JPH09202313A - キャリアテープ用トップテープおよびその製造方法 - Google Patents

キャリアテープ用トップテープおよびその製造方法

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JPH09202313A
JPH09202313A JP1052996A JP1052996A JPH09202313A JP H09202313 A JPH09202313 A JP H09202313A JP 1052996 A JP1052996 A JP 1052996A JP 1052996 A JP1052996 A JP 1052996A JP H09202313 A JPH09202313 A JP H09202313A
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JP
Japan
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tape
top tape
layer
film
carrier tape
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JP1052996A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Miyauchi
勉 宮内
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャリアテープからトップテープを高速で剥
離する際に、切れやデラミネーションを生じないトップ
テープを提供する。 【解決手段】 本発明のキャリアテープ用トップテープ
1は、凹部に物品を収納するキャリアテープ7の上面を
覆いヒートシールするためのトップテープ1であって、
該トップテープ1はシーラント層6、第1のベース層2
a、中間層3および第2のベース層2bからなり、第1
のベース層2aにしわを形成してなる。さらに、その製
造方法は、第1のベース層2a上に第1の中間層3a、
第2のベース層2b上に第2の中間層3bを形成し、第
1と第2の中間層の面3a、3b同士で重ね合わせて熱
溶着した後、第1のベース層2a上にシーラント層6を
設け、乾燥させることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子部品、精
密部品などの表面実装部品を、エンボス部内に収納して
搬送するキャリアテープの蓋として用いられるキャリア
テープ用トップテープおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面実装部品を搬送するには、こ
れをキャリアテープのエンボス部に収納した後、トップ
テープでヒートシールし、リールに巻いて搬送してい
る。表面実装部品を使用するときは、リールからキャリ
アテープを巻きもどし、トップテープを剥離してこれを
取り出している。図3(a)、(b)、(c)に示すよ
うに、従来のトップテープ11は、9〜50μmの2軸
延伸ポリエステルフィルムを基材層12とし、この上
に、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合樹
脂またはエチレン−酢酸−ビニル共重合樹脂などのシー
リング剤からなる厚さ1〜60μmのヒートシール性シ
ーラント層13を、フィルム積層法かコーティング法な
どにより形成したものである。部品を搬送する際には、
キャリアテープ14のエンボス部15に部品を収納した
後、トップテープ11でヒートシールして蓋をする。
【0003】このようなトップテープ11をキャリアテ
ープ14から剥す際の剥離メカニズムには、界面剥離、
凝集剥離、層間剥離の差はあるが、いずれもヒートシー
ルした部分を剥すものである。図3(a)はシーラント
層13とキャリアテープ14とが離れる界面剥離の場
合、(b)はシーラント層13が二つに裂ける凝集剥離
の場合、(c)は基材層12がシーラント層13より剥
れる層間剥離の場合を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、トップテープ
は、トップテープを構成する基材層とシーラント層との
層間剥離(以下、デラミネーションという)を防ぐため
に、主に、基材層の表面にアンカーコート剤を選択使用
して、層間の密着強度を増す方法がとられていた。しか
し、密着強度を上げ過ぎるとトップテープを剥す際に、
トップテープが切れ易くなるという不都合があった。図
4の(a)にトップテープのデラミネーションの例、
(b)に切れの例を示した。トップテープをキャリアテ
ープから剥す際に必要な剥離力は、シーリング剤の種類
によるだけでなく、温度、圧力、時間及び面積などのヒ
ートシール条件に左右される。必要とする剥離力が大き
過ぎるとトップテープが切れたり、デラミネーションを
起こし易くなる。さらに、近年、表面実装の高速化に伴
い、トップテープの剥離スピードを増す傾向にあり、ト
ップテープの切れやデラミネーションがあらためて大き
な問題となってきた。本発明者は、かかる問題を解決す
るため、先に、実開平6−6256号公報において、ト
ップテープのフィルム構成を提案したが、本発明はさら
にこれを改善するものである。本発明の目的は、キャリ
アテープからトップテープを高速で剥離する際に、切れ
