかを使って上述の樹脂
から形成し、繊維の層は、スクリムの面の一方あるいは
両方に固着させる。繊維は、ポリエステル、ポリプロピ
レンあるいはポリアミド繊維のようなポリウレタン樹脂
と相和性のある繊維ならば何でもよい。他の使用可能な
繊維としては、カーボン、レーヨン、アセテート、アク
リル、モダクリル、ガラス、アラミドおよび天然の各繊
維がある。これらの繊維は通常、1〜100dpf (denie
r per fiber)のデニールを有するが、好ましいデニール
は1〜15dpfであり、長さは0.25〜4インチ
(0.63〜10.16cm)である。好ましい繊維は、
25/16インチ(3.97cm)のステープルファイバ
である。繊維は、このようなウェブやバットを形成する
際通常用いられるドライレイ(dry lay)あるいはウェッ
トレイ(wet lay)ウェブの形成プロセスのいずれかを使
って、バット中で形成される。繊維のバットあるいはウ
ェブは、基布が引っ張られたとき繊維が弾性スクリムか
ら分離することのないよう、繊維をスクリム中のエラス
トマー性繊維に十分な強度をもって固着させる技術を使
って、弾性スクリムに固着される。
【0013】繊維ウェブをスクリムに固着させるのに好
ましい方法は、繊維ウェブをスクリムの少なくとも片面
に接触させ、このウェブとスクリムをニードル織機を通
して、ウェブ中の繊維をスクリムの開口を通して縫うか
ニードルパンチするものである。ニードル織機には、標
準的なものを使う。ニードル(針)は、一般には32〜
40ゲージで、長さが2.5〜4インチのものを用い
る。針の密度は、1平方インチ(6.45cm2 )当り9
0〜164針で、ニードル織機は、毎分約600行程の
速度で稼働される。ニードルパンチの後は、組合せある
いは複合ウェブは、カレンダー処理、コーティングその
他の後処理を施す。
【0014】ニードルパンチ処理を施すと、いくつかの
繊維は基布のZ方向に向き、基布の主面から突出する。
このように繊維のいくつかが基布のZ方向に向くと、こ
の基布からつくられるコーティング処理したキャスティ
ングテープの被覆層の強度が増す。繊維が基布面から突
出すると、米国特許第5,273,802 号にあるように、キャ
スティングテープの隣接する層がこの層を引き剥がそう
とする力に対してより大きな耐性を示すようになる。
【0015】スクリムを繊維ウェブに固着させる方法
は、図4に示してある。不織繊維10からなるバットあ
るいはウェブは、移動ベルト11に載せてニードル織機
に送る。バットは、スクリーン12を通る際、幾分圧縮
される。また、複数の刺状のニードル14を運搬するニ
ードルボード13が設けられる。複数のニードル14を
保持するニードルボード13は、ニードル14をウェブ
を通して動かすため、上下に繰り返し運動をする。ウェ
ブ10とほぼ同じ幅をもつスクリム15のロールが、ロ
ーラ16の周りを回ってウェブ上に送られる。ニードル
14は、押したり引いたりする作用によって、繊維をス
クリムのフィラメントの周りで絡ませ、図2に示したよ
うな一体となった複合ウェブを形成するよう、ウェブ1
0にある繊維をスクリム16を通して動かす。基布の全
重量は、一般には1平方ヤード(0.835m2)当り
1.5〜7オンス(42.53〜198.45g )で、
好ましくは1平方ヤード当り2〜5オンス(56.7〜
141.75g )である。エラストマー製のスクリムを
含む基布は、荷重により5〜100%の伸張度を示し、
少なくとも65%の回復力を有する。
【0016】非結合の繊維バットの代わりに、接着によ
って結合した不織布を用いることも可能である。色付き
や何らかのパターンをもつキャスティングテープを望む
場合は、繊維を何らかの色で染めるか、あるいは基布
を、水硬性樹脂と相和性のある適当な染料でプリントす
る。
【0017】水硬性のポリウレタンプレポリマーは、芳
香族イソシアナートとポリオールの反応生成物である。
本発明に係るプレポリマー系で有用な芳香族イソシアナ
ートは、例えば「Polyurethanes, Chemistry and Techno
