JPH09199931A - マイクロストリップアンテナ - Google Patents
マイクロストリップアンテナInfo
- Publication number
- JPH09199931A JPH09199931A JP2977996A JP2977996A JPH09199931A JP H09199931 A JPH09199931 A JP H09199931A JP 2977996 A JP2977996 A JP 2977996A JP 2977996 A JP2977996 A JP 2977996A JP H09199931 A JPH09199931 A JP H09199931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loop
- antenna
- shaped circuit
- circuit
- local loop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】移動通信方式における無線基地局アンテナとし
て適する、構成が簡潔で、製作容易なマイクロストリッ
プアンテナを実現する。 【構成】放射波長に比し薄い誘電体板の表面に、金属皮
膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ素子
において、ループ状回路が従来有していた特性に変化を
与える様に、ループ状回路上の一部にさらに小形金属皮
膜により局所的なループ状回路を形成し、給電線と接続
されている。 【効果】アンテナの有する特性インピーダンス、共振波
長、指向特性等を変更可能となり、設計・製作が容易と
なる。
て適する、構成が簡潔で、製作容易なマイクロストリッ
プアンテナを実現する。 【構成】放射波長に比し薄い誘電体板の表面に、金属皮
膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ素子
において、ループ状回路が従来有していた特性に変化を
与える様に、ループ状回路上の一部にさらに小形金属皮
膜により局所的なループ状回路を形成し、給電線と接続
されている。 【効果】アンテナの有する特性インピーダンス、共振波
長、指向特性等を変更可能となり、設計・製作が容易と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信システム用アン
テナ、特に移動通信システムの無線基地局アンテナとし
て使用するのに適するアンテナに関する。
テナ、特に移動通信システムの無線基地局アンテナとし
て使用するのに適するアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムの無線基地局アンテナ
としては各種のアンテナが使用されている。例えばわが
国の代表的な移動無線システムであるPHSシステム用
として、コリニアアンテナが使用されている。その他、
ブラウンアンテナ、スリーブアンテナ等も使用されてい
る。これらのアンテナは線状アンテナと呼ばれ、線状に
形成されたアンテナ素子から電磁波が送信される形式で
現在ほとんどがこの形式である。上記のアンテナは最近
の良質でかつ安価な誘電体板の出現にともない、金属皮
膜を誘電体板の表面に被着させた形式の線状アンテナ−
通常これはマイクロストリップアンテナと呼ばれる−が
使用されている。一方、ダイポールアンテナの先端を互
いに接続して、これらのダイポールのうちの一つを中央
で給電した「折り返しダイポールアンテナ」と呼ばれる
アンテナ形式がある。一般に給電部からみてアンテナ全
体が閉じた電気回路を形成しているものはループアンテ
ナと呼ばれているが、「折り返しダイポールアンテナ」
もこの範疇にはいる。「折り返しダイポールアンテナ」
もアマチュア無線や、特殊通信等で広く使用されてい
る。しかしながら、移動通信システムの無線基地局アン
テナとしては使用実績はない様である。
としては各種のアンテナが使用されている。例えばわが
国の代表的な移動無線システムであるPHSシステム用
として、コリニアアンテナが使用されている。その他、
ブラウンアンテナ、スリーブアンテナ等も使用されてい
る。これらのアンテナは線状アンテナと呼ばれ、線状に
形成されたアンテナ素子から電磁波が送信される形式で
現在ほとんどがこの形式である。上記のアンテナは最近
の良質でかつ安価な誘電体板の出現にともない、金属皮
膜を誘電体板の表面に被着させた形式の線状アンテナ−
通常これはマイクロストリップアンテナと呼ばれる−が
使用されている。一方、ダイポールアンテナの先端を互
いに接続して、これらのダイポールのうちの一つを中央
で給電した「折り返しダイポールアンテナ」と呼ばれる
アンテナ形式がある。一般に給電部からみてアンテナ全
