JPH0920008A - インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置 - Google Patents
インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置Info
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- JPH0920008A JPH0920008A JP17262295A JP17262295A JPH0920008A JP H0920008 A JPH0920008 A JP H0920008A JP 17262295 A JP17262295 A JP 17262295A JP 17262295 A JP17262295 A JP 17262295A JP H0920008 A JPH0920008 A JP H0920008A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14314—Structure of ink jet print heads with electrostatically actuated membrane
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動時の効率がよく、安定した吐出が得ら
れ、印刷結果の信頼性が高く、吐出インク量のノズル毎
のばらつきが少なくて、印刷品位が良好で、容易に製造
可能なインクジェットヘッドおよびその製造方法を提供
する。 【構成】 ノズル4と、ノズル4に連通するインク流路
と、流路の一部に設けられた振動板5と、振動板5に対
向して設けられた個別電極21と、振動板5と個別電極
21の間に気体層9と絶縁層19を有し、共通電極17
と個別電極間21に駆動電圧を印加し、振動板5を静電
気力により変形させ、ノズル4からインク液滴を吐出す
るインクジェットヘッドにおいて、振動板5の面積は、
個別電極21の面積より小さく形成され、かつ、個別電
極21上に垂直投影された振動板5の輪郭が、個別電極
21の輪郭に包含されるように配設されているインクジ
ェットヘッド。
れ、印刷結果の信頼性が高く、吐出インク量のノズル毎
のばらつきが少なくて、印刷品位が良好で、容易に製造
可能なインクジェットヘッドおよびその製造方法を提供
する。 【構成】 ノズル4と、ノズル4に連通するインク流路
と、流路の一部に設けられた振動板5と、振動板5に対
向して設けられた個別電極21と、振動板5と個別電極
21の間に気体層9と絶縁層19を有し、共通電極17
と個別電極間21に駆動電圧を印加し、振動板5を静電
気力により変形させ、ノズル4からインク液滴を吐出す
るインクジェットヘッドにおいて、振動板5の面積は、
個別電極21の面積より小さく形成され、かつ、個別電
極21上に垂直投影された振動板5の輪郭が、個別電極
21の輪郭に包含されるように配設されているインクジ
ェットヘッド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノズルよりインク滴を吐
出して印刷を行うインクジェットヘッドに関し、特にそ
の駆動部の構成に関する。
出して印刷を行うインクジェットヘッドに関し、特にそ
の駆動部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、記録時の騒
音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イ
ンクの自由度が高く安価な普通紙を使用できることなど
多くの利点を有する。この中でも記録の必要な時にのみ
インク液滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマン
ド方式が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
いため、現在主流となっている。
音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イ
ンクの自由度が高く安価な普通紙を使用できることなど
多くの利点を有する。この中でも記録の必要な時にのみ
インク液滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマン
ド方式が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
いため、現在主流となっている。
【0003】従来のインク・オン・デマンド方式のイン
クジェットヘッドには例えば特開平2−289351が
あった。これは第1の電極と対抗する第2の電極間に粘
弾性を有する強誘電体を挿入し、第1の電極と第2の電
極に電圧を印加して駆動しインク滴を吐出させるもので
あった。
クジェットヘッドには例えば特開平2−289351が
あった。これは第1の電極と対抗する第2の電極間に粘
弾性を有する強誘電体を挿入し、第1の電極と第2の電
極に電圧を印加して駆動しインク滴を吐出させるもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では第1の電極と対抗する第2の電極の相対位置が
製造上の理由でずれてしまうと、インクジェットヘッド
の駆動時に電界がリーク(漏洩)し、電荷の蓄積が十分
に出来くなて、振動板を静電吸引する力が不足し、イン
ク吐出のためのパワーが得られないといった課題を有し
ていた。即ち、インクジェットヘッドの吐出効率を落と
してしまう課題を有していた。
技術では第1の電極と対抗する第2の電極の相対位置が
製造上の理由でずれてしまうと、インクジェットヘッド
の駆動時に電界がリーク(漏洩)し、電荷の蓄積が十分
に出来くなて、振動板を静電吸引する力が不足し、イン
ク吐出のためのパワーが得られないといった課題を有し
ていた。即ち、インクジェットヘッドの吐出効率を落と
してしまう課題を有していた。
【0005】また、高密度に流路及び振動板を配設する
場合、前述の製造上の第1の電極と第2の電極の相対位
置ずれによる吐出効率の低下は更に深刻な課題であっ
た。
場合、前述の製造上の第1の電極と第2の電極の相対位
置ずれによる吐出効率の低下は更に深刻な課題であっ
た。
【0006】更にインクのノズルからの吐出効率が同一
ヘッド内のノズル間で差異を生じてばらつくと、各ノズ
ルからの吐出インク量が異なり、良好な印刷品位が得ら
れないといった課題を有していた。
ヘッド内のノズル間で差異を生じてばらつくと、各ノズ
ルからの吐出インク量が異なり、良好な印刷品位が得ら
れないといった課題を有していた。
【0007】加えて、上記課題を解決するために製造上
の加工・組立精度を向上すると、ヘッド作製時の装置が
大がかりになったり、良品歩留まりを落としてしまうと
いった課題も有していた。
の加工・組立精度を向上すると、ヘッド作製時の装置が
大がかりになったり、良品歩留まりを落としてしまうと
いった課題も有していた。
【0008】本発明の目的は上述の様な従来の技術の課
題を解決し、インクジェットヘッド駆動時の効率がよ
く、安定した吐出が得られ、印刷結果の信頼性が高く、
吐出インク量のノズル毎のばらつきが少なくて、印刷品
位が良好で、容易に製造可能なインクジェットヘッドお
よびインクジェットヘッドの製造方法を提供することに
ある。
題を解決し、インクジェットヘッド駆動時の効率がよ
く、安定した吐出が得られ、印刷結果の信頼性が高く、
吐出インク量のノズル毎のばらつきが少なくて、印刷品
位が良好で、容易に製造可能なインクジェットヘッドお
よびインクジェットヘッドの製造方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインクジェ
ットヘッドは、ノズルと、該ノズルに連通するインク流
路と、該流路の一部に設けられた振動板と、該振動板に
対向して設けられた個別電極とを有し、前記個別電極と
前記振動板の間に駆動電圧を印加し、前記振動板を静電
気力により変形させ、前記ノズルからインク液滴を吐出
するインクジェットヘッドにおいて、前記振動板の面積
