JPH09195049A - ガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法 - Google Patents
ガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法Info
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Abstract
ィングを行うことができ、ガスタービン翼冷却孔内面の
耐食性および耐酸化性を向上させる。ガスタービン翼が
熱ダメージを受けにくく、材料の強度低下や性能低下が
起こり難い最適温度で処理できるようにする。 【解決手段】アルミニウムを主体とする金属原料を原料
気化器22内に収容して加熱するとともに、その原料気
化器に塩素系ガスを流入してAlCl3 ガスを生成さ
せ、この生成したΑlCl3 ガスを、外部電気炉25で
高温に加熱した反応容器26内に配置した溶湯器27内
のアルミニウム溶湯28に減圧雰囲気中で吹き掛けて反
応させることによりAlClガスを生成させ、ΑlCl
3 ガスおよびΑlClガスを反応容器内に設置した被処
理品としてのガスタービン翼29の冷却孔30に供給し
て、その冷却孔の内面に不均化反応による化学蒸着を行
わせる。ガスタービン翼29の冷却孔30へのΑlCl
3 ガスおよびΑlClガスの供給を、その冷却孔30の
冷却媒体排出側30aから行うとともに、ガスの排出
を、ガスタービン翼の冷却媒体流入側30bから行う。
Description
冷却孔または外表面に対する耐食または耐酸化性コーテ
ィングの形成技術に係り、特にハロゲン化アルミニウム
の不均化反応を利用して化学蒸着法を行うガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法に関するもの
である。
資源の有効利用の点から注目されており、そのガスター
ビンの高効率化の研究開発が積極的に行われている。ガ
スタービンにおいては、燃焼器出口ガス温度が高いほど
発電効率が上昇するため、ガスタービン入口温度の高温
化が推進されている。
空気からの海塩腐食粒子等の混入によって著しい高温腐
食や高温酸化の可能性があり、ガスタービンを構成する
高温機器や部品の材料、特にガスタービン動翼ならびに
ガスタービン静翼の材料にとっては、極めて過酷な環境
となっている。
耐熱性向上は勿論のこと、燃焼ガスへの耐食性、耐酸化
性向上も併せて要求される。このような過酷な環境下で
は、動翼材料や静翼材料として一般に使用されるNi
基、あるいはCo基の耐熱超合金鋼等の基材のみで対応
するには限界に達しており、高温耐食コーティングに関
する研究が併せて行われている。
要因、すなわちガスタービン翼1が受ける各種の負荷等
について、環境状況を模式的に示した図である。タービ
ン入口温度が1300℃を越える現在、ガスタービン翼
1には冷却孔2が必須条件として形成されており、この
冷却孔2には冷却媒体として空気、液体、ガスまたは蒸
気等が流通される。
給によってガスタービン翼1には燃焼ガス温度との差に
よる大きな熱応力が翼長さ方向aに生じるとともに、さ
らに同方向aには回転による遠心力が重畳される。
ら翼外表面に向かって、高温酸化、硫化腐食または燃焼
灰によるエロージョンなどの影響が及ぶものであり、こ
れらが大きい問題となっている。一般に、前者の熱応力
や遠心力は、高温強度に優れたガスタービン翼1の超合
金基材部分3で受け持ち、後者の高温酸化、硫化腐食、
エロージョン等は、翼表面の高温耐食コーティング被膜
4で分担させることが考えられている。
9−63303号(被覆超合金ガスタービン部品)、ま
たは特開昭53−112234号(溶射被覆超合金製品
と製法)などがある。これらの技術において、ガスター
ビン部品、特にガスタービン翼1の耐食コーティング技
術は、MCrAlY(MはNi、Co、Fe、またはそ
れらの複合材料等)の合金を、減圧プラズマ溶射、高速
爆発溶射、真空蒸着、スパッタリングなどの物理的蒸着
法(PVC;Phisical lVapor Deposition )を適用し
てコーティングされている。特に現在では、多種の合金
被膜を形成できる点から減圧プラズマ溶射法が多用され
ている。減圧プラズマ溶射法では、従来の大気中プラズ
マ溶射と比べて不活性ガス減圧下での溶射施工が可能で
あり、溶射材料の酸化や窒化が防止でき、予定通りの清
浄な被膜を形成することができる。
真空蒸着、スパッタリング等の物理的蒸着法によりコー
ティングされたMCrAlY合金被膜表面に、さらにA
lパック法等によってアルミニウムの耐食および耐酸化
コーティングを施し、よりー層の耐食および耐酸化性の
向上を図ることも行われている。
被処理品5をAlパック粉末6(被覆剤としてのアルミ
ニウムまたはその合金と、キャリアあるいは活性剤とし
てのハロゲン化アンモニウムあるいはハロゲン化アルカ
リ金属等と、Al203のような不活性充填剤とを混合
した粉末)中に埋没し、Arガス等をキャリアガス7と
して、非酸化性雰囲気中にて1000℃以上に加熱保持
することによりアルミニウムを被処理品5に拡散浸透さ
せ、NiAlやCoAlなどの金属間化合物を形成する
方法である。この化合物が高温域において酸素と結合
し、Al2 O3 等の保護被膜を生成し、耐食および耐酸
化性を向上させる。このNiAlやCoAl等の金属間
化合物の形成層の厚さは、処理時の保持時間および処理
温度によって制御できる。また、ハロゲン化物は、アル
ミニウム源から被処理品5へのAl移行を容易にするキ
ャリアあるいは活性剤として作用している。このような
Alパック法を示す公知文献としては、例えば特公昭5
9−34230号、特公昭61−10034号等があ