体が閉じた電気回路を形成しているものはループアンテ
ナと呼ばれているが、「折り返しダイポールアンテナ」
もこの範疇にはいる。「折り返しダイポールアンテナ」
もアマチュア無線や、特殊通信等で広く使用されてい
る。しかしながら、移動通信システムの無線基地局アン
テナとしては使用実績はない様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】「折り返しダイポール
アンテナ」(以下ループアンテナと略称)が移動通信シ
ステムの無線基地局アンテナとして使用されていないの
は、次の理由からと思われる。第一に高い利得を有する
アンテナが得にくいこと。第二に使用周波数が与えられ
ると、それに対し共振するアンテナの全長が定まり、ア
ンテナ長を任意の値に変更することが出来ないこと。第
三にアンテナの有する形状が与えられるとその特性イン
ピーダンスが定まり、変更することが出来ない。したが
って、アンテナに給電するケーブルはケーブルの有する
特性インピーダンスがアンテナのそれと整合される様選
ばれなければならない。第四にアンテナの形状は通常、
2次元平面に含まれる形でなければならず、またアンテ
ナから送出される電磁波の指向特性は形状が定まるとそ
れに応じて定まるので、任意の指向性を得るためには、
他の回路・手段を用いなければならない。第五にアンテ
ナの耐候性が線状アンテナに比べて劣る、等である。上
記の事項は一言で言えば使いにくいと言う事であり、何
らかの改善が望まれていた。
アンテナ」(以下ループアンテナと略称)が移動通信シ
ステムの無線基地局アンテナとして使用されていないの
は、次の理由からと思われる。第一に高い利得を有する
アンテナが得にくいこと。第二に使用周波数が与えられ
ると、それに対し共振するアンテナの全長が定まり、ア
ンテナ長を任意の値に変更することが出来ないこと。第
三にアンテナの有する形状が与えられるとその特性イン
ピーダンスが定まり、変更することが出来ない。したが
って、アンテナに給電するケーブルはケーブルの有する
特性インピーダンスがアンテナのそれと整合される様選
ばれなければならない。第四にアンテナの形状は通常、
2次元平面に含まれる形でなければならず、またアンテ
ナから送出される電磁波の指向特性は形状が定まるとそ
れに応じて定まるので、任意の指向性を得るためには、
他の回路・手段を用いなければならない。第五にアンテ
ナの耐候性が線状アンテナに比べて劣る、等である。上
記の事項は一言で言えば使いにくいと言う事であり、何
らかの改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は最近の良質でか
つ安価な誘電体板を用い、その表面に金属皮膜を円形、
矩形或いはループ状回路状等の形状に形成・被着させ、
アンテナ素子とすることにより、マイクロストリップア
ンテナ化した。次に前記ループ状回路上の一部にさらに
小形金属皮膜により局所的なループ状回路を形成した。
なお、使用周波数が1GHz以上の高周波数(したがっ
て波長が30cm以下)になり、アンテナ全体が小形化
可能になったことで、アンテナ全体を外部より樹脂材料
で覆うことにした。
つ安価な誘電体板を用い、その表面に金属皮膜を円形、
矩形或いはループ状回路状等の形状に形成・被着させ、
アンテナ素子とすることにより、マイクロストリップア
ンテナ化した。次に前記ループ状回路上の一部にさらに
小形金属皮膜により局所的なループ状回路を形成した。
なお、使用周波数が1GHz以上の高周波数(したがっ
て波長が30cm以下)になり、アンテナ全体が小形化
可能になったことで、アンテナ全体を外部より樹脂材料
で覆うことにした。
【0005】
【作用】本発明は以上のべたループアンテナ(折り返し
ダイポールアンテナ)の有する電気的特性を改善するた
め、最近の良質でかつ安価な誘電体板を用い、その表面
に金属皮膜を円形、矩形或いはループ状回路状等の形状
に形成・被着させ、アンテナ素子とすることにより、マ
イクロストリップアンテナ化した。これは使用周波数が
1GHz以上となったことによりアンテナの小形化が可
能になったことが大きく、その結果、多数のアンテナが
誘電体板上に設置可能となり、上記の第一第二の欠点が
緩和されることになった。また、本発明のアンテナにお
いては誘電体板の表面に形成されたループ状回路上の一
部にさらに小形金属皮膜により局所的なループ状回路を
形成し、前記ループ状回路上を流れる電流が局所的なル
ープ状回路の存在により、存在前の状態と異なることに
より、上記第三に、第四に述べたアンテナの有する電気
的特性、すなわち共振周波数、特性インピーダンス等が
変化可能となった。
ダイポールアンテナ)の有する電気的特性を改善するた