やデラミネーションを生じないキャリアテープ用トップ
テープおよびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のキャリアテープ
用トップテープは、凹部に物品を収納するキャリアテー
プの上面を覆いヒートシールするためのトップテープで
あって、該トップテープはシーラント層、第1のベース
層、中間層および第2のベース層からなり、第1のベー
ス層にしわを形成したことを特徴とする。さらに、本発
明のキャリアテープ用トップテープの製造方法は、第1
のベース層上に第1の中間層、第2のベース層上に第2
の中間層を形成し、第1と第2の中間層の面同士で重ね
合わせて熱溶着した後、第1のベース層上にシーラント
層を設け、乾燥させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図を用いてさらに詳細に説
明する。図1は、キャリアテープを本発明のトップテー
プでヒートシールした一実施態様を示す。(a)は平面
図、(b)は(a)のX−X矢視線に沿う部分拡大縦断
面図である。本発明のトップテープ1は、ベースフィル
ム2a(第1のベース層)と2b(第2のベース層)と
の間に、中間層3aと中間層3bとからなる中間層3を
サンドイッチしたものを基材フィルム4とし、これに、
ベースフィルム2b側に導電層5、ベースフィルム2a
側にシーラント層6を設けたものであり、ベースフィル
ム2aにはしわ9が形成されている。そしてトップテー
プ1は、キャリアテープ7にヒートシールされ、ヒート
シール部分10で接着している。なお、8はキャリアテ
ープ7のエンボス部である。
【0007】次に、トップテープ1の製造方法を一実施
態様にもとづき説明する。先ず、ベースフィルム2a上
に中間層3aを設けたフィルムを製造し、さらに、ベー
スフィルム2b上に中間層3bを設けたフィルムを製造
して、このフィルムと先に製造したフィルムとを中間層
3a、3bの面で重ね合わせて熱溶着し、基材フィルム
4を得る。なお、中間層3bと3aの厚みの比は、1:
1〜2とし、3aを3bより厚くする方が、ベースフィ
ルム2aのみに、しわ9が発生するので好ましい。この
ようにして製造した基材フィルム4のベースフィルム2
b側表面に導電層5を、2a側表面にシーラント層6を
塗工する。塗工されたシーラント層6の乾燥は、基材フ
ィルム4のベースフィルム2a側の面を、乾燥熱板また
はブロアーの熱風吹き出し側に向けて行い、120〜1
80℃、8〜20秒の通常条件で行う。導電層5の乾燥
も通常条件の温度で行う。このように、シーラント層6
側の乾燥温度を前記通常条件で行うと、中間層3aとベ
ースフィルム2aとの収縮率の違いにより、ベースフィ
ルム2aに凹凸が生じ、フィルムの流れ方向に連続的に
しわ9が発生する。このベースフィルム2aにしわを設
けたことによって、ベースフィルム2aと中間層3aと
の間の密着強度が上がり、ベースフィルム2bと中間層
3bとの密着強度を1とすると、ベースフィルム2aと
中間層3aとの密着強度は1.4倍以上となり密着強度
を増すことができる。また、個々のしわの幅としては3
〜20μmの範囲が好ましい。
【0008】図2にしわ9の形態の例を示す。シーラン
ト層6側の乾燥温度を高くして基材フィルム4にしわ9
を入れるとき、基材フィルム4の流れ方向に張力をかけ
ると流れ方向にしわ9が入り((a)、(c)参照)、
幅方向に張力をかけると幅方向にしわ9が入る((b)
参照)。キャリアテープ7からトップテープ1を剥離す
るとき剥離の際の抵抗が小さく、かつ流れ方向にしわを
入れる(a)の態様が好ましい。また、しわの凹凸の高
さとしては、3〜20μmの範囲にあると、トップテー
プの強度の点で好ましい。
【0009】なお、ベースフィルム2aと2bの材質と
しては種々あるが、トップテープの使用条件から2軸延
伸ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリフェ
ニレンサルファイドフィルム、未延伸のポリイミドフィ
ルム、ポリエーテルイミドフィルムなどが挙げられる。
また、ベースフィルム2aと2bの各材質の選択及びそ
の組み合わせは、基本的に同一材質で同一厚みのものが
好ましいが、基材フィルム4の製造時において、収縮率
の差異によるそりなどの現象が発生しなければ、異なる
材質または異なる厚みのものを用いてもよい。ただし、
ベースフィルム2aと2bの厚みは、その剛性にもよる
がおおむね6〜25μmが好ましい。中間層3aと3b
の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレンあるい
は、それらを変性させたポリオレフィンがベースフィル
ムとの収縮率の差が大きいので、しわの発生に都合よ
く、その厚みはおおむね10〜60μmの範囲が好まし
く、より好ましくは30〜50μmである。
【0010】キャリアテープからトップテープを高速で
瞬間的に剥離する際、トップテープの第1のベース層
(ベースフィルム2a)に、トップテープの流れ方向に
沿って連続的にしわを形成し、界面面積を増したことに
よって層間の接着強度を増し、剥離の際のトップテープ
の切れを防止し、しわを設けて界面を変形させたことに
よって、剥離の力を様々な方向に分散させ、トップテー
プのデラミネーションを防止できる。
【0011】
【実施例】先ず、ベースフィルムとして、厚さ9μmの
2軸延伸ポリエステルフィルム(商品名エンブレット、