は、前記個別電極の面積より小さく形成され、かつ、前
記個別電極上に垂直投影された前記振動板の輪郭が、前
記個別電極の輪郭に包含されるように配設されているこ
とを特徴とする。
ットヘッドは、ノズルと、該ノズルに連通するインク流
路と、該流路の一部に設けられた振動板と、該振動板に
対向して設けられた個別電極とを有し、前記個別電極と
前記振動板の間に駆動電圧を印加し、前記振動板を静電
気力により変形させ、前記ノズルからインク液滴を吐出
するインクジェットヘッドにおいて、前記振動板の面積
は、前記個別電極の面積より小さく形成され、かつ、前
記個別電極上に垂直投影された前記振動板の輪郭が、前
記個別電極の輪郭に包含されるように配設されているこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明の好ましい形態では、前記振
動板が形成された第1の基板、前記個別電極が形成され
た第2の基板を含む、すくなくとも積層された3枚の基
板からなる。
動板が形成された第1の基板、前記個別電極が形成され
た第2の基板を含む、すくなくとも積層された3枚の基
板からなる。
【0011】また、前記振動板、前記個別電極の形状
が、略長方形である場合、前記振動板の輪郭の一辺aと
対応する前記個別電極の輪郭の一辺bに関する比(b−
a)/bの好ましい範囲は4%以上、15%以下であ
る。
が、略長方形である場合、前記振動板の輪郭の一辺aと
対応する前記個別電極の輪郭の一辺bに関する比(b−
a)/bの好ましい範囲は4%以上、15%以下であ
る。
【0012】また、本発明に係わるインクジェットの製
造方法は、少なくとも、前記第1の基板に、前記インク
流路、もしくはその一部と、前記振動板を形成する工程
と、前記第2の基板に、前記個別電極を形成する工程
と、前記個別電極上に垂直投影された前記振動板の輪郭
が、前記個別電極の輪郭に包含されるように、前記第1
の基板と、前記第2の基板を接合する工程の3工程を有
することを特徴とする。
造方法は、少なくとも、前記第1の基板に、前記インク
流路、もしくはその一部と、前記振動板を形成する工程
と、前記第2の基板に、前記個別電極を形成する工程
と、前記個別電極上に垂直投影された前記振動板の輪郭
が、前記個別電極の輪郭に包含されるように、前記第1
の基板と、前記第2の基板を接合する工程の3工程を有
することを特徴とする。
【0013】また、本発明の印刷装置は、上述のインク
ジェットヘッドと、該インクジェットヘッドの個別電極
と振動板の間に駆動電圧を印加し、前記振動板を静電気
力により変形させる駆動手段を有することを特徴とす
る。
ジェットヘッドと、該インクジェットヘッドの個別電極
と振動板の間に駆動電圧を印加し、前記振動板を静電気
力により変形させる駆動手段を有することを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明のインクジェットヘッドの共通電極と個
別電極にヘッド駆動のための駆動電圧を印加すると電荷
が共通電極と個別電極に瞬時にして蓄積され、静電圧力
のため振動板が個別電極側に気体層中の気体を排除しな
がら撓む。同時にインク流路の圧力室内のインクをオリ
フィスより吸引する。
別電極にヘッド駆動のための駆動電圧を印加すると電荷
が共通電極と個別電極に瞬時にして蓄積され、静電圧力
のため振動板が個別電極側に気体層中の気体を排除しな
がら撓む。同時にインク流路の圧力室内のインクをオリ
フィスより吸引する。
【0015】駆動電圧の印加を止めて各々の電極を同電
位にすると、蓄積されていた電荷は各々の電極を介して
消滅し、振動板の復元力により振動板はインク流路のイ
ンクを排除しながら復元する。排除されたインクの一部
はノズルよりインク滴として吐出し、紙等の印刷媒体に
面に付着、浸透、固化若しくは印刷媒体と反応して画素
を形成し、この繰り返し制御により印刷が行われる。
位にすると、蓄積されていた電荷は各々の電極を介して
消滅し、振動板の復元力により振動板はインク流路のイ
ンクを排除しながら復元する。排除されたインクの一部
はノズルよりインク滴として吐出し、紙等の印刷媒体に
面に付着、浸透、固化若しくは印刷媒体と反応して画素
を形成し、この繰り返し制御により印刷が行われる。
【0016】上述したように、振動板と個別電極の位置
関係が、個別電極上に垂直投影された振動板の輪郭が、
個別電極の輪郭に包含されるように配設されているの
で、インクジェットの製造過程で、個別電極と振動板の
相対位置がずれても、振動板、個別電極間に働く電界の
漏洩が生じにくい。このため、振動板、個別電極間に駆
動電圧を印加したとき、常に所望の電界が振動板に作用
し、安定したインク吐出が期待できる。
関係が、個別電極上に垂直投影された振動板の輪郭が、
個別電極の輪郭に包含されるように配設されているの
で、インクジェットの製造過程で、個別電極と振動板の
相対位置がずれても、振動板、個別電極間に働く電界の
漏洩が生じにくい。このため、振動板、個別電極間に駆
動電圧を印加したとき、常に所望の電界が振動板に作用
し、安定したインク吐出が期待できる。
【0017】
【実施例】以下実施例に基づき本発明の説明を行なう。
図1は本発明の一実施例におけるインクジェットヘッド
のインク流路及び駆動部の断面拡大図である。
図1は本発明の一実施例におけるインクジェットヘッド
のインク流路及び駆動部の断面拡大図である。
【0018】本発明の一実施例のインクジェットヘッド
の構造は図面上より、カバーガラス3、第1の基板1及
び第2の基板2を積層して接合した構造となっている。
の構造は図面上より、カバーガラス3、第1の基板1及
び第2の基板2を積層して接合した構造となっている。
【0019】第1の基板1は導電性材料よりなり、ノズ
ル4、圧力室6、オリフィス7、リザーバ8を含む流路
が連通して形成されている。更に、第1の基板1には振
動板5、絶縁体層19、Pt等の電極材料をスパッタし
て形成した薄膜層よりなる共通電極17が設けられてい
る。第2の基板2は絶縁材料よりなり、空隙9(気体
層)が形成され、導電性薄膜よりなる個別電極21が付
設されている。
ル4、圧力室6、オリフィス7、リザーバ8を含む流路
が連通して形成されている。更に、第1の基板1には振
動板5、絶縁体層19、Pt等の電極材料をスパッタし
て形成した薄膜層よりなる共通電極17が設けられてい
る。第2の基板2は絶縁材料よりなり、空隙9(気体
層)が形成され、導電性薄膜よりなる個別電極21が付
設されている。
【0020】ノズル4、圧力室6、オリフィス7、リザ
ーバ8は連通してインク流路を構成している。
ーバ8は連通してインク流路を構成している。
【0021】また、振動板5、共通電極17、空気層
9、絶縁体層19、個別電極21よりアクチュエータ部
を構成している。
9、絶縁体層19、個別電極21よりアクチュエータ部
を構成している。
【0022】インク流路はカバーガラス3と第1の基板
1の接合により、アクチュエータ部は第1の基板1と第
2の基板2の接合によりそれぞれ形成される。
1の接合により、アクチュエータ部は第1の基板1と第
2の基板2の接合によりそれぞれ形成される。
【0023】個別電極21と振動板5は対向して空気層
9及び絶縁体層19を介して平行に設けられている。振
動板5の面積は、個別電極21の面積より小さく形成さ
れ、振動板5の一辺aも、対応する個別電極21の一辺
bよりも小さい。即ち、振動板5の輪郭を、振動板の変
形方向(図の垂直方向)に投影することにより、個別電
極上に形成される影(投影面)は、個別電極21の輪郭
に包含されるように、振動板5、個別電極21の大小関
係、位置関係が決められている。
9及び絶縁体層19を介して平行に設けられている。振
動板5の面積は、個別電極21の面積より小さく形成さ
れ、振動板5の一辺aも、対応する個別電極21の一辺
bよりも小さい。即ち、振動板5の輪郭を、振動板の変
形方向(図の垂直方向)に投影することにより、個別電
極上に形成される影(投影面)は、個別電極21の輪郭
に包含されるように、振動板5、個別電極21の大小関
係、位置関係が決められている。