め、最近の良質でかつ安価な誘電体板を用い、その表面
に金属皮膜を円形、矩形或いはループ状回路状等の形状
に形成・被着させ、アンテナ素子とすることにより、マ
イクロストリップアンテナ化した。これは使用周波数が
1GHz以上となったことによりアンテナの小形化が可
能になったことが大きく、その結果、多数のアンテナが
誘電体板上に設置可能となり、上記の第一第二の欠点が
緩和されることになった。また、本発明のアンテナにお
いては誘電体板の表面に形成されたループ状回路上の一
部にさらに小形金属皮膜により局所的なループ状回路を
形成し、前記ループ状回路上を流れる電流が局所的なル
ープ状回路の存在により、存在前の状態と異なることに
より、上記第三に、第四に述べたアンテナの有する電気
的特性、すなわち共振周波数、特性インピーダンス等が
変化可能となった。
【0006】この変化の度合は、変更される断面のもと
の形状との相違の大小により異なる外、変更される断面
のループ状アンテナ回路の位置により種々の様相を呈す
る事になる。すなわち、アンテナの有する共振波長(共
振周波数)に大きな影響を与える場所、特性インピーダ
ンスに影響を与える場所、指向特性に変化を与える場
所、前述の二者の双方に影響を与える場所等種々様々に
作用することとなる。これにともないアンテナ素子より
発射される電磁波の諸特性が変化可能となる。なお、従
来線状アンテナに比べ耐候性が劣るとの第五の欠点に
は、使用周波数が1GHz以上の高周波数(したがって
波長が30cm以下)になり、アンテナ全体が小形化可
能になったことで、アンテナ全体を外部より樹脂材料で
覆うことにより解決可能となった。
の形状との相違の大小により異なる外、変更される断面
のループ状アンテナ回路の位置により種々の様相を呈す
る事になる。すなわち、アンテナの有する共振波長(共
振周波数)に大きな影響を与える場所、特性インピーダ
ンスに影響を与える場所、指向特性に変化を与える場
所、前述の二者の双方に影響を与える場所等種々様々に
作用することとなる。これにともないアンテナ素子より
発射される電磁波の諸特性が変化可能となる。なお、従
来線状アンテナに比べ耐候性が劣るとの第五の欠点に
は、使用周波数が1GHz以上の高周波数(したがって
波長が30cm以下)になり、アンテナ全体が小形化可
能になったことで、アンテナ全体を外部より樹脂材料で
覆うことにより解決可能となった。
【0007】
【実施例】図1〜図6は本発明の実施例を示す図面であ
る。まず図1(a)、(b)及び(c)はループ状アン
テナ回路上の一部にさらに小形金属皮膜により局所的な
ループ状回路を形成した本発明の実施例を示す平面図で
ある。1は放射される電磁波の波長に比し薄い誘電体
板、2はループ状回路を用いたアンテナ素子、3は給電
線でこの先端には整合線路(図示せず)が設けられてお
り、41〜43は夫々局所的なループ状回路を示してい
る。これらは、いずれも金属皮膜を含む誘電体板の上に
設置されたループ状アンテナ回路の基本回路(図2参
照、以下基本ループ回路と略称)の一部と並列に、もし
くは割り込む様に局所的なループ状回路が設置されてい
る場合を示す。図1(a)では、基本ループ回路の外部
に、図1(b)では、内部に並列に、また図1(c)で
は基本ループ回路を割り込む様に夫々局所的なループ状
回路が設置されている。
る。まず図1(a)、(b)及び(c)はループ状アン
テナ回路上の一部にさらに小形金属皮膜により局所的な
ループ状回路を形成した本発明の実施例を示す平面図で
ある。1は放射される電磁波の波長に比し薄い誘電体
板、2はループ状回路を用いたアンテナ素子、3は給電
線でこの先端には整合線路(図示せず)が設けられてお
り、41〜43は夫々局所的なループ状回路を示してい
る。これらは、いずれも金属皮膜を含む誘電体板の上に
設置されたループ状アンテナ回路の基本回路(図2参
照、以下基本ループ回路と略称)の一部と並列に、もし
くは割り込む様に局所的なループ状回路が設置されてい
る場合を示す。図1(a)では、基本ループ回路の外部
に、図1(b)では、内部に並列に、また図1(c)で
は基本ループ回路を割り込む様に夫々局所的なループ状
回路が設置されている。
【0008】図2は公知のループ状アンテナを示す。図
1〜2に示す誘電体板1を例えばガラス布基材フッ素樹
脂銅張積層板を用いて形成する場合には、印刷手法と同
様の手法によって不要の金属皮膜を除去して誘電体板1
の表面にアンテナ素子2、給電線3及び、局所的なルー
プ状回路41〜43を被着形成する。誘電体板1として
単なる誘電体板を用いる場合には、その表面に蒸着等の
手段によって銅等の皮膜を被着させることによってアン
テナ素子2、給電線3及び、局所的なループ状回路41
〜43を被着形成する。上記の様な局所的なループ状回
