JPH0919696A - オキシデーションディッチの水温追随運転方法および装置 - Google Patents
オキシデーションディッチの水温追随運転方法および装置Info
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- JPH0919696A JPH0919696A JP7195865A JP19586595A JPH0919696A JP H0919696 A JPH0919696 A JP H0919696A JP 7195865 A JP7195865 A JP 7195865A JP 19586595 A JP19586595 A JP 19586595A JP H0919696 A JPH0919696 A JP H0919696A
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- oxidation ditch
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 季節変動などによる水温変化があっても、確
実に汚水処理することのできるオキシデーションディッ
チの水温追随運転方法およびそのための装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 オキシデーションディッチ(1) 内の適当個所
(殊に硝化域(B) の中心付近)に、浄化中の下水温度を
検出する水温検出手段(5) を設置する。また、オキシデ
ーションディッチ(1) の硝化域(B) (特にその後半部)
に、溶存酸素計測センサ(6) を流路方向での位置を違え
て多点に設置する。そして、水温検出手段(5) による計
測値に応じて多点設置された溶存酸素計測センサ(6) の
うちのいずれかを選定すると共に、その選定された計測
位置の溶存酸素計測センサ(6) の溶存酸素計測値に基い
て曝気用撹拌機(3) の回転数を制御することにより、浄
化中の下水の温度変化に起因する浄化効率の低下を防止
する。
実に汚水処理することのできるオキシデーションディッ
チの水温追随運転方法およびそのための装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 オキシデーションディッチ(1) 内の適当個所
(殊に硝化域(B) の中心付近)に、浄化中の下水温度を
検出する水温検出手段(5) を設置する。また、オキシデ
ーションディッチ(1) の硝化域(B) (特にその後半部)
に、溶存酸素計測センサ(6) を流路方向での位置を違え
て多点に設置する。そして、水温検出手段(5) による計
測値に応じて多点設置された溶存酸素計測センサ(6) の
うちのいずれかを選定すると共に、その選定された計測
位置の溶存酸素計測センサ(6) の溶存酸素計測値に基い
て曝気用撹拌機(3) の回転数を制御することにより、浄
化中の下水の温度変化に起因する浄化効率の低下を防止
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱窒域および硝化域か
らなる無終端循環流路で構成されたオキシデーションデ
ィッチ(酸化池、Oxidation Ditch )の水温追随運転方
法および装置に関するものである。
らなる無終端循環流路で構成されたオキシデーションデ
ィッチ(酸化池、Oxidation Ditch )の水温追随運転方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生物学的に下水を浄化する方法の一つで
あるオキシデーションディッチは、レーストラック形の
無終端循環流路からなる。この循環流路は、仕切壁等で
分割された明確な境界があるわけではないが、次に示す
ような脱窒域−硝化域の各領域で構成される。
あるオキシデーションディッチは、レーストラック形の
無終端循環流路からなる。この循環流路は、仕切壁等で
分割された明確な境界があるわけではないが、次に示す
ような脱窒域−硝化域の各領域で構成される。
【0003】脱窒域は、曝気用撹拌機から最も遠く、し
かも下水の導入口から汚水が供給されるので、溶存酸素
量が約1mg/l以下の「嫌気域」となり、脱窒(N2 ガス
化)が嫌気性微生物により行われる。
かも下水の導入口から汚水が供給されるので、溶存酸素
量が約1mg/l以下の「嫌気域」となり、脱窒(N2 ガス
化)が嫌気性微生物により行われる。
【0004】硝化域前半部は、曝気用撹拌機に最も近い
ので、溶存酸素量が 1.5〜2.5 mg/l程度の「好気域」と
なり、好気性微生物により、大部分の有機物(BOD
源)の除去とNH4 +(アンモニア性窒素)の硝化が行わ
れる。
ので、溶存酸素量が 1.5〜2.5 mg/l程度の「好気域」と
なり、好気性微生物により、大部分の有機物(BOD
源)の除去とNH4 +(アンモニア性窒素)の硝化が行わ
れる。
【0005】硝化域後半部は、曝気用撹拌機から中間距
離に位置しているので、正常運転時は溶存酸素量が1〜
1.5 mg/l程度の「微好気性域」となり、NH4 +(アンモ
ニア性窒素)のNO2 -(亜硝酸性窒素)、NO3 -(硝酸
性窒素)への酸化が終了する(NO2 -、NO3 -にまで酸
化されていないと、先に述べた脱窒域に入ってもN2ガ
ス化ができないことになる)。
離に位置しているので、正常運転時は溶存酸素量が1〜
1.5 mg/l程度の「微好気性域」となり、NH4 +(アンモ
ニア性窒素)のNO2 -(亜硝酸性窒素)、NO3 -(硝酸
性窒素)への酸化が終了する(NO2 -、NO3 -にまで酸
化されていないと、先に述べた脱窒域に入ってもN2ガ
ス化ができないことになる)。
【0006】このようにオキシデーションディッチは、
標準曝気法で行われている単なる有機物(BOD源)の
好気性浄化にとどまらず、並行的に窒素成分を対象とす
る好気性硝化による浄化、引き続いて嫌気性脱窒による
浄化が、単一流路内で連続的に実行できるという利点が
ある。そのためオキシデーションディッチは、特公昭5
2−6808号公報の技術を基本とし、それにいくつか
の改良が加えられた形で、現在では処理能力500〜2
