JPH09194603A - コンデンサ用ポリエステルフィルム - Google Patents

コンデンサ用ポリエステルフィルム

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JPH09194603A
JPH09194603A JP827796A JP827796A JPH09194603A JP H09194603 A JPH09194603 A JP H09194603A JP 827796 A JP827796 A JP 827796A JP 827796 A JP827796 A JP 827796A JP H09194603 A JPH09194603 A JP H09194603A
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film
polyester
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particle size
capacitor
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JP827796A
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English (en)
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Yoshiki Sato
嘉記 佐藤
Yoshio Meguro
義男 目黒
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極金属層との密着性に優れ、金属蒸着フィ
ルムコンデンサの誘電体として用いたときに、高度な電
気特性と耐湿熱特性を与え、コンデンサの長期信頼性向
上に寄与することができるコンデンサ用フィルムを提供
する。 【解決手段】 平均粒径(d50)が0.5〜3.0μ
m、粒度分布値(d25/d75)が3.0未満の炭酸カル
シウム粒子を0.1〜2.0重量%含有し、かつ平均粒
径(d50)が0.8〜4.0μmのシリカ粒子を0.1
〜2.0重量%含有し、フィルム厚みが0.3〜2.0
μmであることを特徴とするコンデンサ用二軸配向ポリ
エステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ用二軸
配向ポリエステルフィルムに関する。詳しくは、本発明
は、極めて薄いフィルムを用いて、蒸着コンデンサを製
造する場合に、蒸着工程でのフィルムの熱負け等のトラ
ブルを防止し、かつ高度な電気特性を与えることのでき
る、コンデンサ誘電体用二軸配向ポリエステルフィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリエステルフィルムは、機械
的性質、耐熱性、電気的特性、耐薬品性等、各種の特性
を高度にバランス良く有し、コストパフォーマンスの点
で優れるため、磁気テープ用、包装用、製版用等の産業
用資材として広く用いられている。中でもコンデンサ用
に関しては、電気機器の小型化に伴い、小型化が可能な
ポリエステルフィルムから製造されたコンデンサの需要
が急増している。近年は電子機器等の発達に伴い、コン
デンサ用ポリエステルフィルムの高特性化が求められて
いる。かかる要求特性のひとつとして、電子機器の小型
化に対応するため、極めて薄いフィルムであることが挙
げられる。機械的性質に優れたポリエステルフィルムに
あっても、例えば2μm以下の薄いフィルムの場合は、
取扱い性や加工時の走行性を良好とするため、フィルム
表面の粗度を適当な範囲に調節することが必要となる。
一方、取扱い性を向上するためフィルムに多量の粒子を
含有させたり、大きな粒子を含有させると電気的特性に
悪影響を及ぼすようになる。したがって、かかる電気的
悪影響がなく、かつ取扱い性の優れたフィルムが、これ
からの電子機器に用いる小型コンデンサの誘電体として
要求されている。
【0003】かかる電気的特性として耐電圧特性や絶縁
抵抗特性が挙げられ、特に常温から高温まで広い温度範
囲で高度な特性を有することが必要である。フィルムの
厚みが薄い場合は、特に良好な耐電圧特性と、絶縁抵抗
が要求される。耐電圧特性に悪影響を与える因子として
フィルム中に存在する異物や、厚み斑等が挙げられる。
フィルムの取扱い性を向上させるため、フィルム中に微
粒子を添加する方法が採用されるが、かかる微粒子に含
まれる凝集物や粗大粒子等の異物が耐電圧特性に影響す
る。また、粒子によっては金属成分を含有し、その影響
で絶縁抵抗特性を悪化させる問題を起こすことがある。
また、上記電気的特性に加え、誘電率や誘電損失等コン
デンサ誘電体としての基本的な特性も良好であることが
要求され、これらの特性も、常温から高温まで広い温度
範囲で良好かつ変化が少ないことが必要である。最近
は、かかる高度な電気的特性に加え、フィルム自身の価
格が低いことが要求され、高いコストがかかる方法は現
実的には採用できないばかりか、さらなるコスト削減が
可能となる方法が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電極