【0024】インクジエットヘッドは複数のインク流路
とアクチュエータ部より構成されている。同一ヘッド内
の他のインク流路及びアクチュエータ部についても同一
の構成である。
とアクチュエータ部より構成されている。同一ヘッド内
の他のインク流路及びアクチュエータ部についても同一
の構成である。
【0025】インクジェットヘッドのリザーバ8の開口
部にはチューブ33が接続され、図示しないインクタン
クに接続されている。リザーバ8にはインクタンクより
チューブ33を介してインクが供給されており、インク
流路にはインクが充填されている。
部にはチューブ33が接続され、図示しないインクタン
クに接続されている。リザーバ8にはインクタンクより
チューブ33を介してインクが供給されており、インク
流路にはインクが充填されている。
【0026】アクチュエータ部において、個別電極21
に対して振動板5に(+)電位を与える。即ち駆動電圧
を印加する。この時正電荷が振動板5に蓄積され、逆に
負電荷が個別電極21に蓄積される。これにより振動板
5と個別電極21の間には静電吸引力が作用し、振動板
5は個別電極21に吸引され、振動板5は撓んで変形
し、絶縁層19を介して個別電極21に当接する。絶縁
層19が介在するため、振動板5と個別電極21は短絡
する事はなく、絶縁は保たれる。その結果、振動板5は
個別電極21に当接した状態で保持される。
に対して振動板5に(+)電位を与える。即ち駆動電圧
を印加する。この時正電荷が振動板5に蓄積され、逆に
負電荷が個別電極21に蓄積される。これにより振動板
5と個別電極21の間には静電吸引力が作用し、振動板
5は個別電極21に吸引され、振動板5は撓んで変形
し、絶縁層19を介して個別電極21に当接する。絶縁
層19が介在するため、振動板5と個別電極21は短絡
する事はなく、絶縁は保たれる。その結果、振動板5は
個別電極21に当接した状態で保持される。
【0027】この時の振動板5に作用する静電吸引力は
振動板5の個別電極21に対する投影面積と電界強度に
比例する。また、振動板5と個別電極21の距離が一定
であれば、即ち振動板5と個別電極21が平行に配設さ
れていれば、吸引初期の電界強度は振動板5上では一定
である。よってこの場合、振動板5に作用する静電給引
力は振動板5の個別面積21に対する投影面積のみに比
例する。
振動板5の個別電極21に対する投影面積と電界強度に
比例する。また、振動板5と個別電極21の距離が一定
であれば、即ち振動板5と個別電極21が平行に配設さ
れていれば、吸引初期の電界強度は振動板5上では一定
である。よってこの場合、振動板5に作用する静電給引
力は振動板5の個別面積21に対する投影面積のみに比
例する。
【0028】個別電極21と振動板5に電位差のある状
態から個別電極21と振動板5を同電位にする。即ち、
電圧の印加を止め、振動板5と個別電極21を同電位に
する。この時、振動板5及び個別電極21に蓄積された
電荷は速やかに消失して振動板5は電界の力から開放さ
れて自らの復原力によりインク流路側に復元する。
態から個別電極21と振動板5を同電位にする。即ち、
電圧の印加を止め、振動板5と個別電極21を同電位に
する。この時、振動板5及び個別電極21に蓄積された
電荷は速やかに消失して振動板5は電界の力から開放さ
れて自らの復原力によりインク流路側に復元する。
【0029】インクジェットヘッドのアクチュエータ部
を図1に示される例の様にに構成することによって、振
動板5は気体層9の中を高速に振動する事が可能とな
る。また、本構成により強誘電体を用いていないため、
電極部とアクチュエータ内に電荷が残留することもな
い。電荷の蓄積と排出は容易に且つ速やかに行われる。
を図1に示される例の様にに構成することによって、振
動板5は気体層9の中を高速に振動する事が可能とな
る。また、本構成により強誘電体を用いていないため、
電極部とアクチュエータ内に電荷が残留することもな
い。電荷の蓄積と排出は容易に且つ速やかに行われる。
【0030】更に、個別電極21が振動板5の個別電極
21への投影面を包含する様に配設されているので、個
別電極21と振動板5の相対位置ズレが僅かに発生した
としても、電界の漏洩がなく、常に一定の電界が振動板
に作用する。
21への投影面を包含する様に配設されているので、個
別電極21と振動板5の相対位置ズレが僅かに発生した
としても、電界の漏洩がなく、常に一定の電界が振動板
に作用する。
【0031】図1に示された本発明の実施例におけるイ
ンクジェットヘッドの振動板5と個別電極の位置及び寸
法関係に関する詳細を図2及び図3を用いて以下に述べ
る。
ンクジェットヘッドの振動板5と個別電極の位置及び寸
法関係に関する詳細を図2及び図3を用いて以下に述べ
る。
【0032】図2は図1に示された本発明の実施例のイ
ンクジェットヘッドの1流路分の平面略図である。ま
た、図3は図2中の中心線A−A断面におけるアクチュ
エータ部の断面略図である。
ンクジェットヘッドの1流路分の平面略図である。ま
た、図3は図2中の中心線A−A断面におけるアクチュ
エータ部の断面略図である。
【0033】個別電極21は振動板5に対して図示され
る振動板5の寸法a、a’と個別電極21の寸法b、
b’の関係がa<b、 a’<b’となるように設けら
れている。
る振動板5の寸法a、a’と個別電極21の寸法b、
b’の関係がa<b、 a’<b’となるように設けら
れている。
【0034】個別電極21と振動板5が上述の様な位置
と寸法関係にて配設されていることにより、個別電極2
1と振動板5の相互の位置が図2または図3中で図示さ
れているよりも左右に(b−a)/2以内のずれであれ
ばその相互の位置ズレを有するアクチュエータと相互の
位置ズレのないアクチュエータとでは振動板5との個別
電極21の静電吸引力に差は生じない。なぜならば、両
者共に振動板5の個別面積21に対する投影面積が同一
であるからである。
と寸法関係にて配設されていることにより、個別電極2
1と振動板5の相互の位置が図2または図3中で図示さ
れているよりも左右に(b−a)/2以内のずれであれ
ばその相互の位置ズレを有するアクチュエータと相互の
位置ズレのないアクチュエータとでは振動板5との個別
電極21の静電吸引力に差は生じない。なぜならば、両
者共に振動板5の個別面積21に対する投影面積が同一
であるからである。
【0035】このことは換言すれば、第1の基板1と第
2の基板2の相互の位置合わせに関して、製造上(b−
a)/2の許容範囲を有していることになる。従って、
寸法関係(b−a)が負の値にならないように留意して
振動板5と個別電極21の奇形状と寸法を設定する必要
がある。と同時に、(b−a)を大きく設定すればする
ほど本発明のインクジェットヘッドのアクチュエータ部
の製造が容易になることを意味するものである。(b−
a)の値をあまり大きくすると、隣接する個別電極21
同士が互いに重なってしまうため、実際のこの値は第1
の基板1と第2の基板2との位置合わせの製造能力とノ
ズルピッチ(印刷される画素の解像度に基づいて決めら
れる隣り合うノズル間の距離)との整合をとって決めら
れる。寸法関係a’及びb’についても同様に、上述し
た観点に基づいて決められている。
2の基板2の相互の位置合わせに関して、製造上(b−
a)/2の許容範囲を有していることになる。従って、
寸法関係(b−a)が負の値にならないように留意して
振動板5と個別電極21の奇形状と寸法を設定する必要
がある。と同時に、(b−a)を大きく設定すればする
ほど本発明のインクジェットヘッドのアクチュエータ部
の製造が容易になることを意味するものである。(b−
a)の値をあまり大きくすると、隣接する個別電極21
同士が互いに重なってしまうため、実際のこの値は第1
の基板1と第2の基板2との位置合わせの製造能力とノ
ズルピッチ(印刷される画素の解像度に基づいて決めら
れる隣り合うノズル間の距離)との整合をとって決めら
れる。寸法関係a’及びb’についても同様に、上述し
た観点に基づいて決められている。
【0036】好ましい実施例では、ノズルピッチを7
0.6μmとし、各形状寸法を、a=4mm,b=4.