ユニチカ製)を用意し、これに、押出成形して製造され
た厚さ20μmの高密度ポリエチレン(商品名ショウレ
ックス、昭和電工製)を中間層として貼り合わせたフィ
ルムを製造する。さらに、同じフィルムを製造しなが
ら、このフィルムと先に製造したフィルムとを熱溶着に
よりポリエチレンの中間層の面同士で貼り合わせ、基材
フィルムを製造した。この基材フィルムの片面に、変性
エーテル型ポリエステル樹脂を主成分とするシーラント
層を塗工し、ブロアーを用いて乾燥した。このときの乾
燥条件は、160℃、12秒とし、ブロアーの熱風を、
シーラント層を設けたベースフィルム面側に直接当て、
シーラント層の乾燥と同時にしわを生じさせた。これと
反対側のベースフィルム面上には、帯電防止のため導電
層として、ウレタン系樹脂バインダーを含む酸化錫塗料
を塗工した。この面側にはしわがはいらないように、乾
燥条件120℃、6秒で、ブロアーを用いて乾燥した。
本発明のしわを設けたトップテープと、従来の方法によ
り製造したしわのないトップテープを、塩化ビニル樹脂
製キャリアテープに、圧力2kg/cm2 、温度140
℃、時間1秒のヒートシール条件で、ヒートシールし、
剥離速度を変えてトップテープの切れおよびデラミネー
ション発生の有無を比較した。その結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1に認められるように、本発明のしわを
設けたトップテープとしわのない従来のトップテープと
は、明らかに差が認められ、キャリアテープからの剥離
速度をしだいに増していくと、従来品には剥離速度10
m/secで、切れやデラミネーションが認められた
が、本発明のトップテープは剥離速度が16m/sec
になっても切れやデラミネーションは発生しなかった。
しわを設けることによつて、トップテープとキャリアテ
ープとの剥離強度およびトップテープの曇度(ヘイズ)
が懸念されたが、剥離強度で最大8%の低下、曇度で最
大3.5%の上昇で済み、これは充分に必要な品質レベ
ルに達しており、しわのないトップテープとほぼ同等の
品質を有している。なお、剥離強度は、200mm/m
in.のスピードで剥離したときの実測値で、320〜
350g/10mmであった。なお、本実施例において
は、トップテープを導電層、ベースフィルム、中間層、
ベースフィルム及びシーラント層からなる層で構成した
が、本発明のトップテープは何等この構成に限定されな
い。
【0014】
【発明の効果】本発明のトップテープを採用することに
よって、キャリアテープから高速でトップテープを剥し
た場合においても、トップテープの切れやデラミネーシ
ョンの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトップテープの一実施態様を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)のX−X矢視線に沿う
縦断面図である。
【図2】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明のト
ップテープのしわの形態を示す平面図である。
【図3】キャリアテープからトップテープを剥すときの
剥離メカニズムを示し、(a)は界面剥離、(b)は凝
集剥離、(c)は層間剥離を示す説明図である。
【図4】キャリアテープからトップテープを剥す際の、
(a)はトップテープのデラミネーション、(b)は切
れを示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・トップテープ、 2a、2b・・・・・・ベースフィルム、 3、3a、3b・・中間層、 4・・・・・・・・・・・・・・基材フィルム、 5・・・・・・・・・・・・・・導電層、 6・・・・・・・・・・・・・・シーラント層、 7・・・・・・・・・・・・・・キャリアテープ、 8・・・・・・・・・・・・・・エンボス部、 9・・・・・・・・・・・・・・しわ、 10・・・・・・・・・・・・・・ヒートシール部分、 11・・・・・・・・・・・・・・トップテープ、 12・・・・・・・・・・・・・・基材層、 13・・・・・・・・・・・・・・シーラント層、 14・・・・・・・・・・・・・・キャリアテープ、 15・・・・・・・・・・・・・・エンボス部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部に物品を収納するキャリアテープの
    上面を覆いヒートシールするためのトップテープであっ
    て、該トップテープはシーラント層、第1のベース層、
    中間層および第2のベース層からなり、第1のベース層
    にしわを形成したことを特徴とするキャリアテープ用ト
    ップテープ。
  2. 【請求項2】 第1のベース層上に第1の中間層、第2
    のベース層上に第2の中間層を形成し、第1と第2の中
    間層の面同士で重ね合わせて熱溶着した後、第1のベー
    ス層上にシーラント層を設け、乾燥させることを特徴と
    するキャリアテープ用トップテープの製造方法。
JP1052996A 1996-01-25 1996-01-25 キャリアテープ用トップテープおよびその製造方法 Pending JPH09202313A (ja)

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