JPH09194590A - ポリエーテルアミド溶液の製造方法、ポリエーテルアミド溶液の使用により入手可能な蒸気滅菌可能な透析膜、および当該膜の製造方法 - Google Patents

ポリエーテルアミド溶液の製造方法、ポリエーテルアミド溶液の使用により入手可能な蒸気滅菌可能な透析膜、および当該膜の製造方法

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JPH09194590A
JPH09194590A JP8350031A JP35003196A JPH09194590A JP H09194590 A JPH09194590 A JP H09194590A JP 8350031 A JP8350031 A JP 8350031A JP 35003196 A JP35003196 A JP 35003196A JP H09194590 A JPH09194590 A JP H09194590A
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カルステン・ブラッター
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カルル・マルティン・ベル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩を含有しないか、または可能な限り低い塩
含有量を有するポリエーテルアミド溶液の製造方法を提
供すること。 【解決手段】 式(I): 【化1】 の1またはそれ以上のジカルボン酸誘導体と、式(I
I): 【化2】 の1またはそれ以上の芳香族ジアミンと、適当な場合に
はm−フェニレンジアミンとの非プロトン性極性溶媒中
での重縮合反応は既知である。形成したHClを中和す
るのに十分な量のアンモニアを重縮合の終了後に得られ
たポリマー溶液中に通過させ、形成したアンモニウム塩
を濾去することにより、ポリマーの単離なしに膜にさら
に加工することができる、塩を含有せず、特に貯蔵安定
なポリエーテルアミド溶液を製造することが可能にな
る。得られる膜は蒸気滅菌可能であり、化学的および熱
的に安定であり、良好な高流量透析膜のデータ領域にお
いて効率データを示す。限外濾過用のフラットおよび中
空ファイバー膜も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエーテルアミ
ド溶液の製造方法、これらの溶液の使用、配合成分とし
てさらに別のポリマーを所望により含み得るポリエーテ
ルアミドの透析膜、およびポリエーテルアミド溶液から
のそれらの製造に関する。
【0002】本発明は詳細には、ポリエーテルアミド溶
液の製造方法であって、式(I):
【化9】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
れている)の1またはそれ以上のジカルボン酸誘導体
が、式(II):
【化10】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
S−、または−O−または直接結合である)の1または
それ以上の芳香族ジアミン、および所望によりm−フェ
ニレンジアミンとの、非プロトン性極性溶媒中での重縮
合反応に付される、上記の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】膜は血液処理プロセス、例えば、血液透
析または血漿伝達において現在広範に使用されている。
E.Wetzels、A.Colombi、P.Dit
trich、H.J.Gurland、M.Kesse
l、H.Klinkmann,「Hamodialys
e Peritonealdialyse, Memb
ranplasmaphorese und verw
andte Verfahren(血液透析、腹膜透
析、膜血漿伝達および関連処理)」、Springer
Verlag,第3版(1986)に記載されている
ように、多数の膜材料がここで使用されている。
【0004】膜材料は、一方では合成ポリマーから製造
される膜として、他方ではセルロース系ポリマー、例え
ば、Cuprophanなどから製造される膜として、
分類することができる。膜はここで、中空ファイバーモ
ジュールおよびフラット膜形状の両方において使用され
る。セルロース系材料から製造された膜と比較した場合
の、改良された血液耐性、例えばより低い補体活性化
は、合成ポリマーの膜に関して議論されている。
【0005】酸化エチレンによる滅菌が、合成膜の滅菌
方法として現在主に使用されている。この代替手段とし
て、蒸気滅菌(飽和蒸気中で121℃で20分間)また
は高温での滅菌が使用されている(参考、K.H.Wa
llhauber、「Praxis der Ster
ilisation,Desinfektion,Ko
nservierung(滅菌、消毒および保存の実
務)、第3版、Thieme Verlag.198
1)。熱水によるポリスルホン膜の滅菌は、例えば、特
許DE3936785に記載されている。
【0006】合成ポリマーの透析膜はしばしば、構造形
成および安定化ポリマー成分に加えて、さらに別の親水
