JPH09203355A - 自動二輪車のエアクリーナ装置 - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ装置

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JPH09203355A
JPH09203355A JP8012971A JP1297196A JPH09203355A JP H09203355 A JPH09203355 A JP H09203355A JP 8012971 A JP8012971 A JP 8012971A JP 1297196 A JP1297196 A JP 1297196A JP H09203355 A JPH09203355 A JP H09203355A
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air cleaner
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Kazuya Nishizawa
和也 西澤
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増やすことなく水入りを防止でき
る自動二輪車のエアクリーナ装置を提供する。 【解決手段】 ヘッドパイプから車体後方に延びるメイ
ンフレーム4の後端部にレールブラケット6を接続した
自動二輪車のエアクリーナ装置において、上記メインフ
レーム4の後端部とレールブラケット6との接続部の上
側に該接続部を囲むようにガセット7(補強プレート)
を固着し、該ガセット7とメインフレーム4の後端部及
びレールブラケット6とで形成された空間を空気導入室
Aとし、該空気導入室Aの左側にエアクリーナケース8
0を固定し、該エアクリーナケース80の吸気口86a
を上記空気導入室A内に開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のエア
クリーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車においてはエンジンに供給す
る燃焼用空気を濾過するためにエアクリーナ装置が配設
されている。この種のエアクリーナ装置は、従来、エア
クリーナケースをシートの下方を覆うサイドカバー内に
配置して車体フレームに固定し、該サイドカバー内にエ
アクリーナの吸気ダクトを開口させるのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置のようにサイドカバー内に吸気ダクトを開口させ
る構造では、吸気ダクト内に跳ね水等が侵入してエレメ
ントに付着し易いという問題がある。上記水の侵入を防
止するためには、上記吸気ダクトの開口部分に水入り防
止板等を配設することが考えられるが、このようにした
場合は部品点数が増えるという問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、部品点数を増やすことなく水入りを防止でき
る自動二輪車のエアクリーナ装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドパイプ
から車体後方に延びるメインフレームの後端部にシート
レールを支持するレールブラケットを接続した車体フレ
ームを備えた自動二輪車のエアクリーナ装置において、
上記メインフレームの後端部とレールブラケットとの接
続部に該接続部を上方から囲むように補強プレートを固
着し、該補強プレートとメインフレームの後端部及びレ
ールブラケットとで囲まれた空間を空気導入室とし、該
空気導入室の左, 右何れか一側にエアクリーナケースを
配置し、該エアクリーナケースの吸気口を上記空気導入
室内に開口させたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図16は、本発明
の一実施形態による自動二輪車のエアクリーナ装置を説
明するための図であり、図1は自動二輪車の左側面図、
図2は車体フレームの左側面図、図3はエンジンの断面
左側面図、図4〜図6はそれぞれシリンダヘッドの平面
図,断面正面図,断面側面図、図7,図8はシリンダボ
ディの断面側面図,底面図、図9及び図10はシリンダ
ボディの鋳型を示す構成図、図11は鋳型の斜視図、図
12及び図13はエアクリーナ装置の断面平面図,側面
図、図14及び図15はキック始動装置の断面背面図,
側面図、図16はエアクリーナ装置の吸引カバーを示す