路を設置すると、本来の基本ループ状アンテナ回路の有
していた特性は以下の様な変化を受ける。
1〜2に示す誘電体板1を例えばガラス布基材フッ素樹
脂銅張積層板を用いて形成する場合には、印刷手法と同
様の手法によって不要の金属皮膜を除去して誘電体板1
の表面にアンテナ素子2、給電線3及び、局所的なルー
プ状回路41〜43を被着形成する。誘電体板1として
単なる誘電体板を用いる場合には、その表面に蒸着等の
手段によって銅等の皮膜を被着させることによってアン
テナ素子2、給電線3及び、局所的なループ状回路41
〜43を被着形成する。上記の様な局所的なループ状回
路を設置すると、本来の基本ループ状アンテナ回路の有
していた特性は以下の様な変化を受ける。
【0009】第一にループ状アンテナの本来有していた
共振周波数が低くなる点である。それはループアンテナ
を構成する回路の全長が等価的に長くなったことによる
影響と考えられる。その影響は局所的なループ状回路の
形状が大きければ大きい程大きい。第二に基本ループ回
路の内部に局所的なループ状回路を設置した場合の方
が、外部に設置した場合に比べて、影響が大きい。これ
はループアンテナからの電磁波の放射密度は当然ループ
内がループ外よりも大きく、ループ内に局所的なループ
状回路を設置すればその影響が大きくなるからと推定さ
れる。また、図1(c)の様に基本ループ回路を割り込
む様に設置された場合は前2者の中間になる。第三に給
電線近くに設置された局所的なループ状回路はそれより
離れて設置された場合より、ループ状アンテナの本来有
していた共振周波数の低くなる程度が大きい。
共振周波数が低くなる点である。それはループアンテナ
を構成する回路の全長が等価的に長くなったことによる
影響と考えられる。その影響は局所的なループ状回路の
形状が大きければ大きい程大きい。第二に基本ループ回
路の内部に局所的なループ状回路を設置した場合の方
が、外部に設置した場合に比べて、影響が大きい。これ
はループアンテナからの電磁波の放射密度は当然ループ
内がループ外よりも大きく、ループ内に局所的なループ
状回路を設置すればその影響が大きくなるからと推定さ
れる。また、図1(c)の様に基本ループ回路を割り込
む様に設置された場合は前2者の中間になる。第三に給
電線近くに設置された局所的なループ状回路はそれより
離れて設置された場合より、ループ状アンテナの本来有
していた共振周波数の低くなる程度が大きい。
【0010】以下、本発明によるアンテナを試作し、そ
の有する特性の測定結果を説明する。測定には図3に示
す形状(寸法をa、b、c、d、e、及びfで規定)の
ループ状アンテナ素子を用い、素子の実際の寸法をケー
ス1〜4の様に変化させて測定した。ただし、ループア
ンテナへの給電線の特性インピーダンスは50オームで
ある。ケース1のループアンテナの特性を図4(a)、
(b)に示す。ケース1の場合は局所的なループ状回路
は存在しないから、図2の基本ループ回路と全く同一と
なる。ループアンテナの形状から、共振周波数や特性イ
ンピーダンスは理論的に求まり、前者は1.93GH
z,後者は約7オームを得る。図4(a)は定在波比
(SWR)特性を示す。かなり定在波比が大きいのはル
ープアンテナの特性インピーダンスと給電線のそれとが
大きく異なるためと推定される。定在波比が最も小さく
なる(SWR=4.48)周波数(マーカ4)を共振周
波数とすると、1.961GHzを示しており、ほぼ理
論計算値と一致する。また、この時のインピーダンス値
は図3の下表に示す様に59.42+j79.00オー
ムであった。これは上のSWR値からもわかるように大
きな不整合が生じているためと推定される。図4(b)
はループアンテナからの電波放射を2メートル離れた受
信アンテナで受信した場合の受信電力の大きさ(相対
値)を示す。同図から明らかなように共振周波数近傍で
最も受信電力が大きいことがわかる。
の有する特性の測定結果を説明する。測定には図3に示
す形状(寸法をa、b、c、d、e、及びfで規定)の
ループ状アンテナ素子を用い、素子の実際の寸法をケー
ス1〜4の様に変化させて測定した。ただし、ループア
ンテナへの給電線の特性インピーダンスは50オームで
ある。ケース1のループアンテナの特性を図4(a)、
(b)に示す。ケース1の場合は局所的なループ状回路
は存在しないから、図2の基本ループ回路と全く同一と
なる。ループアンテナの形状から、共振周波数や特性イ
ンピーダンスは理論的に求まり、前者は1.93GH
z,後者は約7オームを得る。図4(a)は定在波比
(SWR)特性を示す。かなり定在波比が大きいのはル
ープアンテナの特性インピーダンスと給電線のそれとが
大きく異なるためと推定される。定在波比が最も小さく
