JPH0920400A - タンクローリ車の混油防止装置 - Google Patents

タンクローリ車の混油防止装置

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JPH0920400A
JPH0920400A JP18818595A JP18818595A JPH0920400A JP H0920400 A JPH0920400 A JP H0920400A JP 18818595 A JP18818595 A JP 18818595A JP 18818595 A JP18818595 A JP 18818595A JP H0920400 A JPH0920400 A JP H0920400A
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Michio Higashinakagaha
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給油所の貯蔵タンクTに貯蔵された油液と種類
の異なる油液が、タンクローリ車1から誤って注入され
るのを防止することができるタンクローリ車の混油防止
装置を提供する。 【構成】油槽所において、タンク2の区画室2bの上部
のハッチボックス5に、第1の油種カードXを差し込む
と、この第1の油種カードXに記録された油種が割り当
てられた分岐配管P3の第1のロック弁が開放される。
給油所において、貯蔵タンクTに割り当てられた油種を
記録した第2の油種カードYを、コントロールボックス
Cの第2のポケット部9aに差し込むと、この第2の油
種カードYに記録された油種が割り当てられた分岐配管
P3の第2のロック弁8が開放される。各油種カード
X,Yに記録された油種が一致している場合にのみ、当
該油種が割り当てられた分岐配管P3を通して底弁3を
開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タンクローリ車に搭
載された油液を、給油所の貯蔵タンクに注入する際に、
当該貯蔵タンクに割り当てられた油液に、種類の異なる
油液が混入するのを防止する混油防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、タンクローリ車のタンクは、レギュラーガソリン、
ハイオクタンガソリン、灯油、軽油等の種類の異なる油
液を個別に収容できるように、複数の区画室に区画され
ている。この複数の区画室のそれぞれの底部には、油液
を荷下ろしするための底弁が設けられている。この底弁
は、エアにて作動するものであり、車体の側面等に設け
られたコントロールボックス内の底弁操作スイッチによ
って、開閉操作することができる。即ち、上記底弁操作
スイッチは、手動開閉弁によって構成されているととも
に、エアタンクと各底弁とを個別に連通する各エア配管
の途中部に介在されており、その操作つまみを回動操作
して、当該底弁操作スイッチを開放操作することによ
り、エアタンクのエアを底弁に供給することができ、こ
れによって底弁を開放させて、区画室に収容された油液
を、給油所の地下等に設けられた貯蔵タンクに荷下ろし
することができる。また、上記底弁操作スイッチを閉鎖
操作することにより、底弁に対するエアの供給を遮断し
て、当該底弁を閉鎖させることができる。
【0003】ところで、タンクの区画室に収容された油
液を、給油所の貯蔵タンクに注入する場合、まず、タン
クローリ車の運転手と給油所の作業者とが、ともにタン
クの上へ登って、荷下ろししようとする区画室の油種
を、当該区画室に収容された油液の色等によって確認す
るとともに、検尺棒によって油量を確認した後、タンク
から降りて、コントロールボックス内の底弁操作スイッ
チを操作するのが通例である。しかし、この底弁操作ス
イッチを操作する際に、上記油種等を確認した区画室と
異なる区画室の底弁操作スイッチを誤って開閉操作する
ことがあり、この場合には、貯蔵タンクに割り当てられ
た油種と異なる種類の油液が貯蔵タンクに混入してしま
うという問題があった。この発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、貯蔵タンクに割り当てられた油液
に、種類の異なる油液が混入するのを防止することがで
きるタンクローリ車の混油防止装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係るタンクローリ車の混油防止装置は、タ
ンクローリ車のタンクの各区画室毎に設けられたエア作
動方式の底弁と、油種毎に割り当てられた複数列の分岐
配管を備え、各底弁に対して個別にエアを供給するため
の複数系統のエア配管と、各分岐配管の途中部に直列に
介在され、対応する底弁に対するエアの供給を規制する
第1のロック弁及び第2のロック弁と、各区画室に収容
される油液の少なくとも油種を記録する第1の記録部材
と、給油所の各貯蔵タンク毎に割り当てられた油液の少
なくとも油種を記録する第2の記録部材と、各エア配管
毎に設けられ、上記第1の記録部材を差し込むと、当該
第1の記録部材に記録された油種に対応する分岐配管に
ついて、上記第1のロック弁によるエアの供給規制を解
除する第1のロック解除手段と、上記第2の記録部材を
差し込むと、当該第2の記録部材に記録された油種に対
応する分岐配管について、上記第2のロック弁によるエ
アの供給規制を解除する第2のロック解除手段と、タン
クローリ車のコントロールボックスに設けられ、各底弁
を開閉操作するための底弁操作スイッチとを備えること
を特徴とするものである。
【0005】請求項2に係るタンクローリ車の混油防止
装置は、請求項1に係るタンクローリ車の混油防止装置
において、上記第1のロック解除手段が、各区画室のそ
れぞれの上部に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項3に係るタンクローリ車の混油防止
装置は、請求項1に係るタンクローリ車の混油防止装置
において、上記コントロールボックスが、エアの供給規
制が解除された底弁に対応する区画室を報知する区画室
報知手段を備えることを特徴とするものである。
【0007】請求項4に係るタンクローリ車の混油防止
装置は、請求項1に係るタンクローリ車の混油防止装置
において、上記コントロールボックスが、エアの供給規
制が解除された底弁に対応する区画室の油種を報知する
油種報知手段を備えることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に係るタンクローリ車の混油防止装置
によれば、第1,第2のロック解除手段に、記録部材が
差し込まれていない限り、第1,第2のロック弁が、対
応する底弁に対するエアの供給を規制する。このため、
底弁操作スイッチを操作しても、底弁を開放することが
できない。しかし、例えば油槽所において、各エア配管
毎に、対応する区画室に収容された油液の油種を記録し
た第1の記録部材を、第1のロック解除手段に差し込む
と、この第1のロック解除手段が、上記油種が割り当て
られた分岐配管について、第1のロック弁によるエアの
供給規制を解除する。また、給油所において、荷下ろし
しようとする貯蔵タンクに割り当てられた油種を記録し
た第2の記録部材を、第2のロック解除手段に差し込む
と、当該第2のロック解除手段が、上記第2の記録部材
に記録された油種が割り当てられた分岐配管について、
上記第2のロック弁によるエアの供給規制を解除する。
この際、上記第1の記録部材に記録された油種に対し
て、第2の記録部材に記録された油種が一致している
と、当該油種が割り当てられた分岐配管は、上記第1の
ロック弁と第2のロック弁の双方によるエアの供給規制
が解除されることになる。そこで、底弁操作スイッチを
操作すれば、上記分岐配管を通して、対応する底弁にエ
アを供給することができ、これによって、当該底弁を開
放させて、所望の区画室の油液を荷下ろしすることがで
きる。
【0009】また、上記第1の記録部材に記録された油
種に対して、第2の記録部材に記録された油種が一致し
ていなければ、前者の油種が割り当てられた分岐配管に
ついての第2のロック弁によるエアの供給規制が解除さ
れないので、底弁操作スイッチを操作しても、当該分岐
配管に対応する底弁を開放させることができない。従っ
て、荷下ろししようとする貯蔵タンクに割り当てられた
油種と異なる油液が、タンクローリ車から当該貯蔵タン
クに注入されるのを防止することができる。
【0010】請求項2に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記第1のロック解除手段が、各区画室
のそれぞれの上部に設けられているので、第1のロック
解除手段に第1の記録部材を差し込む作業が至便とな
る。即ち、油槽所においては、各区画室に油液を注入す
るために、タンクに登って各区画室の上部のマンホール
蓋を開放する必要があるので、そのついでに第1のロッ
ク解除手段に第1の記録部材を差し込むことができる。
【0011】請求項3に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記コントロールボックスの区画室報知
