JPH09199754A - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置

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JPH09199754A
JPH09199754A JP8007697A JP769796A JPH09199754A JP H09199754 A JPH09199754 A JP H09199754A JP 8007697 A JP8007697 A JP 8007697A JP 769796 A JP769796 A JP 769796A JP H09199754 A JPH09199754 A JP H09199754A
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JP
Japan
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light
receiving element
light emitting
light receiving
dog
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Pending
Application number
JP8007697A
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English (en)
Inventor
Hajime Oda
肇 織田
Shinichi Endo
慎一 遠藤
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Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの検出動作にトラブルを生じた場合に
その状態を外部に知らせることができる物体検知装置を
提供する。 【解決手段】 対向する1対の面1b,1cに発光素子
と受光素子とからなる投受光素子対2,3をそれぞれ設
け、この1対の面1b,1cの間に被検出体5が無いと
きは、各面の受光素子P1,P2は他方の面の発光素子
L1,L2からの直接光をそれぞれ異なるタイミングで
受光し、この1対の面の間に被検出体5があるときは、
各面の受光素子P1,P2は同一面に配置された発光素
子L1,L2の発光光の被検出体5からの反射光をそれ
ぞれ異なるタイミングで受光するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は物体の有無を検出する物体
検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、略コの字状に形成されたケー
スの互いに対向する2つの面の間に被検出体が挿入され
たか否かを検出するいわゆるコの字センサがある。その
1つの例としては、図10(a)に示すようにケース1
01の一方の面101bに発光ダイオードなどの発光素
子L101を、他方の面101cにフォトダイオードな
どの受光素子P101を発光素子L101と光軸を一致
させて配置したものがある。コの字状部内に被検出体が
無い場合は受光素子P101は発光素子L101の光線
を受けて所定のレベルVaを出力しているが、図10
(b)のようにコの字状部内に被検出体Xが挿入される
とその光線が遮断されて受光素子P101は上記とは異
なったレベルVbを出力するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のものは、
発光素子L101の故障により光線が出力されなくなっ
たときや、泥や水滴の付着のために受光素子P101へ
到達する光線が弱くなったときには、被検出体Xが挿入
されたときと同じレベルVbになってしまい、センサの
故障なのか実際に被検出体Xが挿入されたのか区別がつ
かないという問題を有していた。
【0004】例えば、無人運転工場の自動搬送車がステ
ーションに入ったことをこのセンサにより検出して荷物