なる(SWR=4.48)周波数(マーカ4)を共振周
波数とすると、1.961GHzを示しており、ほぼ理
論計算値と一致する。また、この時のインピーダンス値
は図3の下表に示す様に59.42+j79.00オー
ムであった。これは上のSWR値からもわかるように大
きな不整合が生じているためと推定される。図4(b)
はループアンテナからの電波放射を2メートル離れた受
信アンテナで受信した場合の受信電力の大きさ(相対
値)を示す。同図から明らかなように共振周波数近傍で
最も受信電力が大きいことがわかる。
【0011】次にケース2について説明する。この場合
のループアンテナの測定結果を図5(a)、(b)に示
す。ケース2の場合、局所的なループ状回路は給電線と
反対側のループ回路の一辺と共有する形になっている。
図5(a)は定在波比(SWR)特性を示す。この場合
のループアンテナの共振周波数は図5(a)から明らか
なようにケース1とほとんど変化は認められなかった。
しかしながら、共振周波数における定在波比はかなり良
好となっている。これは局所的なループ状回路の影響で
ループアンテナの特性インピーダンスが変化し、給電線
のそれに近付いたためと思われる。また、図5(b)に
示すようにループアンテナからの電波放射もインピーダ
ンス整合がとれた結果全体的に良好となっている。次に
ケース3について説明する。この場合のループアンテナ
の測定結果を図6(a)、(b)に示す。ケース3の場
合、局所的なループ状回路はループ回路の上部の辺に乗
るような構成となっている。図6(a)は定在波比(S
WR)特性を示す。この場合のループアンテナの共振周
波数は図4(a)と比較して約22MHz程度低くなっ
ている。この場合、共振周波数における定在波比は図5
(a)と比較してさらに良好となっている。また、図5
(b)に示すようにループアンテナからの電波放射もイ
ンピーダンス整合がとれた結果、全体的にさらに良好と
なっている。
のループアンテナの測定結果を図5(a)、(b)に示
す。ケース2の場合、局所的なループ状回路は給電線と
反対側のループ回路の一辺と共有する形になっている。
図5(a)は定在波比(SWR)特性を示す。この場合
のループアンテナの共振周波数は図5(a)から明らか
なようにケース1とほとんど変化は認められなかった。
しかしながら、共振周波数における定在波比はかなり良
好となっている。これは局所的なループ状回路の影響で
ループアンテナの特性インピーダンスが変化し、給電線
のそれに近付いたためと思われる。また、図5(b)に
示すようにループアンテナからの電波放射もインピーダ
ンス整合がとれた結果全体的に良好となっている。次に
ケース3について説明する。この場合のループアンテナ
の測定結果を図6(a)、(b)に示す。ケース3の場
合、局所的なループ状回路はループ回路の上部の辺に乗
るような構成となっている。図6(a)は定在波比(S
WR)特性を示す。この場合のループアンテナの共振周
波数は図4(a)と比較して約22MHz程度低くなっ
ている。この場合、共振周波数における定在波比は図5
(a)と比較してさらに良好となっている。また、図5
(b)に示すようにループアンテナからの電波放射もイ
ンピーダンス整合がとれた結果、全体的にさらに良好と
なっている。
【0012】次にケース4について説明する。この場合
のループアンテナの測定結果を図7(a)、(b)に示
す。ケース4の場合、局所的なループ状回路はループ回
路の上部の辺に乗るような構成であるが、ケース3に比
べやや給電線側に近付いている。 図7(a)は定在波
比(SWR)特性を示す。この場合のループアンテナの
共振周波数は図4(a)と比較して約94MHz程度低
くなっている。この場合、共振周波数における定在波比
は図6(a)と比較して同程度に良好となっている。ま
た、図7(b)に示すようにループアンテナからの電波
放射もインピーダンス整合がとれた結果図6(b)と同
程度に良好となっている。
のループアンテナの測定結果を図7(a)、(b)に示
す。ケース4の場合、局所的なループ状回路はループ回
路の上部の辺に乗るような構成であるが、ケース3に比
べやや給電線側に近付いている。 図7(a)は定在波
比(SWR)特性を示す。この場合のループアンテナの
共振周波数は図4(a)と比較して約94MHz程度低
くなっている。この場合、共振周波数における定在波比
は図6(a)と比較して同程度に良好となっている。ま
た、図7(b)に示すようにループアンテナからの電波
放射もインピーダンス整合がとれた結果図6(b)と同
程度に良好となっている。
【0013】以上の実測結果からも明らかなように、ル
ープアンテナに本発明による局所的なループ状回路を用
いることによりループアンテナが本来有していた電気的
