JPH09201076A - 直流連系周波数制御装置 - Google Patents

直流連系周波数制御装置

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JPH09201076A
JPH09201076A JP8063835A JP6383596A JPH09201076A JP H09201076 A JPH09201076 A JP H09201076A JP 8063835 A JP8063835 A JP 8063835A JP 6383596 A JP6383596 A JP 6383596A JP H09201076 A JPH09201076 A JP H09201076A
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power
gain
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JP8063835A
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Haruyo Mori
晴代 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転電力が電力逆送領域付近のある一定の範
囲内に入った際の不要な潮流反転を防止することができ
る直流連系周波数制御装置を得ることである。 【解決手段】 可変ゲイン設定器19は、状態フィード
バック制御系10からの状態フィードバック制御出力
と、サーボ制御系14からのサーボ制御出力とに基づい
て得られる制御出力を入力し、直流電力指令値が電力逆
送領域を含まないある一定の範囲内である場合には通常
のゲインを、電力逆送領域を含むある一定の範囲内であ
る場合には通常のゲインより小さいゲインを制御出力を
乗算する。そして、可変リミッタ18は、可変ゲイン設
定器19の出力を積分した最適レギュレータ出力を平常
時と緊急時とで異なった上下限値で制限し周波数制御指
令値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの交流系統を
結ぶ直流連系設備の直流融通電力を制御して、両交流系
統の系統周波数制御を行う直流連系周波数制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流連系周波数制御装置は、直
流線路を介して連系された2つの交流系統の周波数偏差
から両交流系統間で融通すべき電力を算出し、その算出
した電力値に基づいて直流電力指令を変換器制御装置に
出力し、直流と交流とを変換する交直変換器の制御を行
う。これにより、両交流系統の周波数変動の抑制を行う
ものである。
【0003】図6に、直流連系周波数制御装置の構成図
を示す。図6において、2つの交流系統1A,1Bは交
直変換器2A,2Bを介して直流線路3により連系され
ている。直流連系周波数制御装置20は、両交流系統1
A,1Bの系統周波数fa,fbを安定に保つために設
けられた状態フィードバック制御系10と、両交流系統
1A,1Bの系統周波数fa,fbがそれぞれ基準値r
a,rbにオフセットなく追従するようにするためのサ
ーボ制御系14とを有している。
【0004】状態フィードバック制御系10では、両交
流系統周波fa,fbを時間で微分した微分値を微分器
11で求め、その周波数微分値pa、pbをオブザーバ
12及び状態フィードバック制御器13に入力する。オ
ブザーバ12は周波数微分値pa、pb及び後述の加算
器16からの制御出力lに基づいて、交流系統状態を示
す状態変数の変化率oa,obを推定算出するものであ
り、このオブザーバで推定された状態変数の変化率o
a,obを両系統周波数fa,fbの微分値pa、pb
とともに状態フィードバック制御器13に入力する。状
態フィードバック制御器13では、これら入力された2
つの交流系統の系統周波数の微分値pa、pbを含む状
態変数の変化率oa,obに可変状態フィードバックゲ
インF1を乗算して状態フィードバック制御出力jを算
出し出力する。
【0005】一方、サーボ制御系14は比例演算器15
を有し、両交流系統周波数fa,fbのそれぞれの基準
