JPH09196676A - レーザ測量装置 - Google Patents

レーザ測量装置

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JPH09196676A
JPH09196676A JP563296A JP563296A JPH09196676A JP H09196676 A JPH09196676 A JP H09196676A JP 563296 A JP563296 A JP 563296A JP 563296 A JP563296 A JP 563296A JP H09196676 A JPH09196676 A JP H09196676A
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JP
Japan
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laser
focusing lens
laser light
operation signal
rotation speed
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Withdrawn
Application number
JP563296A
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English (en)
Inventor
Masato Hara
正人 原
Teruo Sakai
照男 坂井
Satoshi Takami
敏 高見
Kensho Takahashi
憲昭 高橋
Eiichi Ito
栄一 伊藤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面までの距離を入力するだけで投光部の回
転速度調整及びビームウェスト位置調整を行うことがで
き、それ故に調整時間を短縮することができるレーザ測
量装置を提供する。 【解決手段】操作信号発生回路80は、スイッチSW1
及びSW2からの操作によって、距離値信号を発生す
る。合焦レンズ位置制御部1は、この距離値の位置にビ
ームウェストを形成するように、レーザ光のビームエキ
スパンダとして機能する合焦レンズを所定の位置に進退
する。リミッタ回路83は、ビームウェストが形成され
る位置を示す距離値を、一定範囲内に制限する。回転走
査速度制御部2は、このリミッタ回路83から出力され
た距離値に応じ、この距離に適応した速度でレーザビー
ム走査がなされるように、回転投光部を回転駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを所
定面内で走査することによって基準線を壁面等の被投射
面に投射するレーザ測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木,建築等の分野では、水
平線や垂直線の墨出しを行うためのレーザ測量装置(い
わゆるレーザプレーナ)が使用されている。このレーザ
測量装置は、レーザ光を射出する投光部を回転させてこ
のレーザ光を周方向に走査し、このレーザー光の軌跡に
よって壁面等の被投射面に垂直方向又は水平方向の基準
線を投射するものである。
【0003】このようなレーザ測量装置は、基準線が投
射される壁面に対して様々な距離の位置に設置される。
この場合、投光部の回転速度が一定であれば、近距離の
壁面上ではレーザ光の走査速度が遅くなり、遠距離の壁
面上ではレーザ光の走査速度が早くなってしまう。但
し、走査速度が遅すぎると、投射されたレーザ光の軌跡
が線として視認できない。また、走査速度が早すぎる
と、壁面上の一点におけるレーザ光照射時間が短くなる
ので、見かけ上の照射輝度が低くなる。そのため、壁面
までの距離に応じて投光部の回転速度を調整して、壁面
上でのレーザ光の走査速度を一定範囲に制限する必要が
生じる。
【0004】また、レーザ光にはビームウェストが存在
し、ビームウェスト位置においてレーザ光のビーム径が
最小となり、その前後においてはレーザ光のビーム径が
徐々に拡大していく。従って、ビームウェストから外れ
た位置に壁面が配置されている場合には、投射される基
準線が太くなってしまい、基準線に沿ってマーキングを
行う墨出し作業が困難になる。そのため、壁面までの距
離に応じて、レーザ光投射光学系のレンズ位置を調整し
て、壁面上にビームウェストが位置するようにする必要
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザ測量装置は、これら投光部の回転速度調整,及び
ビームウェスト位置調整が各々別個独立になされるよう
に構成されていた。従って、壁面等の被投射面までの距
離が変わる都度、これら回転速度調整及びビームウェス
ト位置調整を、夫々行わなければならないので、調整作
業が煩雑で時間が掛かっていた。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、壁面までの距離を入力するだけで、レーザ
光の回転速度調整及びビームウェスト位置調整を行うこ
とができ、調整時間を短縮することができるレーザ測量
装置を提供することを、課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるレーザ測量
装置は、レーザ光源と、このレーザ光源から発振された
レーザ光を外部に出射する出射部と、前記レーザ光源か
ら前記出射部までの前記レーザ光の光路内にその光軸方
向に進退自在に配置され、その配置位置に従って前記レ
ーザ光のビームウェスト形成位置を変化させる合焦レン
ズと、前記出射部によるレーザ光の出射方向を一定平面
内で回転させる回転手段と、前記合焦レンズの配置位置
と前記回転手段による前記レーザ光の回転速度とを連動
して変化させる制御手段とを備えたことを特徴とする