る。
を越えるガスタービンにおいては、ガスタービン翼の使
用中の温度を下げるために、ガスタービン翼内部に冷却
孔を設け、この冷却孔に冷却媒体を流入させて冷却を行
っている。
の冷却孔2の形状を示している。この図8に示すよう
に、冷却孔2は翼植込み部1a側から翼先端1b側に向
かって伸びた後、翼前縁部1cおよび翼後縁部1d側で
蛇行した複雑な形状の空洞となっており、冷却空気8は
翼植込み部1a側から冷却孔2内に供給されて、翼先端
1bおよび翼後縁部1dから排出されるようになってい
る。この冷却孔2の内表面に耐食および耐酸化性コーテ
ィングを施すことが望まれるが、コーティングに際して
は種々の問題がある。
スタービン翼1の冷却孔2の内表面にアルミニウムをコ
ーティングしようとする場合、冷却孔2が単純形状であ
れば適用も可能であるが、ガスタービン翼1の冷却孔2
が細孔で複雑形状の空洞となっているため、Alパック
粉末を充填することが困難である。
から被覆原料が供給されることから、目的のコーティン
グ膜厚を得ようとした場合には、それに応じた量のパッ
ク粉末剤を必要とする。しかし、冷却孔2は細孔で複雑
形状であるため、充填できるパック粉末剤の量は制限さ
れ、予定したコーティング膜厚を得ることができないば
かりでなく、処理後は固化したパック粉末剤を完全に除
去することができない等の問題がある。
冷却孔2のAlコーティングには、3価のハロゲン化ア
ルミニウムの不均化反応を利用した化学蒸着法(CV
D:Chemical Vapor Deposition) によりコーティング
する方法が適用されている。
従来技術を模式的に示したものである。すなわち化学蒸
着法では、外部電気炉9で高温に加熱した反応容器10
内にガスタービン翼1を配置し、この反応容器10内を
減圧雰囲気にして、Η2 ガス11、AlClガス12お
よびΗClガス13等の反応ガスを供給し、被処理品で
あるガスタービン翼1に吹付け、その表面に金属間化合
物を析出させるものである。
との還元作用によりアルミニウムを析出させようとする
と、熱力学的な反応の自由エネルギーによって1000
℃以上の高い処理温度と長時間の処理時間を必要とす
る。したがって、被処理品は熱によるダメージを受けや
すく、材料強度低下や製品の性能低下が起こるため、処
理後の熱処理を必要とするなど、種々の問題がある。
タービン翼1の冷却孔2が細孔で複雑形状であるため、
従来のいずれの方法においても、急激なガス流速の変
化、圧力の変動および反応生成ガスの逆拡散等によっ
て、冷却孔2の内面にAl被膜を均一にコーティングす
ることが困難である。
(翼植込み部1a側)からAlClガスを流入するため
に、AlClガスの入口近傍の冷却孔2の内表面ではコ
ーティング膜厚が厚く、中間部や冷却空気排出側(トレ
ーリングエッジ部側)のAlClガス出口近傍における
膜厚が薄くなる。つまり、冷却空気流入側ではΑlCl
ガスの濃度が高いためにNiAlなどの金属間化合物被
膜が厚くなり、冷却孔2の内面を通過することにより、
Alが奪われて中間部や冷却空気排出側に到達したΑl
Clガスの反応ガスは、Alガス濃度が極めて低下した
3価のハロゲン化アルミニウムのΑlCl3 ガスとな
る。このような低濃度状態のΑlClガスを冷却孔2に
供給しても、金属間化合物被膜の形成速度は遅く、膜厚
が薄くなる。
温度は、冷却孔2の冷却空気流入側(翼植込み部1a
側)では低温となり、冷却孔2の翼前縁部1c(リーデ
ィングエッジ部)や冷却空気排出側(翼後縁部1d側)
では高温となる。したがって、高温になる翼前縁部1c
側や翼後縁部1d側では金属間化合物の膜厚が薄いため
に、高温腐食および高温酸化が生じやすくなっていた。
からAlClガスを流入した場合には、冷却空気排出側
の出口付近では容積が急激に増大するため、急激なガス
流速の変化や圧力変動が生じ、ΑlClガスの反応ガス
の逆拡散等によって、冷却孔2の内面にNiAlの金属
間化合物被膜を均一にコーティングすることが困難であ
る。このため、冷却空気排出側の出口付近にガス流速を
制御する特別な治具を用いていた。
リターンフロー部2aでは反応ガス11,12,13の
流速が減速しやすく、金属間化合物14の膜厚が厚くな
って冷却空気の流量低下が生じ、冷却効率が著しく低下
する等の大きな問題があった。一方、減圧プラズマ溶
射、高速爆発溶射、真空蒸着、スパッタリングなどの物
理的蒸着法によりコーティングされたMCrAlY合金
被膜表面に、Alパック法による耐食および耐酸化コー
ティングを施し、さらに耐食性、耐酸化性等の向上を図
った場合においては、1000℃以上の高温で加熱処理
するために処理品が熱ダメージを受けやすく、材料の強
度低下が生じやすく、できるだけ低温で処理することが
望まれていた。
パック処理の後に、冷却孔2の化学蒸着によるAlコー
ティングを行う場合には、Alパック法により1000
℃以上の高温にてAlナイジングを行っていた。また、
ガスタービン翼1の冷却孔2の内表面は、Alパック法
による外表面のAlナイジング後、外表面をマスキング
したり、外表面に反応ガスが供給されないようにして、
化学蒸着により900℃以下の低温でAlナイジングを
行っていた。しかしながら、冷却孔2の化学蒸着による
Alコーティングに際しては、ガスタービン翼1の外表
面のマスキングが難しく、ΑlClガス2bの反応ガス
が外表面に漏れ、Alパック後の被膜と反応し、Αlパ
ックで得られた正常なコーティング膜を阻害する等の問
題があった。
もので、低い処理温度にて化学蒸着法によるAlコーテ
ィングを行うことができ、ガスタービン翼冷却孔内面の
耐食性および耐酸化性を向上させるとともに、Αlパッ
ク法の処理工程を廃止し、ガスタービン翼が熱ダメージ
を受けにくく、材料の強度低下や性能低下が起こり難い
最適温度で処理できるガスタービン翼の化学蒸着アルミ
ナイド被膜形成方法を提供することを目的とする。
めに、請求項1の発明は、アルミニウムを主体とする金
属原料を原料気化器内に収容して加熱するとともに、そ
の原料気化器に塩素系ガスを流入してAlCl3 ガスを
生成させ、この生成したΑlCl3 ガスを、外部電気炉
で高温に加熱した反応容器内に配置した溶湯器内のアル
ミニウム溶湯に減圧雰囲気中で吹き掛けて反応させるこ
とによりAlClガスを生成させ、ΑlCl3 ガスおよ
びΑlClガスを反応容器内に設置した被処理品として
のガスタービン翼の冷却孔に供給して、その冷却孔の内
面に不均化反応による化学蒸着を行わせるガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法であって、前
記ガスタービン翼の冷却孔へのΑlCl3 ガスおよびΑ
lClガスの供給を、その冷却孔の冷却媒体排出側から
行うとともに、当該ガスの排出を、ガスタービン翼の冷
却媒体流入側から行うことを特徴とする。
却空気排出側からΑICl3 ガスおよびAlClガス等
の反応ガスを供給し、ガスタービン翼の冷却空気流入側
から反応ガスを排出することで、ガスタービン翼の表面
温度が高く、特に高温腐食、高温酸化の環境にある冷却
孔の冷却空気排出側(トレーリングエッジ部)のAlコ
ーティング膜厚を厚くし、かつ、ガスタービン翼の表面
温度が比較的低く、高温腐食、高温酸化の問題が少ない
冷却空気流入側(翼植込み部側)のAlコーティング膜
厚を薄くすることができる。すなわち、アルミニウムの
低次塩化物であるAlClを作成して化学蒸着を行う方
法を用いることにより、アルミニウムの化学蒸着の低温
化を可能にし、例えば公ば被処理品表面にアルミニウム
を700℃の低温でコーティングすることができる。
ービン翼の冷却孔内面への化学蒸着アルミナイズド被膜
形成と同時に、ガスタービン翼の外表面への化学蒸着ア
ルミナイズド被膜形成を行うことを特徴とする。
内表面と外表面の内外面を同時に化学蒸着処理すること
で、ガスタービン翼の外表面のAlパック処理工程を廃
止するとともに、Αlパックよりも低い処理温度で、ガ
スタービン翼の外表面のAlナイジングが行える。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、ΑlCl3 ガスおよびΑlClガスのガス
タービン翼への供給は、反応容器内に独立的に設けた反
応ガス供給ラインを使用して行うことを特徴とする。
供給する反応ガスの供給ラインを、反応容器と独立した
ガスラインとすることで、ガスタービン翼の冷却孔内表
面と外表面のAl濃度を低下させることなく、Alナイ
ジングが行える。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、化学蒸着が完了したガスタービン翼を反応
容器に挿入したままで、後の熱処理を行うことを特徴と
する。
理品を反応容器に挿入したまま熱処理を行うことで、製
品の一連の製作時間が短縮するとともに、処理設備への
過大な投資が不要となる。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、加熱した原料気化器に充填する金属原料と
して、アルミニウム金属または合金の溶融粉砕粉、ペレ
ット、切削機切粉のいずれかを用いることを特徴とす
る。
填するアルミニウムまたはその合金として、溶融粉砕
粉、ペレット、旋盤等のバイトにより切出した切粉のい
ずれかを用いることで、反応ガス生成の反応率を高める
ことができる。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、外部電気炉によって高温に加熱した反応容
器内でアルミニウム溶湯を収容する溶湯器は、さらに内
部電気炉で全周を均熱加熱することを特徴とする。
熱した反応容器内に配置したアルミニウム溶湯を入れた
溶湯器を、内部電気炉で全周を均熱加熱したことで、被
処理品に供給するAlClガス濃度を高めることができ
る。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、高温に加熱した反応容器内にHClガスま
たはH2 ガスを直接流入することを特徴とする。
内にHCl、Η2ガスを直接流入して化学蒸着を行うこ
とで、AlCl3 ガスを生成する原料気化器を廃止する
ことができる。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、溶湯器およびこれに収容するアルミニウム
溶湯の表面積を変化させることにより、アルミニウム溶
湯とAlCl3 ガスとの反応率を制御することを特徴と
する。
ルミニウム溶湯と溶湯器の表面積を変え、アルミニウム
溶湯とAlCl3 ガスの反応率を制御することで、Al
Clガスの生成濃度を制御し、反応ガスと被処理品との
反応を加速することができる。
のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法において、アルミニウム溶湯を収容する溶湯器とし
て、るつぼまたは蒸発皿のいずれかを用いることを特徴
とする。
ルミニウム溶湯の溶湯器として、るつぼ、蒸発皿のいず
れかを用いることで、アルミニウム溶湯および溶湯器の
表面積を制御することができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、アルミニウム溶湯を収容する溶湯器の材
料として、セラミックスまたはカーボンのいずれかを用
いることを特徴とする。
ルミニウム溶湯の溶湯器材料として、セラミックス、カ
ーボンのいずれかを用いることで、アルミニウム溶湯と
