JPH09202861A - 着色用顔料組成物 - Google Patents
着色用顔料組成物Info
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- JPH09202861A JPH09202861A JP1248696A JP1248696A JPH09202861A JP H09202861 A JPH09202861 A JP H09202861A JP 1248696 A JP1248696 A JP 1248696A JP 1248696 A JP1248696 A JP 1248696A JP H09202861 A JPH09202861 A JP H09202861A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】色相、着色力、分散性に優れた着色用顔料組成
物の提供。 【解決手段】顔料(a)0.01〜90重量%および一
般式(I)で示される化合物(b)1〜80重量%を含
有することを特徴とする着色用顔料組成物。 (但し、nは20以上50以下の整数であり、RはHま
たはCH3 である。)
物の提供。 【解決手段】顔料(a)0.01〜90重量%および一
般式(I)で示される化合物(b)1〜80重量%を含
有することを特徴とする着色用顔料組成物。 (但し、nは20以上50以下の整数であり、RはHま
たはCH3 である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷インキ、塗
料、熱可塑性樹脂等の着色材として有用な着色用顔料組
成物に関する。
料、熱可塑性樹脂等の着色材として有用な着色用顔料組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料や印刷インキの製造におい
て、顔料を塗料ビヒクルや印刷インキワニス中に分散さ
せたり、水性湿潤ケーキから油性ビヒクルや油性ワニス
中へフラッシングしたりする際の分散剤またはフラッシ
ング剤として、例えば、ロジン石鹸、ロジン変性樹脂、
可塑剤、界面活性剤及び燐脂質であるレシチン等が使用
されてきた。しかし、塗料や印刷インキに上記分散剤や
フラッシング剤が使用された場合、塗膜の耐水性、耐熱
性や耐候性等を低下させたり、ブリード等により、物性
が低下する問題や、レシチン等の天然燐脂質を用いた場
合には、酸化や酸敗により変質や腐敗する等の問題があ
り、十分な効果が得られていないのが現状である。
て、顔料を塗料ビヒクルや印刷インキワニス中に分散さ
せたり、水性湿潤ケーキから油性ビヒクルや油性ワニス
中へフラッシングしたりする際の分散剤またはフラッシ
ング剤として、例えば、ロジン石鹸、ロジン変性樹脂、
可塑剤、界面活性剤及び燐脂質であるレシチン等が使用
されてきた。しかし、塗料や印刷インキに上記分散剤や
フラッシング剤が使用された場合、塗膜の耐水性、耐熱
性や耐候性等を低下させたり、ブリード等により、物性
が低下する問題や、レシチン等の天然燐脂質を用いた場
合には、酸化や酸敗により変質や腐敗する等の問題があ
り、十分な効果が得られていないのが現状である。
【0003】また、熱可塑性樹脂の着色材には、顔料と
分散剤とを混合した粉末状のドライカラー、常温で液状
の分散剤中に顔料を分散させたリキッドカラーまたはペ
ーストカラー、常温で固体の樹脂中に顔料を分散させた
ペレット状、フレーク状あるいはビーズ状のマスターバ
ッチなどがあり、例えば、分散剤としては、ステアリン
酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、エ
チレンビスアマイド、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、およびこれらの誘導体、例えば酸変性
体や水酸基変性体からなるワックスや樹脂等の1種また
は2種以上が一般的に用いられてきた。
分散剤とを混合した粉末状のドライカラー、常温で液状
の分散剤中に顔料を分散させたリキッドカラーまたはペ
ーストカラー、常温で固体の樹脂中に顔料を分散させた
ペレット状、フレーク状あるいはビーズ状のマスターバ
ッチなどがあり、例えば、分散剤としては、ステアリン
酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、エ
チレンビスアマイド、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、およびこれらの誘導体、例えば酸変性
体や水酸基変性体からなるワックスや樹脂等の1種また
は2種以上が一般的に用いられてきた。
【0004】しかし、例えば、熱可塑性樹脂の着色材に
これらの分散剤が使用された場合、着色された熱可塑性
樹脂を10数ミクロン径で高速紡糸したり、フィルム化
する場合など高度な顔料分散が求められる場合には、顔
料分散不良による紡糸時の糸切れ、溶融紡糸機のフィル
ターの目詰まり、フィルムでの成形不良などが生じるこ
とがあるである。これらの問題を解決するために、熱可
塑性樹脂の着色材の加工方法の改良や強力混練機により
顔料分散性を向上させる努力が行われてきたが、いずれ
も十分な顔料分散能を発揮するものではなかった。
これらの分散剤が使用された場合、着色された熱可塑性
樹脂を10数ミクロン径で高速紡糸したり、フィルム化
する場合など高度な顔料分散が求められる場合には、顔
料分散不良による紡糸時の糸切れ、溶融紡糸機のフィル
ターの目詰まり、フィルムでの成形不良などが生じるこ
とがあるである。これらの問題を解決するために、熱可
塑性樹脂の着色材の加工方法の改良や強力混練機により
顔料分散性を向上させる努力が行われてきたが、いずれ
も十分な顔料分散能を発揮するものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の種々
の欠点を改良し、色相、着色力、分散性に優れた着色用
顔料組成物を提供することを目的とする。
の欠点を改良し、色相、着色力、分散性に優れた着色用
顔料組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、顔
料(a)0.01〜90重量%および一般式(I)で示
される化合物(b)1〜80重量%を含有することを特
徴とする着色用顔料組成物を提供する。 (但し、nは20以上50以下の整数であり、RはHま
たはCH3 である。)また、本発明は、JIS K−7
206に定められたビカット軟化温度が300℃以下の
熱可塑性樹脂またはワックス(c)1〜90重量%を含
有することを特徴とする上記着色用顔料組成物を提供す
る。
料(a)0.01〜90重量%および一般式(I)で示
される化合物(b)1〜80重量%を含有することを特
徴とする着色用顔料組成物を提供する。 (但し、nは20以上50以下の整数であり、RはHま
たはCH3 である。)また、本発明は、JIS K−7
206に定められたビカット軟化温度が300℃以下の
熱可塑性樹脂またはワックス(c)1〜90重量%を含
有することを特徴とする上記着色用顔料組成物を提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において顔料(a)として
は、有機顔料及び無機顔料のいずれでもよく、体質顔料
や金属顔料も含む。例えば、有機顔料としては、マダー
レーキ、ロッグウッドレーキ、コチニールレーキ等の天
然染料系顔料、ナフトールグリーンB、ナフトールグリ
ーンY等のニトロソ系顔料、ナフトールS、リソールフ
ァストイエロー2G等のニトロ系顔料、パーマネントレ
ッド4R、ブリリアントファストスカーレット、ハンザ
イエロー、ベンジジンイエロー等の不溶性アゾ系顔料、
リソールレッド、レーキレッドC、レーキレッドD等の
難溶性アゾ系顔料、ブリリアントカーミン6B、パーマ
ネントレッドF5R、ピグメントスカーレット3B、ボ
ルドー10B等の可溶性アゾ系顔料、フタロシニンブル
ー、フタロシアニングリーン、スカイブルー等のフタロ
シアニン系顔料、ローダミンレーキ、マラカイトグリー
ンレーキ、メチルバイオレットレーキ等の塩基性染料系
顔料、ピーコックブルーレーキ、エオシンレーキ、キノ
リンイエローレーキ等の酸性染料系顔料、インダンスレ
ンブルー、チオインジゴマルーン等の建染料系顔料、ア
リザリンレーキ等の媒染料系顔料、キナクリドンレッ
ド、キナクリドンバイオレット、ペリレンレッド、ペリ
レンスカーレット、イソインドリノンイエロー、ジオキ