を搭載するシステムにおいては、センサの故障によりレ
ベルVbを出力し被検出体Xを検出したと勘違いして自
動搬送車がステーションに入っていないのに荷物を送り
出してしまうなどの不都合が発生する。
【0005】図11に示すように、発光素子L102と
受光素子P102を追加して発光素子、受光素子のペア
を複数組設け、その出力の論理和をとることにより信頼
性を向上することも考えられるが、上記不具合は解決さ
れず(仮に発光素子、受光素子の全てのペアが故障した
場合、センサの故障なのか実際に被検出体を検知したの
か区別がつかない。)、トラブルが発生しているという
ことを外部に知らせることができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明による物体検知装置では対向する1対の面
に発光素子と受光素子とからなる投受光素子対をそれぞ
れ設け、この1対の面の間に被検出体が無いときは各面
の受光素子は他方の面の発光素子からの直接光をそれぞ
れ異なるタイミングで受光し、この1対の面の間に被検
出体があるときは各面の受光素子は同一面に配置された
発光素子の発光光の被検出体からの反射光をそれぞれ異
なるタイミングで受光するようにし、被検出体の有無に
拘わらずセンサに故障があった場合にはその状態を外部
に知らせることを可能にしている。
【0007】または、各面の発光素子の発光波長を異な
らせて各面の受光素子ともこれらの発光素子の各波長を
感知する個別の受光素子をそれぞれ有するようにし、1
対の面の間に被検出体が無いときは各面の受光素子は他
方の面の発光素子からの直接光をそれぞれ受光し、この
1対の面の間に被検出体があるときは各面の受光素子は
同一面に配置された発光素子の発光光の被検出体からの
反射光をそれぞれ受光するようにし、被検出体の有無に
かかわらずセンサに故障があった場合にはその状態を外
部に知らせることを可能にしている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による物体検知装置では、
発光素子と受光素子とからなる第1の投受光素子対を少
なくとも1つ設けた第1の面と、第1の面と所定の間隔
で対向し、発光素子と受光素子とからなる第2の投受光
素子対を少なくとも1つ設けた第2の面と、各発光素子
の発光タイミングを制御するタイミング信号を出力する
制御手段と、各受光素子の出力信号およびタイミング信
号に応じて上記第1および第2の面の間に挿通される被
検出体の存在の有無および/または装置の動作異常を判
断する判定手段とを有し、各受光素子は、対向する面に
設けてある発光素子の直接光を受光可能であり、被検出
体が直接光の受光素子への到達を遮る場合は、各受光素
子は同じ面に設けてある発光素子からの光が被検出体に
より反射された反射光を受光可能なように各発光素子お
よび各受光素子が配置してある。
【0009】好ましくは、タイミング信号は第1および
第2の面に設けてある発光素子を互いに異なるタイミン
グで発光させるように互いに所定時間ずれているパルス
信号であり、制御手段は各受光素子の出力信号の状態を
検出するために、各タイミング信号に同期する複数の検
出パルス信号を出力する。
【0010】さらに好ましくは、タイミング信号は第1
および第2の面に設けてある発光素子を互いに異なる周
波数または互いに異なる変調周波数で発光させるように
互いに異なる周波数または互いに異なる変調周波数を有
するパルス信号であり、制御手段は上記各受光素子の出
力信号の状態を検出するために、上記各タイミング信号
に同期する複数の検出パルス信号を出力する。
【0011】さらに好ましくは、第1,第2の投受光素
子対の発光素子は互いに発光波長を異ならせてあり、第
1,第2の投受光素子対の受光素子は発光素子の各波長
を感知する個別の受光素子をそれぞれ有し、制御手段は
各受光素子の出力信号の状態を検出するために、タイミ
ング信号に同期する検出パルス信号を出力する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。図1はコの字センサ(物体検知装置)の
