JPH09195029A - 耐硫酸露点腐食性構造部材 - Google Patents

耐硫酸露点腐食性構造部材

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JPH09195029A
JPH09195029A JP300596A JP300596A JPH09195029A JP H09195029 A JPH09195029 A JP H09195029A JP 300596 A JP300596 A JP 300596A JP 300596 A JP300596 A JP 300596A JP H09195029 A JPH09195029 A JP H09195029A
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JP
Japan
Prior art keywords
sulfuric acid
structural member
dew point
acid dew
corrosion resistance
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Withdrawn
Application number
JP300596A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hiromatsu
一男 広松
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09195029A publication Critical patent/JPH09195029A/ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
    • F16L58/04Coatings characterised by the materials used
    • F16L58/08Coatings characterised by the materials used by metal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い耐硫酸露点腐食性を有し、硫酸露点腐食
の生じやすい環境においても長時間の使用が可能で、し
かも安価かつ容易に作製できる耐硫酸露点腐食性に優れ
た伝熱管などの構造部材を提供すること。 【解決手段】 重量%でCr:15〜30%、Mo:3
〜10%、Si:8〜10%、Cu:0.5〜3%を含
み、残部がNiと不可避的不純物とからなる溶射材料を
使用し、溶射法により表面に耐硫酸露点腐食性の溶射皮
膜を形成させてなることを特徴とする耐硫酸露点腐食性
構造部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硫酸が付着して腐
食するおそれのある環境下で使用するのに好適な耐硫酸
露点腐食性に優れた伝熱管などの構造部材に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラの燃料である重油や石炭中には約
30%以下のNa2 O、K2 O、P25 、SO3 、M
gO、TiO2 、CaO、Fe2 3 、Al2 3 、S
iO2などの無機物質が存在し、これらは燃焼によって
分解、蒸発する。その際、排ガスとしてSO2 などのS
Ox、CO2 、CO、O、H2 O、NOx等が発生し、
このうちSO2 とH2 Oは100℃前後の低温において
反応し硫酸を生成し、ボイラを構成する伝熱管などに付
着する。この硫酸は濃度が最大40〜50%に達し腐食
性が非常に激しいために、炭素鋼あるいはオーステナイ
ト系ステンレス鋼からなる伝熱管を腐食する。そのた
め、定期的に設備の保全を行い、腐食や減肉の激しい伝
熱管を取り替えるようにしており、多大な時間と経費を
必要としている。
【0003】このような硫酸露点腐食を生じる環境下で
使用する伝熱管などの構造部材の硫酸露点腐食を防止す
るため、SiO2 及びAl2 3 等を溶媒中に混合さ
せ、これを目的物に塗布し、その後700〜800℃に
加熱して焼結させる無機系のライニングや17%Cr−
17%Ni−6%Si−Fe(Bal.)等の組成の高
Si系の材料が使用あるいは検討されている。しかしな
がら、無機系のライニングは2000時間を超える長時
間の使用に際しての耐久性がなく、また、高Si系の材
料は優れた耐食性を有するものの高価なため、大面積を
有するボイラの伝熱管などでは材料コストが非常に高く
なり実用的でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
における問題点を解決し、高い耐硫酸露点腐食性を有
し、硫酸露点腐食の生じやすい環境においても長時間の
使用が可能で、しかも安価かつ容易に作製できる耐硫酸
露点腐食性に優れた伝熱管などの構造部材を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量%でC
r:15〜30%、Mo:3〜10%、Si:8〜10
%、Cu:0.5〜3%を含み、残部がNiと不可避的
不純物とからなる溶射材料を使用し、溶射法により表面
に耐硫酸露点腐食性の溶射皮膜を形成させてなることを
特徴とする耐硫酸露点腐食性構造部材である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の耐硫酸露点腐食性構造部
材は、重量%でCr:15〜30%、Mo:3〜10
%、Si:8〜10%、Cu:0.5〜3%を含み、残
