JPH09199414A - 半導体装置製造工程における合わせ誤差測定方法及び露光方法並びに重ね合わせ精度管理方法 - Google Patents
半導体装置製造工程における合わせ誤差測定方法及び露光方法並びに重ね合わせ精度管理方法Info
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Abstract
ット向上が可能な、合わせ精度の測定方法および露光方
法と、合わせ精度管理方法を提供する。 【解決手段】 フィールド間合わせ誤差とフィールド内
合わせ誤差とは、理論上独立に取り扱うことができ、さ
らに倍率、回転といったフィールド内成分の誤差のバラ
ツキは通常は無視し得る程小さいので、従来のようにウ
エハWからサンプリングされる露光フィールドFのすべ
てに多点測定を行うことなく、少数の露光フィールドの
みに多点測定を行うだけで実用上充分な精度を実現す
る。1枚のウエハWから9個の露光フィールドFをサン
プリングし、そのうち中央の1個でフィールド内5点測
定、周辺の8個でフィールド内1点測定を行うことで、
測定地点Pの総数を13個とし、従来の45地点を大幅
に削減する。
Description
を利用して基板上に形成される半導体デバイスの製造工
程における基板とフォトマスクとの間の合わせ精度の測
定ならびに露光、あるいは上下パターン間の重ね合わせ
精度の管理において、スループットを改善するための技
術に関する。
用されるリソグラフィは、縮小投影露光装置の投影レン
ズ(対物レンズ)の高NA化、高圧水銀ランプの輝線か
らエキシマ・レーザ光への移行にみられる露光波長の短
波長化、あるいは位相シフト法や変形照明法といった超
解像技術の採用により、その解像度を確実に向上させて
きた。
ステージの制振や温調、あるいは投影光学系の収差の改
善といった、装置性能の改善による合わせ精度の向上が
なされてきた。合わせ精度としては、一般にデザイン・
ルール(最小加工寸法)の1/3〜1/4の値が要求さ
れ、例えば0.3μmルールにおいては、0.1μm以
下の高い合わせ精度が管理目標値として要求されること
になる。そして、このような高精度の合わせ操作を可能
にする技術が、測定方法や露光におけるアライメント、
ならびに重ね合わせ精度の管理方法について要求される
に到っている。
で測定されたステージ座標系と基板座標系とのズレの統
計処理に基づきアライメントがなされる。例えば1次式
による変換モデルを導入し、露光に先立って基板上の露
光対象となるフィールド(以下、これを便宜上、露光フ
ィールドあるいは単にフィールドと称する)について、
測定された座標と基準座標との差分の二乗の積算の和で
記述される誤差成分を1次変換モデルの各変換パラメー
タで偏微分して得られる連立方程式から、前記1次変換
モデルの各変換パラメータを定め、ついで定めた変換パ
ラメータを係数とした1次変換モデルに基づいてアライ
メント格子(予想格子)を作成し、このアライメント格
子が示す座標に基づいてアライメントを行った後に露光
がなされている。
ップは、以下の通りである。 (1)1ロットから所定枚数のウエハを抜き取り、各ウ
エハ内で幾つかの露光がなされたフィールド(以下、こ
の露光済みのフィールドも、便宜上、露光フィールドと
称する。なお前記露光対象となるフィールドとの区別が
必要な際にはその都度記述される)をサンプリングし、
サンプリングしたフィールドに発生している重ね合わせ
誤差をバーニアの目視観察、あるいは専用の測定装置を
用いた観測により測定し、(2)上記の重ね合わせ誤差
から、平均値xと標準偏差σを求め、(3)|x|+3
σと管理目標値(スペック)を比較し、(4)|x|+
3σ管理目標値であれば合格、|x|+3σ>管理目標
値であれば不合格(スペックアウト)と判定する。この
ように、重ね合わせ精度の管理は一般的な品質管理手法
と同様、|x|+3σ(xは平均値、|x|は平均値の
絶対値、σは標準偏差)の値を管理目標値と比較するこ
とにより行われる。
て母集団の99.7%を含む範囲である。|x|+3σ
が管理目標値以下である場合には、そのロットのウエハ
はすべて次工程へ送られるが、管理目標値を越えている
(スペックアウト)場合には、そのロットのウエハはす
べて再生工程へ回される。ここで再生工程とは、レジス
ト・パターンを一旦剥離し、再度リソグラフィを行って
レジスト・パターンを形成し直す一連の工程を指す。
精度管理工程に共通して必要とされる技術は、合わせ誤
差の測定技術である。以下、露光工程の位置合わせに係
る誤差あるいは重ね合わせ精度管理工程における重ね合