構成を示し、コの字センサのケース1には取り付け部1
aが形成してあり、さらにケース1の所定の間隔で対向
する第1,第2の面1b,1cには投受光素子対2,3
がそれぞれ設けてある。投受光素子対2は、LEDなど
の発光素子L1と、フォトダイオード、フォトトランジ
スタなどの受光素子P1とから構成してある。同様に投
受光素子対3は、LEDなどの発光素子L2と、フォト
ダイオード、フォトトランジスタなどの受光素子P2と
から構成してある。
【0013】コ字状部内は第1,第2の面1b,1cと
それらと直交する面1dにより形成してある。コの字セ
ンサは軌道上を走る貨車、搬送車などの移動体4の側方
から延伸する被検出体(以下「ドグ」という。)5の有
無を検出するものである。ドグ5の上の面を第1の面5
a、下の面を第2の面5bとする。
【0014】投受光素子対2,3の光軸の向き、投光角
もしくはスリット幅は以下の条件を満たすように設定し
てある。すなわち図1(a)のように1対の面1b,1
cの間にドグ5が無いときは一方の面の受光素子は他方
の面の発光素子の光を受光する(発光素子L1の光を受
光素子P2で受光、L2の光をP1で受光)、図1
(b)のように1対の面1b,1cの間にドグ5がある
ときは各受光素子は同一面に配置された発光素子の発光
光のドグ5からの反射光を受光する(発光素子L1の反
射光を受光素子P1で受光、L2の反射光をP2で受
光)。
【0015】図2は本実施例の物体検知装置の回路ブロ
ック図、図3〜図7は物体検知装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。図2において基準パル
スを発生する発振器6は制御手段7に接続している。発
光素子L1、L2のドライバーD1、D2は制御手段7
に接続する。さらにドライバーD1、D2は発光素子L
1,L2とそれぞれ保護抵抗R1、R2を介して接続す
る。受光素子P1,P2はアンプA1、A2にそれぞれ
接続しアンプA1、A2は受光素子P1,P2の信号を
増幅してデジタル信号に変換しそれぞれ信号S5、S6
を判定手段8に出力する。制御手段7は以下のパルス信
号S1、S2、S3、S4を発生する。 S1;発光素子L1の駆動用パルスであり、Hレベルの
ときL1が発光する。 S2;発光素子L2の駆動用パルスであり、Hレベルの
ときL2が発光する。 S3;ラッチ信号であり、S1のHレベルに同期して出
力される。 S4;ラッチ信号であり、S2のHレベルに同期して出
力される。
【0016】すなわち、パルス信号S1、S2は各発光
素子の発光タイミングを制御するタイミング信号であ
る。これらは発光素子L1,L2を互いに異なるタイミ
ングで発光させるように互いにタイミングが所定時間ず
れている。また、信号S3、S4は各受光素子の出力信
号の状態を検出するための検出パルス信号である。制御
手段7はパルス信号S1、S2をドライバーD1、D2
に出力し、パルス信号S3、S4を判定手段8に出力す
る。
【0017】判定手段8は、信号S3、S4、S5、S
6のレベルに応じて以下の信号を出力する。 G1;ドグ5の有無を表す信号で、ドグ有のときH、ド
グ無のときL(G2とG3のOR信号) G2;S3のタイミングでS5の出力レベルを見た結果
を表す信号で、S5=HのときH、S5=LのときL
(P1がL1の反射光を受けているかいないかを示
す。) G3;S4のタイミングでS6の出力レベルを見た結果
を表す信号で、S6=HのときH、S6=LのときL
(P2がL2の反射光を受けているかいないかを示
す。) G4;S4のタイミングでS5の出力レベルを見た結果
を表す信号で、S5=HのときH、S5=LのときL
(P1がL2の直接光を受けているかいないかを示
す。) G5;S3のタイミングでS6の出力レベルを見た結果
を表す信号で、S6=HのときH、S6=LのときL
(P2がL1の直接光を受けているかいないかを示
す。) G6;S5の出力の異常を出力するもので以下の式1に