サジンバイオレット、アニリンブラック、有機蛍光顔料
等が挙げられる。
は、有機顔料及び無機顔料のいずれでもよく、体質顔料
や金属顔料も含む。例えば、有機顔料としては、マダー
レーキ、ロッグウッドレーキ、コチニールレーキ等の天
然染料系顔料、ナフトールグリーンB、ナフトールグリ
ーンY等のニトロソ系顔料、ナフトールS、リソールフ
ァストイエロー2G等のニトロ系顔料、パーマネントレ
ッド4R、ブリリアントファストスカーレット、ハンザ
イエロー、ベンジジンイエロー等の不溶性アゾ系顔料、
リソールレッド、レーキレッドC、レーキレッドD等の
難溶性アゾ系顔料、ブリリアントカーミン6B、パーマ
ネントレッドF5R、ピグメントスカーレット3B、ボ
ルドー10B等の可溶性アゾ系顔料、フタロシニンブル
ー、フタロシアニングリーン、スカイブルー等のフタロ
シアニン系顔料、ローダミンレーキ、マラカイトグリー
ンレーキ、メチルバイオレットレーキ等の塩基性染料系
顔料、ピーコックブルーレーキ、エオシンレーキ、キノ
リンイエローレーキ等の酸性染料系顔料、インダンスレ
ンブルー、チオインジゴマルーン等の建染料系顔料、ア
リザリンレーキ等の媒染料系顔料、キナクリドンレッ
ド、キナクリドンバイオレット、ペリレンレッド、ペリ
レンスカーレット、イソインドリノンイエロー、ジオキ
サジンバイオレット、アニリンブラック、有機蛍光顔料
等が挙げられる。
【0008】無機顔料としては、例えば、クレー、バラ
イト、雲母、黄土等の天然物、黄鉛、亜鉛黄、バリウム
黄等のクロム酸塩、紺青等のフェロシアン化物、銀朱、
カドミウム黄、硫化亜鉛、アンチモン白、カドミウムレ
ッド等の硫化物、硫酸バリウム、硫酸鉛、硫酸ストロン
チウム等の硫酸塩、亜鉛華、チタン白、ベンカラ、鉄
黒、酸化クロム等の酸化物、水酸化アルミニウム等の水
酸化物、ケイ酸カルシウム、グンジョウ等のケイ酸塩、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩、カーボ
ンブラック、松煙、ボーンブラック、グラファイト等の
炭素、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末等の金属
粉、ヒ酸塩、燐酸塩などが挙げられる。着色用顔料組成
物中の顔料(a)の含有量が0.01重量%未満では着
色力が弱く、90重量%を越えると着色用顔料組成物が
脆く取り扱い難くなり易い。
イト、雲母、黄土等の天然物、黄鉛、亜鉛黄、バリウム
黄等のクロム酸塩、紺青等のフェロシアン化物、銀朱、
カドミウム黄、硫化亜鉛、アンチモン白、カドミウムレ
ッド等の硫化物、硫酸バリウム、硫酸鉛、硫酸ストロン
チウム等の硫酸塩、亜鉛華、チタン白、ベンカラ、鉄
黒、酸化クロム等の酸化物、水酸化アルミニウム等の水
酸化物、ケイ酸カルシウム、グンジョウ等のケイ酸塩、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩、カーボ
ンブラック、松煙、ボーンブラック、グラファイト等の
炭素、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末等の金属
粉、ヒ酸塩、燐酸塩などが挙げられる。着色用顔料組成
物中の顔料(a)の含有量が0.01重量%未満では着
色力が弱く、90重量%を越えると着色用顔料組成物が
脆く取り扱い難くなり易い。
【0009】本発明において一般式(I)で示される化
合物(b)は、メチレン連鎖数nが20以上の長鎖アル
キル第1級カルボン酸である。メチレン連鎖数nが20
未満であると、ステアリン酸等の通常用いられる分散剤
と同様に高度な顔料分散を要求される場合には好ましい
分散性が得られず、また、ブリードが発生する恐れがあ
る。メチレン連鎖数が50を越えるものは、現在のとこ
ろ合成が困難で現実的ではない。一般式(I)で示され
る化合物(b)としては、市販されているものとしてペ
トロライト社製の「Unicid」が挙げられる。着色
用顔料組成物中の化合物(b)の含有量が1重量%未満
では、分散性および着色力において効果が弱く、80重
量%を越えると被着色樹脂中で凝集傾向にありフローマ
ークの要因となりやすい。
合物(b)は、メチレン連鎖数nが20以上の長鎖アル
キル第1級カルボン酸である。メチレン連鎖数nが20
未満であると、ステアリン酸等の通常用いられる分散剤
と同様に高度な顔料分散を要求される場合には好ましい
分散性が得られず、また、ブリードが発生する恐れがあ
る。メチレン連鎖数が50を越えるものは、現在のとこ
ろ合成が困難で現実的ではない。一般式(I)で示され
る化合物(b)としては、市販されているものとしてペ
トロライト社製の「Unicid」が挙げられる。着色
用顔料組成物中の化合物(b)の含有量が1重量%未満
では、分散性および着色力において効果が弱く、80重
量%を越えると被着色樹脂中で凝集傾向にありフローマ
ークの要因となりやすい。
【0010】JIS K−7206に定められたビカッ
ト軟化温度が300℃以下の熱可塑性樹脂またはワック
ス(c)は、被着色樹脂との相溶性を増加させるため、
および/または引張強度,曲げ強度等の機械物性を補強
するため、および/または着色用顔料組成物に可とう性
を付与させるために配合される。熱可塑性樹脂またはワ
ックス(c)の軟化温度が300℃を越えると、着色用
顔料組成物の粘度が高過ぎるため、印刷インキや塗料の
着色に用いる場合に着色不良が発生したり、熱可塑性樹
脂の着色に用いる場合に色ムラやフローマークが発生す
る場合がある。また、印刷インキや塗料及び熱可塑性樹
脂等の着色に用いる場合にブリードや耐候性あるいは耐
熱性等に悪影響を及ぼすことがある。
ト軟化温度が300℃以下の熱可塑性樹脂またはワック
ス(c)は、被着色樹脂との相溶性を増加させるため、
および/または引張強度,曲げ強度等の機械物性を補強
するため、および/または着色用顔料組成物に可とう性
を付与させるために配合される。熱可塑性樹脂またはワ
ックス(c)の軟化温度が300℃を越えると、着色用
顔料組成物の粘度が高過ぎるため、印刷インキや塗料の
着色に用いる場合に着色不良が発生したり、熱可塑性樹
脂の着色に用いる場合に色ムラやフローマークが発生す
る場合がある。また、印刷インキや塗料及び熱可塑性樹
脂等の着色に用いる場合にブリードや耐候性あるいは耐
熱性等に悪影響を及ぼすことがある。
【0011】熱可塑性樹脂またはワックス(c)は、被
着色樹脂と相溶性のあるものであれば特に限定されるも
のではなく、官能基変性、架橋変性を施されたものも含
む。熱可塑性樹脂またはワックス(c)は、着色用顔料
組成物中に1〜90重量%含有させることが好ましい。
1重量%未満では配合しても効果が乏しく、90重量%
を越えると相対的に他の成分が少なくなり、配合におい
てバランスがとれない。
着色樹脂と相溶性のあるものであれば特に限定されるも
のではなく、官能基変性、架橋変性を施されたものも含
む。熱可塑性樹脂またはワックス(c)は、着色用顔料
組成物中に1〜90重量%含有させることが好ましい。
1重量%未満では配合しても効果が乏しく、90重量%
を越えると相対的に他の成分が少なくなり、配合におい
てバランスがとれない。
【0012】本発明の着色用顔料組成物の製造に際して
は、乾燥粉末顔料を用いてもよいし、あるいは顔料の水
性湿潤ケーキ(ウェットケーキ、フィルターケーキとも
言う)を使用してもよい。例えば、乾燥粉末顔料を用い
る場合、予め、粉末顔料(a)と化合物(b)との二成
分を、必要に応じて界面活性剤やその他添加剤を加え
て、ヘンシェルミキサー等で混合し、ニーダー、ロール
ミル、押出機で溶融混練分散するか、あるいは、予め粉
末顔料(a)、化合物(b)、水の三成分を、必要に応
じて界面活性剤やその他添加剤を加えて、ヘンシェルミ
キサーやディスパー等で混合し、フラッシャー、ニーダ
ー、押出機、ロールミル、ボールミル、スチールミル、
サンドミル、アトライター、ハイスピードミキサー、ホ
モミキサー等に仕込み、加熱混練を行い、次いで残留し
ている水分を常圧または減圧下で蒸発させ乾燥して除去
し、本発明の着色用顔料組成物が得られる。後者の方法
は、乾燥粉末顔料だけでなく水性湿潤ケーキを使用した
場合にも適用できる。熱可塑性樹脂またはワックス
(c)は、(a)(b)の混合・分散の後に、添加・混
合・分散してもよいし、(a)(b)と同時に混合・分
散してもよい。
は、乾燥粉末顔料を用いてもよいし、あるいは顔料の水
性湿潤ケーキ(ウェットケーキ、フィルターケーキとも
言う)を使用してもよい。例えば、乾燥粉末顔料を用い