性成分を含み、ブレンドの形態でまたはコポリマーとし
て構築される。ポリビニルピロリドン(PVP)または
ポリエチレングリコール(PEG)は親水性成分の例で
ある。この場合、膜は、滅菌が微細な構造とそれゆえに
その性質を不利に変化させないように微細な構造で製造
する必要がある。
【0007】今日、ポリアミド膜は、透析、血液透析濾
過および血液濾過において主要な位置を占めている。こ
れは、それらの良好な効率およびそれらの血液耐性のた
めである(参考「Polyamide−The Evo
lution of a Synthetic Mem
brane for Renal Therapy」、
S.Shaldon、K.M.Koch、Nephro
logy No.96,Karger Verlag
1992に寄与)。産業的応用のための膜の製造におけ
るポリエーテルアミド類の使用は既に既知である。以下
の公報は最も密接な従来技術に関して言及している。 EP−A−0543171(文献1) EP−A−0382009(文献2) US4,900,443(文献3) EP−A−0068459(文献4)および DE−A−2225735(文献5)
【0008】文献1は、芳香族ポリエーテルアミド類ま
たはポリアラミド類の非対称多孔質膜が、他の膜材料、
例えばセルロースまたはポリエーテルスルホンなどと比
較して有利であることを記載している。ポリアラミド類
と均一に混和する親水性ポリマー、例えばポリビニルピ
ロリドン(PVP)またはポリエチレングリコール(P
EG)などが相反転の前にポリエーテルアミドの溶液に
添加される場合、高い親水性の膜を得ることができる
(文献2)。膜製造に適した溶媒中での対応するモノマ
ーの反応により直接得られるポリエーテルアミド溶液の
使用は、膜製造のために産業上特に有利である。この場
合、ポリマーの費用のかかる単離は無視することができ
る。
【0009】この点において、文献1は、芳香族二酸塩
化物を芳香族ジアミンと反応させて、極性非プロトン性
溶媒、例えばN−メチルピロリドンまたはジメチルアセ
トアミド中でポリアラミドまたはポリエーテルアミドを
生成することを開示している。適当ならば、塩、例えば
塩化カルシウムなどが、溶解性を改善するために反応前
にさらに添加される。二酸塩化物とジアミンとの反応の
間に、塩酸が遊離し、これは塩基性溶媒に緩くのみ結合
しているため、それに続く中和がない場合には、プラン
ト構成要素の重大な腐食および生成したポリアラミドの
加水分解を生じさせる。
【0010】この産業上の問題は、強い無機塩基、例え
ば水酸化リチウムまたは酸化カルシウムの添加によって
今日では解決されている。これらの塩基と塩酸との反応
によって形成した塩(塩化リチウムまたは塩化カルシウ
ム)は選択した溶媒中に容易に可溶性であり、ポリアラ
ミド溶液中に残存する。典型的な例では、終了したポリ
アラミド溶液の塩濃度(10%のポリマー濃度)は、使
用するモノマーの構造に依存して、1から5%の間であ
る。多くのポリアラミド構造に関して、この塩含有量は
溶解性を高めるために必要であり、これはさもなければ
安定な溶液を得ることができないからである。ポリアラ
ミドのキャスティング(casting)溶液への塩の
添加もまた既知である。
【0011】この点に関して、文献3は、塩の形成にお
ける無機溶解性改良剤の使用を提案している。文献3は
アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化物、
硝酸塩、硫酸塩および/または過塩素酸塩、好ましくは
LiClを掲載している。膜の製造のために使用される
ポリアラミド溶液中における塩の存在はまた、膜の特性
に影響をもたらす。文献4は、フィルムおよびファイバ
ー形成ポリアラミドから膜を製造するために6モルの水
和の水を有する水和したマグネシウム塩化物をキャスチ
ィング溶液に添加することを記載している。しかしなが
ら、膜の性質は塩の添加によって所望の方向には必ずし
も変化しない。従って、例えば、LiClの添加は得ら
れる膜の熱安定性を低下させる可能性がある。
【0012】従来技術により入手可能な塩含有ポリアラ
ミド溶液を相反転法による膜の製造のために使用する場
合には、塩は、例えば水などの非溶媒中におけるポリア
ラミド溶液の凝固の後に、膜から洗浄除去されなければ
ならない。この操作は、特に、医療セクターでの応用の
ために、例えば透析膜として使用するために、加工仕上
げした膜の塩含有量を可能な限り最低にしたい場合に
は、かなりの費用を伴うものである。従来技術(文献
5)によれば、塩を含まないポリエーテルアミド溶液
は、沈殿し、洗浄し、そして乾燥したポリ(エーテル)
アミド粉末を再溶解することによって得ることができ
る。この方法は高価であり、一般に、かなりの量のリン
ス用溶媒および洗浄水の消費を伴う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本書で言及し論じた従
来技術から見ると、結果として、本発明の目的は、塩を
含まず、または可能な限り最低の塩含有量を有するポリ
エーテルアミド溶液の製造のためのさらに別の方法を提
供することであった。本発明のさらに別の目的は、膜を