図であり、同図(a),(b),(c),(d),(e) はそれぞれ平面
図,左側面図,正面図,d−d線断面図,e−e線断面
図である。なお、本実施形態における左右,前後とはシ
ートに着座した状態での左右,前後を意味する。
【0007】図において、1は自動二輪車であり、これ
の車体フレーム2はヘッドパイプ3に車体後方斜め下方
に傾斜して延びる1本のメインフレーム4の前端を接続
し、該メインフレーム4の後端に斜め上方に延びる横断
面コ字状のレールブラケット6を接続し、該接続部、即
ちレールブラケット6の上部とメインフレーム4の後端
部とを囲むように横断面逆U字状のガセット7(補強プ
レート)を接続するとともに、該ガセット7及び上記レ
ールブラケット6の上端に車体後方斜め上方に延びる
左, 右一対のシートレール5を接続した概略構造のもの
である。
【0008】また、上記各シートレール5とレールブラ
ケット6との間にはバックステー8が架設されており、
上記ガセット7の上面にはシートチューブ9が立設され
ている。また上記メインフレーム4の略中央下側には支
持ブラケット10が、後端には下方に延びる懸架ブラケ
ット11がそれぞれ接続されており、両ブラケット1
0,11によりエンジン12が支持されている。
【0009】上記シートチューブ9には前部座席13
a,後部座席13bを一体形成してなるシート13の前
端部が枢支されており、該シート13の下方にはそれぞ
れオイルタンク14,バッテリ15,燃料タンク16が
配設されている。
【0010】また上記ヘッドパイプ3にはフロントフォ
ーク20が枢支されており、該フロントフォーク20の
下端には前輪21が、上端には操向ハンドル22が装着
されている。上記懸架ブラケット11にはピボット軸2
3を介してリヤアーム24が上下揺動可能に枢支されて
おり、該リヤアーム24の後端に後輪25が装着されて
いる。このリヤアーム24とレールブラケット6との間
にはリヤクッション27が架設されている。
【0011】上記ヘッドパイプ3の前部にはヘッドライ
ト30が装着されたカウリング31が配設されており、
上方には操向ハンドル22が配設されている。上記メイ
ンフレーム4の左, 右側部には下方に延びエンジン12
を囲むアンダカバー33が、またシート13の下面には
サイドカバー34が配設されており、該サイドカバー3
4の後端にはテールライト35が装着されている。
【0012】上記エンジン12は、図3に示すように、
シリンダボア37dの軸線(気筒軸)を前側に約35度
傾斜させて車体フレーム2に搭載された空冷式2サイク
ルエンジンであり、これは左右2分割型クランクケース
36の上合面にシリンダボディ37を、該シリンダボデ
ィ37の上合面にシリンダヘッド38を積層してヘッド
ボルトで締結し、上記シリンダボディ37のシリンダボ
ア(気筒)37d内にピストン39を摺動自在に挿入す
るとともに、該ピストン39をコンロッド40でクラン
ク軸41のクランクピン42に連結した構造のものであ
る。また上記シリンダヘッド38の下面には燃焼凹部3
8aが凹設されており、該凹部38a内に点火プラグ4
2の電極が露出している。
【0013】上記クランクケース36内は、上記クラン
ク軸41を収納するクランク室36aと変速機構43を
収納する変速室36bとに隔壁36cにより区分けされ
ている。上記変速機構43は、クランク軸41の回転を
これの右端に装着された遠心式オートクラッチ(不図
示),メイン軸43a,ドライブ軸43b,及び不図示
のスプロケット,チェーンを介して後輪25に伝達する
ようになっている。なお、図1の47はチェーンカバー
である。
【0014】また上記クランク軸41の下方にはこれと
平行にバランサ軸45が配設されており、クランクケー
ス36の前壁36dの前部にはセルモータ46がこれの
駆動軸46aを車体左側に向けてかつクランク軸41と
平行に配置されている。また図示していないが、上記ク
ランク軸41の右端側には遠心式オートクラッチが装着
されている。
【0015】上記シリンダボディ37の外周壁には気筒
軸と直角方向に起立する複数の放熱用冷却フィン50が
気筒軸方向に間隔をあけて一体形成されており、該各冷
却フィン50同士は車幅方向中央のリブ50aにより一
体的に接続されている。また上記シリンダボディ37の
気筒壁にはクランク室36aとシンダボア37d内とを
連通する複数個の掃気ポート51が形成されている。さ
らに上記シリンダボディ37のクランクケース36と接
続される下合面37bには、図7〜図10に示すように