184mm,a‘=102μm,b’=106.2μm
に設定した。このとき、(b−a)/b=4.3%、
(b’−a’)/b’=4.1%となる。即ち、個別電
極21の形状寸法が、振動板5よりも4%程度以上大き
ければ、十分現状の製造能力をカバーできる。
0.6μmとし、各形状寸法を、a=4mm,b=4.
184mm,a‘=102μm,b’=106.2μm
に設定した。このとき、(b−a)/b=4.3%、
(b’−a’)/b’=4.1%となる。即ち、個別電
極21の形状寸法が、振動板5よりも4%程度以上大き
ければ、十分現状の製造能力をカバーできる。
【0037】また、他の実施例では、ノズルピッチを8
0μmとし、 a’=364.8μm,b’=420μ
mとした。このとき、(b’−a’)/b’=13.1
%となる。即ち、個別電極21の形状寸法が、振動板5
よりも約15%大きい程度までならば、十分実用的な解
像度の画像を印刷できるインクジェットヘッドを製造で
きる。
0μmとし、 a’=364.8μm,b’=420μ
mとした。このとき、(b’−a’)/b’=13.1
%となる。即ち、個別電極21の形状寸法が、振動板5
よりも約15%大きい程度までならば、十分実用的な解
像度の画像を印刷できるインクジェットヘッドを製造で
きる。
【0038】次に、駆動例による本発明のインクジェッ
トヘッドの動作について以下に説明する。図4、図5及
び図6はそれぞれ本発明の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの側断面図を示している。これらの図により本
発明のインクジェットヘッドの動作の一例を以下に説明
する。
トヘッドの動作について以下に説明する。図4、図5及
び図6はそれぞれ本発明の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの側断面図を示している。これらの図により本
発明のインクジェットヘッドの動作の一例を以下に説明
する。
【0039】図4において、インクジェットヘッドは、
インク流路中にはインクが充填されており、インクの吐
出を行う際の待機状態にある。待機状態から、振動板5
と個別電極21に電圧を印加して電位差を生じさせる
と、振動板5と個別電極21に静電吸引力が作用して、
振動板5は個別電極21に吸引される。
インク流路中にはインクが充填されており、インクの吐
出を行う際の待機状態にある。待機状態から、振動板5
と個別電極21に電圧を印加して電位差を生じさせる
と、振動板5と個別電極21に静電吸引力が作用して、
振動板5は個別電極21に吸引される。
【0040】図5は電圧の印加により個別電極21に吸
引された振動板5によりリザーバ8から圧力室6へ矢印
B方向にインクが供給されている状態を示している。
引された振動板5によりリザーバ8から圧力室6へ矢印
B方向にインクが供給されている状態を示している。
【0041】図6に示すように、インクが十分供給され
たタイミングを選んで、電圧の印加を止め、振動板5と
個別電極21を同電位にすると、電荷は速やかに消失し
て振動板5は電界の力から開放されて自らの復原力によ
り圧力室6側に復元する。この時圧力室6に発生した圧
力によりインク滴104はノズル孔4より吐出する。と
同時に圧力室6のインクは矢印C方向にオリフィス7を
通過してリザーバ8に排出される。
たタイミングを選んで、電圧の印加を止め、振動板5と
個別電極21を同電位にすると、電荷は速やかに消失し
て振動板5は電界の力から開放されて自らの復原力によ
り圧力室6側に復元する。この時圧力室6に発生した圧
力によりインク滴104はノズル孔4より吐出する。と
同時に圧力室6のインクは矢印C方向にオリフィス7を
通過してリザーバ8に排出される。
【0042】この後インク流路内のインクの振動が流路
抵抗により減衰して収束し、再び図4に示す待機状態と
なり、次のインクの吐出が可能な状態となる。
抵抗により減衰して収束し、再び図4に示す待機状態と
なり、次のインクの吐出が可能な状態となる。
【0043】吐出したインク滴104は紙面等の印刷媒
体表面に付着して浸透し、画素を形成する。複数のアク
チュエータを選択的に繰り返し制御して駆動する事によ
り画素のマトリクスを印刷媒体に印刷し、情報の印刷を
行なう。
体表面に付着して浸透し、画素を形成する。複数のアク
チュエータを選択的に繰り返し制御して駆動する事によ
り画素のマトリクスを印刷媒体に印刷し、情報の印刷を
行なう。
【0044】次に、本発明のインクジェットヘッドの構
造及び製造方法について実施例に従い詳説する。
造及び製造方法について実施例に従い詳説する。
【0045】図7は本発明の一実施例におけるインクジ
ェットヘッドの分解斜視図であり、一部断面図で示して
ある。図8は本発明の一実施例におけるインクジェット
ヘッドの組み立てられたインクジェットヘッド全体の斜
視図である。
ェットヘッドの分解斜視図であり、一部断面図で示して
ある。図8は本発明の一実施例におけるインクジェット
ヘッドの組み立てられたインクジェットヘッド全体の斜
視図である。
【0046】本実施例のインクジェットヘッド10は次
に詳述する構造を持つ3枚の基板1、2、3を重ねて接
合した積層構造となっている。
に詳述する構造を持つ3枚の基板1、2、3を重ねて接
合した積層構造となっている。
【0047】中間の第1の基板1は、シリコン基板であ
り、複数のノズル孔4を構成するように、基板1の表面
に一端より平行に等間隔で形成された複数のノズル溝1
1と、各々のノズル溝11に連通し、底壁を振動板5と
する圧力発生部である圧力室6を構成することになる凹
部12と、凹部12の後部に設けられたオリフィス7を
構成することになるインク流入口のための細溝13と、
各々の圧力室6にインクを供給するためインク供給部で
あるリザーバ8を構成することになる凹部14とを有す
る。
り、複数のノズル孔4を構成するように、基板1の表面
に一端より平行に等間隔で形成された複数のノズル溝1
1と、各々のノズル溝11に連通し、底壁を振動板5と
する圧力発生部である圧力室6を構成することになる凹
部12と、凹部12の後部に設けられたオリフィス7を
構成することになるインク流入口のための細溝13と、
各々の圧力室6にインクを供給するためインク供給部で
あるリザーバ8を構成することになる凹部14とを有す
る。
【0048】本発明の実施例に示すインクジェットヘッ
ドの基板1は単結晶シリコンを異方性エッチングにて形
成されている。異方性エッチングとはエッチング速度が
エッチング方向により異なることを利用してなされるエ
ッチングである。本実施例では単結晶シリコン(10
0)面のエッチング速度が(111)面に比較して約4
0倍以上速いことを利用して、前述のノズル溝11、凹
部12、細溝13、凹部14を形成している。この内ノ
ズル溝11、細溝13はそれぞれエッチング速度が遅い
(111)面からなるV字状の溝となっている。即ち、
ノズル溝11、細溝13の断面形状を三角形に構成して
ある。ノズル溝11の幅は60μm、細溝13は3本の
流路を並列に構成してありその幅は55μmである。ま
た、凹部12及び14は底面が(100)面で側面が
(111)面からなる台形状の溝となっている。凹部1
2及び14の溝深さはエッチング時間を調整することに
より決められる。一方V字状の溝となっているノズル溝
11、細溝13はエッチング速度の遅い(111)面の
みからなるのでその深さはエッチング時間に寄らず溝幅
のみにより決まる。
ドの基板1は単結晶シリコンを異方性エッチングにて形
成されている。異方性エッチングとはエッチング速度が
エッチング方向により異なることを利用してなされるエ
ッチングである。本実施例では単結晶シリコン(10
0)面のエッチング速度が(111)面に比較して約4
0倍以上速いことを利用して、前述のノズル溝11、凹
部12、細溝13、凹部14を形成している。この内ノ
ズル溝11、細溝13はそれぞれエッチング速度が遅い
(111)面からなるV字状の溝となっている。即ち、
ノズル溝11、細溝13の断面形状を三角形に構成して
ある。ノズル溝11の幅は60μm、細溝13は3本の
流路を並列に構成してありその幅は55μmである。ま
た、凹部12及び14は底面が(100)面で側面が