特性である共振周波数、特性インピーダンス等が変化可
能となった。以上の説明は図1(a)の場合であった
が、図1(b)や図1(c)を用いても良い。また、1
つの基本ループアンテナに局所的なループ状回路を2個
以上設置しても差支えない。これらの場合は夫々異なっ
た特性が得られ、目的に応じて活用することが可能であ
る。また、本発明によるループアンテナの有する指向特
性であるが、一般に電磁波の放射方向は局所的なループ
状回路を設けた負荷のかかった方向を避ける特性があ
る。したがって、紙面を垂直にして図1〜3に示すルー
プアンテナを地表と垂直に立てたとすると、放射方向は
下方に傾く(数度〜10数度程度)ことになる。さら
に、以上は放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金属皮
膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ素子
の説明であったが、ループアンテナの設置場所は必ずし
も、誘電体板の表面上ではなく、空間に固定しても差支
えないことは明らかである。
ープアンテナに本発明による局所的なループ状回路を用
いることによりループアンテナが本来有していた電気的
特性である共振周波数、特性インピーダンス等が変化可
能となった。以上の説明は図1(a)の場合であった
が、図1(b)や図1(c)を用いても良い。また、1
つの基本ループアンテナに局所的なループ状回路を2個
以上設置しても差支えない。これらの場合は夫々異なっ
た特性が得られ、目的に応じて活用することが可能であ
る。また、本発明によるループアンテナの有する指向特
性であるが、一般に電磁波の放射方向は局所的なループ
状回路を設けた負荷のかかった方向を避ける特性があ
る。したがって、紙面を垂直にして図1〜3に示すルー
プアンテナを地表と垂直に立てたとすると、放射方向は
下方に傾く(数度〜10数度程度)ことになる。さら
に、以上は放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金属皮
膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ素子
の説明であったが、ループアンテナの設置場所は必ずし
も、誘電体板の表面上ではなく、空間に固定しても差支
えないことは明らかである。
【0014】
【発明の効果】本発明アンテナはアンテナ固有の特性イ
ンピーダンスや共振周波数さらには指向性を変化させる
ことが出来るから、アンテナと給電線との整合の容易さ
をはじめ、アンテナの有する形状を従来と異なる形状に
することが出来、アンテナ設計の容易化、アンテナの小
形化等を容易に進めることが可能となる。また、アンテ
ナが小形化可能となったことで、多数のアンテナを多段
結合させることが出来、従来困難であったループアンテ
ナの高利得化が可能となる。したがって、本発明の効果
は大きい。
ンピーダンスや共振周波数さらには指向性を変化させる
ことが出来るから、アンテナと給電線との整合の容易さ
をはじめ、アンテナの有する形状を従来と異なる形状に
することが出来、アンテナ設計の容易化、アンテナの小
形化等を容易に進めることが可能となる。また、アンテ
ナが小形化可能となったことで、多数のアンテナを多段
結合させることが出来、従来困難であったループアンテ
ナの高利得化が可能となる。したがって、本発明の効果
は大きい。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来のループアンテナを示す図である。
【図3】本発明によるループアンテナの実施例の特性を
測定した結果を示す図である。
測定した結果を示す図である。
【図4】本発明によるループアンテナの実施例の特性を
測定した結果を示す他の図である。
測定した結果を示す他の図である。
【図5】本発明によるループアンテナの実施例の特性を
測定した結果を示す他の図である。
測定した結果を示す他の図である。
【図6】本発明によるループアンテナの実施例の特性を
測定した結果を示す他の図である。
測定した結果を示す他の図である。
1 誘電体板 2 アンテナ素子 3 給電線 41〜43 局所的なループ状回路
Claims (4)
- 【請求項1】 放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金
属皮膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ
素子において、前記ループ状回路が従来有していた特性
に変化を与える様にループ状回路上の一部にさらに小形
金属皮膜により局所的なループ状回路を形成し、前記ル
ープ状回路を流れる電流が局所的なループ状回路の存在