値ra,rbとの偏差にサーボゲインF2を乗じてサー
ボ制御出力kを出力する。
【0006】また、状態フィードバック制御系10の出
力である状態フィードバック制御出力jと、サーボ制御
系14の出力であるサーボ制御出力kとは、加算器16
によって加算され積分器16に入力される。積分器17
は加算器16の出力lを積分して最適レギュレータ出力
mを出力する。最適レギュレータ出力mは可変リミッタ
18により平常時と緊急時とで異なった上下限値で制限
され周波数制御指令値eとして出力される。周波数制御
指令値eは予め設定される電力設定器5からの設定値f
と加算され、系統周波数の変動のあった交流系統へ他方
の交流系統から融通すべき応援電力量を示す直流電力指
令値gとなって変換器制御装置4に与えられる。変換器
制御装置4はこの直流電力指令値gに基づいて交直変換
器2A,2Bの制御を行う。
【0007】ここで、直流連系周波数制御装置20の状
態フィードバック制御器13及び比例演算器15には、
常に系統を安定に保つよう設計された状態フィードバッ
クゲインF1及びサーボゲインF2を適用しており、外
乱に対して系統周波数fa、fbの変動が一定値を越え
ない場合は、応援電力量が交流系統1A、1Bの外乱と
ならない範囲まで許可し、また系統周波数fa、fbが
一定値を越えて変動した場合には系統設備容量一杯まで
の応援を許可している。
【0008】以上述べたように従来の直流連系周波数制
御装置には、外乱に対して系統を安定な状態に保つこと
ができるよう設計されたゲインを適用している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の電力系
統では常に様々な外乱がおこり、系統周波数はある一定
の範囲に収まっているもののこれら外乱による周波数動
揺が、本来必要のない潮流反転を引き起こすことがあっ
た。
【0010】これは、直流電力指令値gが電力逆送領域
のしきい値を越えた時点で潮流反転を行うような運転を
行っているので、融通電力が電力逆送領域付近のある一
定の範囲内において運転されている場合には、多少の周
波数変動で潮流反転の運転を開始することがあった。
【0011】ここで、電力逆送領域とは直流電力の融通
する方向を変更する際に、交直変換器2A,2Bでの直
流電力が最低運転電力以下になった場合でも直流電力の
融通できるように、逆送運転を行う運転領域を言う。直
流電力指令値gが小さくなって、最低運転電力以下にな
る手前の電力逆送領域に入ったとすると、その時点で潮
流反転指令を出力する。これにより、交流系統2Aから
交流系統2bへの電力融通から逆に交流系統2bから交
流系統2Aへの電力融通の準備運転に入ることになる。
【0012】このように、融通電力が電力逆送領域付近
のある一定の範囲内において運転されている場合には、
多少の周波数変動で潮流反転の運転を開始することがあ
り、交直変換器2A,2Bや変換器制御装置4に余計な
負担をかけることになっていた。
【0013】本発明の目的は、運転電力が電力逆送領域
付近のある一定の範囲内に入った際の不要な潮流反転を
防止することができる直流連系周波数制御装置を得るこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2つ
の交流系統の系統周波数の微分値を含む状態変数の変化
率に可変状態フィードバックゲインを乗算して状態フィ
ードバック制御出力を算出する状態フィードバック制御
系と、2つの交流系統の系統周波数とそれぞれの基準値
との各偏差にサーボゲインを乗算してサーボ制御出力を
比例演算するサーボ制御系と、状態フィードバック制御
出力とサーボ制御出力とに基づいて得られる制御出力を
入力し、直流電力指令値が電力逆送領域を含まないある
一定の範囲内である場合には通常のゲインを、電力逆送
領域を含むある一定の範囲内である場合には通常のゲイ
ンより小さいゲインを制御出力を乗算する可変ゲイン設
定器と、可変ゲイン設定器の出力を積分した最適レギュ
レータ出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制
限し周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備え