0000トン/日の規模で広範に実施されている。
標準曝気法で行われている単なる有機物(BOD源)の
好気性浄化にとどまらず、並行的に窒素成分を対象とす
る好気性硝化による浄化、引き続いて嫌気性脱窒による
浄化が、単一流路内で連続的に実行できるという利点が
ある。そのためオキシデーションディッチは、特公昭5
2−6808号公報の技術を基本とし、それにいくつか
の改良が加えられた形で、現在では処理能力500〜2
0000トン/日の規模で広範に実施されている。
【0007】しかるに、近時に至って浄化水質の向上が
強く望まれ、また浄化水中の窒素成分(水質分析値とし
てケルダール窒素を指標値とする)の放流規制が強化さ
れたことに伴い、窒素成分をさらに安定的に除去するた
めの制御および管理を含む運転方法およびそれを実施す
る装置が提案ないし実施されている。
強く望まれ、また浄化水中の窒素成分(水質分析値とし
てケルダール窒素を指標値とする)の放流規制が強化さ
れたことに伴い、窒素成分をさらに安定的に除去するた
めの制御および管理を含む運転方法およびそれを実施す
る装置が提案ないし実施されている。
【0008】たとえば、特開昭61−212393号公
報には、オキシデーションディッチ内に阻流板を設置
し、曝気用撹拌機の回転数に応じて阻流板の角度を変え
ることにより、好気ゾーンと嫌気ゾーンを明確に分離す
るようにしたオキシデーションディッチの制御方法が示
されている。
報には、オキシデーションディッチ内に阻流板を設置
し、曝気用撹拌機の回転数に応じて阻流板の角度を変え
ることにより、好気ゾーンと嫌気ゾーンを明確に分離す
るようにしたオキシデーションディッチの制御方法が示
されている。
【0009】特公平7−38992号公報(特開平5−
185089号公報)には、嫌気帯域(つまり脱窒域)
スタート点に配設された溶存酸素量(DO値)を検出す
るDOセンサ(溶存酸素センサ)が検出した溶存酸素量
および制御設定値の偏差に基いて、エアレータ(曝気用
撹拌機)の回転数制御を行うようにしたオキシデーショ
ンディッチが示されている。
185089号公報)には、嫌気帯域(つまり脱窒域)
スタート点に配設された溶存酸素量(DO値)を検出す
るDOセンサ(溶存酸素センサ)が検出した溶存酸素量
および制御設定値の偏差に基いて、エアレータ(曝気用
撹拌機)の回転数制御を行うようにしたオキシデーショ
ンディッチが示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの方法は、嫌気帯域(つまり脱窒域)スタート点を固
定点としてとらえているために、季節変動による水温変
化により、嫌気帯域スタート点が周期移動を繰り返して
いる現実のオキシデーションディッチの運転には、必ず
しも最適な方法であるとは言えない。
つの方法は、嫌気帯域(つまり脱窒域)スタート点を固
定点としてとらえているために、季節変動による水温変
化により、嫌気帯域スタート点が周期移動を繰り返して
いる現実のオキシデーションディッチの運転には、必ず
しも最適な方法であるとは言えない。
【0011】また上記いずれの方法も、オキシデーショ
ンディッチの嫌気帯域スタート点の溶存酸素濃度を測定
して、その設定数値からの「ずれ」をもって、曝気機の
回転数制御を行うことにより、嫌気帯域スタート点の溶
存酸素濃度をたとえば0.2 mg/lまたは1.0 mg/lに制御す
ると記載している。
ンディッチの嫌気帯域スタート点の溶存酸素濃度を測定
して、その設定数値からの「ずれ」をもって、曝気機の
回転数制御を行うことにより、嫌気帯域スタート点の溶
存酸素濃度をたとえば0.2 mg/lまたは1.0 mg/lに制御す
ると記載している。
【0012】しかしながら、現実のオキシデーションデ
ィッチにおいては、嫌気帯域スタート点は、浄化中の水
温の変化により循環水路の長手方向に大巾な移動を繰り
返しているのが実情であり、固定位置に存在している訳
ではない。その移動巾は、下水の流入水質および水量の
変動に基因する要因よりもむしろ重要であるにもかかわ
らず、前記2つの公報においては、水温変動に起因する
嫌気帯域スタート点の周期移動に関して、何の対策も示
されていない。
ィッチにおいては、嫌気帯域スタート点は、浄化中の水
温の変化により循環水路の長手方向に大巾な移動を繰り
返しているのが実情であり、固定位置に存在している訳
ではない。その移動巾は、下水の流入水質および水量の
変動に基因する要因よりもむしろ重要であるにもかかわ
らず、前記2つの公報においては、水温変動に起因する
嫌気帯域スタート点の周期移動に関して、何の対策も示
されていない。
【0013】さらに、上記2つの公報に記載されている
流入水質および流入水量の変化に基因する負荷変動に関
しては、オキシデーションディッチの前段に緩衝槽(流
入調整槽)を設けることによって日間平均流入水質およ
び日間平均水量に調整できることが公知であり、常用手
段として採用されている。
流入水質および流入水量の変化に基因する負荷変動に関
しては、オキシデーションディッチの前段に緩衝槽(流
入調整槽)を設けることによって日間平均流入水質およ
び日間平均水量に調整できることが公知であり、常用手
段として採用されている。
【0014】一方、水温変動は季節的な年間変動である
ので、有効な平均化手段がなく、オキシデーションディ
ッチにおける浄化能力に直接的に影響を及ぼす要因であ
る。水温の変化に基因する影響を最も大きく受ける硝化
域の長さ(L)は一般的に下記のモデル式(たとえば、
オキシデーションディッチ法設計指針(案)、財団法人
下水道業務管理センター、28頁)によって算出するこ
とができる。
ので、有効な平均化手段がなく、オキシデーションディ
ッチにおける浄化能力に直接的に影響を及ぼす要因であ
る。水温の変化に基因する影響を最も大きく受ける硝化
域の長さ(L)は一般的に下記のモデル式(たとえば、
オキシデーションディッチ法設計指針(案)、財団法人
下水道業務管理センター、28頁)によって算出するこ
とができる。