軽量化を図るための肉抜き凹部37aが形成されてい
る。
【0016】次に本実施形態におけるシリンダヘッド3
8の防振構造について説明する。上記シリンダヘッド3
8の上壁には、図4〜図6に示すように、気筒軸方向に
起立し、車両進行方向に延びる多数の冷却フィンが車幅
方向に間隔をあけて一体に突出形成されている。この冷
却フィンのうちの厚さ方向(車幅方向)左, 右最外側に
位置する外側フィン52a,52aの頂面高さは、内側
に位置する各内側フィン52bの前端部52b´を除く
部分の頂面高さより高くなっている。なお、上記各内側
フィン52bの前端部52b´の頂面高さは上記外側フ
ィン52aと同じ高さに形成されている。即ち上記各内
側フィン52bは段落ち状に形成されている。そして各
内側フィン52bの段落ち状部分の頂面上にはゴム板製
の弾性シート53を介して金属板製のヘッドカバー54
が配置されており、該ヘッドカバー54の上面と上記外
側フィン52a及び上記前端部52b´の頂面とは面一
になっている。このヘッドカバー54はシリンダヘッド
38の四隅に一体形成されたボス部38dにボルト57
を螺着して共締め固定されている。また上記弾性シート
53の、スタッドボルト孔38b,点火プラグ孔38c
に対応する部分には孔53aが形成されている。
【0017】上記左, 右外側フィン52aと該フィン5
2aに隣接する内側フィン52bとの長手方向両端部,
及び中央部とはリブ60により一体的に接続されてい
る。また上記隣接する内側フィン52bの上記リブ60
が接続された部分には切り欠き61が形成されている。
この切り欠き61は上記両フィン52a,52bとリブ
60とで形成された空間aをその車載状態低所部位にお
いて外方に開放する開口となっており、これにより上記
空間aに侵入した泥水等の排出通路が形成されている。
【0018】上記内側フィン52bのうち車幅方向中央
に位置する各フィン52bには後縁を切り欠いてなる平
面視半円状の逃げ凹部62が形成されており、該逃げ凹
部62内にメインフレーム4の下縁が位置している。こ
の逃げ凹部62を形成したことにより、メインフレーム
4の寸法,形状、またエンジン12の傾斜角度を変える
ことなく、エンジンを車体に搭載した状態でシリンダヘ
ッド38の脱着が可能となる。即ち、エンジン車載状態
でシリンダヘッドを脱着可能にするためには、エンジン
の前傾角度を大きくしたりフレーム位置を上方に変更す
る方法が考えられるが、このようにするとフロントフェ
ンダに干渉したり、フレーム形状の自由度が低くなると
いう問題が生じる。また上記凹部62は後述する排気ポ
ートの反対側であるので冷却性への影響はほとんどな
く、また内側フィン52bの一部を切り欠くだけである
ので弾性シート53の当接面積が極端に減少することは
なく、防振対策への影響を回避できる。
【0019】上記シリンダボディ37の前壁部にはシリ
ンダボア37dに連通する排気ポート65が斜め下向き
に形成されている。また排気ポート65の外部接続開口
の周縁には環状の凸フランジ部66が形成されており、
該凸フランジ部66部分はシリンダボア中心側に近接す
るよう図7の矢印a方向に凹ませて形成されている。こ
れにより排気ポート65周囲の体積を小さくし、排気ガ
スによる蓄熱量を抑制している。また、上記凸フランジ
部66部分を凹ませたことにより、排気管67の曲げ半
径を大きくとることができ、該排気管67の曲げ成形加
工がやり易くなり、また同じ曲げ半径であれば突出寸法
が小さくなり、前輪との干渉の問題が生じにくくなる。
一方、上記凸フランジ部66を凹ませたことから、該フ
ランジ部66の下半部66bは、図8に示すように、シ
リンダボディ37をクランクケース36に固定するため
のボルト用ボス部37cよりシリンダボア中心側に位置
しており、そのため後述するように、鋳造用型の形状に
制約が生じることとなる。
【0020】上記凸フランジ部66には図示しないガス
ケットを介在させて排気管67のフランジ部67bがボ
ルト締め固定されている。この排気管67はシリンダボ
ディ37から下方に延びた後車体右側部に導出されここ
から後方に延びており、これの後端部には消音器67a
が接続されている。
【0021】つぎに本実施形態における上記シリンダボ
ディ37の鋳型について説明する。シリンダボディ37
は、図9〜図11に示す鋳型70により製造されたもの
である。即ち、この鋳型70は、シリンダボディ37の
主要部を形成するための一対の左, 右母型71,72