(請求項1に対応)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。各実施例の詳細な説明を行う前
に、本発明の各構成要件の概念を説明する。 (合焦レンズ)合焦レンズは、その光軸方向に進退する
ことによりレーザ光の波面の曲率半径を変化させるレン
ズである。従って、半導体レーザから発散するレーザ光
に対するコリメータレンズを兼ねていても良いし、平行
光であるレーザビームのビーム径を拡大するビームエキ
スパンダを構成するレンズを兼ねていても良い。 (回転手段)回転手段は、出射部自体を回転させるもの
であっても良いし、出射部の内部において光路を回転さ
せるものであっても良い。また、レーザ光源を含めてレ
ーザ測量装置全体を回転させるものであっても良い。 (制御手段)制御手段は、レーザ光のビームウェストの
位置に適した回転速度で、レーザ光の出射方向を回転さ
せるように構成することができる(請求項2に対応)。
また、制御手段は、合焦レンズを駆動する合焦レンズ駆
動手段を備えていても良い。この場合には、回転手段に
よってその出射方向が回転されているレーザ光の走査速
度が最適になる位置にレーザ光のビームウェストを形成
するように、合焦レンズを駆動する(請求項3に対
応)。さらに、制御手段は、ビームウェストの位置が比
較的近距離の時にはレーザ光の出射方向が比較的高速度
で回転するように制御し、ビームウェストの位置が比較
的遠距離の時にはレーザ光の出射方向が比較的低速度で
回転するように制御するようにしても良い(請求項4に
対応)。このようにすれば、ビームウェスト位置に配置
された壁面上でのレーザ光の走査速度が或る程度一定に
なるので、レーザ光の軌跡が残像現象により線として見
え、且つその照射輝度が明るくなる。 制御手段の構成
は、具体的には、外部操作によりその値が増減する操作
信号を発生する操作信号発生手段と、この操作信号発生
手段によって発生された操作信号の値の増減に従って合
焦レンズの配置位置を制御する合焦レンズ位置制御部
と、この合焦レンズ位置制御部によって制御された合焦
レンズの配置位置に従ってレーザ光の出射方向の回転速
度を制御する回転速度制御部とすることができる(請求
項5に対応)。また、外部操作によりその値が増減する
操作信号を発生する操作信号発生手段と、この操作信号
発生手段によって発生された操作信号の値の増減に従っ
て合焦レンズの配置位置を制御する合焦レンズ位置制御
部と、この操作信号発生手段によって発生された操作信
号の値の増減に従ってレーザ光の出射方向の回転速度を
制御する回転速度制御部としても良い(請求項6に対
応)。また、外部操作によりその値が増減する操作信号
を発生する操作信号発生手段と、この操作信号発生手段
によって発生された操作信号の値の増減に従ってレーザ
光の出射方向の回転速度を制御する回転速度制御部と、
この回転速度制御部によって制御されたレーザ光の出射
方向の回転速度に従って合焦レンズの配置位置を制御す
る合焦レンズ位置制御部としても良い(請求項7に対
応)。
【0009】また、回転速度制御部によるレーザ光の出
射方向の回転速度の変化範囲を一定範囲に制限し、その
範囲外においては合焦レンズ位置制御部による合焦レン
ズの配置位置制御が行われていても回転速度を一定に保
つようにしても良い(請求項8に対応)。このようにす
れば、回転速度が遅くなりすぎてレーザビームが壁面上
から消失する時間が長くなる問題や、回転速度が速くな
りすぎる問題が解決される。
【0010】
【実施例1】以下、本発明の第1実施例を説明する。 <実施例の構成>図1は、本実施例によるレーザ測量装
置の構成を示す断面図である。この図1は、水平方向へ
のレーザ光走査を行うためにレーザ測量装置を鉛直方向
に立てた状態を示している。
【0011】図1に示すように、レーザ測量装置11
は、略円筒状の本体ハウジング12と、この本体ハウジ
ング12の上端面12bからその回転投光部15を突出
させた状態でこの本体ハウジング12内に格納された投
光装置13と、この投光装置13の回転投光部15を囲
繞する上部ハウジング16と、投光装置13の駆動用バ
ッテリを収容するために本体ハウジング2の底部に設け
られたバッテリーケース17とから構成されている。 〔本体ハウジング〕本体ハウジング12の上端面12b
には、その中心軸と同軸に、すり鉢状の摺動案内部19
が形成されている。この摺動案内部19の底面には、円
形の摺動穴19aが、その中心軸と同軸に形成されてい
る。
【0012】この摺動案内部19の側方にあたる本体ハ
ウジング12の内面には、その中心軸に向けて突出形成
されたブラケット42が形成されている。このブラケッ
ト42は、本体ハウジング12の中心軸を中心として相
互に90度ずれた位置に、2個形成されている。また、
これら2個のブラケット42と中心軸とでなす角を二等
分する方向における摺動案内部19外面(本体ハウジン
グ12内部の面)には、支持突起51が形成されてい
る。
【0013】また、本体ハウジング12の下端面には、
その中心軸と同軸に、円孔12aが形成されている。 〔バッテリーケース〕バッテリーケース17は、本体ハ
ウジング12の外径と同径の円筒形状を有している。こ
のバッテリーケース17の上端面及び下端面の中心に
は、本体ハウジング12の下端面に形成された円孔12
aと重なる円孔17a,17aが形成されている。 〔上部ハウジング〕上部ハウジング16は、本体ハウジ
ング12の中心軸と同軸の円筒状の透明部材からなる出
射部としての窓16bと、この窓16bの端面を閉じる
不透明部材からなる蓋16cとから構成されている。こ
の蓋16cの中心には、透明部材36が填め込まれてい
る円孔16aが形成されている。 〔投光装置〕投光装置13は、回転投光部15と、ベア
リング10を介してこの回転投光部15を回転自在且つ
同軸に保持する本体部20とから、構成されている。こ
の本体部20には、その中心軸に沿ってその全体を貫通