わせ誤差は、特に明記する場合を除き、説明の便宜上纏
めて”合わせ誤差”と略記する。また”合わせ精度”に
ついても同様である。ところで従前では、このような合
わせ誤差として主としてフィールド間で発生する合わせ
誤差が対象とされてきた。例えば合わせ精度の管理に関
してはフィールド間誤差が対象になっていた。しかしな
がら近年は、半導体デバイスが高集積化され、また生産
性向上のために1ショットで複数個のチップが露光され
ることから、個々の露光フィールドのサイズが20mm
角以上に大型化しており、この結果露光フィールド隅部
の合わせ誤差が、露光工程においても、また重ね合わせ
精度管理工程においても、いずれも無視できないレベル
に達している。
て、フィールド内における合わせ精度にかかる技術が、
露光工程ならびに重ね合わせ精度管理工程において重要
になっている。すなわち、フィールド内外の合わせ精度
をまとめた総合的な合わせ精度を意味する、「トータル
・オーバーレイ精度」が必要とされるに至った。
せ精度の測定は、通常、1個の露光フィールド内で1個
の地点を選んで合わせ誤差を測定する、所謂フィールド
内1点測定により行われてきた。これに対し、フィール
ド内合わせ精度の測定は、通常、1個の露光フィールド
内で複数個の地点を選んで合わせ誤差を測定する、所謂
フィールド内多点測定により行われている。
装置あるいは重ね合わせ精度測定機を用いて、前記のフ
ィールド内多点測定を行う場合には、フィールド間精度
の測定用にサンプリングされた露光フィールドの個々に
ついて、多点測定が行われている。この場合、露光装置
ではロットを構成している全ウエハが対象とされ、重ね
合わせ精度測定機ではロットからサンプリングされたウ
エハが対象とされる。例えば図5は、このような重ね合
わせ精度測定機による処理を示す。同図には、1ロット
からサンプリングされた例えば3枚のウエハWの各々に
おいて、全25個の露光フィールドFの中からサンプリ
ングされた9個すべての露光フィールドFの各々につい
て、それぞれ5個の測定地点Pで測定を行う様子が模式
的に示されている。
ポイント)×(9フィールド)で45となる。よって前
記のようにサンプリングされたすべての露光フィールド
Fについて5点測定を行ったとすると、1点測定により
フィールド間重ね合わせ誤差のみを測定していた場合に
比べて、測定の所要時間が5倍以上に増大してしまうと
いう問題があった。これは、測定そのものに要する時間
に加え、ウエハのハンドリングやアライメントに時間を
要することに因る。そして前記のような問題点は、露光
工程でのフィールド内成分アライメントの測定において
も同様に生じるものであった。
グポイントの増加によってリソグラフィのスループット
を大幅に低下させ、結果的に半導体デバイスのコストを
上昇させるという問題があった。そこで本発明は、従来
技術が有する前記のような問題を解決し、加工精度およ
び管理精度を維持しながらスループットを向上させるこ
とが可能な、合わせ精度の測定方法および露光方法と、
重ね合わせ精度管理方法を提供することを目的とする。
の測定方法は、上述の目的を達成するために提案される
ものであり、サンプリングされた露光フィールドのすべ
てについて多点測定を行うという従来の考え方から脱
し、多点測定を行う露光フィールド(以下、多点測定フ
ィールドと称する)の数をサンプリングされた露光フィ
ールドの総数よりも少なくとも1以上減らし、残りの露
光フィールドについては1点測定を行うことを基本的な
考え方としている。これは、「フィールド内合わせ誤差
とフィールド間合わせ誤差とは、独立に扱うことができ
る」という理論的根拠および、本発明者がメカサンプル
を用いた実測に基づいて経験的に得た知見に依拠するも
のである。
せ誤差を例に説明する。いま、露光フィールド内の重ね
合わせ誤差の測定を図1のように考える。この図は、測
定基準となる露光フィールドと重ね合わせ誤差を生じた
露光フィールドとの間の相対誤差を示すものであり、フ
ィールド内5点測定の例である。ここで、基準となるi
番目の露光フィールド内のj番目の測定地点の座標(x
ij、yij)と、重ね合わせ誤差を生じたi番目の露
光フィールド内のj番目の測定地点の座標(xij′、
yij′)との間には、次の数1の関係が成り立つ。
率、θは回転をそれぞれ表す。これらは、いずれも線形
誤差の成分である。線形誤差とは、ウエハW上にある一
定の傾向をもって現われる補正可能な1次の誤差であ
る。なお、フィールド間の重ね合わせ誤差を論ずる場合
には、倍率(フィールド間の倍率は「スケーリング」と
