JPH09202201A - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

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JPH09202201A
JPH09202201A JP8013744A JP1374496A JPH09202201A JP H09202201 A JPH09202201 A JP H09202201A JP 8013744 A JP8013744 A JP 8013744A JP 1374496 A JP1374496 A JP 1374496A JP H09202201 A JPH09202201 A JP H09202201A
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JP
Japan
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strap
straps
airbag
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body member
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JP8013744A
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Nobuhide Matsudaira
信秀 松平
Hiroto Nishimura
寛仁 西村
Takashi Kikuchi
隆志 菊地
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ストラップ部材の本体部材からの剥離に対し
て充分な耐圧強度を有し、エアバッグ用材料からの裁断
時の歩留りを飛躍的に向上した、簡素な構造で低コスト
のエアバッグを提供する。 【解決手段】 インフレータ用開口10が中央部に穿設
され周縁部に補強部材4、5が接合された円形の車体側
本体部材3と、乗員側本体部材2とを接合して袋状に形
成し、放射状のストラップ7A〜7C、6A〜6Cを有
する一対の車体側ストラップ部材7および乗員側ストラ
ップ部材6をそれぞれその中央部を接合して固定すると
ともに、対応するストラップ同士を連結13し、少なく
とも一方の中央部を該ストラップ部材6のストラップ6
A〜6Cの数の整数倍の角数の略多角形(例えば6角
形)の接合辺14Hにて対応する本体部材2に接合する
とともに、前記各ストラップ6A〜6Cは前記接合辺1
4Hの位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の乗員保
護のためにステアリングハンドルや助手席あるいはその
他に取り付けられ、膨張時の耐圧強度に優れた内部スト
ラップ部材を有し、エアバッグ用材料からの裁断に有利
なエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗員保護のためにステアリングハ
ンドルや助手席あるいはその他にエアバッグを採用する
自動車の比率が高まり、数多くの種類のエアバッグが提
案されてきている。このようなものの一例として図7に
示した特開平5−301553号公報に示されたものが
ある。これを説明すると、図7(A)に示すように、エ
アバッグ21は頂部(乗員側本体部材)22および基部
(車体側本体部材)23からなり、それらの周縁の接合
部としての縫合部により接合されて袋状に構成される。
この袋状のエアバッグ21内には一対のストラップ部材
26、27がそれらのストラップ26A〜D、27A〜
Dの各連結端部33によって連結されて設置されてい
る。また、これらのストラップ部材はそれぞれストラッ
プ部材27がインフレータ用開口30の周縁に配置され
る補強部材24、25とともに車体側本体部材23に円
形の接合部としての縫合部36によって縫合され、スト
ラップ部材26も補強部材28とともに同様に円形の縫
合部によって乗員側本体部材22に縫合される。
【0003】前記ストラップ部材26、27は、エアバ
ッグの膨張初期における図示しないインフレータからの
噴出ガスによる乗員方向への過度の伸張を規制するため
に設置されるもので、これによってエアバッグの膨張初
期における上下および左右方向への膨張の遅れを防止し
て、確実、安全に乗員を保護することができる。このよ
うなストラップ部材を有するエアバッグとして他に、特
開平5−270337号、特開平5−319191号、