(111)面からなる台形状の溝となっている。凹部1
2及び14の溝深さはエッチング時間を調整することに
より決められる。一方V字状の溝となっているノズル溝
11、細溝13はエッチング速度の遅い(111)面の
みからなるのでその深さはエッチング時間に寄らず溝幅
のみにより決まる。
【0049】これらノズル溝11、細溝13はインク流
路の内で吐出インクの量や速度等の特性に対して敏感な
部位であり、最も高い加工精度が要求される。本発明の
実施例では、これらの高い加工精度が要求される部位を
エッチング速度が遅い面を用いて構成し、異方性エッチ
ングにより加工することにより、一度に異なる寸法の流
路を高精度で得ることを可能にしている。従って、基板
1の材料として単結晶材料、特に単結晶Siを適用する
ことにより高い寸法精度を有する基板1を容易に得るこ
とが可能である。
路の内で吐出インクの量や速度等の特性に対して敏感な
部位であり、最も高い加工精度が要求される。本発明の
実施例では、これらの高い加工精度が要求される部位を
エッチング速度が遅い面を用いて構成し、異方性エッチ
ングにより加工することにより、一度に異なる寸法の流
路を高精度で得ることを可能にしている。従って、基板
1の材料として単結晶材料、特に単結晶Siを適用する
ことにより高い寸法精度を有する基板1を容易に得るこ
とが可能である。
【0050】基板1には流路を形成した後、熱酸化によ
り表面に厚さ0.07〜0.15μmの酸化膜が形成さ
れてある。これにより、絶縁層19が振動板5の表面に
付設される。絶縁層19を基板1の材料であるSiの熱
酸化により形成することにより、欠陥が少なく緻密で良
質な絶縁層を形成して付与することが可能である。
り表面に厚さ0.07〜0.15μmの酸化膜が形成さ
れてある。これにより、絶縁層19が振動板5の表面に
付設される。絶縁層19を基板1の材料であるSiの熱
酸化により形成することにより、欠陥が少なく緻密で良
質な絶縁層を形成して付与することが可能である。
【0051】第2の基板2にはホウ珪酸系ガラスを使用
し、第1の基板1の振動板5の下部に振動板5に対向し
て個別電極を装着するため気体層9を構成することにな
る凹部15が設けられている。この第2の基板2の接合
によって気体層9を構成するとともに、第2の基板2上
の振動板5に対応する各々の位置に、ITO導電膜を
0.1μmスパッタし、振動板5とほぼ同じ形状にIT
Oパターンを形成して個別電極21としている。個別電
極21はリード部22及び端子部23を持つ。
し、第1の基板1の振動板5の下部に振動板5に対向し
て個別電極を装着するため気体層9を構成することにな
る凹部15が設けられている。この第2の基板2の接合
によって気体層9を構成するとともに、第2の基板2上
の振動板5に対応する各々の位置に、ITO導電膜を
0.1μmスパッタし、振動板5とほぼ同じ形状にIT
Oパターンを形成して個別電極21としている。個別電
極21はリード部22及び端子部23を持つ。
【0052】第1の基板1の上面に接合される上側の第
3の基板3は、第2の基板2と同じくホウ珪酸ガラスを
用いている。この第3の基板3の接合によって、ノズル
孔4、圧力室6、オリフィス7、リザーバ8及びフィル
ター51が構成される。
3の基板3は、第2の基板2と同じくホウ珪酸ガラスを
用いている。この第3の基板3の接合によって、ノズル
孔4、圧力室6、オリフィス7、リザーバ8及びフィル
ター51が構成される。
【0053】基板1の材料としてはガラスやセラミクス
等、基板1上に形成する流路寸法と基板1の平坦度及び
表面粗さが確保できる材料であればどのようなものでも
よい。基板1の材料としてガラスを用いる場合には流路
の形成は等方性エッチエッチングにて行うのが好都合で
あり比較的寸法精度を確保しやすい。
等、基板1上に形成する流路寸法と基板1の平坦度及び
表面粗さが確保できる材料であればどのようなものでも
よい。基板1の材料としてガラスを用いる場合には流路
の形成は等方性エッチエッチングにて行うのが好都合で
あり比較的寸法精度を確保しやすい。
【0054】第1の基板1、第2の基板2及び第3の基
板(カバーガラス)3の接合による組立について以下に
説明する。
板(カバーガラス)3の接合による組立について以下に
説明する。
【0055】第1の基板1の振動板5の位置と第2の基
板2の個別電極21の位置が対応して一致する様にそれ
ぞれの基板に設けられた位置合わせのマーク(図示され
ていない)を用いて基板1と基板2の相互の位置を合わ
せて固定する。第1の基板1と第2の基板2の相互の位
置は許容範囲内で正確に合わせないとインクジェットヘ
ッドの性能が確保できないので、マークの合わせは精密
さが要求される。これら相互の位置を合わせるために、
アライナー等の特殊な精密位置合わせ装置を用いる。
板2の個別電極21の位置が対応して一致する様にそれ
ぞれの基板に設けられた位置合わせのマーク(図示され
ていない)を用いて基板1と基板2の相互の位置を合わ
せて固定する。第1の基板1と第2の基板2の相互の位
置は許容範囲内で正確に合わせないとインクジェットヘ
ッドの性能が確保できないので、マークの合わせは精密
さが要求される。これら相互の位置を合わせるために、
アライナー等の特殊な精密位置合わせ装置を用いる。
【0056】次に、第1の基板1と第2の基板2を温度
340℃、電圧800〜900Vを印加して陽極接合
し、また同条件で第1の基板1と第3の基板3を接合
し、インクジェットヘッドを組み立てる。陽極接合の後
に、振動板5と第2の基板2上の個別電極21との間に
形成される気体層9の厚みは、本実施例では0.2μm
としてある。絶縁層19は駆動時に気体層9が排除され
て消失しても個別電極21と振動板5が接触しないよう
に構成されている。絶縁層としてのとしての酸化膜は厚
すぎると電界が弱くなる原因となる一方、薄過ぎると繰
り返し電界ストレスにより絶縁破壊しやすくなる。本実
施例ではこの酸化膜の厚さを0.09〜0.13μmと
している。
340℃、電圧800〜900Vを印加して陽極接合
し、また同条件で第1の基板1と第3の基板3を接合
し、インクジェットヘッドを組み立てる。陽極接合の後
に、振動板5と第2の基板2上の個別電極21との間に
形成される気体層9の厚みは、本実施例では0.2μm
としてある。絶縁層19は駆動時に気体層9が排除され
て消失しても個別電極21と振動板5が接触しないよう
に構成されている。絶縁層としてのとしての酸化膜は厚
すぎると電界が弱くなる原因となる一方、薄過ぎると繰
り返し電界ストレスにより絶縁破壊しやすくなる。本実
施例ではこの酸化膜の厚さを0.09〜0.13μmと
している。
【0057】次に、アクチュエータ部を気密封止する。
アクチュエータ部の気密封止は、アクチュエータ内に外
部より異物が侵入するのを防止するために実施される。
気密封止は個別電極配線部22と基板1間に適当な樹脂
を封入硬化させることによりなされる。製造上、この気
密封止を実施する環境と雰囲気により気体層9内の気体
が確定する。気密封止を任意の気体雰囲気中または環境
中にて実施することにより、気体層9内部の気体を製造
上、管理することができる。
アクチュエータ部の気密封止は、アクチュエータ内に外
部より異物が侵入するのを防止するために実施される。
気密封止は個別電極配線部22と基板1間に適当な樹脂
を封入硬化させることによりなされる。製造上、この気
密封止を実施する環境と雰囲気により気体層9内の気体
が確定する。気密封止を任意の気体雰囲気中または環境
中にて実施することにより、気体層9内部の気体を製造
上、管理することができる。
【0058】気体層9には乾燥空気が気密封止により封
入されていて、空気層を形成している。気体層9は空気
の他に窒素やアルゴンガス等の比較的安定した気体を封
入する事により構成される。窒素等は比較的入手しやす
い気体として、アルゴンガス等の不活性ガスは酸化等の
化学は反応を起こさせずアクチュエータ内を安定に保つ
ための気体として用いるとよい。
入されていて、空気層を形成している。気体層9は空気
の他に窒素やアルゴンガス等の比較的安定した気体を封
入する事により構成される。窒素等は比較的入手しやす
い気体として、アルゴンガス等の不活性ガスは酸化等の
化学は反応を起こさせずアクチュエータ内を安定に保つ