より算出される。S5の出力を異常と判断したときは
H、S5の出力を正常と判断したときはL
【0018】
【数1】
【0019】G7;S6の出力の異常を出力するもので
以下の式2により算出される。S6の出力を異常と判断
したときはH、S6の出力を正常と判断したときはL
【0020】
【数2】
【0021】図3は投受光素子対2,3に故障が無いと
きの物体検知装置の動作を示す。時刻t0でセンサ内に
ドグ5が挿入されたものとすると、t0以前ではL1の
光線をP2が受け、L2の光線をP1が受けているの
で、S3のタイミングでS6の出力を見ているG5およ
び、S4のタイミングでS5の出力を見ているG4のレ
ベルがHとなる。
【0022】t0以後は、ドグ5の上面5aによるL1
の反射光をP1で受け、ドグ5の下面5bによるL2の
反射光をP2が受けるので、S3のタイミングでS5の
出力を見ているG2が時刻t1でHとなり、S4のタイ
ミングでS6の出力を見ているG3のレベルが時刻t2
でHとなる。G2とG3のオア信号であるG1は時刻t
1でHとなってG1を見ていればドグ5の検出ができ
る。
【0023】図3で仮に、タイミング信号S1,S2の
タイミングが一致しているとすると、タイミング信号S
1,S2,検出パルス信号S3、S4の全てのタイミン
グが一致することになり、信号S5、S6も信号S1,
S2,S3,S4とタイミングが一致する。したがっ
て、ドグ5がセンサ内にドグ5が挿入される前も後も信
号G1ないしG5はHとなり、ドグ5の正確な検知およ
び信号S5,S6の異常の検知が不可能である。すなわ
ち、タイミング信号S1,S2のタイミングがずれてい
れば、受光素子P1,P2が反射光を受光したのか直接
光を受光したのかが信号G2ないしG5により明確に判
別でき、ドグ5の正確な検知および信号S5,S6の異
常の検知が可能である。
【0024】図4はドグ5がセンサ内に挿入されない状
態で、受光素子P1の故障または受光素子P1の受光部
に泥やゴミが付着することにより時刻S5aの後からは
L1,L2の光が受光素子P1に入らなくなったときの
動作を示す。時刻t3でS5がLになるので時刻t3で
G4がLとなり、このときG2,G3=LなのでG1=
Lとなるから、式1にしたがってG6がHとなってS5
信号の異常が検出できる。さらにt0でセンサ内にドグ
5が挿入されると、時刻t2でG3=H、G1=Hとな
り、ドグ5の検出ができるが、G2=Lであるので、式
1よりG6はHを継続して出力し、信号S5の異常を知
らせる。
【0025】図4はドグ5がセンサ内に挿入されない状
態で、時刻S5aの後からは受光素子P1の故障等で光
が受光素子P1に入らなくなったときの動作であるが、
これに代えて時刻S5aの後からは発光素子L2が故障
またはこれに汚れが付着して光を十分に投光しなくなっ
た場合の動作を以下に示す。図4と異なる点は、S5が
時刻t1以後でS3のタイミングでHになり、時刻t2
以後でS6がLになるのでG3が常時Lとなり、時刻t
1以後でG1,G2,G7がHになり、また時刻t1以
後でG6がLとなる点である。
【0026】図4はドグ5がセンサ内に挿入されない状
態で、時刻S5aの後からは光が受光素子P1に入らな
くなったときの動作であるが、これに加えて時刻S5a
の後から発光素子L2が故障して発光しなくなった場合
の動作を以下に示す。図4と異なる点は、時刻t2でS
6がLになるのでG3,G1が常時Lとなり、ドグ5有
無の検出は不可能である点である。
【0027】つぎに、ドグ5がセンサ内に挿入されない
状態で、受光素子P1,P2の故障または受光素子P
1,P2の受光部に泥やゴミが付着することにより光が
受光素子P1,P2ともに入らなくなったときについて
説明する。受光素子P1,P2とも反射光も直接光も受
光しないのであるから、信号S5,S6は常時Lとな
り、信号G2ないしG5も常時Lとなり、信号G1も常
時Lとなり、ドグ5の検出が不可能である。したがって
式1,2により信号G6,G7は常時Hとなり、信号S
5,S6の異常を知らせる。
