JPH09200889A - ハウリング防止装置 - Google Patents
ハウリング防止装置Info
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- JPH09200889A JPH09200889A JP312196A JP312196A JPH09200889A JP H09200889 A JPH09200889 A JP H09200889A JP 312196 A JP312196 A JP 312196A JP 312196 A JP312196 A JP 312196A JP H09200889 A JPH09200889 A JP H09200889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、音響装置におけるハウリング防止装
置に関し、ハウリングを効果的に防止するとともに音質
への影響を低減する。 【解決手段】ハウリングの生じやすい周波数帯域の信号
成分のみ変調する。
置に関し、ハウリングを効果的に防止するとともに音質
への影響を低減する。 【解決手段】ハウリングの生じやすい周波数帯域の信号
成分のみ変調する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響装置における
ハウリング防止装置に関するものである。
ハウリング防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロホンから入力された音声信号を
増幅してスピーカから出力する音響装置等において、マ
イクロホンをスピーカに近づけたり、スピーカからの出
力レベルを上げたりするとハウリングを起こすことがあ
る。これは、音場と音響装置から成る系にフィードバッ
クループが形成され、スピーカから出力された音が繰り
返しマイクロホンに入力され増幅されて発振状態となる
ことに起因する。
増幅してスピーカから出力する音響装置等において、マ
イクロホンをスピーカに近づけたり、スピーカからの出
力レベルを上げたりするとハウリングを起こすことがあ
る。これは、音場と音響装置から成る系にフィードバッ
クループが形成され、スピーカから出力された音が繰り
返しマイクロホンに入力され増幅されて発振状態となる
ことに起因する。
【0003】このハウリングを防止するため、従来から
多くの提案がなされており、例えばマイクロホンによっ
て収音された音声、楽音等を表わす信号に変調をかけて
周波数をわずかにシフトし、周波数軸上でエネルギーを
分散させることによりハウリングを防止する方法が提案
されている。しかしながら、この方法の場合、周波数の
シフト量はわずかであっても、ハウリング防止効果を得
る程度に変調をかけると、信号の種類(例えばピアノ演
奏等)によっては変調感が感知されてしまい、音質の劣
化を招くおそれがある。
多くの提案がなされており、例えばマイクロホンによっ
て収音された音声、楽音等を表わす信号に変調をかけて
周波数をわずかにシフトし、周波数軸上でエネルギーを
分散させることによりハウリングを防止する方法が提案
されている。しかしながら、この方法の場合、周波数の
シフト量はわずかであっても、ハウリング防止効果を得
る程度に変調をかけると、信号の種類(例えばピアノ演
奏等)によっては変調感が感知されてしまい、音質の劣
化を招くおそれがある。
【0004】また音響装置の信号処理部分に、ハウリン
グの発生している周波数、もしくは発生しそうな周波数
を含む狭帯域のバンド・カット・フィルタ(ノッチフィ
ルタ)を設定することで、その周波数のフィードバック
ループ・ゲインを1以下に抑え、これによりハウリング
を防止する技術も提案されている。この方法の場合、用
いるバンド・カット・フィルタ(ノッチフィルタ)のカ
ット帯域は狭い方が音質変化が少なく、またフィードバ
ックループ・ゲインの下げ幅は小さい方が音質変化が少
ない。ところが、実際の音響条件は気温/湿度、客席や
マイクロホン/スピーカの周囲の状態の変化などにより
刻々と変化し、これにともなってハウリング周波数やハ
ウリングを防止するのに必要なゲインの下げ幅も刻々と
変化する。
グの発生している周波数、もしくは発生しそうな周波数
を含む狭帯域のバンド・カット・フィルタ(ノッチフィ
ルタ)を設定することで、その周波数のフィードバック
ループ・ゲインを1以下に抑え、これによりハウリング
を防止する技術も提案されている。この方法の場合、用
いるバンド・カット・フィルタ(ノッチフィルタ)のカ