ている。
【0015】請求項1の発明においては、直流電力指令
値が電力逆送領域を含まないある一定の範囲内である場
合と、電力逆送領域を含むある一定の範囲内である場合
とで設定切り替え可能である可変ゲイン設定器を付加す
ることにより、電力逆送領域付近ではゲインを小さく設
定することで周波数動揺を抑制する。これにより、電力
逆送領域付近での周波数動揺により起こる潮流反転を防
止する。
【0016】請求項2の発明は、2つの交流系統の系統
周波数の微分値を含む状態変数の変化率に可変状態フィ
ードバックゲインを乗算して状態フィードバック制御出
力を算出する状態フィードバック制御系と、2つの交流
系統の系統周波数とそれぞれの基準値との各偏差にサー
ボゲインを乗算してサーボ制御出力を比例演算するサー
ボ制御系と、状態フィードバック制御出力とサーボ制御
出力とに基づいて得られる制御出力を積分して最適レギ
ュレータ出力を得る積分器と、積分器からの最適レギュ
レータ出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制
限し周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備
え、状態フィードバック制御系の可変状態フィードバッ
クゲインは、直流電力指令値が電力逆送領域を含まない
ある一定の範囲内である場合には通常のゲインを、電力
逆送領域を含むある一定の範囲内である場合には通常の
ゲインより小さいゲインを状態変数の変化率に乗算する
ようにしたものである。
【0017】請求項2の発明においては、直流電力指令
値が電力逆送領域を含まないある一定の範囲内である場
合と、電力逆送領域を含むある一定の範囲内である場合
とで、状態フィールドバックゲインを設定切り替え可能
にして、電力逆送領域付近では状態フィードバックゲイ
ンを低めに設定する。これにより、状態フィードバック
制御出力を調整し電力逆送領域付近の周波数動揺を抑制
する。したがって、電力逆送領域付近での周波数動揺に
より起こる潮流反転を防止することができる。
【0018】請求項3の発明は、2つの交流系統の系統
周波数の微分値を含む状態変数の変化率に可変状態フィ
ードバックゲインを乗算して状態フィードバック制御出
力を算出する状態フィードバック制御系と、2つの交流
系統の系統周波数とそれぞれの基準値との各偏差にサー
ボゲインを乗算してサーボ制御出力を比例演算するサー
ボ制御系と、状態フィードバック制御出力とサーボ制御
出力とに基づいて得られる制御出力を積分して最適レギ
ュレータ出力を得る積分器と、積分器からの最適レギュ
レータ出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制
限し周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備
え、サーボ制御系のサーボゲインは、直流電力指令値が
電力逆送領域を含まないある一定の範囲内である場合に
は通常のゲインを、電力逆送領域を含むある一定の範囲
内である場合には通常のゲインより小さいゲインを各偏
差に乗算するようにしたものである。
【0019】請求項3の発明においては、直流電力指令
値が電力逆送領域を含まないある一定の範囲内である場
合と、電力逆送領域を含むある一定の範囲内である場合
とで、サーボゲインを設定切り替え可能にして、電力逆
送領域付近でおこっていた周波数動揺についてはサーボ
ゲイン低めに設定する。これにより、サーボ制御出力を
調整し電力逆送領域付近の周波数変動を抑制する。した
がって、電力逆送領域付近での周波数動揺により起こる
潮流反転を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【0021】図1において、2つの交流系統1A,1B
は交直変換器2A,2Bを介して直流線路3により連系
されている。直流連系周波数制御装置20は、両交流系
統1A,1Bの系統周波数fa,fbを安定に保つため
に設けられた状態フィードバック制御系10と、両交流
系統1A,1Bの系統周波数fa,fbがそれぞれ基準
値ra,rbにオフセットなく追従するようにするため
のサーボ制御系14とを有している。