製造することができるポリアラミドまたはポリエーテル
アミドの貯蔵安定溶液を提供することであった。
【0014】本発明のさらに別の対象は、良好な血液耐
性および高い選択性を有する蒸気滅菌可能な透析膜であ
る。本発明のもう一つの目的は、良好な血液耐性および
高い選択性を有する蒸気滅菌可能な透析膜の製造方法を
提供することである。
【0015】より詳細には記載されていないが、可能な
限り塩を含有しないポリエーテルアミド溶液の提供に関
する、これら並びに他の目的は、請求項1の特徴部分の
構成によって上記の型の方法において達成される。この
方法に対する適切な改良は、請求項1を引用する請求項
において保護される。
【0016】
【課題を解決するための手段】重縮合の終了後に得られ
たポリマー溶液中に、形成したHClを中和するのに十
分な量のアンモニアを通過させ、および形成した塩化ア
ンモニウムを濾去することにより、中性のポリエーテル
アミド溶液を製造することが可能になる:この溶液は、 ・塩を含有せず、 ・貯蔵安定であり、 ・高濃度でさえ均質な溶液として存在し、そして ・ポリマーの単離なしにさらに膜へと加工することがで
きる: ・得られた膜はさらに予測できないほど有利な特性を保
持する。
【0017】ガス状アンモニアを上記した塩酸反応溶液
中へ直接通過させることによって重縮合溶液を中和する
ことは、従来技術(文献1および文献5)と比較して、
ここでは特に有利であるが、その理由は中でも、粉末と
してのポリマーの費用のかかる単離が省略されるからで
ある。塩酸は中和されて塩化アンモニウムになり、これ
はN−メチルピロリドンまたはN,N−ジメチルアセト
アミドなどの極性非プロトン性溶媒中に実質的に溶解せ
ず、簡単な濾過によって除去することができる。塩化ア
ンモニウムの溶解度は0.1%より有意に低く、従って
この塩は簡単な濾過によって本質的に除去することがで
きる。
【0018】N−メチルピロリドンまたはN,N−ジメ
チルアセトアミドという溶媒中における塩化アンモニウ
ムの非溶解性は、ファイバーの製造のためのポリ−メタ
−フェニレンイソフタルアミド溶液の塩含有量を減少す
るために既に使用されている(US4389521)。
しかしながら、例えば塩化カリウムなどの可溶な塩のい
くらかの百分率での有意な残存含有量が必要であった。
対照的に、N−メチルピロリドン中のポリ−メタ−フェ
ニレンイソフタルアミドの安定な溶液は塩の添加がない
場合には得られなかった。
【0019】追加の後処理工程を伴う2段階重縮合はか
なり高価であるにも係わらず、この方法で所望の通りに
溶液の塩含有量を調整することは結果として不可能であ
り、そして特に、ゼロまたは実質的にゼロの塩含有量は
除外された。一方、本発明によるポリアラミド溶液は、
塩の添加なしに所望の溶媒中に高濃度において入手可能
であり、可溶性の塩を形成するための2段階中和は不必
要である。
【0020】本発明の好ましい実施態様では、テレフタ
ル酸ジクロライドおよび/またはイソフタル酸ジクロラ
イドが、式Iの化合物として使用される。式IIの好ま
しい物質は、中でも、2,2’−ビス[4−(4’−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス[3−
(3’−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス
[4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル]スルホ
ン、ビス[4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル]
メタン、および/または2,2’−ビス[4−(4’−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン
である。タイプIIの芳香族ジアミンの50モル%以下
は、m−フェニレンジアミンで代替することができる。
【0021】ポリマー溶液は特に好ましくは、ジカルボ
ン酸ジクロライドとしてのテレフタル酸ジクロライドお
よびイソフタル酸ジクロライド、並びにアミン成分とし
ての2,2’−ビス[4−(4’−アミノフェノキシ)
フェニル]プロパンの重縮合物として製造され、そして
さらに、上記アミン成分の50モル%未満の含有量は好
ましくはm−フェニレンジアミンによって代替されてい
る。式Iの芳香族ジカルボン酸クロライドと、式IIの
芳香族ジアミン、そして適当な場合にはm−フェニレン
ジアミンおよび/または式IIIのジアミンとの溶液縮
合は、非プロトン性極性溶媒、好ましくはアミドタイプ
のものの中において実施される。溶媒N−メチル−2−
ピロリドン(NMP)またはN,N−ジメチルアセトア
ミドまたはこれらの混合物が特に好ましい。
【0022】重縮合温度は、通常は−20℃から+12
0℃であり、好ましくは+10℃から+100℃であ
る。特に良好な結果は+10℃から+80℃の間の反応
温度で達成される。反応が終了した際に、溶液中のポリ
マーの濃度が3から50重量%の間になるように、重縮
合反応が実施されるのが好ましく、そのように重縮合に
付されるモノマーの量は選択される。好ましくは、5か