ット帯域は狭い方が音質変化が少なく、またフィードバ
ックループ・ゲインの下げ幅は小さい方が音質変化が少
ない。ところが、実際の音響条件は気温/湿度、客席や
マイクロホン/スピーカの周囲の状態の変化などにより
刻々と変化し、これにともなってハウリング周波数やハ
ウリングを防止するのに必要なゲインの下げ幅も刻々と
変化する。
【0005】これに対処するため、入力信号を分析する
ことにより、ハウリングの発生している周波数、あるい
は発生しそうな周波数を検出して、その検出した周波数
にバンド・カット・フィルタのカット帯域を合わせるよ
うに制御する技術も提案されているが、この方法により
上記の変化に対応しようとすると極めて高速かつ高精度
の検出技術が必要となり、技術上およびコスト上大きな
問題がある。したがって、上記のハウリング防止装置
で、音響条件の変化に対応しようとすると、フィルタの
帯域幅をある程度広く確保し、かつゲインの下げ幅も充
分確保しなければならず、音質変化が大きくなってしま
うという欠点がある。
ことにより、ハウリングの発生している周波数、あるい
は発生しそうな周波数を検出して、その検出した周波数
にバンド・カット・フィルタのカット帯域を合わせるよ
うに制御する技術も提案されているが、この方法により
上記の変化に対応しようとすると極めて高速かつ高精度
の検出技術が必要となり、技術上およびコスト上大きな
問題がある。したがって、上記のハウリング防止装置
で、音響条件の変化に対応しようとすると、フィルタの
帯域幅をある程度広く確保し、かつゲインの下げ幅も充
分確保しなければならず、音質変化が大きくなってしま
うという欠点がある。
【0006】さらに、信号レベルの大きさに応じて増幅
率を制御することにより、ハウリングを防止する装置も
従来から提案されている。しかし、この方法を採用する
と、信号レベルが小さい場合は増幅率を0またはかなり
小さな値に制御することとなり、このため聞き取りにく
く、スピーチに対しては時として子音の要素が欠落し正
しく聞き取ることができない場合もある。
率を制御することにより、ハウリングを防止する装置も
従来から提案されている。しかし、この方法を採用する
と、信号レベルが小さい場合は増幅率を0またはかなり
小さな値に制御することとなり、このため聞き取りにく
く、スピーチに対しては時として子音の要素が欠落し正
しく聞き取ることができない場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、ハウリングを効果的に防止するとともに音質への
影響の少ないハウリング防止装置を提供することを目的
とする。
鑑み、ハウリングを効果的に防止するとともに音質への
影響の少ないハウリング防止装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のハウリング防止装置は、 (1−1)入力信号を、相対的にハウリングの蓋然性が
高い周波数帯域の第1の信号成分と、該第1の信号成分
が除かれた第2の信号成分とに分離する帯域分離手段 (1−2)上記第1の信号成分を変調する変調手段 (1−3)上記第2の信号成分と、上記変調手段により
変調された後の第1の信号成分とを合成する信号合成手
段を備えたことを特徴とする。
明のハウリング防止装置は、 (1−1)入力信号を、相対的にハウリングの蓋然性が
高い周波数帯域の第1の信号成分と、該第1の信号成分
が除かれた第2の信号成分とに分離する帯域分離手段 (1−2)上記第1の信号成分を変調する変調手段 (1−3)上記第2の信号成分と、上記変調手段により
変調された後の第1の信号成分とを合成する信号合成手
段を備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、上記(1−2)の変調手段は、特
定の変調を行なうものに限定されず、例えばAM変調、
FM変調、位相変調、遅延時間変調等のいずれの変調を
行なうものであってもよい。本発明の第1のハウリング
防止装置では、ハウリングの生じやすい周波数帯域の信
号成分のみ変調されるため、ハウリングが効果的に防止
されるとともに、音質への悪影響を最小限に抑えること
ができる。
定の変調を行なうものに限定されず、例えばAM変調、
FM変調、位相変調、遅延時間変調等のいずれの変調を
行なうものであってもよい。本発明の第1のハウリング
防止装置では、ハウリングの生じやすい周波数帯域の信
号成分のみ変調されるため、ハウリングが効果的に防止
されるとともに、音質への悪影響を最小限に抑えること
ができる。