する中空のレーザ光光路20bと、このレーザ光光路か
ら直角に分岐したレーザ光光路20aとが、形成されて
いる。また、回転投光部15には、このレーザ光光路2
0bと同軸に連通するとともにその回転軸と同軸に形成
された中空のレーザ光光路15a,及びこのレーザ光光
路15aに連通するとともに端面方向及び側方に開口を
有するペンタプリズム収納部15bが、形成されてい
る。 (レーザ出射光学系)これら各レーザ光光路20a,2
0b,15a内に内蔵されているレーザ出射光学系の光
学構成を、図1及び図2を参照して説明する。
【0014】本体部20内のレーザ光光路20a及び2
0bの交点には、偏光ビームスプリッタ27が固定され
ている。また、このレーザ光光路20aの端面には、レ
ーザダイオード23が固定されており、その中間部に
は、コリメータレンズ24及びアナモフィックレンズ1
8が固定されている。また、レーザ光光路20b内のバ
ッテリケース側には、ウェッジプリズム29a,29b
が固定されている。また、レーザ光光路20b内の回転
投光部側には、λ/4板28,半透膜28a,ビームエ
キスパンダを構成する前群レンズ31及び後群レンズ3
2が配置されている。また、回転投光部15のペンタプ
リズム収容部15b内には、ペンタプリズム35及び楔
型プリズム34が固定されている。
【0015】レーザ光源としてのレーザダイオード23
は、偏光ビームスプリッタ27の偏光分離面27aに対
するS偏光面(紙面に垂直な面)内で直線偏光するレー
ザ光L0を発振する。コリメータレンズ24は、レーザ
ダイオード23から出射されたレーザ光L0を平行光に
するレンズである。また、アナモフィックレンズ18
は、コリメータレンズ24を透過したレーザ光L0の断
面形状を真円形に修正するためのレンズである。
【0016】偏光ビームスプリッタ27内には、レーザ
ダイオード23からのレーザ光L0の光軸に対してλ/
4板28側に45度傾いた偏光分離面27aが形成され
ている。この偏光分離面27aは、S偏光を100パー
セント反射するとともにP偏光を100パーセント透過
する特性を有している。従って、アナモフィックレンズ
18を透過したレーザ光L0は、100パーセントλ/
4板28側へ反射される。
【0017】λ/4板28は、光軸を中心にその光学軸
の方向を偏光分離面27aに対するP偏光面(紙面と平
行な面)に対して45度傾けた状態で、偏光ビームスプ
リッタ27に貼付けられている。従って、λ/4板28
は、入射した直線偏光を円偏光に変換する。このλ/4
板28のペンタプリズム側面には、レーザ光L1の一部
を偏光ビームスプリッタ27に向けて反射する半透膜2
8aが貼り付けられている。この半透膜28aにおいて
反射された円偏光のレーザ光L2は、λ/4板28に再
入射し、P偏光に変換されて、偏光ビームスプリッタ2
7を透過する。
【0018】この偏光ビームスプリッタ27を透過した
レーザ光L2は、ウェッジプリズム29a,29bを透
過し、透光装置3の下端からその軸の延長線方向に出射
される。
【0019】一方、半透膜28aを透過したレーザ光L
1が入射する前群レンズ31は負レンズであり、レーザ
光光路20b内に挿入された摺動円筒部材30内に保持
され、光軸a方向に進退自在となっている。また、この
前群レンズ31によって発散されたレーザ光が入射する
後群レンズ32は正レンズであり、レーザ光光路20b
内に固定されている。これら前群レンズ31及び後群レ
ンズ32はビームエキスパンダを構成している。前群レ
ンズ31を進退させると、後群レンズ32との間の間隔
が変化するので、プリズム35から出射されるレーザ光
L3の波面の曲率半径Rが変化する。
【0020】一般に、レーザ光においては、そのビーム
ウェスト位置BWでのビーム径をW 0,ビームウェスト
位置BWから距離xだけ離れた位置(図2に示すペンタ
プリズム35の光出射面35dの位置)でのビーム径を
W,その位置での波面の曲率半径をR,レーザビームの
波長をλとすると、ビームウェスト位置BWから距離x
だけ離れた位置のビーム径Wは下記式(1)となり、そ
の波面の曲率半径Rは下記式(2)となる(「結像光学
入門」 松井吉哉著 啓学出版 第112〜115頁参照)。
【0021】 W=W0{1+(4λx/πW0 2)2}1/2 ……(1) R=x {1+(πW0 2/4λx)2} ……(2) これら式(1)及び(2)は、下記式(3)及び(4)
のように書き換えることができる。
【0022】 W0=W{1+(πW2/4λR)2}-1/2 ……(3) x =R{1+(4λR/πW2)2}-1 ……(4) 従って、前群レンズ31を光軸方向に適宜進退させ、図
2に示すペンタプリズム35の光出射面35dの位置に
おけるレーザ光のビーム径W及び波面の曲率半径を変化
させることにより、所定の距離xに位置する壁面上にビ
ームウェストBWを形成することができる。
【0023】後群レンズ32を透過したレーザ光L1が
入射するペンタプリズム35は、回転投光部15のペン
タプリズム収納部15b内に、この回転投光部15と一
体に回転するように固定されている。このペンタプリズ
ム35は、レーザ光が入射する光入射面35cと、この
光入射面35cに対して22.5度傾いているとともに
この光入射面35cから入射したレーザ光が入射する第
1の反射面35aと、この第1の反射面35aに対して
45度傾いているとともにこの第1の反射面35aで反
射されたレーザ光を再度反射する第2の反射面35b
と、光入射面35cに対して直角をなしているとともに
第2の反射面35bで反射されたレーザ光L3を出射す
る光出射面35dとを有している。従って、ペンタプリ
ズム35の図1及び図2の面内における傾き如何に拘ら
ず、レーザ光L1の光軸との間の角度が常に90度に保
持されて、出射レーザ光L3が回転投光部15の側面に
形成された投光用窓33から出射される。
【0024】なお、第2の反射面35bには増反射膜が