ら35重量%の重縮合物が溶液中に存在する。
【0023】重縮合は、例えば、塩化ベンゾイルなどの
一官能性化合物の添加によって、慣用の方法で停止する
ことができる。重縮合が終了した際に、即ち、ポリマー
溶液がさらなる処理に必要な限界(極限)粘度数を達成
した際に、アミド溶媒に結合する、形成した塩化水素は
アンモニア中を通過することによって中和される。中和
の後に、溶液は濾過され、そして適当ならば、脱ガスさ
れ、そして、膜の製造に関して重要な性質が変化するこ
となく数週間の間貯蔵安定となる。溶液の濃度およびポ
リマーの分子量(限界粘度数)は、多孔性、機械安定
性、透過性および保持能力などの膜の特性に影響を与え
る重要なパラメーターとして、本質的に未変化のままで
ある。
【0024】特に、本発明に従って製造したポリエーテ
ルアミド類は、塩の添加なしに高度に濃縮された溶液の
入手可能性をここで確実にするのは意外なことである。
例えば、N−メチルピロリドンまたはジメチルアセトア
ミドなどの極性非プロトン性溶媒中の24%の濃度は問
題なく可能である。本発明の方法に従って得られたポリ
エーテルアミドは、0.5から5dl/g(0.05%
のLiBrの添加を伴うN−メチル−ピロリドン中で測
定)、好ましくは0.8から2.0dl/gの限界粘土
数を有する。他の既知の方法(ポリエーテルアミド類の
製造のための溶融法)とは対照的に、ここでは好ましい
範囲が問題なく到達される。さらに高い分子量(さらに
高い限界粘度数(>約0.8dl/g)に対応)は、特
に有利に、膜の製造のためのフィルム形成処理を促進す
る。そのような応用のためには、より高い分子量は実際
により早い処理(紡糸)速度を導く。
【0025】ポリアミドの塩を含有しない新規な溶液
が、例えば酸化カルシウムによる重縮合溶液の中和によ
り得られるような、例えば塩化カルシウムなどの化学量
論的量の塩を含む同一の濃度の溶液と比較して、有意に
低い粘度を有することがさらに見出された(実施例
2)。低い粘度は、より高いポリマー濃度もまた依然と
して問題なく処理できるので、中空ファイバー膜の製造
のために非常に大きい利点を有しており、そしてその結
果、溶液のためのより短い濾過時間およびより高い紡糸
速度が、工業的な中空ファイバーの製造の間に実現する
ことができる(表5)。
【0026】得られた溶液はポリマーの単離なしに濾過
の後に特に有利にさらに加工することができる。これら
の利点に基づいて、本発明で製造されたポリエーテルア
ミド溶液は、半透過性多孔質非対称膜の製造のために特
に適している。フラット膜の製造のためのそれらの使用
が好ましい。中空ファイバー膜の製造は特に好ましい。
【0027】従って、本発明はまた、必要な熱安定性お
よびそれと同時にポリアミドの良好な血液耐性特性を有
する、ポリアミド、特にはポリエーテルアミドから構成
される膜に関する。特には、膜は、構造繰り返し単位と
して、式(I’):
【化11】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
れている)の1またはそれ以上の構造単位、並びに、
(II’)および(III’)の合計を基準として50
から100モル%の範囲までの、式(II’):
【化12】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
S−、または−O−または直接結合である)の構造単
位、並びに、(II’)および(III’)の合計を基
準として0から50モル%の範囲までの式(II
I’):
【化13】 の構造単位を含むポリアラミドを含む半透過性多孔質非
対称膜であって、当該膜が、均一なポリマー溶液が沈殿
液を含む沈殿浴と接触させられ、当該沈殿液はポリマー
溶液の溶媒と混和性であり、ポリマー溶液に溶解したポ
リマーは膜として沈殿し、ここでポリマー溶液はポリマ
ー溶液の全重量に基づいて0.1重量%未満の塩化物含
有量を有していることを特徴とする相反転法によって得
られる上記の膜である。
【0028】式I’の構造単位においては、式Iの上記
化合物の場合のように、Arは2価の芳香族またはヘテ
ロ芳香族基である。本発明の関連において、これには特
に好ましくは以下の基が含まれる:
【化14】
【化15】
【化16】
【0029】好ましい実施態様においては、本発明によ
る膜は、合成不織物から製造され、流動することができ
る媒体に透過性である支持体層上に、または織物上に、
配置される。本発明の膜はさらに好ましくは中空ファイ
バー膜として構成される。
【0030】ポリアラミド類の製造に通常使用される溶
媒N−メチルピロリドンまたはジメチルアセトアミドは
また、特に好ましくは膜の製造のためにも使用される。
これは、NMPまたはジメチルアセトアミドから費用の
かかる方法で単離されたポリマーが、単にこれらの溶媒
中に再度続いて溶解されることを意味する。この工程は
本発明に従う溶液を使用する場合には省略される。
【0031】本発明はまた、半透過性多孔質非対称膜の
製造方法であって、構造繰り返し単位として、式
(I’):
【化17】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