特公平6−51459号各公報等に記載されたものがあ
る。図7(C)はストラップ部材26、27を設置する
ためにエアバッグ21を裏返した状態を示すもので、ス
トラップ部材26、27にはそれぞれ4本の帯状のスト
ラップ26A〜D、27A〜Dが形成されており、各ス
トラップ同士がそれぞれ連結端部33にて連結される。
そして、これらのストラップ部材26、27を得るため
に、図7(B)に示すようにエアバッグ用材料35上に
おいてそれらのストラップ部材の裁断形状にて配置し、
できるだけ無駄のないような歩留りにて裁断を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストラ
ップ部材の裁断形状が放射状の帯状ストラップを有する
ため、反物状のエアバッグ用材料から歩留りのよい裁断
をすることは困難で、エアバッグ用材料のロス率は依然
として大きいものであり、従来のいずれの形状の本体部
材やストラップ部材および補強部材を組み合わせてみて
も、飛躍的な歩留りの裁断方法が得られず、依然として
裁断後に廃棄するロス部分が多く、高価なエアバッグ用
材料を無駄にしてコストが嵩んでいた。一方、エアバッ
グの膨張時において互いに分離する乗員側本体部材と車
体側本体部材からの力によって、ストラップ部材の各ス
トラップが該ストラップ部材の中央部における前記円形
の縫合部を剥離しようとするが、このような従来のスト
ラップ部材ではその中央部におけるエアバッグ本体部材
への縫合等による接合部が前述したように円形の縫合部
を形成しているために、ストラップから円形の縫合部に
最初に作用するのは点接触部であって強大な剥離力が作
用してしまう結果、ストラップ部材の本体部材からの剥
離に対して充分な耐圧強度が得られなかった。
【0005】本発明では、以上述べてきたような従来の
内部にストラップ部材を有するエアバッグにおける課題
を解決して、ストラップ部材の本体部材からの剥離に対
して充分な耐圧強度を有し、エアバッグ用材料からのス
トラップ部材等の裁断時の歩留りを飛躍的に向上した、
簡素な構造で低コストのエアバッグを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、イ
ンフレータ用開口が中央部に穿設され該インフレータ用
開口の周縁部に補強部材が接合された円形の車体側本体
部材と、円形の乗員側本体部材とを接合して袋状に形成
したエアバッグであって、前記各車体側本体部材および
乗員側本体部材とに放射状のストラップを有する一対の
車体側ストラップ部材および乗員側ストラップ部材をそ
れぞれその中央部を接合して固定するとともに、これら
のストラップ部材の対応するストラップ同士を連結した
エアバッグにおいて、前記一対のストラップ部材の少な
くとも一方の中央部を該ストラップ部材のストラップの
数の整数倍の角数の略多角形の接合辺にて対応する本体
部材に接合するとともに、前記各ストラップは前記接合
辺の位置に配置されたことを特徴とするもので、これを
課題解決のための手段とするものである。また、本発明
は、前記各ストラップ部材における放射状のストラップ
の互いに隣接せるストラップ間の裁断形状を前記車体側
本体部材および乗員側本体部材の裁断形状とほぼ等しい
曲率の円弧状に形成したことを特徴とするもので、これ
らを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を
示すもので、図1(A)に示すように、エアバッグ1は
乗員側本体部材2および車体側本体部材3からなり、そ
れらの周縁の接合部により接合されて袋状に構成され、
この袋状のエアバッグ1内には互いに120°の角度に
て放射状に延びるストラップ6A、6B、6Cおよび7
A、7B、7Cをそれぞれ有する一対のストラップ部材
6、7が各ストラップ同士が各連結端部13によって連
結されて設置される。また、図1(A)のB、C矢視図
である図1(B)、図1(C)に示されるように、スト
ラップ部材7の中央部がインフレータ用開口10の周縁
に配置される2〜3層の補強部材4、5とともに車体側
本体部材3の略中央部に円形の接合部としての縫合部1
6等により接合される。一方、ストラップ部材6の中央
部が乗員側本体部材2に多角形の縫合部14によって縫
合される。詳しくは、ストラップ部材6の3つのストラ
ップ6A、6B、6Cの数の整数倍の角数の例えば略6
角形の接合辺14Hにて対応する本体部材2に接合する
とともに、前記各ストラップ6A、6B、6Cは前記接
合辺14Hの位置に配置される。
【0008】また、車体側本体部材3の前記インフレー
