JPH0919953A - 合成樹脂射出成形用金型の流動解析の評価方法及び設計方法 - Google Patents

合成樹脂射出成形用金型の流動解析の評価方法及び設計方法

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JPH0919953A
JPH0919953A JP7172096A JP17209695A JPH0919953A JP H0919953 A JPH0919953 A JP H0919953A JP 7172096 A JP7172096 A JP 7172096A JP 17209695 A JP17209695 A JP 17209695A JP H0919953 A JPH0919953 A JP H0919953A
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synthetic resin
mold
solidified layer
thickness
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JP7172096A
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Yasuhiro Sasaki
康裕 佐々木
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Calsonic Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • B29C33/3835Designing moulds, e.g. using CAD-CAM
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7693Measuring, controlling or regulating using rheological models of the material in the mould, e.g. finite elements method

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェルドラインが目立たない合成樹脂製品を
得る為の金型の設計に要するコストの低減及び時間の短
縮を図る。 【構成】 流動解析ソフトウェアをインストールしたコ
ンピュータにより、ウェルド位置と固化層の厚さとを求
める。求められたウェルド位置に於ける固化層の厚さが
所定値以下の場合に、目立つウェルドラインが形成され
ないとして、計算した条件で実際に金型を製作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る合成樹脂射出成形
用金型の流動解析の評価方法及び設計方法は、例えば自
動車用空調機を制御する為、ダッシュボード部分に設け
る制御器の化粧パネルを造る合成樹脂射出成形用金型を
設計するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷暖房や除湿を行なう為の
空調機は、運転席側方のダッシュボードに設けた制御器
により制御する。この制御器の表面は自動車室内に露出
するので、図4に示す様な化粧パネル1によって覆う事
により体裁を整える。この化粧パネル1は一般的に、A
BS系の合成樹脂を射出成形する事により造る場合が多
い。
【0003】この様な合成樹脂を射出成形する事により
上記化粧パネル1を造るには、複数の金型素子により構
成される金型の内部に設けられたキャビティ内に加熱溶
融したABS系の合成樹脂を、互いに離隔した位置に設
けられた複数のゲート2、2を通じて注入する。上記キ
ャビティの内面形状は、造るべき化粧パネル1の外面形
状に一致している。又、上記合成樹脂は、250℃程度
に加熱されて、溶融状態のままシリンダ内に貯溜されて
おり、射出成形時には、所定の圧力を加えた状態でこの
シリンダから上記キャビティ内に、上記複数のゲート
2、2を通じて送り込まれる。この様にしてキャビティ
内に送り込まれた合成樹脂は、このキャビティ内で冷却
固化した後に上記金型から取り出す。この取り出し作業
の際には、上記複数の金型素子を分割し(金型を開
き)、何れかの金型素子に付設した1本乃至複数本のノ
ックアウトピンを突き出して、当該金型から上記化粧パ
ネル1を分離する。尚、図4にゲート2、2として示し
た部分は、実際にはゲートに対応して上記化粧パネル1
の半製品に形成された余肉部分であるが、説明の為、当
該余肉部分をゲート2、2として説明する。
【0004】上述の様にして化粧パネル1を射出成形す