る場合、予め、粉末顔料(a)と化合物(b)との二成
分を、必要に応じて界面活性剤やその他添加剤を加え
て、ヘンシェルミキサー等で混合し、ニーダー、ロール
ミル、押出機で溶融混練分散するか、あるいは、予め粉
末顔料(a)、化合物(b)、水の三成分を、必要に応
じて界面活性剤やその他添加剤を加えて、ヘンシェルミ
キサーやディスパー等で混合し、フラッシャー、ニーダ
ー、押出機、ロールミル、ボールミル、スチールミル、
サンドミル、アトライター、ハイスピードミキサー、ホ
モミキサー等に仕込み、加熱混練を行い、次いで残留し
ている水分を常圧または減圧下で蒸発させ乾燥して除去
し、本発明の着色用顔料組成物が得られる。後者の方法
は、乾燥粉末顔料だけでなく水性湿潤ケーキを使用した
場合にも適用できる。熱可塑性樹脂またはワックス
(c)は、(a)(b)の混合・分散の後に、添加・混
合・分散してもよいし、(a)(b)と同時に混合・分
散してもよい。
【0013】本発明の着色用顔料組成物は、ほとんどす
べてのポリオレフィン系樹脂の着色に供することがで
き、物性の向上を目的に無機フィラーやガラス繊維、有
機繊維などの強化材を含むものであっても良い。例え
ば、従来のマスターバッチを用いた着色では実現不可能
であった強度などの機械物性や耐熱性などへの悪影響な
しに色ムラのない均一な着色が実現可能となる。
べてのポリオレフィン系樹脂の着色に供することがで
き、物性の向上を目的に無機フィラーやガラス繊維、有
機繊維などの強化材を含むものであっても良い。例え
ば、従来のマスターバッチを用いた着色では実現不可能
であった強度などの機械物性や耐熱性などへの悪影響な
しに色ムラのない均一な着色が実現可能となる。
【0014】また、本発明の着色用顔料組成物は、ポリ
オレフィン系樹脂以外にポリスチレン,ポリ塩化ビニ
ル,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフ
タレート,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)樹脂,アクリロニトリル−EPDM−スチレ
ン(AES)樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリアセタール,ポリウレタン、アルキ
ッド樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル、アミノ樹脂、ポ
リエーテル、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ポリサル
フォン、ポリイミド、フェノール樹脂等にも配合するこ
とができる。
オレフィン系樹脂以外にポリスチレン,ポリ塩化ビニ
ル,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフ
タレート,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)樹脂,アクリロニトリル−EPDM−スチレ
ン(AES)樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリアセタール,ポリウレタン、アルキ
ッド樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル、アミノ樹脂、ポ
リエーテル、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ポリサル
フォン、ポリイミド、フェノール樹脂等にも配合するこ
とができる。
【0015】さらに、本発明の着色用顔料組成物は、塗
料や印刷インキ、滑材、ホットメルト樹脂、感熱イン
キ、接着剤等の着色の用途にも使用することができる。
本発明の着色用顔料組成物は、顔料の分散性および着色
力の向上に極めて有効であるが、これらの向上は、組成
物中のカルボキシル基による顔料に対する親和性による
ものであり、カルボキシル基と顔料との間に極性的な結
合が形成されることにより、化合物(b)が顔料表面に
吸着し、これが保護層となって、顔料の分散および凝集
の防止に寄与するものと推察される。
料や印刷インキ、滑材、ホットメルト樹脂、感熱イン
キ、接着剤等の着色の用途にも使用することができる。
本発明の着色用顔料組成物は、顔料の分散性および着色
力の向上に極めて有効であるが、これらの向上は、組成
物中のカルボキシル基による顔料に対する親和性による
ものであり、カルボキシル基と顔料との間に極性的な結
合が形成されることにより、化合物(b)が顔料表面に
吸着し、これが保護層となって、顔料の分散および凝集
の防止に寄与するものと推察される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する。
例中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ示す。
なお、軟化温度とは、JIS K−7206に準拠して
測定されたものである。実施例で用いる化合物(b)を
表1に示す。
例中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ示す。
なお、軟化温度とは、JIS K−7206に準拠して
測定されたものである。実施例で用いる化合物(b)を
表1に示す。
【表1】
【0017】(実施例1) フタロシアニンブルー「リオノールブル−FG7330」 (東洋インキ製造社製) 40部 化合物1 10部 ポリプロピレン「三井ノーブレンJH−G」 (三井東圧化学社製,軟化温度:163℃) 50部 上記3成分をニーダーで混練し、スクリュー直径65m
mの押出成形機でペレット化し、マスターバッチを得
た。この際ストランド切れや脈流を生じることなしに順
調にマスターバッチを得ることができた。
mの押出成形機でペレット化し、マスターバッチを得
た。この際ストランド切れや脈流を生じることなしに順
調にマスターバッチを得ることができた。
【0018】ポリプロピレン「三井ノーブレンJH−
G」100部に、得られたマスターバッチ2部を混合し
て、縦型テスト紡糸機(富士フィルター社製スピニング
テスター)にて、ホッパー下230℃、混練部、ダイス
部230℃にて紡糸後3倍延伸を行い、5デニールのポ
リプロピレン繊維を得た。紡糸性、目詰まり性、延伸性
共問題なく良好な分散性を示した。次に、未分散顔料の
目詰まり性を比較するために、得られたマスターバッチ
23.3部をポリプロピレン「三井ノーブレンJH−
G」100部に混合し、先端に500メッシュの金網を
装着したスクリュー径が30mmの単軸押出機で混合物
を3Kg押し出し、先端部での圧力上昇値を測定し、未
分散顔料の目詰まり性をそれぞれ評価した。結果を表2
に示す。
G」100部に、得られたマスターバッチ2部を混合し
て、縦型テスト紡糸機(富士フィルター社製スピニング
テスター)にて、ホッパー下230℃、混練部、ダイス
部230℃にて紡糸後3倍延伸を行い、5デニールのポ
リプロピレン繊維を得た。紡糸性、目詰まり性、延伸性
共問題なく良好な分散性を示した。次に、未分散顔料の
目詰まり性を比較するために、得られたマスターバッチ
23.3部をポリプロピレン「三井ノーブレンJH−
G」100部に混合し、先端に500メッシュの金網を
装着したスクリュー径が30mmの単軸押出機で混合物
を3Kg押し出し、先端部での圧力上昇値を測定し、未
分散顔料の目詰まり性をそれぞれ評価した。結果を表2
に示す。
【0019】また、顔料の分散発色性を比較するため
に、得られたマスターバッチ2部を酸化チタンマスター
バッチ「TET12534W−T」(東洋インキ製造社
製)5部とポリプロピレン「三井ハイポールJ800」
(三井石油化学工業社製,軟化温度:166℃)100
部に配合したものを2本ロールミルで混練し冷却プレス
で2mm厚のプレートに成形した。次に、色差計KUR
ABO Color−7E(KURABO社製)を用い
て波長640nmの反射率を測定し、その反射率におけ
るKubelka−Munk関数値(k/s値)を求
め、発色強度とした。結果を表2に示す。さらに、軟化
温度:140℃のポリエチレン「ハイゼックス2100
J」(三井石油化学工業社製)100部に、得られたマ
スターバッチ3部を混合して、射出成形機にて背圧0K
g/cm2 でプレートを成形した。得られた成形品の機
械的物性,表面の色ムラおよび顔料分散性度を評価した
結果およびマスターバッチの生産性を表3に示す。