呼ばれる)と回転とはウエハWの中心から半径方向に沿
って増大することを特色とするが、上記のようなフィー
ルド内の重ね合わせ誤差を論ずる場合には、xy方向で
独立に変化しない成分として取り扱われる。
計算すると、数2のようになる。
の非線形誤差が考慮されていない。非線形誤差とは、ウ
エハW上の2次以上の誤差であり、典型的には露光装置
の投影レンズの収差による誤差、ウエハWの熱変形、重
ね合わせ誤差測定時の測定誤差が含まれる。かかる非線
形誤差は、各レイヤのデザイン・ルールに応じて解像度
の異なる複数の露光装置を使い分ける、いわゆるミック
ス&マッチ露光を行う場合はもちろんのこと、すべての
レイヤに対して単独の露光装置を用いる、いわゆるシン
グル・マシン露光を行う場合にも少なからず発生する。
そこで、より現実的なトータル・オーバーレイの表現と
しては、数3が適当である。
項をまとめて次の数4
うに書き替えることができる。
otal2が、フィールド内重ね合わせ誤差の分散σi
ntra2とフィールド間重ね合わせ誤差の分散σin
ter2の和で表されていることを示している。即ち、
露光フィールド内外の重ね合わせ誤差は、理論上互いに
独立に取り扱えることがわかる。
得た経験的知見について説明する。メカサンプルとは、
実際の半導体デバイスの製造プロセスに含まれる代表的
な工程をウエハ上に再現したものである。本発明者の検
討により、倍率、回転といったフィールド内誤差のバラ
つきは、無視しえる程度に小さいことが確認された。こ
の結果、数4中、分散に関する項は無視して良いことに
なり、また倍率と回転は、i番目の露光フィールドにお
ける倍率と回転で代表させることが可能となる。以上の
知見に基づき、数4は次の数6のように書き替えること
ができる。
ドのすべてにおいて多点測定を行う必要はなく、一部の
露光フィールドについてのみ多点測定を行い、残りの露
光フィールドについては1点測定を行うようにしても、
正しい評価が可能になることを示している。
目的を実現するため、本発明に係る合わせ誤差測定方法
は、半導体装置製造工程で基板上に繰り返されるリソグ
ラフィのショットに対応して該基板上に複数形成される
露光フィールドにつき発生する合わせ誤差の測定方法に
おいて、前記基板上からサンプリングされるn個(nは
2以上の自然数)の露光フィールド中、m個(mは1≦
m≦n−1を満たす自然数)についてはフィールド内多
点測定を行い、残る(n−m)個についてはフィールド
内1点測定を行うことを特徴とする。また、とりわけ前
記mを1とすることを特徴とする。
よれば、多点測定露光フィールド数が基板(ウエハ)単
位で減少する。
せ誤差測定方法にそって構成される。すなわち、本発明
に係る露光方法は、半導体装置製造工程で基板上に繰り
返されるリソグラフィのショットに対応して該基板上に
複数形成される露光フィールドの所定部分の測定に基づ
きアライメントがなされる露光方法において、前記基板
上からサンプリングされるn個(nは2以上の自然数)
の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−1を満た
す自然数)についてフィールド内多点測定を行い、残る
(n−m)個についてフィールド内1点測定を行い、か
つ前記ひとつのフィールド内多点測定結果に基づき少な
くとも1個の露光フィールドのフィールド内成分アライ
メントがなされる構成とされる。また、とりわけ前記m
を1とする構成とされる。
一のウエハー内では1ショットあるいは数ショットのみ
のアライメント補正をするだけで、他の各露光フィール
ドについてもフィールド内線形誤差補正が同時になされ
ることで、多点測定露光フィールド数が基板(ウエハ)
単位で減少する。
から得た、別の経験的知見では、同一ロットに属するウ
エハー間でのフィールド内線形誤差の差は無視できる程
度に小さい。すなわち、フィールド内線形誤差成分であ
るフィールド倍率とフィールド回転は、実測値において
同一ロット内での変動量は無視できる程度に小さいこと
が確認された。したがって、この結果によると、同一ロ
ットに属する複数枚のウエハーについては、ウエハー1
枚のみ、あるい数枚おきにフィールド内成分の誤差測定
を行うと、い、この測定結果を、同一ロットに属する他
の各ウエハーについても適用し得ることが明らかとなっ
た。
差測定方法は、半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
形成される露光フィールドにつき発生する合わせ誤差の
測定方法において、前記基板が属するロットを構成する