【0028】ドグ5がセンサ内に挿入されない状態で、
発光素子L1,L2の故障または発光素子L1,L2の
発光部に泥やゴミが付着することにより光が発光素子L
1,L2から発せられなくなったときについても上述と
同様である。
【0029】図5は、ドグ5がセンサ内に挿入されない
状態で、受光素子P2の故障または受光素子P2の受光
部に泥やゴミが付着することにより時刻S6aの後から
はL1,L2の光が受光素子P2に入らなくなったとき
の動作を示す。時刻t3でS6がLになるので時刻t3
でG5がLとなる。したがって式2により時刻t3でG
7がHとなってS6信号の異常が検出できる。また時刻
t1でG2=H、G1=Hとなりドグ5の検出ができ
る。
【0030】図5はドグ5がセンサ内に挿入されない状
態で、時刻S6aの後からは受光素子P2の故障等で光
が受光素子P2に入らなくなったときの動作であるが、
これに代えて時刻S6aの後からは発光素子L1が故障
等により光を十分に投光しなくなった場合の動作を以下
に示す。図5と異なる点は、S6が時刻t2以後でS4
のタイミングでHになり、時刻t1以後でS5がLにな
るのでG2が常時Lとなり、時刻t2以後でG1,G
3,G6がHになり、また時刻t2以後でG7がLとな
る点である。
【0031】図5はドグ5がセンサ内に挿入されない状
態で、時刻S6aの後からは光が受光素子P2に入らな
くなったときの動作であるが、これに加えて時刻S6a
の後から発光素子L1が故障して発光しなくなった場合
の動作を以下に示す。図5と異なる点は、時刻t1でS
5がLになるのでG2,G1が常時Lとなり、ドグ5有
無の検出は不可能である点である。
【0032】図6はドグ5がセンサ内に挿入された状態
で、発光素子L1,受光素子P1の故障もしくはこれら
への泥やゴミの付着により、時刻S5bの後からは発光
素子L1の光のドグ5からの反射光が受光素子P1に入
らなくなった場合の動作を示す。時刻t3で信号S5が
Lになるので時刻t3で信号G2がLとなる。このと
き、式1にしたがって信号G6がHとなって信号S5の
異常が検出できる。また時刻t1でG2=H、G1=H
となり、ドグ5の検出ができる。すなわち発光素子L
2,受光素子P2からなる投受光素子対のみによって信
号S5の異常,ドグ5の検出が可能である。
【0033】図7はドグ5がセンサ内に挿入された状態
で、発光素子L2、受光素子P2の故障もしくはこれら
への泥やゴミの付着により、時刻S6bの後からは発光
素子L2の光のドグ5からの反射光が受光素子P2に入
らなくなった場合の動作を示す。時刻t3で信号S6が
Lになるので時刻t3で信号G3がLとなり、このと
き、式2にしたがって信号G7がHとなって信号S6の
異常が検出できる。また時刻t1でG2=H、G1=H
となり、ドグ5の検出ができる。すなわち、発光素子L
1,受光素子P1からなる投受光素子対のみによって信
号S6の異常,ドグ5の検出が可能である。
【0034】以上のように、上記信号G6、G7を監視
することによって、ドグ5がセンサ内に挿入されている
か否かに拘わらずセンサの異常を検出することができ
る。また、G6,G7の信号のレベルにより、センサの
どの部分に故障があるのかを知ることができ、故障の信
号が出力された後の早い時期にセンサの清掃または修理
を行うことにより元に復帰させることが可能となる。ま
た、センサの一方の面の投受光素子対が故障しても、他
方の面の投受光素子対によりドグ5の有無検出は可能で
ある。
【0035】ドグ検出,信号S5,S6の異常判定結果
についてまとめると表1のようになる。
【0036】
【表1】
【0037】なお、信号G2、G3、G4、G5は信号
G1およびG6、G7を導き出すための途中の信号であ
るので、判定手段8から外部への出力は省略してもよ
い。
【0038】図8は発光素子や受光素子の光軸方向の設
定を説明するための図である。第1の面1bに対する発
光素子L1、受光素子P2を結ぶ方向の角度をθ、L1
とドグ上面5aの反射点RPを結ぶ方向の角度をθ’と