【0010】また、上記目的を達成する本発明のハウリ
ング防止装置は、 (2−1)入力信号の、相対的にハウリングの蓋然性が
高い周波数帯域の信号成分を減衰させる、特性の変更が
自在なノッチフィルタ (2−2)上記ノッチフィルタの特性を変調するフィル
タ変調手段を備えたことを特徴とする。
ング防止装置は、 (2−1)入力信号の、相対的にハウリングの蓋然性が
高い周波数帯域の信号成分を減衰させる、特性の変更が
自在なノッチフィルタ (2−2)上記ノッチフィルタの特性を変調するフィル
タ変調手段を備えたことを特徴とする。
【0011】上記フィルタ変調手段は、特定の変調を行
なうものに限定されず、中心周波数を変化させてもよ
く、フィルタの帯域を変化させてもよく、ゲインの下げ
幅を変化させてもよく、これらのうちの複数を同時に変
化させてもよい。本発明の第2のハウリング防止装置に
よれば、基本的には狭帯域のハンド・カット・フィルタ
(ノッチフィルタ)を用い、したがって音質の劣化を最
小限に抑えながら、変調を行なうことで実質的に広い周
波数領域に対しハウリング防止効果が得られる。
なうものに限定されず、中心周波数を変化させてもよ
く、フィルタの帯域を変化させてもよく、ゲインの下げ
幅を変化させてもよく、これらのうちの複数を同時に変
化させてもよい。本発明の第2のハウリング防止装置に
よれば、基本的には狭帯域のハンド・カット・フィルタ
(ノッチフィルタ)を用い、したがって音質の劣化を最
小限に抑えながら、変調を行なうことで実質的に広い周
波数領域に対しハウリング防止効果が得られる。
【0012】ここで、上記第1のハウリング防止装置な
いし第2のハウリング防止装置において、入力信号に基
づいて相対的にハウリングの蓋然性が高い周波数帯域を
判定するアナライザを備えることが好ましい。このよう
なアナライザを備えると、音響環境の変化に容易に対応
でき、したがってハウリングを一層効果的に防止するこ
とができる。
いし第2のハウリング防止装置において、入力信号に基
づいて相対的にハウリングの蓋然性が高い周波数帯域を
判定するアナライザを備えることが好ましい。このよう
なアナライザを備えると、音響環境の変化に容易に対応
でき、したがってハウリングを一層効果的に防止するこ
とができる。
【0013】さらに、上記目的を達成する本発明の第3
のハウリング防止装置は、 (3−1)入力信号を変調する変調手段 (3−2)入力信号に基づいてハウリングの蓋然性の高
低を判定するハウリング蓋然性判定手段 (3−3)ハウリング蓋然性判定手段によりハウリング
の蓋然性が高いと判定されたときに、入力信号に上記変
調手段を作用させる制御手段を備えたことを特徴とす
る。
のハウリング防止装置は、 (3−1)入力信号を変調する変調手段 (3−2)入力信号に基づいてハウリングの蓋然性の高
低を判定するハウリング蓋然性判定手段 (3−3)ハウリング蓋然性判定手段によりハウリング
の蓋然性が高いと判定されたときに、入力信号に上記変
調手段を作用させる制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】ここで、ハウリング蓋然性判定手段では、
入力信号のどのような点に着目してハウリングの蓋然性
の高低を判定してもよいが、信号レベルが小さい時にハ
ウリングが起きやすく、ハウリングの蓋然性が高くな
る、という特性があることを利用して、入力信号のレベ
ルが所定のレベル以下に低下したことをもってハウリン
グの蓋然性が高いと判定してもよい。
入力信号のどのような点に着目してハウリングの蓋然性
の高低を判定してもよいが、信号レベルが小さい時にハ
ウリングが起きやすく、ハウリングの蓋然性が高くな
る、という特性があることを利用して、入力信号のレベ
ルが所定のレベル以下に低下したことをもってハウリン
グの蓋然性が高いと判定してもよい。
【0015】本発明の第3のハウリング防止装置によれ
ば、ハウリングが生じやすい場合のみ、典型的には入力
信号のレベルが小さい場合のみ、変調手段を作用させる
ため、ハウリングや語尾のカラーレーションを効果的に
防止するとともに充分な信号レベルを確保することがで
き、音質への悪影響を最小限に抑えることができる。ま
た、本発明の第4のハウリング防止装置は、 (4−1)入力信号を、複数の周波数帯域それぞれの信
号成分に分離する帯域分離手段 (4−2)上記信号成分それぞれを変調する複数の変調
手段 (4−3)上記信号成分それぞれに基づいてハウリング
の蓋然性の高低を判定する、上記変調手段それぞれに対
応する複数のハウリング蓋然性判定手段 (4−4)上記ハウリング蓋然性判定手段のいずれかに