に、得られたマスターバッチ2部を酸化チタンマスター
バッチ「TET12534W−T」(東洋インキ製造社
製)5部とポリプロピレン「三井ハイポールJ800」
(三井石油化学工業社製,軟化温度:166℃)100
部に配合したものを2本ロールミルで混練し冷却プレス
で2mm厚のプレートに成形した。次に、色差計KUR
ABO Color−7E(KURABO社製)を用い
て波長640nmの反射率を測定し、その反射率におけ
るKubelka−Munk関数値(k/s値)を求
め、発色強度とした。結果を表2に示す。さらに、軟化
温度:140℃のポリエチレン「ハイゼックス2100
J」(三井石油化学工業社製)100部に、得られたマ
スターバッチ3部を混合して、射出成形機にて背圧0K
g/cm2 でプレートを成形した。得られた成形品の機
械的物性,表面の色ムラおよび顔料分散性度を評価した
結果およびマスターバッチの生産性を表3に示す。
【0020】(実施例2)化合物1の代わりに化合物4
を用いた以外は、実施例1と同様にしてマスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、得
られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を
行ったところ、紡糸性、目詰まり性、延伸性共問題なく
良好な分散性を示した。さらに、実施例1と同様にして
各種の評価をした。結果を表2、3に示す。
を用いた以外は、実施例1と同様にしてマスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、得
られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を
行ったところ、紡糸性、目詰まり性、延伸性共問題なく
良好な分散性を示した。さらに、実施例1と同様にして
各種の評価をした。結果を表2、3に示す。
【0021】(実施例3) 酸化チタン「タイピュアR−101」(E.I.デュポン社製)20部 弁柄「トダカラー180ED」(戸田工業社製) 60部 化合物2 20部 上記3成分を3本ロールミルで混練し、スクリュー直径
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、タ
ルク20%を含有するポリエチレン組成物100部に、
得られたマスターバッチ3部を混合して、射出成形機に
て背圧0Kg/cm2 でプレートを成形し、実施例1と
同様にして各種の評価をした。結果を表3に示す。
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、タ
ルク20%を含有するポリエチレン組成物100部に、
得られたマスターバッチ3部を混合して、射出成形機に
て背圧0Kg/cm2 でプレートを成形し、実施例1と
同様にして各種の評価をした。結果を表3に示す。
【0022】(実施例4) フタロシアニングリーン「リオノールグリーン Y−102」 (東洋インキ製造社製) 1部 化合物3 5部 ポリエチレン「ミラソン68」 (三井石油化学工業社製,軟化温度:84℃) 94部 上記3成分を3本ロールミルで混練し、スクリュー直径
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リエチレン「ミラソン11P」(三井石油化学工業社
製)100部に、得られたマスターバッチ5部を混合し
て、射出成形機にて背圧0Kg/cm2 でプレートを成
形し、実施例1と同様にして各種の評価をした。結果を
表3に示す。
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リエチレン「ミラソン11P」(三井石油化学工業社
製)100部に、得られたマスターバッチ5部を混合し
て、射出成形機にて背圧0Kg/cm2 でプレートを成
形し、実施例1と同様にして各種の評価をした。結果を
表3に示す。
【0023】(実施例5) 縮合アゾイエロー「クロモフタルイエロー GR] (チバガイギー社製) 35部 化合物4 60部 ポリプロピレン「三井ハイポールJ900P」 (三井化学工業社製,軟化温度:165℃) 5部 上記3成分を3本ロールミルで混練し、スクリュー直径
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リプロピレン「三井ハイポールJ800」(三井石油化
学工業社製)100部に、得られたマスターバッチ3部
を混合して、射出成形機にて背圧0Kg/cm2 でプレ
ートを成形し、実施例1と同様にして各種の評価をし
た。結果を表3に示す。
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リプロピレン「三井ハイポールJ800」(三井石油化
学工業社製)100部に、得られたマスターバッチ3部
を混合して、射出成形機にて背圧0Kg/cm2 でプレ
ートを成形し、実施例1と同様にして各種の評価をし
た。結果を表3に示す。
【0024】(実施例6) フタロシアニングリーン「リオノールグリーン 2Y−301」 (東洋インキ製造社製) 0.01部 化合物5 5.99部 ポリエチレン「ペトロセン 356」 (東ソー社製,軟化温度:74℃) 94部 上記3成分を3本ロールミルで混練し、スクリュー直径
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リプロピレン系樹脂「三井ハイポールJ740」(三井
石油化学工業社製)100部に、得られたマスターバッ
チ10部を混合して、射出成形機にて背圧0Kg/cm
2 でプレートに成形し、実施例1と同様にして各種の評
価をした。結果を表3に示す。
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。この際ストランド切れや脈流を生じることなし
に順調にマスターバッチを得ることができた。また、ポ
リプロピレン系樹脂「三井ハイポールJ740」(三井
石油化学工業社製)100部に、得られたマスターバッ
チ10部を混合して、射出成形機にて背圧0Kg/cm
2 でプレートに成形し、実施例1と同様にして各種の評
価をした。結果を表3に示す。
【0025】(比較例1)化合物1の代わりにステアリ
ン酸を用いた以外は、実施例1と同様にしてマスターバ
ッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じること
なしに順調にマスターバッチを得ることができたが、得
られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を
行ったところ、目詰による糸切れが発生した。また、実
施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価をし
た。結果を表2、3に示す。
ン酸を用いた以外は、実施例1と同様にしてマスターバ
ッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じること
なしに順調にマスターバッチを得ることができたが、得
られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を
行ったところ、目詰による糸切れが発生した。また、実
施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価をし
た。結果を表2、3に示す。
【0026】(比較例2)化合物2の代わりにトリアコ
ンタンを用いた以外は、実施例3と同様にしてマスター
バッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じるこ
となしに順調にマスターバッチを得ることができたが、
得られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸
を行ったところ、目詰による糸切れが発生した。また、
実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価を
した。結果を表3に示す。
ンタンを用いた以外は、実施例3と同様にしてマスター
バッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じるこ
となしに順調にマスターバッチを得ることができたが、
得られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸
を行ったところ、目詰による糸切れが発生した。また、
実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価を
した。結果を表3に示す。
【0027】(比較例3)化合物3の代わりにエチレン
・アクリル酸共重合体ワックス「AC−580」(アラ
イドケミカル社製)を用いた以外は、実施例4と同様に
してマスターバッチを得た。この際ストランド切れや脈
流を生じることなしに順調にマスターバッチを得ること
ができたが、得られたマスターバッチを用いて実施例1
と同様に紡糸を行ったところ、目詰まりによる糸切れが
発生した。また、実施例1と同様にしてプレートを成形
し、各種の評価をした。結果を表3に示す。
・アクリル酸共重合体ワックス「AC−580」(アラ
イドケミカル社製)を用いた以外は、実施例4と同様に
してマスターバッチを得た。この際ストランド切れや脈
流を生じることなしに順調にマスターバッチを得ること
ができたが、得られたマスターバッチを用いて実施例1
と同様に紡糸を行ったところ、目詰まりによる糸切れが
発生した。また、実施例1と同様にしてプレートを成形
し、各種の評価をした。結果を表3に示す。
【0028】(比較例4)化合物4の代わりにペンタコ
ンタンを用いた以外は、実施例5と同様にしてマスター
バッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じるこ
となしに順調にマスターバッチを得ることができたが、
得られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸
を行ったところ、目詰まりによる糸切れが発生した。ま
た、実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評
価をした。結果を表3に示す。
ンタンを用いた以外は、実施例5と同様にしてマスター
バッチを得た。この際ストランド切れや脈流を生じるこ
となしに順調にマスターバッチを得ることができたが、
得られたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸
を行ったところ、目詰まりによる糸切れが発生した。ま
た、実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評
価をした。結果を表3に示す。
【0029】(比較例5)化合物5の代わりにドテカン
酸を用いた以外は、実施例6と同様にしてマスターバッ
チを得た。この際ストランド切れや脈流を生じることな
しに順調にマスターバッチを得ることができたが、得ら
れたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を行
ったところ、目詰まりによる糸切れが発生した。また、
実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価を
した。結果を表3に示す。
酸を用いた以外は、実施例6と同様にしてマスターバッ
チを得た。この際ストランド切れや脈流を生じることな
しに順調にマスターバッチを得ることができたが、得ら
れたマスターバッチを用いて実施例1と同様に紡糸を行
ったところ、目詰まりによる糸切れが発生した。また、
実施例1と同様にしてプレートを成形し、各種の評価を
した。結果を表3に示す。
【0030】(比較例6) 縮合アゾイエロー「クロモフタルイエロー GR] (チバガイギー社製) 35部 ポリプロピレン「三井ハイポールJ900P」 (三井化学工業社製,軟化温度:165℃) 65部 上記2成分を3本ロールミルで混練し、スクリュー直径
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。得られたマスターバッチを用いて実施例1と同
様に紡糸を行ったところ、目詰まりによる糸切れが発生
した。また、ポリプロピレン「三井ハイポールJ80
0」(三井石油化学工業社製)100部に、得られたマ
スターバッチ3部を混合して、射出成形機にて背圧0K
g/cm2 でプレートに成形し、各種の評価をした。結
果を表3に示す。
65mmの押出成形機でペレット化し、マスターバッチ
を得た。得られたマスターバッチを用いて実施例1と同
様に紡糸を行ったところ、目詰まりによる糸切れが発生
した。また、ポリプロピレン「三井ハイポールJ80
0」(三井石油化学工業社製)100部に、得られたマ
スターバッチ3部を混合して、射出成形機にて背圧0K
g/cm2 でプレートに成形し、各種の評価をした。結
果を表3に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】*1 無着色樹脂の機械物性(100 %)に対
するマスターバッチで着色された樹脂の機械的物性の保
持率。 ○:96%以上 △:90〜96% ×:90%以下 *2 成型品表面の色ムラを目視で評価した。 ○:色ムラなし △:色ムラ少々あり ×:色ムラ顕著 *3 被着色樹脂 100部とマスターバッチ 3部を配合した
混練物をプレス温度 170℃の条件下でプレス加工し、0.
1 mm厚さのフィルムを得た。得られたフィルム中の顔
料の粗大粒子の大きさとその数をLuzex450画像処理機
(東洋インキ社製)で測定した。 5:50μm以下の粒子数 700 個/cm2 以下 4:50μm以下の粒子数 700 〜1000個/cm2 3:50μm以下の粒子数 1000 〜7000個/cm2 2:50μm以下の粒子数 7000 〜27000 個/cm2 1:50μm以下の粒子数 27000 個/cm2 以上
するマスターバッチで着色された樹脂の機械的物性の保
持率。 ○:96%以上 △:90〜96% ×:90%以下 *2 成型品表面の色ムラを目視で評価した。 ○:色ムラなし △:色ムラ少々あり ×:色ムラ顕著 *3 被着色樹脂 100部とマスターバッチ 3部を配合した
混練物をプレス温度 170℃の条件下でプレス加工し、0.
1 mm厚さのフィルムを得た。得られたフィルム中の顔
料の粗大粒子の大きさとその数をLuzex450画像処理機
(東洋インキ社製)で測定した。 5:50μm以下の粒子数 700 個/cm2 以下 4:50μm以下の粒子数 700 〜1000個/cm2 3:50μm以下の粒子数 1000 〜7000個/cm2 2:50μm以下の粒子数 7000 〜27000 個/cm2 1:50μm以下の粒子数 27000 個/cm2 以上
【0034】(実施例7) 化合物1 50部 ポリエチレンワックス「131P」(三洋化成工業社製) 100部 ベンジジンイエローの水性湿潤ケーキ(顔料分:37%) 300部 「リオノールイエローGGT」(東洋インキ製造社製) ポリエチレン「スミカセンG808」 120部 (住友化学工業社製、軟化温度:78℃) 上記4成分をニーダーに入れて、150℃に加熱して混
練した。20分後に共重合体が軟化すると共に、水分は
蒸発し、顔料水性湿潤ケーキ中の顔料に共重合体が吸着
して転相して次第に高粘度となった。更に上記の顔料の
水性湿潤ケーキ300部を添加し、引き続き加熱混練す
ると、残留水分が蒸発するに伴い、1時間後に極めて高
粘度となり、フラッシング及び分散が完了した。続い
て、常温まで急激に冷却を開始し、混練に引き続き粉砕
を行い、数mmの粒子径になったところで着色用顔料組
成物を取り出して作業を終了させた。
練した。20分後に共重合体が軟化すると共に、水分は
蒸発し、顔料水性湿潤ケーキ中の顔料に共重合体が吸着
して転相して次第に高粘度となった。更に上記の顔料の
水性湿潤ケーキ300部を添加し、引き続き加熱混練す
ると、残留水分が蒸発するに伴い、1時間後に極めて高
粘度となり、フラッシング及び分散が完了した。続い
て、常温まで急激に冷却を開始し、混練に引き続き粉砕
を行い、数mmの粒子径になったところで着色用顔料組
成物を取り出して作業を終了させた。
【0035】次に、この着色用顔料組成物50部とジエ
チルエタノールアミン2.5部、水47部及び消泡剤
(シリコーンエマルジョン)0.5部をディスパーに仕
込み、溶解、分散させた。更にこの組成物75部に対
し、ポリエチレンワックス「トプコPW−M−10」
(東洋ペトロライト社製)22.5部、及び化合物1を
2.5部を添加して引き続き分散を行い、インキ化を完
了した。この印刷インキを水あるいは水/イソプロピル
アルコール(1/1)の希釈剤で、エース紙(十條製紙
社製)にフレキソあるいはグラビア印刷を行ったとこ