【0022】状態フィードバック制御系10では、両交
流系統周波fa,fbを時間で微分した微分値を微分器
11で求め、その周波数微分値pa、pbをオブザーバ
12及び状態フィードバック制御器13に入力する。オ
ブザーバ12は周波数微分値pa、pb及び後述の加算
器16からの制御出力lに基づいて、交流系統状態を示
す状態変数の変化率oa,obを推定算出するものであ
り、このオブザーバで推定された状態変数の変化率o
a,obを両系統周波数fa,fbの微分値pa、pb
とともに状態フィードバック制御器13に入力する。状
態フィードバック制御器13では、これら入力された2
つの交流系統の系統周波数の微分値pa、pbを含む状
態変数の変化率oa,obに可変状態フィードバックゲ
インF1を乗算して状態フィードバック制御出力jを算
出し出力する。
【0023】一方、サーボ制御系14は比例演算器15
を有し、両交流系統周波数fa,fbのそれぞれの基準
値ra,rbとの偏差にサーボゲインF2を乗じてサー
ボ制御出力kを出力する。
【0024】また、状態フィードバック制御系10の出
力である状態フィードバック制御出力jと、サーボ制御
系14の出力であるサーボ制御出力kとは、加算器16
によって加算されその加算器出力lは可変ゲイン設定器
19に入力される。そして、可変ゲイン設定器19で可
変ゲインを乗算されてその可変ゲイン設定器出力nは積
分器17に入力される。
【0025】積分器17は可変ゲイン設定器出力nを積
分して最適レギュレータ出力mを出力する。最適レギュ
レータ出力mは可変リミッタ18により平常時と緊急時
とで異なった上下限値で制限され周波数制御指令値eと
して出力される。周波数制御指令値eは予め設定される
電力設定器5からの設定値fと加算され、系統周波数の
変動のあった交流系統へ他方の交流系統から融通すべき
応援電力量を示す直流電力指令値gとなって変換器制御
装置4に与えられる。変換器制御装置4はこの直流電力
指令値gに基づいて交直変換器2A,2Bの制御を行
う。
【0026】ここで、この第1の実施の形態では、図1
に示した従来例に対し、可変ゲイン設定器19が付加さ
れている。可変ゲイン設定器19は、通常運転時の通常
のゲインとその通常のゲインより小さいゲインとの2つ
のゲインを有しており、直流電力指令値gが電力逆送領
域を含むある一定の範囲内である場合と、電力逆送領域
を含まないある一定の範囲内である場合とで設定切り替
え可能となっている。
【0027】すなわち、直流電力指令値gが電力逆送領
域を含まないある一定の範囲内である場合には、外乱に
対して両交流系統1A、1bを安定に保つことができる
ように設計された状態フィードバックゲインF1及びサ
ーボゲインF2をそのまま生かす通常のゲインを与え
る。そして、直流電力指令値gが電力逆送領域を含むあ
る一定の範囲内の場合には、周波数動揺を抑えるように
通常のゲインより小さいゲインを与える。例えば、可変
ゲイン設定器19の通常のゲインの設定値が1であると
すると、直流電力指令値gが電力逆送領域を含むある一
定の範囲内の場合には周波数動揺を抑えるよう設定値1
より低めのゲイン、例えば設定値1/2が設定される。
【0028】次に、本発明の第1の実施の形態の作用を
説明する。交流系統1A,1Bの系統周波数fa,fb
は、状態フィードバック制御系10の微分器11により
一旦微分され、オブザーバ12の出力とともに状態フィ
ードバック制御器13の入力となり、状態フィードバッ
クゲインF1が乗じられて状態フィードバック制御出力
jとして算出される。同時に、両系統周波数fa,fb
は基準値ra,rbと比較され、その偏差にサーボゲイ
ンF2を乗じることによってサーボ制御出力kが算出さ
れる。加算器16は、それぞれ算出された状態フィード
バック制御出力jおよびサーボ制御出力kを入力し、演
算結果を可変ゲイン設定器19に出力する。
【0029】ここで、例えば交流系統1Aまたは交流系
統1Bの事故時に直流電力指令値gが電力逆送領域を含
まないある一定の範囲内である場合は、通常通りの外乱
に対して両交流系統1A,1Bを安定に保つことができ
るよう設計された状態フィードバックゲインF1及びサ
ーボゲインF2を生かすようなゲインが可変ゲイン設定