れている)の1またはそれ以上の構造単位、並びに、
(II’)および(III’)の合計を基準として50
から100モル%の範囲までの、式(II’):
【化18】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
S−、または−O−または直接結合である)の構造単
位、並びに、(II’)および(III’)の合計を基
準として0から50モル%の範囲までの式(II
I’):
【化19】 の構造単位を含む少なくとも1種のポリアラミドのポリ
マーを含む溶液が、沈殿液を含む沈殿浴と接触させら
れ、当該沈殿液がポリマー溶液の溶媒と混和性であり、
ポリマー溶液に溶解したポリマーが膜として沈殿するこ
とを特徴とする上記方法において、ポリマー溶液として
重縮合により得られた本発明による溶液を使用すること
を含む方法に関する。
【0032】適当な場合には、慣用の添加剤、例えばP
EGまたはPVPがポリマー溶液に添加される。本方法
の好ましい改良法では、重縮合から生じる溶液はポリマ
ーの単離なしに相反転法によって膜の製造のために使用
される。
【0033】相反転技術において(参考、R.E.Ke
sting、「SyntheticPolymeric
Membranes」第2版、1985)、膜は、N
−メチルピロリドン(NMP)またはジメチルアセトア
ミド(DMAc)またはその混合物などの溶媒、ポリエ
ーテルアミドおよび、例えばPVPまたはPEGなどの
さらに別の親水性成分を含むポリマー溶液から沈殿す
る。均一な溶液は、環状のダイ(中空ファイバーの場
合)またはスロットダイ(フラット膜の場合)を通過し
て、リンスまたは沈殿浴に入る。可能な非溶媒は全て、
溶媒(NMPまたはDMAc)と完全に混和可能な液体
である。これらは、例えば、水、一価または多価アルコ
ール類、有機溶媒、例えばアセトン、またはこれらの溶
媒ともう一つ別の溶媒または当該溶媒との混合物であ
る。水あるいは水とNMPまたはDMAcとの混合物
が、PVPまたはPEGとともに、ここでは好ましくは
使用される。膜の効率、その蒸気滅菌可能性およびその
血液耐性の決定に向けて寄与する、膜の孔の形態は、ポ
リエーテルアミド、親水性成分および非溶媒システムの
特定の組み合わせ並びに温度および圧力の紡糸パラメー
ターの特定の組み合わせにより調整することができる。
【0034】上記分子量のための紡糸溶液中のポリエー
テルアミドの濃度は5〜25重量%であり、親水性成分
のための濃度は0から20重量%である。非溶媒システ
ムは0から60重量%の溶媒と0から10%の親水性成
分を有する水から成る。非対称膜はEPA030578
7A1に記載されているように製造される。膜表面上の
最小の孔の直径を有する非対称に構成された3層構造
(図1および図2中にEP−A−0305787中に主
として示されるようなもの)により、透析処理時間を通
じて一定である膜の分離効率が確実になる;即ち、それ
により時間を通じて一定である、例えばb2−マイクロ
グロブリンまたは因子Dのような、約50,000ダル
トン以下の平均分子量の尿毒症の毒または分子の除去が
確実になる。
【0035】血液と接触するようになる中空ファイバー
側の第1の層は、分子サイズによる分離がその上で生じ
る非常に薄い皮を含む。その結果、分離は、膜の中では
なく表面で生じ、その結果タンパク質は膜の中に浸透す
ることができない。第2の中間層は、第1の層を安定化
し、最小の拡散および運搬流動耐性により区別される、
約10mmの厚さの多孔質フォーム(foam)構造を
含む。膜の厚さの80%までを構成する第3の層は、高
い機械安定性を供給し、そして、大きい孔外側表面と結
合した最小の拡散および運搬耐性のために、透析循環中
へと分離除去された分子の急速な除去を可能にする。
【0036】この方法で製造された透析膜は、蒸気滅菌
(121℃、20分)を実施するために適した、化学的
および熱安定性を有し、良好な高流量透析膜の領域に存
在する膜効率データを示す。以下の実施例は本発明によ
る透析膜並びにそれらの製造方法をより詳細に例示する
ことを意図する。
【0037】
【実施例】
実施例1 塩を含有しないポリエーテルアミド溶液の製造 ジアミン類を、表1に記載した量で、N−メチルピロリ
ドン中に20℃でらせんスターラーを備えたステンレス
鋼反応器中で溶解した。対応する量のテレフタル酸ジク
ロライドまたはイソフタル酸ジクロライド(参照、表)
を出来る限り迅速にこの溶液中に計量した。温度の40
〜60℃への自然発生的な上昇および粘度の増加が観察
される。粘度がその最大値に達した時点で、依然として
存在するアミノ末端基を化学量論的量の塩化ベンゾイル
の添加によってブロックする。混合物をさらに15分
間、後反応(after−react)させ、形成した
HClを次いで、40から110℃の間の温度でガス状
アンモニア中に通過させることによって中和する。中和
の熱の結果として、反応溶液の温度は顕著に増加する。
発熱反応が沈下して時点で、溶液中に含まれた残存アン
モニアを窒素によって置き換え、沈殿した塩化アンモニ
ウムを次いで微細な織物フィルター上で濾去した。塩化
物イオンの残存含有量に関する溶液の分析は、<<0.
1%の塩化物の含有量を示す。
【0038】数週間の間貯蔵安定であり、適当ならば希
釈およびポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリ
コールの添加の後に、透析膜へと直接加工することがで
きる透明な安定な溶液(分析データについて、表1を参
照)が得られる。
【0039】
【表1】 表1 ポリマー ジアミン1 ジアミン2 NMP TPC IPC 溶液の粘度 限界粘度数 [kg] [kg] [kg] [kg] [kg] [mPas] [dl/g] ☆ 1 5.33 - 39.7 2.16 0.38 2800 0.98 2 3.73 0.98 28.4 3.58 - 13340 0.89 3 3.21 0.36 27.0 1.75 0.44 3700 0.83 4 5.34 - 39.7 2.54 - 3300 1.05 ☆(0.05%のLiBrを有するNMP、25℃) ジアミン1=2,2’−ビス[4−(4'−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン ジアミン2=m−フェニレンジアミン NMP=N−メチルピロリドン TPC=テレフタル酸ジクロライド IPC=イソフタル酸ジクロライド
【0040】実施例2 ポリエーテルアミド溶液の溶液粘度に対する塩含有量の
影響 N−メチルピロリドン中の限界粘度数1.15dl/g
を有するポリマー1の19.7%強度溶液の粘度は、2
5℃で79,000mPasである。対照的に、酸化カ
ルシウムによる化学量論的中和によって得られた塩化カ
ルシウムの量(4.1%)を含む同様の溶液は、11
2,000mPasの粘度を有する。3%の塩化カルシ
ウムをポリマー2(実施例1)の溶液に添加する場合、
粘度は13,340から16,200mPasまで増加
する。
【0041】実施例3 膜の製造および特性決定 上記した技術に従って、中空ファイバーを実施例1に記
載したようなポリエーテルアミド溶液から紡糸した。紡
糸溶液は、PVP中で攪拌し、重縮合ポリエーテルアミ
ド溶液(即ち、ポリマーの単離および他の精製および分
離工程なしに)を溶媒で20℃から80℃で適宜希釈
し、さらに6時間攪拌することによって製造した。ポリ
マー溶液を2mmフィルターで濾過して、次いで脱ガス
した。中空ファイバーを215mmの内径および50m
mの壁厚の寸法で製造した。ファイバーを上昇した温度
(50〜80℃)でピロピンを含有しない水で洗浄し、
乾燥し、飽和蒸気で121℃で20分間蒸気滅菌し、そ
れらの膜効率に関して特性決定した。以下の略号をここ
で使用した:
【0042】 Lp(H2 O) 完全に脱塩した水の水圧透過性 Lp(Alb) 水中の6%強度アルブミン溶液の水圧
透過性 P(Cl) 尿洗浄の尺度としての拡散透過性 Sc(Myo) 0.02%ミオグロビン溶液に関する
ふるい効率 Sc(Alb) 6%強度アルブミン溶液に関するふる
い効率 LpおよびP(Cl)値は、「Evaluation
of Hemodialysis and Dialy
sis Membranes」NIH出版、77−12
94(1977)に記載されている方法のような方法で
測定した。Sc値はDIN58353、パート2C3に
従って測定した(1988)。膜の特性は、良好な高流
量透析膜のものの範囲内にある。
【0043】実施例3.1:ポリマー1の膜 表2に記載した膜に関して、酸成分としてのモル比8:
2のテレフタル酸ジクロライド/イソフタル酸ジクロラ
イドと、ジアミン成分としての2,2−ビス[4−
(4’−アミノフェノキシ)フェニル]プロパンとの重
縮合物を、ポリエーテルアミドとして使用した(=ポリ
マー1、実施例1)。使用したポリエーテルアミドとP
VPの濃度は表2のカラム1に見られる。水を非溶媒シ
ステムとして使用した。蒸気滅菌膜の効率データは、特
に表2から見られる。
【0044】表2:{8:2テレフタル酸ジクロライド
/イソフタル酸ジクロライド}と、(2,2’−ビス
[4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン)との重縮合物のポリエーテルアミド(ポリマー1、
実施例1)
【表2】 ☆)溶媒:NMP;非溶媒システム:水 PVP=ポリビニルピロリドン
【0045】実施例3.2:ポリマー2の膜 ポリマー2(表1、実施例1)を実施例3.2において
使用した。特に、効率データを決定した蒸気滅菌膜は、
酸成分としてのモル比8:2のテレフタル酸ジクロライ
ド/イソフタル酸ジクロライドと、ジアミン成分として
のモル比5:5の2,2’−ビス[4−(4’−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン/m−フェニレンジア
ミンとの重縮合物のポリエーテルアミド膜である。使用
したポリエーテルアミドとPCPの濃度は表3のカラム
1に見られる。非溶媒システムは70重量%の水と30
重量%のNMPとを含む。表3は、使用した紡糸パラメ
ーターと得られた膜のついて決定した効率データを含
む。
【0046】表3:{8:2のテレフタル酸/イソフタ
ル酸と、5:5の2,2’−ビス[4−(4’−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン/m−フェニレンジア
ミンとの重縮合物のポリエーテルアミド
【表3】 ☆)溶媒:NMP;非溶媒システム:70重量%の水と
30重量%のNMP PVP=ポリビニルピロリドン
【0047】実施例3.3:ポリマー3の膜 ポリマー3(表1、実施例1)を実施例3.3において
使用した。特に、蒸気滅菌膜は、酸成分としてのモル比
8:2のテレフタル酸ジクロライド/イソフタル酸ジク
ロライドと、ジアミン成分としてのモル比7:3の2,
2’−ビス[4−(4’−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン/m−フェニレンジアミンとの重縮合物の
ポリエーテルアミド膜である。使用したポリエーテルア
ミドとPVPの濃度は表4のカラム1から紡糸溶液の組
成として見られる。水を非溶媒システムとして使用し