よりハウリングの蓋然性が高いと判定されたときに、ハ
ウリングの蓋然性が高いと判定したハウリング蓋然性判
定手段に対応する変調手段を、その変調手段が受け持つ
信号成分に作用させる制御手段 (4−5)上記信号成分どうしを合成する信号合成手段
を備えたことを特徴とする。
ば、ハウリングが生じやすい場合のみ、典型的には入力
信号のレベルが小さい場合のみ、変調手段を作用させる
ため、ハウリングや語尾のカラーレーションを効果的に
防止するとともに充分な信号レベルを確保することがで
き、音質への悪影響を最小限に抑えることができる。ま
た、本発明の第4のハウリング防止装置は、 (4−1)入力信号を、複数の周波数帯域それぞれの信
号成分に分離する帯域分離手段 (4−2)上記信号成分それぞれを変調する複数の変調
手段 (4−3)上記信号成分それぞれに基づいてハウリング
の蓋然性の高低を判定する、上記変調手段それぞれに対
応する複数のハウリング蓋然性判定手段 (4−4)上記ハウリング蓋然性判定手段のいずれかに
よりハウリングの蓋然性が高いと判定されたときに、ハ
ウリングの蓋然性が高いと判定したハウリング蓋然性判
定手段に対応する変調手段を、その変調手段が受け持つ
信号成分に作用させる制御手段 (4−5)上記信号成分どうしを合成する信号合成手段
を備えたことを特徴とする。
【0016】この第4のハウリング防止装置は、入力信
号を複数の成分に分けておいて各成分毎に、上述の第3
のハウリング防止装置を適用したものであり、ハウリン
グの蓋然性の高い信号成分のみ変調されることから、音
質への悪影響をさらに抑制しながらハウリングを効果的
に防止することができる。
号を複数の成分に分けておいて各成分毎に、上述の第3
のハウリング防止装置を適用したものであり、ハウリン
グの蓋然性の高い信号成分のみ変調されることから、音
質への悪影響をさらに抑制しながらハウリングを効果的
に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1のハウリング防止装置
の一実施形態の構成を表わすブロック図である。例えば
図示しないマイクロホン等による収録により得られた入
力信号Sinがこのハウリング防止装置に入力される
と、先ずA/D変換器11によりディジタル信号に変換
されて、帯域分割器12と分析器13に供給される。帯
域分割器12は、図2に示すように、バンド・カット・
フィルタ12aとバンド・パス・フィルタ12bとから
構成されており、入力信号中、バンド・カット・フィル
タ12aでカットされる帯域の信号成分が、バンド・パ
ス・フィルタ12bを通過する。入力信号中のどの帯域
の信号成分を、バンド・カット・フィルタ12aでカッ
トするとともにバンド・パス・フィルタ12bを通過さ
せるかは、帯域指定手段14により指定される。
説明する。図1は、本発明の第1のハウリング防止装置
の一実施形態の構成を表わすブロック図である。例えば
図示しないマイクロホン等による収録により得られた入
力信号Sinがこのハウリング防止装置に入力される
と、先ずA/D変換器11によりディジタル信号に変換
されて、帯域分割器12と分析器13に供給される。帯
域分割器12は、図2に示すように、バンド・カット・
フィルタ12aとバンド・パス・フィルタ12bとから
構成されており、入力信号中、バンド・カット・フィル
タ12aでカットされる帯域の信号成分が、バンド・パ
ス・フィルタ12bを通過する。入力信号中のどの帯域
の信号成分を、バンド・カット・フィルタ12aでカッ
トするとともにバンド・パス・フィルタ12bを通過さ
せるかは、帯域指定手段14により指定される。
【0018】図1に示す分析器13では、入力信号のピ
ーク周波数とそのレベルが常に測定されており、同一周
波数で一定時間以上所定レベル以上の大きなレベルのピ
ークが持続するとハウリングが発生したと判定され、そ
のピーク周波数がハウリングポイントとして帯域指定手
段14に伝達されるとともにそのピーク周波数のレベル
が変調器制御手段15に伝達される。
ーク周波数とそのレベルが常に測定されており、同一周
波数で一定時間以上所定レベル以上の大きなレベルのピ
ークが持続するとハウリングが発生したと判定され、そ
のピーク周波数がハウリングポイントとして帯域指定手
段14に伝達されるとともにそのピーク周波数のレベル
が変調器制御手段15に伝達される。
【0019】帯域指定手段14は、分析器13から伝達
されたハウリングポイントを中心周波数とする微小な帯