器19で選択され、一方、事故系統の周波数が落ち込み
直流電力指令値gが電力逆送領域を含むある一定の範囲
内に入った時点、あるいは事故系統の周波数が回復し直
流電力指令値が電力逆送領域付近に落ち着くような場合
には、可変ゲイン設定器19のゲインとしては、周波数
動揺を抑えるために通常適用しているゲインよりも低め
のゲインが選択される。
【0030】この可変ゲイン設定器19の出力nは積分
器17により積分され最適レギュレータ出力mとなって
可変リミッタ18へ出力される。可変リミッタ18は系
統周波数fa、fbの変動が一定値を越えない場合は、
平常時の上限値により応援電力量が系統の外乱とならな
い範囲まで許可し、また系統周波数fa、fbが一定値
を越えて変動した場合には、系統設備容量一杯の応援電
力量となる範囲まで許可して周波数制御指令値eを出力
する。周波数制御指令値eはあらかじめ設定されている
電力設定器5からの設定値と加算され直流電力指令値g
を得る。また直流電力指令値gは電力逆送領域のしきい
値を越えた時点で潮流反転を行う。
【0031】このように、この第1の実施の形態では、
事故系統の周波数が落ち込み直流電力指令値が電力逆送
領域を含むある一定の範囲内に入った時点、あるいは事
故系統の周波数が回復し直流電力が電力逆送領域付近に
落ち着くような場合に、可変ゲインを通常設定している
ゲインよりも低めのゲインに切り替えることができ、周
波数動揺を従来よりも小さく抑えることができる。した
がって、電力逆送領域付近での周波数動揺が引き起こす
潮流反転を防止できる。
【0032】図2は、本発明の第2の実施の形態のブロ
ック構成図である。この第2の実施の形態は、図6に示
した従来例に対し、状態フィードバック制御器13の状
態フィードバックゲインF1を可変状態フィードバック
ゲインF1’としたものである。そして、可変状態フィ
ードバックゲインF1’には、直流電力指令値gが電力
逆送領域を含まないある一定の範囲内の場合は、通常設
定されている外乱に対して系統を安定に保つように設計
されたゲインを適用し、直流電力指令値gが電力逆送領
域を含むある一定の範囲内の場合には、通常設定されて
いる状態フィードバックゲインよりも低めのゲインを適
用する。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態の作用を
説明する。交流系統1Aあるいは交流系統1Bの事故時
に直流電力指令値gが電力逆送領域を含まないある一定
の範囲内では、可変状態フィードバックゲインF1’に
は通常通りの外乱に対して両交流系統1A,1Bを安定
に保つことができるよう設計された通常の状態フィード
バックゲインを与える。一方、事故系統の周波数が落ち
込み直流電力指令値gが電力逆送領域を含むある一定の
範囲内になった時点、あるいは事故系統の周波数が回復
し直流電力指令値gが電力逆送領域付近に落ち着くよう
な場合には、可変状態フィードバックゲインF1’には
通常適用しているゲインよりも低めのゲインを与えて電
力逆送領域付近の周波数動揺を抑制する。
【0034】このように、この第2の実施の形態によれ
ば、事故系統の周波数が落ち込み直流電力指令値が電力
逆送領域を含むある一定の範囲内に入った時点、あるい
は事故系統の周波数が回復し直流電力が電力逆送領域付
近に落ち着くような場合に、状態フィードバックゲイン
を通常設定している通常のゲインよりも低めのゲインに
切り替えることができる可変ゲインとしたので、周波数
動揺は従来よりも小さく抑えることができる。したがっ
て、電力逆送領域付近での周波数動揺が引き起こす潮流
反転を防止できる。
【0035】図3は、本発明の第3の実施の形態を示す
ブロック構成図である。この第3の実施の形態は、図6
に示した従来例に対し、サーボ制御系14のサーボゲイ
ンF2を可変サーボゲインF2’としたものである。可
変サーボゲインF2’には、直流電力指令値gが電力逆
送領域を含まないある一定の範囲内の場合は、通常設定
されている外乱に対して系統を安定に保つように設計さ
れた通常のゲインを適用し、直流電力指令値gが電力逆
送領域を含むある一定の範囲内の場合は、通常設定され
ているサーボゲインよりも低めのゲインを適用する。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態の作用を