N枚(Nは2以上の自然数)の基板中のM枚(Mは1≦
M≦N−1を満たす自然数)の基板に対しては前記各基
板上からサンプリングされる複数個の露光フィールドの
少なくとも1個についてフィールド内多点測定を行い、
残る(N−M)枚の基板に対しては前記各基板上からサ
ンプリングされる複数個の露光フィールドについてフィ
ールド内1点測定を行うことを特徴とする。また、とり
わけ前記M枚の基板につきサンプリングされる複数個の
露光フィールドすべてについてフィールド内多点測定を
行うことを特徴とする。
よれば、多点測定露光フィールド数がロット単位で減少
する。
構成された本発明に係る露光方法は、半導体装置製造工
程で基板上に繰り返されるリソグラフィのショットに対
応して該基板上に複数形成される露光フィールドの所定
部分の測定に基づきアライメントがなされる露光方法に
おいて、前記基板が属するロットを構成する全N枚(N
は2以上の自然数)の基板中、該ロットの第1番目の基
板を含むM枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)の
基板に対して前記各基板上でサンプリングされる複数個
の露光フィールドの少なくとも1個についてフィールド
内多点測定を行い、残る(N−M)枚の基板に対して前
記各基板からサンプリングされる複数個の露光フィール
ドについてフィールド内1点測定を行い、前記M枚の基
板の前記フィールド内多点測定結果に基づき、該基板の
露光フィールドに対してフィールド内成分アライメント
を行うとともに、前記M枚の基板になされた前記フィー
ルド内多点測定結果を他の(N−M)枚の基板にも適用
して露光フィールドのフィールド内成分アライメントを
することを特徴とする。また、とりわけ前記M枚の基板
につきサンプリングされる複数個の露光フィールドすべ
てについてフィールド内多点測定を行うことを特徴とす
る。
点測定する露光フィールド数がロット単位で減少する。
同一ロットに属する各基板に対する前記フィールド内成
分のアライメントは、前記ロットに属する少なくとも第
1番目の基板を含む任意の基板を用いて既になされたフ
ィールド内成分のアライメント補正量を、他の基板にも
適用することにより実行されるのであるが、この際にお
いてとりわけロットの第1番目の基板で得られたアライ
メント補正量が適用されることが好ましい。
方法は、基板上で繰り返されるリソグラフィのショット
に対応して該基板上に複数形成される露光フィールドで
発生する重ね合わせ誤差を測定し、前記測定結果に基づ
き重ね合わせ精度を管理する方法において、前記重ね合
わせ誤差の測定では、前記基板上からサンプリングされ
るn個(nは2以上の自然数)の露光フィールド中、m
個(mは1≦m≦n−1を満たす自然数)についてはフ
ィールド内多点測定を行い、残る(n−m)個について
はフィールド内1点測定を行うことを特徴とする。ま
た、とりわけ前記mを1とすることを特徴とする。
法によれば、多点測定する露光フィールド数が基板(ウ
エハ)単位で減少する。
理方法は、基板上で繰り返されるリソグラフィのショッ
トに対応して該基板上に複数形成される露光フィールド
で発生する重ね合わせ誤差を測定し、前記測定結果に基
づき重ね合わせ精度を管理する方法において、前記重ね
合わせ誤差の測定では、前記基板が属するロットからサ
ンプリングされるN枚(Nは2以上の自然数)の基板
中、M枚(Mは1≦M≦N-1を満たす自然数)の基板
については前記各基板からさらにサンプリングされる複
数個の露光フィールドの少なくとも1個についてフィー
ルド内多点測定を行い、残る(N−M)枚の基板につい
ては前記各基板からさらにサンプリングされる複数個の
露光フィールドについてフィールド内1点測定を行うこ
とを特徴とする。また、とりわけ前記M枚の基板につき
サンプリングされる複数個の露光フィールドすべてにつ
いて多点測定を行うことを特徴とする。あるいは前記M
を1とすることを特徴とする。
法によれば、多点測定する露光フィールド数がロット単
位で減少する。
施例に基づいて説明する。 実施例1 表1は、1枚のウエハー面上に十字方向に配列された露
光フィールドの各々におけるフィールド内成分(フィー
ルド倍率と、フィールド回転)の線形誤差の実測値であ
る。露光フィールドはショット番号4を中心に、ショッ
ト番号1の上端露光フィールドからショット番号7の下
端露光フィールドまでが面上を上下方向に配列され、ま
たショット番号4を中心に、ショット番号8の左端露光
フィールドからショット番号13の右端露光フィールド