アルミニューム蒸着によって形成されているので、この
第2の反射面35bにおいてレーザ光は100パーセン
ト内面反射する。一方、第1の反射面35aには反射率
70〜80パーセントの半透膜14が形成されている。
従って、20〜30パーセントのレーザ光L4が、この
第1の反射面35aを透過し、楔型プリズム34を通っ
て、回転投光部15の上端に形成された開口からその軸
の延長方向に出射される。
【0025】ペンタプリズム35の光出射面35dから
出射されたレーザ光L3は、上部ハウジング16の窓1
6bを透過して、この光出射面35dから距離xだけ離
れた位置にビームウェストBWを形成する。 (傾動機構)次に、図1に戻り、投光装置13を本体ハ
ウジング12内においてあらゆる方向に傾動可能とする
ための構成を説明する。
【0026】この本体部20の上部には、摺動案内部1
9内に保持される膨出部21が形成されている。この膨
出部21は、摺動孔19aの内径よりも大径の外径を有
する円筒状部分とこの大径の円筒状部分と他の部分とを
繋ぐ半球面部分とから構成されている。従って、この膨
出部21は、その半球面部分が摺動孔19a内に当接し
た状態で、摺動孔19aから脱落することなく保持され
ている。投光装置13の本体ハウジング12への保持
は、この部分の接触によってのみなされているので、摺
動孔19a内で膨出部21の半球面部分を回転させるこ
とにより、投光装置13全体をその半球部分の球心を中
心にあらゆる方向に傾動させることができる。
【0027】この傾動を行うための機械構成を説明す
る。先ず、本体部20の突出部21よりも下方の部分と
支持突起51との間には、引張りバネ52が張られてい
る。そのため、膨出部21には、引張りバネ52による
回転トルクが加えられている。
【0028】また、摺動案内部19には、その中心軸か
ら見て各ブラケット42と同じ方向に、2本のスリット
19bが形成されている。また、膨出部21の最上部に
は、その中心軸から見て各スリット19bと同じ方向に
駆動アーム37が突出形成されている。各駆動アーム3
7は、下部方向に向かって傾斜しており、夫々対応する
スリット19bを通って本体ハウジング12内に入り込
んでいる。これら各駆動アーム37の先端には、膨出部
21の球心の方向を向いたピン40が形成されている。
【0029】一方、各ブラケット42と本体ハウジング
12の上端面12bとの間には、調整用スクリュー45
が本体ハウジング12の中心軸と平行に回転自在に掛け
渡されている。各調整用スクリュー45は、ピニオン4
9及び伝動ギヤ50を介して、各ブラケット42上に固
定された各レベル調整用モータ(X方向レベル調整用モ
ータ44,Y方向レベル調整用モータ76)により回転
される。また、各調整用スクリュー45には、調整用ナ
ット46が螺合されている。調整用ナット46の外面に
は、ピン40と接触する作動ピン47が突出形成されて
おり、膨出部21の回転を規制している。
【0030】各調整用ナット46は、図示せぬ回転規制
手段によって本体ハウジング12に対する回転が規制さ
れているので、各レベル調整用モータ44,76により
調整用スクリュー46が回転駆動されると、上下に昇降
する。従って、各作動ピン47に弾設しているピン40
がこの昇降に追従して昇降するので、膨出部41がこの
昇降の方向に従って何れかの方向に回転するのである。
即ち、図1に示されるX方向レベル調整用モータ44を
回転駆動することにより、図1の面内(X方向)におけ
る投光装置13の傾動量が調整される。また、図1にお
いて膨出部41の影に隠れているY方向レベル調整用モ
ータ76を回転駆動することにより、図1の上下方向に
沿って立てた面内(Y方向)における投光装置13の傾
動量が調整される。
【0031】これら各レベル調整用モータ44,76を
制御するための回路構成を説明する。図1に示すよう
に、投光装置13の下側端部には、投光装置13の軸
(レーザ光線L1の光軸)の鉛直方向に対する傾きのX
方向成分を検出するX方向のレベル検知センサ73が、
ステー71を介して取り付けられている。同様に、投光
装置13の下側端部には、投光装置13の傾きのY方向
成分を検出するY方向のレベル検知センサ72が、ステ
ー70を介して取り付けられている。これらX方向のレ
ベル検知センサ73及びY方向のレベル検知センサ72
からの傾き検知データは、図3に示すように、夫々自動
レベル調整回路74に入力される。この自動レベル調整
回路74は、Y方向のレベル検知センサ72の傾き検知
データが“傾き量=0”を示すようにY方向レベル調整
用モータ76を回転制御し、X方向のレベル検知センサ
73の傾き検知データが“傾き量=0”を示すようにX
方向レベル調整用モータ44を回転制御する。 (回転機構)次に、回転投光部15を本体部20に対し
て回転させるための回転手段としての機構につき説明す
る。
【0032】ベアリング10を介して本体部20に対し
て回転自在に接続された回転投光部15の外周面には、
ギア69が固定されている。一方、本体部20の膨出部
21の上端面には、外方に向けて突出させたブラケット
65が設けられている。このブラケット65には、投光
部回転用モータ66が固定されており、この投光部回転
用モータ66の回転軸に取り付けられたピニオン67が
回転投光部15のギア69に噛み合っている。従って、
投光部回転用モータ66を回転制御することにより、回
転投光部15がレーザ光L1の光軸を中心に回転する。
その結果、ペンタプリズム35の光出射面35dから出
射されるレーザ光L3の出射方向が回転投光部15の回
転軸を中心に回転するので、この回転軸に直交する基準
線が壁面に投射される。
【0033】なお、このギア69の周縁部近傍には、周
方向に沿って一定間隔でスリットが形成されている。一
方、本体部20の膨出部21の上端面には、このギヤ6
9のスリットの通過をフォトインタラプタで検出するこ