と、該両母型71,72と協働して上記排気ポート6
5,及び凸フランジ部66のシリンダヘッド側に位置す
る上半部66aを形成する排気用中子73と、上記シリ
ンダボディ37の下合面37bの肉抜き凹部37a,及
び上記凸フランジ部66のクランクケース側に位置する
下半部66bを形成する肉抜き型74とから構成されて
いる。
【0022】上記排気用中子73は排気ポート65を形
成する大略円錐状のポート部73aと、ポート開口の周
縁及び凸フランジ部66の内周面を形成する円柱部73
bとからなり、該円柱部73bと上記左, 右母型71,
72に形成された円弧状切り欠き凹部71a,72aと
で凸フランジ部66の上半部66aが形成される。また
上記ポード部73aの先端面には鋳込み時に該中子73
を位置決め支持する支持部73cが突出形成されてい
る。
【0023】上記肉抜き型74は、シリンダボディ37
の下合面37b,及びボス部37cの一部を形成するベ
ース部74aと、上記中子73の円柱部73bを支持す
る支持部74cとを一体形成した構造のものであり、上
記ベース部74a上に、上記肉抜き凹部37aを形成す
る一対の凸部74bが突設され、上記支持部74cの周
縁に上記円柱部73bとで上記凸フランジ部66の下半
部66bを形成する下半部用型部74dが凹設されてい
る。
【0024】上記シリンダボディ37は上記鋳型70に
溶湯を鋳込んだ後、左, 右母型71,72を左右に型割
りするとともに排気用中子73をポート軸方向後方に型
抜きし、肉抜き型74をシリンダボアの軸線方向下方に
型抜きして製造されたものである。
【0025】上記クランクケース36の後側上壁にはク
ランク室36aに連通する吸気開口36eが形成されて
おり、該開口36eにはリードバルブ75が挿入配置さ
れている。このリードバルブ75は上方に開く弁板のみ
を有する片開きタイプのもので、ピストン39の上昇に
よってクランク室36aが負圧になると自動的に開いて
空気を導入し、下降によって正圧になると閉じて空気の
吹き返しを防止するものである。また、上記吸気開口3
6dのリードバルブ75の上流側には気化器76が接続
されており、該気化器76の上流側にはエアクリーナ装
置68が接続されている。
【0026】次に上記エアクリーナ装置68について説
明する。上記エアクリーナ装置68は、図12,図13
に示すように、上述のメイフレーム4,及びレールブラ
ケット6の接続部と該部分を囲むガセット7とで空気導
入室Aを形成するとともに、該ガセット7の左側部分に
樹脂製のエアクリーナケース80を配置して構成されて
いる。そして上記空気導入室Aの最底部におけるメイン
フレーム4とガセット7との間の溶接に際し、意識的に
一部を溶接しないことによって隙間を設け、これを水抜
きとしており、仮に空気導入室A内に雨水等が侵入した
場合は上記水抜き部分から下方に落下排出するようにな
っている。
【0027】また上記エアクリーナケース80はケース
本体81とケースカバー82とからなる左, 右2分割型
のもので、該ケース本体81はこれの外壁に突出形成さ
れたフランジ部81a,81bを介して車体フレーム2
にボルト締め固定されている。
【0028】上記ケース本体81とケースカバー82と
の合わせ部には両者を区分けするエレメント83が配設
されており、該エレメント83はケース本体81,ケー
スカバー82の周縁に一体形成された係合突起84によ
り挟持固定されている。また上記ケースカバー82は、
これに一体形成されたボス部82aをケース本体81の
ボス部81cに同軸をなすよう係合させるとともにボル
ト85を螺挿することによりケース本体81に着脱可能
に取り付けられている。これによりケースカバー82を
取り外すだけでエレメント83の交換が可能となってい
る。
【0029】上記ケース本体81内には車幅方向に延び
る円筒状の吸気ダクト部86が一体形成されており、該
吸気ダクト部86の上流側吸気口86aはケース本体8
1から外方に突出している。また上記吸気ダクト部86
の下流側吸気口86bはエレメント83を貫通してケー
スカバー82内に開口している。上記ケース本体81の
前壁には吐出口81dが形成されており、該吐出口81
dには上記気化器76の上流端が吸気管87を介して接
続されている。
【0030】そして上記ガセット7の左側後部には吸気
導入口7aが、右側前部には空気取り入れ開口7bがそ
れぞれ形成されており、上記吸気ダクト86の上流側吸
気口86aは上記吸気導入口7aを通って上記空気導入
室A内に開口している。また上記ガセット7には上記開