すると下記の関係となる。
【0039】 tanθ=d/e (式3) tanθ’=(d−t)/e (式4) 但し、発光素子L1、受光素子P1間の距離および発光
素子L2、受光素子P2間の距離をe、ドグ5の厚みを
t、第1、第2の面間の距離をdとし、ドグは第1、第
2の面間の中央に位置するものとする。
【0040】最も効率良く光を受ける角度は直接光の場
合(θ)と反射光の場合(θ’)とで相違する。
【0041】投光方向及び受光方向はドグ5の表面の反
射率や発光素子L1,L2の投光角、受光素子P1,P
2の受光角、各素子の前に置かれたスリットによって所
定の角度に設定される。通常、ドグ5の表面においては
乱反射が起こり、受光素子への反射光は発光素子の直接
光を受ける場合よりも小さくなるので、投光方向は最も
効率良く反射光を受ける角度θ’に設定するのが望まし
い。
【0042】ドグ5表面が磨かれた金属のように反射率
が高い場合は、投受光方向はθとθ’の間の値、例えば
(θ+θ’)/2としてもよい。なお、実際には、寸法
誤差やドグ5の位置の誤差を考慮して投光方向及び受光
方向や投受光角を設定したり、ケース1の内面反射によ
り誤動作が起こらないように投受光面以外は反射率を低
くする処理、例えば梨字加工または綿の吹き付けまたは
艶消しの黒色塗料の塗布等の処理を行うことが望まし
い。
【0043】図8ではドグ5は第1、第2の面間の中央
に位置するものとしたが、第1、第2の面間の中央から
上下に偏奇した位置にある場合も考えられ、その場合も
含めた投光角について以下説明する。
【0044】図10はセンサのコの字内を示す側面図
で、発光素子L1の投光スポットはP2の受光領域を、
ドグによるL1光の反射光のスポットはP1の受光領域
をそれぞれカバーすることが望ましいので、ドグが上下
方向に移動した場合についてのべる。
【0045】ドグが上方向Aまたは下方向Bの位置にあ
るとき、センサの中央からの移動量をsとする。L1と
P2とを結ぶ直線がセンサの一方の面となす角をθ、L
1の投光角をαとし、αのうち前述の直線の左右に振り
分けた投光角をそれぞれα2,α1とする。
【0046】また、ドグがないときのL1の直接光によ
るP2周囲のスポットの範囲をP2a〜P2bとし、ド
グがある時のドグからの反射光によるP1周囲のスポッ
トの範囲をそれぞれP1aA〜P1bA(ドグがAにあ
る場合)、P1aB〜P1bB(ドグがBにある場合)
とする。
【0047】P1,P2の受光領域(範囲)をその両側
にそれぞれepとした場合、ドグの位置によってL1の
投光角がどの程度必要かについて考察すると以下のよう
になる。ここでθ=arctan(d/e)である。
【0048】まず、ドグがない場合、P2bからP2ま
での距離>epでかつP2aからP2までの距離>ep
であるから、次式が成立する。 α1a>θ−arctan{d/(e+ep)} (式5) α2a>arctan{d/(e−ep)}−θ (式6) つぎに、ドグがAの位置にある場合、P1bAからP1
までの距離>epでかつP1aAからP1までの距離>
epであるから、次式が成立する。 α1b>θ−arctan{(d−2s−t)/(e+ep)}(式7) α2b>arctan{(d−2s−t)/(e−ep)}−θ(式8) つぎに、ドグがBの位置にある場合、P1bBからP1
までの距離>epでかつP1aBからP1までの距離>
epであるから、次式が成立する。 α1c>θ−arctan{(d+2s−t)/(e+ep)}(式9) α2c>arctan{(d+2s−t)/(e−ep)}−θ(式10) 上記において、式7と式10とが成立すれば、式8と式
9とは自ずから満足するので、投光角は式5,6,7,
10で求めたα1,α2のうちそれぞれ最大のものを用
いてそれらの和をとればよい。一例として、e=20m
m,d=30mm,t=5mm,s=2mm,ep=2mmとす
ると、上記の式を満足するα1a,α2a,α1b,α
2cで最小の値のものは、それぞれα1a=2.6゜,
α1b=12.6゜,α2a=2.8゜,α2c=1.