説明する。交流系統1Aあるいは交流系統1Bの事故時
に直流電力指令値gが電力逆送領域を含まないある一定
の範囲内では、可変サーボゲインF2’には通常通りの
外乱に対して交流系統を安定に保つことができるよう設
計された通常のサーボゲインを与え、一方、事故系統の
周波数が落ち込み直流電力指令値gが電力逆送領域を含
むある一定の範囲内に入った時点、あるいは事故系統の
周波数が回復し直流電力指令値gが電力逆送領域付近に
落ち着くような場合には、可変サーボゲインF2’には
周波数動揺を抑えるために通常適用しているサーボゲイ
ンよりも低めのゲインを与え、電力逆送領域付近で起こ
る周波数変動を抑制する。
【0037】このように、この第3の実施例によれば、
事故系統の周波数が落ち込み直流電力指令値が電力逆送
領域を含むある一定の範囲内に入った時点、あるいは事
故系統の周波数が回復し直流送電電力が電力逆送領域付
近に落ち着くような場合に、サーボゲインを通常設定し
ているゲインよりも低めのゲインに切り替えることがで
きる可変ゲインとしたので、周波数動揺は従来よりも小
さく抑えることができる。したがって、電力逆送領域付
近で起こる周波数動揺が引き起こす潮流反転を防止でき
る。
【0038】ここで、本発明の直流連系周波数制御装置
20に適用している潮流反転パターンについて、図4を
参照して説明する。
【0039】図4に示すように、潮流反転は直流電力指
令値gが電力逆送領域sの範囲を越えた時点で潮流反転
指令を出力する。すなわち、図4では直流電力指令値g
がg1になった時点で潮流反転指令が出力される。これ
により、交直変換器2A,2Bでの極制御で電流マージ
ンの切り替えをして潮流反転を行う。例えば、直流電力
指令値gが電力逆送領域sの範囲内に入ったとき、1極
(交直変換器1A)及び2極(交直変換器1B)の直流
電力指令値は、1極(交直変換器1A)への1極直流電
力指令値r1と、2極(交直変換器1B)への2極直流
電力指令値r2とを加算した値が直流電力指令値gとな
るよう出力される。したがって、直流電力指令値gが零
になったとしても、1極直流電力指令値はr10、2極
直流電力指令値r20となり、直流電力が最低運転電力
以下になった場合でも1極直流電力と2極直流電力の逆
送運転により運転が継続できる。
【0040】次に、本発明の直流連系周波数制御装置2
0においては、電力逆送領域Sに近いある一定値をゲイ
ン設定切り替え点tとし、ゲイン設定切り替え点tを境
にして、直流電力指令値gが電力逆送領域を含まないあ
る一定の範囲vである場合と、電力逆送領域を含むある
一定の範囲uである場合とで可変ゲイン設定器19のゲ
イン、あるいは可変状態フィードバックゲインF1’、
あるいは可変サーボゲインF2’の設定値を切り替え
る。ここで各々のゲインには、直流電力指令値gが電力
逆送領域を含まないある一定の範囲vである場合は、通
常設定されている外乱に対して系統を安定に保つことこ
とができるよう設計された通常のゲインを適用し、電力
逆送領域を含むある一定の範囲uである場合は通常設定
されているゲインよりも低めのゲインを適用する。
【0041】図5に、本発明の直流連系周波数制御装置
20を適用した場合の応答の一例を示す。図5は、交流
系統1Aから交流系統1Bへある一定の直流電力が流れ
ている状態で交流系統1Aで事故が起きたときの応答を
示している。いま、z時点で交流系統1Aでの事故が発
生したとする。その事故発生後、交流系統周波数faは
落ち込み直流電力指令値gは電力逆送領域に近づく。こ
こで、ゲイン設定切り替え点tを境にして、直流電力指
令値gが電力逆送領域を含むある一定の範囲uに入った
時点で可変ゲイン設定器19のゲイン、あるいは可変状
態フィードバックゲインF1、あるいは可変サーボゲイ
ンF2を、通常のゲインよりも低めの設定値に切り替え
て周波数動揺を抑制する。
【0042】図5においても、交流系統1Aの事故に対
して交流系統1Bからの融通電力に頼るための潮流反転
を除いて、不要な潮流反転は起こっていないことが示さ
れている。本発明の直流連系周波数制御装置20は、電
力逆送領域付近で起こる周波数動揺を可変ゲインにより