logy」 ,第1部,Interscience Publishers (1962
年)に記載されているような、ポリウレタン化学工業で
知られている芳香族ポリイソシアナートならば何でもよ
い。
【0018】好ましい芳香族ポリイソシアナートには、
ジイソシアン酸トルエン(TDI)の2,4および2,
6の異性体の90/20あるいは65/35の異性体混
合物、ジイソシアン酸ジフェニルメタン(MDI)の
4,4’、2,4’および2,2’の異性体あるいはこ
れらの異性体混合物、さらにカルボジイミド基、ウレタ
ン基およびアロファナート基および、アニリンとホルム
アルデヒドの縮合生成物にホスゲンを作用させて誘導さ
れるポリメチレンポリフェニルイソシアナート(ポリマ
ー性MDI)などの官能基を含む修飾したMDIがあ
る。最も好ましいポリイソシアナートは、例えばIsonat
e 2143L など入手が容易なMDIを含むカルボジイミド
である。
【0019】本発明に係るプレポリマー系に有用なポリ
オールは、プロピレンオキシドの重合、あるいはエチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドを疎水性ポリオールを
生成するようプロピレンオキシドを十分に多くして組合
せることによって得られるポリエーテルポリオールであ
る。しかし、親水性ポリオールも用いることができる。
この場合、上述のエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドの組合せは、親水性の生成物が得られるよう、エチレ
ンオキシドの方を十分に多くする。
【0020】一般に、本発明において有用なポリオール
の分子量の範囲は200〜6000、好ましくは600
〜2000である。さらに、このポリオールは、少なく
とも2個、好ましくは2ないし3個のOH基を有する。
【0021】本発明に用いる上で好ましいポリウレタン
プレポリマーは、2ないし3個の官能基を含むポリオー
ルと反応させて得られるジフェニルメタンジイソシアナ
ートから生成される。そして、好ましいポリオールは、
米国特許第4,433,680 号に記載されているようなもので
ある。
【0022】プレポリマーにおけるポリイソシアナート
のポリオールに対する比は、当量比が最もよい。当量の
重量は、各成分の分子量を、化合物中の官能基の数で除
せば求められる。当量比は、化合物中におけるイソシア
ナートのポリオールに対する当量重量の比である。本発
明に係る系におけるポリイソシアナートのポリオールに
対する当量比は、2:1〜15:1の間がよく、好まし
くは2:1〜10:1である。各成分は、プレポリマー
中に5〜30%の過剰のNCO基が生じるように組み合
わされる。
【0023】本発明に係るプレポリマーの配合はまた、
混合物全重量の0.1〜10重量%の触媒を含む。触媒
は、ジメチルエタノールアミン(DMEA)あるいはD
MEAとビス(2−ジメチルアミノエチルエーテル)あ
るいはジモルホリノジアルキルエーテルの混合物などの
アミンであり、好ましい触媒は、米国特許第4,433,680
号に開示されたジモルホリノジエチルエーテルである。
【0024】ポリイソシアナート、ポリオールおよび前
述の触媒の他に、本発明に係るプレポリマーは、0.0
1〜1重量%の少量の安定剤(ベンゾイルクロリドな
ど)を含む。
【0025】本発明の基布には、水硬性ポリウレタンの
他に、他の硬化樹脂系も用いることができる。このよう
な樹脂系の例としては、米国特許第3,421,501 号、同第
3,421,501 号および同第3,421,501 号に記載されている
光活性系がある。また、米国特許第3,215,137 号、同第
3,630,194 号、同第3,618,594 号および同第4,134,397
号に記載されている化学活性な系および他の硬化樹脂系
も用いることができる。
【0026】水硬性ポリウレタンプレポリマーは、剛性
の重量支持キャスティングテープを形成するよう、十分
な量基布に塗布ないし含浸される。プレポリマーは一般