タ用開口10の両側方にはエアバッグ1からガスを排出
するベント用開口11、12が穿設され、該各ベント用
開口にも補強部材8、9がそれぞれ縫合等により接合さ
れる。前述したような3つの放射状のストラップ6A〜
6C、7A〜7Cを有するストラップ部材6、7を設置
したエアバッグ1は、図3に示すように、各ストラップ
部材6、7における放射状のストラップ6A、6B、6
Cおよび7A、7B、7Cの互いに隣接せるストラップ
間の裁断形状を前記車体側本体部材3および乗員側本体
部材2の裁断形状とほぼ等しい曲率Sの円弧状に形成さ
れる。なお、図3における8、9はベント用開口のため
の補強部材の裁断位置を示している。
【0009】以上の構成によって、ストラップ部材6、
7を含め補強部材4、5および8、9等の部材片をエア
バッグ用材料15から裁断するには、エアバッグ用材料
15に千鳥状に所定間隔を置いて配置された車体側本体
部材3と乗員側本体部材2との間に過不足なく前記各補
強部材4、5、8、9および各ストラップ部材6、7を
配置した形態にて裁断することを可能にし、きわめて歩
留り良くこれらの部材片を裁断することができる。特
に、車体側本体部材3と乗員側本体部材2との間に配置
されたストラップ部材6や7については、それらの互い
に隣接せるストラップ間の形状が前記車体側本体部材3
および乗員側本体部材2の裁断形状とほぼ等しい曲率S
の円弧状に形成されており、それらの構造が簡素である
とともに、車体側本体部材3と乗員側本体部材2との間
には全く隙間が存在せず、無駄を生じる余地がない。こ
のように、エアバッグ用材料からの裁断時の歩留りを飛
躍的に向上させて、簡素な構造で低コストのエアバッグ
が提供される。
【0010】また、前記ストラップ部材6、7は、エア
バッグ1の膨張初期において、インフレータ用開口10
から挿入設置されるインフレータからの噴出ガスによる
乗員方向への過度の伸張を規制し、これによってエアバ
ッグ1の膨張初期における上下(鉛直)および左右方向
への膨張の遅れを防止して、確実、安全に乗員を保護す
ることができる。しかも、少なくとも前記ストラップ部
材6の中央部が乗員側本体部材2に、例えばストラップ
部材6の3つのストラップ6A、6B、6Cの数の整数
倍の略6角形の接合辺14Hにて接合されるとともに、
前記各ストラップ6A、6B、6Cは前記接合辺14H
の位置に配置されているので、エアバッグ1の膨張時に
おいて互いに分離する乗員側本体部材2と車体側本体部
材3からの力によって、ストラップ部材6の各ストラッ
プ6A、6B、6Cが該ストラップ部材6の中央部にお
ける前記略6角形の接合辺14Hの縫合部を剥離しよう
としても、各ストラップ6A、6B、6Cからの剥離力
は前記接合辺14Hの辺全部によって負担するので、ス
トラップから円形の縫合部に点接触にて最初に作用して
強大な剥離力が作用する従来のものに比較して、耐圧強
度が格段に向上するものとなった。
【0011】図2は本発明の第2の実施の形態を示すも
ので、前記第1の実施の形態のものは乗員側のストラッ
プ部材6が中央部における前記略6角形の接合辺14H
の縫合部にて接合されていたのに対して、本第2の実施
の形態では、車体側本体部材3とストラップ部材7がそ
の中央部における略6角形の接合辺16Hの縫合部16
にてインフレータ用開口の補強部材4、5とともに接合
されて構成されたものである。前記ストラップ部材7の
各ストラップ7A、7B、7Cは前記略6角形の接合辺
14Hの位置に配置されていることは言うまでもない。
インフレータ用開口の補強部材4、5は円形でもよい
し、略6角形の縫合部16に合わせて略6角形としても
よい。本実施の形態では、乗員側における本体部材2と
ストラップ部材6とは円形の縫合部14によって接合さ
れている。これによって、車体側において前記第1の実
施の形態と同様に、耐圧強度が格段に向上するものとな
った。
【0012】なお、前記第1および第2の実施の形態の
ものは、乗員側および車体側の少なくともいずれか一方
のストラップ部材の中央部が対応する本体部材に対して
略6角形の縫合部にて接合されているが、乗員側と車体
側の双方において各ストラップ部材の中央部がストラッ
プ部材のストラップの数の整数倍の角数の略多角形の接
合辺にて対応する本体部材に接合するとともに、前記各
ストラップは前記接合辺の位置に配置させて構成しても
よく、これによって、乗員側および車体側の双方におい
てストラップ部材の本体部材からの剥離に対する耐圧強
度をさらに向上させることができる。