とによって回転投光部15の回転量を検出する回転速度
検出器85が固着されている。 (合焦機構)次に、合焦レンズとしての前群レンズ31
を光軸方向に進退駆動して、上述したようにビームウェ
ストBWの形成位置を調整するための合焦レンズ駆動手
段としての構成について説明する。
【0034】投光装置13の本体部20の壁面における
摺動円筒部材30の移動範囲近傍の箇所には、その内外
面を貫通するスリット63が形成されている。このスリ
ット63を上下から挟むように、本体部20の外面に
は、ブラケット53及びブラケット55が突出形成され
ている。これらブラケット53,55の間には合焦用ス
クリュー56が本体部20の中心軸と平行に回転自在に
掛け渡されている。この合焦用スクリュー56には、合
焦用ナット57が螺合している。この合焦用ナット57
には、スリット63を通り抜けてその一端が摺動円筒部
材30に固定された伝達リンク62の他端が固定されて
いる。
【0035】合焦用スクリュー56は、ピニオン60及
び伝達ギヤ61を介して、ブラケット53上に固定され
た合焦用モータ59によって回転駆動される。従って、
この合焦用モータ59を回転制御することにより、前群
レンズ(合焦レンズ)31を光軸方向に進退させて、ビ
ームウェストBWの形成位置を移動させることができ
る。
【0036】なお、合焦用スクリュー56のブラケット
55側端部は、このブラケット55を貫通して、このブ
ラケット55の反対側面に固設された合焦レンズ位置検
出器82に直結している。この合焦レンズ位置検出器8
2は、この合焦用スクリュー56の回転量をボリューム
で検出することによって前群レンズ(合焦レンズ)31
の位置を検出する。 〔距離調整回路〕次に、前群レンズ31の位置調整を行
うための合焦レンズ位置制御部1と回転投光部15の回
転速度調整を行うための回転走査速度制御部2とを連動
させるための制御手段としての構成を、図4を用いて説
明する。
【0037】図4において、スイッチSW1及びSW2
は、本体ケーシング12の外面に設けられており、レー
ザ光L3による基準線を投射する壁面までの距離を入力
するアップダウンキーを構成し、その押下信号を操作信
号発生回路80に入力している。
【0038】操作信号発生回路80は、内部的に一定の
距離値を発生して図示せぬ表示器に表示するとともに、
合焦レンズ位置制御部1に入力している。そして、スイ
ッチSW1が一回押下される毎に、その距離値を単位距
離だけ加算し、スイッチSW2が一回押下される毎に、
その距離値を単位距離だけ減算する。
【0039】合焦レンズ位置制御部1は、操作信号発生
回路80からの距離値が入力される合焦用モータ駆動回
路81,合焦用モータ59,及び合焦レンズ位置検出器
82から構成されている。合焦レンズ位置検出器82
は、前群レンズ31の位置に対応した出力値を、合焦用
モータ駆動部81にフィードバックしている。なお、こ
の出力値は、この前群レンズ31によって形成されるビ
ームウェストBWの距離値に単位変換されている。合焦
用モータ駆動回路81は、操作信号発生回路80から入
力された距離値を目標値として、合焦レンズ位置検出器
82からフィードバックされた距離値がこの目標値に一
致するように、合焦用モータ59を回転駆動する。その
結果、スイッチSW1,SW2によって入力された距離
の位置に、レーザ光L3のビームウェストBWが形成さ
れることになる。
【0040】合焦レンズ位置検出器82からの出力値
(距離値)は、また、リミッタ回路83に入力してい
る。このリミッタ回路83は、合焦レンズ位置検出器8
2から入力される距離値が5〜50mの時にはその距離
値をそのまま出力するが、入力された距離値が5m以下
になったときには一律に距離値5mを出力し、また、入
力された距離値が50m以上になったときには一律に距
離値50mを出力するものである。即ち、次段の合焦レ
ンズ位置制御部2に入力される距離値を5〜50mの範
囲に制限する回路である。
【0041】回転走査速度制御部2は、リミッタ回路8
3からの距離値が入力される投光部回転用モータ駆動回
路84,投光部回転用モータ66,及び回転速度検出器
85から構成されている。回転速度検出器85は、回転
投光部15の回転速度[rpm]を示す出力値を、投光
部回転用モータ駆動回路84にフィードバックしてい
る。投光部回転用モータ駆動回路84は、リミッタ回路
83から入力された距離値に対して下記式(5)で表現
される単位変換を行い、その距離に適した回転速度[r
pm]に変換する。
【0042】回転速度[rpm]=332.5−6.5
5×距離値[m]……(5)投光部回転用モータ駆動回
路84は、このような単位変換によって得られた回転速
度を目標値として、回転速度検出器85からフィードバ
ックされた出力値(回転速度)がこの目標値に一致する
ように、投光部回転用モータ66を回転駆動する。その
結果、スイッチSW1,SW2によって入力された距離
の位置において、レーザ光L3が一定範囲の速度で走査
されることになる。 <実施例の作用>上記構成を有する本実施例によるレー
ザ測量装置11の動作を説明する。先ず基準線を投射す
べき壁面の正面位置に、図示せぬ三脚を用いてレーザ測
量装置11を設置する。そして、この三脚の長さを適宜
調整することにより、レーザ測量装置11の窓16bの
高さを、基準線を形成すべき高さと同じ高さに合わせ
る。
【0043】次に、図示せぬメインスイッチを投入す
る。すると、図3に示す自動レベル調整回路74が起動
して、Y方向のレベル検知センサ72及びX方向のレベ
ル検知センサ73からの傾き検知信号を読み込み、それ
に応じてX方向レベル調整用モータ44及びY方向レベ
ル調整用モータ76を適宜駆動し、投光装置15の軸
(回転投光部15の回転軸)が鉛直方向を向くように傾
き調整する。これと同時に、レーザダイオード23から
レーザ光Lが発振され、レーザ出射光学系内において、
投光装置13の軸に沿って鉛直方向下向きに出射される