により以前と異ならせることにより、 アンテナの有する電気的特性の変化を可能としたことを
特徴とするマイクロストリップアンテナ。 - 【請求項2】 放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金
属皮膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ
素子において、前記ループ状回路が従来有していた特性
に変化を与える様にループ状回路上の一部にさらに小形
金属皮膜により局所的なループ状回路を形成し、前記ル
ープ状回路を流れる電流が局所的なループ状回路の存在
により以前と異ならせることにより、 前記ループ状回路が従来有していた共振周波数を変更可
能としたマイクロストリップアンテナ。 - 【請求項3】 放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金
属皮膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ
素子において、前記ループ状回路が従来有していた特性
に変化を与える様にループ状回路上の一部にさらに小形
金属皮膜により局所的なループ状回路を形成し、前記ル
ープ状回路を流れる電流が局所的なループ状回路の存在
により以前と異ならせることにより、 前記ループ状回路が従来有していた特性インピーダンス
を変更可能としたマイクロストリップアンテナ。 - 【請求項4】 放射波長に比し薄い誘電体板の表面に金
属皮膜をループ状回路に被着・形成した構成のアンテナ
素子において、前記ループ状回路が従来有していた特性
に変化を与える様にループ状回路上の一部にさらに小形
金属皮膜により局所的なループ状回路を形成し、前記ル
ープ状回路を流れる電流が局所的なループ状回路の存在
により以前と異ならせることにより、 前記ループ状回路が従来有していた指向特性を変更可能
としたマイクロストリップアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2977996A JPH09199931A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | マイクロストリップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2977996A JPH09199931A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | マイクロストリップアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199931A true JPH09199931A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12285512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2977996A Pending JPH09199931A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | マイクロストリップアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199931A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2415832A (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-04 | Nokia Corp | Multi-resonant planar multi-loop antenna |
| WO2007029296A1 (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Fujitsu Limited | Rfタグ及びrfタグを製造する方法 |
| KR101066419B1 (ko) * | 2009-05-22 | 2011-09-23 | 한국조폐공사 | 전자기 밴드갭 패턴, 그 제조방법 및 전자기 밴드갭 패턴을 이용한 보안제품 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP2977996A patent/JPH09199931A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2415832A (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-04 | Nokia Corp | Multi-resonant planar multi-loop antenna |