ろ、いずれも印刷適性が良好であり、極めて強光沢の印
刷物を得ることができた。
チルエタノールアミン2.5部、水47部及び消泡剤
(シリコーンエマルジョン)0.5部をディスパーに仕
込み、溶解、分散させた。更にこの組成物75部に対
し、ポリエチレンワックス「トプコPW−M−10」
(東洋ペトロライト社製)22.5部、及び化合物1を
2.5部を添加して引き続き分散を行い、インキ化を完
了した。この印刷インキを水あるいは水/イソプロピル
アルコール(1/1)の希釈剤で、エース紙(十條製紙
社製)にフレキソあるいはグラビア印刷を行ったとこ
ろ、いずれも印刷適性が良好であり、極めて強光沢の印
刷物を得ることができた。
【0036】(比較例7)化合物1の代わりにロジング
リセリンエステル「エステルガムH」(荒川化学工業社
製)を用いた以外は、実施例7と同様にして印刷インキ
を得た。実施例7と同様に印刷を行ったところ、実用上
問題はないが印刷適性及び印刷効果が実施例7に比べて
劣り、特に光沢がかなり劣っていた。
リセリンエステル「エステルガムH」(荒川化学工業社
製)を用いた以外は、実施例7と同様にして印刷インキ
を得た。実施例7と同様に印刷を行ったところ、実用上
問題はないが印刷適性及び印刷効果が実施例7に比べて
劣り、特に光沢がかなり劣っていた。
【0037】(実施例8) 化合物2 60部 フタロシアニンブルーの水性湿潤ケーキ(顔料分:46%) 「リオノールブルーFG7334P」(東洋インキ製造社製) 650部 エチレン・酢酸ビニル共重合体「スミテートHE10」 (住友化学工業社製,軟化温度:40℃) 80部 25%アンモニア水 280部 イソプロピルアルコール 50部 上記5成分をボールミルに入れて、20時間分散混練し
て、着色用顔料組成物水性分散体を作成した。得られた
着色用顔料組成物水性分散体は、顔料の凝集や沈降もな
く良好な分散状態だった。次に、この着色用顔料組成物
水性分散体100部とジエチルエタノールアミン2.5
部及び消泡剤(シリコーンエマルジョン)0.5部をデ
ィスパーに仕込み、混合、分散させた。更にこの組成物
75部に対し、ポリエチレンワックス「トプコPW−M
−10」22.5部及び化合物2を2.5部を添加して
引き続き分散を行い、インキ化を完了した。実施例7と
同様に印刷を行ったところ、実用上問題なかった。
て、着色用顔料組成物水性分散体を作成した。得られた
着色用顔料組成物水性分散体は、顔料の凝集や沈降もな
く良好な分散状態だった。次に、この着色用顔料組成物
水性分散体100部とジエチルエタノールアミン2.5
部及び消泡剤(シリコーンエマルジョン)0.5部をデ
ィスパーに仕込み、混合、分散させた。更にこの組成物
75部に対し、ポリエチレンワックス「トプコPW−M
−10」22.5部及び化合物2を2.5部を添加して
引き続き分散を行い、インキ化を完了した。実施例7と
同様に印刷を行ったところ、実用上問題なかった。
【0038】(比較例8)化合物2の代わりに水添ロジ
ン「ステベライト」(理化ハーキュレス社製)を用いた
以外は、実施例8と同様にして印刷インキを得た。実施
例7と同様に印刷を行ったところ、実用上問題はなかっ
た。
ン「ステベライト」(理化ハーキュレス社製)を用いた
以外は、実施例8と同様にして印刷インキを得た。実施
例7と同様に印刷を行ったところ、実用上問題はなかっ
た。
【0039】実施例7、8及び比較例7、8について、
詳細な結果を表4に示す。
詳細な結果を表4に示す。
【表4】
【0040】 判定 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 版かぶり:シリンダー表面をドクターで掻ききれないた
めに、表面が汚れ、無字部分にインキが転写されるこ
と。 版詰まり:凹版が詰まること。 ロール目詰:ゴムロールの版が詰まること。 からみ :インキが滲んだり、印字内や印字間に斑点状
の汚れが付着すること。 ロール目:筋目あるいは縞目と呼ばれ、インキ量の少な
い白い線が出ること。 泳ぎ :均一に印刷されないで、斑点状や液状に濃度
がムラになること。 光沢 :デジタル光度計「GM−26D」(村上色彩
社製)を使用し、反射角60度で測定した。
めに、表面が汚れ、無字部分にインキが転写されるこ
と。 版詰まり:凹版が詰まること。 ロール目詰:ゴムロールの版が詰まること。 からみ :インキが滲んだり、印字内や印字間に斑点状
の汚れが付着すること。 ロール目:筋目あるいは縞目と呼ばれ、インキ量の少な
い白い線が出ること。 泳ぎ :均一に印刷されないで、斑点状や液状に濃度
がムラになること。 光沢 :デジタル光度計「GM−26D」(村上色彩
社製)を使用し、反射角60度で測定した。
【0041】(実施例9) 化合物3 40部 酸化チタン「タイペークCR−50」(石原産業社製) 100部 群青「グンジョウ#2000」(第一化成工業社製) 1部 キナクリドンレッド「シンカシャレッドYRT759D」 (チバ・ガイギー社製) 1部 アクリル樹脂(軟化温度:100℃) 33部 ブチルセロソルブ 80部 上記6成分をディスパーで1時間撹拌し、次にサンドミ
ルで1時間混練分散して顔料分40%の顔料ペースト
(着色用顔料組成物)を作成した。なお、上記アクリル
樹脂の組成は、重量比で、メタクリル酸メチル/アクリ
ル酸エチル/スチレン/メタクリル酸=20/40/3
2/8である。この顔料ペースト100部に上記のアク
リル樹脂7部、アミノ樹脂「サイメル303」(三井サ
イアナミッド社製)3部及びブチルセロソルブ133部
を加えてよく混和し、顔料分0.16%のアクリル焼き
付け塗料を得た。得られた塗料をブリキ板にスプレーコ
ーターで塗布し、オーブンで200℃10分間焼き付け
を行った。塗装性は良好であった。
ルで1時間混練分散して顔料分40%の顔料ペースト
(着色用顔料組成物)を作成した。なお、上記アクリル
樹脂の組成は、重量比で、メタクリル酸メチル/アクリ
ル酸エチル/スチレン/メタクリル酸=20/40/3
2/8である。この顔料ペースト100部に上記のアク
リル樹脂7部、アミノ樹脂「サイメル303」(三井サ
イアナミッド社製)3部及びブチルセロソルブ133部
を加えてよく混和し、顔料分0.16%のアクリル焼き
付け塗料を得た。得られた塗料をブリキ板にスプレーコ
ーターで塗布し、オーブンで200℃10分間焼き付け
を行った。塗装性は良好であった。
【0042】(比較例9)化合物3で得られた共重合体
の代わりに実施例9で使用したアクリル樹脂を用いた以
外は、実施例9と同様にして顔料ペーストを得た。得ら
れた顔料ペースト用い、を実施例9と同様にして焼き付
け塗料を調製し、塗布を行った。この際、実施例9に比
べて表面平滑性が若干劣っていた。
の代わりに実施例9で使用したアクリル樹脂を用いた以
外は、実施例9と同様にして顔料ペーストを得た。得ら
れた顔料ペースト用い、を実施例9と同様にして焼き付
け塗料を調製し、塗布を行った。この際、実施例9に比
べて表面平滑性が若干劣っていた。
【0043】(実施例10) 化合物4 40部 カーボンブラック「MB−45」(三菱化学社製) 60部 ポリブチレンテレフタレート「ノバデュール5010R3」 6部 (三菱エンジニアリングプラスチック社製,軟化温度:210℃) ジメチルホルムアミド 14部 2,6−ジtert−ブチル−p−クレゾール 1部 上記5成分をニーダーに仕込み、加熱混練を行う。内容
物が粘性流動状になったら冷却を始め、1時間混練を行
う。次いで水25部を加えて混練物を析出させて、加圧
しながらニーダー中で素粉砕する。これを取り出し、7
0℃の熱風乾燥機中で12時間乾燥することにより顔料
ペースト(着色用顔料組成物)を得た。得られた着色用
顔料組成物20部にキシレン80部を加えてよく混和す
ることにより、顔料ペーストを得た。これは容易に溶解
分散した。この顔料ペースト20部にキシレン6部、実
施例9で使用したアミノ樹脂92部を加えてよく混和
し、分散性の優れた黒色の焼き付け塗料が得られた。得
られた塗料を実施例9と同様にして塗布し、280℃で
焼き付けを行ったところ塗装性は良好であった。
物が粘性流動状になったら冷却を始め、1時間混練を行
う。次いで水25部を加えて混練物を析出させて、加圧
しながらニーダー中で素粉砕する。これを取り出し、7
0℃の熱風乾燥機中で12時間乾燥することにより顔料
ペースト(着色用顔料組成物)を得た。得られた着色用
顔料組成物20部にキシレン80部を加えてよく混和す
ることにより、顔料ペーストを得た。これは容易に溶解
