JPH09202355A - 滅菌用ブリスター包装用台紙およびブリスター包装体 - Google Patents
滅菌用ブリスター包装用台紙およびブリスター包装体Info
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- JPH09202355A JPH09202355A JP893596A JP893596A JPH09202355A JP H09202355 A JPH09202355 A JP H09202355A JP 893596 A JP893596 A JP 893596A JP 893596 A JP893596 A JP 893596A JP H09202355 A JPH09202355 A JP H09202355A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】気体透過性を有し、開封時に紙粉等が発生せ
ず、かつ、開封時の痕跡が残る滅菌用ブリスター包装用
台紙と該台紙を用いたブリスター包装体の提供。 【解決手段】薄紙と積層フィルムを貼り合わせた複合シ
ートからなるブリスター包装用台紙であって、積層フィ
ルムは、被シール体であるブリスターにヒートシール層
を一方の表面層として有し、該シール層とブリスターと
のヒートシール強度よりも弱い強度で分離する易分離部
を含んでなり、複合シートの薄紙以外の各層には、多数
の貫通孔が穿設されている。
ず、かつ、開封時の痕跡が残る滅菌用ブリスター包装用
台紙と該台紙を用いたブリスター包装体の提供。 【解決手段】薄紙と積層フィルムを貼り合わせた複合シ
ートからなるブリスター包装用台紙であって、積層フィ
ルムは、被シール体であるブリスターにヒートシール層
を一方の表面層として有し、該シール層とブリスターと
のヒートシール強度よりも弱い強度で分離する易分離部
を含んでなり、複合シートの薄紙以外の各層には、多数
の貫通孔が穿設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射器等の医療器
具の包装に適した滅菌用ブリスター包装体の台紙に関
し、特に、ヒートシールにより熱融着された台紙の開封
を容易にし、かつ、開封部に開封の痕跡を残すようにし
た滅菌用ブリスター包装用台紙と該ブリスター包装用台
紙を用いてブリスター包装した滅菌用ブリスター包装体
に関する。
具の包装に適した滅菌用ブリスター包装体の台紙に関
し、特に、ヒートシールにより熱融着された台紙の開封
を容易にし、かつ、開封部に開封の痕跡を残すようにし
た滅菌用ブリスター包装用台紙と該ブリスター包装用台
紙を用いてブリスター包装した滅菌用ブリスター包装体
に関する。
【0002】
【従来の技術】注射器、手術用手袋等の医療器具の包装
にブリスター包装を応用する試みがなされている。これ
は、プラスチックシートを成形して収納部を形成したブ
リスターと、このブリスターの収納部を封止するブリス
ター台紙をブリスターの周縁で熱融着し、注射器等の収
容物を封入し、その後エチレンオキサイドガス(EO
G)滅菌、γ線滅菌等を行って、包装体毎収容物を滅菌
処理するものである。医療器具包装用の台紙として必要
な特性に、不正開封を防止し安全性を保証する観点から
開封した際に開封部に開封の痕跡が残ること、EOG滅
菌等の滅菌作業を行う必要から気体透過性を有するこ
と、開封時に紙粉の発生や紙繊維の脱落がなく、かつ、
器具を使わずに容易に開封可能な所謂イージーピール性
を有すること等がある。
にブリスター包装を応用する試みがなされている。これ
は、プラスチックシートを成形して収納部を形成したブ
リスターと、このブリスターの収納部を封止するブリス
ター台紙をブリスターの周縁で熱融着し、注射器等の収
容物を封入し、その後エチレンオキサイドガス(EO
G)滅菌、γ線滅菌等を行って、包装体毎収容物を滅菌
処理するものである。医療器具包装用の台紙として必要
な特性に、不正開封を防止し安全性を保証する観点から
開封した際に開封部に開封の痕跡が残ること、EOG滅
菌等の滅菌作業を行う必要から気体透過性を有するこ
と、開封時に紙粉の発生や紙繊維の脱落がなく、かつ、
器具を使わずに容易に開封可能な所謂イージーピール性
を有すること等がある。
【0003】そして、この滅菌可能な台紙は、滅菌適性
を有する滅菌紙に目止め剤やヒートシールラッカーをコ
ーティングしたものや、滅菌紙にポリエチレン樹脂やポ
リプロピレン樹脂の繊維を混抄してヒートシール性を持