ための気体として用いるとよい。
【0059】図8に説明されるようにインクジェットヘ
ッドを組み立てた後は、共通電極17と個別電極21の
端子部23間にFPC49により駆動回路40を接続
し、インクジェットプリンタを構成する。インク103
は、図示しないインクタンクよりフィルターを経て第1
の基板1の内部に供給され、リザーバ8、圧力室6等に
充填されている。そして、圧力室6のインクは、インク
ジェットヘッド10の駆動時にノズル孔4よりインク液
滴104となって吐出され、記録紙等の記録媒体上に印
刷される。
ッドを組み立てた後は、共通電極17と個別電極21の
端子部23間にFPC49により駆動回路40を接続
し、インクジェットプリンタを構成する。インク103
は、図示しないインクタンクよりフィルターを経て第1
の基板1の内部に供給され、リザーバ8、圧力室6等に
充填されている。そして、圧力室6のインクは、インク
ジェットヘッド10の駆動時にノズル孔4よりインク液
滴104となって吐出され、記録紙等の記録媒体上に印
刷される。
【0060】本実施例はインク液滴を基板の端部に設け
たノズル孔から吐出させるエッジイジェクトタイプの例
を示すものであるが、基板の上面部に設けたノズル孔か
らインク液滴を吐出させるフェイスイジェクトタイプで
もよい。
たノズル孔から吐出させるエッジイジェクトタイプの例
を示すものであるが、基板の上面部に設けたノズル孔か
らインク液滴を吐出させるフェイスイジェクトタイプで
もよい。
【0061】次に、本発明の特徴について更に、以下に
詳説する。図9及び図10は振動板5と個別電極21の
形状と位置を表わす平面略図である。本発明において、
個別電極21は振動板5の個別電極21への投影面を包
含する様に配設されている。振動板5の個別電極21へ
の投影面の面積を振動板5の有効面積とすると、上述の
配設により本発明において、有効面積は常に振動板5の
面積となり、吸引力を発生する電界が作用する面積は常
に最大でかつ一定である。
詳説する。図9及び図10は振動板5と個別電極21の
形状と位置を表わす平面略図である。本発明において、
個別電極21は振動板5の個別電極21への投影面を包
含する様に配設されている。振動板5の個別電極21へ
の投影面の面積を振動板5の有効面積とすると、上述の
配設により本発明において、有効面積は常に振動板5の
面積となり、吸引力を発生する電界が作用する面積は常
に最大でかつ一定である。
【0062】図9において個別電極21と振動板5はい
ずれも長方形形状をしていて、個別電極21の縦・横の
長さは、対向する振動板5のそれぞれ対応する縦・横の
長さよりも長く(大きく)設けられており、振動板5は
個別電極21の中心位置51に位置するように構成され
ている。この場合の振動板5の個別電極21に対する相
対位置が僅かにずれても前述の有効面積は、位置ズレに
無関係に一定である。
ずれも長方形形状をしていて、個別電極21の縦・横の
長さは、対向する振動板5のそれぞれ対応する縦・横の
長さよりも長く(大きく)設けられており、振動板5は
個別電極21の中心位置51に位置するように構成され
ている。この場合の振動板5の個別電極21に対する相
対位置が僅かにずれても前述の有効面積は、位置ズレに
無関係に一定である。
【0063】次に個別電極21と振動板5の形状が前述
までの実施例とは異なる場合の、本発明の構成と作用及
び効果について示す。図10において、221は個別電
極の外形を示す。222は個別電極の配線部である。ま
た、52は振動板の外形を示す。そのほかのインクジェ
ットヘッドのインク流路及びアクチュエータ部の構成は
全て前述の構成と同一であるため、省略してある。
までの実施例とは異なる場合の、本発明の構成と作用及
び効果について示す。図10において、221は個別電
極の外形を示す。222は個別電極の配線部である。ま
た、52は振動板の外形を示す。そのほかのインクジェ
ットヘッドのインク流路及びアクチュエータ部の構成は
全て前述の構成と同一であるため、省略してある。
【0064】(a)は振動板52及び個別電極221の
形状が円形である場合の例を示している。この場合個別
電極221の外形寸法即ち直径は、対向する振動板52
に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板52の直径
よりも大きく設定されている。このことにより、振動板
52及び個別電極221の形状が円形である場合におい
ても、本発明の構成によれば、振動板52の個別電極2
21に対する相対位置が僅かにずれても前述の有効面積
は、位置ズレに無関係に一定であり、振動板52に作用
する駆動時の静電吸引力を常に最大で一定に保つという
作用と効果は同一であることが分かる。
形状が円形である場合の例を示している。この場合個別
電極221の外形寸法即ち直径は、対向する振動板52
に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板52の直径
よりも大きく設定されている。このことにより、振動板
52及び個別電極221の形状が円形である場合におい
ても、本発明の構成によれば、振動板52の個別電極2
21に対する相対位置が僅かにずれても前述の有効面積
は、位置ズレに無関係に一定であり、振動板52に作用
する駆動時の静電吸引力を常に最大で一定に保つという
作用と効果は同一であることが分かる。
【0065】振動板52を円形に構成することにより、
振動板52に吸引、当接時に発生する応力を最も均一に
し、高次の振動の発生を抑制して、圧力室6内の発生圧
力を最も効率よく高めることができる。これより、高効
率なインクジェットヘッドの作製が可能となる。
振動板52に吸引、当接時に発生する応力を最も均一に
し、高次の振動の発生を抑制して、圧力室6内の発生圧
力を最も効率よく高めることができる。これより、高効
率なインクジェットヘッドの作製が可能となる。
【0066】(b)は振動板52の形状が方形であり、
個別電極221の形状が円形である場合の例である。こ
の場合個別電極221の外形寸法即ち直径は、対向する
振動板52に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板
52の対角線長さよりも大きく(長く)設定されてい
る。このことにより、振動板52及び個別電極221の
形状がそれぞれ異なる場合においても、本発明の構成に
よれば、振動板52の個別電極221に対する相対位置
が僅かにずれても前述の有効面積は、位置ズレに無関係
に一定であり、振動板52に作用する駆動時の静電吸引
力を常に最大で一定に保つという作用と効果は同一であ
ることが分かる。
個別電極221の形状が円形である場合の例である。こ
の場合個別電極221の外形寸法即ち直径は、対向する
振動板52に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板
52の対角線長さよりも大きく(長く)設定されてい
る。このことにより、振動板52及び個別電極221の
形状がそれぞれ異なる場合においても、本発明の構成に
よれば、振動板52の個別電極221に対する相対位置
が僅かにずれても前述の有効面積は、位置ズレに無関係
に一定であり、振動板52に作用する駆動時の静電吸引
力を常に最大で一定に保つという作用と効果は同一であ
ることが分かる。
【0067】このように第1の基板1及び第2の基板2
の加工方法によりその形状が決ってしまい、振動板52
と個別電極221の外形形状を同一にすることが困難で
ある場合でも、振動板52と個別電極221の形状は異
なったまま、本発明の構成を適用することによりその効
果をもたらすことが可能である。このような例として
は、第1の基板1の流路や振動板52が異方性材料の異
方性エッチングにより形成され、第2の基板2が等方性
エッチングにより形成される場合が挙げられる。
の加工方法によりその形状が決ってしまい、振動板52
と個別電極221の外形形状を同一にすることが困難で
ある場合でも、振動板52と個別電極221の形状は異
なったまま、本発明の構成を適用することによりその効
果をもたらすことが可能である。このような例として
は、第1の基板1の流路や振動板52が異方性材料の異