抑制できるため不要な潮流反転を防止できる。
【0043】以上の説明では、直流連系システムの交流
系統事故時について説明したが、直流連系システムにお
いて交流系統事故時に限らず、通常の負荷変動時やフロ
ーティング運転時など、電力逆送領域付近で電力を運転
する場合すべてに適用できることは、言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転電力が電力逆送領域付近のある一定の範囲内に入っ
た際の不要な潮流反転を防止することができる。
【0045】すなわち、請求項1の発明によれば、直流
連系周波数制御装置に可変ゲイン設定器を付加し、電力
逆送領域付近でおこる周波数動揺については、状態フィ
ードバック制御出力とサーボ制御出力とを加算した値を
可変ゲインに乗じて制御系出力を調整することで、周波
数動揺を抑制できるため周波数動揺が引き起こしていた
不要な潮流反転を防止することができる。
【0046】また、請求項2の発明によれば、直流連系
周波数制御装置の状態フィードバック制御器の状態フィ
ードバックゲインを可変ゲインとし、電力逆送領域付近
で起こっていた周波数動揺については、通常設定されて
いる外乱に対して系統を安定に保つことができるよう設
計されたゲインより低めのゲインを設定することにより
抑制できる。したがって、運転電力が電力逆送領域付近
である場合に何らか外乱により起こる周波数動揺が引き
起こしていた不要な潮流反転起を防止することができ
る。
【0047】また、請求項3の発明によれば、直流連系
周波数制御装置のサーボ制御系のサーボゲインを可変ゲ
インとし、電力逆送領域付近で起こっていた周波数動揺
については通常設定されている外乱に対して系統を安定
に保つことができるよう設計されたゲインより低めのゲ
インを設定することにより抑制できる。したがって、運
転電力が電力逆送領域付近である場合に何らかの外乱に
より起こる周波数動揺が引き起こしていた不要な潮流反
転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図4】本発明の直流連系周波数制御装置に適用してい
る潮流反転パターンの説明図。
【図5】本発明の直流連系制御装置を適用した応答の一
例を示す特性図。
【図6】従来例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1…交流系統 2…交直変換器 3…直流線路 4…交換器制御装置 5…電力設定器 10…状態フィードバック制御系 11…微分器 12…オブザーバ 13…状態フィードバック制御器 14…サーボ制御器 15…比例演算器 16…加算器 17…積分器 18…可変リミッタ 19…可変ゲイン設定器 20…直流連系周波数制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流線路により連系された2つの交流系
    統のそれぞれの系統周波数に基づいて周波数制御指令値
    を算出し、電力設定器からの電力設定値と前記周波数制
    御指令値とを加算して得られる直流電力指令値に基づい
    て、前記2つの交流系統間で電力を融通して前記系統周
    波数の変動を抑制する直流連系周波数制御装置におい
    て、前記2つの交流系統の系統周波数の微分値を含む状
    態変数の変化率に可変状態フィードバックゲインを乗算
    して状態フィードバック制御出力を算出する状態フィー
    ドバック制御系と、前記2つの交流系統の系統周波数と
    それぞれの基準値との各偏差にサーボゲインを乗算して
    サーボ制御出力を比例演算するサーボ制御系と、前記状
    態フィードバック制御出力と前記サーボ制御出力とに基
    づいて得られる制御出力を入力し、前記直流電力指令値
    が電力逆送領域を含まないある一定の範囲内である場合
    には通常のゲインを、前記電力逆送領域を含むある一定
    の範囲内である場合には前記通常のゲインより小さいゲ
    インを前記制御出力を乗算する可変ゲイン設定器と、前
    記可変ゲイン設定器の出力を積分した最適レギュレータ
    出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制限し前