口7bを囲む大略碗状の吸引カバー26がボス部26
f,26gに挿通されたボルトによって締め付け固定さ
れており、これにより雨水等の開口7bへの侵入を防止
している。この吸引カバー26には吸引口26a〜26
dが形成されており、これにより上記雨水の侵入を防止
しつつ吸引口面積を十分に確保して吸引抵抗を小さくし
ている。また上記吸引カバー26の車幅方向先端部には
カバー取付ボス26eが形成されており、該ボス部26
eにサイドカバー34がボルト締め固定されている。
【0031】このようにして、上記吸引カバー26の吸
引口26a〜26dを通って上記空気開口7bから吸入
された空気は空気導入室Aから吸気ダクト86を通って
ケースカバー82内に導入され、ここからエレメント8
3で濾過されてケース本体81内に入って吐出口81d
から気化器76に供給される(図12の→印参照)。
【0032】次に本実施形態のニュートラルキック始動
装置を図14,図15に基づいて説明する。本ニュート
ラルキック始動装置は、エンジン12の右側に配設され
たキックアーム91を踏み込むとキック軸90が回動
し、該回動に伴ってラチェット92が軸方向右方に移動
してキックギヤ93に係合し、該キックギヤ93の回動
により一速ギヤ94を介してクランク軸41を回動する
ように構成されている。なお、一速ギヤ94は変速用ド
グ(不図示)が係合しない状態ではドライブ軸43b上
を回転自在となっている。
【0033】上記クランクケース36は、左, 右ケース
(第1,第2ケース)95a,95bに分割され、該右
ケース95bにはケースカバー95cが着脱可能に装着
されている。上記キック軸90の左端部は左ケース95
aにより、中央部は右ケース95bにより、さらに右端
部はケースカバー95cによりそれぞれ軸支されてい
る。上記キック軸90の左ケース95a内側にはストッ
パ96がかしめ加工により固着されている。該ストッパ
96は不図示のケース側ストッパ部に当接することによ
り、キック軸90の踏み込み前の戻り位置(回動前位
置)を位置決め規制するものである。また上記キック軸
90の右ケース95b内側には上記キックギヤ93が相
対回転可能に装着されており、該キックギヤ93はサー
クリップ97a,ストッパプレート97bにより軸方向
移動不能に保持されている。
【0034】また上記キック軸90の右ケース95bと
ケースカバー95cとの間には該キック軸90を反踏み
込み方向に、つまり上記戻り位置に向けて常時付勢する
リターンスプリング98が装着されており、該リターン
スプリング98の一端98aは右ケース95bに、他端
98bはキック軸90に係止されている。またキック軸
90の右ケース95bとケースカバー95cとの間には
カラー99が介設されている。
【0035】上記キック軸90のストッパ96とキック
ギヤ93との間に配設された上記ラチェット92は上記
キック軸90に形成された捩じれスプライン90aに噛
合しており、また該ラチェット92には所定トルクまで
は回転不能に保持するスプリング100が装着されてお
り、該スプリング100の一端は上記ラチェット92
に、他端は左ケース95aに係止されている。
【0036】なお、上記ストッパ96,ラチェット9
2,キックギヤ93を図14と左右対称位置、つまり図
示右から左に順にストッパ96,ラチェット92,キッ
クギヤ93を配置しても良い。
【0037】ここで上記ラチェット92の動作について
説明する。キック軸90の回動に伴ってラチェット92
に回転力が加わると、該ラチェット92はスプリング1
00で保持されているので回動せず、従って捩じれスプ
ライン90aによりキック軸90の軸方向の駆動力を受
けキックギヤ93側に移動する。そしてラチェット92
のドグ92aがキックギヤ93のドグ93bに係合する
とキック軸90の回動がラチェット92を介してキック
ギヤ93に伝わり、該キックギヤ93が一速ギヤ94を
介してクランク軸41を回動させることとなる。
【0038】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態のシリンダヘッド防振構造によれば、
左, 右外側フィン52aの頂面高さを内側フィン52b
の頂面高さより高くし、該内側フィン52bの頂面に弾
性シート53を介在させてヘッドカバー54をボルト5
7により共締め固定したので、フィンの振動によるフィ
ン鳴きを防止することができる。そしてこの場合、上記
弾性シート53,ヘッドカバー54の端面は外側フィン
52aにより覆われて側方から見えることはなく、側方
からの外観を改善できる。また従来のフィン間等に弾性
部材を押し込むようにした場合に比べて部品点数を削減
でき、コストを低減できる。
【0039】そして上記左, 右の外側フィン52aと隣
接する内側フィン52bとをリブ60により一体的に接
続したので、左,右の外側フィン52aの剛性を高める
ことができ、該外側フィン52aの振動によるフィン鳴
きを防止できる。また上記弾性シート53,ヘッドカバ
ー54を外側フィン52aに当接させたので、この点か
らも外側フィン52aの振動を防止できる。
【0040】さらにまた上記外側フィン52aと隣接す
る内側フィン52bとの上面をヘッドカバー54等で覆
ったので、上記両フィン52a,52b及びリブ60で
囲まれた空間a内に泥水等が侵入するのを防止でき、ま
た上記内側フィン52bに切り欠き部61を形成したの
で、仮に上記空間a内に泥水等が侵入したとしても該侵
入した泥水等は切り欠き部61から外方に排出されるこ
とから、リブ60を形成したことによる水,泥等つまり
を防止できる。
【0041】上記切り欠き部61を外側フィン52aで
はなく内側フィン52bに形成したので、切り欠きが側
面視で見えることはなく、切り欠きを設けたことにより
外観が悪化するのを防止できる。また泥水等は車両前側
に流出するので、側面から見た場合に泥水等で汚れるこ
とがなく、この点からも外観悪化を防止できる。
【0042】ここで、例えば図5に二点鎖線で示すよう
に、弾性シート53に脚部53aを一体に突出形成し、
該脚部53aを外側フィン52aと内側フィン52bの
間に押し込むようにしてもよい。このようにした場合に
は、部品点数を増やすことなく外側フィン52aの振動
をさらに抑制でき、またリブ60の数量削減,あるいは
省略が可能となる。
【0043】本実施形態のシリンダボディ用鋳型70に
よれば、凸フランジ部66の上半部66aについては、
左, 右母型71,72と排気用中子73とで形成し、下
半部66bについては上記排気用中子73と肉抜型74
に形成した下半部用型部74dとで形成するようにした
ので、上記排気用中子73は、排気ポート用ポート部7
3aと凸フランジ66内周面用円柱部73bとからなる
簡単な構造で済み、従来の別々の中子を作成した後結合
する場合に比べて中子構造を簡素化でき、コストを低減
できる。
【0044】また肉抜き型74だけで肉抜き凹部37
a,及び凸フランジ部66の下半部66bを同時に形成
でき、別体の型部材を不要にでき、それだけコストを低
減できる。
【0045】本実施形態のエアクリーナ装置68によれ
ば、メインフレーム4,レールブラケット6の接続部と
該部分を囲むガセット7とで空気導入室Aを構成し、該
ガセット7の吸気導入口7aにエアクリーナ80の吸気
ダクト部86を挿入し、空気導入室A内に開口させたの
で、水入りを確実に防止できる。また上記吸気導入口7
aは空気導入室Aの底面より高所に位置しているので該
空気導入室Aに侵入した水は吸気ダクト部8b内に侵入
することはなく、また上記空気導入室Aの最低位置に意
識的に設けられた上記メインフレーム4とがセット7と
の間の非溶接ヶ所(水抜き)を通って外側に排出される
ことから、侵入水が空気に混入するのを防止できる。そ
の結果、特別に水入り防止板等を必要とすることなく雨
水等の吸い込みを確実に防止できる。
【0046】また上記吸気ダクト部86をケース本体8
1に一体形成したので、別体のダクトを配設する場合に
比べてコストを低減できる。また空気導入室Aの容積は
他の車体部分より大きいので、吸気量の低下を招くこと
はなく、さらに剛性の高いガセット7の内部を空気導入
室Aとしたので、ガセット7自身が吸気騒音の発生源に
なることを防止できる。また吸気ダクト86を設けエア
クリーナ内を反転構造とし上流側吸気口86a,吐出口
81dの両者をケース本体81側に形成したので、ケー
スカバー82側には吸気通路としての連通部は不要であ
り、着脱容易な構成となるため、エレメントの清掃,交
換等のメンテナンスが容易である。また上記ケース本体
81とケースカバー82とでエレメント83を挟持し、
該ケースカバー82を着脱可能としたので、該ケースカ
バー82を取り外すだけでエレメント83の交換がで
き、この点からもメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0047】本実施形態のキック始動装置によれば、
左, 右ケース95a,95bにキック軸90を架け渡し
て軸支する場合に、上記キック軸90の左ケース95a