分散した。この顔料ペースト20部にキシレン6部、実
施例9で使用したアミノ樹脂92部を加えてよく混和
し、分散性の優れた黒色の焼き付け塗料が得られた。得
られた塗料を実施例9と同様にして塗布し、280℃で
焼き付けを行ったところ塗装性は良好であった。
【0044】(比較例10)化合物4の代わりにロジン
ペンタエリスリトールエステル「ハリエスターP」(播
磨化成工業社製)を用いた以外は、実施例10と同様に
して顔料ペーストを得た。得られた顔料ペースト用い、
を実施例10と同様にして焼き付け塗料を調製し、塗布
を行った。この際、塗膜表面に凝集物が発生した。
ペンタエリスリトールエステル「ハリエスターP」(播
磨化成工業社製)を用いた以外は、実施例10と同様に
して顔料ペーストを得た。得られた顔料ペースト用い、
を実施例10と同様にして焼き付け塗料を調製し、塗布
を行った。この際、塗膜表面に凝集物が発生した。
【0045】実施例9、10及び比較例9、10につい
て、塗膜の光沢、色相の鮮明性、着色性及び分散性を評
価した。詳細な結果を表5に示す。
て、塗膜の光沢、色相の鮮明性、着色性及び分散性を評
価した。詳細な結果を表5に示す。
【表5】
【0046】 判定 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 光沢 :デジタル光度計「GM−26D」(村上
色彩社製)を使用し、反射角60度で測定した。 色相の鮮明性:塗膜表面に顔料ペーストに起因する荒れ
が無く平滑であり、また色ムラや縞模様が現れないこ
と。 着色性 :塗膜の発色度合い(色の濃さ)を目視で
判定した。 分散性 :グラインドゲージにて目視判定を行っ
た。
色彩社製)を使用し、反射角60度で測定した。 色相の鮮明性:塗膜表面に顔料ペーストに起因する荒れ
が無く平滑であり、また色ムラや縞模様が現れないこ
と。 着色性 :塗膜の発色度合い(色の濃さ)を目視で
判定した。 分散性 :グラインドゲージにて目視判定を行っ
た。
【0047】(実施例11) 化合物5 35部 フタロシアニンブルーの水性湿潤ケーキ(顔料分:35%) 「リオノールブルーSM」 (東洋インキ製造社製) 1030部 エチレン・ビニルアルコール共重合体「ソアライトK」 5部 (日本合成化学工業,軟化温度:162℃) ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ 5部 キシレン 90部 水 600部 上記6成分をディスパーに入れ、混合分散して顔料水性
ペーストを作成した。次にこの顔料水性ペーストをフラ
ッシャーに入れ、150℃に昇温しながら撹拌した。水
分は蒸発し、内容物が高粘度となってきたところで取り
出し、スプレードライヤーで乾燥させて着色用顔料組成
物を得た。得られた着色用顔料組成物17部にカルナバ
ワックス(mp:83℃)79部、パラフィンワックス
(mp:55℃)17部及び化合物5の15%MEK溶
液113部を加え、ガラスビーズの入ったアトライター
で2時間分散して感熱インキを作成した。この感熱イン
キを厚さ6mmのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に、ソルベントコーティング法によって、乾燥後の塗
布厚が4μmとなるように塗工し、100℃で2分間乾
燥して、熱転写記録媒体を得た。塗工性は良好であっ
た。
ペーストを作成した。次にこの顔料水性ペーストをフラ
ッシャーに入れ、150℃に昇温しながら撹拌した。水
分は蒸発し、内容物が高粘度となってきたところで取り
出し、スプレードライヤーで乾燥させて着色用顔料組成
物を得た。得られた着色用顔料組成物17部にカルナバ
ワックス(mp:83℃)79部、パラフィンワックス
(mp:55℃)17部及び化合物5の15%MEK溶
液113部を加え、ガラスビーズの入ったアトライター
で2時間分散して感熱インキを作成した。この感熱イン
キを厚さ6mmのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に、ソルベントコーティング法によって、乾燥後の塗
布厚が4μmとなるように塗工し、100℃で2分間乾
燥して、熱転写記録媒体を得た。塗工性は良好であっ
た。
【0048】(比較例11)化合物5で得られた共重合
体の代わりに重合ロジン「ペンタリンCJ」(理化ハー
キュレス社製)を用いた以外は、実施例11と同様にし
て着色用顔料組成物を得た。得られた着色用顔料組成物
を用いて、化合物5の15%MEK溶液の代わりにポリ
スチレン「エスブライト500SB」(住友化学工業社
製)のキシレン15%溶液を用いた以外は実施例11と
同様にして感熱インキを作成し、感熱転写記録媒体を得
た。塗工性は良好であったが、若干の臭気があった。
体の代わりに重合ロジン「ペンタリンCJ」(理化ハー
キュレス社製)を用いた以外は、実施例11と同様にし
て着色用顔料組成物を得た。得られた着色用顔料組成物
を用いて、化合物5の15%MEK溶液の代わりにポリ
スチレン「エスブライト500SB」(住友化学工業社
製)のキシレン15%溶液を用いた以外は実施例11と
同様にして感熱インキを作成し、感熱転写記録媒体を得
た。塗工性は良好であったが、若干の臭気があった。
【0049】(実施例12) 化合物4 20部 PP・PEワックス「APAO−UT2385」 (宇部レキセン社製) 50部 カーボンブラック「三菱カーボンMA−100」(三菱化学社製)20部 エチレン・酢酸ビニル共重合体「DQDJ−7197」 10部 (日本ユニカー社製,軟化温度:38℃) 上記2成分を混合し、3本ロールミルで160℃で加熱
混練をしてミルベース(着色用顔料組成物)を得た。得
られたミルベースを用いて実施例11と同様にして感熱
インキを作成し、感熱転写機録媒体を得た。塗工性は良
好であった。
混練をしてミルベース(着色用顔料組成物)を得た。得
られたミルベースを用いて実施例11と同様にして感熱
インキを作成し、感熱転写機録媒体を得た。塗工性は良
好であった。
【0050】(比較例12)化合物4の代わりにマイク
ロクリスタリンワックス(mp:75℃)を用いた以外
は、実施例12と同様にして着色用顔料組成物を得た。
得られた着色用顔料組成物を用いて、化合物5のキシレ
ン15%溶液の代わりにアクリロニトリル・スチレン共
重合体「TTR−02」(藤倉化成社製)のキシレン1
5%溶液を用いた以外は実施例11と同様にして感熱イ
ンキを作成し、感熱転写記録媒体を得た。塗工性は良好
であった。
ロクリスタリンワックス(mp:75℃)を用いた以外
は、実施例12と同様にして着色用顔料組成物を得た。
得られた着色用顔料組成物を用いて、化合物5のキシレ
ン15%溶液の代わりにアクリロニトリル・スチレン共
重合体「TTR−02」(藤倉化成社製)のキシレン1
5%溶液を用いた以外は実施例11と同様にして感熱イ
ンキを作成し、感熱転写記録媒体を得た。塗工性は良好
であった。
【0051】実施例11、12及び比較例11、12で
得られた感熱転写記録媒体について、転写エネルギー感
度及び転写画像品質を温度:60〜140℃、圧力:2
kg/cm、熱圧着時間:3秒の条件下で熱傾斜試験器
「HG−100」(東洋精機製作所社製)と、印字速
度:60字/秒、8ドットのサーマルヘッドを持つ高密
度のサーマルプリンターとで評価した。また転写インキ
面の耐摩擦性は、板紙耐摩耗試験機(熊谷理機工業社
製)を用いて、平滑度が5〜10秒であるラフ紙に対す
る耐摩擦性を温度:23℃、荷重:500gw/cm、
摩擦回数:100往復の条件下で評価した。受像紙とし
ては熱転写紙、ミラーコート紙及びOHPシートを使用
した。詳細な結果を表6に示す。
得られた感熱転写記録媒体について、転写エネルギー感
度及び転写画像品質を温度:60〜140℃、圧力:2
kg/cm、熱圧着時間:3秒の条件下で熱傾斜試験器
「HG−100」(東洋精機製作所社製)と、印字速
度:60字/秒、8ドットのサーマルヘッドを持つ高密
度のサーマルプリンターとで評価した。また転写インキ
面の耐摩擦性は、板紙耐摩耗試験機(熊谷理機工業社
製)を用いて、平滑度が5〜10秒であるラフ紙に対す
る耐摩擦性を温度:23℃、荷重:500gw/cm、
摩擦回数:100往復の条件下で評価した。受像紙とし
ては熱転写紙、ミラーコート紙及びOHPシートを使用
した。詳細な結果を表6に示す。
【0052】
【表6】
【0053】 判定 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 転写画像品質:画像の濃度ムラ、均一性、鮮明性及びラ