【0015】 VN =(m・Ckin ・Q×103 )/(24×KN ・CM ) (i) L=VN /(W・H) (ii) VN :硝化ゾーン容量 KN :硝化速度 Ckin :流入下水のケルダール窒素 Q:流入下水量 CM :ディッチ内のMLSS m:硝化率 L:硝化域の長さ W:硝化域の横巾 H:硝化域の深さ
【0016】上式において水温の影響を受ける最大の因
子は、硝化速度KN であり、たとえば、10℃時は1.4m
g/g MLSS・h であり、25℃時は2.0mg/g MLSS・h が標
準値である。各因子に1000トン/日処理時の標準的
数値を代入して算出すると、10℃時はL(10℃)=
37メートル、25℃時はL(25℃)=16メートル
となる。この結果は、1000トン/日処理時の硝化域
の長さLが、水温10℃時と25℃時とで21メートル
移動することを示しており、硝化域に引き続く嫌気帯域
(つまり脱窒域)スタート点も同じく21メートル移動
することとなる。
子は、硝化速度KN であり、たとえば、10℃時は1.4m
g/g MLSS・h であり、25℃時は2.0mg/g MLSS・h が標
準値である。各因子に1000トン/日処理時の標準的
数値を代入して算出すると、10℃時はL(10℃)=
37メートル、25℃時はL(25℃)=16メートル
となる。この結果は、1000トン/日処理時の硝化域
の長さLが、水温10℃時と25℃時とで21メートル
移動することを示しており、硝化域に引き続く嫌気帯域
(つまり脱窒域)スタート点も同じく21メートル移動
することとなる。
【0017】このため、上記2つの公報の記載の如く嫌
気帯域スタート点に溶存酸素計を固定設置する方法にあ
っては、オキシデーションディッチ内で水温に応じて自
由に移動している硝化域から嫌気帯域(脱窒域)へ移行
する目標嫌気帯域スタート点においては実際には測定さ
れていないこととなり、特に冬期の低水温時の浄化能力
低下を防止することはできない。
気帯域スタート点に溶存酸素計を固定設置する方法にあ
っては、オキシデーションディッチ内で水温に応じて自
由に移動している硝化域から嫌気帯域(脱窒域)へ移行
する目標嫌気帯域スタート点においては実際には測定さ
れていないこととなり、特に冬期の低水温時の浄化能力
低下を防止することはできない。
【0018】なお、上記の特開昭61−212393号
公報の方法においては、嫌気帯域スタート点を固定する
ために可動阻流板を設置して強制的に位置決めしようと
しているが、オキシテーションディッチは基本形状が仕
切壁のない無終端循環流路であるので、水温変動を想定
した場合の前記21メートルの大巾移動を制御すること
は実際上はできない。
公報の方法においては、嫌気帯域スタート点を固定する
ために可動阻流板を設置して強制的に位置決めしようと
しているが、オキシテーションディッチは基本形状が仕
切壁のない無終端循環流路であるので、水温変動を想定
した場合の前記21メートルの大巾移動を制御すること
は実際上はできない。
【0019】また、特公平7−38992号公報(特開
平5−185089号公報)には、流入水量と流入水質
に伴う負荷変動により嫌気帯域スタート点が移動してし
まう場合には溶存酸素計の制御数値の設定変更を行うと
の簡単な説明がなされているが、その変更回数は前記水
温変動要因を加えると多数回となり、実用的ではなくな
る。
平5−185089号公報)には、流入水量と流入水質
に伴う負荷変動により嫌気帯域スタート点が移動してし
まう場合には溶存酸素計の制御数値の設定変更を行うと
の簡単な説明がなされているが、その変更回数は前記水
温変動要因を加えると多数回となり、実用的ではなくな
る。
【0020】本発明は、このような背景下において、季
節変動などによる水温変化があっても、確実に汚水処理
することのできるオキシデーションディッチの水温追随
運転方法およびそのための装置を提供することを目的と
するものである。
節変動などによる水温変化があっても、確実に汚水処理
することのできるオキシデーションディッチの水温追随
運転方法およびそのための装置を提供することを目的と
するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のオキシデーショ
ンディッチの水温追随運転方法は、脱窒域(A) および硝
化域(B) からなる無終端循環流路で構成されたオキシデ
ーションディッチ(1) の脱窒域(A) に導入口(2) から下
水を導入し、硝化域(B) の始端側に設置した曝気用撹拌
機(3) で曝気を行って、硝化域(B) 最後部から導出口
(4) を経て浄化水を導出するにあたり、オキシデーショ
ンディッチ(1) 内の適当個所には、浄化中の下水温度を
検出する水温検出手段(5) を設置し、オキシデーション
ディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置し、水温検
出手段(5) による計測値に応じて、多点設置された溶存
酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選定すると共
に、その選定された計測位置の溶存酸素計測センサ(6)
の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の回転数を
制御することにより、浄化中の下水の温度変化に起因す
る浄化効率の低下を防止するようにしたこと、を特徴と
するものである。
ンディッチの水温追随運転方法は、脱窒域(A) および硝
化域(B) からなる無終端循環流路で構成されたオキシデ
ーションディッチ(1) の脱窒域(A) に導入口(2) から下
水を導入し、硝化域(B) の始端側に設置した曝気用撹拌
機(3) で曝気を行って、硝化域(B) 最後部から導出口
(4) を経て浄化水を導出するにあたり、オキシデーショ
ンディッチ(1) 内の適当個所には、浄化中の下水温度を
検出する水温検出手段(5) を設置し、オキシデーション
ディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置し、水温検
出手段(5) による計測値に応じて、多点設置された溶存
酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選定すると共