までが面上を左右方向に配列されていて、露光はフィー
ルド内成分のアライメント補正を、各フィールド毎に行
うことなしに実行した結果である。
実測値が示すように、同一ウエハー内でのフィールド内
線形誤差の差は無視できる程度に小さい。この結果が示
すように、同一のウエハー内では1ショットあるいは数
ショットのみのアライメント補正をするだけで、他の各
露光フィールドについてもフィールド内線形誤差補正を
同時になすことが可能になる。
号1、10、20、30)に対しi線ステッパでフィー
ルド内1ポイント計測によるアライメントを実行した後
に露光し、露光後の基板について誤差を測定したもので
ある。したがって、フィールド内線形誤差成分について
は、アライメント補正を一切行っていない場合の実測値
である。
実測値が示すように、同一ロットに属するウエハー間で
のフィールド内線形誤差の差(バラツキ)は無視できる
程度に小さい。すなわち、フィールド内線形誤差成分で
あるフィールド倍率とフィールド回転は、このように実
測値においても、また理論的にも同一ロット内で変動量
は無視できる程度に小さい。したがって、この結果に基
づいて、同一ロットに属する複数枚のウエハーについて
は、ウエハー1枚のみ、あるい数枚おきに露光フィール
ドのフィールド内成分アライメント補正を行い、ついで
この補正量を、同一ロットに属する他の各ウエハーの露
光フィールドのフィールド内成分アライメントについて
も適用することにより、他の各ウエハーのフィールド内
線形誤差補正が可能になる。
に説明する。まず、本実施例3では、4種類のメカサン
プルOL−1、OL−2、OL−3、OL−4を作成し
た。OL−1はi線リソグラフィとドライエッチングに
よる1層目Al配線膜のパターニングから、3回のTE
OS−CVD、レジスト・コーティング、SOG塗布、
エッチバックを含む絶縁膜平坦化間でのプロセスを再現
したものであり、測定項目はAl配線とコンタクト・ホ
ールとの間の重ね合わせ精度である。OL−2は、層間
絶縁膜の形成から上層配線の形成までのプロセスを再現
したものであり、測定項目はコンタクト・ホールとAl
配線との間の重ね合わせ精度である。OL−3は、ポリ
シリコン・パッドLOCOS法によるフィールド酸化膜
の形成からゲート酸化を経て1層目W−ポリサイド膜を
形成するまでのプロセスを再現したものであり、測定項
目はフィールド酸化膜とゲート電極との間の重ね合わせ
精度である。さらにOL−4は、i線リソグラフィとド
ライエッチングによる1層目W−ポリサイド膜のパター
ニングからLDDサイドウオールの形成までのプロセス
を再現したものであり、測定項目はゲート電極とノード
・コンタクトとの間の重ね合わせ精度である。いずれの
メカサンプルもフィールド・サイズは20mm×20m
m、デザイン・ルールは0.5μmである。
である。即ち、1ロットから3枚のウエハWをサンプリ
ングし、各ウエハW上の5個×5個のマトリクス状に配
された露光フィールドFの中から隅の4箇所、一辺の中
点の4箇所、およびウエハ中央の計9個の露光フィール
ドFをサンプリングし、このうちウエハ中央部の1個の
露光フィールドFにて5点測定を行い、残る周辺部の8
個の露光フィールドFでは1点測定を行った。即ち、測
定地点の総数は、13個である。各露光フィールドF内
の測定地点Pは黒点で示されており、1点測定の場合は
フィールド中央、5点測定の場合はこれにフィールド四
隅を加えた。
を求め、表3にまとめた。なお比較のために、前出の図
5に示したごとく、サンプリングされた露光フィールド
のすべてでフィールド内5点測定を行う従来法(測定地
点の総数=45個)による3σの解析結果、および本発
明と従来法との差も併せて示す。
は概ね一致していることが明らかであり、本発明の妥当
性が証明された。本発明では、5点測定フィールドの数
を各ウエハにつき1個としたことにより、測定の所要時
間が従来法に比べて約70%も短縮された。
ールド数を基板単位で削減する場合に相当し、1枚の基
板からサンプリングされるn個(nは2以上の自然数)
の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−1を満た
す自然数)についてはフィールド内多点測定を行い、残
る(n−m)個についてはフィールド内1点測定を行う
ものである。このときの多点測定フィールド数は、本実
施例のように1個(m=1)であっても十分に実用に耐
える。
即ち、1ロットから例えば3枚のウエハWをサンプリン
グした場合、1枚についてはサンプリングされた9個の