手段が、エアの供給規制が解除された底弁に対応する区
画室を報知する。このため、荷下ろしすべき区画室を容
易に認識することができる。
【0012】請求項4に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記コントロールボックスの油種報知手
段が、エアの供給規制が解除された底弁に対応する区画
室の油種を報知する。このため、荷下ろしすべき油液の
油種を容易に認識することができる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例について、添付図面を
参照しながら詳述する 図1はこの発明のタンクローリ車の混油防止装置の一実
施例を示す概略図である。同図において、符号1はタン
クローリ車であり、その車体1aには、タンク2が搭載
されている。このタンク2の内部は、レギュラーガソリ
ン、ハイオクタンガソリン、灯油、軽油等の種類の異な
る油液を個別に収容できるように、仕切り板2aによっ
て複数の区画室2bに仕切られている。また、各区画室
2bのそれぞれの頂部には、各区画室2bに油液を注入
するためのマンホールと、このマンホールを開放可能に
閉塞するマンホール蓋とが設けられている。
【0014】上記タンク2の各区画室2bの底部には、
収容された油液を荷下ろしするための底弁3が設けられ
ている。各底弁3は、エアを供給すると、ピストンが上
昇して油液の排出を許容し、上記エアの供給を停止させ
ると、バネ力にて上記ピストンが下降して、油液の排出
を規制するエア作動方式(パイロット方式)のものであ
る(例えば実開平6−10192号公報参照)。また、
各底弁3の排出ポートは、集中配管P1に連通されてお
り、各区画室2bから排出された油液は、上記集中配管
P1及びその端部に接続された荷下ろしホースHを通し
て、給油所の地下等に設けられた複数の貯蔵タンクTに
選択的に注入される。なお、上記集中配管P1の端部に
は、手動開閉弁Vが設けられている。
【0015】上記底弁3の開閉操作は、車体1aの側面
のコントロールボックスCに設けられた底弁操作スイッ
チ4を手動操作することによって行う。この底弁操作ス
イッチ4は、各底弁3毎に設けられており、それぞれ手
動式の3ポート2位置切換弁によって構成されている。
この底弁操作スイッチ4は、エアタンクATと各底弁3
とを個別に連通する複数系統のエア配管P2の途中部に
介在されており、その操作つまみ4a(図7参照)を、
時計回りと反時計回りとに交互に回動させることによっ
て、底弁3に対するエアの供給と供給停止とを交互に行
うことができる。
【0016】図2も参照して、各エア配管P2は、エア
タンクATから各区画室2bの上部のハッチボックス5
及び上記底弁操作スイッチ4を経由して底弁3にそれぞ
れ導かれており、上記エアタンクATと底弁操作スイッ
チ4との間には、複数列の分岐配管P3が構成されてい
る。この分岐配管P3は、油種毎に割り当てられるもの
であり、図においては、当該分岐配管P3を4列構成し
て、レギュラーガソリン、ハイオクタンガソリン、灯
油、軽油の4種類を割り当てている。
【0017】上記ハッチボックス5は、蓋5a付きのも
のであり(図3参照)、その内部には、対応する底弁3
に対するエアの供給を規制する第1のロック弁6が設け
られている。この第1のロック弁6は、リミットバルブ
からなるものであり(図4参照)、各分岐配管P3のそ
れぞれの途中部に介在されている。各第1のロック弁6
は、その作動アーム6aの先端のローラ6bを上部に配
列した状態で、各エア配管P2毎に4個ずつ並設されて
いる。なお、上記ローラ6bは、後述するポケット部7
aにその一部が導入されている。
【0018】さらに、上記ハッチボックス5には、各第
1のロック弁6によるエアの供給規制を個別に解除する
ための第1のロック解除手段7が構成されている。この
第1のロック解除手段7は、油種を記録する第1の記録
部材としての第1の油種カードXを差し込むための第1
のポケット部7aを備えるものであり、上記第1の油種
カードXを第1のポケット部7aに差し込むことによ
り、当該第1の油種カードXに記録された油種が割り当
てられた分岐配管P3について、第1のロック弁6によ
るエアの供給規制を解除することができる。
【0019】即ち、上記第1の油種カードXは、図6に
示すように、先端部に突片X1を形成したものであり、
この突片X1の形成位置を油種毎に異ならせることによ
って、当該油種を記録しており、第1の油種カードXを
第1のポケット部7aに差し込んだ状態で、上記第1の
ロック弁6のローラ6bを、上記突片X1によって選択
的に押圧することにより、対応する第1のロック弁6に
よるエアの供給規制を解除することができる。なお、上
記第1の油種カードXは、記録した油種を識別できるよ
うに、それぞれ色分けされている。
【0020】各分岐配管P3のそれぞれの途中部には、
上記第1のロック弁6と独立して底弁3に対するエアの
供給を規制する第2のロック弁8が介在されている。こ
の第2のロック弁8は、電磁式の3ポート2位置切換弁
からなるものであり、上記第1のロック弁6の下流側に
おいて、各分岐配管P3を個別に閉塞している。
【0021】一方、給油所の各貯蔵タンクTのそれぞれ
の注油口には、各貯蔵タンクTに割り当てられた油液の
油種を記録する第2の記録部材としての第2の油種カー
ドYが備え付けられている。この第2の油種カードY
は、上記第1の油種カードX同様なものであり、先端部
の突片Y1の形成位置を油種毎に異ならせることによっ
て、当該油種を記録している(図1参照)。
【0022】さらに、上記コントロールボックスCに
は、上記第2の油種カードYを差し込むと、当該第2の
油種カードYに記録された油種に対応する分岐配管P3
について、上記第2のロック弁8によるエアの供給規制
を解除する第2のロック解除手段9が設けられている
(図5参照)。この第2のロック解除手段9は、上記第
2の油種カードYを差し込む第2のポケット部9aと、
この第2のポケット部9aに臨ませた状態で並列に配置
された4個のリミットスイッチ9bとを備えており、上
記第2の油種カードYを第2のポケット部9aに差し込
んだ状態で、上記リミットスイッチ9bの作動アーム9
cのローラ9dを、上記突片Y1によって選択的に押圧
することにより、当該第2の油種カードYに記録された
油種に対応する各分岐配管P3の第2のロック弁8を作
動させて、各第2のロック弁8によるエアの供給規制を
一斉に解除することができる。なお、この実施例におい
ては、上記第2のロック解除手段9の第2のポケット部
9aを二つ設けて、その一方を、フロント側の区画室2
b用として、他方をリヤ側の区画室2b用として使用す
るようにしている(図7参照)。
【0023】上記コントロールボックスCには、上記第
2の油種カードYを差し込むと、荷下ろし可能な区画室
2bを報知する区画室報知手段10が構成されている。
この区画室報知手段10は、各区画室2bに対応する表
示ランプ10aを備えており、底弁3に対するエアの供
給規制が解除された分岐配管P3に対応させて、上記表
示ランプ10aを点灯させることにより、荷下ろし可能
な区画室2bを報知する。上記エアの供給規制が解除さ
れた分岐配管P3は、例えば、第2のロック解除手段9
のリミットスイッチ9bからの信号と、第2のロック弁
8と底弁操作スイッチ4との間のエア圧を検知する圧力
スイッチからの信号とに基づいて検出する。なお、上記
各表示ランプ10aの近傍には、各区画室2bに設定さ
れた室番号が表示されている(図7参照)。
【0024】さらに、上記コントロールボックスCに
は、上記第2の油種カードYを差し込むと、荷下ろし可
能な区画室2bの油種を報知する油種報知手段11が構
成されている。この油種報知手段11は、各油種に対応
する表示ランプ11aを備えており、例えば上記区画室
報知手段10からの信号を入力として、該当する油種を
点灯表示する。
【0025】なお、上記エアタンクATとハッチボック
ス5との間のエア配管P2には、各区画室2bに対応さ
せて、尺割りスイッチ12が介在されている(図2参
照)。この尺割りスイッチ12は、タンク2の上部に登
って検尺棒により油量を確認しながら荷下ろしする際
に、底弁3を開閉操作するためのものである。
【0026】以上の構成であれば、油槽所において、タ
ンクローリ車1の各区画室2bに注入した油液の油種に
対応する第1の油種カードXを、各区画室2bのハッチ
ボックス5のポケット部7aに差し込むと、当該油種が
割り当てられた分岐配管P3について、第1のロック弁
6によるエアの供給規制を解除することができる。
【0027】次に、給油所において、注油しようとする
貯蔵タンクTに備え付けられた第2の油種カードYを、
コントロールボックスCの第2のポケット部9aに差し
込むと、当該第2の油種カードYに対応する油種が割り
当てられた全ての分岐配管P3について、第2のロック
弁8によるエアの供給規制を一斉に解除することができ
る。この際、上記第1の油種カードXに記録された油種
と第2の油種カードYに記録された油種とが一致してい
ると、当該油種が割り当てられた分岐配管P3について
は、第1のロック弁6と第2のロック弁8の双方による
エアの供給規制が解除されることになる。また、これと
同時に、コントロールボックスCの表示ランプ10aが
点灯するので、荷下ろし可能な区画室2bを認識するこ
とができる。そこで、当該荷下ろし可能な区画室2bに
対応する底弁操作スイッチ4を操作すれば、底弁3を開
放して当該区画室2bに収容された油液を、所定の貯蔵
タンクTに荷下ろしすることができる。
【0028】また、各区画室2bのハッチボックス5の
ポケット部7aに差し込んだ第1の油種カードXと、コ
ントロールボックスCの第2のポケット部9aに差し込
んだ第2の油種カードYのそれぞれに記録された油種が
異なる場合には、第1のロック弁6によるエアの供給規
制が解除された分岐配管P3と、第2のロック弁8によ
るエアの供給規制が解除された分岐配管P3とが相違す
ることになるので、底弁操作スイッチ4を操作しても、
底弁3に対してエアを供給することができない。このた
め、貯蔵タンクTに割り当てられた油種と異なる油種の
油液が、当該貯蔵タンクTに荷下ろしされるのを防止す
ることができる。
【0029】特に上記実施例においては、荷下ろし可能
な区画室2bを、表示ランプ10aによって表示するこ
とができるので、当該荷下ろし可能な区画室2bを容易
且つ迅速に認識することができる。また、荷下ろししよ
うとする区画室2bと異なる区画室2bについての底弁
操作スイッチ4を誤って操作するのを防止することもで
きるので、この誤操作にて荷下ろしが開始されない事態
が生じるのを防止することができる。
【0030】さらに、上記実施例においては、第1の油
種カードXを差し込むポケット部7aが、各区画室2b
のそれぞれの上部に設けられているので、油槽所におい
て各区画室2bへ油液を注入する際のマンホール蓋の開
閉作業のついでに、第1の油種カードXをポケット部7
aに差し込むことができる。このため、上記第1の油種
カードXを差し込む作業が至便となる。
【0031】しかも、上記コントロールボックスCの表
示ランプ11aによって、荷下ろし可能な油種を表示す
ることができるので、オペレータが荷下ろしする油液の
油種を容易に確認することができる。このため、オペレ
ータ自身による混油防止の確認が容易となる。
【0032】各区画室2bに収容された油液の油種を記
録する第1の油種カードXとしては、磁気カード、IC
カード、バーコードカード等であってもよく、これら何
れについても、少なくとも油種に関する情報が記録され
ていればよいが、これらの情報以外に、区画室2bの室
番号、配送先の給油所名、及び区画室2bに注入された
油液容量等の情報を記録しておいてもよく、この場合に
は、当該情報を磁気的又は光学的に読み取って、第1の
ロック弁6を駆動するようにすればよい。また、上記情
報を、コントロールボックスCにおいてモニター表示す
るようにしておけば、例えば荷下ろし可能な区画室2b
が複数存在する場合において、当該区画室2bの油量と
の関係を考慮して、荷下ろしすべき区画室2bを選択す
ることもできる。また、各貯蔵タンクTに備え付けられ
た第2の油種カードYについても、上記磁気カード、I
Cカード、バーコードカード等であってもよい。さら
に、この第2の油種カードYは、給油所の事務所等に備
え付けられていてもよく、油槽所で発行されたタブレッ
ト付きのものを、タンク2のマンホールのハンドルに掛
けておいてもよい。
【0033】この発明のタンクローリ車の混油防止装置
は、上記実施例に限定されるものでなく、例えば、底弁
操作スイッチ4をエアタンクAT側に配置して、各区画
室2bの底弁3を一個の底弁操作スイッチ4で開閉操作
するようにすること(図8参照)、区画室報知手段や油
種報知手段を、音声によって報知する構成とすること、
第1のロック解除手段7の第1のポケット部7aを、タ
ンクローリ車1の側面等に設けること等、種々の設計変
更を施すことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るタンクロ
ーリ車の混油防止装置によれば、油槽所等において、第
1のロック解除手段に差し込んだ第1の記録部材に記録
された油種に対して、給油所において第2のロック解除
手段に差し込んだ第2の記録部材に記録された油種が一
致していなければ、前者の油種が割り当てられた分岐配
管について、第2のロック弁によるエアの供給規制を解
除することができないので、底弁操作スイッチを操作し
ても、当該分岐配管に対応する底弁を開放させることが
できない。従って、荷下ろししようとする貯蔵タンクに
割り当てられた油種と異なる油種の油液が、タンクロー
リ車から当該貯蔵タンクに誤って荷下ろしされるのを防
止することができる。
【0035】請求項2に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記第1のロック解除手段が、各区画室
のそれぞれの上部に設けられており、油槽所における注
油作業のついでに、上記第1の記録部材を第1のロック
解除手段に差し込むことができるので、その差し込み作
業が至便であるという特有の効果を奏する。
【0036】請求項3に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記コントロールボックスの区画室報知
手段が、エアの供給規制が解除された底弁に対応する区
画室を報知するので、荷下ろしすべき区画室を容易に認
識することができる。また、荷下ろししようとする区画
室と異なる区画室の底弁操作スイッチを操作するのを防
止することもできるので、底弁操作スイッチの誤操作に
て荷下ろしが開始されない事態が生じるのを防止するこ
とができるという特有の効果を奏する。
【0037】請求項4に係るタンクローリ車の混油防止
装置によれば、上記コントロールボックスの油種報知手
段が、エアの供給規制が解除された底弁に対応する区画
室の油種を報知するので、荷下ろしすべき油液の油種を
容易に認識することができる。このため、オペレータ自
身による混油防止の確認を容易に行うことができるとい
う特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタンクローリ車の混油防止装置の一
実施例を示す概略図である。
【図2】エア回路を示す概略図である。
【図3】第1の油種カードを差し込んだ状態を示す斜視
図である。
【図4】第1のロック解除手段を示す概略図である。
【図5】第2のロック解除手段を示す概略図である。
【図6】第1の油種カードを示す正面図である。
【図7】コントロールボックスの詳細を示す正面図であ
る。
【図8】エア回路の他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 タンクローリ車 2 タンク 2b 区画室 3 底弁 4 底弁操作スイッチ 6 第1のロック弁 7 第1のロック解除手段 8 第2のロック弁 9 第2のロック解除手段 10 区画室報知手段 11 油種報知手段 P2 エア配管 P3 分岐配管 X 第1の油種カード(第1の記録部材) Y 第2の油種カード(第2の記録部材) T 貯蔵タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクローリ車のタンクの各区画室毎に設
    けられたエア作動方式の底弁と、 油種毎に割り当てられた複数列の分岐配管を備え、各底
    弁に対して個別にエアを供給するための複数系統のエア
    配管と、 各分岐配管の途中部に直列に介在され、対応する底弁に
    対するエアの供給を規制する第1のロック弁及び第2の
    ロック弁と、 各区画室に収容される油液の少なくとも油種を記録する
    第1の記録部材と、 給油所の各貯蔵タンク毎に割り当てられた油液の少なく
    とも油種を記録する第2の記録部材と、 各エア配管毎に設けられ、上記第1の記録部材を差し込
    むと、当該第1の記録部材に記録された油種に対応する
    分岐配管について、上記第1のロック弁によるエアの供
    給規制を解除する第1のロック解除手段と、 上記第2の記録部材を差し込むと、当該第2の記録部材
    に記録された油種に対応する分岐配管について、上記第
    2のロック弁によるエアの供給規制を解除する第2のロ
    ック解除手段と、 タンクローリ車のコントロールボックスに設けられ、各
    底弁を開閉操作するための底弁操作スイッチとを備える
    ことを特徴とするタンクローリ車の混油防止装置。
  2. 【請求項2】上記第1のロック解除手段が、各区画室の
    それぞれの上部に設けられている請求項1記載のタンク
    ローリ車の混油防止装置。
  3. 【請求項3】上記コントロールボックスが、エアの供給
    規制が解除された底弁に対応する区画室を報知する区画
    室報知手段を備える請求項1記載のタンクローリ車の混
    油防止装置。
  4. 【請求項4】上記コントロールボックスが、エアの供給
    規制が解除された底弁に対応する区画室の油種を報知す
    る油種報知手段を備える請求項1記載のタンクローリ車
    の混油防止装置。
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