るには、キャビティ内に合成樹脂を、上記複数のゲート
2、2から送り込む必要がある。この理由は、化粧パネ
ル1の外面形状に合わせて扁平な内面形状を有するキャ
ビティ内に溶融した合成樹脂をまんべんなく行き渡らせ
る事で、均質の化粧パネル1を造る為である。ところ
が、複数のゲート2、2から合成樹脂の送り込みを行な
う事、及び化粧パネル1の形状に起因して、でき上がっ
た化粧パネル1にウェルドラインと呼ばれる欠陥が生じ
る。
【0005】即ち、化粧パネル1には、各種スイッチや
表示灯等を嵌め込む為に複数の透孔3、3を形成する。
上記複数のゲート2、2からキャビティ内に送り込まれ
た合成樹脂は、これら各透孔3、3の周囲を回って、隣
り合う透孔3、3の間部分4、4に入り込む。この際、
これら各間部分4、4には、それぞれの間部分4、4の
両側から合成樹脂が進入し、各間部分4、4の中間部で
互いにぶつかり合う(合流する)。この結果、これら各
間部分4、4の中間部には、表面が微妙に凹む等の変形
が生じる。この変形が、上記ウェルドラインと呼ばれる
欠陥である。図4に記載した化粧パネル1の場合には、
複数の実線aで示した部分に、ウェルドラインが発生す
る。
【0006】この様なウェルドライン部分は、製品自体
の強度も他の部分に比べて低いが、化粧パネル1の場合
には強度の低下は殆ど問題にならない。但し、表面に凹
み等の変形が現れた場合には、化粧パネル1としての体
裁が悪くなり、製品価値が低下する。この為従来から、
合成樹脂を射出成形する事により得られた化粧パネル1
の表面を更に塗装してウェルドラインを隠したり、或は
表面にシボと呼ばれる梨地状の細かい凹凸を形成し、化
粧パネル1の表面をつや消しする事で、上記ウェルドラ
インが目立たない様にしている。又、ウェルドラインの
位置を予測する流動解析ソフト(東レ株式会社製の『T
IMON』)により、ウェルドラインを化粧パネル1の
隅部等の目立たない位置に移動させるべく、ゲート2、
2の位置を規制する試みもなされている。
【0007】ところが、化粧パネル1の表面を塗装する
方法では、この化粧パネル1のコストが高くなる。又、
表面をつや消しする方法では、ダッシュボード部分の意
匠が制限される。しかも、つや消しをした場合でも光沢
面仕上の場合に比べてウェルドラインが多少目立たなく
なるだけで、ウェルドラインが分からなくなる訳ではな
い。即ち、化粧パネル1の表面につや消しを施した場合
でも、図5に示す様に、ウェルドライン5の近傍部分に
形成される凹凸の高さは、このウェルドライン5から離
れた部分に形成される凹凸の高さよりも低くなる。そし
て、化粧パネル1の表面を目視した場合に、上記凹凸の
高さの違いに起因して、上記ウェルドライン5の存在が
分かってしまう。更に、ウェルドライン5を化粧パネル
1の隅部等の目立たない位置に移動させる方法でも、ウ
ェルドライン5の存在が目視により分かる事は同様であ
る。
【0008】この様な不都合を解消する為の技術として
本発明者等は先に、上記複数のゲート2、2を通じてキ
ャビティ内に合成樹脂を注入する際の金型の温度を90
〜110℃の範囲に規制する事によりウェルドラインを
目立たなくできる合成樹脂製パネルの製造方法を発明し
た。この発明に就いては、特願平7−127682号と
して特許出願した他、出願人会社が平成7年6月10日
に発行した『CALSONICWORLD Vol.2』の第23〜28頁
にも記載されている。
【0009】この先発明の合成樹脂製パネルの製造方法
によれば、ウェルド部分でも合成樹脂がキャビティの内
面に沿って行き渡り、目視により確認できる様なウェル
ドラインが形成されない。従って、後から表面を塗装す
る必要がなくなる。金型温度を90〜110℃の範囲に
規制した理由は、90℃未満の場合には、得られた合成
樹脂製パネルの表面に目視により確認できる程度のウェ
ルドラインが形成されるからである。一方、高温側の限
界は、ウェルドラインの発生を抑える面からではなく、
製造作業の能率の面から規制される。金型の温度が高過
ぎると、ウェルドラインの発生を抑えられても、キャビ
ティ内に送り込まれたABS系の合成樹脂の冷却固化に
時間を要する。この温度が110℃を越えると、実用化
可能な作業能率を確保する事が難しい。そこで、上述の
様に金型温度を90〜110℃の範囲に規制した。尚、
ウェルドラインの発生を抑えつつ、十分な作業能率を確
保する為には、上記金型温度を90〜100℃の範囲に
規制する事が好ましい。
【0010】この様に、金型温度を高くする事で、ウェ
ルドラインの発生を抑えられる理由は次の通りである。
ゲート2、2から金型のキャビティ内に送り込まれた合