に、その選定された計測位置の溶存酸素計測センサ(6)
の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の回転数を
制御することにより、浄化中の下水の温度変化に起因す
る浄化効率の低下を防止するようにしたこと、を特徴と
するものである。
【0022】またオキシデーションディッチの水温追随
運転装置は、脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終
端循環流路で構成されたオキシデーションディッチ(1)
の脱窒域(A) に下水の導入口(2) 、硝化域(B) の始端側
に曝気用撹拌機(3) 、硝化域(B) 最後部に浄化水の導出
口(4) をそれぞれ設置した設備において、オキシデーシ
ョンディッチ(1) 内の適当個所には、浄化中の下水温度
を検出する水温検出手段(5) を設置し、オキシデーショ
ンディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置し、さら
に、水温検出手段(5) による計測値に応じて多点設置さ
れた溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選定す
ると共にその選定された計測位置の溶存酸素計測センサ
(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の回転
数を制御するための制御機構(7) を設けたこと、を特徴
とするものである。
運転装置は、脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終
端循環流路で構成されたオキシデーションディッチ(1)
の脱窒域(A) に下水の導入口(2) 、硝化域(B) の始端側
に曝気用撹拌機(3) 、硝化域(B) 最後部に浄化水の導出
口(4) をそれぞれ設置した設備において、オキシデーシ
ョンディッチ(1) 内の適当個所には、浄化中の下水温度
を検出する水温検出手段(5) を設置し、オキシデーショ
ンディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置し、さら
に、水温検出手段(5) による計測値に応じて多点設置さ
れた溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選定す
ると共にその選定された計測位置の溶存酸素計測センサ
(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の回転
数を制御するための制御機構(7) を設けたこと、を特徴
とするものである。
【0023】以下本発明を詳細に説明する。
【0024】本発明においては、オキシデーションディ
ッチの常法に従い、脱窒域(A) および硝化域(B) からな
る無終端循環流路で構成されたオキシデーションディッ
チ(1) の脱窒域(A) に導入口(2) から下水を導入し、硝
化域(B) の始端側に設置した曝気用撹拌機(3) で曝気を
行って、硝化域(B) 最後部から導出口(4) を経て浄化水
を導出する。なおオキシデーションディッチは、後述の
図1のような2水路1曝気装置型を基本とするが、場合
によっては2水路2曝気装置型、4水路3曝気装置型、
6水路3曝気装置型、8水路4曝気装置型などとするこ
ともできる。
ッチの常法に従い、脱窒域(A) および硝化域(B) からな
る無終端循環流路で構成されたオキシデーションディッ
チ(1) の脱窒域(A) に導入口(2) から下水を導入し、硝
化域(B) の始端側に設置した曝気用撹拌機(3) で曝気を
行って、硝化域(B) 最後部から導出口(4) を経て浄化水
を導出する。なおオキシデーションディッチは、後述の
図1のような2水路1曝気装置型を基本とするが、場合
によっては2水路2曝気装置型、4水路3曝気装置型、
6水路3曝気装置型、8水路4曝気装置型などとするこ
ともできる。
【0025】脱窒域(A) は溶存酸素量が 0.2〜1mg/l程
度の嫌気域であり、脱窒(N2 ガス化)が嫌気性微生物
により行われる。硝化域(B) 前半部は溶存酸素量が 1.5
〜2.5 mg/l程度の好気域であり、好気性微生物により大
部分の有機物(BOD源)の除去とNH4 +(アンモニア
性窒素)の硝化が行われる。硝化域(B) 後半部は正常運
転時は溶存酸素量が1〜1.5 mg/l程度の微好気性域であ
り、NH4 +(アンモニア性窒素)のNO2 -(亜硝酸性窒
素)、NO3 -(硝酸性窒素)への酸化が終了する。
度の嫌気域であり、脱窒(N2 ガス化)が嫌気性微生物
により行われる。硝化域(B) 前半部は溶存酸素量が 1.5
〜2.5 mg/l程度の好気域であり、好気性微生物により大
部分の有機物(BOD源)の除去とNH4 +(アンモニア
性窒素)の硝化が行われる。硝化域(B) 後半部は正常運
転時は溶存酸素量が1〜1.5 mg/l程度の微好気性域であ
り、NH4 +(アンモニア性窒素)のNO2 -(亜硝酸性窒
素)、NO3 -(硝酸性窒素)への酸化が終了する。
【0026】そして本発明においては、オキシデーショ
ンディッチ(1) 内の適当個所に、浄化中の下水温度を検
出する水温検出手段(5) を設置する。
ンディッチ(1) 内の適当個所に、浄化中の下水温度を検
出する水温検出手段(5) を設置する。
【0027】このときの下水温度を計測する位置に関し
ては、オキシデーションディッチ内の水温は約24時間
の滞留中に平均化されているためにいずれの位置であっ
てもよいが、硝化域(B) の長さは先に述べた式(i) およ
び式(ii)を基準とするので、硝化域(B) の中心付近が好
ましい。
ては、オキシデーションディッチ内の水温は約24時間
の滞留中に平均化されているためにいずれの位置であっ
てもよいが、硝化域(B) の長さは先に述べた式(i) およ
び式(ii)を基準とするので、硝化域(B) の中心付近が好
ましい。
【0028】さらに本発明においては、オキシデーショ
ンディッチ(1) の硝化域(B) に、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置する。多点