に、キャスティングテープの全重量の約35〜85重量
%含ませる。プレポリマーの好ましい含有量は65〜7
5%である。ポリウレタンプレポリマーや他の水硬性の
材料は、適当な方法を用いて基布に塗布ないし含浸され
る。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕1平方ヤード当り1.5オンスのエラスト
マー製スクリムを、1平方ヤード当り3オンス(17
0.1g )のエアレイ(air laying)した、長さ4インチ
(10.16cm)、6dpf のポリエステル繊維のバット
と組合せた。この場合は、ポリエステル製のバットに、
長さ3〜3.5インチ、36ゲージのニードルを通し
た。スクリムで補強されたバットの伸びは、布1インチ
幅当りの80gまたは684gの荷重をかけて、機械押
し出し方向(MD)とこの機械方向と直交する方向(C
D)の両方において測定した。結果を表1に示す。
【0028】 〈表1〉 重量(g) 伸び (%) MD CD 80 5.3 8.3 684 65 46
【0029】〔実施例2〕実施例1のスクリムで補強さ
れたバットを最小の圧力の下にカレンダー処理をして圧
縮した。伸長度は、実施例1と同様の方法で測定した。
結果を表2に示す。
【0030】 〈表2〉 重量(g) 伸び (%) MD CD 80 5.7 7.7 684 38 38
【0031】〔実施例3〕1平方ヤード当り2オンスの
エラストマー製スクリムを、1平方ヤード当り3オンス
のエアレイした、長さ4インチ、6dpf のポリエステル
繊維と組合せた。このポリエステルのバットは、実施例
1のバットと同様にニードルを通してスクリムに固着さ
せた。そして、機械押し出し方向とこれに直交する方向
の伸びを、実施例1と同様の方法で測定した。結果を表
3に示す。
【0032】 〈表3〉 重量(g) 伸び (%) MD CD 80 5.3 6.6 684 66 43
【0033】〔実施例4〕実施例3のスクリムで補強さ
れたバットを、室温下で最小の圧力をかけて圧縮した。
伸長度は、実施例3と同様の方法で測定した。結果を表
4に示す。
【0034】 〈表4〉 重量(g) 伸び (%) MD CD 80 2.3 5.9 684 18 33
【0035】〔実施例5〕実施例2と4のスクリムで補
強されたバットにポリウレタンプレポリマーを、全重量
の71.38%となるよう塗布した。試験用のキャステ
ィングテープは、一定の長さだけ75°Fの水に浸し、
水面下で4、5回握り絞った。ついで、2.75インチ
の木製あるいは金属製の合わせ釘の回りにテープを巻き
付けて、試験用のシリンダを形成した。試験用シリンダ
はついで釘から取り外し、各シリンダごとに異なる時間
放置した。試料は圧縮し、圧縮強度測定の要領で、この
試験用シリンダを1cm撓ませるのに必要な荷重を測定し
た。以下の試験において、圧縮強さは、24時間放置し
た試料についてみたものである。圧縮強さはポンド単位
で表し、試験用シリンダの重量(g単位)も測定した。
【0036】得られたキャスティングテープは、1イン
チ当り684gの荷重をかけたとき、長さ方向に24%
の伸張度を示した。テープにおける層の数を種々に変え
て圧縮強さを測定した結果を表5に示す。
【0037】 〈表5〉 実施例2の基布 実施例4の基布 シリンダ シリンダ シリンダ シリンダ 層の数 の強度(pd) の重量(g) の強度(pd) の重量(g) 8 144.7 72.65 | 105.7 63.91 5 61.24 50.15 | 62.01 47.40 4 36.58 40.36 | 35.80 35.82 3 23.99 33.05 | 16.02 24.47
【0038】〔実施例6〕1平方ヤード当り3.0オン
スのポリエステルバットを、1平方ヤード当り1.5オ
ンスのエラストマー製スクリムにニードルで縫いつけ
た。ポリエステルは、長さ4インチ、6dpf のステープ
ルファイバを用いた。スクリムで補強したバットは、水
硬性ポリウレタンプレポリマーで塗布した。プレポリマ
ーの含有割合は、65〜75%となるようにした。試験