方性エッチングにより形成され、第2の基板2が等方性
エッチングにより形成される場合が挙げられる。
【0068】(c)は振動板52及び個別電極221の
形状が方形である場合の例を示している。この場合個別
電極221の外形寸法即ち縦及び横の長さは、対向する
振動板52に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板
52のそれぞれ縦及び横の長さよりも大きく設定されて
いる。(a)、(b)に示された場合と同様に、振動板
52及び個別電極221の形状が方形である場合におい
ても、本発明の構成によれば、同一の作用と効果が得ら
れることが分かる。
形状が方形である場合の例を示している。この場合個別
電極221の外形寸法即ち縦及び横の長さは、対向する
振動板52に対応する振動板52の外形寸法即ち振動板
52のそれぞれ縦及び横の長さよりも大きく設定されて
いる。(a)、(b)に示された場合と同様に、振動板
52及び個別電極221の形状が方形である場合におい
ても、本発明の構成によれば、同一の作用と効果が得ら
れることが分かる。
【0069】このように振動板52及び個別電極221
の形状を共に方形に構成することにより、基板上の高効
率で高密度なインク流路及びアクチュエータの配設が可
能でであり、画素密度を高くしたインクジェットヘッド
の作製に最適であるという効果を有している。
の形状を共に方形に構成することにより、基板上の高効
率で高密度なインク流路及びアクチュエータの配設が可
能でであり、画素密度を高くしたインクジェットヘッド
の作製に最適であるという効果を有している。
【0070】図11は上述のインクジェットヘッド10
を搭載した本発明のインクジェット記録装置の一実施例
を示す概要図である。300は記録紙105を搬送する
プラテン、301は内部にインクを貯蔵するインクタン
クであり、インク供給チューブ306を介してインクジ
ェットヘッド10にインクを供給する。302はキャリ
ッジであり、インクジェットヘッド10を記録紙105
の搬送方向と直行する方向に移動させる。キャリッジ3
02を移動させながら、駆動回路40により適時インク
ジェットヘッド10よりインク104を吐出させること
により、記録紙105に任意の文字や画像を印刷するこ
とができる。
を搭載した本発明のインクジェット記録装置の一実施例
を示す概要図である。300は記録紙105を搬送する
プラテン、301は内部にインクを貯蔵するインクタン
クであり、インク供給チューブ306を介してインクジ
ェットヘッド10にインクを供給する。302はキャリ
ッジであり、インクジェットヘッド10を記録紙105
の搬送方向と直行する方向に移動させる。キャリッジ3
02を移動させながら、駆動回路40により適時インク
ジェットヘッド10よりインク104を吐出させること
により、記録紙105に任意の文字や画像を印刷するこ
とができる。
【0071】303はポンプであり、インクジェットヘ
ッド10のインク吐出不良時の回復動作を行ったり、イ
ンクの詰め替えを行う等の場合、キャップ304、廃イ
ンク回収チューブ308を介してインクを吸引し、排イ
ンク溜305に回収する機能を果たしている。
ッド10のインク吐出不良時の回復動作を行ったり、イ
ンクの詰め替えを行う等の場合、キャップ304、廃イ
ンク回収チューブ308を介してインクを吸引し、排イ
ンク溜305に回収する機能を果たしている。
【0072】上述した本発明のインクジェットヘッドの
記録装置への適用例は、インクジェトヘッドの交換が不
要な、パーマネントタイプの記録装置である。パーマネ
ントタイプの記録装置では、使用者は消費したインクを
補充するだけでよいので、印刷に要する費用が比較的安
価で済むので、たいへん便利である。
記録装置への適用例は、インクジェトヘッドの交換が不
要な、パーマネントタイプの記録装置である。パーマネ
ントタイプの記録装置では、使用者は消費したインクを
補充するだけでよいので、印刷に要する費用が比較的安
価で済むので、たいへん便利である。
【0073】また、本実施例では、インクジェットヘッ
ド10のみをキャリッジ302に配設したものを示す
が、これに限定されるものでものはなく、インクタンク
はキャリッジ上に配設されてもよい。
ド10のみをキャリッジ302に配設したものを示す
が、これに限定されるものでものはなく、インクタンク
はキャリッジ上に配設されてもよい。
【0074】図12は上述のインクジェットヘッド10
を搭載した本発明のインクジェット記録装置の他の実施
例を示す概要図である。401はインクジェットヘッド
10と、インクタンクと、インクジェットヘッド10と
インクタンクを連通するインク供給部材とを一体に有し
ているヘッドユニットである。ヘッドユニット401は
キャリッジ302に装着されて、記録紙105の搬送方
向と直行する方向に移動させる。キャリッジ302を移
動させながら、適時インクジェットヘッド10よりイン
ク104を吐出させることにより、記録紙105に任意
の文字や画像を印刷することができる。ヘッドユニット
401はインクタンクをヘッドと一体に構成したいわゆ
るディスポーザブルタイプ(インクタンクのインクが空
になった時点でインクジェットヘッドごと交換するタイ
プ)である。
を搭載した本発明のインクジェット記録装置の他の実施
例を示す概要図である。401はインクジェットヘッド
10と、インクタンクと、インクジェットヘッド10と
インクタンクを連通するインク供給部材とを一体に有し
ているヘッドユニットである。ヘッドユニット401は
キャリッジ302に装着されて、記録紙105の搬送方
向と直行する方向に移動させる。キャリッジ302を移
動させながら、適時インクジェットヘッド10よりイン
ク104を吐出させることにより、記録紙105に任意
の文字や画像を印刷することができる。ヘッドユニット
401はインクタンクをヘッドと一体に構成したいわゆ
るディスポーザブルタイプ(インクタンクのインクが空
になった時点でインクジェットヘッドごと交換するタイ
プ)である。
【0075】ディスポーザブルタイプのヘッドでは吸引
ポンプや回収されたインクを貯留する機構や部材が不要
であり、記録装置全体を容易に且つ小さく構成すること
が可能である。
ポンプや回収されたインクを貯留する機構や部材が不要
であり、記録装置全体を容易に且つ小さく構成すること
が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、振動
板に対向する個別電極の相対位置が製造上の理由でずれ
てしまった場合でも、インクジェットヘッドの駆動時に
電界がリーク(漏洩)を生じないので、振動板を静電吸
引する力を常に最大で一定にして作製することが可能
で、インク吐出のためのパワーもまた、常に最大で一定
にして作製しすることが可能である。即ち、インクの吐
出効率がよく一定であるインクジェットヘッドを提供で
きる効果を有する。
板に対向する個別電極の相対位置が製造上の理由でずれ
てしまった場合でも、インクジェットヘッドの駆動時に
電界がリーク(漏洩)を生じないので、振動板を静電吸
引する力を常に最大で一定にして作製することが可能
で、インク吐出のためのパワーもまた、常に最大で一定
にして作製しすることが可能である。即ち、インクの吐
出効率がよく一定であるインクジェットヘッドを提供で
きる効果を有する。
【0077】また、第1の基板と第2の基板の相対位置
ずれによる吐出効率の低下をまねかずに高密度に流路及
び振動板を配設することが可能で、印刷の画素密度が高
く高印刷品位の印刷が可能なインクジェットヘッドを提
供できる効果を有している。
ずれによる吐出効率の低下をまねかずに高密度に流路及
び振動板を配設することが可能で、印刷の画素密度が高
く高印刷品位の印刷が可能なインクジェットヘッドを提
供できる効果を有している。
【0078】更にインクのノズルからの吐出効率が同一
ヘッド内のノズル間で差異を生じず、各ノズルからの吐
出インク量が均一であり、良好な印刷品位が得られると
いった効果を有する。
ヘッド内のノズル間で差異を生じず、各ノズルからの吐
出インク量が均一であり、良好な印刷品位が得られると
いった効果を有する。
【0079】加えて、インクジェットヘッドの製造上の
高度な加工・組立精度を必要としないので、ヘッド作製