とは、たとえば2〜5点、殊に3〜4点である。このと
きの溶存酸素計測センサ(6) の設置位置は、有機物(B
OD源)およびアンモニア性窒素の除去が進行するに伴
ない好気性微生物の溶存酸素消費速度が低下し溶存酸素
濃度が安定化してくる硝化域(B) の後半部とすることが
特に望ましい。
ンディッチ(1) の硝化域(B) に、溶存酸素計測センサ
(6) を流路方向での位置を違えて多点に設置する。多点
とは、たとえば2〜5点、殊に3〜4点である。このと
きの溶存酸素計測センサ(6) の設置位置は、有機物(B
OD源)およびアンモニア性窒素の除去が進行するに伴
ない好気性微生物の溶存酸素消費速度が低下し溶存酸素
濃度が安定化してくる硝化域(B) の後半部とすることが
特に望ましい。
【0029】溶存酸素量を多点計測するための溶存酸素
計測センサ(6) の設置間隔は、処理水量によっても長短
が生ずるが、事前の設計計算によって算出される硝化域
(B)の長さLの最長値(冬期設計水温の最低温度より算
出する)から最短値(夏期設計水温の最高温度より算出
する)までの間にわたって、通常は5〜10メートル程
度の間隔とする。
計測センサ(6) の設置間隔は、処理水量によっても長短
が生ずるが、事前の設計計算によって算出される硝化域
(B)の長さLの最長値(冬期設計水温の最低温度より算
出する)から最短値(夏期設計水温の最高温度より算出
する)までの間にわたって、通常は5〜10メートル程
度の間隔とする。
【0030】この場合の設置間隔は、等分であってもよ
いが、たとえば先に述べた式(i) および式(ii)を使用し
た設計では、図2に水温と硝化域(B) 長さとの関係図を
示したように(水温5℃時の硝化域(B) 長さを100%
としてある)、硝化域(B) 長さは低温側での水温依存性
が高いので(硝化域(B) の移動巾が低温側の方が高温側
より大きいので)、低温側は密に、高温側は疎に設置し
て、制御精度を高めるようにしてもよい。
いが、たとえば先に述べた式(i) および式(ii)を使用し
た設計では、図2に水温と硝化域(B) 長さとの関係図を
示したように(水温5℃時の硝化域(B) 長さを100%
としてある)、硝化域(B) 長さは低温側での水温依存性
が高いので(硝化域(B) の移動巾が低温側の方が高温側
より大きいので)、低温側は密に、高温側は疎に設置し
て、制御精度を高めるようにしてもよい。
【0031】溶存酸素計測センサ(6) としては、市販の
溶存酸素計の必要個数を使用することができる。しかし
ながら、多点設置することを考慮すると、センサ部分の
みを多点に設置し、溶存酸素濃度表示部や制御部につい
ては1台を設置することとする方が経済的に有利であ
る。
溶存酸素計の必要個数を使用することができる。しかし
ながら、多点設置することを考慮すると、センサ部分の
みを多点に設置し、溶存酸素濃度表示部や制御部につい
ては1台を設置することとする方が経済的に有利であ
る。
【0032】水温検出手段(5) による計測値に応じて多
点設置された溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれか
を選定すると共に、その選定された計測位置の溶存酸素
計測センサ(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機
(3) の回転数を制御するために、制御機構(7) が設けら
れる。
点設置された溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれか
を選定すると共に、その選定された計測位置の溶存酸素
計測センサ(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機
(3) の回転数を制御するために、制御機構(7) が設けら
れる。
【0033】このための制御機構(7) としては、たとえ
ば、水温グループ設定器(71)、溶存酸素計測センサ選定
調節計(72)、信号変換器(73)および回転数制御器(74)か
らなる機構が採用される。制御機構(7) の一部は、制御
部を有する溶存酸素制御計を用いるときにはその制御部
で兼ねることもできる。
ば、水温グループ設定器(71)、溶存酸素計測センサ選定
調節計(72)、信号変換器(73)および回転数制御器(74)か
らなる機構が採用される。制御機構(7) の一部は、制御
部を有する溶存酸素制御計を用いるときにはその制御部
で兼ねることもできる。
【0034】水温計測手段(5) よりの水温に応じて、多
点設置された溶存酸素計測センサ(6) のいずれかを選定
するには、たとえば、5〜10℃、10〜15℃、15
〜20℃、20〜25℃等に等分割した設定温度グルー
プごとに発信し、前述の如く相応する事前の式(i) およ
び式(ii)による設計計算値の位置に配置された特定の溶
存酸素計測センサ(6) を選定する回分制御法が採用され
る。
点設置された溶存酸素計測センサ(6) のいずれかを選定
するには、たとえば、5〜10℃、10〜15℃、15
〜20℃、20〜25℃等に等分割した設定温度グルー
プごとに発信し、前述の如く相応する事前の式(i) およ
び式(ii)による設計計算値の位置に配置された特定の溶
存酸素計測センサ(6) を選定する回分制御法が採用され
る。
【0035】あるいは、前記の溶存酸素計測センサ(6)
の設置間隔を等分とし、水温の設定温度グループ分割を
図2の水温と硝化域長さとの関係図に相応させて疎密に
設定し、制御精度を高めるようにしてもよい。
の設置間隔を等分とし、水温の設定温度グループ分割を
図2の水温と硝化域長さとの関係図に相応させて疎密に
設定し、制御精度を高めるようにしてもよい。
【0036】溶存酸素量の制御数値は、硝化域(B) 前半
部が硝化速度を維持するために好気性(溶存酸素量1.5
mg/l以上、好ましくは2mg/l以上)である必要があり、
後続の脱窒域(A) が嫌気性(溶存酸素量1mg/l以下、好
ましくは0.5 mg/l以下)である必要がある関係で、硝化
域(B) 後半部は溶存酸素濃度が高過ぎても低過ぎても適