用シリンダは、このプレポリマーを塗布して補強したス
クリムを湿潤させ、テープ層を直径2.75インチの釘
の回りに3〜8回巻き付けて形成した。試料は、圧縮強
度を測定する前に、24時間放置した。圧縮強さは実施
例5と同様にして測定した。
【0039】 〈表6〉 層の数 シリンダの強度(pd) 8 241.3 5 75.4 4 50.8 3 25.9
【0040】〔実施例7〕1平方ヤード当り2.5オン
スのポリエステルバットを、1平方ヤード当り1.1オ
ンスのエラストマー製スクリムにニードルで縫いつけ
た。ポリエステルは、長さ4インチ、6dpf のステープ
ルファイバを用いた。スクリムで補強したバットは、水
硬性ポリウレタンプレポリマーで塗布した。プレポリマ
ーの含有割合は、65〜75%となるようにした。試験
用シリンダは、このプレポリマーを塗布して補強したス
クリムを湿潤させ、テープ層を直径2.75インチの釘
の回りに3〜8回巻き付けて形成した。試料は、圧縮強
度を測定する前に、24時間放置した。圧縮強さは実施
例5と同様にして測定した。
【0041】 〈表7〉 シリンダ 層の数 の強度(pd) 7 106.40 5 59.50 4 40.48
【0042】〔実施例8〕1平方ヤード当り1.0オン
スのポリエステルバットを、1平方ヤード当り1.1オ
ンスのエラストマー製スクリムにニードルで縫いつけ
た。ポリエステルは、2〜6dpf のステープルファイバ
を無作為にブレンドしたものを用いた。スクリムで補強
したバットは、水硬性ポリウレタンプレポリマーで塗布
した。プレポリマーの含有割合は、65〜75%となる
ようにした。試験用シリンダは、このプレポリマーを塗
布して補強したスクリムを湿潤させ、テープ層を直径
2.75インチの釘の回りに3〜8回巻き付けて形成し
た。試料は、圧縮強度を測定する前に、24時間放置し
た。圧縮強さは実施例5と同様にして測定した。
【0043】 〈表8〉 シリンダ 層の数 の強度(pd) 8 81.17 5 37.47
【0044】〔実施例9〕1平方ヤード当り1.1オン
スのエラストマー製スクリム上に不織布を形成した。ポ
リエステルのステープルファイバは、このステープルフ
ァイバを、米国特許第5,098,764 号にあるように、フィ
ラメントを所望の形状に配向させるようデザインを付し
た裏地で支持している間に、スクリムと絡ませる。スク
リムで補強した不織布は、水硬性ポリウレタンプレポリ
マーで塗布した。プレポリマーの含有割合は、65〜7
5%となるようにした。試験用シリンダは、このプレポ
リマーを塗布して補強したスクリムを湿潤させ、テープ
層を直径2.75インチの釘の回りに3〜8回巻き付け
て形成した。試料は、圧縮強度を測定する前に、24時
間放置した。圧縮強さは実施例5と同様にして測定し
た。
【0045】 〈表9〉 シリンダ シリンダ 層の数 の強度(pd) の重量(g) 8 68.90 46.93 7 52.06 39.58 5 37.39 34.65 4 23.03 28.94 3 6.92 17.64
【0046】本発明に係るキャスティングテープの強度
は、他のポリウレタンキャスティングテープに匹敵す
る。図3は、ポンド単位の圧縮強度を、種々の基布を用
いた試験用シリンダの重量(g単位)に対してプロット
したものである。
【0047】図3において、曲線Aは、ポリエステルと
ゴム製ヤーンを含む編み上げ基布でつくったキャスティ
ングテープを示す。曲線Bは、約10%の伸張度をもつ
編み上げポリエステル基布でつくったキャスティングテ
ープを示す。曲線Cは、10〜20%の伸張度をもつ編
み上げポリエステル基布でつくったキャスティングテー
プを示す。曲線Dは、本発明に係る実施例3で形成した
キャスティングテープを示す。これらの曲線は、本発明
の安価なキャスティングテープも、強度においては、従
来の編み上げポリエステル基布を使ったキャスティング
テープに匹敵することを示している。
【0048】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 1)前記ネット状補強層は、エラストマー製ストランド
を含む請求項1記載のキャスティングテープ。 2)前記基布は、少なくとも65%伸張した後でも回復
力を示す上記実施態様1)記載のキャスティングテー
プ。 3)前記エラストマー製ストランドは、ポリオレフィン
とプラストマーのブレンドを含む上記実施態様1)記載
のキャスティングテープ。 4)前記基布は、少なくとも30%の回復力を有する請
求項2記載のキャスティングテープ。 5)前記水反応性のポリウレタンプレポリマーは、キャ
スティングテープ全体の重量の45〜80重量%前記基
布上に塗布される請求項2記載のキャスティングテー
プ。 6)前記エラストマー製ネット状補強層は、ポリオレフ
ィンとプラストマーの部粘度でできたフィラメントから
構成される請求項2記載のキャスティングテープ。 7)前記ポリウレタンプレポリマーの塗布量は65〜7
5%である上記実施態様5)記載のキャスティングテー
プ。 8)前記基布中の繊維は、染色したポリエステル繊維で
ある請求項2記載のキャスティングテープ。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の不織布キャスティングテープ用基布と比べて強度
が改善され、かつ長手方向において十分な伸長性と回復
力をもつ低コストの不織布キャスティングテープ用の基
布が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるエラストマー製スクリムの斜視
図。
【図2】図1のスクリムの両側に繊維を適用した状態を
示す斜視図。
【図3】本発明のキャスティングテープを含む種々のキ
ャスティングテープの重量と強度の関係を示すグラフ。
【図4】本発明に係るスクリムに繊維ウェブをニードル
パンチするプロセスの説明図。
フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・エイ・ウィーバー アメリカ合衆国、02331 マサチューセッ ツ州、ダクスブリー、ピー・オー・ボック ス 1559、パインウッド・レーン 40 (72)発明者 カート・ヴァンスカルクイーク アメリカ合衆国、01810 マサチューセッ ツ州、アンドーヴァー、セイラム・ストリ ート 111

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化可能な物質に含浸された基布を含む
    整形外科用キャスティングテープであって、 前記基布は、繊維状ウェブとこの繊維状ウェブに固着さ
    れたネット状の補強層を含む不織複合布を備え、 前記ネット状補強層は、隣接するストランド間に開口を
    有する複数の交差するストランドを含み、 前記繊維状ウェブは、長さが0.25〜4インチ(0.
    63〜10.16cm)で1繊維当り1〜100デニール
    の繊維を含み、重量は1平方ヤード(0.835m2)当
    り0.25〜10オンス(7.09〜283.5g )で
    あり、 前記基布はこの基布の長さ方向に少なくとも5%の伸張
    度を有するキャスティングテープ。
  2. 【請求項2】 水反応性のポリウレタンプレポリマーに
    含浸された基布を含む整形外科用キャスティングテープ
    であって、 前記基布は、相対向する主面を有するエラストマー製で
    ネット状の補強層と、このネット状補強層の少なくとも
    一つの主面に固着された繊維状ウェブを含む不織複合布
    を備え、 前記繊維状ウェブは、このウェブの繊維を前記ネット状
    補強層を通してニードルパンチすることにより前記ネッ
    ト状補強層に固着された、カーディング処理されたポリ
    エステル繊維ウェブを含み、 前記基布は、長さ方向に少なくとも5%の伸張度と少な
    くとも65%の回復力を有し、 前記エラストマー製ネット状補強層は、熱可塑性エラス
    トマーを含むキャスティングテープ。
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