露光フィールドFのすべてでフィールド内5点測定を行
い、残る2枚については9個の露光フィールドFのすべ
てでフィールド内1点測定を行う。このようにロット単
位で多点測定フィールド数を減少させたことにより、従
来法に比べて測定の所要時間を約50%短縮することが
できる。
ールド数をロット単位で削減する場合に相当し、そのロ
ットからサンプリングされるN枚(Nは2以上の自然
数)の基板中、M枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然
数)の基板についてはそこからさらにサンプリングされ
る複数個の露光フィールドについてフィールド内多点測
定を行い、残るN−M枚の基板についてはフィールド内
1点測定を行うものである。また、同一ロットに属する
各基板に対するフィールド内誤差測定をする際に、この
ロットに属する任意の基板によって既に得られているフ
ィールド内誤差測定結果を、他の基板にも流用するよう
にすれば、測定に要する時間をさらに短縮することがで
きる。
ある。即ち、1ロットから例えば3枚のウエハWをサン
プリングした場合、1枚についてはサンプリングされた
9個の露光フィールドFのうち中央の1個のみでフィー
ルド内5点測定、残る8個でフィールド内1点測定を行
い、残る2枚については9個の露光フィールドFのすべ
てでフィールド内1点測定を行う。このようにロット単
位と基板単位の両方で多点測定フィールド数を減少させ
たことにより、従来法に比べて測定の所要時間を約80
%短縮することができる。
て、サンプリングされた複数個の露光フィールドのうち
の一部のみを多点測定フィールドとして、多点測定フィ
ールド数をロット単位と基板単位の両方で削減する場合
に相当する。なお、このときの多点測定フィールドを含
む基板の枚数は、本実施例のように1枚(M=1)であ
っても十分に実用に耐える。
フィールド数を、基板(ウエハ)単位あるいはロット単
位の少なくとも一方で削減することを可能にする。
基本的に基板上のどの位置から選択されても良いが、露
光フィールド毎のバラつきをなるべく抑えるため、ある
程度の対称性をもって選択されることが望ましい。特
に、多点測定を行う露光フィールド数を1個とする場合
には、この露光フィールドを基板中央から選択すること
が好ましく、これにより、ウエハーの熱変形等による影
響を最小限にとどめることができる。
明したが、本発明はこれらの実施例に何等限定されるも
のではない。例えば、デザイン・ルール、ウエハ上の露
光フィールドのレイアウト、フィールド・サイズ、サン
プリング・レイアウト、フィールド内測定地点の数およ
びレイアウト等の細部については、適宜変更や選択が可
能であることは言うまでもない。
明によれば多点測定フィールド数を削減しても、実用上
十分な精度のアライメントと、補正による露光と、露光
後の重ね合わせ精度の管理を行うことができる。したが
って、合わせ精度(補正精度)を損なうことなくサンプ
リング数を減少させることができ、TAT向上とともに
リソグラフィにかかる総所要時間も短縮することができ
る。このように、本発明は半導体デバイス製造における
信頼性向上、コスト削減、スループット向上に大きく貢
献するものである。
明する模式図である。
単位で減少させる例を示す模式図である。
ト単位で減少させる例を示す模式図である。
単位とロット単位の両方で減少させる例を示す模式図で
ある。
てについて、サンプリングされた露光フィールドのすべ
てでフィールド内5点測定を行う従来法を示す模式図で
ある。
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
形成される露光フィールドにつき発生する合わせ誤差の
測定方法において、 前記基板上からサンプリングされるn個(nは2以上の
自然数)の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−
1を満たす自然数)についてはフィールド内多点測定を
行い、残る(n−m)個についてはフィールド内1点測
定を行うことを特徴とする合わせ誤差測定方法。 - 【請求項2】 前記mを1とすることを特徴とする請求
項1記載の合わせ誤差測定方法。 - 【請求項3】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
形成される露光フィールドにつき発生する合わせ誤差の
測定方法において、 前記基板が属するロットを構成するN枚(Nは2以上の
自然数)の基板中のM枚(Mは1≦M≦N−1を満たす