正範囲とならないので、通常は微好気状態を維持できる
1.0〜1.5 mg/lに設定することが望ましい。
部が硝化速度を維持するために好気性(溶存酸素量1.5
mg/l以上、好ましくは2mg/l以上)である必要があり、
後続の脱窒域(A) が嫌気性(溶存酸素量1mg/l以下、好
ましくは0.5 mg/l以下)である必要がある関係で、硝化
域(B) 後半部は溶存酸素濃度が高過ぎても低過ぎても適
正範囲とならないので、通常は微好気状態を維持できる
1.0〜1.5 mg/lに設定することが望ましい。
【0037】なお、従来の技術の項で述べた2つの公報
においては、嫌気帯域スタート点に固定した計測位置と
しているため、その実施例では0.2 mg/lまたは1.0 mg/l
と低溶存酸素領域での制御を行うと記載しているが、こ
れは市販の溶存酸素計の制御可能領域の下限側であるた
め、制御信号の発信・変換時にセンサの表面汚染等によ
る誤作動の要因を排除することができない。これに対し
本発明における 1.0〜1.5 mg/lの制御巾は、下水中の長
期連続運転時にも誤作動を起こす要因が少ないという利
点がある。
においては、嫌気帯域スタート点に固定した計測位置と
しているため、その実施例では0.2 mg/lまたは1.0 mg/l
と低溶存酸素領域での制御を行うと記載しているが、こ
れは市販の溶存酸素計の制御可能領域の下限側であるた
め、制御信号の発信・変換時にセンサの表面汚染等によ
る誤作動の要因を排除することができない。これに対し
本発明における 1.0〜1.5 mg/lの制御巾は、下水中の長
期連続運転時にも誤作動を起こす要因が少ないという利
点がある。
【0038】
【作用】本発明においては、オキシデーションディッチ
内の浄化能力に影響を及ぼす最大要因である水温変動を
感知して、硝化域(B) 内に流路方向での位置を違えて多
点設置した溶存酸素計測センサ(6) のうち、水温変動に
伴って周期移動している硝化域(B) 後半部の位置に所在
する一つのセンサを自動選定し、常時硝化域(B)後半部
を設定溶存酸素濃度に保つように、溶存酸素供給用の曝
気用撹拌機(3) の回転数を制御するようにしている。そ
のため、オキシデーションディッチ内の水温変動による
下水中の窒素成分を中心とする浄化能力の低下を確実に
防止することができる。
内の浄化能力に影響を及ぼす最大要因である水温変動を
感知して、硝化域(B) 内に流路方向での位置を違えて多
点設置した溶存酸素計測センサ(6) のうち、水温変動に
伴って周期移動している硝化域(B) 後半部の位置に所在
する一つのセンサを自動選定し、常時硝化域(B)後半部
を設定溶存酸素濃度に保つように、溶存酸素供給用の曝
気用撹拌機(3) の回転数を制御するようにしている。そ
のため、オキシデーションディッチ内の水温変動による
下水中の窒素成分を中心とする浄化能力の低下を確実に
防止することができる。
【0039】
【実施例】次に実施例をあげて本発明の方法および装置
をさらに説明する。
をさらに説明する。
【0040】実施例1 図1は本発明のオキシデーションディッチの水温追随運
転方法および装置の一例を模式的に示した説明図であ
る。
転方法および装置の一例を模式的に示した説明図であ
る。
【0041】(1) はオキシデーションディッチであり、
脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終端循環流路で
構成されている。脱窒域(A) には導入口(2) から下水が
導入され、ついで硝化域(B) の始端側に設置した曝気用
撹拌機(3) で曝気が行われ、硝化域(B) 後半部からは導
出口(4) を経て浄化水が導出される。
脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終端循環流路で
構成されている。脱窒域(A) には導入口(2) から下水が
導入され、ついで硝化域(B) の始端側に設置した曝気用
撹拌機(3) で曝気が行われ、硝化域(B) 後半部からは導
出口(4) を経て浄化水が導出される。
【0042】硝化域(B) の中心付近には、浄化中の下水
温度の計測のために、水温検出手段(5) の一例としての
市販の水温計が設置される。
温度の計測のために、水温検出手段(5) の一例としての
市販の水温計が設置される。
【0043】そして硝化域(B) の後半部には、溶存酸素
計測センサ(6) として、水温10℃の設計計算値(先に
述べた式(i) および式(ii)に基く)のLd および水温2
5℃の設計計算値(式(i) および式(ii)に基く)のLa
を基準として、5〜10℃、10〜15℃、15〜20
℃、20〜25℃の制御温度グループに対応した4個所
に設置する(硝化域(B) の終端から見て、この順にセン
サ(6d), (6c), (6b),(6a)を設置する)。この実施例で
は一番簡易な等間隔設置方式としたので、各溶存酸素計
測センサ(6d), (6c), (6b), (6a)間の間隔はいずれも7
メートルであり、全長21メートルの移動範囲をカバー
している。
計測センサ(6) として、水温10℃の設計計算値(先に
述べた式(i) および式(ii)に基く)のLd および水温2
5℃の設計計算値(式(i) および式(ii)に基く)のLa
を基準として、5〜10℃、10〜15℃、15〜20
℃、20〜25℃の制御温度グループに対応した4個所
に設置する(硝化域(B) の終端から見て、この順にセン
サ(6d), (6c), (6b),(6a)を設置する)。この実施例で
は一番簡易な等間隔設置方式としたので、各溶存酸素計
測センサ(6d), (6c), (6b), (6a)間の間隔はいずれも7
メートルであり、全長21メートルの移動範囲をカバー
している。
【0044】(7) は制御機構であり、水温設定器(71)、
溶存酸素計測センサ選定調節計(72)、信号変換器(73)お
よび回転数制御器(74)を備えている。この制御機構(7)
の一部は、上述の溶存酸素計測センサ(6) を備えかつ制
御部を有する市販の溶存酸素制御計の制御部で兼ねるこ
とができる。
溶存酸素計測センサ選定調節計(72)、信号変換器(73)お