域を指定して帯域分割手段12に伝達する。帯域分割手
段12では、バンド・カット・フィルタ12aにより、
入力信号のうち、指定された微小帯域の信号成分がカッ
トされ、バンド・パス・フィルタ12bにより入力信号
のうちその指定された微小帯域の信号成分が通過され
る。
されたハウリングポイントを中心周波数とする微小な帯
域を指定して帯域分割手段12に伝達する。帯域分割手
段12では、バンド・カット・フィルタ12aにより、
入力信号のうち、指定された微小帯域の信号成分がカッ
トされ、バンド・パス・フィルタ12bにより入力信号
のうちその指定された微小帯域の信号成分が通過され
る。
【0020】バンド・パス・フィルタ12bを通過し
た、ハウリングポイント近傍の周波数をもった信号成分
は、変調器16に入力される。この変調器16では、そ
の信号成分に対し、例えばFM変調が加えられる。この
変調器16による変調の大きさは、変調器制御手段15
により、その変調器制御手段15に入力されたハウリン
グのレベルに応じて制御される。
た、ハウリングポイント近傍の周波数をもった信号成分
は、変調器16に入力される。この変調器16では、そ
の信号成分に対し、例えばFM変調が加えられる。この
変調器16による変調の大きさは、変調器制御手段15
により、その変調器制御手段15に入力されたハウリン
グのレベルに応じて制御される。
【0021】帯域分割器12から出力された、バンド・
カット・フィルタ12aを経由した信号成分と、変調器
16により変調を受けた信号成分は合成器17に入力さ
れて互いに合成され、さらにD/A変換器18によりア
ナログ信号に変換され、このハウリング防止装置から、
このハウリング防止装置の出力信号Soutとして出力
される。
カット・フィルタ12aを経由した信号成分と、変調器
16により変調を受けた信号成分は合成器17に入力さ
れて互いに合成され、さらにD/A変換器18によりア
ナログ信号に変換され、このハウリング防止装置から、
このハウリング防止装置の出力信号Soutとして出力
される。
【0022】このように、図1に示すハウリング防止装
置によれば、ハウリングの生じた信号成分のみに変調が
かけられ、したがって音質の劣化を最小限に抑えつつハ
ウリングの効果的な防止が図られる。図3は、本発明の
第2のハウリング防止装置の一実施形態の構成を表わす
ブロック図である。図1に示す実施形態の要素ブロック
と同一の要素ブロックには、図1に付した符号と同一の
符号を付して示す。
置によれば、ハウリングの生じた信号成分のみに変調が
かけられ、したがって音質の劣化を最小限に抑えつつハ
ウリングの効果的な防止が図られる。図3は、本発明の
第2のハウリング防止装置の一実施形態の構成を表わす
ブロック図である。図1に示す実施形態の要素ブロック
と同一の要素ブロックには、図1に付した符号と同一の
符号を付して示す。
【0023】例えば図示しないマイクロホン等による収
録により得られた入力信号Sinは、このハウリング防
止装置において、先ずA/D変換器11によりディジタ
ル信号に変換されてフィルタ21および分析器13に入
力される。フィルタ21は、狭帯域のバンド・カット・
フィルタ(ノッチフィルタ)であり、そのカットの中心
周波数およびそのゲインが自在に変更可能なものであ
る。
録により得られた入力信号Sinは、このハウリング防
止装置において、先ずA/D変換器11によりディジタ
ル信号に変換されてフィルタ21および分析器13に入
力される。フィルタ21は、狭帯域のバンド・カット・
フィルタ(ノッチフィルタ)であり、そのカットの中心
周波数およびそのゲインが自在に変更可能なものであ
る。
【0024】分析器13では、常に、入力信号のピーク
周波数とそのレベルが測定されており、所定レベル以上
のレベルのピークが一定時間以上同一周波数で持続する
とハウリングが発生したと判定され、そのピークの周波
数(ハウリングポイント)およびそのピークのレベルが
制御手段22に入力される。また、制御手段22には低
周波発振器(LFO)23からの発振信号も入力され
る。
周波数とそのレベルが測定されており、所定レベル以上
のレベルのピークが一定時間以上同一周波数で持続する
とハウリングが発生したと判定され、そのピークの周波
数(ハウリングポイント)およびそのピークのレベルが
制御手段22に入力される。また、制御手段22には低
周波発振器(LFO)23からの発振信号も入力され
る。
【0025】制御手段22では入力されたハウリングポ
イントをフィルタ22の中心周波数として設定し、かつ