金属層との密着性に優れ、金属蒸着フィルムコンデンサ
の誘電体として用いたときに、高度な電気特性と耐湿熱
特性を与え、コンデンサの長期信頼性向上に寄与するこ
とができるコンデンサ用フィルムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み鋭意検討を行った結果、特定の2種類の粒子を含有
するポリエステルからなるフィルムを用いれば、極めて
薄いフィルムとして製造した場合でも、フィルム加工時
のフィルム熱負け等のトラブルを防止でき、高度な電気
的特性、広い温度範囲で良好な特性が得られ、コンデン
サ誘電体として優れた特性を有することを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明の要旨は、平均粒径(d5
0)が0.5〜3.0μm、粒度分布値(d25/d75)
が3.0未満の炭酸カルシウム粒子を0.1〜2.0重
量%含有し、かつ平均粒径(d50)が0.8〜4.0μ
mのシリカ粒子を0.1〜2.0重量%含有し、フィル
ム厚みが0.3〜2.0μmであることを特徴とするコ
ンデンサ用二軸配向ポリエステルフィルムに存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のフィルムを構成するポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸成分と、グリコール成分とからなるポリエ
ステルを指し、特に繰り返し単位の80%以上がエチレ
ンテレフタレート単位またはエチレン−2,6−ナフタ
レート単位または1,4−シクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート単位を有するポリエステルが好適であ
る。また、かかるポリエステルは他の第三成分が共重合
されていてもよい。芳香族ジカルボン酸成分としては、
テレフタル酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸以
外に、例えば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、
セバシン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、オキ
シカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安息香酸
等)等を用いることができる。グリコール成分として
は、エチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール以外に、例えば、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール等の一種または二種以
上を用いることができる。また、これらのポリエステル
の混合物であってもよい。
【0008】かかるポリエステルの極限粘度は、通常
0.45以上、好ましくは0.50〜1.0、さらに好
ましくは0.52〜0.80の範囲である。極限粘度が
0.45未満ではフィルム製造時の生産性が低下した
り、フィルムの機械的強度が低下したりすることがあ
る。一方、ポリマーの溶融押出安定性の点から、極限粘
度は1.0を超えないことが好ましい。また、本発明の
ポリエステルは、フィルムの絶縁抵抗特性を高度に満足
するため、溶融時の体積固有抵抗値(ρ値)が、1.0
×108 Ω・cmを超えることが好ましい。ここでいう
ρ値は、フィルムを溶融して、その温度を押出成形温度
に保ち、電極を挿入して測定した抵抗値である。例え
ば、ポリエチレンテレフタレートの場合は、285℃に
て測定する。ρ値が1.0×108 Ω・cm以下の場合
は、フィルムの絶縁抵抗特性が、特に80℃以上の温度
範囲で低下する傾向がある。ポリエステルのρ値を上記
範囲とするために、ポリエステル製造時に添加する触媒
金属の量を少なくする、あるいは金属の活性を低下させ
るために、リン酸、あるいはリン酸エステル等のリン化
合物を添加する方法が用いられる。リン化合物の添加量
[P]は、エステル化またはエステル交換反応触媒の金
属量[M]に対し、モル比として[P]/[M]が0.
7〜2.0の範囲となるように選択すればよい。
【0009】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ムに滑り性を与えて取扱い性を向上する目的や、フィル
ム製造時のキズの発生防止を目的として、ポリエステル
に粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起を形成さ
せるが、本発明の特徴は、かかる粒子として特定の粒径
範囲の2種類の粒子を用いることにある。すなわち、本
発明者らの知るところによると、特定の粒径範囲の炭酸
カルシウム粒子およびシリカ粒子を特定量含有させた場
合に、フィルム取扱い性と電気特性とが同時に向上され
る。すなわち、平均粒径(d50)が0.5〜3.0μ
m、好ましくは0.7〜2.0μm、粒度分布値(d25
/d75)が3.0未満、好ましくは2.0未満の炭酸カ
ルシウム粒子を0.1〜2.0重量%、好ましくは0.