【0013】図4は本発明の第3の実施の形態を示すも
ので、前述した各実施の形態のもののストラップ部材に
おける放射状のストラップが3本配置されたものであっ
たのに対して、本第3の実施の形態では、ストラップ部
材の放射状のストラップが互いに直交する4本のストラ
ップを有することである。乗員側において、ストラップ
部材6はその中央部が、互いに直交する4つのストラッ
プ6A、6B、6C、6Dの数の整数倍の角数の例えば
略8角形の接合辺14Hにて対応する乗員側本体部材2
に接合されるとともに、前記各ストラップ6A、6B、
6C、6Dは前記接合辺14Hの位置に配置される。ま
た、車体側において、互いに直交する4つのストラップ
6A、6B、6C、6Dを有するストラップ部材7はそ
の中央部が円形の縫合部16によって乗員側本体部材2
に接合される。インフレータ用開口10の両側方にはエ
アバッグ1からガスを排出するベント用開口11、12
が穿設され、該各ベント用開口にも補強部材8、9がそ
れぞれ縫合等により接合される。
【0014】前述したような4つの放射状のストラップ
6A〜6D、7A〜7Dを有するストラップ部材6、
7、乗員側本体部材2および車体側本体部材3を設置し
たエアバッグ1は、図5に示すように、各ストラップ部
材6(ストラップ部材6は分割片6−1、6−2から形
成される。)、7における放射状のストラップ6A、6
B、6C、6Dおよび7A、7B、7C,7Dの互いに
隣接せるストラップ間の裁断形状を前記車体側本体部材
3および乗員側本体部材2の裁断形状とほぼ等しい曲率
S’の円弧状に形成された裁断形状にてエアバッグ用材
料から裁断され、車体側本体部材3と乗員側本体部材2
および各ストラップ部材6、7との間に過不足なく前記
各部材を配置した形態にて裁断することを可能にし、き
わめて歩留り良くこれらの部材片を裁断することができ
る。なお、インフレータ用開口、ベント用開口のための
補強部材は別途のエアバッグ用材料から裁断される。な
お、図示はしないが、ストラップ部材7をその中央部
が、互いに直交する4つのストラップ7A、7B、7
C、7Dの数の整数倍の角数の例えば略8角形の接合辺
にて対応する車体側本体部材3に接合するように構成し
てもよいし、乗員側および車体側の双方にて互いに直交
する4つのストラップ7A、7B、7C、7Dを有する
ストラップ部材の中央部を対応する本体部材に略8角形
の接合辺にて接合するように構成することができる。
【0015】以上の構成によって、本実施の形態では、
4本の放射状のストラップの互いに隣接せるストラップ
間の裁断形状を前記車体側本体部材3および乗員側本体
部材2の裁断形状とほぼ等しい曲率S’の円弧状に形成
された裁断形状にてエアバッグ用材料から裁断され、車
体側本体部材3と乗員側本体部材2および各ストラップ
部材6、7との間に過不足なく前記各部材を配置した形
態にて裁断して、きわめて歩留り良くこれらの部材片を
裁断することができるとともに、4本のストラップを放
射状に配置したストラップ部材の設置により、エアバッ
グ1の膨張時において互いに分離する乗員側本体部材2
と車体側本体部材3からの力によって、ストラップ部材
6の各ストラップ6A、6B、6C、6Dが該ストラッ
プ部材6の中央部における前記略8角形の接合辺14H
の縫合部を剥離しようとしても、4本のストラップにて
負担分割されてさらに小さくなったストラップからの剥
離力は前記接合辺14Hの辺全部によって負担され、さ
らに耐圧強度が格段に向上することとなった。
【0016】表1は、本発明による実施例と従来の比較
例とを比較した膨張シュミレータによる耐圧強度試験デ
ータであり、Aは従来の比較例で、乗員側、車体側とも
にストラップ部材が円形の縫合部により接合されたも
の、Bは図1に相当する第1実施例、Cは図2に相当す
る第2実施例である。A〜Cはともに同じエアバッグ用
材料を用いて形成し、実用的な膨張圧力をエアバッグ内
に加えることにより、表のような破断時間およびその時
の耐圧強度を得た。これによると、実施例B、Cのもの
は比較例Aのものに比較して、破断時間は殆ど変化がな
いものの、耐圧強度が大幅に向上したことが判る。した
がって、耐圧強度が大幅に向上したストラップ部材の存
在によって、膨張初期におけるインフレータからの過大
で急激な噴出ガスによるエアバッグの乗員方向への過度
の伸張を規制し、エアバッグの上下および左右方向への
膨張の遅れを確実に防止して、確実、安全に乗員を保護
することができる。
【0017】以上、本発明の実施の形態に係るエアバッ
グについて詳述したが、該エアバッグが使用されるエア