ハウリングのピークレベルに応じてフィルタ22のゲイ
ンを設定し、さらにLFO23からの発振信号に従って
その中心周波数をゆるやかに変動させる。フィルタ21
を通過した信号はD/A変換器18によりアナログ信号
に変換され、出力信号Soutとして、このハウリング
防止装置から出力される。
イントをフィルタ22の中心周波数として設定し、かつ
ハウリングのピークレベルに応じてフィルタ22のゲイ
ンを設定し、さらにLFO23からの発振信号に従って
その中心周波数をゆるやかに変動させる。フィルタ21
を通過した信号はD/A変換器18によりアナログ信号
に変換され、出力信号Soutとして、このハウリング
防止装置から出力される。
【0026】このように、図3に示すハウリング防止装
置によれば、狭帯域のバンド・カット・フィルタ(ノッ
チフィルタ)を用いるため音質への悪影響は最小限に抑
えられ、かつ中心周波数を変動させているためハウリン
グポイントの変化にも対応でき、ハウリングを効果的に
防止することができる。図4は、本発明の第3のハウリ
ング防止装置の一実施形態の構成を表わすブロック図で
ある。
置によれば、狭帯域のバンド・カット・フィルタ(ノッ
チフィルタ)を用いるため音質への悪影響は最小限に抑
えられ、かつ中心周波数を変動させているためハウリン
グポイントの変化にも対応でき、ハウリングを効果的に
防止することができる。図4は、本発明の第3のハウリ
ング防止装置の一実施形態の構成を表わすブロック図で
ある。
【0027】例えば図示しないマイクロホン等による収
録により得られた入力信号Sinは、このハウリング防
止装置において、先ずA/D変換器11によりディジタ
ル信号に変換されて変調器31および、レベル検出器3
2に供給される。変調器31は、制御手段33によりそ
の変調の大きさ(深さ)が自在に制御される変調器であ
る。
録により得られた入力信号Sinは、このハウリング防
止装置において、先ずA/D変換器11によりディジタ
ル信号に変換されて変調器31および、レベル検出器3
2に供給される。変調器31は、制御手段33によりそ
の変調の大きさ(深さ)が自在に制御される変調器であ
る。
【0028】レベル検出器32では、入力信号のレベル
が所定のしきい値を越えているか否かが常に監視され、
その監視結果が制御手段33へ通知される。制御手段3
3は、入力信号のレベルが所定のしきい値以下のときの
み、入力信号が変調されるよう変調器31を制御する。
尚、図4に示すハウリング防止装置において、レベル検
出器32が、入力信号のレベルが上記のしきい値以下の
ときに、そのしきい値と入力信号のレベルとの差を制御
手段33に通知するものであって、制御手段33が変調
器31の変調の大きさ(深さ)、例えば変調の振幅や周
期等を、その差に応じて変化させるものであってもよ
い。こうすると、変調効果のオン/オフの切り替わりが
滑らかとなり、音質的に一層有利である。
が所定のしきい値を越えているか否かが常に監視され、
その監視結果が制御手段33へ通知される。制御手段3
3は、入力信号のレベルが所定のしきい値以下のときの
み、入力信号が変調されるよう変調器31を制御する。
尚、図4に示すハウリング防止装置において、レベル検
出器32が、入力信号のレベルが上記のしきい値以下の
ときに、そのしきい値と入力信号のレベルとの差を制御
手段33に通知するものであって、制御手段33が変調
器31の変調の大きさ(深さ)、例えば変調の振幅や周
期等を、その差に応じて変化させるものであってもよ
い。こうすると、変調効果のオン/オフの切り替わりが
滑らかとなり、音質的に一層有利である。
【0029】変調器31により変調を受けた、もしくは
変調を受けずに変調器31を通過して信号はD/A変換
器18でアナログ信号に変換され、出力信号Soutと
して、このハウリング防止装置から出力される。このよ
うに、図4に示すハウリング防止装置によれば、ハウリ
ングが生じる可能性の高い、入力信号レベルが小さいと
きのみ入力信号を変調するため、音質への悪影響を最小
限に抑えつつ、ハウリングを効果的に防止することがで
きる。
変調を受けずに変調器31を通過して信号はD/A変換
器18でアナログ信号に変換され、出力信号Soutと
して、このハウリング防止装置から出力される。このよ
うに、図4に示すハウリング防止装置によれば、ハウリ
ングが生じる可能性の高い、入力信号レベルが小さいと
きのみ入力信号を変調するため、音質への悪影響を最小
限に抑えつつ、ハウリングを効果的に防止することがで
きる。
【0030】図5は、本発明の第4のハウリング防止装