2〜1.0重量%、かつ平均粒径(d50)が0.8〜
4.0μm、好ましくは1.0〜3.0μmのシリカ粒
子を0.1〜2.0重量%、好ましくは0.2〜1.0
重量%含有させた場合に、高度な特性が得られる。
【0010】炭酸カルシウム粒子の平均粒径が0.5μ
m未満であったり、シリカ粒子の平均粒径が0.8μm
未満の場合は、フィルムの走行性を向上させる効果が不
十分になることに加え、フィルムの絶縁抵抗特性が低下
する問題が生ずるようになる。絶縁抵抗が低下する理由
は必ずしも定かではないが、粒子が小さく、相対的に表
面積が大きくなるため、粒子中に含まれる金属成分がポ
リエステル中に溶解しやすくなり、これが原因で絶縁抵
抗値が低下するものと考えられる。一方、平均粒径が上
記した範囲より大きい場合は、粗面化により絶縁性や耐
電圧特性が低下したり、粒子がフィルム表面から脱落し
て絶縁欠陥の原因となる等の問題が生ずるようになるた
め好ましくない。さらに、炭酸カルシウム粒子の粒度分
布値が上記した範囲より大きいと、極めて微細な粒子や
粗大粒子を含有してしまうようになり、それぞれ平均粒
径が小さすぎる場合、大きすぎる場合と同様な問題を発
生させてしまう。特に炭酸カルシウム粒子は極微量なが
らポリエステル中に溶解する性質を持つため、微小粒子
を含有させないことが必要である。
【0011】また、粒子含有量が上記した範囲未満の場
合は、フィルム表面の突起が不足して滑り性が不十分と
なる。一方、含有量が多すぎると、粒子の脱落が起こり
やすくなったり、粒子が凝集して粗大突起を形成し、絶
縁欠陥等の問題が生ずるようになる。本発明において
は、上記した条件を満たす炭酸カルシウム粒子およびシ
リカ粒子に加え、他の粒子を1種または2種以上含有さ
せることができる。かかる粒子の例として、リン酸カル
シウム、カオリン、タルク、二酸化チタン、アルミナ、
硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、ゼ
オライト、硫化モリブデン等の無機粒子、架橋高分子粒
子、シュウ酸カルシウム等の有機粒子、およびポリエス
テル重合時に生成させる析出粒子を挙げることができ
る。ただし、他の粒子の含有量は、合計2000ppm
未満とすることが、本発明の優れた効果を得るために好
ましい。粒子を含むポリエステルの製造に際して、粒子
はポリエステルの合成反応中に添加してもポリエステル
に直接添加してもよい。合成反応中に添加する場合は、
粒子をエチレングリコール等に分散させたスラリーとし
て、ポリエステル合成の任意の段階で添加する方法が好
ましい。一方、ポリエステルに直接添加する場合は、乾
燥した粒子として、または、水あるいは沸点が200℃
以下の有機溶媒中に分散したスラリーとして、2軸混練
押出機を用いてポリエステルに添加混合する方法が好ま
しい。なお、添加する粒子は、必要に応じ、事前に解
砕、分散、分級、濾過等の処理を施しておいてもよい。
【0012】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。また、上記の突起形成剤以外の添加剤として、必要
に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロ
ッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤、光線遮断剤、紫
外線吸収剤などを、コンデンサ特性を悪化させない範囲
内で含有していてもよい。本発明のポリエステルフィル
ムは上記した要件を満たすことにより優れた電気特性を
有するコンデンサを与えるが、フィルムの厚みは0.3
〜2.0μmという極めて薄いものの場合にその効果を
発揮する。すなわち、フィルム厚みが厚い場合は、元々
ある程度の耐電圧特性を有しており、本発明のように比
較的大きい粒子を多量に含有すると、表面粗度が大き過
ぎたり、粒子の凝集物等の異物の存在確率が高くなり、
かえって特性低下を招く原因となる。フィルム厚みが
2.0μm以下と極めて薄い場合には、フィルムの面積
あたりの粒子数が少なくなるため、本発明の如き特定の
粒子の配合が効果的である。一方、フィルム厚みが0.