    記周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備えた
    ことを特徴とする直流連系周波数制御装置。
  2. 【請求項2】 直流線路により連系された2つの交流系
    統のそれぞれの系統周波数に基づいて周波数制御指令値
    を算出し、電力設定器からの電力設定値と前記周波数制
    御指令値とを加算して得られる直流電力指令値に基づい
    て、前記2つの交流系統間で電力を融通して前記系統周
    波数の変動を抑制する直流連系周波数制御装置におい
    て、前記2つの交流系統の系統周波数の微分値を含む状
    態変数の変化率に可変状態フィードバックゲインを乗算
    して状態フィードバック制御出力を算出する状態フィー
    ドバック制御系と、前記2つの交流系統の系統周波数と
    それぞれの基準値との各偏差にサーボゲインを乗算して
    サーボ制御出力を比例演算するサーボ制御系と、前記状
    態フィードバック制御出力と前記サーボ制御出力とに基
    づいて得られる制御出力を積分して最適レギュレータ出
    力を得る積分器と、前記積分器からの最適レギュレータ
    出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制限し前
    記周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備え、
    前記状態フィードバック制御系の前記可変状態フィード
    バックゲインは、前記直流電力指令値が電力逆送領域を
    含まないある一定の範囲内である場合には通常のゲイン
    を、前記電力逆送領域を含むある一定の範囲内である場
    合には前記通常のゲインより小さいゲインを前記状態変
    数の変化率に乗算するようにしたことを特徴とする直流
    連系周波数制御装置。
  3. 【請求項3】 直流線路により連系された2つの交流系
    統のそれぞれの系統周波数に基づいて周波数制御指令値
    を算出し、電力設定器からの電力設定値と前記周波数制
    御指令値とを加算して得られる直流電力指令値に基づい
    て、前記2つの交流系統間で電力を融通して前記系統周
    波数の変動を抑制する直流連系周波数制御装置におい
    て、前記2つの交流系統の系統周波数の微分値を含む状
    態変数の変化率に可変状態フィードバックゲインを乗算
    して状態フィードバック制御出力を算出する状態フィー
    ドバック制御系と、前記2つの交流系統の系統周波数と
    それぞれの基準値との各偏差にサーボゲインを乗算して
    サーボ制御出力を比例演算するサーボ制御系と、前記状
    態フィードバック制御出力と前記サーボ制御出力とに基
    づいて得られる制御出力を積分して最適レギュレータ出
    力を得る積分器と、前記積分器からの最適レギュレータ
    出力を平常時と緊急時とで異なった上下限値で制限し前
    記周波数制御指令値を出力する可変リミッタとを備え、
    前記サーボ制御系の前記サーボゲインは、前記直流電力
    指令値が電力逆送領域を含まないある一定の範囲内であ
    る場合には通常のゲインを、前記電力逆送領域を含むあ
    る一定の範囲内である場合には前記通常のゲインより小
    さいゲインを前記各偏差に乗算するようにしたことを特
    徴とする直流連系周波数制御装置。
JP8063835A 1996-01-19 1996-01-19 直流連系周波数制御装置 Pending JPH09201076A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017143618A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 株式会社東芝 電力変換装置の制御システムおよび制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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