バッグ装置はステアリングハンドルや助手席のみなら
ず、ドアや後部座席その他に配置されるエアバッグ装置
にも採用されるものであり、本発明の趣旨の範囲内で、
エアバッグ即ちエアバッグ用材料の幅や材質、エアバッ
グ本体部材の形状、乗員側本体部材と車体側本体部材と
の接合形態(縫製、融着、接着等)、補強部材の枚数、
形状、一対のストラップ部材間での連結形態(多角形縫
合部の接合辺とストラップ部材のストラップ同士の連結
端部とが平行であっても、その他の適宜の配置関係であ
ってもよい。)、補強部材のエアバッグ本体部材との接
合関連構成、インフレータ用開口や取付孔あるいはベン
ト用開口の配置、また、それらの組合せ構造は適宜採用
できることは言うまでもないことである。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくともストラップ部材の中央部が乗員側本体
部材に、ストラップ部材のストラップの数の整数倍の略
多角形の接合辺にて接合されるとともに、前記各ストラ
ップは前記接合辺の位置に配置されているので、エアバ
ッグの膨張時において互いに分離する乗員側本体部材と
車体側本体部材からの力によって、ストラップ部材の各
ストラップが該ストラップ部材の中央部における前記略
多角形の接合辺の縫合部を剥離しようとしても、各スト
ラップからの剥離力は前記接合辺の辺全部によって負担
するので、接合辺における内部応力が低減し、ストラッ
プから円形の縫合部に点接触にて最初に作用して強大な
剥離力が作用する従来のものに比較して、耐圧強度が格
段に向上するものとなった。また、4本のストラップを
放射状に配置したストラップ部材を設置すれば、エアバ
ッグの膨張時において互いに分離する乗員側本体部材と
車体側本体部材からの力によって、ストラップ部材の各
ストラップが該ストラップ部材の中央部における略8角
形の接合辺の縫合部を剥離しようとしても、4本のスト
ラップにて負担分割されてさらに小さくなったストラッ
プからの剥離力は前記接合辺の辺全部によって負担さ
れ、さらに耐圧強度が格段に向上する。このように、耐
圧強度が大幅に向上したストラップ部材の存在によっ
て、膨張初期におけるインフレータからの過大で急激な
噴出ガスによるエアバッグの乗員方向への過度の伸張を
規制し、エアバッグの上下および左右方向への膨張の遅
れを確実に防止して、確実、安全に乗員を保護すること
ができる。
【0019】しかも、各ストラップ部材における放射状
のストラップの互いに隣接せるストラップ間の裁断形状
を車体側本体部材および乗員側本体部材の裁断形状とほ
ぼ等しい曲率の円弧状に形成したので、ストラップ部材
を含め補強部材等の部材片をエアバッグ用材料から裁断
するには、エアバッグ用材料に所定間隔を置いて配置さ
れた車体側本体部材と乗員側本体部材との間に過不足な
く各補強部材および各ストラップ部材を配置した形態に
て裁断して、きわめて歩留り良くこれらの部材片を裁断
することができる。特に、車体側本体部材と乗員側本体
部材との間に配置されたストラップ部材については、そ
れらの互いに隣接せるストラップ間の形状が前記車体側
本体部材および乗員側本体部材の裁断形状とほぼ等しい
曲率の円弧状に形成されており、それらの構造が簡素で
あるとともに、車体側本体部材と乗員側本体部材との間
には全く隙間が存在せず、無駄を生じる余地がない。こ
のように本発明によれば、エアバッグ用材料からの裁断
時の歩留りを飛躍的に向上させて、簡素な構造で低コス
トのエアバッグが提供されるものである。さらに、補強
部材等を別途裁断して、エアバッグ用材料に所定間隔を
置いて並列配置された車体側本体部材と乗員側本体部材
との間に過不足なく互いに直交する4本のストラップを
有するストラップ部材を配置した形態にて裁断するなら
ば、全く無駄になる部分を生じることがない。かくし
て、安全を重視してやや高価で丈夫なエアバッグ用材料
を使用してもコスト的に低廉なエアバッグが得られるこ
とになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図3】本発明の第1、第2の実施の形態のエアバッグ
の裁断方法を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のエアバッグの裁断
方法を示す図である。
【図6】本発明の実施例のエアバッグと従来の比較例の
エアバッグとを比較した膨張シュミレータによる耐圧強
度試験データを示す表である。