3μm未満の薄いフィルムは、強度や厚みムラの問題か
らフィルム製造の生産性が極めて悪く、実用できる範囲
ではない。フィルム厚みは、好ましくは0.3〜1.8
μm、更に好ましくは0.5〜1.5μmの場合、本発
明の効果がより高度に発揮され、しかもコンデンサの小
型化への寄与が大きくなる。
【0013】本発明のポリエステルフィルムは、最終的
に得られる特性が本発明の用件を満足する限り、多層構
造となっていても構わない。また、ポリエステルフィル
ムと剥離可能なポリマー層と、本発明のポリエステル層
とを共押出法等により積層したフィルムを製造し、二軸
配向フィルムとした後で剥離する方法を用いても良い。
本発明のフィルムは、蒸着金属との接着性を高めるた
め、塗布層を設けてもよい。塗布層を構成する成分とし
ては、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ
アクリレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルアルコール、ポリウレタンなどの樹脂
およびこれらの樹脂の共重合体などを挙げることができ
る。かかる樹脂の一種または二種以上の樹脂を同時に含
有してもよく、また必要に応じて微粒子等の突起形成
剤、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロッキン
グ防止剤、酸化防止剤、消泡剤、増粘剤、塗布性改良剤
などを、コンデンサ特性を悪化させない範囲内で含有し
ていてもよい。
【0014】上述の塗布液をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年発
行、「コーティング方式」に示されるリバースロールコ
ーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドク
ターコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用いるこ
とができる。塗布層は、フィルム製造工程内で設けても
よいし、フィルム製造後に塗布してもよい。特に塗布厚
みの均一性や、生産効率の点で、フィルム製造工程内で
塗布する方法が好ましい。フィルム製造工程内で塗布す
る方法としては、ポリエステル未延伸フィルムに塗布液
を塗布し、逐次あるいは、同時に二軸延伸する方法、一
軸延伸されたポリエステルフィルムに塗布し、さらに先
の一軸延伸方向と直角の方向に延伸する方法、あるいは
二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布し、さらに横およ
び/または縦方向に延伸する方法などがある。塗布層の
厚さは、通常0.005〜1.0μmの範囲であり、好
ましくは0.01〜0.5μmの範囲である。塗布層の
厚さは、コンデンサ小型化の要請からも薄くすることが
好ましい。特に塗布層厚みが1.0μmを超えると電気
的特性を悪化させることがある。一方、塗布層の厚みが
0.005μm未満の場合には、塗布ムラや塗布ヌケが
生じやすくなる傾向がある。
【0015】かかる塗布層は、ポリエステルフィルムの
片面だけに設けてもよいが、両面に設けることが好まし
い。また、片面にのみ塗布した場合、その反対面には上
述の塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、本発明
のポリエステルフィルムに他の特性を付与することもで
きる。なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性を改
良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を
施してもよい。処理効率やコスト、処理の簡便さからコ
ロナ放電処理を行うことが特に好ましい。また、本発明
の二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層の接着性、塗
布性などを改良するために、塗布層形成後に塗布層に放
電処理を施すこともできる。かくして得られた本発明の
フィルムの表面の中心線平均粗さ(Ra)は好ましくは
0.01〜0.5μmの範囲であり、さらに好ましくは
0.05〜0.3μmの範囲であり、特に好ましくは
0.02〜0.1μmの範囲である。Raが0.01μ
m未満ではフィルムの滑り性が不十分となることがあ
る。一方、Raが0.5μmを超えると、表面が粗れす
ぎて耐電圧特性や耐湿熱特性が悪化することがある。
【0016】また、本発明のフィルムの表面の形状につ
いて、三次元粗度計を用いて後述する方法で測定した突
起数が、次の範囲内である場合、取り扱い性と電気特性
を高度に満足するため好ましい。すなわち高さ0.5μ
m以上の突起数が500個/mm2以上、好ましくは7
00〜5000個/mm2、更に好ましくは900〜3
000個/mm2の範囲であり、高さ1.0μm以上の
突起数が300個/mm2未満、好ましくは200個/
mm2未満、更に好ましくは150個/mm2未満の範囲
であることが望ましい。かかる表面形状は、高さ0.5
μm以上の比較的大きい突起が多数存在し、かつ1.0
μm以上の粗大突起が少ないという特徴を有しており、
粒径分布がシャープな粒子を含有させることにより得ら
れる。かかる表面特性に加え、後述する条件で測定し
た、フィルムの金属ピンとの摩擦係数が0.38以下、
好ましくは0.35以下である場合、蒸着工程での走行
性が良好となり冷却キャンとの密着が良好となるため、
熱負け等のトラブルが発生しなくなり好ましい。
【0017】かかるフィルムの表面特性に加え、フィル
ムの長手方向のヤング率が5.0GPa以上、好ましく
は5.5GPa以上である場合、電気特性および蒸着時
の取扱い性がさらに高度となる。すなわち、フィルムに
金属蒸着を行う工程では、フィルムを巻出し、一定の張
力をかけて走行させながら蒸着する。したがって、かか
る張力に対して十分な強度、すなわち高ヤング率を持っ
ていなければ、フィルムは張力に耐えられず、しかも蒸
着による熱により大きなダメージを受けることになる。
本発明者らの知るところによれば、かかるダメージを受
けた場合、蒸着フィルムの耐熱寸法安定性が低下するた
め、コンデンサ製造時の歩留まりが低下したり、得られ
たコンデンサの電気的特性が低下してしまう傾向があ
る。フィルムの長手方向のヤング率が本発明の範囲にあ
るならば、かかる電気特性が高度に満足されるのであ
る。これに加え、100℃におけるフィルムの長手方向
のヤング率が1.0GPa以上、好ましくは1.2GP
a以上である場合、かかる蒸着時の熱によるダメージを
受けにくくなるため、コンデンサの電気特性がさらに高
度に満足される。
【0018】また、本発明のフィルムは、120℃で3
0分間処理した後の長手方向の収縮率が3.0%未満で
あることが好ましく、2.5%未満がさらに好ましい。
かかる長手方向の熱収縮率が大きい場合は、コンデンサ
製造時の熱を受ける工程でフィルムが寸法変化を起こ
し、生産性が悪化したり、コンデンサの寿命が短縮され
てしまう等の問題が起こる。次に、本発明のフィルムの
製造法を具体的に説明する。まず、ポリエステル原料を
押出装置に供給し、ポリエステルの融点以上の温度で溶
融押出してスリット状のダイから溶融シートとして押し
出す。次に、溶融シートを、回転冷却ドラム上でガラス
転移温度以下の温度になるように急冷固化し、実質的に
非晶状態の未配向シートを得る。この場合、シートの平
面性を向上させるため、シートと回転冷却ドラムとの密
着性を高めることが好ましく、本発明においては静電印
加密着法および/または液体塗布密着法が好ましく採用
される。
【0019】本発明においてはこのようにして得られた
シートを二軸方向に延伸してフィルム化するが、その延
伸および熱処理条件を適切な範囲とすることにより本発
明のフィルムの特徴である配向とヤング率を達成させる
ことができる。二軸延伸条件について具体的に述べる
と、前記未延伸シートをまず第一軸方向にその複屈折率
(Δn)が通常0.08以上、好ましくは0.09以上
となるように延伸する。延伸温度範囲は70〜150
℃、延伸倍率は2.5〜6倍の範囲とし、温度と倍率を
適宜組み合わせることにより、所望の複屈折率となるよ
うにする。延伸は一段階または二段階以上で行うことが
できる。次に第二軸方向、すなわち第一軸方向と直交す
る方向に一軸配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷
却するか、または冷却することなく、例えば80〜15
0℃の温度範囲に予熱して、さらにほぼ同温度の下で
2.5〜5倍、好ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行
い、二軸に配向したフィルムを得る。なお、第一軸方向
の延伸を2段階以上で行うことは、良好な厚さ均一性を
達成できるので好ましい。また、横延伸した後、さらに
長手方向に再延伸する方法も可能であるが、いずれにし
ても長手方向の総合延伸倍率を3.5倍以上とすること
が好適である。
【0020】かくして得られたフィルムを、30%以内
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に長手方向
または横方向、あるいは両方向に再延伸を行ってもよ
い。本発明においては、フィルム密度を1.3990g
/cm3 未満、さらには1.3980g/cm3 未満と
することが望ましく、かかる特性を満足するため、上記
した熱処理工程の温度を適宜選択する。熱処理温度は、
延伸条件にもよるが、好ましくは180〜250℃、さ
らに好ましくは200〜240℃の範囲である。熱処理
温度が250℃を超えると、フィルム密度が高くなりす
ぎて高度な電気的特性が得られなくなることがある。一
方、熱処理温度が180℃未満では、フィルムの熱収縮
率が大きくなって、コンデンサ製造時に熱を受ける工程
で寸法変化を起こし、コンデンサの生産性を悪化させた
り、耐電圧等のコンデンサ特性が低下する等の問題が生
ずることがある。
【0021】本発明のフィルムを用いてコンデンサを製
造する際、金属蒸着により電極を形成する場合は、蒸着
する金属として、アルミニウム、パラジウム、亜鉛、ニ
ッケル、金、銀、銅、インジウム、錫、クロム、チタン
等が挙げられるが、特に好ましい金属はアルミニウムで
ある。なお、上記の金属には金属の酸化物も含まれる。
金属蒸着膜の厚さは10〜2000Åの範囲が好まし
く、蒸着の方法は、一般的には真空蒸着法によるが、エ
レクトロプレーティング法、スパッタリング法等の方法
によってもよい。なお、金属蒸着層はポリエステルフィ
ルムの両面に設けてもよい。また、金属蒸着後に蒸着金
属層の表面処理や他の樹脂による被覆処理を行ってもよ
い。このようにして得られた金属蒸着ポリエステルフィ
ルムを2枚重ね合わせて巻回(両面金属蒸着ポリエステ
ルフィルムと本発明におけるポリエステルフィルムを含
む他のフィルムとの巻回も含む)、または多数枚積層し
てコンデンサ素子を作り、常法に従って、例えば、熱プ
レス、テーピング、メタリコン、電圧処理、両端面封
止、リード線取り付けなどを行ってコンデンサとするこ
とができるが、もちろんこれらに限定されるわけではな
い。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。 (1)ポリマーの極限粘度 [η] (dl/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。 (2)粒子の平均粒径(d50)(μm)および粒度分
布値(d25/d75) 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布において大粒子側から積
算した積算体積分率50%の粒径を平均粒径(d50)
とした。また、積算体積分率25%、および75%の値
をそれぞれd25、d75とし、その比の値(d25/
d75)を粒径分布値とした。粒径分布値が小さいほど
粒子の粒径分布がシャープであることを示す。
【0023】(3)ポリマー溶融時の比抵抗(Ω・c
m) フィルムを285℃にて溶融し、系内を減圧にする等の
方法で気泡を除去した。同温度に保ったポリマー中に、
ステンレス製の1cm2 の面積を有する電極を2本5m
mの間隔で固定して挿入した。電極間に100Vの電圧
をかけ、流れた電流値から比抵抗値を算出した。電流値
は記録計に記録し、電圧をかけ始めてから1秒後の値を
読みとった。 (4)中心線平均粗さ(Ra) (μm) (株)小坂研究所製表面粗さ測定機(SE−3F)を用
いて次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲
線からその中心線の方向に基準長さL(2.5mm)の
部分を抜きとり、この抜き取り部分の中心線をx軸、縦
倍率の方向をy軸として粗さ曲線y=f(x)で表した
とき、次式で与えられた値を〔μm〕で表した。中心線
平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲線を
求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の中心
線平均粗さの平均値で表した。なお、触針の先端半径は
2μm、荷重は30mgとし、カットオフ値は0.08
mmとした。
【数1】
【0024】(5)表面突起個数 (株)小坂研究所製三次元表面粗さ測定機(SE−3A
K)を用い、触針の先端半径5μm、針圧30mg、測
定長0.5mm、サンプリングピッチ1.0μm、カッ
トオフ0.25mm、縦倍率20000倍、横倍率20
0倍、走査本数500本の条件で突起高さと突起数を測
定した。ここで言う突起高さ(X,μm)は、突起個数
が最大となる点の高さを0レベルとし、このレベルから
の高さをもって突起高さとし、各突起高さにおける突起
数(Y,個/mm2)の関係を図式化し、分布曲線とし
て表わした。突起高さ0.5μm以上、および1.0μ
m以上の突起は、上記方法による突起高さが0.5μm
および1.0μmを越えた突起に対応する突起数のそれ
ぞれの総数をもって表わす。測定は、フィルム長手方向
に3点、それと直角方向に3点、計6点行い、その平均
値を測定値とした。なお、測定フィルムは、平滑なガラ
ス製サンプル台にセットされるが、フィルムとガラスと
の間には液体、空気等を存在させずにガラスに密着させ
るものとする。
【0025】(6)フィルム厚み(μm) フィルムの厚みは重量法により求めた。即ち、10cm
×10cmの正方形に切り出したフィルム100枚の合
計重量を測定し、フィルムの密度を用いて算出した。な
お、フィルムの密度はn−ヘプタン/四塩化炭素による
密度勾配管を用いて測定した。 (7)ヤング率(GPa) (株)インテスコ製 引張試験機インテスコモデル20
01型を用いて、温度23℃、湿度50%RHに調節さ
れた室内において測定した。即ち、長さ300mm、幅
25mmの試料フィルムを、10%/分のひずみ速度で
引張り、引張応力−ひずみ曲線の初めの直線部分を用い
て次の式によって計算する。
【数2】E=Δσ/Δε (上記式中、Eは引張弾性率、Δσは直線上の2点間の
元の平均断面積による応力差、Δεは同じ2点間のひず
み差である)
【0026】(8)金属ピンとの動摩擦係数 (μd) 固定したステンレス製ピン(直径6mm、表面仕上げ2
S)にフィルムを巻き付け角135゜で接触させ、53
g(T2)の荷重を一端にかけて、1m/minの速度
でこれを走行させ他端の抵抗力(T1(g))を測定
し、次式により走行中の摩擦係数(μd)を求めた。
【数3】
【0027】(9)電気的特性評価 (i)耐電圧特性 JIS C−2319に準じて測定を行った。すなわ
ち、10kV直流耐電圧試験機を用い、23℃、50%
RHの雰囲気下にて、100V/秒の昇圧速度で上昇さ
せ、フィルムが破壊し短絡した時の電圧を読み取った。 (ii)絶縁抵抗特性 (コンデンサの製造)以下のようにしてコンデンサを製
造して評価した。即ち、フィルム表面に、抵抗加熱型金
属蒸着装置を用い、真空室の圧力を10-4Torr以下
としてアルミニウムを350Aの厚みに蒸着した。その
際、ポリエステルフィルムの長手方向にマ−ジン部を有
するストライプ状に蒸着した(蒸着部の幅8mm、マ−
ジン部の幅1mmの繰り返し)。得られた蒸着ポリエス
テルフィルムは、左または右に幅1mmのマ−ジン部を
有する4.5mm幅のテ−プ状にスリットした。得られ
た、左マ−ジンおよび右マ−ジンの蒸着ポリエステルフ
ィルム各1枚づつを併せて巻回し、巻回体を得た。この
とき、幅方向に蒸着部分が、0.5mmづつはみ出すよ
うに2枚のフィルムをずらして巻回した。この巻回体を
温度140℃、圧力50kg/cm2 、で5分間プレス
した。プレス後の巻回体の両端面にメタリコンを溶射後
リ−ド線を付した後、液状のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂による含浸層、および粉末状エポキシ樹脂を加熱
溶融することによる最低厚さ0.5mmの外装を形成し
て、静電容量0.1μFのフィルムコンデンサとした。
【0028】(静電容量の測定)横河ヒューレットパッ
カード社製のLCRメータ4284A(商品名)を用
い、得られたコンデンサの静電容量C[F]を測定し
た。測定は23℃、50%RHの雰囲気下で行った。 (絶縁抵抗値の測定)横河ヒューレットパッカード社製
の高抵抗計4329A(商品名)を用い、得られたコン
デンサの電極間に100Vの直流電圧を印加し、コンデ
ンサの抵抗値R[Ω]を測定した。電圧印加は1分間行
い、その間電流値をレコーダーに記録した。電流値は電
圧印加直後に最大値を示した後低下するが、その最大値
を測定値Rとした。測定は23℃、および105℃にて
行った。コンデンサの絶縁抵抗の評価は、C×R(CR
値)[Ω・F]にて行った。CR値が大きい方が絶縁抵
抗が良好であることを示す。
【0029】実施例1 ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
60部および酢酸カルシウム1水塩0.09部を反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエ
ステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して2
30℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。次いで、粒径1.5μmのシリカ粒子1.0部をエ
チレングリコ−ルスラリ−として添加した。スラリー添
加後、さらにリン酸0.06部、三酸化アンチモン0.
04部を加え、徐々に反応系を減圧とし、温度を高めて
重縮合反応を4時間行い、極限粘度0.66のポリエス
テル(a)を得た。同様にして、平均粒径1.4μm、
粒度分布値1.4の炭酸カルシウム粒子を1.0重量%
含有する極限粘度0.65のポリエステル(b)を得
た。また、粒子を含有しないこと以外は同様にしてポリ
エステル(c)を得た。ポリエステル(a)50部とポ
リエステル(b)40部とポリエステル(c)10部と
を混合した原料を常法により乾燥して押出機に供給し、
290℃で溶融してシート状に押出し、静電印加密着法
を用いて冷却ロール上で急冷し、無定形シートとした。
得られたシートを、ロール延伸法を用いて縦方向に84
℃で2.9倍延伸した後、更に70℃で1.5倍延伸し
た。次いでフィルムをテンターに導いて、横方向に11
0℃で4.1倍延伸し、230℃で熱処理を行い、フィ
ルムの厚み1.5μmの二軸延伸ポリエステルフィルム
を得た。中心線平均粗さ(Ra)は0.120μm で
あった。該フィルムを用いて得られた金属蒸着フィルム
コンデンサは、下記表1に示すとおり、耐電圧特性に優
れ、絶縁抵抗特性に優れる金属蒸着ポリエステルフィル
ムコンデンサであった。
【0030】実施例2 平均粒径1.3μm、粒度分布値1.7の炭酸カルシウ
ム粒子を使用したこと以外は実施例1のポリエステル
(b)と同様にして、粒子含有量1.0重量%、極限粘
度0.64のポリエステル(d)を得た。ポリエステル
(d)40部とポリエステル(a)50部とポリエステ
ル(c)10部とを混合した原料を用い、製膜条件は実
施例1と同様にして厚み1.5μmの二軸配向ポリエス
テルフィルムを得た。 実施例3 実施例1において、フィルム延伸条件を次のように変更
した。即ち、ロール延伸法による縦方向の延伸を、まず
85℃にて2.4倍、次いで75℃にて1.2倍とし、
テンターで110℃にて4.5倍横延伸し、更に230
℃で熱処理を行い、厚み1.5μmの二軸配向ポリエス
テルフィルムを得た。 実施例4 実施例1において、ポリエステル製造時、エステル交換
反応後に加えるリン酸の添加量を0.035部としたこ
と以外は実施例1と同様にして、ポリエステル(a)、
(b)と同じ粒子を同量含有するそれぞれポリエステル
(e)、(f)を得た。極限粘度は共に0.66であっ
た。ポリエステル(e)50部とポリエステル(f)5
0部とを混合した原料を用いて、製膜条件は実施例1と
同様にして厚み1.6μmの二軸配向ポリエステルフィ
ルムを得た。
【0031】比較例1 ポリエステル(a)60部とポリエステル(c)40部
とを混合した原料を用い、製膜条件は実施例1と同様に
して厚み1.5μmの二軸配向ポリエステルフィルムを
得た。 比較例2 ポリエステル(b)60部とポリエステル(c)40部
とを混合した原料を用い、製膜条件は実施例1と同様に
して厚み1.5μmの二軸配向ポリエステルフィルムを
得た。 比較例3 実施例1のポリエステル(b)において、平均粒径1.
5μm、粒度分布3.5の炭酸カルシウム粒子を用いた
こと以外は同様にして極限粘度0.65のポリエステル
(h)を製造した。ポリエステル(a)50部とポリエ
ステル(h)50部とを混合した原料を用い、製膜条件
は実施例1と同様にして厚み1.6μmの二軸配向ポリ
エステルフィルムを得た。
【0032】比較例4 原料およびフィルム製造条件は実施例1と同様にして、
原料押出量を変更してフィルム厚み4.0μmの二軸延
伸フィルムを得た。 比較例5 実施例1のポリエステル(a)において、平均粒径0.
2μmのシリカ粒子を用い、添加量を0.8重量%とし
たこと以外は同様にして、極限粘度0.64のポリエス
テル(i)を製造した。ポリエステル(i)60部とポ
リエステル(b)40部とを混合した原料を用い、製膜
条件は実施例1と同様にして厚み1.5μmの二軸配向
ポリエステルフィルムを得た。実施例および比較例で得
られたフィルムの物性およびそれらを用いて作成した蒸
着コンデンサの特性評価結果を下記表1および2に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明のフィルムは、極めて薄いフィル
ムであるにもかかわらず、金属蒸着フィルムコンデンサ
の誘電体として用いるときに、蒸着工程での熱負け等の
トラブルを起こすことなく、かつ得られたコンデンサは
高度な耐電圧特性と絶縁抵抗特性を有し、コンデンサの
小型化と信頼性向上に寄与することができ、その工業的
価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 105:16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径(d50)が0.5〜3.0μ
    m、粒度分布値(d25/d75)が3.0未満の炭酸カル
    シウム粒子を0.1〜2.0重量%含有し、かつ平均粒
    径(d50)が0.8〜4.0μmのシリカ粒子を0.1
    〜2.0重量%含有し、フィルム厚みが0.3〜2.0
    μmであることを特徴とするコンデンサ用二軸配向ポリ
    エステルフィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999010417A1 (fr) * 1996-02-23 1999-03-04 Toray Industries, Inc. Film polyester pour isolation electrique
WO1999025563A1 (en) * 1997-11-18 1999-05-27 Teijin Limited Biaxially oriented polyester film for thermal transfer ribbon
CN1089777C (zh) * 1997-08-25 2002-08-28 东丽株式会社 电绝缘用聚酯膜

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