成樹脂の温度は、このキャビティの内面に触れる事で低
下する。そして、このキャビティの内面と接触する部分
がこの内面から離れた部分よりも先に固化し、図6
(A)(B)に示す様に、上記接触する部分に表皮層と
も呼ばれる固化層6を形成する。この固化層6の内側に
存在する溶融樹脂7は、この固化層6を変形させつつ、
金型10のキャビティ8の内面9に押し付ける。この押
し付けは、図6(B)に示す様に固化層6が薄ければ十
分に行なわれ、得られた合成樹脂製パネル(例えば図4
〜5に示す化粧パネル1)の表面形状が内面9の形状に
一致する。これに対して、同図(A)に示す様に固化層
6が厚いと、上記押し付けが不完全になり、得られた化
粧パネル1の表面形状が内面9の形状に一致しない。
【0011】一方、金型10の温度が低い場合には、キ
ャビティ8内に送り込まれた合成樹脂の温度が早く低下
する為、上記固化層6が図6(A)に示す様に、ウェル
ド部分に達するまでの間に厚くなり、この固化層6が変
形しにくくなる。この為、金型10の温度が低い場合に
は、ウェルドラインが目立つ。これに対して、金型10
の温度が高い場合には、キャビティ8内に送り込まれた
合成樹脂の温度低下が緩徐になる為、上記ウェルド部分
に於いても、上記固化層6が図6(B)に示す様に薄く
なり、この固化層6が変形し易くなる。この為、金型1
0の温度が高い場合には、上述の様に化粧パネル1の表
面形状がキャビティ8の内面9の形状に一致し、ウェル
ドラインが目立たなくなる。
【0012】尚、図7(A)(B)は、金型温度を60
℃として表面が梨地模様となる様に射出成形した化粧パ
ネル1(図4、5)のウェルド部分と、同じく95℃と
して射出成形した化粧パネル1のウェルド部分との、そ
れぞれウェルドラインに対して直角方向の表面形状を、
表面粗さ計により測定した測定結果を示している。図7
(A)は金型温度を60℃として射出成形したものの測
定結果を、同図(B)は同じく95℃として射出成形し
たものの測定結果を、それぞれ表わしている。この図7
(及び後述する図8)で、縦軸は2000倍に、横軸は
100倍に、それぞれ拡大している。
【0013】この図7(A)(B)からは、何れもウェ
ルドラインを確認する事はできない。但し、95℃で射
出成形した先発明品の表面形状が、60℃で射出成形し
た従来品の表面形状よりも細かい事が確認できた。この
事から、先発明が化粧パネル1の外面形状をキャビティ
の内面形状に合致させる事に関して効果がある事が分か
る。尚、図7(A)のものが目視によりウェルドライン
を確認できたのに対して、図7(B)のものは目視によ
ってもウェルドラインを確認できなかった。
【0014】次に、図8(A)(B)は、金型温度を6
0℃として射出成形した、表面を光沢面とした化粧パネ
ル1のウェルド部分と、同じく95℃として射出成形し
た化粧パネル1のウェルド部分との、それぞれウェルド
ラインに対して直角方向の表面形状を、表面粗さ計によ
り測定した結果を示している。図8(A)は金型温度を
60℃として射出成形したものの測定結果を、同図
(B)は同じく95℃として射出成形したものの測定結
果を、それぞれ表わしている。
【0015】この図8(A)(B)から明らかな通り、
60℃で射出成形した従来品の場合には、測定結果から
も、明瞭なウェルドラインが形成された事を確認できた
が、95℃で射出成形した先発明品の場合にはウェルド
ラインを確認できなかった。又、目視による検査でも、
図8(A)に対応するものはウェルドラインを確認でき
たが、同図(B)に対応するものに就いては、ウェルド
ラインを確認できなかった。従って、表面を光沢面とす
る場合でも、表面を塗装する事なく、体裁の良い化粧パ
ネル1を得られる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】先発明の合成樹脂製パ
ネルの製造方法は、以上に述べた通り構成されるので、
低コストでしかも体裁の良い合成樹脂製パネルを得られ
るが、より良質の合成樹脂製パネルを安価に得る為に
は、次の様な点を改良する必要がある。
【0017】上述した先発明の説明から明らかな通り、
ウェルドラインを目立たなくする為には、金型の温度を
高くして固化層6の厚さを薄くする事が効果があるが、
この固化層6の厚さは合成樹脂製パネル全面に亙って均
一ではなく、部分的に異なる。従って、上記ウェルドラ
インをより目立たなくする為には、上記固化層6がウェ
ルド部分で薄くなる様に、合成樹脂射出成形用金型のキ
ャビティの形状やゲートの位置を規制する必要がある。
【0018】勿論、試行錯誤によりこれらキャビティの
形状やゲートの位置として最適なものを求める事は可能