た。表4は、得られた膜について決定した効率データを
含む。
【0048】表4:{8:2のテレフタル酸/イソフタ
ル酸と、7:3の2,2’−ビス[4−(4’−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン/m−フェニレンジア
ミンとの重縮合物のポリエーテルアミド
【表4】 ☆)溶媒:NMP;非溶媒システム:水 PVP=ポリビニルピロリドン
【0049】実施例4 CaCl2 の添加ありとなしの場合で製造した、{8:
2テレフタル酸ジクロライド/イソフタル酸ジクロライ
ド}と、(2,2’−ビス[4−(4’−アミノフェノ
キシ)フェニル]プロパン)との重縮合物を含むポリマ
ー1(実施例1)のポリエーテルアミド溶液の紡糸能力
を、実施例4(表5)において調べた。塩化カルシウム
抽出物をさらに2個のケ−スで説明する。塩を含有しな
い形態で製造された溶液から紡糸した膜からのCaCl
2 の放出は、塩を含有する溶液を用いて紡糸した膜から
のものより有意に低い。
【0050】表5:塩の添加ありの場合となしの場合の
ポリマー1(表1を参照)のポリエーテルアミド溶液の
紡糸能力およびその塩化カルシウム抽出物
【表5】 ☆)オーダーNo.SS−6FW−MM,2μm,B.E.
S.T(Pliezhausen) ☆☆)抽出条件:1.4m2の膜領域および20gの乾
燥重量を有する1枚の透析バンドルを完全に脱塩した水
(200ml)で60℃で16時間抽出し、CaCl2
をイオンクロマトグラフィーで測定する。 ☆☆☆)沈殿媒体:70%のH2O+30%のNMP PVP=ポリビニルピロリドン
【0051】実施例5 補体活性化および細胞毒性を実施例5のポリマー1を使
用して調べた。{8:2テレフタル酸ジクロライド/イ
ソフタル酸ジクロライド}と、(2,2’−ビス[4−
(4’−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン)から
のポリエーテルアミドに関して、血液耐性を、他の慣用
の透析膜と比較したTCC値として補体活性化により表
6中に分類する。
【0052】表6:慣用の透析膜と比較したヒト血漿中
のTCC生成としての補体活性化により測定した血液耐
【表6】 膜 20分間の血漿接触中のTCC生成 [ng/ml・分] ポリエーテルアミド 13−79 Cuprophan(登録商標)(Akzo) 560−2200ポリアミド(Gambro) 13−21 ☆)膜領域310cm2 R.Deppisch、Kidney International、37、6 96(1990)による方法
【0053】ポリエーテルアミドが十分実証済みのポリ
アミド膜と同一の水準にあることがこれから明確に分か
る。細胞毒性は、ICG試験SF/6T1−014によ
る阻害の決定によって同一のポリエーテルアミドにより
測定した。細胞生育に阻害は見られなかった。本発明の
さらに別の利点および実施態様は、特許請求の範囲から
理解することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/82 D01F 6/82 (71)出願人 597001051 D−72373 Hechingen,Ger many (72)発明者 カルステン・ブラッター ドイツ連邦共和国65817 エップシュタイ ン,キルフガッセ 18 (72)発明者 ラインハルト・ヴァゲナー ドイツ連邦共和国65439 フレルスハイム, カペレンシュトラーセ 30 (72)発明者 カルル・マルティン・ベル ドイツ連邦共和国72379 ヘヒンゲン,ヴ ィーラントヴェーク 8 (72)発明者 ヘルマン・ヨーゼフ・ゲール ドイツ連邦共和国72406 ビジンゲン,ガ ンズヴィース 8

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエーテルアミド溶液の製造方法であ
    って、式(I): 【化1】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
    り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
    し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
    は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
    ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
    よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
    素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
    は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
    れている)の1またはそれ以上のジカルボン酸誘導体
    が、式(II): 【化2】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
    2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
    S−、または−O−または直接結合であり、所望により
    ジアミンIIの50モル%以下はm−フェニレンジアミ
    ンにより代替されている)の1またはそれ以上の芳香族
    ジアミンとの、非プロトン性極性溶媒中での重縮合反応
    に付され、形成したHClを中和するのに十分な量のア
    ンモニアを重縮合の終了後に得られたポリマー溶液中に
    通過させ、形成したアンモニウム塩を濾去することを含
    む、上記の製造方法。
  2. 【請求項2】 濾過後に得られたポリマー溶液がポリマ
    ーの単離なしにさらに処理される、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 アミド化合物が、重縮合反応のための溶