よび回転数制御器(74)を備えている。この制御機構(7)
の一部は、上述の溶存酸素計測センサ(6) を備えかつ制
御部を有する市販の溶存酸素制御計の制御部で兼ねるこ
とができる。
【0045】水温検出手段(5) による計測値が5〜10
℃の範囲を指示している場合は、水温グループ設定器(7
1)を介して溶存酸素計測センサ(6d)を選択し、同様に水
温検出手段(5) による計測値が20〜25℃の範囲を指
示している場合は、水温グループ設定器(71)を介して溶
存酸素計測センサ(6a)を選択するように、溶存酸素計測
センサ選定調節計(72)を設定する。他の場合も同様であ
る。
℃の範囲を指示している場合は、水温グループ設定器(7
1)を介して溶存酸素計測センサ(6d)を選択し、同様に水
温検出手段(5) による計測値が20〜25℃の範囲を指
示している場合は、水温グループ設定器(71)を介して溶
存酸素計測センサ(6a)を選択するように、溶存酸素計測
センサ選定調節計(72)を設定する。他の場合も同様であ
る。
【0046】このようにして、溶存酸素計測センサ(6
d), (6c), (6b), (6a)のいずれか1個を選択して、発信
される溶存酸素濃度を 1.1〜1.5 mg/lに制御できるよう
に設定する。
d), (6c), (6b), (6a)のいずれか1個を選択して、発信
される溶存酸素濃度を 1.1〜1.5 mg/lに制御できるよう
に設定する。
【0047】そして、選択した溶存酸素計測センサ(6)
からの信号により、信号変換器(73)を介して、回転数制
御器(74)により曝気用撹拌機(3) の回転数制御を実施す
る。
からの信号により、信号変換器(73)を介して、回転数制
御器(74)により曝気用撹拌機(3) の回転数制御を実施す
る。
【0048】これによって、水温変動に追随して硝化域
(B) 後半の溶存酸素濃度を 1/1〜1.5 mg/lの最適範囲内
に自動制御したオキシデーションディッチの運転を実施
することができる。
(B) 後半の溶存酸素濃度を 1/1〜1.5 mg/lの最適範囲内
に自動制御したオキシデーションディッチの運転を実施
することができる。
【0049】本実施例における、導入口(原水流入口)
(2) および導出口(浄化水流出口)(4) におけるケルダ
ール窒素の分析結果は、次の表1の通りであった。
(2) および導出口(浄化水流出口)(4) におけるケルダ
ール窒素の分析結果は、次の表1の通りであった。
【0050】
【表1】 ケルダ−ル窒素の分析結果 水温 選択した 溶存酸素量 ケルダール窒素(mg/l) (℃) センサ (mg/l) 導入口(2) 導出口(4) 9 (6d) 1.5 43.0 5.0 13 (6c) 1.3 44.0 4.5 18 (6b) 1.2 45.0 4.5 22 (6a) 1.1 42.0 4.0
【0051】表1からもわかるように、硝化域(B) 後半
部の溶存酸素計測センサ(6) 設置位置での溶存酸素量は
1.1〜1.5 mg/lの範囲に制御されており、導出口(4) に
おけるケルダール窒素はいずれも設計数値(5mg/l)以
下に浄化されており、9〜22℃のいずれの水温下にお
いても、全温度域で良好な運転結果が得られた。
部の溶存酸素計測センサ(6) 設置位置での溶存酸素量は
1.1〜1.5 mg/lの範囲に制御されており、導出口(4) に
おけるケルダール窒素はいずれも設計数値(5mg/l)以
下に浄化されており、9〜22℃のいずれの水温下にお
いても、全温度域で良好な運転結果が得られた。
【0052】
【発明の効果】本発明においては、オキシデーションデ
ィッチ内の浄化能力に影響を及ぼす最大要因である水温
変動を感知して、硝化域(B) 内に流路方向での位置を違
えて多点設置した溶存酸素計測センサ(6) のうち、水温
変動に伴って周期移動している硝化域(B) 後半部の位置
に所在する一つのセンサを自動選定し、常時硝化域(B)
後半部を設定溶存酸素濃度に保つように、溶存酸素供給
用の曝気用撹拌機(3) の回転数を制御するようにしてい
る。そのため、季節変動などによるオキシデーションデ
ィッチ内の水温変動があっても、下水中の窒素成分を中
心とする浄化能力の低下を確実に防止することができ
る。
ィッチ内の浄化能力に影響を及ぼす最大要因である水温
変動を感知して、硝化域(B) 内に流路方向での位置を違
えて多点設置した溶存酸素計測センサ(6) のうち、水温
変動に伴って周期移動している硝化域(B) 後半部の位置
に所在する一つのセンサを自動選定し、常時硝化域(B)
後半部を設定溶存酸素濃度に保つように、溶存酸素供給
用の曝気用撹拌機(3) の回転数を制御するようにしてい
る。そのため、季節変動などによるオキシデーションデ
ィッチ内の水温変動があっても、下水中の窒素成分を中
心とする浄化能力の低下を確実に防止することができ
る。
【図1】本発明のオキシデーションディッチの水温追随
運転方法および装置の一例を模式的に示した説明図であ
る。
運転方法および装置の一例を模式的に示した説明図であ
る。
【図2】水温と硝化域長さとの関係を示したグラフであ
る。
る。
(1) …オキシデーションディッチ、(A) …脱窒域、(B)
…硝化域、(2) …導入口、(3) …曝気用撹拌機、(4) …
導出口、(5) …水温検出手段、(6), (6a), (6b), (6c),
(6d) …溶存酸素計測センサ、(7) …制御機構、(71)…
水温グループ設定器、(72)…溶存酸素計測センサ選定調
節計、(73)…信号変換器、(74)…回転数制御器
…硝化域、(2) …導入口、(3) …曝気用撹拌機、(4) …
導出口、(5) …水温検出手段、(6), (6a), (6b), (6c),
(6d) …溶存酸素計測センサ、(7) …制御機構、(71)…
水温グループ設定器、(72)…溶存酸素計測センサ選定調
節計、(73)…信号変換器、(74)…回転数制御器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終
端循環流路で構成されたオキシデーションディッチ(1)
の脱窒域(A) に導入口(2) から下水を導入し、硝化域