側にストッパ96を固着し、ラチェット92,キックギ
ヤ93を装着するようにしたので、組み付け作業を容易
に行うことかできる。即ち、キック軸90のクランクケ
ース36への組み付けに当たっては、該キック軸90に
上記ストッパ96,ラチェット92,キックギヤ93を
予め装着した状態で左端部を左ケース95aの軸支孔に
組み付け、該左ケース95aと右ケース95bとを結合
した後、キック軸90の右ケース95bから外方に突出
する部分に上記ストッパ96がケース側ストッパ部に当
接するようにキック軸90を回動前位置に回動させた状
態でリターンスプリング98を装着し、カラー99を装
着する。そしてケースカバー95cを装着し、最後にキ
ックアーム91を装着すれば良い。従って、従来のよう
なストッパ,ラチェットの位置合わせを行いながらの装
着作業を不要にでき、作業性を向上できる。なお、カラ
ー99にはスリットが形成されており、該スリット内に
リターンスプリング98の端部を位置させることによ
り、該スプリング98装着後にカラー99を装着できる
ものである。
【0048】また従来のラチェットを軸方向に移動させ
るためのスプリング,ガイドを不要にできるとともに、
キックギヤを移動不能に保持するサークリップが1つだ
けで済むので、部品点数及び作業工数を削減できコスト
を低減できる。
【0049】なお、上記実施形態では、エンジンの右側
にキックアームが配置された場合を説明したが、キック
アームを左側に配置してもよい。この場合各部品の配置
位置は図14と左右対称となる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、メインフレームの後端
部とレールブラケットとの接続部を囲むように補強プレ
ートを固着したことにより形成された空間を空気導入室
とし、該空気導入室内にエアクリーナケースの吸気口を
開口させたので、該補強プレートが水入り防止板として
機能することから、別部材を用いることなく水入りを防
止でき、コストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるエアクリーナ装置を
説明するための自動二輪車の左側面図である。
【図2】上記自動二輪車の車体フレームの左側面図であ
る。
【図3】上記空冷エンジンの断面左側面図である。
【図4】上記エンジンのシリンダヘッドの平面図であ
る。
【図5】上記シリンダヘッドの断面正面図である(図4
のV−V線断面図)。
【図6】上記シリンダヘッドの断面左側面図である。
【図7】上記エンジンのシリンダボディの断面左側面図
である。
【図8】上記シリンダボディの底面図である。
【図9】上記シリンダボディの鋳型を示す右側面構成図
である。
【図10】上記鋳型を示す正面構成図である。
【図11】上記鋳型の分解斜視図である。
【図12】上記エンジンのエアクリーナ装置の断面平面
図である。
【図13】上記エアクリーナ装置のケースカバーを外し
た状態の左側面図である。
【図14】上記エンジンのキック始動装置の断面平面図
である。
【図15】上記キック始動装置のケースカバーを外した
状態の右側面図である。
【図16】上記エアクリーナ装置の吸引カバーを示す図
である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 ヘッドパイプ 4 メインフレーム 7 ガセット(補強プレート) 11 レールブラケット 80 エアクリーナケース 86a 吸気口 A 空気導入室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから車体後方に延びるメイ
    ンフレームの後端部にシートレールを支持するレールブ
    ラケットを接続した車体フレームを備えた自動二輪車の
    エアクリーナ装置において、上記メインフレームの後端
    部とレールブラケットとの接続部に該接続部を上方から
    囲むように補強プレートを固着し、該補強プレートとメ
    インフレームの後端部及びレールブラケットとで囲まれ
    た空気を空気導入室とし、該空気導入室の左, 右何れか
    一側にエアクリーナケースを配置し、該エアクリーナケ
    ースの吸気口を上記空気導入室内に開口させたことを特
    徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
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