ではあるが、最適な合成樹脂射出成形用金型を得るまで
に時間を要するだけでなく、金型の試作に要するコスト
が嵩んでしまう。金型の製作コストは相当に嵩む為、こ
の様な試行錯誤により金型を設計する事は好ましくな
い。本発明の合成樹脂射出成形用金型の流動解析の評価
方法及び設計方法は、この様な事情に鑑みて発明したも
のである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂射出成
形用金型の流動解析の評価方法及び設計方法のうち、流
動解析の評価方法では、合成樹脂射出成形用金型のキャ
ビティ内に加熱溶融した熱可塑性樹脂を複数のゲートか
ら注入した場合に発生するウェルドの位置をコンピュー
タの計算に基づいて予測する第一の予測計算と、同じ条
件でキャビティ内の熱可塑性樹脂の表面に形成される固
化層の厚さをコンピュータの計算に基づいて予測する第
二の予測計算とを行なう。そして、少なくとも得られる
合成樹脂製品の表面で目に触れる部分に於いて、上記第
一の予測計算で求められるウェルドの位置と、上記第二
の予測計算により求められる固化層の厚さとを比較す
る。そして、設計方法では、上記第一の予測計算で求め
られるウェルドの位置で、上記第二の予測計算により求
められる固化層の厚さが所定値以下となる様に金型の条
件を規制する。
【0020】
【作用】上述の様な本発明の合成樹脂射出成形用金型の
流動解析の評価方法及び設計方法によれば、特に金型を
試作しなくても、発生が予測されるウェルドの位置での
予測される固化層の厚さ寸法を求める事により、ウェル
ドラインが目立たなくなるか否かを予測して、このウェ
ルドラインを目立たなくすべく、金型の設計を行なう事
ができる。即ち、第一の予測計算で求められるウェルド
の位置で、第二の予測計算により求められる固化層の厚
さが大きい場合には、上記ウェルドラインが目立つと考
えられるので、これらウェルドの位置と固化層の厚い部
分との位置をずらせるべく、上記金型のキャビティの形
状やゲートの位置等の金型の条件を変え、新たに第一、
第二の予測計算を行なう。これら第一、第二の予測計算
は、実際に金型を試作せずに行なえる為、最適な合成樹
脂射出成形用金型を得るまでに要する時間の短縮化とコ
ストの低減とを図れる。
【0021】
【実施例】図1〜3に基づき、本発明の実施例を説明す
る。本発明の合成樹脂射出成形用金型の流動解析の評価
方法及び設計方法は、市販の流動解析ソフトウェアを使
用してコンピュータにより、図1のフローチャートに示
す様に実施する。一般的に入手可能な市販の流動解析ソ
フトウェアは各種存在するが、例えば次の〜のもの
が、本発明の実施に使用可能である。 MOLD FLOW(販売代理店:株式会社電通国
際情報サービス) C−MOLD(販売総代理店:株式会社菱化システ
ム) プラメディア(開発元:株式会社プラメディアリサ
ーチ) ケーラム(販売元:トヨタ自動車株式会社) I−DEAS プラスチックス(販売代理店:株式
会社電通国際情報サービス) I−MAP(販売代理店:株式会社東洋情報システ
ム) TIMON(開発元:東レ株式会社) 尚、次述する図2〜3の画像データは、のTIMON
を使用して得た。
【0022】先ず、ステップ1では、上記流動解析ソフ
トウェアをインストールしたコンピュータに、合成樹脂
製パネルの射出成形に使用する金型のデータの他、ウェ
ルドの位置や固化層の厚さに影響を及ぼすあらゆるデー
タを入力する。そして、ウェルドの位置を予測する第一
の予測計算と固化層の厚さを予測する第二の予測計算と
を行なう。尚、このステップ1でコンピュータに入力す
るデータとしては、最低限、次の(1) 〜(8) のものが必
要である。尚、(1) 〜(4) のデータは特に重要であり、
特に正確な値を入力する必要がある。(5) 〜(6) のデー
タがそれに次いで重要である為、やはり正確な値を入力
する必要がある。(7) 〜(8) のデータが計算結果に及ぼ
す影響は低いが、より厳密な計算結果を得る為には、正
確な値を入力する事が好ましい。 (1) 金型内のキャビティの三次元形状(厚さ、幅、断面
形状及び平面形状を含む) (2) ゲートの個数及び各ゲートの位置 (3) 金型の温度 (4) 射出速度 (5) 射出する溶融樹脂(加熱溶融した熱可塑性樹脂)の
物性値(粘度、熱伝導率、比熱) (6) 射出する溶融樹脂の温度 (7) 射出圧力 (8) 射出時間
【0023】上記(1) 〜(8) のデータをコンピュータに
入力し、上記第一、第二の予測計算を行なったならば、
次にステップ2で、第一の予測計算の結果をディスプレ
イに画像出力し、必要に応じてプリンタで出力する。図