溶湯器との反応をなくし、濃度の高いAlClガスを生
成することができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、AlClガスを被処理品としてのガスタ
ービン翼に供給するために使用する供給管の材質とし
て、金属、セラミックスまたはカーボンのいずれかを用
いることを特徴とする。
に供給する供給管の材質として、金属、セラミックス、
カーボンのいずれかを用いることで、AlClガスを濃
度を低下することなく、そのまま反応ガスを被処理品に
供給することができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、アルミニウム溶湯を収容する溶湯器の底
部側から反応ガスを吹き付け、反応ガスとアルミニウム
溶湯とをガス流速で撹拌することを特徴とする。
した溶湯器の底から反応ガスを吹き付け、反応ガスとア
ルミニウム溶湯とをガス流速で撹拌することで、濃度の
高いAlClガスを生成するとともに、反応率を向上さ
せることができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、外部電気炉によって高温に加熱する反応
容器内の温度を上部から下部まで850℃に均熱化する
ことを特徴とする。
熱した反応容器内の温度を、上部から下部まで850℃
に均熱化することで、最大の膜生成速度が得られ、短時
間にコーティングの被膜の厚膜化が図れる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、外部電気炉によって高温に加熱する反応
容器内の温度に、その反応容器の上部から下部までに亘
る温度勾配を設定することを特徴とする。
熱した反応容器内の温度に、上部から下部までに温度勾
配を設定することで、被処理品の処理温度を低温化する
ことができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、外部電気炉によって高温に加熱する反応
容器内の温度を、その上部で950℃とし、下部で90
0℃以下とすることを特徴とする。
熱した反応容器内の温度を上部では950℃とし、下部
では900℃以下とすることで、最大の膜生成速度が得
られ、短時間にコーティングの厚膜化が図れる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、反応容器から排出されるAlClガスを
再度、同一反応容器に流入して閉ループ状の経路により
化学蒸着を行わせることを特徴とする。
を再度、同一反応容器に流入して閉ループにより化学蒸
着を行うことで、何度もAlCl3 ガスを排気する必要
なく、化学蒸着処理を連続して行うことができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、反応容器から排出されるΑlCl3 ガス
を再度、他の外部電気炉にて高温に加熱した他の反応容
器内に流入させて、閉ループ状の経路により化学蒸着を
行わせることを特徴とする。
を再度、他の外部電気炉にて高温に加熱した他の反応容
器内に流入して閉ループにより化学蒸着を行うことで、
生産性を向上することができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、非処理品であるガスタービン翼として、
空気冷却、液体冷却、ガス冷却または蒸気冷却による冷
却孔を有するものを対象とすることを特徴とする。
却あるいはガス冷却あるいは蒸気冷却による冷却孔を有
する処理品を対象としたことで、耐食性および耐酸化性
を向上させ、冷却効率を高めることができる。
載のガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法において、非処理品であるガスタービン翼として、
コバルトまたはニッケルを含む金属群を基材とする超合
金で製作されたものを対象とすることを特徴とする。
はニッケル(Ni)を含む金属群を基材とする超合金で
製作された処理品を対象とすることで、耐食性および耐
酸化性が更に向上する。
ィングされるガスタービン翼は、従来方法によるものに
比較して、耐高温腐食性および耐高温酸化性が向上し、
長時間のAlコーティングの被膜寿命特性を有するもの
となる。
参照して説明する。
タービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜の形成方法を
実施するための装置系統を示す全体図であり、図2は図
1の要部を拡大して示す図である。図3は本実施形態の
方法による作用を示すための特性図で、温度と膜厚との
関係を示すグラフである。
に、アルミニウムを主体とする金属原料、例えばアルミ
ニウムまたはその合金(以下、Al原料という)21
を、原料気化器22内に収容して加熱するとともに、そ
の原料気化器22に、塩素系ガスとしてのΑlCl3 ガ
スおよびH2 ガスをボンベ23,24から流入させてA
lCl3 ガスを生成させる。生成したΑlCl3 ガスお
よびH2 ガスは、外部電気炉25で高温に加熱した反応
容器26内に配置した溶湯器27内のAl溶湯28に減
圧雰囲気中で吹き掛けて反応させ、これによりAlCl
ガスを生成させる。これらΑlCl3 、ΑlClガスお
よびH2 ガスなどの反応ガスを、反応容器26内に設置
した被処理品としてのガスタービン翼29の冷却孔30
に、その冷却孔30の冷却媒体排出側(トレーリングエ
ッジ部等の翼先端部および翼後縁部側)30aから供給
するとともに、当該ガスの排出は冷却孔30の冷却媒体
流入側(翼植込み部側)30bから行う。これにより、
冷却孔30の内表面に不均化反応による化学蒸着を行わ
せる。排出したガスは、真空ポンプ31を介して排ガス