レーザ光L2,投光装置13の軸(回転投光部15の回
転軸)に沿って鉛直方向上向きに出射されるレーザ光L
4,及び投光装置13の軸(回転投光部15の回転軸)
に直交する方向に出射されるレーザ光L3に分割され
る。
【0044】レーザ光L2は、本体ハウジング12の円
孔12a,及びバッテリーケース17の円孔17a,1
7aを通って、床(地面)にスポットを形成する。ま
た、レーザ光L4は、上部ハウジング16の透明部材3
6を透過して、天井等にスポットを形成する。従って、
これらスポットを手がかりにして、レーザ測量装置11
を所定の測量基準点上(又は、測量基準点下)に移動さ
せることができる。また、レーザ光L3は、窓16bを
通って壁87に向けて照射される。
【0045】また、図示せぬメインスイッチの投入時点
においては、走査信号発生回路80には初期値(例え
ば、10m)が初期設定されている。従って、合焦用モ
ータ駆動回路81は、レーザ光L3のビームウェストB
Wをペンタプリズム35の光出射面35dから10mの
位置に形成する位置に前群レンズ31を進退させるべ
く、合焦用モータ59を駆動する。この前群レンズ31
の位置は合焦レンズ位置検出器82によって検出され、
それに対応するビームウェストBWまでの距離値が、合
焦用モータ駆動回路81にフィードバックされるととも
に、リミッタ回路83を経て投光部回転用モータ駆動回
路84に入力される。従って、投光部回転用モータ駆動
回路84は、回転投光部15がこのビームウェストBW
までの距離に応じた回転速度で回転するように、投光部
回転用モータ66を回転駆動する。即ち、この時点では
ビームウェストBWまでの距離が10mであるので、上
記式(5)より、回転速度267[rpm]で回転投光
部15が回転される。
【0046】この時、実際の壁面までの距離が10mか
らずれている場合には、壁面に形成されているレーザ光
L3の基準線がぼんやりとした状態となっているととも
に、レーザ光L3の走査速度が不適当な速度となってい
る。即ち、実際の壁面までの距離が10mよりも短い場
合には、その走査速度が遅すぎて残像現象が生じず、レ
ーザ光の軌跡が線として認識できないようになってい
る。また、実際の壁面までの距離が10mよりも長い場
合には、その走査速度が早すぎて、壁面までの距離に比
例して壁面でのレーザビームの照射輝度が暗くなってい
る。
【0047】そこで、壁面までの実際の距離を目測し、
スイッチSW1又はSW2を適宜押下して、この目測距
離を操作信号発生回路80に設定する。すると、上述し
たように、前群レンズ31が駆動されて、壁面の位置に
ビームウェストBWが形成されるので、形成される基準
線が細く絞られる。同時に、この壁面までの距離に応じ
て、回転投光部15の回転速度が逆比例するように変化
される。即ち、壁面までの距離が短い場合にはその回転
速度が速くなり、壁面までの距離が長い場合にはその回
転速度が遅くなる。従って、残像現象によってレーザビ
ームの軌跡が線として認識できるとともに、その照射輝
度の低下が防止される。
【0048】なお、操作信号発生回路80に入力される
距離値が5m以下になった場合には、前群レンズ31の
進退駆動はその距離値に応じてなされるが、投光部回転
用モータ駆動回路84に入力される距離値がリミッタ回
路83によって5mに固定されるので、回転投光部15
の回転駆動は距離値5mに対応した回転速度でなされ
る。これは、近距離であれば、ビーム自体の強度が高い
(空中の不純物等により減衰される割合が極小となる)
ので、あまり走査速度を上げなくてもレーザ光の軌跡が
線として認識されるからである。
【0049】同様に、操作信号発生回路80に入力され
る距離値が50m以上になった場合には、前群レンズ3
1の進退駆動はその距離値に応じてなされるが、投光部
回転用モータ駆動回路84に入力される距離値がリミッ
タ回路83によって50mに固定されるので、回転投光
部15の回転駆動は距離値50mに対応した回転速度で
なされる。これは、あまり回転速度を下げすぎると、回
転投光部15が一回転して壁面上にレーザ光が戻って来
るまでに、時間が掛り過ぎてしまうからである。
【0050】以上の結果、操作信号発生回路80に入力
される距離[m]と回転投光部15の回転速度[rp
m]との関係は、図5のグラフに示すようになる。以上
のようにして、壁面上に極細の基準線を所定の走査速度
(即ち、残像現象によって基準線が所定の照射輝度で認
識できる走査速度)で形成できたら、この基準線上にマ
ーキングを行って、墨出し作業を完了する。
【0051】なお、本第1実施例において、リミッタ回
路83による距離値の制限を近距離側のみとして、遠距
離側においては合焦レンズ位置検出器から入力された距
離値をそのまま投光部回転用モータ駆動回路84に入力
しても良い。このようにすると、操作信号発生回路80
に入力される距離[m]と回転投光部15の回転速度
[rpm]との関係は、図6のグラフに示すようにな
る。
【0052】
【実施例2】以下、本発明の第2実施例によるレーザ測
量装置を説明する。この第2実施例は、第1実施例に比
して、合焦レンズ位置制御部1及び回転走査速度制御部
2の連動機構のみが異なり、他の構成を同一とする。従
って、以下では、両者の相違点のみを説明し、同一の構
成については説明を省略する。
【0053】図7は、第1実施例における図4に対応す
るブロック図である。図4及び図7を比較すれば容易に
理解されるように、図7のブロック図における各ブロッ
ク回路は、図4に示した第1実施例のものと同一の機能
を有している。但し、図7においては、リミッタ回路8
3の入力側が操作信号発生回路80に直接接続されてい
る。
【0054】つまり、図4に示す第1実施例の回路で
は、回転走査速度制御部1は、合焦レンズ位置制御部2
によって制御されたビームウェストBWの位置に連動さ
せて回転投光部15の回転速度を制御していた。しか