置の一実施形態の構成を表わすブロック図である。例え
ば図示しないマイクロホン等による収録により得られた
入力信号Sinは、このハウリング防止装置に入力され
ると、先ずA/D変換器11によりディジタル信号に変
換されて帯域分割器41に入力される。帯域分割器41
は、例えば複数のバンド・パス・フィルタで構成されて
おり、入力信号を複数の周波数帯域それぞれの信号成分
に分割する。帯域分割器41から出力された各信号成分
は複数のレベル検出+変調器42a,42b,…,42
nのそれぞれに入力される。レベル検出+変調器42
a,42b,…,42nのそれぞれは、図4に示す、変
調器31、レベル検出器32および制御手段33のセッ
トと同様の構成を有しており、各信号成分のレベルが各
しきい値以下の場合のみ、その信号成分が変調される。
ここで、各信号成分の変調方式、変調の振幅、変調の周
期などは同じである必要はなく、各信号成分(各周波数
帯域)毎にふさわしい変調方式等を採用することが好ま
しい。
置の一実施形態の構成を表わすブロック図である。例え
ば図示しないマイクロホン等による収録により得られた
入力信号Sinは、このハウリング防止装置に入力され
ると、先ずA/D変換器11によりディジタル信号に変
換されて帯域分割器41に入力される。帯域分割器41
は、例えば複数のバンド・パス・フィルタで構成されて
おり、入力信号を複数の周波数帯域それぞれの信号成分
に分割する。帯域分割器41から出力された各信号成分
は複数のレベル検出+変調器42a,42b,…,42
nのそれぞれに入力される。レベル検出+変調器42
a,42b,…,42nのそれぞれは、図4に示す、変
調器31、レベル検出器32および制御手段33のセッ
トと同様の構成を有しており、各信号成分のレベルが各
しきい値以下の場合のみ、その信号成分が変調される。
ここで、各信号成分の変調方式、変調の振幅、変調の周
期などは同じである必要はなく、各信号成分(各周波数
帯域)毎にふさわしい変調方式等を採用することが好ま
しい。
【0031】各レベル検出+変調器42a,42b,
…,42nを通過した各信号成分は、信号合成器42に
入力されて互いに合成され、さらにD/A変換器18に
よりアナログ信号に変換され、出力信号Soutとして
このハウリング防止装置から出力される。このように、
図5に示すハウリング防止装置によれば、入力信号を各
周波数帯域毎の信号成分に分割した後、各信号成分に対
し、図4に示すハウリング防止装置と同様に、その信号
成分に変調をかけるようにしたため、音質への悪影響を
図4に示すハウリング防止装置よりもさらに抑えなが
ら、ハウリングを効果的に防止することができる。
…,42nを通過した各信号成分は、信号合成器42に
入力されて互いに合成され、さらにD/A変換器18に
よりアナログ信号に変換され、出力信号Soutとして
このハウリング防止装置から出力される。このように、
図5に示すハウリング防止装置によれば、入力信号を各
周波数帯域毎の信号成分に分割した後、各信号成分に対
し、図4に示すハウリング防止装置と同様に、その信号
成分に変調をかけるようにしたため、音質への悪影響を
図4に示すハウリング防止装置よりもさらに抑えなが
ら、ハウリングを効果的に防止することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハウリン
グ防止装置によれば、音質への悪影響を抑えつつハウリ
ングを効果的に防止することができる。
グ防止装置によれば、音質への悪影響を抑えつつハウリ
ングを効果的に防止することができる。
【図1】本発明の第1のハウリング防止装置の一実施形
態の構成を表わすブロック図である。
態の構成を表わすブロック図である。
【図2】図1にブロックで示す帯域分割器の一例を表わ
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】本発明の第2のハウリング防止装置の一実施形
態の構成を表わすブロック図である。
態の構成を表わすブロック図である。
【図4】本発明の第3のハウリング防止装置の一実施形
態の構成を表わすブロック図である。
態の構成を表わすブロック図である。
【図5】本発明の第4のハウリング防止装置の一実施形
態の構成を表わすブロック図である。
態の構成を表わすブロック図である。