(B) の始端側に設置した曝気用撹拌機(3) で曝気を行っ
て、硝化域(B) 最後部から導出口(4) を経て浄化水を導
出するにあたり、 オキシデーションディッチ(1) 内の適当個所には、浄化
中の下水温度を検出する水温検出手段(5) を設置し、 オキシデーションディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存
酸素計測センサ(6) を流路方向での位置を違えて多点に
設置し、 水温検出手段(5) による計測値に応じて、多点設置され
た溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選定する
と共に、その選定された計測位置の溶存酸素計測センサ
(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の回転
数を制御することにより、浄化中の下水の温度変化に起
因する浄化効率の低下を防止するようにしたこと、を特
徴とするオキシデーションディッチの水温追随運転方
法。 - 【請求項2】水温検出手段(5) を、オキシデーションデ
ィッチ(1) の硝化域(B) に設置したことを特徴とする請
求項1記載の水温追随運転方法。 - 【請求項3】脱窒域(A) および硝化域(B) からなる無終
端循環流路で構成されたオキシデーションディッチ(1)
の脱窒域(A) に下水の導入口(2) 、硝化域(B) の始端側
に曝気用撹拌機(3) 、硝化域(B) 最後部に浄化水の導出
口(4) をそれぞれ設置した設備において、 オキシデーションディッチ(1) 内の適当個所には、浄化
中の下水温度を検出する水温検出手段(5) を設置し、 オキシデーションディッチ(1) の硝化域(B) には、溶存
酸素計測センサ(6) を流路方向での位置を違えて多点に
設置し、 さらに、水温検出手段(5) による計測値に応じて多点設
置された溶存酸素計測センサ(6) のうちのいずれかを選
定すると共にその選定された計測位置の溶存酸素計測セ
ンサ(6) の溶存酸素計測値に基いて曝気用撹拌機(3) の
回転数を制御するための制御機構(7) を設けたこと、を
特徴とするオキシデーションディッチの水温追随運転装
置。 - 【請求項4】制御機構(7) が、水温グループ設定器(7
1)、溶存酸素計測センサ選定調節計(72)、信号変換器(7
3)および回転数制御器(74)からなる請求項3記載の水温
追随運転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7195865A JP2938369B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | オキシデーションディッチの水温追随運転方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7195865A JP2938369B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | オキシデーションディッチの水温追随運転方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0919696A true JPH0919696A (ja) | 1997-01-21 |
| JP2938369B2 JP2938369B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=16348282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7195865A Expired - Fee Related JP2938369B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | オキシデーションディッチの水温追随運転方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2938369B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336893A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オキシデーションディッチの運転制御方法 |
| TWI466480B (zh) * | 2007-01-10 | 2014-12-21 | Qualcomm Inc | 使用循環往復地移位序列的資訊傳輸 |
| CN110357255A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-10-22 | 天津创业环保集团股份有限公司 | 一种高效脱氮除磷氧化沟 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7195865A patent/JP2938369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336893A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オキシデーションディッチの運転制御方法 |
| TWI466480B (zh) * | 2007-01-10 | 2014-12-21 | Qualcomm Inc | 使用循環往復地移位序列的資訊傳輸 |
| CN110357255A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-10-22 | 天津创业环保集团股份有限公司 | 一种高效脱氮除磷氧化沟 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2938369B2 (ja) | 1999-08-23 |
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Legal Events
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