し、この回転投光部15の回転速度は、操作信号発生回
路80に入力される距離値自体によって制御すれば足
り、必ずしも現実のビームウェストBWの形成位置に連
動させる必要はない。即ち、合焦レンズ位置制御部1の
動作に障害が生じた場合には、操作信号発生回路80に
入力された距離値の位置からずれた位置にビームウェス
トBWが形成されることがあり得るが、その場合に、こ
のビームウェストBWの位置に連動させて回転投光部1
5の回転速度を制御させることは不合理である。そのた
め、本実施例では、回転走査速度制御部2の制御は、リ
ミッタ回路83を介して操作信号発生回路80から直接
入力される距離値に従って行うようにしているのであ
る。
【0055】その結果、本第2実施例においては、操作
信号発生回路80に入力される距離値に夫々対応して、
合焦レンズ位置制御部1はこの距離の位置にビームウェ
ストBWを形成するように前群レンズ31を移動制御
し、合焦レンズ位置制御部2はこの距離に対応した回転
速度で回転投光部15を回転駆動制御する。
【0056】本実施例においては、各ブロック回路が正
常に動作している限り、第1実施例におけるのと全く同
一の作用を生じる。
【0057】
【実施例3】以下、本発明の第3実施例によるレーザ測
量装置を説明する。この第3実施例は、第1実施例に比
して、回転走査速度制御部2を操作信号発生回路80か
らの距離値によって直接制御するとともに合焦レンズ位
置制御部1を回転走査速度制御部2に連動させて制御す
る点,及び、リミッタ回路83を設けていない点のみが
異なり、他の構成を同一とする。従って、以下では、両
者の相違点のみを説明し、同一の構成については説明を
省略する。 <実施例の構成>図8において、スイッチSW1及びS
W2は、本体ケーシング12の外面に設けられており、
レーザ光L3による走査線の走査速度を入力するアップ
ダウンキーを構成し、その押下信号を操作信号発生回路
80’に入力している。
【0058】操作信号発生回路80’は、内部的に一定
の回転速度値を発生して、図示せぬ表示器に表示すると
ともに、回転走査速度制御部2に入力している。そし
て、スイッチSW1が一回押下される毎に、その回転速
度値を単位値だけ加算し、スイッチSW2が一回押下さ
れる毎に、その回転速度値を単位距離だけ減算する。操
作信号発生回路80’によって発生された回転速度値
[rpm]が入力する回転走査速度制御部2の投光部回
転用モータ駆動回路84’には、また、回転投光部15
の回転速度[rpm]を示す回転速度検出器85からの
出力が入力している。投光部回転用モータ駆動回路8
4’は、操作信号発生回路80’から入力された回転速
度値を目標値として、回転速度検出器85からフィード
バックされた回転速度値がこの目標値に一致するよう
に、投光部回転用モータ66を回転駆動する。その結
果、スイッチSW1,SW2によって入力された回転速
度で、レーザ光L3が走査されることになる。
【0059】この投光部回転用モータ66によって回転
される回転投光部15の回転速度[rpm]は、回転速
度検出器85によって検出され、投光部回転用モータ駆
動回路84’にフィードバックされるとともに、合焦レ
ンズ位置制御部1の合焦用モータ駆動回路81’に入力
される。
【0060】合焦用モータ駆動回路81’は、回転速度
検出部85から受信した回転速度[rpm]に基づき下
記演算(6)を実行し、距離値を算出する。 距離値[m]=50.76−0.153×回転速度[rpm]…(6) そして、合焦用モータ駆動回路81’は、このようにし
て算出した距離値を目標値として、合焦レンズ位置検出
器82からフィードバックされた距離値がこの目標値に
一致するように、合焦用モータ59を回転駆動する。 <実施例の作用>本第3実施例によると、走査信号発生
回路80’において発生した回転速度値に基づいて回転
走査速度制御部2が制御されるとともに、この回転走査
速度制御部2から得られた回転速度に連動させて合焦レ
ンズ位置制御部1が制御されている。
【0061】従って、作業者は、壁面に形成される基準
線の幅を見ながら、これが最小になるように(即ち、ビ
ームウェストBWが壁面上に形成されるように)、スイ
ッチSW1又はSW2を入力する。
【0062】その結果、壁面までの距離に適した回転速
度にて回転投光部15の回転駆動がなされるとともに、
壁面にビームウェストBWが形成される。なお、本第3
実施例では、回転走査速度のみを一定範囲に制限するた
めのリミッタ回路が削除されているので、図9のグラフ
に示すような連動関係になる。
【0063】
【発明の効果】以上のように構成した本発明のレーザ測
量装置によると、壁面までの距離を入力するだけで、レ
ーザビームの回転速度調整及びビームウェスト位置調整
を行うことができるので、調整時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるレーザ測量装置の
断面図
【図2】 図1のレーザ出射光学系の光学構成図
【図3】 自動レベル調整のための回路構成を示すブロ
ック図
【図4】 ビームウェスト位置調整と回転走査速度調整
のための回路構成を示すブロック図
【図5】 図4の回路によって連動されたビームウェス
トまでの距離及び回転速度の関係を示すグラフ
【図6】 図4の回路によって連動されたビームウェス
トまでの距離及び回転速度の関係の他の態様を示すグラ
フ
【図7】 本発明の第2実施例におけるビームウェスト
位置調整と回転走査速度調整のための回路構成を示すブ
ロック図
【図8】 本発明の第3実施例における回転走査速度調
整とビームウェスト位置調整のための回路構成を示すブ
ロック図
【図9】 図8の回路によって連動された回転速度及び