部がNiと不可避的不純物とからなる溶射材料を使用
し、溶射法により、構造部材の材料として通常使用され
ている炭素鋼などからなる伝熱管などの構造部材の表面
に溶射皮膜を形成させたものである。前記の溶射材料を
使用して溶射法により形成させた皮膜は強度が高く優れ
た耐久性を有し、硫酸に対する耐食性が優れており、こ
のような皮膜を形成させることによって伝熱管などの構
造部材の耐食性が著しく向上する。溶射皮膜の厚さが
0.2mm未満では皮膜厚さに不均一な部分が生じ、耐
食性付与効果が小さく、また、1mmを超えると剥離や
割れが生じることがあるので、溶射皮膜の厚みは0.2
〜1mmの範囲とするのが好ましい。
【0007】皮膜形成方法として溶射法を採用すること
により、基材表面に前記組成の皮膜を容易に形成させる
ことができる。また、溶射法は構造部材の製作工場だけ
ではなく、使用現場においても施行が可能という利点が
あり、使用中の部材の一部が硫酸露点腐食により減肉し
ている部分の補修などを容易に行うこともできる。さら
に、エナメルコーティングのように基材を高温にさらす
ことがないので、基材の変形あるいは材料劣化等を生じ
るおそれがない。
【0008】本発明において溶射材料の成分範囲を前記
のように定めた理由は次のとおりである。Crは酸化被
膜を構成するのに重要な元素であるが、効果を発揮させ
るためには最低15重量%の添加が必要である。しかし
30重量%を超えるとδ相などを形成して脆くなるので
30重量%を上限とした。
【0009】Moは塩化物に対する応力腐食割れ、孔食
を防止するのに重要な元素であり、その効果を発揮させ
るためには3重量%以上の添加が必要である。しかし1
0重量%を超えて含有されると材料が脆くなるのでその
上限を10重量%とした。
【0010】Siは酸化被膜を構成するのに重要な元素
であり、また、融点を低下させ膜を密にするには8〜1
0重量%の範囲とするのが好ましい。
【0011】Cuは硫酸腐食の防止に効果のある元素で
あるが、0.5重量%未満では効果が小さく、含有量が
多すぎると金属間化合物を形成し、脆くなるのでその上
限を3重量%とした。
【0012】Niは組織的に安定なオーステナイトを形
成するのに重要な元素である。オーステナイトの形成に
より組織が安定し、腐食が軽減される効果がある。
【0013】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。 (実施例1)溶射材料として表2に示す16種類の材料
をアトマイズ法により作製した。次にこれらの粉末を用
いて直径50.6mm、厚さ6mmの炭素鋼管の表面に
プラズマ溶射し、厚さ0.25mmの溶射皮膜を形成さ
せた。溶射条件は表1に示すとおりである。得られた試
料について溶射後の断面からの硬さの測定(炭素鋼管の
表面に溶射した後、これを切断してその断面で硬さを測
定)と硫酸環境中での耐食性の試験を行った。耐食性の
試験は50℃に加熱した50%硫酸中に浸漬し、腐食量
を測定することによって行った。これらの試験結果を表
2にまとめて示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】表2の測定結果から次のことがわかる。す
なわち、試料1〜15の硬さは、最大265Hvである
が、Cr含有量の多い試料16、Moの多い試料17、
Cuの多い試料18及びSiの多い試料19、20は、
これらの成分の含有量が本発明の範囲内で、他の成分の
含有量が同じである試料に比較すると高硬度を示してお
り、割れが発生する可能性が高いことを示唆している。
【0017】耐食性については、Cr含有量の少ない試
料1、2、Mo含有量の少ない試料4、11、Cu含有
量の少ない試料5、12及びSi含有量の少ない試料
8、9は腐食量が4.2〜30.6g/m2 ・hと大き
い値を示している。これに対して各成分の含有量が本発
明の範囲内にある試料3、6、7、10及び13〜15
は0.2〜0.5g/m2 ・hの範囲内にあり、良好な
耐食性を示している。
【0018】(実施例2)実施例1における試料番号3
及び15の組成の溶射材料を使用し、実施例1と同様の
方法により炭素鋼管の表面に厚さの異なる皮膜を形成さ
せ、得られた皮膜について剥離や割れの有無を観察し
た。結果は表3に示すとおりであり、皮膜厚さ1mm以
下では剥離や割れは見られないが、1.2mmの場合は
割れが認められた。
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】本発明の、重量%でCr:15〜30
%、Mo:3〜10%、Si:8〜10%、Cu:0.
5〜3%を含み、残部がNiと不可避的不純物とからな
る溶射材料を使用して表面に溶射皮膜を形成させた構造
部材は、組織安定性が良好で優れた耐硫酸露点腐食性を
有しており、硫酸腐食性の高い環境で使用されるボイラ
の伝熱管などの構造部材として有用なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でCr:15〜30%、Mo:3
    〜10%、Si:8〜10%、Cu:0.5〜3%を含
    み、残部がNiと不可避的不純物とからなる溶射材料を
    使用し、溶射法により表面に耐硫酸露点腐食性の溶射皮
    膜を形成させてなることを特徴とする耐硫酸露点腐食性
    構造部材。
JP300596A 1996-01-11 1996-01-11 耐硫酸露点腐食性構造部材 Withdrawn JPH09195029A (ja)

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