処理装置32に送って廃棄処理する。
26内にはΑlCl3 ガスおよびH2 ガスを供給するた
めの独立した供給管33が設けられている。この供給管
33の先端側に拡張して形成された拡大部分33aに前
記溶湯器27が収容されている。また、供給管33のさ
らに先端側部分33bがガスタービン翼29の翼先端部
および翼後縁部側の冷却媒体排出側30aに連通すると
ともに、この供給管33の分離した排気用部分33cが
ガスタービン翼29の翼植込み部側に連通している。こ
れにより、反応容器26に供給される塩素系ガス2は、
反応容器26から真空ポンプ31によって外部に排出さ
れるまで、独立したガスの供給ライン内を流通し、反応
容器26内の供給管33外には流出しない。
る。原料気化器22は480℃に加熱され、この原料気
化器22の容器内にHCIガスおよびH2 ガスが流入し
てAl原料との反応によってΑlCl3 ガスが生成す
る。生成したΑlCl3 ガスを200℃以上の温度に保
持しながら、外部電気炉25で900℃以上に加熱され
た反応容器26内の溶湯器27に流入させる。ここで反
応容器26内の温度は、上部で950℃、下部で900
℃以下とすることが望ましい。この溶湯器27として
は、るつぼ、蒸発皿等のセラミックス材料や、カーボン
材料のいずれかを用いる。
を、Al溶湯28に適切に吹き掛け、反応ガスとしての
AlClガスを生成する。なお、溶湯器27を容量可変
形とし、その溶湯器27およびこれに収容するAl溶湯
28の表面積を変化させることによって、反応率を制御
することができる。また、溶湯器27の底部側から反応
ガスを吹付け、反応ガスとAl溶湯28とをガス流速で
撹拌すれば、濃度の高いAlClガスを生成するととも
に、反応率を向上させることができる。
冷却孔30の冷却空気排出側30aのトレーリングエッ
シ部から供給して化学蒸着を行う。AlClガスをガス
タービン翼29に供給する供給管30の材質としては金
属、セラミックス、カーボンのいずれかを用いる。ガス
タービン翼29と化学蒸着が完了したAlClガスは元
のAlCl3 ガスとなり、ガスタービン翼29の冷却空
気流入側30bの植込み部から排出される。反応容器2
6内の圧力は真空ポンプ31で制御しており、AlCl
3 ガスは真空ポンプ31から排ガス処理装置32へ排気
される。排ガス処理装置32はAlCl3 ガス、HCI
ガス、その他のガスをPH8〜13程度の苛性ソーダに
て中和処理し、大気へ放出する。
3 ガスを、外部電気炉25で加熱された反応容器26に
流入する場合、外部電気炉25で反応容器26の全周を
850℃に均熱に加熱して供給する。反応容器26内に
は内部電気炉34が設けられ、この内部電気炉34によ
って溶湯器27が反応容器26の温度と同一の860℃
に加熱されるとともに、ガスタービン翼29もこれらと
同一の860℃に加熱されている。そして、反応容器2
6に流入したAlCl3 ガスを、このAl28に適切に
吹き掛けることで、AlClガスが生成され、これがガ
スタービン翼21の冷却孔30の内表面に供給されて化
学蒸着が行われる。
29を反応容器26に挿入したままの状態で、反応容器
26内にH2 ガスを供給し、ガスタービン翼29が酸化
しない雰囲気を作る。この後、ガスタービン翼29の材
料強度の回復や組織の回復およびガスタービン翼29の
表面に析出する金属間化合物の組成を調整するために、
外部電気炉25にて反応容器26を材料の溶体化処理温
度に加熱して熱処理を行う。
0aから供給したAlClガスは、例えばガスタービン
翼材料であるNiやCo等の超合金基材と反応してNi
AlやCoAlの金属間化合物を形成する。反応の完了
したAlClガスは、Al濃度が低下した3価のハロゲ
ン化アルミニウムであるAlCl3 ガスとなって冷却空
気流入側から排出される。この時の反応は次の反応式
1、2、3で示すことができる。
る場合。
スを生成する場合。
合物を形成する場合。
AlCl3 ガスを外部電気炉25で反応容器26の全周
を850℃に均熱に加熱して供給することで得られる温
度と膜厚との関係を示した図である。
気排出側30aのトレーリングエッジ部からAlClガ
スを供給し、ガスタービン翼29の冷却空気流入側の植
込み部からAlCl3 ガスの排気ガスを排出させること
で、図3に示すように、ガスタービン翼21の表面温度
が最も高い冷却空気排出側(トレーリングエッジ部側)
30aのNiAlの金属間化合物の膜厚を厚くすること
ができ、かつガスタービン翼21の表面温度が比較的低
く、高温腐食、高温酸化の問題が少ない冷却空気流入側
(植込み部側)30bのAlコーティング膜厚を薄くす
ることができる。また、冷却空気流入側付近では容積が
急激に増大することもなく、急激なガス流速の変化や圧
力変動が生じない。
スは反応容器26から真空ポンプ31によって外部に排
出されるまで独立したガス供給ラインとし、反応容器2
6内の供給管33外にガスが流出しない構造としたこと
で、反応容器26とAlClガスとの反応を防止するこ
とができるとともに、処理を必要とする被処理品の表面
にのみΑlClガスを100%供給することができる。
29を反応容器26に挿入したままの状態で、反応容器
26にΗ2 ガスを供給し、ガスタービン翼29が酸化し
ない雰囲気を作り、外部電気炉25にて反応容器26を
材料の溶体化処理温度に加熱して熱処理を行うことで、
被処理品の取り出しや予熱の必要がなく、コーティング
施工工程が短縮されるとともに、ガスタービン翼29の
材料強度の回復や組織の回復、およびガスタービン翼2
1の表面に析出する金属間化合物の組成を調整すること
ができる。
lCl3 ガスを、外部電気炉25で加熱された反応容器
26内に流入する場合、外部電気炉25で反応容器26