ビームウェストまでの距離の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 合焦レンズ位置制御部 2 回転走査速度制御部 11 レーザ測量装置 13 投光装置 15 回転投光部 23 レーザダイオード 32 合焦レンズ 59 合焦用モータ 66 投光部回転用モータ 80 操作信号発生回路 81 合焦用モータ駆動回路 82 合焦レンズ位置検出器 84 投光部回転用モータ駆動回路 85 回転速度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 憲昭 東京都板橋区前野町2丁目36番9号旭光学 工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 栄一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号旭光学 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と、 このレーザ光源から発振されたレーザ光を外部に出射す
    る出射部と、 前記レーザ光源から前記出射部までの前記レーザ光の光
    路内にその光軸方向に進退自在に配置され、その配置位
    置に従って前記レーザ光のビームウェスト形成位置を変
    化させる合焦レンズと、 前記出射部によるレーザ光の出射方向を一定平面内で回
    転させる回転手段と、 前記合焦レンズの配置位置と前記回転手段による前記レ
    ーザ光の回転速度とを連動して変化させる制御手段とを
    備えたことを特徴とするレーザ測量装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記レーザ光のビームウ
    ェストの位置に適した回転速度で、前記レーザ光の出射
    方向を回転させることを特徴とする請求項1記載のレー
    ザ測量装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記合焦レンズを駆動す
    る合焦レンズ駆動手段を備え、前記回転手段によってそ
    の出射方向が回転されている前記レーザ光の走査速度が
    最適になる位置に前記レーザ光のビームウェストを形成
    するように、前記合焦レンズを駆動することを特徴とす
    る請求項1記載のレーザ測量装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記ビームウェストの位
    置が比較的近距離の時には前記レーザ光の出射方向が比
    較的高速度で回転するように制御し、前記ビームウェス
    トの位置が比較的遠距離の時には前記レーザ光の出射方
    向が比較的低速度で回転するように制御することを特徴
    とする請求項2又は3記載のレーザ測量装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 外部操作によりその値が増減する操作信号を発生する操
    作信号発生手段と、 この操作信号発生手段によって発生された操作信号の値
    の増減に従って合焦レンズの配置位置を制御する合焦レ
    ンズ位置制御部と、 この合焦レンズ位置制御部によって制御された前記合焦
    レンズの配置位置に従って前記レーザ光の出射方向の回
    転速度を制御する回転速度制御部とからなることを特徴
    とする請求項4記載のレーザ測量装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、 外部操作によりその値が増減する操作信号を発生する操
    作信号発生手段と、 この操作信号発生手段によって発生された操作信号の値
    の増減に従って合焦レンズの配置位置を制御する合焦レ
    ンズ位置制御部と、 この操作信号発生手段によって発生された操作信号の値
    の増減に従って前記レーザ光の出射方向の回転速度を制
    御する回転速度制御部とからなることを特徴とする請求
    項4記載のレーザ測量装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 外部操作によりその値が増減する操作信号を発生する操
    作信号発生手段と、 この操作信号発生手段によって発生された操作信号の値
    の増減に従って前記レーザ光の出射方向の回転速度を制
    御する回転速度制御部と、 この回転速度制御部によって制御された前記レーザ光の
    出射方向の回転速度に従って合焦レンズの配置位置を制
    御する合焦レンズ位置制御部とからなることを特徴とす
    る請求項4記載のレーザ測量装置。
  8. 【請求項8】前記回転速度制御部による前記レーザ光の
    出射方向の回転速度の変化範囲を一定範囲に制限し、そ
    の範囲外においては前記合焦レンズ位置制御部による前
    記合焦レンズの配置位置制御が行われていても前記回転
    速度を一定に保つことを特徴とする請求項5又は6記載
    のレーザ測量装置。
JP563296A 1996-01-17 1996-01-17 レーザ測量装置 Withdrawn JPH09196676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296031A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sokkia Co Ltd レーザ測量機
JP2021076385A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社ミツトヨ 測定装置、及び光量制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296031A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sokkia Co Ltd レーザ測量機
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