自然数)の基板に対しては前記各基板上からサンプリン
グされる複数個の露光フィールドの少なくとも1個につ
いてフィールド内多点測定を行い、残る(N−M)枚の
基板に対しては前記各基板上からサンプリングされる複
数個の露光フィールドについてフィールド内1点測定を
行うことを特徴とする合わせ誤差測定方法。 - 【請求項4】 前記M枚の基板につきサンプリングされ
る複数個の露光フィールドすべてについてフィールド内
多点測定を行うことを特徴とする請求項3記載の合わせ
誤差測定方法。 - 【請求項5】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
形成される露光フィールドの所定部分の測定に基づきア
ライメントがなされる露光方法において、 前記基板上からサンプリングされるn個(nは2以上の
自然数)の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−
1を満たす自然数)についてフィールド内多点測定を行
い、残る(n−m)個についてフィールド内1点測定を
行い、かつ前記ひとつのフィールド内多点測定結果に基
づき少なくとも1個の露光フィールドのフィールド内成
分アライメントがなされることを特徴とする露光方法。 - 【請求項6】 前記mが1であることを特徴とする請求
項5記載の露光方法。 - 【請求項7】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
形成される露光フィールドの所定部分の測定に基づきア
ライメントがなされる露光方法において、 前記基板が属するロットを構成する全N枚(Nは2以上
の自然数)の基板中、該ロットの第1番目の基板を含む
M枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)の基板に対
して前記各基板上でサンプリングされる複数個の露光フ
ィールドの少なくとも1個についてフィールド内多点測
定を行い、残る(N−M)枚の基板に対して前記各基板
からサンプリングされる複数個の露光フィールドについ
てフィールド内1点測定を行い、前記M枚の基板の前記
フィールド内多点測定結果に基づき、該基板の露光フィ
ールドに対してフィールド内成分アライメントを行うと
ともに、前記M枚の基板になされた前記フィールド内多
点測定結果を他の(N−M)枚の基板に適用して露光フ
ィールドのフィールド内成分アライメントをすることを
特徴とする露光方法。 - 【請求項8】 前記M枚の基板につきサンプリングされ
る複数個の露光フィールドすべてについてフィールド内
多点測定を行うことを特徴とする請求項7記載の露光方
法。 - 【請求項9】 基板上で繰り返されるリソグラフィのシ
ョットに対応して該基板上に複数形成される露光フィー
ルドで発生する重ね合わせ誤差を測定し、前記測定結果
に基づき重ね合わせ精度を管理する方法において、 前記重ね合わせ誤差の測定では、前記基板上からサンプ
リングされるn個(nは2以上の自然数)の露光フィー
ルド中、m個(mは1≦m≦n−1を満たす自然数)に
ついてはフィールド内多点測定を行い、残る(n−m)
個についてはフィールド内1点測定を行うことを特徴と
する重ね合わせ精度管理方法。 - 【請求項10】 前記mを1とすることを特徴とする請
求項9記載の重ね合わせ精度管理方法。 - 【請求項11】 基板上で繰り返されるリソグラフィの
ショットに対応して該基板上に複数形成される露光フィ
ールドで発生する重ね合わせ誤差を測定し、前記測定結
果に基づき重ね合わせ精度を管理する方法において、 前記重ね合わせ誤差の測定では、前記基板が属するロッ
トからサンプリングされるN枚(Nは2以上の自然数)
の基板中、M枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)
の基板については前記各基板からさらにサンプリングさ
れる複数個の露光フィールドの少なくとも1個について
フィールド内多点測定を行い、残る(N−M)枚の基板
については前記各基板からさらにサンプリングされる複
数個の露光フィールドについてフィールド内1点測定を
行うことを特徴とする重ね合わせ精度管理方法。 - 【請求項12】 前記M枚の基板につきサンプリングさ
れる複数個の露光フィールドすべてについて多点測定を
行うことを特徴とする請求項11記載の重ね合わせ精度
管理方法。 - 【請求項13】 前記Mを1とすることを特徴とする請
求項11または12記載の重ね合わせ精度管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25602496A JP3721655B2 (ja) | 1995-11-17 | 1996-09-27 | 半導体装置製造工程における合わせ誤差測定方法及び露光方法並びに重ね合わせ精度管理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-299954 | 1995-11-17 | ||
| JP29995495 | 1995-11-17 | ||
| JP25602496A JP3721655B2 (ja) | 1995-11-17 | 1996-09-27 | 半導体装置製造工程における合わせ誤差測定方法及び露光方法並びに重ね合わせ精度管理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199414A true JPH09199414A (ja) | 1997-07-31 |
| JP3721655B2 JP3721655B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=26542531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25602496A Expired - Fee Related JP3721655B2 (ja) | 1995-11-17 | 1996-09-27 | 半導体装置製造工程における合わせ誤差測定方法及び露光方法並びに重ね合わせ精度管理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3721655B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100342385B1 (ko) * | 1999-11-11 | 2002-07-04 | 황인길 | 반도체 소자 제조 공정에서의 웨이퍼 스케일 측정 방법 |
| JP2003037049A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Canon Inc | 露光装置の精度分析方法 |
| JP2007042701A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Nikon Corp | 情報表示システム |
| JP2007311580A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Nikon Corp | 露光方法、露光装置、計測方法及び計測装置 |
| JP2008211233A (ja) * | 2003-05-13 | 2008-09-11 | Asml Netherlands Bv | 処理工程の特性を明らかにする方法、及びデバイスを製造する方法 |
Citations (6)
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| JPH05217845A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | アライメント測定用パターン |
| JPH06275496A (ja) * | 1993-01-21 | 1994-09-30 | Nikon Corp | 位置合わせ方法 |
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| JPH09283404A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-31 | Nec Corp | 電子線露光方法 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25602496A patent/JP3721655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2007311580A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Nikon Corp | 露光方法、露光装置、計測方法及び計測装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3721655B2 (ja) | 2005-11-30 |
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