2は、95℃の金型内に250℃に加熱したABS樹脂
を注入したと仮定した場合に得られる、この第一の予測
計算の結果を表した画像の1例である。尚、実際の出力
はウェルドの発生可能性を色別に(例えば、虹と同様に
7色で)表す。例えば、ウェルドが発生する可能性がな
い部位を赤色で表示し、ウェルドが発生する可能性が最
も高い部位を緑色乃至は青色で表示し、ウェルドが発生
する可能性が或る程度ある部分を黄色で表示する。図2
には、赤色で表示されるウェルドが発生する可能性がな
い部位を白抜きで、緑色乃至は青色で表示されるウェル
ドが発生する可能性が最も高い部位を斜格子で、黄色で
表示されるウェルドが発生する可能性が或る程度ある部
分をハッチングで、それぞれ記載している。
【0024】次に、ステップ3で、第二の予測計算の結
果をディスプレイに画像出力し、必要に応じてプリンタ
で出力する。勿論、ステップ2とステップ3とは順番が
逆でも良い。図3は、この第二の予測計算の結果を表し
た画像の1例である。尚、実際の出力は、上記第一の予
測計算を表す出力画像と同様に、固化層の厚さを色別に
表す。例えば、固化層が最も薄い部分を藍色で表示し、
最も厚い部分を赤色で表示し、これらの中間の厚さの部
分を黄色乃至青色で表示する。図3には、藍色で表示さ
れる固化層が最も薄い部分を白抜きで、赤色で表示され
る固化層が最も厚い部分を斜格子で、黄色乃至は青色で
表示される固化層の厚さが中間程度の部分をハッチング
で、それぞれ記載している。
【0025】前記ステップ1での計算結果に基づき上記
ステップ2、3で得た出力画像は、次のステップ4で重
ね合わせて比較し、発生が予測されるウェルドの位置で
の予測される固化層の厚さを求める。そして、上記第一
の予測計算で求められたウェルドの位置で、上記第二の
予測計算により求められる固化層の厚さが所定値以下と
なる様に金型の条件を規制する。この為には、図2で斜
格子乃至はハッチングで表されたウェルドの位置と、図
3で斜格子乃至はハッチングで表された固化層が或る程
度以上厚い部分とが重なり合わない様にする。尚、ステ
ップ2、3で得た出力画像をステップ4で重ね合わせる
作業は、プリントアウトしたデータを重ね合わせる事で
行なう他、プリントアウトを省略し、ディスプレイ上で
直接行なう事もできる。
【0026】上記ステップ4での各出力画像の重ね合わ
せの結果、次のステップ5で、これら図2、3の斜格子
乃至はハッチング同士が重なり合うか否か、言い換えれ
ば、ウェルドの位置での固化層の厚さが所定値以下であ
るか否かを判断する。そして、上記固化層の厚さが所定
値以下であると判断される場合には、ウェルドの位置に
目視可能なウェルドラインが発生しないと考えられる
(ステップ6)。そこで、この場合には、前記ステップ
1でコンピュータに入力した条件で金型を製作する(ス
テップ7)。尚、上記所定値は、射出成形しようとする
合成樹脂製部品の形状や厚さにより異なる為、一概には
規制できない。例えば、この合成樹脂製部品が、前述し
た様なダッシュボード部分に設ける制御器の化粧パネル
である場合には、上記所定値として、0.4〜0.6μ
m程度の値を採用できる。勿論、この所定値を小さくす
る程、ウェルドラインの発生をより確実に防止できる。
従って上記化粧パネルの場合には、この所定値を0.4
μmにすれば、ほぼ目視可能なウェルドラインの発生を
なくせる。尚、ウェルドラインの発生には、ウェルドの
位置での固化層の厚さだけでなく、ウェルドの位置で反
対側から流れてきた溶融樹脂同士が合流(会合)する時
の角度である会合角が影響する。これに対してウェルド
の位置以外では、この様な会合が発生しない為、上記固
化層が厚くなっても、ウェルドラインの様な欠陥は発生
しない。
【0027】反対に、これら図2、3の斜格子乃至はハ
ッチング同士が重なり合う場合、言い換えればステップ
5で、ウェルドの位置での固化層の厚さが所定値よりも
大きいと判断される場合には、ウェルドの位置に目視可
能なウェルドラインが発生する可能性があると考えられ
る(ステップ8)。そこで、この場合には、金型内のキ
ャビティの形状、ゲートの個数及び各ゲートの位置、ウ
ェルドの位置や固化層の厚さに影響を及ぼすデータを変
えて、再度ステップ1〜4を繰り返す。この繰り返し
は、図2、3の斜格子乃至はハッチング同士が重なり合
わない様になるまで、即ちステップ5で固化層の厚さが
所定値以下となるまで行なう。尚、上記データの変化方
向とウェルドの位置及び固化層の厚さの変化方向との関
係は、経験上或る程度知られている。従って、上記斜格
子乃至はハッチング同士が重なり合わない様にするデー
タは、当業者であれば容易に予測できる。従って、予測