    媒として使用される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)
    またはN,N−ジメチルアセトアミドが溶媒として使用
    される、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 <<0.1%の塩化物の残存含有量を有
    するポリマー溶液が得られる、請求項1から4の1項以
    上に記載の方法。
  6. 【請求項6】 重縮合に付されるためのモノマーの量
    が、溶液中のポリマーの濃度が3から50重量%になる
    ように選択される、請求項1から5の1項以上に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 半透過性多孔質非対称膜の製造のための
    請求項1から6の1項以上に記載のポリマー溶液の使
    用。
  8. 【請求項8】 中空ファイバーの製造のための請求項7
    に記載の使用。
  9. 【請求項9】 フラット膜の製造のための請求項7に記
    載の使用。
  10. 【請求項10】 構造繰り返し単位として、式
    (I’): 【化3】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
    り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
    し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
    は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
    ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
    よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
    素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
    は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
    れている)の1またはそれ以上の構造単位、並びに、
    (II’)および(III’)の合計を基準として50
    から100モル%の範囲までの、式(II’): 【化4】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
    2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
    S−、または−O−または直接結合である)の構造単
    位、並びに、(II’)および(III’)の合計を基
    準として0から50モル%の範囲までの式(II
    I’): 【化5】 の構造単位を含むポリアラミドを含む半透過性多孔質非
    対称膜であって、当該膜が、均一なポリマー溶液が沈殿
    液を含む沈殿浴と接触させられ、当該沈殿液はポリマー
    溶液の溶媒と混和性であり、ポリマー溶液に溶解したポ
    リマーは膜として沈殿し、ここでポリマー溶液はポリマ
    ー溶液の全重量に基づいて0.1重量%未満の塩化物含
    有量を有していることを特徴とする相反転法によって得
    られる上記の膜。
  11. 【請求項11】 合成不織物から製造され、流動するこ
    とができる媒体に透過性である支持体層上に、あるいは
    織物上に、配置される、請求項10に記載の膜。
  12. 【請求項12】 中空ファイバー膜である、請求項11
    に記載の膜。
  13. 【請求項13】 半透過性多孔質非対称膜の製造方法で
    あって、構造繰り返し単位として、式(I’): 【化6】 (式中、Arは2価の芳香族またはヘテロ芳香族基であ
    り、2個のカルボニル基は非隣接環炭素原子上に存在
    し、即ち、互いにオルト位に存在せず、そして、Ar基
    は、C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、アリー
    ル、アリールオキシ、C1−C6ペルフルオロアルキルお
    よびC1−C6ペルフルオロアルコキシ基、フッ素、塩
    素、臭素および/またはヨウ素から成る群からの1また
    は2個の分岐または非分岐基によって所望により置換さ
    れている)の1またはそれ以上の構造単位、並びに、
    (II’)および(III’)の合計を基準として50
    から100モル%の範囲までの、式(II’): 【化7】 (式中、Xは、基−C(CH32−、−C(CF3
    2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
    S−、または−O−または直接結合である)の構造単
    位、並びに、(II’)および(III’)の合計を基
    準として0から50モル%の範囲までの式(II
    I’): 【化8】 の構造単位を含む少なくとも1種のポリアラミドのポリ
    マーを含む溶液が、沈殿液を含む沈殿浴と接触させら
    れ、当該沈殿液がポリマー溶液の溶媒と混和性であり、
    ポリマー溶液に溶解したポリマーが膜として沈殿するこ
    とを特徴とする上記方法において、請求項1に記載の重
    縮合によって得られた溶液を重合溶液として使用するこ
    とを含む方法。
  14. 【請求項14】 重縮合から生じる溶液が、ポリマーの
    単離なしに相反転法によって膜製造のために使用され
    る、請求項13に記載の方法。
JP8350031A 1995-12-28 1996-12-27 ポリエーテルアミド溶液の製造方法、ポリエーテルアミド溶液の使用により入手可能な蒸気滅菌可能な透析膜、および当該膜の製造方法 Pending JPH09194590A (ja)

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