9゜で投光角αは15.4゜となる。
【0049】また、他の例として、e=5mm,d=30
mm,t=5mm,s=2mm,ep=2mmとすると上記の式
を満足するα1a,α2a,α1b,α2cで最小の値
のものは、それぞれα1a=3.7゜,α1b=9.0
゜,α2a=3.8゜,α2c=3.6゜で投光角αは
12.8゜となる。したがってe,sは小さいほどαは
小さくてよいことが判る。
【0050】また、ドグ5の有無すなわち判定手段8の
出力信号のレベルに応じて発光素子L1,L2の発光輝
度やアンプA1,A2の増幅度を変化させる等の制御を
行うようにしてもよい。図2の点線で示す信号S7はこ
の制御を示している。具体的には、ドグ5がセンサ内に
挿入されていない(信号G1=L)場合には、受光素子
は検知しやすい直接光を受けるため、信号S7がドライ
ブD1,D2に入力されることにより信号S5やS6が
十分得られる程度に発光輝度を小さくしておき、ドグ5
がセンサ内に挿入されて信号G4やG5の出力がLレベ
ルになった場合には、受光素子は検知しにくい反射光を
受けるようになるため、信号S7がドライブD1,D
2、アンプA1,A2に入力され、発光素子L1,L2
の発光輝度を大きくしたり、アンプA1,A2の増幅度
を上げて受光素子P1,P2が確実にドグ5による反射
光を受けられるようにしてもよい。ドグ5の無い時間が
長い用途に関しては消費電力の節減となり、また、発光
素子の長寿命化が図れる。
【0051】さらに、上記の方法によりセンサの機能を
一時的に回復することも可能である。例えば図4におい
て、受光素子P1の前に泥などが付着して受光信号が低
下した結果、S5aの後の信号S5が得られなくなった
ような場合、G4=Lのときに発光素子L2の発光輝度
を高くすることにより信号S5の出力が復帰することが
考えられる。この場合は、受光素子P1の前の汚れが原
因であると判断してそれを表す信号を出力し清掃をうな
がすことができる。
【0052】図9は発光素子L1,L2、受光素子P
1,P2を設置する面の構造を表したものである。光を
使用するセンサであるため、泥、ほこり、雨滴などによ
って投・受光面が汚れて光が遮断されることがある。そ
のため、その配置面は、投・受光軸を確保しさらに清掃
がし易いようにすることが好ましい。すなわち図9
(a)は清掃面(発光素子、受光素子の取付板の前面)
を平らにしかつ裏面の取付面に角度を持たせたものであ
り、取付板の光の屈折率を考慮して投・受光方向を決め
ればよい。図9(b)は発光素子、受光素子の取付板の
投・受光面をなだらかな曲面で連続させたものであり、
汚れがたまりにくく、清掃がしやすい。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限らず種々の
変更が可能である。例えば図9(b)の発光素子、受光
素子の取付板の投・受光部分の前にレンズを構成しても
よい。
【0054】上記実施例では、センサの対向する第1,
第2の面1b,1cにそれぞれ一個の投受光素子対2,
3を設けた場合について説明したが、この投受光素子対
は各面に複数個並べて設けてもよいし、クロスして投受
光を行うように設けても良い(例えばある投受光素子対
の発光素子が他の投受光素子対の発光素子、受光素子の
間に配置される構成で、各発光素子からの反射光または
直接光同士が交差する構成)。
【0055】また、上記実施例では、投受光素子対の発
光素子、受光素子の間隔eはほぼ0にしてもよい。この
ときは前述のように発光素子の投光角αを小さくできる
という効果があるが、また一方で光が第1,第2の面1
b,1cに対してほぼ垂直に進むため、例えばドグがな
いとき発光素子L1からの直接光が、受光素子P2で受
光される以外に受光素子P2の周囲で反射し受光素子P
1に入るおそれがある。これを防ぐために、前述したよ
うな受光素子P2の周囲の部分の加工を施す必要があ
る。
【0056】上記実施例は、タイミング信号S1,S2
のタイミングをずらし受光素子P1,P2が反射光を受
光したのか直接光を受光したのかが、信号G2ないしG
5により明確に判別でき、ドグ5の正確な検知および信
号S5,S6の異常の検知が可能なものであるが、タイ
ミング信号S1,S2のタイミングをずらす代わりにタ
イミング信号S1,S2の周波数を異ならせたり、S
1,S2に変調をかけ、その変調周波数同士を異ならせ
てもよい。変調のかけ方としては、AM変調、FM変調
があげられるが判定手段はこの場合AM変調周波数、F
M変調周波数で発光した光をそれぞれ感知するものを使
用する。またはタイミング信号S1,S2のタイミング
も周波数も同じにして発光素子L1,2の発光波長を異
ならせてもよい。そのときは受光素子P1,2とも発光
素子L1,2の各波長を感知する2個の受光素子をそれ
ぞれ有するようにする。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、対向する1対の面に発
光素子と受光素子とからなる投受光素子対をそれぞれ設
け、この1対の面の間に被検出体が無いときは各面の受