の全周を850℃に均熱に加熱して供給することで、図
3に示すように、処理温度の低温化および短時間で厚膜
の金属間化合物を析出させることができる。
おけるガスタービン翼の冷却空気流入側からAlClガ
スを供給していた場合の冷却空気入口近傍の冷却孔の金
属間化合物の析出膜厚が厚く、中間部や冷却空気排出側
の出口近傍における金属間化合物の膜厚が薄くなってい
たことを防止でき、ガスタービン翼29の冷却孔30の
冷却空気排出側30aのトレーリングエッジ部からの反
応ガスの供給および冷却空気流入側30bの植込み部か
らの反応ガスの排出により、表面温度が最も高く、高温
酸化および高温腐食が最も顕著な部位に被膜の厚い耐食
および耐酸化コーティング被膜層を形成することがで
き、高温酸化および高温腐食を十分に防止することがで
きる。
に増大し、急激なガス流速の変化、圧力変動を生じたと
しても、ガスタービン翼29の表面温度が比較的低いた
めに高温腐食および高温酸化の問題は少なく、均一な膜
厚を必要としない。したがって、冷却空気排出側の出口
付近にガス流速を制御する特別な治具を用いる必要がな
い。
スは、反応容器26から真空ポンプ31によって外部に
排出されるまで独立したガス供給ラインとして、反応容
器26内にガスが流出しないようにするため、被処理品
の表面のみにAlClガス濃度の低下の少ない100%
のAlClガスを供給することができ、ガスタービン翼
29の冷却孔30やガスタービン翼29の外表面に短時
間で耐食および耐酸化コーティング被膜層を形成するこ
とができる。
反応をも防止できるため、反応容器26に付着するAl
の除去掃除が不要であり、メンテナンスを簡単にするこ
とができる。また、外部電気炉25で反応容器26の全
周を850℃に均一に加熱して均熱させることで、ガス
タービン翼29の処理温度を低温化し、ガスタービン翼
29がAlナイジング時に受ける熱ダメージを低減する
ことができ、材料強度や性能の低下を防止する効果が奏
されるとともに、材料強度を回復させるための熱処理も
不要とすることができる。さらにまた、化学蒸着が完了
したガスタービン翼29を反応容器26に挿人したまま
の状態で、反応容器26にΗ2 ガスを供給し、ガスター
ビン翼29が酸化しない雰囲気を作り、外部電気炉25
によって反応容器26を材料の溶体化処理温度に加熱し
て熱処理を行うことで、ガスタービン翼材料の強度回復
や組織の回復、およびガスタービン翼表面に析出する金
属間化合物の組成を調整できるため、コーティングした
ガスタービン翼29の信頼性や性能を更に向上できるよ
うになる。
4を参照して説明する。図4はガスタービン翼29の冷
却孔30の内表面とガスタービン翼29の外表面とを同
時に化学蒸着処理する場合を示す図である。
ガスの供給管33の先端側部分を拡大してマスキング槽
35を構成し、ガスタービン翼29の外表面を覆うよう
にしている。これにより、冷却孔30への反応ガスの供
給と同時にガスタービン翼29の外表面にも反応ガスを
供給し、両面に同時に化学蒸着処理を施すものである。
なお、マスキング槽35には金属、セラミックス、カー
ボンのいずれかを用いる。その他の要件は前記の第1実
施形態と同様であるから、説明を省略する。
ービン翼29の冷却孔30の内表面と、ガスタービン翼
29の外表面とを、マスキング槽35によって同時に化
学蒸着処理することで、Alパック法による処理温度
(1000℃以上)に比べて、900℃以下の低温で処
理することができるとともに、ガスタービン翼29の外
表面のAlパック処理工程を廃止することができるの
で、ガスタービン翼29がΑlナイジング時に受ける熱
ダメージを低減し、材料の強度低下および製品の性能低
下を防止することができる。
パック処理工程を廃止することができるため、Alパッ
ク後の耐食および耐酸化コーティング被膜を化学蒸着A
lナイジングによって阻害することなく、処理時間を短
縮するとともに、処理コストを低減することができる。
5を参照して説明する。図5は供給管33を閉ループ状
に構成して複数または同一の反応容器26での化学蒸着
を連続的に行えるようにした場合を示した図である。
対の反応容器26が閉ループ状の供給管33によって連
結されており、供給管33の往復路部分にそれぞれポン
プ36,37が設けられるとともに、流れ規制用の複数
の弁38,39が設けられている。
るAlCl3 ガスを再度、同一の反応容器26あるいは
他方の反応容器内26に流入させて、閉ループにより化
学蒸着を行うようにしている。
ービン翼29で冷却空気排出側30aから供給される反
応ガスは、例えばガスタービン翼材であるNi基超合金
と反応してNiAlの金属間化合物を形成し、反応の完
了したガスはAl濃度が低下した3価のハロゲン化アル
ミニウムのAlCl3 ガスとなって冷却空気流入側30
bから排出される。この時の反応は下記の反応式4に示
す通りである。
に、反応が完了したAlCl3 ガスを再度Alに吹き付
けることでAl濃度が回復し、NiAlの金属間化合物
を形成するに十分なAlClガスとすることができる。
弁38を開として一方の反応容器26(26a)に流入
させた後、同弁38を閉じ、出側の弁39を開として各
ポンプ36,37を起動する。これにより、一方の反応
容器26a内で反応が完了したAlCl3 ガスを再度同
一反応容器26a,あるいは他の反応容器内26(26
b)に流入させることで、AlCl3 ガスを排気するこ
となく、閉ループ作用によって化学蒸着処理を連続的に
行うことができる。これらの反応容器26を小型化し、
装置を数多く設けることにより、初期のAlCl3 ガス
の供給量を必要最小限にすることができる。
完了したAlCl3 ガスを再度、同一反応容器あるいは
他の反応容器内に流入することにより、生産性の向上が
図れるとともに、化学蒸着処理コストを大幅に低減する
ことができる等の利点が得られる。
ビン翼の表面温度が高く、高温腐食および高温酸化環境
にある冷却孔の冷却空気排出側のAlコーティング膜厚
を厚くするとともに、ガスタービン翼の表面温度が比較
的低く、高温腐食および高温酸化の問題が少ない冷却空
気流入側(植込み部)のAlコーティング膜厚を薄くし
て、温度とAlコーティング膜厚およびガス流速とAl
コーティング膜厚との関係を最適化することができる。
また、ガスタービン翼外表面のAlパック処理工程を廃
止し、ガスタービン翼がAlナイジング時に受ける熱ダ
メージを低減でき、材料強度や性能の低下を防止するこ
とができる。したがって、本発明の方法によってコーテ
ィングされるガスタービン翼によれば、従来方法によっ
てコーティングされるガスタービン翼と比較して、耐高
温腐食性および耐高温酸化性が向上し、長時間のAlコ
ーティング被膜寿命特性を有するものとなる等、多大な
効果が奏される。
イズド被膜形成方法を説明するための全体的模式図。
ための温度と膜厚との関係を示すグラフ。
図。
図。
況を示す模式図。
の模式図。
説明するための模式図。
属間化合物膜厚分布を示す翼断面図。
Claims (19)
- 【請求項1】 アルミニウムを主体とする金属原料を原
料気化器内に収容して加熱するとともに、その原料気化
器に塩素系ガスを流入してAlCl3 ガスを生成させ、
この生成したΑlCl3 ガスを、外部電気炉で高温に加
熱した反応容器内に配置した溶湯器内のアルミニウム溶
湯に減圧雰囲気中で吹き掛けて反応させることによりA
lClガスを生成させ、ΑlCl3 ガスおよびΑlCl
ガスを反応容器内に設置した被処理品としてのガスター
ビン翼の冷却孔に供給して、その冷却孔の内面に不均化
反応による化学蒸着を行わせるガスタービン翼の化学蒸
着アルミナイズド被膜形成方法であって、前記ガスター
ビン翼の冷却孔へのΑlCl3 ガスおよびΑlClガス
の供給を、その冷却孔の冷却媒体排出側から行うととも
に、当該ガスの排出を、ガスタービン翼の冷却媒体流入
側から行うことを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着
アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のガスタービン翼の冷却孔
内面への化学蒸着アルミナイズド被膜形成と同時に、ガ
スタービン翼の外表面への化学蒸着アルミナイズド被膜
形成を行うことを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着
アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、Αl
Cl3 ガスおよびΑlClガスのガスタービン翼への供
給は、反応容器内に独立的に設けた反応ガス供給ライン
を使用して行うことを特徴とするガスタービン翼の化学
蒸着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、化学
蒸着が完了したガスタービン翼を反応容器に挿入したま
まで、後の熱処理を行うことを特徴とするガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項5】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、加熱
した原料気化器に充填する金属原料として、アルミニウ
ム金属または合金の溶融粉砕粉、ペレット、切削機切粉
のいずれかを用いることを特徴とするガスタービン翼の
化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項6】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、外部
電気炉によって高温に加熱した反応容器内でアルミニウ
ム溶湯を収容する溶湯器は、さらに内部電気炉で全周を
均熱加熱することを特徴とするガスタービン翼の化学蒸
着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項7】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、高温
に加熱した反応容器内にHClガスまたはH2 ガスを直
接流入することを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着
アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項8】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、溶湯
器およびこれに収容するアルミニウム溶湯の表面積を変
化させることにより、アルミニウム溶湯とAlCl3 ガ
スとの反応率を制御することを特徴とするガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項9】 請求項1または2記載のガスタービン翼
の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、アル
ミニウム溶湯を収容する溶湯器として、るつぼまたは蒸
発皿のいずれかを用いることを特徴とするガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項10】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、ア
ルミニウム溶湯を収容する溶湯器の材料として、セラミ
ックスまたはカーボンのいずれかを用いることを特徴と
するガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成
方法。 - 【請求項11】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、A
lClガスを被処理品としてのガスタービン翼に供給す
るために使用する供給管の材質として、金属、セラミッ
クスまたはカーボンのいずれかを用いることを特徴とす
るガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法。 - 【請求項12】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、ア
ルミニウム溶湯を収容する溶湯器の底部側から反応ガス
を吹き付け、反応ガスとアルミニウム溶湯とをガス流速
で撹拌することを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着
アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項13】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、外
部電気炉によって高温に加熱する反応容器内の温度を上
部から下部まで850℃に均熱化することを特徴とする
ガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方
法。 - 【請求項14】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、外
部電気炉によって高温に加熱する反応容器内の温度に、
その反応容器の上部から下部までに亘る温度勾配を設定
することを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着アルミ
ナイズド被膜形成方法。 - 【請求項15】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、外
部電気炉によって高温に加熱する反応容器内の温度を、
その上部で950℃とし、下部で900℃以下とするこ
とを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズ
ド被膜形成方法。 - 【請求項16】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、反
応容器から排出されるAlClガスを再度、同一反応容
器に流入して閉ループ状の経路により化学蒸着を行わせ
ることを特徴とするガスタービン翼の化学蒸着アルミナ
イズド被膜形成方法。 - 【請求項17】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、反
応容器から排出されるΑlCl3 ガスを再度、他の外部
電気炉にて高温に加熱した他の反応容器内に流入させ
て、閉ループ状の経路により化学蒸着を行わせることを
特徴とするガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被
膜形成方法。 - 【請求項18】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、非
処理品であるガスタービン翼として、空気冷却、液体冷
却、ガス冷却または蒸気冷却による冷却孔を有するもの
を対象とすることを特徴とするガスタービン翼の化学蒸
着アルミナイズド被膜形成方法。 - 【請求項19】 請求項1または2記載のガスタービン
翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法において、非
処理品であるガスタービン翼として、コバルトまたはニ
ッケルを含む金属群を基材とする超合金で製作されたも
のを対象とすることを特徴とするガスタービン翼の化学
蒸着アルミナイズド被膜形成方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP00319796A JP3651710B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ガスタービン翼の化学蒸着アルミナイズド被膜形成方法 |
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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| JP2014231780A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | Alコーティング方法とガスタービン翼 |
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| CN119710646A (zh) * | 2025-03-03 | 2025-03-28 | 山西禧佑源民机完工中心有限公司 | 一种飞机涡轮叶片生产用表面镀覆装置 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP00319796A patent/JP3651710B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN110029305B (zh) * | 2019-04-17 | 2021-09-28 | 华能国际电力股份有限公司 | 锅炉管用铁素体-马氏体耐热钢及其表面化学热处理工艺 |
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