| GB2415832B (en) * | 2004-06-30 | 2008-03-26 | Nokia Corp | An antenna |
| WO2007029296A1 (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Fujitsu Limited | Rfタグ及びrfタグを製造する方法 |
| US7911404B2 (en) | 2005-09-02 | 2011-03-22 | Fujitsu Limited | RF tag and method of producing RF tag |
| KR101066419B1 (ko) * | 2009-05-22 | 2011-09-23 | 한국조폐공사 | 전자기 밴드갭 패턴, 그 제조방법 및 전자기 밴드갭 패턴을 이용한 보안제품 |
| US8289109B2 (en) | 2009-05-22 | 2012-10-16 | Korea Minting, Security Printing & Id Card Operating Corp. | Electromagnetic bandgap pattern structure, method of manufacturing the same, and security product using the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100474695C (zh) | 双波段片状蝴蝶结隙缝天线结构 | |
| US6121932A (en) | Microstrip antenna and method of forming same | |
| US7193565B2 (en) | Meanderline coupled quadband antenna for wireless handsets | |
| KR920002439B1 (ko) | 휴대용 무선전화기의 슬로트 안테나 장치 | |
| US5767809A (en) | OMNI-directional horizontally polarized Alford loop strip antenna | |
| EP3127186B1 (en) | Dual-band printed omnidirectional antenna | |
| US20050195124A1 (en) | Coupled multiband antennas | |
| JP4170828B2 (ja) | アンテナ及びアンテナ用誘電体基板 | |
| US20060284770A1 (en) | Compact dual band antenna having common elements and common feed | |
| CN105449348A (zh) | 电磁偶极子天线 | |
| US8878742B1 (en) | Dipole with an unbalanced microstrip feed | |
| JP2004146978A (ja) | 不平衡型アンテナ | |
| WO1996035241A1 (en) | Antenna unit | |
| CN108598668B (zh) | 便携式通信终端及其pifa天线 | |
| JP3173711B2 (ja) | 伝送線路型アンテナ及び無線端末 | |
| JP4112136B2 (ja) | 多周波共用アンテナ | |
| JPH09148838A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| JP3030590B2 (ja) | 平板型アンテナ | |
| CN106848577A (zh) | 一种对数周期单极子天线 | |
| KR100449857B1 (ko) | 광대역 인쇄형 다이폴 안테나 | |
| JPH09199931A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| JPH09139622A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| JPH09153723A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| AU710351B2 (en) | Antenna device and mobile telephone | |
| KR100643543B1 (ko) | 다중 대역 모노폴 안테나 |