光素子は他方の面の発光素子からの直接光をそれぞれ異
なるタイミングで受光し、この1対の面の間に被検出体
があるときは各面の受光素子は同一面に配置された発光
素子の発光光の被検出体からの反射光をそれぞれ異なる
タイミングで受光するようにし、または各面の発光素子
の発光波長を異ならせて各面の受光素子ともこれらの発
光素子の各波長を感知する個別の受光素子をそれぞれ有
するようにし、1対の面の間に被検出体が無いときは各
面の受光素子は他方の面の発光素子からの直接光をそれ
ぞれ受光し、この1対の面の間に被検出体があるときは
各面の受光素子は同一面に配置された発光素子の発光光
の被検出体からの反射光をそれぞれ受光するようにした
ので被検出体の有無に拘らずセンサに故障があった場合
にはその状態を外部に知らせることができる。また、片
方面の投受光素子対に故障が発生しても被検出体の検出
は可能であり、信頼性の向上した物体検知装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】同上の回路ブロック図
【図3】同上のセンサが正常に作動する場合のタイムチ
ャート
【図4】同上のセンサが正常に作動しない場合のタイム
チャート
【図5】同上のセンサが正常に作動しない場合のタイム
チャート
【図6】同上のセンサが正常に作動しない場合のタイム
チャート
【図7】同上のセンサが正常に作動しない場合のタイム
チャート
【図8】同上のセンサの投受光の条件を示す側面図
【図9】同上のセンサの取付部の側面図
【図10】同上のセンサの投光角の条件を示す側面図
【図11】従来例を示す側面図
【符号の説明】
1b 第1の面 1c 第2の面 2 第1の投受光素子対 3 第2の投受光素子対 5 被検出体 7 制御手段 8 判定手段 S1,S2 タイミング信号 S5,S6 受光素子の出力信号 L1,L2 発光素子 P1,P2 受光素子 S3,S4 検出パルス信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と受光素子とからなる第1の投
    受光素子対を少なくとも1つ設けた第1の面と、 上記第1の面と所定の間隔で対向し、発光素子と受光素
    子とからなる第2の投受光素子対を少なくとも1つ設け
    た第2の面と、 上記各発光素子の発光タイミングを制御するタイミング
    信号を出力する制御手段と、 上記各受光素子の出力信号および上記タイミング信号に
    応じて上記第1および第2の面の間に挿通される被検出
    体の存在の有無および/または装置の動作異常を判断す
    る判定手段とを有し、 上記各受光素子は、対向する面に設けてある発光素子の
    直接光を受光可能であり、上記被検出体が上記直接光の
    上記受光素子への到達を遮る場合は、上記各受光素子は
    同じ面に設けてある上記発光素子からの光が上記被検出
    体により反射された反射光を受光可能なように上記各発
    光素子および上記各受光素子が配置してあることを特徴
    とする物体検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記タイミング信号
    は、上記第1および第2の面に設けてある発光素子を互
    いに異なるタイミングで発光させるように互いに所定時
    間ずれているパルス信号であり、上記制御手段は上記各
    受光素子の出力信号の状態を検出するために、上記各タ
    イミング信号に同期する複数の検出パルス信号を出力す
    ることを特徴とする物体検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記タイミング信号
    は、上記第1および第2の面に設けてある発光素子を互
    いに異なる周波数または互いに異なる変調周波数で発光
    させるように互いに異なる周波数または互いに異なる変
    調周波数を有するパルス信号であり、上記制御手段は上
    記各受光素子の出力信号の状態を検出するために、上記
    各タイミング信号に同期する複数の検出パルス信号を出
    力することを特徴とする物体検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記第1,第2の投
    受光素子対の発光素子は互いに発光波長を異ならせてあ
    り、上記第1,第2の投受光素子対の受光素子は上記発
    光素子の各波長を感知する個別の受光素子をそれぞれ有
    し、上記制御手段は上記各受光素子の出力信号の状態を
    検出するために、上記タイミング信号に同期する検出パ
    ルス信号を出力することを特徴とする物体検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075160A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Olympia:Kk 遊技機

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