ンダムブリッジ、ボイドの発生について、拡大写真等に
より目視評価した。 耐摩擦性 :転写画像部のインキが摩擦紙に付着する
割合を目視で判定した。 転写エネルギー感度:転写画像濃度の飽和時の転写エネ
ルギー。 転写画像濃度:べた印字部の飽和画像反射濃度値をマク
ベス反射濃度計で測定。
ンダムブリッジ、ボイドの発生について、拡大写真等に
より目視評価した。 耐摩擦性 :転写画像部のインキが摩擦紙に付着する
割合を目視で判定した。 転写エネルギー感度:転写画像濃度の飽和時の転写エネ
ルギー。 転写画像濃度:べた印字部の飽和画像反射濃度値をマク
ベス反射濃度計で測定。
【0054】(実施例13〜14) 化合物2,3 20部 カーボンブラック「三菱カーボン#10」(三菱化学社製) 10部 負帯電制御剤「ポントロンE81」(オリエント化学社製) 3部 ポリプロピレンワックス「ビスコール550P」 42部 (三洋化成工業社製) ポリスチレン「エスブライト2V」 45部 (昭和電工社製,軟化温度:79℃) 上記5成分を混合し、2本ロールミルで130℃で加熱
混練をしてミルベースを得、これをハンマーミルで粗粉
砕し、続いてジェットミルで微粉砕した後分級して、平
均粒子径13μmのトナー(着色用顔料組成物)を得
た。得られたトナーを酸化鉄粉「EFV200」(日本
鉄粉社製)をキャリアとして混合し、トナー濃度5%の
現像剤を作成した。
混練をしてミルベースを得、これをハンマーミルで粗粉
砕し、続いてジェットミルで微粉砕した後分級して、平
均粒子径13μmのトナー(着色用顔料組成物)を得
た。得られたトナーを酸化鉄粉「EFV200」(日本
鉄粉社製)をキャリアとして混合し、トナー濃度5%の
現像剤を作成した。
【0055】(比較例13)化合物2の代わりにm−キ
シレンビスステアリン酸アミド「スリパックスZXS」
(日本化成社製)を用いた以外は、実施例13と同様に
してトナーを得た。得られたトナーを用いて実施例13
と同様にして現像剤を作成した。
シレンビスステアリン酸アミド「スリパックスZXS」
(日本化成社製)を用いた以外は、実施例13と同様に
してトナーを得た。得られたトナーを用いて実施例13
と同様にして現像剤を作成した。
【0056】実施例13〜14及び比較例13で得られ
た現像剤を複写機「NC3000」(コピア社製)を改
造した現像機に入れて、A4用紙で1/3が黒べたの未
定着画像を作成した。続いてこれを上部がテフロン、下
部がシリコンゴムの加熱ロール式定着試験機を用い、ロ
ール温度が100〜240℃まで段階的に変化させ、線
速800cm/分で通して定着評価を行った。定着性
は、定着画像にセロテープを貼って引き剥がし、そのI
D(画像濃度)を測定することにより判定した。ホット
セット温度は、黒べた部と接したロール部分が、白抜け
部と再度接した部分のIDを測定し、他の白抜け部のI
Dより5%以上増加した最低温度とした。更に複写機
「NC3000」(コピア社製)を用いて温度30℃−
湿度80%の条件下で連続複写試験を行った。また得ら
れた現像剤の貯蔵安定性を温度50℃−湿度80%で2
4時間の条件下で評価した。詳細な結果を表7に示す。
た現像剤を複写機「NC3000」(コピア社製)を改
造した現像機に入れて、A4用紙で1/3が黒べたの未
定着画像を作成した。続いてこれを上部がテフロン、下
部がシリコンゴムの加熱ロール式定着試験機を用い、ロ
ール温度が100〜240℃まで段階的に変化させ、線
速800cm/分で通して定着評価を行った。定着性
は、定着画像にセロテープを貼って引き剥がし、そのI
D(画像濃度)を測定することにより判定した。ホット
セット温度は、黒べた部と接したロール部分が、白抜け
部と再度接した部分のIDを測定し、他の白抜け部のI
Dより5%以上増加した最低温度とした。更に複写機
「NC3000」(コピア社製)を用いて温度30℃−
湿度80%の条件下で連続複写試験を行った。また得ら
れた現像剤の貯蔵安定性を温度50℃−湿度80%で2
4時間の条件下で評価した。詳細な結果を表7に示す。
【0057】
【表7】 判定 ○:良好 △:やや不良 ×:不良
【0058】
【発明の効果】本発明の着色用顔料組成物は、顔料含有
率の高低にとらわれず、顔料分散性に優れており、高度
な顔料分散を要求される繊維製品の着色や感熱インキ、
印刷インキ、塗料、トナーなどの現像剤等の着色におい
て、その光沢、色相の鮮明さ及び着色性に大きな効果を
発揮するものである。また、従来、多かった分散不良に
よるブツや色ムラ等の塗膜欠陥もなく、良好な塗膜が得
られる等、塗加工性にも優れており、良好な塗膜物性を
得られるものである。特に成形材料である熱可塑性樹脂
の着色に対しても極めて有効であり、高分散、高発色を
示し、色ムラのない着色も可能となるものである。
率の高低にとらわれず、顔料分散性に優れており、高度
な顔料分散を要求される繊維製品の着色や感熱インキ、
印刷インキ、塗料、トナーなどの現像剤等の着色におい
て、その光沢、色相の鮮明さ及び着色性に大きな効果を
発揮するものである。また、従来、多かった分散不良に
よるブツや色ムラ等の塗膜欠陥もなく、良好な塗膜が得
られる等、塗加工性にも優れており、良好な塗膜物性を
得られるものである。特に成形材料である熱可塑性樹脂
の着色に対しても極めて有効であり、高分散、高発色を
示し、色ムラのない着色も可能となるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 克行 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】顔料(a)0.01〜90重量%および一
般式(I)で示される化合物(b)1〜80重量%を含
有することを特徴とする着色用顔料組成物。 (但し、nは20以上50以下の整数であり、RはHま
たはCH3 である。) - 【請求項2】JIS K−7206に定められたビカッ
ト軟化温度が300℃以下の熱可塑性樹脂またはワック
ス(c)1〜90重量%を含有することを特徴とする請
求項1記載の着色用顔料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1248696A JPH09202861A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 着色用顔料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1248696A JPH09202861A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 着色用顔料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09202861A true JPH09202861A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11806739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1248696A Pending JPH09202861A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 着色用顔料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09202861A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0972794B2 (en) † | 1998-07-16 | 2012-02-15 | Mitsui Chemicals, Inc. | Aqueous dispersion and its use |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP1248696A patent/JPH09202861A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0972794B2 (en) † | 1998-07-16 | 2012-02-15 | Mitsui Chemicals, Inc. | Aqueous dispersion and its use |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070508 |