に基づいてデータを変更すれば、上記繰り返しの回数が
徒に多くなる事はない。この様な繰り返しの間、最適な
金型の形状を決定する以前には、実際に金型を試作する
必要はない。従って、コストが嵩み、しかも時間を要す
る金型製作に要するコストの低減と時間の短縮とを同時
に図れる。
【0028】尚、本発明の目的は、制御器の化粧パネル
等の合成樹脂製部品の表面に目視可能なウェルドライン
が形成されるのを防止し、この合成樹脂製部品の質感を
向上させる事にある。従って、この合成樹脂製部品の表
面で、組み付け状態で見えなくなる部分にウェルドライ
ンが形成される事は差し支えない。よって、上記図2、
3の斜格子乃至はハッチング同士が重なり合うか否かの
判定は、合成樹脂製品の表面で目に触れる部分のみ行な
えば十分である。
【0029】
【発明の効果】本発明の合成樹脂射出成形用金型の流動
解析の評価方法及び設計方法は、実際に金型を試作せず
に、ウェルドラインが目立つか否かを判定できる為、最
適な合成樹脂射出成形用金型を得るまでに要する時間の
短縮化とコストの低減とを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図2】第一の予測計算の結果を表した画像データを示
す図。
【図3】第二の予測計算の結果を表した画像データを示
す図。
【図4】合成樹脂の射出成形により造られる化粧パネル
の正面図。
【図5】従来方法により造った化粧パネルを示す、図4
の拡大A−A断面図。
【図6】先発明によりウェルドラインが目立たなくなる
理由を説明する為、図5と同方向でキャビティ部分を切
断した状態を示す模式図。
【図7】表面に細かい凹凸を形成した化粧パネルのウェ
ルド部分を表面粗さ計で測定した測定結果を示し、
(A)は従来方法により造られた化粧パネルに関する測
定結果を、(B)は先発明方法により造られた化粧パネ
ルに関する測定結果を、それぞれ示す線図。
【図8】表面を光沢面とした化粧パネルのウェルド部分
を表面粗さ計で測定した測定結果を示し、(A)は従来
方法により造られた化粧パネルに関する測定結果を、
(B)は先発明方法により造られた化粧パネルに関する
測定結果を、それぞれ示す線図。
【符号の説明】
1 化粧パネル 2 ゲート 3 透孔 4 間部分 5 ウェルドライン 6 固化層 7 溶融樹脂 8 キャビティ 9 内面 10 金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂射出成形用金型のキャビティ内
    に加熱溶融した熱可塑性樹脂を複数のゲートから注入し
    た場合に発生するウェルドの位置をコンピュータの計算
    に基づいて予測する第一の予測計算と、同じ条件でキャ
    ビティ内の熱可塑性樹脂の表面に形成される固化層の厚
    さをコンピュータの計算に基づいて予測する第二の予測
    計算とを行ない、少なくとも得られる合成樹脂製品の表
    面で目に触れる部分に於いて、上記第一の予測計算で求
    められるウェルドの位置と、上記第二の予測計算により
    求められる固化層の厚さとを比較する合成樹脂射出成形
    用金型の流動解析の評価方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂射出成形用金型のキャビティ内
    に加熱溶融した熱可塑性樹脂を複数のゲートから注入し
    た場合に発生するウェルドの位置をコンピュータの計算
    に基づいて予測する第一の予測計算と、同じ条件でキャ
    ビティ内の熱可塑性樹脂の表面に形成される固化層の厚
    さをコンピュータの計算に基づいて予測する第二の予測
    計算とを行ない、少なくとも得られる合成樹脂製品の表
    面で目に触れる部分に於いて、上記第一の予測計算で求
    められるウェルドの位置で、上記第二の予測計算により
    求められる固化層の厚さが所定値以下となる様に金型の
    条件を規制する合成樹脂射出成形用金型の設計方法。
JP7172096A 1995-07-07 1995-07-07 合成樹脂射出成形用金型の流動解析の評価方法及び設計方法 Pending JPH0919953A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192589A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Toray Ind Inc 射出成形品の設計パラメータ決定方法およびその装置

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