時の装置が大がかりになったり、量品歩留まりを落とし
てしまうことがなく、製造が容易であると言った効果も
有している。
高度な加工・組立精度を必要としないので、ヘッド作製
時の装置が大がかりになったり、量品歩留まりを落とし
てしまうことがなく、製造が容易であると言った効果も
有している。
【0080】このように、本発明によれば、従来の技術
の課題を解決し、インクジェットヘッド駆動時の効率が
よく、安定した吐出が得られ、印刷結果の信頼性が高
く、吐出インク量のノズル毎のばらつきが少なくて、印
刷品位が良好で、容易に製造可能なインクジェットヘッ
ドを提供することが可能である。
の課題を解決し、インクジェットヘッド駆動時の効率が
よく、安定した吐出が得られ、印刷結果の信頼性が高
く、吐出インク量のノズル毎のばらつきが少なくて、印
刷品位が良好で、容易に製造可能なインクジェットヘッ
ドを提供することが可能である。
【図1】本発明の実施例のインクジェットヘッドの断面
側面図。
側面図。
【図2】本発明の実施例のインクジェットヘッドの平面
略図。
略図。
【図3】本発明の実施例のインクジェットヘッドのアク
チュエータ部の断面図。
チュエータ部の断面図。
【図4】本発明の実施例のインクジェットヘッドの待機
時の断面拡大図。
時の断面拡大図。
【図5】本発明の実施例のインクジェットヘッドの動作
時の断面拡大図。
時の断面拡大図。
【図6】本発明の実施例のインクジェットヘッドの動作
時の断面側面図。
時の断面側面図。
【図7】本発明の実施例のインクジェットヘッドの分解
斜視図。
斜視図。
【図8】本発明の実施例のインクジェットヘッドの斜視
図。
図。
【図9】本発明の実施例のインクジェットヘッドのアク
チュエータ部の平面略図。
チュエータ部の平面略図。
【図10】本発明の実施例のインクジェットヘッドのア
クチュエータ部の平面略図。
クチュエータ部の平面略図。
【図11】本発明の実施例のインクジェットヘッドを搭
載したプリンタの概要図。
載したプリンタの概要図。
【図12】本発明の実施例のインクジェットヘッドを搭
載したプリンタの概要図。
載したプリンタの概要図。
1・・・第1の基板 2・・・第2の基板 5・・・振動板 6・・・圧力室(圧力発生部) 19・・・絶縁層 21・・・個別電極 22・・・個別電極配線部
Claims (6)
- 【請求項1】 ノズルと、該ノズルに連通するインク流
路と、該流路の一部に設けられた振動板と、該振動板に
所定の空隙をもって対向する個別電極とを有し、前記個
別電極と前記振動板の間に駆動電圧を印加し、前記振動
板を静電気力により変形させることにより、前記ノズル
からインク液滴を吐出するインクジェットヘッドにおい
て、 前記振動板の面積は、前記個別電極の面積より小さく形
成され、かつ、前記個別電極上に垂直投影された前記振
動板の輪郭が、前記個別電極の輪郭に包含されるように
配設されていることを特徴とするインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットヘッドに
おいて、前記振動板が形成された第1の基板、前記個別
電極が形成された第2の基板を含む、すくなくとも積層
された3枚の基板からなることを特徴とするインクジェ
ットヘッド。 - 【請求項3】 請求項1記載のインクジェットヘッドに
おいて、前記振動板、前記個別電極の形状は、略長方形
であり、前記振動板の輪郭の一辺aと対応する前記個別
電極の輪郭の一辺bに関する比(b−a)/bが4%以
上であることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 請求項1記載のインクジェットヘッドに
おいて、前記振動板、前記個別電極の形状は、略長方形
であり、前記振動板の輪郭の一辺aと対応する前記個別
電極の輪郭の一辺bに関する比(b−a)/bが15%
以下であることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 請求項2記載のインクジェットの製造方
法において、少なくとも、前記第1の基板に、前記イン
ク流路、もしくはその一部と、前記振動板を形成する工
程と、前記第2の基板に、前記個別電極を形成する工程
と、前記個別電極上に垂直投影された前記振動板の輪郭
が、前記個別電極の輪郭に包含されるように、前記第1
の基板と、前記第2の基板を接合する工程を有すること
を特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1記載のインクジェットヘッド
と、該インクジェットヘッドの個別電極と振動板の間に
駆動電圧を印加し、前記振動板を静電気力により変形さ
せる駆動手段を有することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17262295A JPH0920008A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17262295A JPH0920008A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003328362A Division JP2004001585A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0920008A true JPH0920008A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15945296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17262295A Pending JPH0920008A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | インクジェットヘッドおよびその製造方法およびそれを搭載した印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0920008A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343853B1 (en) | 1998-12-17 | 2002-02-05 | Ricoh Company Ltd. | Electrostatic actuator for an ink jet head of an inkjet recording apparatus |
| US7997697B2 (en) | 2006-10-05 | 2011-08-16 | Seiko Epson Corporation | Droplet discharge head, droplet discharge device, method for manufacturing droplet discharge head and method for manufacturing droplet discharge device |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17262295A patent/JPH0920008A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343853B1 (en) | 1998-12-17 | 2002-02-05 | Ricoh Company Ltd. | Electrostatic actuator for an ink jet head of an inkjet recording apparatus |
| US7997697B2 (en) | 2006-10-05 | 2011-08-16 | Seiko Epson Corporation | Droplet discharge head, droplet discharge device, method for manufacturing droplet discharge head and method for manufacturing droplet discharge device |
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