【図7】従来のエアバッグを示す図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ 2 乗員側本体部材 3 車体側本体部材 4、5 インフレータ用開口補強部材 6 ストラップ部材 6A ストラップ 6B ストラップ 6C ストラップ 6D ストラップ 7 ストラップ部材 7A ストラップ 7B ストラップ 7C ストラップ 7D ストラップ 8 ベント用開口補強部材 9 ベント用開口補強部材 10 インフレータ用開口 11 ベント用開口 12 ベント用開口 13 連結端部 14 縫合部(接合部) 14H 接合辺 15 エアバッグ用材料 16 縫合部(接合部) 16H 接合辺 S 曲率 S’ 曲率
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図6は、本発明による実施例と従来の比較
例とを比較した膨張シュミレータによる耐圧強度試験デ
ータであり、Aは従来の比較例で、乗員側、車体側とも
にストラップ部材が円形の縫合部により接合されたも
の、Bは図1に相当する第1実施例、Cは図2に相当す
る第2実施例である。A〜Cはともに同じエアバッグ用
材料を用いて形成し、実用的な膨張圧力をエアバッグ内
に加えることにより、図6のような破断時間およびその
時の耐圧強度を得た。これによると、実施例B、Cのも
のは比較例Aのものに比較して、破断時間は殆ど変化が
ないものの、耐圧強度が大幅に向上したことが判る。し
たがって、耐圧強度が大幅に向上したストラップ部材の
存在によって、膨張初期におけるインフレータからの過
大で急激な噴出ガスによるエアバッグの乗員方向への過
度の伸張を規制し、エアバッグの上下および左右方向へ
の膨張の遅れを確実に防止して、確実、安全に乗員を保
護することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図3】本発明の第1、第2の実施の形態のエアバッグ
の裁断方法を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態によるエアバッグの
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のエアバッグの裁断
方法を示す図である。
【図6】本発明の実施例のエアバッグと従来の比較例の
エアバッグとを比較した膨張シュミレータによる耐圧強
度試験データを示すである。
【図7】従来のエアバッグを示す図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレータ用開口が中央部に穿設され
    該インフレータ用開口の周縁部に補強部材が接合された
    円形の車体側本体部材と、円形の乗員側本体部材とを接
    合して袋状に形成したエアバッグであって、前記各車体
    側本体部材および乗員側本体部材とに放射状のストラッ
    プを有する一対の車体側ストラップ部材および乗員側ス
    トラップ部材をそれぞれその中央部を接合して固定する
    とともに、これらのストラップ部材の対応するストラッ
    プ同士を連結したエアバッグにおいて、前記一対のスト
    ラップ部材の少なくとも一方の中央部を該ストラップ部
    材のストラップの数の整数倍の角数の略多角形の接合辺
    にて対応する本体部材に接合するとともに、前記各スト
    ラップは前記接合辺の位置に配置されたことを特徴とす
    るエアバッグ。
  2. 【請求項2】 前記各ストラップ部材における放射状の
    ストラップの互いに隣接せるストラップ間の裁断形状を
    前記車体側本体部材および乗員側本体部材の裁断形状と
    ほぼ等しい曲率の円弧状に形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のエアバッグ。
JP8013744A 1996-01-30 1996-01-30 エアバッグ Pending JPH09202201A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009013932A1 (ja) * 2007-07-26 2009-01-29 Takata Corporation エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2019055696A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置

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