たせたものや、高密度ポリエチレン繊維から作られたシ
ート状の不織布等であった。しかし目止め剤やヒートシ
ールラッカーをコーティングした台紙は、医療器具包装
用のブリスター台紙の要求品質である気体透過性と開封
の痕跡、イージーピール性の両立が困難であり、また、
ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂の繊維を混抄し
たものや高密度ポリエチレン繊維から作られたシート状
の不織布等は、開封時の痕跡が残り難い、コスト高であ
る、ブリスターの材質に制約をうける等の問題がある。
を有する滅菌紙に目止め剤やヒートシールラッカーをコ
ーティングしたものや、滅菌紙にポリエチレン樹脂やポ
リプロピレン樹脂の繊維を混抄してヒートシール性を持
たせたものや、高密度ポリエチレン繊維から作られたシ
ート状の不織布等であった。しかし目止め剤やヒートシ
ールラッカーをコーティングした台紙は、医療器具包装
用のブリスター台紙の要求品質である気体透過性と開封
の痕跡、イージーピール性の両立が困難であり、また、
ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂の繊維を混抄し
たものや高密度ポリエチレン繊維から作られたシート状
の不織布等は、開封時の痕跡が残り難い、コスト高であ
る、ブリスターの材質に制約をうける等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄紙とプラ
スチックフィルムから成る滅菌用ブリスター包装用台紙
に関する上記のような問題点を除去するためになされた
もので、気体透過性を有し、開封時に紙粉等が発生せ
ず、かつ、開封時の痕跡が残る滅菌用ブリスター包装用
台紙および該ブリスター包装用台紙を用いてブリスター
包装したブリスター包装体を提供することを課題とす
る。
スチックフィルムから成る滅菌用ブリスター包装用台紙
に関する上記のような問題点を除去するためになされた
もので、気体透過性を有し、開封時に紙粉等が発生せ
ず、かつ、開封時の痕跡が残る滅菌用ブリスター包装用
台紙および該ブリスター包装用台紙を用いてブリスター
包装したブリスター包装体を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
薄紙と積層フィルムとを貼り合わせた複合シートからな
るブリスター包装用台紙であって、前記積層フィルム
は、被シール体であるブリスターにヒートシールするシ
ール層を一方の表面層として有し、該シール層とブリス
ターとのヒートシール強度よりも弱い強度で分離する易
分離部を含んでなり、複合シートの前記薄紙以外の各層
には、多数の貫通孔が穿設されていることを特徴とす
る、滅菌用ブリスター包装用台紙である。
薄紙と積層フィルムとを貼り合わせた複合シートからな
るブリスター包装用台紙であって、前記積層フィルム
は、被シール体であるブリスターにヒートシールするシ
ール層を一方の表面層として有し、該シール層とブリス
ターとのヒートシール強度よりも弱い強度で分離する易
分離部を含んでなり、複合シートの前記薄紙以外の各層
には、多数の貫通孔が穿設されていることを特徴とす
る、滅菌用ブリスター包装用台紙である。
【0006】また第2の発明は、前記複合シートの透気
度が1000秒以下(JIS P8117による)であ
ることを特徴とする滅菌用ブリスター包装用台紙であ
る。
度が1000秒以下(JIS P8117による)であ
ることを特徴とする滅菌用ブリスター包装用台紙であ
る。
【0007】また第3の発明は、前記積層フィルムのシ
ール層と非シール層の層間剥離強度ないしは非シール層
の凝集破壊強度が100〜2000g/15mm幅(J
ISZ1707による)であることを特徴とする滅菌用
ブリスター包装用台紙である。
ール層と非シール層の層間剥離強度ないしは非シール層
の凝集破壊強度が100〜2000g/15mm幅(J
ISZ1707による)であることを特徴とする滅菌用
ブリスター包装用台紙である。
【0008】また第4の発明は、前記薄紙以外の各層に
穿設される貫通孔は、直径が100〜1500μmであ
るか、あるいは密度が50〜200個/cm2 設けられ
ていることを特徴とする滅菌用ブリスター包装用台紙で
ある。
穿設される貫通孔は、直径が100〜1500μmであ
るか、あるいは密度が50〜200個/cm2 設けられ
ていることを特徴とする滅菌用ブリスター包装用台紙で
ある。
【0009】また第5の発明は、前記貫通孔は、レーザ
ー光の照射による溶融孔であることを特徴とする滅菌用
ブリスター包装用台紙である。
ー光の照射による溶融孔であることを特徴とする滅菌用
ブリスター包装用台紙である。
【0010】また第6の発明は、第1の発明ないし第5
の発明の滅菌用ブリスター包装用台紙を用いてブリスタ
ー包装したことを特徴とする滅菌用ブリスター包装体で
ある。
の発明の滅菌用ブリスター包装用台紙を用いてブリスタ
ー包装したことを特徴とする滅菌用ブリスター包装体で
ある。
【0011】上記のように本発明の滅菌用ブリスター包
装用台紙は、薄紙と、シール層と被シール体との接着強
度よりも弱い層間強度を有する部分を含む積層フィルム
とを貼り合わせた複合シートから成り、薄紙以外の各層
には、多数の貫通孔が穿設されているので、適度の通気
性を保ち、収容物の滅菌に必要なガス、蒸気等は通過さ
せることができる。また、薄紙自体には貫通孔を設けて
ないので、細菌が内部に侵入することはない。さらに易
開封性や開封の痕跡は、シーラント層となる積層フィル
ムで発現できるので、ヒートシール部を開封する際に問
題となる薄紙の繊維の毛羽立ちや紙むけが発生しづら
い。
装用台紙は、薄紙と、シール層と被シール体との接着強
度よりも弱い層間強度を有する部分を含む積層フィルム
とを貼り合わせた複合シートから成り、薄紙以外の各層
には、多数の貫通孔が穿設されているので、適度の通気
性を保ち、収容物の滅菌に必要なガス、蒸気等は通過さ
せることができる。また、薄紙自体には貫通孔を設けて
ないので、細菌が内部に侵入することはない。さらに易
開封性や開封の痕跡は、シーラント層となる積層フィル
ムで発現できるので、ヒートシール部を開封する際に問
題となる薄紙の繊維の毛羽立ちや紙むけが発生しづら
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を説明す
る。図1ないし図2において、10は本発明に係わる滅
菌用ブリスター包装用台紙で、このブリスター包装用台
紙10は、薄紙11に接着剤層12を介して積層フィル
ム13を貼り合わせて構成され、薄紙11を除く接着剤
層12、積層フィルム13には貫通孔14が穿設されて
いる。
る。図1ないし図2において、10は本発明に係わる滅
菌用ブリスター包装用台紙で、このブリスター包装用台
紙10は、薄紙11に接着剤層12を介して積層フィル
ム13を貼り合わせて構成され、薄紙11を除く接着剤
層12、積層フィルム13には貫通孔14が穿設されて
いる。
【0013】薄紙11としては、通常用いられる滅菌紙
のほかに、上質紙、純白ロール紙、晒クラフト紙等が好
適に使用できる。使用坪量としては40〜100g/m
2 程度である。医療器具の包装材として用いられるた
め、EOG滅菌等の滅菌適性が必要となり、適度の通気
性が要求されることは勿論のこと、開封時に紙粉の発生
や繊維の脱落の少ないこと、紙の引っ張り強さが強いこ
とも薄紙を選定する際の重要な要素となる。薄紙11の
引っ張り強度は、縦方向 3.0〜20.0kg/15
mm幅程度、横方向 1,0〜15.0kg/15mm
幅程度(JIS P8113による)が好ましく、ま
た、透気度は10〜500秒程度のものが好ましく使用
できる。なお必要に応じて、薄紙の積層フィルムを貼り
合わせてない側の面に印刷インキ等により表示層15を
設けても良い。
のほかに、上質紙、純白ロール紙、晒クラフト紙等が好
適に使用できる。使用坪量としては40〜100g/m
2 程度である。医療器具の包装材として用いられるた
め、EOG滅菌等の滅菌適性が必要となり、適度の通気
性が要求されることは勿論のこと、開封時に紙粉の発生
や繊維の脱落の少ないこと、紙の引っ張り強さが強いこ
とも薄紙を選定する際の重要な要素となる。薄紙11の
引っ張り強度は、縦方向 3.0〜20.0kg/15
mm幅程度、横方向 1,0〜15.0kg/15mm
幅程度(JIS P8113による)が好ましく、ま
た、透気度は10〜500秒程度のものが好ましく使用
できる。なお必要に応じて、薄紙の積層フィルムを貼り
合わせてない側の面に印刷インキ等により表示層15を
設けても良い。
【0014】接着剤層12は、薄紙11に後記する積層
フィルム13を積層接着するためのもので、薄紙11と
積層フィルム13は接着剤層12を介したドライラミネ
ーティングによって積層されている。接着剤層12とし
て、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤等二
液反応型の周知のドライラミネート用接着剤が使用で
き、その塗布量は0.5〜10g/m2 であることが好
ましい。
フィルム13を積層接着するためのもので、薄紙11と
積層フィルム13は接着剤層12を介したドライラミネ
ーティングによって積層されている。接着剤層12とし
て、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤等二
液反応型の周知のドライラミネート用接着剤が使用で
き、その塗布量は0.5〜10g/m2 であることが好
ましい。
【0015】積層フィルム13は、ブリスター包装用台
紙10をブリスター20に熱接着させると共に、ブリス
ター包装用台紙10をブリスター20から剥がす際、積
層フィルムの層間で層間剥離を生じさせるためのもので
ある。積層フィルム13の層構成は例えばポリエチレン
ベースの多層共押出し易開封性フィルムが使用でき、具
体的な例を示せばその層構成は図3に示すように、ポリ
エチレン13a/タイレイヤー13b/ポリエチレン1
3c/タイレイヤー13d/ポリエチレン13eの5層
構成から成る。その総厚は40〜80μmであることが
好ましい。40μm未満になると各層の厚み管理が難し
く、安定した易開封性が発現しづらい等の問題が発生
し、80μmを超えるとブリスター包装用台紙10の総
厚みが上がり、熱伝達が悪化するためシール不良が発生
し易い等の問題が発生するので好ましくない。ここでい
うタイレイヤーとは、接着性ポリオレフィン系樹脂のこ
とである。この例はブリスター20の材質がポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール
等の時に好ましいものである。ブリスターの材質に合わ
せて、積層フィルムの一方の外面層を変更することで様
々なブリスターへの適用が可能となる。
紙10をブリスター20に熱接着させると共に、ブリス
ター包装用台紙10をブリスター20から剥がす際、積
層フィルムの層間で層間剥離を生じさせるためのもので
ある。積層フィルム13の層構成は例えばポリエチレン
ベースの多層共押出し易開封性フィルムが使用でき、具
体的な例を示せばその層構成は図3に示すように、ポリ
エチレン13a/タイレイヤー13b/ポリエチレン1
3c/タイレイヤー13d/ポリエチレン13eの5層
構成から成る。その総厚は40〜80μmであることが
好ましい。40μm未満になると各層の厚み管理が難し
く、安定した易開封性が発現しづらい等の問題が発生
し、80μmを超えるとブリスター包装用台紙10の総
厚みが上がり、熱伝達が悪化するためシール不良が発生
し易い等の問題が発生するので好ましくない。ここでい
うタイレイヤーとは、接着性ポリオレフィン系樹脂のこ
とである。この例はブリスター20の材質がポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール
等の時に好ましいものである。ブリスターの材質に合わ
せて、積層フィルムの一方の外面層を変更することで様
々なブリスターへの適用が可能となる。
【0016】積層フィルムの最外面であるポリエチレン
13e面を被シール体であるブリスター20に重ね合わ
せ、その周縁部をヒートシールし、その後ブリスター包
装用台紙10をシール部から剥がす時、積層フィルム1
3のフィルム界面(13d/13e)の剥離強度が、シ
ール層であるポリエチレン13eと被シール体であるブ
リスター20の接着強度よりも弱く、かつ、タイレイヤ
ー13dの凝集破壊強度よりも弱く設定してあるので、
フィルム界面(13d/13e)はイージーピールとな
って、タイレイヤー13dとポリエチレン13eの界面
から滑らかに剥がれ、ポリエチレン13eはブリスター
20の周縁に痕跡Aとなって残る(図2(a)参照)。
13e面を被シール体であるブリスター20に重ね合わ
せ、その周縁部をヒートシールし、その後ブリスター包
装用台紙10をシール部から剥がす時、積層フィルム1
3のフィルム界面(13d/13e)の剥離強度が、シ
ール層であるポリエチレン13eと被シール体であるブ
リスター20の接着強度よりも弱く、かつ、タイレイヤ
ー13dの凝集破壊強度よりも弱く設定してあるので、
フィルム界面(13d/13e)はイージーピールとな
って、タイレイヤー13dとポリエチレン13eの界面
から滑らかに剥がれ、ポリエチレン13eはブリスター
20の周縁に痕跡Aとなって残る(図2(a)参照)。
【0017】また、タイレイヤー13dの凝集破壊強度
をシール層であるポリエチレン13eと被シール体であ
るブリスター20の接着強度よりも弱く、かつ、積層フ
ィルム13のフィルム界面(13d/13e)よりも弱
く設定することによって、タイレイヤー13dが凝集破
壊されて2分され、一部はブリスター包装用台紙10側
にとられるが、一部はブリスター20の周縁に痕跡Bと
なって残る(図2(b)参照)。
をシール層であるポリエチレン13eと被シール体であ
るブリスター20の接着強度よりも弱く、かつ、積層フ
ィルム13のフィルム界面(13d/13e)よりも弱
く設定することによって、タイレイヤー13dが凝集破
壊されて2分され、一部はブリスター包装用台紙10側
にとられるが、一部はブリスター20の周縁に痕跡Bと
なって残る(図2(b)参照)。
【0018】上記の接着剤層12を介してドライラミネ
ートされた薄紙11と積層フィルム13からなる複合シ
ートには、積層フィルム面からレーザー光があてられ薄
紙を除く接着剤層と積層フィルムに貫通孔14が穿設さ
れる。この貫通孔14は、滅菌用ブリスター包装体50
とした後のEOG滅菌等の滅菌を行う際、ガスや蒸気の
導入を行うためのものであって、貫通孔の大きさは直径
が100〜1500μm、もしくは密度が50〜200
個/cm2 であることが好ましい。直径が100μm未
満、もしくは密度が50個/cm2 未満になると、ガス
や蒸気の導入が不十分になったり必要以上の時間を要し
たりして、滅菌性や作業性を損なうおそれが発生する。
また、直径が1500μm以上、もしくは密度が200
個/cm2 以上になると、滅菌後、細菌が貫通孔を通っ
てブリスター包装体の内部に侵入する可能性が出てくる
ので好ましくない。
ートされた薄紙11と積層フィルム13からなる複合シ
ートには、積層フィルム面からレーザー光があてられ薄
紙を除く接着剤層と積層フィルムに貫通孔14が穿設さ
れる。この貫通孔14は、滅菌用ブリスター包装体50
とした後のEOG滅菌等の滅菌を行う際、ガスや蒸気の
導入を行うためのものであって、貫通孔の大きさは直径
が100〜1500μm、もしくは密度が50〜200
個/cm2 であることが好ましい。直径が100μm未
満、もしくは密度が50個/cm2 未満になると、ガス
や蒸気の導入が不十分になったり必要以上の時間を要し
たりして、滅菌性や作業性を損なうおそれが発生する。
また、直径が1500μm以上、もしくは密度が200
個/cm2 以上になると、滅菌後、細菌が貫通孔を通っ
てブリスター包装体の内部に侵入する可能性が出てくる
ので好ましくない。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1ないし図3を参
照してさらに具体的に説明する。 〈実施例1〉薄紙11として坪量64g/m2 の上質紙
(商品名 KFD、日本製紙株式会社製)を用意し、そ
の片面には印刷インキを用いて表示層15を設けてお
く。易開封性を有する積層フィルム13として50μm
厚のポリエチレンベースの5層共押出しフィルム(商品
名 レイヨピール RX、UCB Transpac
S.A.製)を用意する。用意した薄紙11の表示層1
5を施してない方の面に、積層フィルム13を2液反応
型のポリウレタン系接着剤(商品名 アドコート30
0、東洋モートン株式会社製)を用いてドライラミネー
ション法により貼り合わせて(塗布量5g/m2 )複合
シートとした。
照してさらに具体的に説明する。 〈実施例1〉薄紙11として坪量64g/m2 の上質紙
(商品名 KFD、日本製紙株式会社製)を用意し、そ
の片面には印刷インキを用いて表示層15を設けてお
く。易開封性を有する積層フィルム13として50μm
厚のポリエチレンベースの5層共押出しフィルム(商品
名 レイヨピール RX、UCB Transpac
S.A.製)を用意する。用意した薄紙11の表示層1
5を施してない方の面に、積層フィルム13を2液反応
型のポリウレタン系接着剤(商品名 アドコート30
0、東洋モートン株式会社製)を用いてドライラミネー
ション法により貼り合わせて(塗布量5g/m2 )複合
シートとした。
【0020】つぎに、レーザー開孔機(ニダイキ株式会
社製)を用いて、この複合シートの積層フィルム面側か
らレーザー光線をあてて、直径200〜300μmの孔
を100〜120個/cm2 穿設し、滅菌用ブリスター
包装用台紙10とした。レーザー光線であるから、微細
孔は薄紙には開かず、薄紙を除いた全層に開孔すること
が可能である。
社製)を用いて、この複合シートの積層フィルム面側か
らレーザー光線をあてて、直径200〜300μmの孔
を100〜120個/cm2 穿設し、滅菌用ブリスター
包装用台紙10とした。レーザー光線であるから、微細
孔は薄紙には開かず、薄紙を除いた全層に開孔すること
が可能である。
【0021】ブリスター20として、最内面がポリエチ
レン系樹脂からなるシートを成形し、この成形シートの
内側に収容物30、例えば注射器を入れ滅菌用ブリスタ
ー包装用台紙10の積層フィルム13面がブリスター2
0の内面と重なるようにブリスター包装用台紙を載せて
ブリスターの周囲をヒートシールして密封し、滅菌用ブ
リスター包装体50を作製した。
レン系樹脂からなるシートを成形し、この成形シートの
内側に収容物30、例えば注射器を入れ滅菌用ブリスタ
ー包装用台紙10の積層フィルム13面がブリスター2
0の内面と重なるようにブリスター包装用台紙を載せて
ブリスターの周囲をヒートシールして密封し、滅菌用ブ
リスター包装体50を作製した。
【0022】易開封性の効果を確認するため、ヒートシ
ール部よりブリスター包装用台紙を剥がしたところ、積
層フィルムのフィルム界面(13d/13e)より剥離
し、積層フィルムの最内層のポリエチレン13eは破断
してブリスターのヒートシール部に開封痕跡Aとして残
っていた。薄紙が層間剥離を起こしたり、紙粉を発生す
ることはなかった。
ール部よりブリスター包装用台紙を剥がしたところ、積
層フィルムのフィルム界面(13d/13e)より剥離
し、積層フィルムの最内層のポリエチレン13eは破断
してブリスターのヒートシール部に開封痕跡Aとして残
っていた。薄紙が層間剥離を起こしたり、紙粉を発生す
ることはなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のような構成を有している
ので、開封時にブリスターのヒートシール部に積層フィ
ルム層の最内層フィルムの痕跡を残すことができ、開封
したことが一目瞭然でわかる。また、台紙とブリスター
の剥離強度や開封時の開封痕跡は、積層フィルムで発現
できるので、開封する際に問題になる紙繊維の毛羽立ち
や紙剥けが発生しづらく従来使用されている滅菌紙ほど
の層間剥離強度を必要としないため、紙の選択範囲が拡
がるという効果がある。
ので、開封時にブリスターのヒートシール部に積層フィ
ルム層の最内層フィルムの痕跡を残すことができ、開封
したことが一目瞭然でわかる。また、台紙とブリスター
の剥離強度や開封時の開封痕跡は、積層フィルムで発現
できるので、開封する際に問題になる紙繊維の毛羽立ち
や紙剥けが発生しづらく従来使用されている滅菌紙ほど
の層間剥離強度を必要としないため、紙の選択範囲が拡
がるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例である滅菌用ブリスター包装
用台紙の断面図である。
用台紙の断面図である。
【図2】ブリスターにヒートシールされた滅菌用ブリス
ター包装用台紙の一部を開封した状態を示す部分断面図
で、(a)はタイレイヤー13dとポリエチレン13e
の界面から滑らかに剥がれ、ポリエチレン13eはブリ
スター20の周縁部に痕跡Aとなって残っている状態を
示し、(b)はタイレイヤー13dが凝集破壊されて2
分され、一部がポリエチレン13eと共にブリスター2
0の周縁部に痕跡Bとなって残っている状態を示す。
ター包装用台紙の一部を開封した状態を示す部分断面図
で、(a)はタイレイヤー13dとポリエチレン13e
の界面から滑らかに剥がれ、ポリエチレン13eはブリ
スター20の周縁部に痕跡Aとなって残っている状態を
示し、(b)はタイレイヤー13dが凝集破壊されて2
分され、一部がポリエチレン13eと共にブリスター2
0の周縁部に痕跡Bとなって残っている状態を示す。
【図3】積層フィルムの断面図である。
10‥‥滅菌用ブリスター包装用台紙 11‥‥薄紙 12‥‥接着剤層 13‥‥積層フィルム 13a‥ポリエチレン 13b‥タイレイヤー 13c‥ポリエチレン 13d‥タイレイヤー 13e‥ポリエチレン 14‥‥貫通孔 15‥‥表示層 20‥‥ブリスター 30‥‥収容物 50‥‥滅菌用ブリスター包装体 A‥‥痕跡 B‥‥痕跡
Claims (6)
- 【請求項1】薄紙と積層フィルムとを貼り合わせた複合
シートからなるブリスター包装用台紙であって、 前記積層フィルムは、被シール体であるブリスターにヒ
ートシールするシール層を一方の表面層として有し、該