11 A/D変換器 12 帯域分割器 12a バンド・カット・フィルタ 12b バンド・パス・フィルタ 13 分析器 14 帯域指定手段 15 変調器制御手段 16 変調器 17 信号合成器 18 D/A変換器 21 フィルタ 22 制御手段 23 低周波発振器 31 変調器 32 レベル検出器 33 制御手段 41 帯域分割器 42a,42b,…,42n レベル検出+変調器 43 信号合成器
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号を、相対的にハウリングの蓋然
性が高い周波数帯域の第1の信号成分と、該第1の信号
成分が除かれた第2の信号成分とに分離する帯域分離手
段と、 前記第1の信号成分を変調する変調手段と、 前記第2の信号成分と、前記変調手段により変調された
後の第1の信号成分とを合成する信号合成手段とを備え
たことを特徴とするハウリング防止装置。 - 【請求項2】 入力信号の、相対的にハウリングの蓋然
性が高い周波数帯域の信号成分を減衰させる、特性の変
更が自在なノッチフィルタと、 前記ノッチフィルタの特性を変調するフィルタ変調手段
とを備えたことを特徴とするハウリング防止装置。 - 【請求項3】 入力信号に基づいて相対的にハウリング
の蓋然性が高い周波数帯域を判定するアナライザを備え
たことを特徴とする請求項1又は2記載のハウリング防
止装置。 - 【請求項4】 入力信号を変調する変調手段と、 入力信号に基づいてハウリングの蓋然性の高低を判定す
るハウリング蓋然性判定手段と、 前記ハウリング蓋然性判定手段によりハウリングの蓋然
性が高いと判定されたときに、入力信号に前記変調手段
を作用させる制御手段とを備えたことを特徴とするハウ
リング防止装置。 - 【請求項5】 入力信号を、複数の周波数帯域それぞれ
の信号成分に分離する帯域分離手段と、 前記信号成分それぞれを変調する複数の変調手段と、 前記信号成分それぞれに基づいてハウリングの蓋然性の
高低を判定する、前記変調手段それぞれに対応する複数
のハウリング蓋然性判定手段と、 前記ハウリング蓋然性判定手段のいずれかによりハウリ
ングの蓋然性が高いと判定されたときに、ハウリングの
蓋然性が高いと判定したハウリング蓋然性判定手段に対
応する変調手段を、該変調手段が受け持つ信号成分に作
用させる制御手段と、 前記信号成分どうしを合成する信号合成手段とを備えた
ことを特徴とするハウリング防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP312196A JPH09200889A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ハウリング防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP312196A JPH09200889A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ハウリング防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09200889A true JPH09200889A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11548536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP312196A Withdrawn JPH09200889A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ハウリング防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09200889A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262340A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Yamaha Corp | ハウリングキャンセラ |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP312196A patent/JPH09200889A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262340A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Yamaha Corp | ハウリングキャンセラ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |