JPH0919672A - 石綿の無害化処理方法 - Google Patents
石綿の無害化処理方法Info
- Publication number
- JPH0919672A JPH0919672A JP7169484A JP16948495A JPH0919672A JP H0919672 A JPH0919672 A JP H0919672A JP 7169484 A JP7169484 A JP 7169484A JP 16948495 A JP16948495 A JP 16948495A JP H0919672 A JPH0919672 A JP H0919672A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asbestos
- melting furnace
- slag
- harmless
- melting
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来よりも処理コストや埋め立て処分コスト
を削減しつつ、石綿を無害で安全なスラグに変換するこ
とができる石綿の無害化処理方法を提供する。 【構成】 石綿または石綿含有廃棄物を融点降下剤等の
添加剤を加えることなく溶融炉において1200〜1700℃で
溶融し、石綿の繊維形態を崩壊して無害な溶融スラグに
変換する。なお、溶融炉としては未溶融物9により溶融
炉本体1の炉壁面を保護する構造の水冷ジャケット式の
電気抵抗溶融炉を用いることが好ましい。また溶融炉本
体1の上部を溶融炉フード2により密封し、その内部を
減圧状態に保持して石綿の飛散を防止することが好まし
い。
を削減しつつ、石綿を無害で安全なスラグに変換するこ
とができる石綿の無害化処理方法を提供する。 【構成】 石綿または石綿含有廃棄物を融点降下剤等の
添加剤を加えることなく溶融炉において1200〜1700℃で
溶融し、石綿の繊維形態を崩壊して無害な溶融スラグに
変換する。なお、溶融炉としては未溶融物9により溶融
炉本体1の炉壁面を保護する構造の水冷ジャケット式の
電気抵抗溶融炉を用いることが好ましい。また溶融炉本
体1の上部を溶融炉フード2により密封し、その内部を
減圧状態に保持して石綿の飛散を防止することが好まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石綿または石綿保
温材、石綿スレート等の石綿含有廃棄物の無害化処理を
可能とする、石綿の無害化処理方法に関するものであ
る。
温材、石綿スレート等の石綿含有廃棄物の無害化処理を
可能とする、石綿の無害化処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、石綿の有害性が指摘され、石綿お
よび石綿を含有する材料の廃棄処分が行なわれている。
そして石綿の処理方法としては、プラスチック袋等の耐
水性材料で二重に梱包するか、コンクリートで固形化し
て埋め立て処分するのが主であった。ところが、石綿は
かさ比重が小さく梱包あるいはセメント固化では減容し
ないため、処分場までの運搬と処分には多大な費用が必
要となっていた。また最終処分場の用地確保自体も困難
となっているうえに、梱包あるいはセメント固化では石
綿の繊維形態はそのままで無害化されていないという問
題もあった。
よび石綿を含有する材料の廃棄処分が行なわれている。
そして石綿の処理方法としては、プラスチック袋等の耐
水性材料で二重に梱包するか、コンクリートで固形化し
て埋め立て処分するのが主であった。ところが、石綿は
かさ比重が小さく梱包あるいはセメント固化では減容し
ないため、処分場までの運搬と処分には多大な費用が必
要となっていた。また最終処分場の用地確保自体も困難
となっているうえに、梱包あるいはセメント固化では石
綿の繊維形態はそのままで無害化されていないという問
題もあった。
【0003】一方、最近では石綿を溶融することにより
無害化しようとする試みもなされている。この場合、石
綿は融点が高く単独では溶融しにくいこと、溶融炉の耐
火物保護のために石綿の溶融温度以上での操炉が困難で
あること等の理由により、ガラスカレットその他の融点
降下剤と混合して比較的低温で溶融させていた。(例え
ば、特開平2-251289号公報、特開平3-60789 号公報) と
ころが、これらの従来の溶融処理方法では融点降下剤を
添加した分だけ処理コストが高くなるうえに減容効果も
低下し、埋め立て処分コストが嵩むという問題があっ
た。
無害化しようとする試みもなされている。この場合、石
綿は融点が高く単独では溶融しにくいこと、溶融炉の耐
火物保護のために石綿の溶融温度以上での操炉が困難で
あること等の理由により、ガラスカレットその他の融点
降下剤と混合して比較的低温で溶融させていた。(例え
ば、特開平2-251289号公報、特開平3-60789 号公報) と
ころが、これらの従来の溶融処理方法では融点降下剤を
添加した分だけ処理コストが高くなるうえに減容効果も
低下し、埋め立て処分コストが嵩むという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、従来よりも処理コストや埋め立て処
分コストを削減し、しかも石綿を無害で安全なスラグに
変換することができる石綿の無害化処理方法を提供する
ためになされたものである。
の問題点を解決し、従来よりも処理コストや埋め立て処
分コストを削減し、しかも石綿を無害で安全なスラグに
変換することができる石綿の無害化処理方法を提供する
ためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の石綿の無害化処理方法は、石綿ま
たは石綿含有廃棄物を添加剤を加えることなく溶融炉に
おいて1200〜1700℃で溶融し、石綿の繊維形態を崩壊し
て無害な溶融スラグに変換することを特徴とするもので
ある。なお、溶融炉として、未溶融物により炉壁面を保
護する構造の水冷ジャケット式の電気抵抗溶融炉を用い
ることが好ましく、また溶融炉として、上部が密封され
その内部が減圧状態に保持された構造の電気抵抗溶融炉
を用いることが好ましい。
めになされた本発明の石綿の無害化処理方法は、石綿ま
たは石綿含有廃棄物を添加剤を加えることなく溶融炉に
おいて1200〜1700℃で溶融し、石綿の繊維形態を崩壊し
て無害な溶融スラグに変換することを特徴とするもので
ある。なお、溶融炉として、未溶融物により炉壁面を保
護する構造の水冷ジャケット式の電気抵抗溶融炉を用い
ることが好ましく、また溶融炉として、上部が密封され
その内部が減圧状態に保持された構造の電気抵抗溶融炉
を用いることが好ましい。
【0006】
【作用】本発明によれば、石綿または石綿含有廃棄物を
添加剤を加えることなく1200〜1700℃で単独で溶融して
スラグ化するため、大きい減容効果を得ることができ、
埋め立て処分コストを引き下げることができる。また添
加剤が不用であるために処理コストが安価である。更に
本発明によれば、有害な石綿を完全に無害なスラグとす
ることができる。
添加剤を加えることなく1200〜1700℃で単独で溶融して
スラグ化するため、大きい減容効果を得ることができ、
埋め立て処分コストを引き下げることができる。また添
加剤が不用であるために処理コストが安価である。更に
本発明によれば、有害な石綿を完全に無害なスラグとす
ることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は実施例において使用される水冷ジ
ャケット式の電気抵抗溶融炉の縦断面図であり、図2は
その平面図である。これらの図において、1は水冷ジャ
ケットを備えた溶融炉本体、2は溶融炉フード、3は溶
融炉本体1の底部中心に設けられたスラグ排出口、4は
スラグ排出口3の開度を制御するコントロールニード
ル、5は3方向から炉中心に向かって斜めに挿入された
電極である。
細に説明する。図1は実施例において使用される水冷ジ
ャケット式の電気抵抗溶融炉の縦断面図であり、図2は
その平面図である。これらの図において、1は水冷ジャ
ケットを備えた溶融炉本体、2は溶融炉フード、3は溶
融炉本体1の底部中心に設けられたスラグ排出口、4は
スラグ排出口3の開度を制御するコントロールニード
ル、5は3方向から炉中心に向かって斜めに挿入された
電極である。
【0008】この溶融炉フード2の天井の3ヶ所から原
料投入管6が垂下しており、それらの上端に接続された
フィーダ7から石綿または石綿含有廃棄物が必要に応じ
て破砕されて炉内に供給される。実施例では、石綿含有
ケイ酸カルシウム保温材(嵩比重0.1)を細かく破砕して
投入した。図1に示したように、原料投入管6より投入
された石綿または石綿含有廃棄物は、電極5、5間の通
電により生ずるジュール熱により中心部において1200〜
1700℃(実施例では1600℃) で溶融され、石綿の繊維形
態を崩壊して無害な溶融スラグ8に変換される。しか
し、溶融炉本体1の炉壁面は未溶融物9により保護され
るので、耐火物の損傷は生じない。なお、溶融温度を12
00〜1700℃に限定したのは、広く使用されている代表的
な石綿であるクリソタイル、アモサイト、クロンドライ
トの融点がそれぞれ1521℃、1399℃、1193℃であるため
である。
料投入管6が垂下しており、それらの上端に接続された
フィーダ7から石綿または石綿含有廃棄物が必要に応じ
て破砕されて炉内に供給される。実施例では、石綿含有
ケイ酸カルシウム保温材(嵩比重0.1)を細かく破砕して
投入した。図1に示したように、原料投入管6より投入
された石綿または石綿含有廃棄物は、電極5、5間の通
電により生ずるジュール熱により中心部において1200〜
1700℃(実施例では1600℃) で溶融され、石綿の繊維形
態を崩壊して無害な溶融スラグ8に変換される。しか
し、溶融炉本体1の炉壁面は未溶融物9により保護され
るので、耐火物の損傷は生じない。なお、溶融温度を12
00〜1700℃に限定したのは、広く使用されている代表的
な石綿であるクリソタイル、アモサイト、クロンドライ
トの融点がそれぞれ1521℃、1399℃、1193℃であるため
である。
【0009】溶融スラグ8は、スラグ排出口3から高温
のまま取り出され、急冷または徐冷して固形化する。実
施例では水槽内へ溶融スラグ8を導入し、嵩比重が1.5
の水砕スラグとした。この場合の減容比は1/15である。
このようにして得られたスラグはX線回折および電子顕
微鏡観察によって、石綿が全く含まれていないことが確
認された。従ってこのスラグは、従来品と同様に各種の
骨材等として安全に用いることができる。
のまま取り出され、急冷または徐冷して固形化する。実
施例では水槽内へ溶融スラグ8を導入し、嵩比重が1.5
の水砕スラグとした。この場合の減容比は1/15である。
このようにして得られたスラグはX線回折および電子顕
微鏡観察によって、石綿が全く含まれていないことが確
認された。従ってこのスラグは、従来品と同様に各種の
骨材等として安全に用いることができる。
【0010】本発明において使用される溶融炉として
は、上部が溶融炉フード2により完全に密封され、その
内部が減圧状態に保持された構造であることが好まし
い。これは未溶融の石綿の繊維が外部に飛散することを
防止するためである。この目的を達成するために、溶融
炉フード2の天井部には排気ダクト10が設けられて炉内
を大気圧よりもやや低圧に維持している。また、コント
ロールニードル4、電極5、原料投入管6等の可動部は
それぞれ蛇腹11によりシールされ、石綿の繊維が外部に
飛散することを防止している。
は、上部が溶融炉フード2により完全に密封され、その
内部が減圧状態に保持された構造であることが好まし
い。これは未溶融の石綿の繊維が外部に飛散することを
防止するためである。この目的を達成するために、溶融
炉フード2の天井部には排気ダクト10が設けられて炉内
を大気圧よりもやや低圧に維持している。また、コント
ロールニードル4、電極5、原料投入管6等の可動部は
それぞれ蛇腹11によりシールされ、石綿の繊維が外部に
飛散することを防止している。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
石綿または石綿含有廃棄物を他の添加剤を加えることな
く単独で処理することができるので、従来の溶融処理方
法に比較して処理コストを引き下げることができる。ま
た単独で溶融処理を行なうために減容効果が高いので、
最終処分場の確保が困難であるという現状に対応できる
うえ、埋め立て処分コストを削減することができる。そ
して危険な石綿を無害で安全なスラグに変換することが
できるので、石綿および石綿を含有する材料の廃棄処分
により生じた石綿含有廃棄物等の処理方法として、工業
的価値の高いものである。
石綿または石綿含有廃棄物を他の添加剤を加えることな
く単独で処理することができるので、従来の溶融処理方
法に比較して処理コストを引き下げることができる。ま
た単独で溶融処理を行なうために減容効果が高いので、
最終処分場の確保が困難であるという現状に対応できる
うえ、埋め立て処分コストを削減することができる。そ
して危険な石綿を無害で安全なスラグに変換することが
できるので、石綿および石綿を含有する材料の廃棄処分
により生じた石綿含有廃棄物等の処理方法として、工業
的価値の高いものである。
【図1】実施例に使用した電気溶融炉の断面図である。
【図2】実施例に使用した電気溶融炉の平面図である。
1 溶融炉本体、2 溶融炉フード、3 スラグ排出
口、4 コントロールニードル、5 電極、6 原料投
入管、7 フィーダ、8 溶融スラグ、9 未溶融物、
10 排気ダクト、11 蛇腹
口、4 コントロールニードル、5 電極、6 原料投
入管、7 フィーダ、8 溶融スラグ、9 未溶融物、
10 排気ダクト、11 蛇腹
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 恭史 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 戸▲間▼ 敏孔 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 馬場 敏 東京都港区芝浦4丁目6番14号 東電環境 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 石田 信夫 東京都港区芝浦4丁目6番14号 東電環境 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 冨山 裕 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 柳瀬 哲也 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 石綿または石綿含有廃棄物を添加剤を加
えることなく溶融炉において1200〜1700℃で溶融し、石
綿の繊維形態を崩壊して無害な溶融スラグに変換するこ
とを特徴とする石綿の無害化処理方法。 - 【請求項2】 溶融炉として、未溶融物により炉壁面を
保護する構造の水冷ジャケット式の電気抵抗溶融炉を用
いる請求項1に記載の石綿の無害化処理方法。 - 【請求項3】 溶融炉として、上部が密封されその内部
が減圧状態に保持された構造の電気抵抗溶融炉を用いる
請求項1に記載の石綿の無害化処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16948495A JP3459929B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 石綿の無害化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16948495A JP3459929B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 石綿の無害化処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0919672A true JPH0919672A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3459929B2 JP3459929B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=15887397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16948495A Expired - Fee Related JP3459929B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 石綿の無害化処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459929B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002316848A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 無機質板用配合材料の製造方法およびその配合材料を用いた無機質板 |
| KR100464103B1 (ko) * | 2000-10-26 | 2004-12-31 | 닛포코산 주식회사 | 석면 폐기물 처리방법 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP16948495A patent/JP3459929B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100464103B1 (ko) * | 2000-10-26 | 2004-12-31 | 닛포코산 주식회사 | 석면 폐기물 처리방법 |
| JP2002316848A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 無機質板用配合材料の製造方法およびその配合材料を用いた無機質板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3459929B2 (ja) | 2003-10-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030530 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |