JPH092026A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
イヤ軸方向に生ずる引きずりを低減させ、トレッドの有
効接地面積を低減させることなく偏摩耗を抑制する重荷
重用空気入りラジアルタイヤの提供。 【構成】 中間リブM12に、溝深さ方向をトレッド面
からトレッドセンター側に傾斜させた細溝5を設け、該
中間リブM12を同一トレッド高さをもつトレッドセン
ター側の広幅リブ12aとトレッドショルダー側の狭幅
リブ12bとに区分する。狭幅リブ12bの幅W2 の広
幅リブの幅W1 に対する比W2 /W1 を、0.1≦W2
/W1 ≦0.25にし、細溝5の溝深さ方向のトレッド
面法線方向に対する傾斜角度αと、広幅リブ12aのト
レッドセンター側溝壁のトレッド面法線方向に対する傾
斜角度βとを0<α<βの関係にし、広幅リブ12aの
トレッド面のタイヤ軸方向に対してなす傾斜角度θに対
して、3.4θ≦(α+β)/2≦6.4θ の関係に
した。
Description
荷重用空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは
リブパターンの有効接地面積を低減することなく偏摩耗
を抑制可能にした重荷重用空気入りラジアルタイヤに関
する。
て耐摩耗性に優れているため、重荷重用空気入りタイヤ
に使用されることが多い。しかし、リブパターンをもつ
重荷重用空気入りタイヤが有する問題は、円弧状のトレ
ッド面のタイヤ外径がトレッドショルダーに向かうほど
小さくなっている関係で、トレッドセンター部とショル
ダー部とでは半径差に基づく周速差が生じ、その周速の
遅いショルダーリブや中間リブが路面に引きずられて、
それらのショルダー側端部が多く摩耗するリブパンチ等
の偏摩耗を発生しやすいことであった。
ては、ショルダーエッジのややタイヤ内側にタイヤ周方
向に沿って連続する細溝を設けたり、或いはショルダー
エッジに沿って多数のカーフを所定ピッチで配置したり
することにより、ショルダーエッジ剛性を低減させて偏
摩耗を回避することが効を奏している。一方、中間リブ
のショルダー側端部の偏摩耗対策としては、その中間リ
ブのショルダー側端部にタイヤ周方向に延びる細溝を設
けて狭リブを形成したり(特開平5−246213号公
報)、さらにその狭リブのトレッド高さを低く段付きに
して、その段付き狭リブに摩耗を集中させるようにした
ものが提案されていた(特開平2−169305号公
報、特開平5−319029号公報等)。
は、タイヤの有効接地面積を低減するためタイヤ全体と
しての摩耗ライフを低下させてしまう欠点があった。ま
た、前者の対策は、摩耗初期は狭リブのトレッド高さが
リブ本体と同じであっても、摩耗がその狭リブだけに集
中するため、結局は使用過程においてタイヤの有効接地
面積を低減し、同じくタイヤ全体としての摩耗ライフを
低下させてしまう欠点があることに変わりはなかった。
ついて詳細を検討した結果、その偏摩耗が単にタイヤ周
方向の周速度の差に基くトレッドの引きずりだけでな
く、タイヤ軸方向にも比較的大きな引きずりを発生して
いることに偏摩耗を増大させる原因があることを突き止
めた。すなわち、従来のリブパターンを有するラジアル
タイヤが負荷を受けた状態下で接地すると、子午線断面
が円弧状に湾曲しているトレッドの接地形状(フットプ
リント)は、図8(A)のように破線で示す接地前のリ
ブ52の形状が実線で示す形状に変化し、また子午線断
面では図8(B)のように変化する。すなわち、タイヤ
外径の小さいショルダー側端部のゴムほど、矢印で示す
ようにセンター側に移動し、これが路面を引きずって偏
摩耗をを増大させていたのである。
パターンを有する重荷重用空気入りラジアルタイヤにお
いて、トレッド接地面でのタイヤ軸方向に生ずる引きず
りを低減させることにより、トレッドの有効接地面積を
低減させることなく偏摩耗を抑制可能にした重荷重用空
気入りラジアルタイヤを提供することにある。
明は、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数本のリブ
を形成したリブパターンを有する重荷重用空気入りラジ
アルタイヤにおいて、少なくともトレッドセンターとト
レッドショルダーとの中間に位置する中間リブに、タイ
ヤ周方向に延びると共に溝深さ方向をトレッド面からト
レッドセンター側に傾斜させた細溝を設けることによ
り、該中間リブを同一トレッド高さをもつトレッドセン
ター側の広幅リブとトレッドショルダー側の狭幅リブと
に区分し、該狭幅リブの幅W2 の前記広幅リブの幅W1
に対する比W2 /W1 を 0.1≦W2 /W1 ≦0.25 の範囲にし、前記細溝の溝深さ方向のトレッド面法線方
向に対する傾斜角度αと、前記広幅リブのトレッドセン
ター側溝壁のトレッド面法線方向に対する傾斜角度βと
を、0<α<βの関係にすると共に、前記広幅リブのト
レッド面のタイヤ軸方向に対してなす傾斜角度θに対
し、 3.4θ≦(α+β)/2≦6.4θ の関係にしたことを特徴とするものである。
が、その区分した広幅リブと狭幅リブとのトレッド高さ
を同一にしているので、トレッドの有効接地面積を実質
的に低減させることはない。また、細溝の溝深さ方向を
トレッド面からトレッドセンター側に傾斜させたことに
より、トレッドセンター側に分割された広幅リブの子午
線断面形状をショルダー側に傾斜するほぼ平行四辺形に
するため、その広幅リブを接地時にショルダー側へ曲げ
を発生しやすくなる。そして、このショルダー方向への
曲げ作用と、前述した図8で示す路面からのセンター方
向への摩擦力とを互いに打ち消し合うようにする。
7(B)に示すように、広幅リブ12aの曲げ作用と路
面からのセンター方向への摩擦力とが互いに打ち消し合
うように作用することによって、図7(A)に示すよう
に実質的にタイヤ周方向のゴムの動きが残るだけで、余
分なすべりが抑制されるようになるため、偏摩耗を減少
させることになるのである。
ョルダー側に区分された狭幅リブは、タイヤ子午線断面
形状がほぼ台形になるため、コーナリング走行時や高負
荷時における広幅リブの曲げを支持し、過剰な曲げによ
って座屈を生じないようにする。本発明において、狭幅
リブのリブ幅W2 は広幅リブのリブ幅W1 に対して、そ
の比W2 /W1 が 0.1≦W2 /W1 ≦0.25 の
範囲になるようにしている。狭幅リブのリブ幅W2 が広
幅リブのリブ幅W1 の0.1よりも小さいと、広幅リブ
の過剰な曲げに対して座屈防止作用を行うことが難しく
なる。また、広幅リブのリブ幅W1 の0.25を超える
ほどに大きくなっては、上述した広幅リブの曲げ作用を
十分に活かすことが難しくなる。
インフレートしたとき、広幅リブのショルダー側壁面の
傾斜角度αとセンター側壁面の傾斜角度βとは、ほぼ近
似した大きさににはするが、α<βの関係にしておく必
要がある。α<βの関係によって、広幅リブの曲げがシ
ョルダー側へ極端に大きくならないようにし、適度の剛
性を維持することができるようにする。
和の1/2の値、即ち(α+β)/2の値が、タイヤを
正規リムに装着し、標準空気圧にインフレートしたとき
の広幅リブのトレッド面のタイヤ軸方向に対する傾斜角
度θに対して、3.4θ以上、6.4θ以下になるよう
にする。この(α+β)/2の値が3.4θよりも小さ
くなると、接地時ショルダー方向への曲げ作用が十分得
られないという欠点があり、また6.4θよりも大きく
なると、ショルダー方向への過大な曲げ作用によって細
溝底の広幅リブ側に亀裂が入るという不具合が起こる。
ブと狭幅リブとに分割する細溝は少なくとも中間リブに
設ければよく、ショルダーリブには偏摩耗対策として従
来公知の他の手段を使用するようにしてもよい。また、
センターリブには実質的に偏摩耗は発生しないので、こ
のような対策は原則として必要ではない。タイヤ周方向
に延長するように設ける主溝およびリブは、直線状であ
っても、或いはジグザグ状等に屈曲したものであっても
よい。また、リブを広幅リブと狭幅リブとに区分する細
溝も直線状であっても、ジグザグ状等に屈曲するものの
いずれであってもよい。
りラジアルタイヤに使用されている範囲でよい。例え
ば、主溝深さとしては13〜16mm、主溝幅としては1
0〜15mmの範囲が好ましい。また、センターリブ、中
間リブ、ショルダーリブ等の各リブの幅は特に限定され
るものではなく、一般の重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤに使用されている範囲でよい。好ましくは、20〜3
5mmの範囲にするのがよい。
する細溝は、その溝幅としては、主溝幅の1/4〜1/
10の範囲、好ましくは1.5〜3.0mmの範囲にする
とよい。また、細溝の溝深さは、主溝深さの80〜10
0%の範囲がよい。また、細溝の傾斜角度αは1°〜1
4°の範囲、広幅リブのセンター側壁面の傾斜角度βは
10°〜15°の範囲にするとよい。
的に説明する。図1は本発明による重荷重用空気入りラ
ジアルタイヤの半断面を示し、図2はそのトレッド面を
例示している。1はトレッド、2はカーカス層、3はベ
ルト層である。トレッド1の外周面(トレッド面)に
は、タイヤ周方向に連続する複数本(図の例では4本)
の主溝4が設けられ、これら主溝4により複数本(図の
例では5本)のリブ12に区分されたリブパターンを形
成している。これらリブ12のうち中間リブM12とシ
ョルダーリブS12には、それぞれのショルダー側に片
寄った位置にタイヤ周方向に連続する細溝5が設けら
れ、それぞれトレッドセンター側に広幅リブ12aを、
またショルダー側に狭幅リブ12bをそれぞれ形成する
ようにしている。
らトレッドセンター側に傾斜するように設けられ、この
傾斜によって広幅リブ12aのタイヤ子午線断面形状が
ショルダー側に傾斜したほぼ平行四辺形に近似した形状
になっている。また、この細溝5は、中間リブM12お
よびショルダーリブS12に対して、それぞれショルダ
ー側に片寄った位置に設けられ、その狭幅リブ12bの
リブ幅W2 が広幅リブ12aのリブ幅W1 に対して
0.1≦W2 /W1 ≦0.25 の関係になっている
(図3参照)。
さ方向がトレッド面の法線方向に対してなす傾斜角度α
は、広幅リブ12aのトレッドセンター側溝壁がトレッ
ド面法線方向に対してなす傾斜角度βとほぼ近似する大
きさであるが、0<α<βの関係になっている(図3参
照)。また、傾斜角度α、βは、広幅リブ12aのトレ
ッド面のタイヤ軸方向に対する傾斜角度θとの間に、
3.4θ≦(α+β)/2≦6.4θ の関係を有する
ように形成されている。
向とは、タイヤを正規リムに装着して標準空気圧を充填
し、インフレートした状態において、広幅リブ12aの
子午線断面のトレッドセンター側端部P1 とショルダー
側端部P2 とを結んだ直線として定義される。上述した
図1,図2に図示した実施例は、上記規定の細溝5を中
間リブM12とショルダーリブS12との両方に設けた
が、上記規定の細溝5は少なくともセンターリブとショ
ルダーリブとの中間に位置する中間リブに設ければよ
く、ショルダーリブに対する剛性低減の偏摩耗防止構造
としては、従来公知の他の構造にしてもよい。
を他の構造にした実施態様を示すものであり、中間リブ
M12には上記規定の細溝5を設けているが、ショルダ
ーリブS12には、上記規定とは異なる細溝5’を設け
ている。このショルダーリブS12に設けた細溝5’
は、溝深さ方向がトレッド面からトレッドセンター側に
傾斜していないため、広幅リブ12aの子午線断面形状
は平行四辺形ではなく、台形になっている。
同様の偏摩耗抑制効果を得ることができる。図6は、同
様にショルダーリブS12を他の構造にした更に他の実
施態様を示す。この実施態様では、同様に中間リブM1
2には上記規定の細溝5が設けられているが、ショルダ
ーリブS12には、ショルダー端より外側の壁面に、斜
めに延びる細溝5”をタイヤ周方向に延長するように設
け、更にその外側に非接地リブ13を設けている。この
実施態様によっても、上記図1,2と同様の偏摩耗抑制
効果を得ることができる。
2であり、中間リブとショルダーリブとにそれぞれ細溝
を設け、そのうちショルダーリブの細溝の溝幅を2mm、
傾斜角度δを5°とする点をそれぞれ共通にし、中間リ
ブにおける広幅リブと狭幅リブのリブ幅比W2 /W1 、
細溝の傾斜角度α、細溝の傾斜角度αと広幅リブのセン
ター側壁面の傾斜角度βとの(α+β)/2(ただし、
傾斜角度βは15°の一定にした)の値を、それぞれ表
1のように異ならせた本発明タイヤ1〜6、比較タイヤ
1〜5を製作した。
で、いずれのリブにも細溝を設けていない従来タイヤを
製作した。これら12種類の重荷重用空気入りラジアル
タイヤを、それぞれ10トントラック(2−2D車)の
フロント軸に装着し、40,000kmを走行後のトレ
ッド面の偏摩耗発生の状況を目視により調べたところ、
表1のような結果が得られた。
本発明タイヤ1〜6は、いずれも偏摩耗を実質的に発生
していないことがわかる。 実施例2 実施例1の本発明2のタイヤと本発明2のタイヤの狭幅
リブに段差加工を施したタイヤ(比較例6)を、実施例
1と同様に10トントラック(2−2・D車)のフロン
ト軸に装着し、40000kmを走行後の摩耗量を比較
したところ、表2のような結果が得られた。
(比較例6)の摩耗ライフは本発明タイヤ2に比較して
劣るということがわかる。 実施例3 実施例1の本発明2のタイヤと本発明2のタイヤのショ
ルダーリブに図1,図2の態様の細溝を配置したタイヤ
(本発明7)を実施例1と同様に10トントラック(2
−2・D車)のフロント軸に装着し、40000kmを
走行後のトレッド面の偏摩耗発生の状況を目視により調
べたところ、表3のような結果が得られた。
とも偏摩耗を実質的に発生していないことがわかる。
入りラジアルタイヤは、リブパターンを有するものにお
いて、少なくとも中間リブを細溝により区分して広幅リ
ブと狭幅リブとを形成する場合に、その狭幅リブを広幅
リブと同一トレッド高さにしているためトレッドの有効
接地面積を低減させることがなく、しかもトレッド接地
面でのトレッドゴムをタイヤ軸方向に実質的に動かない
ように抑制することによって、タイヤ軸方向への引きず
りを低減するようにしたため偏摩耗の抑制効果を向上す
ることができる。
例を示す半断面図である。
である。
図である。
部を示す縦断面図である。
ラジアルタイヤの半断面図である。
気入りラジアルタイヤの半断面図である。
(A)はそのトレッド接地形状の平面図、(B)は
(A)における7B−7B矢視断面図である。
(A)はそのトレッド接地形状の平面図、(B)は
(A)における8B−8B矢視断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数
本のリブを形成したリブパターンを有する重荷重用空気
入りラジアルタイヤにおいて、 少なくともトレッドセンターとトレッドショルダーとの
中間に位置する中間リブに、タイヤ周方向に延びると共
に溝深さ方向をトレッド面からトレッドセンター側に傾
斜させた細溝を設けることにより、該中間リブを同一ト
レッド高さをもつトレッドセンター側の広幅リブとトレ
ッドショルダー側の狭幅リブとに区分し、該狭幅リブの
幅W2 の前記広幅リブの幅W1 に対する比W2 /W1 を 0.1≦W2 /W1 ≦0.25 の範囲にし、前記細溝の溝深さ方向のトレッド面法線方
向に対する傾斜角度αと、前記広幅リブのトレッドセン
ター側溝壁のトレッド面法線方向に対する傾斜角度βと
を、0<α<βの関係にすると共に、前記広幅リブのト
レッド面のタイヤ軸方向に対してなす傾斜角度θに対
し、 3.4θ≦(α+β)/2≦6.4θ の関係にした重荷重用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 センターリブの両側にそれぞれ中間リブ
とショルダーリブとを順次配置して合計5本のリブを形
成し、前記中間リブと前記ショルダーリブとにそれぞれ
前記細溝を設けて広幅リブと狭幅リブとに区分した請求
項1に記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15496895A JP3539450B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
| US08/659,525 US5833780A (en) | 1995-06-21 | 1996-06-06 | Pneumatic radial tire for heavy loads |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15496895A JP3539450B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092026A true JPH092026A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3539450B2 JP3539450B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=15595835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15496895A Expired - Fee Related JP3539450B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3539450B2 (ja) |
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1995
- 1995-06-21 JP JP15496895A patent/JP3539450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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