シール層とブリスターとのヒートシール強度よりも弱い
強度で分離する易分離部を含んでなり、 複合シートの前記薄紙以外の各層には、多数の貫通孔が
穿設されていることを特徴とする、滅菌用ブリスター包
装用台紙。 - 【請求項2】前記複合シートの透気度が1000秒以下
(JIS P8117による)であることを特徴とする
請求項1に記載の滅菌用ブリスター包装用台紙。 - 【請求項3】前記積層フィルムのシール層と非シール層
の層間剥離強度ないしは非シール層の凝集破壊強度が1
00〜2000g/15mm幅(JIS Z1707
による)であることを特徴とする請求項1または2に記
載の滅菌用ブリスター包装用台紙。 - 【請求項4】前記薄紙以外の各層に穿設される貫通孔
は、直径が100〜1500μmであるか、あるいは密
度が50〜200個/cm2 設けられていることを特徴
とする請求項1、2または3に記載の滅菌用ブリスター
包装用台紙。 - 【請求項5】前記貫通孔は、レーザー光の照射による溶
融孔であることを特徴とする請求項1、2、3または4
に記載の滅菌用ブリスター包装用台紙。 - 【請求項6】請求項1ないし5記載の滅菌用ブリスター
包装用台紙を用いてブリスター包装したことを特徴とす
る滅菌用ブリスター包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP893596A JPH09202355A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 滅菌用ブリスター包装用台紙およびブリスター包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP893596A JPH09202355A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 滅菌用ブリスター包装用台紙およびブリスター包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09202355A true JPH09202355A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11706533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP893596A Pending JPH09202355A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 滅菌用ブリスター包装用台紙およびブリスター包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09202355A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517737A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | バルワー エス.アー.エス. | 吸入器用のブリスタストリップ |
| JP2009007034A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋材 |
| JPWO2022185932A1 (ja) * | 2021-03-04 | 2022-09-09 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP893596A patent/JPH09202355A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517737A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | バルワー エス.アー.エス. | 吸入器用のブリスタストリップ |
| JP2009007034A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋材 |
| JPWO2022185932A1 (ja) * | 2021-03-04 | 2022-09-09 | ||
| WO2022185932A1 (ja) * | 2021-03-04 | 2022-09-09 | Dicグラフィックス株式会社 | 積層体、及び積層体を用いた包装体 |
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